JP2017099332A - 焼き菓子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】焼き菓子の表面(外側)がクリスピーな食感であるにもかかわらず、内部(内側)になめらかなクリーム感のある新規な焼き菓子の製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】焼き菓子の製造方法であって、(a)単糖類、二糖類および三糖類から選ばれる一種又は二種以上である糖類、(b)20℃における固体脂含量が0%以上70%以下である油脂、および、(c)チーズパウダーおよび粉乳から選ばれる一種又は二種を生地原料として含有し、前記糖類100質量部に対し、前記油脂が20質量部以上105質量部以下、前記チーズパウダー及び前記粉乳の合計が120質量部以下となるように前記生地原料を配合する工程、配合した前記生地原料を混合し、生地を作製する工程、前記生地をワイヤーカット成型、棒状成型及びだんご成型から選ばれる一種または二種以上で成型生地を得る工程、前記成型生地に水を塗布する工程、および、水を塗布した前記成型生地を150℃〜270℃で焼成する工程、を含む、前記製造方法である。【選択図】なし

Description

本発明は、焼き菓子の製造方法に関する。
焼き菓子とは焼いて作る菓子の総称である。和菓子には、せんべい、茶通、鯛焼きなどがある。洋菓子には、クッキー、ビスケット、マドレーヌなどがある。
和菓子のせんべい、茶通、鯛焼き、あるいは洋菓子のクッキー、ビスケット、マドレーヌは、いずれも澱粉を含む米(米粉)や小麦粉を主原料としている。
クッキーやビスケットでは、表面と内部で大きな食感の違いはなく、均一で比較的硬い食感である。また、マドレーヌでは、全体的に柔らかな食感である。
例えば、特許文献1(特開2008−136479)に記載の焼き菓子では、チーズ、最大膨潤力30以上の澱粉、トレハロースを含む焼き菓子であって、表面及び内部全体がカリカリした食感を有することが開示されている(請求項、段落0008)。
特開2008−136479号公報
このように、従来の焼き菓子は、表面と内部の食感に大きな違いがなく、均一の食感であった。そこで、本発明では、焼き菓子の表面(外側)がクリスピーな食感であるにもかかわらず、内部(内側)になめらかなクリーム感のある新規な焼き菓子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意研究の結果、第一の製造方法として、
(a)単糖類、二糖類および三糖類から選ばれる一種又は二種以上である糖類、
(b)20℃における固体脂含量が0%以上70%以下である油脂、および、
(c)チーズパウダーおよび粉乳から選ばれる一種又は二種
を生地原料として含有し、前記糖類100質量部に対し、前記油脂が20質量部以上105質量部以下、前記チーズパウダー及び前記粉乳の合計が120質量部以下となるように前記生地原料を配合する工程、
配合した前記生地原料を混合し、生地を作製する工程、
前記生地をワイヤーカット成型、棒状成型及びだんご成型から選ばれる一種または二種以上で成型生地を得る工程、
前記成型生地に水を塗布する工程、および、
水を塗布した前記成型生地を150℃〜270℃で焼成する工程、
を含む、製造方法により得られた焼き菓子が、表面(外側)がクリスピーな食感であるにもかかわらず、内部(内側)になめらかなクリーム感のあることを見出した。
また、第二の製造方法として、
(a)単糖類、二糖類および三糖類から選ばれる一種又は二種以上である糖類、および、
(b)20℃における固体脂含量が0%以上70%以下である油脂
を生地原料として含有し、前記糖類100質量部に対し、前記油脂が20質量部以上105質量部以下となるように前記生地原料を配合する工程、
配合した前記生地原料を混合し、生地を作製する工程、
前記生地をワイヤーカット成型、棒状成型及びだんご成型から選ばれる一種または二種以上で成型生地を得る工程、
前記成型生地に水を塗布する工程、および、
水を塗布した前記成型生地を150℃〜270℃で焼成する工程、
を含む、製造方法により得られた焼き菓子も同様の効果のあることを見出した。
本発明によれば、外側と内側の食感の異なる焼き菓子を得ることができる。
本発明の第一の製造方法は、焼き菓子の製造方法であって、
(a)単糖類、二糖類および三糖類から選ばれる一種又は二種以上である糖類、
(b)20℃における固体脂含量が0%以上70%以下である油脂、および、
(c)チーズパウダーおよび粉乳から選ばれる一種又は二種
を生地原料として含有し、前記糖類100質量部に対し、前記油脂が20質量部以上105質量部以下、前記チーズパウダー及び前記粉乳の合計が120質量部以下となるように前記生地原料を配合する工程、
配合した前記生地原料を混合し、生地を作製する工程、
