JP2018032520A - 蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄電装置の外装体に収容された蓄電素子の端子と、外装体に設けられた外部端子との間の接続に用いられるバスバーのような接続部材の配索の簡素化を図ることを課題とする。【解決手段】本発明は、端子(31)を有する蓄電素子(30)と、前記蓄電素子(30)を収容する外装体(2)と、前記外装体(2)に当接した導電性の補強部材(10)と、前記外装体(2)の外側に露出して配置され、前記補強部材(10)を介して前記蓄電素子(30)の前記端子(31)に電気的に接続された外部端子(5)と、を備えた、蓄電装置(1)を提供する。【選択図】図8
Description
本発明は、蓄電素子を収容する外装体に外部端子が設けられた蓄電装置に関する。
複数の単電池のような蓄電素子をモジュール化した組電池のような蓄電装置において、樹脂製の外装体に複数の蓄電素子が収容され、外装体の表面から外側に正極及び負極の外部端子が突出したものが知られている。
この種の蓄電装置では、樹脂製の外装体を補強するために、外装体の内面側又は外面側に補強用の金属板が取り付けられることがある。
なお、特許文献1には、複数の蓄電装置(電池モジュール)からなる電池ブロックを複数有する車両用電源装置において、複数の電池ブロックを収容する樹脂製の外装体の底部(底ケース)に補強金属プレートが配設されることで、外装体が補強された構成が開示されている。
ところで、樹脂製の外装体に正極及び負極の外部端子が設けられた蓄電装置において、正極外部端子は、外装体に収容された複数の蓄電素子のうち少なくとも1つの蓄電素子の正極端子に電気的に接続され、負極外部端子は、少なくとも1つの蓄電素子の負極端子に電気的に接続される。これらの蓄電装置の外部端子と蓄電素子の端子との接続は、一般的に、外装体内に配索されたバスバーを介して行われる。
また、この種の蓄電装置において、外部端子と蓄電素子の端子との間の通電経路には、リレー、ヒューズ、シャント抵抗器、PTCサーミスタのような各種電気部品が介在されることがある。この場合、これらの電気部品を経由しながら、上記のバスバーの配索が行われる。
しかしながら、外部端子、これに接続される蓄電素子の端子、及び、各種電気部品間の位置関係によっては、バスバーのような接続部材の配索が複雑化する課題がある。
なお、特許文献1には、蓄電装置から車両走行用モータへの電力供給経路の一部として、車両用電源装置の外装体に設けられた補強金属プレートを利用することが開示されているが、個々の蓄電装置内において、蓄電素子の端子と蓄電装置の外部端子との間の接続に用いられる接続部材の配索を簡素化することに関しては何ら考慮されていない。
そこで、本発明は、蓄電装置の外装体に収容された蓄電素子の端子と、外装体に設けられた外部端子との間の接続に用いられる接続部材の配索の簡素化を図ることを目的とする。
本発明は、
端子を有する蓄電素子と、
前記蓄電素子を収容する外装体と、
前記外装体に当接した導電性の補強部材と、
前記外装体の外側に露出して配置され、前記補強部材を介して前記蓄電素子の前記端子に電気的に接続された外部端子と、を備えた、蓄電装置を提供する。
端子を有する蓄電素子と、
前記蓄電素子を収容する外装体と、
前記外装体に当接した導電性の補強部材と、
前記外装体の外側に露出して配置され、前記補強部材を介して前記蓄電素子の前記端子に電気的に接続された外部端子と、を備えた、蓄電装置を提供する。
この蓄電装置によれば、蓄電素子の端子と蓄電装置の外部端子との接続に補強部材が利用されることで、該補強部材による外装体の補強を図りつつ、外装体内で配索されるバスバーのような接続部材の点数低減ないし短縮を図ることができる。そのため、外装体内において、接続部材の配索を簡素化することができる。また、外装体に収容される各種部品と接続部材との干渉を回避しやすくなるため、外装体内の各種部品のレイアウト自由度が向上する。
上記の蓄電装置において、
前記外装体は、前記外部端子が設けられた所定面部を有し、
前記補強部材は、前記所定面部の周縁に沿って枠状に配置された枠状部を有し、
前記蓄電素子の前記端子は、前記枠状部の内側に配置されてもよい。
前記外装体は、前記外部端子が設けられた所定面部を有し、
前記補強部材は、前記所定面部の周縁に沿って枠状に配置された枠状部を有し、
前記蓄電素子の前記端子は、前記枠状部の内側に配置されてもよい。
これにより、外装体の所定面部の周縁に沿って配置された補強部材の枠状部と、外装体の所定面部に設けられた外部端子との接続、及び、補強部材の枠状部と、該枠状部の内側に配置された蓄電素子の端子との接続に用いられる各接続部材を簡素に配索することができる。
上記の蓄電装置において、
前記外部端子は、前記外装体における所定方向の一端側に設けられ、
前記蓄電素子の前記端子は、前記所定方向における前記外部端子とは反対側に設けられ、
前記補強部材は、前記所定方向における少なくとも前記外部端子と前記蓄電素子の前記端子との間の領域を含む領域に配置されてもよい。
