JP2017076538A - 空気二次電池の空気極の製造方法及び空気−水素二次電池 - Google Patents

空気二次電池の空気極の製造方法及び空気−水素二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】空気極の撥水性を適切な状態とすることができる空気二次電池の空気極の製造方法及びこの製造方法により製造された空気極を含む空気−水素二次電池を提供する。【解決手段】空気−水素二次電池2は、セパレータ16を介して重ね合わされた空気極14及び負極12からなる電極群6と、アルカリ電解液とを備え、空気極14は、酸化還元触媒及びフッ素樹脂を含む空気極合剤のスラリーを準備するスラリー準備工程と、スラリーを極板基材に充填する充填工程と、スラリーを乾燥させた後、極板基材に保持された空気極合剤を不活性ガス雰囲気中で400℃以上の焼成温度で焼成処理する焼成工程と、を備えている製造方法により製造された空気極である。【選択図】図1

Description

本発明は、空気二次電池の空気極の製造方法及びこの製造方法により製造された空気極を含む空気−水素二次電池に関する。
近年、高効率でクリーンなエネルギー変換装置として大気中の酸素を正極活物質とする空気電池が注目を集めている。
このような空気電池としては、補聴器等の電源に用いられる亜鉛−空気一次電池がよく知られている。この他に、亜鉛−空気一次電池と構造が類似している空気電池として、負極活物質にアルミニウムや鉄を用いる空気電池がある。しかしながら、これらアルミニウムや鉄を負極活物質に用いる空気電池は、実用化には至っていない。
一方、充電が可能な空気電池として、負極用金属にリチウム、カルシウム、マグネシウム等を用いる空気二次電池の研究がなされている。しかしながら、上記したような負極用金属を用いる空気二次電池は、電池における充放電の際の化学反応(以下、電池反応という)にともない当該負極用金属の溶解析出反応が繰り返され、負極用金属が樹枝状に析出するいわゆるデンドライト成長をするため、内部短絡を引き起こすという問題があり、未だ実用化には至っていない。
ところで、空気二次電池の一種として、負極活物質に水素を用いる空気−水素二次電池の研究がなされている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に代表されるような空気−水素二次電池は、負極用金属として水素吸蔵合金を用いているものの、負極活物質はこの水素吸蔵合金に吸蔵放出される水素であるので、電池反応にともない水素吸蔵合金自体の溶解析出反応は起こらず、上記したようなデンドライト成長による内部短絡の問題は起こらない。このため、空気−水素二次電池は、近年注目されている。
空気−水素二次電池は、放電時に負極の水素吸蔵合金から水素が放出され、正極である空気極で酸素が還元されて水が生成する。充電時には電解液としてのアルカリ性水溶液の水が分解して、負極では水素が吸蔵され、空気極では酸素が発生する。空気極で発生した酸素は、空気極における大気に開放されている部分から大気中に放出される。このように、空気−水素二次電池においては、充放電の電気量に依存して電解液中の水分の量が変化する。
特開2006−196329号公報
ところで、空気−水素二次電池における空気極の放電反応は、空気極に含まれる触媒成分(固相)、電解液(液相)及び酸素(気相)の全てが存在する三相界面でのみ良好に進行する。したがって、三相界面が維持されていない状態、例えば、空気極が電解液に完全に浸漬された状態では酸素が供給されず電池反応の進行が阻害されるといった不具合が生じ、空気極が電解液と接していない乾燥状態では過電圧がかかって電圧低下を招くといった不具合が生じる。
上記したように、空気−水素二次電池の空気極では放電の際に水が生じることから、特に、この水の影響で三相界面を良好な状態に維持することが難しい。このため、空気−水素二次電池の空気極においては、放電の際に良好な三相界面を維持できず、空気−水素二次電池の放電効率が低下してしまうことが課題となっている。
