JP2017184304A - 充電回路及び電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流の逆流の発生を抑制する。【解決手段】充電回路1の環境発電素子1aは、蓄電素子3に電流を供給する環境発電素子(たとえば、太陽電池)2と同一材料で作成され、環境発電を行う(環境発電素子2が太陽電池の場合、太陽光発電を行う)。充電回路1のスイッチ1cは、環境発電素子2と蓄電素子3との間の電流経路に設けられ、環境発電素子1aの出力電圧が第1の値よりも小さいときにオフ状態となり、上記の電流経路を遮断する。【選択図】図1

Description

本発明は、充電回路及び電子装置に関する。
近年注目が高まっているセンシング端末(無線モジュールとセンサを組み合わせた端末)などにおいて、環境発電を利用することが提案されている。
環境発電素子(たとえば、太陽電池など)で生成された電力は、センシング端末などの負荷回路に安定な電力を供給するために2次電池などの蓄電素子に蓄えられる。しかし環境エネルギーが弱くなると、環境発電素子の出力電圧が蓄電素子の電圧よりも小さくなり、蓄電素子から環境発電素子への電流の逆流が発生して電力が消費される可能性がある。
このような電流の逆流の発生を防止するために、従来、比較回路を用いて、太陽電池による発電電圧と2次電池の電圧を周期的に比較し、太陽電池と2次電池間のスイッチのオンオフを制御する技術があった。また、比較回路を用いて、太陽電池と2次電池間に設けられたスイッチに対して並列に設けられた逆流防止用ダイオードの両端の電位差(スイッチの両端の電位差)と、所定値との比較結果に基づき、スイッチを制御して逆流を防止しようとする技術があった。
特許第3271992号明細書 特開平9−261861号公報 特開2000−347753号公報 特開平4−265639号公報
しかし、周期的に発電電圧と2次電池の電圧を比較する技術では、比較タイミングで発電電圧が2次電池の電圧よりも大きくても、比較タイミングの間で、発電電圧が下がった場合、スイッチがオンのままとなり逆流が発生してしまう可能性がある。また、たとえば、室内で用いられるようなIoT(Internet of Things)機器に太陽電池を適用する場合、発電電流が小さくなる。そのため、スイッチの両端の電位差を検出する技術では、スイッチのオン抵抗が低い場合には、その電位差は非常に小さくなり、比較回路で検出することは難しい。
このように、従来の技術では、電流の逆流の発生を抑制することは困難であるという問題がある。
発明の一観点によれば、蓄電素子に電流を供給する第1の環境発電素子と同一材料で作成され、環境発電を行う第2の環境発電素子と、前記第1の環境発電素子と前記蓄電素子との間の電流経路に設けられ、前記第2の環境発電素子の第1の出力電圧が第1の値よりも小さいときにオフ状態となり、前記電流経路を遮断する第1のスイッチと、を有する充電回路が提供される。
また、発明の一観点によれば、蓄電素子と、前記蓄電素子に電流を供給する第1の環境発電素子と、前記第1の環境発電素子と同一材料で作成され、環境発電を行う第2の環境発電素子と、前記第1の環境発電素子と前記蓄電素子との間の電流経路に設けられ、前記第2の環境発電素子の第1の出力電圧が第1の値よりも小さいときにオフ状態となり、前記電流経路を遮断する第1のスイッチと、前記蓄電素子の電圧に基づき動作する負荷回路と、を有する電子装置が提供される。
開示の充電回路及び電子装置によれば、比較的容易に電流の逆流の発生を抑制できる。
第1の実施の形態の充電回路の一例を示す図である。 第2の実施の形態の充電回路の一例を示す図である。 インバータ回路の一例を示す図である。 第2の実施の形態の充電回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第3の実施の形態の充電回路の一例を示す図である。 ダミー太陽電池の発電特性の一例を示す図である。 第4の実施の形態の充電回路の一例を示す図である。 第4の実施の形態の充電回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第5の実施の形態の充電回路の一例を示す図である。 第6の実施の形態の充電回路の一例を示す図である。 第6の実施の形態の充電回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 電子装置の一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の充電回路の一例を示す図である。
充電回路1は、電源線4a,5間に接続された環境発電素子2で生成された電流に基づき、電源線4b,5間に接続された蓄電素子(たとえば、2次電池やキャパシタ)3を充電する。また、充電回路1は、蓄電素子3から環境発電素子2への電流の逆流の発生を防止する機能を有している。
充電回路1は、環境発電素子1a、制御部1b、スイッチ1cを有している。
