JP2017151199A - 波長変換装置、照明装置、およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】無機波長変換素子が破損することを抑制できる波長変換装置を提供する。【解決手段】波長変換装置30の一つの態様は、所定軸J周りに回転する回転部を有する回転装置と、回転装置によって所定軸J周りに回転する基材43と、基材43に設けられた無機波長変換素子42と、基材43に固定された放熱部材44と、を備え、放熱部材44は、所定軸Jを囲む環状であり、基材43よりも所定軸Jの径方向外側に拡がり、放熱部材44と基材43とは、別体に形成されている。【選択図】図2
Description
本発明は、波長変換装置、照明装置、およびプロジェクターに関する。
光を受けて所定波長域の光を発光する蛍光体層を有し、回転駆動される発光ホイールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記のような発光ホイールにおいては、蛍光体層が設けられる円形基板に反りが生じる場合があった。円形基板の反りは、例えば、円形基板がアルミニウム等の圧延材を用いて製造される場合等に、圧延ロール方向に生じる。蛍光体層が無機材料製のバインダーを有する構成の場合、円形基板に反りが生じると、蛍光体層に応力が加えられ、蛍光体層が割れて破損する問題があった。
この問題に対して、例えば、円形基板の厚みを大きくすれば、円形基板に反りが生じることを抑制できる。しかし、その場合には、円形基板の重量が大きくなり、円形基板を回転させる回転装置が大型化する問題がある。例えば、円形基板の外径を小さくすれば、円形基板の重量を低減できるが、その場合には、円形基板の表面積が小さくなり、円形基板から蛍光体層の熱を放出しにくくなる。そのため、蛍光体層が高温となって劣化する問題がある。
本発明の一つの態様は、上記問題点に鑑みて成されたものであって、回転装置が大型化することを抑制しつつ、無機波長変換素子が劣化および破損することを抑制できる波長変換装置、そのような波長変換装置を備えた照明装置、およびそのような照明装置を備えたプロジェクターを提供することを目的の一つとする。
本発明の波長変換装置の一つの態様は、所定軸周りに回転する回転部を有する回転装置と、前記回転装置によって前記所定軸周りに回転する基材と、前記基材に設けられた無機波長変換素子と、前記基材に固定された放熱部材と、を備え、前記放熱部材は、前記所定軸を囲む環状であり、前記基材よりも前記所定軸の径方向外側に拡がり、前記放熱部材と前記基材とは、別体に形成されていることを特徴とする。
本発明の波長変換装置の一つの態様によれば、円形基板の代わりに、基材と、放熱部材とが互いに別体として設けられる。そのため、基材を所定軸方向の寸法が比較的大きくなるように製造することで、基材に反りが生じることを抑制できる。これにより、基材に設けられる無機波長変換素子が基材の反りによって破損することを抑制できる。
また、放熱部材が設けられているため、基材の外径を小さくしても、放熱部材を介して無機波長変換素子の熱を放出しやすい。これにより、所定軸方向の寸法を比較的大きくする基材を軽量化しつつ、無機波長変換素子が高温となって劣化することを抑制できる。加えて、放熱部材の反りによっては無機波長変換素子に応力が加えられないため、放熱部材の所定軸方向の寸法を小さくすることができる。これにより、回転装置によって回転される基材と放熱部材との連結体の重量を軽量化できる。以上により、本発明の波長変換装置の一つの態様によれば、回転装置が大型化することを抑制しつつ、無機波長変換素子が劣化および破損することを抑制できる。
前記基材の前記所定軸方向の寸法は、前記放熱部材の前記所定軸方向の寸法よりも大きい構成としてもよい。
この構成によれば、基材の所定軸方向の寸法を比較的大きくできるため、基材に反りが生じることを抑制できる。
この構成によれば、基材の所定軸方向の寸法を比較的大きくできるため、基材に反りが生じることを抑制できる。
前記所定軸方向に沿って視た場合、前記基材と前記放熱部材とは、一部において重なる構成としてもよい。
この構成によれば、基材と放熱部材との接触面積を大きくできるため、無機波長変換素子の熱を基材から放熱部材へと伝えて放出しやすい。また、基材と放熱部材とを安定して固定しやすい。
この構成によれば、基材と放熱部材との接触面積を大きくできるため、無機波長変換素子の熱を基材から放熱部材へと伝えて放出しやすい。また、基材と放熱部材とを安定して固定しやすい。
前記基材には、前記所定軸方向に沿って穴が形成されている構成としてもよい。
この構成によれば、基材をより軽量化できる。
この構成によれば、基材をより軽量化できる。
本発明の照明装置の一つの態様は、光源と、上記の波長変換装置と、を備え、前記波長変換装置には、前記光源から射出された光が入射され、前記波長変換装置は、入射された光を、前記無機波長変換素子によって波長変換し、入射された側と同じ側に射出することを特徴とする。
