JP2017184524A - 蓄電システム - Google Patents

蓄電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017184524A
JP2017184524A JP2016070868A JP2016070868A JP2017184524A JP 2017184524 A JP2017184524 A JP 2017184524A JP 2016070868 A JP2016070868 A JP 2016070868A JP 2016070868 A JP2016070868 A JP 2016070868A JP 2017184524 A JP2017184524 A JP 2017184524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage battery
power
mobile storage
current
mobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016070868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6541186B2 (ja
Inventor
福山 進二郎
Shinjiro Fukuyama
進二郎 福山
徹 塩見
Toru Shiomi
徹 塩見
剛史 仲谷
Takashi Nakaya
剛史 仲谷
俊彰 柳澤
Toshiaki Yanagisawa
俊彰 柳澤
川口 仁
Hitoshi Kawaguchi
仁 川口
高橋 寿明
Toshiaki Takahashi
寿明 高橋
杉下 直樹
Naoki Sugishita
直樹 杉下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Mitsubishi Electric Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Mitsubishi Electric Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp, Mitsubishi Electric Corp, Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2016070868A priority Critical patent/JP6541186B2/ja
Publication of JP2017184524A publication Critical patent/JP2017184524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6541186B2 publication Critical patent/JP6541186B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】電気自動車の使用用途に支障をきたすことなく且つ蓄電池による電気代削減効果を確保することのできる蓄電システムを提供する。【解決手段】固定蓄電池70と、電気自動車6の移動蓄電池60と、太陽光発電システム10とを備え、移動蓄電池60より固定蓄電池70の充電を優先する制御手段を有し、合流電力供給線15の移動蓄電池用分岐点15Bに移動蓄電池60が充放電コンバータ61等を介して接続され、固定蓄電池用分岐点15Cに固定蓄電池70が充放電コンバータ71等を介して接続され、第1電流検出器CT1と、第2電流検出器CT2と、第3電流検出器CT3とを有し、制御手段は、制御装置72と制御装置62とから構成され、制御装置72は固定蓄電池70の充放電を制御し、制御装置62は移動蓄電池60の充放電を制御することにより、固定蓄電池70への充電が移動蓄電池60への充電より優先する。【選択図】図1

Description

この発明は、固定蓄電池及び移動蓄電池の充電を行う蓄電システムに関する。
従来から、住宅に設置された固定蓄電池及び電気自動車等に搭載された移動蓄電池を充電する蓄電システムが知られている(特許文献1参照)。
かかる蓄電システムは、安価な深夜電力や太陽光発電システムで発電した電力を利用して、固定蓄電池及び移動蓄電池を充電するものであり、必要なときに電気自動車が使用できなくなる事態を回避するために、移動蓄電池を優先して充電する。
特開2010−268576号公報
しかしながら、電気自動車の移動蓄電池は既に大容量のものが普及しており、満充電の状態では200km程度の走行が可能であり、30%程度の充電量を残しておけば、日常用途(買い物、送迎等)には十分である。
むしろ、移動蓄電池への充電を優先したがゆえに、固定蓄電池に十分な充電ができなかった場合、電気自動車の使用中(外出中)に、固定蓄電池の充電量では賄えきれなくなったとき、高価な時間帯の商用電力を購入する必要が生じてしまい、固定蓄電池による電気代削減効果が減少してしまう。
この発明の目的は、電気自動車の使用中であっても固定蓄電池による電気代削減効果を確保することのできる蓄電システムを提供することにある。