環境発電素子1aは、制御部1bと、基準電位(たとえば、0V)となっている電源線5に接続されている。環境発電素子1aは、蓄電素子3に電流を供給する環境発電素子2と同一材料で作成されており、環境発電を行う。以下の説明では、環境発電素子2は太陽電池であるものとする。したがって、環境発電素子1aも太陽電池であるものとする。なお、環境発電素子1aは、蓄電素子3に電流を供給するものではないため、図1では、環境発電素子1aをダミー太陽電池と表記している。
また、環境発電素子1aは、環境発電素子2の発電状態をより反映するように、環境発電素子2と同じ条件の場所に、同じ条件で配置されることが望ましい。たとえば、環境発電素子1aと、環境発電素子2は近接して配置され、両者の受光面の向きは同じになるように配置される。
なお、環境発電素子2,1aは、直流電圧を出力する熱発電素子、交流電圧を出力する振動発電素子などであってもよい。ただ、交流電圧を出力する振動発電素子を用いる場合には、交流電圧を直流電圧に変換する変換器(整流器など)が用いられる。
制御部1bは、環境発電素子1aの出力電圧に基づき、スイッチ1cを制御する制御信号を出力する。制御部1bは、たとえば、夜間などで、光の照度が低くて、環境発電素子1aの出力電圧が、所定の値(以下閾値と呼ぶ)よりも小さいと、スイッチ1cをオフする制御信号を出力する。
なお、閾値は、たとえば、制御部1bに含まれるMOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)がオンする閾値電圧である。制御部1bは、後述するようにインバータ回路などの簡単な回路で実現できる。
スイッチ1cは、環境発電素子2と蓄電素子3との間の電流経路に設けられ、環境発電素子1aの出力電圧が閾値よりも小さいときには、制御部1bが出力する制御信号によってオフ状態となり、上記電流経路を遮断する。また、スイッチ1cは、環境発電素子1aの出力電圧が閾値以上のときにはオン状態となる。このとき、環境発電素子2で生成された電流に基づき、蓄電素子3が充電される。
図1の例では、スイッチ1cの一端は、電源線4aを介して環境発電素子2に接続されており、スイッチ1cの他端は、電源線4bを介して蓄電素子3に接続されている。スイッチ1cがオン状態のときには電源線4a,4bには、環境発電素子2の出力電圧が印加される。
なお、図1の例では、電源線4a,5間に、環境発電素子2と並列にノイズカット用のキャパシタCが接続されているが、キャパシタCはなくてもよい。
以下、第1の実施の形態の充電回路1の動作の一例を説明する。
図1の上側には、光の照度の変化と充電回路1の動作との一例の関係が示されている。
光の照度が比較的高く、環境発電素子1aの出力電圧が閾値以上のときには(タイミングt0−t1)、制御部1bは、スイッチ1cをオンする制御信号を出力する。これにより、スイッチ1cはオン状態となり、環境発電素子2で生成された電流が、電源線4a,4bを介して蓄電素子3に流れ、蓄電素子3が充電される。
一方、夜間などのように光の照度が低く、環境発電素子1aの出力電圧が閾値よりも小さいときには(タイミングt1以降)、制御部1bは、スイッチ1cをオフする制御信号を出力する。これにより、スイッチ1cはオフ状態となり、環境発電素子2と蓄電素子3との間の電流経路が遮断される。
光の照度が低くなると、環境発電素子2の出力電圧が、蓄電素子3の電圧よりも小さくなる可能性がある。このときスイッチ1cがオン状態のままであると、蓄電素子3から環境発電素子2への電流の逆流が発生する可能性がある。しかし、本実施の形態の充電回路1では、環境発電素子1aは、環境発電素子2と同一材料で作成されているため、出力電圧の特性も、環境発電素子2の出力電圧の特性と同じである。したがって、環境発電素子2の出力電圧が小さくなると、環境発電素子1aの出力電圧も同様に小さくなり、上記のように、閾値を下回ると、スイッチ1cがオフ状態となる。これにより、蓄電素子3から環境発電素子2への電流の逆流の発生が防止される。
このように、充電回路1は、環境発電素子2と蓄電素子3間のスイッチ1cを、環境発電素子2と同一材料の環境発電素子1aの出力電圧で制御することで、環境発電素子2の発電状態をリアルタイムに正確に反映したスイッチ1cの制御が可能となる。このため、低照度時(環境エネルギーが小さいとき)に蓄電素子3から環境発電素子2への電流の逆流の発生を容易に抑制できる。これにより、環境発電素子2に蓄電素子3からの電流が流れ込むことで生じる損失の発生を抑制できる。また、高精度な比較回路などを用いずともよく、簡素な回路で実現できるため、コストが抑えられる。
また、環境発電素子1aは、スイッチ1cを制御するために用いられるため、比較的小さな出力電圧を出力するものでよい。そのため、環境発電素子1aは、環境発電素子2よりも素子サイズが小さいものが用いられる。たとえば、環境発電素子2が、複数の太陽電池セルである場合には、環境発電素子1aは、1セルの太陽電池セルで実現する。これにより、充電回路1の回路面積を小さくすることができる。
