JP2017154772A - 注出キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器本体の傾け角度や注出方向に関係なく、流量を一定に注出することができる流量調整板を備える注出キャップを提供すること。【解決手段】 内容液が充填される容器本体の口筒部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の開口部を閉塞する蓋体とからなる注出キャップであって、キャップ本体は、容器本体の口筒部に装着される装着部と、装着部に連設され、天壁を貫通する円形の開口部が設けられる流路部とを備え、流路部は、開口部の周囲に立設される注出筒と、流路を遮るように設けられる流量調整板を備え、流量調整板は、円形状の整流壁と、整流壁の外周側の近傍に周方向で等間隔に複数形成され、それぞれ同一の開口面積を有する流路孔とを備えることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、容器本体の口筒部に装着される注出キャップに関し、とくに流量調整板を備える注出キャップに関するものである。
注出キャップとして、容器本体の口筒部に装着され、開口部を有するキャップ本体と、キャップ本体の開口部を閉塞する蓋体とからなるキャップが従来から知られている。
この種のキャップは、容器本体をスクイズすることなく、そのまま傾け、開口部から注出筒を介して内容液を注ぎ出す(自然吐出)ものであり、内容液の粘性などを考慮して開口部の穴径を決定している。
このため、少量注出する場合には、容器本体の傾け角度を小さくする必要があるが、この場合、容器本体の傾け角度の調整が難しく、傾け過ぎると内容液が出過ぎたり、思わぬ方向に内容液が飛び出したりすることがある。
そこで、キャップ本体に流量調整部材を備える注出キャップが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5085357号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の注出キャップの流量調整部材は、組み付け時の作業性に優れるものの、キャップ本体の開口部と流量調整部材の流路孔との関連性(開口部の穴径や流路孔の形状などの関係)が考慮されていなかったため、流量調整において十分でないという問題があった。
また、注出後、流量調整部材内に内容液が残った場合には、再注出の際に、内容液より先に残液が飛び出して、汚してしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、容器本体を傾け、内容液を注出する際、容器本体の傾け角度や注出方向に関係なく、流量を一定に注出することができる流量調整板を備える注出キャップを提供することを目的とする。
また、注出後、流量調整板に内容液がとどまることがなく、速やかに容器本体内に戻すことができる注出キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、注出キャップとして、内容液が充填される容器本体の口筒部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の開口部を閉塞する蓋体とからなる注出キャップであって、キャップ本体は、容器本体の口筒部に装着される装着部と、装着部に連設され、天壁を貫通する円形の開口部が設けられる流路部とを備え、流路部は、開口部の周囲に立設される注出筒と、流路を遮るように設けられる流量調整板を備え、流量調整板は、円形状の整流壁と、整流壁の外周側の近傍に周方向で等間隔に複数形成され、それぞれ同一の開口面積を有する流路孔とを備えることを特徴とする構成を採用する。
流量調整板の具体的実施形態として、内容液の粘度が0.2Pa・s未満のとき、流量調整板の開口率は、13.5〜27%で、流路孔の合計開口面積は、55〜105mm2であることを特徴とする構成、内容液の粘度が0.2以上2.0未満のとき、流量調整板の開口率は、25〜27%で、流路孔の合計開口面積は、105〜120mm2 であることを特徴とする構成を採用する。
キャップ本体の具体的実施形態として、開口部の穴径は、8〜14mmであることを特徴とする構成を採用する。
また、流量調整板の別の具体的実施形態として、流量調整板は、整流壁が中心に向かって上方に傾斜するテーパー状であることを特徴とする構成を採用する。
さらに、キャップ本体の別の具体的実施態様として、流路部は、装着部上端から上方に連設される流路筒と、流路筒の上端縁から内方に延設される天壁とを有することを特徴とする構成を採用する。
