JP2022167444A - 情報処理装置、情報処理システム、プログラムおよび情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、プログラムおよび情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の加盟店と商取引する際の決済を所定の目的別口座から行うための設定を簡便に行う情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法を提供する。【解決手段】クライアント端末は、プリペイドカードの口座の残高を振り分けるために生成されている目的別口座のデータを取得する口座情報取得部と、プリペイドカードを利用した商取引履歴のデータを取得する取引情報取得部と、表示部の画面表示に対する操作情報を取得する操作情報取得部と、表示部の画面に対して商取引履歴のデータに基づき商取引履歴を表示する履歴表示処理部と、表示部の画面に対して目的別口座のデータに基づき目的別口座の選択画面を表示する選択画面表示処理部と、商取引履歴に対する操作情報に基づき選択された商取引履歴に係る決済先の加盟店と、目的別口座の選択画面に対する操作情報に基づき選択された目的別口座とを対応付ける対応付け部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、プログラムおよび情報処理方法に関するものである。
商取引において、支払者が、複数の支払い口座のうち、支払い対象に応じた用途の口座を選択し、選択した口座から支払いを行う技術が提案されている。例えば、特許文献1には、支払者が支払いチャネルとして複数の銀行口座を持っている場合に、支払者が決めた用途別の支払いチャネルから自動的に代金の支払いを行う決済装置が記載されている。
特開2014-056413号公報
プリペイドカード用の口座においては、ユーザによる残高管理の利便性を向上させるため、1つの口座の中に、その1つの口座の残高を目的別に振り分ける1または複数の口座(以下「目的別口座」という。)を任意に生成可能とすることが考えられる。目的別口座が作成可能な口座では、所定のプリペイドカード加盟店(以下単に「加盟店」という。)とプリペイドカードを使用して商取引する際の決済を、所定の目的別口座から行うように設定しておければ、さらに、ユーザにとって利便性が高い。しかしながら、従来、ユーザがスマートフォン等の端末を操作してこのような設定を行うための操作を簡便に行うことができる方法が存在していないという問題があった。
特許文献1に記載される従来の技術においても、支払者は、支払いチャネルとして持っている複数の銀行口座から、支払いを行う支払い口座を選択するための選択条件を、支払いチャネルごとに設定する必要があるが、この選択条件の設定を行うための具体的な方法は開示されていない。
本発明は、上記課題を解決するものであり、所定の加盟店と商取引する際の決済を所定の目的別口座から行う設定のための操作を簡便に行うことができる情報処理装置、情報処理システム、プログラムおよび情報処理方法を得ることを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、プリペイドカードの口座の残高を振り分けるために生成されている目的別口座のデータを取得する口座情報取得部と、プリペイドカードを利用した商取引の履歴である商取引履歴のデータを取得する取引情報取得部と、表示部の画面表示に対する操作を示す操作情報を取得する操作情報取得部と、表示部の画面に対して、商取引履歴のデータに基づき商取引履歴を表示する履歴表示処理部と、表示部の画面に対して、目的別口座のデータに基づき目的別口座の選択画面を表示する選択画面表示処理部と、商取引履歴に対する操作情報に基づき選択された商取引履歴に係る決済先の加盟店と、目的別口座の選択画面に対する操作情報に基づき選択された目的別口座とを対応付ける、対応付け部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、対応付け部が、商取引履歴に対する操作情報に基づき選択された商取引履歴に係る決済先の加盟店と、目的別口座の選択画面に対する操作情報に基づき選択された目的別口座とを対応付ける。ユーザが表示部の画面表示に対する選択操作を行うことで、所定の加盟店と、当該加盟店と商取引する際の決済を行う所定の目的別口座とが対応付けられる。これにより、本発明に係る情報処理装置は、所定の加盟店と商取引する際の決済を所定の目的別口座から行う設定のための操作を簡便に行うことができる。
実施の形態1に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るクライアント端末の構成を示すブロック図である。 クライアント端末が備える演算部の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る情報処理方法を示すフローチャートである。 商取引履歴が表示された画面の一例を示す画面図である。 商取引履歴から加盟店と目的別口座とを対応付けていく処理の概要を示す画面図である。 目的別口座の選択画面から目的別口座と加盟店とを対応付けていく処理の概要を示す画面図である。 実施の形態1に係るクライアント端末の変形例(1)の構成を示すブロック図である。 メイン口座の設定処理の概要を示す画面図である。 実施の形態1に係るクライアント端末の変形例(2)の構成を示すブロック図である。 目的別口座に対応付けられた加盟店および系列店の表示例を示す画面図である。 実施の形態2に係るクライアント端末の構成を示すブロック図である。 おつり用口座の設定処理の概要を示す画面図である。 実施の形態3に係るクライアント端末の構成を示すブロック図である。 個人用口座およびジョイント口座の表示例を示す画面図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る情報処理システム1の構成を示すブロック図である。図1において、情報処理システム1は、クライアント端末2、管理サーバ3および店舗端末4が、ネットワーク5を介して接続されたシステムである。情報処理システム1は、ユーザAがプリペイドカードBを用いて行う決済に利用される。ネットワーク5としては、既存の電気通信回線を利用できる。ネットワーク5は、例えば、インターネットである。
クライアント端末2は、ネットワーク5を介して管理サーバ3と通信可能な端末装置である。クライアント端末2は、例えば、スマートフォン、タブレット端末またはPC(Personal Computer)である。クライアント端末2は、ユーザAがプリペイドカードBの口座を管理するために利用される。以下では、クライアント端末2がスマートフォンであるものとする。
管理サーバ3は、プリペイドカードBを使用した商取引の決済をユーザAごとに管理するサーバである。例えば、管理サーバ3は、ユーザAごとの管理番号に対応付けて、プリペイドカードBに固有なカード番号、チャージ金額の残高のデータおよび商取引履歴のデータを図示しない記憶部に記憶している。商取引履歴のデータおよび残高のデータは、例えば、取引ごとの時間情報を含む商取引履歴の時系列データおよび残高の時系列データである。さらに、管理サーバ3は、ユーザAごとの管理番号に対応付けて、目的別口座の識別情報と、プリペイドカードBを使用した決済が可能な加盟店の識別情報を記憶している。目的別口座とは、ユーザAが、プリペイドカードBの口座の残高を目的別に振り分けるためにプリペイドカードBの口座の中に任意に生成することができる、1または複数の口座である。つまり、目的別口座は、1枚のプリペイドカードBに対して開設された1つ口座の中に生成されるものであり、当該1つの口座の残高を分けて管理できる口座である。このため、後述のように、管理サーバ3は、プリペイドカードBの口座内に生成された目的別口座については、プリペイドカードBのカード番号と当該目的別口座の識別情報とを対応付けて記憶する。このことにより、管理サーバ3は、目的別口座がプリペイドカードBの口座の中に生成されたものであることを認識でき、プリペイドカードBを使用した商取引がなされた場合に、ユーザAが行った目的別口座に対して行った設定に応じて、プリペイドカードBに対応付けられた目的別口座からの決済を行うことができる。
ユーザAは、プリペイドカードBの口座の残高を、複数の目的別口座に自由に振り分けて管理することができる。例えば、プリペイドカードBの口座の残高が総額で10,000円であった場合、ユーザAは、その10,000円を、プリペイドカードBの口座内の或る目的別口座に1,500円、また、プリペイドカードBの口座内の他の目的別口座に8,500円のように振り分けることができる。また、ユーザAは、目的別口座間の残高を任意に移動させることもできる。例えば、上述の例において、1,500円の残高を有する或る目的別口座から、500円を他の目的別口座に移動させて、当該或る目的別口座の残高を1,000円にし、他の目的別口座の残高を9,000円にすることできる。さらに、ユーザAは、目的別口座に対してチャージをすることで、その目的別口座の残高を増加させることもできる。例えば、上述の最初の例の状態において、或る目的別口座に1,000円をチャージすることで、当該或る目的別口座の残高を、2,500円に増加させることができる。この場合、プリペイドカードBの残高の総額は、或る目的別口座の2,500円と、他の目的別口座の8,500円との合計である11,000円となる。
目的別口座は、例えば、ユーザAがクライアント端末2を操作することにより生成される。ユーザAは、クライアント端末2の操作部25を使用して、表示部24に表示された目的別口座の設定画面に対する操作をすることにより、管理サーバ3上に任意に目的別口座を生成することができる。クライアント端末2は、ユーザAによって、新たな目的別口座を生成するための操作がなされると、その新たな目的別口座を示す情報(以下「新規目的別口座情報」という。)を、管理サーバ3に送信する。この操作の際、ユーザAは、新たな目的別口座の属性情報として、例えば、目的別口座の名称、目的のカテゴリおよび、新たな目的別口座に初期に振り分けるプリペイドカードBの口座の残高を設定することができる。クライアント端末は、この属性情報を新規目的別口座情報に含めて、管理サーバ3に送信する。
管理サーバ3は、クライアント端末2から送信された新規目的別口座情報に基づき、プリペイドカードBの口座内に、新たな目的別口座を生成する。この際、管理サーバ3は、例えば、プリペイドカードBのカード番号と新たな目的別口座の識別情報とを対応づけて記憶するとともに、新たな目的別口座の属性情報を当該識別情報と対応づけて記憶する。なお、新たな目的別口座の識別番号は、クライアント端末2が生成して新たな目的別口座を示す情報に含めて管理サーバ3に送信してもよいし、新たな目的別口座を示す情報を受信した管理サーバ3が生成してもよい。
また、ユーザAは、例えば、クライアント端末2の操作部25を使用して、表示部24に表示された目的別口座の設定画面に対する操作をすることにより、管理サーバ3上に生成されている既存の目的別口座を削除することもできる。
管理サーバ3上に生成されている目的別口座に割り振られている残高は、プリペイドカードBを使用した商取引等によって変動し得る。例えば、或る商取引によって或る目的別口座から決済がされた場合、その目的別口座の残高は減少する。また、ユーザAがクライアント端末2を利用して、或る目的別口座への残高の割り振りを増やす操作を行った場合、その目的別口座の残高は増加する。例えば、ユーザAは、或る目的別口座に対するチャージを行うことで、その目的別口座の残高を増加させることができる。また、ユーザAは、或る目的別口座に対し、他の目的別口座から残高を移動させることで、或る目的別口座の残高を増加させることもできる。管理サーバ3には、目的別口座ごとに割り振られている最新の残高が記憶されている。
また、目的別口座の名称および目的のカテゴリ等の目的別口座の属性情報は、目的別口座を新たに生成した後にもユーザは自由に変更可能である。管理サーバ3には、目的別口座の最新の目的口座の名称および目的のカテゴリ等も記憶されている。
以下、目的別口座に関するユーザAによる上述の操作によって、管理サーバ3上に、1または複数の目的別口座が生成されているものとして説明する。
各目的別口座は、所定の加盟店と商取引する際の決済がその目的別口座から行われるように設定可能である。ユーザAは、クライアント端末2を操作することにより、所定の加盟店と商取引する際の決済を、所定の目的別口座から行うように設定することができる。クライアント端末2は、ユーザAによる操作に基づき、所定の加盟店と所定の目的別口座との対応付けを行う。この対応付けの際、クライアント端末2は、所定の加盟店と所定の目的別口座との対応付けを示す対応情報を生成する。ユーザAによる操作は、クライアント端末2が備える表示部24(後述)に表示されたUI(User Interface)を利用して行われる。当該UIを利用した加盟店と目的別口座との対応付けの詳細については、後述する。
