JP2017069156A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースの面積を小さくすることができる電池パックを提供する。【解決手段】複数の側部を有する第1ケースと、第1ケースを覆う第2ケースと、第1ケースの少なくとも1つの側部に対峙する側壁部と、シール部材とを備え、側壁部が対峙する第1ケースの側部は、フランジ部が形成されていないフランジ非形成側部とされ、フランジ非形成側部とフランジ非形成側部に対峙する側壁部との間にシール部材を挟持してフランジ非形成側部を封止する。【選択図】図7

Description

本発明は、電池パックに関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両に搭載される電池パックは、車両内の限られた空間内に設置可能とするために、より小型化を図ることが求められている。電池パックは、複数の電池モジュールを、下部ケースと上部ケースとにより形成されるケース内部に収容し、下部ケースと上部ケースにより形成される内部空間を外部から封止する構造を有する。封止構造の一例として、下部ケースの上部側に内方に屈曲する外周縁部を形成し、上部ケースの下部側に外方に屈曲する外周縁部を形成し、上下部ケースの外周縁部間にシール部材を挟持する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2014/041970号
上記特許文献1の構造では、下ケースの内方に延在する外周縁部においてシール部材を用いて封止するため、内方に延在される外周縁部の長さ分、下ケースの面積が大きくなる。
本発明の一態様によると、電池パックは、4つ以上の側縁を有するベース部と、前記ベース部の前記側縁から立ち上がる側部とを有する第1ケースと、前記第1ケースの前記側部の内方に収容された電池モジュールと、前記第1ケースを覆う第2ケースと、前記第1ケースの少なくとも1つの前記側部に対峙する側壁部と、前記第1ケースと前記第2ケースとを封止するシール部材とを備え、前記側壁部が対峙する前記第1ケースの前記側部は、フランジ部が形成されていないフランジ非形成側部とされ、前記フランジ非形成側部と前記フランジ非形成側部に対峙する前記側壁部との間に前記シール部材を挟持して前記フランジ非形成側部を封止する。
本発明によれば、フランジ非形成側部の分、ケースの面積を小さくすることができる。
本発明の電池パックの第1の実施形態の外観斜視図である。 図1に図示された電池パックの内部構造を示す斜視図である。 図2に図示された電池モジュールの斜視図である。 図1に図示された電池パックの分解斜視図である。 図1のV−V線断面図である。 図5の領域VIの拡大図である。 第1の実施形態の封止構造を示す模式的断面図である。 本発明の電池パックの第2の実施形態を示す断面図である。 本発明の電池パックの第3の実施形態を示す外観斜視図である。 図9に図示された電池パックの分解斜視図である。 図9に図示された電池パックの断面図である。 本発明の電池パックの第4の実施形態を示す外観斜視図である。 図12に図示された電池パックの分解斜視図である。 本発明の電池パックの第5の実施形態を示す外観斜視図である。 図14に図示された電池パックの分解斜視図である。 図14のXVI−XVI線断面図である。
電池パックは、電動車両、たとえば電気自動車の電動機駆動システムにおける車載電源装置に適用される。この電気自動車の概念には、内燃機関であるエンジンと電動機とを車両の駆動源として備えたハイブリッド電気自動車、および電動機を車両の唯一の駆動源とする純正電気自動車等が含まれる。
−第1の実施形態−
以下、図1〜図7を参照して、本発明の電池パックの第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明の電池パックの第1の実施形態の外観斜視図であり、図2は、図1に図示された電池パックの内部構造を示す斜視図である。
電池パック1は、上ケース2と下ケース3とにより形成される内部空間を外部から封止する構造を有する。上ケース2と下ケース3の封止構造の詳細については後述する。
図1および図2に図示されるように、下ケース3は平面視で矩形形状を有し、上部が開口されたボックス形状を有する。すなわち、下ケース3は4辺を有する矩形形状のベース部31と、ベース部31の各辺からほぼ垂直に立ち上がる4つの平坦状の側部32a〜32dを有する。