前記外部端子は、前記外装体における所定方向の一端側に設けられ、
前記蓄電素子の前記端子は、前記所定方向における前記外部端子とは反対側に設けられ、
前記補強部材は、前記所定方向における少なくとも前記外部端子と前記蓄電素子の前記端子との間の領域を含む領域に配置されてもよい。
これにより、所定方向における外部端子と蓄電素子の端子との間の領域を含む領域に配置された補強部材が通電経路の一部として利用されることで、前記所定方向に離れて配置された外部端子と蓄電素子の端子とを簡素に接続することができる。
上記の蓄電装置において、
前記蓄電素子の前記端子又は前記外部端子の少なくとも一方と、前記補強部材との間の通電経路に電流制限部が設けられてもよい。
前記蓄電素子の前記端子又は前記外部端子の少なくとも一方と、前記補強部材との間の通電経路に電流制限部が設けられてもよい。
これにより、電流制限部を介した蓄電素子の端子と蓄電装置の外部端子との接続に補強部材が利用されることで、接続部材の配索が簡素化されることにより、電流制限部のレイアウト自由度の向上を図りつつ、該電流制限部による過電流の抑制によって、蓄電装置の保護を図ることができる。
上記の電流制限部は、PTCサーミスタであってもよい。この場合、PTCサーミスタのレイアウト自由度の向上を図りつつ、PTCサーミスタによって温度上昇時の電流を制限することで蓄電装置の保護を図ることができる。
上記のPTCサーミスタは、前記蓄電素子の前記端子と前記補強部材の所定部との間の通電経路に設けられ、且つ、前記端子と前記所定部との間に配置された回路基板に取り付けられてもよい。この場合、蓄電素子の端子と補強部材の所定部との間に配置された回路基板を利用して、PTCサーミスタの位置決めと、蓄電素子の端子及び補強部材の所定部に対するPTCサーミスタの電気的接続とを簡素に行うことができる。また、回路基板の放熱部を利用して、PTCサーミスタからの放熱が可能となることで、蓄電装置の正常時におけるPTCサーミスタの温度上昇が抑制され、これにより、過度の電流制限を抑制できる。
上記の蓄電装置において、前記蓄電素子は、電気抵抗率が異なる材料からなる一対の端子を有する場合、
上記のPTCサーミスタは、前記一対の端子のうち電気抵抗率が高い材料からなる端子と前記補強部材との間の通電経路に設けられてもよい。
上記のPTCサーミスタは、前記一対の端子のうち電気抵抗率が高い材料からなる端子と前記補強部材との間の通電経路に設けられてもよい。
これにより、蓄電素子の一対の端子のうち、通電時の温度がより上昇しやすい方の端子にPTCサーミスタが接続されていることにより、電流制限に関するPTCサーミスタの感度向上を図ることができる。
上記の蓄電装置において、
前記外部端子又は前記蓄電素子の前記端子の少なくとも一方と、前記補強部材との間の通電経路に電流検出部が設けられてもよい。
前記外部端子又は前記蓄電素子の前記端子の少なくとも一方と、前記補強部材との間の通電経路に電流検出部が設けられてもよい。
これにより、電流検出部を介した蓄電素子の端子と蓄電装置の外部端子との接続に補強部材が利用されることで、接続部材の配索が簡素化されることにより、電流検出部のレイアウト自由度の向上を図りつつ、該電流検出部によって蓄電装置内の電流を検出できる。
上記の蓄電装置において、
前記外装体は絶縁性材料からなり、
前記補強部材は、前記外装体の内側に配置されてもよい。
前記外装体は絶縁性材料からなり、
前記補強部材は、前記外装体の内側に配置されてもよい。
これにより、導電性の補強部材が絶縁性の外装体の内側に配置されることで、補強部材での外部短絡の抑制を図ることができる。
本発明によれば、蓄電素子の端子と蓄電装置の外部端子との接続に補強部材が利用されることで、該補強部材による外装体の補強を図りつつ、外装体内において、バスバーのような接続部材の配索を簡素化することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る蓄電装置を実施形態毎に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」、「側」、「端」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。つまり、それらの用語は、添付図面に示される蓄電装置の姿勢における方向を示すものであり、必ずしも実際の使用状態における方向と一致するものでない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
[第1実施形態]
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る蓄電装置としての組電池(電池モジュール)1を示す。組電池1は、蓄電素子としての単電池(電池セル)30と、単電池30を収容する外装体2と、外装体2を補強する補強体10とを備えている。
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る蓄電装置としての組電池(電池モジュール)1を示す。組電池1は、蓄電素子としての単電池(電池セル)30と、単電池30を収容する外装体2と、外装体2を補強する補強体10とを備えている。