前記生地をワイヤーカット成型、棒状成型及びだんご成型から選ばれる一種または二種以上で成型生地を得る工程、
前記成型生地に水を塗布する工程、および、
水を塗布した前記成型生地を150℃〜270℃で焼成する工程、
を含む、前記製造方法である。
前記糖類100質量部に対し、前記チーズパウダー及び前記粉乳の合計が5質量部以上110質量部以下であることが好ましい。
前記糖類は、30メッシュ篩下の含量が35質量%以上100質量%以下であることが好ましい。
前記糖類がショ糖、ブドウ糖、乳糖、麦芽糖、マルチトールおよびトレハロースのいずれか一種又は二種以上であることが好ましい。
前記生地原料に含有する前記糖類、前記チーズパウダー、前記粉乳および前記油脂の合計が85質量%以上100質量%以下であることが好ましい。
前記油脂の35℃における固体脂含量が0%以上20%以下であることが好ましい。
前記水の量は、生地質量10gに対し0.005g以上0.8g以下であることが好ましい。
前記水の量は、水を塗布した生地面積に対し、0.02g/100cm以上1.5g/100cm以下であることが好ましい
また、本発明の第二の製造方法は、焼き菓子の製造方法であって、
(a)単糖類、二糖類および三糖類から選ばれる一種又は二種以上である糖類、および、
(b)20℃における固体脂含量が0%以上70%以下である油脂
を生地原料として含有し、前記糖類100質量部に対し、前記油脂が20質量部以上105質量部以下となるように前記生地原料を配合する工程、
配合した前記生地原料を混合し、生地を作製する工程、
前記生地をワイヤーカット成型、棒状成型及びだんご成型から選ばれる一種または二種以上で成型生地を得る工程、
前記成型生地に水を塗布する工程、および、
水を塗布した前記成型生地を150℃〜270℃で焼成する工程、
を含む、前記製造方法である。
前記糖類は、30メッシュ篩下の含量が35質量%以上100質量%以下であることが好ましい。
前記糖類がショ糖、ブドウ糖、乳糖、麦芽糖、マルチトールおよびトレハロースのいずれか一種又は二種以上であることが好ましい。
前記生地原料に含有する前記糖類および前記油脂の合計が85質量%以上100質量%以下であることが好ましい。
前記油脂の35℃における固体脂含量が0%以上20%以下であることが好ましい。
前記水の量は、生地質量10gに対し0.005g以上0.8g以下である、ことが好ましい。
前記水の量は、水を塗布した生地面積に対し、0.02g/100cm以上1.5g/100cm以下であることが好ましい。
本発明で使用される糖類は、単糖類、二糖類および三糖類から選ばれる一種又は二種以上である糖類であって、通常食用として用いられるものである。
また、前記糖類は、30メッシュ篩下の含量が好ましくは35質量%以上100質量%以下であり、より好ましくは60質量%以上100質量%以下であり、さらに好ましくは75質量%以上100質量%以下であり、特に好ましくは90質量%以上100質量%以下である。
また、前記糖類は、150メッシュ篩上60メッシュ篩下の含量が好ましくは1質量%以上70質量%以下であり、より好ましくは9質量%以上65質量%以下であり、さらに好ましくは15質量%以上60質量%以下であり、特に好ましくは20質量%以上55質量%以下である。
また、前記糖類は、例えば、ブドウ糖、マンノース、ショ糖、乳糖、麦芽糖、トレハロース、ラフィノース、マルトトリオース等である。また、還元して得られる糖アルコール、例えば、マルチトール等も含まれる。前記糖類は、ショ糖、ブドウ糖、乳糖、麦芽糖、マルチトールおよびトレハロースのいずれか一種または二種以上であることが好ましい。また、前記糖類は、ショ糖、ブドウ糖およびマルチトールから選ばれる一種または二種以上を50質量%以上100質量%以下含むことが好ましく、70質量%以上100質量%以下含むことがより好ましく、90質量%以上100質量%以下含むことがさらに好ましい。
本発明で使用されるチーズパウダーは特に限定されない。一般的に、ロマノチーズやパルメザンチーズ等の超硬質系チーズを粉砕し、流動層乾燥機等により脱水し、粉末化して製造されたものや、チェダーチーズやゴーダチーズ等を粉砕、溶融してプロセスチーズにしたものをベルト乾燥機または噴霧乾燥機により脱水し、粉末化して製造したもの等がある。本発明において、チーズパウダーの水含量は、8質量%以下が好ましく、6質量%以下がより好ましく、5質量%以下がさらに好ましい。所定の水含量とすることで外側と内側の食感の異なる良好な焼き菓子とすることができる。
本発明で使用される粉乳とは、牛乳を濃縮乾燥し、粉末状にしたものであり、例えば、脱脂粉乳、全脂粉乳等がある。本発明では、脱脂粉乳、全脂粉乳のいずれも使用でき、単独または併用のいずれでもよい。
