JP2017126710A - 複合電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】限られた実装スペースに有効に複数の異なる電気機能の電子部品を実装することができる複合電子部品を提供する。【解決手段】この発明にかかる複合電子部品10は、実装基板に対して、限られた実装スペースに有効に複数の異なる電気機能の電子部品を実装するための複合電子部品である。この複合電子部品10は、基板12と、基板12の内部に埋設される複数の埋設部品20a〜20dと、基板の一方主面に配置される一対の表面実装用ランド電極を介して実装される表面実装部品40a〜40dとを含む。一対の表面実装用ランド電極は、基板12の一方主面14の法線方向から見たとき、埋設部品20a〜20dをそれぞれ挟むように配置され、かつ基板12の一方主面14の法線方向から見たとき、表面実装部品40a〜40dは、埋設される複数の埋設部品20a〜20dそれぞれに対して重なるように配置される。【選択図】図1

Description

この発明は、複合電子部品に関し、特にたとえば、携帯電話やデジタルカメラなどに実装される複合電子部品に関する。
従来の複合電子部品としてたとえば複合機能電子部品の一例が特開2001−338838号公報に開示されている(特許文献1参照)。特許文献1に開示されている複合機能電子部品は、対向する2面に実装用導体電極が設けられたチップ型コンデンサにおいて、実装用導体電極の設けられた面以外の絶縁層表面に、抵抗体を設けることによって、実装用導体電極間に抵抗とコンデンサが並列に接続されるように構成された複合機能電子部品である。
特許文献1に開示されている複合機能電子部品は、複数の異なる電気機能の実装部品を1つの電子部品として構成された複合機能電子部品を提供することを目的として考え出されたものである。
特開2001−338838号公報
ところが、特許文献1に開示されている複合機能電子部品などの従来の複合電子部品では、たとえば、携帯電話やデジタルカメラにおいて、限られた実装スペースに有効に複数の異なる電気機能の実装部品を実装することができることが要請されている。
それゆえに、この発明の主たる目的は、限られた実装スペースに有効に複数の異なる電気機能の電子部品を実装することができる複合電子部品を提供することである。
この発明にかかる複合電子部品は、実装基板に対して、限られた実装スペースに有効に複数の異なる電気機能の電子部品を実装するための複合電子部品であって、複合電子部品は、基板と、基板の内部に埋設される複数の埋設部品と、基板の一方主面に配置される一対の表面実装用ランド電極を介して実装される少なくとも一つの表面実装部品と、を含み、一対の表面実装用ランド電極は、基板の一方主面の法線方向から見たとき、複数の埋設部品のうちの少なくとも一つの埋設部品を挟むように配置され、かつ基板の一方主面の法線方向から見たとき、表面実装部品は、一対の表面実装用ランド電極により挟むように配置された埋設部品に対して重なるように配置されることを特徴とする、複合電子部品である。
また、本発明にかかる複合電子部品では、基板は、略正方形に形成されることが好ましい。
この発明にかかる複合電子部品によれば、実装基板に対して、限られた実装スペースに有効に複数の異なる電気機能の電子部品を実装するための複合電子部品であって、複合電子部品は、基板と、基板の内部に埋設される複数の埋設部品と、基板の一方主面に配置される一対の表面実装用ランド電極を介して実装される少なくとも一つの表面実装部品と、を含み、一対の表面実装用ランド電極は、基板の一方主面の法線方向から見たとき、複数の埋設部品のうちの少なくとも一つの埋設部品を挟むように配置され、かつ基板の一方主面の法線方向から見たとき、表面実装部品は、一対の表面実装用ランド電極により挟むように配置された埋設部品に対して重なるように配置されるので、表面実装部品が実装される基板の一方主面の実装面積を増加させることなく、限られた実装スペースに複数の異なる電気機能の電子部品を実装することができる。
この発明によれば、限られた実装スペースに有効に複数の異なる電気機能の電子部品を実装することができる複合電子部品が得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