外装体2は、上面が開口した箱形のケース本体3と、該ケース本体3の上面開口を塞ぐ蓋体4とを備えている。ケース本体3及び蓋体4の材料としては、例えば樹脂のような絶縁性材料が用いられるが、これらの材料は特に限定されるものでない。
ケース本体3は、水平に延びる所定の横方向Xに対する垂直面(YZ平面)に配置されて互いに対向する一対の側面部3a,3bと、横方向Xに直角な水平方向に延びる所定の前後方向Yに対する垂直面(XZ平面)に配置されて互いに対向する前面部3c及び後面部3dと、上下方向Zに対する垂直面(XY平面)に配置された下面部3eとを備えている。下面部3eは略矩形とされている。一対の側面部3a,3bは、横方向Xにおける下面部3eの両縁部からそれぞれ立ち上がるように設けられている。前面部3c及び後面部3dは、前後方向Yにおける下面部3eの両縁部からそれぞれ立ち上がるように設けられている。一対の側面部3a,3b、前面部3c及び後面部3dの上縁は、全体として矩形になるように相互に連なっており、全周に亘って上下方向Zの同じ高さに配置されている。
蓋体4は、ケース本体3の上面開口の形状及び大きさに合わせて略矩形に形成された上面部4eと、横方向Xにおける上面部4eの両縁部からそれぞれ下方に延びて互いに対抗する一対の側面部4a,4bと、前後方向Yにおける上面部4eの両縁部からそれぞれ下方に延びて互いに対抗する前面部4c及び後面部4dとを備えている。一対の側面部4a,4b、前面部4c及び後面部4dの下縁は、全体として矩形になるように相互に連なっており、全周に亘って上下方向Zの同じ高さに配置されている。このように構成された蓋体4の下端周縁部は、ケース本体3の上面開口の周縁部に、例えば接着、溶接又はボルトで固定される。
蓋体4の上面部4eには、正極外部端子5及び負極外部端子6が取り付けられている。正極外部端子5及び負極外部端子6は、上面部4eよりも上側に突出しており、これにより、外装体2の外側に露出している。正極外部端子5は、横方向Xにおける上面部4eの一方側(図の左側)の端部近傍に設けられ、負極外部端子6は、横方向Xにおける上面部4eの他方側(図の右側)の端部近傍に設けられている。また、正極外部端子5及び負極外部端子6は、前後方向Yにおける上面部4eの中央よりも前面側に配置されている。
図3に示すように、補強体10は、ボックス状の輪郭を有するフレーム体である。補強体10は、外装体2の内面に当接するように外装体2に収容されている。これにより、外装体2は、補強体10によって内側から補強されている。補強体10は、例えば接着剤によって外装体2の内面に固定されるが、ボルトによって固定されてもよい。
補強体10は、第1〜第6補強部材11,12,13,14,15,16(11〜16)を有する。各補強部材11〜16は、例えば金属のような導電性材料からなる。導電性を有する補強体10は、絶縁性の外装体2の内側に配置され、外装体2の外側に露出しないため、補強体10での外部短絡の抑制を図ることができる。
図3及び図4に示すように、第1及び第2補強部材11,12は、例えば矩形の板状部材である。第1及び第2補強部材11,12は、横方向Xに対する垂直面(YZ平面)に配置される。第1補強部材11は、ケース本体3の一方の側面部3aの内側に対向配置され、該側面部3aに当接する。第2補強部材12は、ケース本体3の他方の側面部3bの内側に対向配置され、該側面部3bに当接する。
第1補強部材11には、複数の開口部11a,11b,11cが設けられている。具体的に、複数の開口部11a,11b,11cは、第1補強部材11の上下方向Z中央よりも下側部分に設けられた第1開口部11a、第1補強部材11の上下方向Z中央部において前後方向Y中央よりも前面側に設けられた第2開口部11b、及び、第1補強部材11の上下方向Z中央部において前後方向Y中央よりも後面側に設けられた第3開口部11cである。第1〜第3開口部11a,11b,11cは、例えば各頂点が丸みを帯びた三角形状に形成されており、それぞれの1辺が第1補強部材11の周縁に沿って配置されている。
第1補強部材11には、凹部11dが更に設けられている。凹部11dは、第1補強部材11の上下方向Z中央よりも上側部分に設けられている。横方向Xから見た凹部11dの周縁の形状は、横方向Xから見た第1開口部11aの周縁の形状と比べて上下対称となっている。また、凹部11dは、前後方向Yにおいて第1開口部11aと同じ位置に配置されている。
第1補強部材11の外側の表面において、第1〜第3開口部11a,11b,11c及び凹部11dを除いた残りの部分は、第1補強部材11の周縁に沿ったロ字状部と、第1開口部11aと第2及び第3開口部11b,11cとの間の部分、並びに、凹部11dと第2及び第3開口部11b,11cとの間の部分を通るX字状部とで構成される。
第2補強部材12の構成も、第1補強部材11と同様である。すなわち、第2補強部材12にも、第1補強部材11と同様の第1〜第3開口部12a,12b,12c及び凹部12dが設けられている。第1補強部材11及び第2補強部材12として共通の部品が用いられることで、部品コストの低減、及び、生産効率の向上を図ることができる。