請求項1の発明は、所定位置に設置された固定蓄電池と、移動体に積載された移動蓄電池と、自然エネルギー発電システムとを備え、系統電源から供給される系統電力または前記自然エネルギー発電システムから供給される発電電力が前記固定蓄電池と前記移動蓄電池に充電可能であるとともに、この固定蓄電池及び移動蓄電池に充電された電力が負荷へ供給されるよう放電可能な蓄電システムであって、
前記自然エネルギー発電システムから供給される発電電力を充電するに際し、前記固定蓄電池への充電が前記移動蓄電池への充電より優先されるよう制御する制御手段を有し、
前記自然エネルギー発電システムの発電電力を供給するための発電電力供給線と、前記系統電源に接続された系統電力供給線とが合流点で合流して合流電力供給線とされ、この合流電力供給線の最下流に接続された分電盤に前記負荷が接続され、
前記合流電力供給線の上流側に設けられた移動蓄電池用分岐点に前記移動蓄電池が移動蓄電池用給電線及び移動蓄電池用充放電コンバータを介して接続され、
前記合流電力供給線の下流側に設けられた固定蓄電池用分岐点に前記固定蓄電池が固定蓄電池用給電線及び固定蓄電池用充放電コンバータを介して接続され、
前記発電電力供給線に流れる第1電流を検出する第1電流検出器と、
前記合流電力線の移動蓄電池用分岐点と固定蓄電池用分岐点との間を流れる第2電流を検出する第2電流検出器と、
前記系統電力線に流れる第3電流を検出する第3電流検出器とを有し、
前記制御手段は、前記固定蓄電池用充放電コンバータを制御する固定蓄電池用制御装置と、前記移動蓄電池用充放電コンバータを制御する移動蓄電池用制御装置とから構成され、
前記固定蓄電池用制御装置は、第1電流と第2電流との差が最小となるように前記固定蓄電池の充放電を制御し、
前記移動蓄電池用制御装置は、第3電流が最小となるように前記移動蓄電池の充放電を制御することにより、前記固定蓄電池への充電が前記移動蓄電池への充電より優先されることを特徴とする。
この発明によれば、固定蓄電池の充電量が移動蓄電池より確保され易くなるので、電気自動車の使用中であっても固定蓄電池による電気代削減効果を確保することができる。
この発明の実施例に係る蓄電システムの構成を概略的に示した説明図である。 太陽光発電システムの発電量と宅内消費量とに対応した電気自動車の移動蓄電池の充放電と、固定蓄電池用パワーコンディショナ装置の固定蓄電池の充放電のタイミングを示したタイムチャートである。
以下、この発明に係る蓄電システムの実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示す蓄電システムS1は、太陽光発電システム(自然エネルギー発電システム)10と、屋外に設置された定置型の移動蓄電池用パワーコンディショナ装置64と、屋外に設置された定置型の固定蓄電池ユニット74等とを備えている。
太陽光発電システム10は、戸建て住宅などの建物Hに配置され、発電した電力を負荷(家電負荷)に供給したりするシステムであり、分散型の発電装置としての太陽光発電パネル11と、太陽光発電用パワーコンディショナー12とを備えている。太陽光発電パネル11及び太陽光発電用パワーコンディショナー12は屋外に設けられている。
この太陽光発電パネル11は、自然エネルギーである太陽光エネルギーを直接電力に変換して発電を行う装置である。
太陽光発電用パワーコンディショナー12は、太陽光発電パネル11が発電した直流電力を交流電力に変換して出力するものであり、系統電源Eの交流電圧に同期するとともにこの交流電圧に対して位相ズレが生じないように交流電圧を出力するようになっている。
太陽光発電用パワーコンディショナー12から出力される交流電力は、発電電力供給線13によって後述する電気自動車6に搭載された移動蓄電池60や固定蓄電池70や後述する負荷F1〜Fnへ供給されるようになっている。発電電力供給線13には、この発電電力供給線13に流れる第1電流を検出する第1電流検出器CT1が設けられている。
発電電力供給線13と系統電源Eに接続された系統電力供給線14とが合流点15Aで合流して合流電力供給線15となり、この合流電力供給線15の最下流に分電盤20が接続されている。分電盤20には複数の負荷F1〜Fnが接続されている。また、系統電力供給線14には、この系統電力供給線14に流れる第3電流を検出する第3電流検出器CT3が設けられている。
合流電力供給線15の上流側には移動蓄電池用分岐点15Bが設けられており、この移動蓄電池用分岐点15Bに移動蓄電池用給電線16が接続され、この移動蓄電池用給電線16には、コンバータ装置63及び給電コード16Aを介して電気自動車6の移動蓄電池60が接続されている。すなわち、移動蓄電池用分岐点15Bには、移動蓄電池用給電線16及びコンバータ装置63の充放電コンバータ61を介して電気自動車6の移動蓄電池60が接続されている。
また、合流電力供給線15の下流側には固定蓄電池用分岐点15Cが設けられており、この固定蓄電池用分岐点15Cに固定蓄電池用給電線17が接続されている。固定蓄電池用給電線17には、固定蓄電池ユニット74の充放電コンバータ71を介して固定蓄電池70が接続されている。すなわち、固定蓄電池用分岐点15Cには、固定蓄電池用給電線17及び固定蓄電池ユニット74の充放電コンバータ71を介して固定蓄電池70が接続されている。
