JP2017100773A - 情報カード付包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】
製造が容易であることはいうまでもなく、運搬や保管時に情報表示部が剥がれる心配がないとともに使用時には情報表示部を簡単に且つ変形させることなしに切り取ることが可能な情報カード付包装箱を提供する。
【解決手段】
外側片14に形成した外側押し込み部22を指先31で内側に押圧することでその周囲を囲む破断線を破断して情報表示部21から切り離すとともに更に内側片15に形成した内側押し込み部23を周囲の破断線を破断して外側片14と内側片15とに連通する窓孔142,143をそれぞれ形成し、それらの窓孔142,143に挿入した指先31の腹で内側片15に形成された窓孔143に露出している外側押し込み片21と共有していた破断線211において露出した情報表示部21の端部を引き上げてそのまま他の破断線に沿って破断することで外側片から切り離すことにより情報カード40を取り出す。
【選択図】図5

Description

本発明は、収容物に関する情報が印刷されている部分を切り離して情報カードとして使用できる情報カード付包装箱に関する。
従来、例えば病院や調剤薬局で使用する薬剤は、包装箱に収容されて搬送され、包装箱から取り出し、或いは包装箱のままで調剤棚に収容されて保管されるが、その際に、包装箱に付設された例えば薬剤名、薬効、使用方法、使用期限、製造番号、バーコードなどのような薬剤の情報を記載した情報カードを切り取って調剤棚に貼付する手段が知られており、このような手段は保管した薬剤の情報を間違いなく簡単に識別して調剤棚に保管できることからきわめて便利で効率的である。
そして、この種の情報カード付包装箱は、製造を容易にするために、例えば登録実用新案第3189942号公報(特許文献1)に示されているように、1枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から形成され、包装容器を折り曲げて形成する複数の面の内で一面が外側片と内側片とが重なる二重構造であり、前記外側片に破断線を施して切り取り可能とした情報表示部に情報を印刷しておき、使用時にその部分を破断することで切り取って情報カードとして使用するものが一般に知られている。
ところで、この種の情報カード付包装箱は前記二重構造を形成する互いに重ね合わせた外側片を内側片から外側片に破断線により区分けされた情報部を如何にして容易に破断するかが課題の1つである。
この点について特許文献1に記載の包装箱では、図8に示すように、外側片1aの一部に形成した情報部11aに沿って内側片2aの表面21aが露出するような切欠部12aを形成しておき、前記切欠部12aを介して破断線31aおよび32aにより囲まれている情報部11aを引きはがして情報カードを切り取るものである。
ところが、この従来の情報カード付包装箱は、情報部11aに指を掛けるために形成されている切欠部12aが外側片1aの厚みしかなく指を掛けるのが困難であり爪を使って引き起こす必要が生じることから剥がし難くいという問題がある。また、製造過程で予め切欠部12aを穿孔する必要があり、作業工程が増えるばかりか切り欠いた切欠部12aの抜き片を処理する必要があり、多量生産に際してはきわめて面倒で労力と経費が余計に掛かるという問題もある。
そこで、前記外側片に形成した情報部を比較的容易に剥ぎ取り可能とした情報カード付包装箱が特開2014−108810号公報(特許文献2)に提示されている。
この特許文献2に開示されている情報カード付包装箱は、図9(a)に示すように、カード状部CのタブCtの隣接する外側片31及びその下の内側片32に押し下げることができるように押し込み部31A及び押し込み部32Aが形成され、押し込み部31Aは、切除部D3を介してタブCtと一体となっている。
そして、図9(b)に示すように、カード状部Cを包装容器30から切除する際には、押し込み部31Aを押下げる。すると、押し込み部31Aとともに、その下面に形成される押し込み部32Aが破断して押下溝が形成され、押し込み部31AとタブCtとの間の切除部D3が破断するので、タブCtをつまむことができるようになり、この状態で、タブCtを把持しながら、カード状部Cを引き上げることで、カード状部Cは、切除部D1に沿って外側片31から切り離され、その後、上述の実施形態と同様、引っ張ることで切除部D2において図9(c)に示したようにカード状部Cが外側片31から切り離される、というものであり、前記図8に示した特許文献1に記載の情報カード付包装箱のように製造時に切欠部を穿設する工程が不要で、切欠屑の処理も不要であること、運搬ならびに保管時にカード状部が剥がれてしまうという心配がない。
しかしながら、特許文献2に記載されている情報カード付包装箱は、基本的に情報を表示したカード状部CがタブCtを含めて剥離可能としたものであり、その結果、包装箱から切り離された情報カードはタブCtを含んだものとなり美観的に優れているとは言えない。
