JP2017182580A - 情報処理装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】振替時の口座一覧性および操作性を大幅に改善するインターネットバンキングのアプリケーションを提供する。【解決手段】振替元口座および振替先口座を指定する情報処理方法では、取得した振替処理可能な口座の口座情報に関連付けられた複数の口座アイコンを表示し、振替元口座を指定する指示に応答して、指定された口座に対応する口座アイコンに対して第1の表示を付加し、第1の表示が付加された口座アイコンに関連付けられた移動画像が移動中であるかどうかを判定し、かつ押圧位置が振替先口座として選択する口座の口座アイコンに対して予め定められた範囲に入ったかどうか、または移動画像と振替先口座として選択する口座の口座アイコンとが予め定められた条件を満たすかどうかを判定し、肯定的な判定結果の場合に、振替先口座として選択する口座の口座アイコンに対して候補表示を付加し、移動画像が移動中ではなくなった場合に、振替先口座として選択する口座の口座アイコンに対して第2の表示を付加する。【選択図】図14

Description

本発明は、銀行システムにおけるインターネットバンキング(IB)のシステムに関する。より詳細には、本発明は、インターネットバンキングのアプリケーションにおいて振替元および振替先を選択する情報処理装置、方法およびプログラムに関する。また、本発明は、インターネットバンキングのアプリケーションにおいて口座の取引明細を表示する情報処理装置、方法およびプログラムに関する。
近年、多くの金融機関は、顧客が各営業店の窓口やATMまで足を運ばなくても金融機関が提供するサービスを受けられるようにインターネットバンキング(「モバイルバンキング」とも言う)のサービスを提供している。インターネットバンキングには、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット型端末、携帯電話、スマートフォンなどのネットワーク接続可能なデバイスからアクセスすることができる。顧客は、これらのデバイスを用いて、インターネットバンキングによって提供される各種サービス(例えば、残高や入出金明細の照会、振込や振替、定期預金や積立の申込など)を利用することができる。
残高や入出金明細の照会機能では、1または複数の顧客口座のそれぞれの残高を示すことができ、また、選択口座の所定の期間における入金明細および出金明細を示すことができる。振込機能では、同一金融機関の本支店宛ての資金移動、若しくは他の金融機関の普通、貯蓄、当座の各口座宛ての資金移動を行うことができる。振替機能では、同一金融機関に開設されている同一顧客口座(例えば、普通・貯蓄・当座・カードローンの各口座)間の資金移動を行うことができる。例えば、特許文献1には、振替元口座と振替先口座の残高が表示された状態で、振替金額を入力すると振替後の両口座の残高が計算される機能が振替機能の一つとして紹介されている。
インターネットバンキングのアプリケーションは、利用するデバイスの種類に応じて異なる種類のアプリケーションが提供されることがある。例えば、同一金融機関のインターネットバンキングのアプリケーションであっても、PCからアクセスした時に利用できるアプリケーションと、タブレット型端末やスマートフォンからアクセスした時に利用できるアプリケーションとではその機能が異なっていることがある。
PCによるアクセス時には、ポインティングデバイスを使った操作(例えば、クリック、ドラッグ)でアプリケーションを利用することができ、タブレット型端末やスマートフォンによるアクセス時には、タッチパネルに対する指の操作でアプリケーションを利用することができる。タッチパネルに対する指の操作としては、表1に例示されるようなものが知られている。
特開2014−154034号公報
金融機関は、顧客利便性を高めるためにインターネットバンキングのアプリケーションを絶えず改良し続けている。近年、特に、タブレット型端末やスマートフォンが広く普及し、顧客がタブレット型端末やスマートフォンからインターネットバンキングにアクセスすることが多くなってきたことから、タブレット型端末やスマートフォン経由で利用されるインターネットバンキングのアプリケーションの改良が行われている。
振替の際には、振替元となる口座をリストボックスから選択し、その後、振替先となる口座を別のリストボックスから選択していたが、従来のようなやり方は、顧客口座の一覧性や口座選択の操作性に欠けていた。
ある口座の入出金明細を表示するやり方についても、従来は、表形式の画面が提供されていたが、個々の明細データが入金に該当するのか、あるいは出金に該当するのかが一見して判別しづらいアプリケーションもあった。また、表形式で入出金明細が提供されていたため、上旬や下旬などといった月のどのあたりで発生した明細データなのかを把握することが困難であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、振替時の口座一覧性および操作性を大幅に改善するインターネットバンキングのアプリケーションを提供することを目的とする。また、本発明は、顧客の視認性を高める入出金明細の表示および同明細のスケジュール表示を可能にするインターネットバンキングのアプリケーションを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る振替元口座および振替先口座を指定する情報処理方法は、振替処理可能な口座の口座情報を取得することと、前記取得した振替処理可能な口座の口座情報に関連付けられた複数の口座アイコンを表示することと、振替元口座を指定する指示に応答して、指定された口座に対応する口座アイコンに対して第1の表示を付加することと、前記第1の表示が付加された口座アイコンに関連付けられた移動画像が移動中であるかどうかを判定し、かつ押圧位置が振替先口座として選択する口座の口座アイコンに対して予め定められた範囲に入ったかどうか、または前記移動画像と振替先口座として選択する口座の口座アイコンとが予め定められた条件を満たすかどうかを判定することと、前記判定が肯定的な判定結果を示す場合に、振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンに対して候補表示を付加することと、前記移動画像が移動中ではなくなった場合に、振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンに対して第2の表示を付加することを備える。
