JP2017026008A - 車両制御装置 - Google Patents

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謙大 木村
Kenta Kimura
謙大 木村
伊藤 良雄
Yoshio Ito
良雄 伊藤
朋亮 ▲柳▼田
朋亮 ▲柳▼田
Tomoaki Yanagida
有 永里
Yu Nagasato
有 永里
近藤 宏紀
Hiroki Kondo
宏紀 近藤
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Abstract

【課題】フリーランからの復帰時において、無段変速機の変速比を適切な変速比にすること。【解決手段】エンジンと、無段変速機と、動力伝達経路中で無段変速機と駆動輪との間に設けられたクラッチと、を備えた車両の車両制御装置において、無段変速機における車両の車速に応じた目標変速比を設定する変速比設定手段と、車両の走行中に所定の実行条件が成立かつ車速が所定速度以上である場合、クラッチを開放させるとともにエンジン内への燃料の供給が停止した状態として車両を惰性走行させ、車両の走行中に所定の実行条件が成立かつ車速が所定速度未満である場合、クラッチをスリップ状態にするとともにエンジン内への燃料の供給を停止した状態として、無段変速機の変速比を、あらかじめ検出した変速比から変速比設定手段が設定した目標変速比に変化させる走行変速制御手段と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、車両制御装置に関する。
車両において、エンジンの停止中における油圧供給源として電動オイルポンプを備えた発進ギヤ付きベルト式CVT(以下、WCVT)が知られている。また、車両においてエンジンを停止させつつ惰性走行を行う、いわゆるフリーランにおいては、WCVTと駆動輪との間に設けられたクラッチが開放される。これにより、車両の燃費を向上させることができる。
特許文献1には、無段変速機と駆動輪との間に介装されたクラッチと、駆動輪に結合された電動機と、無段変速機とクラッチとに油圧を供給するオイルポンプと、を備えた車両において、電動機により駆動輪に回生トルクを付与する減速回生中、クラッチを係合状態から開放状態に切り替える時、クラッチをスリップ状態にして無段変速機の変速比を最低変速比または最高変速比にした後にクラッチを開放する技術が開示されている。
特開2014−097773号公報
しかしながら、上述した技術においては、クラッチを係合状態から開放状態に切り替える時に、無段変速機の変速比を最低変速比または最高変速比にしているため、フリーランからの復帰時における車速によっては、適切な変速比ではない可能性が高いという問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、フリーランからの復帰時において、無段変速機の変速比を適切な変速比にすることができる車両制御装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係る車両制御装置は、エンジンと、無段変速機と、動力伝達経路中で前記無段変速機と駆動輪との間に設けられたクラッチと、を備えた車両を制御する車両制御装置において、前記無段変速機における前記車両の車速に応じた目標変速比を設定する変速比設定手段と、前記車両の走行中に所定の実行条件が成立かつ車速が所定速度以上である場合、前記クラッチを開放させるとともに前記エンジン内への燃料の供給が停止した状態にして前記車両を惰性走行させ、前記車両の走行中に前記所定の実行条件が成立かつ車速が前記所定速度未満である場合、前記クラッチをスリップ状態にするとともに前記エンジン内への燃料の供給を停止した状態にして、前記無段変速機の変速比を、あらかじめ検出した変速比から前記変速比設定手段が設定した目標変速比に変化させる走行変速制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る車両制御装置によれば、車両の車速が所定速度未満の場合にクラッチをスリップ状態にして無段変速機を回転させているので、無段変速機の変速比が検出可能になって適切な変速比に変更させる制御を実行できるため、フリーランからの復帰時において、無段変速機の変速比を適切な変速比にすることが可能となる。
図1は、本発明の実施形態において対象とする車両を模式的に示すスケルトン図である。 図2は、本発明の実施形態による車両制御装置の一例を示すブロック図である。 図3は、各走行モードの状態を示す係合表である。 図4は、油圧制御装置の一例を示す油圧回路図である。 図5は、本発明の第1の実施形態によるフリーラン制御を説明するためのフローチャートである。 図6は、(a)に第1の実施形態によるフリーラン中の変速マップを示し、(b)に第1の実施形態によるフリーラン中の車速に応じた目標変速比のグラフを示し、(c)に車速に応じた第1出力軸回転数および第2出力軸回転数のグラフを示す図である。 図7は、フリーランから復帰する際の車両状態の変化を示すタイミングチャートである。 図8は、(a)に第2の実施形態によるフリーラン中の変速マップを示し、(b)に第2の実施形態によるフリーラン中の車速に応じた目標変速比のグラフを示し、(c)に車速に応じた、入力軸回転数の下限値、第1出力軸回転数の下限値、目標とする第1出力軸回転数、および第2出力軸回転数のグラフを示す図である。 図9は、本発明の第3の実施形態によるフリーラン制御を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、本発明は以下に説明する実施形態によって限定されるものではない。
(1.車両)
まず、本発明の実施形態による車両制御装置の制御対象となる車両について説明する。図1は、本実施形態において対象とする車両の一例を示すスケルトン図である。
図1に示すように、車両Veは、動力源としてエンジン1を備える。エンジン1はエンジン回転数Neに応じて所定の動力を出力する。エンジン1から出力された動力は、流体伝動装置としてのトルクコンバータ2、入力軸3、前後進切替機構4、ベルト式の無段変速機5(以下、CVT)またはギヤ列6、出力軸7、カウンタギヤ機構8、デファレンシャルギヤ9、および駆動軸10を介して、駆動輪11に伝達される。CVT5の下流側には、エンジン1を駆動輪11から切り離すためのクラッチとして第2クラッチC2が設けられている。第2クラッチC2を開放させることによって、CVT5と出力軸7との間がトルク伝達不能に遮断され、エンジン1に加えCVT5が駆動輪11から切り離される。
