JP2017006351A - 描画装置及び描画装置の描画方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】再現性が高く複雑なデザインを簡易に得るとともに、不要なグリッターの発生を抑える描画装置及び描画装置の描画方法を提供する。
【解決手段】ネイルプリント装置1は、爪Tの表面に接触して爪Tにグルーを塗布するグルーペン41bと、爪Tの表面上にグリッターを振りかけるグリッターボトルペン41cと、グルーペン41b及びグリッターボトルペン41cを移動させる移動機構(ヘッド移動部及びペン上下用モータ)と、画像情報に基づいて、移動機構によりグルーペン41bを移動させてグルーペン41bにより爪Tの表面にグルーパターンを描画させ、画像情報に基づいて、移動機構によりグリッターボトルペン41cを移動させてグリッターボトルペン41cによりグルーパターン上にグリッターを振りかけさせる描画制御部と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、描画装置及び描画装置の描画方法に関するものである。
従来、爪にマニキュア液等を塗布して模様を施すネイルアートが広く行われている。ネイルアートは、ネイルサロン等において専門スタッフによって施されることが多いが、近年、爪にネイルデザインを印刷するネイルプリント装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなネイルプリント装置を用いれば、ネイルサロン等に行かなくても手軽にネイルアートを楽しむことができる。
また、ネイルデザインとして加飾性を高めるために、グリッター(光輝粒)を用いることがある。この場合、デザインに応じて爪上にグルー(接着剤)を塗布し、グルーにより形成されたグルーパターン上にグリッターを振りかけてグリッターを固定する。
特表2003−534083号公報
しかしながら、従来のネイルプリント装置には、グルーを塗布する機能は備わっていないため、爪上へのグルーの塗布は手作業で行われていた。そのため、一般のユーザが思い通りのグリッター模様を実現することは困難であり、爪毎にデザインがバラバラになってしまうおそれがあった。
また、描画対象物の表面に直接ペン先を当接させてグルーを塗布(描画)するグルーペンを使うと細かいデサインの描画も可能だが、この場合も手作業であるため、デザインの再現性が低かった。
また、グルーパターン上にグリッターを振りかける際に、爪に接着されず無駄になってしまう不要なグリッターが大量に発生するという問題があった。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、再現性が高く複雑なデザインを簡易に得るとともに、不要なグリッターの発生を抑える描画装置及び描画装置の描画方法を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明の描画装置は、
描画対象面に接触して当該描画対象面にグルーを塗布するグルー塗布部と、
前記描画対象面上にグリッターを振りかけるグリッター振りかけ部と、
前記グルー塗布部及び前記グリッター振りかけ部を移動させる移動機構と、
画像情報に基づいて、前記移動機構により前記グルー塗布部を移動させて前記グルー塗布部により前記描画対象面にグルーパターンを描画させ、前記画像情報に基づいて、前記移動機構により前記グリッター振りかけ部を移動させて前記グリッター振りかけ部により前記グルーパターン上にグリッターを振りかけさせる制御部と、
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、再現性が高く複雑なデザインを簡易に得るとともに、不要なグリッターの発生を抑えることができる。
ネイルプリント装置の内部構成を示す正面図である。 ネイルプリント装置の内部構成を示す側面図である。 図1におけるIII-III線に沿った断面図である。 (a)は、描画ヘッドの上面図であり、(b)は、描画ヘッドの側面図である。 (a)は、グリッターボトルペンの断面を示す模式図であり、(b)は、振動モータ近傍の拡大図である。 ネイルプリント装置の制御構成を示す要部ブロック図である。 ネイルプリント装置の描画方法を示すフローチャートである。
図1から図7を参照しつつ、本発明に係るネイルプリント装置(描画装置)1の一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