このため、空気−水素二次電池においては、放電の際に良好な三相界面を維持するために空気極が電解液の水分と適当に接することができるよう、空気極の撥水性を適切な状態とすることが望まれている。
本発明は、上記の事情に基づいてなされたものであり、その目的とするところは、空気極の撥水性を適切な状態とすることができる空気二次電池の空気極の製造方法及びこの製造方法により製造された空気極を含む空気−水素二次電池を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の発明者は空気極中に含まれる結着剤としてのフッ素樹脂に着目した。つまり、フッ素樹脂の撥水性を有効に利用するという着想を得た。通常、フッ素樹脂を含む空気極を製造する際には、焼成工程を必要としている。この焼成工程は、電極の強度を向上させるために実施されているが、焼成温度があまり高温になり過ぎるとフッ素樹脂が分解して気化してしまうので、フッ素樹脂を安定な状態に保持するため、一般的な焼成温度は、370℃未満に設定されている。このため、370℃を超える焼成温度での空気極に含まれるフッ素樹脂の挙動に関する知見はなかった。しかしながら、本発明者は、フッ素樹脂の分布を均一にできれば空気極の撥水性を適切な状態とすることができることを見出し、鋭意検討を行った結果、焼成温度を制御すればフッ素樹脂の分布を均一にできるとの知見を得、本発明を想到した。すなわち、本発明によれば、酸化還元触媒及びフッ素樹脂を含む空気極合剤のスラリーを準備するスラリー準備工程と、前記スラリーを極板基材に充填する充填工程と、前記スラリーを乾燥させた後、前記極板基材に保持された前記空気極合剤を不活性ガス雰囲気中で焼成処理する焼成工程と、を備え、前記焼成工程は、焼成温度が400℃以上に設定されている、空気二次電池の空気極の製造方法が提供される。
また、前記焼成温度は、400℃以上430℃以下に設定されている構成とすることが好ましい。
また、前記フッ素樹脂は、ポリテトラフルオロエチレンである構成とすることが好ましい。
また、前記極板基材は、発泡ニッケルである構成とすることが好ましい。
また、前記酸化還元触媒は、白金担持カーボンである構成とすることが好ましい。
また、本発明によれば、セパレータを介して重ね合わされた空気極及び負極からなる電極群と、前記電極群をアルカリ電解液とともに収容している容器とを備え、前記負極は、水素吸蔵合金を含み、前記空気極は、上記した何れかの製造方法により製造された空気極である、空気−水素二次電池が提供される。
本発明に係る空気二次電池の空気極の製造方法は、焼成温度が400℃以上に設定されている焼成工程を備えており、この焼成温度であれば、フッ素樹脂が溶融して適当な粘度となって流動し、空気極合剤中に均一に分散する。これにより、フッ素樹脂は、空気極合剤を結着させるとともに放電の際に必要な適度な撥水性を空気極に付与する。よって、本発明に係る空気二次電池の空気極の製造方法は、得られる空気極の撥水性を適切な状態とすることができる。そして、この製造方法により得られた空気極を含む本発明に係る空気−水素二次電池は、空気極の撥水性が適切な状態となっているので、放電効率が高くなる。
本発明の一実施形態に係る空気−水素二次電池を概略的に示した断面図である。 実施例1の空気極の表面におけるフッ素の分布状態を示したSEM/EDS画像(倍率:1000倍)を示した図面代用写真である。 比較例3の空気極の表面におけるフッ素の分布状態を示したSEM/EDS画像(倍率:1000倍)を示した図面代用写真である。
以下、本発明に係る製造方法により製造した空気極を組み込んだ空気−水素二次電池(以下、単に電池と称する)2について図面を参照して説明する。
図1に示すように、電池2は、容器4に入れられた電極群6が、天板8と底板10との間に挟まれて形成されている。
電極群6は、負極12と、空気極(正極)14とがセパレータ16を介して重ね合わされて形成されている。
負極12は、多孔質構造をなし多数の空孔を有する導電性の負極基材と、前記した空孔内及び負極基材の表面に保持された負極合剤とからなる。