本発明の照明装置の一つの態様によれは、上記の波長変換装置を備えるため、回転装置が大型化することを抑制しつつ、無機波長変換素子が劣化および破損することを抑制できる。
本発明のプロジェクターの一つの態様は、上記の照明装置と、前記照明装置からの照明光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、前記画像光を投射する投射光学系と、を備えることを特徴とする。
本発明のプロジェクターの一つの態様によれば、上記の照明装置を備えるため、回転装置が大型化することを抑制しつつ、無機波長変換素子が劣化および破損することを抑制できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るプロジェクターについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1を示す概略構成図である。図1に示すプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、図1に示すように、第1照明装置(照明装置)100と、第2照明装置102と、色分離導光光学系90と、赤色光、緑色光、青色光の各色光に対応した液晶光変調装置400R,400G,400B(光変調装置)と、クロスダイクロイックプリズム500と、投射光学系600と、を備える。
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1を示す概略構成図である。図1に示すプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、図1に示すように、第1照明装置(照明装置)100と、第2照明装置102と、色分離導光光学系90と、赤色光、緑色光、青色光の各色光に対応した液晶光変調装置400R,400G,400B(光変調装置)と、クロスダイクロイックプリズム500と、投射光学系600と、を備える。
第1照明装置100は、第1光源(光源)10と、コリメート光学系70と、ダイクロイックミラー80と、コリメート集光光学系85と、波長変換装置30と、第1レンズアレイ81と、第2レンズアレイ82と、偏光変換素子83と、重畳レンズ84と、を備える。
第1光源10は、励起光としてレーザー光からなる第1の波長帯の青色光(発光強度のピーク:約445nm)Eを射出する半導体レーザー(発光素子)からなる。第1光源10は、1つの半導体レーザーからなるものであってもよいし、多数の半導体レーザーからなるものであってもよい。
なお、第1光源10には、445nm以外の波長(例えば、460nm)の青色光を射出する半導体レーザーを用いることもできる。
なお、第1光源10には、445nm以外の波長(例えば、460nm)の青色光を射出する半導体レーザーを用いることもできる。
本実施形態において、第1光源10は、光軸が照明光軸100axと直交するように配置されている。
コリメート光学系70は、第1レンズ72と、第2レンズ74と、を備え、第1光源10からの光を略平行化する。第1レンズ72および第2レンズ74は、凸レンズからなる。
コリメート光学系70は、第1レンズ72と、第2レンズ74と、を備え、第1光源10からの光を略平行化する。第1レンズ72および第2レンズ74は、凸レンズからなる。
ダイクロイックミラー80は、コリメート光学系70からコリメート集光光学系85までの光路中に、第1光源10の光軸および照明光軸100axのそれぞれに対して45°の角度で交わるように配置されている。ダイクロイックミラー80は、青色光を反射し、赤色光および緑色光を含む黄色の蛍光を通過させる。
コリメート集光光学系85は、ダイクロイックミラー80からの青色光Eを略集光した状態で波長変換装置30に入射させる機能と、波長変換装置30から射出される蛍光を略平行化する機能とを有する。コリメート集光光学系85は、第1レンズ86、第2レンズ87、および第3レンズ88を備える。第1レンズ86、第2レンズ87、および第3レンズ88は、凸レンズからなる。
波長変換装置30は、反射型の波長変換装置である。波長変換装置30には、コリメート集光光学系85を介して、第1光源10から射出された第1の波長帯の青色光Eが入射される。波長変換装置30は、入射された青色光Eを、後述する蛍光体層42によって波長変換し、第2の波長帯の蛍光Yとして、青色光Eが入射された側と同じ側に射出する。蛍光Yは、赤色光および緑色光を含む黄色の光である。波長変換装置30から射出された蛍光Yは、コリメート集光光学系85に入射される。波長変換装置30については、後段において詳述する。
第2照明装置102は、第2光源710と、集光光学系760と、散乱板732と、コリメート光学系770と、を備える。
第2光源710は、例えば、第1照明装置100の第1光源10と同一の半導体レーザーから構成される。
集光光学系760は、第1レンズ762および第2レンズ764を備える。集光光学系760は、第2光源710からの青色光を散乱板732付近に集光する。第1レンズ762および第2レンズ764は、凸レンズからなる。
