JP2017106545A - リバウンドストッパ - Google Patents

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謙二 櫻井
Kenji Sakurai
謙二 櫻井
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Abstract

【課題】亀裂や破損が生じてしまうことを抑制可能とするリバウンドストッパを提供する。
【解決手段】リバウンドシートがロッドガイドに向かう方向にロッドが移動することにより、端部がロッドガイドに衝突して、リバウンドシートとロッドガイドによって圧縮されることにより衝撃を吸収する略円筒状のリバウンドストッパ100であって、リバウンドシートに対向する端部には、リバウンドシート側に突出する突起部140が、周方向に対してそれぞれ間隔を空けて複数設けられており、かつ、各突起部140の周方向に隣接して、変形する突起部140の逃がし用凹部160がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のサスペンションに設けられるリバウンドストッパに関する。
自動車のサスペンションにはショックアブソーバが設けられている。そして、このショックアブソーバには、車体が宙に浮いた際の衝撃を吸収するためにリバウンドストッパが設けられている。かかるリバウンドストッパとして、ウレタン製の略円筒状のものが知られている(特許文献1参照)。このような従来例に係るリバウンドストッパについて、図9及び図10を参照して説明する。図9は従来例に係るリバウンドストッパの斜視図である。図10は従来例に係るリバウンドストッパの平面図である。
リバウンドストッパ500は、円筒状の本体部510の両端に、それぞれ複数の突起部520,530が設けられている。このリバウンドストッパ500は、リバウンドシートとロッドガイドとの間に挟み込まれるように、ロッドに対して装着される。そして、ショックアブソーバが一定以上伸びると、リバウンドストッパ500は、リバウンドシートとロッドガイドとにより挟み込まれて圧縮され、衝撃を吸収する。この従来例においては、複数の突起部520,530が設けられることにより、リバウンドストッパ500が衝撃を受けた際に発生する音を効果的に低減させることができる。
しかしながら、この従来例に係るリバウンドストッパ500においては、特に、リバウンドシート側において、突起部520に亀裂が生じたり、突起部520が破損したりしてしまうことがあった。この原因について、図11及び図12を参照して説明する。図11は従来例に係るリバウンドストッパの突起部の拡大断面図である。図12は従来例に係るリバウンドストッパの突起部の挙動を示す図である。
リバウンドストッパ500が、リバウンドシートとロッドガイドとにより挟み込まれるように衝撃を受けると、突起部520,530の先端はいずれも変形する。このとき、突起部520,530は、径方向外側に向かって拡がるように変形する場合がある。ここで、ロッドに設けられたリバウンドシート210と、ロッドが挿通されるシリンダ300との間には微小な隙間が形成されている。そのため、突起部520の先端が径方向外側に向かって拡がるように変形した場合に、突起部520の先端の一部(図12中、矢印Pに示す部分)が上記の微小な隙間に噛みこまれてしまい、亀裂や破損が生じているものと考えられる。
特開2015−152094号公報
本発明の目的は、亀裂や破損が生じてしまうことを抑制可能とするリバウンドストッパを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のリバウンドストッパは、
シリンダ内で往復移動可能に設けられたロッドの外周に装着されると共に、一端側が前記ロッドに設けられたリバウンドシートに対向し、かつ他端側が前記シリンダの内周に設けられた被衝突部材に対向するように配置され、
前記リバウンドシートが前記被衝突部材に向かう方向に前記ロッドが移動することにより、前記他端側が前記被衝突部材に衝突して、前記リバウンドシートと被衝突部材によって圧縮されることにより衝撃を吸収する略円筒状のリバウンドストッパであって、
前記リバウンドシートに対向する端部には、該リバウンドシート側に突出する突起部が、周方向に対してそれぞれ間隔を空けて複数設けられており、かつ、各突起部の周方向に隣接して、変形する突起部の逃がし用凹部がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、リバウンドストッパがリバウンドシートと被衝突部材によって圧縮される際に、変形する突起部は逃がし用凹部に逃げることができる。これにより、突起部の先端が、リバウンドシートとシリンダとの間の隙間に噛みこまれてしまうことを抑制できる。従って、突起部に亀裂や破損が生じてしまうことを抑制することができる。
