JP2017057345A - 発泡洗浄剤組成物および洗浄方法 - Google Patents

発泡洗浄剤組成物および洗浄方法 Download PDF

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公雄 草野
Kimio Kusano
公雄 草野
海老根 和
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和 海老根
福一 加藤
Fukuichi Kato
福一 加藤
亮太 斉藤
Ryota Saito
亮太 斉藤
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Abstract

【課題】洗浄性に優れ、アルミニウム等の軽金属を腐食させる虞がないとともに、洗浄後にすすぎ水由来の硬度成分が不溶性の塩を形成することがなく、飲料・食品製造工場や厨房等の洗浄を効果的に行うことができる発泡洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】本発明の発泡洗浄剤組成物は、(A)成分としてアルキルジメチルアミンオキシド、(B)成分としてアルカンスルホン酸又はその塩、(C)成分として芳香族スルホン酸又はその塩、(D)成分としてアルカリ金属水酸化物、(E)成分として有機ホスホン酸又はその塩、(F)成分として次亜塩素酸アルカリ金属塩、(G)成分として水、を含有することを特徴とする【選択図】なし

Description

本発明は、主に飲料・食品製造工場や厨房で使用することができる、洗浄効果及び除菌効果が高く、かつ垂直面に対する付着効果に優れた発泡洗浄剤組成物及び洗浄方法に関する。
飲料・食品製造工場や厨房に使用される洗剤には、高い洗浄効果が要求されるが、食中毒やその他の病原菌への対策として除菌効果も要求されている。製造環境を衛生的に保つため、並びに製造機器を介した異物混入や交差汚染の防止のために、壁、床等の施設や充填機、フリーザー等の製造関連機器をアルカリ性の洗浄剤を用いて洗浄している。その際に洗浄性及び除菌性向上のために次亜塩素酸のアルカリ金属塩を添加し、さらに被洗浄物への洗浄剤付着時間を向上させるために発泡性を持たせた発泡洗浄剤に圧縮空気を混合させ泡状にして吹きつける洗浄方法が一般的である。
従来の発泡洗浄剤として例えば特許文献1には、アルカリ剤とアニオン界面活性剤、炭素原子数が8〜18のアルキル基を有するアルキルジメチルアミンオキサイド、炭素原子数6〜14の脂肪酸又はその塩を必須成分として含有し、さらに塩素系酸化剤を添加した発泡洗浄剤組成物が開示されている。
特開2013−249383号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている発泡洗浄剤組成物は、洗浄性に改善の余地があり、アルミニウム等の軽金属に対する腐食性の問題や、洗浄後にすすぎ水由来の硬度成分が不溶性の塩を形成し、被洗浄物に付着して新たな汚れとなる課題があった。
従って、本発明の目的は、洗浄性に優れ、アルミニウム等の軽金属に使用した際に腐食させることがなく、洗浄後にすすぎ水由来の硬度成分が不溶性の塩を形成することがない発泡洗浄剤組成物及び洗浄方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明者等は鋭意検討した結果、(A)アルキル基の炭素数が6〜22であるアルキルジメチルアミンオキシド、(B)アルカンスルホン酸塩又はその塩、(C)芳香族スルホン酸塩又はその塩、(D)アルカリ金属水酸化物、(E)有機ホスホン酸またはその塩、(F)次亜塩素酸アルカリ金属塩、(G)水を含有することを特徴とする発泡洗浄剤組成物及びその洗浄方法が、従来の洗浄剤組成物が有していた問題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は
(1)(A)成分としてアルキルジメチルアミンオキシド、(B)成分としてアルカンスルホン酸又はその塩、(C)成分として芳香族スルホン酸又はその塩、(D)成分としてアルカリ金属水酸化物、(E)成分として有機ホスホン酸又はその塩、(F)成分として次亜塩素酸アルカリ金属塩、(G)成分として水を含有することを特徴とする発泡洗浄剤組成物、
(2)(A)成分を1〜5質量%含有する上記(1)の発泡洗浄剤組成物、
(3)(B)成分を0.1〜4質量%含有する上記(1)又は(2)の発泡洗浄剤組成物、
(4)(C)成分を1〜6質量%含有する上記(1)〜(3)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(5)(D)成分を1〜15質量%含有する上記(1)〜(4)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(6)(E)成分を0.2〜7質量%含有する上記(1)〜(5)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(7)(F)成分を有効塩素量1〜7質量%となる量含有する上記(1)〜(6)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(8)(A)成分が炭化水素基の炭素数が8〜16であるアルキルジメチルアミンオキシドである上記(1)〜(7)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(9)(B)成分が下記一般式(1)で示される2級アルカンスルホン酸又はその塩である上記(1)〜(8)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
