JP2017072155A - 管継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】暗所において視覚的に管体の差し込み確認が容易な管継手を提供すること。【解決手段】管体40に挿入され、内部に流体を流す流路を備えた筒体12Aと、筒体12Aの外周面に設けられ蓄光物質を含む発光部28とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、管体を接続する管継手に関する。
継手に管体が正常に差し込まれたかを確認する方法として、継手に管体を接続する際、継手の一部が透明、又は半透明になっており、パイプ接続時に、その透明部分、又は半透明部分から管体の先端が透けて見えることで、正常な差込状態であることを視覚的に確認をしていた(例えば、特許文献1参照)。
また、管体の外周面に継手への差込長さと同位置にマーキングを施し、継手に管体を接続したときに、そのマーキング位置が継手に対し正常な位置に有るかなどで差し込み確認を行う方法もある。
また、管体の外周面に継手への差込長さと同位置にマーキングを施し、継手に管体を接続したときに、そのマーキング位置が継手に対し正常な位置に有るかなどで差し込み確認を行う方法もある。
しかしながら、従来の方法では、例えば床下でのパイプ接続作業においては、暗所であり、管体の先端やマーキングが見え難く、視覚的に差し込み確認を行うことが困難であった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、暗所において視覚的に差し込み確認が容易な管継手を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の管継手は、管体に挿入されて前記管体と接続され、内部に流体を流す流路を備えた筒体と、前記筒体の外周面における前記管体の接続完了時に前記管体で隠れる位置に設けられ蓄光物質を含む発光部と、を有する。
請求項1に記載の管継手によれば、筒体を管体に挿入することで、管継手と管体とを接続することができる。筒体には、外周面に蓄光物質を含む発光部が設けられている。挿入部分の発光部は、蓄光物質が燐光を発するので、暗所において挿入部分が光って見える。
したがって、筒体を管体に挿入し、発光している部分が見えなくなれば、管体に挿入すべき筒体の挿入部分が全て管体に挿入されたこと、即ち、挿入完了が目視にて確認できる。なお、筒体を管体に挿入しても発光している部分が見える場合には、筒体の管体への挿入が不完全であることが目視にて確認できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の管継手において、前記発光部は、塗布層である。
請求項2に記載の管継手では、蓄光物質を含む塗料を筒体に塗布することで発光部となる塗布層を形成することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の管継手において、前記発光部は、片面に粘着層または接着層が設けられたシートである。
請求項3に記載の管継手では、シートを筒体に貼り付けることで、発光部を形成することができる。
本発明に係る管継手は上記構成としたので、暗所において視覚的に差し込み確認が容易にできる。
図1乃至図4にしたがって、本発明の一実施形態に係る管継手10を説明する。
図1に示すように、管継手10は、内部が流体を流す流路とされた管状の本体部12と、この本体部12に外挿される管状の中間部14とで継手本体16が構成されている。さらに、管継手10は、中間部14に外挿された管状のスリーブ18を備えており、後述する本体部12の筒体12Aと中間部14及びスリーブ18との間に、管体40が挿入される環状の挿入孔20が形成されている。
図1に示すように、管継手10は、内部が流体を流す流路とされた管状の本体部12と、この本体部12に外挿される管状の中間部14とで継手本体16が構成されている。さらに、管継手10は、中間部14に外挿された管状のスリーブ18を備えており、後述する本体部12の筒体12Aと中間部14及びスリーブ18との間に、管体40が挿入される環状の挿入孔20が形成されている。
スリーブ18の内側には、管体40を挿入孔20に保持するためのロックリング30が設けられている。このロックリング30は、断面が横向きの略V字形をなしており、略V字形の開口部30Aが継手本体16の奥側に向かうように配置されている。そして、ロックリング30の開口部30Aが中間部14のテーパー状の先端部14Aと対向するように配置されており、開口部30Aの一部が先端部14Aに当接している。また、スリーブ18の内壁には、ロックリング30の略V字形の外側面が当接可能なテーパー面18Aが形成されている。このテーパー面18Aは、挿入孔20の入口20A側に向かって小径となるように形成されている。
スリーブ18の内側には、ロックリング30よりも挿入孔20の入口20A側に、前後方向(軸方向)に移動可能な解放リング22が内挿されている。この解放リング22は、内壁が挿入孔20の一部を構成しており、解放リング22の外周に形成された突起22Aが、スリーブ18の内周に形成された小径部18Bに当接することで、スリーブ18からの抜けが防止されている。