具体的にトルクコンバータ2は、エンジン1に連結されたポンプインペラ2a、ポンプインペラ2aに対向して配置されたタービンランナ2b、およびポンプインペラ2aとタービンランナ2bとの間に配置されたステータ2cを備える。トルクコンバータ2の内部は作動流体としてのオイルで満たされている。ポンプインペラ2aはエンジン1のクランクシャフト1aと一体回転する。タービンランナ2bには、入力軸3が一体回転するように連結されている。トルクコンバータ2はロックアップクラッチを備え、その係合状態ではポンプインペラ2aとタービンランナ2bとが一体回転し、その開放状態ではエンジン1から出力された動力が作動流体を介してタービンランナ2bに伝達される。なお、ステータ2cは、一方向クラッチを介してケースなどの固定部に保持されている。
また、ポンプインペラ2aには、ベルト機構などの伝動機構を介して、メカオイルポンプ(MOP)41が連結されている。メカオイルポンプ41は、ポンプインペラ2aを介してクランクシャフト1aに連結され、エンジン1によって駆動される。なお、メカオイルポンプ41とポンプインペラ2aとが一体回転するように構成されてもよい。
入力軸3は、前後進切替機構4に連結されている。前後進切替機構4は、エンジントルクを駆動輪11へ伝達する際、駆動輪11に作用するトルクの方向を前進方向と後進方向とに切り替える。前後進切替機構4は、差動機構からなり、図1に示す例ではダブルピニオン型の遊星歯車機構によって構成されている。その前後進切替機構4は、サンギヤ4Sと、サンギヤ4Sに対して同心円上に配置されたリングギヤ4Rと、サンギヤ4Sに噛み合っている第1ピニオンギヤ4Pと、第1ピニオンギヤ4Pおよびリングギヤ4Rに噛み合っている第2ピニオンギヤ4Pと、各ピニオンギヤ4P,4Pを自転可能かつ公転可能に保持しているキャリヤ4Cとを備えている。サンギヤ4Sには、ギヤ列6の駆動ギヤ61が一体回転するように連結されている。キャリヤ4Cには、入力軸3が一体回転するように連結されている。
また、サンギヤ4Sとキャリヤ4Cとを選択的に一体回転させる第1クラッチC1が設けられている。第1クラッチC1を係合させることによって、前後進切替機構4全体が一体回転する。さらに、リングギヤ4Rを選択的に回転不能に固定するブレーキB1が設けられている。第1クラッチC1およびブレーキB1は、油圧式である。
例えば、第1クラッチC1を係合させ、かつブレーキB1を開放させると、サンギヤ4Sとキャリヤ4Cとが一体回転する。すなわち、入力軸3と駆動ギヤ61とが一体回転する。また、第1クラッチC1を開放させ、かつブレーキB1を係合させると、サンギヤ4Sとキャリヤ4Cとが逆方向に回転する。すなわち、入力軸3と駆動ギヤ61とは逆方向に回転する。
車両Veにおいては、無段変速機であるCVT5と有段変速部であるギヤ列6とが並列に設けられている。入力軸3と出力軸7との間の動力伝達経路として、CVT5を介する動力伝達経路(以下、第1経路)とギヤ列6を介する動力伝達経路(以下、第2経路)とが、並列に形成されている。
CVT5は、入力軸3と入力軸回転数Ninで一体回転するプライマリプーリ51、セカンダリシャフト54と一体回転するセカンダリプーリ52、一対のプーリ51,52に形成されたV溝に巻き掛けられたベルト53を備える。入力軸3はプライマリシャフトとなる。各プーリ51,52のV溝幅を変化させることによってベルト53の巻き掛け径が変化するので、CVT5の変速比γを連続的に変化させることができる。CVT5の変速比γは、最大変速比γmax(ギヤが最Low)から最小変速比γmin(ギヤが最High)の範囲内で連続的に変化する。
プライマリプーリ51は、入力軸3と一体化された固定シーブ51a、入力軸3上で軸線方向に移動可能な可動シーブ51b、および可動シーブ51bに推力を付与するプライマリ油圧シリンダ51cを備える。固定シーブ51aのシーブ面と可動シーブ51bのシーブ面とが対向して、プライマリプーリ51のV溝を形成する。プライマリ油圧シリンダ51cは、可動シーブ51bの背面側に配置されている。プライマリ油圧シリンダ51c内の油圧(以下、プライマリ圧という)Pinによって、可動シーブ51bを固定シーブ51a側へ移動させる推力が発生する。
セカンダリプーリ52は、セカンダリシャフト54と一体化された固定シーブ52a、セカンダリシャフト54上で軸線方向に移動可能な可動シーブ52b、および可動シーブ52bに推力を付与するセカンダリ油圧シリンダ52cを備える。固定シーブ52aのシーブ面と可動シーブ52bのシーブ面とが対向して、セカンダリプーリ52のV溝を形成する。セカンダリ油圧シリンダ52cは、可動シーブ52bの背面側に配置されている。セカンダリ油圧シリンダ52c内の油圧(以下、セカンダリ圧)Poutによって、可動シーブ52bを固定シーブ52a側へ移動させる推力が発生する。
第2クラッチC2は、セカンダリシャフト54と出力軸7との間に設けられており、出力軸7からCVT5を選択的に切り離すことができる。例えば、第2クラッチC2を係合させると、CVT5と出力軸7との間が動力伝達可能に接続され、セカンダリシャフト54と出力軸7とが一体回転する。すなわち、第2クラッチC2の上流側のセカンダリプーリ52の回転数Nout1と第2クラッチC2の下流側の出力軸回転数Nout2とが一致(Nout1=Nout2)する。一方、第2クラッチC2を開放させると、セカンダリシャフト54と出力軸7との間がトルク伝達不能に遮断され、エンジン1およびCVT5が駆動輪11から切り離される。
第2クラッチC2は油圧式である。油圧アクチュエータによって第2クラッチC2の係合要素同士が摩擦係合するように構成されている。そのため、第2クラッチC2の係合要素同士を半係合状態として摩擦係合させると、第2クラッチC2をスリップ状態にできる。この場合、CVT5と出力軸7との間を伝達するトルクが比較的小さくなる。
出力軸7には、出力ギヤ7aと従動ギヤ63とが一体回転するように取り付けられている。出力ギヤ7aは、減速機構であるカウンタギヤ機構8のカウンタドリブンギヤ8aと噛み合っている。カウンタギヤ機構8のカウンタドライブギヤ8bは、デファレンシャルギヤ9のリングギヤ9aと噛み合っている。デファレンシャルギヤ9には、左右の駆動軸10,10を介して左右の駆動輪11,11が連結されている。
ギヤ列6は、前後進切替機構4のサンギヤ4Sと一体回転する駆動ギヤ61と、カウンタギヤ機構62と、出力軸7と一体回転する従動ギヤ63とを含む。ギヤ列6は減速機構であって、ギヤ列6の変速比(ギヤ比)は、CVT5の最大変速比γmaxよりも大きい所定値に設定されている。ギヤ列6の変速比は固定変速比である。車両Veにおいては、発進時にエンジン1からギヤ列6を介して駆動輪11にトルクを伝達可能に構成されている。ギヤ列6は発進ギヤとして機能する。
駆動ギヤ61は、カウンタギヤ機構62のカウンタドリブンギヤ62aと噛み合っている。カウンタギヤ機構62は、カウンタドリブンギヤ62aと、カウンタシャフト62bと、従動ギヤ63に噛み合っているカウンタドライブギヤ62cとを含む。カウンタシャフト62bには、カウンタドリブンギヤ62aが一体回転するように取り付けられている。カウンタシャフト62bは入力軸3および出力軸7と平行に配置されている。カウンタドライブギヤ62cは、カウンタシャフト62bに対して相対回転可能に構成されている。
