JP2017041347A - コネクタの実装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタの一部に可動部分を設けない簡単な構造で、プリント配線基板の平面に沿って移動可能にコネクタを実装できるコネクタの実装構造を提供する。
【解決手段】コネクタの外部端子と中心端子の周囲に、それぞれ外部端子と中心端子をプリント配線基板の平面に沿った所定の移動範囲で相対移動自在とする相対移動空隙が形成するとともに、相対移動するいずれの位置であっても外部端子と外部コンタクトとを常時電気接続する第1導電接続体及び中心端子と中心コンタクトとを常時電気接続する第2導電接続体を配設する。コネクタの一部に可動部分を設けずに、コネクタの全体が実装するプリント配線基板に対して相対移動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリント配線基板にコネクタを実装するコネクタの実装構造に関し、更に詳しくは、外部コンタクトと中心コンタクトを有するコネクタをプリント配線基板の平面に沿って移動自在に実装するコネクタの実装構造に関する。
プリント配線基板や筐体に取付けられるコネクタは、コネクタの取付誤差や組み立て誤差が生じると、相手側コネクタとの嵌合接続に位置ずれが生じたり、筐体の貫通孔との位置ずれが生じてコネクタの接続部を貫通孔から突出できないといった問題が生じ、従来のコネクタには、これらの取付誤差や組み立て誤差を吸収するために、固定側のプリント配線基板や筐体に対してコネクタを一定範囲で可動自在に取付けるいわゆるフローティング構造が採用されている。
図6は、筐体101の貫通孔101aを貫通するコネクタ100が、相手側コネクタ200に合わせて筐体101に沿って可動する特許文献1に記載のフローティング構造を示している。コネクタ100は、中心コンタクト102の周囲にインシュレータ103を介して同軸上に円筒状の外部コンタクト104が取付けられた同軸コネクタであり、図において右方から相手側コネクタ200が嵌合接続することによって、中心コンタクト102と外部コンタクト104に相手側コネクタ200の中心ピン201と外部導体202がそれぞれ電気接続する。
コネクタ100の周囲には、筐体101の表面に沿って配置されるフランジ部105が一体に形成され、フランジ部105の長孔106を挿通させた固定ネジ107を筐体101にネジ止めしてコネクタ100を筐体101に取付けている。フランジ部105の長孔106の内径は、固定ネジ107の軸部107aの外径より長く、従って、軸部107aが長孔106内で相対移動する移動範囲で、コネクタ100は筐体101の表面に沿って移動自在で、更に筐体101の貫通孔101aもコネクタ100を游挿させる十分な大きさとなっているので、コネクタ100の全体は、相手側コネクタ200の嵌合接続位置に一致するように筐体101に対して移動する。
図7は、筐体111に対して一部が筐体111の平面に沿って可動する他のフローティング構造を備えた特許文献2に記載された同軸コネクタ110であり、この同軸コネクタ110は、筐体111に対して筒状可動シェル112が可動すると共に同軸コネクタ110が貫通する筐体111の貫通孔111aに筒状可動シェル112を可動させるための隙間があっても、筐体111内を機密に保持する防水構造が備えられている。
同軸コネクタ110は、筐体111に対して固定して取り付けられる筒状外部シェル113と、筒状外部シェル113に対して可動自在に取り付けられる筒状可動シェル112と、筒状可動シェル112内にインシュレータ114を介してその中心軸に沿って取り付けられる中心コンタクト115を備えている。従って、他の機器に取り付けられた相手側コネクタ210との位置ずれがあっても、相手側コネクタ210と嵌合接続する筒状可動シェル112が筐体111に対して位置ずれした方向に移動し、筒状可動シェル112と中心コンタクト115が相手側コネクタ210に嵌合接続する。
筐体111の貫通孔111aの周囲と筒状外部シェル113及び筒状外部シェル113と相対移動する筒状可動シェル112の間には、それぞれ防水リング116、117が圧縮した状態で配置されるので、図中左方の筐体111内は外部と遮断された気密状態に保持される。
特許第3541319号公報 特開2014−137913号公報
上述の従来のフローティング構造を備えたコネクタ100、110は、相手側コネクタ200、210との接続位置ずれを吸収するために筐体101、111に対して移動自在に取り付けられるものであるが、例えば、コネクタ100、110が筐体101、111内に取り付けられるプリント配線基板に実装される基板用コネクタである場合にも、筐体101、111とプリント配線基板との取り付け誤差を吸収するために、同様にコネクタ100,110を筐体101、111に対して可動させる必要があり、コネクタ100、110を貫通させる貫通孔101a、111aに、コネクタ100、110を移動自在とする隙間を設けなければならない。
そのために、貫通孔101a、111aとコネクタ100、110の間に十分な大きさの隙間を形成され、特許文献1に記載のコネクタ100では、筐体101内を気密にして防水構造とすることができない。
