JP2019033636A - 電力供給装置 - Google Patents

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卓朗 柳原
Takuro Yanagihara
卓朗 柳原
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Abstract

【課題】少ないセンサで系統電力を一定値にする蓄電池の充電制御を行うことができる電力供給装置を提供する。
【解決手段】制御部25は、双方向電力変換ユニット21に車両60が接続されて蓄電池61を充電する充電モード時に、商用電力系統40の系統電力ラインに流れる電流を測定する系統CTセンサ71の検出値に基づき系統電力を算出し、系統電力が蓄電池61への充電電力より小さい場合には、充電電力から系統電力を減算した値に一定値を加算した値を充電電力指示値として双方向電力変換ユニット21を制御し、系統電力が充電電力以上の場合には、双方向電力変換ユニット21による蓄電池61の充電を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池を搭載した車両と負荷を有する住宅との間に接続される電力供給装置に関するものである。
V2H機器としての充放電スタンドは、蓄電池を搭載した車両と、負荷を有する住宅との間に接続される。電力供給システムとして、住宅の負荷に対し太陽光発電システムからも電力を供給できるように構成することも行われている。この種の電力供給システムが特許文献1に開示されており、蓄電装置の充放電に関する電力の供給態様として、太陽光発電部が発電していない場合には、蓄電装置を放電して負荷に電力を供給する。また、太陽光発電部が発電し、かつ、太陽光発電部から負荷に供給した電力に余剰が生じた場合には、商用電源から供給する電力の電力量を予め設定された第一電力量とするために、蓄電装置に所定の電力量の電力を充電することにより、蓄電装置に充電する電力の電力量と負荷で消費する電力の電力量との合計電力量が、太陽光発電部からの電力の電力量よりも第一電力量だけ多くしている。
特開2014−165952号公報
ところが、太陽光発電電力を検出する第一センサと、商用電源への電力を検出する第二センサと、負荷及び蓄電装置側に供給される電力を検出する第三センサとを用いており、コストアップが懸念される。
本発明の目的は、少ないセンサで系統電力を一定値にする蓄電池の充電制御を行うことができる電力供給装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、発電装置及び商用電力系統から電力供給可能な負荷を有する住宅と、蓄電池を搭載した車両との間に接続され、前記発電装置及び前記商用電力系統の少なくとも一方からの電力で前記蓄電池を充電可能な電力供給装置であって、前記電力供給装置は、前記発電装置及び前記商用電力系統の少なくとも一方からの入力電力を電力変換して前記蓄電池に出力する電力変換部と、前記電力変換部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記電力変換部に車両が接続されて前記蓄電池を充電する充電モード時に、前記商用電力系統の系統電力ラインに流れる電流を測定する電流センサの検出値に基づき系統電力を算出し、前記系統電力が前記蓄電池への充電電力より小さい場合には、前記充電電力から前記系統電力を減算した値に一定値を加算した値を充電電力指示値として前記電力変換部を制御し、前記系統電力が前記充電電力以上の場合には、前記電力変換部による蓄電池の充電を停止することを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、制御部により、電力変換部に車両が接続されて蓄電池を充電する充電モード時に、商用電力系統の系統電力ラインに流れる電流を測定する電流センサの検出値に基づき系統電力が算出され、系統電力が蓄電池への充電電力より小さい場合には、充電電力から系統電力を減算した値に一定値を加算した値が充電電力指示値として電力変換部が制御される。また、系統電力が充電電力以上の場合には、電力変換部による蓄電池の充電が停止される。よって、少ないセンサで系統電力を一定値にする蓄電池の充電制御を行うことができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の電力供給装置において、前記制御部は、前記充電電力から前記系統電力を減算した値に一定値を加算した値である前記充電電力指示値が前記電力変換部の定格充電上限値を超えている場合は、前記定格充電上限値を充電電力指示値とするとよい。