クライアント端末2は、ユーザAによって、或る加盟店と或る目的別口座とを対応付けするための操作がなされると、その対応付けを示す対応情報を、管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、クライアント端末2から送信された対応情報に基づき、クライアント端末2において加盟店に対応付けられた目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定する。この設定の際、管理サーバ3は、加盟店の識別情報と目的別口座の識別情報とを対応付けて記憶する。
店舗端末4は、プリペイドカードBを使用した決済が可能な加盟店の店舗に設置された端末装置であり、プリペイドカードBに記憶されている情報(以下「カード情報」という。)を読み取る機能を有する。店舗においてユーザAがプリペイドカードBを使用した決済を行う場合、店舗端末4は、プリペイドカードBからカード情報を読み取るとともに、ネットワーク5を介して決済情報を管理サーバ3に送信する。なお、店舗端末4が、ネットワーク5を介して管理サーバ3に決済情報を送信する際は、管理サーバ3以外の1つまたは複数の他のサーバ(不図示)を経由してもよい。他のサーバは、例えば、クレジットカード会社が提供するサーバである。決済情報には、決済が行われた加盟店の識別情報、決済額およびカード情報が含まれる。カード情報には、カード番号が含まれる。
店舗端末4から送信された決済情報を管理サーバ3が受信すると、管理サーバ3は、カード番号に対応するプリペイドカードBにおける、加盟店の識別情報に対応する目的別口座を特定する。その後、管理サーバ3は、決済額が示す金額を、特定した目的別口座の残高から加盟店側に支払う処理を行う。その際、管理サーバ3は、管理サーバ3が加盟店への支払い処理を行った日時を記憶するとともに、支払い処理後のプリペイドカードBの口座の残高を計算して前記日時と合わせて記憶する。
なお、決済情報に含まれる加盟店を示す情報から、管理サーバ3が、加盟店の店舗名、店舗のカテゴリまたは商取引内容のカテゴリ等を特定できる場合、管理サーバ3に記憶される商取引履歴のデータには、店舗名、店舗のカテゴリまたは商取引内容のカテゴリといった商取引詳細情報が含まれてもよい。以下の説明において、管理サーバ3に記憶される商取引履歴のデータには、商取引ごとの商取引詳細情報が含まれるものとして説明する。
クライアント端末2には、プリペイドカードBを使用した商取引履歴を示す画面(以下「商取引履歴画面」という。)または目的別口座の選択画面を表示するためのアプリケーションプログラムがインストールされている。このアプリケーションプログラムがクライアント端末2において実行されると、クライアント端末2は、ネットワーク5を介してプリペイドカードBの商取引履歴のデータを管理サーバ3から取得し、取得した商取引履歴のデータを用いて、プリペイドカードBを使用した商取引の商取引履歴画面を表示する。
なお、プリペイドカードBを使用した商取引は、ここまでは店舗が実店舗である場合の商取引として示したが、クライアント端末2を操作して行うインターネット上の店舗との商取引でもよい。また、プリペイドカードBは、ICカードの形態に限定されるものではなく、アプリケーションプログラムとしてクライアント端末2にインストールされたバーチャルカードでもよい。
図2は、クライアント端末2の構成を示すブロック図である。クライアント端末2は、図2に示すように、通信部21、演算部22、記憶部23、表示部24および操作部25を備える。通信部21は、ネットワーク5を介して管理サーバ3と通信を行う。例えば、通信部21は、LTE、3G、4G、または5Gなどの通信方式によるモバイル通信が可能な通信装置である。
演算部22は、クライアント端末2の全体動作を制御する。また、演算部22は、記憶部23に記憶されたアプリケーションプログラムを読み出して実行することにより、各種の機能を実現する。記憶部23は、アプリケーションプログラムを記憶し、演算部22の演算処理に利用されるデータを記憶する。例えば、記憶部23には、通信部21によって管理サーバ3から受信されたプリペイドカードBの商取引履歴のデータ、目的別口座のデータ、および、所定の加盟店と所定の目的別口座との対応付けを示す対応情報が記憶される。
表示部24は、クライアント端末2が備える表示装置である。表示部24は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electroluminescence)表示装置である。操作部25は、クライアント端末2の表示部24の画面表示に対する操作を受け付ける入力装置である。例えば、クライアント端末2がスマートフォンまたはタブレット端末であれば、操作部25は、表示部24の画面と一体に設けられたタッチパネルである。また、クライアント端末2がPCである場合、操作部25は、例えば、マウスまたはキーボードである。
演算部22は、口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225および対応付け部226を備える。例えば、演算部22は、記憶部23から読み出したアプリケーションプログラムを実行することにより、口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225および対応付け部226の各機能を実現する。
口座情報取得部221は、プリペイドカードBの口座の残高を振り分けるために生成されている目的別口座のデータを取得する。具体的には、口座情報取得部221は、管理サーバ3上に生成されている目的別口座のデータを、通信部21を介して管理サーバ3にアクセスすることにより、管理サーバ3から取得する。
口座情報取得部221は、生成されている目的別口座のデータを、例えば管理サーバ3から取得すると、取得した目的別口座のデータを記憶部23に出力して記憶させる。目的別口座のデータには、例えば、目的別口座の識別情報、目的別口座の名称、目的のカテゴリおよび目的別口座に割り振られている残高を示すデータが含まれる。
取引情報取得部222は、プリペイドカードBを使用した商取引の履歴である商取引履歴のデータを取得する。例えば、商取引履歴のデータがプリペイドカードBの商取引履歴の時系列データである場合、取引情報取得部222は、通信部21を用いて管理サーバ3にアクセスすることにより、管理サーバ3からプリペイドカードBの商取引履歴の時系列データを取得する。取引情報取得部222は、商取引履歴の時系列データを記憶部23に出力して記憶させる。
操作情報取得部223は、表示部24の画面表示に対する操作を示す操作情報を取得する。例えば、操作部25がスマートフォンのタッチパネルである場合、操作情報取得部223は、各種タッチ操作を示す操作情報をタッチパネルから取得する。タッチ操作には、例えば、タップ操作、スワイプ操作、スライド操作、またはドラッグアンドドロップ操作がある。操作情報は、操作部25を使用して行われた表示部24の画面表示に対する操作の内容を示す情報であり、例えば、表示部24の画面における操作位置および操作方向を示す情報である。また、クライアント端末2がPCであり、操作部25がマウスであると、操作情報取得部223は、マウスを使用した表示部24の画面表示に対するスクロール操作を示す操作情報、または、マウスを使用した表示部24に表示されたアイコンに対するドラッグアンドドロップ操作を示す操作情報を取得する。
履歴表示処理部224は、表示部24の画面に対して、商取引履歴のデータに基づき商取引履歴を表示する。例えば、履歴表示処理部224は、記憶部23に記憶される商取引履歴の時系列データを用いて、プリペイドカードBの商取引履歴リストを表示する。表示部24に表示された商取引履歴画面は、操作部25によって操作が受け付けられるUIである。
選択画面表示処理部225は、表示部24の画面に対して、目的別口座のデータに基づき目的別口座の選択画面を表示する。目的別口座の選択画面は、操作部25によって操作が受け付けられるUIである。目的別口座の選択画面には、例えば、1または複数の目的別口座のそれぞれについて、目的別口座の名称、目的別口座を示すアイコン、および、目的別口座に振り分けられた残高などが表示される。
例えば、履歴表示処理部224は、表示部24の画面に対して商取引履歴を表示した後、さらに、表示部24の画面に表示された商取引履歴を選択する操作情報に基づき選択された商取引履歴の商取引詳細情報を示す商取引詳細画面を表示し、選択画面表示処理部225は、記憶部23に記憶される目的別口座のデータを用いて、商取引詳細画面における目的別口座の選択処理への移行操作を示す操作情報に基づき、目的別口座の選択画面を表示する。
また、履歴表示処理部224は、選択画面表示処理部225が表示部24の画面に対して目的別口座の選択画面を表示した後、さらに、表示された選択画面から目的別口座を選択する操作情報に基づき、商取引履歴を表示してもよい。
対応付け部226は、商取引履歴に対する操作情報に基づき選択された商取引履歴に係る決済先の加盟店と、目的別口座の選択画面に対する操作情報に基づき選択された目的別口座とを対応付ける。例えば、対応付け部226は、表示部24に表示された商取引履歴リストから選択された商取引履歴に係る決済先の加盟店の識別情報と、目的別口座の選択画面から選択された、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座の識別情報とを対応付けた対応情報を生成し、通信部21を介して、この対応情報を管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、クライアント端末2において加盟店に対応付けられた目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定する。
図3は、クライアント端末2が備える演算部22の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。実施の形態1に係る情報処理装置は、演算部22により実現される。演算部22は、通信インタフェース100、入出力インタフェース101、プロセッサ102およびメモリ103を有している。演算部22が備える口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225および対応付け部226の各機能は、これらのハードウェア構成により実現される。
通信インタフェース100は、通信部21によってネットワーク5を介して管理サーバ3から受信されたデータをプロセッサ102へ送り、プロセッサ102が生成したデータを、ネットワーク5を介して管理サーバ3へ送信する。また、プロセッサ102は、入出力インタフェース101を介して、記憶部23に対するデータの読み書きを制御し、表示部24の表示を制御し、操作部25からの操作情報を取得する。
口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225および対応付け部226の各機能を実現するためのアプリケーションプログラムは記憶部23に記憶されている。記憶部23は、例えば、スマートフォンに搭載された半導体メモリである。プロセッサ102は、入出力インタフェース101を介して、記憶部23に記憶されたアプリケーションプログラムを読み出してメモリ103にロードし、ロードしたプログラムを実行する。これによって、プロセッサ102は、口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225および対応付け部226の各機能を実現する。メモリ103は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。
図4は、実施の形態1に係る情報処理方法を示すフローチャートである。
口座情報取得部221は、プリペイドカードBに関して生成されている目的別口座のデータを取得し、取引情報取得部222は、プリペイドカードBの商取引履歴のデータを取得する(ステップST1)。例えば、通信部21が、ネットワーク5を介して、管理サーバ3が提供するAPI(Application Programming Interface)にアクセスすることにより、プリペイドカードBに関して生成されている目的別口座のデータを管理サーバ3から取得し、現在に至るまでの一定期間内のプリペイドカードBの商取引履歴の時系列データを管理サーバ3から取得する。口座情報取得部221は、通信部21が管理サーバ3から受信した目的別口座のデータを記憶部23に記憶する。また、取引情報取得部222は、通信部21が管理サーバ3から受信したプリペイドカードBの商取引履歴の時系列データを記憶部23に記憶する。