Figure 2017057345
式中、R及びR′は、直鎖又は分岐のアルキル基を示し、Mは水素又はアルカリ金属である。
(10)(C)成分がメタキシレンスルホン酸又はそのアルカリ金属塩、パラトルエンスルホン酸又はそのアルカリ金属塩、キュメンスルホン酸又はそのアルカリ金属塩から選択される少なくとも1種以上である上記(1)〜(9)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(11)(D)成分が水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムから選択される少なくとも1種以上である上記(1)〜(10)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(12)(E)成分が2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸又はその塩である上記(1)〜(11)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(13)さらに(H)成分として水溶性カルシウム化合物を含有する上記(1)〜(12)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(14)(H)成分を0.1〜5質量%含有する上記(13)の発泡性洗浄剤組成物、
(15)さらに(I)成分として酒石酸又はその塩を含有する上記(1)〜(14)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(16)(I)成分を0.05〜1質量%含有する上記(15)の発泡洗浄剤組成物。
(17)さらに(J)成分としてカチオン系除菌剤を含有する上記(1)〜(16)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(18)(J)成分を0.05〜3質量%含有する上記(17)の発泡洗浄剤組成物、
(19)さらに(K)成分として縮合リン酸又はその塩を含有する上記(1)〜(18)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(20)(K)成分を1〜5質量%含有する上記(19)の発泡洗浄剤組成物、
(21)さらに(L)成分として高分子分散剤を含有する上記(1)〜(20)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(22)(L)成分を0.1〜5質量%含有する上記(21)の発泡洗浄剤組成物、
(23)さらに(M)成分として炭素数8〜22である脂肪酸又はその塩を含有する上記(1)〜(22)のいずれかの発泡洗浄剤組成物、
(24)(M)成分を0.01〜1質量%含有する上記(23)の発泡洗浄剤組成物、
(25)上記(1)〜(24)のいずれかの発泡洗浄剤組成物を水で10倍〜100倍に希釈する工程と、起泡させて比重0.05〜0.9g/立方センチメートルの泡または泡と液の混合物として被洗浄物の表面に吹付ける工程と、被洗浄物に吹き付けた後静置するか、擦り洗いする工程と、水ですすぐ工程とからなる洗浄方法、
を要旨とするものである。
本発明の発泡洗浄剤組成物は、洗浄性に優れ、アルミニウム等の軽金属を腐食する虞がなく、洗浄後にすすぎ水由来の硬度成分が不溶性の塩を形成することがなく、飲料・食品製造向上や厨房の洗浄を効果的に行うことができる。
本発明の発泡洗浄剤組成物における(A)成分のアルキルジメチルアミンオキシドとしては、炭化水素基の炭素数が6〜22である、炭化水素基がヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル基等が挙げられ、洗浄性の点でオクチル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基が好ましい。中でも炭化水素基の炭素数が8〜16であるアルキルジメチルアミンオキシドが好ましい。これらアルキルジメチルアミンオキシドは単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いても良い。(A)成分の発泡洗浄剤組成物中の割合は、1〜5質量%であることが好ましいが、2〜4質量%であることがより好ましい。(A)成分の割合が1質量%未満であると洗浄性及び発泡性が低下する虞があり、5質量%を超えると洗浄性及び発泡性が飽和するため経済性に乏しく、さらに有効塩素安定性が低下する虞があるため好ましくない。