本発明で使用される油脂の20℃における固体脂含量は、0%以上70%以下であり、通常市販されているものを使用することができる。前記油脂の20℃における固体脂含量は、好ましくは10%以上65%以下であり、より好ましくは15%以上60%以下であり、さらに好ましくは19%以上40%以下であり、特に好ましくは19%以上28%以下であり、最も好ましくは19%以上25%以下である。また、前記油脂の35℃における固体脂含量は、好ましくは0%以上20%以下であり、より好ましくは0.5%以上3%未満であり、さらに好ましくは1%以上2.5%以下である。所定の固体脂含量の油脂を使用することで良好な食感を得ることができる。
また、前記油脂は可塑化してもよい。可塑性油脂は一般的な方法で製造すればよい。具体的には、油脂を、コンビネーター、パーフェクター、ボテーターなどに代表される掻き取り式熱交換器を通すことで急冷・混捏した後、箱に充填し、保温庫にて一定時間保持する熟成工程(テンパリング)を経て得ることができる。
また、前記油脂には、製造する業界で公知の添加剤を、本発明の目的を阻害しない範囲で、適宜、添加してもよい。
本発明の焼き菓子の生地原料の混合方法は、特に限定されることはなく、一般的なビスケット等と同様の条件で混合することができる。
本発明の製造方法では、生地をワイヤーカット成型、棒状成型及びだんご成型から選ばれる一種または二種以上で成型生地を得る。前記3種類の成型はノズル部分において生地の入る断面積と出る断面積がほぼ同一という点で共通する成型である。一方、絞り成型は、ノズル部分において生地の入る断面積より出る断面積が小さく、生地の出る方向が一点に集中する成型である。
なお、棒状成型あるいはだんご成型は、二種類以上の生地を使用した場合には、スティック成型あるいは包あん成型とも呼ばれる。
本発明では、成型生地に水を塗布する。前記水の量は、生地質量10gに対し0.005g以上0.8g以下であることが好ましく、0.01g以上0.6g以下であることがより好ましく、0.02g以上0.4g以下であることがさらに好ましく、0.05g以上0.3g以下であることが特に好ましい。
また、前記水の量は、前記水を塗布した生地面積に対し、0.02g/100cm以上1.5g/100cm以下であることが好ましく、0.05g/100cm以上1.5g/100cm以下であることがより好ましく、0.09g/100cm以上1.2g/100cm以下であることがさらに好ましく、0.25g/100cm以上0.8g/100cm以下であることが特に好ましい。水を塗布する面積は、生地の形等により異なるが、生地質量あたり0.5cm/g以上8cm/g以下が好ましい。
生地への水の塗布方法は特に問わないが、例えば、霧吹き等による噴霧や刷毛等による塗布であり、霧吹き等による噴霧が好ましい。
水を塗布した成型生地は、通常のビスケット等で用いる条件で焼成することができる。焼成の条件は、好ましくは150〜270℃、2〜60分で、より好ましくは160〜250℃、2〜30分である。また、生地の保存条件にもよるが、水を塗布した後、3時間以内に焼成することが好ましく、30分以内に焼成することがより好ましく、水を塗布した直後に焼成することがさらに好ましい。
前記生地は単独での焼成の他、ビスケット生地(ハードビスケット、クラッカー、パイ、クッキー)と組み合わせた焼き菓子や副原料(穀物粉、加工穀物粉、ナッツ類、膨化型スナック食品、チョコレートチップ等)等の配合をおこなったのち、成型焼成してもよい。
本発明の第一の製造方法では、生地原料として、
(a)単糖類、二糖類および三糖類から選ばれる一種又は二種以上である糖類、
(b)20℃における固体脂含量が0%以上70%以下である油脂、および、
(c)チーズパウダーおよび粉乳から選ばれる一種又は二種
を含有する。
前記生地原料の配合は、前記糖類100質量部に対し、前記油脂が20質量部以上105質量部以下であり、好ましくは28質量部以上100質量部以下であり、より好ましくは30質量部以上90質量部以下であり、さらに好ましくは33質量部以上85質量部以下であり、特に好ましくは33質量部以上70質量部以下である。
また、前記生地原料の配合は、前記糖類100質量部に対し、前記チーズパウダー及び前記粉乳の合計が0質量部よりも大きく120質量部以下であり、好ましくは5質量部以上110質量部以下であり、より好ましくは8質量部以上110質量部以下であり、さらに好ましくは12質量部以上100質量部以下であり、特に好ましくは18質量部以上100質量部以下である。所定量配合することで焼き菓子の底面がクリスピーで良好な食感が得られる
また、第一の製造方法の前記生地原料の配合は、前記糖類100質量部に対し、前記チーズパウダー及び前記粉乳の合計が0質量部よりも大きく10質量部以下の場合には、前記油脂は20質量部以上90質量部以下が好ましく、20質量部以上70質量部以下がより好ましく、20質量部以上65質量部以下がさらに好ましい。
