JP2017089418A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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【課題】吐出サイレンサ内への潤滑油の供給量を低減させる。【解決手段】シリンダ内を往復動するピストンと、シリンダの一端に取り付けられたバルブプレートと、バルブプレートの凹部内に形成された吐出ポートと、重力方向に延び、一端を中心に回動して他端が吐出ポートを覆う吐出弁板と、吐出ポートより重力方向下方に設けられた潤滑油溜まり部と、を備え、バルブプレートは、ガス連通路に繋がる吐出連通孔を潤滑油溜まり部よりも上部、かつ一端近傍に形成した。【選択図】図3

Description

本発明は、冷蔵庫等の冷凍冷蔵装置に用いられる密閉型圧縮機に関する。
近年の冷凍冷蔵装置は高効率化の要求が高く、搭載される密閉型圧縮機も同様に高効率化のために、商用電源周波数未満の低い運転周波数から商用電源周波数以上の高い運転周波数まで、広領域にて運転可能となっている。特に低い運転周波数領域(低回転)では大幅な省電力が可能となることから、圧縮機の高効率化は今後の省電力化に大きく影響する。
このように、圧縮機の省電力化を図った従来技術として例えば特許文献1,特許文献2がある。
特許文献1では、打ち抜きによる反りを生じさせた吐出弁が吐出弁シート面から離れている状態に戻ろうとする復元力を利用して、冷媒吐出時に吐出弁板を開きやすくしたものである。これにより、圧縮機の入力電力が低減され、省電力に大きく貢献できる密閉型圧縮機が開示されている。
また特許文献2では、ピストンの上死点位置における圧縮室の残留作動流体を低減させて吸入工程時の残留作動流体の再膨張を減らして体積効率を上げることで省電力化を図った密閉型圧縮機が開示されている
特開2010−59836号公報 特開2014−15883号公報
さて、特許文献1に示されたバルブプレートには吐出ポートを設けた凹部がクランクシャフトの軸方向(垂直方向)に延びた形状となって形成されている。この凹部には吐出弁板がやはりクランクシャフトの軸方向(垂直方向)に延びた形となって取り付けられている。この吐出弁板はバルブプレートに設けられた吐出ポートを開閉するものである。
このような形態のバルブプレートの場合、吐出ポートから噴射された冷媒ガスに含まれる潤滑油は凹部の下側に貯留することになる。また、特許文献1には詳細な記載がないが図4に示すようにバルブプレートの凹部内で吐出ポートの近傍に吐出連通孔が併設されている。この吐出連通孔は吐出ポートから噴射された冷媒ガスをヘッドカバー内から吐出サレンサに続く吐出流路に供給するための孔である。
ところが、このような特許文献1では以下のような問題がある。
つまり、シリンダ内を往復動するピストンの押圧力によって吐出ポートから噴射された冷媒ガスは吐出弁板に衝突して放射状に広がり、その噴射圧力によって吐出連通孔に流入すべき冷媒ガスの流れが乱れてしまう。そのため、吐出流路への冷媒ガスの流入量が減少してしまうという現象が生じてしまう。また、吐出連通孔の位置が潤滑油の貯留位置に近いため吐出連通孔に送り込まれる冷媒ガスに潤滑油が混入してしまう。
一方、特許文献2に示されたバルブプレートには吐出ポートを設けた凹部がクランクシャフトの軸方向に対して直行する方向に延びた形状となって形成されている。この凹部には吐出弁板がやはりクランクシャフトの軸方向に対して直行する方向に取り付けられている。この特許文献2に開示された吐出連通孔も特許文献1と同様に詳細な説明がなく図2に描かれているだけであるが、吐出弁板の固定位置近傍に開口している。したがって、特許文献2における吐出連通孔は潤滑油の貯留位置と一致することになる。
このように特許文献2では、凹部が横長形状で吐出連通孔の位置が潤滑油の貯留領域内となるため、潤滑油を多く含む冷媒ガスが吐出連通孔から吐出流路に供給されてしまう。
したがって特許文献2では、潤滑油を多く含む冷媒ガスが吐出流路から冷凍サイクル内に循環されてしまうことになる。冷凍サイクルを構成する熱交換器等に潤滑油を多く含む冷媒ガスが循環されてしまうと、圧力損失の増大や冷媒循環量の低下をもたらしてしまう可能性がある。また、シリンダ内に吸込まれた潤滑油が液圧縮されるような場合にシリンダ・ピストン摺動部に損傷を与える可能性がある。