請求項3に記載のように、請求項1又は2の電力供給装置において、前記制御部は、前記充電電力から前記系統電力を減算した値に一定値を加算した値である前記充電電力指示値が前記電力変換部の定格充電下限値を下回っている場合は、前記定格充電下限値を充電電力指示値とするとよい。
請求項4に記載のように、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力供給装置において、前記制御部は、前記入力電力を前記充電電力として前記充電電力指示値を算出するとよい。
本発明によれば、少ないセンサで系統電力を一定値にする蓄電池の充電制御を行うことができる。
実施形態における電力システムの概略構成図。 作用を説明するためのフローチャート。 (a),(b),(c)は太陽光パネルの発電量の推移、系統電力の推移、充電電力の推移を示すタイムチャート。 (a),(b),(c)は太陽光パネルの発電量の推移、系統電力の推移、充電電力の推移を示すタイムチャート。 (a),(b),(c)は太陽光パネルの発電量の推移、系統電力の推移、充電電力の推移を示すタイムチャート。 別例の電力システムの概略構成図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、電力システム10は、電力供給源として、太陽光発電システム30と、商用電力系統40と、車両60に搭載された蓄電池61を有する。そして、太陽光発電システム30の発電電力、商用電力系統40の系統電力、及び、充放電スタンド20を介した蓄電池61の放電による電力を住宅50の負荷51に供給することができるようになっている。
太陽光発電システム30は太陽光パネル31とパワーコンディショナ32を有する。太陽光パネル31は、太陽光を受けて発電して直流電力を出力する。パワーコンディショナ32は、太陽光パネル31による発電電力を交流に電力変換して出力する。
住宅50は、負荷51と分電盤55を有する。分電盤55に負荷51が接続されている。分電盤55に商用電力系統40が接続されている。住宅50に対し商用電力系統40から、例えば100V若しくは200Vの交流電力が負荷51に供給可能となっている。分電盤55に太陽光発電システム30のパワーコンディショナ32が接続されている。住宅50に対し太陽光発電システム30から交流電力が負荷51に供給可能となっている。
住宅50において商用電力系統40への電力ラインには電流センサとしての系統CTセンサ71が設けられている。
充放電スタンド20は、住宅50と車両60との間に接続される。つまり、充放電スタンド20は、車両と住宅を接続するV2H(Vehicle to Home)機器である。充放電スタンド20は、車両60に搭載された蓄電池61の充放電を制御する。車両60は電気自動車(EV)等であり、走行中においては蓄電池61の放電が行われる。
車両60には蓄電池61、走行モータ等の負荷62、制御部63が搭載されている。直流電源である蓄電池61は、高圧、例えば300Vの二次電池であり、具体的には例えばリチウムイオン二次電池が使用される。制御部63により蓄電池61の電力で走行モータ等の負荷62を駆動できるようになっている。
充放電スタンド20は、双方向電力変換ユニット21と、制御部25を備える。双方向電力変換ユニット21は、DC/DC変換器(DC/DCコンバータ)22とDC/AC変換器(インバータ)23を有し、DC/DC変換器22とDC/AC変換器23とは直列に接続されている。
DC/DC変換器(DC/DCコンバータ)22及びDC/AC変換器(インバータ)23は、それぞれ、MOSFET、IGBT、バイポーラトランジスタ等の半導体スイッチング素子を用いて構成されており、半導体スイッチング素子のオンオフ制御(デューティ制御)により出力が調整される。DC/DC変換器(DC/DCコンバータ)22において、例えば蓄電池61の電圧(150〜450V)が一定の電圧に変換される。
双方向電力変換ユニット21は、住宅50と接続されている。即ち、DC/AC変換器23が住宅50の分電盤55と接続されている。住宅50に対し充放電スタンド20の双方向電力変換ユニット21から交流電力が負荷51に供給可能となっている。つまり、電力変換部としての双方向電力変換ユニット21は、蓄電池61からの放電電力を電力変換して負荷51に出力することができるようになっている。