(第2の実施の形態)
以下、第2の実施の形態の充電回路を説明する。なお、以下では、図1に示した環境発電素子1a,2の例として太陽電池を用いて説明するが、太陽電池に限定されるものではない。
図2は、第2の実施の形態の充電回路の一例を示す図である。
充電回路10は、電源線13a,14間に接続された太陽電池11で生成された電流に基づき、電源線13b,14間に接続された蓄電素子12を充電する。また、充電回路10は、蓄電素子12から太陽電池11への電流の逆流を防止する機能を有している。
充電回路10は、ダミー太陽電池10a、インバータ回路10b、p型MOSFET(以下pMOSと略す)10cを有している。
ダミー太陽電池10aは、蓄電素子12に電流を供給する太陽電池11と同一材料で作成されており、太陽光発電を行う。
ダミー太陽電池10aは、インバータ回路10bの入力端子と、基準電位(たとえば、0V)となっている電源線14に接続されている。
インバータ回路10bは、第1の実施の形態の充電回路1の制御部1bの機能を有しており、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2の論理レベルを反転した制御信号Vg1を出力する。インバータ回路10bは、出力電圧Vg2が、インバータ回路10bの反転閾値よりも小さいとき(論理レベルがL(Low)レベルのとき)、pMOS10cをオフするために論理レベルがH(High)レベルの制御信号Vg1を出力する。また、インバータ回路10bは、出力電圧Vg2が、インバータ回路10bの反転閾値以上のとき(論理レベルがHレベルのとき)、pMOS10cをオンするために論理レベルがLレベルの制御信号Vg1を出力する。
pMOS10cは、第1の実施の形態の充電回路1のスイッチ1cの機能を有している。pMOS10cは、インバータ回路10bが出力する制御信号Vg1に基づき、出力電圧Vg2がインバータ回路10bの反転閾値よりも小さいときにオフし、太陽電池11と蓄電素子12との間の電流経路を遮断する。また、pMOS10cは、出力電圧Vg2が、インバータ回路10bの反転閾値以上のときにはオンし、太陽電池11で生成された電流に基づき、蓄電素子12を充電する。
図2に示すように、pMOS10cのゲートはインバータ回路10bの出力端子に接続されている。また、pMOS10cのソースまたはドレインの一方は、電源線13aを介して太陽電池11に接続されており、他方は、電源線13bを介して蓄電素子12に接続されている。また、pMOS10cのバックゲートは、電源線13bに接続されている。
このようなpMOS10cによって、図2に示すように、アノードを電源線13aに接続し、カソードを電源線13bに接続した寄生ダイオードD1が形成されている。
なお、pMOS10cがオンのとき、電源線13a,13bには、太陽電池11の出力電圧が印加される。
また、図2の例では、電源線13a,14間に、太陽電池11と並列にノイズカット用のキャパシタC1が接続されているが、キャパシタC1はなくてもよい。
ところで、上記のインバータ回路10bは、たとえば、以下のような回路で実現できる。
図3は、インバータ回路の一例を示す図である。
インバータ回路10bは、n型MOSFET(以下nMOSと略す)10b1と抵抗素子R1を有している。
nMOS10b1のゲートは、ダミー太陽電池10aに接続されており、ドレインは、抵抗素子R1の一端及びpMOS10cのゲートに接続されている。nMOS10cのソースは電源線14に接続されている。抵抗素子R1の他端は電源線13bに接続されている。
このようなインバータ回路10bでは、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2が、nMOS10b1がオンする閾値電圧(インバータ回路10bの反転閾値に相当する)よりも小さいと、nMOS10b1がオフ状態となる。nMOS10b1がオフ状態となると、抵抗素子R1によって、pMOS10cのゲート電圧(制御信号Vg1)は、蓄電素子12の電圧とほぼ等しくなる。したがって、pMOS10cはオフ状態となる。
一方、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2が、閾値電圧以上であると、nMOS10b1がオン状態となる。nMOS10b1がオン状態となると、pMOS10cのゲート電圧の論理レベルがLレベルに下がり、pMOS10cはオン状態となる。
以下、第2の実施の形態の充電回路10の動作の一例を説明する。
図4は、第2の実施の形態の充電回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。
図4には、光の照度と、制御信号Vg1(pMOS10cのゲート電圧)と、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2(nMOS10b1のゲート電圧)の時間変化の一例が示されている。
