JP2017156411A - 加飾部材および有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば特許文献1には、図7に示すように、基材1’上に白色加飾部2’が配置された前面板保護基材10’が開示されている。また、例えば特許文献2には、図8に示すように、基材1’上に、白色加飾部2’および裏打ち層6’が配置された前面板保護基材10’が開示されている。白色加飾部の視認側とは反対側の面に裏打ち層を設けることにより、白色加飾部の遮光性を向上させることができる。
本発明の加飾部材は、透明基材と、上記透明基材上にパターン状に配置された淡色加飾部と、上記透明基材の上記淡色加飾部が配置された側の面上であって、パターン状の上記淡色加飾部により画定された開口領域に配置された平坦化層と、上記淡色加飾部および上記平坦化層の、上記透明基材が配置された側とは反対の面上に配置された円偏光層とを有し、上記円偏光層と、上記淡色加飾部および上記平坦化層とが、透明または淡色の層を介して積層しているか、あるいは直に積層しているかのいずれかであることを特徴とする部材である。
具体的には、以下のような効果が得られる。
このような効果が得られる理由としては、次のようなことが考えられる。
本発明における淡色加飾部は、透明基材上にパターン状に配置される部材である。
なお、上述した屈曲耐久試験は、ユアサシステム株式会社製 DLDMLH−FU 面状体U字繰り返し試験機を用いて、曲げ半径R=3mm、回転数120rpm、ストローク20mmの条件で測定することができる。また、本発明においては、10万回以上の曲げ試験実施後、淡色加飾部の割れまたは加飾部材からの淡色加飾部の剥がれがない場合に、淡色加飾部が屈曲性を有すると評価した。
なお、マンセル表色系では、全ての色を明度、彩度および色相の三属性により表現することができる。マンセル表色系における明度は、最も明るい理想的な白を10とし、最も暗い理想的な黒を0とする。本発明における淡色顔料は、淡色を呈するため、明度は小さくても8であり、8.0以上であることが好ましい。また、マンセル表色系における彩度は、無彩色を0とし、色が濃くなるほど値が大きくなり、最大値は明度と色相に応じて適宜変化するが、最大で14である。本発明においては、有彩色であっても淡色を呈することから、彩度は最大でも2であり、2.0以下であることが好ましい。
マンセル表色系の三属性は、市販の分光測色計、分光光度計等を用いることにより測定することができる。
なお、本発明において、(メタ)アクリレートとは、メタクリレート、または、アクリレートのいずれかであることを意味する。
また、淡色感光性樹脂組成物を、透明基材上に塗布する塗布法としては、例えば、スピンコート法、ロールコート法、ダイコート法、スプレーコート法、ビードコート法等の公知の方法が挙げられる。
本発明における円偏光層は、淡色加飾部および平坦化層の、透明基材が配置された側とは反対の面上に配置される部材である。
本発明における平坦化層は、透明基材の淡色加飾部が配置された側の面上であって、パターン状の淡色加飾部により画定された開口領域に配置される部材である。
本発明における透明基材は、上述した淡色加飾部、平坦化層、円偏光層を支持する部材である。
本発明における透明または淡色の層は、円偏光層と、淡色加飾部および平坦化層との間に配置される部材である。
本発明における粘着層は、円偏光層と、淡色加飾部および平坦化層との間に配置することができる。粘着層が配置されていることにより、円偏光層と、淡色加飾部および平坦化層との間を容易に貼り付けることが可能となる。
本発明におけるバリア層は、円偏光層と、淡色加飾部および平坦化層との間に配置することができる。バリア層が配置されていることにより、酸素や水蒸気等の侵入を抑制することが可能である。また、円偏光層を薬液から保護することが可能である。
本発明の加飾部材の製造方法は、所望の加飾部材を得ることができる方法であれば特に限定されない。以下、図を参照しながら説明する。
本発明の有機EL素子は、上述した加飾部材と、有機EL基材とを有する素子である。
以下、本発明の有機EL素子について、図を参照しながら説明する。