充放電スタンド20と車両60とはインターフェイスとしてのケーブル付コネクタを用いて接続される。詳しくは、車両60に設けられたインレットに対し充放電スタンド20から延びるケーブル付コネクタを挿入する。これにより、充放電スタンド20のDC/DC変換器22と車両60の蓄電池61とが接続されるとともに、充放電スタンド20の制御部25と車両60の制御部63とが通信可能に接続される。
具体的には、例えばCHAdeMO方式に対応する車両は制御部63が蓄電池61の充電率(SOC)を常に監視しており、ケーブル付コネクタに備わる通信線を介して充放電スタンド20に蓄電池61の充電率(SOC)を通知することができるようになっている。
充放電スタンド20において制御部25は双方向電力変換ユニット21を制御して車両60の蓄電池61の電力を、双方向電力変換ユニット21を介して住宅50の負荷51に供給して車両60の蓄電池61の放電電力で住宅50の負荷51を駆動することができる。
また、制御部25は双方向電力変換ユニット21を制御して太陽光発電システム30及び商用電力系統40の少なくとも一方からの電力で双方向電力変換ユニット21を介して車両60の蓄電池61を充電することができるようになっている。つまり、制御部25により双方向電力変換ユニット21が制御され、電力変換部としての双方向電力変換ユニット21により太陽光パネル31及び商用電力系統40の少なくとも一方からの入力電力を電力変換して蓄電池61に出力することができる。制御部25は、入力電力を充電電力として充電電力指示値を算出する。
次に、作用について説明する。
充放電スタンド20の制御部25は、図2に示す処理を実行する。このとき、ステップS111において、系統電力を一定値にすべく、例えば買電電力側の所定の値E(図3(b)参照)にするように蓄電池61の充電制御が行われる。買電電力側の所定の値Eは、例えば100W程度である。
制御部25はステップS100で車両60との接続があったか否か判定して、車両60との接続があると、双方向電力変換ユニット21に車両60が接続されて蓄電池61を充電する充電モード時であるとしてステップS101に移行する。制御部25はステップS101において蓄電池61が満充電状態であるか否か判定して、満充電でないとステップS102に移行する。一方、制御部25はステップS101において蓄電池61が満充電状態であるとステップS112に移行する。
制御部25はステップS102において買電電力と充電電力を比較して買電電力が充電電力より小さいと余剰電力があるとしてステップS103に移行する。買電電力は、系統CTセンサ71による系統電流と系統電圧とから求められる。充電電力は、現在の実際の充電電力であり、双方向電力変換ユニット21での入口側電流と入口側電圧とから求められ、より詳しくは、双方向電力変換ユニット21中に設けられたセンサを用いて検出することができる。一方、制御部25はステップS102において買電電力が充電電力以上であると余剰電力がないとしてステップS112に移行する。
制御部25はステップS103において買電電力が一定値±α(図3(b)参照)の範囲内か否か判定して買電電力が一定値±αの範囲内でないとステップS104に移行する。α値は例えば100W程度である。一方、制御部25はステップS103において買電電力が一定値±αの範囲内ならばステップS101に戻る。
制御部25はステップS104において充電電力指示値を算出する。具体的には、充電電力から系統電力である買電電力を減算した値に一定値を加算した値を充電電力指示値とする。
その後、制御部25はステップS105において充電電力指示値が充放電スタンド20のスペック(定格上限電力値)である双方向電力変換ユニット21の定格充電上限値(電力上限)以下か否か確認して、充電電力指示値が双方向電力変換ユニット21の定格充電上限値(電力上限)以下ならばステップS107に移行する。一方、制御部25はステップS105において充電電力指示値が双方向電力変換ユニット21の定格充電上限値(電力上限)以下でなく充電電力指示値が双方向電力変換ユニット21の定格充電上限値を超えている場合は、ステップS106に移行して、上限値で補正すべく充電電力指示値を双方向電力変換ユニット21の定格充電上限値(電力上限)として上限リミッタ機能が働く。制御部25はステップS106の処理を行った後、ステップS107に移行する。