光の照度が比較的高く、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2が、nMOS10b1がオンする閾値電圧Vth1以上のときには(タイミングt10−t11)、nMOS10b1がオン状態となる。これによりインバータ回路10bから出力される制御信号Vg1は、ほぼ0Vとなり、pMOS10cもオン状態となる。そのため、太陽電池11で生成された電流が、電源線13a,13bを介して蓄電素子12に流れ、蓄電素子12が充電される。
一方、光の照度が低く、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2が閾値電圧Vth1よりも小さいときには(タイミングt11以降)、nMOS10b1がオフする。これにより、インバータ回路10bから出力される制御信号Vg1は、蓄電素子12の電圧Vbとほぼ等しくなり、pMOS10cもオフ状態となる。そのため、太陽電池11と蓄電素子12との間の電流経路が遮断される。
以上のように、第2の実施の形態の充電回路10では、第1の実施の形態の充電回路1と同様に、低照度時(発電電力が小さいとき)に蓄電素子12から太陽電池11への電流の逆流の発生を簡素な回路で容易に抑制できる。そのため、太陽電池11に蓄電素子12からの電流が流れ込むことで生じる損失の発生を抑制できる。
また、pMOS10cがオフ状態のとき、蓄電素子12の電圧よりも太陽電池11の出力電圧が小さくても、寄生ダイオードD1には逆バイアスが印加されるため、寄生ダイオードD1を介した電流の逆流の発生も抑制できる。
また、図3に示したように、ダミー太陽電池10aは、nMOS10b1を制御するために用いられるため、比較的小さな出力電圧Vg2を出力するものでよい。そのため、ダミー太陽電池10aは、太陽電池11よりもサイズが小さいものが用いられる。たとえば、太陽電池11が、複数の太陽電池セルである場合には、ダミー太陽電池10aは、1セルの太陽電池セルで実現する。これにより、充電回路10の回路面積を小さくすることができる。
(第3の実施の形態)
図5は、第3の実施の形態の充電回路の一例を示す図である。図5において、図4に示した要素と同様の要素については同一符号が付されている。
第3の実施の形態の充電回路20は、インバータ回路10bのnMOS10b1のゲート及びダミー太陽電池10aに一端を接続し、他端を電源線14に接続した抵抗素子R2を有している。
抵抗素子R2の抵抗値は、蓄電素子12から太陽電池11への電流の逆流を生じさせる環境エネルギーの値のときに、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2が、nMOS10b1がオンする閾値電圧よりも小さくなるように設定されている。
本実施の形態の充電回路20のように、環境発電素子として太陽電池11を用いる場合、環境エネルギーは、たとえば、光の照度である。
以下に、抵抗素子R2の抵抗値の設計例を示す。
まず、蓄電素子12から太陽電池11への電流の逆流が発生する照度が測定される。たとえば、蓄電素子12が充電され、蓄電素子12の電圧が3Vのとき、照度が低くなり太陽電池11の出力電圧が3Vよりも小さくなると、蓄電素子12から太陽電池11への電流の逆流が生じる。このときの照度が測定される。そして、このときの照度におけるダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2が、nMOS10bがオンする閾値電圧より小さくなるように、抵抗素子R2の抵抗値が決められる。
以下では、閾値電圧が0.3Vで、電流の逆流が生じる照度が40Lux以下であるとする。
図6は、ダミー太陽電池の発電特性の一例を示す図である。
図6では、照度が40Luxのときの、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2と出力電流との関係及び、出力電圧Vg2と出力電力との関係が示されている。縦軸は出力電流(単位はμA)及び出力電力(単位はμW)を示し、横軸は出力電圧Vg2(単位はV)を示している。
たとえば、照度が40Luxのときに、出力電圧Vg2を、0.3Vの閾値電圧よりも小さい0.29Vとするには、図6の出力電流と出力電圧Vg2との関係から、抵抗素子R2の抵抗値を100kΩ程度にすればよいことが分かる。
太陽電池11とダミー太陽電池10aの発電特性や、nMOS10b1がオンする閾値電圧には、製造ばらつきが生じている可能性がある。しかし、上記のように抵抗値を設定した抵抗素子R2を設けることで、充電回路20は、より確実に、電流の逆流の発生を抑制できる。
(第4の実施の形態)
図7は、第4の実施の形態の充電回路の一例を示す図である。図7において、図2に示した要素と同様の要素については同一符号が付されている。