第3〜第6補強部材13,14,15,16(13〜16)のそれぞれは、横方向Xに延びる例えば断面L字状の長尺部材であり、第1及び第2補強部材11,12間に架設されている。第3〜第6補強部材13〜16は、それぞれ、幅広部13a,14a,15a,16aと、該幅広部よりも小さな短手方向寸法を有する幅狭部13b,14b,15b,16bとを備えている。第3〜第6補強部材13〜16として共通の部品が用いられることで、部品コストの低減、及び、生産効率の向上を図ることができる。
第3補強部材13の両端部は、第1及び第2補強部材11,12の前上方側コーナ部に例えば溶接によって接合され、第4補強部材14の両端部は、第1及び第2補強部材11,12の後上方側コーナ部に例えば溶接によって接合され、第5補強部材15の両端部は、第1及び第2補強部材11,12の前下方側コーナ部に例えば溶接によって接合され、第6補強部材16は、第1及び第2補強部材11,12の後下方側コーナ部に例えば溶接によって接合されている。
第3補強部材13と第4補強部材14は、第1及び第2補強部材11,12の上縁部と共に、矩形の上面枠状部10aを形成しており、上面枠状部10aは、蓋体4の上面部4eに対向配置されている(図8及び図9参照)。上面枠状部10aは、蓋体4の上面部4eの周縁に沿って枠状に配置されている。上面枠状部10aの上面は、ケース本体3と蓋体4との接合部よりも上下方向Zの上側に位置している。
第5補強部材15と第6補強部材16は、第1及び第2補強部材11,12の下縁部と共に、矩形の下面枠状部10bを形成しており、下面枠状部10bは、ケース本体3の下面部3eに対向配置され、該下面部3eに当接している(図8及び図9参照)。下面枠状部10bは、ケース本体3の下面部3eの周縁に沿って枠状に配置されている。
第3補強部材13と第5補強部材15は、第1及び第2補強部材11,12の前縁部と共に、矩形の前面枠状部10cを形成しており、前面枠状部10cは、ケース本体3の前面部3cに対向配置され、該前面部3cに当接している(図9参照)。前面枠状部10cは、ケース本体3の前面部3cの周縁に沿って枠状に配置されている。
第4補強部材14と第6補強部材16は、第1及び第2補強部材11,12の後縁部と共に、矩形の後面枠状部10dを形成しており、後面枠状部10dは、ケース本体3の後面部3dに対向配置され、該後面部3dに当接している(図9参照)。後面枠状部10dは、ケース本体3の後面部3dの周縁に沿って枠状に配置されている。
第3及び第4補強部材13,14間、並びに、第5及び第6補強部材15,16間には、それぞれ、前後方向Yに延びる例えば波板状部材17,18が架設されている。これらの波板状部材17,18は、例えば金属のような導電性材料からなる。上側の波板状部材17の両端部は、第3補強部材13の幅狭部13b及び第4補強部材14の幅広部14aの下面に例えば溶接によって接合されている。下側の波板状部材18の両端部は、第5補強部材15の幅狭部15b及び第6補強部材16の幅広部16aの上面に例えば溶接によって接合されている。
単電池30は、例えば、リチウムイオン二次電池のような非水電解質二次電池である。図5及び図6に示すように、単電池30は、いわゆる角形電池であり、複数の単電池30が上下方向Zに積層されることで1つの積層体20を構成している。
なお、図5には、積層体20を構成する単電池30、及び、単電池30の正極端子31と正極外部端子5との接続に関連する部品が図示され、図6には、積層体20を構成する単電池30、及び、単電池30の負極端子32と負極外部端子6との接続に関連する部品が図示されており、図5及び図6において、その他の部品の図示は省略されている。
本実施形態において、積層体20は、8個の単電池30で構成されている。これらの単電池30は、例えば金属製の拘束バンド(図示せず)を用いて積層状態に保持されている。各単電池30の表面の大部分は、樹脂のような絶縁性材料からなるフィルムで被覆されている。なお、隣接する単電池30間には、樹脂のような絶縁性材料からなるスペーサ(図示せず)が介在されてもよい。
図2に示すように、積層体20は、補強体10の内側に収容される。すなわち、積層体20と外装体2との間に補強体10が介在される。
図9に示すように、積層体20の上端部は、補強体10の上面枠状部10aに囲まれるように該上面枠状部10aの内側に配置され、積層体20の下端部は、補強体10の下面枠状部10bに囲まれるように該下面枠状部10bの内側に配置され、積層体20の後端部は、補強体10の後面枠状部10dに囲まれるように該後面枠状部10dの内側に配置されている。なお、積層体20の前端部と補強体10の前面枠状部10cとの間には、後述のバスバー71,72,73の設置スペース及び各種配線スペース等が確保されている。
図7及び図8に示すように、積層体20の横方向X左側の端部は、補強体10の第1補強部材11に沿って配置され、積層体20の横方向X右側の端部と補強体10の第2補強部材12との間には、後述の各種部品41,43,44,50の設置スペースが確保されている。