本発明の発泡洗浄剤組成物中における(B)成分の割合は、0.1〜4質量%であることが好ましく、0.8〜2質量%がより好ましい。(B)成分の割合が0.1質量%未満であると洗浄性及び発泡性が低下する虞があり、4質量%を超えると洗浄性及び発泡性が飽和するため経済性に乏しく、さらに有効塩素安定性が低下する虞がある。(B)成分であるアルカンスルホン酸塩としては、下記一般式(1)で示される2級アルカンスルホン酸又はその塩が好ましい。これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせても良い。
Figure 2017057345
(式中、R及びR′はアルキル基を示し、Mは水素又はアルカリ金属である。)
(1)式で示される2級アルカンスルホン酸又はその塩は、R及びR′の炭素数の合計が9〜17であるものが好ましく、13〜17であるものがより好ましい。またアルカリ金属としてはナトリウム又はカリウムが好ましい。
本発明の発泡洗浄剤組成物中の(C)成分の割合は、1〜6質量%であることが好ましく、2〜5.5質量%であることがより好ましい。(C)成分の割合が1質量%未満であると発泡洗浄剤組成物の粘度が高くなり、ポンプで供給できない虞があり、6質量%を超えて配合すると被洗浄物への付着性が低下する虞がある。本発明の発泡洗浄剤組成物における(C)成分である芳香族スルホン酸又はその塩としては、メタキシレンスルホン酸又はそのアルカリ金属塩、パラトルエンスルホン酸又はそのアルカリ金属塩、キュメンスルホン酸又はそのアルカリ金属塩が好ましく、これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせても良い。
本発明の発泡洗浄剤組成物における(D)成分であるアルカリ金属水酸化物としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられ、これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせても良い。(D)成分のアルカリ金属水酸化物としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが好ましい。(D)成分の発泡洗浄剤組成物中の割合は、1〜15質量%であることが好ましく、1.5〜10質量%であることがより好ましい。(D)成分が1質量%未満であると洗浄性が低下する虞があり、15質量%を超えて配合すると有効塩素安定性が低下する虞がある。
本発明の発泡洗浄剤組成物における(E)成分である有機ホスホン酸又はその塩としては、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸又はその塩、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸又はその塩が挙げられるが、有効塩素安定性の点から、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸ナトリウム又は2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸カリウムが好ましい。(E)成分は単独で用いても、2種以上を組み合わせても良い。(E)成分の発泡洗浄剤組成物中の割合は、0.2〜7質量%であることが好ましく、3〜6質量%であることがより好ましい。(E)成分が0.2質量%未満であると金属腐食防止性が低下する虞があり、7質量%を超えて配合すると有効塩素安定性が低下する虞がある。
本発明の発泡洗浄剤組成物における(F)成分である次亜塩素酸アルカリ金属塩としては、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウム等が挙げられるが、入手のしやすさ及び洗浄性の点から次亜塩素酸ナトリウムが好ましい。次亜塩素酸ナトリウムとしては、通常、市販の低食塩タイプものを用いることが好ましく、例えば、商品名:低食塩ジアソー(有効塩素12%以上、食塩4%以下、遊離アルカリ2%以下、日本軽金属社製)、商品名:次亜塩素酸ソーダ(低食塩、食品添加物)(有効塩素12%以上、食塩4%以下、遊離アルカリ1%以下、旭硝子社製)等が挙げられる。これら市販の次亜塩素酸ナトリウムは、通常、有効塩素濃度6〜13%を主成分とし、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリ剤0.1〜2%、塩化ナトリウム1〜4%を含有しているものである。(F)成分は、有効塩素量として1〜7質量%となるように発泡洗浄剤組成物中に配合することが好ましく、有効塩素量2〜5質量%となるように配合することがより好ましい。(F)成分の配合量が有効塩素として1質量%未満となる量であると洗浄性が低下する虞があり、7質量%を超える量であると貯蔵安定性が低下する虞がある。
本発明の発泡洗浄剤組成物における(G)成分の水は、水道水、軟水化処理水、純水、RO水、イオン交換水、蒸留水を用いることができるが、有効塩素安定性及び貯蔵安定性の点から、純水、RO水、イオン交換水、蒸留水が好ましい。