制御部25はステップS107において充電電力指示値が充放電スタンド20のスペック(定格下限電力値)である双方向電力変換ユニット21の定格充電下限値(電力下限)以上か否か確認して、充電電力指示値が双方向電力変換ユニット21の定格充電下限値(電力下限)以上ならばステップS109に移行する。一方、制御部25はステップS107において充電電力指示値が双方向電力変換ユニット21の定格充電下限値(電力下限)以上でなく充電電力指示値が双方向電力変換ユニット21の定格充電下限値を下回っている場合は、ステップS108に移行して、下限値で補正すべく充電電力指示値を双方向電力変換ユニット21の定格充電下限値(電力下限)として下限リミッタ機能が働く。制御部25はステップS108の処理を行った後、ステップS109に移行する。
制御部25はステップS109において充電中か否か、即ち、充電待機状態か充電中かを判定して、充電中ならばステップS111において充電電力指示値で充電を行う。つまり、算出した充電電力指示値となるように双方向電力変換ユニット21(DC/DC変換器22、DC/AC変換器23)を制御する。
このように、制御部25は、充電モード時に、商用電力系統40の系統電力ラインに流れる電流を測定する電流センサとしての系統CTセンサ71の検出値に基づき系統電力を算出する。そして、制御部25は、系統電力が蓄電池61への充電電力より小さい場合には、充電電力から系統電力を減算した値に一定値を加算した値を充電電力指示値として双方向電力変換ユニット21を制御する。
一方、制御部25はステップS109において充電が開始されていない待機状態であるとステップS110に移行する。制御部25は、ステップS110において充電電力0(ゼロ)で充電を開始すべく充電電力指示値を「0」に設定する。制御部25はステップS110の処理を行った後、ステップS111に移行する。
制御部25はステップS112において充電中か否か判定して、充電中ならばステップS113において充電を停止する。一方、制御部25はステップS112において充電中でないとステップS113の処理を迂回する。
このように、制御部25は、ステップS102において系統電力が充電電力以上の場合には、ステップS113において双方向電力変換ユニット21による蓄電池61の充電を停止する。
以下、より具体的に説明する。
住宅50の分電盤55と系統40とを繋ぐ電源ラインに取り付けた系統CTセンサ71により系統電力を監視している。
図3(a)〜(c)において上から順に、太陽光パネル31の発電量の推移、商用電力系統40の住宅50側への電力供給量の推移、車両の蓄電池61の充電電力の推移を示す。
図3(a)に示すように、t1のタイミングまでは太陽光パネル31の発電量が一定量である。t1のタイミングで太陽光パネル31の発電量が、それまでの一定量からさらに一定量のAが加算された発電の量Bになる。以後、t3のタイミングまで、太陽光パネル31の発電量がBになる。t3のタイミングで太陽光パネル31の発電量が、それまでの一定の量Bからゼロになる。t3のタイミング以降は、太陽光パネル31の発電量がゼロになる。
図3(b)に示すように、t1のタイミングまでは系統電力として一定値であるEである。その後、t1のタイミングで太陽光パネル31の発電量が一定量Aだけ増えることにより買電電力がAだけ減って買電電力がCとなる。
図3(c)に示すように、充放電スタンド20に車両60が接続されて蓄電池61の充電が行われて、t1のタイミングでは蓄電池61への充電量がDである。
充放電スタンド20においてt1のタイミングで、図2のステップS100→S101→S102に移行する。ステップS102において買電電力Cが充電電力Dより小さい。よって、ステップS102→S103→S104に移行する。ステップS104において充電電力Dから買電電力Cの減算値に一定値Eを加算した値Fが充電電力指示値にされる。その後、図2のステップS105→S107→S109→S111の処理が実行される。その結果、図3(c)においてt2のタイミングで蓄電池61への充電量は一定値のFになる。
充放電スタンド20においてt3のタイミングで、図2のステップS100→S101→S102に移行する。ステップS102において買電電力(A+B+C)が充電電力Fより大きい。よって、ステップS102→S112→S113に移行する。ステップS113において充電を停止する。その結果、図3(c)においてt4のタイミングで蓄電池61への充電は停止される。
次に、図4(a),(b),(c)を用いて上限リミッタ機能について説明する。
図4(a)に示すように、t10のタイミングで太陽光パネル31の発電量が、一定量のGだけ増加する。