集光光学系760は、第1レンズ762および第2レンズ764を備える。集光光学系760は、第2光源710からの青色光を散乱板732付近に集光する。第1レンズ762および第2レンズ764は、凸レンズからなる。
散乱板732は、第2光源710からの青色光Bを散乱し、波長変換装置30から射出される蛍光Yの配光分布に似た配光分布を有する青色光Bとする。散乱板732としては、例えば、光学ガラスからなる磨りガラスを用いることができる。
コリメート光学系770は、第1レンズ772と、第2レンズ774と、を備え、散乱板732からの光を略平行化する。第1レンズ772および第2レンズ774は、凸レンズからなる。
本実施形態において、第2照明装置102からの青色光Bは、ダイクロイックミラー80で反射され、波長変換装置30から射出されダイクロイックミラー80を透過した蛍光Yと合成されて白色光Wとなる。白色光Wは、第1レンズアレイ81に入射する。
第1レンズアレイ81は、ダイクロイックミラー80からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ81aを有する。複数の第1小レンズ81aは、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス状に配列されている。
第2レンズアレイ82は、第1レンズアレイ81の複数の第1小レンズ81aに対応する複数の第2小レンズ82aを有する。第2レンズアレイ82は、重畳レンズ84とともに、第1レンズアレイ81の各第1小レンズ81aの像を液晶光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる。複数の第2小レンズ82aは、照明光軸100axに直交する面内にマトリクス状に配列されている。
偏光変換素子83は、第1レンズアレイ81により分割された各部分光束を、直線偏光光に変換する。偏光変換素子83は、偏光分離層と、反射層と、位相差板と、を有している。偏光分離層は、波長変換装置30からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過させるとともに他方の直線偏光成分を反射層に向けて反射させる。反射層は、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する。位相差板は、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する。
重畳レンズ84は、偏光変換素子83からの各部分光束を集光して液晶光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍で互いに重畳させる。第1レンズアレイ81、第2レンズアレイ82および重畳レンズ84は、波長変換装置30からの光の面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
色分離導光光学系90は、ダイクロイックミラー91,92と、反射ミラー93,94,95と、リレーレンズ96,97と、を備える。色分離導光光学系90は、第1照明装置100および第2照明装置102からの白色光Wを赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bに分離し、赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bをそれぞれが対応する液晶光変調装置400R,400G,400Bに導光する。
色分離導光光学系90と、液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、フィールドレンズ300R,300G,300Bが配置されている。
色分離導光光学系90と、液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、フィールドレンズ300R,300G,300Bが配置されている。
ダイクロイックミラー91は、赤色光成分を通過させ、緑色光成分および青色光成分を反射するダイクロイックミラーである。
ダイクロイックミラー92は、緑色光成分を反射して、青色光成分を通過させるダイクロイックミラーである。
反射ミラー93は、赤色光成分を反射する反射ミラーである。
反射ミラー94,95は青色光成分を反射する反射ミラーである。
ダイクロイックミラー92は、緑色光成分を反射して、青色光成分を通過させるダイクロイックミラーである。
反射ミラー93は、赤色光成分を反射する反射ミラーである。
反射ミラー94,95は青色光成分を反射する反射ミラーである。