本発明の注出キャップは、上記構成を採用することにより、容器本体の傾け角度や注出方向に左右されずに、安定した一定の流量に調整された内容液の注出が可能となる。
特に、内容液が低粘度の液体の場合に好適である。
また、本発明の注出キャップは、流量調整板の整流壁が中心に向かって上方に傾斜していることにより、注出後に整流壁の上に残った内容液を速やかに外周側に設けた流路孔に案内し、流路孔から内容液を容器本体内に回収することができる。
第1実施例の注出キャップの閉蓋状態を示す図である。 本発明の流量調整板の流路孔を示す下面図であり、(a)は丸孔を示す図であり、(b)は横長孔を示す図であり、(c)は縦長孔を示す図である。 第2実施例の注出キャップの閉蓋状態を示す図である。 第3実施例の注出キャップの閉蓋状態を示す図である。 第3実施例の注出キャップの注出状態を示す図であり、(a)は100°傾けた模式図であり、(b)は145°傾けた模式図である。
次に、本発明の注出キャップについて、キャップ本体をオーバーキャップで被冠する実施例をあげ、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器本体、Bは容器本体Aの口筒部に装着されるキャップ本体、Cはキャップ本体Bを被冠し、容器本体A内を密封するオーバーキャップである。
容器本体Aは、図1に示すように、円筒状の口筒部1と、口筒部1の下端から下方に傾斜して形成される肩部2と、肩部2から垂設される有底の胴部3とを備えており、口筒部1には、上部外周に、係合突条4が形成され、その下方に環状のネックリング5が形成されている。
キャップ本体Bは、図1に示すように、容器本体Aの口筒部1に装着される装着部6と、注出する内容液が流通する流路部7とを備えている。
装着部6は、装着時に口筒部1の上端面と当接する環状の上壁8と、上壁8の外周縁から垂設される外筒9と、上壁8の内周縁から垂設される内筒10とから構成されている。
外筒9の内周面下端部には、口筒部1の係合突条4と係合する係合突部11が形成されている。
流路部7は、装着部6の内筒10から上方に延設される円筒状の流路筒12と、流路筒12の上端部から内方に延設される環状の天壁14と、天壁14の内縁から立設される注出筒15とから構成されている。
さらに、流路筒12は、外周面に、後述するオーバーキャップCを螺合するための雄ネジ13が形成され、内周上端に、後述する流量調整板Dを取り付けるための嵌合凹部12aが全周にわたって形成されている。
なお、流量調整板Dを取り付けるための嵌合凹部12aは、嵌合凸部として形成されていても構わない。
注出筒15には、その内周近傍に沿って形成される円形の隔壁16が破断可能な薄肉の弱化部17を介して接続され、隔壁16の上面には、支柱18を介してプルリング19が連設されている。
オーバーキャップCは、図1に示すように、頂壁21と、頂壁21外縁に垂設される外周壁22とを備えており、横断面形状は円形に形成されている。
頂壁21の裏面から閉蓋時に注出筒15の内周を密封する筒状の密封リング23が垂設されている。
さらに、頂壁21の裏面には、密封リング23の外側に、閉蓋時にキャップ本体Bと螺合するための筒状の装着筒24が垂設され、装着筒24の内周面には、雌ネジ25が形成されている。
流量調整板Dは、図1および2に示すように、外周側から中心に向かって上方に傾斜するテーパー状の整流壁30と、整流壁30の中央部に立設されるドーム状の突部31と、整流壁30の外周側の近傍に、円周に沿って等間隔に配置される複数の円形の流路孔32と、整流壁30の外縁部から立設される円筒状の取付部33とを備えている。
なお、本実施例では、整流壁30は、中心に向かって上方に傾斜するテーパー状をなしているが、傾斜のない平坦な形状でも構わない。
取付部33は、キャップ本体Bに取り付けるための嵌合凸部34が外周上端部に形成されているが、キャップ本体Bに取り付けるための嵌合凸部34は、嵌合凹部として形成されていても構わない。
流量調整板Dは、図2に示すように、平面視で、整流壁30の直径がRの円形をなし、流路孔32として、(a)の流量調整板では丸孔35、(b)の流量調整板では周方向に長径を有する長円形状の横長孔36、(c)の流量調整板では径方向に長径を有する長円形状の縦長孔37が形成されている。
なお、流路孔32の個数は、4〜10程度が好ましく、流路孔32の形状は、円形や長円形状に限らず、三角形状、矩形状などでも構わない。
本実施例では、各形状の孔35、36および37が形成される流路孔32は、整流壁30の外縁部から所定距離Sだけ内方の円周上に位置するように配置されているが、流路孔32は、外周側の近傍であれば、取付部33の内周に接して配置されていても構わない。