履歴表示処理部224は、記憶部23に記憶されたプリペイドカードBの商取引履歴の時系列データを用いて、例えばプリペイドカードBの商取引履歴リストの形態で、商取引履歴を表示部24に表示する(ステップST2)。図5は、商取引履歴が表示された画面241の一例を示す画面図である。画面241には、商取引履歴の表示の一例として、商取引履歴リスト242が表示されている。商取引履歴リスト242は、現在の日付から過去に遡った日付に対応する商取引履歴情報が時系列順にリスト形式で表示されたものである。商取引履歴リスト242にリスト形式で表示される商取引履歴情報には、商取引が行われた日付、商取引内容カテゴリを表すアイコン、加盟店の店舗名または加盟店のカテゴリを表す文字(図中の「〇〇△」、「△〇×」等)、および取引金額が含まれている。
なお、図5では、画面に表示された複数の商取引履歴のうちの1つである商取引履歴を破線で囲んで、商取引履歴243として示している。図5におけるこの破線は、説明の便宜上付したものであり、実際の画面241には表示されない。また、図5では、商取引履歴が5つだけ表示されている例を示しているが、画面に表示しきれない商取引履歴が存在する場合、ユーザは、スクロール操作をすることにより、表示されていない他の商取引履歴を表示させることも可能である。
操作情報取得部223は、表示部24に対して商取引履歴リスト242が表示されている状態において、操作部25からの商取引履歴のいずれかが選択されたことを示す操作情報(以下「履歴選択操作情報」という。)の待ち状態になっている。履歴表示処理部224は、操作情報取得部223によって操作部25から取得された履歴選択操作情報に基づいて、商取引履歴リスト242に対する選択操作が行われたか否かを確認する(ステップST3)。操作情報取得部223から履歴選択操作情報が得られなかった場合、つまり、商取引履歴リスト242に対する選択操作が行われなかった場合(ステップST3;NO)、履歴表示処理部224は、ステップST3の処理に戻り、商取引履歴リスト242の表示を継続する。
選択画面表示処理部225は、操作情報取得部223によって履歴選択操作情報が取得された場合、つまり、商取引履歴リスト242に対する選択操作が行われた場合(ステップST3;YES)、記憶部23に記憶された目的別口座のデータを用いて、目的別口座の選択画面を生成して表示部24に表示させる(ステップST4)。
図6は、商取引履歴から加盟店と目的別口座とを対応付けていく処理の概要を示す画面図であり、表示部24の表示画面が左側の画面から右側の画面に順に遷移する様子を示している。例えば、商取引履歴リスト242に対する操作には、例えば、商取引履歴リスト242から所定の商取引履歴を選択する操作と、選択された商取引履歴の商取引詳細画面に対する操作が含まれる。
履歴表示処理部224は、図5における商取引履歴243をクリックして選択する操作を示す履歴選択操作情報が取得されると、選択された商取引履歴243の商取引詳細画面244(図6参照)を表示部24に表示させる。商取引履歴243は、名称「○○○」の加盟店との商取引履歴である。選択画面表示処理部225は、商取引履歴243の商取引詳細画面244に表示された「支払い元のポケット」欄245がクリックされると、目的別口座の選択画面246を表示部24に表示させる。ここで、「ポケット」とは、目的別口座のことである。
図6に示す選択画面246では、一例として、生成されている目的別口座が3つである場合を示している。選択画面246には、例えば、図6に示すように、目的別口座247、目的別口座248および目的別口座249のそれぞれについての目的のカテゴリを示すアイコン、目的別口座の名称(「ホームポケット」、「食費」、「おくすり」)、目的別口座ごとに振り分けられたプリペイドカードBの口座の残高、および選択用のチェックボックス250が表示されている。なお、選択用のチェックボックスについては、複数のチェックボックスのうち、常に、いずれか1つのみが選択可能となっている。言い換えれば、チェックボックスの複数選択は不可となっている。
操作情報取得部223は、表示部24に対して目的別口座の選択画面246が表示されている状態において、操作部25からの操作情報の待ち状態になっている。選択画面表示処理部225は、操作情報取得部223が操作部25から取得した操作情報に基づいて、目的別口座の選択画面246に対する操作が行われたか否かを確認する(ステップST5)。操作情報取得部223から操作情報が得られなかった場合、つまり、選択画面246に対する操作が行われなかった場合(ステップST5;NO)、選択画面表示処理部225は、ステップST5の処理に戻り、選択画面246の表示を継続する。
操作情報取得部223によって操作情報が取得された場合、つまり、目的別口座の選択画面246に対する操作が行われた場合(ステップST5;YES)、対応付け部226は、選択された商取引履歴243に係る加盟店(名称「〇〇〇」の加盟店)と、選択された目的別口座とを対応付ける(ステップST6)。例えば、名称が「おくすり」である目的別口座249についてのチェックボックス250がチェックされた場合、選択画面表示処理部225は、図6に示すように、選択された商取引履歴243に係る加盟店「〇〇〇」との商取引の決済を、選択された目的別口座249で常に行うか否かを設定する設定画面251を表示部24に表示させる。設定画面251には、選択した商取引履歴に係る今回の支払いのみを選択された目的別口座から行うことを設定するためのボタン252と、選択された加盟店との商取引では常にこのポケットから支払うことを設定するためのボタン253とが表示されている。
対応付け部226は、ボタン252が操作されると、商取引履歴243と目的別口座249とを対応付けた対応情報を、通信部21を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、クライアント端末2から受信した対応情報に基づき、商取引履歴243の決済額が示す金額を、目的別口座249の残高から減額する処理を行う。また、管理サーバ3は当該処理を行うとともに、プリペイドカードBの口座の残高の総額が当該処理によって変動しないための処理を行う。商取引履歴243の決済は過去になされたものであり、その結果、現在のプリペイドカードBの口座の残高の総額は、既に、当該商取引履歴243の決済額が示す金額が減額された後の金額となっている。仮に、管理サーバ3が上記の目的別口座249の残高からの減額処理だけを行った場合は、現在のプリペイドカードBの口座の残高の総額が減額されてしまうことになる。プリペイドカードBの口座の残高の総額が当該処理によって変動しないための処理として、例えば、商取引履歴243に係る商取引が行われた際の決済が、目的別口座247から行われていた場合、管理サーバ3は、上記の目的別口座249の残高からの減額処理を行うとともに、商取引履歴243の決済額が示す金額分を、目的別口座247の残高に加算する処理を行う。なお、ボタン252が操作されると、履歴表示処理部224は、商取引詳細画面244に対し、選択された目的別口座249を表示するとともに、例えば、「今回はこのポケットから支払いました」との表示を行う(不図示)。
一方、対応付け部226は、ボタン253が操作されると、商取引履歴243に係る加盟店と目的別口座249とを対応付ける。履歴表示処理部224は、商取引履歴243の商取引詳細画面244(図6の最も右側の画面を参照)に対し、選択された目的別口座249を表示する。このように、ユーザAが表示部24の画面表示に対する選択操作を行うことにより、所定の加盟店と、当該加盟店と商取引する際の決済を行う所定の目的別口座とが対応付けられる。これにより、ユーザAは、クライアント端末2を利用して、所定の加盟店と商取引する際の決済を常に所定の目的別口座から行う設定のための操作を簡便に行うことができる。また、ユーザAは、例えば、図6の最も右側に示す商取引詳細画面244を参照することで、商取引履歴243に係る加盟店「○○○」と目的別口座249とが対応付けられたことを認識できる。
また、対応付け部226は、商取引履歴243に係る加盟店と目的別口座249とを対応付けた対応情報を、通信部21を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、クライアント端末2から受信した対応情報に基づき、目的別口座249を、商取引履歴243に係る加盟店「〇〇〇」との商取引の決済を行う口座として設定する。管理サーバ3にこの設定がなされている状態において、ユーザAが、プリペイドカードBを使用して加盟店「〇〇〇」との商取引を行うと、加盟店「〇〇〇」の店舗端末4から管理サーバ3に決済情報が送信される。管理サーバ3は、店舗端末4から受信した決済情報に基づいて、上記加盟店の識別情報に対応する目的別口座を特定し、決済額が示す金額を、特定した目的別口座の残高から加盟店側に支払う処理を行う。
これまでの説明では、履歴表示処理部224が、表示部24の画面に対して商取引履歴を表示した後、さらに、表示された商取引履歴を選択する操作情報に基づき、選択された商取引履歴の商取引詳細情報を示す商取引詳細画面を表示し、選択画面表示処理部225が、商取引詳細画面における操作情報に基づき、目的別口座の選択画面を表示する場合を示した。これに対し、履歴表示処理部224は、選択画面表示処理部225が表示部24の画面に対して目的別口座の選択画面を表示した後、さらに、表示された選択画面から目的別口座を選択する操作情報に基づき、商取引履歴を表示してもよい。
図7は、目的別口座の選択画面254から目的別口座と加盟店とを対応付けていく処理の概要を示す画面図であり、表示部24の表示画面が左側の画面から右側の画面に順に遷移する様子を示している。選択画面表示処理部225は、例えば、表示部24の画面に対する操作に応じて、目的別口座の選択画面254を、表示部24に表示させる。図7に示す選択画面254では、一例として、生成されている目的別口座が3つである場合を示している。選択画面254には、例えば、図7に示すように、目的別口座247、目的別口座248および目的別口座249のそれぞれについての目的のカテゴリを示すアイコン、目的別口座の名称(「ホームポケット」、「生活費」、「おくすり」)、および、目的別口座の選択確定用のボタン254Aが表示されている。選択画面254が表示された最初の状態においては、目的別口座の選択確定用のボタン254Aは、例えば、グレー表示され、クリック等による選択が不可となっている。
操作情報取得部223は、表示部24に対して目的別口座の選択画面246が表示されている状態において、操作部25からの目的別口座の選択操作を示す情報(以下「口座選択操作情報」という。)の待ち状態になっている。履歴表示処理部224は、操作情報取得部223が操作部25から取得した口座選択操作情報に基づいて、目的別口座の選択画面254に対する目的別口座の選択操作が行われたか否かを確認する。操作情報取得部223から口座選択操作情報が得られなかった場合、つまり、選択画面254に対する操作が行われなかった場合、選択画面表示処理部225は選択画面254の表示を継続する。図7の選択画面254では、一例として、3つの目的別口座247,248,249のうち、いずれか1つがクリックされると、目的別口座の選択確定用のボタン254Aが選択可能となり、その後、当該ボタン254Aがクリックされると、初めて、操作部25から口座選択操作情報が出力される場合を示している。ユーザは、例えば、目的別口座の選択確定用のボタン254Aの表示が、グレー表示から他の色(例えば、白地に黒文字)の表示に変わることで、当該ボタン254Aが選択可能となったことを知ることができる。なお、選択画面254には、目的別口座の選択確定用のボタン254Aが設けられていなくてもよい。選択画面254に目的別口座の選択確定用のボタン254Aが設けられていない場合、3つの目的別口座247,248,249のうち、いずれか1つがクリックされたときに、操作部25から口座選択操作情報が出力される。
操作情報取得部223によって口座選択操作情報が取得された場合、履歴表示処理部224は、例えば、商取引履歴リスト242の形態で、商取引履歴を表示する。ユーザは、この商取引履歴が表示された画面において、1または複数の商取引履歴を選択可能である。図7の左から2つ目の画面は、ユーザが1または複数の商取引履歴を選択するための画面である、商取引履歴の選択画面255の一例を示している。商取引履歴の選択画面255では、一例として、商取引履歴リスト242が商取引履歴として表示されている。なお、図7では、商取引履歴が5つだけ表示されている例を示しているが、画面に表示しきれない商取引履歴が存在する場合、ユーザは、スクロール操作をすることにより、表示されていない他の商取引履歴を表示させることも可能である。例えば、目的別口座の選択画面254において、目的別口座248をクリックした後、ボタン254Aをクリックする操作が行われると、商取引履歴の選択画面255が表示部24に表示される。
商取引履歴の選択画面255には、例えば、図7に示すように、商取引履歴リスト242と、商取引履歴の選択用のチェックボックス256と、選択確定用のボタン257とが表示されている。対応付け部226は、選択された商取引履歴に係る加盟店と、選択された目的別口座248とを対応付ける。例えば、カテゴリが「食事」で、名称が「△○×」の加盟店に関する商取引履歴についてのチェックボックス256がチェックされ、ボタン257が操作された場合、履歴表示処理部224は、選択された目的別口座248を示す画面248Aを表示し、さらに、画面248A上に、選択された商取引履歴に係る加盟店と(名称が「△〇×」)の商取引の決済を目的別口座248で常に行うか否かを設定するための設定画面251を表示する。
