JP2017065897A - 繊維機械、繊維機械システム、状態取得装置及び繊維処理ユニット - Google Patents

繊維機械、繊維機械システム、状態取得装置及び繊維処理ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】事前に監視対象となる箇所又は取得する情報の種類を特定することなく、所望箇所における所望種類の情報を必要に応じて取得することができる、繊維機械、繊維機械システム、状態取得装置及び繊維処理ユニットを提供する。
【解決手段】自動ワインダ1は、ワインダユニット10の状態を取得する状態取得装置70と、ワインダユニットにおいて状態取得装置が取り付けられる被取付部90A,90Bと、機台フレーム1Aにおいて状態取得装置が取り付けられる被取付部90Cと、を備える。状態取得装置は、互いに異なる種類の情報を取得する音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79と、音取得部、振動取得部及び温度取得部を収容するケーシング71と、ケーシングに設けられ、被取付部に着脱自在に取り付けることができる取付部73と、を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、繊維機械、繊維機械システム、状態取得装置及び繊維処理ユニットに関する。
繊維に対し何らかの処理を実施する繊維処理ユニットを備えた繊維機械が知られている。例えば、ワインダユニットを備える自動ワインダ及び紡績ユニットを備えた紡績機等が、繊維機械に該当する。このような繊維機械では、稼働状態の繊維処理ユニットが発する様々な情報に基づいて、繊維処理ユニットの不良の有無を判断したいという要望がある。例えば、音、温度又は振動等、稼働状態の繊維処理ユニットにおいて発生する情報に基づいて、繊維処理ユニットにおける不良診断が行われる技術が開示されている。
例えば、特許文献1には、監視対象となる各部に圧力センサ、静圧センサ、光電センサ、回転センサ、及び変位センサを取り付けて、各センサから出力される信号をパソコン等に出力し、その信号が入力されたパソコンが各部の状態を解析及び診断する機能診断装置が開示されている。
特開平8−169641号公報
しかしながら、上記従来の装置では、監視対象となる箇所を予め定め、当該箇所に対し目的に応じたセンサを配置する必要があるため、例えば、予め定められた箇所でないと情報を取得することはできないし、予め定められた箇所であっても、目的の異なる情報は取得することができない。
そこで、本発明は、所望箇所における所望種類の情報を必要に応じて取得することができる、繊維機械、繊維機械システム、状態取得装置及び繊維処理ユニットを提供することを目的とする。
本発明の繊維機械は、並んで設けられる複数の繊維処理ユニットと、複数の繊維処理ユニットに共通して設けられる共通装置と、を備えた繊維機械であって、繊維処理ユニットの状態及び/又は共通装置の状態を取得することができる状態取得装置と、繊維処理ユニット及び/又は前記共通装置における複数箇所に設けられ、状態取得装置が取り付けられる被取付部と、を備え、状態取得装置は、互いに異なる種類の情報を取得する複数の情報取得部と、複数の情報取得部を収容するケーシングと、ケーシングに設けられ、被取付部に着脱自在に取り付けることができる取付部と、を有している。
この構成の繊維機械では、状態取得装置が互いに異なる複数の情報を取得可能に構成されているので、情報を取得したい箇所に当該状態取得装置を取り付けるだけで、所望種類の情報を取得することができる。また、この構成の繊維機械では、繊維処理ユニット側及び/又は共通装置側に被取付部が設けられ、状態取得装置側に取付部が設けられているので、繊維処理ユニット及び/又は共通装置に対する状態取得部の着脱が容易である。これらの結果、所望箇所における所望種類の情報を必要に応じて取得することができる。監視対象となる箇所又は取得する情報の種類を事前に特定することも不要とすることができる。また、取得した情報は、異常診断、予知保全又はメンテナンスサポート(メンテナンス時期告知)等に利用することができる。
なお、ここでいう「被取付部が、繊維処理ユニット及び共通装置の何れか一方又は両方における複数箇所に設けられる」とは、繊維機械全体において被取付部が複数設けられればよいことを意味し、例えば複数の繊維処理ユニットのみに設けられる被取付部の総数が複数であってもよいし、共通装置のみに設けられる被取付部の総数が複数であってもよいし、複数の繊維処理ユニット及び共通装置の両方に設けられる被取付部の総数が複数であってもよい。
本発明の繊維機械では、被取付部は、一の繊維処理ユニットに複数設けられていてもよい。
本発明の繊維機械では、被取付部は、一の繊維処理ユニットに複数設けられていてもよい。
本発明の繊維機械は、状態取得装置は、繊維処理ユニット又は共通装置の周囲環境の状態を取得することができてもよい。
本発明の繊維機械は、繊維処理ユニット及び/又は共通装置を支持する機台フレームを更に備え、機台フレームは被取付部を有していてもよい。
本発明の繊維機械では、機台フレームにも被取付部が設けられているので、状態取得装置を取り付けられる範囲が広がり、情報の取得範囲を広げることができる。
本発明の繊維機械では、複数の情報取得部は、作動するように設定された情報取得部のみが情報を取得してもよい。
この構成の繊維機械では、状態取得装置としては、1つのタイプ(共通部品)のみを用意しておき、取付位置及び/又は目的に応じて、入手したい情報を取得する情報取得部のみを作動させることができる。これにより、電力を節約出来たり、出力する情報の通信量を低減させたり、また、記憶部がある場合には、記憶部の容量を相対的に小さくしたりすることができる。
本発明の繊維機械では、状態取得装置は、作業者から情報取得部における作動の有無を受け付ける第1設定部を更に有し、第1設定部は、作業者から受け付けた内容に基づいて複数の情報取得部の中から作動する情報取得部を設定してもよい。
この構成の繊維機械では、情報取得部ごとの作動の有無を作業者から受け付けるインタフェイスとしての第1設定部を有している。これにより、作業者の操作によって、取付位置及び/又は目的に応じて、入手したい情報を取得する情報取得部のみを作動させることができる。これにより、電力を節約出来たり、出力する情報の通信量を低減させたり、また、記憶部がある場合には、記憶部の容量を相対的に小さくしたりすることができる。
本発明の繊維機械では、状態取得装置は、取付部がどの被取付部に取り付けられたかという取付位置を特定する取付位置特定部を更に有し、取付位置特定部は、取付位置に基づいて複数の情報取得部の中から作動する情報取得部を設定してもよい。
この構成の繊維機械では、状態取得装置は、取付位置に応じて自動的に作動する情報取得部と、作動しない情報取得部とが設定されるので、作業者が個々に作動させたい(作動せるべき)情報取得部を設定する手間がなくなる。
本発明の繊維機械では、状態取得装置は、電源と、取得した情報を記憶する記憶部と、を更に有していてもよい。
この構成の繊維機械では、他の装置から電力の供給を必要としないので、所望箇所への取り付けをより容易にすることができる。また、記憶部を備えることで、情報取得部によって取得された情報をオンラインの他の機器(パソコン等)に出力しなくても済む。これにより、任意のタイミングで、状態取得部を他の機器等へ接続して、取得した情報の解析等を行わせることができる。これにより、作業者は、より柔軟に繊維処理ユニットの状態を把握することが可能になる。
本発明の繊維機械では、状態取得装置は、記憶部に情報を記憶させる対象となる情報取得部を選択可能にする、及び/又は、記憶部に情報を記憶させる時間及び/又はサンプリング周期を設定可能にする、第2設定部を更に有していてもよい。
この構成の繊維機械では、複数の情報取得部が情報を取得する場合であっても、記憶部に記憶させる情報を取捨選択したり、情報取得部が取得する情報を記憶部に記憶させる及び/又はサンプリング周期を設定したりできるので、必要な情報のみを記憶させることができる。また、単位時間当たりに記憶する情報量を少なくする代わりに長期間の情報を記憶させたり、又は、短期間の記憶時間とする代わりに単位時間当たりの情報量を増やして記憶したりする等、状況に応じた記憶が可能になる。