上ケース2は、下ケース3の4つの辺に対応する4つの辺を有し、平面視で矩形形状を有するほぼ平坦な蓋体である。上ケース2および下ケース3は、例えば、鉄などの金属板を板金加工して形成される。
下ケース3の内部には、複数の電池モジュール4が収容され、また、SD(サービス ディスコネクト)スイッチ6が取付けられている。各電池モジュール4は、複数の二次電池セル9(図3参照)を有している。下ケース3の短辺側の側部32c、32d間のほぼ中央部に長辺側の側部32a、32bと平行にダクト5が設けられている。ダクト5は、下ケース3の外部から空気等を導入し、下ケース3内の二次電池セル9を冷却するための冷却通路を形成するものである。
各電池モジュール4は、図示はしないが、各二次電池セル9のセル電圧を検出したり、各二次電池セル9に流れる電流を検出したりして、電池パック1内が適切な状態であるか否かを監視する電池監視システムに接続される。電池監視システムは、これらの電池情報から電池容量(SOC:State of Charge)や電池劣化状態(SOH:State of Health)を演算し、不図示の車両コントローラ等に演算結果を通知する。SDスイッチ6は、電池パック1の保守、点検の際の安全性を確保するために設けられた安全装置である。SDスイッチ6は、図示はしないが、スイッチとヒューズとを直列に接続した電気回路から構成されている。SDスイッチ6は、サービスマンによって、保守、点検を行う際に操作される。
下ケース3内には、9個の電池モジュール4が収容されている。電池モジュール4は、長辺側の側部32aとダクト5との間に4個配列され、長辺側の側部32bとダクト5との間に5個配列されている。つまり、長辺側の側部32aとダクト5との間に配列された電池モジュール4の数は、長辺側の側部32bとダクト5との間に配列された電池モジュール4の数より1つ少ない。このため、長辺側の側部32aと短辺側の側部32dとの間のコーナー部の内部は、空間となっている。SDスイッチ6は、このコーナー部の内部に配置されている。上ケース2のSDスイッチ6に対応する部分は切り欠かれており、SDスイッチ6は上ケース2から露出している。
図3は、図2に図示された電池モジュールの斜視図である。
各電池モジュール4は、電気的に直列に接続された複数の二次電池セル9を有している。二次電池セル9は、例えば、リチウムイオン円筒形二次電池セルである。
各電池モジュール4は、上下2段に配列された二次電池セル9を有する。二次電池セル9は下段に4個配列され、上段に3個配列されている。上段側の各二次電池セル9は、前後方向における位置が、下段側の二次電池セル9に対して、円筒形の二次電池セル9の直径の半分ずれている。このため、上段側の各二次電池セル9は下段側の二次電池セル9の間に配置されている。これにより、電池モジュール4の上下方向の高さは、上下の二次電池セル9を前後方向にずらすことなく配置した場合よりも低くなっている。
各二次電池セル9は、モジュールケース7、8内に収容されている。モジュールケース7、8は、樹脂などの絶縁性部材により形成され、それぞれ、円筒形の二次電池セル9の軸方向の長さの半分程度の長さを有する。モジュールケース7の一端には、側方に突出する側縁7aが形成され、モジュールケース8の他端には、側方に突出する側縁8aが形成されている。モジュールケース8の側縁8aには、ボス部8bが形成されモジュールケース7の側縁7aには、ボス部8bに対応する開口(図示せず)が形成されている。モジュールケース7、8は、二次電池セル9が収容された状態で、側縁7aと側縁8aとを突合せ、ボス部8bに締結部材26を挿通し、側縁7a側から締結部材26の先端にナット17を締結することにより、固定される。
モジュールケース7、8内に収容された二次電池セル9は、バスバー23により、電気的に直列に接続される。各電池モジュール4における最低電位の二次電池セル9の負極は、電池モジュール4の負極端子12に接続される。また、図示はされないが、各電池モジュール4における最高電位の二次電池セル9の正極は、電池モジュール4の正極端子に接続される。
図4は、図1に図示された電池パックの分解斜視図である。