第4の実施の形態の充電回路30は、第2の実施の形態の充電回路10と異なり、スイッチとしてpMOS10cではなく、nMOS30aを有している。また、充電回路30は、抵抗素子R3を有している。
図7に示すように、nMOS30aのゲートはダミー太陽電池10a及び抵抗素子R3の一端に接続されている。また、nMOS30aのソースまたはドレインの一方は、電源線14aを介して太陽電池11に接続されており、他方は、電源線14bを介して蓄電素子12に接続されている。また、nMOS30aのバックゲートは、電源線14bに接続されている。
このようなnMOS30aによって、図7に示すように、アノードを電源線14bに接続し、カソードを電源線14aに接続した寄生ダイオードD2が形成されている。
なお、電源線14a,14bは、nMOS30aがオンのときには、基準電位となる。また、太陽電池11と蓄電素子12とを電気的に接続する電源線13には、太陽電池11の出力電圧が印加される。抵抗素子R3の他端は電源線14aに接続されている。
nMOS30aは、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2によって、直接制御される。nMOS30aは、出力電圧Vg2が、nMOS30aがオンする閾値電圧よりも小さいときにオフ状態となり、太陽電池11と蓄電素子12との間の電流経路を遮断する。
また、nMOS30aは、出力電圧Vg2が、上記閾値以上のときにはオン状態となる。このとき、太陽電池11と蓄電素子12との間での電流経路が形成され、太陽電池11で生成された電流に基づき、蓄電素子12が充電される。
抵抗素子R3は、第3の実施の形態の充電回路20の抵抗素子R2と同様に、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2を調整する機能を有する。
抵抗素子R3の抵抗値は、蓄電素子12から太陽電池11への電流の逆流を生じさせる環境エネルギーの値のときに、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2が、nMOS30aがオンする閾値電圧よりも小さくなるように設定されている。
抵抗素子R3の抵抗値の決定にあたっては、まず、蓄電素子12から太陽電池11への電流の逆流が発生する照度が、予め測定される。そして、このときの照度におけるダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2が、nMOS30aがオンする閾値電圧より小さくなるように、抵抗素子R3の抵抗値が決められる。
なお、抵抗素子R3がなくてもダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2によって、電流の逆流が発生する際にnMOS30aをオフできれば、抵抗素子R3を設けなくてもよい。
以下、第4の実施の形態の充電回路30の動作の一例を説明する。
図8は、第4の実施の形態の充電回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。
図8には、光の照度と、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2(nMOS30aのゲート電圧)の時間変化の一例が示されている。
光の照度が比較的高く、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2が、nMOS30aがオンする閾値電圧Vth2以上のときには(タイミングt20−t21)、nMOS30aがオン状態となる。そのため、太陽電池11と蓄電素子12との間での電流経路が形成され、太陽電池11で生成された電流によって、蓄電素子12が充電される。
一方、光の照度が低く、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2が閾値電圧Vth2よりも小さいときには(タイミングt21以降)、nMOS30aがオフ状態となる。そのため、電源線14a,14bが切り離され、太陽電池11と蓄電素子12との間の電流経路が遮断される。
以上のような第4の実施の形態の充電回路30でも、第2の実施の形態の充電回路10及び第3の実施の形態の充電回路20と同様の効果が得られる。さらに、充電回路30では、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2で、nMOS30aが直接制御されるため、インバータ回路10bが不要になり、充電回路30を、より簡素な回路とすることができる。このため、よりコストを抑えられる。
また、nMOS30aがオフ状態のとき、蓄電素子12の電圧よりも太陽電池11の出力電圧が小さくても、寄生ダイオードD2には逆バイアスが印加されるため、寄生ダイオードD2を介した電流の逆流の発生も抑制できる。
(第5の実施の形態)
図9は、第5の実施の形態の充電回路の一例を示す図である。図9において、図7に示した要素と同様の要素については同一符号が付されている。