本発明の繊維機械では、被取付部には、目印が付されていてもよい。この構成の繊維機械では、作業者が被取付部の位置を容易に確認すること、及び/又は、状態取得装置の取り付け方向(上下方向等)を容易に把握することが可能になり、取付位置がばらつくこと、すなわち、取得する情報のばらつきを抑制することができるようになる。
本発明の繊維機械では、被取付部は、取付部に嵌合可能に形成されていてもよい。この構成の繊維機械では、状態取得装置を容易に被取付部に取り付けることができる。
本発明の繊維機械では、情報取得部は、音、振動、気圧、静止画、動画、電流値、角速度、変位、温度、及び湿度のうち少なくとも一つを取得してもよい。
本発明の繊維機械では、被取付部は、消耗品となる部品又は調整が必要な装置の近傍に設けられていてもよい。この構成の繊維機械では、消耗品となる部品の状態を監視することができるので、当該部品を適切なタイミングで交換等ができ、また、調整が必要な装置の状態を監視することができるので、当該装置を適切なタイミングで調整をすることができる。
本発明の繊維機械では、被取付部は、パッケージを支持するクレードルの近傍に設けられ、複数の情報取得部のうちの一つは、クレードルの振動を取得する振動取得部であってもよい。
クレードルは、状態に応じて発生する振動が異なる。この構成の繊維機械では、クレードルから発生する振動を取得することができるので、取得した振動及び/又は振動の変化に基づいて、クレードルの異常の有無を診断することが可能になる。
本発明の繊維機械では、被取付部は、糸端同士を継ぐ糸継装置の近傍に設けられ、複数の情報取得部のうちの一つは、糸継装置から発生する音を取得する音取得部であってもよい。
糸継装置は、状態に応じて発生する音が異なる。この構成の繊維機械では、糸継装置から発生する音を取得することができるので、取得した音及び/又は音の変化に基づいて、糸継装置の異常の有無を診断することが可能になる。
本発明の繊維機械では、状態取得装置は、情報取得部が取得した情報を状態取得装置の外部に出力する出力部を更に有していてもよい。
この構成の繊維機械では、状態取得装置が取得した情報を状態取得装置の外部の装置等で確認できる。また、この構成の繊維機械では、状態取得装置が取得した情報を用いた異常診断等の解析が状態取得装置の外部の装置等で実施できる。
本発明の繊維機械システムは、複数の上記繊維機械と、繊維処理ユニットにそれぞれ設けられたユニット制御部と、繊維機械にそれぞれ設けられ、当該繊維機械に備えられた繊維処理ユニットを管理する機台管理部と、繊維機械とは離れた場所に設置され、少なくとも一つの繊維機械を管理する上位管理部と、ユニット制御部、機台管理部、上位管理部、及び状態取得装置の少なくとも何れか一つと通信可能な携帯端末と、を備え、状態取得装置は、ユニット制御部、機台管理部、上位管理部及び携帯端末の少なくとも一つへ情報を出力する。
この繊維機械システムでは、状態取得装置が取得した情報をユニット制御部、機台管理部、上位管理部、及び携帯端末の何れかで確認できる。また、この繊維機械システムでは、状態取得装置が取得した情報を用いた異常診断等の解析がユニット制御部、機台管理部、上位管理部、及び携帯端末の何れかで実施できる。
本発明の繊維機械は、互いに異なる種類の情報を取得する複数の情報取得部と、複数の情報取得部を収容するケーシングと、ケーシングに設けられた取付部と、を有し、並んで設けられる繊維処理ユニットの状態及び/又は複数の繊維処理ユニットに共通して設けられる共通装置の状態を取得することができる状態取得装置を取り付け可能な繊維機械であって、複数の繊維処理ユニットと、共通装置と、繊維処理ユニット及び/又は共通装置における複数箇所に設けられ、状態取得装置の前記取付部が着脱自在に取り付けられる被取付部と、を備える。
この構成の繊維機械では、互いに異なる複数の情報を取得可能に構成された状態取得装置を取り付ける被取付部が設けられている。これにより、状態取得装置を、情報を取得したい箇所に該当する被取付部に取り付けるだけの容易な作業で、所望種類の情報を取得することが可能になる。この結果、事前に監視対象となる箇所又は取得する情報の種類を特定することなく、所望箇所における所望種類の情報を必要に応じて取得することができる。
本発明の状態取得装置は、並んで設けられる複数の繊維処理ユニットと、複数の繊維処理ユニットに共通して設けられる共通装置と、繊維処理ユニット及び/又は共通装置における複数箇所に設けられる被取付部と、を備える繊維機械に着脱自在に取り付けられる状態取得装置であって、互いに異なる種類の情報を取得する複数の情報取得部と、複数の情報取得部を収容するケーシングと、ケーシングに設けられ、被取付部に着脱自在に取り付けることができる取付部と、を有している。
この構成の状態取得装置は、互いに異なる複数の情報を取得可能に構成されているので、情報を取得したい箇所に当該状態取得装置が取り付けられるだけで、所望種類の情報の取得が可能になる。また、この構成の繊維機械では、繊維処理ユニット側には被取付部が設けられ、状態取得装置側及び/又は共通装置側には取付部が設けられているので、繊維処理ユニットに対する状態取得部の着脱が容易である。これらの結果、事前に監視対象となる箇所又は取得する情報の種類を特定することなく、所望箇所における所望種類の情報を必要に応じて取得することができるようになる。
本発明の繊維処理ユニットは、糸を供給する給糸部及び給糸部から供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部を繊維処理部として少なくとも含む繊維処理ユニットであって、繊維処理部の状態を取得可能な状態取得装置と、状態取得装置が取り付けられる、複数の被取付部と、を備え、状態取得装置は、互いに異なる種類の情報を取得する複数の情報取得部と、複数の情報取得部を収容するケーシングと、ケーシングに設けられ、被取付部に着脱自在に取り付けることができる取付部と、を有している。
この構成の繊維処理ユニットは、状態取得装置が互いに異なる複数の情報を取得可能に構成されているので、情報を取得したい箇所に当該状態取得装置を取り付けるだけで、所望種類の情報を取得することができる。また、この構成の繊維処理ユニットでは、繊維処理ユニット側に被取付部が設けられ、状態取得装置側に取付部が設けられているので、繊維処理ユニットに対する状態取得部の着脱が容易である。これらの結果、所望箇所における所望種類の情報を必要に応じて取得することができる。
本発明によれば、事前に監視対象となる箇所又は取得する情報の種類を特定することなく、所望箇所における所望種類の情報を必要に応じて取得することができる。
一実施形態に係る自動ワインダの模式図である。 図1のワインダユニットの概略的な構成を示した模式図である。 一実施形態に係る状態取得装置の斜視図である。 図1の自動ワインダの機能ブロック図である。 (A)は、状態取得装置を一方の面から見た平面図であり、(B)は、被取付部を正面から見た正面図である。 他の実施形態に係る自動ワインダシステムの概要図である。 変形例に係る自動ワインダ又は自動ワインダシステムの機能ブロック図である。 変形例に係る状態取得装置の斜視図である。 変形例に係るワインダユニットの概略的な構成を示した構成図である。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
(第1実施形態)
図1及び図2を参照して、複数のワインダユニット(繊維処理ユニット)10を備える自動ワインダ(繊維機械)1の全体的な構成について説明する。なお、本明細書において「上流」及び「下流」とは、糸巻取時での糸の走行方向における上流及び下流を意味する。
図1及び図2に示されるように、自動ワインダ1は、一方向に並べて配置された複数のワインダユニット10と、自動玉揚装置(共通装置)8と、機台管理部9と、状態取得装置70と、機台フレーム1Aと、被取付部90(90A,90B,90C)と、を主要な構成として備えている。ワインダユニット10は、給糸ボビンBから解舒された糸Yを綾振り(トラバース)しながら巻取ボビンWB(図2参照)に巻き取ってパッケージPを製造する装置である。
自動玉揚装置8は、各ワインダユニット10においてパッケージPが満巻となった際に、当該ワインダユニット10の位置まで走行し、当該ワインダユニット10から満巻のパッケージPを排出させると共に、当該ワインダユニット10に空の巻取ボビンWBを供給する。
