JP2017178269A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】水抜き通路が損傷し難い駆動装置を有する鞍乗り型車両を提供する。【解決手段】鞍乗り型車両は、ダウンフレーム6の後側に沿うようにして配置されたバッテリ7と、メインフレーム5の下方でかつダウンフレーム6の後方に配置された駆動装置8とを備える。駆動装置8は、モータを有するモータ側ケース26と、モータの動力を伝達する駆動機構を収納した駆動側ケース27と、下端部に設けられた水抜き通路とを備える。水抜き通路は、駆動側ケース27とモータ側ケース26とをボルト締めするために車両の前後方向に間隔を置いて配置された2つの締付けボス31(31a、31b、31c)の間に位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、水抜き通路を有する駆動装置を備えた鞍乗り型車両に関する。
従来、駆動機構を介してモータの駆動力を供給する駆動装置において、モータ室を形成するモータケース及びモータを覆うカバー部材に開口を設け、これらの開口を経てモータ室内の水抜きを行うことが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の駆動装置におけるモータの水抜き構造では、モータ室を駆動機構側からエンドカバーで覆ってモータケースを構成するとともに、エンドカバーの外側に、これを覆うようにして被取付部材が接合される。これにより、エンドカバーと被取付部材との間に密閉状の空間部が形成される。
この空間部内に、モータの駆動軸に固定された駆動歯車及びこれに噛み合う従動歯車が配置される。エンドカバーには、この空間部に通じた開口が設けられるとともに、被取付部材とエンドカバーとの間には、該空間部を外部に連通させる水抜き孔が設けられる。
実開昭64−45464号公報
しかしながら、上記特許文献1の水抜き構造によれば、これをそのまま鞍乗り型車両の駆動装置に適用した場合、飛び石等が水抜き孔に当たる恐れがある。
また、上記特許文献1の水抜き構造によれば、エンドカバーの開口と、被取付部材及びエンドカバー間の水抜き孔とを経て水抜きを行うようにしているので、モータを覆うために、エンドカバー及び被取付部材といった複数の部品を使用しなければならず、コスト面で不利である。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、水抜き通路に飛び石が当たり難い駆動装置を有する鞍乗り型車両を提供することにある。また、より少ない部品数で構成される駆動装置を有する鞍乗り型車両を提供することにある。
第1発明に係る鞍乗り型車両は、
前輪を操舵するためのハンドルと、
前記ハンドルを支持するヘッドパイプと、
前記ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、
前記ヘッドパイプから後方かつ下方に延びるダウンフレームと、
前記ダウンフレームの後側に配置されたバッテリと、
前記メインフレームの下方でかつ前記ダウンフレームの後方に配置された駆動装置とを備える鞍乗り型車両において、
前記駆動装置は、
モータを有してモータ室を形成するモータ側ケースと、
前記モータの動力を変速して伝達する駆動機構を収納した駆動側ケースと、
前記駆動装置の下端部に設けられた水抜き通路とを備え、
前記水抜き通路は、前記駆動側ケースと前記モータ側ケースとをボルト締めするために車両の前後方向に間隔を置いて配置された2つの締付けボスの間に位置することを特徴とする。
第1発明によれば、駆動装置の下端部に設けられた水抜き通路が、前後方向に配置された締付けボスの間に位置するので、これらの締付けボスによって、水抜き通路を両ケースが受ける衝撃から保護することができる。したがって、水抜き通路に飛び石が当たり難い駆動装置を有する鞍乗り型車両を提供することができる。
第2発明に係る鞍乗り型車両は、第1発明において、
前記モータ側ケースには、前記モータを覆うモータカバーがそれぞれの接合面を介して接合しており、
前記モータ側ケースの接合面には、一端が前記モータ室に接続した第1条溝と、一端がケース外部に接続した第2条溝とが設けられており、
前記モータカバーの接合面には、前記第1条溝の他端と前記第2条溝の他端とに接続した第3条溝が設けられており、