前記被衝突部材に対向する端部にも、該被衝突部材側に突出する突起部が、周方向に対してそれぞれ間隔を空けて複数設けられており、かつ、各突起部の周方向に隣接して、変形する突起部の逃がし用凹部がそれぞれ設けられているとよい。
これにより、リバウンドストッパの両側に複数の突起部が設けられているため、リバウンドシートと被衝突部材によって圧縮される際に衝撃を十分に吸収することができる。また、被衝突部材に対向する端部に設けられた突起部についても、変形した際に凹部に逃げることができる。
また、各逃がし用凹部の体積は、それぞれに隣接する突起部の体積以上であるとよい。
これにより、より確実に突起部を逃がし用凹部に逃がすことができる。
更に、各突起部の外壁面を径方向に見た形状及び寸法と、それぞれに隣接する逃がし用凹部の内壁面を径方向に見た形状及び寸法とが、同一となるように設計されているとよい。
これにより、より確実に突起部を逃がし用凹部に逃がすことができ、かつ逃がし用凹部の隙間が大きすぎることによる過剰な変形を抑制することができる。
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
以上説明したように、本発明によれば、亀裂や破損が生じてしまうことを抑制することができる。
図1は本発明の実施例1に係るリバウンドストッパの斜視図である。 図2は本発明の実施例1に係るリバウンドストッパの平面図である。 図3は本発明の実施例1に係るリバウンドストッパの断面図である。 図4は本発明の実施例1に係るリバウンドストッパの使用時の状態を示す断面図の一部である。 図5は本発明の実施例1に係るリバウンドストッパの突起部の挙動を示す図である。 図6は本発明の実施例2に係るリバウンドストッパの平面図の一部である。 図7は本発明の実施例2に係るリバウンドストッパの断面図である。 図8は本発明の実施例2に係るリバウンドストッパの側面図の一部拡大図である。 図9は従来例に係るリバウンドストッパの斜視図である。 図10は従来例に係るリバウンドストッパの平面図である。 図11は従来例に係るリバウンドストッパの突起部の拡大断面図である。 図12は従来例に係るリバウンドストッパの突起部の挙動を示す図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1〜図5を参照して、本発明の実施例1に係るリバウンドストッパについて説明する。
<リバウンドストッパの構成>
特に、図1〜図4を参照して、本発明の実施例1に係るリバウンドストッパの構成について説明する。図1は本発明の実施例1に係るリバウンドストッパの斜視図である。図2は本発明の実施例1に係るリバウンドストッパの平面図である。なお、図2は図1中リバウンドストッパを上方から見た図である。図3は本発明の実施例1に係るリバウンドストッパの断面図である。なお、図3は、図2中のAA断面図である。図4は本発明の実施例1に係るリバウンドストッパの使用時の状態を示す断面図の一部である。
本実施例に係るリバウンドストッパ100は、自動車のサスペンションに備えられたショックアブソーバに設けられる。すなわち、図4に示すように、リバウンドストッパ100は、サスペンションを構成するシリンダ300内で往復移動可能に設けられたロッド(ピストンロッド)200の外周に装着される。また、リバウンドストッパ100は、その一端側がロッド200に設けられたリバウンドシート210に対向し、かつその他端側がシリンダ300の内周に設けられた被衝突部材としてのロッドガイド310に対向するように配置される。なお、ロッドガイド310は、ロッド200の軸受として機能する。以下の説明において、「一端側」は、リバウンドストッパ100に対してリバウンドシート210が設けられている側(図1,3〜5において下側)を意味する。また、「他端側」は、リバウンドストッパ100に対してロッドガイド310が設けられている側(図1,3〜5において上側)を意味する。
通常状態においては、リバウンドストッパ100の一端側はリバウンドシート210に当接し、その他端側とロッドガイド310との間には隙間が空いた状態となっている。そして、車体が宙に浮いた状態になると、ロッド200が図4中上方向に移動する。つまり、リバウンドシート210がロッドガイド310に向かう方向にロッド200が移動する。そして、ロッド200の移動量が一定値を超えると、リバウンドストッパ100の他端側がロッドガイド310に衝突する。これにより、リバウンドストッパ100は、リバウンドシート210とロッドガイド310によって圧縮され、衝撃を吸収する。
リバウンドストッパ100の素材としては、比較的剛性が高く、耐久性に優れた材料であるウレタンが採用されている。また、リバウンドストッパ100は、略円筒状の部材により構成されており、その筒内にロッド200が挿通される。本実施例に係るリバウンド