加えて、タブCtの部分はカード状部Cを外側片31から剥がす際に引き上げて指で掴んで引きおこすものであり、操作がきわめて煩雑である。また、必然的に取り出した情報カードもタブCt部分が上方へ向けて屈曲或いは折曲した状態となり情報カードとしてそのまま使用するには美観的に支障を生じるおそれがあり、そのため使用に際して展伸させる必要が生じ、特に、復元困難な程に折れ曲がったタブCt部分は切除することも考えられ、その場合には切除作業が面倒であるばかりか使用する情報カードは使用目的に従って所定の形状ならびに大きさが要求されることからカード状部CをタブCtの部分を除いた寸法に基づいて設計した包装箱を製造することになり、使用者はタブCt部分を常に切除して情報カードとして使用するという煩わしさを強いられる。
また、特許文献2に記載の情報カード付包装箱は、外側片31の裏面に接着剤を塗布するとともにカード状部Cによって覆われる第二情報の表面においてカード状部Cが内側片32から剥離するものであり、必然的に第二情報の表面を剥離可能な状態に加工する必要があり、特に内側片32に所定の印刷を行った表面に剥離処理をすることから例えばその部分に透明な剥離剤を塗布するような技術的にも高度な手段を講じる必要があり、製造ならびに価格の面で問題があり、保管環境によっては剥離剤が変性劣化する心配もある。
更に、特許文献2に記載されている情報カード付包装箱は、外側片31に形成されている押し込み部31Aと内側片32に形成されている押し込み部32Aとが互いに接着した状態にあり、結果として押し込み部31A、32Aが厚みを増した接合部を形成することになって、使用者はこの互いに接着して一体となって厚みを増した押し込み部31A、32Aを破断することになり、加えて、カード状部CのタブCt部分と内側片32とは剥離可能ではあるが互いに接着した状態にあり、大きな押圧力を付与しないと破断が極めて困難であり、大きな押圧力を包装箱に作用させることから包装箱自体が変形し、更には潰れてしまうという心配もある。
登録実用新案第3189942号公報 特開2014−108810号公報
本発明は前記従来の1枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から形成され、包装容器を折り曲げて形成する複数の面の内で一面が外側片と内側片とが重なる二重構造であり、前記外側片に破断線を施して切り取り可能とした情報表示部に情報を印刷しておき、使用時に前記情報表示部を破断して切り取って情報カードとして使用するとともに前記内側片の前記情報表示部に覆われた部分に情報を表示した情報カード付包装箱において、製造が容易であることはいうまでもなく、運搬や保管時に情報表示部が剥がれる心配がないとともに使用時には情報表示部を簡単に且つ変形させることなしに切り取ることが可能な情報カード付包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明は、1枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から形成され、包装容器を折り曲げて形成する複数の面の内で少なくとも一面が外側片と内側片とが重なる二重面であり、前記外側片に破断線を施して切り取り可能とした情報表示部に情報を印刷しておき、使用時に前記情報表示部を破断線において切り取って情報カードとして使用するとともに前記内側片における前記情報表示部に覆われていた部分に情報を表示した情報カード付包装箱であって、前記外側片には一部を除いて周囲を破断線により囲まれているとともにそれらの破断線の一部を前記情報表示部の破断線の一部と共有して互いに隣接する位置に外側押し込み部が配置されているとともに前記内側片にはその外側に重ねられる前記外側片に形成される前記外側押し込み部の位置に合わせて一部を除いて周囲を破断線により囲まれた前記外側片に形成した外側押し込み部とほぼ同形で且つ一部が外側押し込み部に連接する情報表示部に掛かる形状の内側押し込み部が配置され、且つ前記外側片と内側片とが前記外側片の情報表示部および外側押し込み部と内側片に形成される内側押し込み部とのそれぞれの接触部分を除いた箇所で互いに接着されており、前記外側片に形成した外側押し込み部を指先で内側に押圧することでその周囲を囲む破断線を破断して前記情報表示部から切り離すとともに更に内側片に形成した内側押し込み部を周囲の破断線を破断して外側片と内側片とに連通する窓孔をそれぞれ形成し、それらの窓孔に挿入した指先の腹で前記内側片に形成された窓孔に露出している前記外側押し込み片と共有していた破断線において露出した情報表示部の端部を引き上げてそのまま他の破断線に沿って破断することで外側片から切り離すことにより情報カードを取り出すことを特徴とする。
本発明によると、外側押し込み部と内側押し込み部とを接着していないことから情報表示部を引き剥がすために用いるタブを形成しなくて済み、製造が容易で廉価な商品を提供可能であるばかりか、外側押し込み部と内側押し込み部とが接着により強度を増すともなく指での押圧による情報表示部との破断や窓孔の形成が容易であり、殊に、情報表示部が内側片に接着されていないので剥離により生じる屈曲などの変形を生じなることがなく外観が美麗な情報カードを取り出すことが可能である。