また、コネクタ100のフローティング構造は、固定ネジ107の軸部107aとフランジ部105の長孔106の隙間でコネクタ100を移動させるものであることから、長孔106の長手方向に沿った方向でしかコネクタ100を可動させることができない。長孔106を円形孔として筐体101の平面に沿った全方向に可動させることも可能であるが、円形孔の内径は、固定ネジ107の頭部107bの外径より長くすることができないので、その移動範囲が限られ、実装誤差や取り付け誤差や大きい場合には、その誤差を吸収できない。
一方、特許文献2に記載のコネクタ110によれば、筐体111の貫通孔111aと筒状可動シェル112の間に隙間があっても、筐体111に密着して固定される筒状外部シェル113を介して筒状可動シェル112が可動自在に取り付けられているので、筐体111内を防水構造とすることができるが、少なくとも筐体111と筒状外部シェル113間、及び筒状外部シェル113と筒状可動シェル112間の2カ所に防水リングを密着して配置させる必要があり、防水構造が複雑となる。
更に、コネクタ110自体も、少なくとも筒状可動シェル112と筒状外部シェル113の2部品で構成する必要があり、2分割した筒状可動シェル112の間に筒状外部シェル113を挟持して、筒状外部シェル113に対して筒状可動シェル112を可動自在に取り付けるので、部品点数が増加し、その構造も複雑なものとなっていた。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、コネクタの一部に可動部分を設けない簡単な構造で、プリント配線基板の平面に沿って移動可能にコネクタを実装できるコネクタの実装構造を提供することを目的とする。
また、筐体内に取り付けられるプリント配線基板へ実装するコネクタを、筐体に対して移動自在とすることができるコネクタの実装構造を提供することを目的とする。
また、相手側コネクタとの接続のためにコネクタを臨ませる筐体の窓孔を、筐体に対して移動自在のコネクタの外径にほぼ等しい内径として、窓孔とコネクタ間に隙間が生じないコネクタの実装構造を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1に記載のコネクタの実装構造は、相手側コネクタと嵌合接続し、相手側コネクタの外部接続部に接触する外部コンタクトと、相手側コネクタの中心接続部に接触する中心コンタクトと、外部コンタクトと中心コンタクトを互いに絶縁して支持するインシュレータとを有するコネクタと、外部コンタクトに電気接続する外部端子と、中心コンタクトに電気接続する中心端子とを備え、外部端子と中心端子を、それぞれプリント配線基板の対応する導電パターンに半田接続し、プリント配線基板へコネクタを実装するコネクタの実装構造であって、
コネクタの外部端子と中心端子の周囲に、それぞれ外部端子と中心端子をプリント配線基板の平面に沿った所定の移動範囲で相対移動自在とする相対移動空隙を形成し、外部端子が前記移動範囲で相対移動する間に外部コンタクトと常時電気接続する第1導電接続体を、外部端子と外部コンタクトの間に配設するとともに、中心端子が前記移動範囲で相対移動する間に中心コンタクトとを常時電気接続する第2導電接続体を、中心端子と中心コンタクトの間に配設し、外部コンタクトと中心コンタクトをそれぞれプリント配線基板の対応する導電パターンに電気接続させた状態で、コネクタをプリント配線基板の平面に沿った前記移動範囲で移動自在にプリント配線基板へ実装することを特徴とする。
コネクタの外部端子と中心端子の周囲に、それぞれ外部端子と中心端子をプリント配線基板の平面に沿った所定の移動範囲で相対移動自在とする相対移動空隙が形成されることにより、コネクタは、プリント配線基板の対応する導電パターンに半田接続する外部端子及び中心端子と干渉することなく、プリント配線基板の平面に沿った所定の移動範囲で相対移動自在となる。コネクタがプリント配線基板に対していずれの移動位置にあっても、外部端子と外部コンタクト間は第1導電接続体によって、中心端子と中心コンタクト間は第2導電接続体によって電気接続しているので、コネクタは、プリント配線基板の導電パターンに電気接続した状態でプリント配線基板に対して移動自在に実装される。
請求項2に記載のコネクタの実装構造は、コネクタが、中心コンタクトの軸周りにインシュレータを介して外部コンタクトを同軸状に配置した同軸コネクタであり、
前記プリント配線基板が一体に固定された筐体の窓孔に臨み、相手側コネクタと嵌合接続することを特徴とする
コネクタの形状や構造を変更することなく、プリント配線基板に対して移動自在とするので、同軸コネクタの特性インピーダンスが変化しない。
プリント配線基板の平面に沿ってコネクタを移動自在に実装できるので、プリント配線基板が筐体に固定されている場合であっても、筐体の窓孔の位置に合わせてコネクタを移動させて窓孔へ臨ませることができる。
請求項3に記載のコネクタの実装構造は、窓孔の内壁と外部コンタクトの間に弾性防水リングが密着して配置されることを特徴とする。
コネクタと窓孔の内壁間にコネクタを移動させる隙間を形成する必要がないので、その間に弾性防水リングを密着して配置することにより、容易に筐体内を気密構造とすることができる。