(a)は本発明にかかる複合電子部品の一実施の形態の斜視図解図であり、(b)は、その平面図である。 図1に記載の複合電子部品において、表面実装部品を取り除いた基板の状態を示す斜視図解図である。 図1に記載の複合電子部品において、基板の内部において埋設部品等の配置を示す透視斜視図である。 (a)図3に示す基板のA−A’断面図であり、(b)は図3に示す基板のB−B’断面図であり、(c)は図3に示す基板のC−C’断面図である。 図3に示す埋設部品の一例である積層セラミックコンデンサの斜視図解図である。 図5に示す積層セラミックコンデンサの内部構造を示す断面図解図である。
本発明にかかる複合電子部品の一実施の形態について説明する。図1(a)は、本発明にかかる複合電子部品の一実施の形態の斜視図解図であり、図1(b)は、その平面図である。また、図2は、図1に記載の複合電子部品において、表面実装部品を取り除いた基板の状態を示す斜視図解図である。図3は、図1に記載の複合電子部品において、基板の内部において埋設部品等の配置を示す透視斜視図である。図4(a)は、図3に示す基板のA−A’断面図であり、図4(b)は図3に示す基板のB−B’断面図であり、図4(c)は図3に示す基板のC−C’断面図である。
この実施の形態にかかる複合電子部品10は、たとえば、実装基板等に対して、限られた実装スペースに有効に複数の異なる電気機能の電子部品を実装するための複合電子部品である。複合電子部品10は、基板12、埋設部品20a〜20dおよび表面実装部品40a〜40dを含む。基板12は、略正方形に形成される。基板12の材料は、絶縁樹脂材料が用いられ、たとえば、エポキシ樹脂が用いられる。基板12の一方主面14は、表面実装部品40a〜40dが実装される面であり、他方主面16は、複合電子部品10を実装基板に実装するときその実装基板に直接対向する面である。
複合電子部品10は、複数の埋設部品20a〜20dを含む。複数の埋設部品20a〜20dは、基板12の内部に埋設される。図3に示すように、この実施の形態においては、複合電子部品10の基板12の内部には、4個の埋設部品20a〜20dが埋設されている。埋設部品20a〜20dは、たとえば、図5および図6に示すような積層セラミックコンデンサである。以下、埋設部品20aについて、積層セラミックコンデンサ(コンデンサチップ)を例として説明する。なお、埋設部品20b〜20dは、埋設部品20aと構造等は、同一であるので、その説明を省略する。
図5は、埋設部品20a〜20dの一例としての積層セラミックコンデンサを示す斜視図であり、図6はその内部構造を示す図解図である。
埋設部品20aである積層セラミックコンデンサは、略直方体状のセラミック素体22を含む。セラミック素体22は、積層方向に沿って、互いに対向する第1の主面と第2の主面と、積層方向に直交する幅方向に沿って、互いに対向する第1の側面と第2の側面が形成され、積層方向および幅方向に直交する長手方向の両端に、互いに対向する第1の端面と第2の端面が形成されている。セラミック素体12は、長手方向の長さがその幅方向の長さよりも長く形成される。従って、埋設部品20aの長手方向の長さは、その幅方向の長さよりも長く形成される。セラミック素体22のコーナー部および稜線部には、丸みが形成されていることが好ましい。
セラミック素体22は、複数のセラミック層24を介して複数の内部電極26および内部電極27が交互に積層されて形成される。これらの内部電極26および内部電極27は、セラミック素体22の第1の主面および第2の主面に対向する主面を有し、セラミック素体22内において、隣接する内部電極26および内部電極27の主面がセラミック層24を介して互いに対向するように配置される。内部電極26は、セラミック素体22の第1の端面に引き出され、内部電極27は、セラミック素体22の第2の端面に引き出される。
セラミック層24を構成するセラミック材料としては、たとえば、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、CaZrO3などを主成分とする誘電体セラミック材料を用いることができる。また、これらの主成分に、Mn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの副成分を添加したものを用いてもよい。
また、内部電極26および内部電極27の材料としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどを用いることができる。