充放電スタンド20においてt10のタイミングで、図2のステップS100→S101→S102→S103→S104→S105に移行する。ステップS105において充電電力指示値J(=F−H+E)が双方向電力変換ユニット21の定格充電上限値(電力上限)を超えているので、ステップS106で充電電力指示値が双方向電力変換ユニット21の定格充電上限値(電力上限)にされ、リミッタがかかる。その後、図2のステップS107→S109→S111の処理が実行される。その結果、図4(c)においてt11のタイミングで蓄電池61への充電量は双方向電力変換ユニット21の定格充電上限値(電力上限)になる。
次に、図5(a),(b),(c)を用いて下限リミッタ機能について説明する。
図5(a)に示すように、t20のタイミングで太陽光パネル31の発電量が、それまでの一定量から、一定量のKだけ減る。
充放電スタンド20においてt20のタイミングで、図2のステップS100→S101→S102→S103→S104→S105→S107に移行する。ステップS107において充電電力指示値N(=M−L+E)が、双方向電力変換ユニット21の定格充電下限値(電力下限)を下回っているので、ステップS108で充電電力指示値が双方向電力変換ユニット21の定格充電下限値(電力下限)にされ、リミッタがかかる。その後、図2のステップS109→S111の処理が実行される。その結果、図5(c)においてt21のタイミングで蓄電池61への充電量は双方向電力変換ユニット21の定格充電下限値(電力下限)になる。
余剰電力の検出を、太陽光発電のセンサと負荷のセンサにより判定する場合においては、センサの数として2つ以上必要であるためコストアップを招く。
本実施形態では、系統の電源ラインに接続した逆潮流検出用の系統CTセンサ71で余剰電力を検出して太陽光発電の余剰電力を充電にまわすべく余剰電力で充電することによりセンサ1つで機能を実現することでコスト低減が図られる。特に、系統電力が買電電力側の所定の値Eとなるようにスタンド20側で充電量を制御する。これにより、太陽光発電電力が変動しやすく一定値を0とした場合においては、系統側に電力が供給されやすいが、一定値(E)を買電側に少し多めに設定することにより買電側と売電側とが繰り返されることを回避して安定化させることができる。
このように、買電電力<充電電力が成立する場合、太陽光発電に余剰電力ありとみなして、太陽光発電電力が負荷51の消費電力を上回っており、充電電力指示値(例えば1000W)=現在の実際の充電電力(例えば2000W)−買電電力(例えば1100W)+一定値(例えば100W)として、充電電力指示を行う。即ち、買電電力=一定値となるように制御する。このようにして、一定値=買電電力となるように充電が制御される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)電力供給装置としての充放電スタンド20の構成として、発電装置としての太陽光パネル31及び商用電力系統40から電力供給可能な負荷51を有する住宅50と、蓄電池61を搭載した車両60との間に接続され、太陽光パネル31及び商用電力系統40の少なくとも一方からの電力で蓄電池61を充電可能である。充放電スタンド20は、太陽光パネル31及び商用電力系統40の少なくとも一方からの入力電力を電力変換して蓄電池61に出力する電力変換部としての双方向電力変換ユニット21を備える。双方向電力変換ユニット21を制御する制御部25を備える。制御部25は、双方向電力変換ユニット21に車両60が接続されて蓄電池61を充電する充電モード時に、商用電力系統40の系統電力ラインに流れる電流を測定する電流センサとしての系統CTセンサ71の検出値に基づき図2のステップS102で示すごとく系統電力を算出する。制御部25は、系統電力が蓄電池61への充電電力より小さい場合には、図2のステップS104で示すごとく充電電力から系統電力を減算した値に一定値を加算した値を充電電力指示値として双方向電力変換ユニット21を制御する。制御部25は、図2のステップS102,S112,S113で示すごとく系統電力が充電電力以上の場合には、双方向電力変換ユニット21による蓄電池61の充電を停止する。よって、少ないセンサで系統電力を一定値にする蓄電池の充電制御を行うことができる。その結果、センサ1つで機能を実現することでコスト低減を図ることができる。
(2)制御部25は、図2のステップS105,S106で示すごとく充電電力から系統電力を減算した値に一定値を加算した値である充電電力指示値が双方向電力変換ユニット21の定格充電上限値を超えている場合は、定格充電上限値を充電電力指示値とする。よって、定格充電上限値を超えないように充電することができる。