請求項4に記載のコネクタの実装構造は、外部端子の周囲に形成される相対移動空隙は、外部コンタクトの平面からプリント配線基板に臨む底面まで上下に貫通する貫通孔であり、外部端子は、貫通孔を貫通して貫通孔内を前記所定の移動範囲で相対移動する軸部と、貫通孔から上方に突出する軸部に連設され、貫通孔の平面側開口より大径の鍔部とからなり、第1導電接続体は、貫通孔内で外部コンタクトと軸部の間に弾装され、鍔部を外部コンタクトの平面へ付勢する導電性のコイルスプリングであることを特徴とする。
コイルスプリングに付勢されて外部端子の鍔部が外部コンタクトの平面に弾性接触し、外部端子は、軸部が貫通孔を貫通孔内で相対移動自在に貫通し、その下端がプリント配線基板に臨む状態でコネクタに仮保持される。
導電性のコイルスプリングは、外部コンタクトと外部端子の軸部の間に弾装されるので、軸部が貫通孔内で相対移動するいずれの位置にあっても、常時外部コンタクトと外部端子が電気接続する。
請求項5に記載のコネクタの実装構造は、コイルスプリングは、コイルを円錐台の外形に沿って巻回した円錐台状コイルスプリングであり、一端の大径部を外部コンタクトの下向き段部に当接し、他端の小径部を軸部周りに取り付けて、外部コンタクトと軸部の間に弾装されることを特徴とする。
円錐台状のコイルスプリングは、小径部が取り付けられた軸部をコイルスプリングの中心位置に保持するので、貫通孔を相対移動自在に貫通する外部端子の軸部が一時的な外力を受けても、外力が除かれた状態で一定位置に復帰する。
請求項6に記載のコネクタの実装構造は、外部端子の周囲に形成される相対移動空隙は、プリント配線基板の平面側に開口する外部コンタクトに形成された第1凹部であり、第1導電接続体は、第1凹部内で外部コンタクトと外部端子の間に弾装され、外部端子を外部コンタクトの第1凹部の内頂面へ付勢するコイルスプリングであることを特徴とする。
コイルスプリングに付勢されて外部端子が外部コンタクトの第1凹部の内頂面に弾性接触し、外部端子は、第1凹部内で相対移動自在に収容され、その下端がプリント配線基板に臨む状態でコネクタに仮保持される。
導電性のコイルスプリングは、外部コンタクトと外部端子の間に弾装されるので、外部端子が第1凹部内で相対移動するいずれの位置にあっても、常時外部コンタクトと外部端子が電気接続する。
請求項7に記載のコネクタの実装構造は、コイルスプリングは、コイルを円錐台の外形に沿って巻回した円錐台状コイルスプリングであり、一端の大径部を外部コンタクトの上向き段部に当接し、他端の小径部を外部端子周りに取り付けて、外部コンタクトと外部端子の間に弾装されることを特徴とする。
円錐台状のコイルスプリングは、小径部が取り付けられた外部端子をコイルスプリングの中心位置に保持するので、第1凹部に相対移動自在に収容される外部端子が一時的な外力を受けても、外力が除かれた状態で一定位置に復帰する。
請求項8に記載のコネクタの実装構造は、中心端子の周囲に形成される相対移動空隙は、プリント配線基板の平面側に開口する中心コンタクトに形成された第2凹部であり、
第2導電接続体は、第2凹部内で中心コンタクトと中心端子の間に弾装され、中心端子を中心コンタクトの第2凹部の内頂面へ付勢する導電性のコイルスプリングであることを特徴とする。
コイルスプリングに付勢されて中心端子が中心コンタクトの第2凹部の内頂面に弾性接触し、中心端子は、第2凹部内で相対移動自在に収容され、その下端がプリント配線基板に臨む状態でコネクタに仮保持される。
導電性のコイルスプリングは、中心コンタクトと中心端子の間に弾装されるので、中心端子が第2凹部内で相対移動するいずれの位置にあっても、常時中心コンタクトと中心端子が電気接続する。
請求項9に記載のコネクタの実装構造は、コイルスプリングは、コイルを円錐台の外形に沿って巻回した円錐台状コイルスプリングであり、一端の大径部を中心コンタクトの上向き段部に当接し、他端の小径部を中心端子周りに取り付けて、中心コンタクトと中心端子の間に弾装されることを特徴とする。
円錐台状のコイルスプリングは、小径部が取り付けられた中心端子をコイルスプリングの中心位置に保持するので、第2凹部に相対移動自在に収容される中心端子が一時的な外力を受けても、外力が除かれた状態で一定位置に復帰する。
請求項1の発明によれば、コネクタの一部に可動部分を設けるような複雑な構造とすることなく、プリント配線基板の平面に沿ってコネクタを移動自在に実装できる。
また、相対移動空隙の大きさや形状に制約はないので、プリント配線基板に対してコネクタが移動する移動範囲や移動方向が制約されない。
請求項2の発明によれば、プリント配線基板に対して移動自在とする為にコネクタを複雑な構造としないので、同軸コネクタの特性インピーダンスが変化せず、中心コンタクトを流れる高周波信号が減衰しない。
筐体の窓孔の位置に合わせてコネクタを移動させ、窓孔に臨ませることができるので、窓孔とコネクタ間に大きい隙間が形成されることがなく、コネクタを窓孔に臨ませることができる。
請求項3の発明によれば、コネクタを筐体に対して移動自在としても、筐体と窓孔の内壁間に弾性防水リングを密着して配置し、筐体内を容易に防水構造とすることができる。
