JP2017065456A - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】膨張を完了させたエアバッグが車両の斜突時の乗員を的確に受け止め可能な助手席用エアバッグを提供すること。
【解決手段】収納部位に折り畳まれて収納されたエアバッグ31が、作動時、助手席に着座した乗員PMを保護可能に、膨張用ガスGを流入させて、収納部位から後方側へ展開膨張する。エアバッグ31は、車両の前突時に乗員を受け止める前突用拘束面40を後面に備えたメインバッグ部33と、車両の斜突時における斜め前方に移動する乗員の頭部を受け止め可能な斜突用拘束面55を有した補助バッグ部50とを備えており、エアバッグ31の膨張完了時の下面側の下壁部31dには、下壁部31dから連なって上方に向かって収納部70が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、展開膨張したエアバッグが助手席に着座した乗員の前方に移動する車両の前面衝突時だけでなく、運転席側方向や車外側方向とした左右方向の斜め前方に移動する車両の斜突時にも助手席に着座した乗員を受け止め可能に展開膨張する構成の助手席用エアバッグ装置に関する。
従来、この種の助手席用エアバッグ装置では、助手席に着座した乗員の前方側で膨張するメインバッグ部とメインバッグ部と区画壁により隔てられて助手席と運転席との間の前方側で膨張する補助バッグ部(センタバッグ部)と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、助手席に着座した乗員が車両の前面衝突時だけでなく、斜突時(車両の斜め前方に向いて衝突する場合だけでなく車両のオフセット衝突する場合も含む)にもエアバッグに受け止められるように膨張完了時の後面の運転席側の縁に斜突時の乗員頭部を受止可能な凸部を設けた助手席用エアバッグも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平2−303951号公報 特開平8−324373号公報
ところで、昨今の車両の中にはダッシュボード(インナーパネル)のセンター部分(センターパネル)にカーナビや液晶モニタなどの物品が取り付けられている車両やセンターメーターが設定されている車種もある。そのような車両に助手席用エアバッグを搭載した場合、斜突時にエアバッグが展開膨張することになるとセンターパネルの物品が障害となり、助手席用エアバッグの展開膨張に支障をきたすことが考えられる。
また、エアバッグが展開時にはダッシュボードの形状に沿う形で展開する設定になっているはずが、ダッシュボードに物品があることによってエアバッグが物品の上に乗り上げてしまい、エアバッグが正常に乗員を保護することが困難になることも考えられる。
本発明は、上述の問題を解決するものであり、斜め前方側に向かって移動する乗員を円滑に保護するために膨張を支障なく完了させることのできる助手席用エアバッグを提供することを目的とする。
(1)本発明の助手席用エアバッグ装置は、車両の助手席前方のインストルメントパネルに配置される収納部位に折り畳まれて収納されたエアバッグが作動時、助手席に着座した乗員を保護可能に膨張用ガスを流入させて前記収納部位から後方側へ展開膨張する構成とした助手席用エアバッグであって、 前記エアバッグが、 上面側の上壁部と下面側の下壁部と左側面側の左壁部と右側面側の右壁部及び段差を有した後面側の後壁部から構成するとともに、 膨張完了時の後面側の後壁部を、車両の前面衝突時の前方に移動する乗員を受け止める前突用拘束面として、膨張を完了させるメインバッグ部と、 該メインバッグの左右方向の一方の側面側で膨張するとともに、前記前突用拘束面における左右方向の縁から後方へ突出する膨張形状とし、前記前突用拘束面に連なって後方に延びる側面側を、車両の斜突時における斜め前方に移動する乗員の頭部を受け止め可能な斜突用拘束面として膨張を完了させる補助バッグ部と、 を備えて構成され、 前記エアバッグの膨張完了時の下面側の下壁部には、該下壁部から連なってエアバッグの上面側の上壁部に向かう収納部が設けられていることを特徴とする。