このため、図1に示すように、整流壁30の上面と取付部33の内周との接続部には、整流壁30の外周側から流路孔32に向けて下方に傾斜する環状の傾斜部38が形成されている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例の注出キャップは、容器本体Aの口筒部1に装着する前に、キャップ本体Bの流路筒12の内周面に流量調整板Dを組み付ける必要があり、装着筒12の内周に流量調整板Dの取付部33を押し込むと、取付部33の嵌合凸部34は、流路筒12の内周面と摺接しながら天壁14に向けて入り込み、最終的に嵌合凹部12aに保持される。
打栓工程は、キャップ本体Bの装着部6である外筒9と上壁8と内筒10とで形成される環状溝部に容器本体Aの口筒部1を当てがい、キャップ本体Bの上壁8の上から押圧力を加えることによって、外筒9の係合突部11が口筒部1の係合突条4を乗り越えて嵌合し、口筒部1を外筒9の内周と内筒10の外周および上壁8とによって挟持することで嵌着する。
打栓工程の後、キャップ本体Bの流路筒12に、オーバーキャップCの装着筒24を螺合させて、キャップ本体BをオーバーキャップCで被冠する閉蓋工程を終了する。
なお、打栓工程の前に閉蓋工程を行っても構わない。
キャップ本体Bの隔壁16を開口する際には、オーバーキャップCを回して開蓋し、キャップ本体Bの隔壁16の上面に連設されるプルリング19に指を掛けて引っ張り上げることにより、支柱18を介して弱化部17を破断させていく。
最後に、隔壁16を抜栓し、注出筒15の内側に開口部を開口する。
注出筒15の内側に開口部が開口された後、容器本体Aを任意の注出方向に傾けることによって、容器本体A内の内容液を注出筒15を介して注出することができる。
また、本実施例の注出キャップは、内容液に注出後に容器本体Aを正立状態に戻したとき、流量調整板Dの整流壁30が中心に向かって上方に傾斜するテーパー状をなすとともに、整流壁30の外周側から流路孔32に向けて下方に傾斜する傾斜面が形成されることにより、注出後に整流壁30の上面に残った内容液を速やかに流路孔32に案内し、流路孔32から内容液を容器本体A内に回収することができる。
本実施例の注出キャップは、内容液がウスターソース等の粘度が低いものである場合、図5(a)に示すように、容器本体Aの傾きに対して、容器本体A内の内容液が流量調整板Dの整流壁30により一旦堰き止められ、整流壁30の内容液が接触する下側の流路孔32を流路として流路筒12内の流路空間Fに流入する。
さらに、流路孔32が対向する位置に天壁14が存在することにより、流路孔32が大きい場合でも、流路空間Fに流入した内容液が天壁14に衝突して、その勢いが弱められ、注出筒15から注出される。
また、整流壁30の内容液が接触しない上側の流路孔32が空気の流通路となり、容器本体A外内との空気置換がされるので、内容液の脈動を防止し、内容液を安定して流路筒12内に流入させることができる。
次に、開口部の穴径Mと流路孔32の開口面積および形状の違いによる液体の流れ状態を調べるために、500mlの容器に、流量調整板D(E)として、図2に示す3種類の流量調整板である、丸孔35の流量調整板(a)、横長孔36の流量調整板(b)および縦長孔37の流量調整板(c)を装着し、キャップ本体Bの開口部の穴径Mを8mm、10mm、12mmおよび14mmとなるように交換して内容液の注出状態を比較した。
この比較実験において、図2に示す流量調整板(a)〜(c)の各寸法は、流量調整板の整流壁の直径R=23mmであり、流量調整板の投影面積は415mm2 で、外縁部からの距離S=2mmで、(a)の丸孔1つの開口面積は7mm2 (合計開口面積は56mm2 )、(b)の横長孔1つの開口面積28mm2 (合計開口面積は112mm2 )、(c)の縦長孔1つの開口面積13mm2 (合計開口面積は104mm2 )である。
さらに、流路孔32の流量調整板D(E)に対する開口率を計算すると、流量調整板(a)は13.5%、流量調整板(b)は27%、流量調整板(c)は25%であり、開口部の穴径Mの流量調整板D(E)の整流壁30の直径Rに対する比率を計算すると、穴径8mmでは0.35、穴径10mmでは0.43、穴径12mmでは0.52、穴径14mmでは0.61である。
実験方法は、500mlのボトルに約500mlのウスターソース(粘度:0.2Pa・s未満)を充填し、図5に示すように、ボトルを正立状態から傾け角度θ1=100°で傾けたときと、傾け角度θ2=145°で傾けたときに、ウスターソースの注出状態を観察した。
