JP2017015696A - 相対角度検出装置、トルクセンサ、電動パワーステアリング装置及び車両 - Google Patents

相対角度検出装置、トルクセンサ、電動パワーステアリング装置及び車両 Download PDF

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和広 大平
昌樹 桑原
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昌樹 桑原
杉田 澄雄
Sumio Sugita
澄雄 杉田
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Abstract

【課題】トルク検出範囲を拡大するのに好適な相対角度検出装置、この相対角度検出装置を備えるトルクセンサ、電動パワーステアリング装置及び車両を提供する。【解決手段】同軸上に配置されている入力軸22a及び出力軸22bのうち入力軸22aと同期回転する第1多極リング磁石10の回転角度θisに応じたsin(θos+Δθ)を表す第1サイン信号及びcos(θos+Δθ)を表す第1コサイン信号と、出力軸22bと同期回転する第2多極リング磁石11の回転角度θosに応じたsinθosを表す第2サイン信号及びcosθosを表す第2コサイン信号に基づき、入力軸22aと出力軸22bとの相対角度Δθに応じたsinΔθ及びcosΔθを演算し、Δθ=arctan(sinΔθ/cosΔθ)から相対角度Δθを演算する。【選択図】図6

Description

本発明は、相対角度検出装置、トルクセンサ、電動パワーステアリング装置及び車両に関する。
従来、トーションバーの両端に多極リング磁石をそれぞれ配置し、これら多極リング磁石の回転変位に応じた磁束を磁気センサで検出し、検出した磁束から捩れ角を演算して、この捩れ角からトルク値を検出する技術として、例えば、特許文献1に開示された技術がある。
この技術は、多極リング磁石のそれぞれに、電気角で90°の位相差を持たせた2つの磁気センサを設け、計4つの磁気センサの出力から捩れ角に対するsinΔθ(二乗値加算値Z)を演算し、このsinΔθからトルク値を検出している。
特開2013−24638号公報
しかしながら、上記特許文献1の従来技術は、sinΔθ(二乗値加算値Z)のみを算出し、その直線部分をトルク値として利用している。これは、sinΔθの直線部分を超える捩れ角領域では捩れ角が一意的に算出できないためである。そのため、直線部分を超える領域をトルク検出範囲として利用できないといった課題がある。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、トルク検出範囲を拡大するのに好適な相対角度検出装置、この相対角度検出装置を備えるトルクセンサ、電動パワーステアリング装置及び車両を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る相対角度検出装置は、周方向に異なる磁極が交互に等配され且つ同軸上に配置されている第1回転軸及び第2回転軸のうち前記第1回転軸と同期回転する第1多極リング磁石と、周方向に異なる磁極が交互に等配され且つ前記第1回転軸及び前記第2回転軸のうち前記第2回転軸と同期回転する第2多極リング磁石と、前記第1多極リング磁石の回転角度θに応じた磁束を検出してsinθを表す第1サイン信号及びcosθを表す第1コサイン信号を出力する第1回転角度センサと、前記第2多極リング磁石の回転角度θに応じた磁束を検出してsinθを表す第2サイン信号及びcosθを表す第2コサイン信号を出力する第2回転角度センサと、前記第1サイン信号及び前記第1コサイン信号と、前記第2サイン信号及び前記第2コサイン信号とに基づき、前記第1回転軸と前記第2回転軸との相対角度Δθに応じたsinΔθ及びcosΔθを演算し、Δθ=arctan(sinΔθ/cosΔθ)から前記相対角度Δθを演算する相対角度演算部とを備える。
また、本発明の第2の態様に係るトルクセンサは、上記第1の態様に係る相対角度検出装置によって、トーションバーで連結された入力軸及び出力軸の相対角度Δθを検出し、その相対角度Δθから前記入力軸及び出力軸に生じるトルクを演算するトルク演算部を備える。
また、本発明の第3の態様に係る電動パワーステアリング装置は、上記第2の態様に係るトルクセンサを備える。
また、本発明の第4の態様に係る車両は、上記第3の態様に係る電動パワーステアリング装置を備える。
本発明によれば、相対角度Δθに応じたsinΔθ及びcosΔθを演算し、演算したsinΔθをcosΔθで除算した値のアークタンジェントを演算することで相対角度Δθを演算するようにした。これによって、例えば、トルクセンサに適用した場合にsinΔθの直線部分を超える捩れ角領域でもトルクを演算することが可能となる。その結果、より幅広いトルク検出範囲に対応することが可能となる。また、同じトルク検出範囲でも、sinΔθの全体の情報を活用できるため、検出トルク値の分解能を高くすることが可能となる。また、arctan(sinΔθ/cosΔθ)を演算するといった1回の演算で相対角度Δθを演算することができるため、より高精度なトルク値を演算することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る車両の一構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る第1の相対角度検出装置の第1のセンサ部の一構成例を模式的に示す斜視図である。 (a)は、本発明の第1実施形態に係る第1の相対角度検出装置の第1のセンサ部を正面から見た図であり、(b)は、(a)のA−A断面図、(c)は、(a)のB−B断面図である。 本発明の第1実施形態に係る第1のトルクセンサの一構成例を示す図である。 (a)は、sinθisを示す波形図であり、(b)は、cosθisを示す波形図である。 本発明の第1実施形態に係る相対角度演算部の一構成例を示すブロック図である。 (a)は、sinΔθを示す波形図であり、(b)は、cosΔθを示す波形図である。 入力捩れ角と算出した捩れ角(相対角度Δθ)との関係を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る第2の相対角度検出装置の第2のセンサ部の一構成例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る第3の相対角度検出装置の第3のセンサ部の一構成例を示す斜視図である。 (a)は、本発明の第1実施形態に係る第3の相対角度検出装置の第3のセンサ部を正面から見た模式図であり、(b)は、(a)のC−C断面図、(c)は、(a)のD−D断面図である。 本発明の第3実施形態に係る第3のトルクセンサの一構成例を示す図である。 (a)は、本発明の第4実施形態に係る第4の相対角度検出装置の第4のセンサ部の一構成例を示す斜視図であり、(b)は、(a)の第1サイン光学センサ64を含む軸方向部分断面図である。 本発明の第4実施形態に係る第4のトルクセンサの一構成例を示す図である。 (a)は、本発明の第5実施形態に係る第5の相対角度検出装置の第5のセンサ部の一構成例を示す斜視図であり、(b)は、(a)の第5回転角度センサを表面側から見た平面図であり、(c)は、(a)の第5回転角度センサを裏面側から見た平面図である。 本発明の第5実施形態に係る第5のトルクセンサの一構成例を示す図である。 (a)は、本発明の第6実施形態に係る第6の相対角度検出装置の第6のセンサ部の一構成例を示す斜視図であり、(b)は、(a)の第7回転角度センサを曲面側から見た平面図であり、(c)は、(a)の第7回転角度センサを曲面とは反対側の面から見た平面図である。 本発明の第6実施形態に係る第6のトルクセンサの一構成例を示す図である。
次に、図面を参照して、本発明の第1〜第6実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、部材ないし部分の縦横の寸法や縮尺は実際のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法や縮尺は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す第1〜第6実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(第1実施形態)
(構成)
第1実施形態に係る車両3は、図1に示すように、左右の転舵輪となる前輪3FR及び3FLと後輪3RR及び3RLを備えている。前輪3FR及び3FLは、電動パワーステアリング装置2によって転舵される。
電動パワーステアリング装置2は、図1に示すように、ステアリングホイール21と、ステアリングシャフト22と、第1のトルクセンサ1と、第1のユニバーサルジョイント24と、ロアシャフト25と、第2のユニバーサルジョイント26とを備える。
電動パワーステアリング装置2は、更に、ピニオンシャフト27と、ステアリングギヤ28と、タイロッド29と、ナックルアーム30とを備える。
ステアリングホイール21に運転者から作用された操舵力は、ステアリングシャフト22に伝達される。このステアリングシャフト22は、入力軸22aと出力軸22bとを有する。入力軸22aの一端はステアリングホイール21に連結され、他端は第1のトルクセンサ1を介して出力軸22bの一端に連結されている。
そして、出力軸22bに伝達された操舵力は、第1のユニバーサルジョイント24を介してロアシャフト25に伝達され、さらに、第2のユニバーサルジョイント26を介してピニオンシャフト27に伝達される。このピニオンシャフト27に伝達された操舵力はステアリングギヤ28を介してタイロッド29に伝達される。更に、このタイロッド29に伝達された操舵力はナックルアーム30に伝達され、前輪3FR及び3FLを転舵させる。
ここで、ステアリングギヤ28は、ピニオンシャフト27に連結されたピニオン28aとこのピニオン28aに噛合するラック28bとを有するラックアンドピニオン形式に構成されている。従って、ステアリングギヤ28は、ピニオン28aに伝達された回転運動をラック28bで車幅方向の直進運動に変換している。
また、ステアリングシャフト22の出力軸22bには、操舵補助力を出力軸22bに伝達する操舵補助機構31が連結されている。
操舵補助機構31は、出力軸22bに連結した例えばウォームギヤ機構で構成される減速ギヤ32と、この減速ギヤ32に連結された操舵補助力を発生する電動モータ33と、電動モータ33のハウジングに固定支持されたEPS制御ユニット34とを備えている。
電動モータ33は、3相ブラシレスモータであり、図示しない環状のモータロータと環状のモータステータとを備えている。モータステータは、径方向内側に突出する複数の極歯を円周方向に等間隔に備えて構成され、各極歯には励磁用コイルが巻き回されている。そして、モータステータの内側に、モータロータが同軸に配設されている。モータロータは、モータステータの極歯と僅かの空隙(エアギャップ)をもって対向しかつ外周面に円周方向に等間隔に設けられた複数の磁石を備えて構成されている。