図8及び図9に示すように、積層体20において最も上側に位置する単電池30と、補強体10における第3補強部材13の幅狭部13b及び第4補強部材14の幅広部14aとの間、並びに、積層体20において最も下側に位置する単電池30と、補強体10における第5補強部材15の幅狭部15b及び第6補強部材16の幅広部16aとの間には、それぞれ上記の波板状部材17,18が介在し、これらの波板状部材17,18が緩衝機能を果たすことで、単電池30の保護が図られている。
図5〜図9に示すように、各単電池30は、長方形状の端子面(頂面)を有し、端子面を前後方向Yの前面側に向けた姿勢で外装体2に収容される。各単電池30の端子面の長手方向両端部には、正極端子31と負極端子32が設けられている。
正極端子31及び負極端子32は、例えば金属からなる板状部材である。正極端子31は、例えばアルミニウムからなり、負極端子32は、例えば銅からなる。これにより、正極端子31は、負極端子32よりも大きな電気抵抗率を有する。ただし、正極端子31及び負極端子32の材料は、導電性を有すものであれば、特に限定されるものでない。
本実施形態では、8個の単電池30がバスバー71,72,73(図8参照)を介して相互に電気的に接続されることによって、上下方向Zに隣接する一対の単電池30からなる並列回路が4組形成されると共に、これらの並列回路同士は直列に接続されている。単電池30の各端子31,32に対して、バスバー71,72,73は例えば溶接によって接合されている。なお、バスバー71,72,73は、例えば絶縁性材料からなるバスバーフレーム(図示せず)によって一体的に支持されてもよい。
図5に示すように、正極外部端子5に対しては、積層体20において最も上側に位置する2個の単電池30の正極端子31が電気的に接続されるが、これらの正極端子31は、前面側から見て積層体20における横方向Xの右側端部に位置しているのに対して、正極外部端子5は、積層体20の左側端部の上方に位置している。つまり、横方向Xにおいて相互に離間して配置された正極外部端子5と単電池30の正極端子31とが電気的に接続されることになる。
一方、上述の補強体10は、横方向Xにおいて外装体2の内部空間の略全長に亘って配置されている(図7及び図8参照)。すなわち、横方向Xにおいて、補強体10が配置された領域には、正極外部端子5とこれに接続される単電池30の正極端子31との間の領域が含まれる。また、正極外部端子5に接続される2つの正極端子31は、補強体10の上面枠状部10aの内側に配置されている(図7及び図9参照)。
本実施形態では、このように配置された補強体10を介して、正極外部端子5と単電池30の正極端子31とが電気的に接続される。
また、正極外部端子5と単電池30の正極端子31との間の通電経路には、電流制限部としてのPTCサーミスタ41と、電流検出部としてのシャント抵抗器42とが設けられている。これにより、PTCサーミスタ41によって温度上昇時の電流が制限されることで組電池1の保護を図ることができると共に、シャント抵抗器42によって組電池1の電流を検出することができる。
単電池30の正極端子31から正極外部端子5までの通電経路には、PTCサーミスタ41、補強体10、シャント抵抗器42がこの順で介在するように設けられている。
最も上側の2つの単電池30は、補強体10の上面枠状部10aの内側に配置されており、これにより、該上面枠状部10aに対して上記2つの単電池30の正極端子31を簡素な配索によって接続しやすくなっている。本実施形態では、これら2つの単電池30と、上面枠状部10aを構成する第2補強部材12の上縁部との間に配置されたPTCサーミスタ41を介して、単電池30の正極端子31と第2補強部材12とが電気的に接続されている。
PTCサーミスタ41は、補強体10の第2補強部材12と積層体20との間に配置された回路基板50に実装されている。PTCサーミスタ41は、バスバー51を介して単電池30の正極端子31に電気的に接続され、バスバー52を介して補強体10の第2補強部材12に電気的に接続されている。
図5及び図7〜図9に示すように、PTCサーミスタ41は、これに接続される2つの正極端子31と上下方向Zにオーバラップするように配置され、これらの正極端子31を有する2つの単電池30の短側面に、PTCサーミスタ41の裏面が対向配置されている。
バスバー51は、前後方向Yに対する垂直面(XZ平面)に配置されて、例えば溶接によって2つの正極端子31に接合された第1面部51a、該第1面部51aの横方向X右側端部から前後方向Yの後側に延びて、単電池30と回路基板50との間に配置された第2面部51b、該第2面部51bの前後方向Y後端部から横方向X右側に向かって回路基板50まで延びる第3面部51c、及び、該第3面部51cの横方向X右側端部から前後方向Y後側に延びて、PTCサーミスタ41の裏面に例えば溶接によって接合された第4面部51d(図7参照)を有する。
このように、横方向X、前後方向Y及び上下方向Zのいずれにおいてもコンパクトに構成されたバスバー51を介して、単電池30の正極端子31とPTCサーミスタ41とが電気的に接続されている。