対応付け部226は、ボタン253が操作されると、商取引履歴243に係る加盟店「△〇×」と目的別口座248とを対応付ける。履歴表示処理部224は、商取引履歴243の商取引詳細画面244に対し、選択された目的別口座249を表示する。ユーザAは、図7の最も右側に示す商取引詳細画面244を参照することで、選択された商取引履歴に係る加盟店「△○×」と目的別口座248とが対応付けられたことを認識できる。
なお、上記のとおり、商取引履歴の選択画面255では、ユーザAは、1または複数の商取引履歴を選択すること、つまり、複数の商取引履歴のチェックボックスをチェックすることが可能である。この場合、対応付け部226は、例えば、チェックされた複数の商取引履歴のうち、日付の新しい方から1つずつ抽出した商取引履歴について、順番に、図7に示すような、設定画面251とその後の商取引詳細画面244とを表示させて、1つずつユーザに確認しながら対応付けを行えばよい。または、対応付け部226は、商取引履歴の選択画面255においてチェックされたすべての商取引履歴について、一括して、設定画面251と同様な確認を行い、一括して対応付けを行ってもよい。
なお、目的別口座の選択画面254から目的別口座と加盟店とを対応付けていく処理において、目的別口座を選択された後に、履歴表示処理部224が表示する商取引履歴は、目的別口座の区別をしないすべての商取引履歴、言い換えれば、すべての目的別口座における商取引履歴を合わせた商取引履歴である。これに対し、上記の対応付けの処理以外における目的別口座の選択画面から目的別口座が選択された場合には、履歴表示処理部224は、選択された目的別口座における商取引履歴だけを表示するものであってよい。これにより、ユーザAは、選択した目的別口座における商取引履歴だけを容易に確認することができる。
図8は、クライアント端末2の変形例(1)であるクライアント端末2Aの構成を示すブロック図である。クライアント端末2Aは、通信部21、演算部22A、記憶部23、表示部24および操作部25を備える。また、演算部22Aは、口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225、対応付け部226およびメイン口座設定部227を備える。例えば、演算部22Aは、記憶部23から読み出したアプリケーションプログラムを実行することで、口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225、対応付け部226およびメイン口座設定部227の各機能を実現する。
メイン口座設定部227は、複数の目的別口座が生成されている場合、複数の目的別口座のうち1つの目的別口座を、メイン口座として設定する。メイン口座は、複数の目的別口座のいずれにも対応付けられていない加盟店への支払いが発生した場合に、当該加盟店への支払いがなされる目的別口座である。メイン口座は、1つのみ設定可能である。複数の目的別口座のいずれにも対応付けられていない加盟店とは、クライアント端末2Aにおいて、ユーザAによる当該加盟店と所定の目的別口座との対応付けの操作がなされておらず、対応付け部226による対応付けがなされていない加盟店である。
なお、後述の変形例(2)においては、ユーザAによる対応付けの操作によって所定の目的別口座と対応付けられた加盟店の他、その結果、管理サーバ3において、当該加盟店の系列店との商取引も、当該所定の目的別口座から決済されるよう設定が行われる。この変形例(2)の場合、複数の目的別口座のいずれにも対応付けられていない加盟店とは、クライアント端末2Aにおいて、ユーザAによる加盟店と目的別口座との対応付けの操作によって、対応付け部226による対応付けがなされた加盟店以外の加盟店であって、かつ、当該対応付けがなされた加盟店の系列店以外の加盟店のことである。
メイン口座設定部227は、目的別口座の選択画面に対する操作情報に基づいて、メイン口座とする目的別口座を設定する。図9は、メイン口座の設定処理の概要を示す画面図であり、目的別口座の選択画面258が左側の画面から右側の画面へ遷移する様子を示している。図9に示すように、目的別口座の選択画面258には、目的別口座259、目的別口座260、アイコン261、目的別口座262および目的別口座263が表示されている。選択画面258において、目的別口座259、目的別口座260、目的別口座262および目的別口座263は、それぞれの口座を示すアイコンで表示されている。
アイコン261は、メイン口座を示すアイコンであり、例えば、プリペイドカードBを模した画像である。図9の左側の画像において、アイコン261は、目的別口座259を示すアイコン上に配置されている。アイコン261が目的別口座259を示すアイコン上に配置されている場合、当該目的別口座259がメイン口座として設定されていることを示している。この選択画面258において、アイコン261は、例えば、当該アイコン261をドラッグアンドドロップする操作によって、他の目的別口座を示すアイコン上に移動して配置させることができる。アイコン261を、当該アイコン261が現在配置されている目的別口座を示すアイコンから、他の目的別口座を示すアイコンに移動して配置させる操作として適宜の操作を採用することができる。当該操作は、例えば、カットアンドペースト操作でもよい。メイン口座設定部227は、目的別口座の選択画面258に表示されている複数の目的別口座259、260、262および263を示すアイコンのうちの1つのアイコン上に、メイン口座を示すアイコン261を配置する操作の操作情報に基づいて、メイン口座とする目的別口座を設定する。
例えば、図9に示すように、ユーザAが、目的別口座259のアイコン上に配置されていたアイコン261を、ドラッグアンドドロップする操作によって、目的別口座260のアイコン上に移動する。この操作情報に基づいて、メイン口座設定部227は、目的別口座260をメイン口座に設定する。このように、ユーザAは、クライアント端末2Aを利用して、目的別口座の選択画面258に対する操作情報(例えば、ドラッグアンドドロップ操作)に基づいて、目的別口座のいずれにも対応付けられていない加盟店と商取引する際の決済を行うメイン口座の設定を簡便な操作で行うことが可能である。
なお、メイン口座設定部227は、通信部21を介して、設定されたメイン口座の情報を、管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、メイン口座設定部227から送信されたメイン口座の情報に基づいて、管理サーバ3におけるメイン口座の設定を行う。管理サーバ3にこの設定がなされている状態において、ユーザAが、プリペイドカードBを使用して複数の目的別口座のいずれにも対応付けられていない加盟店との商取引を行うと、その加盟店の店舗端末4から管理サーバ3に決済情報が送信される。管理サーバ3は、店舗端末4から受信した決済情報に基づいて、上記加盟店の識別情報がいずれの目的別口座の識別情報にも対応付けられていないと判断した場合、決済額が示す金額を、メイン口座の残高から加盟店側に支払う処理を行う。
図10は、クライアント端末2の変形例(2)であるクライアント端末2Bの構成を示すブロック図である。クライアント端末2Bは、通信部21、演算部22B、記憶部23、表示部24および操作部25を備える。また、演算部22Bは、口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225、対応付け部226および系列店表示処理部228を備える。例えば、演算部22Bは、記憶部23から読み出したアプリケーションプログラムを実行することで、口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225、対応付け部226および系列店表示処理部228の各機能を実現する。
系列店表示処理部228は、目的別口座に対応付けされた加盟店とともに、目的別口座に対応付けられた加盟店の系列店を表示する。ある加盟店の系列店とは、当該加盟店と系列店との関係が、一般的に互いに系列店と称される関係にある店同士であればよい。例えば、系列店には、目的別口座に対応付けられた加盟店と系列店との関係が、本店と支店の関係にある場合、または、ある本店の支店同士の関係にある場合の店舗が含まれる。図11は、目的別口座249に対応付けられた加盟店および系列店の表示例を示す画面図であり、加盟店および系列店が表示された商取引詳細画面244を示している。対応付け部226は、通信部21を介して、加盟店と目的別口座249とを対応付けた対応情報を、管理サーバ3に送信する。
管理サーバ3は、各加盟店の系列店および当該系列店の識別情報が登録されたデータベースを有しており、クライアント端末2Bから受信した対応情報に基づいて、上記データベースから、目的別口座249に対応付けられた加盟店の系列店を特定する。管理サーバ3は、クライアント端末2Bから送信された対応情報に基づき、クライアント端末2Bにおいて加盟店に対応付けられた目的別口座を、当該加盟店および当該加盟店の系列店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定する。この設定の際、管理サーバ3は、加盟店の識別情報と目的別口座の識別情報とを対応付けて記憶するとともに、当該加盟店の系列店の識別情報と当該目的別口座の識別情報とを対応付けて記憶する。
例えば、ユーザAが、クライアント端末2Bを操作して、加盟店または系列店との商取引に係る商取引詳細画面244を表示させる場合、系列店表示処理部228は、履歴表示処理部224から、表示させる商取引詳細画面のデータを取得するとともに、通信部21を介して、その商取引詳細画面244に係る加盟店または系列店と対応づけられている目的別口座の情報と、その加盟店および系列店との情報とを、管理サーバ3から取得する。系列店表示処理部228は、管理サーバ3から取得した情報に基づき、加盟店または系列店が目的別口座に対応付けられている場合、その加盟店とその系列店の情報を、履歴表示処理部224に出力し、履歴表示処理部224は、加盟店と系列店を示す系列店情報264を含む商取引詳細画面244を生成して表示部24に表示させる。
また、管理サーバ3に上記の設定がなされている状態において、ユーザAが、プリペイドカードBを使用して、管理サーバ3において目的別口座との対応付けが設定されている系列店との商取引を行うと、その系列の店舗端末4から管理サーバ3に決済情報が送信される。管理サーバ3は、店舗端末4から受信した決済情報に基づいて、上記系列店の識別情報に対応する目的別口座を特定し、決済額が示す金額を、特定した目的別口座の残高から系列店側に支払う処理を行う。管理サーバ3は、系列店との商取引を商取引履歴のデータとして記憶している。したがって、例えば、ユーザAが、クライアント端末2Bを操作して、履歴表示処理部224が商取引履歴または商取引詳細画面を表示させる場合、履歴表示処理部224は、加盟店と商取引した際の決済が、目的別口座から行われていることを表示できるとともに、系列店と商取引した際の決済が、目的別口座から行われていることも表示できる。このように、履歴表示処理部224は、系列店表示処理部228の機能を兼ねるものである。すなわち、クライアント端末2Bは、系列店表示処理部228として、履歴表示処理部224のみを有するものであってもよい。