合流電力供給線15の移動蓄電池用分岐点15Bと固定蓄電池用分岐点15Cの間には、両者の間の合流電力供給線15に流れる第2電流を検出する第2電流検出器CT2が設けられている。
[移動蓄電池用パワーコンディショナ装置]
移動蓄電池用パワーコンディショナ装置64は、移動蓄電池60を充放電させるためのコンバータ装置63と、第3電流検出器CT3と、発電電力供給線13に流れる第4電流を検出する第4電流検出器CT4と、合流点15Aと移動蓄電池用分岐点15Bとの間の合流電力供給線15に流れる第5電流を検出する第5電流検出器CT5とを有している。なお、第4電流は前述の第1電流と等しく、第5電流は第1電流と第3電流の合計となる。
[コンバータ装置]
コンバータ装置63は、電気自動車6の移動蓄電池60の直流電力を交流電力に変換して出力したり、移動蓄電池用給電線16を介して入力されてくる交流電力を直流電力に変換して移動蓄電池60を充電させたりする充放電コンバータ(移動蓄電池用充放電コンバータ)61と、この充放電コンバータ61を制御する制御手段である制御装置(移動蓄電池用制御装置)62とを有している。制御装置62は、第3電流検出器CT3が検出する第3電流がゼロとなるように充放電コンバータ61を制御したり、第4,第5電流検出器CT4,CT5が検出する第4,第5電流に基づいて充放電コンバータ61を制御したりする。
ところで、制御装置62は、実際には第3電流検出器CT3が検出する第3電流が最小となるように制御するものであるが、説明の便宜上ここでは第3電流がゼロになるとして説明していく。
電気自動車6と移動蓄電池用パワーコンディショナ装置64のコンバータ装置63とは給電コード16Aで着脱自在に接続されるようになっている。この給電コード16Aは、移動蓄電池用給電線16の一部を構成するものである。
また、制御装置62は、電気自動車6と移動蓄電池用パワーコンディショナ装置64のコンバータ装置63とが給電コード16Aで接続されると、電気自動車6の移動蓄電池60の電圧から移動蓄電池60の充電量を求めるようになっている。移動蓄電池60の容量は12Kwh以上であり、固定蓄電池ユニット74の固定蓄電池70の容量4.4Kwhより大きくなっている。
[固定蓄電池ユニット]
固定蓄電池ユニット74は、固定蓄電池70と、固定蓄電池70を充放電させるためのコンバータ装置73とを有している。
[コンバータ装置]
コンバータ装置73は、固定蓄電池70の直流電力を交流電力に変換して出力したり、固定蓄電池用給電線17を介して入力される交流電力を直流電力に変換して固定蓄電池70を充電させたりする充放電コンバータ71と、この充放電コンバータ(固定蓄電池用充放電コンバータ)71を制御する制御手段である制御装置(固定蓄電池用制御装置)72とを有している。制御装置72は、第1電流検出器CT1が検出する第1電流と第2電流検出器CT2が検出する第2電流との差がゼロとなるよう充放電コンバータ71を制御する。なお、実際には制御装置72は、第1電流と第2電流との差が最小となるように制御していくが、説明の便宜上ここではその差がゼロになるとして説明していく。
制御装置72は、固定蓄電池70の電圧から固定蓄電池70の充電量を求めるようになっている。
そして、移動蓄電池用パワーコンディショナ装置64の制御装置62と固定蓄電池ユニット74の制御装置72とで、太陽光発電システム10から供給される電力を充電するに際し、移動蓄電池60より固定蓄電池70を優先して充電させる制御手段が構成される。
また、蓄電システムS1は、太陽光発電システム10で発電される発電電力が消費電力より大きい場合、その差分である余剰電力を固定蓄電池70または移動蓄電池60へ充電させることを、系統電源Eに逆潮流することより、優先させる充電優先モードを有する。
[動 作]
次に、上記のように構成される蓄電システムS1の動作を説明する。
図1に示すように、電気自動車6と移動蓄電池用パワーコンディショナ装置64のコンバータ装置63とを給電コード16Aで接続し、図示しないリモコン装置などによって、グリーンモードを設定した場合の蓄電システムS1の動作を図2に示すタイムチャートに基づいて説明する。
ここで、グリーンモードは、系統電源Eからの買電や系統電源Eへの売電を極力回避して電力の自給自足を行うものであり、発電電力が消費電力より大きい場合、その差分である余剰電力を固定蓄電池70または移動蓄電池60へ充電することを、系統電源Eへ逆潮流(売電)することより優先する充電優先モードになる。
いま、図2に示すように、7時に太陽光発電システム10が発電を開始していくが、この太陽光発電システム10の発電電力だけでは消費電力を賄いきれないので、その不足分(不足電力)を電気自動車6の移動蓄電池60を放電させて賄っていく。この移動蓄電池60の放電だけで不足電力が賄えれば、固定蓄電池ユニット74の固定蓄電池70は放電せずに待機することになる。
この待機期間では、すなわち図2に示す7時から9時までの期間では、太陽光発電システム10の発電電力の不足分に応じた量だけ、移動蓄電池60が放電されていくことになり、移動蓄電池用パワーコンディショナ装置64の制御装置62は、第3電流検出器CT3の第3電流がゼロとなるように充放電コンバータ61を制御するため、系統電源Eから電力が供給されることはない。