この結果、開口部の穴径が8mmのときは、流量調整板を取り付けなかった場合と、横長孔36の流量調整板(b)の場合だけが、100°および145°傾けたときも注出量が少なかったが、その他の開口部の穴径のときは良好な流出が確認された。
つぎに、500mlのボトルに約500mlの内容液を中濃ソース(粘度:0.2Pa・s以上2.0Pa・s未満)を充填した場合は、開口部の穴径が8mmおよび10mmのときは、横長孔36の流量調整板(b)の場合だけが流出させることができ、流量調整板を取り付けなかった場合と、流量調整板(a)および(c)の場合は、中濃ソースを流出できなかった。
これに対して、開口部の穴径が12mmおよび14mmのときは、丸孔35の流量調整板(a)の場合だけが流出させることができなかった。
この実験結果から、粘度の低いウスターソースについては、流量調整板(a)および(c)を使用したときと、流量調整板(b)を使用し、開口部の穴径8mm以外すべての開口部の穴径でも、注出状態に問題はない。
次に、上記と同じ実験条件で、500mlのボトルに約500mlのウスターソースを充填し、図5に示すように、ボトルを正立状態から傾け角度θ1=100°で傾けたときと、傾け角度θ2=145°で傾けたときに、5秒間に流出するウスターソースを回収し、回収した容量(単位:cc)を測定した。
この比較実験の結果を表1に示す。
なお、表中で×印は、注出できないことを示す。
Figure 2017154772
この実験結果から、ボトルを100°傾けたときと、145°傾けたときの流出量の差(±5cc以内が好ましい)は、いずれの開口部の穴径のときにおいても、流量調整板を取り付けていない場合が大きい傾向を示すが、流量調整板を取り付けている場合は、その差が小さく、特に、流量調整板(a)および(c)の場合には、いずれの開口部の穴径でも一定の流出量(差が±5cc以内)であることがわかる。
次に、上記と同じ実験条件で、内容液を中濃ソースに換えて注出量の比較実験を行い、その結果を表2に示す。
Figure 2017154772
この実験結果から、ボトルを100°傾けたときと、145°傾けたときの流出量の差は、流量調整板(b)だけが、いずれの開口部の穴径のときにおいても、一定の注出量(差が±5cc以内)であることがわかる。
以上の実験結果から、以下のことがわかる。
(1)内容液がウスターソースであり、安定した流量で少なめに注出したい場合は、流量調整板(a)が最も好適であり、流路孔32の形状として、丸孔35が好ましい。
(2)内容液がウスターソースであり、安定した流量で多めに注出したい場合は、流量調整板(c)が最も好適であり、流路孔32の形状として、径方向に長径を有する縦長孔37が好ましい。
(3)内容液が中濃ソースであり、安定した流量で注出したい場合は、流量調整板(b)が最も好適であり、流量調整板(b)も開口部の穴径が12mmおよび14mmのときは好適であり、流路孔32の形状として、周方向に長径を有する横長孔36か、または径方向に長径を有する縦長孔37が好ましい。
使用開始時に、注出筒15の内側に開口部が開口された後は、オーバーキャップCを閉蓋して容器本体A内を密封することができる。
その際、キャップ本体Bの注出筒15の内周に、オーバーキャップCの密封リング23の外周が密接し、注出筒15より内方を密封する。
次に、キャップ本体BおよびオーバーキャップCを変更した第2実施例について、図3を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、変更部分に新たな符号を付し、相違点を中心に説明する。
図3に示すように、本実施例のキャップ本体Bは、注出筒15の内周の下端近傍に沿って形成される破断可能な薄肉の弱化部を介して接続される円盤状の栓体40を有している。
栓体40は、上部中央に筒状壁41が立設され、筒状壁41の上端内周には、嵌合突条42が形成されるとともに、筒状壁41の外周には、縦方向に形成された外歯43が複数本配設されている。
また、栓体40の下端面は、流量調整板Eの装着時に流量調整板Eの突部31の上端面と近接するようになっている。
オーバーキャップCは、頂壁21の裏面に、中央から外周先端部に嵌合部が形成される嵌入ボス部45が垂設されており、嵌入ボス部45の外側には、閉蓋時に外周が注出筒15の内周を密封する筒状の密封リング46が垂設されている。
密封リング46の内周面には、栓体40を抜栓する抜栓機構として、縦方向に形成されたラチェット歯47が複数本配設されている。