機台管理部9は、設定管理部9Aと、表示部9Bと、を主要な構成として備えている。設定管理部9Aは、作業者(operator)が所定の設定値を入力したり適宜の制御方法を選択したりすることで、各ワインダユニット10に対する設定管理を行う。表示部9Bは、各ワインダユニット10の糸Yの巻取状況、及び、発生したトラブルの内容等を表示可能に構成されている。なお、表示部9Bがタッチパネルで構成され、設定管理部9Aが表示部9Bに含まれていてもよい。
次に、ワインダユニット10の構成を具体的に説明する。図2に示されるように、各ワインダユニット10は、ユニット本体60と、ボビン支持部(給糸部)11と、糸解舒補助装置15と、糸張力付与装置21と、テンションセンサ25と、糸継装置31と、下糸捕捉部33と、上糸捕捉部37と、糸監視装置41と、巻取部51と、ユニット制御部65と、を主要な構成として備えている。
ユニット本体60は、ワインダユニット10を構成する各装置、すなわち、糸解舒補助装置15と、糸張力付与装置21と、テンションセンサ25と、糸継装置31と、下糸捕捉部33と、上糸捕捉部37と、糸監視装置41と、巻取部51と、を支持している。また、ユニット本体60には、後段にて詳述するユニット制御部65が内蔵されている。
ユニット本体60には、設定入力部61と表示部63とが設けられている。設定入力部61は、作業者が所定の設定値を入力したり適宜の制御方法を選択したりすることで、ワインダユニット10に対する設定を行う。表示部63は、ワインダユニット10の糸Yの巻取状況、及び発生したトラブルの内容等を表示する。なお、表示部63がタッチパネルで構成され、設定入力部61が表示部63に含まれていてもよい。
ボビン支持部11は、図略のボビン搬送システムによって搬送されてきた給糸ボビンBを所定の位置に保持する。
糸解舒補助装置15は、給糸ボビンBの芯管に被さる規制部材16を給糸ボビンBからの糸Yの解舒と連動して下降させることにより、給糸ボビンBからの糸Yの解舒を補助する。規制部材16は、給糸ボビンBから解舒された糸Yの回転と遠心力によって給糸ボビンB上部に形成された糸Yのバルーンに接触し、糸Yのバルーンを適切な大きさに制御する。規制部材16の近傍には、給糸ボビンBのチェース部を検出するための図略のセンサが設けられている。このセンサがチェース部の下降を検出すると、糸解舒補助装置15は、チェース部の下降に追従して規制部材16を、例えば、エアシリンダ(図示せず)によって下降させる。
糸張力付与装置21は、走行する糸Yに所定の張力を付与する。糸張力付与装置21としては、例えば、固定の櫛歯に対して可動の櫛歯を配置するゲート式の装置を用いることができる。可動側の櫛歯は、固定側の櫛歯と噛合せ状態又は解放状態になるように、ロータリ式のソレノイドにより回動することができる。なお、糸張力付与装置21には、上記ゲート式の装置以外にも、例えば、ディスク式の装置を採用することができる。
テンションセンサ25は、糸張力付与装置21と糸継装置31との間に配置されており、ガイド板23の上面に載置されている。テンションセンサ25は、走行する糸Yの張力を測定し、張力測定信号をユニット制御部65に送信する。
糸継装置31は、糸監視装置41が糸欠陥を検出して行う糸切断時、又は給糸ボビンBからの解舒中の糸切れ時等に、給糸ボビンBからの下糸と、パッケージPからの上糸とを糸継ぎする。このような上糸と下糸とを糸継ぎする糸継装置31としては、圧縮空気等の流体を用いる装置(スプライサ)を使用する。なお、糸継装置31は、機械的に結び目を作るノッターでもよい。
下糸捕捉部33は、糸継装置31の下側に設けられており、下糸の糸端を捕捉して糸継装置31に案内する。下糸捕捉部33は、下糸パイプアーム34と、下糸パイプアーム34の先端に形成された下糸吸引口34Aとを有している。
下糸パイプアーム34は、軸A1を中心にして回動可能にユニット本体60に支持されている。下糸パイプアーム34には、適宜の負圧源がそれぞれ接続されている。下糸パイプアーム34は、下糸吸引口34Aに吸引流を発生させて、下糸の糸端を吸引捕捉する。
糸継装置31の上側には、上糸の糸端を捕捉して糸継装置31に案内する上糸捕捉部37が設けられている。上糸捕捉部37は、上糸パイプアーム38と、この上糸パイプアーム38の先端に形成された上糸吸引口39と、を備えている。上糸パイプアーム38は、軸A2を中心にして回動可能にユニット本体60に支持されている。上糸パイプアーム38には、適宜の負圧源がそれぞれ接続されている。上糸パイプアーム38は、上糸吸引口39に吸引流を発生させて、上糸の糸端を吸引捕捉する。
糸監視装置41は、糸Yの太さを検出するための図略のセンサが配置されたヘッド43と、このセンサからの糸太さ信号を処理するアナライザ45と、を有している。糸監視装置41は、上記センサからの糸太さ信号を監視することにより、スラブ等の糸欠陥を検出する。ヘッド43の近傍には、糸監視装置41が糸欠陥を検出したときに直ちに糸Yを切断するための切断装置47が設けられている。
切断装置47によって糸Yがカットされると、パッケージP側の糸端である上糸は、上糸捕捉部37の上糸吸引口39で吸引された状態で、上糸吸引口39が下方へ回動することで、上糸の糸端が糸継装置31に引き渡される。一方、給糸ボビンB側の糸端である下糸は、下糸捕捉部33の下糸吸引口34Aで吸引された状態で、下糸吸引口34Aが上方へ回動することで、下糸の糸端が糸継装置31に引き渡される。こうして、糸継装置31において上糸と下糸とが継ぎ合わされる。
巻取部51は、ドラム溝55Aが形成された綾振ドラム55と、巻取ボビンWBを回転可能及び着脱可能に支持するクレードル52を有している。クレードル52は、巻取ボビンWBに巻き取られた糸Yの表面(すなわち、パッケージPの表面)を綾振ドラム55の表面に対して適切な接圧で接触させる。巻取部51は、綾振ドラム駆動モータ59の駆動力により綾振ドラム55を駆動回転させて巻取ボビンWBを従動回転させることにより、糸Yを所定幅で綾振りしつつ糸Yを巻取ボビンWBに巻き取っていく。
図2に示されるユニット制御部65は、例えば、CPUと、RAMと、ROMと、I/Oポートと、通信ポートと、を有している。上記ROMには、ワインダユニット10の各構成を制御するためのプログラムが記録されている。I/Oポート及び通信ポートには、ワインダユニット10が備える各部及び機台管理部9が接続されており、制御情報等の通信ができるように構成されている。例えば、ユニット制御部65は、テンションセンサ25から入力された張力値に基づいて、糸切れ等を起こさない最適な張力となるように糸張力付与装置21をフィードバック制御する。
次に、ワインダユニット10における任意の被取付部90(90A,90B)及び機台フレーム1Aにおける任意の被取付部90(90C)に取り付けられる状態取得装置70について説明する。状態取得装置70は、ワインダユニット10の状態(例えば、音、振動又は温度等)を取得する。図3及び図4に示されるように、状態取得装置70は、ケーシング71と、取付部73と、稼働中の自動ワインダ1から発生される互いに異なる種類の情報を取得する情報取得部としての音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79と、設定部(第1設定部)81と、バッテリ(電源)87と、記憶部89と、出力部83と、を有している。
ケーシング71は、樹脂又は金属から形成されており、音取得部77、振動取得部78、温度取得部79、バッテリ87、記憶部89及び出力部83を格納する。樹脂は、非導電性樹脂及び導電性樹脂の何れでも良い。ケーシング71の一方の面71aには、設定部81が配置されている。ケーシング71は、図3及び図5(A)に示されるように、例えば一方の面71aから見た場合に四角形状(角型)であり、1辺が10mm以上80mm以下、厚みが5mm以上20mm以下であれば好ましい。ケーシング71は、例えば一方の面71aから見た形状が長方形状となる角柱状であり、第一辺が20mm以上36mm以下、第二辺が40mm以上60mm以下、第三辺(厚み)が5mm以上15mm以下であればより好ましい。
なお、ケーシング71は、図8に示されるように、例えば一方の面71aから見た場合に円形であってもよい。また、ケーシング71は、音取得部77、振動取得部78、温度取得部79、出力部83、バッテリ87及び記憶部89を全て格納する一つの空間を有する容器であってもよい。また、ケーシング71は、音取得部77、振動取得部78、温度取得部79、出力部83、バッテリ87及び記憶部89をそれぞれ格納する空間を有する複数のケーシングが一体化されたケーシングであってもよい。また、一つの部品(例えば、音取得部77又はバッテリ87等)が格納されたケーシングと、複数の部品(例えば、振動取得部78及び温度取得部79)が格納されたケーシングとが一体化されたケーシングであってもよい。