9時過ぎに、太陽光発電システム10からの発電電力が増大して消費量を越えると、両者の差分である余剰電力が発生する。ここでは、話を単純化するため、余剰電力は、固定蓄電池70の充電可能電力より小さいこととする。
固定蓄電池70の制御装置72は、第1電流と第2電流との差を0にするよう固定蓄電池70を制御する。第1電流と第2電流の差とは、「発電電力に係る電流」−「消費電力に係る電流」−「固定蓄電池70に充電される電力に係る電流」=「余剰電力に係る電流」−「固定蓄電池70に充電される電力に係る電流」であるから、これを0にするとは、余剰電力を全て固定蓄電池に充電する、ことである。
同時に、制御装置62により移動蓄電池60が充電を開始しようとすると、系統電源Eからの電力を受けることになり、第3電流が発生することになる。しかし、移動蓄電池60の制御装置62は、第3電流を0にしようと移動蓄電池60の充電量を制御するため、移動蓄電池60は充電されない。
以上により、固定蓄電池70への充電が移動蓄電池60への充電より優先されることになる。
また、余剰電力が生じている状態で、移動蓄電池60への充電がなされたとすると、第2電流は「発電電力に係る電流」−「移動蓄電池60へ充電される電力に係る電流」であり、同時に「消費電力に係る電流」+「固定蓄電池70へ充電される電力に係る電流」となる。すなわち、「発電電力に係る電流」−「移動蓄電池60へ充電される電力に係る電流」=「消費電力に係る電流」+「固定蓄電池70へ充電される電力に係る電流」となる。
また、「第1電流」−「第2電流」=「発電電力に係る電流」−(「消費電力に係る電流」+「固定蓄電池70へ充電される電力に係る電流」)となる。移動蓄電池60への充電がなされていない場合には、「第1電流」−「第2電流」=「発電電力に係る電流」−(「消費電力に係る電流」+「固定蓄電池70へ充電される電力に係る電流」)=0となる。移動蓄電池60への充電がなされると、制御装置62は第3電流を0にする制御によって系統電源Eから電力が供給されないことにより、移動蓄電池60の充電電流分だけ固定蓄電池70の充電電流が減少することになる。この減少分の電流を第6電流とすると、「固定蓄電池70へ充電される電力に係る電流」は第6電流分だけ減少することになる。
すなわち、「第1電流」−「第2電流」=「発電電力に係る電流」−(「消費電力に係る電流」+「固定蓄電池70へ充電される電力に係る電流」)=第6電流となる。
固定蓄電池70の制御装置72は、第1電流と第2電流との差(第6電流)が0となるよう固定蓄電池70を制御していくことにより、固定蓄電池70の充電量が増加されていくことになる。つまり、第6電流分だけ増加されることになる。
この増加される第6電流分の電流は、系統電源Eから供給される電力または移動蓄電池60の放電電力によって賄われることになるが、移動蓄電池60の制御装置62は、第3電流を0にしようと充放電コンバータ61を制御するため、系統電源Eから電力は供給されることはなく、移動蓄電池60の放電電力によって賄われることになる。
このように、移動蓄電池60の充電がなされようとすると、その充電分だけ移動蓄電池60が放電されようとすることになり、この結果、移動蓄電池60は充電されない。このため、余剰電力が発生した際には、移動蓄電池60は充電されずに固定蓄電池70が充電されていくことになる。
すなわち、太陽光発電システム10の発電量に余剰電力が発生している場合には、固定蓄電池ユニット74の固定蓄電池70に優先的に充電が行われることになり、移動蓄電池60の充電は行われない。
また、固定蓄電池70の充電が行われている際、太陽光発電システム10の発電電力の増加により、その余剰電力が固定蓄電池70の最大入力電力を越えた場合、この越えた分だけ移動蓄電池60が充電されることになる。これは、その越えた分だけ逆潮流が生じる状態となり、移動蓄電池用パワーコンディショナ装置64の制御装置62は、第3電流検出器CT3が検出する第3電流がゼロとなるように制御するものであるから、系統電源Eへの逆潮流は発生せず、移動蓄電池60の充電が行われていくことになるからである。
固定蓄電池70が満充電になると(13時)、固定蓄電池70は充電が停止されて待機状態となる。固定蓄電池70の充電の停止によって、太陽光発電システム10の発電電力に余剰電力が発生することになり、逆潮流状態となる。しかし、移動蓄電池用パワーコンディショナ装置64の制御装置62は、第3電流検出器CT3が検出する第3電流がゼロとなるように、充放電コンバータ61を制御するものであるから、逆潮流は発生せずに移動蓄電池60の充電が行われていく。すなわち、その余剰電力分だけ移動蓄電池60が充電されていくことになる。
16時過ぎになると、太陽光発電システム10の発電電力が減少して消費電力と一致し、移動蓄電池60の充電は停止され、移動蓄電池60は待機状態となる。
太陽光発電システム10の発電電力の減少により、この発電電力が消費電力より小さくなると、その差である不足電力を補うように固定蓄電池70は放電が開始されて放電状態となる。この放電は、太陽光発電システム10の発電電力の不足分だけ放電されていく。これは、第1電流検出器CT1が検出する第1電流と第2電流検出器CT2が検出する第2電流との差がゼロとなるように、固定蓄電池ユニット74の制御装置72が充放電コンバータ71を制御していくことにより行われる。