下ケース3の側部32a〜32dは、それぞれ、ベース部31からほぼ垂直に屈曲されている。各側部32a〜32dは、平坦であり、上部側において下ケース3の内方または外方に屈曲するフランジ部を有していない。従来の電池パックのケース部材には、ケースの内方または外方に屈曲するフランジ部が形成されている。しかし、本発明の第1の実施形態においては、下ケース3の各側部32a〜32dには、フランジ部が形成されておらず、フランジ非形成側部とされている。
下ケース3の側部32a〜32dのそれぞれに対向して、ほぼ断面L字形状のフランジ部材50a〜50dが配置されている。フランジ部材50a〜50dは、例えば、鉄などの金属板を板金加工して形成される。フランジ部材50a〜50dは、金属板をインサートモールド成形して形成することもできる。フランジ部材50a〜50dは、それぞれ、下ケース3の側部32a〜32dに対向する側部対向部51a〜51dと、この側部対向部51a〜51dに対してほぼ垂直に屈曲され、下ケース3の内方に延在する内部延在部52a〜52dとを有する。
下ケース3の側部32a〜32dとフランジ部材50a〜50dの側部対向部51a〜51dの間には、それぞれ、シール部材41a〜41dが配置されている。下ケース3の側部32a〜32dには、それぞれ、上部側に複数の切欠きが形成されており、シール部材41a〜41dは、それぞれ、切欠きを避けるように屈折した形状とされている。
上ケース2の側部32a〜32dとフランジ部材50a〜50dの内部延在部52a〜52dとの間には、上部シール部材42a、42bが配置されている。上部シール部材42aは、上ケース2の長辺側の一方の側縁2aに対応する部分と、側縁2aの両端の短辺側の側縁2c、2dの中間位置まで対応する部分を有し、ほぼコ字形状に形成されている。上部シール部材42bは、上ケース2の長辺側の他方の側縁2bに対応する部分と、側縁2bの両端の短辺側の側縁2c、2dの中間位置まで対応する部分とを有し、ほぼコ字形状に形成されている。上部シール42a、42bは、その両端を突き合わせて環状とされ、上ケース2の4つの辺に沿って、上ケース2の周側縁全体を閉塞するように配置される。
図5〜図7を参照して、電池パック1の封止構造を説明する。
封止構造は、下ケース3の側部32a〜32dにおいてほぼ同じであり、以下では、側部32aにおける封止構造を代表として例示する。
図5は、図1のV−V線断面図である。図6は、図5の領域VIの拡大図であり、図7は、第1の実施形態の封止構造を示す模式的断面図である。
下ケース3の側部32aの外面に対峙してフランジ部材50aの側部対向部51aが配置されている。下ケース3の側部32aの外面とフランジ部材50aの側部対向部51aの内面との間にシール部材41aが配置されている。フランジ部材50aの側部対向部51aは、下ケース3の側部32aに、不図示のボルトとナット等の締結部材により固定される。ナットは、下ケース3の側部32aの内面に溶接等により接合しておいてもよい。従って、シール部材41aは、フランジ部材50aの側部対向部51aと下ケース3の側部32aとにより挟持される。
下ケース3の側部32b〜32dにおいても同様であり、シール部材41b〜41dは、それぞれ、フランジ部材50b〜50dの側部対向部51b〜51dと下ケース3の側部32b〜32dとにより挟持される。これにより、下ケース3の側部32a〜32dとフランジ部材50a〜50dとの封止構造が形成される。
フランジ部材50a〜50dの内部延在部52a〜52dの面積は、それぞれ、上部シール部材42a〜42dが配置される大きさを有する。また、各フランジ部材50a〜50dの内部延在部52a〜52dには締結部材が挿通される貫通孔(図4参照)が形成されている。フランジ部材50a〜50dの内部延在部52a〜52dの上面と、上ケース2との間に、上部シール部材42a、42bが配置され、上ケース2がフランジ部材50a〜50dの内部延在部52a〜52dに、不図示のボルトとナット等の締結部材により締結される。ナットは、フランジ部材50a〜50dの内面に溶接等により接合しておいてもよい。上部シール部材42a、42bは、上述したように、内部延在部52a〜52d上で、それぞれの両端を突き合わせた環状に配置される。従って、上部シール部材42a、42bは、上ケース2とフランジ部材50a〜50dの内部延在部52a〜52dとにより挟持される。これにより、上ケース2の周縁部全長に亘り、フランジ部材50a〜50dとの間の封止構造が形成される。