図5(A)に示されるように、取付部73は、ケーシング71の他方の面71bに形成されている。取付部73は、例えば、被取付部90(図5(B)参照)に形成された凸部91が挿入可能な孔部73aである。第1実施形態では、4つの孔部73aが形成されている。なお、孔部73aの数は、4つに限定されるものではない。
音取得部77は、音(情報)を取得する。音取得部77は、例えば、マイク(マイクロフォン)である。音取得部77の作動の有無は、設定部81によって切り換えられる。言い換えれば、音取得部77は、設定部81によって作動するように設定された場合にのみ音を取得できる。音取得部77によって取得された音データは、記憶部89に送出される。
振動取得部78は、振動(情報)を取得する。振動取得部78は、例えば、加速度センサである。振動取得部78の作動の有無は、設定部81によって切り換えられる。言い換えれば、振動取得部78は、設定部81によって作動するように設定された場合にのみ振動を取得できる。振動取得部78によって取得された振動データは、記憶部89に送出される。
温度取得部79は、温度(情報)を取得する。温度取得部79は、例えば、温度センサである。温度取得部79の作動の有無は、設定部81によって切り換えられる。言い換えれば、温度取得部79は、設定部81によって作動するように設定された場合にのみ温度を取得できる。温度取得部79によって取得された温度データは、記憶部89に送出される。
バッテリ87は、音取得部77、振動取得部78、温度取得部79、設定部81及び出力部83に電力を供給する。
記憶部89は、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79のそれぞれが取得する音、振動、及び温度を記憶する。具体的には、記憶部89は、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79のそれぞれから送出されてくるデータを記憶する。すなわち、音取得部77から送出されてくる音データを記憶(録音)し、振動取得部78から送出されてくる振動データを記憶し、温度取得部79から送出されてくる温度データを記憶する。記憶部89は、記憶容量が上限に達した場合、最も古いデータから順番に自動的に上書きされることが望ましい。
設定部81は、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79の作動の有無を切り替える。設定部81は、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79ごとに作動の有無を切り替える、例えば、スイッチである。
出力部83は、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79がそれぞれ取得した音、振動、及び温度を状態取得装置70の外部に出力する。第1実施形態では、出力部83は、記憶部89に記憶された音データ、振動データ、及び温度データを携帯端末に出力する、LANポート又はUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェイスである。なお、出力部83は、無線LANを使用する場合のアンテナ、赤外線通信等の近距離無線通信を使用する場合のトランシーバ等であってもよい。
次に、ワインダユニット10において、状態取得装置70を取り付ける被取付部90について説明する。図2に示されるように、第1実施形態の自動ワインダ1は、クレードル52に設けられた被取付部90Aと、糸継装置31近傍のユニット本体60に設けられた被取付部90Bと、ワインダユニット10の上方であって機台フレーム1Aに設けられた被取付部90Cとを有している。
図5(B)に示されるように、被取付部90(90A,90B,90C)は、板部93と、目印95と、凸部91と、を有している。板部93は、板状の部材であり、被取付部90の本体部を構成する。目印95は、板部93を囲うように付されたマークである。目印95は、状態取得装置70が被取付部90に取り付けられた際に、状態取得装置70を囲うように付されている。目印95は、刻印、着色、又はシール等に形成することが可能である。目印95は、作業者に対し、状態取得装置70の取付方向(例えば上下方向)を示すことができる。凸部91は、板部93から突出する部材である。凸部91は、状態取得装置70の他方の面71bに形成された凹部状の取付部73に嵌合可能に形成されている。凸部91も、目印95と同様に、作業者に対し、状態取得装置70の取付方向を示すことができる。凸部91が目印としても十分に機能する場合、目印95を設けなくても良い。
次に、状態取得装置70を使用した情報(音、振動、温度)の取得方法について説明する。作業者は、情報を取得したい対象となる機器の近傍に状態取得装置70を取り付ける。例えば、クレードル52の異常の有無と、糸継装置31の異常の有無と、自動ワインダ1近傍の温度とを監視したい場合には、作業者は、クレードル52近傍の被取付部90Aと、糸継装置31近傍の被取付部90Bと、機台フレーム1Aの被取付部90Cとに、状態取得装置70を取り付ける。
作業者は、状態取得装置70を各部に取り付ける前又は取り付けた後に、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79の作動の有無を切り替える。作業者は、設定部81としてのスイッチを操作することによって音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79それぞれの作動の有無を切り替える。
作業者は、振動取得部78のみを作動させるようにした一の状態取得装置70をクレードル52近傍の被取付部90Aに取り付ける。これにより、当該状態取得装置70には、綾振ドラム駆動モータ59が駆動する際に発生する振動データが記憶される。また、作業者は、音取得部77のみを作動させるようにした一の状態取得装置70を糸継装置31近傍の被取付部90Bに取り付ける。これにより、当該状態取得装置70には、糸継装置31が稼働する際に発生する音が記憶される。また、作業者は、温度取得部79のみを作動させるようにした一の状態取得装置70を機台フレーム1Aの被取付部90Cに取り付ける。これにより、当該状態取得装置70には、自動ワインダ1近傍(自動ワインダ1の周囲)の温度データが記憶される。言い換えれば、自動ワインダ1の設置環境を記憶することができる。
作業者は、任意のタイミングで、又は定期的に、それぞれの状態取得装置70の出力部83に携帯端末7(図4参照)を接続する。これにより、状態取得装置70の記憶部89に記憶されたデータを携帯端末7に転送(送出)することができる。携帯端末7の例は、ノートパソコン、スマートフォン、又はタブレット等である。
携帯端末7は、状態取得装置70から転送されたデータを使用して、クレードル52、糸継装置31及び自動ワインダ1の異常の有無を判断する。具体的には、携帯端末7は、綾振ドラム駆動モータ59が駆動する際に発生する振動データに基づいて、クレードル52の異常の有無を診断し、診断結果を表示部等に表示する。作業者は、携帯端末7の表示部等に表示される診断結果を見ることにより、クレードル52の異常の有無を把握することができる。また、携帯端末7は、糸継装置31が稼働する際に発生する音に基づいて、糸継装置31の異常の有無を診断し、表示部等に表示する。作業者は、携帯端末7の表示部等に表示される診断結果を見ることにより、糸継装置31の異常の有無を把握することができる。
また、携帯端末7は、自動ワインダ1近傍、すなわち、自動ワインダ1の周囲温度に基づいて、例えば、機械使用温度(設置環境条件)を満たしているか否かを判定し、当該判定結果及び/又は検知結果を表示部等に表示する。作業者は、携帯端末7の表示部等に表示される判定結果及び/又は検知結果を見ることにより、設置環境条件を管理することができる。