また、PTCサーミスタ41の表面は、これに接続される補強体10の第2補強部材12の凹部12dの裏面に対向配置されている。
バスバー52は、横方向Xに対する垂直面(YZ平面)に配置されて、PTCサーミスタ41の表面に例えば溶接によって接合された第1面部52a、該第1面部52aの上下方向Z下端部から横方向X右側に向かって第2補強部材12の凹部12dの裏面まで延びる第2面部52b、及び、該第2面部52bの横方向X右側端部から上下方向Zの下側に延びて、第2補強部材12の凹部12dの裏面に例えば溶接によって接合された第3面部52cを有する。
このように、横方向X、前後方向Y及び上下方向Zのいずれにおいてもコンパクトに構成されたバスバー52を介して、PTCサーミスタ41と補強体10の第2補強部材12とが電気的に接続されている。
以上のように、単電池30と第2補強部材12との間に配置された回路基板50にPTCサーミスタ41が実装されていることにより、回路基板50を利用してPTCサーミスタ41を簡単に位置決めできると共に、回路基板50の近傍に配置された正極端子31と第2補強部材12とに対するPTCサーミスタ41の電気的接続を、小型のバスバー51,52を用いた簡素な配索によってなし得る。
また、回路基板50の放熱部を利用して、PTCサーミスタ41からの放熱が可能となることで、正常時におけるPTCサーミスタ41の温度上昇が抑制され、これにより、PTCサーミスタ41の温度上昇に伴う電流制限が過度に生じやすくなることを抑制できる。
さらに、単電池30の負極端子32に比べて電気抵抗率が高く、通電時に温度が上昇しやすい正極端子31にPTCサーミスタ41が接続されていることから、負極端子32に接続される場合に比べて、PTCサーミスタ41の温度上昇に伴う電流制限の感度向上を図ることができる。
シャント抵抗器42は、補強体10の上面と蓋体4の上面部4eとの間において、前後方向Yに延びるように配置されている。シャント抵抗器42の前端部は、正極外部端子5の下方に配置されており、シャント抵抗器42の後端部は、補強体10の第4補強部材14の上側に重ねて配置されている。
シャント抵抗器42の前端部には、正極外部端子5から上下方向Z下側に延びるねじ部5a(図7及び図8参照)が貫通され、該ねじ部5aに螺合されたナット5b(図8参照)が締め付けられることで、正極外部端子5とシャント抵抗器42とが電気的に接続されている。
図7に示すように、シャント抵抗器42の後端部は、例えばボルト42aによって、補強体10の第4補強部材14の幅広部14aに接合されており、これにより、シャント抵抗器42と補強体10とが電気的に接続されている。
このように、シャント抵抗器42は、バスバーのような接続部材を用いることなく、補強体10と正極外部端子5のそれぞれに対して直接接続されている。そのため、補強体10と正極外部端子5との間の通電経路において、部品点数の削減及び配索の簡素化を図ることができる。
以上のように接続された正極外部端子5と単電池30の正極端子31との間で電流が流れるとき、補強体10に加えて、上述の波板状部材17,18も通電する。これにより、正極外部端子5と単電池30の正極端子31との間の通電経路における電気抵抗値の低減を図ることができる。
図6に示すように、負極外部端子6は、積層体20において最も下側に配置される2個の単電池30の負極端子32に電気的に接続されている。負極外部端子6は、横方向Xにおいて積層体20よりも右側に配置され、上下方向Zにおいて積層体20よりも上側に配置されている。
単電池30の負極端子32から負極外部端子6までの通電経路には、積層体20と補強体10の第2補強部材12との間に配置されたリレーユニット43及びヒューズ44が、この順で介在されている。
単電池30の負極端子32とリレーユニット43とはバスバー61を介して電気的に接続されている。バスバー61は、前後方向Yに対する垂直面(XZ平面)に配置されて、負極端子32に例えば溶接によって接合された第1面部61a、該第1面部61aの横方向X右側端部から前後方向Y後側に延びる第2面部61b、該第2面部61bの後端部から横方向X右側に延びる第3面部61c、及び、該第3面部61cの右端部から前後方向Y後側に延びて、リレーユニット43に接合された第4面部61dを有する。
ヒューズ44は、リレーユニット43の前後方向Y後側に隣接した位置において、上下方向Zに延びるように配置されている。ヒューズ44の下端部は、リレーユニット43に直接接続されている。ヒューズ44の上端部は、バスバー62を介して負極外部端子6に電気的に接続されている。
バスバー62は、横方向Xに直角な面に沿って上下方向Zに細長く延びるように配置されて、下端部においてヒューズ44の上端部に接合された第1面部62a、第1面部62aの上端部から横方向X左側に延びる第2面部62b、横方向Xに直角な面に沿って前後方向Yに細長く延びるように配置され、後端部の下縁において第2面部62bの左端部に連なる第3面部62c、第3面部62cの前端部から上下方向Zの上側に延びる第4面部62d、第4面部62dの上端部から横方向X左側に延びる第5面部62e、及び、第5面部62eの左端部から前後方向Y前側に延びて、負極外部端子6に接合された第6面部62fを有する。