モータロータはモータ回転軸に固定されており、モータステータのコイルにEPS制御ユニット34を介して3相交流電流を流すことでモータステータの各歯が所定の順序に励磁されてモータロータが回転し、この回転に伴ってモータ回転軸が回転する。
EPS制御ユニット34は、図示しないが、電流指令演算回路と、モータ駆動回路とを備えている。また、EPS制御ユニット34には、図1に示すように、車速センサ35で検出された車速Vと、直流電圧源としてのバッテリ36から直流電流が入力されている。
電流指令演算回路は、車速センサ35からの車速Vと、第1のトルクセンサ1からの操舵トルクTsと、電動モータ33からのモータ回転角度θmとに基づき、電動モータ33を駆動するための電流指令値を演算する。
モータ駆動回路は、例えば3相インバータ回路から構成され、電流指令演算回路からの電流指令値に基づき電動モータ33を駆動する。
第1のトルクセンサ1は、ステアリングホイール21に付与されて入力軸22aに伝達された操舵トルクTsを検出する。
具体的に、第1のトルクセンサ1は、図2及び図4に示すように、第1の相対角度検出装置100と、トルク演算部19とを備える。
第1の相対角度検出装置100は、第1のセンサ部101と、相対角度演算部18とを備える。
第1のセンサ部101は、図2に示すように、第1多極リング磁石10及び第2多極リング磁石11と、ばね鋼等の弾性部材から構成されたトーションバー22cと、を備えている。
更に、第1のセンサ部101は、第1多極リング磁石10の径方向外側に設けられた、第1多極リング磁石10の回転角度を検出する第1回転角度センサ12と、第2多極リング磁石11の径方向外側に設けられた、第2多極リング磁石11の回転角度を検出する第2回転角度センサ13とを備えている。
第1実施形態では、第1多極リング磁石10を、入力軸22aの出力軸22b側端部(理想的にはトーションバー22cの連結位置)に入力軸22aと同期回転可能に取付けている。更に、第2多極リング磁石11を、出力軸22bの入力軸22a側端部(理想的にはトーションバー22cの連結位置)に出力軸22bと同期回転可能に取付けている。
また、第1実施形態の第1多極リング磁石10及び第2多極リング磁石11は、例えば磁性体リングの外周面の部位を等間隔にS極及びN極の一方の磁極に着磁することで得られる。
具体的に、第1多極リング磁石10及び第2多極リング磁石11は、図3(a)のA−A断面及びB−B断面である図3(b)及び(c)に示すように、例えば図に網がけしてある部分がN極、網がけのない部分がS極といったように、周方向に異なる磁極が交互に等配されている。
また、第1多極リング磁石10及び第2多極リング磁石11の周方向に隣接するS極及びN極の磁極の一組から磁極対が構成される。
また、第1多極リング磁石10及び第2多極リング磁石11は、必要な磁束密度に応じて、例えば、ネオジム磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石等から構成することが可能である。
第1回転角度センサ12及び第2回転角度センサ13は、第1回転軸である入力軸22aとも第2回転軸である出力軸22bとも同期回転しない固定部位に設けられている。第1回転角度センサ12及び第2回転角度センサ13は、それぞれ、第1多極リング磁石10及び第2多極リング磁石11の回転角度に応じてサイン信号及びコサイン信号を出力するものである。
具体的に、第1回転角度センサ12は、図2及び図3(b)に示すように、磁極ピッチに対して電気角で90°分だけ移相させて(90°の位相差を有する状態に)配置された第1サイン磁気センサ14及び第1コサイン磁気センサ15を備える。また、第2回転角度センサ13は、図2及び図3(c)に示すように、磁極ピッチに対して電気角で90°分だけ移相させて(90°の位相差を有する状態に)配置された第2サイン磁気センサ16及び第2コサイン磁気センサ17を備える。
第1サイン磁気センサ14は、第1多極リング磁石10の回転角度に応じて第1サイン信号を出力し、第1コサイン磁気センサ15は、第1多極リング磁石10の回転角度に応じて第1コサイン信号を出力する。
また、第2サイン磁気センサ16は、第2多極リング磁石11の回転角度に応じて第2サイン信号を出力し、第2コサイン磁気センサ17は、第2多極リング磁石11の回転角度に応じて第2コサイン信号を出力する。
これら出力された、第1サイン信号、第1コサイン信号、第2サイン信号及び第2コサイン信号は、相対角度演算部18に入力される。
第1実施形態では、第1サイン磁気センサ14及び第1コサイン磁気センサ15を、これらの検出部が第1多極リング磁石10の磁極面と対向するように、第1多極リング磁石10に対してラジアル方向に対向させて配置している。また、第2サイン磁気センサ16及び第2コサイン磁気センサ17を、これらの検出部が第2多極リング磁石11の磁極面と対向するように、第2多極リング磁石11に対してラジアル方向に対向させて配置している。
また、これら磁気センサ14、15、16及び17には、例えば、ホール素子、ホールIC、磁気抵抗効果(MR:Magneto Resistance effect)センサなどを用いることが可
能である。
相対角度演算部18は、入力された第1サイン信号、第1コサイン信号、第2サイン信号及び第2コサイン信号に基づき第1多極リング磁石10と第2多極リング磁石11との相対角度(即ち入力軸22aと出力軸22bとの相対角度)Δθを算出する。相対角度演算部18は、算出した相対角度Δθをトルク演算部19に出力する。
トルク演算部19は、相対角度演算部18から入力された相対角度Δθに基づき、操舵トルクTsを演算する。トーションバーで連結される二軸の相対角度Δθが得られれば、トーションバーの断面二次極モーメント、横弾性係数、長さ、径などを用いて周知の算出方法によってトルクを算出することができる。
次に、相対角度演算部18の詳細な構成を説明する。
相対角度演算部18は、図6に示すように、sinΔθ演算部181と、cosΔθ演算部182と、Δθ演算部183とを備える。
第1実施形態では、第1多極リング磁石10の回転角度(電気角度)をθisとし、第2多極リング磁石11の回転角度(電気角度)をθosとする。また、ステアリングホイール21が操舵されて入力軸22aが回動した場合に、θosを所定角度で固定し、θisが変化することとして、「sinθis=sin(θos+Δθ)」、「cosθis=cos(θos+Δθ)」と表すこととする。
即ち、第1実施形態では、図4に示すように、第1サイン磁気センサ14からsin(θos+Δθ)を表す第1サイン信号が出力され、第1コサイン磁気センサ15からcos(θos+Δθ)を表す第1コサイン信号が出力されることとする。また、第2サイン磁気センサ16からsinθosを表す第2サイン信号が出力され、第2コサイン磁気センサ17からcosθosを表す第2コサイン信号が出力されることとする。
以下、第1サイン信号、第1コサイン信号、第2サイン信号、第2コサイン信号を、「sin(θos+Δθ)」、「cos(θos+Δθ)」、「sinθos」、「cosθos」と記載する場合がある。
sinΔθ演算部181は、下式(1)及び(2)に従ってsinΔθを演算する。
TMs={sinθos+cos(θos+Δθ)}2+{cosθos−sin(θ os+Δθ)}2 ・・・(1)
sinΔθ=−TMs/2+1 ・・・(2)
上式(2)は、上式(1)を三角関数の加法定理等を用いて変形することで求まる式である。
具体的に、sinΔθ演算部181は、上式(1)に従って、第2サイン磁気センサ16から入力されたsinθosと第1コサイン磁気センサ15から入力されたcos(θos+Δθ)との加算値の二乗値を算出する。更に、第2コサイン磁気センサ17から入力されたcosθosから第1サイン磁気センサ14から入力されたsin(θos+Δθ)を減算した減算値の二乗値を算出する。そして、これら算出した二乗値を足し合わせることでTMsを算出する。
引き続き、sinΔθ演算部181は、上式(2)に従って、算出したTMsを2で除算したものを1から減算することでsinΔθを算出する。sinΔθ演算部181は、算出したsinΔθを、Δθ演算部183に出力する。
cosΔθ演算部182は、下式(3)及び(4)に従ってcosΔθを演算する。
TMc={sinθos+sin(θos+Δθ)}2+{cosθos+cos(θos+Δθ)}2 ・・・(3)
cosΔθ=TMc/2−1 ・・・(4)
上式(4)は、上式(3)を三角関数の加法定理等を用いて変形することで求まる式である。
具体的に、cosΔθ演算部182は、上式(3)に従って、第2サイン磁気センサ16から入力されたsinθosと第1サイン磁気センサ14から入力されたsin(θos+Δθ)との加算値の二乗値を算出する。更に、第2コサイン磁気センサ17から入力されたcosθosと第1コサイン磁気センサ15から入力されたcos(θos+Δθ)との加算値の二乗値を算出する。そして、これら算出した二乗値を足し合わせることでTMcを算出する。
引き続き、cosΔθ演算部182は、上式(4)に従って、算出したTMcを2で除算したものから1を減算することでcosΔθを算出する。cosΔθ演算部182は、算出したcosΔθを、Δθ演算部183に出力する。
例えば、ステアリングホイール21が中立位置にある状態から、ステアリングホイール21が操舵されて入力軸22aが回動した場合に、θosを「0°」で固定し、θisが変化することとする。
θosを「0°」で固定した「sinθos=0」及び「cosθos=1」の状態では、sinθisは、図5(a)に示すように、ステアリングホイール21が中立位置でΔθが「0°」のときに「0」となり、Δθが「90°」のときに「1」、「−90°」のときに「−1」となる。一方、cosθisは、図5(b)に示すように、中立位置でΔθが「0°」のときに「1」となり、Δθが「90°」及び「−90°」で「0」となる。
この場合、上式(1)及び(2)に従って算出されるsinΔθは、例えば、図7(a)に示すように、Δθが「0°」のときに「0」となり、Δθが「90°」のときに「1」、「−90°」のときに「−1」となるサイン曲線上の値となる。
また、上式(3)及び(4)に従って算出されるcosΔθは、例えば、図7(b)に示すように、Δθが「0°」のときに「1」となり、Δθが「90°」及び「−90°」のときに「0」となるコサイン曲線上の値となる。
Δθ演算部183は、下式(5)に従って相対角度Δθを演算する。
Δθ=arctan(sinΔθ/cosΔθ) ・・・(5)
具体的に、Δθ演算部183は、sinΔθ演算部181から入力されたsinΔθと、cosΔθ演算部183から入力されたcosΔθとから、上式(5)に従って、sinΔθをcosΔθで除算した値のアークタンジェントを演算することで相対角度Δθを演算する。相対角度演算部18は、算出した相対角度Δθをトルク演算部19に出力する。