このように、特許文献1は特許文献2よりも吐出流路への潤滑油の供給量は少ないものの、吐出連通孔が吐出ポートに近接している以上、特許文献1の構造であっても潤滑油は吐出流路に供給されてしまう。
上記事情に鑑みてなされた本発明は、シリンダ内を往復動するピストンと、前記シリンダの一端に取り付けられたバルブプレートと、前記バルブプレートの凹部内に形成された吐出ポートと、重力方向に延び、一端を中心に回動して他端が前記吐出ポートを覆う吐出弁板と、前記吐出ポートより重力方向下方に設けられた潤滑油溜まり部と、を備え、前記バルブプレートは、ガス連通路に繋がる吐出連通孔を前記潤滑油溜まり部よりも上部、かつ前記一端近傍に形成したことを特徴とする。
本発明によれば、吐出流路への潤滑油の供給量を低減させ圧力損失の増加を抑制させた密閉型圧縮機を提供できる。
上記した以外の課題、構成及び効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
の実施例1に係る冷蔵庫用密閉型圧縮機の縦断面図である。 圧縮要素の詳細を示す分解斜視図である。 図2に示したバルブプレートの分解斜視図である。 吐出サイレンサの断面図である。 バルブプレート及び吐出サイレンサを含む断面図である。 バルブプレートの一部断面図である。
以下、本発明の実施例を添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。同様の構成要素には同様の符号を付し、また、同様の説明は繰り返さない。
図1は実施例1に係る密閉型圧縮機100の縦断面図である。
図1において、実施例1の密閉型圧縮機100は、圧縮要素1と電動要素2とを密閉容器3内に上下に配置して構成されたいわゆるレシプロ式圧縮機である。圧縮要素1及び電動要素2は、密閉容器3内において複数のコイルバネ4を介して弾性的に支持されている。
電動要素2はフレーム5の下方に配置され、ステータ6及びロータ7を含んで構成されている。ステータ6はフレーム5に固定され、ロータ7はクランクシャフト8に固定されている。また、ロータ7は電磁鋼板を積層したロータコア7aからなる構造を有している。フレーム5はシリンダ5a,ラジアル軸受5bを含んで一体に形成されている。また、フレーム5は略板状のベース5cを有し、シリンダ5aがベース5cの上部に位置し、ラジアル軸受5bがベース5cの中央部に位置している。このラジアル軸受5bはシリンダ5aとは反対方向に突出している。
圧縮要素1はシリンダ5a内にピストン10を往復動させることで冷媒を圧縮するクランクシャフト8と、このクランクシャフト8を軸支するラジアル軸受5bとを備えたフレーム5で構成されている。
シリンダ5aはその内部にピストン10が往復動するシリンダ室5dを有している。ラジアル軸受5bは、クランクシャフト8が軸支される貫通孔5eを有する筒状に形成され、ベース5cから下方へ突出して形成されている。
クランクシャフト8は貫通孔5eからなるラジアル軸受5bに挿通してフレーム5の下方から上方へ延伸し、クランクピン8aがフレーム5の上方側に位置するように設けられている。クランクピン8aはクランクシャフト8の上端部において、このクランクシャフト8の回転中心から偏芯した位置に設けられている。
また、クランクシャフト8は回転軸に対して直交する方向(水平方向)に延びたフランジ部8bを有している。また、クランクシャフト8の内部には下端から上方に向けて中ぐり穴8cが形成され、中空状の空間となっている。
このように構成されたクランクシャフト8はその下部がロータ7と結合され、電動要素2の動力によりクランクシャフト8が回転するように構成されている。
圧縮要素1はシリンダ室5dを形成するシリンダ5aと、シリンダ室5d内を往復動するピストン10と、このピストン10と連結されるコネクティングロッド11と、シリンダ5a端面に組み立てられる吐出弁装置12と、吐出室空間の一部を形成するヘッドカバー13とを備えている。
