JP2003329524A - トルク検出装置 - Google Patents

トルク検出装置

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JP2003329524A
JP2003329524A JP2002137483A JP2002137483A JP2003329524A JP 2003329524 A JP2003329524 A JP 2003329524A JP 2002137483 A JP2002137483 A JP 2002137483A JP 2002137483 A JP2002137483 A JP 2002137483A JP 2003329524 A JP2003329524 A JP 2003329524A
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torque
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JP2002137483A
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Shigeki Nagase
茂樹 長瀬
Shiro Nakano
史郎 中野
Masahiko Sakamaki
正彦 酒巻
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁性体を取り囲む電磁コイルに発生するインピ
ーダンス変化を検出することでトルクを検出するトルク
検出装置は、インピーダンスの調整が困難であり、検出
精度が悪い。 【解決手段】第1及び第2の回転角センサ6,7がそれ
ぞれ入力軸2及び出力軸3を取り囲む。第1の回転角セ
ンサ6からの正弦波出力S1及び余弦波出力C1と第2
の回転角センサ7からの正弦波出力S2及び余弦波出力
C2を用いて、S1・C1−C1・S2を演算すると、
回転角センサ6,7の回転角に依存せず、両回転角セン
サ6,7のロータ13間のねじれ角Δθにより変化する
sin 波形を得ることができ、これによりトルクを検出す
る。回転角センサ6(又は7)の入力電圧と出力電圧の
比較に基づいて入力軸2(又は出力軸3)の回転角(絶
対位置)を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルク検出装置に
関し、例えば自動車の電動パワーステアリング装置にお
いて操舵軸に付加されるトルクを検出するためのトルク
検出装置に用いられる。
【0002】
【従来の技術】一般に、電動パワーステアリング装置に
おいては、トーションバーを介して連結される入力軸及
び出力軸に磁性体を設け、磁性体を取り囲む電磁コイル
に発生するインピーダンス変化を検出することで、トル
クを検出し、検出されたトルクに応じて電動モータによ
るアシスト力を調整するようにしている。しかしなが
ら、インピーダンスの調整が複雑であり、検出精度が悪
いという問題がある。また、操角情報が得られないとい
う課題がある。
【0003】そこで、入、出力軸にそれぞれ回転位置を
検出するための回転角センサを設け、これらの回転角セ
ンサの出力を用いて入、出力軸間の差動角を検出し、こ
れに基づいてトルクを検出するトルク検出装置が提供さ
れている(例えば特開2001−194251号公報、
及び特開2001−272204号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報のトルク検出装置では、入力側ロータと出力側ロータ
に回転角出力を角度に変換する手段が必要となるという
欠点がある。例えば、回転角θに対してsin θ、cos θ
のアナログ信号を出力することのできる回転角センサ
(一般にはレゾルバ)を2つ用い、各回転角センサから
のsinθ信号とcos θ信号をマイコン等の制御部に入力
し、該制御部において、その2つのセンサの角度差を検
知し、この差に基づいてトルク情報を得る場合がある
が、この場合、一般的に、式tan -1(sin θ/cosθ) を
用いて各回転角センサの回転角θ1,θ2 を求めて、その
差(θ1 −θ2 )を得るようにしている。
【0005】しかしながら、マイコン等の制御部にsin
θ、cos θ信号を取り込む際の分解能に限界があるた
め、トルクの分解能がかせげないといった欠点や、マイ
コンの制御負荷が高くなるといった欠点がある。ところ
で、電動パワーステアリング装置においては、ステアリ
ングホイール等の操舵部材に加えられるトルクの大きさ
