JP2017133278A - 柱梁接合構造および柱梁接合方法 - Google Patents

柱梁接合構造および柱梁接合方法 Download PDF

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【課題】接合部の上下の柱部材にそれぞれ固定された鋼棒同士を容易に一体化接合することのできる施工性に優れた柱梁接合構造および柱梁接合方法を提供する。【解決手段】木質の柱部材12と鉄骨からなる梁部材14とを木材よりも硬質の材料からなる仕口部材16を介して接合してなる柱梁接合構造10であって、仕口部材16とその上下にそれぞれ設けられる上側柱部材12Aおよび下側柱部材12Bとを接続するために上下方向に挿入配置される鋼棒22を備え、鋼棒22は異形鉄筋部22Bとネジ形状のネジ部22Aとからなり、ネジ部22Aは上側柱部材12Aおよび下側柱部材12Bに挿入配置されてここに付着固定され、異形鉄筋部22Bは仕口部材16に挿入配置されて鉄筋継手18に接合されるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、木質の柱部材と鉄骨からなる梁部材とを接合した柱梁接合構造および柱梁接合方法に関するものである。
従来、木質の柱部材と鉄骨からなる梁部材を用いた大規模なハイブリッド構造を計画する場合、通し柱以外にも対応可能な汎用ディテールが必要となる。その場合、例えばRC(鉄筋コンクリート)接合部などの木材よりも硬質の材料からなる仕口部材を採用することで、接合効率を大幅に上昇させることができる(例えば、特許文献1を参照)。この場合、仕口部材と、仕口部材の上端面に配置される上側柱部材と、仕口部材の下端面に配置される下側柱部材との接続に、既往技術のグルードインロッド(以下、GIRということがある。)接合を用いることが有効であるが、以下のような問題があった。
図3(a)に示すように、異形鉄筋A1を木材A2(集成材)に挿入し、エポキシ系接着剤A3にて定着させるタイプのGIR接合は、適用事例も多く一般的であるが、鉄筋A1の節部に集中的に木材A2を押し広げる力が作用するため、割裂破壊しやすく脆性的な性状を有する。
図3(b)に示すように、ネジ部A41と丸鋼部A42からなる鋼棒A4(転造ねじアンカーボルト)のネジ部A41を木材A2に挿入し、エポキシ系接着剤A3にて定着させるタイプのGIR接合は、鋼棒A4が十分に塑性変形するまで割裂破壊しにくく、図4に示すように靱性的な破壊形式となることが実験的に確認されている。なお、図4は、断面寸法が150mm×150mmの木材に鋼棒(異形鉄筋、転造ねじアンカーボルト)をGIR接合にて500mmの長さだけ定着させた場合の引張試験結果である。
耐火仕上材を有する柱の場合には特に、GIRのエポキシ系接着剤の注入作業を現場にて行うことは仕上の後遣り工程が増え、労力を要する。そこで、既に工場もしくはサイトにてGIR鋼棒を挿入した木質の柱部材を用意し、建方時には接合部内にて上下の柱部材から突出した鋼棒を接合するのみとすることが現実的である。しかしながら、上記の靱性的なネジ形状の鋼棒を用いる場合、上下の柱部材にそれぞれ固定された鋼棒同士の接合に対する汎用的な手段がないという問題がある。
特開2015−218463号公報
このため、木質の柱部材と鉄骨からなる梁部材の柱梁接合構造において、接合部の上下の柱部材にそれぞれ固定された鋼棒同士を容易に一体化接合することのできる施工性に優れた技術が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接合部の上下の柱部材にそれぞれ固定された鋼棒同士を容易に一体化接合することのできる施工性に優れた柱梁接合構造および柱梁接合方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る柱梁接合構造は、木質の柱部材と鉄骨からなる梁部材とを木材よりも硬質の材料からなる仕口部材を介して接合してなる柱梁接合構造であって、仕口部材とその上下にそれぞれ設けられる上側柱部材および下側柱部材とを接続するために上下方向に挿入配置される鋼棒を備え、鋼棒は異形鉄筋部とネジ形状のネジ部とからなり、ネジ部は上側柱部材および下側柱部材に挿入配置されてここに付着固定され、異形鉄筋部は仕口部材に挿入配置されて鉄筋継手に接合されることを特徴とする。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造は、上述した発明において、上側柱部材に挿入配置された鋼棒の異形鉄筋部が接合される鉄筋継手に、下側柱部材に挿入配置された鋼棒の異形鉄筋部が接合されることを特徴とする。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造は、上述した発明において、鋼棒は、異形鉄筋の長手方向の片側をネジ形状に切削加工したものであることを特徴とする。