本発明の発泡洗浄剤組成物は、さらに(H)成分として水溶性カルシウム化合物を配合することが好ましい。水溶性カルシウム化合物としては、例えば、塩化カルシウム、安息香酸カルシウム、酢酸カルシウム、ギ酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、臭化カルシウム、硝酸カルシウム、リン酸二水素カルシウム、リン酸化オリゴ糖カルシウム、グリセロリン酸カルシウム又はこれらの水和物が挙げられる。これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせても良い。なかでも、溶解度が特に高い点から、塩化カルシウム、安息香酸カルシウム、酢酸カルシウム又はこれらの水和物がさらに好ましい。(H)成分の発泡洗浄剤組成物中の割合は、0.1〜5質量%であることが好ましく、0.5〜2質量%であることがより好ましい。(H)成分が0.1質量%未満であると金属腐食防止性が低下する虞があり、5質量%を超えて配合すると貯蔵安定性が低下する虞がある。
本発明の発泡洗浄剤組成物は金属腐食防止性を向上させるために、さらに(I)成分として酒石酸又はその塩を配合することが好ましい。(I)成分の発泡洗浄剤組成物中の割合は、0.05〜1質量%であることが好ましく、0.1〜0.5質量%であることがより好ましい。(I)成分の配合量が0.05質量%未満であると金属腐食防止性が向上しない虞があり、1質量%を超えて配合すると貯蔵安定性が低下する虞がある。
本発明の発泡洗浄剤組成物は被洗浄物への付着性を向上させるとともに除菌性を向上させるため、さらに(J)成分としてカチオン系除菌剤を配合することが好ましい。カチオン系除菌剤としては、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムアジペート、ジデシルジメチルアンモニウムグルコネート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムアジペート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムグルコネート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムスルホネート、ジデシルジメチルアンモニウムプロピオネート、ジデシルジメチルアンモニウムメトサルフェート、1,4−ビス(3,3’−(1−デシルピリジニウム)メチルオキシ)ブタンジブロマイド、N,N’−ヘキサメチレンビス(4−カルバモイル−1−デシルピリジニウムブロマイド)、アルキルジメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート、セチルピリジニウムクロライド、アルキルジメチルエチルベンジルアンモニウムクロライド、デシルイソノニルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、オクチルデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルメチルポリオキシエチレンアンモニウムプロピオネート、ジメチルジ(デシノイルオキシエチル)アンモニウムクロライド、ココアルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ベンジルジメチルオキソエチルアンモニウムクロライドおよびベンゼトニウムクロライド等の第四級アンモニウム塩、ポリヘキサメチレンビグアナイドハイドロクロライド、ポリヘキサメチレングアニジンホスフェート、ポリヘキサメチレングアニジンクロライド、グルコン酸クロルヘキシジン等のグアニジン系カチオン界面活性剤、ヘキサデシルトリブチルフォスフォニウムブロマイド、アルキルジアミン又はその塩等が挙げられる。なかでも、有効塩素安定性の点から、アルキル基の炭素原子数8〜18のアルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムアジペート、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライドが好ましい。これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせても良い。(J)成分の発泡洗浄剤組成物中の割合は、0.05〜3質量%であることが好ましく、0.1〜1質量%であることがより好ましい。(H)成分の配合量が0.05質量%未満であると除菌性が低下する虞があり、3質量%を超えて配合すると有効塩素安定性が低下する虞がある。
本発明の発泡洗浄剤組成物は洗浄性及び濯ぎ性を向上させるため、さらに(K)成分として縮合リン酸又はその塩を配合することができる。縮合リン酸又はその塩としては、トリポリリン酸又はその塩、ピロリン酸又はその塩が挙げられ、中でも、トリポリリン酸ナトリウム、トリポリリン酸カリウムが好ましい。これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせても良い。(K)成分の発泡洗浄剤組成物中の割合は、1〜5質量%配合することが好ましい。(K)成分の配合量が1質量%未満であると洗浄性及び濯ぎ性が向上しない虞があり、5質量%を超えて配合すると貯蔵安定性が低下する虞がある。
