JP2017059715A - 半導体装置および電気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置からのオイル漏れを防止する。
【解決手段】半導体素子と、半導体素子を収納し、壁部の少なくとも一部に開放端を有するケース部と、ケース部の前記開放端を覆う蓋部と、前記ケース部の内部において、半導体素子を封止する封止材とを備え、開放端と前記封止材との間における壁部の、前記封止材側の面に突起部または窪み部を設けた半導体装置を提供する。また、突起部または窪み部にかえて、封止材とは逆側の面に、開放端から滴下する液体を受ける液受け部を設けた半導体装置を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置および電気装置に関する。
内部に設けられる回路間の絶縁を目的として、半導体装置の内部には樹脂やシリコーンゲル等の封止材が封入されている。(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特開平11−17069号公報
封止材の種類によっては、成分中に微量に含まれるオイル成分が、硬化後の封止材から浸み出し、半導体装置の外に漏れる場合がある。特に、半導体装置が搭載される電気装置において、半導体装置が通常の平坦面に搭載される場合ではなく、垂直面に搭載されるなどなど角度をつけて搭載される場合に、オイル成分の外部への漏れが顕著になる。
本発明の第1の態様においては、半導体素子と、半導体素子を収納し、壁部の少なくとも一部に開放端を有するケース部と、ケース部の開放端を覆う蓋部と、ケース部の内部において、半導体素子を封止する封止材とを備え、開放端と封止材との間における壁部の、封止材側の面に突起部または窪み部を設けた半導体装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、半導体素子と、半導体素子を収納し、壁部の少なくとも一部に開放端を有するケース部と、ケース部の開放端を覆う蓋部と、ケース部の内部において、半導体素子を封止する封止材とを備え、開放端を有する壁部の、封止材とは逆側の面に、開放端から滴下する液体を受ける液受け部を設けた半導体装置を提供する。
本発明の第3の態様においては、開放端が、封止材の少なくとも一部よりも下方に位置するように、上記半導体装置を設けた電気装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
第1の実施形態の半導体装置1000の斜視図を示す。 半導体装置1000の上面図を示す。 半導体装置1000の断面図および電気装置の壁2000を示す。 第1の例のケース部100の部分斜視図を示す。 図4の側面図を示す。 突起部10の断面形状の変形例を示す。 第2の例のケース部100の部分斜視図を示す。 図7の側面図を示す。 窪み部30の断面形状の変形例を示す。 第3の例のケース部100の部分斜視図を示す。 図10の側面図を示す。 突起部15の断面形状の変形例を示す。 第4の例のケース部100の側面図を示す 第4の例の変形例を示す。 第1の例の変形例を示す。 第1の例の別の変形例を示す。 第1の例のさらに別の変形例を示す。 第5の例のケース部100の側面図を示す 第6の例のケース部100の側面図を示す。 第7の例のケース部100の側面図を示す。 第8の例のケース部100の側面図を示す。 第9の例のケース部100の側面図を示す。 第10の例のケース部100の部分的な斜視図を示す。 図23の側面図を示す。 第10の例の変形例を示す。 第11の例のケース部100の部分的斜視図を示す。 図26の側面図を示す。 第11の例の別の変形例を示す。 第11の例の別の変形例を示す。 第11の例のさらに別の変形例を示す。 第12の例のケース部100の側面図を示す。 第2の実施形態のケース部102の側面図を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態の半導体装置1000の斜視図である。半導体装置1000は、ケース部100および蓋部200を備える。ケース部100は、内部に空間を有する。ケース部100の空間には、半導体素子および半導体素子を封止する封止材等が収納される。本例の半導体装置1000は、半導体素子としてIGBTを有するパワーモジュールである。封止材は、例えばシリコーンゲル等である。
ケース部100は、略直方体の形状を有し、互いに対向する底壁110と上壁120と、4つの外壁130、140、150、160を有する。ケース部100の底壁110、上壁120、外壁130、外壁140、外壁150および外壁160をまとめて壁部と称する。
ケース部100は、一例として、エポキシ樹脂等の耐熱性樹脂で形成される。外壁130および140は互いに対向し、外壁150および外壁160は互いに対向する。例えば、それぞれの壁は一体に形成される。一つの例において、底壁110は、開口と、当該開口に嵌め込まれる放熱板とを有する。放熱板と、樹脂の壁とが接着剤で固着される。また、底壁110には、四隅に4つの取り付け孔112が設けられる。封止材を硬化した後、半導体装置1000は、各種電気装置の使用位置に固定される。
壁部のいずれかには、蓋部200により覆われる貫通孔が設けられる。当該貫通孔は、ケース部100の外側から内側まで壁部を貫通する。本例では、上壁120および外壁130に貫通孔が形成される。より具体的には、上壁120の外壁130と接する辺から中央部へ向けて延びる長方形状の貫通孔が形成される。本例の蓋部200は、上壁120の外壁130と接する辺から、上壁120の内側にスライドして上壁120および外壁130に挿入される。これにより、蓋部200は上壁120および外壁130の貫通孔を塞ぐ。なお、組み立て上、または、保守等の理由から蓋部200が開閉可能なように、蓋部200とケース部100との境界面は接着されない。
図2はケース部100の上面図である。図2においては、蓋部200が挿入されていない状態のケース部100を示している。また図2においては、ケース部100の内部の樹脂構造を点線で示している。
本例のケース部100は、底壁110に対して略垂直に設けられた内壁170を有する。ケース部100の内部空間は、内壁170によって2つの部屋180、190に仕切られている。本例の内壁170は、貫通孔以外の領域において上壁120と接続されている。尚、内壁170も壁部の一例である。
図3は、図2におけるA−A断面を、半導体装置1000が設けられる電気装置の壁2000の断面と共に示した図である。なお図3は、挿入前の蓋部200と、蓋部200が挿入された状態の半導体装置1000とを示している。なお電気装置とは、電気回路を有する装置を指す。半導体装置1000は、当該電気回路に含まれる。電気装置の一例として、自動車、発電機、産業用ロボット等がある。