下ケース3の側部32a〜32dは、金属板により形成されており、その板厚は小さい。そのため、下ケース3の側部32a〜32dの上端部に、直接、上部シール部材42a〜42dを配置して上ケース2を用いて封止構造を形成することはできない。第1の実施形態1では、下ケース3の側部32a〜32dに固定するフランジ部材50a〜50dに、内方に延在される内部延在部52a〜52dを設けて、この内部延在部52a〜52dと上ケース2とにより上部シール部材42a〜42dを挟持するようにした。これにより、下ケース3の側部32a〜32dと、フランジ部材50a〜50dとによる封止が可能となっている。
フランジ部材50a〜50dは、電池モジュール4をすべて下ケース3内に収容した後に、下ケース3に取付けることができる。このため、フランジ部材50a〜50dが、下ケース3の内方に延在された内部延在部52a〜52dを有しているにも拘わらず、内部延在部52a〜52dが電池モジュール4を収容する際の障害物となるはことなく、電池モジュール4のすべてを下ケース3内に容易かつ能率的に収容することができる。
なお、電池パック1は、取付用ブラケット61に固定されて、車両のシャーシ等に設置される。
上記第1の実施形態によれば、下記の効果を奏する。
(1)下ケース3の側部32a〜32dをフランジ非形成側部とし、この側部32a〜32dに、フランジ部材50a〜50dを締結することにより、下ケース3の側部32a〜32dとフランジ部材50a〜50dとの間にシール部材41a〜41dを挟持するようにした。このため、下ケース3のベース部31の面積を小さくすることができる。
(2)フランジ部材50a〜50dのそれぞれに、内部延在部52a〜52dを設け、該内部延在部52a〜52dに上ケース2を締結することにより、上ケース2と内部延在部52a〜52dとの間に上部シール部材42a〜42dを挟持するようにした。このため、下ケース3が金属板などの薄い厚さの部材であっても、上ケース2とフランジ部材50a〜50dとによる封止が可能となる。
(3)下ケース3の側部32a〜32dに、フランジ部材50a〜50dを、締結部材を用いて着脱可能に取付ける構造とした。このため、下ケース3内に電池モジュール4をすべて収容した後、フランジ部材50a〜50dをフランジ部材50a〜50dに取付けることができる。このようにすることにより、下ケース3内に電池モジュール4を収容する作業を、容易かつ能率的に行うことができる。
なお、上記第1の実施形態では、上部シール部材42a、42bを、2つの部材として例示した。しかし、上部シール部材42a、42bを一体化して、環状の1つのシール部材としてもよい。
上記第1の実施形態では、下ケース3の側部32a〜32dのそれぞれに対して、シール部材41a〜41dを配置する構造として例示した。しかし、シール部材41a〜41dは、2つを一体化したL字形状のシール部材または3つを一体化したコ字形状のシール部材とすることができる。あるいは、4つのシール部材41a〜41dを、1つの環状のシール部材としてもよい。
上記第1の実施形態では、フランジ非形成側部である側部32a〜32dは、それぞれ、ベース部31に対してほぼ垂直に立ち上がる平坦状部であるとして説明した。しかし、側部32a〜32dは、ベース部31に対して傾斜するように立ち上がるようにしたり、平坦ではなく、多少、湾曲する立ち上げ形状としたりしてもよい。
−第2の実施形態−
図8は、本発明の電池パックの第2の実施形態を示す断面図である。
第2の実施形態は、フランジ部材50a〜50bおよびシール部材41a〜41dを下ケース3の側部32a〜32dの内面側に設けた構造を有する。
図8に図示されるように、フランジ部材50a、50bは、その側部対向部51a、51bが、下ケース3の側部32a、32bに対峙するように下ケース3の側部32a、32bの内面側に配置される。シール部材41a、41bは、それぞれ、下ケース3の側部32a、32bとフランジ部材50a、50bの側部対向部51a、51bにより挟持される。
図8には、下ケース3の側部32a、32bにおける封止構造のみが図示されているが、下ケース3の側部32c、32dにおける封止構造も同様である。
第2の実施形態の他の構造は、第1の実施形態と同様である。
