JP2017130784A - 周波数シンセサイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】広帯域特性及び低位相雑音特性を両立する周波数シンセサイザを得ること。【解決手段】本発明の周波数シンセサイザは、基準信号に同期して第1の出力信号を出力する第1の信号源11と、基準信号に同期して第1の出力信号と周波数が異なる第2の出力信号を出力する第2の信号源12と、基準信号と同期信号との位相差に応じた制御信号を出力する位相比較回路1と、制御信号に応じた周波数の発振信号を生成する発振器3と、発振信号と、第1の出力信号及び第2の出力信号とを混合することにより発振信号を周波数変換し、周波数変換した発振信号を同期信号として出力する混合器4とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信装置またはレーダシステムに用いられる周波数シンセサイザに関するものである。
従来の周波数シンセサイザとして、非特許文献1に位相同期ループの帰還路にミクサを配置する周波数シンセサイザが開示されている。
従来の周波数シンセサイザは、位相比較回路、分周器、ループフィルタ、電圧制御発振器(VCO)、ミクサ、及び局部発振信号生成回路からなる。局部発振信号生成回路は、PLL(Phase Locked Loop)回路であり、内部に発振器を備える。
従来の周波数シンセサイザは、外部から基準信号(周波数fr)が位相比較回路と局部発振信号生成回路とに入力される。局部発振信号生成回路は、基準信号に同期して局部発振信号(局発信号)を生成し、ミクサに出力する。VCOは、制御電圧に応じた周波数(周波数f0)の発振信号をミクサに出力する。ミクサは、局部発振信号生成回路の局発信号とVCOの発振信号とを乗算することにより発振信号の周波数変換を行ない、周波数変換した発振信号を分周器に出力する。分周器は、ミクサから出力される発振信号の周波数を分周し、分周した発振信号を同期信号として位相比較回路に出力する。位相比較回路は、基準信号と同期信号との位相比較を行い、位相差に応じた制御電圧をループフィルタに出力する。ループフィルタは、位相比較回路の出力である制御電圧の平滑化を行い、平滑化した制御電圧をVCOに出力する。このように、VCOの発振信号を周波数変換した同期信号と基準信号とを比較し、比較結果をVCOにフィードバックさせることで、VCOの発振信号を制御する。ここで、VCOの発振信号がミクサ及び分周器を介して位相同期回路に戻る経路を帰還路という。
従来の周波数シンセサイザでは、位相同期ループの帰還路にミクサを配置し、出力信号の周波数f0を低周波に変換してから基準信号との位相比較を行うことで、帰還路における分周器の周波数分周数を小さくし、位相雑音を低減する。
V.Manassewitsch、Frequency SynthesizersTheory and Design Third Edition、 John Wiley & Sons、 1987.
従来の周波数シンセサイザを広帯域化するためには、広帯域な局部発振信号生成回路を用いる必要がある。そのためには、局部発振信号生成回路に広帯域な発振器を用いる必要がある。しかし、一般的に発振器の帯域と位相雑音とはトレードオフの関係にあり、広帯域な発振器は、位相雑音が悪い。したがって、従来の周波数シンセサイザは、広帯域化を図ると位相雑音が劣化するという課題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためのもので、広帯域特性及び低位相雑音特性を両立する周波数シンセサイザを得ることを目的とする。
本発明の周波数シンセサイザは、基準信号に同期して第1の出力信号を出力する第1の信号源と、基準信号に同期して第1の出力信号と周波数が異なる第2の出力信号を出力する第2の信号源と、基準信号と同期信号との位相差に応じた制御信号を出力する位相比較回路と、制御信号に応じた周波数の発振信号を生成する発振器と、発振信号と、第1の出力信号及び第2の出力信号とを混合することにより発振信号を周波数変換し、周波数変換した発振信号を同期信号として出力する混合器とを備える。
本発明によれば、位相同期ループにおけるミクサに複数の局発信号を入力し、入力した複数の局発信号を利用して同期信号の周波数変換を行なうので、広帯域特性及び低位相雑音特性を両立することができる。