上記特徴によって、本発明に係る助手席用エアバッグでは、エアバッグが膨張を完了させれば、エアバッグの後部側には、補助バッグ部における斜突用拘束面が、前突用拘束面の側方の位置で、後方に突出して配置される。そのため、車両の斜突時において斜め前方に乗員が移動してきても斜突用拘束面が乗員の頭部を受け止めることができる。そして、その斜突用拘束面を有した斜突用拘束部は、乗員の頭部を旋回させるような倒れる挙動を抑えて、乗員を受け止めて保護することができる。
そしてまた、エアバッグの膨張完了時の下側に配置される下壁部の部位には、エアバッグの上面側の上壁部に向かう収納部が設けられている。そのため、インナーパネルのセンター部分にカーナビや液晶モニタなどの物品が取り付けられている車両やセンターメーターが設定されていても、収納部を設けたことによってエアバッグ展開時にそのような物品を収納部に収納することができ、エアバッグの展開膨張を確実に行うことができる。
(2)前記収納部が、収納部を構成する前後2枚の収納部構成部の外周相互を結合させて袋状に形成されていることを特徴とする。
上記特徴によって、インナーパネルのセンター部分にカーナビや液晶モニタなどの物品が取り付けられている車両やセンターメーターが設定されていても、収納部が袋状になっているためにエアバッグ展開時にそのような物品を袋状の収納部の中に収納することができ、エアバッグの展開膨張を確実に行うことができる。
(3)前期収納部の上端部とエアバッグの上面側の上壁部がテザーで接合されていることを特徴とする。
上記特徴によって、エアバッグ展開時に袋状の収納部の上端部とエアバッグの上面側の上壁部がテザーで結合されているため、収納部が後方に向けて倒れこむことがなくなり、確実にインナーパネルのセンター部分に取り付けられているカーナビや液晶ディスプレーなどの物品を収納することができる。
また、袋状の収納部の上端部とメインバッグ部の上壁部をテザーで結合することによって、エアバッグの膨張完了時に、メインバッグ部の上壁部と下壁部との離隔距離を規制することが可能になる。
(4)前期収納部がエアバッグの下壁部と上壁部を連通して構成されていることを特徴とする。
上記特徴によって、インナーパネルのセンター部分に取り付けられているカーナビや液晶ディスプレーなどの物品の高さに関係なく、収納部内に収納することができる。また、収納部がエアバッグの下壁部と上壁部を連通していることによって、収納部がテザーと同様にエアバッグの上壁部と下壁部との離隔距離を規制することが可能になる。
(5)エアバッグの下壁部に設けられた収納部の開口部の長手方向は、前突用拘束面と平行になるように設けられていることを特徴とする。
インナーパネルのセンター部分に取り付けられているカーナビや液晶ディスプレーなどの物品はインナーパネルの長手方向と略平行になるように設置されている。そのため、エアバッグの膨張展開完了後に収納部の開口の長手方向が前突用拘束面と平行になるように設定されていることでカーナビや液晶ディスプレーなどの物品の形状に合うように収納部内に収納することができる。
本発明に係る実施形態の助手席用エアバッグ装置の概略図である。 実施形態の助手席用エアバッグ装置の概略正面図である。 実施形態の助手席用エアバッグ装置の概略縦断面図である。 実施形態の助手席用エアバッグ装置の作動時の概略平面図である。 実施形態の助手席用エアバッグ装置の作動時の概略縦断面図である。 実施形態における膨張完了時のエアバッグの概略斜視図である。 別の実施形態における膨張完了時のエアバッグの概略斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の助手席用エアバッグ装置30は、図1〜5に示すように、助手席16の前方のインストルメントパネル(以下、「インパネ」と略する)1の上面の部位(助手席側部4)に搭載されているトップマウントタイプとされている。インパネのセンタクラスタ2上にはインパネの上側に向かって突出するように液晶モニタ3が搭載されている。助手席用エアバッグ装置30は、助手席側部4に折り畳まれて収納されるエアバッグ31と、エアバッグ31に膨張用ガスGを供給するインフレーター93,93Aと、折り畳まれたエアバッグ31とインフレーター93,93Aとを収納保持する収納部としてのケース95と、エアバッグ31及びインフレーター93,93Aをケース95に取り付けるためのリテーナ91、91Aと、折り畳まれたエアバッグ31の上方を覆うエアバッグカバー97と、を備えて構成される。