に加えて、このトルクの方向、すなわち、左右何れの方
向に操舵がなされているかを検出する必要がある。
【0006】例えば特開2000−352502号公報
等に提案されているトルク検出装置では、入力軸の回転
角度と出力軸の回転角度とを比較して、入力軸が先行し
ている方向にトルクが加えられていると判定するように
している。一方、走行中の車両の操舵軸には、舵取り操
作に応じてステアリングホイール側の入力軸から加わる
正規のトルク(操舵トルク)と共に、操向用車輪に加わ
る路面反力が、舵取り機構側の出力軸からの入力トルク
(以下では、逆入力トルクという)として作用してい
る。
【0007】このような逆入力トルクは、路面からの情
報をドライバに伝える事になり、重要な要素であるが、
必要以上の周波数領域での逆入力トルクは、ハンドル振
動という形でドライバに不快感や不安感を与えるといっ
た問題がある。本発明は前記課題に鑑みてなされたもの
であり、トルク分解能が高く制御負荷を軽減することが
できるトルク検出装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明はトルクが入力部材及び出力部材の何れ側か
ら入力されたものであるかを判定することのできるトル
ク検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】前記目的
を達成するため、請求項1記載の発明は、トーションバ
ーを介して同軸上に相対回転可能に連結される入力部材
及び出力部材にそれぞれ設けられる第1及び第2の回転
角センサと、第1及び第2の回転角センサのそれぞれか
ら得られる正弦波出力及び余弦波出力に基づいてトルク
を演算するトルク演算部とを備えたトルク検出装置にお
いて、前記トルク演算部は、第1の回転角センサの正弦
波出力と第2の回転角センサの余弦波出力との積と、第
1の回転角センサの余弦波出力と第2の回転角センサの
正弦波出力との積との差分に基づいてトルクを演算する
ことを特徴とするものである。
【0009】本発明では、下記の作用効果を奏する。す
なわち、入力部材の回転角をθとし、出力部材が入力部
材に対してΔθのねじれ角だけずれているとすると、第
1の回転角センサから得られる正弦波出力S1及び余弦
波出力C1は、それぞれEsin θ及びEcos θで表され
る(E:電圧振幅)。一方、第2の回転角センサから得
られる正弦波出力S2及び余弦波出力C2は、それぞれ
Esin (θ−Δθ)及びEcos (θ−Δθ)で表され
る。
【0010】ここで、 S1・C2−C1・S2 =Esin θ×Ecos (θ−Δθ)−Ecos θ×Esin (θ−Δθ) =0.5E2 〔sin(2 θ−Δθ) +sin(Δθ) 〕−0.5E2 〔sin(2 θ−Δθ ) −sin(Δθ) 〕 =E2 sin(Δθ) となり、入力部材の回転角θに依存せず、出力部材の入
力部材に対する捩れ角Δθにより変化するsin 波形を得
ることができ、これにより得られた位相角差(すなわ
ち、ねじれ角Δθ)に基づいてトルクを検出する。
【0011】従来のトルクセンサでは、各回転角センサ
の正弦波出力及び余弦波出力をマイコン等の制御部に入
力してトルクを検出しているため、トルク分解能に限界
があり且つマイコンの制御負荷が大きいという課題があ
ったが、本発明では、上述した式(S1・C2−C1・
S2)に基づいてトルクを演算し、その演算結果をマイ
コン等の制御部に出力すれば良いので、トルク分解能を
高くすることができると共に、制御部の制御負荷を軽く
することができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記第1及び第2の回転角センサの少なくとも一方
からの出力に基づいて、入力部材及び出力部材の少なく
とも一方の回転角度を演算する回転角演算部をさらに備
えることを特徴とするものである。本発明では、回転角
センサの本来的機能である回転角をアブソリュート値で
検出することができる。トルク検出装置の主要素を用い
て簡単に回転角度を検出することができ、部品点数の削
減を通じて小型化とコストダウンを達成することができ
る。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
おいて、前記第1及び第2の回転角センサにより検出さ
れる回転角度に基づき、前記入力部材及び出力部材のそ
れぞれの角速度又は角加速度を算出する算出手段と、こ
の算出手段が算出した角速度間の関係又は角加速度間の