図7及び図9に示すように、バスバー62の第6面部62fには、負極外部端子6から上下方向Z下側に延びるねじ部6aが貫通され、該ねじ部6aに螺合されたナット6bが締め付けられることで、負極外部端子6とバスバー62とが電気的に接続されている。
このように、単電池30の負極端子32と負極外部端子6との間の通電経路に介在するリレーユニット43、ヒューズ44及びバスバー61,62は、いずれも、積層体20の横方向X右側に隣接して配置されている。したがって、単電池30の負極端子32と負極外部端子6との電気的接続を、積層体20の右側面側に配置された電気部品のみを用いて簡素に構成することができる。
以上の第1実施形態によれば、横方向Xに離れて配置された単電池30の正極端子31と正極外部端子5との電気的接続に、導電性の補強体10が利用されることで、該補強体10による外装体2の補強を図りつつ、上記の電気的接続に用いる部品点数の低減ないしコンパクト化を図ることができ、バスバー51,52のような接続部材の配索を簡素化することができる。
また、これにより、バスバー51,52のような接続部材と、外装体2に収容される各種部品41,42,43,44,50との干渉を回避しやすくなるため、これらの部品のレイアウト自由度が向上する。そのため、本実施形態のように、積層体20と補強体10の第2補強部材12との間の空間を利用して、PTCサーミスタ41が実装された回路基板50、リレーユニット43及びヒューズ44を集約して配置するというレイアウトが可能になり、これにより、組電池1を全体的にコンパクトに形成することができる。
なお、第1実施形態において、補強体10と、その内側に隣接する各種部品との間は、いずれも電気的に絶縁されている。例えば、単電池30と補強体10との間は、単電池30の表面を被覆する上記のフィルムによって絶縁されている。また、補強体10の第2補強部材12は、少なくとも、回路基板50、リレーユニット43及びヒューズ44に対向する面において、絶縁性材料からなるフィルムで被覆されている。回路基板50、リレーユニット43及びヒューズ44は、第2補強部材12との接触を抑制し得るような十分な間隔を空けて配置されることが好ましい。
[第2実施形態]
図10は、本発明の第2実施形態に係る蓄電装置としての組電池201を示している。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成要素については説明を省略するとともに、図10において第1実施形態と同じ符号を付している。
図10は、本発明の第2実施形態に係る蓄電装置としての組電池201を示している。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成要素については説明を省略するとともに、図10において第1実施形態と同じ符号を付している。
第2実施形態では、正極外部端子5と負極外部端子6の配置が第1実施形態とは反対になっていると共に、各単電池30の正極端子31と負極端子32の位置関係が第1実施形態とは反対になるように、複数の単電池30からなる積層体220が構成されている。組電池201のその他の構成部品は、第1実施形態と同様に配置されている。
これにより、正極外部端子5は、ヒューズ44及びリレーユニット43を介して、積層体220の最も下側の2個の単電池30の正極端子31に電気的に接続され、負極外部端子6は、シャント抵抗器42及びPTCサーミスタ41を介して、積層体220の最も上側の2個の単電池30の負極端子32に電気的に接続されている。
このように構成された第2実施形態の組電池201においても、横方向Xに離れて配置された単電池30の負極端子32と負極外部端子6との電気的接続に、導電性の補強体10が利用されることで、該補強体10による外装体2の補強を図りつつ、上記の電気的接続に用いる部品点数の低減ないしコンパクト化を図ることができ、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の各実施形態では、電流制限部(PTCサーミスタ)が「蓄電素子の端子」と補強部材との間に設けられる例を説明したが、電流制限部は、「外部端子」と補強部材との間に設けられてもよい。
また、上述の各実施形態では、電流検出部(シャント抵抗器)が「外部端子」と補強部材との間に設けられる例を説明したが、電流検出部は、「蓄電素子の端子」と補強部材との間に設けられてもよい。
さらに、上述の実施形態では、補強部材全体が外装体の内側に配置される例を説明したが、補強部材の少なくとも一部が外装体の外側に配置されてもよい。
また、上述の実施形態では、複数の蓄電素子が上下方向Zに積層される例を説明したが、蓄電素子の積層方向は特に限定されるものでない。さらに、上述の実施形態では、複数の蓄電素子が1列に並べて配置される例を説明したが、蓄電素子は複数列に並べて配置されてもよい。またさらに、上述の実施形態では、蓄電装置が8個の蓄電素子からなる例を説明したが、蓄電素子の個数は特に限定されるものでなく、例えば1個であってもよい。