請求項4の発明によれば、コネクタに対して相対移動し、相対移動する間に常時外部コンタクトに電気接続する外部端子を、その軸部をプリント配線基板に臨ませた状態でコネクタに仮保持できるので、軸部をプリント配線基板の対応する導電パターンに半田接続する工程が容易になる。
また、外部端子の軸部をプリント配線基板の対応する導電パターンに半田接続することにより、コネクタを、プリント配線基板の平面に沿った所定の移動範囲で移動自在に、プリント配線基板の平面と外部端子の鍔部との間に位置決めすることができる。
請求項5の発明によれば、コネクタに仮保持された外部端子の軸部は、貫通孔内の一定位置でプリント配線基板に臨むので、プリント配線基板の対応する導電パターンに高精度で対向させて半田接続することができる。
請求項6の発明によれば、コネクタに対して相対移動し、相対移動する間に常時外部コンタクトに電気接続する外部端子を、プリント配線基板に臨ませた状態でコネクタに仮保持できるので、外部端子をプリント配線基板の対応する導電パターンに半田接続する工程が容易になる。
また、外部端子をプリント配線基板の対応する導電パターンに半田接続することにより、コネクタの外部コンタクトは、外部端子との間に弾装されたコイルスプリングによってプリン配線基板の方向に付勢され、コネクタを、プリント配線基板の平面に沿った所定の移動範囲で移動自在に、プリント配線基板の平面上に位置決めすることができる。
請求項7の発明によれば、コネクタに仮保持された外部端子は、第1凹部内の一定位置でその下端がプリント配線基板に臨むので、プリント配線基板の対応する導電パターンに高精度で対向させて半田接続することができる。
請求項8の発明によれば、コネクタに対して相対移動し、相対移動する間に常時中心コンタクトに電気接続する中心端子を、プリント配線基板に臨ませた状態でコネクタに仮保持できるので、中心端子をプリント配線基板の対応する導電パターンに半田接続する工程が容易になる。
また、中心端子をプリント配線基板の対応する導電パターンに半田接続することにより、コネクタの中心コンタクトは、中心端子との間に弾装されたコイルスプリングによってプリン配線基板の方向に付勢され、コネクタを、プリント配線基板の平面に沿った所定の移動範囲で移動自在に、プリント配線基板の平面上に位置決めすることができる。
請求項9の発明によれば、コネクタに仮保持された中心端子は、第1凹部内の一定位置でその下端がプリント配線基板に臨むので、プリント配線基板の対応る導電パターンに高精度で対向させて半田接続することができる。
本発明の一実施の形態に係るコネクタの実装構造1の縦断面図である。 コネクタの実装構造1の分解斜視図である。 プリント配線基板30へ実装した状態を示すコネクタの実装構造1の縦断面図である。 筐体31の窓孔31aへ同軸コネクタ10を挿通させた状態を示すコネクタの実装構造1の縦断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るコネクタの実装構造20の縦断面図である。 従来のコネクタ100のフローティング構造を示す部分断面図である。 他の従来のコネクタ110のフローティング構造を示す縦断面図である。
以下、本発明の一実施の形態に係るコネクタの実装構造1を、図1乃至図4を用いて説明する。本明細書では、コネクタ10をプリント配線基板30へ実装する実装方向を下方と(図1において下方)、コネクタ10の図示しない相手側コネクタとの接続方向を上方(図1において上方)としてコネクタの実装構造1の各部について説明する。
コネクタの実装構造1は、中心コンタクト2の軸周りにインシュレータ3を介して外部コンタクト4が一体に取り付けられた雄型の同軸コネクタ10と、中心コンタクト2をプリント配線基板30の対応する導電パターンへ電気接続する中心端子5と、外部コンタクト4を2カ所の位置でプリント配線基板30の対応する導電パターンへ電気接続する2本の外部端子6、6とを備えている。
中心コンタクト2は、ニードル状に形成され、相手側コネクタの中心接続部に接触して接続する中心ピン7と、中心ピン7の下方に一体に連結され、下方に開口する有蓋円筒状の中心端子受部8とからなり、絶縁合成樹脂を円柱状に形成したインシュレータ3の中心孔に下方から中心ピン7を圧入してインシュレータ3に一体に組み付けられる。
外部コンタクト4は、中心ピン7と一定の間隔を隔ててインシュレータ3の周囲に取り付けられ、相手側コネクタの外部接続部に嵌合接続する筒状外部シェル9と、筒状外部シェル9の下方から、中心端子受部8と一定の絶縁間隔を隔てて中心端子受部8の両側に突出する一対のフランジ部11とが、導電性金属材料から一体に形成されている。中心コンタクト2が取り付けられたインシュレータ3は、下方から筒状外部シェル9内に圧入して外部コンタクト4に一体に組み付けられる。
一対のフランジ部11には、それぞれフランジ部11の平面から底面に上下に貫通する貫通孔12が穿設されている。各貫通孔12の平面側の開口近傍の内径は、図1に示すように、貫通孔12を貫通する外部端子6の軸部6aの外径より十分に長く、従って、貫通孔12は、外部端子6をプリント配線基板30と平行な水平方向に相対移動自在とする相対移動空隙となっている。この貫通孔12の平面側開口近傍の内径は、その下方より小径となっていて、これにより貫通孔12の平面側の開口近傍に、後述する外部側コイルスプリング13の大径部13aを受ける下向き段部14がリング状に形成されている。