このような負極基材としては、例えば発泡ニッケル(ニッケルフォーム)を用いることができる。
負極合剤は、負極活物質としての水素を吸蔵及び放出可能な水素吸蔵合金粒子からなる水素吸蔵合金粉末、導電剤及び結着剤を含む。ここで、導電剤としては、黒鉛、カーボンブラック、ケッチェンブラック等を用いることができる。
水素吸蔵合金粒子における水素吸蔵合金としては、特に限定されるものではないが、希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金が用いられる。この希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金の組成は自由に選択できるが、例えば、一般式:
Ln1-xMgxNiy-a-bAlab・・・(I)
で表されるものを用いるのが好ましい。
ただし、一般式(I)中、Lnは、La,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Lu,Sc,Y,Zr及びTiよりなる群から選ばれた少なくとも1種の元素を表し、Mは、V,Nb,Ta,Cr,Mo,Mn,Fe,Co,Ga,Zn,Sn,In,Cu,Si,P及びBよりなる群から選ばれた少なくとも1種の元素を表し、添字a、b、x、yは、それぞれ0.05≦a≦0.30、0≦b≦0.50、0.05≦x≦0.30、2.8≦y≦3.9を満たす数を表す。
ここで、水素吸蔵合金粒子は、例えば以下のようにして得られる。
まず、所定の組成となるように金属原材料を秤量して混合し、この混合物を不活性ガス雰囲気下にて、例えば誘導溶解炉で溶解してインゴットにする。得られたインゴットは、不活性ガス雰囲気下にて900〜1200℃に加熱され、その温度で5〜24時間保持する熱処理が施され均質化される。この後、インゴットを粉砕し、篩分けを行うことにより所望粒径の水素吸蔵合金粒子からなる水素吸蔵合金粉末を得る。
結着剤としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、スチレンブタジエンゴム等が用いられる。
ここで、負極12は、例えば以下のようにして作製することができる。
まず、水素吸蔵合金粒子からなる水素吸蔵合金粉末、導電剤、結着剤及び水を混練して負極合剤スラリーを調製する。得られた負極合剤スラリーは負極基材に充填され、乾燥させられる。乾燥後、水素吸蔵合金粒子等が付着した負極基材はロール圧延されて、体積当たりの合金量を高められ、その後、裁断がなされ、これにより負極12が作製される。この負極12は、全体として板状をなしている。
次に、空気極14は、多孔質構造をなし多数の空孔を有する導電性の極板基材と、前記した空孔内及び極板基材の表面に保持された空気極合剤(正極合剤)とからなる。
このような極板基材としては、例えば、発泡ニッケル(ニッケルフォーム)を用いることができる。
空気極合剤は、酸化還元触媒及び結着剤を含む。ここで、酸化還元触媒としては、酸化還元の二元機能を有するものであれば特に限定されない。好ましい酸化還元触媒としては、例えば、白金担持カーボンが用いられる。
結着剤は、酸化還元触媒を結着させるとともに空気極14に適切な撥水性を付与する働きをなす。ここで、結着剤としては、例えば、フッ素樹脂が用いられる。なお、好ましいフッ素樹脂としては、例えば、カルボキシメチルセルロースが用いられる。
空気極14は、例えば、以下のようにして作製することができる。
まず、酸化還元触媒、結着剤及び水を含む空気極合剤スラリーを調製する。なお、この空気極合剤スラリーには必要に応じて分散剤を添加する。この分散剤としては、疎水性物質からなり分散安定性を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ヒドロキシプロピルセルロースが好適なものとして挙げられる。
得られた空気極合剤スラリーは、ニッケルフォームに充填され、乾燥させられる。乾燥後、空気極合剤が充填されたニッケルフォームは、ロール圧延されてから裁断され、空気極の中間製品が得られる。