また、前記糖類100質量部に対し、前記チーズパウダー及び前記粉乳の合計が10質量部よりも大きく20質量部以下の場合には、前記油脂は20質量部以上90質量部以下が好ましく、25質量部以上85質量部以下がより好ましく、28質量部以上80質量部以下がさらに好ましい。
また、前記糖類100質量部に対し、前記チーズパウダー及び前記粉乳の合計が20質量部よりも大きく40質量部以下の場合には、前記油脂は20質量部以上95質量部以下が好ましく、25質量部以上90質量部以下がより好ましく、30質量部以上85質量部以下がさらに好ましい。
また、前記糖類100質量部に対し、前記チーズパウダー及び前記粉乳の合計が40質量部よりも大きく70質量部以下の場合には、前記油脂は25質量部以上105質量部以下が好ましく、30質量部以上105質量部以下がより好ましく、35質量部以上100質量部以下がさらに好ましい。
また、前記糖類100質量部に対し、前記チーズパウダー及び前記粉乳の合計が70質量部よりも大きく120質量部以下の場合には、前記油脂は30質量部以上105質量部以下が好ましく、35質量部以上105質量部以下がより好ましく、40質量部以上105質量部以下がさらに好ましい。
本発明の第一の製造方法の前記生地は、前記糖類、前記油脂、前記チーズパウダーおよび前記粉乳を生地原料に対し85質量%以上100質量%以下含有することが好ましく、88質量%以上100質量%以下含有することがより好ましく、91質量%以上100質量%以下含有することがさらに好ましく、93質量%以上100質量%以下含有することが特に好ましい。前記範囲とすることで、特に成型性に優れた焼き菓子を得ることができる。なお、前記生地原料とは、前記糖類、前記油脂、前記粉乳、前記チーズパウダー、小麦粉および澱粉のことである。
本発明の第二の製造方法では、生地原料として、
(a)単糖類、二糖類および三糖類から選ばれる一種又は二種以上である糖類、
(b)20℃における固体脂含量が0%以上70%以下である油脂
を含有する。
前記生地原料の配合は、前記糖類100質量部に対し、前記油脂が20質量部以上105質量部以下であり、好ましくは23質量部以上90質量部以下であり、より好ましくは23質量部以上80質量部以下であり、さらに好ましくは23質量部以上70質量部以下であり、特に好ましくは24質量部以上70質量部以下である。
本発明の第二の製造方法の前記生地は、前記糖類および前記油脂を生地原料に対し85質量%以上100質量%以下含有することが好ましく、88質量%以上100質量%以下含有することがより好ましく、91質量%以上100質量%以下含有することがさらに好ましく、93質量%以上100質量%以下含有することが特に好ましい。前記範囲とすることで、特に成型性に優れた焼き菓子を得ることができる。なお、前記生地原料とは、前記糖類、前記油脂、小麦粉および澱粉のことである。
また、本発明の焼き菓子の製造方法では、通常、クッキー等で使用される副原料を用いてもよい。副原料としては、例えば、チーズフレーバー等の香料、抹茶パウダー、ココアパウダー等のパウダー類、胡椒等の香辛料、米パフ、チョコチップ等である。また、本発明の目的を阻害しない範囲で添加される、レシチン等の乳化剤等も含まれる。
また、本発明の製造方法では、生地を外生地として使用した焼き菓子としてもよく、焼成後の本発明の製造方法で得られた焼き菓子をその他の菓子、アイスクリーム、ピザ、チョコレート等の食材や食品と併用してもよい。
以下に、本発明の実施例および比較例を示すが、本発明の主旨はこれらに限定されるものではない。
実施に際しては、以下のものを使用した。
<油脂>
アトランタ−F(株式会社J−オイルミルズ社製)
菜種油(株式会社J−オイルミルズ社製)
TスペシャルM(株式会社J−オイルミルズ社製)
Sスペシャル100(株式会社J−オイルミルズ社製)
ABS−ソフト(株式会社J−オイルミルズ社製)
ABS−VFH(株式会社J−オイルミルズ社製)
<糖類>
粉糖(ショ糖) 「粉糖(純糖)」(株式会社上原社製)
ブドウ糖 「無水結晶ブドウ糖」(昭和産業株式会社製)
乳糖 「乳糖 (含水乳糖)」(LEPRINO社製)
麦芽糖 「サンマルトS」(株式会社林原社製)
マルチトール 「アマルティーMR50」(三菱商事フードテック株式会社製)
トレハロース 「トレハ微粉」(株式会社林原社製)
<チーズパウダー>
「G&Cパウダーグリーン」(三協食品工業株式会社製)(水含量 4.8質量%)
<粉乳>
脱脂粉乳 「脱脂粉乳」(北海道乳業株式会社製)
全脂粉乳 「全粉乳」(北海道乳業株式会社製)
<その他>
小麦粉 「ハート」(日本製粉株式会社製)
コーンフレーク 「コーンフレーク」(日本ケロッグ合資会社製)
使用した油脂の固体脂含量を表1にまとめた。
油脂の固体脂含量(SFC)(%)は、以下のようにして測定した。