また、カウンタシャフト62bとカウンタドライブギヤ62cとを選択的に一体回転させる噛合式の係合装置(以下、ドグクラッチ)S1が設けられている。ドグクラッチS1は、噛合式の一対の係合要素64a,64bと、軸線方向に移動可能なスリーブ64cとを備える。第1係合要素64aは、カウンタシャフト62bにスプライン嵌合されたハブである。第1係合要素64aとカウンタシャフト62bとは一体回転する。第2係合要素64bは、カウンタドライブギヤ62cと一体回転するように連結されている。すなわち、第2係合要素64bはカウンタシャフト62bに対して相対回転する。スリーブ64cの内周面に形成されたスプライン歯が、各係合要素64a,64bの外周面に形成されたスプライン歯と噛み合うことによって、ドグクラッチS1は係合状態となる。ドグクラッチS1を係合させることによって、駆動ギヤ61と従動ギヤ63との間(第2経路)がトルク伝達可能に接続される。第2係合要素64bとスリーブ64cとの噛み合いが解除されることによって、ドグクラッチS1は開放状態となる。ドグクラッチS1を開放させることによって、駆動ギヤ61と従動ギヤ63との間(第2経路)はトルク伝達不能に遮断される。また、ドグクラッチS1は、油圧式であり、油圧アクチュエータによってスリーブ64cが軸線方向に移動する。
(2.車両制御装置)
図2は、本実施形態の車両制御装置を模式的に示す機能ブロック図である。車両制御装置は、車両Veを制御する電子制御装置(以下、ECU:Electronic Control Unit)100によって構成されている。ECU100は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)などを有するマイクロコンピュータを主体にして構成される。ECU100は、入力されたデータおよび予め記憶させられているデータを使用して演算を行い、その演算結果を指令信号として出力する。
ECU100には、各種センサ31〜38からの信号が入力される。車速センサ31は車速Vを検出する。入力軸回転数センサ32は入力軸3の回転数(以下、入力軸回転数)Ninを検出する。入力軸3とタービンランナ2bとは一体回転するため、入力軸回転数センサ32は、タービンランナ2bの回転数(以下、タービン回転数)Ntを検出していることになる。入力軸回転数Ninとタービン回転数Ntとは一致する。第1出力軸回転数センサ33は、セカンダリシャフト54の回転数(以下、第1出力軸回転数)Nout1を検出する。第2出力軸回転数センサ34は、出力軸7の回転数(以下、第2出力軸回転数)Nout2を検出する。第2クラッチC2前(上流側)が第1出力軸回転数Nout1、第2クラッチC2後(下流側)が第2出力軸回転数Nout2となる。エンジン回転数センサ35は、クランクシャフト1aの回転数(以下、エンジン回転数)Neを検出する。アクセル開度センサ36は、アクセルペダル(図示せず)の操作量を検出する。ブレーキストロークセンサ37は、ブレーキペダル(図示せず)の操作量を検出する。シフトポジションセンサ38は、シフトレバー(図示せず)のポジションを検出する。また、ECU100は、CVT5の回転中において入力軸回転数Ninを第1出力軸回転数Nout1で除算することによりCVT5の変速比γ(=Nin/Nout1)を検出(算出)できる。
ECU100は、走行制御部101、復帰制御部102、変速比設定部103、および判定部104を備える。
走行制御部101は、車両Veを複数の走行モードに制御する。走行モードの一例としてはフリーランがある。フリーランとは、エンジン切り離しクラッチである第2クラッチC2を開放させるとともにエンジン1を自動停止させて、車両Veを惰性走行させる走行モードのことである。ECU100は、所定の実行条件が成立した場合にフリーラン制御を実行し、車両Veを通常走行からフリーランに移行させる。また、フリーラン中に所定の復帰条件が成立した場合、復帰制御部102はフリーランから通常走行に復帰させる制御(復帰制御)を実行する。フリーランから通常走行に復帰することにより、エンジン1が出力した動力で走行可能になる。変速比設定手段としての変速比設定部103は、CVT5の変速比γを設定する。判定部104は、実行条件や復帰条件が成立するか否かを判定する。
ECU100は、エンジン1に指令信号を出力して、燃料供給量や吸入空気量や燃料噴射や点火時期などを制御する。また、ECU100は、油圧制御装置200に油圧指令信号を出力して、CVT5の変速動作や、第1クラッチC1などの各係合装置の動作を制御する。油圧制御装置200は、CVT5の各油圧シリンダ51c,52cや、それぞれの係合装置、すなわち第1クラッチC1、第2クラッチC2、ブレーキB1、およびドグクラッチS1のそれぞれの油圧アクチュエータに油圧を供給する。ECU100は、油圧制御装置200を制御することによって、動力伝達経路を第1経路と第2経路とに切り替える制御や、CVT5の変速制御や、各種の走行モードに切り替える制御などを実行する。
(2−1.走行モード)
図3は、各種の走行モードを示す係合表である。図3には、係合装置の状態について、係合状態を「○」、開放状態を「×」で表す。シフトレバーのポジションについては、ドライブポジションを「D」、リバースポジションを「R」、パーキングポジションを「P」、ニュートラルポジションを「N」で表す。
走行モードは、通常時とフリーランとに分けられる。通常走行(D)には、発進、中速、および高速の三つの走行モードが含まれる。発進時は、第1クラッチC1およびドグクラッチS1を係合させ、かつ第2クラッチC2およびブレーキB1を開放させる。発進時の動力伝達経路は、ギヤ列6を介する第2経路に設定される。発進後に車速Vがある程度上昇した場合に、第1クラッチC1を開放させ、かつ第2クラッチC2を係合させる切替制御を行うことにより、走行モードが発進から中速に移行する。中速では、第2クラッチC2およびドグクラッチS1を係合させ、かつ第1クラッチC1およびブレーキB1を開放させる。中速時の動力伝達経路は、CVT5を介する第1経路に設定される。すなわち、発進から中速への移行時には動力伝達経路が第2経路から第1経路に切り替わる。また、第1クラッチC1と第2クラッチC2との掴み替え制御は、伝達トルク容量を徐々に変化させるクラッチ・ツウ・クラッチ制御である。中速走行中に車速Vがさらに上昇すると、ドグクラッチS1を開放させて、走行モードが中速から高速に移行する。高速では、第2クラッチC2を係合させ、かつ第1クラッチC1、ブレーキB1、およびドグクラッチS1を開放させる。中速から高速への移行時には経路切替が行われず、動力伝達経路は第1経路のままである。
後進時(R)は、ブレーキB1およびドグクラッチS1を係合させ、かつ第1クラッチC1および第2クラッチC2を開放させて、動力伝達経路がギヤ列6を介する第2経路に設定される。シフトポジションが「N」または「P」の場合、ドグクラッチS1を係合させ、かつ第1クラッチC1、第2クラッチC2、およびブレーキB1を開放させる。