ダイクロイックミラー91を通過した赤色光は、反射ミラー93で反射され、フィールドレンズ300Rを通過して赤色光用の液晶光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー91で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー92でさらに反射され、フィールドレンズ300Gを通過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー92を通過した青色光は、リレーレンズ96、入射側の反射ミラー94、リレーレンズ97、射出側の反射ミラー95、フィールドレンズ300Bを経て青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー91で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー92でさらに反射され、フィールドレンズ300Gを通過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー92を通過した青色光は、リレーレンズ96、入射側の反射ミラー94、リレーレンズ97、射出側の反射ミラー95、フィールドレンズ300Bを経て青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。
液晶光変調装置400R,400G,400Bは、色分離導光光学系90を介して入射された第1照明装置100からの照明光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する。液晶光変調装置400R,400G,400Bは、それぞれ入射された各色光に対応する画像光を形成する。なお、図示を省略したが、各フィールドレンズ300R,300G,300Bと各液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置され、各液晶光変調装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が配置される。
クロスダイクロイックプリズム500は、各液晶光変調装置400R,400G,400Bから射出された各画像光を合成してカラー画像を形成する光学素子である。
このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投射光学系600に入射される。投射光学系600は、入射されたカラー画像(画像光)をスクリーンSCRに向けて拡大投射する。これにより、スクリーンSCR上に画像が形成される。
次に、波長変換装置30について詳細に説明する。
図2は、波長変換装置30の部分を示す断面図である。図3は、波長変換装置30を示す平面図である。図2においては、モーター50の図示を省略している。
図2は、波長変換装置30の部分を示す断面図である。図3は、波長変換装置30を示す平面図である。図2においては、モーター50の図示を省略している。
図1および図2に示すように、波長変換装置30は、モーター(回転装置)50と、基材43と、反射膜41と、蛍光体層(無機波長変換素子)42と、放熱部材44と、を備える。図1に示すモーター50は、例えば、インナーローター型のモーターである。モーター50は、中心軸(所定軸)J周りに回転するシャフト(回転部)50aを有する。
以下の説明においては、中心軸Jに平行な方向を単に「軸方向(所定軸方向)」と呼ぶ場合があり、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼ぶ場合があり、中心軸Jを中心とする周方向(θ方向)を単に「周方向」と呼ぶ場合がある。また、基材43とモーター50との軸方向の相対関係において、基材43側を軸方向の「上側」とし、モーター50側を軸方向の「下側」とする。なお、「上側」および「下側」とは、単に説明のために用いる名称であって、実際の位置関係、使用態様等を限定しない。
基材43は、モーター50のシャフト50aに固定されている。これにより、基材43は、モーター50によって中心軸J周り(±θ方向)に回転する。図2および図3に示すように、基材43は、例えば、中心を中心軸Jが通る円盤状である。基材43は、基材本体45と、フランジ部46と、を有する。基材本体45は、蛍光体層42が設けられる部分である。基材本体45は、中心を中心軸Jが通る円盤状である。
図2に示すように、フランジ部46は、基材本体45の外周の下端から径方向外側に延びている。図3に示すように、フランジ部46は、中心軸Jを中心とする円環状である。図2に示すように、フランジ部46の軸方向の寸法T2は、基材本体45の軸方向の寸法T1よりも小さい。フランジ部46の下面46bと基材本体45の下面45bとは、面一である。フランジ部46が設けられていることで、基材43の上面における径方向外縁には、径方向内側から径方向外側に向かって、下方に窪む段差が形成されている。
基材43の軸方向の寸法、すなわち基材本体45の軸方向の寸法T1およびフランジ部46の軸方向の寸法T2は、放熱部材44の軸方向の寸法T3よりも大きい。一例として、基材本体45の軸方向の寸法T1は、3mm以上である。基材本体45の軸方向の寸法T1をこのようにすることで、基材本体45に反りが生じることを好適に抑制できる。