この算出された相対角度(捩れ角度)Δθは、図8に示すように、入力される捩れ角度と1:1の関係となる角度となる。即ち、上式(1)〜(5)に従って、相対角度Δθを演算することで、ステアリングホイール21の操舵角に依存しない捩れ角(相対角度)の算出が可能となる。
(動作)
次に、第1実施形態の動作を説明する。
今、車両3の運転者によってステアリングホイール21が操舵され、この操舵力がステアリングシャフト22に伝達されると、まず、入力軸22aが操舵方向と対応する方向に回動する。この回動に伴って、トーションバー22cの入力軸22a側の端部(以下、「入力端」と記載する)が回動し、トーションバー22cの入力端に設けられた第1多極リング磁石10が回動する。
この回動による回転変位に応じた磁束は、第1サイン磁気センサ14及び第1コサイン磁気センサ15において、sin(θos+Δθ)及びcos(θos+Δθ)として検出される。これら検出信号は、相対角度演算部18へと入力される。
一方、入力端を経た操舵力は、トーションバー22cの捩れ(弾性変形)を介して出力軸22b側の端部(以下、「出力端」と記載する)へと伝達され出力端が回動する。即ち、入力端(入力軸22a)及び出力端(出力軸22b)が回転方向に相対変位する。
これにより、トーションバー22cの出力端に設けられた第2多極リング磁石11が回動する。この回動による回転変位に応じた磁束は、第2サイン磁気センサ16及び第2コサイン磁気センサ17において、sinθos及びcosθosとして検出される。これら検出信号は、相対角度演算部18へと入力される。
相対角度演算部18は、入力されたsin(θos+Δθ)、cos(θos+Δθ)、sinθos及びcosθosから、上式(1)〜(4)に従って、sinΔθ及びcosΔθを算出する。そして、算出したsinΔθ及びcosΔθから、上式(5)に従って、sinΔθをcosΔθで除算した値のアークタンジェントを求めることで相対角度Δθを算出する。相対角度演算部18は、算出した相対角度Δθを、トルク演算部19に出力する。
トルク演算部19は、相対角度演算部18からの相対角度Δθから操舵トルクTsを演算する。例えば、トーションバー22cが中実な円柱部材である場合、トーションバー22cに係る操舵トルクTsは、「Δθ=32・Ts・L/(π・D4・G)」から演算する。なお、Lはトーションバー22cの長さ、Dはトーションバー22cの直径、Gはトーションバー22cの横弾性係数である。
トルク演算部19は、算出した操舵トルクTsを、EPS制御ユニット34に出力する。
EPS制御ユニット34は、電流指令演算回路において、トルク演算部19からの操舵トルクTs、車速センサ35からの車速V及び電動モータ33からのモータ回転角度θmとに基づき電流指令値を演算する。更に、EPS制御ユニット34は、モータ駆動回路において、電流指令演算回路で演算した電流指令値に応じた3相交流電流を生成し、生成した3相交流電流を電動モータ33に供給して、電動モータ33に操舵補助力を発生させる。
ここで、第1実施形態において、第1多極リング磁石10の回転角度θisが回転角度θに対応し、第2多極リング磁石11の回転角度θosが回転角度θに対応する。
(第1実施形態の効果)
(1)第1実施形態に係る第1の相対角度検出装置100は、周方向に異なる磁極が交互に等配され、且つ同軸上に配置されている入力軸22a及び出力軸22bのうち入力軸22aと同期回転する第1多極リング磁石10と、周方向に異なる磁極が交互に等配され、且つ入力軸22a及び出力軸22bのうち出力軸22bと同期回転する第2多極リング磁石11と、第1多極リング磁石10が回転時の回転角度θisに応じた磁束を検出してsinθisを表す第1サイン信号及びcosθisを表す第1コサイン信号を出力する第1回転角度センサ12と、第2多極リング磁石11が回転時の回転角度θosに応じた磁束を検出してsinθosを表す第2サイン信号及びcosθosを表す第2コサイン信号を出力する第2回転角度センサ13と、第1サイン信号及び第1コサイン信号と、第2サイン信号及び第2コサイン信号とに基づき、入力軸22aと出力軸22bとの相対角度Δθに対応するsinΔθ及びcosΔθを演算し、Δθ=arctan(sinΔθ/cosΔθ)から相対角度Δθを演算する相対角度演算部とを備える。
この構成であれば、sinΔθ及びcosΔθの双方を演算し、演算したsinΔθをcosΔθで除算した値のアークタンジェントを演算することで相対角度Δθを演算することが可能である。これによって、sinΔθの直線部分を超える捩れ角領域でもトルクを演算することが可能となる。その結果、より幅広いトルク検出範囲に対応することが可能となる。また、同じトルク検出範囲でも、sinΔθの全体の情報を活用できるため、検出トルク値の分解能を高くすることが可能となる。また、arctan(sinΔθ/cosΔθ)を演算するといった1回の演算で相対角度Δθを演算することができるため、より高精度なトルク値を演算することが可能となる。
(2)第1実施形態に係る第1の相対角度検出装置100は、第1多極リング磁石10及び第2多極リング磁石11が、外周面の部位を周方向に交互に異なる磁極に着磁して構成されている。また、第1回転角度センサ12が、該第1回転角度センサ12の有する磁束の検出部(第1サイン磁気センサ14及び第1コサイン磁気センサ15)が第1多極リング磁石10の外周面に形成された磁極面に対向して配置されている。また、第2回転角度センサ13が、該第2回転角度センサ13の有する磁束の検出部(第2サイン磁気センサ16及び第2コサイン磁気センサ17)が第2多極リング磁石11の外周面に形成された磁極面に対向して配置されている。
この構成であれば、例えば、リング磁石に対してアキシアル方向の配置スペースが取れない場合などにおいて、ラジアル対向で回転角度センサを配置することが可能となる。
(3)第1実施形態に係る第1の相対角度検出装置100は、第1回転角度センサ12が、第1多極リング磁石10の磁極のピッチに対して互いに電気角度で90°の位相差を有した状態で固定して設けられた、第1サイン信号を出力する第1サイン磁気センサ14及び第1コサイン信号を出力する第1コサイン磁気センサ15を有する。また、第2回転角度センサ13が、第2多極リング磁石11の磁極のピッチに対して互いに電気角度で90°の位相差を有した状態で固定して設けられた、第2サイン信号を出力する第2サイン磁気センサ16及び第2コサイン信号を出力する第2コサイン磁気センサ17を有する。
この構成であれば、第1サイン磁気センサ14及び第1コサイン磁気センサ15によって、第1多極リング磁石10の回転角度θisに応じたsinθis及びcosθisを表す信号を簡易に出力することが可能となる。また、第2サイン磁気センサ16及び第2コサイン磁気センサ17によって、第2多極リング磁石11の回転角度θosに応じたsinθos及びcosθosを表す信号を簡易に出力することが可能となる。
(4)第1実施形態に係る第1の相対角度検出装置100は、第1回転角度センサ12及び第2回転角度センサ13が、相対角度Δθが0°のときに第1回転角度センサ12の出力及び第2回転角度センサ13の出力が同位相となるように設けられている。
この構成であれば、第1回転角度センサ12及び第2回転角度センサ13から出力される信号をそのまま用いて、上式(1)〜(4)に従って、簡易にsinΔθ及びcosΔθを演算することが可能となる。
(5)第1実施形態に係る第1の相対角度検出装置100は、sinθis及びcosθisをsin(θos+Δθ)及びcos(θos+Δθ)とした。そして、相対角度演算部18が、下式(6)〜(7)に基づきsinΔθを演算し、下式(8)〜(9)に基づきcosΔθを演算する。
TMs={sinθos+cos(θos+Δθ)}2+{cosθos−sin(θos+Δθ)}2 ・・・(6)
sinΔθ=−TMs/2+1 ・・・(7)
TMc={sinθos+sin(θos+Δθ)}2+{cosθos+cos(θos+Δθ)}2 ・・・(8)
cosΔθ=TMc/2−1 ・・・(9)
この構成であれば、第1回転角度センサ12及び第2回転角度センサ13から出力される信号をそのまま用いた簡易に計算によって、sinΔθ及びcosΔθを演算することが可能となる。
(6)第1実施形態に係る第1のトルクセンサ1は、第1実施形態に係る第1の相対角度検出装置100によって、トーションバー22cで連結された入力軸22a及び出力軸22bの相対角度Δθを検出し、その相対角度Δθから入力軸22a及び出力軸22bに生じるトルク(操舵トルクTs)を演算するトルク演算部19を備える。
この構成であれば、上記(1)〜(5)のいずれか1に記載の第1の相対角度検出装置100と同等の作用及び効果を得られる。
(7)第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置2は、第1実施形態に係る第1のトルクセンサ1を備える。
この構成であれば、幅広いトルク検出範囲に対応した高精度な操舵トルクTsによって電動モータを駆動制御して適切な操舵アシストトルクを発生させることが可能となる。その結果、操舵フィーリング等の良好な操舵アシストを実施することが可能となる。
(8)第1実施形態に係る車両3は、第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置2を備える。
この構成であれば、上記(7)に記載の電動パワーステアリング装置2と同等の作用及び効果が得られる。
(第2実施形態)
(構成)
本発明の第2実施形態は、上記第1実施形態の第1のセンサ部101に代えて、構成が一部異なる第2のセンサ部401を備える以外は、上記第1実施形態と同じ構成となる。
以下、上記第1実施形態と同様の構成部については同じ符号を付して適宜説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
第2実施形態に係る第2のトルクセンサ4は、第2の相対角度検出装置400を備え、第2の相対角度検出装置400は、第2のセンサ部401と、相対角度演算部18とを備える。
第2のセンサ部401は、図9に示すように、上記第1実施形態の第1多極リング磁石10及び第2多極リング磁石11に代えて、第3多極リング磁石40及び第4多極リング磁石41を備える。
第3多極リング磁石40及び第4多極リング磁石41は、上記第1実施形態の第1多極リング磁石10及び第2多極リング磁石11と異なり、リング磁石の軸方向端面を周方向に交互に異なる磁極に着磁した構成となっている。
なお、第3多極リング磁石40及び第4多極リング磁石41の取付位置は上記第1実施形態の第1多極リング磁石10及び第2多極リング磁石11と同様となる。また、第3多極リング磁石40及び第4多極リング磁石41は、同一構成の多極リング磁石から構成されている。
第3多極リング磁石40及び第4多極リング磁石41は、図9に示すように、例えば図に網がけしてある部分がN極、網がけのない部分がS極といったように、周方向に異なる磁極が交互に等配されている。
また、第3多極リング磁石40及び第4多極リング磁石41の周方向に隣接するS極及びN極の磁極の一組から磁極対が構成される。また、第3多極リング磁石40及び第4多極リング磁石41は、必要な磁束密度に応じて、例えば、ネオジム磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石等から構成することが可能である。