ストッパ100は、円筒状のリバウンドストッパ本体部110を備えている。このリバウンドストッパ本体部110の一端側の端面120と、他端側の端面130は、いずれも平面で構成されている。そして、これらの端面120,130は、リバウンドストッパ本体部110の中心軸線に対して垂直となるように構成されている。
そして、このリバウンドストッパ本体部110において、リバウンドシート210に対向する端部(つまり、一端側の端部)には、リバウンドシート210側に突出する突起部140が、周方向に対してそれぞれ間隔を空けて複数設けられている。また、各突起部140の周方向に隣接して、変形する突起部140の逃がし用凹部160がそれぞれ設けられている。突起部140は、一端側の端面120よりも一端側に突出しており、逃がし用凹部160は一端側の端面120に対して他端側に凹んでいる。各逃がし用凹部160の体積は、それぞれに隣接する突起部140の体積以上となるように設計されている。なお、本実施例においては、各突起部140はいずれも同一の形状及び寸法で設計されているため、各突起部140の体積は同一である。また、各逃がし用凹部160についても、いずれも同一の形状及び寸法で設計されているため、各逃がし用凹部160の体積は同一である。
また、リバウンドストッパ本体部110において、ロッドガイド310に対向する端部(つまり、他端側の端部)にも、ロッドガイド310側に突出する突起部150が、周方向に対してそれぞれ間隔を空けて複数設けられている。また、各突起部150の周方向に隣接して、変形する突起部150の逃がし用凹部170がそれぞれ設けられている。突起部150は、他端側の端面130よりも他端側に突出しており、逃がし用凹部170は他端側の端面130に対して一端側に凹んでいる。各逃がし用凹部170の体積は、それぞれに隣接する突起部150の体積以上となるように設計されている。なお、本実施例においては、各突起部150はいずれも同一の形状及び寸法で設計されているため、各突起部150の体積は同一である。また、各逃がし用凹部170についても、いずれも同一の形状及び寸法で設計されているため、各逃がし用凹部170の体積は同一である。
本実施例においては、リバウンドストッパ本体部110の一端側に設けられる突起部140及び逃がし用凹部160は、周方向に120°毎に間隔を空けて合計3か所に設けられている。また、リバウンドストッパ本体部110の他端側に設けられる突起部150及び逃がし用凹部170も、周方向に120°毎に間隔を空けて合計3か所に設けられている。更に、軸線方向に見た場合には、一端側の突起部140及び逃がし用凹部160と他端側の突起部150及び逃がし用凹部170は周方向に60°ずれた位置に設けられている。
<リバウンドストッパの動作説明>
特に、図4及び図5を参照して、本実施例に係るリバウンドストッパ100の動作について説明する。図5は本実施例に係るリバウンドストッパ100における突起部の挙動を示す図である。なお、図5は側面側から突起部の挙動を見た様子を示している。
上記の通り、リバウンドシート210がロッドガイド310に向かう方向にロッド200が移動し、ロッド200の移動量が一定値を超えると、リバウンドストッパ100の他端側がロッドガイド310に衝突する。これにより、リバウンドストッパ100は、リバウンドシート210とロッドガイド310によって圧縮され、衝撃を吸収する。このとき、衝突音も抑制される。
そして、リバウンドストッパ本体部110の両端部にそれぞれ設けられた複数の突起部140,150は、衝撃を受けることで変形する。このとき、突起部140は、逃がし用凹部160に逃げるように変形する。すなわち、図5に示すように、突起部140は逃が
し用凹部160側に倒れ込むように変形しながら、逃がし用凹部160に逃げるように変形する(矢印X参照)。特に、図示はしないが、突起部150においても、同様に、逃がし用凹部170に倒れ込むように変形しながら、逃がし用凹部170に逃げるように変形する。
<本実施例に係るリバウンドストッパの優れた点>
以上説明したように、本実施例に係るリバウンドストッパ100によれば、リバウンドストッパ100がリバウンドシート210とロッドガイド310によって圧縮される際に、変形する突起部140,150は逃がし用凹部160,170に逃げることができる。これにより、突起部140,150の先端が、リバウンドシート210とシリンダ300との間の隙間に噛みこまれてしまうことを抑制できる。従って、突起部140,150に亀裂や破損が生じてしまうことを抑制することができる。
また、本実施例に係るリバウンドストッパ100においては、その両端部にそれぞれ同様の構成である複数の突起部140,150が設けられている。これにより、リバウンドストッパ100をロッド200に装着する際に、装着方向を気にする必要がない。言い換えれば、リバウンドストッパ100をどちら向きに装着しても、リバウンドシート210と対向する側に、上記のように構成された複数の突起部が存在することになる。また、リバウンドストッパ100の両側に複数の突起部140,150が設けられているため、リバウンドシート210とロッドガイド310によって圧縮される際に衝撃を十分に吸収することができる。また、ロッドガイド310に対向する端部に設けられた突起部150についても、変形した際に逃がし用凹部170に逃げることができる。