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造は、上述した発明において、仕口部材は、鉄筋コンクリートで構成されることを特徴とする。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造は、上述した発明において、仕口部材は、梁部材の側端面に溶接された鋼板により取り囲まれた領域に打設された鉄筋コンクリートで構成されることを特徴とする。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造は、上述した発明において、鋼棒が挿入配置される上側柱部材の下端面付近および下側柱部材の上端面付近の少なくとも一方に、上側柱部材または下側柱部材と絶縁し、鋼棒の塑性化に起因する上側柱部材または下側柱部材の過剰変形を防ぐための領域が設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造は、上述した発明において、仕口部材と上側柱部材の間および仕口部材と下側柱部材の間の少なくとも一方に、せん断力を伝達させるためのシアコッターが設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る柱梁接合方法は、上述した柱梁接合構造を構築する柱梁接合方法であって、予め鉄筋継手が設けられた仕口部材の上下に、鋼棒の異形鉄筋部が突出した上側柱部材および下側柱部材を配置した後、異形鉄筋部と鉄筋継手とを接合することを特徴とする。
本発明に係る柱梁接合構造によれば、木質の柱部材と鉄骨からなる梁部材とを木材よりも硬質の材料からなる仕口部材を介して接合してなる柱梁接合構造であって、仕口部材とその上下にそれぞれ設けられる上側柱部材および下側柱部材とを接続するために上下方向に挿入配置される鋼棒を備え、鋼棒は異形鉄筋部とネジ形状のネジ部とからなり、ネジ部は上側柱部材および下側柱部材に挿入配置されてここに付着固定され、異形鉄筋部は仕口部材に挿入配置されて鉄筋継手に接合されるので、上側柱部材および下側柱部材にそれぞれ固定された鋼棒同士を容易に一体化接合することのできる施工性に優れた柱梁接合構造を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造によれば、上側柱部材に挿入配置された鋼棒の異形鉄筋部が接合される鉄筋継手に、下側柱部材に挿入配置された鋼棒の異形鉄筋部が接合されるので、鉄筋継手の数量を低減することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造によれば、鋼棒は、異形鉄筋の長手方向の片側をネジ形状に切削加工したものであるので、柱梁接合構造を比較的安価に実現することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造によれば、仕口部材は、鉄筋コンクリートで構成されるので、柱梁接合構造を比較的安価に実現することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造によれば、仕口部材は、梁部材の側端面に溶接された鋼板により取り囲まれた領域に打設された鉄筋コンクリートで構成されるので、梁部材と仕口部材とを剛強に接合することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造によれば、鋼棒が挿入配置される上側柱部材の下端面付近および下側柱部材の上端面付近の少なくとも一方に、上側柱部材または下側柱部材と絶縁し、鋼棒の塑性化に起因する上側柱部材または下側柱部材の過剰変形を防ぐための領域が設けられているので、鋼棒の塑性化に起因する木質の上側柱部材または下側柱部材の過剰変形を防ぐことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造によれば、仕口部材と上側柱部材の間および仕口部材と下側柱部材の間の少なくとも一方に、せん断力を伝達させるためのシアコッターが設けられているので、鋼棒のせん断力負担を回避することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る柱梁接合方法によれば、上述した柱梁接合構造を構築する柱梁接合方法であって、予め鉄筋継手が設けられた仕口部材の上下に、鋼棒の異形鉄筋部が突出した上側柱部材および下側柱部材を配置した後、異形鉄筋部と鉄筋継手とを接合するので、上述した柱梁接合構造を比較的簡易に構築することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る柱梁接合構造および柱梁接合方法の実施の形態を示す側断面図である。 図2は、切削鉄筋を示す側面図である。 図3は、GIR接合を示す側断面図であり、(a)は異形鉄筋の場合、(b)はネジ形状の鋼棒の場合である。 図4は、鋼棒種類の違いによる荷重−変形関係を示す図である。