上述したようにケース部100は、底壁110と略垂直に設けられた内壁170によって、内部が2つの部屋180、190に仕切られている。部屋180を囲う4つの側面は、外壁130、150、160および内壁170により画定される。部屋190を囲う側面は、外壁140、150、外壁160および内壁170により画定される。本例の内壁170は、外壁130および外壁140と略平行に設けられる。
部屋180の底壁110上にベース部300が配置される。ベース部300は、例えばDCB(Direct Copper Bonding)基板である。ベース部300上に半導体素子550が配置される。部屋180の内部には、封止材400が流し込まれる。封止材400は、少なくとも半導体素子550を覆うように形成される。また、封止材400は、半導体素子550の上方に設けられる配線も覆っている。封止材400は、例えば、オイル成分を含むシリコーンゲルである。封止材400は、ケース部100が横置きの状態で、部屋180の内部に流し込まれた後に硬化される。これにより、封止材400は、ケース部100の内部において、半導体素子550を封止する。本例の部屋190には、基板や素子は配置されていない。他の例では、部屋190にも半導体素子または配線等が配置されていてもよい。この場合、部屋190の内部にも封止材が形成されることが好ましい。
本実施形態における半導体装置1000は、壁部の少なくとも一部に開放端122を有する。また半導体装置1000は、開放端122が、封止材400の少なくとも一部よりも下方に位置するように電気装置に設けられる。一例として、半導体装置1000は、矢印で示す鉛直方向(重力方向)に延びる壁2000に、底壁110が接するように配置される。尚、これ以降の図においても、矢印で鉛直方向(重力方向)を示す場合がある。
本例では、内壁170に開放端122aが配置され、外壁130に、開放端122bが配置されている。それぞれの開放端は、壁の一部を切り欠くことで形成される。蓋部200がスライド可能に上壁120の貫通孔に挿入されると、開放端122bは蓋部200の角部210と、開放端122aは蓋部200の端部220と、それぞれ係合する。蓋部200と開放端122とは正確に係合するように設計され、蓋部200は、開放端122aおよび開放端122bを覆っている。しかしながら、公差や熱膨張等の影響により、開放端122aおよび開放端122bと、蓋部200との間には僅かな隙間が生じうる。
ケース部100の内部の封止材には、微量にオイル成分が含まれる場合がある。このオイル成分は、硬化後の封止材からも浸み出してしまう。上述したように、蓋部200と、ケース部100との境界面は接着されないので、封止材からオイル成分が浸みだすと、蓋部200とケース部100との境界面から、半導体装置1000の外部にオイル成分が漏れる場合がある。例えば、壁部の貫通孔の少なくとも一部が封止材よりも重力方向において下側に設けられる場合、封止材から浸みだしたオイル成分が、蓋部200とケース部100との境界面を通って半導体装置1000の外部に漏れる場合がある。より具体的には、オイル成分は、内壁170の開放端122aを伝って、部屋180から部屋190へと流れ、更には、外壁130の開放端122bを伝って外部へと流れ出る場合がある。
ゲル主成分の漏れ出しではないため、このオイル成分の漏れ出しは半導体装置1000の絶縁性能等には影響しない。しかしながら、浸み出したオイル成分が半導体装置1000の周囲に配置されている、電気装置のその他の電子回路を劣化させてしまう等の問題を生じさせる場合がある。
そこで本実施形態の半導体装置1000では、ケース部100の内部において、オイル成分が蓋部200とケース部100との境界面に到達することを妨げる突起部または窪み部を、壁部に設ける構成とした。具体的には、開放端122と封止材400との間における壁部(内壁170、外壁130)の、封止材400側の面に突起部または窪み部を設けることで、オイル成分が流れ出ることを防止する。
上述したように、壁部とは、ケース部100を構成する上壁、底壁、外壁、および内壁を含む。また、壁部が有する開放端とは、半導体装置を特定の使用環境(設置姿勢、温度変化・振動・加速度等による物理的影響、外部圧力・接触・経年変化など)に設置した場合、あるいは使用環境が変化した場合に、オイル成分が漏れ出す可能性のある壁部のあらゆる端部を指す。本例のケース部100の開放端122a、122bは、蓋部200と係合するために設計上生じる構造であるが、本発明に係る開放端とは、そのような意図した構造には限定されない。保守や修理の目的で製造後に追加・変更された部位、経年劣化や温度変化により生じた隙間等も、オイル成分が漏れ出す部位であれば、開放端に該当する。本例のケース部100は直線的な開放端を有するが、開放端は、曲線状であってもよく、壁部に形成された孔や接着剤が剥がれて開いた隙間であってもよい。異なる形状の開放端が、1または複数の壁部に、複数個形成されてもよい。
一例として開放端と封止材との間における壁部とは、封止材と接する壁部から、開放端に向かって壁部の面に沿って最短距離で移動した場合に通過する壁部の領域の一部を指す。突起部または窪み部は、開放端と封止材との間における壁部であって、かつ、封止材400よりも開放端122に近い領域に形成されることが好ましい。特に、オイル成分が漏れ広がる範囲を最小限にするという観点からすると、封止材400に接している壁部(本例では内壁170)に突起部10または窪み部を設けることが好ましい。
以下の図4から図21を用いて、封止材400に接している内壁170に突起部または窪み部を設ける形態を説明する。
(第1の例)
図4に、封止材400に接している内壁170に突起部10を設けた、第1の例におけるケース部100の部分斜視図を示す。図5に、図4の側面図を示す。尚、分かりやすくするために、図4では、上壁120、外壁140および外壁160を図示していない。
本例の突起部10は庇形状を有する。突起部10は、内壁170の表面上であって、かつ開放端122aと封止材400の表面402との間に設けられる。本例の突起部10は、内壁170の幅方向に開放端122aに沿って延伸する。内壁170の幅方向とは、例えば外壁150の表面と垂直な方向を指す。
図5に示すように、突起部10は、封止材400に近い側の面である側面12と、封止材400から遠い側の面である側面14と、側面12および側面14をつなぐ端面16とを有する。側面12および側面14はそれぞれ、表面172および端面16と接しており、端面16は、側面12および側面14と接している。本例では、側面12および側面14は、互いに略平行であって、硬化後の封止材400の表面402と略平行な、略同一形状の平面として形成される。
突起部10は、開放端122aと封止材400の表面402との間であって、開放端122aの近傍に設けられる。本例では、側面14が開放端122aと接するように設けられる。ここで「接するように設けられる」とは、開放端122aからの距離が0mm以上、5mm以下の範囲であることを指す。当該距離は、好ましくは2.0mm以下であり、より好ましくは1.0mm以下である。