この発明の実施の形態1に係る周波数シンセサイザの一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る周波数シンセサイザの周波数範囲、信号源11の周波数範囲、及び信号源12の周波数範囲を示す周波数関係図である。 この発明の実施の形態1に係る図2の周波数範囲BにおけるVCOの出力信号と局発信号との周波数関係を示す周波数関係図である。 この発明の実施の形態1に係る図2の周波数範囲CにおけるVCOの出力信号と局発信号との周波数関係を示す周波数関係図である。 この発明の実施の形態1に係る図2の周波数範囲DにおけるVCOの出力信号と局発信号との周波数関係を示す周波数関係図である。 この発明の実施の形態1に係るVCOの出力信号の周波数範囲と、局発信号を構成する信号源11及び信号源12の周波数範囲との周波数関係を示す周波数関係図である。 この発明の実施の形態2に係る周波数シンセサイザの一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態3に係る周波数シンセサイザの一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態3に係るVCOの出力信号と第1の局発信号との周波数関係を示す周波数関係図である。 この発明の実施の形態4に係る周波数シンセサイザの一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態4に係るVCOの出力信号と第2の局発信号との周波数関係を示す周波数関係図である。 この発明の実施の形態4に係るフィルタの出力信号と第1の局発信号との周波数関係を示す周波数関係図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る周波数シンセサイザの一構成例を示す構成図である。
本周波数シンセサイザは、位相比較回路1(位相比較回路の一例)、ループフィルタ2、VCO(Voltage Controlled Oscillator)3(発振器の一例)、ミクサ4(混合器の一例)、フィルタ5、局部発振信号生成回路10を備える。局部発振信号生成回路10は、信号源11(第1の信号源の一例)、信号源12(第2の信号源の一例)、合成回路21を備える。
位相比較回路1は、基準信号と同期信号とを比較し、その比較結果を出力する位相比較回路である。位相比較回路1は、外部の基準信号源(図示していない)、フィルタ5、及びループフィルタ2に接続される。位相比較回路1は、外部から入力される基準信号の位相と、フィルタ5が出力する同期信号の位相とを比較し、その位相差に対応する制御信号をループフィルタ2に出力する。例えば、位相比較回路1には、フリップフロップ回路やエクスクルーシブOR回路を用いたディジタル位相比較器やミクサを用いたアナログ位相比較器などが用いられる。
ループフィルタ2は、位相比較回路1の出力信号を平滑化するループフィルタである。ループフィルタ2は、位相比較回路1及びVCO3に接続される。ループフィルタ2は、位相比較回路1の出力信号から不要信号を遮断し、位相比較回路1の出力信号を平滑化し、平滑化した信号をVCO3に出力する。例えば、ループフィルタ2は、ローパスフィルタなどが用いられる。
VCO3は、電圧により発振周波数を制御する電圧制御発振器である。VCO3は、ループフィルタ2及びミクサ4に接続される。VCO3は、ループフィルタ2の出力する平滑化された制御信号に応じて発振周波数を変化させ、発振信号を外部機器(図示していない)及びミクサ4に出力する。例えば、VCO3は、コルピッツ型VCO、クロスカップル型VCO、リングオシレータ型VCOなどが用いられる。また、VCO3には、電圧制御発振器ではなく、電流制御発振器を用いても良い。
ミクサ4は、局発信号と発振信号とを混合し、その混合信号を出力するミクサである。ミクサ4は、VCO3、局部発振信号生成回路10、及びフィルタ5に接続される。ミクサ4は、局部発振信号生成回路10が出力する局発信号と、VCO3が出力する発振信号とを混合し、その混合信号を同期信号としてフィルタ5に出力する。例えば、ミクサ4は、ダイオードミクサ、FET(Field Effect Transistor)ミクサ、ギルバートセルミクサなどが用いられる。