従って、第2の実施形態においても、第1の実施形態の効果(1)〜(3)と同様な効果を奏する。
−第3の実施形態−
図9は、本発明の電池パックの第3の実施形態を示す外観斜視図であり、図10は、図9に図示された電池パックの分解斜視図であり、図11は、図9に図示された電池パックの断面図である。なお、図9において、上ケース2は、内部構造を示すために、二点鎖線により図示されている。
第3の実施形態の電池パック1は、下ケース3の1つの側部32cのみをフランジ非形成側部としたものである。
図9〜図11に図示されるように、下ケース3の側部32cは、フランジ非形成側部とされている。下ケース3の残りの3つの側部32a、32b、32dには、それぞれ、外方に延在されるフランジ部33が設けられている。3つのフランジ部33は、板金加工等により下ケース3に一体成形される。
下ケース3の側部32cに対向して、フランジ部材50cが配置される。下ケース3の側部32cの上面の高さは、フランジ部33の上面の高さより低い位置に設定されている。下ケース3の側部32cとフランジ部材50cの側部対向部51cとの間には、シール部材41cが配置される。フランジ部材50cは、下ケース3の側部32cに締結部材により締結され、側部対向部51cと下ケース3の側部32cとの間にシール部材41cが挟持される。このとき、下ケース3の側部32cの上面にはフランジ部材50cの内部延在部52cが配置される。フランジ部材50cの内部延在部52cの上面の高さは、フランジ部33の上面の高さと面一になっている。
フランジ部材50cの側部対向部51cと下ケース3の側部32cとの間にシール部材41cが挟持されることにより、下ケース3とフランジ部材50cとの封止構造が形成される。
下ケース3に取付られたフランジ部材50cの内部延在部52c上および下ケース3のフランジ部33上に跨って上部シール部材44が配置される。上部シール部材44は、矩形の環状に形成されている。上部シール部材44の上方に上ケース2が配置される。上部シール部材44は、上ケース2と、フランジ部材50cの内部延在部52cおよび下ケース3のフランジ部33とにより挟持される。これにより、下ケース3と上ケース2およびフランジ部材50cとの封止構造が形成される。第3の実施形態においても、下ケース3内に電池モジュール4を収容した後、フランジ部材50cを下ケース3に取付けることができる。
第3の実施形態では、下ケース3の1つ側部32cのみがフランジ非形成側部とされているので、4つの側部すべてをフランジ非形成側部とする構造に比し、下ケース3のベース部31の面積を小さくする効果は小さい。しかし、フランジ部材の数が低減し、また、これに伴い、組付け工数も低減するので、コストを低減し、作業性を向上することができる。従って、一側部のみをフランジ非形成側部とした面積でも設置スペースを確保できるのであれば、有効な構造となる。
なお、第3の実施形態では、下ケース3の1つの側部32cのみをフランジ非形成側部とした構造として例示したが、下ケース3の2つまたは3つの側部をフランジ非形成側部としてもよい。また、第3の実施形態において、フランジ部材50cは、第2の実施形態と同様、下ケース3の側部の内側に取付けるようにしてもよい。
−第4の実施形態−
図12は、本発明の電池パックの第4の実施形態を示す外観斜視図であり、図13は、図12に図示された電池パックの分解斜視図である。
第4の実施形態は、第3の実施形態におけるフランジ部材50cの機能を上ケース102に持たせた構造を有する。
下ケース3は、1つの側部32aのみがフランジ非形成側部とされ、残りの3つの側部32b〜32dにはフランジ部33が形成されている。
上ケース102における下ケース3の側部32aに対応する側部には、フランジ部102aが設けられている。
下ケース3の側部32aに対向して、シール部材41aが配置されている。下ケース3の上方に上部シール部材45が配置されている。上部シール部材45は、下ケース3のフランジ部33より一回り小さいコ字形状に形成されている。上部シール部材45は、フランジ部33上に、その両側の端部45aがフランジ部33の両側の端部33aに、それぞれ、面一になるように配置される。