本発明の発泡洗浄剤組成物は濯ぎ性を向上させるために、さらに(L)成分として高分子分散剤を配合することができる。高分子分散剤としては、ポリカルボン酸型ポリマー、スルホン酸型ポリマー及びこれらの塩より選ばれた少なくとも1種以上が挙げられる。ポリカルボン酸型ポリマーとしては、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸、ポリメタクリル酸、アクリル酸型共重合体、マレイン酸型共重合体、メタクリル酸型共重合体等が挙げられるが、ポリアクリル酸やアクリル酸−マレイン酸共重合体がより好ましい。ポリカルボン酸型ポリマーの重量平均分子量は400〜20,000が好ましく、特に好ましくは2,000〜15,000である。ポリカルボン酸型ポリマーの重量平均分子量が400未満であると、スケール防止性の点で好ましくなく、20,000を超えると貯蔵安定性の点で好ましくない。スルホン酸型ポリマーとしては、アクリル酸−スルホン酸型モノマー共重合体が挙げられ、スルホン酸型ポリマーの重量平均分子量は1,000〜20,000が好ましく、特に好ましくは2,000〜15,000である。スルホン酸型ポリマーの重量平均分子量が1,000未満であると、スケール防止性の点で好ましくなく、20,000を超えると貯蔵安定性の点で好ましくない。高分子分散剤として用いるポリカルボン酸型ポリマー、スルホン酸型ポリマーの塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩が好ましい。(L)成分の発泡洗浄剤組成物中の割合は、0.1〜5質量%が好ましい。(L)成分の配合量が0.1質量%未満であると濯ぎ性が向上しない虞があり、5質量%を超えて配合すると貯蔵安定性が低下する虞がある。
本発明の発泡洗浄剤組成物は貯蔵安定性を向上させるため、さらに(M)成分として炭素数8〜22である脂肪酸又はその塩を配合することができる。炭素数8〜22である脂肪酸又はその塩としては、2−エチルヘキサン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、およびそれらの塩が挙げられ、これらは単独又は混合して用いることができる。通常、脂肪酸アルカリ金属塩が用いられるが、後述するアルカリ金属水酸化物を併用する場合等、アルカリが存在する場合には、脂肪酸の形態でも用いることができる。(M)成分としては、貯蔵安定性の点から、2−エチルヘキサン酸やカプリル酸、及びそれらの塩が好ましく、中でもカプリル酸ナトリウム、カプリル酸カリウムが好ましい。(M)成分の発泡洗浄剤組成物中の割合は、0.01〜1質量%配合することが好ましい。(M)成分の配合量が0.01質量%未満であると貯蔵安定性が向上しない虞があり、1質量%を超えて配合すると使用時に被洗浄物への付着性が低下する虞がある。
本発明の発泡洗浄剤組成物は、水で10倍〜100倍となるように希釈し、発泡装置等を用いて希釈液を起泡させて比重0.05〜0.9g/立方センチメートルの泡または泡と液の混合物、好ましくは0.08〜0.3g/立方センチメートルの泡または泡と液の混合物として被洗浄物表面に吹き付ける。さらに、被洗浄物に吹き付けた後静置、好ましくは30秒〜10分間静置してすすぎを行うか、またはブラシやスポンジ等を用いて擦り洗いした後すすぎを行うことが好ましい。
発泡装置としてはエア駆動式ダイアフラムポンプにて送液し、圧縮空気と発泡洗浄剤組成物の希釈液を混合して発泡並びに噴霧する装置を用いることができ、例えばDEMA社製910 PORTABLE FOAMERが使用できる。供給エア圧としては30〜80PSIが好ましく、40〜60PSIがより好ましい。
ここで、発泡洗浄剤組成物を希釈するために使用される水としては、硬度成分のない純水を用いることもできるが、一般的には水道水のような硬度成分を含有する水を使用することが想定され、水道水は、ドイツ硬度0〜53.6°DHのものであれば使用することができる。
水道水は、pH=5.8〜8.6、総アルカリ度が、ドイツ硬度0〜53.6°DH、塩化物イオン0〜200mg/L、ナトリウム及びその化合物0〜200mg/L、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素0〜10mg/L、フッ素及びその化合物0〜0.8mg/L、ホウ素及びその化合物0〜1.0mg/L、総トリハロメタン0〜0.1mg/L、残留塩素0〜1mg/L、有機物量(全有機炭素量)0〜3mg/Lであれば、本発明の発泡洗浄剤組成物の希釈用として使用することができる。また総アルカリ度は特に制限はないが、工業用水道供給標準水質として記載されている0〜75mg/L(炭酸カルシウム換算として)が好ましい。
以下、本発明を実施例と比較例により具体的に説明する。実施例、比較例において配合に用いた各成分を下記に示す。
(A)成分