また、フリーランには、中速および高速が含まれる。フリーラン中速では、ドグクラッチS1を係合させ、かつ第1クラッチC1、第2クラッチC2、およびブレーキB1を開放させる。フリーラン高速では、第1クラッチC1、第2クラッチC2、ブレーキB1、およびドグクラッチS1を開放させる。フリーラン時の動力伝達経路は、第1経路に設定される。例えば、通常走行からフリーランに移行する場合には、通常時(D)の中速からフリーラン中速に移行する場合と、通常時(D)の高速からフリーラン高速に移行する場合とが含まれる。通常中速(D)で走行中に、第2クラッチC2を開放させることにより、フリーラン中速に移行する。通常高速(D)で走行中に、第2クラッチC2を開放させることにより、フリーラン高速に移行する。また、フリーランから通常走行に復帰する場合には、第2クラッチC2を係合させる。フリーラン中速時に、第2クラッチC2を係合させることにより、通常中速(D)に復帰する。フリーラン高速時に、第2クラッチC2を係合させることにより、通常高速(D)に復帰する。
(2−2.油圧回路)
図4は、油圧制御装置200の一例を示す油圧回路図である。油圧制御装置200は、油圧供給源として、エンジン(Eng)1によって駆動するメカオイルポンプ41、および電動モータ(M)42によって駆動する電動オイルポンプ43を備える。電動モータ42には、バッテリ(図示せず)が電気的に接続されている。各ポンプ41,43は、オイルパンに貯留されているオイルを吸引して第1油路201に圧送する。電動オイルポンプ43から吐出されたオイルは第2油路202を介して第1油路201に供給される。第1油路201と第2油路202とは、逆止弁を介して接続されている。第1油路201の油圧が第2油路202の油圧よりも高い場合に逆止弁が閉じる。第1油路201の油圧が第2油路202の油圧よりも低い場合に逆止弁が開く。例えば、フリーラン中、エンジン1が停止してメカオイルポンプ41を駆動できないので、電動オイルポンプ43を駆動させることによって第1油路201内へ圧油を供給する。
油圧制御装置200は、第1油路201の油圧を第1ライン圧PL1に調圧する第1調圧弁211、第1調圧弁211から排出されたオイルを第2ライン圧PL2に調圧する第2調圧弁212、第1ライン圧PL1を元圧として所定のモジュレータ圧PMに調圧する第1減圧弁(モジュレータバルブ)213、第1ライン圧PL1を元圧としてプライマリ圧Pinを調圧する第2減圧弁(変速比制御弁)214、および第1ライン圧PL1を元圧としてセカンダリ圧Poutを調圧する第3減圧弁(挟圧力制御弁)215を備える。なお、走行状態に応じた第1ライン圧PL1を発生させるように、リニアソレノイドバルブ(図示せず)から出力される制御圧に基づいて、第1調圧弁211が制御される。また、第2調圧弁212によって第2ライン圧PL2に調圧されたオイルはトルクコンバータ2に供給される。その第2調圧弁212から排出されたオイルは、ギヤ同士の噛合い部などの潤滑系に供給される。
第1減圧弁213には、第3油路203を介して、複数のリニアソレノイドバルブSL1,SL2,SL3,SLP,SLSが接続されている。それぞれのリニアソレノイドバルブSL1,SL2,SL3,SLP,SLSは、ECU100によってそれぞれ独立に励磁、非励磁や電流が制御されて、油圧指令信号に応じた油圧を調圧する。
リニアソレノイドバルブSL1は、モジュレータ圧PMを油圧指令信号に応じた第1クラッチ圧PC1に調圧して、第1クラッチC1に供給する。リニアソレノイドバルブSL2は、モジュレータ圧PMを油圧指令信号に応じた第2クラッチ圧PC2に調圧して、第2クラッチC2に供給する。リニアソレノイドバルブSL3は、モジュレータ圧PMを油圧指令信号に応じた供給油圧Pbsに調圧して、ドグクラッチS1とブレーキB1に供給する。リニアソレノイドバルブSL3は切替弁206を介して、ドグクラッチS1とブレーキB1とに接続されている。切替弁206は、シフトレバーの操作に基づいて、機械的または電気的に動作して油路を切り替える。シフトレバーが「D」ポジションの場合、供給油圧PbsがドグクラッチS1に供給される。シフトレバーが「R」ポジションの場合、供給油圧PbsがドグクラッチS1およびブレーキB1に供給される。シフトレバーが「P」または「N」ポジションの場合、供給油圧PbsがドグクラッチS1に供給される。
リニアソレノイドバルブSLPは、モジュレータ圧PMを元圧として信号圧PSLPを調圧し、その信号圧PSLPを第2減圧弁214に出力する。リニアソレノイドバルブSLSは、モジュレータ圧PMを元圧として信号圧PSLSを調圧し、その信号圧PSLSを第3減圧弁215に出力する。
第2減圧弁214には、第4油路204を介して、プライマリ油圧シリンダ51cが接続されている。第2減圧弁214および第4油路204が、CVT5の変速比制御回路を形成している。第2減圧弁214はCVT5の変速比γを制御するためのバルブである。第2減圧弁214はプライマリ油圧シリンダ51cに供給する油量(油圧)を制御する。第2減圧弁214は、第1ライン圧PL1を元圧としてプライマリ圧Pinを調圧して、プライマリ油圧シリンダ51cに供給する。第2減圧弁214は、リニアソレノイドバルブSLPから入力された信号圧PSLPに基づいてプライマリ圧Pinを調圧する。ECU100は、リニアソレノイドバルブSLPに出力する油圧指令信号を制御することによってプライマリ圧Pinを調節する。プライマリ圧Pinが変化することにより、プライマリプーリ51のV溝幅が変化する。ECU100は、プライマリ圧Pinを制御することによって、CVT5の変速比γを制御する。
具体的に例えば、アップシフト制御においては、プライマリ圧Pinを増大させてプライマリプーリ51のV溝幅を連続的に狭くする。アップシフト時、CVT5の変速比γは連続的に小さくなる。ダウンシフト制御においては、プライマリ圧Pinを低下させて、プライマリプーリ51のV溝幅を連続的に広くする。ダウンシフト時、CVT5の変速比γは連続的に大きくなる。ダウンシフト時には、プライマリ油圧シリンダ51c内のオイルを第2減圧弁214のドレーンポートから排出させて、プライマリ圧Pinを低下させる。また、フリーラン中に実行される目標変速比制御においては、CVT5の変速比γが目標の変速比になるようにプライマリ圧Pinを調圧する。他方、フリーラン中に変速比を維持させる場合、第2減圧弁214で第4油路204を閉じることによって、プライマリ圧Pinを所定値に維持させる。変速比γを維持させたい場合であっても、油漏れ等によってプライマリ圧Pinが低下する可能性がある。この場合、第2減圧弁214を所定の流路断面積だけ開いて第1油路201と第4油路204とを連通させて、第1ライン圧PL1の一部をプライマリ油圧シリンダ51cに供給してもよい。