セラミック素体22の第1の端面には、引き出された内部電極26に接続されるようにして、外部電極28が形成される。外部電極28は、セラミック素体22の第1の端面から2つの主面および2つの側面に回り込むように形成される。セラミック素体22の第2の端面には、引き出された内部電極27に接続されるようにして、外部電極29が形成される。外部電極29は、セラミック素体22の第2の端面から2つの主面および2つの側面に回り込むように形成される。外部電極28および外部電極29は、下地層とめっき層とで構成されることが好ましい。下地層の材料としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどを用いることができる。下地層は、焼成前のセラミック素体22の両端面に導電性ペーストを塗布して焼成することにより、内部電極26および内部電極27を有するセラミック素体22の形成と同時に外部電極28および外部電極29の下地層を形成するコファイアにより形成することができる。また、焼成後のセラミック素体22の両端面に導電性ペーストを塗布して焼き付けるポストファイアによっても外部電極28および外部電極29の下地層を形成することができる。
下地層の上には、めっき層が形成される。めっき層の材料としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどを用いることができる。また、めっき層は複数の層で形成されてもよく、好ましくは、Niめっき層とSnめっき層の2層構造である。さらに、下地層とめっき層と間に、応力緩和用の導電性樹脂層が形成されてもよい。このように、内部電極26に外部電極28が接続され、内部電極27に外部電極29が接続されることにより、これらの外部電極28と外部電極29との間に静電容量が形成される。
図3および図4に示すように、複数の埋設部品20a〜20dは、基板12の内部において、埋設部品20a〜20dのそれぞれの長手方向同士が略同一方向となるように埋設される。また、埋設部品20aおよび埋設部品20bがそれらの幅方向に並んで埋設され、また、埋設部品20aおよび埋設部品20bが配置される行に隣接する行に、埋設部品20cおよび埋設部品20dがそれらの幅方向に並んで埋設される。なお、必ずしも幅方向に並ぶ必要はなく、例えば埋設部品20aの長手方向と埋設部品20dの幅方向がほぼ同一方向に並んでいてもよい。
埋設部品20aの外部電極28に対向する位置であって、基板12の他方主面16には、第1の埋設部品用ランド電極30aが配置される。同様に、埋設部品20b〜20dのそれぞれの外部電極28に対向する位置であって、基板12の他方主面16には、第1の埋設部品用ランド電極30b〜30dがそれぞれ配置される。
また、埋設部品20aの外部電極29に対向する位置であって、基板12の他方主面16には、第2の埋設部品用ランド電極31aが配置される。同様に、埋設部品20b〜20dのそれぞれの外部電極29に対向する位置であって、基板12の他方主面16の表面には、第2の埋設部品用ランド電極31b〜31dがそれぞれ配置される。
第1の埋設部品用ランド電極30a〜30dおよび第2の埋設部品用ランド電極31a〜31dの材料は、比抵抗の小さい導電性材料を用いることができ、たとえば、Cu、Ag、Au等を用いることができるが、特に、Auを用いることが好ましい。プリフラックス処理がされたランド電極の場合、マウント時に、すべてのランド電極のフラックスが溶けてしまうため、フラックスによるランド電極の表面に対する保護の効果が低下するためである。
埋設部品20aの外部電極28と第1の埋設部品用ランド電極30aとを接続するための第1の引出用ビア導体32aが、基板12を貫通して設けられる。埋設部品20aの外部電極28と第1の埋設部品用ランド電極30aとは、第1の引出用ビア導体32aによって電気的に接続されている。
同様に、埋設部品20b〜20dのそれぞれの外部電極28と第1の埋設部品用ランド電極30b〜30dとを接続するための第1の引出用ビア導体32b〜32dが、基板12を貫通してそれぞれ設けられる。埋設部品20b〜20dのそれぞれの外部電極28と第1の埋設部品用ランド電極30b〜30dとは、第1の引出用ビア導体32b〜32dによって電気的に接続されている。