第2実施形態に係る第2のセンサ部401は、上記第1実施形態の第1のセンサ部101と同様の第1回転角度センサ12及び第2回転角度センサ13を備えるが、これらの配置位置が上記第1実施形態と異なる。
具体的に、図9に示すように、第1回転角度センサ12の第1サイン磁気センサ14及び第1コサイン磁気センサ15を、第3多極リング磁石40の磁極面に対向するように、第3多極リング磁石40に対してアキシアル方向に対向させて配置している。また、第2回転角度センサ13の第2サイン磁気センサ16及び第2コサイン磁気センサ17を、第4多極リング磁石41の磁極面に対向するように、第4多極リング磁石41に対してアキシアル方向に対向させて配置している。
また、第2実施形態の第1サイン磁気センサ14及び第1コサイン磁気センサ15は、図9に示すように、磁極ピッチに対して電気角で90°分だけ移相させて(90°の位相差を有する状態に)配置されている。また、第2実施形態の第2サイン磁気センサ16及び第2コサイン磁気センサ17は、図9に示すように、磁極ピッチに対して電気角で90°分だけ移相させて(90°の位相差を有する状態に)配置されている。
なお、第2実施形態の第1回転角度センサ12及び第2回転角度センサ13は、入力軸22aとも出力軸22bとも同期回転しない固定部位に設けられている。
ここで、第2実施形態において、第3多極リング磁石40の回転角度θisが回転角度θに対応し、第4多極リング磁石41の回転角度θosが回転角度θに対応する。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態は、上記第1実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。
(1)第2実施形態に係る第2の相対角度検出装置400は、軸方向の一方の端面の部位を周方向に交互に異なる磁極に着磁してなる第3多極リング磁石40及び第4多極リング磁石41を備える。第1回転角度センサ12が、該第1回転角度センサ12の有する磁束の検出部(第1サイン磁気センサ14及び第1コサイン磁気センサ15)が第3多極リング磁石40の軸方向の一方の端面に形成された磁極面に対向して配置されている。また、第2回転角度センサ13が、該第2回転角度センサ13の有する磁束の検出部(第2サイン磁気センサ16及び第2コサイン磁気センサ17)が第4多極リング磁石41の軸方向の一方の端面に形成された磁極面に対向して配置されている。
この構成であれば、例えば、リング磁石に対してラジアル方向の配置スペースが取れない場合などにおいて、アキシアル対向で回転角度センサを配置することが可能となる。
(第3実施形態)
(構成)
本発明の第3実施形態は、上記第1実施形態の第1のセンサ部101に代えて、相対角度の検出にレゾルバを用いる第3のセンサ部501を備える以外は、上記第1実施形態と同じ構成となる。
以下、上記第1実施形態と同様の構成部については同じ符号を付して適宜説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
第3実施形態に係る第3のトルクセンサ5は、第3の相対角度検出装置500を備え、第3の相対角度検出装置500は、第3のセンサ部501と、相対角度演算部18とを備える。
第3のセンサ部501は、図10及び図11(a)に示すように、第1レゾルバ50と、第2レゾルバ51と、励磁信号供給部56とを備える。
第1レゾルバ50は、図11(b)に示す例では、外周に12個の歯を等配に有する第1ロータ52と、入力軸22aとも出力軸22bとも同期回転しない固定部位に設けられ且つ内周に等配された16個のポールのそれぞれにコイルを巻き付けてなる16個の電機子巻線(磁極)を有する第1ステータ53とを備える。
第2レゾルバ51は、図11(c)に示す例では、外周に12個の歯を等配に有する第2ロータ54と、入力軸22aとも出力軸22bとも同期回転しない固定部位に設けられ且つ内周に等配された16個のポールのそれぞれにコイルを巻き付けてなる16個の電機子巻線(磁極)を周方向に等配に有する第2ステータ55とを備える。
なお、第1レゾルバ50及び第2レゾルバ51において、歯の数は12個に限らず、11個以下又は13個以上とする構成としてもよい。また、電機子巻線の数は16個に限らず15個以下又は17個以上とする構成としてもよい。
第1ロータ52は、入力軸22aに該入力軸22aと同期回転可能に取り付けられ、第2ロータ54は、出力軸22bに該出力軸22bと同期回転可能に取付けられている。
第1ロータ52と第1ステータ53とは、第1ステータ53が第1ロータ52の外側に同心に配置され且つ第1ロータ52の各歯と第1ステータ53の各電機子巻線とが径方向に所定のエアギャップを空けて対向するように配置されている。
第2ロータ54と第2ステータ55とは、第2ステータ55が第2ロータ54の外側に同心に配置され且つ第2ロータ54の各歯と第2ステータ55の各電機子巻線とが径方向に所定のエアギャップを空けて対向するように配置されている。
また、第3実施形態では、第1ロータ52を、入力軸22aの出力軸22b側端部(理想的にはトーションバー22cの連結位置)に入力軸22aと同期回転可能に取付けている。更に、第2ロータ54を、出力軸22bの入力軸22a側端部(理想的にはトーションバー22cの連結位置)に出力軸22bと同期回転可能に取付けている。
励磁信号供給部56は、第1ステータ53及び第2ステータ55の各電機子巻線のコイルに正弦波状の励磁信号を供給する。
第3実施形態において、第1レゾルバ50及び第2レゾルバ51は4相のレゾルバである。即ち、第1ステータ53及び第2ステータ55の各ポールは、第1ロータ52及び第2ロータ54の歯のピッチの整数倍から1/4ピッチずらされて設けられている。
これにより、第1ステータ53及び第2ステータ55の16個の電機子巻線のコイルの出力を周方向に90°ずつ4分割すると、分割された周方向90°内の4個の電機子巻線のコイルの出力は、隣接する電機子巻線間において互いに90°ずつ位相がずれた正弦波(又は余弦波)信号となる。第3実施形態では、各電機子巻線のコイルのうち、同じ信号を出力するコイルを直列に接続している。
即ち、第1ロータ52の回転角度をθisとすると、第1ステータ53のコイルの出力からは、sinθisを表す第1サイン信号及びcosθisを表す第1コサイン信号が得られる。
また、第2ロータ54の回転角度をθosとすると、第2ステータ55のコイルの出力からは、sinθosを表す第2サイン信号及びcosθosを表す第2コサイン信号が得られる。
また、上記第1実施形態と同様に、「sinθis=sin(θos+Δθ)」、「cosθis=cos(θos+Δθ)」とする。即ち、第1ステータ53のコイルからはsin(θos+Δθ)を表す第1サイン信号及びcos(θos+Δθ)を表す第1コサイン信号が得られることとする。
各コイルから出力された第1サイン信号及び第1コサイン信号と、第2サイン信号及び第2コサイン信号とは、図12に示すように、不図示のレゾルバケーブルを介して相対角度演算部18に入力される。
第3実施形態の相対角度演算部18は、第1ステータ53及び第2ステータ55からレゾルバケーブルを介して入力されたsin(θos+Δθ)、cos(θos+Δθ)、sinθos及びcosθosから、上記第1実施形態と同様に、上式(1)〜(4)に従って、sinΔθ及びcosΔθを演算する。そして、演算したsinΔθ及びcosΔθから上式(5)に従って相対角度Δθを演算する。そして、演算した相対角度Δθをトルク演算部19に出力する。
ここで、第3実施形態において、第1ロータ52の回転角度θisが回転角度θに対応し、第2ロータ54の回転角度θosが回転角度θに対応する。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態は、上記第1実施形態及び上記第2実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。
(1)第3実施形態に係る第3の相対角度検出装置500は、外周に複数の歯を等配に有し、且つ同軸上に配置されている入力軸22a及び出力軸22bのうち入力軸22aと同期回転する第1ロータ52と、外周に複数の歯を等配に有し、且つ入力軸22a及び出力軸22bのうち出力軸22bと同期回転する第2ロータ54とを備える。更に、第1ロータ52の外側に該第1ロータ52と同心に配され且つ内周に複数の極が等配に形成され且つ各極に巻付けたコイルにより電機子巻線が形成された第1ステータ53と、第2ロータ54の外側に該第2ロータ54と同心に配され且つ内周に複数の極が等配に形成され且つ各極に巻付けたコイルにより電機子巻線が形成された第2ステータ55とを備える。なお更に、第1ステータ53及び第2ステータ55のコイルに励磁信号を供給する励磁信号供給部56と、励磁信号が供給されたときの第1ステータ53のコイルから出力される第1ロータ52の回転角度θisに応じたsinθisを表す第1サイン信号及びcosθisを表す第1コサイン信号と、励磁信号が供給されたときの第2ステータ55のコイルから出力される第2ロータ54の回転角度θosに応じたsinθosを表す第2サイン信号及びcosθosを表す第2コサイン信号とに基づき、入力軸22aと出力軸22bとの相対角度Δθに対応するsinΔθ及びcosΔθを演算し、Δθ=arctan(sinΔθ/cosΔθ)から相対角度Δθを演算する相対角度演算部とを備える。
この構成であれば、sinΔθ及びcosΔθの双方を演算し、演算したsinΔθをcosΔθで除算した値のアークタンジェントを演算することで相対角度Δθを演算することが可能である。これによって、sinΔθの直線部分を超える捩れ角領域でもトルクを演算することが可能となる。その結果、より幅広いトルク検出範囲に対応することが可能となる。また、同じトルク検出範囲でも、sinΔθの全体の情報を活用できるため、検出トルク値の分解能を高くすることが可能となる。また、arctan(sinΔθ/cosΔθ)を演算するといった1回の演算で相対角度Δθを演算することができるため、より高精度なトルク値を演算することが可能となる。
(2)第3実施形態に係る第3の相対角度検出装置500は、第1ステータ53及び第2ステータ55が、相対角度Δθが0°のときに第1ステータ53のコイルの出力及び第2ステータ55のコイルの出力が同位相となるように設けられている。
この構成であれば、第1ステータ53及び第2ステータ55のコイル(検出コイル)から出力される信号を用いて、上式(1)〜(4)に従って、簡易にsinΔθ及びcosΔθを演算することが可能となる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態は、上記第1実施形態の第1のセンサ部101に代えて、回転角度の検出に光学式エンコーダを用いる第4のセンサ部601を備えている以外は、上記第1実施形態と同じ構成となる。