また、本実施例においては、各逃がし用凹部160,170の体積は、それぞれに隣接する突起部140,150の体積以上となるように設計されている。これにより、より確実に突起部140,150を逃がし用凹部160,170に逃がすことができる。
(実施例2)
図6〜図8には、本発明の実施例2が示されている。本実施例においては、各突起部の外壁面を径方向に見た形状及び寸法と、それぞれに隣接する逃がし用凹部の内壁面を径方向に見た形状及び寸法とが、同一となるように設計されている場合の構成を説明する。本実施例においては、突起部と逃がし用凹部の構成が、実施例1とは異なっており、それ以外の構成等については、実施例1と同一であるので、突起部と逃がし用凹部以外の構成等については、その説明を適宜省略する。
<リバウンドストッパの構成>
図6〜図8を参照して、本発明の実施例2に係るリバウンドストッパの構成について説明する。図6は本発明の実施例2に係るリバウンドストッパの平面図である。図7は本発明の実施例2に係るリバウンドストッパの断面図である。なお、図7は、図6中のBB断面図である。図8は本発明の実施例2に係るリバウンドストッパの側面図の一部拡大図である。
本実施例に係るリバウンドストッパ100Xの用途については、上記実施例1で説明した通りであるので、その説明は省略する。
本実施例に係るリバウンドストッパ100Xの素材については、上記実施例1の場合と同様に、ウレタンが採用されている。また、リバウンドストッパ100Xは、略円筒状の部材により構成されており、その筒内にロッド200が挿通される。本実施例に係るリバウンドストッパ100Xは、円筒状のリバウンドストッパ本体部110Xを備えている。このリバウンドストッパ本体部110Xの一端側の端面120Xと、他端側の端面130
Xは、いずれも平面で構成されている。そして、これらの端面120X,130Xは、リバウンドストッパ本体部110の中心軸線に対して垂直となるように構成されている。
そして、このリバウンドストッパ本体部110Xにおいて、リバウンドシート210に対向する端部(つまり、一端側の端部)には、リバウンドシート210側に突出する突起部140Xが、周方向に対してそれぞれ間隔を空けて複数設けられている。また、各突起部140Xの周方向に隣接して、変形する突起部140Xの逃がし用凹部160Xがそれぞれ設けられている。突起部140Xは、一端側の端面120Xよりも一端側に突出しており、逃がし用凹部160Xは一端側の端面120Xに対して他端側に凹んでいる。
また、本実施例においては、各突起部140Xの外壁面140Xaを径方向に見た形状及び寸法と、それぞれに隣接する逃がし用凹部160Xの内壁面160Xaを径方向に見た形状及び寸法とが、同一となるように設計されている。図8を参照して、より具体的に説明する。図8は突起部140X及び逃がし用凹部160Xを径方向に見た図である。ここで、突起部140Xと逃がし用凹部160Xとの境界面Aに対して、突起部140Xの外壁面140Xaを径方向に見た外形を反転させた像を鏡像140XXaとする。すると、この鏡像140XXaを、端面120Xに対して反転させると、逃がし用凹部160Xの内壁面160Xaを径方向に見た外形と一致する。つまり、端面120Xに対して、逃がし用凹部160Xの内壁面160Xaを径方向に見た外形を反転させた像(鏡像)は、上記の鏡像140XXaと一致する。なお、本実施例においては、各突起部140Xはいずれも同一の形状及び寸法で設計されている。また、各逃がし用凹部160Xについても、いずれも同一の形状及び寸法で設計されている。
また、リバウンドストッパ本体部110Xにおいて、ロッドガイド310に対向する端部(つまり、他端側の端部)にも、ロッドガイド310側に突出する突起部150Xが、周方向に対してそれぞれ間隔を空けて複数設けられている。また、各突起部150Xの周方向に隣接して、変形する突起部150Xの逃がし用凹部170Xがそれぞれ設けられている。突起部150Xは、他端側の端面130Xよりも他端側に突出しており、逃がし用凹部170Xは他端側の端面130Xに対して一端側に凹んでいる。そして、本実施例においては、各突起部150Xの外壁面を径方向に見た形状及び寸法と、それぞれに隣接する逃がし用凹部160Xの内壁面を径方向に見た形状及び寸法とが、同一となるように設計されている。この点については、上述した突起部140Xと逃がし用凹部160Xとの関係と同一のため、その説明は省略する。なお、各突起部150Xはいずれも同一の形状及び寸法で設計されている。また、各逃がし用凹部170Xについても、いずれも同一の形状及び寸法で設計されている。