本実施形態において基材43は、単一の部材である。基材43は、例えば、熱伝導率が比較的高い金属製である。基材43の材質は、例えば、銅、アルミニウム、鉄等である。基材43は、例えば、切削加工等によって製造される。
反射膜41は、基材43の上面に設けられている。より詳細には、反射膜41は、基材43の上面のうち、基材本体45の上面45aに設けられている。反射膜41は、蛍光体層42と基材43との軸方向の間に位置する。反射膜41は、蛍光体層42によって励起された蛍光Y(図1参照)を高い効率で反射するように設計されている。反射膜41は、例えば、銀等であり、少なくとも基材43よりも反射率が高い膜からなる。図示は省略するが、反射膜41は、中心軸Jを中心とする円環状である。反射膜41は、例えば、スパッタ法、蒸着法等を用いて、成膜される。
蛍光体層42は、図3に示すように、中心軸Jを囲む環状である。より詳細には、蛍光体層42は、中心を中心軸Jが通る円環状である。蛍光体層42は、基材43に設けられている。蛍光体層42は、例えば、熱硬化性接着剤を介して基材43に接着されている。より詳細には、蛍光体層42は、反射膜41を介して基材本体45に接着されている。蛍光体層42を接着する熱硬化性接着剤は、蛍光体層42から射出される蛍光Yを透過させる透光性を有している。熱硬化性接着剤は、例えば、シリコン系の接着剤である。
蛍光体層42は、蛍光体と蛍光体を保持するバインダーとを含む。蛍光体層42に含まれる蛍光体は、第1光源10からの第1の波長帯の青色光Eによって励起され、第2の波長帯の蛍光Yを射出する。蛍光体は、例えば、(Y,Gd)3(Al,Ga)5O12:Ceで示される組成のYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の蛍光体である。バインダーは、例えば、アルミナ等の無機材料が焼結されたセラミックス、あるいはガラス等である。蛍光体層42は、バインダー内に蛍光体が分散して形成されている。
本実施形態において蛍光体層42には、モーター50と逆側の上面42aから青色光Eが入射される。入射された青色光Eは、蛍光体層42の蛍光体によって蛍光Yに変換され、反射膜41によって蛍光体層42の上面42a側に反射される。そして、蛍光Yは、蛍光体層42の上面42aから射出される。すなわち、本実施形態において蛍光体層42の上面42aは、青色光Eが入射する面であり、かつ、蛍光Yが射出される面でもある。
図示は省略するが、蛍光体層42の上面42aには、反射防止膜が形成されている。反射防止膜の材質は、蛍光体層42の励起光である青色光Eに対する反射率が比較的低い物質である。反射防止膜の材質は、例えば、SiO2等である。反射防止膜は、単層膜であってもよいし、多層膜であってもよい。なお、反射防止膜は、形成されていなくてもよい。
放熱部材44は、図2および図3に示すように、中心軸Jを囲む環状である。より詳細には、放熱部材44は、中心に中心軸Jが通る円環板状である。放熱部材44は、基材本体45の外周面に嵌め合わされている。放熱部材44は、基材本体45の外周面から径方向外側に延びており、基材43(フランジ部46)よりも径方向外側に拡がっている。放熱部材44の上面44aは、例えば、基材本体45の上面45aと面一である。
放熱部材44の内縁部は、フランジ部46と軸方向に重なっている。すなわち、本実施形態においては、図3に示すように、軸方向に沿って視た場合、基材43と放熱部材44とは、一部において重なっている。図2に示すように、放熱部材44の下面44bにおける内縁部は、フランジ部46の上面46aと、放熱グリス60を介して接触している。放熱グリス60は、金属、セラミック等の熱伝導性が比較的高い粒子が混ぜ込まれたグリスである。
放熱部材44とフランジ部46とは、複数のネジ56によって固定されている。ネジ56は、放熱部材44の上面44a側から、放熱部材44および放熱グリス60を軸方向に貫通して、フランジ部46に形成されたネジ孔に締め込まれている。これにより、放熱部材44は、基材43に固定されている。図3に示すように、ネジ56は、例えば、8つ設けられている。8つのネジ56は、周方向に沿って等間隔に配置されている。
放熱部材44と基材43とは、別体に形成されている。放熱部材44は、例えば、金属製である。放熱部材44の材質は、例えば、銅、アルミニウム等の熱伝導性が比較的高い材料である。放熱部材44の材質は、基材43の材質と同じであってもよいし、異なっていてもよい。放熱部材44は、例えば、圧延材からプレス加工により打ち抜かれて製造される。
波長変換装置30において、モーター50は、シャフト50aを介して、基材43を中心軸J周り(θ方向)に回転させる。コリメート集光光学系85を介して蛍光体層42にレーザー光からなる青色光Eが入射すると、蛍光体層42において熱が発生する。モーター50は、基材43を回転させることで、蛍光体層42における青色光Eの入射位置を順次変化させる。これにより、蛍光体層42の同じ部分に青色光Bが集中的に照射されて劣化するといった不具合の発生を抑制できる。