また、本発明の一態様に係る振替元口座および振替先口座を指定する情報処理装置は、振替処理可能な口座の口座情報を取得する口座情報取得手段と、前記取得した振替処理可能な口座の口座情報に関連付けられた複数の口座アイコンを表示する口座アイコン表示手段と、振替元口座を指定する指示に応答して、指定された口座に対応する口座アイコンに対して第1の表示を付加する第1の表示付加手段と、前記第1の表示が付加された口座アイコンに関連付けられた移動画像が移動中であるかどうかを判定し、かつ押圧位置が振替先口座として選択する口座の口座アイコンに対して予め定められた範囲に入ったかどうか、または前記移動画像と振替先口座として選択する口座の口座アイコンとが予め定められた条件を満たすかどうかを判定する判定手段と、前記判定が肯定的な判定結果を示す場合に、振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンに対して候補表示を付加する候補表示付加手段と、前記移動画像が移動中ではなくなった場合に、振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンに対して第2の表示を付加する第2の表示付加手段を備える。
本発明によれば、インターネットバンキングのアプリケーションにおいて、振替時の口座一覧性および操作性が大幅に改善されるという効果を得ることができる。本発明によれば、インターネットバンキングのアプリケーションにおいて、顧客の視認性を高める入出金明細の表示および同明細のスケジュール表示が可能になるという効果を得ることができる。
本明細書において開示される実施形態の詳細な理解は、添付図面に関連して例示される以下の説明から得ることができる。
本発明に係るインターネットバンキングシステムを含むシステム全体の構成図である。 インターネットバンキングシステムのシステム構成図である。 顧客マスタのデータ構造の一例を説明する図である。 取引明細ファイルのデータ構造の一例を説明する図である。 金融商品明細ファイルのデータ構造の一例を説明する図である。 IBアプリの画面遷移を説明する図である。 IBアプリにより提供されるトップ画面を説明する図である。 資産一覧画面の一例を示す図である。 IBアプリが提供する例示的な取引明細画面を示す図である。 複数の口座アイコンを表示する振替画面を示す図である。 IBアプリを使用して振替元/振替先口座を指定する手順を説明する図である。 振込画面を例示する図である。 本発明に係るIBアプリにて使用されるカレンダー画面を示す図である。 振替元口座および振替先口座を指定する処理を説明するフロー図である。 取引明細画面において取引明細を表示する処理を説明するフロー図である。 IBアプリが稼動する顧客端末の機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。本明細書で説明するインターネットバンキングのアプリケーションは、ネイティブアプリ(タブレット型端末やスマートフォンにダウンロードして使用するアプリケーション)を例として説明する。しかしながら、同様の機能を提供することが可能なWebアプリ(ブラウザを介してインターネット上でアクセスが可能なアプリケーション)にも本発明は適用可能である。
(全体構成)
図1は、本発明に係るインターネットバンキングシステム100(以下、本明細書では「IBシステム100」と呼ぶ)を含むシステム全体の構成図である。金融機関1は、相互接続されたIBシステム100および勘定系ホスト110を有する。IBシステム100は、勘定系ホスト110と通信することにより各種データを送受信することができる。勘定系ホスト110は、金融機関1によって従来から使用されているシステムであって、例えば、預金業務や為替業務を扱うことが可能なシステムである。IBシステム100は、ネットワーク130を介して1または複数の顧客端末120と接続可能であり、本明細書で説明するようなアプリケーションを介して各種サービス(例えば、残高や入出金明細の照会、振込や振替、定期預金や積立の申込など)を顧客2に対して提供することができる。ネットワーク130は、インターネットなどを含む、相互通信可能な周知のネットワークであればよく、特に限定されることはない。
顧客端末120は、IBシステム100からアプリケーションをダウンロードして利用することができる、タブレット型端末、スマートフォンあるいは有線または無線環境において動作可能な他の任意のタイプのデバイスとすることができる。本明細書では、顧客端末120をタブレット型端末および/またはスマートフォンとして説明するが、本発明の一実施形態では、本明細書で説明するアプリケーションを利用することが可能な他のデバイスであっても構わない。図1では説明の便宜上、顧客端末120を一つだけ示しているが、IBシステム100を利用する顧客2の数だけ顧客端末120が存在する。
(システム構成)
図2は、IBシステム100のシステム構成図である。図2に示すように、IBシステム100は、一般的なコンピュータと同様に、バス210などによって相互に接続された制御部201、主記憶部202、補助記憶部203、インターフェース(IF)部204および出力部205を備えることができる。また、IBシステム100は、顧客マスタ206、取引明細ファイル207、および金融商品明細ファイル208を備えることができる。IBシステム100は、勘定系ホスト110と通信を行うことにより、顧客マスタ206、取引明細ファイル207、および金融商品明細ファイル208を勘定系ホスト110から受信し、また、IBシステム100内で更新されたデータを勘定系ホスト110に送信することでデータの同期処理を行うことができる。
制御部201は、中央処理装置(CPU)とも呼ばれ、IBシステム100内の各構成要素の制御やデータの演算を行い、また、補助記憶部203に格納されている各種プログラムを主記憶部202に読み出して実行することができる。主記憶部202は、メインメモリとも呼ばれ、受信した各種データ、コンピュータ実行可能な命令および当該命令による演算処理後のデータなどを記憶することができる。補助記憶部203は、ハードディスク(HDD)などに代表される記憶装置であり、データやプログラムを長期的に保存する際に使用される。
図2の実施形態では、制御部201、主記憶部202および補助記憶部203を同一のサーバコンピュータ内に設ける実施形態について説明するが、他の実施形態として、IBシステム100は、制御部201、主記憶部202および補助記憶部203を複数個使用することにより、複数のサーバコンピュータによる並列分散処理を実現するように構成されることもできる。また、他の実施形態として、IBシステム100用の複数のサーバを設置し、複数サーバが一つの補助記憶部203を共有する実施形態にすることも可能である。
IF部204は、他のシステムや装置との間でデータを送受信する際のインターフェースの役割を果たし、また、システムオペレータから各種コマンドや入力データ(各種マスタ、テーブルなど)を受け付けるインターフェースを提供することができる。出力部205は、処理されたデータを表示する表示画面や当該データを印刷するための印刷手段などを提供することができる。