また、以下の実施形態では、ネイルプリント装置1は手の指の爪の表面を描画対象面として、これに描画するものとして説明するが、本発明の描画対象面は手の指の爪の表面に限るものではなく、例えば足の指の爪の表面を描画対象面としてもよい。
図1は、ネイルプリント装置の内部構成を示す正面図であり、図2は、図1に示されたネイルプリント装置の内部構成を示す側面図である。図3は、図1におけるIII-III線に沿う断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態におけるネイルプリント装置1は、描画ヘッド43が筆記用具であるペン41(描画用ペン41a、グルーペン41b、グリッターボトルペン41c)とインクジェット描画部71とを備え、プロッタ方式とインクジェット方式とを併用して印刷指U1の爪Tに描画を施す描画装置である。
このネイルプリント装置1は、ケース本体2と、このケース本体2に収容される装置本体10とを備えている。
ケース本体2の側面上部一端には、後述する描画部40のペン41及びインクジェット描画部71を交換するために開閉可能に構成された蓋部23が設けられている。蓋部23は、例えばヒンジ等を介して、図1に示すように閉状態から開状態まで回動自在となっている。
ケース本体2の上面(天板)には操作部25(図6参照)が設置されている。
操作部25は、ユーザが各種入力を行う入力部である。
操作部25には、例えば、ネイルプリント装置1の電源をONする電源スイッチ釦、動作を停止させる停止スイッチ釦、爪Tに描画するデザイン画像を選択するデザイン選択釦、描画開始を指示する描画開始釦等、各種の入力を行うための図示しない操作釦が配置されている。
また、ケース本体2の上面(天板)のほぼ中央部には表示部26が設置されている。
表示部26は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイ等で構成されている。
本実施形態において、この表示部26には、例えば、印刷指U1を撮影して得た爪画像(爪Tの画像を含む指画像)、この爪画像中に含まれる爪Tの輪郭線等の画像、爪Tに描画すべきデザイン画像を選択するためのデザイン選択画面、デザイン確認用のサムネイル画像、各種の指示を表示させる指示画面等が適宜表示される。
なお、表示部26の表面に各種の入力を行うためのタッチパネルが一体的に構成されていてもよい。
装置本体10は、ほぼ箱状に形成され、ケース本体2の内部下方に設置された下部機枠11と、この下部機枠11の上方で且つケース本体2の内部上方に設置されている上部機枠12とを備えている。
まず、下部機枠11について説明する。
下部機枠11は、背面板111、底板112、左右一対の側板113a,113b、X方向移動ステージ収容部114、Y方向移動ステージ収容部115及び隔壁116を有する。
側板113a,113bの下端部は、底板112の左右両端部にそれぞれ連結され、側板113a,113bが底板112に対して立てられた状態に設けられている。
背面板111の下部は、前方(指挿入方向手前側)に向かって2段に窪むように形成されている。背面板111の下端部は底板112の前端部に連結されており、背面板111は、底板112と側板113a,113bによって囲われた領域を前後に区切っている。
この窪んだ背面板111の後ろ側に形成される空間がX方向移動ステージ収容部114、Y方向移動ステージ収容部115(図2参照)となっている。X方向移動ステージ収容部114内には、描画部40が前方(指挿入方向手前側)に移動した際に描画部40のX方向移動ステージ45が収容される。また、Y方向移動ステージ収容部115内には、描画部40のY方向移動ステージ47が配置されている。
また、隔壁116は、下部機枠11の内部前方側の空間(背面板111、底板112及び側板113a,113bによって囲われた指挿入方向手前側の空間)を上下に区切るように下部機枠11の内側に設けられている。隔壁116はほぼ水平に設けられ、隔壁116の左右両端部が側板113a,113bにそれぞれ連結され、隔壁116の後端部が背面板111に連結されている。
この下部機枠11には、指固定部30(図2参照)が一体的に設けられている。指固定部30は、描画の際に指を固定する機能を有する。
指固定部30は、描画を施す爪Tに対応する指(以下、これを「印刷指U1」という。)を受け入れる指受入部31と、この印刷指U1以外の指(以下、これを「非印刷指U2」という。)を退避させる指退避部32と、から構成されている。