前記水抜き通路は、前記第1条溝及び前記第2条溝と前記モータカバーの接合面とで形成された第1通路及び第2通路と、前記第3条溝と前記モータ側ケースの接合面とで構成された第3通路とを有することを特徴とする。
第2発明によれば、モータ側ケースとモータカバーにより水抜き通路が形成されるので、従来のようにエンドカバーの開口と、被取付部材及びエンドカバー間の水抜き孔とを経て水抜きを行う場合に比べて、モータ側ケースに直接被取付部材としての駆動機構を取り付けることができる。したがって、より少ない部品数で駆動装置を構成することができる。
また、モータ側ケースの接合面に第1条溝及び第2条溝を設け、モータカバーの接合面に第3条溝を設けるだけで、複雑な加工工程を経る必要なく、第1通路、第2通路及び第3通路を有する水抜き通路を形成することができる。
第3発明に係る鞍乗り型車両は、第2発明において、前記駆動装置は、前記水抜き通路の排出口の前方に、その排出口を保護する保護部を有することを特徴とする。
第3発明によれば、鞍乗り型車両の走行中において、前方からの飛び石等による衝撃から水抜き通路の排出口をより効果的に保護することができる。
第4発明に係る鞍乗り型車両は、第3発明において、前記保護部は、前記モータ側ケース及び前記モータカバーの各接合面に形成された凹部により構成された中空空間を有することを特徴とする。
第4発明によれば、保護部は、接合面の凹部で構成された中空空間を有するので、その緩衝機能により、さらに効果的に水抜き通路を保護するとともに、容易に形成することができる。
第5発明に係る鞍乗り型車両は、第1〜第4のいずれかの発明において、前記バッテリの後方に設けられたパワードライブユニット(PDU)と、前記バッテリの後方において、前記駆動装置のモータ側ケースの後壁面から後方かつ上方に延びて前記パワードライブユニットに至るPDU接続ケーブルとを備えることを特徴とする。
第5発明によれば、バッテリの後方に設けられたパワードライブユニットと駆動装置との間のPDU接続ケーブルの配線を短い配線経路で行うことができる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の正面図である。 図1の鞍乗り型車両の要部を示す斜視図である。 図1の鞍乗り型車両の駆動装置の部分を、そのモータカバーを外して右方から見た様子を示す図である。 図3の駆動装置のモータカバーをモータ側から見た様子を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1に示すように、実施形態の鞍乗り型車両1は、前輪2を操舵するためのハンドル3と、ハンドル3を回転自在に支持するヘッドパイプ4と、ヘッドパイプ4から後方に延びるメインフレーム5と、ヘッドパイプ4から後方かつ下方に延びるダウンフレーム6とを備える。
ダウンフレーム6の後側には、ダウンフレーム6に沿うようにしてバッテリ7が配置される。メインフレーム5の下方でかつダウンフレーム6の後方には、鞍乗り型車両1を走行させるための駆動装置8が配置される。駆動装置8の駆動力は、チェーン9等を介して鞍乗り型車両1の後輪10に伝達される。
バッテリ7の後方には、バッテリ7からの直流電力を交流電流に変換して駆動装置8に供給したり、駆動装置8からの回生電力をバッテリ7に供給したりして駆動装置8を制御するパワードライブユニット11が配置される。パワードライブユニット11は、ここではメインフレーム5の後ろ側においてメインフレーム5に沿って配置されるが、それより後ろ側のシート12寄りの位置に配置してもよい。
図2に示すように、メインフレーム5は、パイプ材を加工して形成された左メインパイプ13及び右メインパイプ14を用いて構成され、それぞれの前端部は、ヘッドパイプ4(図1)に固定される。左メインパイプ13及び右メインパイプ14は、中間部においてやや下方に曲折し、さらにその下端部が前方側に曲げられた形状を有する。
左メインパイプ13及び右メインパイプ14は、適宜の箇所において、左右方向に相互に連結される。例えば、左メインパイプ13及び右メインパイプ14は、これらの下端部の手前において、それぞれの内側に第1クロスパイプ15の両端を溶接することによって相互に連結される。また、左メインパイプ13及び右メインパイプ14の下端部は、第2クロスパイプ16により同様にして連結される。
図1のように、鞍乗り型車両1の後輪10は、駆動装置8の左右後端部から後方に延びた左右のスイングアーム17の後端部において支持される。各スイングアーム17の前端部は、メインフレーム5の下端部の湾曲した部分の内側に設けられた左右のピボットプレート18により回動自在に支持される。