以下、上記第1実施形態と同様の構成部については同じ符号を付して適宜説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
第4実施形態に係る第4のトルクセンサ6は、第4の相対角度検出装置600を備え、第4の相対角度検出装置600は、第4のセンサ部601と、相対角度演算部18とを備える。
第4のセンサ部601は、図13(a)に示すように、円環形状且つ薄板形状の第1コードホイール60及び第2コードホイール61と、第1コードホイール60の回転角度を検出する第3回転角度センサ62と、第2コードホイール61の回転角度を検出する第4回転角度センサ63とを備える。
第1コードホイール60は、板面の外周部近傍に、平面視で矩形状の貫通孔からなる複数のスリット60sが周方向に沿って等間隔に形成されている。
第2コードホイール61は、板面の外周部近傍に、平面視で矩形状の貫通孔からなる複数のスリット61sが周方向に沿って等間隔に形成されている。
また、第4実施形態では、第1コードホイール60を、入力軸22aの出力軸22b側端部(理想的にはトーションバー22cの連結位置)に入力軸22aと同期回転可能に取付けている。更に、第2コードホイール61を、出力軸22bの入力軸22a側端部(理想的にはトーションバー22cの連結位置)に出力軸22bと同期回転可能に取付けている。
第3回転角度センサ62及び第4回転角度センサ63は、入力軸22aとも出力軸22bとも同期回転しない固定部位に設けられている。第3回転角度センサ62及び第4回転角度センサ63は、それぞれ、第1コードホイール60及び第2コードホイール61の回転角度に応じてサイン信号及びコサイン信号を出力するものである。
具体的に、第3回転角度センサ62は、スリットのピッチに対して電気角で90°分だけ移相させて(90°の位相差を有する状態に)配置された第1サイン光学センサ64及び第1コサイン光学センサ65を備える。また、第4回転角度センサ63は、スリットのピッチに対して電気角で90°分だけ移相させて(90°の位相差を有する状態に)配置された第2サイン光学センサ66及び第2コサイン光学センサ67を備える。
第1サイン光学センサ64は、第1コードホイール60の回転角度に応じて第1サイン信号を出力し、第1コサイン光学センサ65は、第1コードホイールの回転角度に応じて第1コサイン信号を出力する。
また、第2サイン光学センサ66は、第2コードホイール61の回転角度に応じて第2サイン信号を出力し、第2コサイン光学センサ67は、第2コードホイール61の回転角度に応じて第2コサイン信号を出力する。
第1サイン光学センサ64は、図13(b)に示すように、軸方向断面が略U字状の検出枠62aと、光源62bと、受光部62cとを備える。
光源62bは検出枠62aの内側の上下に対向する2本の枠部のうち上側の枠部に設けられた凹部内に、受光部62cは下側の枠部に設けられた凹部内に、それぞれ光源62bからの射出光を受光部62cが受光可能に対向して配置されている。
第1サイン光学センサ64は、図13(a)に示すように、検出枠62aの内側の光源62b及び受光部62cの間の空間内をスリット60a(貫通孔)の全体が通るように、第1コードホイール60の外周側端部のスリットの形成位置を含む領域を検出枠62aの2本の枠部で挟み込むように配置されている。即ち、図13(b)に示すように、光源62bからの射出光がスリット60aを通って受光部62cで受光可能に配置されている。
なお、第1コサイン光学センサ65、第2サイン光学センサ66、第2コサイン光学センサ67は、検出枠の符号を65a、66a、67aに、光源の符号を65b、66b、67bに、受光部の符号を65c、66c、67cにそれぞれ置き換えるのみで、上記第1サイン光学センサ64と同様の構成となるので説明を省略する。
また、第4実施形態では、上記第1実施形態と同様に、第1コードホイール60の回転角度(電気角度)をθisとし、第2コードホイール61の回転角度(電気角度)をθosとする。また、第1コードホイール60と第2コードホイール61との相対角度(即ち入力軸22aと出力軸22bとの相対角度)をΔθとする。
また、第4実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、θosを所定角度(例えば、0°)で固定し、θisが変化することとする。
即ち、第4実施形態では、第1サイン光学センサ64からsin(θos+Δθ)を表す第1サイン信号が出力され、第1コサイン光学センサ65からcos(θos+Δθ)を表す第1コサイン信号が出力されることとする。また、第2サイン光学センサ66からsinθosを表す第2サイン信号が出力され、第2コサイン光学センサ67からcosθosを表す第2コサイン信号が出力されることとする。
これら出力された、sin(θos+Δθ)、cos(θos+Δθ)、sinθos及びcosθosは、図14に示すように、相対角度演算部18に入力される。
第4実施形態の相対角度演算部18は、第1サイン光学センサ64、第1コサイン光学センサ65、第2サイン光学センサ66及び第2コサイン光学センサ67から入力されたsin(θos+Δθ)、cos(θos+Δθ)、sinθos及びcosθosから、上記第1実施形態と同様に、上式(1)〜(4)に従って、sinΔθ及びcosΔθを演算する。そして、演算したsinΔθ及びcosΔθから上式(5)に従って相対角度Δθを演算する。そして、演算した相対角度Δθをトルク演算部19に出力する。
ここで、第4実施形態において、第1コードホイール60の回転角度θisが回転角度θに対応し、第2コードホイール61の回転角度θosが回転角度θに対応する。
(第4実施形態の効果)
第4実施形態は、上記第1〜第3実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。
(1)第4実施形態に係る第4の相対角度検出装置600は、周方向に等間隔に形成された複数のスリット60sを有し、且つ同軸上に配置されている入力軸22a及び出力軸22bのうち入力軸22aと同期回転する第1コードホイール60と、周方向に等間隔に形成された複数のスリット61sを有し、且つ入力軸22a及び出力軸22bのうち出力軸22bと同期回転する第2コードホイール61とを備える。更に、光源(光源64b及び65b)と、光源からの射出光が第1コードホイール60のスリット60sを透過した透過光を受光し、第1コードホイールの回転角度θisに応じたsinθisを表す第1サイン信号及びcosθisを表す第1コサイン信号を出力する受光部(受光部64c及び65c)とを有する第3回転角度センサ62と、光源(光源66b及び67b)と、光源からの射出光が第2コードホイール61のスリット61sを透過した透過光を受光し、第2コードホイール61の回転角度θosに応じたsinθosを表す第2サイン信号及びcosθosを表す第2コサイン信号を出力する受光部(受光部66c及び67c)と、を有する第4回転角度センサ63とを備える。なお更に、第1サイン信号及び第1コサイン信号と、第2サイン信号及び第2コサイン信号とに基づき、入力軸22aと出力軸22bとの相対角度Δθに応じたsinΔθ及びcosΔθを演算し、Δθ=arctan(sinΔθ/cosΔθ)から相対角度Δθを演算する相対角度演算部18とを備える。
この構成であれば、sinΔθ及びcosΔθの双方を演算し、演算したsinΔθをcosΔθで除算した値のアークタンジェントを演算することで相対角度Δθを演算することが可能である。これによって、sinΔθの直線部分を超える捩れ角領域でもトルクを演算することが可能となる。その結果、より幅広いトルク検出範囲に対応することが可能となる。また、同じトルク検出範囲でも、sinΔθの全体の情報を活用できるため、検出トルク値の分解能を高くすることが可能となる。また、arctan(sinΔθ/cosΔθ)を演算するといった1回の演算で相対角度Δθを演算することができるため、より高精度なトルク値を演算することが可能となる。
(2)第4実施形態に係る第4の相対角度検出装置600は、第3回転角度センサ62及び第4回転角度センサ63が、相対角度Δθが0°のときに第1回転角度センサの出力及び第2回転角度センサの出力が同位相となるように設けられている。
この構成であれば、第3回転角度センサ62及び第4回転角度センサ63から出力される信号を用いて、上式(1)〜(4)に従って、簡易にsinΔθ及びcosΔθを演算することが可能となる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態は、上記第1実施形態の第1のセンサ部101に代えて、回転角度の検出に渦電流を用いる第5のセンサ部701を備えている以外は、上記第1実施形態と同じ構成となる。
以下、上記第1実施形態と同様の構成部については同じ符号を付して適宜説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
第5実施形態に係る第5のトルクセンサ7は、図15(a)に示すように、第5の相対角度検出装置700を備え、第5の相対角度検出装置700は、第5のセンサ部701と、相対角度演算部18とを備える。
第5のセンサ部701は、第1ターゲット70及び第2ターゲット71と、第1ターゲット70の回転角度を検出する第5回転角度センサ72と、第2ターゲット71の回転角度を検出する第6回転角度センサ73とを備える。
第1ターゲット70は、環状且つ薄板形状の導体から構成された第1環状導体70aと、第1環状導体70aの外径側端部を、軸方向から平面視して周方向に沿って正弦波状に変化する形状に形成してなる第1正弦波状部70bとを備える。即ち、第1正弦波状部70bは、径方向の幅が正弦波状に変化する形状となる。
第2ターゲット71は、環状且つ薄板形状の導体から構成された第2環状導体71aと、第2環状導体71aの外径側端部を、軸方向から平面視して周方向に沿って正弦波状に変化する形状に形成してなる第2正弦波状部71bとを備える。即ち、第2正弦波状部71bは、径方向の幅が正弦波状に変化する形状となる。
第1ターゲット70及び第2ターゲット71は、例えば、アルミニウム、鋼、銅等の金属、または金属を含有するプラスチック材料等の導体から構成することが可能である。
また、第5実施形態では、第1ターゲット70を、入力軸22aの出力軸22b側端部(理想的にはトーションバー22cの連結位置)に入力軸22aと同期回転可能に取付けている。更に、第2ターゲット71を、出力軸22bの入力軸22a側端部(理想的にはトーションバー22cの連結位置)に出力軸22bと同期回転可能に取付けている。
第5回転角度センサ72及び第6回転角度センサ73は、入力軸22aとも出力軸22bとも同期回転しない固定部位に設けられている。第5回転角度センサ72及び第6回転角度センサ73は、それぞれ、第1ターゲット70及び第2ターゲット71の回転角度に応じてサイン信号及びコサイン信号を出力するものである。