一対の貫通孔12、12にそれぞれ貫通する外部端子6は、貫通孔12の平面側開口の内径より長い直径の円板状の鍔部6bと、鍔部6bの底面側の中心から下方に垂設された軸部6aとが導電性金属材料で一体に形成され、鍔部6bが貫通孔12の周囲のフランジ部11の平面に当接して下方に対して抜け止めされている。軸部6aの長さは、フランジ部11とプリント配線基板30の厚みを加えた長さより長く、その下端は、同軸コネクタ10をプリント配線基板30上に配置した状態で、プリント配線基板30の背面側に突出し、背面に沿って配線される導体パターンに半田接続される。
軸部6aの中間付近の位置には、導電性のバネ受けリング15が固定され、貫通孔12内で下向き段部14との間に圧縮して配置される外部側コイルスプリング13の小径部13bを下方から支持している。外部側コイルスプリング13は、導電性のコイルを円錐台の外形に沿って巻回した円錐台状コイルスプリングであり、外部コンタクト4の一部の下向き段部14とその下方の外部端子6に固定されたバネ受けリング15の間に弾装されることにより、外部端子6がプリント配線基板30に固定されていない実装前(図1参照)は、鍔部6bがフランジ部11の平面に弾性接触するように作用して外部端子6を同軸コネクタ10側に仮保持し、外部端子6がプリント配線基板30に固定された実装後(図3、図4参照)は、フランジ部11の平面を鍔部6bの底面に弾性接触するように作用して同軸コネクタ10を鍔部6bの底面に沿って位置決めしている。
また、外部端子6は、外部側コイルスプリング13が円錐台状に形成され、その小径部13bを外部端子6の軸部6a側で受けるので、外部端子6に一時的な外力が加わってもその外力が解かれれば、外部側コイルプリング13の弾性によって軸部6aは、大径部13aの中心である貫通孔12の中心軸に沿った位置に復帰する。すなわち、外部端子6は、貫通孔12内でプリント配線基板30の平面に平行に相対移動自在に支持されているが、実装前の同軸コネクタ10側に仮保持されている状態で、軸部6aが貫通孔12の中心軸に沿った一定位置に保持され、プリント配線基板30の対応する導電パターンとの位置ずれがなく、正確に相互を半田接続できる。
また、外部端子6の軸部6aが貫通孔12内を相対移動する間、外部端子6と外部コンタクト4とは、その間に圧縮して配置される外部側コイルスプリング13を介して常に電気接続しているので、同軸コネクタ10をプリント配線基板30に実装した後に同軸コネクタ10が移動するいずれの位置にあっても、外部コンタクト4とプリント配線基板30の対応する導電パターンは電気接続する。
中心コンタクト2の有蓋円筒状の中心端子受部8内には、ロッド状に起立する中心端子5の上部が収容される。中心端子5は、導電性金属材料でロッド状に形成され、その上方の頭部5aが中心端子受部8の内頂面に当接する状態で、下方の軸部5bが同軸コネクタ10の下方に配設されるプリント配線基板30を貫通してその背面側に突出する長さとなっている。これにより、中心端子5の下端は、同軸コネクタ10をプリント配線基板30上に配置した状態で、プリント配線基板30の背面側に突出し、背面に沿って配線される導体パターンに半田接続される。
中心端子5の頭部5aの外径は、その下方の軸部5bよりやや長く、頭部5aの下面で後述する中心側コイルスプリング17の小径部17bを受けるようになっている。また、図1に示すように、頭部5aの外径に比べて中心端子受部8の内頂面の内径は十分に長いので、中心端子受部8の内部は、中心端子5をプリント配線基板30と平行な水平方向に相対移動自在とする相対移動空隙8’となっている。
中心端子受部8の中には、外部側コイルスプリング13と同様に、コイルを円錐台の外形に沿って巻回して円錐台状とした中心側コイルスプリング17が、コイルスプリング13と上下逆向きに配置されている。中心側コイルスプリング17は、頭部5aの下面と、導電性金属板からなるワッシャ18を中心端子受部8の内壁面の下端に沿って取り付けて形成される中心端子受部8の上向き段部18aとの間に、小径部17bが頭部5aに、大径部17aが上向き段部18aに弾性接触するように圧縮して配設される。
中心側コイルスプリング17が、中心端子5の頭部5aの下面とその下方の中心端子受部8の上向き段部18a間に弾装されることにより、中心端子5がプリント配線基板30に固定されていない実装前(図1参照)は、頭部5aが中心端子受部8の内頂面に弾性接触するように作用して中心端子5を同軸コネクタ10側に仮保持し、中心端子5がプリント配線基板30に固定された実装後(図3、図4参照)は、中心端子受部8をプリント配線基板30の平面側に付勢するように作用して同軸コネクタ10をプリント配線基板30の平面に沿って位置決めしている。