指受入部31は、隔壁116の上側であって下部機枠11の幅方向のほぼ中央部に配置されている。また、隔壁116によって下部機枠11の下側に区分けられた空間が指退避部32を構成している。
例えば、薬指の爪Tに描画を施す場合には、指受入部31に印刷指U1としての薬指を挿入し、非印刷指U2であるその他の4指(親指、人差し指、中指、小指)を指退避部32に挿入する。
図2及び図3に示すように、指受入部31は、下部機枠11の前面側(印刷指挿入方向の手前側)に開口しており、下側が隔壁116の一部を構成する指載置部116a、両側が仕切り31a,31b、奥側が仕切り31cによって区画されている。指載置部116aは、描画を施す爪Tの指(印刷指U1)をXY平面上に載置するものである。
また、指受入部31の上側は天井部31dによって区画されている。天井部31dには、指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tを露出させるための窓31eが形成されている。
また、隔壁116の上面であって下部機枠11の前面側の両側部には、下部機枠11の前面側を塞ぐ前壁31f(図1参照)が立設されている。また、隔壁116の上面には、この前壁31fの中央部寄りの端部から前記指受入部31に向けて狭窄し、印刷指U1を指受入部31内に案内する一対のガイド壁31g(図1参照)が立設されている。
ユーザは指受入部31に挿入した印刷指U1と指退避部32に挿入した非印刷指U2との間に隔壁116を挟むことができる。そのため、指受入部31内に挿入された印刷指U1が安定して固定される。
なお、本実施形態では、隔壁116の前端部に下方向に張り出した突出部116bが形成されている。
また、図3に示すように、仕切り31cを隔てた指受入部31の奥側上部にドライヤー91が設けられている。ドライヤー91は、熱を発生させるためのヒータと、送風のためのファンとを備え、窓31eを介して指受入部31に置かれた印刷指U1の爪Tにファンによって生じた風を当て、爪T上に施されたインクジェット描画、又はプロッタ描画を乾燥させる機能を有する。ドライヤー91のヒータは、用途に応じてON/OFFが可能となっており、ヒータがOFFの状態でファンを回転させることもできる。
グルーで描画されたパターン上にグリッターを振りかける際には、グリッターボトルペン41cを爪Tの表面に接触させずにグリッターを爪T上に落下させるので、爪Tの表面のグルーパターン上以外の部分にもグリッターが落下する場合がある。
ドライヤー91は、描画対象面である爪Tの表面のグルーパターン上に接着されたグリッター以外の余分なグリッターを吹き飛ばす送風部として機能する。
また、図3に示すように、指受入部31の仕切り31a側には、排気用ファン92が設けられている。排気用ファン92は、指固定部30からの排気を行うために配置されており、ドライヤー91により吹き飛ばされた余分なグリッターを吸着するためのフィルターが装着されている。
下部機枠11の上面であって、指受入部31の横(本実施形態では、図1及び図3において右側)には、後述する描画ヘッド43の移動可能範囲内に、非描画時に、描画ヘッド43が待機するホームエリア60が設けられている。
ホームエリア60には、後述するペンホルダ42に対応する数(本実施形態では3つ)だけペンキャップ62が設置されている。
ペンキャップ62は、例えばゴムによって形成されており、描画部40にペン41(描画用ペン41a、グルーペン41b)が装着されている状態で描画を行っていないとき(非描画時)には、描画用ペン41a、グルーペン41bを下降させて、ペン先412をペンキャップ62に収容することにより、ペン先412の乾燥を防止するようになっている。なお、グリッターボトルペン41cについては、ペンキャップ62にグリッターが付着するのを防ぐために、非描画時にもグリッターボトルペン41cを下降させず、グリッターボトルペン41cをペンキャップ62に収容しないこととする。
また、ホームエリア60内であってペン先412がペンキャップ62に収容されたときにインクジェット描画部71が配置される位置に対応する位置には、インクジェット保守部63が設けられている。インクジェット保守部63は、後述するインクジェット描画部71のインク吐出部(ノズル面)をクリーニングするためのクリーニング機構やインク吐出部(ノズル面)の保湿状態を保つためのキャップ機構等(いずれも図示せず)で構成されている。