更に、突起部10は、開放端と封止材400との間に、少なくとも開放端122aよりも広い範囲に渡って連続して配置される。例えば、突起部10の幅は、開放端122aの幅よりも長い。本例では、突起部10は、内壁170の幅方向に渡って、内壁170が外壁150と接する一端から、内壁170が外壁160と接する他端まで直線的に配置される。
尚、突起部10の突出面とは、突起部10を形成する面の中で、突起部10の最も高い部分を含み、かつ、封止材400から一番近い面である。尚、突起部10の最も高い部分とは、封止材400の表面402と平行な方向において、突起部10が形成される壁部から最も遠い場所に位置する突起部10の部位である。本例では、突起部10の高さh1は、内壁170の封止材400側の表面172から端面16までの距離である。一例として突起部10の高さh1は、1.0mm以上、5.0mm以下の範囲内である。高さh1の下限は、2.0mmであってもよく、3.0mmであってもよい。
突起部10は、一例として、ケース部100と一体に形成される。他の例では、突起部10は、ケース部100の形成後に、融着加工や接着剤等を用いて取り付けられる。この場合、突起部10は、封止材400の封入前に取り付けられてもよく、封入後に取り付けられてもよい。
このように、突起部10は、封止材400の表面402と略平行に、内壁170から突出するように配置される。このため、封止材400から浸み出たオイル成分が、開放端122aから流れ出すことを防止できる。
また、突起部10の高さおよび突起部10の位置を調整することで、突起部10により溜め置くオイル成分の量を調節できる。突起部10の位置P1は、一例として、封止材400の表面402から突起部10までの距離、または、開放端122aから突起部10までの距離として定義できる。突起部10の位置P1および高さh1は、使用される封止材400の量(重量または体積)、あるいは、使用される封止材400に含まれるオイル成分の量(重量または体積)に応じて定めることができる。
本例では、側面14が開放端122aに接するように突起部10が配置されたが、突起部10は、開放端122aと封止材400の表面402との間であれば、内壁170のいずれの位置に配置されてもよい。例えば、突起部10は、封止材400の表面402よりも開放端122aに近い側に配置されてもよい。他の例では、開放端122aよりも封止材400の表面402に近い側に配置されてもよい。
一方で、側面14が開放端122aに接するように突起部10を配置した場合、突起部10の位置を封止材400の表面402から最も遠ざけることができる。そのため、突起部10が同じ高さの場合に、溜め置くことができるオイル成分の量を最も多くすることができる。すなわち、側面14が開放端122aに接するように突起部10を配置することは、使用される封止材400に含まれるオイル成分の量が多い場合に有効である。
このように、本例では、内壁170に突起部10を設けることにより、オイル成分を堰き止め、部屋180に溜め置くことができる。そのため、オイル成分が半導体装置の外部へ流出することを防止することができる。また、オイル成分が流出したとしても、流出量を減らすことができる。
図6Aから図6Gに、突起部の断面形状の変形例を示す。突起部は、台形状(図6A)、階段状またはピラミッド状(図6B)、半円状(図6C)、非円の曲線からなる形状(図6D)、頂点が中央に存在する三角錐状(図6E)、頂点が開放端とは逆側に存在する三角錐状(図6F)、頂点が開放端側に存在する三角錐状(図6G)に形成されてもよい。突起部は、これら複数の形状の組み合わせにより形成されてもよい。例えば、図4に示す端面16に更に突起部を形成してもよい。また、突起部は、その断面形状の大きさが、突起部の延伸方向に沿って変化するように形成されてもよい。
図4および図5に図示した突起部10は、内壁170の幅方向に直線的に延伸している。一方で、他の例において、突起部10は、上壁120へ向けて凸状に湾曲する(つまり底壁110に向けて凹状に湾曲する)、底壁110に向けて凸状に湾曲する(つまり上壁120に向けて凹状に湾曲する)、凸凹が繰り返される、等の形状を有してもよい。更には、これらの凸凹は直線または曲線として形成されてもよい。突起部10は、内壁170の全幅方向に延伸するのではなく、開放端122を囲うように形成されてもよい。更には、突起部10は複数設けられてもよい。その場合、それぞれの突起部10の高さを異ならせてもよい。複数の突起部10の高さが、開放端122に近い側ほど高くなってもよい。また突起部10の断面形状は、突起部10の延伸方向の位置に応じて変化してもよい。この場合、一定の形状を拡大または縮小するように変化してもよく、ある形状から他の形状へと連続的に変化してもよい。
(第2の例)
図7に、封止材400に接している内壁170に窪み部30を設けた、第2の例におけるケース部100の部分斜視図を示す。図8に、図7の側面図を示す。尚、分かりやすくするために、図7では、上壁120、外壁140、160を図示していない。
ケース部100の構造は、図1−3で説明した構造と、以下に説明する点を除き、同じである。本例では、開放端122aと封止材400との間における内壁170の、封止材400側の表面172に窪み部30が設けられる。
本例の窪み部30は、窪み部30の延伸方向と垂直な断面において矩形形状を有する。また、窪み部30は、内壁170の幅方向に開放端122aに沿って延伸する。窪み部30は、封止材400に近い側の面である側面32と、封止材400から遠い面である側面34と、両面をつなぐ端面36とを有する。側面32および側面34は、表面172および端面36と接続する。端面36は、側面32および側面34と接続する。本例では、側面32および側面34は、互いに平行であって、かつ、硬化後の封止材400の表面と略平行な、互いに略同一形状の平面として形成される。
また窪み部30は、開放端122aと封止材400の表面との間であって、開放端122aの近傍に設けられる。本例では、側面34が開放端122aと接するように設けられる。ここで「接するように設けられる」とは、一例として、開放端からの距離が0mm以上、5.0mm以下の範囲であることを指す。
更に、窪み部30は、開放端122aと封止材400との間に、少なくとも開放端122aよりも広い範囲に渡って連続して配置される。本例では、窪み部30は、内壁170の幅方向に渡って、内壁170が外壁150と接する一端から、内壁170が外壁160と接する他端まで連続して配置される。
窪み部30は、一例として、ケース部100と一体に形成される。他の例では、窪み部30は、ケース部100の形成後に、ケース部100を切削加工することで形成される。この場合、窪み部30は、封止材400の封入前に形成しても、封入後に形成してもよい。