第3減圧弁215には、第5油路205を介してセカンダリ油圧シリンダ52cが接続されている。第3減圧弁215および第5油路205が、CVT5の挟圧力制御回路を形成する。第3減圧弁215はベルト挟圧力を制御するバルブである。第3減圧弁215はセカンダリ油圧シリンダ52cに供給する油量(油圧)を制御する。第3減圧弁215は、第1ライン圧PL1を元圧としてセカンダリ圧Poutを調圧して、セカンダリ油圧シリンダ52cに供給する。第3減圧弁215は、リニアソレノイドバルブSLSから入力された信号圧PSLSに基づいて、セカンダリ圧Poutを調圧する。ECU100は、リニアソレノイドバルブSLSに出力する油圧指令信号を制御することによってセカンダリ圧Poutを調節する。セカンダリ圧Poutが変化することにより、CVT5のベルト挟圧力が変化する。ECU100は、セカンダリ圧Poutを制御することによって、CVT5の挟圧力を制御する。
具体的に例えば、第3減圧弁215は、信号圧PSLSが高くなると、セカンダリ油圧シリンダ52cのセカンダリ圧Poutを増大させるように動作する。すなわち、ECU100は、リニアソレノイドバルブSLSへの油圧指令値を大きくすることによって、ベルト挟圧力を増大させる。ベルト挟圧力は、各プーリ51,52のV溝でベルト53を挟みつける力である。ベルト挟圧力によって、回転中のCVT5で両プーリ51,52とベルト53との間の摩擦力が生じる。すなわち、ベルト挟圧力によって、各プーリ51,52のV溝に巻きかけられた状態のベルト53に張力が生じることになる。したがって、セカンダリ油圧シリンダ52cでは、両プーリ51,52でベルト53が滑らないようなベルト挟圧力を発生させる必要がある。必要なベルト挟圧力が生じるように、第3減圧弁215がセカンダリ圧Poutを調圧制御する。CVT5が回転停止する場合などでベルト滑りが発生しない場合には、必要なベルト挟圧力は小さくなる。この場合には、セカンダリ油圧シリンダ52c内のオイルを第3減圧弁215のドレーンポートから排出させて、セカンダリ圧Poutを低下させる。
(第1の実施形態)
次に、以上のように構成された車両Veを対象とするフリーラン制御方法について説明する。図5は、この第1の実施形態によるフリーラン制御方法を説明するためのフローチャートであり、図6は、(a)にフリーラン中における変速マップを示し、(b)にフリーラン中の車速に応じた目標変速比を示し、(c)に車速に応じた第1出力軸回転数および第2出力軸回転数を示すグラフである。ECU100は、車両Veを通常走行状態に制御している状態から図5に示す制御フローを実行する。通常走行状態では、第2クラッチC2を係合させてエンジン1の動力で車両Veを前進走行させている。
図5に示すように、ステップST1において走行制御部101は、車両Veの車速VおよびCVT5の変速比γを検出する。ここで、この第1の実施形態において、走行変速制御手段としての走行制御部101は、エンジン1を停止させる前にCVT5の変速比γを検出している。これは、第2クラッチC2を開放させてエンジン1を停止させた後においては、CVT5が回転停止し、CVT5の変速比γを検出できないためである。その後、ステップST2に移行する。
その後、ステップST2において判定部104は、車両Veが通常走行中に、アクセル開度センサ36からの信号に基づいてアクセルがオフであるか否かを判定する。アクセルがオフである場合(ステップST2:Yes)、ステップST3に移行して、判定部104は、ブレーキストロークセンサ37からの信号に基づいてブレーキがオフであるか否かを判定する。ステップST2,ST3において判定部104は、フリーランを開始させる条件であるフリーラン実行条件が成立するか否かを判定している。ここで、フリーラン実行条件は、車両Veが通常走行中にアクセルがオフかつブレーキがオフとなる場合である。そのため、判定部104は、アクセルがオフでないと判定した場合(ステップST2:No)や、ブレーキがオフでないと判定した場合(ステップST3:No)は、この制御ルーチンを終了する。すなわち、車両Veをフリーラン状態に移行させずに、通常走行状態を継続させる。なお、アクセルがオフである(アクセルOff)とは、運転者がアクセルペダルから足を離した場合など、アクセルペダルが戻されたことである。アクセル開度が零(0)の場合にアクセルがオフになる。また、ブレーキがオフである(ブレーキOff)とは、運転者がブレーキペダルから足を離した場合など、ブレーキペダルが戻されたことである。ブレーキ踏力やブレーキストローク量が零(0)の場合にブレーキがオフになる。判定部104が、アクセルはオフであり(ステップST2:Yes)、かつブレーキもオフである(ステップST3:Yes)と判定すると、ステップST4に移行する。
ステップST4において判定部104は、検出した車速が制御モード判定閾値である所定車速VC2以上であるか否かを判定する。この所定車速VC2は、車両諸元やエンジン1ごとに決定される。この第1の実施形態においては、図6の(a)の変速マップに示すように、通常走行時にアクセル開度が0(Acc=0%)になった場合の変速線(コースト線)における最小変速比γminでコースト走行可能な下限車速を、所定車速VC2とする。換言すると、所定車速VC2は、最小の変速比で走行可能な最低の車速であって、コースト線が最小変速比γminのラインから外れてダウンシフトが開始される車速である。なお、図6において、車速VLがフリーランを実施可能な車速Vの下限であり、車速VHがフリーランを実施可能な車速Vの上限である。そして、図5に示すように、判定部104が車両Veの車速が所定車速VC2以上であると判定した場合(ステップST4:Yes)、ステップST5に移行する。
ステップST5において走行制御部101は、第2クラッチC2の開放制御を行って第2クラッチC2を開放させた後、ステップST6に移行する。ステップST6において走行制御部101は、エンジン1内部の燃焼を停止して、エンジン1を自動停止させる。ステップST5,ST6の制御は、フリーラン開始制御である。その後、ステップST7に移行する。
ステップST7において走行制御部101は、CVT5の変速比γをステップST1において検出した変速比に維持する。なお、ステップST6,ST7は同時に実行しても良く、この場合、フリーラン開始時にCVT5の変速比γが固定される。車両Veがフリーラン中、走行制御部101は各プーリ51,52のV溝幅をフリーラン開始時のV溝幅に維持させる。この場合、プライマリプーリ51の推力とセカンダリプーリ52の推力との比(シーブ推力比)が維持される。すなわち、走行制御部101は、各プーリ51,52のV溝幅が変化しないように、プライマリ圧Pinとセカンダリ圧Poutとの油圧比(油圧バランス)を制御する。したがって、走行制御部101は、その油圧比をフリーラン開始時の状態に維持させる制御(変速比維持制御)を実行する。これにより、CVT5の変速比γがフリーラン開始時の値に維持される。この状態においては、CVT5の回転が停止しているので、フリーラン開始前の油圧よりも低い油圧であっても、各プーリ51,52のV溝幅をフリーラン開始時の状態に維持できる。さらに、ステップST8に移行して、走行制御部101は、車両Veがフリーラン中に車速Vを検出する。その後、ステップST9に移行する。