従来のように、円板に蛍光体層を設ける場合について考える。図5は、蛍光体層が設けられる円板の反りについて説明するための図である。図5に示すように、例えば、円板240を圧延材から打ち抜いて製造した場合、円板240は、圧延材が圧延された圧延方向(図5では左右方向)において、円板240の主面(上面240aおよび下面240b)に直交し、かつ、圧延方向と直交する方向(図5では上下方向)に反る。図5では、円板240の左右両端が、上方に向けて反っている。
円板240の反りは、径方向位置ごとに異なる。ある径方向位置における円板240の反りは、ある径方向位置における直径に対する、ある径方向位置における反り方向への変形量によって評価される。具体的に、蛍光体層242の外周縁が位置する箇所における円板240の反りは、蛍光体層242の外径Lに対する、蛍光体層242の外周縁が位置する箇所における円板240の変形量D(すなわち、D/L)で評価される。
ここで、変形量Dは、例えば、圧延方向(図5の左右方向)の中心における円板240の上面240aの位置を基準として、蛍光体層242の外周縁が位置する箇所における円板240の上面240aの反り方向(図5の上下方向)への変形量としている。一例として、円板240の反りD/Lは、0.001以下とすることが好ましい。なお、円板240の反りは、円板240が圧延材から製造される以外の理由によって生じる場合もある。
蛍光体層242が設けられる箇所において、円板240の反りが大きいと、蛍光体層242に応力が大きく加えられやすく、波長変換装置の組み立て時、および円板240の回転時等に、蛍光体層242が割れて破損する場合があった。
これに対して、例えば、円板240の軸方向の寸法を大きくして、反りが生じにくくする方法も考えられるが、この場合、円板240の重量が大きくなる。そのため、円板240を回転させるために必要なトルクが大きくなり、円板240を回転させるモーターが大型化する場合がある。また、円板240の慣性モーメントが大きくなり、円板240を回転させにくくなる場合がある。
一方、円板240の外径を小さくすれば、円板240の軸方向の寸法を大きくしても、円板240の重量が大きくなることを抑制できる。しかし、この場合には、円板240の表面積が小さくなり、円板240の放熱性が低下する。そのため、蛍光体層242の熱を十分に放出することができず、蛍光体層242が高温となって劣化する場合があった。
以上の問題に対して、本実施形態によれば、円板240の代わりに、蛍光体層42が設けられる基材43と、基材43に固定され、基材43とは別体の放熱部材44と、が設けられている。そのため、基材43を軸方向の寸法が比較的大きくなるように製造することで、基材43に反りが生じることを抑制でき、基材43に設けられる蛍光体層42が破損することを抑制できる。
また、基材43よりも径方向外側に拡がる放熱部材44によって、基材43と放熱部材44との連結体の表面積を大きくできる。そのため、基材43の外径を小さくしても、蛍光体層42から十分に熱を放出しやすい。これにより、軸方向の寸法を比較的大きくする基材43の外径を小さくして軽量化しつつ、蛍光体層42が高温となって劣化することを抑制できる。
加えて、放熱部材44には蛍光体層42が設けられないため、放熱部材44に反りが生じたとしても、放熱部材44の反りによっては蛍光体層42に応力が加えられない。そのため、基材43と別体である放熱部材44を軸方向の寸法が比較的小さくなるように製造することができる。これにより、基材43と放熱部材44との連結体を軽量化できる。したがって、モーター50を小型化しやすく、また基材43および放熱部材44を回転させやすい。また、モーター50の駆動電力を低減でき、モーター50を省電力化できる。
以上により、本実施形態によれば、モーター50が大型化することを抑制しつつ、蛍光体層42が劣化および破損することを抑制できる。
また、蛍光体層42が設けられる箇所は、精度よく平坦に形成されていることが好ましい。ここで、例えば、基材と放熱部材とが単一の部材として製造される場合について考える。この場合、蛍光体層42が設けられる箇所を精度よく平坦に形成するためには、例えば、基材と放熱部材とからなる単一部材全体を切削加工によって精度よく製造する、あるいは、鋳造等によって製造した単一部材に追加工を施す等を行う必要がある。そのため、単一部材を製造する手間および製造コストが大きくなる場合があった。
これに対して、本実施形態によれば、基材43と放熱部材44とが別体に形成されているため、基材43と放熱部材44とで成形精度が異なる製造方法を採用できる。これにより、精度よく製造する必要がある部材(基材43)の大きさを小さくすることができ、基材43および放熱部材44を製造する手間および製造コストを低減できる。具体的には、例えば、基材43のみを切削加工によって精度よく製造することで、蛍光体層42が設けられる箇所を精度よく平坦に形成することができる。