第5の実施の形態の充電回路40は、太陽電池11と蓄電素子12の間の電流経路にスイッチとして機能するnMOS30aと直列に接続された別のスイッチ(nMOS30b)を有している。
nMOS30bのゲートはダミー太陽電池10a及び抵抗素子R3の一端に接続されており、nMOS30bは、nMOS30aと同様に、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2に基づきオンオフが制御される。
また、nMOS30bのドレインまたはソースの一方は、nMOS30aのドレインまたはソースの一方に接続されており、nMOS30bのドレインまたはソースの他方は、電源線14bを介して蓄電素子12に接続されている。さらに、nMOS30bのバックゲートは、nMOS30aのバックゲートとは接続方向が異なる。nMOS30bのバックゲートは、nMOS30bのドレインまたはソースの他方と接続されている。このため、nMOS30aのバックゲートと、nMOS30bのバックゲートは電気的に接続されている。
このようなnMOS30bによって、図9に示すように、nMOS30aの寄生ダイオードD2とは逆向きの寄生ダイオードD3が形成されている。
上記のような充電回路40は、第4の実施の形態の充電回路30と同様の効果を有する。さらに、充電回路40は、寄生ダイオードD2,D3が形成されることにより、nMOS30a,30bがオフ状態のとき、太陽電池11と蓄電素子12間の電流を双方向で流れないようにすることができる。
なお、第2及び第3の実施の形態の充電回路10,20も、制御信号Vg1でオンオフが制御され、pMOS10cと直列に接続され、寄生ダイオードD1と逆向きの寄生ダイオードが形成されるようにバックゲートが接続されたpMOSを有していてもよい。
(第6の実施の形態)
図10は、第6の実施の形態の充電回路の一例を示す図である。図10において、図5に示した要素と同様の要素については同一符号が付されている。
充電回路50は、低照度検知部50a、過充電保護部50b、制御部50c、pMOS10cを有している。
低照度検知部50aは、図5に示した第3の実施の形態の充電回路20と同様に、ダミー太陽電池10a、nMOS10b1、抵抗素子R1,R2を有している。低照度検知部50aは、照度が低くなって、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2が、nMOS10b1がオンする閾値電圧よりも小さくなると、論理レベルがHレベルの制御信号Vg1を出力する。出力電圧Vg2が閾値電圧以上のときには、低照度検知部50aは、論理レベルがLレベルの制御信号Vg1を出力する。
過充電保護部50bは、蓄電素子12の過充電を防止するための回路である。過充電保護部50bは、nMOS51、比較回路52、抵抗素子R4,R5を有している。
nMOS51のドレインは、抵抗素子R4を介して電源線13aに接続されており、nMOS51のソースは、電源線14及び自身のバックゲートに接続されている。nMOS51のゲートには、比較回路52の出力信号Vdが供給される。
比較回路52は、蓄電素子12の電圧Vbが電圧Vrefよりも大きければ、論理レベルがHレベルの出力信号Vdを出力し、電圧Vbが電圧Vrefよりも小さければ、論理レベルがLレベルの出力信号Vdを出力する。
電圧Vrefは、たとえば、蓄電素子12の動作電圧の上限値に基づいて決められている。たとえば、蓄電素子12が2次電池で、その動作電圧の範囲が2.8−3.1Vであるとき、電圧Vrefは、たとえば、3.1Vなどと設定される。なお、電圧Vrefは、たとえば、図示しない1次電池の電圧を用いて生成されてもよいし、太陽電池11の出力電圧Vinを用いて生成されてもよいし、蓄電素子12の電圧Vbを用いて生成されてもよい。
比較回路52は、電源線13b,14間に接続されており、電源線13b,14間の電圧を電源電圧として動作する。比較回路52の反転入力端子(“−”と表記されている)は、電源線13bに接続されており、比較回路52の非反転入力端子(“+”と表記されている)には、電圧Vrefが印加される。比較回路52の出力端子は、nMOS51のゲートのほか、抵抗素子R5を介して電源線13aに接続されている。さらに比較回路52の出力端子は制御部50cに接続されている。
制御部50cは、低照度検知部50aが出力する制御信号Vg1と、過充電保護部50bの比較回路52の出力信号Vdに基づき、制御信号Vgを出力し、pMOS10cのオンオフを制御する。
制御部50cは、pMOS53,54を有している。pMOS53のソースまたはドレインの一方及びpMOS54のゲートには出力信号Vdが供給され、pMOS54のソースまたはドレインの一方及びpMOS53のゲートには制御信号Vg1が供給される。また、pMOS53,54のソースまたはドレインの他方は互いに接続されているとともに、pMOS53,54のバックゲート及び、pMOS10cのゲートに接続されている。