次に、第1実施形態の自動ワインダ1の作用効果について説明する。第1実施形態の自動ワインダ1では、状態取得装置70が互いに異なる複数の情報(音、振動及び温度)を取得可能に構成されているので、情報を取得したい箇所に当該状態取得装置70を取り付けるだけで、所望種類の情報を取得することができる。また、第1実施形態の自動ワインダ1では、ワインダユニット10側には被取付部90(90A,90B)が設けられ、機台フレーム1A側には被取付部90(90C)が設けられ、状態取得装置70側には取付部73が設けられているので、ワインダユニット10に対する状態取得装置70の着脱が容易である。これらの結果、ワインダユニット10において事前に監視対象となる箇所又は取得する情報の種類を特定することなく、所望箇所における所望種類の情報を必要に応じて取得することができる。そして、取得した情報は、異常診断、予知保全又はメンテナンスサポート(メンテナンス時期告知)等に利用することができる。
第1実施形態の自動ワインダ1では、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79における作動の有無を作業者から受け付けるインタフェイスとしての設定部81を有している。これにより、作業者が入手したい情報を取得する音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79のみが作動するように切り替えることができるので、電力を節約出来たり、記憶部89の容量を相対的に小さくしたりすることができる。
第1実施形態の自動ワインダ1では、他の装置から電力の供給を必要としないので、所望箇所への取り付けをより容易にすることができる。また、第1実施形態の自動ワインダ1では、記憶部89を備えることで、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79によって取得された情報を解析等する携帯端末7を常時接続していなくても、必要なときに携帯端末7を接続して記憶部89に記憶された情報を解析することができる。これにより、より柔軟にワインダユニット10の状態を把握することが可能になる。
第1実施形態の自動ワインダ1では、クレードル52から発生する振動を取得することができるので、取得した振動及び/又は振動の変化に基づいて、携帯端末7は、クレードル52の異常の有無を診断することが可能になる。第1実施形態の自動ワインダ1では、糸継装置31から発生する音を取得することができるので、取得した音及び/又は音の変化に基づいて、携帯端末7は、糸継装置31の異常の有無を診断することが可能になる。
第1実施形態の自動ワインダ1では、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79が取得した音、振動及び温度を状態取得装置70の外部に出力する出力部83を備えているので、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79が取得した音、振動及び温度を状態取得装置70とは別の外部の携帯端末7に出力が可能になる。状態取得装置70とは別の外部の携帯端末7は、状態取得装置70が取得した音、振動及び温度を用いた異常診断等の解析が可能になる。
第1実施形態の自動ワインダ1では、例えば、被取付部90Aは、消耗品となる部品(パッケージの両端を支持するパッケージ支持部であるベアリングセンタのベアリング等)の近傍に設けられている。これにより、パッケージ支持部の監視ができるので、パッケージ支持部の消耗品を適切なタイミングで交換等できる。
(第2実施形態)
次に、主に図6を参照しながら、第2実施形態に係る自動ワインダシステム(繊維機械システム)5について説明する。自動ワインダシステム5は、複数の自動ワインダ(繊維機械)1と、複数の自動ワインダ1にそれぞれ設けられ、複数のワインダユニット(繊維処理ユニット)10を管理する機台管理部9と、複数のワインダユニットのそれぞれを制御するユニット制御部65と、自動ワインダ1とは離れた場所に設置され、複数の自動ワインダ1を管理する上位管理部3と、機台管理部9に接続可能な携帯端末7と、を備えている。上記自動ワインダ1及びワインダユニット10については、第1実施形態と同様であるのでここでは詳細な説明を省略する。
上位管理部3は、複数の自動ワインダ1に接続された端末装置である。上位管理部3は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等の主記憶部、mSATA規格のSSD(Solid State Drive)等に例示される補助記憶部、キーボード及びマウス等の入力部、表示画面等の出力部等を含むコンピュータシステムとして構成されている。なお、補助記憶部として、ハードディスク又は等フラッシュメモリ等を用いてもよい。
図6に示されるように、上位管理部3と、機台管理部9とは、ネットワークを介して互いにアクセス可能に構成されている。ネットワークの例には、インターネット回線、専用回線、VPN(Virtual Private Network)回線等が含まれる。また、有線であってもよいし、無線であってもよい。
携帯端末7は、携帯が可能な小型端末装置である。携帯端末7は、CPU、RAM及びROM等の主記憶部、ハードディスク、フラッシュメモリ等に例示される補助記憶部、タッチパネル画面等の入力部及び出力部等を含むコンピュータシステムである。携帯端末7は、ケーブル、無線LAN、近距離無線通信等を介して機台管理部9に接続可能である。
この自動ワインダシステム5に用いられる状態取得装置70は、図3に示されるように、第1実施形態の自動ワインダ1に備えられるものと同じである。状態取得装置70は、ユニット制御部65、機台管理部9、上位管理部3及び携帯端末7の少なくとも一つへ、音取得部77によって取得された音データ、振動取得部78によって取得された振動データ及び温度取得部79によって取得された温度データを出力する。
例えば、状態取得装置70によって取得された音データ、振動データ及び温度データが機台管理部9に出力された場合、機台管理部9は、送出されてきた情報(音データ、振動データ及び温度データ)に基づいて、異常診断等の解析を行うことができる。また、機台管理部9では、状態取得装置70から送出されてきた情報(音データ、振動データ及び温度データ)の記憶のみを行い、ケーブル、無線LAN、近距離無線通信等を介して接続される上位管理部3が、当該情報に基づいて異常診断等の解析を行ってもよい。これらの場合、自動ワインダ1に備えられている複数のワインダユニット10の異常の有無を把握することができる。
例えば、状態取得装置70によって取得された音データ、振動データ及び温度データが機台管理部9に出力された場合、上位管理部3は、送出されてきた情報(音データ、振動データ及び温度データ)に基づいて、異常診断等の解析を行うことができる。この場合、自動ワインダ1に備えられている複数の自動ワインダ1及び各自動ワインダ1に備わる複数のワインダユニット10の異常の有無をまとめて把握することができる。
次に、第2実施形態の自動ワインダシステム5の作用効果について説明する。第2実施形態の自動ワインダシステム5では、状態取得装置70が互いに異なる複数の情報(音、振動及び温度)を取得可能に構成されているので、情報を取得したい箇所に当該状態取得装置70を取り付けるだけで、所望種類の情報を取得することができる。また、第2実施形態の自動ワインダシステム5では、ワインダユニット10側には被取付部90(90A,90B)が設けられ、機台フレーム1A側には被取付部90(90C)が設けられ、状態取得装置70側には取付部73が設けられているので、ワインダユニット10に対する状態取得装置70の着脱が容易である。これらの結果、ワインダユニット10の所望箇所における所望種類の情報を必要なときに取得することができる。そして、取得した情報は、異常診断、予知保全又はメンテナンスサポート(メンテナンス時期告知)等に利用することができる。
第2実施形態の自動ワインダシステム5では、状態取得装置70が取得した音、振動及び温度を用いた異常診断等の解析を、ユニット制御部65、機台管理部9、上位管理部3又は携帯端末7によって実施できる。このように、異常診断等の解析を行う機能を状態取得装置70の外部で行えるので、状態取得装置70のサイズをコンパクトにすることが可能になる。また、第2実施形態の自動ワインダシステム5では、状態取得装置70で取得した情報と、ユニット制御部65、機台管理部9、及び上位管理部3が保有している情報と、を統合して診断することも可能になる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されない。