ステップST9において判定部104は、走行制御部101により検出された車速Vが所定車速VC2未満であるか否かを判定する。判定部104が、車速Vが所定車速VC2未満であると判定した場合、ステップST10に移行する。
ステップST10において走行制御部101は、第2クラッチC2に対する制御を、開放制御からスリップ制御に切り替える。ここで、図6の(c)のグラフに示すように、フリーラン中での第2クラッチC2の下流側における出力軸7の第2出力軸回転数Nout2は、車速Vに比例している。第2クラッチC2に対するスリップ制御によって、駆動輪11から出力軸7を通じて伝達されるトルクが第2クラッチC2で弱められ、上流側のセカンダリプーリ52が所定の第1出力軸回転数Nout1tgtによって回転される。このとき、所定の第1出力軸回転数Nout1tgtは、出力軸7の第2出力軸回転数Nout2より目標スリップ回転数だけ低い回転数になるように制御される。換言すると、第2クラッチC2は、セカンダリプーリ52の回転数が所定の第1出力軸回転数Nout1tgtになるように、目標スリップ回転数だけスリップするように制御される。セカンダリプーリ52の回転に伴って、CVT5から入力軸3およびトルクコンバータ2を通じて、エンジン1にトルクが伝達される。これにより、エンジン1は、燃料の供給が停止された状態で、極めて低速で回転し始める。その後、ステップST11に移行する。
ステップST11において走行制御部101は、目標変速比制御を行う。目標変速比制御においては、図6の(b)の車速に応じた目標変速比のグラフに示すように、変速比設定部103が、最小変速比γminと最大変速比γmaxの間において目標変速比γtgtを設定する。なお、図6の(b)に示す車速Vに応じた目標変速比のデータは、変速比設定部103に格納されている。ここで、目標変速比γtgtは、フリーラン復帰時における応答性も考慮して、図6の(a)に示すコースト線に基づいて算出された変速比を採用するのが好ましい。そして、走行変速制御手段としての走行制御部101が、CVT5の変速制御を実行して、CVT5の変速比γを目標変速比γtgtに向けて変化させる。例えば、変速比γを目標変速比γtgtに向けて増大させるダウンシフト制御を実行する場合、走行制御部101は、プライマリ油圧シリンダ51c内のオイルを排出してプライマリ圧Pinを低下させることによって、プライマリプーリ51のV溝幅を広くさせる。これにより、CVT5の変速比γが目標変速比γtgtに向けて増大する。逆に、目標変速比γtgtに向けてアップシフト制御を行う場合には、逆の制御を行えば良い。そして、図6の(a)、(b)、および(c)に示すように、所定の第1出力軸回転数Nout1tgtが所定車速VC2以下の車速Vに応じて変わらない状態において、入力軸3の入力軸回転数Ninは、CVT5の目標変速比γtgtへの変速に応じた回転数になる。その後、ステップST12に移行する。ステップST12においては、ステップST8と同様にして走行制御部101が車速Vを検出する。
続いて、ステップST13に移行して判定部104は、ステップST12において検出した車速Vが、あらかじめ設定されたヒステリシス速度Vhysを所定車速VC2に加算した速度(VC2+Vhys)以上であるか否かを判定する。ここで、この判定部104による判定の基準を所定車速VC2にヒステリシス速度Vhysだけ増加させた速度にしているのは、第2クラッチC2の開放制御とスリップ制御との間において、制御の切替えが繰り返されるハンチングを防止するためである。判定部104が、車速Vはヒステリシス速度Vhysと所定車速VC2との合計速度未満であると判定した場合(ステップST13:No)、ステップST14に移行する。
ステップST14において判定部104は、フリーランから通常走行に復帰させる条件(フリーラン復帰条件)が成立するか否かを判定する。フリーラン復帰条件として、アクセルがオン(アクセルOn)である場合や、ブレーキがオン(ブレーキOn)である場合が含まれる。アクセルOnやブレーキOnという運転者要求によるフリーラン復帰指示がある場合、フリーラン復帰条件が成立(ステップST14:Yes)してステップST15に移行する。なお、フリーラン復帰条件として、消費電力や、バッテリの充電状態(SOC)や、トランスミッションの油温などが含まれてもよい。これらはシステム要求のフリーラン復帰指示となる。一方、フリーラン復帰条件が成立しない場合(ステップST14:No)、ECU100はステップST11に復帰して、ステップST11〜ST13の処理を繰り返す。ここで、アクセルOnとは、運転者がアクセルペダルを踏み込んだことである。アクセル開度が零より大きい場合にアクセルOnとなる。ブレーキOnとは、運転者がブレーキペダルを踏み込んだことである。ブレーキ踏力やブレーキストローク量が零よりも大きい場合にブレーキOnとなる。
ステップST15に移行すると、復帰制御部102は、エンジン1を再始動させる。続いて、ステップST16に移行すると、復帰制御部102が第2クラッチC2を係合させる。ステップST15,ST16を実行することにより、第2クラッチC2が係合し、かつエンジン1が駆動することになるため、フリーラン状態が終了して、復帰制御が完了する。すなわち、フリーランから復帰するとは、車両Veのフリーラン中にECU100がエンジン1を再始動させるとともに、第2クラッチC2を係合させることである。フリーランから通常走行に復帰させることにより、制御ルーチンが終了する。
ステップST14〜ST16の制御が、フリーランから通常走行に復帰する制御(復帰制御)である。復帰制御部102は、第2クラッチC2を係合させる前に、エンジン1を再始動させてCVT5の回転を再開させているとともに、CVT5の変速制御(ダウンシフト)を実行する。すなわち、エンジン1を再始動させるタイミングと第2クラッチC2を係合させるタイミングとは異なる。そして、エンジン1が再始動されてCVT5のダウンシフト制御が開始された後に、第2クラッチC2が係合されることになる。
さて、ステップST4において、車速Vが所定車速VC2未満であった場合(ステップST4:No)、ステップST17に移行して、ステップST10と同様にして走行制御部101によって第2クラッチC2に対するスリップ制御が行われる。この時点においてエンジン1は駆動しているため、図6に示すグラフにおいては最もハイギヤからダウンシフトされた状態となった後、ステップST18に移行する。
ステップST18においては、エンジン1に対する燃料の供給が停止されて、エンジン1は非自立状態になる。この時点で、第2クラッチC2に対してスリップ制御が行われていることから、駆動輪11からのトルクはスリップ状態の第2クラッチC2を介して弱められつつ、CVT5および入力軸3を通じてエンジン1まで伝達される。これにより、エンジン1は極めて低回転数で回転を継続する。その後、ステップST11に移行する。