本体部12は、挿入孔20に面した部分が、管体40に挿入される筒体12Aとされている。本実施形態では、筒体12Aの外周面全体に、蓄光物質(光を蓄えて燐光を発する物質)を含んだ層状の発光部28が設けられている。発光部28は、蓄光物質を含むものであれば良く、蓄光塗料(夜光塗料とも言う)を塗布した塗布層であっても良く、蓄光物質を含むシート状のものであっても良く、蓄光物質を含む樹脂層であっても良く、その他の形態であっても良い。発光部28がシート状の部材である場合、片面に粘着層または接着層が設けられたものを用いることができる。
発光部28を蓄光物質を含む樹脂層とする場合、本体部12を成型した後、蓄光物質を含む樹脂層を筒体12Aの外周面に成型することができる。また、二色成型により、発光部28を一体化した本体部12を得ることもできる。
なお、発光部28に用いる蓄光物質としては特に制限は無く、公知のものを用いることができる。蓄光物質としては、例えば、硫化亜鉛、アルミン酸ストロンチウムがある。
また、発光部28の蓄光物質が発する光(燐光)の色は、黄色、黄緑色、緑色、青色、赤色等を挙げることができるが、他の色であっても良い。
筒体12Aの外周面には、長手方向中間部に2つの周溝12Dが形成されており、これらの周溝12Dにそれぞれゴム製のOリング24が嵌め込まれている。
本体部12の筒体12Aの最奥部には、筒体12Aよりも大径とされた壁面26が形成されている。この壁面26は、管体40の先端40Aが当接するストッパーになっている。本実施形態の管継手10では、筒体12Aの長手方向全体が管体40に挿入されるようになっている。即ち、本実施形態の管継手10では、筒体12Aの先端から壁面26までが挿入部分となっており、管体40に対して筒体12Aの該挿入部分が全て挿入されることが、管継手10と管体40との正規の接続となる。
本体部12の挿入孔20と反対側の端部には、他の配管(図示せず)が接続される雄ネジ12Bが形成されており、本体部12の中間部には、スパナを掛けるための六角部12Cが形成されている。なお、本体部12の挿入孔20と反対側の端部の構成は、雄ネジ12Bに限らず、雌ネジでも良く、他の構成であっても良い。
本実施形態の管継手10は、本体部12が金属製(例えば、黄銅製)、中間部14、スリーブ18及び解放リング22が透明な合成樹脂製、ロックリング30が金属製(例えば、ステンレスなど)である。
本実施形態の管継手10では、中間部14、スリーブ18及び解放リング22は透明な合成樹脂製としているので、管継手10の外側から、中間部14、スリーブ18及び解放リング22を通して筒体12Aの外周面に設けた発光部28を目視することができ、また、挿入孔20に挿入した管体40を目視することができる。
なお、本体部12は金属製に限定するものではなく、合成樹脂製でも構わない。一方、管体40は樹脂製(例えば、ポリブテンなど)であるが、管体40はゴム製、又はロックリング30の第1爪部36、第2爪部38が食い込み可能な他の比較的軟らかい部材としてもよい。なお、本実施形態の管体40は、無色透明では無く、発光部28が発する光を遮断可能なように不透明となっている。
図2には、図1に示す管継手10に用いられるロックリング30が示されている。図2中の(A)はロックリング30の平面図、(B)はロックリング30の半裁断面図である。
このロックリング30は、切断部のない連続的なリング部31を備えており、軸方向に沿って切断した断面が横向きの略V字形をなしている。ロックリング30は、リング部31の内周側及び外周側に、交互にそれぞれ複数(本実施形態では8個)の切り込み32、34が形成されている。外周側の切り込み34には、一つおきに突起35が設けられている。リング部31の内周側の各切り込み32の間には、内周側へ管継手10の奥側に向かって斜め方向に複数の第1爪部36と複数の第2爪部38とが延出されている。これらの第1爪部36と第2爪部38はリング部31の周方向に交互に設けられている。本実施形態では、リング部31の内周側に4個の第1爪部36と4個の第2爪部38とが交互に設けられている。
このような管継手10では、管体40の挿入孔20への挿入に伴ってロックリング30が同心円状に拡径することになる。すなわち、ロックリング30は、断面が横向きの略V字形であり、リング部31の内周側及び外周側に合計16個の切り込み32、34が設けられていることから、適度な弾性を有している。
(作用)
次に、本実施形態の管継手10の作用について説明する。
図1に示すように、筒体12Aの外周面に設けた発光部28が発した光Lは透明な中間部14、スリーブ18及び解放リング22を透過して管継手10の外側に出射されるので、床下等の暗所では、発光部28が光って見える。これにより、管継手10自体の位置を認識し易く、また、挿入孔20の位置が確認し易い。
次に、本実施形態の管継手10の作用について説明する。