第4の実施形態の電池パック1を組付けるには、まず、上部シール部材45をフランジ部33上に配置する。この状態で、上ケース102をフランジ部33の上面と平行にX方向に移動し、シール部材41aを上ケース102のフランジ部102aと下ケース3の側部32aとの間に挟持する。そして、締結部材(図示せず)により、上ケース102を下ケース3のフランジ部33に固定する。なお、上部シール部材45の端部45aとシール部材41aの端部との間に隙間が生じ、密封が確保され難い場合には、隙間となる領域にシール材を充填する。
第4の実施形態では、上ケース102にフランジ部102aを形成することにより、第3の実施形態のフランジ部材50cが必要で無くなる。このため、第3の実施形態よりも、安価にすることができる。
−第5の実施形態−
図14は、本発明の電池パックの第5の実施形態を示す外観斜視図であり、図15は、図14に図示された電池パックの分解斜視図であり、図16は、図14のXVI−XVI線断面図である。
第5の実施形態は、上ケース202を、2つに分割し、それぞれにフランジ部を設けた構造を有する。
第5の実施形態では、第1の実施形態と同様、下ケース3の側部32a〜32dは、すべてフランジ非形成側部とされている。側部32c、32dに対向してシール部材41c、41dとフランジ部材50c、50dが配置される。側部32c、32dの上面の高さは、側部32a、32bの上面の高さより低い位置に設定されている。側部32c、32dの上面に、フランジ部材50c、50dの内部延在部52c、52dが配置される。シール部材41c、41dは、それぞれ、フランジ部材50c、50dの側部対向部51c、51dと下ケース3の側部32c、32dとの間に挟持される。
フランジ部材50c、50dの内部延在部52c、52d上には、上部シール部材42c、42dが配置される。また、下ケース3の側部32a、32bに対向してシール部材41a、41bが配置される。
上ケース202は、分割上ケース202Aと分割上ケース202Bに2分割されている。分割上ケース202Aと分割上ケース202Bは、下ケース3の側部32cと側部32dそれぞれの長さ方向の中間位置を結ぶ線に対して、線対称の形状を有する。分割上ケース202A、202Bは、それぞれ、フランジ部203a、203bと、上部折曲部204a、204bを有している。分割上ケース202Aの上部折曲部204aと分割上ケース202Bの上部折曲部204bとの間に上部シール部材46が配置される。
第5の実施形態の電池パック1を組付けるには、先ず、フランジ部材50c、50dの側部対向部51c、51dと下ケース3の側部32c、32dとの間にシール部材41c、41dを挟持するように、フランジ部材50c、50dを下ケース3の側部32c、32dに取付ける。次に、フランジ部材50c、50dの内部延在部52c、52d上に、上部シール部材42c、42dを配置する。次に、分割上ケース202Aを下ケース3の側部32a、32bの上面と平行にX方向に移動し、シール部材41aを分割上ケース202Aのフランジ部203aと下ケース3の側部32aとの間に挟持する。
同様に、分割上ケース202Bを下ケース3の側部32a、32bの上面と平行にX方向と反対方向に移動し、シール部材41bを分割上ケース202Bのフランジ部203bと下ケース3の側部32bとの間に挟持する。但し、この工程では、事前に、上部シール部材46を、分割上ケース202Aの上部折曲部204aと分割上ケース202Bの上部折曲部204bとの間に配置しておく。そして、分割上ケース202Aの上部折曲部204aと分割上ケース202Bの上部折曲部204bとの間に上部シール部材46を挟持する。同時に、シール部材42c、42dを、分割上ケース202A、202Bとフランジ部材50c、50dの内部延在部52c、52dとの間に挟持する。上部シール部材46の各端部と上部シール部材42c、42dとの間に隙間が生じ、密封が確保され難い場合には、隙間となる領域にシール材を充填する。
第5の実施形態では、下ケース3の各側部32a〜32dに配置されたシール部材41a〜41d、および分割上ケース202A、202B間に挟持された上部シール部材46により、上ケース202と下ケース3の内部空間が外部から封止される。
第5の実施形態においては、予め、下ケース3内に電池モジュール4を収容してからフランジ部材50c、50dを下ケース3に取付けることができる。
第5の実施形態では、下ケース3の側部32a〜32dは、すべてフランジ非形成側部とされており、下ケース3の面積を小さくすることができる。