顧客マスタ206は、金融機関に口座を開設している顧客の基礎情報を格納する顧客マスタファイルであり、CIF(Customer Information file)とも言われるものである。図3は、顧客マスタ206のデータ構造の一例を説明する図である。図3に示すように、顧客マスタ206は、店番号301、取引先番号302、口座情報303、属性情報304および顧客ID305を含むことができるが、これらのデータ項目に限定されることはなく他のデータ項目も含むことが可能である。例えば、顧客マスタ206は、届出印鑑の印影、所有するクレジットカードの種類、暗証番号などの情報を含むように構成されてもよい。顧客マスタ206は、金融機関1が制御するシステムにおいて、顧客の口座情報の共通データ項目を提供する共通マスタとしても機能することができ、かかる場合には、複数のアプリケーションで利用されることができる。
店番号301は、顧客を管理するそれぞれの営業店を識別する番号であり、取引先番号302は、当該営業店における顧客を識別する番号である。店番号301および取引先番号302を合わせてCIF番号(取引先番号)と呼ぶこともできる。図3の実施形態では、店番号301および取引先番号302を異なるデータ項目として示したが、両者を合わせて1つのデータ項目として構成することもできる。また、他の実施形態として、取引先番号302のみを金融機関内で利用可能な顧客識別番号として利用することも可能であり、かかる場合には、ある取引先番号302は、複数の営業店に存在することはなく、その金融機関内で唯一無二の番号として使用される。
口座情報303は、顧客口座の情報であり、店番号、科目、口座番号、口座名義などの情報を含むことができる。属性情報304は、顧客の氏名、カナ氏名、住所、連絡先などの情報を含むことができる。顧客ID305は、顧客が同一金融機関内の複数の営業店に口座を保有する場合に、それらの口座を結びつける共通番号(例えば、「名寄せ」処理などの際に利用可能な個人識別番号)を示す。このような共通番号は、顧客を識別するための番号として使用されることが可能なため、他の金融機関の顧客マスタにも格納されることが可能である。かかる場合には、当該共通番号に基づいて、複数の金融機関が保有する顧客の情報を関連付けることも可能となる。顧客ID305は、顧客を識別可能であればよく、本発明の一実施形態では、顧客ID305を、英数字、符号および/またはカナ文字などによって構成してもよい。
図2に戻って説明すると、取引明細ファイル207は、顧客口座(例えば、普通預金)における取引明細を格納することができる。図4は、取引明細ファイル207のデータ構造の一例を説明する図である。取引明細ファイル207は、店番号301、取引先番号302、口座情報303、取引日+連番401、入出金区分402、取引店403、金額404、摘要405およびメモ406を含むことができるが、これらのデータ項目に限定されることはなく口座の種類に応じて他のデータ項目も含むことが可能である。店番号301、取引先番号302、および口座情報303は、図3を参照しながら説明したデータ項目と同一である。
取引日+連番401は、顧客口座において入金や出金などの取引が行われた年月日とシーケンシャルな番号を組み合わせた情報を含む。年月日については、年月日(YYYYMMDD)だけを用いてもいいし、年月日に加えて時分秒(HHMMSS)の情報を用いてもよい。シーケンシャルな番号は同一日に複数回の取引を行う可能性があるため付与される。入出金区分402は、入金、出金などの取引区分を示す。取引店403は、どの営業店あるいは営業店以外のどのATMで取引が行われたかを示す。金額404は、入出金などの取引の取引金額を示す。摘要405は、入出金についての説明、例えば、他行からの振込、給与振込、公共料金の口座振替(口座引き落とし)、などの情報が含まれる。
メモ406は、本明細書で説明するアプリケーションを利用して顧客2がそれぞれの入出金明細に付与した情報を格納することができるデータ項目である。本発明の他の実施形態では、メモ406のデータを顧客端末120内に保持するようにデータファイルを構成することも可能である。かかる場合には、顧客端末120は、取引明細ファイル207をIBシステム100から受信し、メモ406のデータ内容については顧客端末120内に保持されているデータを利用することとなる。
図2に戻って説明すると、金融商品明細ファイル208は、顧客が購入した金融商品(例えば、円定期預金、外貨定期預金、投資信託など)の明細データを格納することができる。図5は、金融商品明細ファイル208のデータ構造の一例を説明する図である。図5に示すように、金融商品明細ファイル208は、店番号301、取引先番号302、口座情報303、明細番号501、名称502、商品内容503を含むことができるが、これらのデータ項目に限定されることはなく他のデータ項目も含むことが可能である。店番号301、取引先番号302、および口座情報303は、図3を参照しながら説明したデータ項目と同一である。
明細番号501は、顧客2が購入した金融商品(例えば、定期預金(円貨、外貨)、投資信託など)の明細を識別するための番号である。当該番号は、英数字および記号から構成可能である。名称502は、顧客2が購入した金融商品の名称(例えば、「スーパー定期預金3ヶ月」「米ドル定期預金1年」など)である。商品内容503は、購入された金融商品の詳細を表す。例えば、購入された金融商品が定期預金の場合には、商品内容503には、定期預金の作成日、満期日、金額および利率などの情報が格納される。利率の情報については、金融商品購入時に利率テーブル(不図示)に格納されている購入対象の金融商品の利率の情報が設定されてよい。利率テーブルは、金融機関1によって提供される金融商品の適用利率のデータを格納し、勘定系ホスト110から提供されることが可能である。
再び、図2に戻って説明すると、顧客端末120も、一般的なコンピュータと同様に、バス210などによって相互に接続された制御部201、主記憶部202、補助記憶部203、インターフェース(IF)部204および出力部205を備えることができる。上述したように、顧客端末120にはインターネットバンキングのアプリケーション(本明細書において「IBアプリ」と呼ぶこととする)がダウンロードされている。IBアプリは、補助記憶部203に格納されているプログラムであり、実行時には制御部201によって主記憶部202に読み出されて実行される。IBアプリは、IBシステム100との通信を介して、インターネットバンキングの各種機能を顧客2に提供することができる。顧客端末120は、IBアプリを介して、顧客マスタ206、取引明細ファイル207および金融商品明細ファイル208のデータをIBシステム100から受信して、主記憶部202に格納しておき、IBアプリ内で利用することができる。
(アプリケーションの画面遷移)
まず、図6を参照しながら、IBアプリにより提供される画面遷移を説明し、各画面における機能を説明する。顧客2は、顧客端末120のディスプレイに表示されているIBアプリのアイコンをタップすることにより、IBアプリを起動することができる。IBアプリは、表示画面における顧客2の操作に応じて、IBシステム100と通信し、データの送受信を行うことができる。