図1に示すように、筒体12Aの外周面に設けた発光部28が発した光Lは透明な中間部14、スリーブ18及び解放リング22を透過して管継手10の外側に出射されるので、床下等の暗所では、発光部28が光って見える。これにより、管継手10自体の位置を認識し易く、また、挿入孔20の位置が確認し易い。
管体40を管継手10の挿入孔20に挿入すると、管体40の先端40Aがロックリング30を拡径する。そして、管体40の外周面がロックリング30の第1爪部36、第2爪部38に摺接しながら管体40が奥側へ挿入され、管体40の内周面が2個のOリング24に接触する。管体40が更に挿入されると、管体40の先端が本体部12の壁面26に到達する。
図3に示すように、管継手10の挿入孔20に管体40を挿入し、管体40の先端が壁面26に当接すると、筒体12Aの外周面全体、即ち、筒体12Aの先端から壁面26までの挿入部分が管体40で覆われ、発光部28の光Lが遮断されて見えなくなる。これにより、管体40の先端40Aが壁面26に当接したこと、即ち、管体40が正規の位置まで押し込まれ、管継手10と管体40とが正規に接続されたことが目視にて判る。
一方、管継手10の挿入孔20に管体40を挿入しても発光部28の光が見える場合には、即ち、図4に示すように、管継手10の外側に発光部28が発した光Lが出射される場合には、管体40の先端が壁面26に当接していないので、管体40が正規の位置まで押し込まれておらず、管継手10と管体40とが正規に接続されていないことが目視にて判る。
管体40が正規の位置まで押し込まれた状態では、管体40と筒体12Aとの間がOリング24にてシールされる。また、管体40が正規の位置まで押し込まれた状態で管体40に内圧が作用すると、管体40が継手本体16から抜ける方向の力を受け、管体40及びロックリング30が挿入孔20から抜ける方向に若干移動し、ロックリング30のリング部31の外周側がスリーブ18のテーパー面18Aに当たり、ロックリング30の複数の第1爪部36が管体40の外周側に食い込む。これにより、管体40が挿入孔20から抜け出す(離脱する)ことが抑制される。
このように、本実施形態の管継手10を用いることで、暗所において管体40が管継手10に正規に接続されたか否か、即ち、挿入が完了したか否かを目視にて容易に確認できる。なお、明所においても、発光部28が見えなくなれば、管体40が管継手10に正規に接続されたこと、即ち、挿入が完了したことが目視にて容易に確認できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態の管継手10では、本体部12の外周側に中間部14、スリーブ18、解放リング22、ロックリング30等が設けられていたが、本発明においては、これらは必須では無く、ロックリング30に代えてバンドで管体40を本体部12に締め付けても良く、筒体12A、及び発光部28以外の構成は適宜変更可能である。
上記実施形態では、筒体12Aの外周面全体に発光部28が設けられていたが、少なくとも壁面26側の筒体12Aに設けられていれば良い。
10…管継手、12A…筒体、28…発光部、40…管体
Claims (3)
- 管体に挿入されて前記管体と接続され、内部に流体を流す流路を備えた筒体と、
前記筒体の外周面における前記管体の接続完了時に前記管体で隠れる位置に設けられ蓄光物質を含む発光部と、
を有する、管継手。 - 前記発光部は、塗布層である、請求項1に記載の管継手。
- 前記発光部は、片面に粘着層または接着層が設けられたシートである、請求項1に記載の管継手。
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JP2015197706A JP2017072155A (ja) | 2015-10-05 | 2015-10-05 | 管継手 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020121870A1 (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | 株式会社ブリヂストン | 配管システム、配管情報システム、及び、管継手システム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001153278A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-08 | Mym Corp | 管継手における確認孔保護カバー |
JP2008298248A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Bakuma Kogyo Kk | 管継手 |
JP2009185853A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Sekisui Chem Co Ltd | 管継手 |
JP2009299863A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd | 差込み式管継手 |
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