ピストン10はコネクティングロッド13のリング部13bを介してクランクピン8aに連結され、クランクピン8aの偏芯回転によりシリンダ室5d内を往復動する。また、コネクティングロッド11の内部には、リング部13bからピストン10に連結されるボール部13cにかけてコネクティングロッド連通孔13aが形成されている。コネクティングロッド連通孔13aの基端部はクランクピン8aに形成された溝(図示せず)と連通している。
クランクシャフト8の先端には給油ピース16が取り付けられており、この給油ピース16は密閉容器3の底部に貯留する潤滑油17内に浸漬されている。クランクシャフト8の外表面にはスパイラル溝9が形成されており、このスパイラル溝9と中ぐり穴8cは下部連通穴8dを介して連通されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機100について、以下にその動作を説明する。
ロータ7の回転に伴いクランクシャフト8が回転すると、矢印のように給油ピース16内に流入してきた潤滑油17には遠心力が加わる。そのため、潤滑油17はクランクシャフト8の下端に設けられた中ぐり穴8c内を上昇し、さらに下部連通穴8dへと運ばれる。
下部連通穴8dへと到達した潤滑油17は、スパイラル溝9へと導かれる。このスパイラル溝9の壁面と、ラジアル軸受5bの壁面とで形成される潤滑油通路においては、クランクシャフト8の回転による壁面移動に伴い、潤滑油17が粘性の効果で壁面に引きずられスパイラル溝9内を上昇する。このとき、同時に潤滑油17はラジアル軸受5bを潤滑することになる。
一方、クランクシャフト8の回転によって偏芯回転するクランクピン8aと連結されたコネクティングロッド13は偏芯動作を行う。このコネクティングロッド13の偏芯動作によってピストン10はシリンダ室5d内を往復動し、冷媒を吐出弁装置14を介して密閉容器外に吐出される。
図2は圧縮要素の詳細を示す分解斜視図である。
図3は図2に示したバルブプレートの正面図である。
図2において、シリンダ5aの端面には吐出弁装置14として、トップパッキン160,吸入弁板170,バルブプレート18,パッキン19,ヘッドカバー20の順に連結されている。ヘッドカバー20の吸入サイレンサ取り付け孔20aには吸入サイレンサ21が吸入サイレンサ固定部材(図示せず)を介して取り付けられている。
トップパッキン16,吸入弁板17,バルブプレート18,パッキン19およびヘッドカバー20の四隅にはボルト挿通孔b(一部図示せず)が形成されている。このボルト挿通孔bに通されたボルト(図示せず)がシリンダ5aの端面に形成されたボルト締結穴cに螺着されることによって吐出弁装置14およびヘッドカバー20が固定される。
ちなみに、バルブプレート18は、吸入弁板17と隣り合うことで吸入構造を構成し、バルブプレート18,パッキン19およびヘッドカバー20によって吐出室空間が形成されている。
シリンダ5aを一体に形成するフレーム5には第1の吐出サイレンサ5fと第2の吐出サレンサ5gが一体に形成されている。この第1と第2の吐出サレンサ5f,5gは後述する吐出連通孔を介してヘッドカバー20内の吐出空間と連通している。シリンダ5a内にはピストン10が往復動自在に収納されている。このピストン10はコネクティングロッド13のリング部13bを介してクランクシャフト8のクランクピン8aに連結され、このクランクピン8aの偏芯回転によりシリンダ室5d内を往復動する。
図3において、バルブプレート18のヘッドカバー20側の面には凹部18aが形成されている。この凹部18aの底面部には吐出ポート18bが設けられている。この吐出ポート18bを覆うように、凹部18a内にはシリンダ側から吐出弁板22,制振板23,及びストッパ24が順に配置され、ストッパ24が凹部18aに嵌合することによってこれらは固定される。凹部18a内には吐出連通孔18cが形成されている。この吐出連通孔18cは上述したように第1と第2の吐出サイレンサ5f,5gに繋がっている。吐出弁板22は、一端22aを軸として回動して、一端22aより重力方向下流に位置する他端が吐出ポート18bを開閉する。
図4は吐出サイレンサの断面図である。