なお、本明細書において、前後・上下・左右の方向は、特に断らない限り、車両Vの前後・上下・左右の方向と一致するものである。
エアバッグカバー97は、図3に示すように、合成樹脂性のインパネ1の助手席側部4に配設され、膨張するエアバッグ31に押されて前後両側に開くドア97a,97bを備えて構成されている。また、ドア97a,97bの周囲には下方に延びる側壁97cが突設されている。
ケース95は、図3に示すように、折り畳まれたエアバッグ31の収納部位を構成するもので、上方を開口させた板金製の略直方体形状として、長方形板状の底壁部95aと、底壁部95aの外周縁から上方に延びる周壁部95cと、を備えて構成される。底壁部95aには、インフレーター93,93Aの各本体部93aを下方から挿入する円形の開口95b,95b(図4参照)が設けられ、各開口95bの周縁には、リテーナ91,91Aの各ボルト91aを挿通させる取付孔(図符号省略)が形成されている。周壁部95cの上端には、エアバッグカバー97の側壁97cを係止する係止爪部95dが形成されている(図3参照)。
なお、ケース95の底壁部95aや周壁部95cには、インパネリンホースから延びるブラケットに取付固定される図示しない取付片部が配設されている。換言すれば、これらの図示しない取付片部は、助手席用エアバッグ装置30を車両Vのボディ側に連結固定させる役目を果たす。
インフレーター93,93Aは、それぞれ、円柱状の本体部93aと、本体部93aの外周面に配設される四角環状のフランジ部93cと、を備えて構成され、本体部93aの上部には、膨張用ガスGを吐出するガス吐出口93bが形成されている。フランジ部93cには、リテーナ91,91Aのボルト91aを挿通させる貫通孔(図符号省略)が形成されている。
リテーナ91,91Aは、エアバッグ31とインフレーター93,93Aとをケース95に取付固定するもので、それぞれ、本体部93aを挿通可能な四角環状として、四隅に下方に突出するボルト91aを配設させている。リテーナ91,91Aは、それぞれ、各ボルト91aをエアバッグ31の取付孔37から突出させて、エアバッグ31内の開口35,36の周縁に配置され、さらに、各ボルト91aを、ケース95の底壁部95aの開口95bの周縁とインフレーター93,93Aのフランジ部93cとに、貫通させ、そして、各ボルト91aにナット92を締結させることにより、ケース95の底壁部95aに対して、エアバッグ31とインフレーター93,93Aとを取付固定している。
エアバッグ31は、図4〜8に示すように、膨張完了時、上面側の上壁部31c、下面側の下壁部31d、運転席13側とした左側面側の左壁部31e、右側面側の右壁部31f、段差を有した後面側の後壁部31gを配設させて膨張し、膨張完了形状を、前方側に向かって上下方向の幅寸法を狭めて、軸方向を左右方向に沿わせた略三角柱状としている。さらに、エアバッグ31は、膨張完了状態では、収納部位としてのケース95から後方に延びるメインバッグ部33と、メインバッグ部33の運転席13側(すなわち、左側)で膨張する補助バッグ部50と、を備えて構成されている。
メインバッグ部33は、膨張完了時の略鉛直方向に沿って配設される後面33bを、前突用拘束面40としており、前突用拘束面40は、車両Vの前面衝突時、助手席16に着座している乗員PMの前方移動時に、その乗員PMの頭部Hや胸部Bを含めた上半身UBを受け止めるように配設されている。また、メインバッグ部33は、前端部33a側の下面を、ケース95の底壁部95aに取り付けられる取付部34としている。取付部34には、インフレーター93,93Aを下方から挿入させ、かつ、周縁をリテーナ91,91Aにより押さえられる流入用開口35,36が、円形に開口されて配設されている。流入用開口35,36の周縁には、リテーナ91,91Aの各ボルト91aを挿通させる取付孔37が形成されている。