IBアプリが起動されると、ログイン画面601が顧客端末120に表示される。ログイン画面601は、最初に、IBアプリを利用するためのパスワード(アプリPW)の入力を顧客2に対して要求することができる。このパスワードは、第三者が当該IBアプリを無断で使用することを防ぐためのパスワードとして利用可能である。
ログイン画面601は、2種類のログイン画面を提供することができ、それぞれの画面において他のログイン画面を表示するように制御する表示切替ボタンを有することができる。一の種類のログイン画面は、金融機関の店番号、口座番号および第一暗証番号を入力することができる画面であってよく、他の種類のログイン画面は、金融機関の顧客番号(IBシステム100を利用するために金融機関から割り当てられた顧客番号)および第一暗証番号を入力することができる画面であってよい。IBシステム100は、それぞれの顧客に対して複数の暗証番号を設定することができ、例えば、第一暗証番号から第三暗証番号までの3種類を設定することもできる。第一暗証番号は、顧客2がIBシステム100にログインする際に使用するための暗証番号であってよく、第二および第三暗証番号は、特定の取引または操作を行う際に使用するための暗証番号であってよい。
(トップ画面)
ログイン画面601で必要な事項を入力後、ログインボタンがタップ(押下)されると、顧客端末120とIBシステム100との間で通信が行われ、認証処理が実行される。IBシステム100による認証処理が成功裏に行われると、その認証結果が顧客端末120に対して通信され、顧客端末120は、IBアプリを介して必要なデータをIBシステム100から受信して図7に例示するようなトップ画面602を表示する。セキュリティを強化するため、顧客端末120は、IBアプリを介して、ログイン画面601を表示する前にワンタイムパスワードの入力を要求する画面を表示するようにしてもよい。ワンタイムパスワードは、顧客2に予め配布されているトークンに基づいて決定されうる。本発明の一実施形態では、トップ画面602は、終了ボタン701、資産状況表示欄702、資産詳細参照ボタン703、振込画面表示ボタン704、振替画面表示ボタン705、メッセージ欄706、直近明細表示欄707、およびグローバルメニュー708を含むことができるが、他の実施形態では、別の機能を表示するようにしても構わない。
終了ボタン701は、IBアプリからログアウトする際に使用されるボタンである。資産状況表示欄702は、顧客の円建ての資産合計を表示することができる。例えば、普通預金のみの場合には預金総額が表示され、投資信託も保有している場合には時価総額が表示されてよい。資産詳細参照ボタン703は、資産一覧画面603を表示するために使用されるボタンである。振込画面表示ボタン704は、振込画面607を表示するために使用され、振替画面表示ボタン705は、振替画面606を表示するために使用される。メッセージ欄706は、IBシステム100から提供されるログイン時の日付情報、イベント情報、顧客に対するメッセージなどを表示することができる。直近明細表示欄707は、各顧客の流動性預金口座(普通預金口座や当座預金口座)における予め定められた数の直近の取引データを、例えば、取引明細ファイル207から読み出して、表示することができる。例えば、直近明細表示欄707は、ある顧客の普通預金口座の直近2ヶ月分の取引明細データのうち新しいデータを3件表示し、かつ同顧客の当座預金口座の直近2ヶ月分の取引明細データのうち新しいデータを3件表示することができる。かかる場合、直近明細表示欄707に表示するデータは、それぞれの口座ごとにまとめて表示されるようにソートされてもよいし、あるいは、日付順に表示されるようにソートされてもよい。また、直近明細表示欄707に表示されている取引明細データのうち任意の1件が選択されると、図9に例示した取引明細画面604に遷移し、選択された取引明細データに関連付けられる口座の取引明細データが各データの入出金区分402に応じて動的に取引明細画面604に表示されることが可能となる。
グローバルメニュー708は、全ての画面に共通して表示されるメニューであり、例えば、トップ画面602を表示するためのアイコン、カレンダーを表示するためのアイコン、各種ユーザ設定を行うための画面を表示するためのアイコン、IBアプリが提供するヘルプ画面を表示するためのアイコンなどが表示されてよい。カレンダーを表示するためのアイコンがタップされると、顧客端末120は、IBアプリを介してカレンダー画面605を表示することができる。
(資産一覧画面)
資産詳細参照ボタン703がタップされたことを示す信号が顧客端末120からIBシステム100に通信されると、顧客端末120は、IBアプリを介してIBシステム100とデータ通信を行い、資産一覧画面603を顧客端末120に表示する。図8は、資産一覧画面603の一例を示す図である。本発明の一実施形態では、資産一覧画面603は、顧客の資産状況を示す円グラフ801、顧客資産表示欄802、口座明細表示アイコン803、終了ボタン701、グローバルメニュー708を備えることができるが、本発明ではこれらのデータ項目やアイコン以外にも他の種類のデータ項目やアイコン類を表示することができる。
顧客端末120とIBシステム100との間で通信が行われることにより、顧客端末120は、IBアプリを介して、顧客2が保有する各口座のそれぞれの金融資産のデータを取得し、取得したデータに基づいて顧客の資産状況を明示的に示す円グラフ801を顧客端末120のディスプレイに描画することができる。図8に示した例では、顧客2の金融資産が3種類存在し、例えば、801aが普通預金、801bが定期預金、801cが投資信託を示しても良い。本発明の一実施形態では、円グラフ801は、金融資産の種類や内容に応じて描画されてもよい。例えば、801aの普通預金が全資産の6割、801bの定期預金が全資産の3割、801cの投資信託が全資産の1割を示す場合、各金融資産の比率にしたがって、円グラフ801が描画されてよい。
顧客資産表示欄802は、顧客2が保有する金融資産について示すことができる。図8の例では、顧客2は普通預金口座をA、B、C支店に開設している。A支店の普通預金口座の番号は「1234567」であり、残高は500万円である。B支店の普通預金口座の番号は「9876543」であり、残高は250万円である。C支店の普通預金口座の番号は「1112222」であり、残高は30万円である。本発明の一実施形態では、顧客資産表示欄802は、普通預金口座の資産に占める口座ごとの割合を視覚的に示すことができる。例えば、顧客2の普通預金口座の合計残高780万円のうち、A支店の口座の残高は500万円なので、顧客資産表示欄802のA支店の普通預金口座の欄について、その欄全体のうち約64%のエリアを網がけ表示、あるいは色付き表示にしてもよい。同様に、B支店およびC支店の普通預金口座の欄についてもその割合分が網がけ表示、あるいは色付き表示にされうる。
口座明細表示アイコン803(図8の例では「>」)がタップされると、顧客端末120は、IBアプリを介して、タップされた口座に関連する取引明細画面604を表示することができる。