また、埋設部品20aの外部電極29と第2の埋設部品用ランド電極31aとを接続するための第2の引出用ビア導体33aが、基板12を貫通して設けられる。埋設部品20aの外部電極29と第2の埋設部品用ランド電極31aとは、第2の引出用ビア導体33aによって電気的に接続されている。
同様に、埋設部品20b〜20dのそれぞれの外部電極29と第2の埋設部品用ランド電極31b〜31dとを接続するための第2の引出用ビア導体33b〜33dが、基板12を貫通してそれぞれ設けられる。埋設部品20b〜20dのそれぞれの外部電極29と第2の埋設部品用ランド電極31b〜31dとは、第2の引出用ビア導体33b〜33dによって電気的に接続されている。
基板12に対して第1の引出用ビア導体32a〜32dおよび第2の引出ビア導体33a〜33dを形成するための穴は、たとえば、レーザ、エッチングによる溶解、あるいはドリル等による切削等の種々の方法により形成される。
また、第1の引出用ビア導体32a〜32dおよび第2の引出用ビア導体33a〜33dの材料は、たとえば、Cuが用いられる。
図1に示す複合電子部品10は、4個の表面実装部品40a〜40dを含む。これら4個の表面実装部品40a〜40dは、複合電子部品10の基板12の一方主面14に実装される。表面実装部品40a〜40dは、たとえば、それぞれ略直方体状に形成される。そして、表面実装部品40a〜40dの長手方向の両端には、電極(あるいは外部端子)が配置されており、一方の電極42および他方の電極43をそれぞれ有する。
表面実装部品40aは、図1(a)に示すように、基板12の一方主面14の法線方向から基板12を見たとき、埋設部品20aと少なくとも一部が重なるように実装される。同様に、表面実装部品40b〜40dは、基板12の一方主面14の法線方向から基板12を見たとき、埋設部品20b〜20dのそれぞれと少なくとも一部が重なるように実装される。本実施の形態においては、表面実装部品40aの長手方向は、埋設部品20aの長手方向と略直交する方向(すなわち、埋設部品20aの幅方向)となるように配置される。同様に、表面実装部品40b〜40dの長手方向は、埋設部品20b〜20dの長手方向と略直交する方向(すなわち、埋設部品20b〜20dのそれぞれの幅方向)となるように配置される。
表面実装部品40a〜40dとしては、所望の機能を備えるチップインダクタ、チップ抵抗、チップコンデンサ、およびダイオード等の半導体素子である機能チップからなる群から選択される少なくとも1種を含むことが好ましい。
表面実装部品40aの一方の電極42は、後述するように、基板12の一方主面14に配置される第1の表面実装用ランド電極44aと電気的に接続され、表面実装部品40aの他方の電極43は、基板12の一方主面14に配置される第2の表面実装用ランド電極45aと電気的に接続される。同様に、表面実装部品40b〜40dのそれぞれの一方の電極42は、基板12の一方主面14に配置される第1の表面実装用ランド電極44b〜44dと電気的にそれぞれ接続され、表面実装部品40b〜40dのそれぞれの他方の電極43は、基板12の一方主面14に配置される第2の表面実装用ランド電極45b〜45dと電気的にそれぞれ接続される。
図3に示すように、一対の表面実装用ランド電極である第1の表面実装用ランド電極44aと第2の表面実装用ランド電極45aとによって、基板12の一方主面14の法線方向から見たとき、埋設部品20aを幅方向に挟むように、第1の表面実装用ランド電極44aおよび第2の表面実装用ランド電極45aは、基板12の一方主面14に配置される。そして、基板12の一方主面14に配置される第1の表面実装用ランド電極44aと第2の表面実装用ランド電極45aとを結ぶ方向は、基板12に埋設される埋設部品20aの長手方向と略直交する方向(すなわち、埋設部品20aの幅方向)である。
同様に、一対の表面実装用ランド電極である第1の表面実装用ランド電極44b〜44dと第2の表面実装用ランド電極45b〜45dとによって、基板12の一方主面14の法線方向から見たとき、埋設部品20b〜20dのそれぞれを幅方向に挟むように、第1の表面実装用ランド電極44b〜44dおよび第2の表面実装用ランド電極45b〜45dは、基板12の一方主面14に配置される。そして、基板12の一方主面14に配置される第1の表面実装用ランド電極44b〜44dと第2の表面実装用ランド電極45b〜45dとをそれぞれ結ぶ方向は、基板12に埋設される埋設部品20b〜20dのそれぞれの長手方向と略直交する方向(すなわち、埋設部品20b〜20dのそれぞれの幅方向)である。