ここで、端面36は、窪み部の下面の一例である。窪み部の下面とは、窪み部を形成する面の中で、窪み部の最も低い部分を含む面である。尚、窪み部の最も低い部分とは、封止材400の表面と平行な方向において、窪み部が形成される壁部から最も遠い場所に位置する窪み部30の部位である。本例では、窪み部30の深さd1は、内壁170の封止材400側の面から端面36までの距離である。深さd1は、例えば、1.0〜5.0mmの範囲である。例えば、深さd1の下限は、2.0mmであってもよく、3.0mmであってもよい。
また窪み部30は、長さL1を有する。窪み部30の長さとは、封止材400から開放端122aに向かう方向における窪み部30の長さである。ここで、封止材400から開放端122aに向かう方向とは、半導体装置1000が設置された場合の重力方向(オイル成分が流れる方向)に沿った窪み部30の長さであってもよい。一例として、窪み部30の長さとは、重力方向に沿った直線が、窪み部30によって切り取られる長さである。本例では、長さL1は、窪み部30の断面形状において、端面36上の、側面32と端面36との間の距離、即ち、端面36および側面32の交線から、端面36および側面34の交線までの、端面36上における距離である。
窪み部30に溜め置くことのできるオイル成分の量は、窪み部30の長さL1、深さd1、および壁部の幅方向に延伸する幅w1に応じて調節可能である。一例として、窪み部30の長さL1、深さd1、および壁部の幅方向に延伸する幅w1は、使用される封止材400の量(重量または体積)、あるいは、使用される封止材400に含まれるオイル成分の量(重量または体積)に応じて定めることができる。
本例では、側面34が開放端122aに接するように窪み部30が配置されたが、窪み部30は、開放端122aと封止材400の表面402との間であればいずれの位置に配置されてもよい。例えば、窪み部30は、封止材400の表面402と開放端122aとの間において、開放端122a側に配置されてもよい。他の例では、窪み部30は、封止材400と開放端122aとの間において、封止材400の表面402側に配置されてもよい。
このように、本例では、内壁170に窪み部30を設けることにより、オイル成分を部屋180に溜め置くことができる。そのため、オイル成分が半導体装置の外部へ流出することを防止することができる。また、オイル成分が流出したとしても、流出量を減らすことができる。
本実施形態において、窪み部の形状および配置は、様々に変更可能である。窪み部は、開放端へ流れ込むオイル成分を溜めることができれば、どのような位置・形状・大きさであってもよい。窪み部30の幅w1は、少なくとも開放端122aの幅以上であればよい。また、窪み部30の断面形状は、図8に示した矩形形状の他、階段状(図9A)、頂点が中心に配置される三角形状(図9B)、頂点が封止材400側に配置される三角形状(図9C)、頂点が開放端側に配置される三角形状(図9D)、円弧状(図9E)、非円の曲線からなる形状(図9F)に形成されてもよい。また、窪み部は、これら複数の形状の組み合わせにより形成されてもよい。
一例として、図7および図8に示した、平坦な端面(端面36)を有する窪み部の中に、図9Aから図9Fに示すような窪み部を、複数列並べて配置してもよい。窪み部の中に、さらに窪み部を複数個設けることにより、オイル成分が開放端へ向けて流れにくくすることができる。また、窪み部は、その断面形状の大きさが、窪み部の延伸方向に沿って変化するように形成されてもよい。
更には、複数の窪み部が1つの壁部に形成されてもよい。これらの複数の窪み部が、連続してつながって、または不連続に独立して、形成されてもよい。
(第3の例)
図10に、封止材400に接している内壁170に他の形状の突起部15を設けた、第3の例におけるケース部100の部分的な斜視図を示す。図11に、図10の側面図を示す。尚、分かりやすくするために、図10では、上壁120、外壁140、160を図示していない。本例の、ケース部100の構造は、図1−3で説明した構造と、以下に説明する点を除き、同じである。
突起部15は、端面16および封止材400から遠い側の面である側面14を有する。側面14は、内壁170の封止材400側の表面172と略垂直に接続する。側面14は、側面14と内壁170の表面172との交線が、開放端122aと接する位置に配置される。上述したように、当該交線が開放端122から5.0mm以内に設けられている場合、交線が開放端122と接しているとみなしてよい。
本例において、端面16は内壁170と底壁110との交線で終端する。また、端面16は、開放端122aとの距離が近い位置ほど、内壁170の表面からの高さが高くなるように、内壁170の表面172に対して傾斜して形成される。本例では、端面16は、一定の傾斜角を有する。また端面16は、突起部15の突出面の一例である。
このような構造により、突起部15が、開放端122aの近傍に設けられ、突起部15の端面16が有する傾斜によってオイル成分を部屋180に溜め置くことができる。
本例の端面16は、開放端から壁部の下端(底壁110との交線)まで連続して形成されたが、図12Aまたは図12Bに示すように、壁部の下端よりも上側の位置で終端してもよい。
本例の端面16は、それぞれ、壁部に対して一定の傾斜角度を有する平面として形成されたが、図12Bに示すように曲面として形成されてもよく、あるいは、曲面と平面の組み合わせで形成されてもよい。
また他の例では、突起部15は、開放端を超えて形成されてもよい。一例として、外壁130および内壁170のそれぞれの上端部から、突起部15を形成してもよい(図12C)。尚、この場合、突起部15には、蓋部200が係合するための空間も形成される。
(第4の例)
図13には、封止材400に接している内壁170に突起部10および窪み部30の両方を設けた、第4の例におけるケース部100の側面図を示す。ケース部100の構造は、図1−3で説明した構造と、以下に説明する点を除き、同じである。また、本例の突起部10は、図4・5(第1の例)で説明した突起部10と、以下の点を除き、同一の構造を有する。さらに、本例の窪み部30は、図7・8(第2の例)で説明した窪み部30と、以下の点を除き、同一の構造を有する。
本例では、突起部10が開放端122aと接するように配置され、窪み部30は突起部10と封止材400の間に配置される。即ち、突起部10は、窪み部30よりも開放端122aの側に設けられる。このような構成により、流れ出したオイル成分は、まず窪み部30に溜め置かれる。また、窪み部30から溢れ出たとしても、突起部10に堰き止められるので、オイル成分が外部へ流出する可能性をより低減できる。
また本例では、封止材400から開放端に向かう方向において、窪み部30の長さL1は、突起部10の長さL3よりも長く形成される。
ここで、突起部10の長さL3とは、封止材400から開放端122aに向かう方向における突起部10の長さである。例えば長さL3は、突起部10の断面形状における側面12と側面14との間の距離である。