系列店情報264は、例えば、図11に示すように、加盟店についての複数の系列店がグルーピングされた情報(系列店の店舗名称が「○□△」、「□××」、「□□□」等)であってもよい。ユーザAは、図11に示す商取引詳細画面244を参照することにより、目的別口座と対応付けられた加盟店の系列店を認識することが可能である。また、ユーザAは、クライアント端末2Bを利用して、当該加盟店およびその系列店と商取引する際の決済を行う目的別口座を、簡便に設定することが可能である。また、系列店表示処理部228は、クライアント端末2Aが備えてもよい。クライアント端末2Aが系列店表示処理部228を備えることにより、ユーザAは、メイン口座の設定と、目的別口座に対応付けた加盟店およびその系列店と商取引する際の決済を行う目的別口座の設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態1に係るクライアント端末2において、対応付け部226は、商取引履歴に対する操作情報に基づき選択された商取引履歴に係る決済先の加盟店と、目的別口座の選択画面に対する操作情報に基づき選択された目的別口座とを対応付ける。ユーザAが表示部24の画面表示に対する操作を行うことで、所定の加盟店と、当該加盟店と商取引する際の決済を行う所定の目的別口座とが対応付けられる。これにより、ユーザAは、クライアント端末2を利用して、所定の加盟店と商取引する際の決済を所定の目的別口座から行うための設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態1に係る情報処理システム1は、クライアント端末2、2Aまたは2Bと、クライアント端末2、2Aまたは2Bの対応付け部226が対応付けた加盟店と目的別口座の対応情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定する管理サーバ3を備える。これにより、ユーザAは、情報処理システム1を利用して、所定の加盟店と商取引する際の決済を所定の目的別口座から行うための設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態1に係るクライアント端末2において、履歴表示処理部224は、表示部24の画面に対して商取引履歴を表示した後、さらに、表示された商取引履歴を選択する操作情報に基づき、選択された商取引履歴の商取引詳細情報を示す商取引詳細画面を表示する。選択画面表示処理部225は、商取引詳細画面における操作情報に基づき、目的別口座の選択画面を表示する。これにより、ユーザAは、クライアント端末2を利用して、所定の加盟店と商取引する際の決済を所定の目的別口座から行うための設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態1に係るクライアント端末2において、履歴表示処理部224は、選択画面表示処理部225が表示部24の画面に対して目的別口座の選択画面を表示した後、さらに、表示された選択画面から目的別口座を選択する操作情報に基づき、商取引履歴を表示する。これにより、ユーザAは、クライアント端末2を利用して、所定の加盟店と商取引する際の決済を所定の目的別口座から行うための設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態1に係るクライアント端末2Aにおいて、メイン口座設定部227は、複数の目的別口座が生成されている場合、複数の目的別口座のいずれにも対応付けられていない加盟店への支払いが発生した場合に支払いがなされるメイン口座として、複数の目的別口座のうち1つの目的別口座を設定する。これにより、ユーザAは、クライアント端末2Aを利用して、目的別口座との対応付けがなされていない加盟店と商取引する際の決済を行うメイン口座の設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態1に係るクライアント端末2Aにおいて、メイン口座設定部227は、目的別口座の選択画面に対する操作情報に基づいて、メイン口座とする目的別口座を設定する。これにより、ユーザAは、クライアント端末2Aを利用して、目的別口座のいずれにも対応付けられていない加盟店と商取引する際の決済を行うメイン口座の設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態1に係るクライアント端末2Aにおいて、メイン口座設定部227は、目的別口座の選択画面に表示された複数の目的別口座を示すアイコンのうちの1つのアイコン上に、メイン口座を示すアイコンに対する操作によって当該メイン口座を示すアイコンを配置する操作情報に基づいて、メイン口座とする目的別口座を設定する。これにより、ユーザAは、クライアント端末2Aを利用して、目的別口座のいずれにも対応付けられていない加盟店と商取引する際の決済を行うメイン口座の設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態1に係る情報処理システム1は、クライアント端末2Aと、クライアント端末2Aの対応付け部226が対応付けた加盟店と目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定する管理サーバ3とを備え、管理サーバ3は、メイン口座設定部227において設定されたメイン口座の情報に基づき、管理サーバ3において生成されている複数の前記目的別口座のうち1つの目的別口座をメイン口座として設定する。これにより、ユーザAは、情報処理システム1を利用して、目的別口座のいずれにも対応付けられていない加盟店と商取引する際の決済を行うメイン口座の設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態1に係るクライアント端末2Bにおいて、系列店表示処理部228が、目的別口座に対応付けされた加盟店とともに、目的別口座に対応付けられた加盟店の系列店を表示する。これにより、ユーザAは、系列店表示処理部228によって表示部24に表示された情報に基づいて、目的別口座と対応付けられた加盟店の系列店を認識することができる。
実施の形態1に係る情報処理システム1は、クライアント端末2、2Aまたは2Bと、クライアント端末2、2Aまたは2Bの対応付け部226が対応付けた加盟店と目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店または当該加盟店の系列店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定する管理サーバ3を備える。これにより、ユーザAは、情報処理システム1を利用して、所定の加盟店または当該加盟店の系列店と商取引する際の決済を所定の目的別口座から行うための設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態2.
図12は、実施の形態2に係るクライアント端末2Cの構成を示すブロック図である。クライアント端末2Cは、通信部21、演算部22C、記憶部23、表示部24および操作部25を備える。演算部22Cは、口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225、対応付け部226およびおつり用口座設定部229を備える。例えば、演算部22Cは、記憶部23から読み出したアプリケーションプログラムを実行することで、口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225、対応付け部226およびおつり用口座設定部229の各機能を実現する。
おつり用口座設定部229は、複数の目的別口座が生成されている場合に、複数の目的別口座のうち1つの目的別口座を、当該1つの目的別口座以外の目的別口座(以下「おつり決済口座」という。)から決済が行われたときに生じたおつりを加算するためのおつり用口座として設定する。プリペイドカードBの口座からの決済は1円単位で行われるため、通常は、おつりは生じない。そこで、おつり用口座設定部229は、おつり決済口座から決済が行われた場合に、予め設定された切り上げ単位(100円単位、1000円単位等)で決済金額を切り上げた金額と決済金額との差額をおつりとするための、金額の切り上げ単位を設定する。
おつり決済口座については、複数の目的別口座のうち、おつり用口座以外のすべての目的別口座を、おつり決済口座として設定する場合(以下「全口座設定」という。)、または、おつり口座以外の複数の目的別口座のうち、後述する選択操作により選択されて設定された1もしくは複数の目的用口座を、おつり決済口座として設定する場合(以下「選択口座設定」という。)がある。
全口座設定の場合、後述の選択操作によるおつり決済口座の設定は不要である。つまり、ユーザAは、おつり用口座の設定と金額の切り上げ単位の設定を行うだけでよい。ユーザAにより、おつり用口座の設定と金額の切り上げ単位の設定が行われると、複数の目的別口座のうち、おつり用口座以外の目的別口座は、すべて、おつり決済口座として設定される。
選択口座設定の場合、おつり用口座の設定、金額の切り上げ単位の設定、および、選択操作によるおつり決済口座の選択および設定が必要である。つまり、ユーザAは、少なくともこれら3つの設定を行うこととなる。
おつり用口座設定部229は、全口座設定を行う機能のみを有するか、選択口座設定を行う機能のみを有するか、または、両機能をともに有するかのいずれでもよい。
また、全口座設定の場合も選択口座設定の場合も、金額の切り上げ単位の設定については、すべてのおつり決済口座に単一の金額の切り上げ単位を設定する場合(以下「単一単位設定」という。)、または、おつり決済口座ごとに別々の設定とする場合(以下「個別単位設定」という。)がある。
おつり用口座設定部229は、金額の切り上げ単位の設定について、単一単位設定を行う機能のみを有するか、個別単位設定を行う機能のみを有するか、または、両機能をともに有するかのいずれでもよい。
以下、おつり用口座設定部229は、おつり決済口座については、選択口座設定を行う機能のみを有し、かつ、金額の切り上げ単位の設定については、個別単位設定を行う機能のみを有する場合の一例を説明する。
図13は、おつり用口座の設定処理の概要を示す画面図であり、表示部24の表示画面が左側の画面から右側の画面に順に遷移する様子を示している。
まず、選択画面表示処理部225は、複数の目的別口座のうち1つの目的別口座をおつり用口座として選択する画面246Aを表示部24に表示する。画面246Aには、図13に示すように、目的別口座247、目的別口座248、目的別口座249、目的別口座262および目的別口座265をそれぞれ示すアイコンと口座の名称が表示され、さらに、これらの目的別口座のうち、いずれかの目的別口座を選択するためのチェックボックス266Aおよび266Bと、目的別口座の選択を確定するためのボタン266Cとが表示されている。チェックボックス266Aは、おつり用口座を選択するためのチェックボックスである。おつり用口座を選択するための複数のチェックボックス266Aについては、そのうち1つのみがチェック可能である。チェックボックス266Bは、おつり決済口座を選択するためのチェックボックスである。おつり決済口座を選択するための複数のチェックボックス266Bについては、1または複数のチェックが可能である。また、いずれの目的別口座についても、その目的別口座のチェックボックス266Aとチェックボックス266Bとの両方ともに同時にチェックを行うことはできない。また、既におつり用口座として設定されている目的別口座については、チェックボックス266Bのチェックを行うことはできない。
画面246Aにおいて、ユーザAが複数の目的別口座のうち1つの目的別口座を選択する操作を行うことにより、おつり用口座設定部229はおつり用口座を設定する。さらに、画面246Aにおいて、おつり決済口座として、複数の目的別口座のうち、おつり用口座以外の目的別口座を選択する操作を行うことにより、おつり用口座設定部229は、おつり決済口座を設定する。
例えば、操作情報取得部223は、目的別口座265についてのチェックボックス266Aがチェックされ、目的別口座248についてのチェックボックス266Bがチェックされた後にボタン266Cを操作する操作情報を取得すると、取得した操作情報を、選択画面表示処理部225およびおつり用口座設定部229に出力する。おつり用口座設定部229は、操作情報取得部223から取得した操作情報に基づいて、おつり用口座として目的別口座265を設定し、おつり決済口座として目的別口座248を設定する。
次に、選択画面表示処理部225は、操作情報取得部223から取得した操作情報に基づいて、目的別口座の選択画面267上に、切り上げ単位の設定画面268を表示する。切り上げ単位の設定画面268には、切り上げ単位の設定候補である100円単位、1000円単位、2000円単位、5000円単位および10000円単位のいずれか1つを選択するためのチェックボックス269が表示されている。おつり用口座設定部229は、切り上げ単位についてのチェックボックス269をチェックする操作情報に基づいて、目的別口座248の決済金額の切り上げ単位を設定する。例えば、100円単位のチェックボックス269がチェックされ、切り上げ単位が100円単位に設定された場合、目的別口座248からの決済金額を100円単位で切り上げた金額と実際の決済金額との差額がおつりとして設定される。
選択画面表示処理部225は、切り上げ単位が設定されると、図13に示すように、目的別口座の選択画面267上に、おつり用口座設定部229によって設定されたおつり用口座270を表示する。
おつり用口座設定部229は、おつり用口座の情報、おつり決済口座の情報、および決済金額の切り上げ単位の情報を、通信部21を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、クライアント端末2から受信した情報に基づき、管理サーバ3において生成されている複数の目的別口座のうち、それぞれ該当する目的別口座をおつり用口座およびおつり決済口座として設定するとともに、おつり決済口座と決済金額の切り上げ単位とを対応付けて記憶する。管理サーバ3にこの設定がなされている状態において、ユーザAが、プリペイドカードBを使用しておつり決済口座から決済が行われる加盟店との商取引を行うと、加盟店の店舗端末4から管理サーバ3に決済情報が送信される。管理サーバ3は、店舗端末4から受信した決済情報に基づいて、上記加盟店の識別情報に対応する目的別口座としておつり決済口座を特定し、決済額が示す金額を、おつり決済口座の残高から加盟店側に支払う処理を行う。また、管理サーバ3は、決済金額を切り上げ単位で切り上げた金額と決済金額との差額をおつりとして算出し、おつり決済口座の残高からその差額を減額するとともに、その差額をおつり用口座の残高に加算する。