NMR用ガラスチューブに溶融した油脂を定量充填し、60℃の恒温槽で30分間保温した。0℃で1時間保温し、結晶を析出させた。計測温度に温調した恒温槽に移し、30分後に、NMR分析装置(the minispec , mq 20 NMR Analyzer BRUKER社製)を用いて固体脂含量(SFC)(%)を測定した。
使用した糖類の粒度分布を表2にまとめた。粒度分布の測定は、以下のようにおこなった。また、30メッシュ篩下の含量は、「100質量%−30メッシュ篩上含量(質量%)」として算出し、150メッシュ篩上60メッシュ篩下の含量(表2の「150M篩上」に相当)も合わせて併記した。
(粒度分布の測定方法)
目開きの異なる4段の篩に蓋と受け皿を用いた、4段式の篩を用いて篩試験をおこなった。内径が200mmの各篩は、上から順にJIS―Z8801―1規格の目開きが、それぞれ500μm、250μm、150μm、75μm(30メッシュ篩、60メッシュ篩、150メッシュ篩、200メッシュ篩;以下、メッシュをMと略す場合がある)と重ね、多段とした。目開き500μmの篩上に、試料約50gを乗せ、篩振盪機(レッチェ社製、ふるい振とう機AS200ベーシック)にてAmplitudeの目盛りを60に合わせて10分間振盪した。その後、タッピングして内壁や篩面に付着した試料を落とし、各篩上および受け皿の試料質量を記録した。粒度分布は質量の含量(質量%)として示した。
(チーズパウダーの水含量の測定)
オーブン乾燥減量方式の水分測定器(Sartorius社製 MA35)のサンプル皿に約5gのチーズパウダーを載せた。120℃の加熱温度で測定(乾燥)を開始し、終了後に測定器に表示された水分量から、チーズパウダーの水含量(質量%)を算出した。
<生地の作製と焼成(方法A)>
所定量の生地原料を配合し、均一になるよう混合し、生地を得た。得られた生地はワイヤーカット成型機の作業性まで確認できるワイヤーカット手成型で成型した(ノズル内径38mm、成型サイズ 直径40mm、高さ9mm、10gの円筒形)。
成型した生地は焼成直前に底辺を除く全面(23.86cm)に加圧噴霧器を用いて水を均一に噴霧し、生地10g当たりの水の質量を測定した。水を塗布した生地は、180℃、5分間焼成をおこなった。
なお、特に記載のない場合は、原料の配合の単位は質量部である。
生地成型性および焼成後得られた焼き菓子を以下の基準で評価した。