フィルタ5は、入力信号のなかの不要信号を抑圧するフィルタである。フィルタ5は、ミクサ4及び位相比較回路1に接続される。フィルタ5は、基準信号の周波数帯を通過させる通過帯域を有し、ミクサ4が出力する複数の混合信号のなかで不要信号を抑圧し、不要信号を抑圧した混合信号を位相比較回路1に出力する。例えば、フィルタ5には、バンドパスフィルタ、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドストップフィルタなどが用いられる。なお、フィルタ5は可変フィルタであっても良い。
局部発振信号生成回路10は、基準信号に同期して局発信号を生成する信号生成回路である。局部発振信号生成回路10は、外部の基準信号源及びミクサ4に接続される。局部発振信号生成回路10は、例えば、信号源11、信号源12、及び合成回路21を備える。外部から入力される基準信号に同期して、信号源11及び信号源12は、信号を出力する。合成回路21は、信号源11の出力信号(第1の出力信号の一例)と信号源12の出力信号(第2の出力信号の一例)とを合成して、合成信号を局発信号としてミクサ4に出力する。
制御回路22は、信号源11及び信号源12を制御する制御回路である。制御回路22は、信号源11及び信号源12に接続され、信号源11及び信号源12の出力または電源のオン/オフ、出力周波数を制御する。具体的には、制御回路22は、ミクサ4が出力する混合波の周波数がfrになるf11及びf12を演算し、その演算結果に基づき、アナログもしくはディジタル信号を生成し、信号源11の出力のオン/オフ及び出力周波数、信号源12の出力のオン/オフ及び出力周波数を制御する。例えば、制御回路22は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、論理演算回路などで構成される。なお、制御回路22は、上記の要素に加えて、フィルタ5の通過帯域、VCO3の発振周波数、及び基準信号の周波数を制御しても良い。
例えば、信号源11及び信号源12は、出力周波数が可変となる位相同期ループ回路もしくはディジタル信号回路、出力周波数が固定である発振回路、入力信号を逓倍もしくは分周する回路、またはこれらの回路を組み合わせた周波数シンセサイザなどが用いられる。信号源11及び信号源12は、制御回路22により、出力のオン/オフ、出力周波数などが制御される。
次に、この発明の実施の形態1に係る周波数シンセサイザの動作を説明する。本周波数シンセサイザは、外部から、基準信号(周波数fr)が位相比較回路1と局部発振信号生成回路10とに入力される。局部発振信号生成回路10は、基準信号に同期した局発信号を生成し、ミクサ4に出力する。VCO3は、制御電圧に応じた周波数f0の正弦波を外部機器とミクサ4に出力する。ミクサ4では、局部発振信号生成回路10とVCO3の出力信号とを乗算し、複数の混合波を生成し、フィルタ5に出力する。フィルタ5は、ミクサ4から出力される複数の混合波のなかで、不要波を抑圧するとともに所望波を通過させ、この所望波を同期信号(周波数fv)として位相比較回路1に出力する。フィルタ5は、基準信号の周波数帯を通過させる通過帯域を有し、後述する式(1)におけるm及びnの組み合わせに対応する周波数をもつ信号の中から、通過帯域内の周波数の信号を通過させ、他の信号を不要波として抑圧する。所望波は、基準信号と同じ周波数帯の信号であり、定常状態において基準信号と同じ周波数をもつ。位相比較回路1は、基準信号と同期信号との位相を比較し、その位相差に対応する制御信号をループフィルタ2に出力する。ループフィルタ2は、位相比較回路1が出力した制御信号の平滑化を行い、平滑化した制御信号をVCO3に出力する。
局部発振信号生成回路10における信号源11及び信号源12は、基準信号に同期した出力信号(周波数f11、f12)をそれぞれ生成し、合成回路21に出力する。合成回路21は、信号源11の出力信号と信号源12の出力信号とを合波し、合波した出力信号を局発信号としてミクサ4に出力する。ここで、局発信号は、第1の出力信号(周波数f11)または第2の出力信号(周波数f12)の少なくとも一方を含む信号である。
位相同期後の同期信号の周波数fvは次式で与えられる。式(1)において、m及びnは自然数であり、ミクサ4で発生する混合波の次数を表している。