以下に、本発明に係る柱梁接合構造および柱梁接合方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1に示すように、本発明に係る柱梁接合構造10は、木質の角型断面の柱部材12とH形鋼(鉄骨)からなる梁部材14とを、RCで構成された仕口部材16を介して接合してなる構造である。
仕口部材16の上下には上側柱部材12Aおよび下側柱部材12Bが配置される。上側柱部材12Aおよび下側柱部材12Bの外側は仕上がり面24まで仕上げ材が配置される。また、梁部材14の上にはRCからなる床部材14Aが設けられる。上側柱部材12Aの下端面と仕口部材16の間には無機系グラウト材26が設けられる。
なお、仕口部材16の内部にはプレート36が配置され、その端部にはベースプレート34がボルト38およびナット40により固定されている。ベースプレート34を介して下側柱部材12BにはLSB(ラグスクリューボルト)32が挿入配置されている。
仕口部材16、上側柱部材12A、下側柱部材12Bには、それぞれ鋼棒22が上下方向に挿入配置される。図の例ではGIR接合の場合を示している。鋼棒22は異形鉄筋部22Bとネジ形状のネジ部22Aとからなる切削鉄筋であり、ネジ部22Aは上側柱部材12Aおよび下側柱部材12Bに挿入配置されてエポキシ系接着剤等を介してここに付着固定され、異形鉄筋部22Bは仕口部材16に主筋として挿入配置されて鉄筋継手18に接合される。
このように、本実施の形態では、柱部材12と仕口部材16との接続に際し、GIRの鋼棒22に切削鉄筋を用いる。切削鉄筋は、図2に示すように異形鉄筋の片側をネジ形状に切削加工したものである。切削鉄筋からなる鋼棒22のネジ部22A側を柱部材12内に挿入配置することで木材の割裂破壊を防止して靱性的な性状を確保する。一方の異形鉄筋部22B側を仕口部材16内に挿入配置することで通常のPC(プレキャストコンクリート)用スリーブ系の鉄筋継手18(例えばスリーブジョイント)の利用が可能となり、建方時には仕口部材16内にて上側柱部材12Aおよび下側柱部材12Bから突出した切削鉄筋の異形鉄筋部22Bを接合するのみとすることができる。この方法によれば現位置でのエポキシ系接着剤の注入作業は生じない。
仕口部材16と梁部材14との接続を剛接合に近づけたい場合は、梁部材14の端部と溶接にて一体化された角型の鋼板20を用い、その中にコンクリートを打設してRCからなる仕口部材16を形成することで剛強な接続が実現できる。
また、上側柱部材12Aの下端面付近および下側柱部材12Bの上端面付近の鋼棒22の周囲に、ウレタン材30のような木材との絶縁領域を設けてもよい。こうすることでその塑性化域を限定し、鋼棒22の塑性化に起因する上側柱部材12A、下側柱部材12Bの過剰変形を防止してもよい。さらに、仕口部材16と上側柱部材12Aおよび下側柱部材12Bの間に、その間のせん断力を伝達させるためのダボ筋のようなシアコッター28を設けてもよい。ウレタン30とシアコッター28を併用した場合、ウレタン材30による絶縁部分が横方向の変位に対する緩衝領域にもなるため、鋼棒22のせん断力負担を確実に回避することができる。
このように、本実施の形態によれば、柱部材12と仕口部材16との接続を、切削鉄筋からなる鋼棒22を用いたGIR接合とすることで、靱性を有し、かつ施工性に優れたディテールを実現することができる。これにより柱梁接合構造10の剛性、耐力、靱性を確保することで、ラーメン架構以外の耐震要素を減少させ、高い空間自由度を実現することができると同時に意匠性に優れた木質空間を提供することが可能である。
また、切削鉄筋については、通常の異形鉄筋に対して十分な長さのネジ切削加工を施す技術が存在している。本発明においては、その他のディテールも全て既存技術にて構成することが可能なため、施工性に優れ、かつ低コストの柱梁接合構造を実現することができる。また、接合部の取合が明快なため、被覆等の耐火仕様の納りも容易となる。
以上説明したように、本発明に係る柱梁接合構造によれば、木質の柱部材と鉄骨からなる梁部材とを木材よりも硬質の材料からなる仕口部材を介して接合してなる柱梁接合構造であって、仕口部材とその上下にそれぞれ設けられる上側柱部材および下側柱部材とを接続するために上下方向に挿入配置される鋼棒を備え、鋼棒は異形鉄筋部とネジ形状のネジ部とからなり、ネジ部は上側柱部材および下側柱部材に挿入配置されてここに付着固定され、異形鉄筋部は仕口部材に挿入配置されて鉄筋継手に接合されるので、上側柱部材および下側柱部材にそれぞれ固定された鋼棒同士を容易に一体化接合することのできる施工性に優れた柱梁接合構造を提供することができる。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造によれば、上側柱部材に挿入配置された鋼棒の異形鉄筋部が接合される鉄筋継手に、下側柱部材に挿入配置された鋼棒の異形鉄筋部が接合されるので、鉄筋継手の数量を低減することができる。