なお、上記各実施形態では、上・下ケース2、102、202、3を直方体形状として例示した。しかし、上・下ケース2、102、202、3は、直方体形状に限られるものではない。例えば、上・下ケース2、102、202、3の短辺側部の一方または両方を、円弧状としたり、角形形状にしたりしてもよい。また、上・下ケース2、102、202、3を、4つ以上の辺を有する多角形状にしてもよい。
上記各実施形態では、二次電池セル9として、リチウムイオン二次電池セルを例示したが、本発明は、これに限定されるものではない。リチウムイオン二次電池セルル以外に、ニッケル水素電池などの他の二次電池セルを適用することができる。
上記では、複数の実施の形態を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。上記実施形態を組み合わせもよく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1 電池パック
2 上ケース
2a〜2d 側縁
3 下ケース
4 電池モジュール
31 ベース部
32a〜32d 側部
33 フランジ部
41a〜41d シール部材
42a〜42d 上部シール部材
50a フランジ部材
50b フランジ部材
50c フランジ部材
50d フランジ部材
51a〜51d 側部対向部
52a〜52d 内部延在部
102 上ケース
102a フランジ部
202 上ケース
202A 分割上ケース
202B 分割上ケース
203a フランジ部
203b フランジ部
204a 上部折曲部
204b 上部折曲部

Claims (8)

  1. 4つ以上の側縁を有するベース部と、前記ベース部の前記側縁から立ち上がる側部とを有する第1ケースと、
    前記第1ケースの前記側部の内方に収容された電池モジュールと、
    前記第1ケースを覆う第2ケースと、
    前記第1ケースの少なくとも1つの前記側部に対峙する側壁部と、
    前記第1ケースと前記第2ケースとを封止するシール部材とを備え、
    前記側壁部が対峙する前記第1ケースの前記側部は、フランジ部が形成されていないフランジ非形成側部とされ、
    前記フランジ非形成側部と前記フランジ非形成側部に対峙する前記側壁部との間に前記シール部材を挟持して前記フランジ非形成側部を封止する、電池パック。
  2. 請求項1に記載の電池パックにおいて、
    前記フランジ非形成側部に対峙する前記側壁部は、前記第1ケースおよび前記第2ケースとは別部材であるフランジ部材であり、前記フランジ部材は、前記フランジ非形成側部に対峙する側部対向部と、前記側部対向部から前記第1ケースの内方に延在される内部延在部とを有する、電池パック。
  3. 請求項2に記載の電池パックにおいて、
    前記フランジ部材の前記側部対向部は、前記第1ケースの前記側部の外方に配置され、前記シール部材は前記側部と前記フランジ部材の前記側部対向部との間に挟持される、電池パック。
  4. 請求項2に記載の電池パックにおいて、
    さらに、前記フランジ部材の前記内部延在部と前記第2ケースとの間に挟持される上部シール部材を備える、電池パック。
  5. 請求項1に記載の電池パックにおいて、
    前記フランジ非形成側部に対峙する前記側壁部は、前記第2ケースに一体成形されている、電池パック。
  6. 請求項5に記載の電池パックにおいて、
    さらに、前記フランジ非形成側部以外の前記第1ケースの前記側部と前記第2ケースとの間に挟持される上部シール部材を備える、電池パック。
  7. 請求項4に記載の電池パックにおいて、
    前記第1ケースのすべての側部が前記フランジ非形成側部とされ、前記各フランジ非形成側部と前記各フランジ部材の前記側部対向部との間に前記シール部材が挟持され、前記各フランジ部材の前記内部延在部と第2ケースとの間に前記上部シール部材が挟持されている、電池パック。
  8. 請求項5に記載の電池パックにおいて、
    前記第2ケースは、2つに分割された分割ケースを有し、
    前記各分割ケースには、上部折曲部が形成され、
    前記分割ケースの前記上部折曲部間に挟持された上部シールを、さらに、備える、電池パック。

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