関係に基づき、前記トルクが入力部材側からの入力によ
るものか出力部材側からの入力によるものかを判定する
判定手段とをさらに備えることを特徴とするものであ
る。本発明では、トルクが入力部材側からの入力による
ものか、出力部材側からの入力によるものかを判定する
ことができる。したがって、例えば、本トルク検出装置
を車両の電動パワーステアリング装置に適用した場合
に、トルクが操舵部材からの入力によるものか、舵取り
機構からの入力によるものかを判定し、その判定結果に
基づき操舵補助用のモータを駆動制御することが可能と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施の
形態のトルク検出装置を含む電動パワーステアリング装
置(EPS)の概略構成を示している。図1を参照し
て、本電動パワーステアリング装置1は、図示しないス
テアリングホイール等の操舵部材に連結される入力部材
としての入力軸2と、ラックアンドピニオン機構等の舵
取り機構に連結される出力部材としての出力軸3と、入
力軸2と出力軸3を同軸上に相対回転可能に連結するト
ーションバー4とを備える。入力軸2、トーションバー
4及び出力軸3によりステアリングシャフト11が構成
されている。
【0015】トルク検出装置5は、トーションバー4を
介する入力軸2と出力軸3との相対回転変位量により操
舵トルクを検出するものである。トルク検出装置5は、
入力軸2及び出力軸3をそれぞれ取り囲んで設けられる
回転角センサとしての第1及び第2のレゾルバ6,7
と、これら第1及び第2のレゾルバ6,7からの信号
(後述する正弦波出力S1,S2及び余弦波出力C1,
C2に相当)に基づいてトルクを演算するトルク演算部
12aとを備える。
【0016】トルク演算部12aは処理回路12に含ま
れており、この処理回路12は、入力軸2及び出力軸3
のそれぞれの回転角(絶対位置)を検出するための回転
角演算部12b,12cを含んでいる。回転角演算部1
2bは、第1のレゾルバ6の一次側の電圧(直交の入力
電圧のうちの一方、例えばe11)と二次側の電圧(例
えば正弦波出力S1)との比較に基づいて、入力軸2の
回転角(絶対位置)を検出する。同様に、回転角演算部
12cは、第2のレゾルバ7の一次側の電圧(直交の入
力電圧のうちの一方、例えばe21)と二次側の電圧
(例えば正弦波出力S2)との比較に基づいて、出力軸
3の回転角(絶対位置)を検出する。
【0017】トルク演算部12aからのトルク検出信
号、及び各回転角演算部12b,12cからの回転角検
出信号は制御部8に与えられる。制御部8では、トルク
検出信号、回転角検出信号、車速検出信号等に基づい
て、ドライバ9を介して操舵補助用の電動モータ10へ
の印加電圧を制御する。電動モータ10の図示しない回
転軸の回転が、例えばウォームギヤ機構等の減速機構を
介して出力軸3に伝達され、操舵が補助されるようにな
っている。
【0018】第1レゾルバ6はそれぞれ、入力軸2に一
体回転可能に取り付けられた環状のロータ(回転子)1
3と、このロータ13の周囲を取り囲み、例えば電動パ
ワーステアリング装置1のハウジング14に固定される
環状のステータ(固定子)15とを備える。第2のレゾ
ルバ7は第1のレゾルバ6と同様の構成であるが、その
ロータ13が出力軸3に一定回転可能に取り付けられる
点が第1のレゾルバ6とは異なる。
【0019】図2Aを参照して、第1のレゾルバ6のロ
ータ13及びステータ15のそれぞれに、電気的に90
°ずれた2つのコイル13a,13b及び15a,15
bが配置されている。例えばロータ13を一次側として
各コイル13a,13bにそれぞれ正弦波入力e11及
び余弦波入力e12(相直交する入力電圧に相当)を与
えて励磁し、二次側となるステータ15の各コイル15
a,15bからそれぞれ出力電圧として正弦波出力S1
及び余弦波出力C1を取り出す。
【0020】同様に、図2Bを参照して、第2のレゾル
バ7では、例えばロータ13を一次側として各コイル1
3a,13bにそれぞれ正弦波入力e21及び余弦波入
力e22(相直交する入力電圧に相当)を与えて励磁
し、二次側となるステータ15の各コイル15a,15
bのそれぞれから出力電圧として正弦波出力S2及び余
弦波出力C2を取り出す。なお、各レゾルバ6,7にお
いて、ステータ15を一次側とし、ロータ13を二次側
としても良い。
【0021】次いで、処理回路12のトルク演算部12
aでの処理について説明する。すなわち、第1のレゾル
バ6のロータ13の回転角をθとし、第2のレゾルバ7