以下、第6の実施の形態の充電回路50の動作の一例を説明する。
図11は、第6の実施の形態の充電回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。図11には、照度が変化したときの、太陽電池11の出力電圧Vinと、蓄電素子12の電圧Vbの変化の様子が示されている。また、図11には、制御信号Vg1,Vg、出力信号Vdの変化、及び、pMOS10c,53,54、nMOS10b1,51の状態の変化についても示されている。
なお、図11の説明では、光の照度が100Luxを下回ると、電流の逆流の発生を防止するためにpMOS10cをオフ状態とするように、抵抗素子R2の抵抗値が設定されているものとしている。
太陽電池11に光が照射されると、出力電圧Vinが上昇していく。光の照度が100Luxより高いとき(タイミングt30−t31)、nMOS10b1はオン状態であるので、制御信号Vg1は0Vとなる(論理レベルがLレベルになることに相当する)。これにより、pMOS53もオン状態となる。また、このとき蓄電素子12の電圧Vbは、電圧Vrefよりも小さいため、比較回路52の出力信号Vdも0Vとなる。そのため、nMOS51はオフ状態となり、pMOS54はオン状態となる。また、nMOS10b1、pMOS53,54がオン状態のとき、制御信号Vgが0Vとなるため、pMOS10cはオン状態となる。
光の照度が100Luxよりも低いとき(タイミングt31−t32)、出力電圧Vinが下降し(図11では0Vとなっている)、ダミー太陽電池10aの出力電圧Vg2が、nMOS10b1がオンする閾値電圧より小さくなる。そのため、nMOS10b1はオフ状態となり、制御信号Vg1は、電圧Vbとなる(論理レベルがHレベルになることに相当する)。これにより、pMOS53もオフ状態となる。また、このとき蓄電素子12の電圧Vbは、電圧Vrefよりも小さいため、比較回路52の出力信号Vdは0Vのままである。そのため、nMOS51はオフ状態を維持し、pMOS54もオン状態を維持する。また、nMOS10b1、pMOS53がオフ状態、pMOS54がオン状態のとき、制御信号Vgが電圧Vbとなるため、pMOS10cはオフ状態となる。
これにより、太陽電池11と蓄電素子12との間の電流経路が遮断され、電流の逆流の発生が抑制される。
再び、光の照度が100Luxより高くなると(タイミングt32)、出力電圧Vinは上昇し、電圧Vbも上昇していく。しかし、電圧Vbが電圧Vrefより小さいときには、制御信号Vg1,Vg、出力信号Vdの電圧、各MOSFETの状態は、タイミングt30−t31のときと同じである。
出力電圧Vin及び電圧Vbがさらに上昇し、電圧Vbが電圧Vrefを上回ると、比較回路52の出力信号Vdは出力電圧Vinと同じ電圧となる。このため、nMOS51はオン状態となり、pMOS54はオフ状態となる。pMOS53はオン状態を維持するので、制御信号Vgは出力電圧Vinと同じ電圧となり、pMOS10cはオフ状態となる。
これにより、太陽電池11と蓄電素子12との間の電流経路が遮断され、蓄電素子12の過充電を抑制することができる。
上記のような、充電回路50では、第3の実施の形態の充電回路20と同様の効果が得られる。たとえば、ダミー太陽電池10aと太陽電池11としてアモルファスシリコン太陽電池を用い、蓄電素子12としてコイン型リチウム2次電池を用いる場合、光の照度が200Luxのとき、太陽電池11の発電電流は50μA程度である。低照度検知部50aを設けない場合、光の照度が0Luxのとき、蓄電素子12から太陽電池11に40μA程度の電流が逆流し、損失が生じる。これに対し、上記のような低照度検知部50aを設け、pMOS10cを制御することで、逆流を0.1μA程度に抑えられる。
さらに、第6の実施の形態の充電回路50では、蓄電素子12の過充電を防止することができる。また、逆流を防止する際にオフ状態とするスイッチ(pMOS10c)を、過充電を防止する際にオフ状態とするスイッチとしても用いることができる。このため、逆流防止機能と過充電防止機能とを有する充電回路20の回路面積の増加やスイッチのオン抵抗による損失を抑制できる。
なお、上記のような過充電保護部50bと、制御部50cの回路構成を適宜変更して、図7に示したような充電回路30に追加して、過充電が発生する際に、nMOS30aをオフ状態とするようにしてもよい。
(電子装置)
図12は、電子装置の一例を示す図である。図12において、図1に示した要素と同様の要素については同一符号が付されている。
電子装置60は、たとえば、センシング端末であり、充電回路1、環境発電素子2、蓄電素子3のほか、電源回路61及び負荷回路62を有している。
電源回路61は、たとえば、DC(Direct Current)/DCコンバータを有し、蓄電素子3の電圧を、負荷回路62の動作に適した電圧に変換する。なお、蓄電素子3の電圧で負荷回路62が動作可能であれば、電源回路61はなくてもよい。