次いで、得られた中間製品は、焼成炉に投入され焼成処理が行われる。この焼成処理は、不活性ガス雰囲気中で行われる。この不活性ガスとしては、例えば、窒素ガスやアルゴンガスが用いられる。焼成処理の条件としては、焼成炉内の温度を25℃程度の室温から、98℃まで昇温し、この温度で10分間保持して中間製品を予備加熱する。その後、焼成炉内の温度を焼成温度である400℃以上まで昇温する。そして、この焼成温度のまま、例えば13分間以上保持して中間製品を焼成する。その後、中間製品を焼成炉内で自然冷却し、中間製品の温度が150℃以下になったところで大気中に取り出す。これにより、焼成処理が施された空気極合剤を保持した空気極14が作製される。この空気極14は、全体として板状をなしている。
ここで、焼成温度を400℃以上とすると、フッ素樹脂が溶融し、粘度が低下した状態となり流動し易くなるので、偏在していたフッ素樹脂が空気極14の細部にわたり分散する。これにより、放電の際に必要な適切な撥水機能を空気極14に付与することができる。
焼成温度が400℃未満の場合、フッ素樹脂の分散が不十分であり、空気極14内においてフッ素樹脂が所々に偏り不均一に存在する状態となる。
一方、焼成温度があまり高くなると、フッ素樹脂が分解して消失する量が増えたり酸化還元触媒の脱落が多くなる。このため、焼成温度は430℃以下とすることが好ましい。
なお、上記した焼成処理は、焼成炉を排気装置内に入れて焼成炉からの排気を常に浄化しながら行う。
以上のようにして得られた空気極14及び負極12は、セパレータ16を介して積層され、電極群6が形成される。このセパレータ16は、空気極14及び負極12の間の短絡を避けるために配設され、電気絶縁性の材料が採用される。このセパレータ16に採用される材料としては、例えば、ポリアミド繊維製不織布、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン繊維製不織布に親水性官能基を付与したものを用いることができる。
形成された電極群6は、アルカリ電解液とともに容器4の中に入れられる。この容器4としては、電極群6とアルカリ電解液とを収容できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレン製の袋状の容器(以下、収容袋18という)が用いられる。この収容袋18には、出し入れ口20が設けられており、この出し入れ口20を通して電極群6が収容袋18の内部に収容される。
電極群6を収容袋18に収容する場合、電極群6の負極側に負極12と接するようにゴム製の負極側緩衝板22を配設するとともに、電極群6の空気極側に空気極14と接するようにゴム製の空気極側緩衝板24を配設する。
上記した空気極側緩衝板24は、図1から明らかなように、後述する天板8の複数の通気孔26とそれぞれ連通する複数の通気孔28を有する平板状をなしている。一方、負極側緩衝板22は、通気孔を有しておらず、平板状をなしている。
ここで、収容袋18に収容された電極群6は、図1に示すように、負極側に配設された負極側緩衝板22の上に載置されている。そして、電極群6の空気極14の上には、空気極側緩衝板24が配設されている。なお、収容袋18の出し入れ口20は空気極側緩衝板24の周縁部30に密着しており、収容袋18からは空気極側緩衝板24のみ露出した状態となっている。
次いで、上記したような収容袋18に収容された電極群6は、収容袋18とともに天板8と底板10との間に挟まれる。
天板8は、アクリル樹脂製の板材であり、空気極側緩衝板24の通気孔28と合致する通気孔26を有している。
底板10は、天板8と同じ大きさのアクリル樹脂製の板材である。なお、底板10は、通気孔を備えていない。