<変形例1>
上記実施形態では、状態取得装置70が、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79ごとに作動の有無を切り替える設定部81を有している例を挙げて説明したが、設定部81に代えて、例えば、図7に示されるように、記憶部89に情報を記憶させる対象となる情報取得部(音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79)を選択可能にする、及び/又は、記憶部89に記憶させる時間及びサンプリング周期を設定可能にする設定部(第2設定部)281を有していてもよい。
変形例1に係る自動ワインダ1又は自動ワインダシステム5では、状態取得装置70における音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79のそれぞれが常時情報を取得する構成であっても、記憶部89に記憶させる情報を取捨選択したり、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79のそれぞれが取得する情報を記憶部89に記憶させる時間及びサンプリング周期を設定したりできるので、必要な情報のみを選択して記憶することができる。
また、設定部281では、情報の種類毎に、情報のサンプリング周期及び測定時間を別々に設定することができる。例えば、温度取得部79は遅い周期で1週間測定し、音取得部77は中程度の周期で10分間測定し、振動取得部78は早い周期で5分測定する、といったような設定ができる。
設定部281では、情報の取得(測定)を自動で開始させることもできる。例えば、スプライサの音を取得したい場合には、ユニット制御部65が、スプライサの動作タイミング情報(例えばエアの供給を開始するタイミング)を、エアの供給開始前に状態取得装置70に送信するようにすれば、設定部281は、その情報の受信をトリガーとして音取得部77に音の測定を開始させることができる。つまり、状態取得装置70は、ユニット制御部65との通信によって、ユニット制御部65に直接連動して作動する。または、状態取得装置70が、例えば、別途設けられた動作検知センサの検知信号に基づいてエア吹き用駆動部の動作開始を検知するようにすれば、その検知をトリガーとして音取得部77に音の測定を開始させることができる。つまり、状態取得装置70は、エア吹き用駆動部の動作を検知することによって、ユニット制御部65に間接連動して作動する。
<変形例2>
上記実施形態の状態取得装置70は、バッテリ87と、記憶部89とを有している例を挙げて説明したが、バッテリ87を内蔵しないで状態取得装置70の外部から電力が供給されるような構成としてもよい。また、状態取得装置70は、記憶部89を備えないで、例えば、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79のそれぞれから取得される情報を報知(表示)可能な報知部を備える構成としてもよい。また、状態取得装置70は、更にCPUを搭載し、解析プログラムを記憶部89に記憶させる等して、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79のそれぞれが取得する情報を診断し、その診断結果を報知してもよい。
第2実施形態に係る自動ワインダシステム5のように、状態取得装置70の外部に、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79のそれぞれから取得される情報を出力する構成とすれば、記憶部89を内蔵する必要はない。
<変形例3>
上記実施形態又は変形例に係る自動ワインダ1又は自動ワインダシステム5に備わる状態取得装置70では、作業者が設定部(第1設定部)81又は設定部(第2設定部)281を操作して(又は介して)、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79における作動の有無を設定する例を挙げて説明したが、本発明は、これに限定されない。
例えば、図7に示されるように、状態取得装置70は、設定部81及び/又は設定部281に代えて、取付部73がどの被取付部90に取り付けられたかという取付位置を特定する制御ユニット(取付位置特定部)181を有し、制御ユニット181が、特定した取付位置に基づいて複数の情報取得部(音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79)の中から作動する情報取得部を自動的に設定してもよい。
上記実施形態で例を挙げると、例えば、クレードル52に設けられた被取付部90Aに状態取得装置70の取付部73が取り付けられた場合には、制御ユニット181は、クレードル52に設けられた被取付部90Aに取り付けられたことを自動的に認識するといった具合である。制御ユニット181は、被取付部90Aに取り付けられたことに基づいて、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79の中から振動取得部78のみが作動可能となるように設定する。
被取付部90A,90B、90Cのそれぞれが有する4つの凸部91には、選択的に、金属片が取り付けられている。例えば、被取付部90Aは、所定の一つの凸部91に金属片が取り付けられ、被取付部90Bは、所定の二つの凸部91に金属片が取り付けられ、被取付部90Cは、所定の三つの凸部91に金属片が取り付けられている。取付部73の孔部73aは、被取付部90の凸部91が嵌合された際に、金属を検知可能に構成されており、その検知情報を制御ユニット181に送信する。制御ユニット181は、当該検知情報を用いて、状態取得装置70(取付部73)が、どの被取付部90A,90B、90Cに取り付けられたかを特定する。制御ユニット181は、特定された被取付部90A,90B,90Cに基づいて、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79における作動の有無を設定する。制御ユニット181は、例えば、CPUと、RAMと、ROMと、を有する電子回路である。上記ROMには、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79の作動の有無を制御するためのプログラムが記録されている。
なお、被取付部90A,90B、90Cの位置を特定するための方法は、上段にて説明したものに限定されない。例えば、状態取得装置70は、例えば、被取付部90A,90B,90Cごとに配置された1次元又は2次元バーコード、ICチップのリーダを備えていてもよい。また、状態取得装置70が、気圧センサを備えることにより、取付位置の高さ情報を取得して、当該高さ情報に基づいて被取付部90A,90B、90Cの位置を特定してもよい。
<変形例4>
上記実施形態及び変形例では、巻取部51は、パッケージPが綾振ドラム55の回転に追従する、いわゆる従動回転構成のワインダユニット10を例に挙げて説明したが、図9に示されるように、パッケージ駆動モータ259のモータ軸は、当該巻取ボビンWBと相対回転不能に連結される、いわゆる直接回転構成のワインダユニット210としてもよい。
具体的には、巻取部251は、クレードル252と、接触ローラ253と、トラバース装置255と、ガイドプレート256と、を有しており、ユニット本体60に支持されている。クレードル252は、巻取ボビンWBを着脱可能に支持する。接触ローラ253は、巻取ボビンWBの周面又はパッケージPの周面に接触して回転可能に設けられている。トラバース装置255は、糸Yをトラバースさせる。トラバース装置255の例は、アーム式のトラバース装置である。ガイドプレート256は、上流側の糸Yをトラバース箇所へと案内する。ガイドプレート256の上流には、セラミック製のトラバース支点部257が設けられている。トラバース装置255は、このトラバース支点部257を支点として、図9の矢印に示す方向に糸Yをトラバースさせている。
クレードル252は、回動軸A3を中心に回動可能にユニット本体60に支持されている。クレードル252は、巻取ボビンWBへの糸Yの巻取に伴うパッケージPの糸層径の増大を、クレードル252が回動することによって吸収する。