第1の表面実装用ランド電極44aの位置に対向する位置であって、基板12の他方主面16には、第1の実装基板用ランド電極46aが配置される。同様に、第1の表面実装用ランド電極44b〜44dのそれぞれの位置に対向する位置であって、基板12の他方主面16には、第1の実装基板用ランド電極46b〜46dがそれぞれ配置される。
また、第2の表面実装用ランド電極45aの位置に対向する位置であって、基板12の他方主面16には、第2の実装基板用ランド電極47aが配置される。同様に、第2の表面実装用ランド電極45b〜45dのそれぞれの位置に対向する位置であって、基板12の他方主面16には、第2の実装基板用ランド電極47b〜47dがそれぞれ配置される。
第1の表面実装用ランド電極44a〜44d、第2の表面実装用ランド電極45a〜45d、第1の実装基板用ランド電極46a〜46dおよび第2の実装基板用ランド電極47a〜47dの材料は、比抵抗の小さい導電性材料を用いることができ、たとえば、Cu、Ag、Au等を用いることができるが、特に、Auを用いることが好ましい。プリフラックス処理がされたランド電極の場合、マウント時に、すべてのランド電極のフラックスが溶けてしまうため、フラックスによるランド電極の表面に対する保護の効果が低下するためである。
第1の表面実装用ランド電極44aと第1の実装基板用ランド電極46aとを接続するための第1のビア導体48aが基板12を貫通して設けられる。第1の表面実装用ランド電極44aと第1の実装基板用ランド電極46aとは、第1のビア導体48aによって電気的に接続されている。
同様に、第1の表面実装用ランド電極44b〜44dと第1の実装基板用ランド電極46b〜46dとを接続するための第1のビア導体48b〜48dのそれぞれが基板12を貫通して設けられる。第1の表面実装用ランド電極44b〜44dと第1の実装基板用ランド電極46b〜46dとは、第1のビア導体48b〜48dによって、それぞれ電気的に接続されている。
また、第2の表面実装用ランド電極45aと第2の実装基板用ランド電極47aとを接続するための第2のビア導体49aが基板12を貫通して設けられる。第2の表面実装用ランド電極45aと第2の実装基板用ランド電極47aとは、第2のビア導体49aによって電気的に接続されている。
同様に、第2の表面実装用ランド電極45b〜45dと第2の実装基板用ランド電極47b〜47dとを接続するための第2のビア導体49b〜49dのそれぞれが基板12を貫通して設けられる。第2の表面実装用ランド電極45b〜45dと第2の実装基板用ランド電極47b〜47dとは、第2のビア導体49b〜49dによって、それぞれ電気的に接続されている。
基板12に対して第1のビア導体48a〜48dおよび第2のビア導体49a〜49dを形成するための孔は、たとえば、レーザ、エッチングによる溶解、あるいはドリル等による切削等の種々の方法により形成される。
また、第1のビア導体48a〜48dおよび第2のビア導体49a〜49dの材料は、たとえば、Cuが用いられる。
なお、第1の表面実装用ランド電極44a〜44d、第1の実装基板用ランド電極46a〜46dおよび第1のビア導体48a〜48dと埋設部品20a〜20bの外部電極28および29とは、電気的にそれぞれ接続されていない。
また、第2の表面実装用ランド電極45a〜45d、第2の実装基板用ランド電極47a〜47dおよび第2のビア導体49a〜49dと埋設部品20a〜20bの外部電極28および29とは、電気的にはそれぞれ接続されていない。
この実施の形態にかかる複合電子部品10によれば、第1の表面実装用ランド電極44a〜44dと第2の表面実装用ランド電極45a〜45dとは、基板12の一方主面14の法線方向から見たとき、埋設部品20a〜20dのそれぞれを挟むように配置され、かつ基板12の一方主面14の法線方向から基板12を見たとき、表面実装部品20a〜20dは、埋設部品20a〜20dの少なくとも一部が重なるように配置されているので、表面実装部品40a〜40dが実装される基板12の一方主面14の実装面積を増加させることなく、限られた実装スペースに複数の電子部品を実装することができる。
また、この実施の形態にかかる複合電子部品10によれば、基板12が略正方形に形成されているので、この複合電子部品10を実装基板に実装する際において、複合電子部品10が傾くことが抑制され、バランスよく安定して実装することができる。