本実施例においては、リバウンドストッパ本体部110Xの一端側に設けられる突起部140X及び逃がし用凹部160Xは、周方向に120°毎に間隔を空けて合計3か所に設けられている。また、リバウンドストッパ本体部110Xの他端側に設けられる突起部150X及び逃がし用凹部170Xも、周方向に120°毎に間隔を空けて合計3か所に設けられている。更に、軸線方向に見た場合には、一端側の突起部140X及び逃がし用凹部160Xと他端側の突起部150X及び逃がし用凹部170Xは周方向に60°ずれた位置に設けられている。
本実施例に係るリバウンドストッパ100Xの動作については、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明は省略する。
以上説明したように、本実施例に係るリバウンドストッパ100Xにおいても、上記実施例1の場合と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施例の場合には、各突起部140X,150Xの外壁面を径方向に見た形状及び寸法と、それぞれに隣接する逃がし用凹部160X,170Xの内壁面を径方向に見た形状及び寸法とが、同一となるように設計されている。従って、より確実に突起部140X,150Xを逃がし用凹部160X,170Xに逃がすことができ、かつ逃がし用凹部160X,170Xの隙間が大きすぎることによる過剰な変形を抑制することができる。すなわち、突起部に比べて逃がし用凹部が大きすぎると、突起部が逃がし用凹部に逃げた際に、逃がし用凹部内に大きな隙間が形成される。この場合には、突起部以外の部位が変形してしまい、他の部位に悪影響が出てしまうおそれがある。これに対して、本実施例の場合には、突起部140X,150Xが逃がし用凹部160X,170Xに逃げた際に、逃がし用凹部160X,170X内に殆ど隙間は形成されない。従って、突起部140X,150X以外の部位が変形してしまうことを抑制することができる。
(その他)
上記各実施例においては、リバウンドストッパ本体部の両端側にそれぞれ複数の突起部及び逃がし用凹部を設ける場合の構成を示した。しかしながら、本発明においては、リバウンドストッパ本体部の一端側(リバウンドストッパが設けられている側)にのみ、複数の突起部及び逃がし用凹部が設けられる構成も採用し得る。
また、上記各実施例においては、複数の突起部及び逃がし用凹部が、周方向に等間隔に3か所設けられる場合の構成を示した。しかしながら、本発明においては、複数の突起部及び逃がし用凹部の個数及び配置は限定されるものではない。ただし、複数の突起部及び逃がし用凹部については、3か所以上(例えば5か所)に設け、かつ等間隔に設けるのが望ましい。
100,100X リバウンドストッパ
110,110X リバウンドストッパ本体部
120,130,120X,130X 端面
140,150,140X,150X 突起部
140Xa 外壁面
140XXa 鏡像
160,170,160X,170X 逃がし用凹部
160Xa 内壁面
200 ロッド
210 リバウンドシート
300 シリンダ
310 ロッドガイド
A 境界面

Claims (4)

  1. シリンダ内で往復移動可能に設けられたロッドの外周に装着されると共に、一端側が前記ロッドに設けられたリバウンドシートに対向し、かつ他端側が前記シリンダの内周に設けられた被衝突部材に対向するように配置され、
    前記リバウンドシートが前記被衝突部材に向かう方向に前記ロッドが移動することにより、前記他端側が前記被衝突部材に衝突して、前記リバウンドシートと被衝突部材によって圧縮されることにより衝撃を吸収する略円筒状のリバウンドストッパであって、
    前記リバウンドシートに対向する端部には、該リバウンドシート側に突出する突起部が、周方向に対してそれぞれ間隔を空けて複数設けられており、かつ、各突起部の周方向に隣接して、変形する突起部の逃がし用凹部がそれぞれ設けられていることを特徴とするリバウンドストッパ。
  2. 前記被衝突部材に対向する端部にも、該被衝突部材側に突出する突起部が、周方向に対してそれぞれ間隔を空けて複数設けられており、かつ、各突起部の周方向に隣接して、変形する突起部の逃がし用凹部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリバウンドストッパ。
  3. 各逃がし用凹部の体積は、それぞれに隣接する突起部の体積以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のリバウンドストッパ。
  4. 各突起部の外壁面を径方向に見た形状及び寸法と、それぞれに隣接する逃がし用凹部の内壁面を径方向に見た形状及び寸法とが、同一となるように設計されていることを特徴とする請求項1または2に記載のリバウンドストッパ。
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