例えば、管理サーバ3において、おつり決済口座として、目的別口座248が設定されており、また、決済金額の切り上げ単位が100円単位に設定されており、加盟店との商取引における目的別口座248からの決済金額が860円であるとする。この場合、目的別口座248の残高から860円が加盟店側に支払われ、この金額を100円単位で切り上げた金額である900円と実際の決済金額である860円との差額である40円が目的別口座248の残高から減額され、その40円がおつり用口座に加算される。
このように、クライアント端末2Cは、おつり用口座設定部229を備えることにより、目的別口座からの決済金額からおつりを生成し、生成したおつりを加算するためのおつり用口座を簡便に設定することができる。
また、上述の例では、図13を用いて、ユーザAが、おつり決済口座として目的別口座248のみを選択し、おつり用口座設定部229が、当該目的別口座248のみをおつり決済口座として設定した場合を説明したが、おつり用口座設定部229は、おつり用口座と、複数の目的別口座のうち、おつり用口座として設定された目的別口座とは別の複数の目的別口座のうちの1つまたは複数の目的別口座であるおつり決済口座を設定することができる。例えば、画面246Aにおいて、ユーザAが複数のチェックボックス266Bをチェックすることにより、おつり決済口座として、複数の目的別口座を設定することができる。また、画面246Aにおいて、ユーザAが、既存のおつり決済口座以外の目的別口座のチェックボックス266Bをチェックすることにより、新たなおつり決済口座を設定することができる。また、画面246Aにおいて、ユーザAが、既存のおつり決済口座のチェックボックス266Bのチェックを削除することで、既存のおつり決済口座を削除することもできる。なお、画面246Aを表示する際、既存のおつり用口座に相当する目的別口座、および、既存のおつり決済口座相当する目的別口座には、該当するチェックボックスにチェックが入って表示されるものとする。
おつり用口座設定部229は、クライアント端末2Cにおいておつり決済口座の設定がなされると、設定したおつり決済口座の情報を、通信部21を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、クライアント端末2から受信した情報に基づき、管理サーバ3において生成されている複数の目的別口座のうち、該当する1または複数の目的別口座をおつり決済口座として設定する。管理サーバ3にこの設定がなされている状態において、ユーザAが、プリペイドカードBを使用して、1または複数のおつり決済口座のうち、いずれかのおつり決済口座から決済が行われる加盟店との商取引を行うと、加盟店の店舗端末4から管理サーバ3に決済情報が送信される。
管理サーバ3は、店舗端末4から受信した決済情報に基づいて、上記加盟店の識別情報に対応する目的別口座として、該当するおつり決済口座を特定し、決済額が示す金額を、当該おつり決済口座の残高から加盟店側に支払う処理を行う。また、管理サーバ3は、決済金額を切り上げ単位で切り上げた金額と決済金額との差額をおつりとして算出し、当該おつり決済口座の残高からその差額を減額するとともに、その差額をおつり用口座の残高に加算する。つまり、1または複数のおつり決済口座のいずれかから決済が行われるたびに、算出されたおつりがおつり用口座に加算されることとなる。
また、複数のおつり決済口座が設定されている場合、おつり用口座設定部229は、おつり決済口座ごとに、切り上げ単位を設定することができる。例えば、画面246Aにおける目的別口座247および目的別口座248が、いずれもおつり決済口座として設定されている場合、おつり用口座設定部229は、目的別口座247について、100円単位の切り上げ金額を設定し、目的別口座248について5000円単位の切り上げ単位を設定することができる。複数のおつり決済口座のそれぞれについて設定される切り上げ単位は、互いに同じ単位であっても、互いに異なる単位であってもよい。
おつり決済口座ごとの切り上げ単位の設定は、画面246Aを用いて行うことができる。例えば、画面246Aにおいて、複数の目的別口座のチェックボックス266Bがチェックされた場合、おつり用口座設定部229は、チェックされたそれぞれの目的別口座について、順に、切り上げ単位の設定画面268を表示し、ユーザAに当該目的別口座の切り上げ単位をいずれの切り上げ単位にするかを選択させる。
おつり用口座設定部229は、クライアント端末2Cにおいて、複数のおつり決済口座の設定およびそれぞれの切り上げ単位の設定がなされると、設定した複数のおつり決済口座およびそれぞれの切り上げ単位の情報を、通信部21を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、クライアント端末2から受信した情報に基づき、管理サーバ3において生成されている複数の目的別口座のうち、該当する1または複数の目的別口座をおつり決済口座として設定し、それぞれの切り上げ単位を該当するおつり決済口座と対応付けて記憶する。
なお、上述の例では、おつり用口座設定部229は、おつり決済口座については、選択口座設定を行う機能のみを有し、かつ、金額の切り上げ単位の設定については、個別単位設定を行う機能のみを有する場合の一例を説明した。
これに対し、おつり用口座設定部229が、おつり決済口座について、全口座設定を行う機能のみを有する場合、おつり決済口座を選択するためのチェックボックス266Bは不要である。
例えば、おつり用口座設定部229が、おつり決済口座について全口座設定を行う機能のみを有し、金額の切り上げ単位の設定については、個別単位設定を行う機能のみを有する場合、ユーザAは、おつり用口座以外のすべての目的別口座に対して、目的別口座ごとに別々に決済金額の切り上げ単位を設定するための画面(不図示)を使用して、決済金額の切り上げ単位を設定する。おつり用口座設定部229は、設定されたおつり用口座の情報および設定された決済金額の切り上げ単位の情報を、通信部21を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、クライアント端末2から受信した情報に基づき、管理サーバ3において生成されている複数の目的別口座のうち、該当する目的別口座をおつり用口座として設定するとともに、おつり用口座以外の目的別口座をすべておつり決済口座として設定し、それらのおつり用決済口座と該当する決済金額の切り上げ単位とを対応付けて記憶する。
また、おつり用口座設定部229が、金額の切り上げ単位の設定について、単一単位設定を行う機能のみを有する場合、切り上げ単位の設定画面268は一度だけ表示されればよい。
例えば、おつり用口座設定部229が、金額の切り上げ単位の設定について単一単位設定を行う機能のみを有し、おつり決済口座については、選択口座設定を行う機能のみを有する場合、複数のチェックボックス266Bがチェックされていても、切り上げ単位の設定画面268は一度だけ表示され、ユーザAによって、いずれかの決済金額の切り上げ単位が、単一の決済金額の切り上げ単位として選択される。おつり用口座設定部229は、設定されたおつり用口座の情報、設定されたおつり決済口座の情報、および設定された単一の決済金額の切り上げ単位の情報を、通信部21を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、クライアント端末2から受信した情報に基づき、管理サーバ3において生成されている複数の目的別口座のうち、それぞれ該当する目的別口座をおつり用口座およびおつり決済口座として設定するとともに、それらのおつり決済口座と単一の決済金額の切り上げ単位とを対応付けて記憶する。
一方、例えば、おつり用口座設定部229が、金額の切り上げ単位の設定について単一単位設定を行う機能のみを有し、おつり決済口座については、全口座設定を行う機能のみを有する場合、切り上げ単位の設定画面268は一度だけ表示され、ユーザAによって、いずれかの決済金額の切り上げ単位が、単一の決済金額の切り上げ単位として選択される。おつり用口座設定部229は、設定されたおつり用口座の情報および設定された単一の決済金額の切り上げ単位の情報を、通信部21を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、クライアント端末2から受信した情報に基づき、管理サーバ3において生成されている複数の目的別口座のうち該当する目的別口座をおつり用口座として設定するとともに、おつり用口座以外の目的別口座をすべておつり決済口座として設定し、それらのおつり決済口座と単一の決済金額の切り上げ単位とを対応付けて記憶する。
おつり用口座設定部229が、おつり決済口座について、全口座設定を行う機能および選択口座設定を行う機能の両方を有する場合、または、金額の切り上げ単位の設定について、単一単位設定を行う機能および個別単位設定を行う機能の両方を有する場合については、それぞれの機能を有する場合の説明と同様であるので省略する。
実施の形態2に係るクライアント端末2Cは、複数の目的別口座のうちの1つの目的別口座をおつり用口座として設定するおつり用口座設定部229を備える。これにより、ユーザAは、クライアント端末2Cを利用して、おつり用口座の設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態2に係る情報処理システム1は、クライアント端末2Cと、クライアント端末2Cの対応付け部226が対応付けた加盟店と目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定する管理サーバ3とを備え、管理サーバ3は、おつり用口座設定部229において設定されたおつり用口座の情報に基づき、前記サーバにおいて生成されている複数の前記目的別口座のうち1つの目的別口座を前記おつり用口座として設定する。これにより、ユーザAは、情報処理システム1を利用して、おつり用口座の設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態2に係るクライアント端末2Cにおいて、おつり用口座設定部229が、おつり決済口座から決済が行われるときに予め設定された切り上げ単位で決済金額を切り上げた金額と決済金額との差額をおつりとするための、金額の切り上げ単位を設定する。これにより、クライアント端末2Cは、おつり決済口座として設定された目的別口座からの決済金額からおつりを生成するための金額の切り上げ単位の設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態2に係る情報処理システム1は、クライアント端末2Cと、クライアント端末2Cの対応付け部226が対応付けた加盟店と目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定する管理サーバ3とを備え、管理サーバ3は、おつり用口座設定部229において設定されたおつり用口座の情報に基づき、前記サーバにおいて生成されている複数の前記目的別口座のうち1つの目的別口座を前記おつり用口座として設定するとともに、おつり用口座以外の目的別口座から決済が行われるときの金額の切り上げ単位を設定する。これにより、ユーザAは、情報処理システム1を利用して、おつり用口座と、金額の切り上げ単位の設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態2に係るクライアント端末2Cにおいて、おつり用口座設定部229は、複数の目的別口座のうち、おつり用口座として設定された目的別口座とは別の複数の目的別口座のうちの1つまたは複数の目的別口座をおつり決済口座として設定する。これにより、ユーザAは、クライアント端末2Cを利用して、1または複数のおつり決済口座の設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態2に係る情報処理システム1は、クライアント端末2Cと、クライアント端末2Cの対応付け部226が対応付けた加盟店と目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定する管理サーバ3とを備え、管理サーバ3は、おつり用口座設定部229において設定されたおつり用口座およびおつり決済口座の情報に基づき、管理サーバ3において生成されている複数の目的別口座のうち1つの目的別口座をおつり用口座として設定するとともに、おつり口座とは別の複数の目的別口座のうちの1つまたは複数の目的別口座をおつり決済口座として設定する。これにより、ユーザAは、情報処理システム1を利用して、1または複数のおつり決済口座の設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態3.