その他の構成については、第1実施例と同様である。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例の注出キャップは、キャップ本体BにオーバーキャップCを被冠する閉蓋工程において、オーバーキャップCの装着筒24をキャップ本体Bの流路筒12に螺合すると、密封リング46のラチェット歯47と栓体40の外歯43と当接するが、ラチェット歯47は、閉蓋時に空回りして栓体40の外歯43と噛み合うことがない。
次に、オーバーキャップCを初めて開蓋する際は、オーバーキャップCを回すことにより、オーバーキャップCのラチェット歯47と栓体40の外歯43とが噛み合い、栓体40を注出筒15の内周下端から切り離すとともに、嵌入ボス部45が筒状壁41の嵌合突条42と係合することにより、切り離された栓体40をオーバーキャップC側に保持する。
その他の構成については、第1実施例と同様であり、作用効果も同様である。
次に、キャップ本体Bの構成を変更した第3実施例について、図4を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、変更部分に新たな符号を付し、相違点を中心に説明する。
図4に示すように、本実施例のキャップ本体Bは、抜栓機構を持たないもので、第1実施例における開口部を形成する隔壁16と、支柱18と、プルリング19とを省いたものに相当する。
その他の構成については、第1実施例と同様であり、作用効果も同様である。
本発明の注出キャップは、キャップ本体に、流量調整板を備えることによって、容器本体の傾け角度や注出方向に左右されずに、安定した一定の流量に調整された内容液の注出が可能となる。
特に、本発明の注出キャップは、内容液が粘度の低いウスターソースなどの調味料液体の容器に用いるのに好適である。
A 容器本体
B キャップ本体
C オーバーキャップ(蓋体)
D、E 流量調整板
F 流路空間
M 開口部の穴径
R 流量調整板の直径
S 外縁部からの距離
θ1、θ2 傾け角度
1 口筒部
2 肩部
3 胴部
4 係合突条
5 ネックリング
6 装着部
7 流路部
8 上壁
9 外筒
10 内筒
11 係合突部
12 流路筒
12a 嵌合凹部
13 雄ネジ
14 天壁
15 注出筒
16 隔壁
17 弱化部
18 支柱
19 プルリング
21 頂壁
22 外周壁
23 密封リング
24 装着筒
25 雌ネジ
30 整流壁
31 突部
32 流路孔
33 取付部
34 嵌合凸部
35 丸孔
36 横長孔
37 縦長孔
38 傾斜面
40 栓体
41 筒状壁
42 嵌合突条
43 外歯
45 嵌入ボス部
46 密封リング
47 ラチェット歯

Claims (6)

  1. 内容液が充填される容器本体の口筒部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の開口部を閉塞する蓋体とからなる注出キャップであって、
    キャップ本体は、容器本体の口筒部に装着される装着部と、装着部に連設され、天壁を貫通する円形の開口部が設けられる流路部とを備え、
    流路部は、開口部の周囲に立設される注出筒と、流路を遮るように設けられる流量調整板を備え、
    流量調整板は、円形状の整流壁と、整流壁の外周側の近傍に周方向で等間隔に複数形成され、それぞれ同一の開口面積を有する流路孔とを備えることを特徴とする注出キャップ。
  2. 内容液の粘度が0.2Pa・s未満のとき、流量調整板の開口率は、13.5〜27%で、流路孔の合計開口面積は、55〜105mm2 であることを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
  3. 内容液の粘度が0.2以上2.0未満のとき、流量調整板の開口率は、25〜27%で、流路孔の合計開口面積は、105〜120mm2 であることを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
  4. 開口部の穴径は、8〜14mmであることを特徴とする請求項2または3に記載の注出キャップ。
  5. 流量調整板は、整流壁が中心に向かって上方に傾斜するテーパー状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の注出キャップ。
  6. 流路部は、装着部上端から上方に連設される流路筒と、流路筒の上端縁から内方に延設される天壁とを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の注出キャップ。
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