Figure 2017130784
式(1)に示すfvは、VCO3の出力信号(周波数f0)の周波数範囲によって、m及びnの値が異なる。m及びnがどのように異なるかを図2から図5を用いて説明する。
図2は、この発明の実施の形態1に係る周波数シンセサイザの周波数範囲、信号源11の周波数範囲、及び信号源12の周波数範囲を示す周波数関係図である。
ここでは、出力信号の帯域を4分割し、信号源11の周波数範囲をVCO3の出力信号の周波数範囲Aに対応させ、信号源12の周波数範囲をVCO3の出力信号の周波数範囲Cに対応させる。
m=1及びn=0の組み合わせを適用すると、VCO3の出力信号の周波数範囲Aでのfvは次式となる。制御回路22は、信号源12の出力オフもしくは電源オフを制御することにより、n=0を実現する。また、制御回路22は、f11が次式を満たすように信号源11の出力周波数を制御する。
Figure 2017130784
式(2)より、信号源11の出力周波数f11を適切に設定することで、所望のfvが得られる。例えば、f0=2GHz、fr=0.1GHzの周波数シンセサイザでは、f11を2.1GHzにすれば、fv=0.1GHzが得られる。
周波数範囲Aでは、式(1)におけるm=1とn=0以外の組み合わせは、不要な混合波成分となる。f12の設定は任意であるが、適切な値にするとfv近傍に高レベルの混合波は存在しなくなり、周波数シンセサイザの低雑音化を図ることができる。具体的には、周波数がfvに最も近い混合波(|f0−(m・f11+n・f12)|)の次数の和が5以下になるように(|m|+|n|≦5)、f12を決定することにより、fv近傍の混合波のレベルを−60〜−40dBcに抑えることができる。例えば、上記に示した周波数関係(f0=2GHz、fr=0.1GHz)では、f12=6.6GHzとすると、fv(0.1GHz)に対して0.2GHzに混合波成分が表れるが、混合波の次数の和が5次以上となり、低レベルとなる。
図3は、この発明の実施の形態1に係る図2の周波数範囲BにおけるVCOの出力信号と局発信号との周波数関係を示す周波数関係図である。
この範囲では、2つの基準信号源の差周波成分を利用して周波数変換を行う。m=−1及びn=1の組み合わせを適用すると、出力信号の周波数範囲Bでのfvは次式となる。このとき、制御回路22は、f11及びf12が次式を満たすように、信号源11の及び信号源12の出力周波数を制御する。
Figure 2017130784
式(3)より、信号源11の出力周波数f11と信号源12の出力周波数f12を適切に設定することで、所望のfvが得られる。例えば、f0=4GHz、fr=0.1GHzの周波数シンセサイザでは、f11を2.1GHz、f12を6.2GHzにすると、fv=0.1GHzが得られる。
周波数範囲Bでは、式(1)におけるm=−1及びn=1以外の組み合わせは、不要な混合波成分となる。f11及びf12を適切な値にすると、fv近傍に高レベルの混合波は存在しなくなり、周波数シンセサイザの低雑音化を図ることができる。例えば、上記に示した周波数関係(f0=4GHz、f11=2.1GHz、f12=6.2GHz)では、fv(0.1GHz)に対して0.2GHzに混合波成分が表れるが、混合波の次数の和が8次以上となり、低レベルとなる。
図4は、この発明の実施の形態1に係る図2の周波数範囲CにおけるVCOの出力信号と局発信号との周波数関係を示す周波数関係図である。
m=0及びn=1の組み合わせを適用すると、出力信号の周波数範囲Cでのfvは次式となる。このとき、制御回路22は、信号源11の出力オフもしくは電源オフを制御することにより、m=0を実現する。また、制御回路22は、f12が次式を満たすように、信号源12の出力周波数を制御する。
Figure 2017130784
式(4)より、信号源12の出力周波数f12を適切に設定することで、所望のfvが得られる。例えば、f0=6GHz、fr=0.1GHzの周波数シンセサイザでは、f12を6.1GHzにすれば、fv=0.1GHzが得られる。
周波数範囲Cでは、式(1)におけるm=0及びn=1以外の組み合わせは、不要な混合波成分となる。f11の設定は任意であるが、適切な値にすると、fv近傍に高レベルの混合波は存在しなくなり、周波数シンセサイザの低雑音化を図ることができる。例えば、上記に示した周波数関係(f0=6GHz、f12=6.1GHz)では、f11を2.2GHzにすると、fv(0.1GHz)に対して0.2GHzに混合波成分が表れるが、混合波の次数の和が15次以上となり、低レベルとなる。