すなわち、太陽光発電システム10の発電電力が減少して不足分が増加していくと、第1電流検出器CT1が検出する第1電流が減少していき、固定蓄電池ユニット74の制御装置72は、第1電流の減少に応じて第2電流検出器CT2が検出する第2電流が減少するように、つまり、不足分の量に応じて充放電コンバータ71を制御して固定蓄電池70の放電量を増加させていくからである。これにより、太陽光発電システム10の発電電力の減少または消費電力の増加によって生じる不足電力は固定蓄電池70の放電によって賄われていくことになる。
固定蓄電池ユニット74の固定蓄電池70の残量がゼロになると(19時)、制御装置72は充放電コンバータ71の制御を停止して固定蓄電池70の放電を停止させる。この停止より、固定蓄電池70は待機状態となる。
他方、固定蓄電池70の放電の停止により、系統電源Eから電力が供給される状態となるが、移動蓄電池用パワーコンディショナ装置64の制御装置62は、第3電流検出器3の第3電流がゼロとなるように充放電コンバータ61を制御していくので、系統電源Eから電力が供給されることなく移動蓄電池60が放電されていく。この場合、第3電流検出器3の第3電流がゼロとなるように、充放電コンバータ61が制御されていくことによって、移動蓄電池60が放電されて消費電力が賄われることになる。
そして、グリーンモードでは、これら動作が繰り返し行われることになる。
このように、グリーンモードでは、太陽光発電システム10の発電と、電気自動車6の移動蓄電池60と、固定蓄電池ユニット74の固定蓄電池70とによって消費電力の全てを賄うようにしたものであるから、単価の高い時間帯の系統電源Eの電力を使用せずに済み、電気代削減効果を十分に確保することができる。
また、上述のように、太陽光発電システム10の発電量に余剰電力が発生している場合には、電気自動車6の移動蓄電池60よりも固定蓄電池ユニット74の固定蓄電池70が優先的に充電されていくので、先に固定蓄電池70が満充電とされる。このため、その固定蓄電池70の充電の途中や満充電後に電気自動車6が使用(外出)された場合、移動蓄電池60で消費電力を賄うことができなくなるが、固定蓄電池70が充電されていることにより消費電力を賄うことができる。
例えば、図2に示す12時に電気自動車6が使用された場合に、12時過ぎに太陽光発電システム10の発電量がゼロになったとき、太陽光発電システム10では消費電力を賄うことができなくなるが、固定蓄電池70は十分に充電されているので、この固定蓄電池70の放電によって消費電力を賄うことができることになる。このため、電気自動車6の使用中であっても固定蓄電池70による電気代削減効果を確保することができる。
また、電気自動車6の移動蓄電池60の容量は固定蓄電池70の容量よりも十分に大きいことにより、図2に示す9時の時点で、移動蓄電池60の残量がゼロになってしまうことはほとんどなく、このため、図2に示す9時から13時の期間で電気自動車6の使用に対して支障をきたすことはない。
ところで、固定蓄電池70の充電を優先するという意味は、先に固定蓄電池70を充電するとともにこの固定蓄電池70が満充電になった後に移動蓄電池60を充電することを意味するが、これだけに限らず、例えば、固定蓄電池70の充電の際、単位時間当たりの充電量に上限があるので、この上限を越えるような場合には、電気自動車6の移動蓄電池60が満充電になっていなければ、電気自動車6の移動蓄電池60の充電も並行して行うようにする。このような場合も、固定蓄電池70の充電を優先するという意味に含めるものである。
また、上述のように、電気自動車6の移動蓄電池60の充放電の期間及び待機期間と、固定蓄電池ユニット74の固定蓄電池70の充放電の期間及び待機期間との連係動作は、第3電流検出器CT3が検出する第3電流に基づいた制御装置62の制御と、第1,第2電流検出器CT1,CT2が検出する第1,第2電流に基づいた制御装置72の制御とで行なわれる。すなわち、制御装置62,72を制御する主制御装置を設けなくてもその連係動作を行うことができ、このため蓄電システムS1の構成は簡単なものとなり、安価なものとなる。
この発明は、上記実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
6 電気自動車
10 太陽光発電システム(自然エネルギー発電システム)
11 太陽光発電パネル
12 太陽光発電用パワーコンディショナー
13 発電電力供給線
14 系統電力供給線
15 合流電力供給線
15A 合流点
15B 移動蓄電池用分岐点
15C 固定蓄電池用分岐点
16 移動蓄電池用給電線
17 固定蓄電池用給電線
20 分電盤
60 移動蓄電池
61 充放電コンバータ(移動蓄電池用充放電コンバータ)
62 制御装置(移動蓄電池用制御装置:制御手段)
64 移動蓄電池用パワーコンディショナ装置
70 固定蓄電池
71 充放電コンバータ(固定蓄電池用充放電コンバータ)
72 制御装置(固定蓄電池用制御装置:制御手段)
CT1〜CT3 第1〜第3電流検出器
F1〜Fn 負荷
S1 蓄電システム
E 系統電源

Claims (3)