そして、メインバッグ部33の下壁部31dの内、インパネ1のセンタクラスタ2上に位置する部位には、該下壁部31dから連なって先端がエアバッグ内の上方に向かって延びる収納部70が設けられている。本実施形態では収納部70は前後2枚の収納部構成部72から形成されている。前後2枚の収納部構成部72はそれぞれ下端をエアバッグ31の下壁部31dに設けられた収納部開口71と結合されており、上端と左右の両端は相対する収納部構成部72と結合させて袋状になるように形成されている。
収納部70の上端には収納部70の上端とエアバッグの上面側の上壁部31cを接合し、エアバッグ31の膨張完了時に、メインバッグ部33の上壁部31cと下壁部31dとの離隔距離を規制するテザー73が設けられている。
さらに、メインバッグ部33は、膨張完了時の前突用拘束面40の取付部34からの距離を安定させるように、取付部34と前突用拘束面40とを連結する縦テザー42を配設させている。縦テザー42は、前端42a側がリテーナ91,91Aに押さえられて結合され、後端42b側が、前後方向に沿う折目を付けるように二つ折りされて、前突用拘束面40の左右方向の中央から延びる舌片部81a,82aに結合されている。
なお、エアバッグ31の後面側は、左右に二分割されるリヤパネル81,82(図11参照)を配設させており、これらのリヤパネル81,82は、舌片部81a,82aを後方に突出させるようにして、舌片部81a,82a近傍相互を上下方向に沿って縫合することにより、前突用拘束面40を構成している。但し、左側のリヤパネル81は、舌片部81a近傍の右側部81bが、前突用拘束面40を構成し(図8参照)、左側部81cが、補助バッグ部50の後述する支持膨張部51の後面51bと、後述する斜突用拘束部54の前壁54aと、を構成している(図6参照)。
さらに、メインバッグ部33の取付部34には、リテーナ91Aを利用して、外表面側から補助バッグ部50の前端51aと連結させて、補助バッグ部50の前部50aにおける運転席13側へ突出を規制するアウタテザー45が、配設されている。
補助バッグ部50は、メインバッグ部33の運転席13側で膨張する構成として、前部50a側の支持膨張部51と後部50b側の斜突用拘束部54と、を備えて構成されている。斜突用拘束部54は、略直方体形状の膨張完了形状として、支持膨張部51の後面51bの上部側で部分的に後方へ突出するように、配設されている。支持膨張部51の前端51a側は、運転席13側の側面50cの前端(交差部位53)から略左右方向に沿ってメインバッグ部33側に延びるように配設されるとともに、インパネ1のセンタクラスタ2の後面2a側まで延びて、下面側を、センタクラスタ2の後面2aに支持される支持面52としている。
そして、斜突用拘束部54は、車両Vの斜突時(車両Vの斜め衝突とオフセット衝突とを含む)において、運転席13側の斜め前方に移動する乗員PMの頭部Hを受け止めるように配設されている。すなわち、斜突用拘束部54は、前突用拘束面40における運転席13側の縁の上部、すなわち、左縁40aの上部40b、から後方へ突出するように配設され、そして、斜突用拘束部54における前突用拘束面40に連なって後方に延びる側面側を、乗員PMの頭部Hを受け止め可能な斜突用拘束面55として、この斜突用拘束面55により、車両Vの斜突時における運転席13側の斜め前方に移動する乗員PMの頭部Hを受け止めるように構成されている。
また、実施形態の場合、斜突用拘束部54は、図6,8に示すように、エアバッグ31の構成部材から見れば、左側のリヤパネル81の左側部81cの上部(左上部)81dから後方に突出するように配設されている。すなわち、リヤパネル81の左側部81cの左上部81dを斜突用拘束部54の前壁54aと共用する構成としている。そして、前壁54aには、複数の連通孔66が配設されて、連通孔66を介して、斜突用拘束部54内に膨張用ガスGが流入するように構成されている。また、斜突用拘束部54内には、前壁54aの連通孔66の周縁と斜突用拘束面55を構成する右壁54dとの離隔距離を規制するテザー67と、斜突用拘束部54の上壁54eと下壁54fとの離隔寸法を規制するテザー68と、が配設されている。