また、本発明において、前記外側片に形成されている外側押し込み部および内側片に形成されている内側押し込み部がこれらの部分を開口して形成される窓孔が指先の挿入が可能であることとした場合には指の腹で情報表示部の破断端を引き上げればよくタブのような引き上げ用の摘み部を必要としないので切り離しが容易で且つ切り取った情報カードも変形なく外観が美麗であり、タブなどの切除加工を要さずにそのままの状態で使用することができる。
更に、本発明において、前記情報表示部が横長矩形状であって前記外側押し込み部が前記情報表示部の短辺に破断線を介して隣接配置されている場合には、情報表示部の破断された端部を指の腹で支持しながらそのまま持ち上げるだけで簡単に情報表示部を外側片から引き離すことができるので外観が美麗な情報カードを容易に取り出すことができる。
更にまた、本発明において、前記情報表示部の周囲を囲む破断線の内で切り取り方向(長さ方向)に沿う破断線の目が他の破断線の目よりも細かく設定されていることにより、運搬、保管時などにおける情報表示部の離脱を防止し、且つ情報表示部を破断し易い。この点は特に情報表示部における長さ方向の一辺を外側片の端縁により形成して自由端として形成した場合に顕著な効果を奏する。
本発明において、前記外側片に形成される情報表示部ならびに外側押し込み部の周囲に形成される破断線の一部が内側片の側端縁に沿う自由端により形成される場合には、全周を破断線とした場合に比べて型抜きならびに接着工程を含めて製造が容易であるばかりか押し込み部の押し込み操作や情報表示部の引き離しを少ない力で容易に行うことができる。
殊に、本発明において、前記外側片の情報表示部および内側片の前記情報表示部に覆われている表示部に少なくとも二次元バーコードがそれぞれ表示されている場合には、切り取った情報カードだけでなく切り取られた包装箱からスマートフォンなどの携帯端末で収容物の情報を読み取ることができる。
本発明によれば、製造が容易であることはいうまでもなく、運搬や保管時に情報表示部が剥がれる心配がないとともに使用時には情報表示部を簡単に且つ変形させることなしに切り取って情報カードを得ることが可能な情報カード付包装箱を提供することができる。
本発明の好ましい実施の形態を示す斜視図。 図1に示した実施の形態の展開図。 図1に示した実施の形態における外側片と内側片との接着部位を示す説明図。 図1に示した実施の形態の製造過程を示す斜視図。 図1に示した実施の形態の使用状態を示す斜視図。 図1に示した実施の形態の使用状態を示す斜視図。 図1に示した実施の形態の使用状態を示す斜視図。 従来例を示す斜視図。 異なる従来例を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は使用状態を示す斜視図、(c)は使用状態を示す斜視図。
次に、本発明を図面に示す好ましい実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図7は本発明を例えば薬剤を収容する全体が横長の直方体に形成される包装箱について実施した場合の好ましい実施の形態を示すものであり、情報カード付包装箱1は、従来からこの種の包装箱の製造に際して多く行われているものと同様に、1枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた図2に示す箱体形成片2を折り曲げ、接着することで箱形に形成されるものであり、本実施の形態では底面11、背面12、前記底面11と同形の頂面13が図示する上下方向に互いに平行且つ両端を揃え内方への折線111,121を介して連接されており、更に、前記頂面13における背面12と反対側に前記背面12と同形の外側片14が内方への折線131を介して連接されているとともに前記底面11における背面12と反対側に前記背面12とほぼ同形で両端辺が内側に向けて収束する形状の内側片15が内方への折線112を介して連接されている。
また、前記頂面13の左右両端に側面16,16が内方への折線161,161を介して連接されており、底面11の左右両端に内方への折線171,171を介してフラップ17,17が、背面12の左右両端に内方への折線181,181を介してフラップ18,18が、外側片14の両端に内方への折線191,191を介してフラップ19,19がそれぞれ連接されている。
そして、前記箱体形成片2を図3に示すように、箱形に折り曲げて、殊に内側片15に外側片14を重ねて後述の所定位置に接着剤を塗布して接着することにより内側片15に外側片14を重ねた二重面20を有する情報カード付包装箱1が形成される。
更に、詳細に説明すると、二重面20を構成する外側片14にはその長さ方向の端縁141と破断線211,212,213により囲まれた外側片14の長さ方向に延びる矩形状の情報表示部21が前記破断線211,212,213を破断することで切り取り可能とされ、この切り取った情報表示部21を情報カード40として使用するものである。