(3)制御部25は、図2のステップS107,S108で示すごとく充電電力から系統電力を減算した値に一定値を加算した値である充電電力指示値が双方向電力変換ユニット21の定格充電下限値を下回っている場合は、定格充電下限値を充電電力指示値とする。よって、定格充電下限値を下回らないように充電することができる。
(4)制御部25は、入力電力を充電電力として充電電力指示値を算出するので、実用上好ましい。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 図1に代わり図6に示す構成としてもよい。図6においては、充放電スタンド20における付属部品として本体とは別置きのコントローラとしての制御装置26を住宅50に備えている。つまり、制御部25の上位の制御部として住宅に制御装置26が備えられ、系統CTセンサ71の電流検出信号を上位の制御装置26に取り込んで、上位の制御装置26から制御部25を介して充電量を制御してもよい。
○ 充電電力(現在の実際の充電電力)は双方向電力変換ユニット21の入り口側で検出したが、双方向電力変換ユニット21の出口側で検出してもよく、具体的には、双方向電力変換ユニット21の入り口側の電力に双方向電力変換ユニット21での電力の変換効率を考慮して充電電力を求めてもよい。
○ 一定値は、買電電力側の所定の値E(図3(b)参照)としたが、一定値は0でもよいし(図3(b)のX参照)、一定値は売電電力側の所定の値Y(図3(b)参照)としてもよい。
○ 発電装置として太陽光パネル31を用いたが、これに限るものではない。例えば、他の再生可能エネルギーにより発電する発電装置、例えば風力発電装置や水力発電装置等を用いてもよい。再生可能エネルギーを利用したものは出力電力が変動しやすく本スタンドは有用である。
20…充放電スタンド(電力供給装置)、21…双方向電力変換ユニット(電力変換部)、25…制御部、31…太陽光パネル、40…商用電力系統、50…住宅、51…負荷、60…車両、61…蓄電池、71…系統CTセンサ(電流センサ)。

Claims (4)

  1. 発電装置及び商用電力系統から電力供給可能な負荷を有する住宅と、蓄電池を搭載した車両との間に接続され、前記発電装置及び前記商用電力系統の少なくとも一方からの電力で前記蓄電池を充電可能な電力供給装置であって、
    前記電力供給装置は、
    前記発電装置及び前記商用電力系統の少なくとも一方からの入力電力を電力変換して前記蓄電池に出力する電力変換部と、
    前記電力変換部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記電力変換部に車両が接続されて前記蓄電池を充電する充電モード時に、前記商用電力系統の系統電力ラインに流れる電流を測定する電流センサの検出値に基づき系統電力を算出し、
    前記系統電力が前記蓄電池への充電電力より小さい場合には、前記充電電力から前記系統電力を減算した値に一定値を加算した値を充電電力指示値として前記電力変換部を制御し、
    前記系統電力が前記充電電力以上の場合には、前記電力変換部による蓄電池の充電を停止することを特徴とする電力供給装置。
  2. 前記制御部は、前記充電電力から前記系統電力を減算した値に一定値を加算した値である前記充電電力指示値が前記電力変換部の定格充電上限値を超えている場合は、前記定格充電上限値を充電電力指示値とすることを特徴とする請求項1に記載の電力供給装置。
  3. 前記制御部は、前記充電電力から前記系統電力を減算した値に一定値を加算した値である前記充電電力指示値が前記電力変換部の定格充電下限値を下回っている場合は、前記定格充電下限値を充電電力指示値とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力供給装置。
  4. 前記制御部は、前記入力電力を前記充電電力として前記充電電力指示値を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021158784A (ja) * 2020-03-26 2021-10-07 大阪瓦斯株式会社 太陽光発電システム
WO2022172825A1 (ja) * 2021-02-09 2022-08-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電システム
JP7494871B2 (ja) 2022-03-24 2024-06-04 いすゞ自動車株式会社 充電制御装置及び充電制御方法

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