図14は、実施の形態3に係るクライアント端末2Dの構成を示すブロック図である。クライアント端末2Dは、通信部21、演算部22D、記憶部23、表示部24および操作部25を備える。演算部22Dは、口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225、対応付け部226および決済カード設定部230を備える。例えば、演算部22Dは、記憶部23から読み出したアプリケーションプログラムを実行することで、口座情報取得部221、取引情報取得部222、操作情報取得部223、履歴表示処理部224、選択画面表示処理部225、対応付け部226および決済カード設定部230の各機能を実現する。
実施の形態3において、プリペイドカードの口座は、1枚のプリペイドカードBのみによる決済ができる個人用口座と、複数のプリペイドカードCによる決済ができるジョイント口座である。
例えば、管理サーバ3上に、プリペイドカードBの口座が既に開設されており、当該プリペイドカードBの口座を開設したユーザをユーザA1とする。このユーザA1がジョイント口座を開設しようとする場合、まず、ユーザA1は、クライアント端末2D等を利用して、ユーザA1とは異なるユーザA2を、ジョイント口座を共同で使用するパートナーとして招待するための操作を行う。その後、招待されたユーザA2が指定された手続きを行うと、ユーザA1とユーザA2が共同で使用できるジョイント口座が管理サーバ3上に開設される。また、ユーザA1に対してはジョイント口座専用のプリペイドカードCとしてプリペイドカードC1が発行され、ユーザA2に対してはジョイント口座専用のプリペイドカードCとしてプリペイドカードC2が発行される。なお、プリペイドカードC1,C2は、ICカードの形態に限定されるものではなく、アプリケーションプログラムとしてクライアント端末2にインストールされたバーチャルカードでもよい。
管理サーバ3には、例えば、開設されたジョイント口座の識別番号と、プリペイドカードC1のカード番号及びプリペイドカードC2のカード番号とが対応付づけられて記憶される。また、管理サーバ3には、例えば、プリペイドカードBのカード番号と、プリペイドカードC1およびプリペイドカードC2のカード番号とが対応付けられて記憶される。管理サーバ3にこれらの情報が記憶されることで、管理サーバ3は、ジョイント口座がプリペイドカードBの所有者(ユーザA1)によって開設された口座であり、また、ジョイント口座からの決済が可能なプリペイドカードがプリペイドカードC1およびプリペイドカードC2の2枚であることを認識できる。
さらに、管理サーバ3には、プリペイドカードBに関する情報、プリペイドカードC1に関する情報、および、プリペイドカードC2に関する情報が記憶される。管理サーバ3に記憶されるプリペイドカードBに関する情報およびプリペイドカードC1に関する情報には、当該プリペイドカードBおよびプリペイドカードC1の両方の所有者であるユーザA1に関する情報が含まれる。同様に、プリペイドカードC2に関する情報には、当該プリペイドカードC1の所有者であるユーザA2に関する情報が含まれる。各ユーザに関する情報には、ユーザの氏名、ユーザ表示用のニックネーム、または、ユーザ表示用のアイコンもしくは写真等を含めることができる。
ユーザA1が自身の所有するプリペイドカードC1を使用して加盟店で商取引を行った場合も、ユーザA2が自身の所有するプリペイドカードC2を使用して加盟店で商取引を行った場合も、同じジョイント口座から決済が行われることとなる。また、ユーザA1は、例えば自身の有するクライアント端末2Dを利用して、個人用口座を管理するための画面(不図示)とジョイント口座を管理するための画面(不図示)の両方に、例えば両口座に共通するIDとパスワードを用いて、アクセスすることができる。これに対し、ユーザA2は、自身の有するクライアント端末を利用して、ジョイント口座を管理するための画面に、例えば、自身が設定したジョイント口座用のIDとパスワードを用いて、アクセスすることができる。各ユーザA1,A2は、ジョイント口座を管理するための画面を利用して、例えば、後述するジョイント口座内の目的別口座における残高の確認、当該目的別口座の名称もしくはカテゴリの変更、当該目的別口座間の残高の移動、または、ユーザ表示用のアイコンもしくは写真の設定等を行うことができる。
以下、ジョイント口座のプリペイドカードCとして、例えばユーザA1が使用するプリペイドカードC1、および、ユーザA2が使用するプリペイドカードC2の2枚が発行されているとして説明する。ただし、ジョイント口座を共同で使用できるユーザは3人以上でもよい。つまり、プリペイドカードCは、1つのジョイント口座に対して3枚以上発行されてもよい。この場合、例えば、3人目以降のユーザについては、既に開設済みのジョイント口座に対して新たなパートナーとして追加することができる。
ユーザは、個人用口座内に、1または複数の目的別口座を任意に生成することができるとともに、ジョイント口座内にも、1または複数の目的別口座を任意に生成することができる。これらの目的別口座は、いずれも管理サーバ3内に生成される。管理サーバ3は、例えば、個人用口座については、プリペイドカードBのカード番号と目的別口座の識別情報とを対応づけて記憶するとともに、目的別口座の属性情報(目的別口座の名称、目的のカテゴリおよび、目的別口座の残高等)を当該識別情報と対応づけて記憶する。また、管理サーバ3は、ジョイント口座については、プリペイドカードC1のカード番号およびプリペイドカードC2のカード番号の少なくともいずれか1つと目的別口座の識別情報とを対応づけて記憶するとともに、目的別口座の属性情報を当該識別情報と対応づけて記憶する。
履歴表示処理部224は、プリペイドカードの口座がジョイント口座である場合、ジョイント口座におけるすべての商取引履歴を、プリペイドカードC1による商取引履歴とプリペイドカードC2による商取引履歴とが区別可能なように表示する。ここで、ジョイント口座におけるすべての商取引履歴とは、目的別口座の区別をしない商取引履歴、言い換えれば、すべての目的別口座における商取引履歴を合わせた商取引履歴のことである。また、履歴表示処理部224は、各目的別口座における商取引履歴を表示する場合、目的別口座における各商取引履歴を、プリペイドカードC1による商取引履歴とプリペイドカードC2による商取引履歴とが区別可能なように表示する。
決済カード設定部230は、ジョイント口座内に生成されている目的別口座ごとに、その目的別口座からの決済が可能なプリペイドカードを設定する。具体的には、決済カード設定部230は、例えば、ユーザA1による操作を受けて、ジョイント口座内に生成されている1または複数の目的別口座のそれぞれについて、プリペイドカードC1のみにより決済ができる目的別口座か、プリペイドカードC2のみにより決済ができる目的別口座か、または、プリペイドカードC1およびプリペイドカードC2のいずれでも決済ができる目的別口座かを設定する。
決済カード設定部230は、クライアント端末2Dにおいて、目的別口座ごとに決済が可能なプリペイドカードの設定がなされると、その設定内容を示す設定情報を、通信部21を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3は、クライアント端末2から受信した情報に基づき、管理サーバ3において生成されている複数の目的別口座について、それぞれの目的別口座からの決済が可能なプリペイドカードを設定する。管理サーバ3におけるこの設定の際、管理サーバ3は、目的別口座の識別情報と当該目的別口座からの決済が可能なプリペイドカードのカード番号とを対応付けて記憶する。例えば、管理サーバ3において、プリペイドカードC1のみにより決済ができる口座の識別番号には、プリペイドカードC1のカード番号のみが対応付けられて記憶され、また、例えば、プリペイドカードC1およびプリペイドカードC2のいずれでも決済ができる口座の識別番号には、プリペイドカードC1のカード番号とプリペイドカードC2のカード番号の両方が対応付けられて記憶される。
管理サーバ3にこの設定がなされている状態において、ユーザA1が、プリペイドカードBを使用して加盟店との商取引を行うと、加盟店の店舗端末4から管理サーバ3に決済情報が送信される。管理サーバ3は、店舗端末4から受信した決済情報に基づいて、決済を行う個人用口座内の目的別口座を特定し、決済額が示す金額を、当該目的別口座の残高から加盟店側に支払う処理を行う。また、ユーザA1がプリペイドカードC1を使用して加盟店との商取引を行うか、または、ユーザA2がプリペイドカードC2を使用して加盟店との商取引を行うと、加盟店の店舗端末4から管理サーバ3に決済情報が送信される。管理サーバ3は、店舗端末4から受信した決済情報に基づいて、決済を行うジョイント口座内の目的別口座を特定し、決済額が示す金額を、当該目的別口座の残高から加盟店側に支払う処理を行う。
図15は、個人用口座およびジョイント口座の表示例を示す画面図であり、表示部24の表示画面が左側の画面から右側の画面に順に遷移する様子を示している。ユーザA1はジョイント口座と個人用口座の両方を開設しているとする。履歴表示処理部224は、ジョイント口座における商取引履歴を表示する場合に、図15に示すような商取引履歴リスト272の画面271を、表示部24に表示する。このとき、履歴表示処理部224は、商取引履歴リストを表示する場合に、商取引履歴ごとにその商取引履歴の決済に使用されたプリペイドカードC1またはプリペイドカードC2の情報を表示することで、プリペイドカードC1による商取引履歴とプリペイドカードC2による商取引履歴とが区別可能なように表示する。例えば、商取引履歴リスト272には、商取引履歴ごとに、その商取引履歴の決済に使用されたプリペイドカードC1またはプリペイドカードC2の情報として、プリペイドカードの所有者に関する情報である所有者を示すアイコン273または274が表示されている。同様に、履歴表示処理部224は、各目的別口座における商取引履歴を表示する場合にも、各商取引履歴を、プリペイドカードC1による商取引履歴とプリペイドカードC2による商取引履歴とが区別可能なように表示する。
画面271には、例えばその上部にアイコン275が表示される。アイコン275は、商取引履歴リストが現在表示されている目的別口座がジョイント口座であり、当該ジョイント口座用のプリペイドカードC1およびプリペイドカードC2の所有者が、アイコン273が示す所有者(ユーザA1)とアイコン274が示す所有者(ユーザA2)であることを示している。このアイコン275が操作されると、履歴表示処理部224は、図15に示すように、アカウント切り替え画面276を画面271上に表示する。アカウント切り替え画面276には、個人用口座を示すアイコン277とジョイント口座を示すアイコン278が表示されている。図15では、ジョイント口座は「共同口座」と表示されている。
例えば、履歴表示処理部224は、個人用口座を示すアイコン277の操作が行われた場合、図15に示すように、画面表示を個人用口座における商取引履歴リスト272に切り替えて表示する。このとき、画面271の例えば上部には、アイコン279が表示される。アイコン279は、商取引履歴リストが現在表示されている目的別口座が、アイコン274が示す所有者(ユーザA1)の個人用口座であることを示している。
実施の形態3に係るクライアント端末2Dにおいて、プリペイドカードの口座の1つは、ジョイント口座である。履歴表示処理部224は、ジョイント口座における商取引履歴を表示する場合に、商取引履歴ごとにその商取引履歴の決済に使用されたプリペイドカードC1またはプリペイドカードC2の情報を表示する。これにより、ユーザA1またはユーザA2は、ジョイント口座からの決済が複数のプリペイドカードのうちいずれのプリペイドカードを使用して行われたかを容易に確認できる。
実施の形態3に係るクライアント端末2Dは、ジョイント口座内の目的別口座ごとに、その目的別口座からの決済が可能なプリペイドカードとして、プリペイドカードC1、または、プリペイドカードC2を設定する決済カード設定部230を備える。これにより、ユーザA1は、ジョイント口座内の各目的別口座について、いずれのプリペイドカードにより決済ができるものとするかの設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態3に係る情報処理システム1は、クライアント端末2Dと、クライアント端末2Dの対応付け部226が対応付けた加盟店と目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定する管理サーバ3とを備え、管理サーバ3は、決済カード設定部230において設定されたジョイント口座内の目的別口座ごとのプリペイドカードの情報に基づき、管理サーバ3において生成されているジョイント口座内の1または複数の目的別口座に、その目的別口座からの決済が可能なプリペイドカードを設定する。これにより、ユーザA1は、情報処理システム1を利用して、ジョイント口座内の各目的別口座について、いずれのプリペイドカードにより決済ができるものとするかの設定を簡便な操作で行うことができる。
実施の形態3では、プリペイドカードの口座は、前記ジョイント口座と、1枚のプリペイドカードBのみにより決済ができる個人用口座であり、クライアント端末2Dの履歴表示処理部224は、ジョイント口座における商取引履歴と、個人用口座における商取引履歴とを切り替えて表示する。これにより、ユーザA1は、ジョイント口座における商取引履歴と、個人用口座における商取引履歴を容易に確認できる。