電極群6を収容した収容袋18は、底板10の上に載置される。そして、電極群6を収容した収容袋18の上に天板8が載置される。このようにして、収容袋18に収容された電極群6は天板8及び底板10により上下から挟まれる。このとき、天板8の複数の通気孔26は空気極側緩衝板24の複数の通気孔28とそれぞれ合わせられ、天板8の通気孔26と空気極側緩衝板24の通気孔28とは、空気極14のための連通孔32を形成する。これにより、空気極14における連通孔32に対応する部分は連通孔32を通じて大気に開放されることになる。つまり、空気極14は、この部分を通じて大気と接することになる。
収容袋18に収容された電極群6を上下から挟んだ天板8及び底板10は、これら天板8及び底板10の周端縁部38、40を上下から挟み込む連結具34、36により連結される。このようにして、電池2が形成される。
ここで、この電池2においては、空気極(正極)14に空気極リード(正極リード)42が電気的に接続されており、負極12に負極リード44が電気的に接続されている。これら空気極リード42及び負極リード44は、図1中においては概略的に記載してあるが、気密性及び水密性を保持した状態で収容袋18の外に引き出されている。そして、空気極リード42の先端には空気極端子(正極端子)46が設けられており、負極リード44の先端には負極端子48が設けられている。したがって、電池2においては、これら空気極端子46及び負極端子48を利用して充放電の際の電流の入力及び出力が行われる。
[実施例]
1.電池の製造
(実施例1)
(1)空気極の製造
白金担持カーボンの粉末12.8質量部、分散剤としてのヒドロキシプロピルセルロースの粉末2.0質量部、結着剤としてのポリテトラフルオロエチレンの粉末2.6質量部及び水82.5質量部をミキサーに投入し、均一に混合して空気極合剤のスラリーを作製した。
得られた空気極合剤のスラリーを面密度(目付)が約300g/m2、多孔度が98%、厚みが約1.6mmの発泡ニッケルのシートに充填し、これを乾燥させ、空気極合剤が充填された発泡ニッケルのシートを得た。得られたシートは圧延された後、所定の寸法に切断され、空気極の中間製品とされた。
次に、空気極の中間製品に焼成処理を施す。
まず、焼成炉は、排気装置としてのドラフトチャンバー内に設置され、焼成炉内からの排気を浄化できる状態とした。そして、この焼成炉内に空気極の中間製品を投入した。その後、焼成炉内を窒素ガス雰囲気とした。
次に、焼成炉内の温度を25℃程度の室温から、98℃まで昇温し、この温度で10分間保持して中間製品を予備加熱した。その後、焼成炉内の温度を焼成温度である400℃まで昇温した。そして、この焼成温度のまま13分間保持して中間製品を焼成した。その後、中間製品を焼成炉内で自然冷却し、中間製品の温度が150℃以下になったところで大気中に取り出した。これにより、焼成処理が施された空気極合剤を保持した空気極14を得た。なお、焼成処理中は常に排気の浄化を行っていた。また、空気極の触媒量は、以下に示す式(II)により求めた。
空気極の触媒量[g]=(焼成前活物質量−(焼成前の極板重量−焼成後の極板重量))
×活物質中における触媒の重量比率・・・(II)
(2)負極の製造
Nd、Zr、Mg、Ni、Alの各金属材料を所定のモル比となるように混合した後、誘導溶解炉に投入しアルゴンガス雰囲気下にて溶解させ、これを冷却してインゴットを作製した。
ついで、このインゴットに対し、温度1000℃のアルゴンガス雰囲気下にて10時間加熱する熱処理を施して均質化した後、アルゴンガス雰囲気下で機械的に粉砕して、希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金粉末を得た。得られた希土類−Mg−Ni系水素吸蔵合金粉末について、レーザー回折・散乱式粒径分布測定装置(装置名:Microtrac社製SRA−150)により体積平均粒径(MV)を測定した。その結果、体積平均粒径(MV)は60μmであった。
この水素吸蔵合金粉末の組成を高周波プラズマ分光分析法(ICP)によって分析したところ、組成は、(Nd0.99Zr0.010.89Mg0.11Ni3.33Al0.17であった。また、この水素吸蔵合金粉末についてX線回折測定(XRD測定)を行ったところ、結晶構造は、Ce2Ni7型であった。