また、実施形態では、膨張完了時のエアバッグ31は、図1,2,4に示すように、補助バッグ部50の運転席13側の側面50cが、運転席用エアバッグ装置20の膨張を完了させた運転席用のエアバッグ21と接触するように構成されている。運転席用エアバッグ装置20は、ステアリング装置8のステアリングホイール9の中央のボス部10に搭載されている。ステアリングホイール9は、運転席13の前方に配置されて、リング部11を把持して所定方向に回転させることにより、車両Vを操舵する。
助手席用エアバッグ装置30の車両Vへの搭載は、まず、各ボルト91aを取付孔37から突出させて、エアバッグ31内にリテーナ91,91Aを収納する。そして、エアバッグ31を折り畳んで、ケース95内に収納するように、底壁部95a上に載せるとともに、各リテーナ91,91Aのボルト91aを底壁部95aの開口95b,95bの周縁における取付孔(図符号省略)から突出させる。そして、対応するインフレーター93,93Aの本体部93aを、開口95b,95bを経て、下方からケース95内に挿入し、各フランジ部93cにボルト91aを貫通させて、各ボルト91aにナット92を締結すれば、底壁部95aに、インフレーター93,93Aとともに折り畳まれたエアバッグ31を取付固定することができる。
その後、図示しない取付片部を利用して、ケース95を、車両Vの所定のインパネリンホースから延びるブラケットに連結させ、各インフレーター93,93Aにエアバッグ装置30の作動用の図示しない制御装置から延びる作動信号入力用のリード線を結線し、インパネ1を車両Vに組み付ければ、助手席用エアバッグ装置30を車両Vに搭載することができる。
実施形態の助手席用エアバッグ装置30では、車両Vへの搭載後、作動信号がインフレーター93,93Aに入力されれば、エアバッグ31が、エアバッグカバー97のドア97a,97bを押し開いて、ケース95から後方側へ突出しつつ、展開膨張することとなる(図1,2の二点鎖線、図4,5,8参照)。
そして、エアバッグ31が膨張を完了させれば、エアバッグ31の後部31b側には、補助バッグ部50における斜突用拘束部54が、前突用拘束面40の上部40bの運転席13側の位置で、後方に突出して、配設される。そのため、車両Vの斜突時において、図4の二点鎖線に示すように、運転席13側の斜め前方に乗員PMの頭部Hが移動してきても、斜突用拘束面55が、乗員PMの頭部Hを受け止めることとなる。
なお、上記実施形態では、袋状の収納部70を前後2枚の収納部構成部72によって形成していたが、収納部70を一枚の収納部構成部72から形成してもよい。
この場合、収納部構成部72の一辺を真ん中で折り返し、折り返し部を上方に位置するように両側の短辺をエアバッグ31の下壁部31dに設けられた開口に結合し、折り返した一辺と一辺を結合することで収納部70を形成することができる。
または、収納部構成部72の一辺の真ん中で折り返し、折り返し部を開口に対して直交するように位置させ、折り返された一方の側の辺部をエアバッグ31の下壁部31dに設けられた収納部開口71と結合し、残った一辺とその他の両側の辺部をそれぞれ結合させることで収納部70を形成してもよい。
また、図7に示すように収納部70の形状が袋状ではなくエアバッグ31の下壁部31dと上壁部31cを連通して構成されている筒状としてもよい。
この場合、収納部70がエアバッグ31の下壁部31dと上壁部31cを連通していることによって、収納部70がテザーと同様にメインバッグ部分のエアバッグ31の上壁部31cと下壁部31dとの離隔距離を規制することが可能になる。
なお、実施形態では、補助バッグ部50をメインバッグ部33の左方側の運転席13側(車内側)だけに配設させた場合を示したが、補助バッグ部は、メインバッグ部における運転席から離れた側(車外側)の側面側だけに、配設させてもよい。勿論、前突用拘束面40が、車両の前面衝突時の乗員PMを、傾斜せずに、支障なく受け止めることができれば、補助バッグ部は、メインバッグ部の左右両側に設けてもよく、その場合、両側の補助バッグ部は、高圧部の容積を調整して、低圧部の容積を異ならせてもよい。さらに、補助バッグ部をメインバッグ部の左右方向の一方の片側だけ、すなわち、メインバッグ部の運転席側だけ、若しくは、車外側だけ、に配設する場合、メインバッグ部の左右方向の反対側には、低圧部だけからなる補助バッグ部と同様な形状の突出