なお、各実施の形態の組み合わせまたは実施の形態のそれぞれの任意の構成要素の変形もしくは実施の形態のそれぞれにおいて任意の構成要素の省略が可能である。
1 情報処理システム、2,2A~2D クライアント端末、3 管理サーバ、4 店舗端末、5 ネットワーク、21 通信部、22,22A~22D 演算部、23 記憶部、24 表示部、25 操作部、100 通信インタフェース、101 入出力インタフェース、102 プロセッサ、103 メモリ、221 口座情報取得部、222 取引情報取得部、223 操作情報取得部、224 履歴表示処理部、225 選択画面表示処理部、226 対応付け部、227 メイン口座設定部、228 系列店表示処理部、229 おつり用口座設定部、230 決済カード設定部、241,246A,271 画面、242,272 商取引履歴リスト、243 商取引履歴、244 商取引詳細画面、245 欄、252,253,254A,257,266C ボタン、246,254,255,258,267 選択画面、247,248,249,259,260,262,263,265 目的別口座、250,256,266A,266B,269 チェックボックス、251,268 設定画面、261,273~275,277~279 アイコン、264 系列店情報、270 おつり用口座、276 アカウント切り替え画面。

Claims (24)

  1. プリペイドカードの口座の残高を振り分けるために生成されている目的別口座のデータを取得する口座情報取得部と、
    前記プリペイドカードを利用した商取引の履歴である商取引履歴のデータを取得する取引情報取得部と、
    表示部の画面表示に対する操作を示す操作情報を取得する操作情報取得部と、
    前記表示部の画面に対して、前記商取引履歴のデータに基づき商取引履歴を表示する履歴表示処理部と、
    前記表示部の画面に対して、前記目的別口座のデータに基づき前記目的別口座の選択画面を表示する選択画面表示処理部と、
    前記商取引履歴に対する操作情報に基づき選択された商取引履歴に係る決済先の加盟店と、前記目的別口座の選択画面に対する操作情報に基づき選択された前記目的別口座とを対応付ける、対応付け部と、を備えた
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記履歴表示処理部は、前記表示部の画面に対して前記商取引履歴を表示した後、さらに、表示された前記商取引履歴を選択する操作情報に基づき、選択された前記商取引履歴の商取引詳細情報を示す商取引詳細画面を表示し、
    前記選択画面表示処理部は、前記商取引詳細画面における操作情報に基づき、前記目的別口座の選択画面を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記履歴表示処理部は、前記選択画面表示処理部が前記表示部の画面に対して前記目的別口座の選択画面を表示した後、さらに、表示された選択画面から前記目的別口座を選択する操作情報に基づき、前記商取引履歴を表示する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記目的別口座に対応付けされた前記加盟店とともに、前記目的別口座に対応付けられた前記加盟店の系列店を表示する、系列店表示処理部を備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 複数の前記目的別口座が生成されている場合、複数の前記目的別口座のいずれにも対応付けられていない加盟店への支払いが発生した場合に支払いがなされるメイン口座として、複数の前記目的別口座のうち1つの目的別口座を設定するメイン口座設定部を備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記メイン口座設定部は、前記目的別口座の選択画面に対する操作情報に基づいて、前記メイン口座とする前記目的別口座を設定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記メイン口座設定部は、前記目的別口座の選択画面に表示された複数の前記目的別口座を示すアイコンのうちの1つのアイコン上に、前記メイン口座を示すアイコンに対する操作によって当該メイン口座を示すアイコンを配置する操作情報に基づいて、前記メイン口座とする前記目的別口座を設定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記メイン口座を示すアイコンに対する操作によって当該メイン口座を示すアイコンを配置する前記操作情報は、ドラッグアンドドロップ操作を示す操作情報である
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記目的別口座は複数生成されており、当該複数の目的別口座のうち1つの目的別口座を、当該1つの目的別口座以外の目的別口座から決済が行われるときに生じるおつりを加算するためのおつり用口座として設定するおつり用口座設定部を備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記おつり用口座設定部は、前記おつり用口座以外の目的別口座から決済が行われるときに予め設定された切り上げ単位で決済金額を切り上げた金額と当該決済金額との差額をおつりとするための、金額の切り上げ単位を設定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記おつり用口座設定部は、複数の前記目的別口座のうち、前記おつり用口座として設定された目的別口座とは別の複数の目的別口座のうちの1つまたは複数の目的別口座を、当該目的別口座から決済が行われるときに生じるおつりを前記おつり用口座に加算するおつり決済口座として設定する
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記プリペイドカードの口座は、複数のプリペイドカードにより決済ができる1つの口座であるジョイント口座であり、
    前記履歴表示処理部は、前記ジョイント口座における前記商取引履歴を表示する場合に、前記商取引ごとにその商取引履歴の決済に使用された前記プリペイドカードの情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記プリペイドカードの情報は、当該プリペイドカードの所有者に関する情報である
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記ジョイント口座内の目的別口座ごとに、その目的別口座からの決済が可能な前記プリペイドカードを設定する決済カード設定部を備えた
    ことを特徴とする請求項12または請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記プリペイドカードの口座は、前記ジョイント口座と、前記複数のプリペイドカードとは異なる1枚の前記プリペイドカードのみにより決済ができる個人用口座であり、
    前記履歴表示処理部は、前記ジョイント口座における前記商取引履歴と、前記個人用口座における前記商取引履歴とを切り替えて表示する
    ことを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  16. コンピュータを、請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
  17. 口座情報取得部が、プリペイドカードの口座の残高を振り分けるために生成されている目的別口座のデータを取得するステップと、
    取引情報取得部が、前記プリペイドカードを利用した商取引の履歴である商取引履歴のデータを取得するステップと、
    操作情報取得部が、表示部の画面表示に対する操作を示す操作情報を取得するステップと、
    履歴表示処理部が、前記表示部の画面に対して、前記商取引履歴のデータに基づき商取引履歴を表示するステップと、
    選択画面表示処理部が、前記表示部の画面に対して、前記目的別口座のデータに基づき前記目的別口座の選択画面を表示するステップと、
    対応付け部が、前記商取引履歴に対する操作情報に基づき選択された商取引履歴に係る決済先の加盟店と、前記目的別口座の選択画面に対する操作情報に基づき選択された前記目的別口座とを対応付けるステップと、を備えた
    ことを特徴とする情報処理方法。
  18. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置において対応付けられた前記加盟店と前記目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定するサーバと、を備えた
    ことを特徴とする情報処理システム。
  19. 請求項4に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置の前記対応付け部が対応付けた前記加盟店と前記目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店または当該加盟店の系列店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定するサーバと、を備えた
    ことを特徴とする情報処理システム。
  20. 請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置の前記対応付け部が対応付けた前記加盟店と前記目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定するサーバとを備え、
    前記サーバは、前記情報処理装置の前記メイン口座設定部において設定された前記メイン口座の情報に基づき、前記サーバにおいて生成されている複数の前記目的別口座のうち1つの目的別口座を前記メイン口座として設定する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  21. 請求項9に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置の前記対応付け部が対応付けた前記加盟店と前記目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定するサーバとを備え、
    前記サーバは、前記情報処理装置の前記おつり用口座設定部において設定された前記おつり用口座の情報に基づき、前記サーバにおいて生成されている複数の前記目的別口座のうち1つの目的別口座を前記おつり用口座として設定する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  22. 請求項10に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置の前記対応付け部が対応付けた前記加盟店と前記目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定するサーバとを備え、
    前記サーバは、前記情報処理装置の前記おつり用口座設定部において設定された前記おつり用口座の情報と前記金額の切り上げ単位の情報に基づき、前記サーバにおいて生成されている複数の前記目的別口座のうちの1つの目的別口座を前記おつり用口座として設定するとともに、前記金額の切り上げ単位を設定する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  23. 請求項11に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置の前記対応付け部が対応付けた前記加盟店と前記目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定するサーバとを備え、
    前記サーバは、前記情報処理装置の前記おつり用口座設定部において設定された前記おつり用口座および前記おつり決済口座の情報に基づき、前記サーバにおいて生成されている複数の前記目的別口座のうち1つの目的別口座を前記おつり用口座として設定するとともに、当該おつり口座とは別の複数の目的別口座のうちの1つまたは複数の目的別口座をおつり決済口座として設定する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  24. 請求項14に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置の前記対応付け部が対応付けた前記加盟店と前記目的別口座の情報に基づき、当該目的別口座を、当該加盟店と商取引する際の決済を行う目的別口座として設定するサーバとを備え、
    前記サーバは、前記情報処理装置の前記決済カード設定部において設定された、前記ジョイント口座内の目的別口座ごとの前記プリペイドカードの情報に基づき、前記サーバにおいて生成されている前記ジョイント口座内の1または複数の前記目的別口座に、当該目的別口座からの決済が可能な前記プリペイドカードを設定する
    ことを特徴とする情報処理システム。
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