従って、情報表示部21には収容される内容物を示す薬剤名214,前記薬剤に関する情報を記録した二次元バーコード(QRコード(登録商標))215などの情報カードとして必要な各種情報が印刷されている。
また、外側片14にはその端縁141と前記情報表示部21と共有する破断線211,221、内方への折線222に囲まれて縦長の矩形状に形成された外側押し込み部22が情報表示部21に隣接して配置されており、この外側押し込み部22は外内方に指で押圧したときに端縁141、破断線211,221が破断して前記折線222において内方に開放して窓孔142が形成する構成である。
尚、本実施の形態における前記外側押し込み部22は表面を指で押したときにその指の少なくとも第一関節程度までが挿入可能な形状に形成されている。
一方、前記二重面20を形成する内側片15は、外側に重なる前記外側片14の情報表示部21に覆われた部分151(図2において想像線(二点鎖線)で示す部分)には収容される内容物を示す薬剤名214,前記薬剤に関する情報を記録した二次元バーコード(QRコード(登録商標))215などの前記情報表示部21に表示したものと同様の各種情報が印刷されている。
また、内側片15には外側に重なって二重面20を形成する外側片14の外側押し込み部22が重なる位置に破断線231,232,233および内方への折線234により囲まれた内側押し込み部23が形成されている。
この内側押し込み部23は、外側に重ねられる外側片14に形成されている破断線211,221および折線222により形成される外側押し込み部22に重なる部分と前記外側片14の情報表示部21に重なる部分に形成された山形の破断線232とが連結して全体が台形に形成されており、外側に重ねられている前記外側押し込み片22を外側から指で押圧して開放したときに内方に押圧されて破断線231,232,233が破断して折線234において内方に開放して後述の台形の窓孔143が形成される。
尚、前述のように本実施の形態は、前記内側片15と外側片14とが接着されて箱状を形成するが、本実施の形態では、図3における外側片14において隠れ線(点線)で示したように少なくとも前記情報表示部21とこれに連接される外側押し込み部22によって囲まれる部分を除く部分24において外側片14の裏面或いは内側片15の表面に接着剤を塗布して接着される。
このように構成される本実施の形態において情報カードを切り離すには、図5に示すように、二重面20の外側片14に露出している外側押し込み部22を指先31で内側方向に押圧して破断線211および221を破断して情報表示部21と離脱させるとともに更に内側片15に形成した外側片14と接着していない内側押し込み部23の周囲の破断線231,232,233をも破断して外側片14と内側片15とに連通する窓孔142,143をそれぞれ形成し、それらの窓孔142,143に挿入した指先31の腹で内側片15に形成された窓孔143に露出している外側片14に形成されている内側片15と接着していない情報表示部21の破断した端部216を引き上げ、そのまま図6に示すように破断線212に沿って破断して切り離すことにより図7に示すように情報カード40を極めて容易に得ることができるものである。
殊に、本実施の形態では情報表示部21を囲む破断線211乃至213の内で自由端となる端縁141に開放している破断線211および213については破断線212に比べて破断しにくい目に形成して運搬や保管時に或いは誤って破断して情報表示部21が開放するのを防止しており、切り離し時に破断する内側の破断線212は目を細かく形成して破断し易くしている。
そして、内側片15の前記情報カード40を切り取って露出させた部分151(図2において想像線(二点鎖線)で示す部分)に表示させておいた前記情報表示部21に表示した情報表示部21には収容される内容物を示す薬剤名214,前記薬剤に関する情報を記録した二次元バーコード(QRコード(登録商標))215などの各種情報が印刷されているので、情報表示部21を切り離したとしても情報表示部21を切り離す前の図1に示した情報カード付包装箱1と同様に前記各種の情報を利用することができる。勿論、包装箱自体も外側片14と内側片15とが前記情報表示部21を取り去った部分ならびに外側押し込み部22と内側押し込み部23の接合部を除いて互いに接着可能であり、何ら損傷や変形がなくそのまま使用することができるものである。
殊に、本実施の形態では、前記内側押し込み部23と外側押し込み部22との接合部は接着されておらず、互いに接着している場合のような変形強度を有していないのでそれぞれの破断を少ない押圧力で行うことができ、また、情報表示部21も内側片15に接着していないことから引き起こすだけの簡単な操作で破断されるので従来例のような端部216を引き上げるためのタブを形成したり剥離操作を必要としないので予め定めた所定の寸法の変形のない美麗な情報カード40を得ることができる。