図8の例では、普通預金や定期預金が示されているが、本発明に係るIBアプリでは、外貨預金や投資信託などの金融商品も取り扱うことが可能であり、取扱い可能な金融商品は、周知のインターネットバンキングのシステムで利用可能なものと同じものとすることができる。
(取引明細画面)
図9は、IBアプリが提供する例示的な取引明細画面604を示す図である。本発明の一実施形態では、取引明細画面604は、口座残高901、切替ボタン902、1または複数の入出金明細903、終了ボタン701、グローバルメニュー708を備えることができるが、本発明ではこれらのデータ項目やアイコン以外にも他の種類のデータ項目やアイコン類を表示することができる。
口座残高901は、タップされた口座明細表示アイコン803に関連付けられた口座の取引明細ファイル207から読み出された口座情報および残高金額情報を示す。切替ボタン902は、図9に例示する取引明細画面604の表示形式を切り替えるためのボタンである。切替ボタン902がタップされると、顧客端末120は、IBアプリを介して、従来から提供されているような表形式の入出金明細と、図9に例示するような表示形態の入出金明細とを切り替えて表示することができる。本発明の一実施形態では、顧客端末120は、顧客2からの入力に基づいて、表示する入出金明細のデータを所定の年月分のデータに限ったり、あるいは、表示する順番を変更したりすることができる。
入出金明細903は、取引明細ファイル207から読み出された当該口座の入出金明細データを表示することができる。入出金明細903が表示されている箇所がスワイプされると、顧客端末120は、シーケンシャルに表示されている入出金明細903a、903b、・・・903N(Nは読み出された入出金明細のデータ数)を表示するためにIBアプリの画面をスクロールすることができる。本発明の一実施形態では、顧客端末120は、入出金区分402に格納されている値にしたがって入出金明細903のそれぞれのデータの表示方法をIBアプリ上で制御することができる。例えば、入出金区分402に格納されている値が「入金」を示す場合、顧客端末120は、取引明細画面604の左端から入出金明細903を画面中央部に向けて移動させながら表示する(第1のスライドイン)ように制御することができ、一方、入出金区分402に格納されている値が「出金」を示す場合、IBアプリは、取引明細画面604の右端から入出金明細903を画面中央部に向けて移動させながら表示する(第2のスライドイン)ように制御することができる。この例では、入出金明細903のそれぞれのデータが入金に該当するのか、出金に該当するのかに応じて画面の左端および右端から表示される実施形態を説明したが、両者が区別可能な表示スタイルである限り、その実施形態に限定されることはない(例えば、上端/下端からの表示、時計回り/反時計回りに回転しながらの表示)。また、顧客2の視認性を高めるため、顧客端末120は、IBアプリを介して、入金明細と出金明細の色を変えるように制御することができる。
(取引明細表示処理)
図15は、取引明細画面604において取引明細を表示する処理を説明するフロー図である。S1501にて、顧客端末120は、タップされた口座明細表示アイコン803に関連付けられた口座情報(本支店、科目、口座番号)に基づいてIBアプリを介してIBシステム100内の取引明細ファイル207にアクセスし、当該口座情報に関連付けられた取引明細データを取得する。取得した取引明細データは顧客端末120のメモリ上に格納され、顧客端末120は、取得した取引明細データを1件ずつ、取引日+連番401に基づいて順に読み出す。
S1502にて、顧客端末120は、取引明細データを読み出せたかどうか判定する。読み出せなかった場合には、IBシステムから取得した取引明細データが存在しないので、本処理フローは終了する。読み出せた場合には、S1503に処理が進む。
S1503にて、顧客端末120は、S1502にて読み出した取引明細データの入出金区分402に格納されている値を取得し、その値が「入金」を示すか、あるいは「出金」を示すかを識別する。
S1504にて、顧客端末120は、S1503にて取得した値が「入金」を示すか、あるいは「出金」を示すかに従って、取引明細データに基づく明細画像を生成することができる。生成される明細画像は、図9に例示した入出金明細903のようなものであってよい。
S1505にて、顧客端末120は、「入金」を示す取引明細データに基づく第1の明細画像を取引明細画面604の画面左端から画面中央部に向けて移動させながら表示する(第1のスライドイン)ように制御することができる。また、顧客端末120は、「出金」を示す取引明細データに基づく第2の明細画像を取引明細画面604の右端から画面中央部に向けて移動させながら表示する(第2のスライドイン)ように制御することができる。本発明の他の実施形態では、第1の明細画像および第2の明細画像を表示させ始める方向を画面の左端/右端に限定することなく、異なる方向から表示させ始めるようにしてもよい。
(振替画面)
図7に例示するトップ画面602において、振替画面表示ボタン705がタップされると、顧客端末120は、IBアプリを介して、図10に例示するような振替画面606を表示する。振替画面606は、上述したような終了ボタン701およびグローバルメニュー708の他に、顧客2が金融機関1に有する、振替可能な口座1001〜1004を含むことができる。口座1001〜1004は、顧客マスタ206に基づいて表示される。図10の例では、口座1001〜1004は、それぞれ、A支店の普通預金口座、ローン専用口座、貯蓄預金口座、当座預金口座を示す。
次に、図11a〜図11dを参照しながら、本発明に係るIBアプリを使用して振替元/振替先口座を指定する手順を説明する。
まず、顧客2は、振替画面606に表示されている口座のうち出金口座(振替元口座)として選択したい口座のアイコンをタップする。タップされると、図11aに示されるように、顧客端末120は、出金口座を示すマーク「出」を口座1001のアイコンに付加する。顧客2が再度、口座1001のアイコンをタップすると出金口座(振替元口座)の指定は解除され、「出」のマークは消去される。
次に、顧客2は、図11bに例示するように、口座1001のアイコンを入金口座(振替先口座)として選択したい口座のアイコンに向けてスワイプしていく。図11bに示すように、口座1001のアイコンは元の場所に存在しているが、顧客2の指がある箇所には口座1001に関連付けられた画像が表示され、選択された出金口座(口座1001)が視覚的に示される。口座1001に関連付けられた画像は、口座1001のアイコンと視覚的に区別するため、半透明としたり、周囲を点線にしたりするなどしてよい。