具体的に、第5回転角度センサ72は、図15(b)に示すように、基板72sを備える。さらに、基板72sの表側面72a上に、第1ターゲット70の第1正弦波状部70bに対してインダクタンスの変化が+Sin、+Cos、−Sin、−Cosとなる位置に実装された平面コイルL1、L2、L3、L4を備える。
さらに、第5回転角度センサ72は、図15(c)に示すように、基板72sの裏側面72b上に実装された、ASIC(特定用途向けIC)72cと、周辺回路72dとを備える。
また、第5実施形態では、第5回転角度センサ72を、その平面コイルL1〜L4が第1ターゲット70の第1正弦波状部70bと対向するように、第1ターゲット70に対してアキシアル方向に対向させて配置している。また、第6回転角度センサ73を、その平面コイルL1〜L4が第2ターゲット71の第2正弦波状部71bと対向するように、第2ターゲット71に対してアキシアル方向に対向させて配置している。
第5回転角度センサ72は、平面コイルL1〜L4に電流を流してこれら平面コイルを励磁させ、この励磁による磁束によって第1ターゲット70に渦電流を発生させる。そして、周辺回路72dにおいて、この発生した渦電流によって平面コイルL1〜L4のインダクタンスが減少する際の電圧変化(渦電流損失)を検出する。この電圧変化は、周辺回路72dによって、+Sin、+Cos、−Sin、−Cosの差動信号として検出される。第5回転角度センサ72は、周辺回路72dで検出した第1ターゲット70の回転角度に応じた差動信号を、ASIC72cによって、シングルエンドの信号に変換する。そして、変換後の信号である第1サイン信号及び第1コサイン信号を出力する。
一方、第6回転角度センサ73は、第5回転角度センサ72において、基板の符号を73sに、表側面の符号を73aに、裏側面の符号を73bに、ASICの符号を73cに、周辺回路の符号を73dにそれぞれ置き換えるのみで、上記第5回転角度センサ72と同様の構成となるので説明を省略する。
そして、第6回転角度センサ73は、周辺回路73dで検出した第2ターゲット71の回転角度に応じた差動信号を、ASIC73cにおいてシングルエンドの信号に変換する。そして、変換後の信号である第2サイン信号及び第2コサイン信号を出力する。
また、第5実施形態では、上記第1実施形態と同様に、第1ターゲット70の回転角度(電気角度)をθisとし、第2ターゲット71の回転角度(電気角度)をθosとする。また、第1ターゲット70と第2ターゲット71との相対角度(即ち入力軸22aと出力軸22bとの相対角度)をΔθとする。
また、第5実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、θosを所定角度(例えば、0°)で固定し、θisが変化することとする。
即ち、第5実施形態では、第5回転角度センサ72からsin(θos+Δθ)を表す第1サイン信号、及びcos(θos+Δθ)を表す第1コサイン信号が出力される。また、第6回転角度センサ73からsinθosを表す第2サイン信号、及びcosθosを表す第2コサイン信号が出力される。
これら出力された、sin(θos+Δθ)、cos(θos+Δθ)、sinθos及びcosθosは、図16に示すように、相対角度演算部18に入力される。
第5実施形態の相対角度演算部18は、第5回転角度センサ72及び第6回転角度センサ73から入力されたsin(θos+Δθ)、cos(θos+Δθ)、sinθos及びcosθosから、上記第1実施形態と同様に、上式(1)〜(4)に従って、sinΔθ及びcosΔθを演算する。そして、演算したsinΔθ及びcosΔθから上式(5)に従って相対角度Δθを演算する。そして、演算した相対角度Δθをトルク演算部19に出力する。
ここで、第5実施形態において、第1ターゲット70の回転角度θisが回転角度θに対応し、第2ターゲット71の回転角度θosが回転角度θに対応する。また、平面コイルL1、L2、L3、L4がインダクタンス素子に対応する。
(第5実施形態の効果)
第5実施形態は、上記第1〜第4実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。
(1)第5実施形態に係る第5の相対角度検出装置700は、周方向に沿って径方向の幅が正弦波状に変化する環状の第1正弦波状部70bを有し、且つ同軸上に配置されている入力軸22a及び出力軸22bのうち入力軸22aと同期回転する第1ターゲット70を備える。更に、周方向に沿って径方向の幅が正弦波状に変化する環状の第2正弦波状部71bを有し、且つ入力軸22a及び出力軸22bのうち出力軸22bと同期回転する第2ターゲット71を備える。更に、第1正弦波状部70bと所定間隙を空けて固定側に対向配置された複数のインダクタンス素子(平面コイルL1〜L4)を有し、第1ターゲット70の回転角度θisに応じた渦電流損失を検出してsinθisを表す第1サイン信号及びcosθisを表す第1コサイン信号を出力する第5回転角度センサ72を備える。更に、第2正弦波状部71bと所定間隙を空けて固定側に対向配置された複数のインダクタンス素子(平面コイルL1〜L4)を有し、第2ターゲット71の回転角度θosに応じた渦電流損失を検出してsinθosを表す第2サイン信号及びcosθosを表す第2コサイン信号を出力する第6回転角度センサ73を備える。更に、第1サイン信号及び第1コサイン信号と、第2サイン信号及び第2コサイン信号とに基づき、入力軸22aと出力軸22bとの相対角度Δθに応じたsinΔθ及びcosΔθを演算し、Δθ=arctan(sinΔθ/cosΔθ)から相対角度Δθを演算する相対角度演算部18を備える。
この構成であれば、sinΔθ及びcosΔθの双方を演算し、演算したsinΔθをcosΔθで除算した値のアークタンジェントを演算することで相対角度Δθを演算することが可能である。これによって、sinΔθの直線部分を超える捩れ角領域でもトルクを演算することが可能となる。その結果、より幅広いトルク検出範囲に対応することが可能となる。また、同じトルク検出範囲でも、sinΔθの全体の情報を活用できるため、検出トルク値の分解能を高くすることが可能となる。また、arctan(sinΔθ/cosΔθ)を演算するといった1回の演算で相対角度Δθを演算することができるため、より高精度なトルク値を演算することが可能となる。
(2)第1ターゲット70は、第1環状導体70aと、第1環状導体70aの外径側端部を軸方向から平面視して正弦波状に変化する形状に形成してなる第1正弦波状部70bとを有する。更に、第2ターゲット71は、第2環状導体71aと、第2環状導体71aの外径側端部を軸方向から平面視して正弦波状に変化する形状に形成してなる第2正弦波状部71bとを有する。更に、第5回転角度センサ72は、該第5回転角度センサ72の有する複数のインダクタンス素子(平面コイルL1〜L4)が第1正弦波状部70bと対向するように第1ターゲット70の軸方向の一方の端面に対向して配置されている。更に、第6回転角度センサ73は、該第6回転角度センサ73の有する複数のインダクタンス素子(平面コイルL1〜L4)が第2正弦波状部71bと対向するように第2ターゲット71の軸方向の一方の端面に対向して配置されている。
この構成であれば、例えば、ターゲットに対してラジアル方向の配置スペースが取れない場合などにおいて、アキシアル対向で回転角度センサを配置することが可能となる。
(第6実施形態)
(構成)
本発明の第6実施形態は、上記第1実施形態の第1のセンサ部101に代えて、回転角度の検出に渦電流を用いる第6のセンサ部801を備えている以外は、上記第1実施形態と同じ構成となる。
以下、上記第1実施形態と同様の構成部については同じ符号を付して適宜説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
第6実施形態に係る第6のトルクセンサ8は、第6の相対角度検出装置800を備え、第6の相対角度検出装置800は、第6のセンサ部801と、相対角度演算部18とを備える。
第6のセンサ部801は、第3ターゲット80及び第4ターゲット81と、第3ターゲット80の回転角度を検出する第7回転角度センサ82と、第4ターゲット81の回転角度を検出する第8回転角度センサ83とを備える。
第3ターゲット80は、円筒状の第1円筒体80aと、第1円筒体80aの外周部に周方向に沿って環状に形成された、平面視で2つの正弦波が上下線対称に合わさった形状の第3正弦波状部80bとを備える。即ち、第3正弦波状部80bは、軸方向の幅が正弦波状に変化する形状となる。
第4ターゲット81は、円筒状の第2円筒体81aと、第2円筒体81aの外周部に周方向に沿って環状に形成された、平面視で2つの正弦波形状が上下線対称に合わさった形状の第4正弦波状部81bとを備える。即ち、第4正弦波状部81bは、軸方向の幅が正弦波状に変化する形状となる。
第3正弦波状部80b及び第4正弦波状部81bは、例えば、アルミニウム、鋼、銅等の金属、または金属を含有するプラスチック材料等の導体から構成することができる。
また、第6実施形態では、第3ターゲット80を、入力軸22aの出力軸22b側端部(理想的にはトーションバー22cの連結位置)に入力軸22aと同期回転可能に取付けている。更に、第4ターゲット81を、出力軸22bの入力軸22a側端部(理想的にはトーションバー22cの連結位置)に出力軸22bと同期回転可能に取付けている。
第7回転角度センサ82及び第8回転角度センサ83は、入力軸22aとも出力軸22bとも同期回転しない固定部位に設けられている。第7回転角度センサ82及び第8回転角度センサ83は、それぞれ、第3ターゲット80及び第4ターゲット81の回転角度に応じてサイン信号及びコサイン信号を出力するものである。
具体的に、第7回転角度センサ82は、図17(a)に示すように、第3ターゲット80の外周面と対向する面が外周面に沿った曲面状となっている。そして、第7回転角度センサ82は、図17(b)に示すように、曲面82a上に設けられた平面コイルL1、L2、L3、L4を備える。
即ち、第6実施形態では、図17(a)に示すように、第7回転角度センサ82を、その平面コイルL1〜L4が第3ターゲット80の第3正弦波状部80bに所定間隙を空けて対向するように、第3ターゲット80に対してラジアル方向に対向させて配置している。
ここで、曲面82a上に設けられた平面コイルL1〜L4は、第3ターゲット80の第3正弦波状部80bに対してインダクタンスの変化が+Sin、+Cos、−Sin、−Cosとなる位置関係に配置されている。
さらに、第7回転角度センサ82は、図17(c)に示すように、曲面82aの反対側の面82b側から見て、内部に基板82sを備え、この基板82sの曲面82a側の面上に実装された、ASIC82cと、周辺回路82dとを備える。
第7回転角度センサ82は、平面コイルL1〜L4に電流を流してこれら平面コイルを励磁させ、この励磁による磁束によって第3ターゲット80に渦電流を発生させる。そして、この発生した渦電流によって渦電流損失が発生し、平面コイルL1〜L4のインダクタンスが減少する。その際の電圧変化を、周辺回路82dにおいて検出する。この電圧変化は、+Sin、+Cos、−Sin、−Cosの差動信号として検出される。