上記構成によれば、相対的に、突起部が占有する容積は小さくなり、窪み部によって溜めることのできる容積は大きくなるので、限られた空間を効率的に利用できる。
突起部および窪み部の個数・形状・配置は、必要に応じて様々に変更することが可能である。一例として、窪み部を突起部よりも開放端の側に設けてもよい。図14Aに示す例では、開放端と略同一の長さを有する窪み部35が開放端122aに接するように設けられ、窪み部35と封止材400との間に、突起部10が設けられる。尚、本図において、外壁150、160および底壁110の位置関係を矢印で示す。
他の例では、複数の突起部および複数の窪み部が配列されてもよい。更に他の例では、突起部と窪み部とが、開放端を囲うように配置されてもよい。この場合、複数の突起部と窪み部とが順々に開放端を囲ってもよい。
また、突起部と窪み部とを組み合わせた構造が、結果として、開放端からのオイル成分の流出を防ぐ構造となっていてもよい。例えば、突起部および窪み部が全体として壁部の全方向に渡って連続していてもよい。図14Bに示す例では、開放端と略同じ長さを有する窪み部35が開放端122aに接するように内壁170の表面172に配置される。第1の突起部11aが、外壁150(不図示)から窪み部35まで連続し、第2の突起部11bが、窪み部35から外壁160(不図示)まで連続して配置される。また、第1の突起部および第2の突起部は、開放端122aが延伸する方向に対して傾いて配置される。これにより、オイル成分の流れを窪み部へ適切に導くことができる。
以上において、封止材に接している壁部として、内壁170に突起部または窪み部を設ける形態を説明したが、封止材に接している他の壁部(外壁140、150、160)の少なくとも1つに、突起または窪み部を設けてもよい。
第1の例の変形例として、図15に、外壁140の封止材400側の表面142に突起部10を設けた例を示す。本図では、上壁120の外壁140側の一部を示しており、他の部分は省略している。また、第1の例の別の変形例として、図16に、外壁150および外壁160における封止材400側の表面152および表面162に、突起部10を設けた例を示す。製品によっては、底壁110と外壁140の間、底壁110と外壁150の間、または、底壁110と外壁160の間に開放端が形成される場合がある。その場合、突起部10を、外壁140、外壁150および外壁160に設けることで、半導体装置1000が外壁140、外壁150および外壁160のどちらを鉛直方向に向けて配置しても、オイル成分の流出を防止できる。
更に第1の例の他の変形例では、突起部10を、隣接する複数の壁部に形成してもよい。この様子を図17に示す(外壁140および160は不図示)。本例では、突起部10を、外壁140、150、160および内壁170のそれぞれに設け、隣接する壁部の突起部10が全て連続する構成とした。これにより、半導体装置1000が様々な方向に設置される場合であっても、オイル成分の流出を防止または低減できる。
なお、設計上、開放端が存在する壁部に対して突起部10を設けることは勿論有効であるが、他の例では、設計上開放端が存在しない壁部に突起部10を設置しておいてもよい。これにより、経年劣化や使用時の損傷等により、製造後に開放端が生じた場合であっても、オイル成分の流出を防止できる。
尚、このように、開放端が設けられる壁部に応じて、突起部の位置を変更する変更を、第2の例、第3の例、および、第4の例についても同様に行うことができる。
以上、封止材400に接している内壁170に突起部または窪み部を設ける形態として、第1の例から第4の例、および、それらの変形例を説明したが、オイル成分の流れ出しを防止するには、突起部10または窪み部30は、開放端122と封止材400との間における壁部の、封止材400の側の面でさえあれば、いずれの壁部に設けてもよい。またその場合、少なくとも1つの壁部に突起部10または窪み部30を設ければよい。そこで以下に、開放端を有する複数の壁部に、突起部または窪み部を設ける形態を説明する。
(第5の例)
図18に、突起部10、20を内壁170および外壁130にそれぞれ設けた、第5の例におけるケース部100の側面図を示す。本例では、突起部10が内壁170に、突起部20が外壁130に、それぞれ設けられる。ケース部100の構造は、図1−3で説明した構造と、以下に説明する点を除き、同じである。また、突起部10の構成は、図4および図5で説明した構成と同一であるので説明を省略する。また突起部20は、以下に説明する点を除き、突起部10と同様の構成を有する。
突起部20は、封止材400に近い側の面である側面22と、側面22に対向する面である側面24と、側面22および側面24とをつなぐ面である端面26を有する。
このように、本例では、2つの突起部(突起部10および突起部20)を設けたので、オイル成分の漏れを確実に防止または低減できる。また、部屋180には、封止材400が存在するので、オイル成分を溜める空間が、部屋190に比べると相対的に少ない場合がある。一例として、内壁170に設けた突起部10の高さh1は、外壁130に設けた突起部20の高さh2よりも大きくなるように形成される。これにより、部屋180において、オイル成分を溜めることのできる量を増やすことができる。
また、半導体装置1000が加速度の生じる環境で用いられる場合には、溜まったオイル成分の液面が、加速度に応じて傾くので、突起部の高さが低いと、許容量を超えない量であるにも関わらずオイル成分の流出が生じる場合がある。これに対して、本例によれば、封止材400に近い壁部の突起部の高さをより高くすることにより、オイル成分の流出を抑えることができる。
(第6の例)
図19は、窪み部30、40を内壁170および外壁130にそれぞれ設けた、第6の例におけるケース部100の側面図を示す。ケース部100の構造は、図1−3で説明した構造と、以下に説明する点を除き、同じである。また、窪み部30の構成は、図7・8で説明した構成と同一であるので説明を省略する。窪み部40は、封止材400に近い側の面である側面42と、封止材400から遠い面である側面44と、両面をつなぐ端面46とを有する。本例の窪み部40は、以下に説明する点を除き、窪み部30と同様の構成を有する。
本例において、窪み部30の長さL1および窪み部40の長さL2は略等しく、窪み部30および窪み部40は、封止材400の表面と平行な方向から見た場合に、窪み部30および窪み部40の位置が一致するように形成されている。
このような構成により、窪み部30に溜まったオイル成分が窪み部30から漏れ出したとしても、そのオイル成分を窪み部40に溜め置くことができる。
更に、本例では、窪み部30の深さd1が、窪み部40の深さd2よりも大きく(即ち、深く)なるよう構成される。これにより、部屋180において、オイル成分を溜めることのできる量を増やすことができる。