<成型性>
生地を手成型する際の加工のしやすさを評価した。

◎ 生地を容易に押し出し、さらにカットしやすい
〇 生地を容易に押し出せる
△ 生地を普通に押し出せる
× 生地を押し出せない、押し出しにくい

<外観>
焼成後、20℃、7日後の成型形状を評価した。

◎ 成型形状が維持される
〇 成型形状がほぼ維持される
△ 成型形状がやや維持される
× 焼きダレが大きく、成型形状を全く維持していない、あるいは、変形する

<風味>
焼成後、20℃、7日後に食し、風味を評価した。

◎ バランスが非常に良い
○ バランスが良い
△ バランスがやや良い
× バランスが悪い

<食感>
焼成後、20℃、7日後に食し、食感を評価した。

<食感(外側)>
◎ クリスピー感が非常に強い
○ クリスピー感が強い
△ クリスピー感やや強い
× クリスピー感が弱い

<食感(内側)>
◎ なめらかなクリーム感が非常に強い
○ なめらかなクリーム感が強い
△ なめらかなクリーム感がやや強い
× なめらかなクリーム感が弱い

<食感(総合)>
◎ 外側と内側のバランスが非常に良い
○ 外側と内側のバランスが良い
△ 外側と内側のバランスがやや良い
× 外側と内側のバランスが悪い
(水塗布の有無)
表3に記載の配合量で方法Aに従って、焼き菓子を作製した。その際の評価結果を表3に示す。なお、比較例3−1では、水の塗布をおこなわなかった。
実施例3−1〜4に示したように、生地表面に水を塗布することで、外側と内側の食感のよい焼き菓子を得ることができた。実施例3−3〜4に示したように、塗布した水の量が0.10〜0.20(g/生地質量(10g))で、さらに良好な焼き菓子を得ることができた。
一方、比較例3−1では、生地表面に水を塗布していないため、外側の食感に充分なクリスピー感が得られず、総合的な食感も充分ではなかった。
(油脂の検討)
表4に記載の配合量で方法Aに従って、焼き菓子を作製した。その際の評価結果を表4に示す。
実施例4−1〜6で配合した油脂では、成型性、風味、食感の良い焼き菓子を作ることができた。ABS−ソフト、ABS−VFH、アトランタ−F、TスペシャルMを用いることで、成型性、外観、風味、外側の食感に優れた焼き菓子を得ることができ、特にABS−ソフトを用いることで、さらに、食感(内側)、食感(総合)の優れた焼き菓子を得ることができた。
また、焼き菓子の食感(内側)の良好さの点で、ABS−ソフト、Sスペシャル100、菜種油が好ましいことがわかった。
(糖類の検討)
表5に記載の配合量で方法Aに従って、焼き菓子を作製した。その際の評価結果を表5に示す。
実施例5−1〜6で配合した糖類は、いずれも成型性、外観、風味に優れていた。特に、粉糖(ショ糖)、ブドウ糖、マルチトールでは、外側の食感と総合的な食感に優れた焼き菓子を得ることができた。
(糖類の粒度分布の評価)
表6に記載の配合量で方法Aに従って、焼き菓子を作製した。その際の評価結果を表6に示す。また、粉糖およびグラニュー糖を混合したときの30M篩下の含量および150M篩上60M篩下の含量を表7に示した。
実施例6−1〜5のいずれの焼き菓子も成型性、風味に優れていた。また、糖類の30M篩下の含量が67.4質量%以上では外観に優れ、82.7質量%以上では、さらに外観が優れ、食感も良好となり、特に30M篩下の含量が98.1質量%以上で成型性、外観、風味、食感が良好な焼き菓子を得ることができた。また、150M篩上60M篩下の含量が17.1質量%以上で、成型性、外観、風味、食感(外側)が良好な焼き菓子を得ることができた。
(脱脂粉乳、全脂粉乳、チーズパウダーの検討)
表8に記載の配合量で方法Aに従って、焼き菓子を作製した。その際の評価結果を表8に示す。
実施例8−1〜3で示したように、脱脂粉乳、全脂粉乳のいずれを使用しても良好な焼き菓子を得ることができた。また、実施例8−4〜5で示したように、脱脂粉乳の一部もしくは全部をチーズパウダーに置き換えても良好な焼き菓子を得ることができた。
(配合比の検討 1)
表9に記載の配合量で方法Aに従って、焼き菓子を作製した。その際の評価結果を表9に示す。
表9に示したように、粉糖100質量部に対し、ABS−ソフトを25〜62質量部配合することで、成型性の良い焼き菓子を得ることができた。特にABS−ソフトを25質量部配合した焼き菓子は、成型性、外観が優れた焼き菓子であった。
また、脱脂粉乳およびチーズパウダーを配合しない場合には、底面のクリスピー感が弱いことが判った。
(配合比の検討 2)
表10に記載の配合量で方法Aに従って、焼き菓子を作製した。その際の評価結果を表10に示す。
表10に示したように、粉糖100質量部に対し、脱脂粉乳を8質量部、ABS−ソフトを25〜65質量部配合することで、成型性の良い焼き菓子を得ることができた。特にABS−ソフトを25〜45質量部配合した焼き菓子は、成型性、外観が優れた焼き菓子であった。
また、粉糖100質量部に対し、ABS−ソフトを45〜65質量部配合することで、食感(内側)の優れた焼き菓子となることが判った。
また、粉糖100質量部に対し、脱脂粉乳8質量部配合した場合には、底面のクリスピー感が弱いことが判った。
(配合比の検討 3)