のロータ13が第1のレゾルバ6のロータ13に介して
Δθのねじれ角だけずれているとすると、第1のレゾル
バ6から得られる2つの直交(位相差が90°)の出力
(電圧)すなわち正弦波出力S1及び余弦波出力C1
は、それぞれEsin θ及びEcos θで表される。
【0022】一方、第2のレゾルバ7から得られる2つ
の直交の出力(電圧)、すなわち正弦波出力S2及び余
弦波出力C2は、それぞれEsin (θ−Δθ)及びEco
s (θ−Δθ)で表される。ただし、各コイル17,1
8の信号振幅の最大値は略等しいのでこれをEで近似し
てある。ここで、 S1・C2−C1・S2 =Esin θ×Ecos (θ−Δθ)−Ecos θ×Esin (θ−Δθ) =0.5E2 〔sin(2 θ−Δθ) +sin(Δθ) 〕−0.5E2 〔sin(2 θ−Δθ ) −sin(Δθ) 〕 =E2 sin(Δθ) となり、ロータの回転角θに依存せず、ロータ間の捩れ
角Δθにより変化するsin 波形(図3参照)を得ること
ができ、これにより得られた位相角差(すなわち、ねじ
れ角Δθ)に基づいてトルクを検出することができる。
【0023】一方、回転角演算部12bでは、第1のレ
ゾルバ6によって得られる2つの直交電圧S1,C1を
用いて、式θ=tan -1(S1/C1) に基づき角度を検
出し回転角θをアブソリュート値で取り出し、これによ
り入力軸2の回転角を検出する。同様に回転検出部12
cは出力軸3の回転角を検出する。回転角演算部12
b,12cは何れか一方のみを設けるようにしても良
い。以上の如く本実施の形態によれば、入力部材の回転
角θに依存せず、出力部材の入力部材に対する捩れ角Δ
θにより変化するsin 波形を得ることができ、これによ
り得られた位相角差(すなわち、ねじれ角Δθ)に基づ
いてトルクを検出する。また、レゾルバの本来的機能で
ある回転角(絶対位置)の検出が非常に容易である。
【0024】また、従来、この種のトルクセンサでは、
各回転角センサの正弦波出力及び余弦波出力をマイコン
等の制御部に入力し、制御部において各回転角センサの
回転角を求めた後、これらの差に基づいてトルクを検出
していたが、トルク分解能に限界があり且つマイコンの
制御負荷が大きいという課題があった。これに対して、
本実施の形態では、処理回路12のトルク演算部12a
が、第1のレゾルバ6の正弦波出力S1と第2のレゾル
バ7余弦波出力C1との積と、第1のレゾルバ6の余弦
波出力C1と第2のレゾルバ7の正弦波出力S1との積
との差分(S1・C2−C1・S2)を求め、これに基
づいてトルクを演算し、その演算結果を制御部8に出力
するようにしている。したがって、トルク分解能を高く
することができると共に、例えばマイコンからなる制御
部8の制御負荷を軽くすることができる。
【0025】特にコラム同軸タイプの電動パワーステア
リング装置において、多大な効果を得ることができる。
というのは、従来型のインピーダンス変化検出方式のト
ルクセンサの軸方向寸法が約40mmであり、回転角検
出のための一般的なレゾルバの軸方向寸法が約15mm
であるので、トルクと回転角の双方を検出しようとし
て、従来型のトルクセンサと回転角検出用のレゾルバを
ステアリングコラムの同軸上に配置するとすると、約5
5mmの軸方向寸法を要するが、トルク検出と回転角検
出をレゾルバの2個使いにより達成する本実施の形態で
は、約30mmの軸方向寸法で良いことになり、格段の
小型化を図れると共に部品統合による大幅なコストダウ
ンも期待できる。
【0026】次いで、図4は前述の実施の形態のトルク
検出装置1を用いて、トルクが入力軸2からの入力によ
るものか、出力軸3からの入力によるものかを判定する
場合の制御部8の処理の流れを示すフローチャートを示
している。ステップS1において、処理回路12からの
トルク検出信号、並びに入力軸2及び出力軸3のそれぞ
れの回転角検出信号θ1 ,θ2 を読み込んだ制御部8で
は、トルクが発生しているか否かを判定する(ステップ
S2)。
【0027】トルクが発生している場合には、入力軸2
及び出力軸3のそれぞれの角速度θ 1 ’、θ2 ’を算出
し(ステップS3)、入力軸2の角速度の絶対値|
θ1 ’|が出力軸3の角速度の絶対値|θ2 ’|よりも
大きいか相等しい場合(|θ1 ’|≧|θ2 ’|)に
は、トルクが入力軸2からの入力(すなわち正入力)に
よるものと判定する(ステップS4,S5)。また、出
力軸3の角速度の絶対値|θ2 ’|が入力軸2の角速度
の絶対値|θ 1 ’|よりも大きい場合(|θ1 ’|<|