A−1:ラウリルジメチルアミンオキシド、商品名:GENAMINOX−K12(純分32%)、クラリアントジャパン社製
A−2:ミリスチルジメチルアミンオキシド、商品名:GENAMINOX MY(純分23%)、クラリアントジャパン社製
(B)成分
B−1:2級アルカンスルホン酸ナトリウム−1、商品名:メルソラートH95(純分95%)、ランクセス社製
B−2:2級アルカンスルホン酸ナトリウム−2、商品名:HOSTAPUR SAS30(純分30%)、クラリアントジャパン社製
(C)成分
C−1:メタキシレンスルホン酸ナトリウム、商品名:メタキシレンスルホン酸ソーダ SXS−Y(純分97%)、北星興業社製
C−2:パラトルエンスルホン酸ナトリウム、商品名:トルエンスルホン酸ソーダ(純分94%)、江南化工社製
(D)成分
D−1:水酸化カリウム
D−2:水酸化ナトリウム
(E)成分
E−1:2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸、商品名:Belclene650(純分50%)、BWA社製
(F)成分
F−1:次亜塩素酸ナトリウム、商品名:低食塩ジアソー(有効塩素12%以上、食塩4%以下、遊離アルカリ2%以下)、日本軽金属社製
(G)成分
G−1:イオン交換水
(H)成分
H−1:酢酸カルシウム・1水和物、商品名:酢酸カルシウム・1水和物(純分98%)、米山化学工業社製
H−2:塩化カルシウム・無水和物、商品名:塩化カルシウム粉末(純分95%以上)、昭和化学社製
(I)成分
I−1:酒石酸、商品名:酒石酸(工業用)、小松屋社製
I−2:リンゴ酸、商品名:DL−リンゴ酸、磐田化学工業社製
(J)成分
J−1:塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、商品名:リポカード16−29(純分29%)、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製
J−2:塩化アルキル(C8〜C18)ジメチルベンジルアンモニウム、商品名:リポカードCB−50(純分50%)、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ社製
(K)成分
K−1:トリポリリン酸ナトリウム、商品名:STPP 20E、ローディアジャパン社製
(L)成分
L−1:ポリアクリル酸 (平均分子量4,500)商品名:Primal LMW−45(純分48%)、ROHM&HAAS社製
(M)成分
M−1:カプリル酸、商品名:ルナック8−98(純分98%)、花王社製
実施例1〜61、比較例1〜7
表1〜6に示す配合に基づき発泡洗浄剤組成物を調製した。発泡洗浄液の除菌性、洗浄性、安定性等の性状を評価した結果を表1〜6にあわせて示す。尚、表中における実施例および比較例の配合の数値は純分の質量%を表し、(F)成分は有効塩素濃度(質量%)を示す。
※1:油脂洗浄性試験
試験方法:
ステンレス片[ステンレス(SUS304)、縦110mm×横80mm×厚さ1mm]に人工汚垢液(牛脂10g、豚脂10g、クロロホルム20mLに溶解したもの)を0.5g滴下し、ガラス棒を用いて全体に塗り広げた後、温度25℃・湿度0%で1時間乾燥したものを試験片とし質量を測定した。炭酸カルシウム換算で75mg/L[ドイツ硬度4.2°DH]の硬水で、各発泡洗浄剤組成物を20℃で5質量%に希釈して調製した発泡洗浄液を、DEMA社製910 PORTABLE FOAMERを用いて、比重0.15g/立方センチメートルの泡状に起泡させた後、垂直面に貼り付けた試験片に2cm以下の泡の厚みとなるように吹付け、5分後に流水ですすいだ後、25℃・湿度0%で10時間以上乾燥させ質量を測定した。その後、次式から算出される洗浄率より下記基準で評価した。
洗浄率(%)=[汚れ付着後試験片質量(g)−洗浄後試験片質量(g)]×100
/[汚れ付着後試験片質量(g)−未使用パネル質量(g)]
評価基準:
○:洗浄率60%以上
△:洗浄率30%以上、60%未満
×:洗浄率30%未満
とし、○、△を実用性のあるものとして判定した。
※2:タンパク洗浄性試験
試験方法:
ステンレス片[ステンレス(SUS304)、縦110mm×横80mm×厚さ1mm]に豆乳を0.1g滴下し、ガラス棒を用いて全体に塗り広げた後、温度100℃で5分間乾燥したものを試験片とし、質量を測定した。炭酸カルシウム換算で75mg/L[ドイツ硬度4.2°DH]の硬水で、各発泡洗浄剤組成物を20℃で5質量%に希釈して調製した発泡洗浄液を、DEMA社製910 PORTABLE FOAMERを用いて、比重0.15g/立方センチメートルの泡状に起泡させた後、垂直面に貼り付けた試験片に2cm以下の泡の厚みとなるように吹付け、5分後に流水ですすいだ後、25℃・湿度0%で10時間以上乾燥させ質量を測定した。その後、次式から算出される洗浄率より下記基準で評価した。
洗浄率(%)=[汚れ付着後試験片質量(g)−洗浄後試験片質量(g)]×100
/[汚れ付着後試験片質量(g)−未使用パネル質量(g)]
評価基準:
○:洗浄率90%以上