また、中心端子5は、中心側コイルプリング17が円錐台状に形成され、その小径部17bを中心端子5の頭部5a側で受けるので、中心端子5に一時的な外力が加わってもその外力が解かれれば、中心側コイルプリング17の弾性によって頭部5aは、大径部17aの中心である中心端子受部8の中心軸に沿った位置に復帰する。すなわち、中心端子5は、中心端子受部8内でプリント配線基板30の平面に平行に相対移動自在に支持されているが、実装前の同軸コネクタ10側に仮保持されている状態で、その頭部5aが中心端子受部8の中心軸に沿った一定位置に保持され、プリント配線基板30の対応する導電パターンとの位置ずれがなく、正確に相互を半田接続できる。
また、中心端子8が中心端子受部8内を相対移動する間、中心端子5と中心コンタクト2とは、その間に圧縮して配置される中心側コイルスプリング17を介して常に電気接続しているので、同軸コネクタ10をプリント配線基板30に実装した後に同軸コネクタ10が移動するいずれの位置にあっても、中心コンタクト2とプリント配線基板30の対応する導電パターンは電気接続する。
同軸コネクタ10は、図4に示すように、筐体31に穿設された窓孔31aを貫通して取り付けられるが、筐体31内を防水する構造とするために、筒状外部シェル9
周りに弾性防水リングであるOリング19が取り付けられ、また、筒状外部シェル9とインシュレータ3との隙間及びインシュレータ3と中心ピン7との隙間を埋めて密封するため、筒状外部シェル9内のインシュレータ3の上方が防水接着剤層21で埋められている。
このように構成された同軸コネクタ10は、図2に示すように、中心端子受部8の平面がインシュレータ3の底面に当接するまで、インシュレータ3の下方から中心コンタクト2の中心ピン7を圧入し、中心コンタクト2が組み付けられたインシュレータ3を外部コンタクト4の筒状外部シェル9の下方から圧入して組み付ける。続いて、上方からOリング19を筒状外部シェル9の外側に取り付けると共に、筒状外部シェル9内のインシュレータ3の平面が露出する下方に防水接着剤を注入し、硬化させて防水接着剤層21を形成して、中心コンタクト2の軸周りにインシュレータ3で絶縁された外部コンタクト4が組み付けられた同軸コネクタ10が製造される。
この同軸コネクタ10には、プリント配線基板30への実装前に、中心端子5と2本の外部端子6が仮保持される。中心端子5は、頭部5aの下面とワッシャ18の間に中心端子5の軸部5bを挿通させた中心側コイルスプリング17とともに中心端子受部8の下方から挿入し、ワッシャ18を圧入、内嵌などの方法で中心端子受部8の内壁面の下端に沿って取り付ける。これにより、前述したように中心側コイルスプリング17は、中心端子5の頭部5aの下面と中心端子受部8の上向き段部18a間に弾装され、中心端子5は頭部5aが中心端子受部8の内頂面に弾性接触した状態で同軸コネクタ10側に仮保持される。
また、一対の外部端子6は、それぞれ貫通孔12に上方から軸部6aを貫通させ、鍔部6bがフランジ部11の平面に当接した状態で、円錐台形の上下を逆転させた外部側コイルスプリング13を下方から外部端子6の軸部6aを挿通させながら貫通孔12内に収容する。外部コイルスプリング13の大径部13aが下向き段部14に当接した後、小径部13bを上方に更に押し込み、小径部13bがフランジ部11の底面より上方で、外部コイルスプリング13が十分に圧縮される位置で、小径部13bの下方に配置したバネ受けリング15を軸部6aの軸周りに、溶着、外嵌等の方法で取り付ける。これにより、前述したように外部側コイルスプリング13は、フランジ部11の下向き段部14と外部端子6の軸部6aに取り付けられたバネ受けリング16の間に弾装され、外部端子6は鍔部6bがフランジ部11の平面に弾性接触した状態で同軸コネクタ10側に仮保持される。
同軸コネクタ10に仮保持される中心端子5と外部端子6は、円錐台形の中心側コイルスプリング17と外部側コイルスプリング13の小径部17a、13b側に取り付けられることにより大径部17a、13aの中心である一定位置に位置決めされので、水平方向に相対移動自在に仮保持されるにもかかわらず、中心端子5の軸部5bや外部端子6の軸部6aは、同軸コネクタ10の一定位置で下方に突出し、対応するプリント配線基板30の導電パターン(ここでは、対応する導電パターン連通するプリント配線基板30のスルーホール)との位置ずれがなく、正確に半田接続を行うことができる。
同軸コネクタ10を実装したプリント配線基板30とプリント配線基板30が取り付けられる筐体31間に一定の取付誤差が生じている(図3では、筐体31に対して図中右側にプリント配線基板30の取付誤差が生じている)場合には、同軸コネクタ10が筐体31の窓孔31aに一致しない。このように取り付け誤差が生じている場合には、図4に示すように、同軸コネクタ10を窓孔31aに貫通させながら、プリント配線基板30を筐体31に取り付け、プリント配線基板30に対して同軸コネクタ10を水平方向に移動させる(図4では、プリント配線基板30に対して同軸コネクタ10を左方に移動させる)ことにより、筐体31とプリント配線基板30との取り付け誤差を吸収する。このように、同軸コネクタ10がプリント配線基板30に対して一定の移動範囲で移動しても、中心コンタクト2は中心側コイルスプリング17と中心端子5を介し、また、外部コンタクト4は、外部側コイルスプリング13と外部端子6を介し、対応する導電パターンに電気接続する。