得られた水素吸蔵合金の粉末100質量部に対し、ポリアクリル酸ナトリウムの粉末0.2質量部、カルボキシメチルセルロースの粉末0.04質量部、スチレンブタジエンゴムのディスパージョン3.0質量部、カーボンブラックの粉末0.5質量部、水22.4質量部を添加して25℃の環境下において混練し、負極合剤スラリーを調製した。
この負極合剤スラリーを面密度(目付)が約600g/m2、多孔度が95%、厚みが約2mmの発泡ニッケルのシートに充填し、これを乾燥させ、負極合剤が充填された発泡ニッケルのシートを得た。得られたシートは圧延され、体積当たりの合金量を高めた後、所定の寸法に切断して負極12を得た。
次に、得られた負極12に活性化処理を施した。
まず、一般的な焼結式の水酸化ニッケル正極を準備した。この水酸化ニッケル正極と、得られた負極12とを、これらの間にポリエチレンの不織布からなるセパレータを介在させて重ね合わせて、活性化処理用電極群を形成した。この活性化処理用電極群を所定量のアルカリ電解液とともにアクリル樹脂製の容器に収容した。これにより、放電容量が700mAhのニッケル水素二次電池の単極セルを形成した。
この単極セルを5時間放置後、温度25℃の環境下にて、0.5Itの充電電流で3.2時間の充電を行った後に、0.5Itの放電電流で電池電圧が0.10Vになるまで放電させる操作を1サイクルとする充放電サイクルを合計3サイクル行うことにより負極12の活性化処理を行った。
その後、0.5Itの充電電流で電池電圧が最大値に達した後、10mV低下するまで充電を行った。このようにして、活性化処理及び充電が済んだ負極12を得た。
(3)空気−水素二次電池の製造
得られた空気極14及び活性化処理及び充電が済んだ負極12を、これらの間にセパレータ16を挟んだ状態で重ね合わせ、電極群6を作製した。この電極群6の作製に使用したセパレータ16はスルホン基を有するポリプロピレン繊維製不織布から成り、その厚みは0.1mm(目付量53g/m2)であった。
ポリエチレン製の収容袋18内に上記した電極群6を収納するとともに、アルカリ電解液(溶質としてKOHを28質量%含む水溶液である。)を10ml注入した。このとき、平板状をなすゴム製の負極側緩衝板22を負極12の下に配設するとともに、複数の通気孔28を有している平板状のゴム製の空気極側緩衝板24を空気極14の上に配設した。そして、収容袋18の出し入れ口20は空気極側緩衝板24の周縁部30に密着させ、収容袋18からは空気極側緩衝板24のみ露出した状態とした。
上記したような状態で収容袋18に収容されている電極群6を収容袋18とともに天板8と底板10との間に挟持させた。そして、天板8及び底板10を連結具34、36で連結し固定した。ここで、天板8は、アクリル樹脂製の板材であり、複数の通気孔26を有している。これらの通気孔26が空気極側緩衝板24の通気孔28とそれぞれ合致するように天板8を配置した。底板10は、天板8と同じ大きさのアクリル樹脂製の板材であり、通気孔は備えていない。
以上のようにして、図1に示すような電池2を製造した。
なお、空気極14には空気極リード42が、負極12には負極リード44が、それぞれ電気的に接続されており、これら空気極リード42及び負極リード44は、収容袋18の気密性及び水密性を保持した状態で収容袋18の内側から外側へ適切に延びている。また、空気極リード42の先端には空気極端子46が取り付けられており、負極リード44の先端には負極端子48が取り付けられている。
得られた電池2については、空気極端子46及び負極端子48を介して、空気極14の触媒の単位質量当たりの電流値が100mA/gとなる条件で放電を行い、特性評価前の電池2とした。
(実施例2)
空気極の焼成温度を430℃としたこと以外は実施例1の電池2と同様な空気−水素二次電池を製造した。
(比較例1)
空気極の焼成処理を行わなかったこと以外は実施例1の電池2と同様な空気−水素二次電池を製造した。
(比較例2)
空気極の焼成温度を340℃としたこと以外は実施例1の電池2と同様な空気−水素二次電池を製造した。