(第7の例)
図20は、突起部15、25を内壁170および外壁130にそれぞれ設けた、第7の例におけるケース部100の側面図を示す。ケース部100の構造は、図1−3で説明した構造と、以下に説明する点を除き、同じである。突起部15の構成は、図10、図11で説明した構成と同一であるので説明を省略する。また本例の突起部25は、以下に説明する点を除き、突起部15と同様の構成を有する。
突起部25は、端面26および封止材400から遠い側の面である側面24を有する。側面24は、外壁130の封止材400側の表面132と略垂直に接続する。側面24は、側面24と外壁130の封止材400側の面との交線が、開放端122bと接する位置に形成される。端面26は外壁130と底壁110との交線で終端する。
端面26は、開放端122bとの距離が近い位置ほど、外壁130の表面からの高さが高くなるように、外壁130の表面132に対して傾斜して形成される。本例では、端面26は、一定の傾斜角を有する。また端面26は、突起部25の突出面の一例である。
このような構造により、部屋180に溜まったオイル成分が部屋180から漏れ出したとしても、そのオイル成分を、更に、突起部25の端面26が有する傾斜によって、部屋190に溜め置くことができる。
また、端面16の傾斜は、端面26の傾斜よりも大きくなるように形成されている。換言すると、突起部15の高さh1は、突起部25の高さh2よりも大きい。これにより、図13を用いて説明した例と同様の効果を得ることができる。
(第8の例)
図21は、突起部10および窪み部30を内壁170に、突起部20および窪み部40を外壁130にそれぞれ設けた、第8の例のケース部100の側面図を示す。本例の突起部10、突起部20、窪み部30、および窪み部40は、図18で説明した突起部10および突起部20、並びに、図20で説明した窪み部30および窪み部40と、以下の点を除き同一の構造を有する。
本例では、窪み部30は突起部10と封止材400の間に配置され、窪み部40は突起部20と、底壁110の間に配置される。即ち、突起部10は、窪み部30よりも開放端122aの側に設けられ、突起部20は、窪み部40よりも開放端122bの側に設けられる。
このような構成により、流れ出したオイル成分は、まず窪み部30に溜め置かれ、窪み部30から溢れ出たとしても、突起部10に堰き止められる。また。オイル成分が突起部10から流れ出したとしても、同様に、オイル成分を窪み部40に溜め、かつ、突起部20で堰き止められる。そのため、オイル成分が外部へ流出する可能性を大幅に低減できる。
また本例では、封止材400から開放端に向かう方向において、突起部10よりも窪み部30が長く形成され、かつ、突起部20よりも窪み部40が長く形成される。即ち、窪み部30の長さL1は、突起部10の長さL3よりも長く、窪み部40の長さL2は、突起部20の長さL4よりも長い。
上記構成によれば、相対的に、突起部が占有する容積は小さくなり、窪み部によって溜めることのできる容積は大きくなるので、突起部10および窪み部30を1つの壁部に設けた場合よりも、限られた空間を更に効率的に利用できる。
以上、図18から図21を用いて、複数の壁部に突起部または窪み部を設ける形態を例示したが、変形例として、異なる壁部に異なる種類の突起部または窪みを設けてもよい。例えば、内壁170には突起部10または突起部15を設け、外壁130には窪み部30を設けてもよく、その逆の配置としてもよい。また、窪み部を突起部よりも開放端の近くに設けてもよい。また、複数の突起部または窪み部を、1つの壁部に設けてもよい。
(第9の例)
先に述べたように、オイル成分の流れ出しを防止するには、突起部10または窪み部30は、開放端122と封止材400との間における壁部の、少なくとも1つの壁部に設ければよい。図22に、封止材400には接していない外壁130の表面132に突起部10を設けた、第9の例を示す。突起部10は、図4から図6Gを用いて説明した突起部10と同じである。これにより、オイル成分は部屋180から部屋190へ流れるが、突起部10により部屋190で堰き止められ、外部への流出は防止される。
尚、この突起部10に代えて、図7から図14Bを用いて説明した窪み部および突起部の少なくとも1つを、外壁130の表面132に設けてもよい。
また更には、図7から図14Bを用いて説明した突起部および窪み部の少なくとも1つを、外壁150の表面152および外壁160の表面162のいずれかまたは両方に設けてもよい。更に他の例では、突起部10または窪み部30を、ケース部を構成する壁部の封止材400側の全ての表面に設けてもよい。これにより、半導体装置1000が、どの壁部を鉛直方向に向けて配置しても、オイル成分の流出を防止できる。
以上、本実施形態の半導体装置1000において、オイル成分が蓋部200とケース部100との境界面に到達することを妨げる突起部または窪み部を壁部に設ける形態を説明した。一方で、オイル成分は、封止材400に接している壁部の開放端から突起部または窪み部を超えて流れ出す場合がある。またその際に、オイル成分が予期しない方向へ滴下する場合がある。そこで、壁部の封止材とは逆側の表面に傾斜面を設けることで、このような滴下を防止する形態と、開放端から滴下するオイル成分を受ける液受け部を設ける構成とすることでこのような滴下を防止する形態を、以下に説明する。
(第10の例)
図23は、壁部(内壁170)の封止材400とは逆側の表面173に、更に傾斜を設けた、第10の例のケース部100の部分的な斜視図を示す。図24に、図23の側面図を示す。尚、分かりやすくするために、図23では、上壁120、外壁130、140、150を図示していない。本例のケース部100は、図18に示した構造(第5の例)と、以下に説明する点を除き、同じである。
本例では、封止材400の表面172に、傾斜面500を更に備える。傾斜面500は、傾斜面500の開放端側の端部502が開放端122aに接し、かつ、傾斜面500の開放端122aとは反対側の端部504が底壁110に接続する。この場合、開放端122aを有する内壁170の少なくとも一部における厚みが、開放端122aからの距離に応じて増大するように、封止材側の面に対して傾斜する。本例では、壁部の厚みが、開放端122からの距離に正比例するように(即ち、一定の傾斜角度となるように)傾斜面500が形成されている。このような構成により、開放端122aから流れるオイル成分を、傾斜面500を伝わらせ、部屋190の内部へ導くことができる。
尚、傾斜面500の端部502は、開放端122aから離れた位置に設けられてもよい。また傾斜面500の端部504は、底壁110ではなく、対向する130の表面につながってもよい。また傾斜面500は、曲面であってもよい。この場合、傾斜面500は、凹曲面であっても凸曲面であってもよい。また、傾斜面500は、複数の平面を有していてもよい。また更に他の例では、傾斜面500は、内壁170および外壁130の両方に設けられてもよく、傾斜面500は、外壁130のみに設けられてもよい。