図11cに例示するように、顧客2の指(顧客端末120のディスプレイをスワイプしたままの状態になっている)が入金口座(振替先口座)である口座1004に対して予め定められた範囲に入った場合、あるいは口座1004のアイコンと口座1001に関連付けられた画像とが予め定められた条件を満たす場合には、顧客端末120は、口座1004が入金口座(振替先口座)の候補になったことを示す候補表示を口座1004のアイコンに付すことができる。候補表示は、口座1004のアイコンを囲んで表示される、図11cに示すような円形のものであってよい。本発明の他の実施形態では、候補表示は、口座1004のアイコンの色を任意の色に変更するものであってもよい。すなわち、候補表示は、振替先口座の候補になったことを視覚的に示す表示であることが可能である。
上述の候補表示が表示されている状態で、顧客2が指を顧客端末120のディスプレイから離すと、図11dに例示されるように、顧客端末120は、入金口座を示すマーク「入」を口座1004のアイコンに付加する。このようにして、図11dに示すように、口座1001が出金口座(振替元口座)として選択されるとともに、口座1004が入金口座(振替先口座)として選択されることになる。
出金口座(振替元口座)および入金口座(振替先口座)の選択が完了すると、所定の時間が経過後、あるいは、画面遷移のためのボタンをタップするなどの所定の操作後、顧客端末120は、図11eに例示するような振替金額を入力して振替処理を実行する画面を表示する。図11eは、振替金額入力欄1101、決定ボタン1102および戻るボタン1103を含んでいるが、これらのデータ項目以外にも任意の機能を含むことができる。振替金額入力欄1101は、出金口座(振替元口座)および入金口座(振替先口座)の間での振替金額を入力する欄である。決定ボタン1102は、振替処理を実行する際に使用するボタンである。決定ボタン1102がタップされると、顧客端末120からIBシステム100に対して、振替元口座、振替先口座および振替金額のデータが通信され、IBシステム100において振替処理が実行される。戻るボタン1103は、出金口座(振替元口座)および入金口座(振替先口座)の選択を行うための画面に戻る際に使用するボタンであり、戻るボタン1103がタップされると図11aに例示したような画面が表示される。
上述の実施形態では、出金口座(振替元口座)の選択後、入金口座(振替先口座)を選択するために口座1001のアイコンを入金口座(振替先口座)として選択したい口座のアイコンに向けてスワイプしていく操作について説明したが、本発明の操作方法としてはこれに限定されない。例えば、出金口座(振替元口座)をタップした後、入金口座(振替先口座)をタップしてもよい。
また、一般的な振替処理と同様に、振替金額と振替元口座の残高が比較され、残高不足と判定される場合には、アラート表示がなされる。さらに、図11eに示す画面において、振替元口座および振替先口座のそれぞれの残高を表示するようにしてもよい。
(振替口座選択処理)
図14は、振替元口座および振替先口座を指定する処理を説明するフロー図である。S1401にて、顧客端末120は、IBアプリを介してIBシステム100内の顧客マスタ206にアクセスし、顧客2に関連付けられた振替処理可能な口座の口座情報303を取得する。顧客端末120は、取得した口座情報303に基づいて顧客端末120のディスプレイに複数の口座アイコンを表示することができる。図10は、複数の口座アイコンが表示された状態を例示する。口座アイコンは、口座種別(例えば、普通預金、当座預金など)に応じて形態の異なるものが定められてもよい。
S1402にて、顧客2が振替元口座として選択したい口座アイコンを表示された複数の口座アイコンの中からタップしたことに応答して、顧客端末120は、IBアプリを介してタップされた口座アイコンに振替元口座(出金口座)であることを示す第1の表示(上記の例では「出」というマーク)を付加して表示する。
顧客2は、図11bに示したように、第1の表示が付加された口座アイコンを入金口座(振替先口座)として選択したい口座のアイコンに向けてスワイプしていく。顧客端末120は、当該スワイプの操作に応答して、図11bに示すように、第1の表示が付加された口座アイコンに関連付けられたアイコン画像を表示することができる。
S1403にて、顧客端末120は、第1の表示が付加された口座アイコンに関連付けられたアイコン画像が移動中であるかどうか(すなわち、スワイプしたままであるかどうか)を判定し、かつ顧客2の指が入金口座(振替先口座)として選択したい口座のアイコンに対して予め定められた範囲に入ったかどうかを判定する。顧客2の指が入金口座(振替先口座)として選択したい口座のアイコンに対して予め定められた範囲に入ったかどうかは、顧客端末120が、顧客2の指がディスプレイのどの位置(すなわち、IBアプリの画面上のどの位置)を押圧しているかを感知することによって判定されうる。
この2つの判定処理が共に肯定的な判定結果である場合にはS1404に処理が進み、それ以外の場合には再度S1403の判定処理が行われる。本発明の他の実施形態では、この2つの判定処理のうち、後者の判定処理を、第1の表示が付加された口座アイコンに関連付けられたアイコン画像と入金口座(振替先口座)として選択したい口座のアイコンとが予め定められた条件(両者が所定の閾値を超える程度に重なりあっている、両者の中心点の距離が所定の閾値未満になっている、など)を満たすかどうかに基づいて行うこともできる。
S1404にて、顧客端末120は、入金口座(振替先口座)として選択したい口座のアイコンに対して候補表示を付加する。候補表示は、当該口座のアイコンを囲んで表示される、図11cに示すような円形のものであってよい。顧客2が指を顧客端末120から離し、スワイプを止めた場合、顧客端末120は、図11dに示すように、入金口座(振替先口座)として選択した口座のアイコンに振替先口座(入金口座)であることを示す第2の表示(上記の例では「入」というマーク)を付加して表示する。このような処理により、振替元口座および振替先口座が指定されることになる。
(振込画面)
図7に例示するトップ画面602において、振込画面表示ボタン704がタップされると、図12に例示するような振込画面607が表示される。振込画面607は、振込先選択欄1201、振込元選択欄1202、次へボタン1203および戻るボタン1204を含むが、これらの項目に限定されることはなく、他のデータ項目および任意の処理のためのボタンが含まれていてよい。図12は、振込先を予め登録しておく実施形態を説明するが、本発明に係るIBアプリでは、新規に振込先口座を選択する機能も利用可能であり、また、過去の振込実績のデータに基づいて同じ振込先に対して振込を行う機能も利用可能である。先日付の振込も利用可能である。予め登録しておく振込先には、顧客2によって所望のニックネームを付与したり、所望のアイコンと関連付けたりすることもできる。
顧客2は、まず、振込先選択欄1201に表示されている登録済み振込先から所望の振込先を選択することができる。登録済み振込先は、IBアプリを介して予めIBシステム100に登録しておくことができる。本発明の他の実施形態では、従来から存在するIBシステムと同様に、振込先の金融機関、本支店、科目、口座番号を順次指定していくようにしてもよい。その後、顧客2は、振込元選択欄1202から振込元を選択する。振込元選択欄1202には、顧客2が金融機関1に保有する口座のうち振込元として使用可能な口座が表示されている。振込先および振込元の選択が完了したら、顧客2は、次へボタン1203をタップして、不図示の振込金額入力欄、手数料計算欄および依頼人/振込日変更欄など、従来から存在するような振込画面607の機能を使用して振込を行うことができる。