(比較例3)
空気極の焼成温度を370℃としたこと以外は実施例1の電池2と同様な空気−水素二次電池を製造した。
(比較例4)
空気極の焼成温度を460℃としたこと以外は実施例1の電池2と同様な空気−水素二次電池を製造した。
2.空気−水素二次電池の評価
(1)繰り返し充放電特性試験
実施例1、2、比較例1〜4の特性評価前の各電池に対し、25℃の環境下にて、空気極14の触媒の単位質量当たりの電流値が100mA/gとなる充電電流で10時間充電し、その後、30分間放置した。
ついで、30分間放置した後の電池に対し、同一の環境下にて、空気極14の触媒の単位質量当たりの電流値が100mA/gとなる放電電流で電池電圧が0Vになるまで放電した後、30分間放置した。
上記した充放電のサイクルを1サイクルとする。そして、各電池につき上記した充放電のサイクルを3回繰り返した。そして、以下に示す式(III)により各サイクルにおける放電効率を求め、その結果を表1に示した。
放電効率[%]=(放電容量/充電容量)×100・・・(III)
(2)空気極の表面分析
上記した実施例1及び比較例3において、空気極14を製造する際に、予め表面分析用の空気極14も同条件で併せて作製しておいた。そして、斯かる表面分析用の空気極14について、走査型電子顕微鏡で観察するとともにエネルギー分散型X線分光法により元素分析を行う、いわゆるSEM/EDSによりフッ素の分布状況を分析した。実施例1の分析結果のSEM/EDS画像(倍率:1000倍)の写真を図2に示し、比較例3の分析結果のSEM/EDS画像(倍率:1000倍)の写真を図3に示した。これらの写真において、フッ素が存在する部分は白色となっている。これにより、白色の部分にポリテトラフルオロエチレンが存在しているとみなすことができ、ポリテトラフルオロエチレンの分布状況が確認できる。
3.考察
(1)表1から次のことが明らかである。
(i)焼成処理を行っていない空気極を含む比較例1の電池は、1サイクル目の放電効率が82.8%、2サイクル目の放電効率が9.9%、3サイクル目の放電効率が2.5%であり、2サイクル目以降、急激に放電効率が悪化していることがわかる。これは、空気極に焼成処理を行っていないので、空気極合剤中のポリテトラフルオロエチレンは、初期の分布状態のままであり、空気極合剤中において偏って存在していると考えられる。このため、放電の際に生じる水分が酸化還元触媒の表面を覆ってしまい、理想的な三相界面が得られていないので、電池の放電効率が低下しているものと考えられる。
(ii)比較例2及び3の電池は、比較例1の電池よりも放電効率が優れている。しかしながら、サイクル数が増えると放電効率が低下していく。これら比較例2及び3に係る空気極は、焼成処理を行っているので、空気極合剤中のポリテトラフルオロエチレンは、溶融して流動的になり空気極合剤中における分布の偏りは比較例1の空気極よりも改善されていると考えられる。しかしながら、焼成温度が370℃以下と比較的低いので、ポリテトラフルオロエチレンは、空気極の細部にまで行き渡っていないと考えられる。このため、放電の際に生じる水分の影響をやはり受けてしまい、理想的な三相界面が得られていないと考えられる。
(iii)比較例4の電池も比較例1の電池よりも放電効率が優れているが、サイクル数が増えると放電効率が低下していく。比較例4に係る空気極は、焼成温度が460℃と比較的高い温度で焼成処理をしているので、ポリテトラフルオロエチレンが分解して消失する量が増えて撥水効果を発揮できないため放電の際に生じる水分の影響をやはり受けてしまい、理想的な三相界面が得られていないためと考えられる。
(iv)実施例1及び2の電池は、3サイクル目であっても放電効率は95.0%以上であり、比較例1〜4の電池よりも優れている。実施例1及び2の空気極では、焼成処理によりポリテトラフルオロエチレンが溶融し流動的になって空気極合剤中において細部にまで行き渡り、比較例1〜4の空気極に比べてポリテトラフルオロエチレンが均一に分散していると考えられる。このため、実施例1及び2の空気極では、ポリテトラフルオロエチレンが適度な撥水性を空気極に付与し、理想的な三相界面が得られていると考えられる。よって、実施例1及び2の電池では、空気極が放電の際に生じる水分の影響を受け難くなっているので、放電効率が優れていると考えられる。