△:洗浄率70%以上、90%未満
×:洗浄率70%未満
とし、○、△を実用性のあるものとして判定した。
※3:垂直面付着性試験
試験方法:
炭酸カルシウム換算で75mg/L[ドイツ硬度4.2°DH]の硬水で、各発泡洗浄剤組成物を20℃で5質量%に希釈して調製した発泡洗浄液を、DEMA社製910 PORTABLE FOAMERを用いて、比重0.15g/立方センチメートルの泡状に発泡させた後、ステンレス片[ステンレス(SUS304)]垂直面の縦1m、横1mの範囲に対して、2cm以下の泡の厚みとなるように吹付け、3分後の垂直壁面への付着具合を目視により以下の基準で評価した。
評価基準:
○:ほぼ泡で覆われている
△:泡で半分程度覆われている
×:泡がほとんど垂れ落ちた
とし、○、△を実用性のあるものとして判定した。
※4:濯ぎ性試験
試験方法:
炭酸カルシウム換算で75mg/L[ドイツ硬度4.2°DH]の硬水で、各発泡洗浄剤組成物を20℃で5質量%に希釈し、60℃に加熱した試験片[ステンレス(SUS304)、縦110mm×横80mm×厚さ1mm]に、スプレーガンを用いて片面に2mL噴霧し、5分後に流水ですすぎを行った。この操作を10回繰り返し、ステンレス板へのスケールの付着具合を目視により以下の基準で評価した。
評価基準:
○:白い付着物が認められない
△:試験片に若干、白い付着物が付いている
×:試験片に白い付着物が付いている
とし、○、△を実用性のあるものとして判定した。
※5:貯蔵安定性試験
試験方法:
各発泡洗浄剤組成物100gをポリプロピレン製容器に入れ、40℃で1ヶ月静置した後、外観を目視により下記基準で評価した。
評価基準:
○:沈殿、浮遊物、濁りを生じることなく透明
×:沈殿、浮遊物、濁りの何れかを生じた
とし、○を実用性のあるものとして判定した。
※6:有効塩素安定性試験
試験方法:
各発泡洗浄剤組成物をポリプロピレン製容器に入れ、40℃で1ヶ月静置した後、その時の次亜塩素酸塩の保存安定性を有効塩素残存率から以下の基準で評価した。有効塩素残存率はJIS K−0101に基づき、以下に示す式により求めた。
有効塩素残存率(%)=(保存後の組成物中の有効塩素濃度)/(保存前の組成物中の有効塩素濃度)×100
評価基準:
○:有効塩素残存率70%以上
△:有効塩素残存率50%以上、70%未満
×:有効塩素残存率が50%未満
とし、○、△を実用性のあるものとして判定した。
※7:アルミニウム腐食防止性試験
試験方法:
試験片[アルミニウム(A1100P)、縦50mm×横30mm×厚さ1mm]は、予め中性洗剤で洗浄しアセトン処理して乾燥させたものを使用する。炭酸カルシウム換算で、75mg/L[ドイツ硬度4.2°DH]の硬水で発泡洗浄剤組成物を5質量%に希釈した洗浄液400mL中に試験片を20℃の恒温器内で1時間浸漬した。その後、試験片を取り出し、イオン交換水にてすすぎ乾燥させて、試験片表面の外観状態を目視により観察し、下記基準で腐食性を判定した。
評価基準:
○:腐食がない
△:やや腐食がみられるが、使用上問題ないレベル
×:腐食した
とし、○、△を実用性のあるものとして判定した。
※8:鉄腐食防止性試験
試験片[鋳鉄(FC−200)、縦50mm×横30mm×厚さ3mm]は、予め中性洗剤で洗浄しアセトン処理して乾燥させたものを使用する。炭酸カルシウム換算で、75mg/L[ドイツ硬度4.2°DH]の硬水で各発泡洗浄剤組成物を5質量%に希釈した洗浄液400ml中に試験片を浸漬し、20℃の恒温器内で1時間静置した。その後、試験片を取り出し、イオン交換水にてすすぎ乾燥させて、試験片表面の外観状態を目視により観察し、下記基準で腐食性を判定した。
評価基準:
○:腐食がない
△:やや腐食がみられるが、使用上問題ないレベル
×:腐食した
とし、○、△を実用性のあるものとして判定した。
※9:除菌性試験
試験方法:
各発泡洗浄剤組成物を炭酸カルシウム換算で、75mg/L[ドイツ硬度4.2°DH]の硬水で5質量%に希釈して調製した洗浄液10mLに、終濃度1.5〜5.0×10(CFU/mL)となるように菌液0.1mLを添加し、25℃にて5分間保持したものを試験液とした。この試験液1mLをSCDLP寒天培地にて混和固化し、37℃で2日間培養した。培養後、生菌数を測定し、初発菌数との差より、以下の基準で除菌性を評価した。
供試菌株:財団法人発酵研究所のPseudomonas aeruginosa NBRC13736
評価基準:
○:供試菌のLog reductionが5以上
×:供試菌のLog reductionが5未満
とし、○を実用性のあるものとして判定した。
Figure 2017057345
Figure 2017057345
Figure 2017057345
Figure 2017057345
Figure 2017057345
Figure 2017057345

Claims (25)

  1. (A)成分としてアルキルジメチルアミンオキシド、
    (B)成分としてアルカンスルホン酸又はその塩、
    (C)成分として芳香族スルホン酸又はその塩、
    (D)成分としてアルカリ金属水酸化物、