本発明における加飾部材は、透明基材と、上記透明基材上にパターン状に配置された淡色加飾部と、上記透明基材の上記淡色加飾部が配置された側の面上であって、パターン状の上記淡色加飾部により画定された開口領域に配置された平坦化層と、上記淡色加飾部および上記平坦化層の、上記透明基材が配置された側とは反対の面上に配置された円偏光層とを有し、上記円偏光層と、上記淡色加飾部および上記平坦化層とが、透明または淡色の層を介して積層しているか、あるいは直に積層しているかのいずれかであることを特徴とする部材である。
なお、加飾部材については、上記「A.加飾部材」の項に記載した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
本発明における有機EL基材は、一般的な有機EL基材であれば特に限定されるものではない。有機EL基材については、例えば、特開2015−162588号公報、特開2015−072827号公報等と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
本発明の有機EL素子の用途としては、高精細なディスプレイに好適であり、例えば、モバイル機種のノートパソコンや多機能端末機器(高機能端末機器ともいう。)等のモバイル電子機器用が挙げられる。
透明基材(材料:ポリイミドフィルム、厚み:30μm)上に、ダイコート法を用いて淡色加飾部形成用組成物を塗布し、フォトリソグラフィ法によりパターン状の淡色加飾部を形成した。淡色加飾部材形成用組成物には、淡色色顔料(材料:酸化チタン)を有し、アクリル系樹脂、アルカリ可溶性樹脂を主成分とする感光性樹脂組成物を用いた。また、得られた淡色加飾部の厚みは、下記表1に示すように調整した。
円偏光層の代わりに黒色顔料を有する裏打ち層(材料:アクリル樹脂、厚み:1μm)を用いたこと以外は、実施例1〜6と同様にして加飾部材を形成した。
実施例1〜6、および比較例1、2について、輝度(L値)を測定した。なお、実施例1〜6のL値の測定は、図2の破線Lで示すように、透明基材1、淡色加飾部2、粘着層5および円偏光層4が積層された領域の透明基材1側の面から行った。一方、比較例1、2のL値の測定は、透明基材、淡色加飾部、粘着層、裏打ち層が積層された領域の透明基材側の面から行った。結果は、表1および図6に示す。なお、表1に示す評価は、下記の通りである。
◎:肉眼で視認した際に、明るい白色である。
○:肉眼で視認した際に、通常の白色である。
×:肉眼で視認した際に、灰色に近い暗い白色である。
1 …透明基材
2 …加飾部
3 …平坦化層
4 …円偏光層
5 …透明または淡色の層
20 …有機EL基材
100 …有機EL素子
D …開口領域
Claims (5)
- 透明基材と、
前記透明基材上にパターン状に配置された淡色加飾部と、
前記透明基材の前記淡色加飾部が配置された側の面上であって、パターン状の前記淡色加飾部により画定された開口領域に配置された平坦化層と、
前記淡色加飾部および前記平坦化層の、前記透明基材が配置された側とは反対の面上に配置された円偏光層とを有し、
前記円偏光層と、前記淡色加飾部および前記平坦化層とが、透明または淡色の層を介して積層しているか、あるいは直に積層しているかのいずれかであることを特徴とする加飾部材。 - 前記透明基材が、透明フィルム基材であることを特徴とする請求項1に記載の加飾部材。
- 前記淡色加飾部の厚みが25μm以下であり、
前記透明基材と前記淡色加飾部と前記円偏光層とが積層された領域の厚み方向のOD値が、4.0以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加飾部材。 - 前記淡色加飾部の厚みが25μm以下であり、
前記透明基材と前記淡色加飾部と前記円偏光層とが積層された領域を、前記透明基材側の面から観察したときのL値が、86以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加飾部材。 - 請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載された加飾部材と、
有機エレクトロルミネッセンス基材とを有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
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