図5は、この発明の実施の形態1に係る図2の周波数範囲DにおけるVCOの出力信号と局発信号との周波数関係を示す周波数関係図である。
この範囲では、2つの基準信号源の差周波成分を利用して周波数変換を行う。m=1及びn=1の組み合わせを適用すると、出力信号の周波数範囲Dでのfvは次式となる。このとき、制御回路22は、f11及びf12が次式を満たすように、信号源11の及び信号源12の出力周波数を制御する。
Figure 2017130784
式(5)より、信号源11の出力周波数f11及び信号源12の出力周波数f12を適切に設定することで、所望のfvが得られる。例えば、f0=8GHz、fr=0.1GHzの周波数シンセサイザでは、f11を1.9GHz、f12を6.2GHzにすれば、fv=0.1GHzが得られる。
周波数範囲Dでは、式(1)におけるm=1及びn=1以外の組み合わせは、不要な混合波成分となる。f11とf12を適切な値にすると、fv近傍に高レベルの混合波は存在しなくなり、周波数シンセサイザの低雑音化を図ることができる。例えば、上記に示した周波数関係(f0=8GHz、f11=1.9GHz、f12=6.2GHz)では、fv(0.1GHz)に対して0.3GHzに混合波成分が表れるが、混合波の次数の和が13次以上となり、低レベルとなる。
以上のように、実施の形態1によれば、信号源11の出力信号及び信号源12の出力信号を局発信号としてミクサ4に入力し、複数の局発信号と発振信号との混合信号を同期信号として用いるので、狭帯域かつ低位相雑音特性を有する複数の信号源を用いても、周波数シンセサイザとして広帯域な特性を得ることができる。
なお、以上の説明では、mは−1、0、1、nは0、1と低次の次数を用いたが、m及びnは高次の次数でも良い。例えば、f0=2GHz、fr=0.1GHzの周波数シンセサイザでは、f11を2.1GHz、f12を6.2GHzとし、m=−3、n=1にすれば、fv=0.1GHzが得られる。
信号源の周波数設定によっては、fv近傍に高レベルの混合波が存在するが、不要な混合波をfv近傍に生じさせない方法の1つとして、f11=A・fr、f12=B・fr、f0=C・fr(A、B、C:自然数)となるようにfrを含めて周波数を設定する方法がある。この周波数設定により、同期信号に含まれる不要な混合波の周波数は、D・fv(D:1を除く自然数)となる。これにより、不要な混合波は、fvに対して最低でもfv以上の離調周波数をもつため、位相同期ループの閉ループ伝達特性で十分抑圧できる。よって、周波数シンセサイザの低雑音化を図ることができる。
上記の説明では、信号源11の周波数範囲及び信号源12の周波数範囲は、VCOの出力信号の周波数範囲内としたが、信号源11の周波数範囲及び信号源12の周波数範囲はVCOの出力信号の周波数範囲の外であっても良い。
図6は、この発明の実施の形態1に係るVCO3の出力信号の周波数範囲と局発信号を構成する信号源11及び信号源12の周波数範囲との周波数関係を示す周波数関係図である。
図6に示すように、信号源11の周波数範囲及び信号源12の周波数範囲はVCOの出力信号の周波数範囲の外であっても、式(1)に示す関係式で所望のfvが得られれば、信号源11の周波数範囲及び信号源12の周波数範囲がVCOの出力信号の周波数範囲内にある場合と同様の効果が得られる。
また、局部発振信号生成回路10に2つの信号源(信号源11及び信号源12)を用いる構成について説明したが、使用する信号源の数は2つ以上であっても同様の効果を奏する。
なお、fvが可変の場合、フィルタ5を可変フィルタにしておき、制御回路22は、通過帯域の中心周波数がfvとなるようにフィルタ5の通過帯域を制御することで、不要波を遮断し、所望のfvを得るようにしても良い。また、通過帯域の異なる複数のフィルタ5を用意しておき、制御回路22は、fvまたはf11及びf12に応じて、フィルタ5を切り替えるようにしても良い。また、制御回路22は、外部の基準信号源が出力する基準信号の周波数frを変化させる構成にして、f11及びf12の組み合わせに自由度を持たせるようにしても良い。
実施の形態2.