スイングアーム17における後輪10を支持する部分と、メインフレーム5の中間部から延びるシートフレーム19との間には、鞍乗り型車両1のシート12を支持する左右のリアクッションユニット20が設けられる。
図2のように、ダウンフレーム6は、1本のパイプ材を用いて構成され、その上端部がヘッドパイプ4に対して固定される。ダウンフレーム6の下端部には、そこから後方に延びるロワフレーム21の前端部が結合される。ロワフレーム21は、パイプ材を加工して形成された左ロワパイプ22及び右ロワパイプ23により構成され、中間部で後方に曲げられ、中間部よりも後方側の部分は、中間部より前方側の部分よりも緩やかな傾斜で後方に延びている。
左ロワパイプ22及び右ロワパイプ23の上端部は、それぞれダウンフレーム6下端部の左と右側に対し、ダウンフレーム6の長さ方向に間隔を置いた2箇所でボルトにより締結される。この締結は、左ロワパイプ22及び右ロワパイプ23の上端部においてその長さ方向に間隔を置いた2箇所でそれぞれ左右に突出し、左右方向に貫通したボルト孔を有する取付ボス24を介して行われる。
バッテリ7は、バッテリケース25内にリチウムイオン二次電池等を収納して構成される。バッテリケース25は、ダウンフレーム6やロワフレーム21にボルト等を用いて固定される。
駆動装置8は、モータを有するモータ側ケース26と、モータの動力を変速して伝達する駆動機構を収納する駆動側ケース27とを備える。モータ側ケース26には、その右側を覆うように、モータカバー28が取り付けられる。この取付けは、モータカバー28及びモータ側ケース26を、それぞれの接合面29及び30(図4、図3)を介して接合することにより行われる。
モータカバー28、モータ側ケース26及び駆動側ケース27は、これらを相互にボルト締めするための複数の締付けボス31を有する。各締付けボス31は、モータカバー28の周囲に設けられた各締付けボス31a、これに対応してモータ側ケース26の周囲に設けられた各締付けボス31b、及びこれに対応する駆動側ケース27の部分に設けられた各締付けボス31cにより構成される。
締付けボス31a及び31bはボルトを通すための貫通孔を有し、締付けボス31cは、締付けボス31a及び30bを通したボルトを螺合させるねじ穴を有する。
駆動装置8の下端部には、後述する水抜き通路が設けられる。この水抜き通路は、駆動装置8の下端部において前後方向に間隔を置いて配置された2つの締付けボス31の間に位置する。図2においては、この2つの締付けボス31が示されている。
図3に示すように、バッテリ7の後方においては、モータ側ケース26の後壁面から後方かつ上方に延びてパワードライブユニット11(図1参照)に至るPDU接続ケーブル37が設けられる。
また、モータ側ケース26により構成されるモータ室32には、外周部にモータの固定子33が形成され、その内側に回転子34が形成される。モータ側ケース26の接合面30には、一端がモータ室32に接続した第1条溝35と、一端がケース外部に接続した第2条溝36とが設けられる。第1条溝35及び第2条溝36は、ほぼ上下方向に延びている。
図4に示すように、モータカバー28の接合面29には、モータ側ケース26の第1条溝35の他端と第2条溝36(図3)の他端とに接続したほぼ水平方向に延びる第3条溝38が設けられる。
そして、第1条溝35及び第2条溝36とモータカバー28の接合面29とで第1通路39及び第2通路40(図3)が形成される。第3条溝38とモータ側ケース26の接合面30とで第3通路41が構成される。第1通路39、第2通路40及び第3通路41により上述の駆動装置8下端部の水抜き通路が構成される。
図3のように、モータカバー28及びモータ側ケース26における水抜き通路の排出口の前方に、その排出口を保護する保護部42が設けられる。ここでは、この保護部42は、中空空間を有するものとして形成される。この中空空間は、モータカバー28の接合面29に形成された凹部43(図4)と、モータ側ケース26の接合面30に形成された凹部44とで構成される。
駆動側ケース27には、メインフレーム5により支持される上側支持部45及び下側支持部46を備える。上側支持部45及び下側支持部46は、それぞれ左右方向に貫通したボルト孔を有する。メインフレーム5の第1クロスパイプ15(図2)には、上側支持部45に対応して、ボルト孔を有する左右の上側支持ブラケット47が溶接される。また、メインフレーム5の第2クロスパイプ16(図2)には、下側支持部46に対応して、ボルト孔を有する左右の下側支持ブラケット48が溶接される。