本発明によれば、筐体31と同軸コネクタ10を実装するプリント配線基板30との間に取り付け誤差が生じていても、筐体31の窓孔31a内に同軸コネクタ10を移動させる隙間を形成する必要がないので、筒状外部シェル9と窓孔31aの間にOリング19を密着して配置することができ、筐体31内を簡単な構造で確実に防水構造とすることきができる。
また、同軸コネクタ10をプリント配線基板30に対して可動させても、同軸コネクタ10自体の形状は変化しないので、同軸コネクタ10の特性インピーダンスが変化せず、中心コンタクト2を流れる高周波信号が減衰しない。
尚、上述の第1の実施の形態では、同軸コネクタ10をプリント配線基板30に実装した図3に示す状態で、同軸コネクタ10は、フランジ部11が外部端子6の鍔部6bとプリント配線基板30の平面に挟まれ、上下方向での移動が規制される。しかしながら、同軸コネクタ10の全体は、中心側コイルスプリング17により下向きに付勢され、外部側コイルスプリング13により逆方向の上向きに付勢されるので、前者の力が後者の合力に勝ればプリント配線基板30の平面に当接し、逆に後者の合力が前者の力に勝れば鍔部6bの下面に当接し、上下方向では安定した位置で位置決めされない。
そこで、図5に示すように、第2の実施の形態に係る同軸コネクタの実装構造20では、2本の外部端子も第1の実施の形態に係る中心端子5と同様に同時コネクタ10に仮保持する構造として、プリント配線基板30に実装した状態で、同軸コネクタ10に作用する全ての力をプリント配線基板30への当接方向として同軸コネクタ10の上下方向の位置を安定させる。以下、この第2の実施の形態に係る同軸コネクタの実装構造20では、第1の実施の形態と同一若しくは同一に作用する構成は、同一番号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態では、外部コンタクト4の両側に突出する一対のフランジ部11に、それぞれ下方に開口する円筒状凹部22が凹設され、円筒状凹部22内に外部端子26の上部が起立して収容される。外部端子26は、導電性金属材料でロッド状に形成され、その上方の頭部26aが円筒状凹部22の内頂面に当接する状態で、下端が同軸コネクタ10の下方に配設されるプリント配線基板30を貫通してその背面側に突出する長さとなっている。これにより、外部端子26の下端は、同軸コネクタ10をプリント配線基板30上に配置した状態で、プリント配線基板30の背面側に突出し、背面に沿って配線される対応する導体パターンに半田接続される。
外部端子26の頭部26aの外径は、その下方の軸部26bよりやや長く、頭部26aの下面で外部側コイルスプリング23の小径部23bを受けるようになっている。また、図5に示すように、頭部26aの外径に比べて円筒状凹部22の内頂面の内径は十分に長いので、円筒状凹部22は、外部端子26をプリント配線基板30と平行な水平方向に相対移動自在とする相対移動空隙となっている。
円筒状凹部22の中には、中心側コイルスプリング17と同様に、コイルを円錐台の外形に沿って巻回して円錐台状とした外部側コイルスプリング23が配置されている。外部側コイルスプリング23は、頭部5aの下面と、導電性金属板からなるワッシャ24を円筒状凹部22の内壁の下端に沿って取り付けて形成される円筒状凹部22の上向き段部24aとの間に、小径部23bが頭部26aに、大径部23aが上向き段部24aに弾性接触するように圧縮して配設される。
外部側コイルスプリング23が、外部端子26の頭部26aの下面とその下方の円筒状凹部22の上向き段部24a間に弾装されることにより、外部端子26がプリント配線基板30に固定されていない実装前(図5参照)は、頭部26aが円筒状凹部22の内頂面に弾性接触するように作用して外部端子26を同軸コネクタ10側に仮保持し、外部端子26がプリント配線基板30に固定された実装後は、フランジ部11をプリント配線基板30の平面側に付勢するように作用して同軸コネクタ10をプリント配線基板30の平面に当接させて位置決めしている。
以上の各実施の形態では、中心端子5と外部端子6、26をプリント配線基板30の背面まで貫通させてその背面の対応する導電パターンに半田接続しているが、プリント配線基板30の表面で対向する導電パターンに半田接続する表面実装構造にも適用できる。
また、上述の各実施の形態では、外部端子6の軸部6a、中心端子受部8の内壁、円筒状凹部22の内壁に、それぞれ導電性の別部品であるバネ受けリング16、ワッシャ18、24を取り付けて、外部端子6の軸部6a、中心端子受部8、円筒状凹部22自体に凹凸を設けて外部側コイルスプリング13、23、中心側コイルスプリング17の一方を受けるバネ受けとしてもよい。
また、外部側コイルスプリング13、23及び中心側コイルスプリング17を円錐台状に形成しているが、同軸コネクタ10が外部端子6、26及び中心端子5に対して相対移動する各位置で外部コンタクト4と外部端子6、26及び中心コンタクト2と中心端子5とを常時電気接続するものであれば、その形状は円錐台状に限られない。
コネクタを実装するプリント配線基板とコネクタの一部が臨む窓孔が形成された筐体とが一体に取り付けられるコネクタの実装構造に適している。