実施の形態1では、並列に配置した2つの信号源を用いた周波数シンセサイザについて述べた。実施の形態2では、2つの信号源を縦続的に配置する場合、つまり第1の信号源の出力信号を第2の信号源の入力信号として用いる周波数シンセサイザを述べる。
図7は、この発明の実施の形態2に係る周波数シンセサイザの一構成例を示す構成図である。
図7において、図1と同一符号は、同一または相当部分を示している。
次に、この発明の実施の形態2に係る周波数シンセサイザの動作を説明する。実施の形態1と同様の動作については説明を省略する。局部発振信号生成回路10における信号源11は、基準信号に同期した出力信号(周波数f11)を生成し、信号源12と合成回路21に出力する。信号源12は、信号源11の出力信号に同期した出力信号(周波数f12)を生成し、合成回路21に出力する。合成回路21では、信号源11及び信号源12の出力信号を合波し、局発信号としてミクサ4に出力する。
位相同期後の同期信号の周波数fvは、次式で与えられる。ここで、αは、信号源12の出力周波数と信号源11の出力周波数との比である。
Figure 2017130784
以上のように実施の形態2によれば、式(6)より、f0に対して所望のfvが得られるように、制御回路22がf11、m、n、αを制御することで、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、位相同期ループの帰還路にミクサを1つ配置する周波数シンセサイザについて述べた。帰還路に設けるミクサの数は1以上であっても良く、ここでは、帰還路にミクサを2つ設ける構成について示す。
図8は、この発明の実施の形態3に係る周波数シンセサイザの一構成例を示す構成図である。
図8において、図1と同一符号は、同一または相当部分を示している。本構成の周波数シンセサイザは、図1と比較して、さらにミクサ6(第2の混合器の一例)、フィルタ7、信号源13(第3の信号源の一例)を備える。
次に、この発明の実施の形態3に係る周波数シンセサイザの動作を説明する。実施の形態1と同様の動作については、説明を省略する。局部発振信号生成回路10は、基準信号に同期して第1の局発信号及び第2の局発信号を生成し、第1の局発信号をミクサ4に、第2の局発信号をミクサ6に出力する。ミクサ4は、局部発振信号生成回路10からの第1の局発信号とVCO3の出力信号(周波数f0)とを乗算し、複数の混合波を生成し、フィルタ5に出力する。フィルタ5は、ミクサ4から出力される複数の混合波のなかで、不要波を抑圧するとともに所望波を通過させ、ミクサ6に出力する。フィルタ5は、基準信号の周波数帯を通過させる通過帯域を有し、式(1)におけるm及びnの組み合わせに対応する周波数をもつ信号の中から、通過帯域内の周波数の信号を通過させ、他の信号を不要波として抑圧する。ミクサ6は、局部発振信号生成回路10からの第2の局発信号(周波数f2)とフィルタ5の出力信号(周波数fm)とを乗算し、複数の混合波を生成し、フィルタ7に出力する。フィルタ7では、ミクサ6から出力される複数の混合波のなかで、不要波を抑圧するとともに所望波を通過させ、この所望波を同期信号(周波数fv)として位相比較回路1に出力する。所望波は、基準信号と同じ周波数帯の信号であり、定常状態において基準信号と同じ周波数をもつ。ここで、第1の局発信号は、第1の出力信号(周波数f11)または第2の出力信号(周波数f12)の少なくとも一方を含む信号である。
局部発振信号生成回路10において、信号源13は、基準信号に同期した出力信号(第3の出力信号の一例、周波数f2)を生成し、第2の局発信号としてミクサ6に出力する。信号源13には、例えば、出力周波数が可変となる位相同期ループ回路もしくはディジタル信号回路、出力周波数が固定である発振回路、入力信号を逓倍もしくは分周する回路、またはこれら回路を組み合わせた周波数シンセサイザなどが用いられる。信号源13は、制御回路22により、出力のオン/オフ、出力周波数などが制御される。