(2)図2及び図3から次のことが明らかである。
(i)比較例3の空気極の状態を示した図3からは、フッ素を示す白色部分が偏って存在していることが確認できる。このことから、比較例3の空気極では、ポリテトラフルオロエチレンが偏在していることがわかる。このため、ポリテトラフルオロエチレンが少ない部分では良好な撥水性が得られず、放電の際に生じる水分の影響を受け易いと考えられる。
(ii)実施例1の空気極の状態を示した図2からは、フッ素を示す白色部分が全体的に存在していることが確認できる。このことから、実施例1の空気極では、ポリテトラフルオロエチレンが存在する部分があまり偏っておらず全体的に均一に分散していることがわかる。このため、放電の際に生じる水分があっても、適当な撥水性が発揮され、理想的な三相界面が得られると考えられる。
(3)以上より、結着剤としてポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂を含み、焼成温度を400℃以上、好ましくは400℃以上430℃以下とすることにより、得られる空気極は適切な撥水性を具備する。このため理想的な三相界面が得られ、空気−水素二次電池の放電効率を向上させることができるといえる。
なお、本発明は、上記した実施形態及び実施例に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記した実施例では、触媒として白金担持カーボンを用いたが触媒はこれに限定されるものではなく、他の酸化還元触媒を用いても同様な効果が得られる。また、上記した実施例では、空気極の結着剤としてポリテトラフルオロエチレンを用いたが、空気極の結着剤はこれに限定されるものではなく、フッ素を含むフッ素樹脂であれば他のフッ素樹脂を用いても同様な効果が得られる。また、上記した実施例では、本発明に係る空気極の製造方法により得られた空気極を空気−水素二次電池に採用したが、本発明はこの態様に限定されるものではなく、本発明に係る空気極の製造方法により得られた空気極を、空気−リチウム二次電池等、他の空気二次電池に採用しても同様な効果が得られる。
2 空気−水素二次電池
4 容器
6 電極群
8 天板
12 負極
14 空気極(正極)
16 セパレータ
26 通気孔
28 通気孔
32 連通孔

Claims (6)

  1. 酸化還元触媒及びフッ素樹脂を含む空気極合剤のスラリーを準備するスラリー準備工程と、
    前記スラリーを極板基材に充填する充填工程と、
    前記スラリーを乾燥させた後、前記極板基材に保持された前記空気極合剤を不活性ガス雰囲気中で焼成処理する焼成工程と、を備え、
    前記焼成工程は、焼成温度が400℃以上に設定されている、空気二次電池の空気極の製造方法。
  2. 前記焼成温度は、400℃以上430℃以下に設定されている、請求項1に記載の空気二次電池の空気極の製造方法。
  3. 前記フッ素樹脂は、ポリテトラフルオロエチレンである、請求項1又は2に記載の空気二次電池の空気極の製造方法。
  4. 前記極板基材は、発泡ニッケルである、請求項1〜3の何れかに記載の空気二次電池の空気極の製造方法。
  5. 前記酸化還元触媒は、白金担持カーボンである、請求項1〜4の何れかに記載の空気二次電池の空気極の製造方法。
  6. セパレータを介して重ね合わされた空気極及び負極からなる電極群と、
    前記電極群をアルカリ電解液とともに収容している容器とを備え、
    前記負極は、水素吸蔵合金を含み、
    前記空気極は、請求項1〜5の何れかに記載の製造方法により製造された空気極である、空気−水素二次電池。
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