  1. 所定位置に設置された固定蓄電池と、移動体に積載された移動蓄電池と、自然エネルギー発電システムとを備え、系統電源から供給される系統電力または前記自然エネルギー発電システムから供給される発電電力が前記固定蓄電池と前記移動蓄電池に充電可能であるとともに、この固定蓄電池及び移動蓄電池に充電された電力が負荷へ供給されるよう放電可能な蓄電システムであって、
    前記自然エネルギー発電システムから供給される発電電力を充電するに際し、前記固定蓄電池への充電が前記移動蓄電池への充電より優先されるよう制御する制御手段を有し、
    前記自然エネルギー発電システムの発電電力を供給するための発電電力供給線と、前記系統電源に接続された系統電力供給線とが合流点で合流して合流電力供給線とされ、この合流電力供給線の最下流に接続された分電盤に前記負荷が接続され、
    前記合流電力供給線の上流側に設けられた移動蓄電池用分岐点に前記移動蓄電池が移動蓄電池用給電線及び移動蓄電池用充放電コンバータを介して接続され、
    前記合流電力供給線の下流側に設けられた固定蓄電池用分岐点に前記固定蓄電池が固定蓄電池用給電線及び固定蓄電池用充放電コンバータを介して接続され、
    前記発電電力供給線に流れる第1電流を検出する第1電流検出器と、
    前記合流電力線の移動蓄電池用分岐点と固定蓄電池用分岐点との間を流れる第2電流を検出する第2電流検出器と、
    前記系統電力線に流れる第3電流を検出する第3電流検出器とを有し、
    前記制御手段は、前記固定蓄電池用充放電コンバータを制御する固定蓄電池用制御装置と、前記移動蓄電池用充放電コンバータを制御する移動蓄電池用制御装置とから構成され、
    前記固定蓄電池用制御装置は、第1電流と第2電流との差が最小となるように前記固定蓄電池の充放電を制御し、
    前記移動蓄電池用制御装置は、第3電流が最小となるように前記移動蓄電池の充放電を制御することにより、前記固定蓄電池への充電が前記移動蓄電池への充電より優先されることを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記自然エネルギー発電システムで発電される発電電力が前記負荷で消費される消費電力より大きい場合、その差分である余剰電力を前記固定蓄電池または移動蓄電池へ充電することを、前記系統電源に逆潮流することより、優先する充電優先モードを備えることを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記移動蓄電池の充電可能容量が前記固定蓄電池の充電可能容量より大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓄電システム。
JP2016070868A 2016-03-31 2016-03-31 蓄電システム Active JP6541186B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016070868A JP6541186B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 蓄電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016070868A JP6541186B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 蓄電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017184524A true JP2017184524A (ja) 2017-10-05
JP6541186B2 JP6541186B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=60008747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016070868A Active JP6541186B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 蓄電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6541186B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6548854B1 (ja) * 2018-10-23 2019-07-24 三菱電機株式会社 充放電装置および充放電システム
JP2020005352A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 大和ハウス工業株式会社 電力供給システム
WO2020014381A1 (en) * 2018-07-10 2020-01-16 Dd Dannar Llc Composite power station systems and methods