(カレンダー画面)
グローバルメニュー708においてカレンダーのアイコンがタップされると、カレンダー画面605が表示される。図13は、本発明に係るIBアプリにて使用されるカレンダー画面605を示す図である。戻るボタン1301は、前に表示されていた画面に戻るためのボタンである。
顧客端末120は、IBアプリを介してIBシステム100から取得した取引明細ファイル207から取引明細データを読み出し、取引日+連番401に基づいて年月日を特定し、入出金区分402に基づいてそれぞれのデータが入金なのか出金なのかを識別する。顧客端末120は、カレンダー画面605に表示されているカレンダーのそれぞれの日に対応する入金データおよび/または出金データが存在するかを判定し、存在する場合には、入金データが存在することを示す第1の表示(入金表示)および/または出金データが存在することを示す第2の表示(出金表示)をカレンダー画面605に表示されているカレンダーの該当する日に表示することができる。
(機能ブロック)
図16は、IBアプリが稼動する顧客端末120の機能ブロック図である。顧客端末120は、振替元口座および振替先口座を指定する情報処理を行うために、口座情報取得部1601、口座アイコン表示部1602、第1の表示付加部1603、判定部1604、候補表示付加部1605および第2の表示付加部1606を備えている。
口座情報取得部1601は、IBアプリを介してIBシステム100内の顧客マスタ206にアクセスし、顧客2に関連付けられた振替処理可能な口座の口座情報303を取得することができる。口座アイコン表示部1602は、取得した口座情報303に基づいて顧客端末120のディスプレイに複数の口座アイコンを表示することができる。図10は、複数の口座アイコンが表示された状態を例示することができる。口座アイコンは、口座種別(例えば、普通預金、当座預金)に応じて形態の異なるものが定められてもよい。
第1の表示付加部1603は、顧客2が振替元口座として選択したい口座アイコンを表示された複数の口座アイコンの中からタップしたことに応答して、タップされた口座アイコンに振替元口座(出金口座)であることを示す第1の表示(上記の例では「出」というマーク)を付加して表示することができる。
判定部1604は、第1の表示が付加された口座アイコンに関連付けられたアイコン画像が移動中であるかどうか(すなわち、スワイプしたままであるかどうか)を判定し、かつ顧客2の指が入金口座(振替先口座)として選択する口座のアイコンに対して予め定められた範囲に入ったかどうか、または第1の表示が付加された口座アイコンに関連付けられたアイコン画像と入金口座(振替先口座)として選択したい口座のアイコンとが予め定められた条件(両者が所定の閾値を超える程度に重なりあっている、両者の中心点の距離が所定の閾値未満になっている、など)を満たすかどうかを判定することができる。顧客2の指が入金口座(振替先口座)として選択したい口座のアイコンに対して予め定められた範囲に入ったかどうかは、顧客端末120が、顧客2の指がディスプレイのどの位置(すなわち、IBアプリの画面上のどの位置)を押圧しているかを感知することによって判定されうる。顧客端末120は、当該スワイプの操作に応答して、図11bに示すように、第1の表示が付加された口座アイコンに関連付けられたアイコン画像を表示することができる。
候補表示付加部1605は、判定部1604による判定が肯定的な判定結果を示す場合に、入金口座(振替先口座)として選択する口座のアイコンに対して候補表示を付加することができる。候補表示は、当該口座のアイコンを囲んで表示される、図11cに示すような円形のものであってよい。
第2の表示付加部1606は、顧客2が指を顧客端末120から離し、スワイプを止めた場合(移動中ではなくなった場合)に、入金口座(振替先口座)として選択した口座のアイコンに振替先口座(入金口座)であることを示す第2の表示(上記の例では「入」というマーク)を付加して表示することができる。
また、顧客端末120は、金融機関の口座における取引明細データを表示する情報処理を行うために、取引明細情報取得部1607、識別部1608、明細画像生成部1609、第1のスライドイン部1610、第2のスライドイン部1611、カレンダー表示部1612、第2の識別手段1613および明細有無表示部1614を備えている。
取引明細情報取得部1607は、タップされた口座明細表示アイコン803に関連付けられた口座情報(本支店、科目、口座番号)に基づいてIBアプリを介してIBシステム100内の取引明細ファイル207にアクセスし、当該口座情報に関連付けられた取引明細データを取得することができる。取得した取引明細データは、顧客端末120のメモリ上に格納される。識別部1608は、取得した取引明細データを1件ずつ、取引日+連番401に基づいて順に読み出すことができる。識別部1608は、読み出した取引明細データの入出金区分402に格納されている値を取得し、その値が「入金」を示すか、あるいは「出金」を示すかを識別することができる。
明細画像生成部1609は、取得した値が「入金」を示すか、あるいは「出金」を示すかに従って、それぞれの取引明細データに基づく明細画像を生成することができる。生成される明細画像は、図9に例示した入出金明細903のようなものであってよい。第1のスライドイン部1610は、「入金」を示す取引明細データに基づく第1の明細画像を取引明細画面604の画面左端から画面中央部に向けて移動させながら表示する(第1のスライドイン)ように制御することができる。第2のスライドイン部1611は、「出金」を示す取引明細データに基づく第2の明細画像を取引明細画面604の右端から画面中央部に向けて移動させながら表示する(第2のスライドイン)ように制御することができる。本発明の他の実施形態では、第1の明細画像および第2の明細画像を表示させ始める方向を画面の左端/右端に限定することなく、異なる方向から表示させ始めるようにしてもよい。
カレンダー表示部1612は、グローバルメニュー708においてカレンダーのアイコンがタップされると、カレンダー画面605を表示する。第2の識別部1613は、IBシステム100から取得した取引明細ファイル207から取引明細データを読み出し、取引日+連番401に基づいて年月日を特定し、入出金区分402に基づいてそれぞれのデータが入金なのか出金なのかを識別することができる。
明細有無表示部1614は、カレンダー画面605に表示されているカレンダーのそれぞれの日に対応する入金データおよび/または出金データが存在するかを判定し、存在する場合には、入金データが存在することを示す第1の表示(入金表示)および/または出金データが存在することを示す第2の表示(出金表示)をカレンダー画面605に表示されているカレンダーの該当する日に表示することができる。