1 コネクタの実装構造(第1の実施の形態)
2 中心コンタクト
3 インシュレータ
4 外部コンタクト
5 中心端子
6 外部端子
6a 軸部
6b 鍔部
8 中心端子受部
8’ 相対移動空隙
9 筒状外部シェル
10 同軸コネクタ
11 フランジ部
12 貫通孔(相対移動空隙)
13 外部側コイルスプリング(第1導電接続体)
17 中心側コイルスプリング(第2導電接続体)
19 Oリング
20 コネクタの実装構造(第2実施の形態)
22 円筒状凹部(第1凹部)
23 外部側コイルスプリング(第1導電接続体)
26 外部端子
30 プリント配線基板
31 筐体
31a 窓孔

Claims (9)

  1. 相手側コネクタと嵌合接続し、相手側コネクタの外部接続部に接触する外部コンタクトと、相手側コネクタの中心接続部に接触する中心コンタクトと、外部コンタクトと中心コンタクトを互いに絶縁して支持するインシュレータとを有するコネクタと、
    外部コンタクトに電気接続する外部端子と、
    中心コンタクトに電気接続する中心端子とを備え、
    外部端子と中心端子を、それぞれプリント配線基板の対応する導電パターンに半田接続し、プリント配線基板へコネクタを実装するコネクタの実装構造であって、
    コネクタの外部端子と中心端子の周囲に、それぞれ外部端子と中心端子をプリント配線基板の平面に沿った所定の移動範囲で相対移動自在とする相対移動空隙を形成し、
    外部端子が前記移動範囲で相対移動する間に外部コンタクトと常時電気接続する第1導電接続体を、外部端子と外部コンタクトの間に配設するとともに、
    中心端子が前記移動範囲で相対移動する間に中心コンタクトとを常時電気接続する第2導電接続体を、中心端子と中心コンタクトの間に配設し、
    外部コンタクトと中心コンタクトをそれぞれプリント配線基板の対応する導電パターンに電気接続させた状態で、コネクタをプリント配線基板の平面に沿った前記移動範囲で移動自在にプリント配線基板へ実装することを特徴とするコネクタの実装構造。
  2. コネクタは、中心コンタクトの軸周りにインシュレータを介して外部コンタクトを同軸状に配置した同軸コネクタであり、
    前記プリント配線基板が一体に固定された筐体の窓孔に臨み、相手側コネクタと嵌合接続することを特徴とする請求項1に記載のコネクタの実装構造。
  3. 前記窓孔の内壁と外部コンタクトの間に弾性防水リングが密着して配置されることを特徴とする請求項2に記載のコネクタの実装構造。
  4. 外部端子の周囲に形成される相対移動空隙は、外部コンタクトの平面からプリント配線基板に臨む底面まで上下に貫通する貫通孔であり、
    外部端子は、貫通孔を貫通して貫通孔内を前記所定の移動範囲で相対移動する軸部と、貫通孔から上方に突出する軸部に連設され、貫通孔の平面側開口より大径の鍔部とからなり、
    第1導電接続体は、貫通孔内で外部コンタクトと軸部の間に弾装され、鍔部を外部コンタクトの平面へ付勢する導電性のコイルスプリングであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコネクタの実装構造。
  5. コイルスプリングは、コイルを円錐台の外形に沿って巻回した円錐台状コイルスプリングであり、一端の大径部を外部コンタクトの下向き段部に当接し、他端の小径部を軸部周りに取り付けて、外部コンタクトと軸部の間に弾装されることを特徴とする請求項4に記載のコネクタの実装構造。
  6. 外部端子の周囲に形成される相対移動空隙は、プリント配線基板の平面側に開口する外部コンタクトに形成された第1凹部であり、
    第1導電接続体は、第1凹部内で外部コンタクトと外部端子の間に弾装され、外部端子を外部コンタクトの第1凹部の内頂面へ付勢する導電性のコイルスプリングであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコネクタの実装構造。
  7. コイルスプリングは、コイルを円錐台の外形に沿って巻回した円錐台状コイルスプリングであり、一端の大径部を外部コンタクトの上向き段部に当接し、他端の小径部を外部端子周りに取り付けて、外部コンタクトと外部端子の間に弾装されることを特徴とする請求項6に記載のコネクタの実装構造。
  8. 中心端子の周囲に形成される相対移動空隙は、プリント配線基板の平面側に開口する中心コンタクトに形成された第2凹部であり、
    第2導電接続体は、第2凹部内で中心コンタクトと中心端子の間に弾装され、中心端子を中心コンタクトの第2凹部の内頂面へ付勢する導電性のコイルスプリングであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコネクタの実装構造。
  9. コイルスプリングは、コイルを円錐台の外形に沿って巻回した円錐台状コイルスプリングであり、一端の大径部を中心コンタクトの上向き段部に当接し、他端の小径部を中心端子周りに取り付けて、中心コンタクトと中心端子の間に弾装されることを特徴とする請求項8に記載のコネクタの実装構造。
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