即ち、第7回転角度センサ82は、第3ターゲット80の回転角度に応じた差動信号を周辺回路82dで検出し、ASIC82cによって、検出した差動信号をシングルエンドの信号に変換する。そして、変換後の信号である第1サイン信号及び第1コサイン信号を出力する。
一方、第8回転角度センサ83は、図17(a)に示すように、第4ターゲット81の外周面と対向する面が外周面に沿った曲面状となっている。
ここで、第8回転角度センサ83は、曲面の符号を83aに、曲面82aの反対側の面の符号を83bに、基板の符号を83Sに、ASICの符号を83cに、周辺回路の符号を83dにそれぞれ置き換えるのみで、上記第7回転角度センサ82と同様の構成となるので説明を省略する。
そして、第6実施形態では、図17(a)に示すように、第8回転角度センサ83を、その平面コイルL1〜L4が第4ターゲット81の第4正弦波状部81bに所定間隙を空けて対向するように、第4ターゲット81に対してラジアル方向に対向させて配置している。
更に、第8回転角度センサ83は、第4ターゲット81の回転角度に応じた差動信号を周辺回路83dで検出し、ASIC83cによって、検出した差動信号をシングルエンドの信号に変換する。そして、変換後の信号である第2サイン信号及び第2コサイン信号を出力する。
また、第6実施形態では、上記第1実施形態と同様に、第3ターゲット80の回転角度(電気角度)をθisとし、第4ターゲット81の回転角度(電気角度)をθosとする。また、第3ターゲット80と第4ターゲット81との相対角度(即ち入力軸22aと出力軸22bとの相対角度)をΔθとする。
また、第6実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、θosを所定角度(例えば、0°)で固定し、θisが変化することとする。
即ち、第6実施形態では、第7回転角度センサ82からsin(θos+Δθ)を表す第1サイン信号、及びcos(θos+Δθ)を表す第1コサイン信号が出力される。また、第8回転角度センサ83からsinθosを表す第2サイン信号、及びcosθosを表す第2コサイン信号が出力される。
これら出力された、sin(θos+Δθ)、cos(θos+Δθ)、sinθos及びcosθosは、図18に示すように、相対角度演算部18に入力される。
第6実施形態の相対角度演算部18は、第7回転角度センサ82及び第8回転角度センサ83から入力されたsin(θos+Δθ)、cos(θos+Δθ)、sinθos及びcosθosから、上記第1実施形態と同様に、上式(1)〜(4)に従って、sinΔθ及びcosΔθを演算する。そして、演算したsinΔθ及びcosΔθから上式(5)に従って相対角度Δθを演算する。そして、演算した相対角度Δθをトルク演算部19に出力する。
ここで、第6実施形態において、第3ターゲット80の回転角度θisが回転角度θに対応し、第4ターゲット81の回転角度θosが回転角度θに対応する。また、平面コイルL1、L2、L3、L4がインダクタンス素子に対応する。
(1)第6実施形態に係る第6の相対角度検出装置800は、周方向に沿って軸方向の幅が正弦波状に変化する環状の第3正弦波状部80bを有し、且つ同軸上に配置されている入力軸22a及び出力軸22bのうち入力軸22aと同期回転する第3ターゲット80を備える。更に、周方向に沿って軸方向の幅が正弦波状に変化する環状の第4正弦波状部81bを有し、且つ入力軸22a及び出力軸22bのうち出力軸22bと同期回転する第4ターゲット81を備える。更に、第3正弦波状部80bと所定間隙を空けて固定側に対向配置された複数のインダクタンス素子(平面コイルL1〜L4)を有し、第3ターゲット80の回転角度θisに応じた渦電流損失を検出してsinθisを表す第1サイン信号及びcosθisを表す第1コサイン信号を出力する第7回転角度センサ82を備える。更に、第4正弦波状部81bと所定間隙を空けて固定側に対向配置された複数のインダクタンス素子(平面コイルL1〜L4)を有し、第4ターゲット81の回転角度θosに応じた渦電流損失を検出してsinθosを表す第2サイン信号及びcosθosを表す第2コサイン信号を出力する第8回転角度センサ83を備える。更に、第1サイン信号及び第1コサイン信号と、第2サイン信号及び第2コサイン信号とに基づき、入力軸22aと出力軸22bとの相対角度Δθに応じたsinΔθ及びcosΔθを演算し、Δθ=arctan(sinΔθ/cosΔθ)から相対角度Δθを演算する相対角度演算部18を備える。
この構成であれば、sinΔθ及びcosΔθの双方を演算し、演算したsinΔθをcosΔθで除算した値のアークタンジェントを演算することで相対角度Δθを演算することが可能である。これによって、sinΔθの直線部分を超える捩れ角領域でもトルクを演算することが可能となる。その結果、より幅広いトルク検出範囲に対応することが可能となる。また、同じトルク検出範囲でも、sinΔθの全体の情報を活用できるため、検出トルク値の分解能を高くすることが可能となる。また、arctan(sinΔθ/cosΔθ)を演算するといった1回の演算で相対角度Δθを演算することができるため、より高精度なトルク値を演算することが可能となる。
(2)第3ターゲット80は、第1円筒体80aと、第1円筒体80aの外周面に設けられた、該外周面を平面視して周方向に沿って正弦波状に変化する形状の第3正弦波状部80bとを有する。更に、第4ターゲット81は、第2円筒体81aと、第2円筒体81aの外周面に設けられた、該外周面を平面視して周方向に沿って正弦波状に変化する形状の第4正弦波状部81bとを有する。第7回転角度センサ82は、該第7回転角度センサ82の有する複数のインダクタンス素子(平面コイルL1〜L4)が第3正弦波状部80bと対向するように第3ターゲット80の外周面に対向して配置されている。更に、第8回転角度センサ83は、該第8回転角度センサ83の有する複数のインダクタンス素子(平面コイルL1〜L4)が第4正弦波状部81bと対向するように第4ターゲット81の外周面に対向して配置されている。
この構成であれば、例えば、ターゲットに対してアキシアル方向の配置スペースが取れない場合などにおいて、ラジアル対向で回転角度センサを配置することが可能となる。
(変形例)
(1)上記4実施形態では、第1コードホイール60及び第2コードホイール61を、板面の外周部近傍に、周方向に沿って複数のスリットの設けられた構成とし、スリットを通る光源光を受光部で受光する構成としたが、この構成に限らない。例えば、第1コードホイール60及び第2コードホイール61の円環形状の薄板を非反射性部材で構成し、板面の外周部近傍に、周方向に沿ってスリットの代わりに例えば同形状の反射性部材を設け、反射性部材に入射した光源光の反射光を受光部で受光する構成としてもよい。
(2)上記第4実施形態では、第1サイン光学センサ64及び第1コサイン光学センサ65を、スリット60sのピッチに対して電気角で90°分だけ移相させて(90°の位相差を有する状態に)配置し、第2サイン光学センサ66及び第2コサイン光学センサ67を、スリット61sのピッチに対して電気角で90°分だけ移相させて(90°の位相差を有する状態に)配置する構成とした。この構成に限らず、同じピッチのスリット列を径方向に2列設け、一方のスリット列に対して他方を径方向に電気角で90°分だけ移相させて(90°の位相差を有する状態に)配置する構成としてもよい。この構成とした場合は、例えば、2つの光学センサを径方向に並べて同位相に固定配置し、各スリット列に対してスリットを透過した光源光を受光可能に、光学センサを配置する。但し、内径側のセンサは設置の問題からU字状にできないためセンサ構成の変更は必要となる。
(3)上記第1及び第2実施形態では、第1サイン磁気センサ及び第1コサイン磁気センサの2つの磁気センサによって第1サイン信号及び第1コサイン信号を出力し、第2サイン磁気センサ及び第2コサイン磁気センサの2つの磁気センサによって、第2サイン信号及び第2コサイン信号を出力する構成としたが、この構成に限らない。例えば、1つの第1磁気センサから第1サイン信号及び第1コサイン信号を出力し、1つの第2磁気センサから第2サイン信号及び第2コサイン信号を出力する構成としてもよい。
(4)上記第5実施形態では、第1及び第2正弦波状部70b及び71bを、第1及び第2環状導体70a及び71aの外径側端部に形成する構成としたが、この構成に限らない。例えば、入力軸22a又は出力軸22bと同期回転する円筒体(導体に限らない)の軸方向の一端面に周方向に沿って径方向の幅が正弦波状に変化する環状の導体パターンを貼り付けるなどして設ける構成とするなど他の構成としてもよい。
(5)上記第6実施形態では、第3及び第4正弦波状部80b及び81bを、第1及び第2円筒体80a及び81aの外周面に設ける構成としたが、この構成に限らない。例えば、第3及び第4正弦波状部80b及び81bを、第1及び第2円筒体80a及び81aの内周面に設ける構成としてもよい。この構成とした場合は、第7及び第8回転角度センサ82及び83も第1及び第2円筒体80a及び81aの内側に設ける。
(6)上記各実施形態では、EPS制御ユニット34を、電動モータ33のハウジングに固定支持する構成を例に挙げて説明したが、この構成に限らず、別体として電動モータ33のハウジングとは異なる位置に配置するなど他の構成としてもよい。
(7)上記各実施形態では、電動モータ33として、3相ブラシレスモータを例に挙げて説明したが、この構成に限らず、電動モータ33を、4相以上のブラシレスモータから構成したり、ブラシモータから構成したりするなど他の構成としてもよい。
(8)上記各実施形態では、本発明をコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置に適用した例を説明したが、この構成に限らず、例えば、ラックアシスト式又はピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置に適用する構成としてもよい。
1…第1のトルクセンサ、2…電動パワーステアリング装置、3…車両、4…第2のトルクセンサ、5…第3のトルクセンサ、6…第4のトルクセンサ、10…第1多極リング磁石、11…第2多極リング磁石、12…第1回転角度センサ、13…第2回転角度センサ、14…第1サイン磁気センサ、15…第1コサイン磁気センサ、16…第2サイン磁気センサ、17…第2コサイン磁気センサ、18…相対角度演算部、19…トルク演算部、21…ステアリングホイール、22…ステアリングシャフト、22a…入力軸、22b…出力軸、22c…トーションバー、40…第3多極リング磁石、41…第4多極リング磁石、50…第1レゾルバ、51…第2レゾルバ、52…第1ロータ、53…第1ステータ、54…第2ロータ、55…第2ステータ、56…励磁信号供給部、60…第1コードホイール、61…第2コードホイール、62…第3回転角度センサ、63…第4回転角度センサ、64…第1サイン光学センサ、65…第1コサイン光学センサ、66…第2サイン光学センサ、67…第2コサイン光学センサ、70…第1ターゲット、70b…第1正弦波状部、71…第2ターゲット、71b…第2正弦波状部、72…第5回転角度センサ、73…第6回転角度センサ、L1〜L4…平面コイル、80…第3ターゲット、81…第4ターゲット、82…第7回転角センサ、82b…第3正弦波状部、83…第8回転角センサ、83b…第4正弦波状部、100…第1の相対角度検出装置、400…第2の相対角度検出装置、500…第3の相対角度検出装置、600…第4の相対角度検出装置、700…第5の相対角度検出装置、800…第6の相対角度検出装置、101…第1のセンサ部、401…第2のセンサ部、501…第3のセンサ部、601…第4のセンサ部、701…第5のセンサ部、801…第6のセンサ部