また、ステップST9において、車速Vが所定車速VC2以上であった場合(ステップST9:No)、ステップST19に移行して、ステップST14と同様に判定部104によってフリーラン復帰条件が成立するか否かが判定される。フリーラン復帰条件が成立しない場合(ステップST19:No)、ステップST7に復帰して、ステップST7〜ST9が繰り返し実行される。一方、フリーラン復帰条件が成立する場合(ステップST19:Yes)、ステップST15に移行して、復帰制御が行われる。
さらに、ステップST13において、判定部104が、車速Vはヒステリシス速度Vhysと所定車速VC2との合計速度以上であると判定した場合(ステップST13:Yes)、ステップST20に移行する。この場合、種々の原因によって車速Vは増加していることになる。また、ステップST20に移行する時点では、走行制御部101によって第2クラッチC2に対してスリップ制御が行われている。そこで、ステップST20においては、走行制御部101により第2クラッチC2に対して開放制御に切り替えられる。その後、ステップST7に移行して、ステップST7〜ST13や必要に応じてステップST19が繰り返し実行される。
以上説明した本発明の第1の実施形態によれば、WCVTを備えた車両Veにおいて、フリーラン実行条件が成立した際または成立後に、車速Vが所定車速VC2以上になった場合に第2クラッチC2に対して開放制御を行い、所定車速VC2未満になった場合に第2クラッチC2に対してスリップ制御を行っていることにより、フリーラン中において車速Vが低くなった場合であってもCVT5を回転させて変速させることができるので、フリーラン復帰時における応答性を向上できるとともにドライバビリティを確保することができる。
また、本発明者の知見によれば、フリーランからの復帰時において第2クラッチC2の係合前にCVT5を変速させる場合、次のような問題があった。図7は、この問題を説明するためのタイミングチャートである。
図7中破線囲み部分に示すように、フリーラン復帰指示を検出(時間t4)してフリーラン復帰制御が開始されると、復帰制御部102はエンジン始動制御を実行してエンジン1を再始動させて、エンジン1が自立状態になる(時間t5)。その際のエンジン回転数Neは自立回転数となる。エンジン1が自立状態になると、燃料供給・点火によりエンジントルクを出力し始めるとともに、エンジン回転数Neが上昇し始めてCVT5が回転し始めるので、入力軸回転数Ninと第1出力軸回転数Nout1とが零から上昇し始める。そのため、時間t5において、CVT5のベルト53が滑らないように、各プーリ51,52のプライマリ圧Pinおよびセカンダリ圧Poutを上昇させる。なお、時間t4以降にエンジン始動制御が実行されてCVT5が回転し始めると、プライマリプーリ51とセカンダリプーリ52とが同時に回転し始めるため、入力軸回転数Nin(=タービン回転数Nt)と第1出力軸回転数Nout1とが同時に零から上昇し始める。
また、時間t5から、復帰制御部102はCVT5のダウンシフト制御を開始すると、入力軸回転数Ninが上昇し始める。さらに、復帰制御部102は、CVT5をダウンシフトさせている最中、第2クラッチ圧PC2を、第2クラッチC2が伝達トルク容量を生じない範囲内の油圧に制御する。この場合、第2クラッチ圧PC2は零よりも大きい所定油圧に維持されている。そして、CVT5の変速比γが目標変速比γtgtに到達すると、ダウンシフト制御が完了する(時間t6)。時間t6において、CVT5の変速比γが目標変速比γtgtになると、第1出力軸回転数Nout1が第2出力軸回転数Nout2と同期するため、ECU100は時間t6から第2クラッチC2の係合制御を開始する。なお、時間t5〜t6間は、CVT5をダウンシフトさせている最中であって、CVT5の実際の変速比γactは連続的に増大している。
以上のようなフリーラン復帰制御においては、応答性の観点からCVT5における変速をできる限り早く行う必要があった。そのため、電動オイルポンプ43において、大きな消費電力が必要になって大型化が必要になり、コストが増加するという問題があった。これに対し、上述した第1の実施形態によれば、フリーラン中に第2クラッチC2に対してスリップ制御を行うことによって、CVT5を回転させて変速比を目標変速比γtgtに向けて回転させているので、応答性を確保しつつ、電動オイルポンプ43の消費電力を抑制して大型化を抑制し、コストの低減を図ることが可能になる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態によるフリーラン制御方法について説明する。図8は、(a)に第2の実施形態によるフリーラン中の変速マップを示し、(b)に第2の実施形態によるフリーラン中の車速に応じた目標変速比のグラフを示し、(c)に車速に応じた、入力軸回転数の下限値、第1出力軸回転数の下限値、目標とする第1出力軸回転数、および第2出力軸回転数を示す図である。
図8に示すように、この第2の実施形態においては、第1の実施形態と異なり、スリップ制御による目標スリップ量を、車両Veの車速Vに応じて変化させる。すなわち、プライマリプーリ51およびセカンダリプーリ52の回転数が、変速制御可能な回転数を維持するように、リニアソレノイドバルブSL2が第2クラッチ圧PC2を調圧して、第2クラッチC2のスリップ回転数を制御する。
具体的に、図8の(a)は、第1の実施形態と同様の変速マップである。また、図8の(b)に示すように、フリーラン中における目標変速比γtgtについては、第1の実施形態と同様にして、コースト線に基づいて決定される。
図8の(c)においては、フリーラン中での変速制御のために最低限必要とされる、プライマリプーリ51の回転数Ninlmtおよびセカンダリプーリ52の回転数Noutlmtに基づいて、目標とする入力軸回転数Nintgtが、以下の(1)式に従ったMAXセレクトによって決定された状態を示す。
Nintgt=max(Ninlmt,Noutlmt×γtgt) …(1)
さらに、このときの第2クラッチC2の上流側における目標とする第1出力軸回転数Nout1tgtは、以下の(2)式によって決定される。
Nout1tgt=Nintgt/γtgt …(2)
なお、(1)式に従ったMAXセレクトは、目標変速比γtgtが、以下の(3)式で定義される変速比γlmtをまたぐ点で選択が切り替わる。
γlmt=Ninlmt/Noutlmt …(3)
そして、第1の実施形態と同様に、第2クラッチC2のスリップ制御における目標スリップ回転数は、第2出力軸回転数Nout2と第1出力軸回転数Nout1tgtとの差(Nout2−Nout1tgt)になる。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