更に、本実施の形態では情報表示部21を囲む破断線211乃至213の内で自由端となる端縁141に開放している破断線211および213については破断線212に比べて破断しにくい目に形成して運搬や保管時に或いは誤って破断して情報表示部21が開放するのを防止しており、切り離し時に破断する内側の破断線212は目を細かく形成して破断し易くしているが、本発明は、情報表示部21および外側押し込み部22の周囲を全て破断線により囲むようにして外側片14に形成する場合も同様にして実施可能であり、また、本実施の形態では、得られる情報カード40に合わせて情報表示部21を横長矩形状として長さ方向の端辺に外側押し込み部22を連接した構成としたが、本発明はこれらの形状に限られるものでなく実施する包装箱や情報カードに合わせて適宜所望の形状や配置を変化させることができることは言うまでもない。
また、前記内方に押し込んだ外側押し込み部22および内側押し込み部23は内側から外方に押し戻すことにより簡単に形成された窓孔142および窓孔143を塞ぐことが可能であり情報カード40を取り去った後も通常の情報表示部付包装箱としての機能を発揮させることができる。
1 情報カード付包装箱、2 箱体形成片、11 底面、12 背面、13 頂面、14 外側片、15 内側片、16 側面、17 フラップ、18 フラップ、19 フラップ、20 二重面、21 情報表示部、22 外側押し込み部、23 内側押し込み部、24 情報表示部とこれに連接される外側押し込み部によって囲まれる部分を除く部分、40 情報カード、111 折線、112 折線、121 折線、131 折線、141 端縁、142 窓孔、143 窓孔、151 部分、161 折線、171 折線、181 折線、191 折線、211 破断線、212 破断線、213 破断線、214 薬剤名、215 薬剤に関する情報を記録した二次元バーコード(QRコード(登録商標))、216 端部、231 破断線、232 破断線、233 破断線、234 折線

Claims (6)

  1. 1枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から形成され、包装容器を折り曲げて形成する複数の面の内で少なくとも一面が外側片と内側片とが重なる二重面であり、前記外側片に破断線を施して切り取り可能とした情報表示部に情報を印刷しておき、使用時に前記情報表示部を破断線において切り取って情報カードとして使用するとともに前記内側片における前記情報表示部に覆われていた部分に情報を表示した情報カード付包装箱であって、
    前記外側片には一部を除いて周囲を破断線により囲まれているとともにそれらの破断線の一部を前記情報表示部の破断線の一部と共有して互いに隣接する位置に外側押し込み部が配置されているとともに前記内側片にはその外側に重ねられる前記外側片に形成される前記外側押し込み部の位置に合わせて一部を除いて周囲を破断線により囲まれた前記外側片に形成した外側押し込み部とほぼ同形で且つ一部が外側押し込み部に連接する情報表示部に掛かる形状の内側押し込み部が配置され、且つ前記外側片と内側片とが前記外側片の情報表示部および外側押し込み部と内側片に形成される内側押し込み部とのそれぞれの接触部分を除いた箇所で互いに接着されており、
    前記外側片に形成した外側押し込み部を指先で内側に押圧することでその周囲を囲む破断線を破断して前記情報表示部から切り離すとともに更に内側片に形成した内側押し込み部を周囲の破断線を破断して外側片と内側片とに連通する窓孔をそれぞれ形成し、それらの窓孔に挿入した指先の腹で前記内側片に形成された窓孔に露出している前記外側押し込み片と共有していた破断線において露出した情報表示部の端部を引き上げてそのまま他の破断線に沿って破断することで外側片から切り離すことにより情報カードを取り出すことを特徴とする情報カード付包装箱。
  2. 前記外側片に形成されている外側押し込み部および内側片に形成されている内側押し込み部がこれらの部分を開口して形成される窓孔に指先の挿入が可能であることを特徴とする請求項1記載の情報カード付包装箱。
  3. 前記情報表示部が横長矩形状であって前記外側押し込み部が前記情報表示部の短辺に破断線を介して隣接配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の情報カード付包装箱。
  4. 前記情報表示部の周囲を囲む破断線の内で切り取り方向に沿う破断線の目が他の破断線の目よりも細かく設定されていることを特徴とする請求項1,2または3記載の情報カード付包装箱。
  5. 前記外側片に形成される情報表示部ならびに外側押し込み部の周囲に形成される破断線の一部が内側片の側端縁に沿う自由端により形成されることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の情報カード付包装箱。
  6. 前記外側片における情報表示部および内側片における前記情報表示部に覆われている部分に表示されている情報として少なくとも二次元バーコードがそれぞれ含まれていることを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の情報カード付包装箱。
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