以上、例示的な実施形態を参照しながら本発明の原理を説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、構成および細部において変更する様々な実施形態を実現可能であることを当業者は理解するだろう。すなわち、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を採用することが可能である。
1 金融機関
2 顧客
100 インターネットバンキングシステム
110 勘定系ホスト
120 顧客端末
201 制御部
202 主記憶部
203 補助記憶部
204 インターフェース(IF)部
205 出力部
206 顧客マスタ
207 取引明細ファイル
208 金融商品明細ファイル
601 ログイン画面
602 トップ画面
603 資産一覧画面
604 取引明細画面
605 カレンダー画面
606 振替画面
607 振込画面
1601 口座情報取得部
1602 口座アイコン表示部
1603 第1の表示付加部
1604 判定部
1605 候補表示付加部
1606 第2の表示付加部
1607 取引明細情報取得部
1608 識別部
1609 明細画像生成部
1610 第1のスライドイン部
1611 第2のスライドイン部
1612 カレンダー表示部
1613 第2の識別手段
1614 明細有無表示部

Claims (8)

  1. 振替元口座および振替先口座を指定する情報処理方法であって、
    振替処理可能な口座の口座情報を取得することと、
    前記取得した振替処理可能な口座の口座情報に関連付けられた複数の口座アイコンを表示することと、
    振替元口座を指定する指示に応答して、指定された口座に対応する口座アイコンに対して第1の表示を付加することと、
    前記第1の表示が付加された口座アイコンに関連付けられた移動画像が移動中であるかどうかを判定し、かつ押圧位置が振替先口座として選択する口座の口座アイコンに対して予め定められた範囲に入ったかどうか、または前記移動画像と振替先口座として選択する口座の口座アイコンとが予め定められた条件を満たすかどうかを判定することと、
    前記判定が肯定的な判定結果を示す場合に、振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンに対して候補表示を付加することと、
    前記移動画像が移動中ではなくなった場合に、振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンに対して第2の表示を付加することと
    を備える方法。
  2. 前記移動画像と振替先口座として選択する口座の口座アイコンとが予め定められた条件を満たすかどうかは、前記移動画像と振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンとが所定の閾値を超える程度に重なりあっているかどうか、または前記移動画像の中心点と振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンの中心点との距離が所定の閾値未満になっているかどうかに基づいて判定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数の口座アイコンは、口座種別に応じて形態が異なる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記候補表示は、振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンを囲んで表示される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の表示は、振替元口座であることを示す表示であり、前記第2の表示は、振替先口座であることを示す表示である、請求項1に記載の方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラム。
  7. 振替元口座および振替先口座を指定する情報処理装置であって、
    振替処理可能な口座の口座情報を取得する口座情報取得手段と、
    前記取得した振替処理可能な口座の口座情報に関連付けられた複数の口座アイコンを表示する口座アイコン表示手段と、
    振替元口座を指定する指示に応答して、指定された口座に対応する口座アイコンに対して第1の表示を付加する第1の表示付加手段と、
    前記第1の表示が付加された口座アイコンに関連付けられた移動画像が移動中であるかどうかを判定し、かつ押圧位置が振替先口座として選択する口座の口座アイコンに対して予め定められた範囲に入ったかどうか、または前記移動画像と振替先口座として選択する口座の口座アイコンとが予め定められた条件を満たすかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定が肯定的な判定結果を示す場合に、振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンに対して候補表示を付加する候補表示付加手段と、
    前記移動画像が移動中ではなくなった場合に、振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンに対して第2の表示を付加する第2の表示付加手段と
    を備えた情報処理装置。
  8. 振替元口座および振替先口座を指定する情報処理装置によって実行されると、前記情報処理装置を、
    振替処理可能な口座の口座情報を取得する口座情報取得手段と、
    前記取得した振替処理可能な口座の口座情報に関連付けられた複数の口座アイコンを表示する口座アイコン表示手段と、
    振替元口座を指定する指示に応答して、指定された口座に対応する口座アイコンに対して第1の表示を付加する第1の表示付加手段と、
    前記第1の表示が付加された口座アイコンに関連付けられた移動画像が移動中であるかどうかを判定し、かつ押圧位置が振替先口座として選択する口座の口座アイコンに対して予め定められた範囲に入ったかどうか、または前記移動画像と振替先口座として選択する口座の口座アイコンとが予め定められた条件を満たすかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定が肯定的な判定結果を示す場合に、振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンに対して候補表示を付加する候補表示付加手段と、
    前記移動画像が移動中ではなくなった場合に、振替先口座として選択する口座の前記口座アイコンに対して第2の表示を付加する第2の表示付加手段
    として機能させるためのプログラム。
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