本例の傾斜面500は、内壁170の全幅方向に渡って形成されるが、他の例では、傾斜面500は、内壁170の幅方向に、少なくとも開放端よりも長くなるように形成される。図25に示す例では、端部502および端部504の長さは、開放端の長さと略同一に形成される。これにより、部屋190において傾斜部が占める体積を減らし、より多くのオイル成分を部屋190に溜めることができる。
尚、図23および図24に示す例では、第5の例に傾斜面500を設けたが、先に説明した図4から図22における他の各例において、このような傾斜面500を更に設けてもよい。
(第11の例)
図26に、開放端122を有する外壁130に液受け部600を設けた、第11の例におけるケース部100の部分的な斜視図を示す。図27に、図26の側面図を示す。尚、分かりやすくするために、図27では、上壁120、外壁140、150を図示していない。本例では、上述した第5の例に、液受け部600を設けている。
液受け部600は、平板状の本体部606と、本体部606を外壁130から支持する支持部604と、本体部606の表面から突出する突出部602とを備える。本例では、支持部604は本体部606の3辺(1つの長辺と2つの短辺)から、突出部602は本体部606の一辺(長辺)から、本体部606の面に垂直な方向へ延びる。また突出部602および支持部604は、本体部606の周囲を連続して囲い、かつ、本体部606の面から離れる方向へ延伸して配置される。これにより、本体部606の面と、突出部602および支持部604によって、オイル成分を溜め置くための空間607が形成される。
本例では、本体部606の少なくともが一部が開放端122bと対向する位置に、液受け部600が、支持部604によって外壁130に設けられる。液受け部600は、外壁130と一体に形成されてもよいし、ケース部100の形成後に、外壁130に取り付けられてもよい。
図2に示したように、蓋部200がスライドしてケース部100に係合する構造の場合には、蓋部200がケース部100に挿入された後に、液受け部600が外壁130に取り付けられる。その場合、例えば、本例の支持部604は係合部を有し、外壁130に係合部を係合させることで、外壁130に取り付けられる。係合部とは、例えば、1または複数の穴・溝・突起であってもよい。この係合部は、着脱可能な構成であってもよい。他の例では、液受け部600は、接着剤で外壁130は取り付けられてもよい。このような構成により、開放端122bから滴下するオイル成分を受けて、半導体装置から外部へ流出することを防止できる。
また本例では、図に示すように、突出部602および支持部604は、本体部606の外側へ向かって湾曲して形成される。これにより、オイル成分を溜めるための容積を大きくできる。尚、本例では、本体部606が開放端に対向する位置に設けられたが、突出部602が開放端に対向するようにしてもよい。また他の例では、突出部602および本体部606は平面状に形成してもよい。
また本例では、突出部602は外壁130とは接続されておらず、本体部606、突出部602、支持部604および外壁130で囲まれる空間607が外部へ開放されている。この開放部を利用し、半導体装置からのオイル漏れの有無を確認する作業や、溜まったオイル成分を除去する作業等が可能である。他の例では、突出部602と外壁130との間に、このような開放された空間を設けなくてもよい。
本例では、蓋部200をケース部100に装着した後に液受け部600を設けたが、蓋部200の装着に際して、液受け部600が邪魔にならないように、液受け部600が、外壁130に対して移動可能な構造を有してよい。例えば、液受け部600は、蓋部200の挿入経路から退避可能な構造を有してよい。
図28および図29に、第11の例の別の変形例を示す。図28に、液受け部600が設けられる側から外壁130を示す。図29に、外壁130に液受け部600を取り付ける様子を示す。
外壁130には、係合穴133が設けられ、係合穴133から底壁110から上壁120へ向かう方向へ延びる溝134が設けられる。本例では、外壁130は4つの係合穴133を有し、4つの係合穴133は、略長方形の頂点を形成する位置に設けられる。延伸した溝134の端部のそれぞれには、係止部136が設けられる。液受け部600の支持部604には、係合ピン608が設けられる。本例では、4つの係合穴133に対応する位置関係となるように、4つの係合ピン608が支持部604に設けられる。
液受け部600を外壁130に取り付ける場合、4つの係合ピン608を、対応する係合穴133にそれぞれ挿入し、溝134に沿って係合ピン608を、底壁110から上壁120へ向かう方向へ移動させる。そして、係合ピン608を係止部136が係止し、液受け部600が固定される。尚、本例の4つの係止部136のそれぞれには、溝134が延伸する方向と略垂直な方向に延びる溝を有し、係合ピン608を、当該溝方向へと移動させることで液受け部600を固定する。このように、液受け部600が上下方向にスライドするので、蓋部200を取り付け・取り外しする際には、液受け部600を蓋部200の挿入経路から退避させることができる。
尚、係合穴や係合ピンは、例示した個数や構造には限られない。また、溝134が伸びる方向は、開放端の位置および形状に応じて設定される。例えば、外壁150から外壁160へ伸びるように溝134を設けることにより、液受け部600を水平方向にスライドさせてもよい。
図30に、第11の例のさらに別の変形例として、液受け部600が底壁110に対して回動可能な例を示す。本例では、本体部606の短辺から伸びて外壁130と接する支持部604の部位と、これに対応する外壁130の部位とに、回動機構を設ける。回動機構は、例えばヒンジである。また本体部606の他方の短辺から伸びる支持部604の部位は、本体部606を外壁130に固定するための固定部609を設ける。これにより、液受け部600は、回動軸630に沿って、外壁130から離れる方向へ移動可能となる。
尚、回動機構は、本体部606の他方の短辺または長辺から伸びる支持部604の部位に設けてもよい。
尚、上述の第11の例では、第5の例に、液受け部600を設けたが、先に説明した図4から図22における他の各例において、このような液受け部600を更に設けてもよい。
(第12の例)
図31に、他の液受け部610および傾斜面560を有する、第12の例におけるケース部100の側面図を示す。液受け部610は、以下に説明する点を除き、図27・28で説明した液受け部600と同様の構成を有する。
図26、図27に示した例では、開放端から滴下するオイル成分を受けるべく、本体部606の少なくともが一部が開放端122bと対向する位置に設けられたが、本例では、突出部602の端部が開放端122bよりも底壁110側に設けられる。このため、液受け部610を外壁130に取り付けた後であっても、蓋部200の取り付け・取り外しを行うことができる。