バッグ部を設けてもよい。
さらに、実施形態では、斜突用拘束部54を、乗員PMの頭部Hをカバーできる上下方向の幅寸法分、補助バッグ部50,50Cの後端に突設させたが、前突用拘束面40の上下方向の幅寸法と同等分、すなわち、補助バッグ部50の後面側の上下方向の全域に、後方に突出するように、斜突用拘束部54を配設させてもよい。
1 : インストルメントパネル 2 : センタクラスタ 3 : 液晶モニタ 4 : 助手席側部 8 : ステアリング装置 9 : ステアリングホイール 10 : ボス部 11 : リング部 13 : 運転席 16 : 助手席 20 : 運転席用エアバッグ 21 : エアバッグ 30 : 助手席用エアバッグ 31 : エアバッグ 31b: 後部 31c: 上壁部 31d: 下壁部 31e: 左壁部 31f: 右壁部 31g: 後壁部 33 : メインバッグ部 33a: 前端部 33b: 後面 34 : 取付部 35 : 開口 36 : 開口 37 : 取付孔 40 : 前突用拘束面 40a: 左縁 40b: 上部 45 : アウタテザー 50 : 補助バッグ部 50a: 全部 50b: 後部 50c: 側面 51b: 後面 52 : 支持面 53 : 交差部位 54 : 斜突用拘束面 54a: 前壁 54d: 右壁 54e: 上壁 54f: 下壁 55 : 斜突用拘束部 66 : 連通孔 67 : テザー 68 : テザー 70 : 収納部 71 : 収納部開口部 81 : リヤパネル 81b: 右側部 81c: 左側部 82 : リヤパネル

Claims (5)

  1. 車両の助手席前方のインストルメントパネルに配置される収納部位に折り畳まれて収納されたエアバッグが作動時、助手席に着座した乗員を保護可能に膨張用ガスを流入させて前記収納部位から後方側へ展開膨張する構成とした助手席用エアバッグであって、 前記エアバッグが、 上面側の上壁部と下面側の下壁部と左側面側の左壁部と右側面側の右壁部及び段差を有した後面側の後壁部から構成するとともに、 膨張完了時の後面側の後壁部を、車両の前面衝突時の前方に移動する乗員を受け止める前突用拘束面として、膨張を完了させるメインバッグ部と、 該メインバッグ部の左右方向の一方の側面側で膨張するとともに、前記前突用拘束面における左右方向の縁から後方へ突出する膨張形状とし、前記前突用拘束面に連なって後方に延びる側面側を、車両の斜突時における斜め前方に移動する乗員の頭部を受け止め可能な斜突用拘束面として膨張を完了させる補助バッグ部と、 を備えて構成され、 前記エアバッグの膨張完了時の下面側の下壁部には、該下壁部から連なってエアバッグの上面側の上壁部に向かう収納部が設けられていることを特徴とする助手席用エアバッグ。
  2. 前記収納部が、前記収納部を構成する前後2枚の収納部構成部の外周相互を結合させて袋状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の助手席用エアバッグ。
  3. 前記収納部の上端部と前記エアバッグの上面側の上壁部がテザーで接合されていることを特徴とする請求項1乃至2に記載の助手席用エアバッグ
  4. 前記収納部が前記エアバッグの下壁部と上壁部を連通して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の助手席用エアバッグ。
  5. 前記エアバッグの下壁部に設けられた前記収納部の開口部の長手方向は、前記前突用拘束面と平行になるように設けられていることを特徴とする請求項1乃至4に記載の助手席用エアバッグ。
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JP2019119317A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 本田技研工業株式会社 エアバッグ装置
CN113752975A (zh) * 2021-08-30 2021-12-07 浙江吉利控股集团有限公司 一种副驾驶安全气囊组件、控制方法及车辆

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