    (E)成分として有機ホスホン酸又はその塩、
    (F)成分として次亜塩素酸アルカリ金属塩、
    (G)成分として水、
    を含有することを特徴とする発泡洗浄剤組成物。
  2. (A)成分を1〜5質量%含有する請求項1記載の発泡洗浄剤組成物。
  3. (B)成分を0.1〜4質量%含有する請求項1又は2記載の発泡洗浄剤組成物。
  4. (C)成分を1〜6質量%含有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  5. (D)成分を1〜15質量%含有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  6. (E)成分を0.2〜7質量%含有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  7. (F)成分を有効塩素量1〜7質量%となる量含有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  8. (A)成分が炭化水素基の炭素数が8〜16であるアルキルジメチルアミンオキシドである請求項1〜7のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  9. (B)成分が、下記一般式(1)で示される2級アルカンスルホン酸又はその塩である請求項1〜8のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
    Figure 2017057345
    (式中、R及びR′は、直鎖又は分岐のアルキル基を示し、M は水素又はアルカリ金属である。)
  10. (C)成分がメタキシレンスルホン酸又はそのアルカリ金属塩、パラトルエンスルホン酸又はそのアルカリ金属塩、キュメンスルホン酸又はそのアルカリ金属塩から選択される少なくとも1種以上である請求項1〜9のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  11. (D)成分が水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムから選択される少なくとも1種以上である請求項1〜10のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  12. (E)成分が2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸又はその塩である請求項1〜11のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  13. さらに、(H)成分として、水溶性カルシウム化合物を含有する請求項1〜12のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  14. (H)成分を0.1〜5質量%含有する請求項13記載の発泡洗浄剤組成物。
  15. さらに、(I)成分として、酒石酸又はその塩を含有する請求項1〜14のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  16. (I)成分を0.05〜1質量%含有する請求項15記載の発泡洗浄剤組成物。
  17. さらに(J)成分として、カチオン系除菌剤を含有する請求項1〜16のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  18. (J)成分を0.05〜3質量%含有する請求項17記載の発泡洗浄剤組成物。
  19. さらに、(K)成分として、縮合リン酸又はその塩を含有する請求項1〜18のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  20. (K)成分を1〜5質量%含有する請求項19記載の発泡洗浄剤組成物。
  21. さらに、(L)成分として高分子分散剤を含有する請求項1〜20のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤措定物。
  22. (L)成分を0.1〜5質量%含有する請求項21記載の発泡洗浄剤組成物。
  23. さらに、(M)成分として、炭素数8〜22である脂肪酸又はその塩を含有する請求項1〜22のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物。
  24. (M)成分を0.01〜1質量%含有する請求項23記載の発泡洗浄剤組成物。
  25. 請求項1〜24のいずれか一項に記載の発泡洗浄剤組成物を水で10倍〜100倍に希釈する工程と、起泡させて比重0.05〜0.9g/立方センチメートルの泡または泡と液の混合物として被洗浄物の表面に吹付ける工程と、被洗浄物に吹き付けた後静置するか、擦り洗いする工程と、水ですすぐ工程とからなることを特徴とする洗浄方法。
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