クレードル252には、サーボモータで構成されるパッケージ駆動モータ259が取り付けられている。パッケージ駆動モータ259は、巻取ボビンWBを回転駆動して、巻取ボビンWBに糸Yを巻き取る。パッケージ駆動モータ259のモータ軸は、巻取ボビンWBをクレードル252に支持させたときに、当該巻取ボビンWBと相対回転不能に連結されるようになっている。
このような構成のワインダユニット210において、状態取得装置70を取り付ける被取付部90について説明する。図9に示されるように、第2実施形態のワインダユニット210は、クレードル252に設けられた被取付部90Aと、糸継装置31近傍のユニット本体60に設けられた被取付部90Bと、を有している。
このような構成のワインダユニット210を有する自動ワインダ1であっても、クレードル252から発生する振動を取得することができるので、取得した振動及び/又は振動の変化に基づいて、携帯端末7等は、クレードル252の異常の有無を診断することが可能になる。同様に、ワインダユニット210を有する自動ワインダ1では、糸継装置31から発生する音を取得することができるので、取得した音及び/又は音の変化に基づいて、携帯端末7等は、糸継装置31の異常の有無を診断することが可能になる。
<その他の変形例>
上記実施形態又は変形例では、各ワインダユニット10に2箇所の被取付部90A,90Bが設けられ、機台フレーム1Aに1箇所の被取付部90Cが設けられている例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、被取付部が設けられる箇所が自動ワインダ全体において複数あればよい。
例えば、被取付部は、各ワインダユニット10に1箇所設けられ、自動玉揚装置8に1箇所以上設けられ、機台フレーム1Aには設けられないか、1箇所以上設けられてもよい。また、例えば、被取付部は、各ワインダユニット10には設けられず、複数種の共通装置(例えば、自動玉揚装置8と、給糸ボビン供給装置(図示せず))にそれぞれ1箇所以上設けられ、機台フレーム1Aには設けられないか、1箇所以上設けられてもよい。また、例えば、被取付部は、全ワインダユニット10のうち、一部のワインダユニット10(ただし、複数のワインダユニット10)にのみ、設けられてもよい。また、例えば、被取付部が設けられている箇所数が互いに異なるワインダユニットが一台の自動ワインダの中に混在(例えば、1台の自動ワインダは、被取付部の複数箇所設けられたワインダユニットと、被取付部が1箇所設けられたワインダユニットと、被取付部が設けられないワインダユニットと、を有する。)してもよい。
上記実施形態又は変形例では、複数の繊維処理ユニットに共通して設けられる共通装置として、自動玉揚装置8を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、複数のワインダユニットを有する自動ワインダの場合には、自動玉揚装置に代えて、又は加えて、給糸ボビン自動供給装置を備える構成であってもよい。
上記実施形態又は変形例では、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79が取得した音、振動及び温度に基づいて携帯端末7、機台管理部9、ユニット制御部65、上位管理部3又は状態取得装置70が異常診断等を実行する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、携帯端末7、機台管理部9、ユニット制御部65、上位管理部3又は状態取得装置70は、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79が取得した音、振動及び温度を、そのまま又は一部解析した内容を表示部等に表示するようにしてもよい。作業者は、表示部等に表示された内容を見て、ワインダユニット10等の異常診断をすることができる。
上記実施形態又は変形例では、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79における作動の有無が設定される例、又は、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79によって取得される音、振動及び温度を選択的に記憶させる例を挙げて説明したが、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79を全て作動させ、音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79が取得する音、振動及び温度を記憶部89に全て記憶させてもよい。
上記実施形態又は変形例では、情報取得部として、音、振動、温度をそれぞれ取得する音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79を有する状態取得装置70を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、情報取得部として、音情報取得可能なマイク、振動情報を取得可能な加速度センサ、気圧情報を取得可能な気圧センサ、静止画又は動画を取得可能なカメラ、電流値を取得可能な地磁気センサ、温度情報を取得可能な温度センサ、角速度情報を取得可能なジャイロセンサ、変位情報を取得可能な変位センサ、湿度情報を取得可能な湿度センサ等を、2つ以上有する状態取得装置70であってもよい。
音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79によって取得された音、振動及び温度について、例えば、一部(温度)を機台管理部9、ユニット制御部65又は上位管理部3に送信する等して即時解析を行い、残り(音及び振動)を記憶部89に記憶させることにより、所定のタイミングで異常診断、予知保全又はメンテナンスサポート(メンテナンス時期告知)を実施する等してもよい。
被取付部90には、凸部91の代わりにネジ孔が形成されたボス等を一つ配置し、取付部73には、孔部73aの代わりにネジ部を一つ設けてもよい。このネジをボスに螺合させることで、容易に状態取得装置70を被取付部90に取り付けることができる。また、取付部73と被取付部90とは互いに嵌合可能に形成される代わりに、取付部73として両面テープのような粘着性部材又はマグネット等を配置してもよい。この場合であっても、粘着性部材の粘着力又はマグネットの磁力によって容易に状態取得装置70を被取付部90に取り付けることができる。この場合、被取付部90は、所定面積を有する平面状の部位であること好ましい。また、マグネットを利用する場合には、被取付部90は、磁力によって固着可能な部材である。また、被取付部90は、作業者に対し、状態取得装置70の取付方向(例えば上下方向)を示すことができる目印として機能させてもよい。
上記実施形態又は変形例では、携帯端末7は、被取付部90Cに取り付けられた状態取得装置70によって取得される、自動ワインダ1近傍の周囲温度に基づいて、機械使用温度(設置環境条件)を満たしているか否かを判定する例を挙げて説明したが、例えば、モータの近傍に配置された被取付部に取り付けられた状態取得装置70が取得する温度に基づいて、モータの発熱異常を検知したり、クレードルの近傍に配置された被取付部に取り付けられた状態取得装置70が取得する温度に基づいて、クレードルのブッシュの摩耗を検知したりしてもよい。作業者は、携帯端末7の表示部等に表示される検知結果を見ることにより、モータ又はクレードルの状態を把握することができる。
上記実施形態又は変形例では、被取付部90(90A,90B,90C)に取り付けられる状態取得装置70を備える例を挙げて説明したが、状態取得装置70を備えない構成としてもよい。このような構成であっても、状態取得装置70を、情報を取得したい箇所に該当する被取付部に取り付けるだけの容易な作業で、所望種類の情報を取得することが可能になる。この結果、事前に監視対象となる箇所又は取得する情報の種類を特定することなく、所望箇所における所望種類の情報を必要に応じて取得することができる。
上記実施形態又は変形例に係る自動ワインダ1又は自動ワインダシステム5に備わる状態取得装置70では、複数の情報取得部(音取得部77、振動取得部78及び温度取得部79)の中から作動する情報取得部を設定するに際し、設定部(第1設定部)81又は設定部(第2設定部)281による操作設定に代えて、制御ユニット181による自動設定を行う例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、設定部81又は設定部281による操作設定に加えて、制御ユニット181による自動設定を可能にしてもよい。この場合であっても、設定部81又は設定部281による操作設定と、制御ユニット181による自動設定との間で設定の優先順位を決定しておくことにより、設定の錯綜を回避できる。