負荷回路62は、蓄電素子3の電圧に基づき動作する。たとえば、センサや無線モジュールなどである。なお、負荷回路62として、様々な電子回路や電子機器が適用できる。
このような電子装置60において、図1に示したような充電回路1を用いることで、環境エネルギーが小さいときに蓄電素子3から環境発電素子2への電流の逆流の発生を容易に抑制できる。そのため、環境発電素子2に蓄電素子3からの電流が流れ込むことで生じる損失の発生を抑制できる。これによって、負荷回路62への電力供給が不安定となることを抑えられる。また、高精度な比較回路などを用いずともよく、簡素な回路で充電回路1を実現できるため、電子装置60のコストを抑えられる。
なお、充電回路1として、第2乃至第6の実施の形態の充電回路10,20,30,40,50を用いてもよいことは言うまでもない。
以上、実施の形態に基づき、本発明の充電回路及び電子装置の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
1 充電回路
1a 環境発電素子(ダミー太陽電池)
1b 制御部
1c スイッチ
2 環境発電素子(太陽電池)
3 蓄電素子
4a,4b,5 電源線
C キャパシタ

Claims (8)

  1. 蓄電素子に電流を供給する第1の環境発電素子と同一材料で作成され、環境発電を行う第2の環境発電素子と、
    前記第1の環境発電素子と前記蓄電素子との間の電流経路に設けられ、前記第2の環境発電素子の第1の出力電圧が第1の値よりも小さいときにオフ状態となり、前記電流経路を遮断する第1のスイッチと、
    を有することを特徴とする充電回路。
  2. 前記第2の環境発電素子は、前記第1の環境発電素子よりも素子サイズが小さい、ことを特徴とする請求項1に記載の充電回路。
  3. 前記第2の環境発電素子の前記第1の出力電圧の論理レベルを反転するインバータ回路を有し、
    前記第1のスイッチは、前記第1の環境発電素子の第2の出力電圧が印加される第1の電源線に接続され、前記インバータ回路の出力信号の論理レベルに応じてオン状態または前記オフ状態となるp型トランジスタであり、
    前記第1の値は、前記インバータ回路の反転閾値である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の充電回路。
  4. 前記第1のスイッチは、基準電位となる第2の電源線に接続され、前記第1の出力電圧によってオン状態または前記オフ状態となるn型トランジスタであり、
    前記第1の値は、前記n型トランジスタがオンする閾値電圧である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の充電回路。
  5. 前記蓄電素子から前記第1の環境発電素子への電流の逆流を生じさせる環境エネルギーの値の測定結果に基づき、前記環境エネルギーが前記値のときに、前記第1の出力電圧が前記第1の値よりも小さくなるように抵抗値が設定された抵抗素子を、有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の充電回路。
  6. 前記電流経路に、MOSFETである前記第1のスイッチと直列に接続され、前記第1の出力電圧に基づきオンオフが制御され、前記第1のスイッチと同じ導電型のトランジスタである第2のスイッチを有し、
    前記第1のスイッチの第1のソースまたは第1のドレインの一方は、前記第1の環境発電素子に接続され、前記第2のスイッチの第2のソースまたは第2のドレインの一方は、前記蓄電素子に接続され、前記第1のソースまたは前記第1のドレインの他方と、前記第2のソースまたは前記第2のドレインの他方は互いに接続されているとともに、前記第1のスイッチの第1のバックゲート及び前記第2のスイッチの第2のバックゲートに接続されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の充電回路。
  7. 前記蓄電素子の電圧と第2の値とを比較し、比較結果を出力する比較回路と、
    前記比較結果が、前記電圧が前記第2の値よりも大きいことを示すとき、前記第1のスイッチをオフする制御部と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の充電回路。
  8. 蓄電素子と、
    前記蓄電素子に電流を供給する第1の環境発電素子と、
    前記第1の環境発電素子と同一材料で作成され、環境発電を行う第2の環境発電素子と、
    前記第1の環境発電素子と前記蓄電素子との間の電流経路に設けられ、前記第2の環境発電素子の第1の出力電圧が第1の値よりも小さいときにオフ状態となり、前記電流経路を遮断する第1のスイッチと、
    前記蓄電素子の電圧に基づき動作する負荷回路と、
    を有することを特徴とする電子装置。
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