図4において、第1と第2の吐出サイレンサ5f,5gはフレーム5と一体に成形されている。この第1の吐出サイレンサ5fは第1の空間25aによって形成され、第2の吐出サイレンサ5gは第2の空間25bによって形成されている。図3に示した吐出連通孔18cから連続して繋がる水平ガス連通路25cと第1の空間25aと第2の空間25bを繋ぐガス連通路25dが形成されている。
第1と第2の空間25a,25bの上部開口はそれぞれキャップ26a,26bで閉塞されている。このキャップ26a,26bは第1と第2の空間25a,25b内に形成された雌ねじ部25e,25fに螺合するボルト27a,27bによって固定されている。第2の空間25bのキャップ26bにはガス導出管28が取り付けられている。
つまり、矢印A方向(冷媒ガス流れ方向)から水平ガス連通路25cを通って第1の空間部25a内に導入された冷媒ガスは第1の膨張動作を行い、その後ガス連通路25dを通って第2の空間25b内に導入されて第2の膨張動作を行いガス導出管28から冷却システム(図示せず)に吐出される。
図5はバルブプレート18及びサイレンサ5fを含む断面図である。
図6はバルブプレート18の一部断面図である。
図5において、バルブプレート18の中央部には凹部18aが形成されている。この凹部18aの略中心位置にはシリンダ5a内と連通する吐出ポート18bが開口されている。この吐出ポート18bを開閉するための吐出弁板22が凹部18a内に支持されている。
吐出弁板22の付け根近傍には図4に示した吐出サイレンサ5fとなる第1の空間25aに繋がる水平吐出連通孔29が開口されている。なお、破線で示した部分は潤滑油の貯留領域Bを示している。
図6において、本実施例による水平吐出連通孔29はフレーム5(シリンダ5aの横)に形成された水平ガス連通路25cと繋がっている(制御板23とストッパ24は省略した)。
すなわち、本実施例では潤滑油の貯留領域Bから離れた吐出弁板22の取り付け位置近傍に水平吐出連通孔29を設けたものである。これにより、水平ガス連通路25cをドリルで容易に形成できる。
したがって本実施例では、水平ガス連通路25cを短くすることができるため流路抵抗を大幅に低減することができる。また、水平吐出連通孔29を潤滑油の貯留領域Bから離れた位置(吐出弁板22の取り付け位置近傍)にしたため冷媒ガスに混入する潤滑油の量も大幅に低減させることができる。
なお、本発明の発明者らが吐出弁板が横向きとなったバルブプレートと、吐出弁板が縦向きとなったバルブプレートとで冷媒ガスに含まれる潤滑油の量を計測したところ、縦向きの吐出弁板の方が横向きの場合の約半分の量となることが分かった。
水平ガス連通路25cの内径をC寸法とする。この水平ガス連通路25cの入口となる水平吐出連通孔29はバルブプレート18の凹部18a内に開口されている。この水平吐出連通孔29の内径をD寸法とする。さらに、水平吐出連通孔29の入口には凹部18aに向かって広くなった外広がり部29aが形成されている。この外広がり部29aの内径をE寸法とする。
本実施例では各C,D,Eの寸法がC>D<Eの関係となっている。そのため、水平吐出連通路29に対し、水平吐出連通孔29が位置ズレとなって開口された場合でも、少なくとも水平ガス連通路25cの内径C寸法の範囲内であれば水平吐出連通孔29が閉塞されることはない。
また、水平吐出連通孔29の内径D寸法に対して外広がり部29aの内径がD<Eとなっているため流入する冷媒ガスに対する流通抵抗が減少し、冷媒ガスはスムーズに第1の空間25a内に流れ込むことになる。
また、図4に例示するように、本実施例では水平ガス連通路25c及び、第1の空間25aと第2の空間25bとを繋ぐ通路が一直線上にある。このため、1本のドリルを使ってこれら通路を開口することができるため製造効率を大幅に高めることができることが可能となり、結果的に製造コストを大幅に低減することができる。
本実施例は以上説明したように構成されたものであるから、以下の効果を得ることができる。
吐出連通孔から吐出サイレンサ内に送り込まれる冷媒ガス中に含まれる潤滑油の量を大幅に低減することができるため、冷凍サイクル内に流入した潤滑油による圧力損失の増大や熱交換効率の低下を防止することができる。また、シリンダ内に吸込まれた潤滑油が液圧縮されるような場合におけるシリンダ・ピストン摺動部への損傷を与えることを防止できる。