なお、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形される。
すなわち、本実施の形態にかかる複合電子部品は、基板の一方主面において、4個の表面実装部品が実装されているが、これに限るものではなく、少なくとも1つの表面実装部品が実装されてもよく、5個以上の表面実装部品が実装されていてもよい。また、複合電子部品に含まれる表面実装部品の数は、基板に埋設される埋設部品の埋設数以下であることが好ましい。
また、本実施の形態にかかる複合電子部品では、基板の内部において、4個の埋設部品が埋設されるが、これに限るものではなく、当然、2個以上の埋設部品が埋設されていてもよく、あるいは5個以上の埋設部品が埋設されていてもよい。
また、本実施の形態にかかる複合電子部品では、基板は、略正方形に形成されるが、これに限るものではなく、長方形等の四角形に形成されてもよい。
また、本実施の形態にかかる複合電子部品では、第1の表面実装用ランド電極と第1の実装基板用ランド電極とを接続するための第1のビア導体が基板を貫通して設けられているが、第1のビア導体に代えて、埋設部品に追加された外部電極を介して第1の表面実装用ランド電極と第1の実装基板用ランド電極とを接続してもよい。その場合、追加の外部電極に対し、第1の表面実装用ランド電極および第1の実装基板用ランド電極とを接続するために、それぞれ追加の引出用ビア導体を設けた構造とする。この構造とすることで、追加の引出用ビア導体は第1のビア導体と同等の長さとなるため、第1のビア導体を形成する場合に比べ製造工程を効率化することができ、複合電子部品の製造難易度および製造コストを下げることができる。
さらにまた、本実施の形態にかかる複合電子部品では、基板の一方主面に配置される一対の表面実装用ランド電極である第1の表面実装用ランド電極と第2の表面実装用ランド電極は、基板の一方主面の法線方向からみたとき、埋設部品を挟むようにその埋設部品の幅方向に配置されているが、これに限るものではなく、埋設部品の長手方向に配置されてもよく、埋設部品をどの方向に挟んで配置してもよい。
基板の内部に埋設される埋設部品の埋設される方向は、各埋設部品の長手方向が同一方向となるように埋設されているが、これに限るものではなく、必ずしも同一方向に埋設されていなくてもよい。
本発明は、小型化が求められる電子機器等に用いられる複合電子部品として好適に利用することができる。
10 複合電子部品
12 基板
14 一方主面
16 他方主面
20a〜20d 埋設部品
22 セラミック素体
24 セラミック層
26、27 内部電極
28、29 外部電極
30a〜30d 第1の埋設部品用ランド電極
31a〜31d 第2の埋設部品用ランド電極
32a〜32d 第1の引出用ビア導体
33a〜33d 第2の引出用ビア導体
40a〜40d 表面実装部品
42 一方の電極
43 他方の電極
44a〜44d 第1の表面実装用ランド電極
45a〜45d 第2の表面実装用ランド電極
46a〜46d 第1の実装基板用ランド電極
47a〜47d 第2の実装基板用ランド電極
48a〜48d 第1のビア導体
49a〜49d 第2のビア導体

Claims (2)

  1. 実装基板に対して、限られた実装スペースに有効に複数の異なる電気機能の電子部品を実装するための複合電子部品であって、
    前記複合電子部品は、
    基板と、
    前記基板の内部に埋設される複数の埋設部品と、
    前記基板の一方主面に配置される一対の表面実装用ランド電極を介して実装される少なくとも一つの表面実装部品と、
    を含み、
    前記一対の表面実装用ランド電極は、前記基板の一方主面の法線方向から見たとき、前記複数の埋設部品のうちの少なくとも一つの前記埋設部品を挟むように配置され、かつ
    前記基板の一方主面の法線方向から見たとき、前記表面実装部品は、前記一対の表面実装用ランド電極により挟むように配置された埋設部品に対して重なるように配置されることを特徴とする、複合電子部品。
  2. 前記基板は、略正方形に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の複合電子部品。
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