以上説明した第2の実施形態においては、第1の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、目標とする第1出力軸回転数Nout1tgtを車速に応じて変化させて、CVT5のプライマリプーリ51およびセカンダリプーリ52の回転数を、変速制御可能な回転数に維持していることにより、フリーラン中における第2クラッチC2のスリップ制御時において、変速制御性能を確保しつつ、エンジン回転数Neを極力低くすることができるので、フリーランの実施距離を増加させることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態によるフリーラン制御方法について説明する。図9は、この第3の実施形態によるフリーラン制御方法を説明するためのフローチャートである。
図9に示すように、この第3の実施形態においては、ステップST31〜ST43、およびステップST46〜ST52がそれぞれ、第1の実施形態におけるステップST1〜ST13およびステップST14〜ST20と同様である。そして、ステップST43においてステップST13と同様に、判定部104が車速Vは所定車速VC2とヒステリシス速度Vhysとの合計速度(VC2+Vhys)未満であると判定した場合(ステップST43:No)、スリップ制御を継続しつつステップST44に移行する。
ステップST44においてはスリップ制御が継続されているため、第1の実施形態と異なり、走行制御部101は、例えば以下の(4)〜(6)式に基づいて、第2クラッチC2の温度を推定する。なお、第2クラッチC2の温度とは、第2クラッチC2を構成する摩擦材やセパレータプレートなどの構成部品の温度である。
(4)式は、発熱量Qinを推定する式である。発熱量Qinは、伝達トルクTslipとスリップ回転数(Nout2−Nout1)との積を、第2クラッチC2に対するスリップ開始の時刻T1から温度の推定を行った時刻T2まで時間積分することによって推定できる。
Figure 2017026008
(5)式は、放熱量Qoutを推定する式である。放熱量は、潤滑流量Qlub、第1出力軸回転数Nout1、および第2出力軸回転数Nout2を変数とした関数fによって推定できる。
Figure 2017026008
(6)式は、第2クラッチC2の推定温度TC2を算出する式である。推定温度TC2は、(4)式によって得られた発熱量Qin、(5)式によって得られた放熱量Qout、および第2クラッチC2を構成する構成部品の熱容量Coutを変数とした関数gによって算出できる。その後、ステップST45に移行する。
Figure 2017026008
ステップST45において、判定部104によって、第2クラッチC2の推定温度TC2が所定温度TC2lmtより高いか否かが判定される。判定部104が、第2クラッチC2の推定温度TC2は所定温度TC2lmtより高いと判定した場合(ステップST45:Yes)、ステップST47に移行する。ステップST47においては、運転者からのフリーランの復帰指示の有無にかかわらず、ステップST15と同様にしてエンジン1の再始動を行う。
一方、判定部104が、第2クラッチC2の推定温度TC2は所定温度TC2lmt以下であると判定した場合(ステップST45:No)、ステップST46に移行する。ステップST46においては、ステップST14と同様にフリーラン復帰条件の成立不成立が判定される。その他の構成については、第1の実施形態と同様である。
第3の実施形態においては、第1の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、第2クラッチC2に対するスリップ制御中に、第2クラッチC2からの発熱量および放熱量から、第2クラッチC2の構成部品の温度を推定して常時監視していることにより、第2クラッチC2の構成部品の温度が所定温度を超えた場合には、運転者からのフリーランの復帰指示がなくても、フリーランから強制的に復帰させることができるので、第2クラッチC2の耐久性を確保することができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の一実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いてもよい。
例えば、上述の実施形態においては、第2クラッチC2を開放してフリーランを行っているが、第1クラッチC1を開放することによって、フリーランを行うようにしても良い。この場合、上述した第2クラッチC2の代わりに、第1クラッチC1に対してフリーラン中におけるスリップ制御を実行する。
1 エンジン
2 トルクコンバータ
3 入力軸
5 無段変速機
6 ギヤ列
7 出力軸
10 駆動軸
11 駆動輪
31 車速センサ
100 ECU
101 走行制御部
102 復帰制御部
103 変速比設定部
104 判定部
200 油圧制御装置
C1 第1クラッチ
C2 第2クラッチ
S1 ドグクラッチ

Claims (1)

  1. エンジンと、無段変速機と、動力伝達経路中で前記無段変速機と駆動輪との間に設けられたクラッチと、を備えた車両を制御する車両制御装置において、
    前記無段変速機における前記車両の車速に応じた目標変速比を設定する変速比設定手段と、
    前記車両の走行中に所定の実行条件が成立かつ車速が所定速度以上である場合、前記クラッチを開放させるとともに前記エンジン内への燃料の供給が停止した状態にして前記車両を惰性走行させ、前記車両の走行中に前記所定の実行条件が成立かつ車速が前記所定速度未満である場合、前記クラッチをスリップ状態にするとともに前記エンジン内への燃料の供給を停止した状態にして、前記無段変速機の変速比を、あらかじめ検出した変速比から前記変速比設定手段が設定した目標変速比に変化させる走行変速制御手段と、を備える
    ことを特徴とする車両制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018006895A1 (de) * 2016-07-04 2018-01-11 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Verfahren zur steuerung eines segelbetriebes eines fahrzeuges mit einer automatisierten kupplung
JP2018105416A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 ダイハツ工業株式会社 車両用制御装置
CN110094474A (zh) * 2018-01-29 2019-08-06 丰田自动车株式会社 车辆用动力传递装置的控制装置
US11041535B2 (en) 2019-06-28 2021-06-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus for synchronous meshing mechanism

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