上記実施形態又は変形例では、繊維機械として、複数のワインダユニット10を備える自動ワインダ1を例に挙げて説明したが、例えば、複数の紡績ユニットを備える紡績機であってもよい。紡績ユニットは、糸を供給する紡績装置(給糸部)及び紡績装置から供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部を繊維処理部として少なくとも含んでいる。また、この場合の共通装置の例は、糸継台車である。糸継台車は、紡績ユニットの並ぶ方向に沿って走行可能に構成されており、糸が分断された紡績ユニットまで走行して、当該紡績ユニットにおいて糸継ぎを行うものである。また、紡績機に温度情報を取得可能な状態取得装置70を取り付ければ、その情報を利用して紡績される糸の品質管理を行うことが可能になる。
1…自動ワインダ(繊維機械)、1A…機台フレーム、3…上位管理部、5…自動ワインダシステム(繊維機械システム)、7…携帯端末、8…自動玉揚装置(共通装置)、9…機台管理部、10,210…ワインダユニット(繊維処理ユニット)、31…糸継装置、52…クレードル、59…綾振ドラム駆動モータ、65…ユニット制御部、70…状態取得装置、71…ケーシング、73…取付部、77…音取得部(情報取得部)、78…振動取得部(情報取得部)、79…温度取得部(情報取得部)、81…設定部(第1設定部)、83…出力部、87…バッテリ、89…記憶部、90(90A,90B,90C)…被取付部、91…凸部、93…板部、95…目印、181…制御ユニット、281…設定部(第2設定部)。

Claims (20)

  1. 並んで設けられる複数の繊維処理ユニットと、前記複数の繊維処理ユニットに共通して設けられる共通装置と、を備えた繊維機械であって、
    前記繊維処理ユニットの状態及び/又は前記共通装置の状態を取得することができる状態取得装置と、
    前記繊維処理ユニット及び/又は前記共通装置における複数箇所に設けられ、前記状態取得装置が取り付けられる被取付部と、を備え、
    前記状態取得装置は、
    互いに異なる種類の情報を取得する複数の情報取得部と、
    前記複数の情報取得部を収容するケーシングと、
    前記ケーシングに設けられ、前記被取付部に着脱自在に取り付けることができる取付部と、を有している、繊維機械。
  2. 前記被取付部は、一の前記繊維処理ユニットに複数設けられている、請求項1記載の繊維機械。
  3. 前記状態取得装置は、前記繊維処理ユニット又は前記共通装置の周囲環境の状態を取得することができる、請求項1又は2記載の繊維機械。
  4. 前記繊維処理ユニット及び/又は前記共通装置を支持する機台フレームを更に備え、
    前記機台フレームは前記被取付部を有している、請求項1〜3の何れか一項記載の繊維機械。
  5. 前記複数の情報取得部は、作動するように設定された前記情報取得部のみが前記情報を取得する、請求項1〜4の何れか一項記載の繊維機械。
  6. 前記状態取得装置は、作業者から前記情報取得部における作動の有無を受け付ける第1設定部を更に有し、
    前記第1設定部は、前記作業者から受け付けた内容に基づいて前記複数の情報取得部の中から作動する前記情報取得部を設定する、請求項1〜5の何れか一項記載の繊維機械。
  7. 前記状態取得装置は、前記取付部がどの前記被取付部に取り付けられたかという取付位置を特定する取付位置特定部を更に有し、
    前記取付位置特定部は、前記取付位置に基づいて前記複数の情報取得部の中から作動する前記情報取得部を設定する、請求項1〜6の何れか一項記載の繊維機械。
  8. 前記状態取得装置は、電源と、取得した前記情報を記憶する記憶部と、を更に有している、請求項1〜7の何れか一項記載の繊維機械。
  9. 前記状態取得装置は、前記記憶部に前記情報を記憶させる対象となる前記情報取得部を選択可能にする、及び/又は、前記記憶部に前記情報を記憶させる時間及び/又はサンプリング周期を設定可能にする、第2設定部を更に有している、請求項8記載の繊維機械。
  10. 前記被取付部には、目印が付されている、請求項1〜9の何れか一項記載の繊維機械。
  11. 前記被取付部は、前記取付部に嵌合可能に形成されている、請求項1〜10の何れか一項記載の繊維機械。
  12. 前記情報取得部は、音、振動、気圧、静止画、動画、電流値、角速度、変位、温度、及び湿度のうち少なくとも一つを取得する、請求項1〜10の何れか一項記載の繊維機械。
  13. 前記被取付部は、消耗品となる部品又は調整が必要な装置の近傍に設けられている、請求項1〜11の何れか一項記載の繊維機械。
  14. 前記被取付部は、パッケージを支持するクレードルの近傍に設けられ、前記複数の情報取得部のうちの一つは、前記クレードルの振動を取得する振動取得部である、請求項1〜13の何れか一項記載の繊維機械。
  15. 前記被取付部は、糸端同士を継ぐ糸継装置の近傍に設けられ、前記複数の情報取得部のうちの一つは、前記糸継装置から発生する音を取得する音取得部である、請求項1〜14の何れか一項記載の繊維機械。
  16. 前記状態取得装置は、前記情報取得部が取得した前記情報を前記状態取得装置の外部に出力する出力部を更に有している、請求項1〜15の何れか一項記載の繊維機械。
  17. 請求項16に記載された、複数の繊維機械と、
    前記繊維処理ユニットにそれぞれ設けられたユニット制御部と、
    前記繊維機械にそれぞれ設けられ、当該繊維機械に備えられた前記繊維処理ユニットを管理する機台管理部と、
    前記繊維機械とは離れた場所に設置され、少なくとも一つの前記繊維機械を管理する上位管理部と、
    前記ユニット制御部、前記機台管理部、前記上位管理部、及び前記状態取得装置の少なくとも何れか一つと通信可能な携帯端末と、を備え、
    前記状態取得装置は、前記ユニット制御部、前記機台管理部、前記上位管理部及び前記携帯端末の少なくとも一つへ前記情報を出力する、繊維機械システム。
  18. 互いに異なる種類の情報を取得する複数の情報取得部と、
    前記複数の情報取得部を収容するケーシングと、
    前記ケーシングに設けられた取付部と、
    を有し、並んで設けられる繊維処理ユニットの状態及び/又は複数の繊維処理ユニットに共通して設けられる共通装置の状態を取得することができる状態取得装置を取り付け可能な繊維機械であって、
    複数の前記繊維処理ユニットと、
    前記共通装置と、
    前記繊維処理ユニット及び/又は前記共通装置における複数箇所に設けられ、前記状態取得装置の前記取付部が着脱自在に取り付けられる被取付部と、
    を備える、繊維機械。
  19. 並んで設けられる複数の繊維処理ユニットと、前記複数の繊維処理ユニットに共通して設けられる共通装置と、前記繊維処理ユニット及び/又は前記共通装置における複数箇所に設けられる被取付部と、を備える繊維機械に着脱自在に取り付けられる状態取得装置であって、
    互いに異なる種類の情報を取得する複数の情報取得部と、
    前記複数の情報取得部を収容するケーシングと、
    前記ケーシングに設けられ、前記被取付部に着脱自在に取り付けることができる取付部と、を有している、状態取得装置。
  20. 繊維処理部としての、糸を供給する給糸部と、前記給糸部から供給された前記糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部と、を少なくとも含む繊維処理ユニットであって、
    前記繊維処理部の状態を取得可能な状態取得装置と、
    前記状態取得装置が取り付けられる、複数の被取付部と、
    を備え、
    前記状態取得装置は、
    互いに異なる種類の情報を取得する複数の情報取得部と、
    前記複数の情報取得部を収容するケーシングと、
    前記ケーシングに設けられ、前記被取付部に着脱自在に取り付けることができる取付部と、を有している、繊維処理ユニット。
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