一方、開放端122bから滴下するオイル成分が、本体部606に適切に滴下しない場合がある。そこで本例では、外壁130における封止材とは逆側の面に傾斜面560を設ける構成とした。尚、傾斜面560は、図24から図26を用いて説明した傾斜面500と同様の機能・構成を有する。これにより、開放端122bを超えて流れ出したオイル成分を、傾斜面560を伝わらせて、液受け部610へと導くことで、オイル成分が装置の外へ流れ出ることを防止できる。
以上、図1から図31を用いて、オイル成分が流れ出ることを防止するために、壁部に突起部または窪み部が設けられる半導体装置1000の第1の実施形態を説明した。また、第2の実施形態において、半導体装置1000は、突起部および窪み部を有さず、液受け部を有する。このような構成でも、オイル成分が流れ出ることを防止することが可能である。
(第2の実施形態)
図32は、第2の実施形態のケース部102の側面図を示す図である。第2の実施形態の半導体装置1100が備えるケース部102は、突起部および窪み部を有さない点以外については、第1の実施形態で説明したケース部100と同一の構成および機能を有する。さらに、ケース部102は、開放端122を有する外壁130に、液受け部600を備えている。本構成によれば、ケース部102の内部に突起部または窪み部を設置できないような場合であっても、簡易な変更で、オイル成分の流れ出しを防止または低減することができる。
以上の実施形態で説明したように、半導体装置のケース部の壁部に、突起部、窪み部または液受け部を設けることによって、半導体製造装置を鉛直向きに設置する場合においても、大きなコストアップ無しで、封止材からの浸み出し成分の製品外への流れ出しを防止できる。これにより、製品の周囲の汚れを防止し、かつ、付近の電子回路等の破損を防ぐことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
なお、特許請求の範囲または明細書における「上」および「下」は、互いに逆の方向を指す。ただし、「上」の用語は、重力方向と逆向きの方向に限定されない。また、「下」の用語は、重力方向に限定されない。特に明示している場合を除き、特許請求の範囲および明細書に記載した方向は、重力方向を基準としない。
10、20、・・・突起部、30・・・窪み部、100・・・ケース部、110・・・底壁、120・・・上壁、130、140、150、160・・・外壁、122a、122b・・・開放端、170・・・内壁、180、190・・・部屋、200・・・蓋部、300・・・ベース部、400・・・封止材、550・・・半導体素子、600・・・液受け部、1000・・・半導体装置、2000・・・電気装置の壁

Claims (14)

  1. 半導体素子と、
    前記半導体素子を収納し、壁部の少なくとも一部に開放端を有するケース部と、
    前記ケース部の前記開放端を覆う蓋部と、
    前記ケース部の内部において、前記半導体素子を封止する封止材と
    を備え、
    前記開放端と前記封止材との間における前記壁部の、前記封止材側の面に突起部または窪み部を設けた半導体装置。
  2. 前記封止材に接している前記壁部に、前記突起部または前記窪み部を設けた
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記壁部には前記突起部が設けられ、
    前記突起部は、前記開放端との距離が近い位置ほど、前記壁部の表面からの高さが高くなるように、突出面が傾斜している
    請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記壁部に、前記突起部および前記窪み部を設けた
    請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記突起部は、前記窪み部よりも前記開放端側に設けられている
    請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記封止材から前記開放端に向かう方向において、前記突起部よりも前記窪み部が長い
    請求項4または5に記載の半導体装置。
  7. 前記開放端を有する前記壁部の少なくとも一部における厚みが、前記開放端からの距離に応じて増大するように、前記壁部の前記封止材とは逆側の面が、前記封止材側の面に対して傾斜している
    請求項1から6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記ケース部は、
    前記封止材に接して設けられ、且つ、開放端を有する第1の壁部と、
    前記第1の壁部よりも外側に設けられ、開放端を有する第2の壁部と
    を有し、
    前記第1の壁部および前記第2の壁部の両方に前記突起部または前記窪み部を設けた
    請求項1から7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記第1の壁部に設けた前記突起部または前記窪み部の高さまたは深さは、前記第2の壁部に設けた前記突起部または前記窪み部の高さまたは深さよりも大きい
    請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第1の壁部および前記第2の壁部には前記突起部が設けられ、
    前記第1の壁部および前記第2の壁部における前記突起部は、前記開放端との距離が近い位置ほど、前記壁部の表面からの高さが高くなるように、突出面が傾斜しており、
    前記第1の壁部の前記突起部における突出面の傾斜は、前記第2の壁部の前記突起部における突出面の傾斜よりも大きい
    請求項8に記載の半導体装置。
  11. 前記開放端を有する前記壁部の、前記封止材とは逆側の面に、前記開放端から滴下する液体を受ける液受け部を更に設けた
    請求項1から10のいずれか一項に記載の半導体装置。
  12. 前記液受け部は、前記壁部に対して着脱可能、または、移動可能に設けられる
    請求項11に記載の半導体装置。
  13. 半導体素子と、
    前記半導体素子を収納し、壁部の少なくとも一部に開放端を有するケース部と、
    前記ケース部の前記開放端を覆う蓋部と、
    前記ケース部の内部において、前記半導体素子を封止する封止材と
    を備え、
    前記開放端を有する前記壁部の、前記封止材とは逆側の面に、前記開放端から滴下する液体を受ける液受け部を設けた半導体装置。
  14. 前記開放端が、前記封止材の少なくとも一部よりも下方に位置するように、請求項1から13のいずれか一項に記載の半導体装置を設けた電気装置。
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