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造によれば、鋼棒は、異形鉄筋の長手方向の片側をネジ形状に切削加工したものであるので、柱梁接合構造を比較的安価に実現することができる。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造によれば、仕口部材は、鉄筋コンクリートで構成されるので、柱梁接合構造を比較的安価に実現することができる。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造によれば、仕口部材は、梁部材の側端面に溶接された鋼板により取り囲まれた領域に打設された鉄筋コンクリートで構成されるので、梁部材と仕口部材とを剛強に接合することができる。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造によれば、鋼棒が挿入配置される上側柱部材の下端面付近および下側柱部材の上端面付近の少なくとも一方に、上側柱部材または下側柱部材と絶縁し、鋼棒の塑性化に起因する上側柱部材または下側柱部材の過剰変形を防ぐための領域が設けられているので、鋼棒の塑性化に起因する木質の上側柱部材または下側柱部材の過剰変形を防ぐことができる。
また、本発明に係る他の柱梁接合構造によれば、仕口部材と上側柱部材の間および仕口部材と下側柱部材の間の少なくとも一方に、せん断力を伝達させるためのシアコッターが設けられているので、鋼棒のせん断力負担を回避することができる。
また、本発明に係る柱梁接合方法によれば、上述した柱梁接合構造を構築する柱梁接合方法であって、予め鉄筋継手が設けられた仕口部材の上下に、鋼棒の異形鉄筋部が突出した上側柱部材および下側柱部材を配置した後、異形鉄筋部と鉄筋継手とを接合するので、上述した柱梁接合構造を比較的簡易に構築することができる。
以上のように、本発明に係る柱梁接合構造および柱梁接合方法は、木質の柱部材と鉄骨からなる梁部材との接合に有用であり、特に、接合部の上下の柱部材にそれぞれ固定された鋼棒同士を容易に一体化接合するのに適している。
10 柱梁接合構造
12 柱部材
12A 上側柱部材
12B 下側柱部材
14 梁部材
14A 床部材
16 仕口部材
18 鉄筋継手
20 鋼板
22 鋼棒
22A ネジ部
22B 異形鉄筋部
24 仕上がり面
26 無機系グラウト材
28 シアコッター
30 ウレタン材
32 LSB(ラグスクリューボルト)
34 ベースプレート
36 プレート
38 ボルト
40 ナット

Claims (8)

  1. 木質の柱部材と鉄骨からなる梁部材とを木材よりも硬質の材料からなる仕口部材を介して接合してなる柱梁接合構造であって、
    仕口部材とその上下にそれぞれ設けられる上側柱部材および下側柱部材とを接続するために上下方向に挿入配置される鋼棒を備え、
    鋼棒は異形鉄筋部とネジ形状のネジ部とからなり、ネジ部は上側柱部材および下側柱部材に挿入配置されてここに付着固定され、異形鉄筋部は仕口部材に挿入配置されて鉄筋継手に接合されることを特徴とする柱梁接合構造。
  2. 上側柱部材に挿入配置された鋼棒の異形鉄筋部が接合される鉄筋継手に、下側柱部材に挿入配置された鋼棒の異形鉄筋部が接合されることを特徴とする請求項1に記載の柱梁接合構造。
  3. 鋼棒は、異形鉄筋の長手方向の片側をネジ形状に切削加工したものであることを特徴とする請求項1または2に記載の柱梁接合構造。
  4. 仕口部材は、鉄筋コンクリートで構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の柱梁接合構造。
  5. 仕口部材は、梁部材の側端面に溶接された鋼板により取り囲まれた領域に打設された鉄筋コンクリートで構成されることを特徴とする請求項4に記載の柱梁接合構造。
  6. 鋼棒が挿入配置される上側柱部材の下端面付近および下側柱部材の上端面付近の少なくとも一方に、上側柱部材または下側柱部材と絶縁し、鋼棒の塑性化に起因する上側柱部材または下側柱部材の過剰変形を防ぐための領域が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の柱梁接合構造。
  7. 仕口部材と上側柱部材の間および仕口部材と下側柱部材の間の少なくとも一方に、せん断力を伝達させるためのシアコッターが設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の柱梁接合構造。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つに記載の柱梁接合構造を構築する柱梁接合方法であって、
    予め鉄筋継手が設けられた仕口部材の上下に、鋼棒の異形鉄筋部が突出した上側柱部材および下側柱部材を配置した後、異形鉄筋部と鉄筋継手とを接合することを特徴とする柱梁接合方法。
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