また、本実施形態によれば、基材43と放熱部材44とが別体に形成されているため、基材43と放熱部材44とを互いに異なる材質で形成することができる。これにより、各部材ごとに適した材質を選択することができる。
また、本実施形態によれば、基材本体45の軸方向の寸法T1は、放熱部材44の軸方向の寸法T3よりも大きい。そのため、蛍光体層42が設けられる基材本体45の軸方向の寸法T1を大きくしやすく、基材本体45の剛性を大きくしやすい。これにより、基材本体45に反りが生じることを抑制でき、蛍光体層42が破損することをより抑制できる。
また、本実施形態によれば、放熱部材44の一部は、基材43のフランジ部46と軸方向に重なっている。そのため、放熱部材44と基材43との接触面積を大きくしやすい。これにより、蛍光体層42の熱を、基材43から放熱部材44に伝達させやすい。したがって、蛍光体層42の熱を効率的に放出することができ、蛍光体層42が高温となって劣化することをより抑制できる。また、放熱部材44と基材43との接触面積を大きくできることで、基材43と放熱部材44とを安定して固定しやすい。
また、本実施形態によれば、基材43および放熱部材44は金属製であるため、蛍光体層42の熱が、基材43および放熱部材44を伝わりやすく、蛍光体層42の熱をより効率的に放出することができる。
また、本実施形態によれば、放熱部材44とフランジ部46とは、放熱グリス60を介して接触している。そのため、フランジ部46から放熱部材44へと放熱グリス60を介して熱が伝わりやすい。これにより、蛍光体層42の熱をより効率的に放出することができ、蛍光体層42が高温となって劣化することをより抑制できる。
なお、本実施形態においては、以下の構成を採用することもできる。
上記説明においては、基材43と放熱部材44とはネジ56によって固定される構成としたが、これに限られない。基材43と放熱部材44とは、リベットによって固定されてもよいし、溶接で固定されてもよいし、接着剤によって固定されてもよい。基材43と放熱部材44とを接着剤を用いて固定する場合、接着剤の種類は、特に限定されず、光硬化性接着剤であってもよいし、熱硬化性接着剤であってもよい。基材43と放熱部材44とを接着剤は、蛍光体層42を基材43に固定する接着剤と同様の組成を有する接着剤であってもよいし、異なる組成を有する接着剤であってもよい。
また、フランジ部46の軸方向の寸法T2は、放熱部材44の軸方向の寸法T3と同じであってもよいし、寸法T3より小さくてもよい。また、フランジ部46が設けられていなくてもよい。
また、放熱部材44は、例えば、フランジ部46の下面46bに固定されていてもよいし、基材本体45の下面45bに固定されていてもよいし、基材本体45の上面45aに固定されていてもよい。また、放熱部材44は、中心軸Jを囲む環状であれば、円環状でなくてもよい。放熱部材44は、例えば、矩形環状であってもよいし、楕円環状であってもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態に対して、基材に穴が形成されている点において異なる。なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、基材に穴が形成されている点において異なる。なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
図4は、波長変換装置130の部分を示す断面図である。図4においては、モーター50の図示を省略している。図4に示すように、波長変換装置130は、基材143と、反射膜41と、蛍光体層42と、放熱部材140と、を備える。基材143は、基材本体145と、フランジ部46と、を有する。
基材本体145には、軸方向に沿って穴147が形成されている。穴147は、基材本体145の上面145aと基材本体145の下面145bとの両方に開口している。すなわち、本実施形態において穴147は、基材本体145(基材143)を軸方向に貫通している。穴147は、蛍光体層42よりも径方向内側に位置している。
軸方向に沿って視た穴147の外形は、特に限定されず、円形状であっても、多角形状であってもよい。本実施形態において軸方向に沿って視た穴147の外形は、例えば、中心を中心軸Jが通る円形状である。穴147の形状は、中心軸J周りの回転対称性を有する形状とすることが好ましい。これは、穴147が形成された基材143の重心を中心軸J上に配置しやすく、基材143を中心軸J周り(±θ方向)に安定して回転させることができるためである。
放熱部材140は、放熱部材本体144と、ヒートシンク148と、を有する。放熱部材本体144の構成は、第1実施形態の放熱部材44の構成と同様である。ヒートシンク148は、放熱部材本体144の下面144bにおける径方向外縁に固定されている。ヒートシンク148は、複数設けられている。図示は省略するが、複数のヒートシンク148は、周方向に沿って等間隔に配置されている。本実施形態においてヒートシンク148は、放熱部材本体144の下面144bに固定されるベース部148aと、ベース部148aから下方に延びる複数のフィン148bと、によって構成されている。