さらに、本発明に係る蓄電装置を構成する蓄電素子は、上述の実施形態のような角形の電池に限定されるものでなく、例えば、円筒形電池又はラミネート形(パウチ形)の電池であってもよい。
また、上述の実施形態では、蓄電素子としてリチウムイオン二次電池のような非水電解質二次電池を有する蓄電装置を例に本発明に係る蓄電装置を説明したが、本発明に係る蓄電装置を構成する蓄電素子は、非水電解質二次電池以外の二次電池、一次電池、キャパシタを含む種々の蓄電素子であってもよい。
1,201 組電池(蓄電装置)
2 外装体
4e 上面部(所定面部)
5 正極外部端子
6 負極外部端子
10 補強体
10a〜10d 枠状部
11〜16 第1〜第6補強部材
30 単電池(蓄電素子)
31 正極端子
32 負極端子
41 PTCサーミスタ(電流制限部)
42 シャント抵抗器(電流検出部)
50 回路基板
2 外装体
4e 上面部(所定面部)
5 正極外部端子
6 負極外部端子
10 補強体
10a〜10d 枠状部
11〜16 第1〜第6補強部材
30 単電池(蓄電素子)
31 正極端子
32 負極端子
41 PTCサーミスタ(電流制限部)
42 シャント抵抗器(電流検出部)
50 回路基板
Claims (9)
- 端子を有する蓄電素子と、
前記蓄電素子を収容する外装体と、
前記外装体に当接した導電性の補強部材と、
前記外装体の外側に露出して配置され、前記補強部材を介して前記蓄電素子の前記端子に電気的に接続された外部端子と、を備えた、蓄電装置。 - 前記外装体は、前記外部端子が設けられた所定面部を有し、
前記補強部材は、前記所定面部の周縁に沿って枠状に配置された枠状部を有し、
前記蓄電素子の前記端子は、前記枠状部の内側に配置されている、請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記外部端子は、前記外装体における所定方向の一端側に設けられ、
前記蓄電素子の前記端子は、前記所定方向における前記外部端子とは反対側に設けられ、
前記補強部材は、前記所定方向における少なくとも前記外部端子と前記蓄電素子の前記端子との間の領域を含む領域に配置されている、請求項1または請求項2に記載の蓄電装置。 - 前記蓄電素子の前記端子又は前記外部端子の少なくとも一方と、前記補強部材との間の通電経路に電流制限部が設けられている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
- 前記電流制限部は、PTCサーミスタである、請求項4に記載の蓄電装置。
- 前記PTCサーミスタは、前記蓄電素子の前記端子と前記補強部材の所定部との間の通電経路に設けられ、且つ、前記端子と前記所定部との間に配置された回路基板に取り付けられている、請求項5に記載の蓄電装置。
- 前記蓄電素子は、電気抵抗率が異なる材料からなる一対の端子を有し、
前記PTCサーミスタは、前記一対の端子のうち電気抵抗率が高い材料からなる端子と前記補強部材との間の通電経路に設けられている、請求項5又は請求項6に記載の蓄電装置。 - 前記外部端子又は前記蓄電素子の前記端子の少なくとも一方と、前記補強部材との間の通電経路に電流検出部が設けられている、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の蓄電装置。
- 前記外装体は絶縁性材料からなり、
前記補強部材は、前記外装体の内側に配置されている、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の蓄電装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016163904A JP2018032520A (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | 蓄電装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019163933A1 (ja) | 2018-02-26 | 2019-08-29 | 株式会社ダイセル | 二次電池用セパレータ |
WO2022196479A1 (ja) * | 2021-03-17 | 2022-09-22 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電装置 |
WO2023134479A1 (zh) * | 2022-01-12 | 2023-07-20 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 电池和用电设备 |
-
2016
- 2016-08-24 JP JP2016163904A patent/JP2018032520A/ja active Pending
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