Claims (16)

  1. 周方向に異なる磁極が交互に等配され、且つ同軸上に配置されている第1回転軸及び第2回転軸のうち前記第1回転軸と同期回転する第1多極リング磁石と、
    周方向に異なる磁極が交互に等配され、且つ前記第1回転軸及び前記第2回転軸のうち前記第2回転軸と同期回転する第2多極リング磁石と、
    前記第1多極リング磁石の回転角度θに応じた磁束を検出してsinθを表す第1サイン信号及びcosθを表す第1コサイン信号を出力する第1回転角度センサと、
    前記第2多極リング磁石の回転角度θに応じた磁束を検出してsinθを表す第2サイン信号及びcosθを表す第2コサイン信号を出力する第2回転角度センサと、
    前記第1サイン信号及び前記第1コサイン信号と、前記第2サイン信号及び前記第2コサイン信号とに基づき、前記第1回転軸と前記第2回転軸との相対角度Δθに応じたsinΔθ及びcosΔθを演算し、Δθ=arctan(sinΔθ/cosΔθ)から前記相対角度Δθを演算する相対角度演算部と、を備える相対角度検出装置。
  2. 前記第1多極リング磁石及び前記第2多極リング磁石は、外周面の部位を周方向に交互に異なる磁極に着磁してなり、
    前記第1回転角度センサは、前記第1回転角度センサの有する磁束の検出部が前記第1多極リング磁石の外周面に形成された磁極面に対向して配置され、
    前記第2回転角度センサは、前記第2回転角度センサの有する磁束の検出部が前記第2多極リング磁石の外周面に形成された磁極面に対向して配置されている請求項1に記載の相対角度検出装置。
  3. 前記第1多極リング磁石及び前記第2多極リング磁石は、軸方向の一方の端面の部位を周方向に交互に異なる磁極に着磁してなり、
    前記第1回転角度センサは、前記第1回転角度センサの有する磁束の検出部が前記第1多極リング磁石の前記軸方向の一方の端面に形成された磁極面に対向して配置され、
    前記第2回転角度センサは、前記第2回転角度センサの有する磁束の検出部が前記第2多極リング磁石の前記軸方向の一方の端面に形成された磁極面に対向して配置されている請求項1に記載の相対角度検出装置。
  4. 前記第1回転角度センサは、前記第1多極リング磁石の磁極のピッチに対して互いに電気角度で90°の位相差を有した状態で固定して設けられた、前記第1サイン信号を出力する第1サイン磁気センサ及び前記第1コサイン信号を出力する第1コサイン磁気センサを有し、
    前記第2回転角度センサは、前記第2多極リング磁石の磁極のピッチに対して互いに電気角度で90°の位相差を有した状態で固定して設けられた、前記第2サイン信号を出力する第2サイン磁気センサ及び前記第2コサイン信号を出力する第2コサイン磁気センサを有する請求項1から3のいずれか1項に記載の相対角度検出装置。
  5. 外周に複数の歯を等間隔に有し、且つ同軸上に配置されている第1回転軸及び第2回転軸のうち前記第1回転軸と同期回転する第1ロータと、
    外周に複数の歯を等間隔に有し、且つ前記第1回転軸及び前記2回転軸のうち前記第2回転軸と同期回転する第2ロータと、
    前記第1ロータの外側に前記第1ロータと同心に配され且つ内周に複数の極が等配に形成され且つ各極に巻付けたコイルにより電機子巻線が形成された第1ステータと、
    前記第2ロータの外側に前記第2ロータと同心に配され且つ内周に複数の極が等配に形成され且つ各極に巻付けたコイルにより電機子巻線が形成された第2ステータと、
    前記コイルに励磁信号を供給する励磁信号供給部と、
    前記励磁信号が供給されたときの前記第1ステータの前記コイルから出力される前記第1ロータの回転角度θに応じたsinθを表す第1サイン信号及びcosθを表す第1コサイン信号と、前記励磁信号が供給されたときの前記第2ステータの前記コイルから出力される前記第2ロータの回転角度θに応じたsinθを表す第2サイン信号及びcosθを表す第2コサイン信号とに基づき、前記第1回転軸と前記第2回転軸との相対角度Δθに応じたsinΔθ及びcosΔθを演算し、Δθ=arctan(sinΔθ/cosΔθ)から前記相対角度Δθを演算する相対角度演算部と、を備える相対角度検出装置。
  6. 周方向に等間隔に形成された複数のスリットを有し、且つ同軸上に配置されている第1回転軸及び第2回転軸のうち前記第1回転軸と同期回転する第1コードホイールと、
    周方向に等間隔に形成された複数のスリットを有し、且つ前記第1回転軸及び前記第2回転軸のうち前記第2回転軸と同期回転する第2コードホイールと、
    光源と、前記光源からの射出光が前記第1コードホイールの前記スリットを透過した透過光を受光し、前記第1コードホイールの回転角度θに応じたsinθを表す第1サイン信号及びcosθを表す第1コサイン信号を出力する受光部とを有する第1回転角度センサと、
    光源と、前記光源からの射出光が前記第2コードホイールの前記スリットを透過した透過光を受光し、前記第2コードホイールの回転角度θに応じたsinθを表す第2サイン信号及びcosθを表す第2コサイン信号を出力する受光部とを有する第2回転角度センサと、
    前記第1サイン信号及び前記第1コサイン信号と、前記第2サイン信号及び前記第2コサイン信号とに基づき、前記第1回転軸と前記第2回転軸との相対角度Δθに応じたsinΔθ及びcosΔθを演算し、Δθ=arctan(sinΔθ/cosΔθ)から前記相対角度Δθを演算する相対角度演算部とを備える相対角度検出装置。
  7. 周方向に沿って径方向又は軸方向の幅が正弦波状に変化する環状の第1導体部を有し、且つ同軸上に配置されている第1回転軸及び第2回転軸のうち前記第1回転軸と同期回転する第1ターゲットと、
    周方向に沿って径方向又は軸方向の幅が正弦波状に変化する環状の第2導体部を有し、且つ前記第1回転軸及び前記第2回転軸のうち前記第2回転軸と同期回転する第2ターゲットと、
    前記第1導体部と所定間隙を空けて固定側に対向配置された複数のインダクタンス素子を有し、前記第1ターゲットの回転角度θに応じた渦電流損失を検出してsinθを表す第1サイン信号及びcosθを表す第1コサイン信号を出力する第1回転角度センサと、
    前記第2導体部と所定間隙を空けて固定側に対向配置された複数のインダクタンス素子を有し、前記第2ターゲットの回転角度θに応じた渦電流損失を検出してsinθを表す第2サイン信号及びcosθを表す第2コサイン信号を出力する第2回転角度センサと、
    前記第1サイン信号及び前記第1コサイン信号と、前記第2サイン信号及び前記第2コサイン信号とに基づき、前記第1回転軸と前記第2回転軸との相対角度Δθに応じたsinΔθ及びcosΔθを演算し、Δθ=arctan(sinΔθ/cosΔθ)から前記相対角度Δθを演算する相対角度演算部とを備える相対角度検出装置。
  8. 前記第1導体部は、第1環状導体の外径側端部を軸方向から平面視して正弦波状に変化する形状に形成してなり、
    前記第2導体部は、第2環状導体の外径側端部を軸方向から平面視して正弦波状に変化する形状に形成してなり、
    前記第1回転角度センサは、該第1回転角度センサの有する前記複数のインダクタンス素子が前記第1導体部の正弦波状部と対向するように前記第1ターゲットの軸方向の一方の端面に対向して配置され、
    前記第2回転角度センサは、該第2回転角度センサの有する前記複数のインダクタンス素子が前記第2導体部の正弦波状部と対向するように前記第2ターゲットの軸方向の一方の端面に対向して配置されている請求項7に記載の相対角度検出装置。
  9. 前記第1ターゲットは、第1円筒体を備え、前記第1導体部は、前記第1円筒体の外周面に該外周面を平面視して周方向に沿って正弦波状に変化する形状に設けられ、
    前記第2ターゲットは、第2円筒体を備え、前記第2導体部は、前記第2円筒体の外周面に該外周面を平面視して周方向に沿って正弦波状に変化する形状に設けられ、
    前記第1回転角度センサは、該第1回転角度センサの有する前記複数のインダクタンス素子が前記第1導体部と対向するように前記第1ターゲットの外周面に対向して配置され、
    前記第2回転角度センサは、該第2回転角度センサの有する前記複数のインダクタンス素子が前記第2導体部と対向するように前記第2ターゲットの外周面に対向して配置されている請求項7に記載の相対角度検出装置。
  10. 前記第1回転角度センサ及び前記第2回転角度センサは、前記相対角度Δθが0°のときに前記第1回転角度センサの出力及び前記第2回転角度センサの出力が同位相となるように設けられている請求項1から4のいずれか1項に記載の相対角度検出装置。
  11. 前記第1ステータ及び前記第2ステータは、前記相対角度Δθが0°のときに前記第1ステータのコイルの出力及び前記第2ステータのコイルの出力が同位相となるように設けられている請求項5に記載の相対角度検出装置。
  12. 前記第1回転角度センサ及び前記第2回転角度センサは、前記相対角度Δθが0°のときに前記第1回転角度センサの出力及び前記第2回転角度センサの出力が同位相となるように設けられている請求項6から9のいずれか1項に記載の相対角度検出装置。
  13. 前記sinθ及び前記cosθをsin(θ+Δθ)及びcos(θ+Δθ)として、
    前記相対角度演算部は、下式(1)〜(2)に基づき前記sinΔθを演算し、下式(3)〜(4)に基づき前記cosΔθを演算する請求項10から12のいずれか1項に記載の相対角度検出装置。
    TMs={sinθ+cos(θ+Δθ)}2+{cosθ−sin(θ+Δθ)}2 ・・・(1)
    sinΔθ=−TMs/2+1 ・・・(2)
    TMc={sinθ+sin(θ+Δθ)}2+{cosθ+cos(θ+Δθ)}2 ・・・(3)
    cosΔθ=TMc/2−1 ・・・(4)
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の相対角度検出装置によって、トーションバーで連結された入力軸及び出力軸の相対角度Δθを検出し、その相対角度Δθから前記入力軸及び前記出力軸に生じるトルクを演算するトルク演算部を備えるトルクセンサ。
  15. 請求項14に記載のトルクセンサを備えた電動パワーステアリング装置。
  16. 請求項15に記載の電動パワーステアリング装置を備えた車両。
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