本実施形態によれば、基材本体145に穴147が形成されているため、基材143の重量をより小さくできる。そのため、基材143を回転させるモーター50をより小型化しやすく、基材143を回転させやすい。また、モーター50の駆動電力をより低減でき、モーター50をより省電力化できる。
また、本実施形態によれば、穴147は、基材本体145の下面145bに開口している。そのため、モーター50のシャフト50a、あるいはシャフト50aに取り付けられたハブ等を穴147に嵌め合わせて、基材143をシャフト50aに固定する方法を採用できる。これにより、穴147を、中心軸Jを中心として形成することで、基材143をモーター50へ取り付ける際の基材143の位置合わせを簡便にできる。
また、本実施形態によれば、放熱部材140は、ヒートシンク148を有している。そのため、放熱部材140によって、蛍光体層42の熱をより放出させやすい。
なお、本実施形態においては、以下の構成を採用することもできる。
穴147は、基材143を軸方向に貫通しなくてもよい。この場合は、穴147は、基材本体145の上面145aから下方に窪む有底の穴であってもよいし、基材本体145の下面145bから上方に窪む有底の穴であってもよい。例えば、穴147が基材本体145の下面145bから上方に窪む有底の穴である場合、穴147は、蛍光体層42と軸方向に重なる位置に形成されていてもよい。
また、穴147は、フランジ部46に形成されてもよい。また、穴147の数は、1つに限られず、2つ以上であってもよい。穴147が2つ以上形成される場合には、複数の穴147は、中心軸J周りに回転対称性を有するように形成されることが好ましい。これにより、基材143を中心軸J周りに安定して回転させることができる。
また、ヒートシンク148は、放熱部材本体144の上面144aに固定されていてもよい。
なお、上記の各実施形態において、透過型のプロジェクターに本発明を適用した場合の例について説明したが、本発明は、反射型のプロジェクターにも適用することも可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含む液晶光変調装置が光を透過するタイプであることを意味する。「反射型」とは、液晶光変調装置が光を反射するタイプであることを意味する。
また、上記の各実施形態では、3つの液晶光変調装置400R,400G,400Bを備えるプロジェクター1を例示したが、1つの液晶光変調装置でカラー映像を表示するプロジェクター、および4つ以上の液晶光変調装置でカラー映像を表示するプロジェクターに適用することも可能である。また、光変調装置として、デジタルミラーデバイス(DMD)を用いてもよい。また、波長変換素子を、量子ロッドを用いた波長変換素子としてもよい。また、波長変換装置を透過型の波長変換装置としてもよい。
また、上記説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
1…プロジェクター、10…第1光源(光源)、30,130…波長変換装置、42…蛍光体層(無機波長変換素子)、43,143…基材、44,140…放熱部材、50…モーター(回転装置)、50a…シャフト(回転部)、100…第1照明装置(照明装置)、147…穴、400B,400G,400R…液晶光変調装置(光変調装置)、600…投射光学系、J…中心軸(所定軸)
Claims (6)
- 所定軸周りに回転する回転部を有する回転装置と、
前記回転装置によって前記所定軸周りに回転する基材と、
前記基材に設けられた無機波長変換素子と、
前記基材に固定された放熱部材と、
を備え、
前記放熱部材は、前記所定軸を囲む環状であり、前記基材よりも前記所定軸の径方向外側に拡がり、
前記放熱部材と前記基材とは、別体に形成されていることを特徴とする波長変換装置。 - 前記基材の前記所定軸方向の寸法は、前記放熱部材の前記所定軸方向の寸法よりも大きい、請求項1に記載の波長変換装置。
- 前記所定軸方向に沿って視た場合、前記基材と前記放熱部材とは、一部において重なる、請求項1または2に記載の波長変換装置。
- 前記基材には、前記所定軸方向に沿って穴が形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の波長変換装置。
- 光源と、
請求項1から4のいずれか一項に記載の波長変換装置と、
を備え、
前記波長変換装置には、前記光源から射出された光が入射され、
前記波長変換装置は、入射された光を、前記無機波長変換素子によって波長変換し、入射された側と同じ側に射出することを特徴とする照明装置。 - 請求項5に記載の照明装置と、
前記照明装置からの照明光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、
前記画像光を投射する投射光学系と、
を備えることを特徴とするプロジェクター。
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