また、第1のガス連通路は略水平に形成されて吐出サレンサと連通するようにしたものである。
これにより、吐出連通孔から吐出サイレンサまでの距離を最短にすることができるため冷媒ガスの流路抵抗を低減することができる。
また、ガス連通路が水平であり、吐出連通孔は水平ガス連通路の内径よりも小さくしたものである。
これにより、シリンダ端面とバルブプレートの組み立て誤差、或いはドリルによって形成される吐出連通孔の位置ズレが生じてもガス連通路の内径の範囲内であれば吐出連通孔が閉塞されてしまうことはない。
また、吐出連通孔は凹部にて広がる外広がり部を有するようにしたものである。
これにより、吐出連通孔の入口付近で生じる冷媒ガスの乱れを抑えることができるため、吐出損失を小さい密閉型圧縮機を提供することができる。
また、第1の空間部と第2の空間部とを繋ぐ通路を含む、冷媒が通過する通路は1本のドリルで水平に形成されるようにしたものである。
これにより、吐出サイレンサの加工時間の短縮を図ることができ、結果的に密閉型圧縮機のコスト低減を図ることができるものである。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…圧縮要素、 2…電動要素、
3…密閉容器、 4…コイルバネ、
5…フレーム、 5a…シリンダ、
5b…ラジアル軸受、 5c…ベース、
5d…シリンダ室、 5e…貫通孔、
5f…第1の吐出サイレンサ、 5g…第2のサイレンサ、
6…ステータ、 7…ロータ、
7a…ロータコア、 8…クランクシャフト、
8a…クランクピン、 8b…フランジ部、
8c…中ぐり穴、 8d…下部連通穴、
9…スパイラル溝、 10…ピストン、
11…コネクティングロッド、 11a…ボール部、
11b…リング部、 11c…コネクティングロッド連通孔、
11d…上部開口、 11e…下部開口、
12…吐出弁装置、 13…ヘッドカバー、
16…給油ピース、 17…潤滑油、
160…トップパッキン、 170…吸入弁板、
18…バルブプレート、 18a…凹部、
18b…吐出ポート、 18c…吐出連通孔、
19…パッキン、 20…ヘッドカバー、
20a…吸入サイレンサ取り付け孔、 21…吸入サレンサ、
22…吐出弁板、 23…制振板、
24…ストッパ、 25a…第1の空間、
25b…第2の空間、 25c…水平ガス連通路、
25d…ガス連通路、 25e,25f…雌ねじ、
26a,26b…キャップ、 27a,27b…ボルト、
28…ガス導出管、 29…水平吐出連通孔、
29a…外広がり部、 100…密閉型圧縮機、
A…冷媒ガス流れ方向、
B…潤滑油貯留領域。

Claims (5)

  1. シリンダ内を往復動するピストンと、
    前記シリンダの一端に取り付けられたバルブプレートと、
    前記バルブプレートの凹部内に形成された吐出ポートと、
    重力方向に延び、一端を中心に回動して他端が前記吐出ポートを覆う吐出弁板と、
    前記吐出ポートより重力方向下方に設けられた潤滑油溜まり部と、を備え、
    前記バルブプレートは、ガス連通路に繋がる吐出連通孔を前記潤滑油溜まり部よりも上部、かつ前記一端近傍に形成したことを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 請求項1記載の密閉型圧縮機において、
    前記ガス連通路は略水平に形成されて吐出サイレンサと連通していることを特徴とする密閉型圧縮機。
  3. 請求項1記載の密閉型圧縮機において、
    前記ガス連通路は略水平に形成されて、前記吐出連通孔は前記ガス連通路の内径よりも小さいことを特徴とする密閉型圧縮機。
  4. 請求項1記載の密閉型圧縮機において、
    前記吐出連通孔は前記凹部にて広がる外広がり部を有することを特徴とする密閉型圧縮機。
  5. 請求項1記載の密閉型圧縮機において、
    前記吐出サイレンサはガス連通路で連通した第1の空間と第2の空間とで構成されるとともに、前記ガス連通路、及び第1の空間と第2の空間とを繋ぐ通路は一直線上にあることを特徴とする密閉型圧縮機。
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