ミクサ4の出力信号の周波数fmは、次式で与えられる。ミクサ6は、ミクサ4の出力信号(fm)と信号源13の出力信号(f2)とを混合することによりfmを周波数変換し、周波数変換により得られたfvを同期信号として出力するので、fmは、実施の形態1及び2に示すfvよりもf2分高い周波数となる。
Figure 2017130784
図9は、この発明の実施の形態4に係るVCO3の出力信号と第1の局発信号との周波数関係を示す周波数関係図である。
本構成では、ミクサ6によりミクサ4の出力信号をさらに周波数変換するので、ミクサ4の出力信号の周波数をfvからfmに高くすることができる。このため、実施の形態1の場合より第1の局発信号の周波数範囲をf2分、狭くすることができる。信号源は、周波数範囲が狭帯域の方が低位相雑音であるので、本構成により、より高いQ値の発振回路を信号源に用いることができ、信号源の低位相雑音化を実現できる。
以上のように、実施の形態3によれば、第1の局発信号の周波数範囲を狭くすることができるので、実施の形態1と同様の効果に加えて、低位相雑音化を図ることができる。
なお、ここでは、2つのミクサを位相同期ループの帰還路に配置する周波数シンセサイザについて述べたが、ミクサの数は2以上であっても同様の効果を奏する。
実施の形態4.
実施の形態3では、位相同期ループの帰還路にミクサを2つ配置する周波数シンセサイザについて述べた。ここでは、位相同期ループの帰還路にミクサを2つ配置する別の構成の周波数シンセサイザについて示す。
図10は、この発明の実施の形態4に係る周波数シンセサイザの一構成例を示す構成図である。
図10において、図8と同一符号は、同一または相当部分を示している。
次に、この発明の実施の形態4に係る周波数シンセサイザの動作を説明する。実施の形態1および3と同様の動作については説明を省略する。局部発振信号生成回路10では、基準信号に同期して第1の局発信号及び第2の局発信号を生成し、第1の局発信号をミクサ6に、第2の局発信号をミクサ4に出力する。ミクサ4では、局部発振信号生成回路10からの第2の局発信号(周波数f2)とVCO3の出力信号(周波数f0)とを乗算し、複数の混合波を生成し、フィルタ5に出力する。ミクサ6では、局部発振信号生成回路10からの第1の局発信号とフィルタ5の出力信号とを乗算し、複数の混合波を生成し、生成した複数の混合波をフィルタ7に出力する。
図11は、この発明の実施の形態4に係るVCO3の出力信号と第2の局発信号との周波数関係を示す周波数関係図である。
図11に示すように、本構成では、ミクサ4により1回目の周波数変換をするので、周波数変換後のVCO3の出力信号帯域幅(フィルタ5の出力信号の帯域幅)を第2の局発信号の周波数範囲分、狭くすることができる。これは、VCO3からフィルタ5までを1つのVCOと見なすと、VCOの出力信号の周波数範囲が狭くなることを意味する。VCOの出力信号の周波数範囲が狭くなることは、VCOの出力信号を周波数変換する際に必要な局発信号の帯域が狭くなることを意味する。
図12は、この発明の実施の形態1に係るフィルタ5の出力信号と第1の局発信号との周波数関係を示す周波数関係図である。
ミクサ4により1回目の周波数変換を行ない、ミクサ6により2回目の周波数変換を行なうので、実質的にVCO3の出力信号の周波数範囲を狭くでき、実施の形態1の場合と比べて所望のfvを得るために必要な第1の局発信号の周波数範囲を狭くすることができる。
以上のように、実施の形態4によれば、周波数変換を複数回行うことで、実施の形態1の場合より第1の局発信号または第2の局発信号を生成する信号源の周波数範囲を狭くできる。これにより、第1の局発信号または第2の局発信号を生成する信号源として狭帯域で低位相雑音特性を有する信号源を用いることができるので、実施の形態1と同様の効果に加えて、低位相雑音化を図ることができる。