図2に示すように、ロワフレーム21の上端部には、そこから延びてバッテリ7の側方を通るサイドフレーム49が設けられる。サイドフレーム49は、パイプ材を用いて形成した左サイドパイプ50及び右サイドパイプ51により構成される。左サイドパイプ50は、前端が、左ロワパイプ22における2つの取付ボス24の中間の左側に接続するように左ロワパイプ22と一体的に形成されており、該前端から左方向にやや延びてから後方に曲り、駆動装置8の上端部に至る。
左サイドパイプ50の後端部には、左右に長いボルト孔を有し、ボルトにより駆動装置8に固定されるサイド側取付部52が設けられる。右サイドパイプ51は、左サイドパイプ50と左右対称で同様の構成を有し、その後端部には右側のサイド側取付部52が設けられる。図3のように、駆動側ケース27の上端部には、該上端部を左右のサイド側取付部52の間に固定するための左右に貫通したボルト孔を有する第1支持部53が設けられる。
また、ロワフレーム21の左ロワパイプ22及び右ロワパイプ23の後端には、左右に貫通したボルト孔を有する左右の下端取付部54が溶接される。駆動側ケース27及びモータ側ケース26の下部の前端側には、その部分を左右の下端取付部54の間に固定するための左右に貫通したボルト孔を有する第2支持部55が設けられる。
この構成において、駆動装置8を組み立てる際には、駆動機構が組み込まれた駆動側ケース27及びモータが組み込まれたモータ側ケース26に対してモータカバー28が取り付けられる。この取付けは、モータカバー28周囲の締付けボス31a、これらに対応するモータ側ケース26周囲の締付けボス31bにボルトを挿入し、これらのボルトを、対応する駆動側ケース27の締付けボス31cのねじ穴に螺合させてボルト締めすることにより行われる。
このとき、モータカバー28の接合面29と、モータ側ケース26の接合面30とが接合するので、モータ側ケース26の接合面30上の第1条溝35及び第2条溝36とモータカバー28の接合面29とで第1通路39及び第2通路40が形成される。また、モータカバー28の接合面29上の第3条溝38とモータ側ケース26の接合面30とで第3通路41が構成される。
これにより、モータ室32の下端部から第1通路39を経て下方に進み、第3通路41を経て後方に進み、そして第2通路40を経て下方に進んで外部に通じた水抜き通路が構成される。
また、これと同時に、モータカバー28及びモータ側ケース26の接合面29及び30上の凹部43及び44が結合するので、第1通路39とその前方の締付けボス31との間に中空空間が形成される。これにより、水抜き通路を保護する保護部42が構成される。このようにして、構成された駆動装置8は、メインフレーム5、サイドフレーム49及びロワフレーム21に対して取り付けられる。
メインフレーム5に対する取付けは、その第1クロスパイプ15上の左右の上側支持ブラケット47の間に、駆動側ケース27の上側支持部45を配置してボルトで締結するとともに、第2クロスパイプ16の左右の下側支持ブラケット48の間に駆動側ケース27の下側支持部46を配置してボルトで締結することにより行われる。
サイドフレーム49に対する取付けは、右サイドパイプ51のサイド側取付部52と左サイドパイプ50のサイド側取付部52との間に駆動側ケース27の第1支持部53を配置し、ボルトで締結することにより行われる。また、ロワフレーム21に対する取付けは、その左右の下端取付部54の間に駆動側ケース27及びモータ側ケース26の第2支持部55を配置し、ボルトで締結することにより取り付けられる。
このようにして取り付けられた駆動装置8と、バッテリ7の後方に設けられたパワードライブユニット11との間は、駆動装置8のモータ側ケース26の後壁面から後方かつ上方に延びてパワードライブユニット11に至るPDU接続ケーブル37により接続される。
以上のように、本実施形態によれば、駆動装置8の下端部に設けられた水抜き通路が、モータカバー28、モータ側ケース26及び駆動側ケース27の締結用の締付けボス31の間に位置するので、これらの締付けボス31によって、水抜き通路を飛び石等による衝撃から保護し、水抜き通路の耐久性を高めることができる。