表11に記載の配合量で方法Aに従って、焼き菓子を作製した。その際の評価結果を表11に示す。
表11に示したように、粉糖100質量部に対し、脱脂粉乳を15質量部、ABS−ソフトを30〜70質量部配合することで、成型性の良い焼き菓子を得ることができた。特にABS−ソフトを30〜60質量部配合した焼き菓子は、成型性、外観が優れた焼き菓子であった。
また、粉糖100質量部に対し、ABS−ソフトを50〜90質量部配合することで、食感(内側)の優れた焼き菓子となることが判った。
一方、粉糖100質量部に対し、ABS−ソフト110質量部、脱脂粉乳15質量部を配合した場合には、成型性等が不十分であった。
(配合比の検討 4)
表12に記載の配合量で方法Aに従って、焼き菓子を作製した。その際の評価結果を表12に示す。
表12に示したように、粉糖100質量部に対し、脱脂粉乳を30質量部、ABS−ソフトを33〜85質量部配合することで、成型性の良い焼き菓子を得ることができた。特にABS−ソフトを33〜70質量部配合した焼き菓子は、成型性、外観が優れた焼き菓子であった。
また、粉糖100質量部に対し、ABS−ソフトを33〜85質量部配合することで、食感(内側)の優れた焼き菓子となることが判った。
さらに、脱脂粉乳を所定量加えることで、外観、風味、食感(外側)、食感(総合)がより一層良好となることが判った。
(配合比の検討 5)
表13に記載の配合量で方法Aに従って、焼き菓子を作製した。その際の評価結果を表13に示す。
表13に示したように、粉糖100質量部に対し、脱脂粉乳を54質量部、ABS−ソフトを38〜100質量部配合することで、成型性の良い焼き菓子を得ることができた。特にABS−ソフトを38〜70質量部配合した焼き菓子は、成型性、外観が優れた焼き菓子であった。
また、粉糖100質量部に対し、ABS−ソフトを38〜100質量部配合することで、食感(内側)の優れた焼き菓子となることが判った。
(配合比の検討 6)
表14に記載の配合量で方法Aに従って、焼き菓子を作製した。その際の評価結果を表14に示す。
表14に示したように、粉糖100質量部に対し、脱脂粉乳を80、100質量部、ABS−ソフトを45〜55質量部配合することで、成型性等のいずれも非常に良好な焼き菓子を得ることができた。
(配合比の検討 7)
表15に記載の配合量で方法Aに従って、焼き菓子を作製した。その際の評価結果を表15に示す。
表15に示したように、粉糖100質量部に対し、小麦粉を10〜20質量部加えても、成型性等問題のない焼き菓子を作ることができた。また、小麦粉の配合割合が少なく、ABS−ソフト、粉糖、脱脂粉乳の合計の配合割合が94質量%以上であると風味、食感(内側)、食感(総合)に優れた焼き菓子を得られることがわかった。
(生地の成型方法の検討)
以下の三種類の成型方法で焼き菓子を作製した。
実施例16−1(ワイヤーカット成型)
表16に示した所定量の生地原料を配合し、均一になるよう混合し、生地を得た。得られた生地はワイヤーカット成型機の作業性まで確認できるワイヤーカット手成型で成型した(ノズル内径22mm、成型サイズ 直径23mm、高さ17mm、7gの円筒形)。
成型した生地は焼成直前に底面を除く全面(16.43cm)に加圧噴霧器を用いて水を均一に噴霧し、生地7g当たりの水の質量を測定した。水を噴霧した生地は、180℃、5分間焼成をおこなった。
成型性および焼成後得られた焼き菓子を前記の基準で評価し、結果を表16に示す。
実施例16−2(棒状成型)
表16に示した所定量の生地原料を配合し、均一になるよう混合し、生地を得た。得られた生地は棒状成型機の作業性まで確認できるワイヤーカット手成型で成型した(ノズル内径22mm、成型サイズ 直径23mm、長さ30mm、12gの横置き棒状形)。
成型した生地は焼成直前に全面(29.97cm)に加圧噴霧器を用いて水を均一に噴霧し、生地12gあたりの水の質量を測定した。水を噴霧した生地は、180℃、5分間焼成をおこなった。
成型性および焼成後得られた焼き菓子を前記の基準で評価し、結果を表16に示す。
実施例16−3(だんご成型)
表16に示した所定量の生地原料を配合し、均一になるよう混合し、生地を得た。得られた生地はだんご成型機の作業性まで確認できるワイヤーカット手成型で成型した(円型ノズル内径22mm、成型サイズ 直径23mm、長さ35mm、14gの円筒形)。
その後直ちに、だんご成型機の作業性まで確認できる手丸めで球形に成型した(成型サイズ 直径30mm、14gの球形)。
成型した生地は焼成直前に全面(28.26cm)に加圧噴霧器を用いて水を均一に噴霧し、生地14g当たりの水の質量を測定した。水を噴霧した生地は、180℃、5分間焼成をおこなった。
成型性および焼成後得られた焼き菓子を前記の基準で評価し、結果を表16に示す。
表16に示したように、いずれの成型方法でも、良好な焼き菓子を得ることができた。
(実施例17)
表17に示した配合で生地原料とバニラフレーバーを混合し、さらに、残りの副原料を加え、混合した。包あん機を用いてだんご成型により成型し、水を噴霧したのち、180℃、6分間焼成し、焼き菓子を得た。得られた焼き菓子は、外観等良好なものであった。