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012005168A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Daiwa House Industry Co Ltd エネルギーマネジメントシステム及びエネルギーマネジメント方法
JP2012175792A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Denso Corp 電力供給システム
JP2014050216A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Denso Corp 電力供給システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012005168A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Daiwa House Industry Co Ltd エネルギーマネジメントシステム及びエネルギーマネジメント方法
JP2012175792A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Denso Corp 電力供給システム
JP2014050216A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Denso Corp 電力供給システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020005352A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 大和ハウス工業株式会社 電力供給システム
JP7103867B2 (ja) 2018-06-26 2022-07-20 大和ハウス工業株式会社 電力供給システム
WO2020014381A1 (en) * 2018-07-10 2020-01-16 Dd Dannar Llc Composite power station systems and methods
CN112673538A (zh) * 2018-07-10 2021-04-16 Dd丹纳有限责任公司 复合电站***和方法
US20210273454A1 (en) * 2018-07-10 2021-09-02 Dd Dannar Llc Composite Power Station Systems and Methods
JP6548854B1 (ja) * 2018-10-23 2019-07-24 三菱電機株式会社 充放電装置および充放電システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6541186B2 (ja) 2019-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2793345B1 (en) Electric power supply system
EP2670015B1 (en) Power control device and power control method
WO2017159486A1 (ja) 力率改善装置、及びそれを備えた蓄電装置
JP5342598B2 (ja) 電力変換器
JP5738212B2 (ja) 電力貯蔵型の発電システム
JP5891386B2 (ja) 電力制御装置及びそれを用いた電力供給システム
KR20140074361A (ko) 파워 컨디셔너 시스템 및 축전 파워 컨디셔너
JP5756903B2 (ja) 配電システム
JP5944269B2 (ja) 電力供給システム
JP2014230455A (ja) 発電装置
JP2012253952A (ja) 急速充電器、急速充電装置及び急速充電方法
JP6522901B2 (ja) 直流配電システム
JP6541186B2 (ja) 蓄電システム
JP2013223323A (ja) 多機能電源装置
JP5373528B2 (ja) 配電装置
JP5480343B2 (ja) 直流電源システム
JP2014030299A (ja) パワーコンディショナ、蓄電池、電力供給システム
JP2019033636A (ja) 電力供給装置
JP2014087073A (ja) パワーコンディショナ装置および該装置を備えたマルチパワーコンディショナシステム
KR101220500B1 (ko) 하이브리드 태양광 유피에스 인버터 시스템
JP2014230366A (ja) 発電装置
JP6183758B2 (ja) 電力制御装置及びそれを用いた電力供給システム、並びに電力制御方法
JP2018186678A (ja) 電力供給システム
JP2017221082A (ja) 蓄電システム
JP2011139557A (ja) 電力供給システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20190528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6541186

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250