実施の形態1から4までの説明において、複数波を局発信号として用いたが、複数波を高周波信号もしくは中間信号として用いても同様の効果を奏する。図1、7,8、10に示す周波数シンセサイザにおいて、ミクサの入出力端子の接続を変えることで実現できる。例えば、複数波を高周波信号端子に入力し、VCOの出力信号を局部発振信号端子に入力し、混合波を中間信号端子から出力させても良い。または複数波を中間信号端子に入力し、VCOの出力を局部発振信号端子に入力し、混合波を高周波信号端子から出力させても良い。
また、実施の形態1から4までの説明において、VCO3から位相比較回路1までの帰還路には、分周回路や逓倍回路を配置していないが、ミクサの前段または後段に、これらの回路を配置しても良く、同様の効果を奏する。
1 位相比較回路、2 ループフィルタ、3 VCO、4 ミクサ、5 フィルタ、6 ミクサ、7 フィルタ、10 局部発振信号生成回路、11 信号源、12 信号源、13 信号源、21 合成回路 22 制御回路。

Claims (6)

  1. 基準信号に同期して第1の出力信号を出力する第1の信号源と、
    前記基準信号に同期して前記第1の出力信号と周波数が異なる第2の出力信号を出力する第2の信号源と、
    前記基準信号と同期信号との位相差に応じた制御信号を出力する位相比較回路と、
    前記制御信号に応じた周波数の発振信号を生成する発振器と、
    前記発振信号と、前記第1の出力信号及び前記第2の出力信号とを混合することにより前記発振信号を周波数変換し、周波数変換した前記発振信号を前記同期信号として出力する混合器と、
    を備えたことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  2. 前記混合器は、前記第1の出力信号と前記第2の出力信号とのうち少なくとも一方が選択的に入力されることにより、前記発振信号を周波数変換する周波数範囲を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  3. 前記第1の出力信号の周波数f11、前記第2の出力信号の周波数f12、及び前記発振信号の周波数f0が、前記基準信号の周波数frを用いて、f11=A・fr、f12=B・fr、f0=C・fr(A、B、Cは自然数)を満たすことを特徴とする請求項2に記載の周波数シンセサイザ。
  4. 前記第2の信号源は、前記第1の出力信号に同期して前記第2の出力信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  5. 前記基準信号に同期して第3の出力信号を出力する第3の信号源と、
    前記混合器と前記位相比較回路との間に設けられ、前記混合器が出力した前記同期信号と前記第3の出力信号とを混合することにより前記同期信号を周波数変換し、周波数変換した前記同期信号を前記位相比較器に出力する第2の混合器と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
  6. 前記基準信号に同期して第3の出力信号を出力する第3の信号源と、
    前記発振器と前記混合器との間に設けられ、前記発振器が生成した前記発振信号と前記第3の出力信号とを混合することにより前記発振信号を周波数変換し、周波数変換した前記発振信号を前記混合器に出力する第2の混合器と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の周波数シンセサイザ。
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