Claims (15)

  1. 焼き菓子の製造方法であって、
    (a)単糖類、二糖類および三糖類から選ばれる一種又は二種以上である糖類、
    (b)20℃における固体脂含量が0%以上70%以下である油脂、および、
    (c)チーズパウダーおよび粉乳から選ばれる一種又は二種
    を生地原料として含有し、前記糖類100質量部に対し、前記油脂が20質量部以上105質量部以下、前記チーズパウダー及び前記粉乳の合計が120質量部以下となるように前記生地原料を配合する工程、
    配合した前記生地原料を混合し、生地を作製する工程、
    前記生地をワイヤーカット成型、棒状成型及びだんご成型から選ばれる一種または二種以上で成型生地を得る工程、
    前記成型生地に水を塗布する工程、および、
    水を塗布した前記成型生地を150℃〜270℃で焼成する工程、
    を含む、前記製造方法。
  2. 前記糖類100質量部に対し、前記チーズパウダー及び前記粉乳の合計が5質量部以上110質量部以下である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記糖類は、30メッシュ篩下の含量が35質量%以上100質量%以下である、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 前記糖類がショ糖、ブドウ糖、乳糖、麦芽糖、マルチトールおよびトレハロースのいずれか一種又は二種以上である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の製造方法。
  5. 前記生地原料に含有する前記糖類、前記チーズパウダー、前記粉乳および前記油脂の合計が85質量%以上100質量%以下である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の製造方法。
  6. 前記油脂の35℃における固体脂含量が0%以上20%以下である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の製造方法。
  7. 前記水の量は、生地質量10gに対し0.005g以上0.8g以下である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の製造方法。
  8. 前記水の量は、水を塗布した生地面積に対し、0.02g/100cm以上1.5g/100cm以下である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の製造方法。
  9. 焼き菓子の製造方法であって、
    (a)単糖類、二糖類および三糖類から選ばれる一種又は二種以上である糖類、および、
    (b)20℃における固体脂含量が0%以上70%以下である油脂
    を生地原料として含有し、前記糖類100質量部に対し、前記油脂が20質量部以上105質量部以下となるように前記生地原料を配合する工程、
    配合した前記生地原料を混合し、生地を作製する工程、
    前記生地をワイヤーカット成型、棒状成型及びだんご成型から選ばれる一種または二種以上で成型生地を得る工程、
    前記成型生地に水を塗布する工程、および、
    水を塗布した前記成型生地を150℃〜270℃で焼成する工程、
    を含む、前記製造方法。
  10. 前記糖類は、30メッシュ篩下の含量が35質量%以上100質量%以下である、請求項9に記載の製造方法。
  11. 前記糖類がショ糖、ブドウ糖、乳糖、麦芽糖、マルチトールおよびトレハロースのいずれか一種又は二種以上である、請求項9又は10に記載の製造方法。
  12. 前記生地原料に含有する前記糖類および前記油脂の合計が85質量%以上100質量%以下である、請求項9乃至11のいずれか一項に記載の製造方法。
  13. 前記油脂の35℃における固体脂含量が0%以上20%以下である、請求項9乃至12のいずれか一項に記載の製造方法。
  14. 前記水の量は、生地質量10gに対し0.005g以上0.8g以下である、請求項9乃至13のいずれか一項に記載の製造方法。
  15. 前記水の量は、水を塗布した生地面積に対し、0.02g/100cm以上1.5g/100cm以下である、請求項9乃至14のいずれか一項に記載の製造方法。
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