θ2 ’|)には、トルクが出力軸3からの入力(すなわ
ち逆入力)によるものと判定する(ステップS4,S
6)。
【0028】上記のフローにおいては、入力軸2及び出
力軸3の角速度の絶対値|θ1 ’|、|θ2 ’|の大小
比較に基づき、正入力か逆入力かを判定したが、これに
限らず、入力軸2及び出力軸3の角加速度の絶対値|θ
1 ’’|、|θ2 ’’|の大小比較に基づき、正入力か
逆入力かを判定するようにすることもできる。すなわ
ち、入力軸2の角加速度の絶対値|θ1 ’’|が出力軸
3の角加速度の絶対値|θ2 ’’|よりも大きいか相等
しい場合(|θ1 ’’|≧|θ2 ’’|)には、トルク
が入力軸2からの入力(すなわち正入力)によるものと
判定し、その逆の場合には(|θ1 ’’|<|θ2 ’’
|)には、逆入力によるものと判定する。
【0029】なお、本発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば回転角演算部12b,12c
を廃止しても良い。また、本トルク検出装置を一般の回
転機械に適用すること等、本発明の特許請求の範囲内で
種々の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のトルク検出装置が適用
された電動パワーステアリング装置の概略構成図であ
る。
【図2】図2A及び図2Bは第1及び第2の回転角セン
サであるレゾルバの模式図である。
【図3】トルクと検出出力の関係を示す図である。
【図4】本発明の別の実施の形態の演算処理の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電動パワーステアリング装置 2 入力軸(入力部材) 3 出力軸(出力部材) 4 トーションバー 5 トルク検出装置 6 第1のレゾルバ(第1の回転角センサ) 7 第2のレゾルバ(第2の回転角センサ) 8 制御部(算出手段、判定手段) 9 ドライバ 10 電動モータ 11 ステアリングシャフト 12 処理回路 12a トルク演算部 12b,12c 回転角演算部 13 ロータ 13a,13b コイル 15a,15b コイル 15 ステータ S1,S2 正弦波出力 C1,C2 余弦波出力 e11,e21 正弦波入力 e12,e22 余弦波入力 θ,θ1 ,θ2 回転角 Δθ ねじれ角(トルク) θ1 ’,θ2 ’ 角速度 θ1 ’’,θ2 ’’ 角加速度
フロントページの続き (72)発明者 酒巻 正彦 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 Fターム(参考) 3D033 CA28 DB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トーションバーを介して同軸上に相対回転
    可能に連結される入力部材及び出力部材にそれぞれ設け
    られる第1及び第2の回転角センサと、第1及び第2の
    回転角センサのそれぞれから得られる正弦波出力及び余
    弦波出力に基づいてトルクを演算するトルク演算部とを
    備えたトルク検出装置において、 前記トルク演算部は、第1の回転角センサの正弦波出力
    と第2の回転角センサの余弦波出力との積と、第1の回
    転角センサの余弦波出力と第2の回転角センサの正弦波
    出力との積との差分に基づいてトルクを演算することを
    特徴とするトルク検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第1及び第2の回
    転角センサの少なくとも一方からの出力に基づいて、入
    力部材及び出力部材の少なくとも一方の回転角度を演算
    する回転角演算部をさらに備えることを特徴とするトル
    ク検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記第1及び第
    2の回転角センサにより検出される回転角度に基づき、
    前記入力部材及び出力部材のそれぞれの角速度又は角加
    速度を算出する算出手段と、この算出手段が算出した角
    速度間の関係又は角加速度間の関係に基づき、前記トル
    クが入力部材側からの入力によるものか出力部材側から
    の入力によるものかを判定する判定手段とをさらに備え
    ることを特徴とするトルク検出装置。
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