また、モータ側ケース26の接合面30に第1条溝35及び第2条溝36を設け、モータカバー28の接合面29に第3条溝38を設けるだけで、複雑な加工工程を経る必要なく、水抜き通路を形成することができる。
また、水抜き通路の前方に保護部42を有するので、鞍乗り型車両1の走行中において、前方からの飛び石等による衝撃から水抜き通路の排出口を保護することができる。また、保護部42は、接合面29及び30の凹部43及び44で中空空間を形成することにより構成されるので、衝撃に対する効果的な緩衝機能を有するとともに、容易に形成することができる。
また、バッテリ7の後方に設けられたパワードライブユニット11と駆動装置8との間のPDU接続ケーブル37による接続を、バッテリの後方において、モータ側ケース26の後壁面から後方かつ上方に延びてパワードライブユニット11に至る経路を経て行うようにしたので、PDU接続ケーブル37による配線を短い配線経路で行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、駆動装置8として、モータに代えて、内燃機関を有するものを用いてもよい。この場合、バッテリ7は、内燃機関のクランク軸を回転させるモータを駆動させたたり、該モータからの回生電力を蓄積したりするのに使用される。
1…鞍乗り型車両、2…前輪、3…ハンドル、4…ヘッドパイプ、5…メインフレーム、6…ダウンフレーム、7…バッテリ、8…駆動装置、11…パワードライブユニット、26…モータ側ケース、27…駆動側ケース、28…モータカバー、29、30…接合面、31…締付けボス、32…モータ室、35…第1条溝、36…第2条溝、37…PDU接続ケーブル、38…第3条溝、42…保護部、43、44…凹部。

Claims (5)

  1. 前輪を操舵するためのハンドルと、
    前記ハンドルを支持するヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、
    前記ヘッドパイプから後方かつ下方に延びるダウンフレームと、
    前記ダウンフレームの後側に配置されたバッテリと、
    前記メインフレームの下方でかつ前記ダウンフレームの後方に配置された駆動装置とを備える鞍乗り型車両において、
    前記駆動装置は、
    モータを有してモータ室を形成するモータ側ケースと、
    前記モータの動力を変速して伝達する駆動機構を収納した駆動側ケースと、
    前記駆動装置の下端部に設けられた水抜き通路とを備え、
    前記水抜き通路は、前記駆動側ケースと前記モータ側ケースとをボルト締めするために車両の前後方向に間隔を置いて配置された2つの締付けボスの間に位置することを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記モータ側ケースには、前記モータを覆うモータカバーがそれぞれの接合面を介して接合しており、
    前記モータ側ケースの接合面には、一端が前記モータ室に接続した第1条溝と、一端がケース外部に接続した第2条溝とが設けられており、
    前記モータカバーの接合面には、前記第1条溝の他端と前記第2条溝の他端とに接続した第3条溝が設けられており、
    前記水抜き通路は、前記第1条溝及び前記第2条溝と前記モータカバーの接合面とで形成された第1通路及び第2通路と、前記第3条溝と前記モータ側ケースの接合面とで構成された第3通路とを有することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記駆動装置は、前記水抜き通路の排出口の前方に、その排出口を保護する保護部を有することを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記保護部は、前記モータ側ケース及び前記モータカバーの各接合面に形成された凹部により構成された中空空間を有することを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記バッテリの後方に設けられたパワードライブユニットと、
    前記バッテリの後方において、前記駆動装置のモータ側ケースの後壁面から後方かつ上方に延びて前記パワードライブユニットに至るPDU接続ケーブルとを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
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