なお、ホームエリア60内のペンキャップ62、インクジェット保守部63等の配置は、ここで例示したものに限定されない。
描画部40は、描画ヘッド43、描画ヘッド43を支持するユニット支持部材44、描画ヘッド43をX方向(図1及び図3におけるX方向、ネイルプリント装置1の左右方向)に移動させるためのX方向移動ステージ45、X方向移動モータ46、描画ヘッド43をY方向(図2及び図3におけるY方向、ネイルプリント装置1の前後方向)に移動させるためのY方向移動ステージ47、Y方向移動モータ48等を備えて構成されている。
描画ヘッド43は、保持基台430(図2参照)を介してユニット支持部材44に固定されている。
図4(a)は、本実施形態における描画ヘッドの上面図であり、図4(b)は、描画ヘッドの側面図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、本実施形態の描画ヘッド43には、ペン41を保持するペンホルダ42とインクジェット描画部71を保持するインクジェットホルダ72とが隣り合って配置されている。
インクジェット描画部71は、例えば、イエロー(Y;YELLOW)、マゼンタ(M;MAGENTA)、シアン(C;CYAN)のインクに対応する図示しないインクカートリッジと各インクカートリッジにおける描画対象(爪T)に対向する面(本実施形態では、図1等における下面)に設けられた図示しないインク吐出部とが一体に形成されたインクカートリッジ一体型のヘッドである。インク吐出部は、それぞれの色のインクを噴射する複数のノズルからなるノズルアレイを備えており、インクジェット描画部71は、インクを微滴化し、インク吐出部から描画対象(爪T)の被描画面に対して直接にインクを吹き付けて描画を行う。なお、インクジェット描画部71は、上記3色のインクを吐出させるものに限定されない。その他のインクを貯留するインクカートリッジ及びインク吐出部を備えていてもよい。
本実施形態では、ペンホルダ42に装着可能なペン41として、描画用の筆記用具である描画用ペン41aと、グルー塗布用のグルーペン41bと、グリッター振りかけ用のグリッターボトルペン41cと、が用意されており、ユーザが適宜入れ替え可能となっている。なお、本実施形態において単にペン41としたときは、描画用ペン41a、グルーペン41b、グリッターボトルペン41cを含むものとする。
描画用ペン41aは、爪Tの表面を描画対象面とし、先端部が描画対象面である爪Tの表面に接触して描画を施す。
図4(b)等に示すように、描画用ペン41aは、棒状のペン軸部411の先端側(図4(b)において下側)にペン先412が設けられたものである。
ペン軸部411の内部は、各種インクを収容するインク収容部となっている。
ペン軸部411の内部に収容されるインクとしては、各種のインクが適用可能である。インクの粘度や色材の粒径(粒子の大きさ)等は特に限定されず、例えば、金銀のラメ入りのインクや白色のインク、UV硬化型のインクやジェルネイル液、アンダーコート用インク、トップコート用インクやマニキュア液等も用いることができる。
描画用ペン41aは、例えばペン先412を爪Tの表面に押し当てることでペン軸部411内に収容されているインクが染み出して描画する、ペン先412がボールペンタイプとなったペンである。
なお、描画用ペン41aは、ボールペンタイプのものに限定されない。例えばフェルト状のペン先にインクを染み込ませて描画するフェルトペンタイプや、束ねた毛にインクを染み込ませて描画する筆ペンタイプのもの等であってもよい。
また、ペン先412の太さも各種のものを用意することができる。
描画用ペン41aは、ペンホルダ42に上方から挿通するだけで保持されている。このため、ケース本体2に設けられている蓋部23を開けて、例えば手やピンセットでペン軸部411の上端部を摘み上げ引き出す等により、容易に交換が可能である。
これにより、ユーザは、ペンホルダ42に装着する描画用ペン41aを、描画したいネイルデザインに応じて色やペン先412の種類やインクの種類の異なる描画用ペン41aに適宜入れ替えることで、幅広いネイルデザインを実現することができる。
グルー塗布用のグルーペン41bは、描画対象面である爪Tの表面に接触して爪Tにグルーを塗布するグルー塗布部である。
グルーペン41bとしては、ボールペンタイプ、フェルトペンタイプ等が用いられる。また、デザイン内容によってはフェルトペンの幅広タイプも使用可能である。本実施形態では、グルーペン41bとして、ボールペンタイプを使用する。グルーペン41bの構造は、インクの代わりにグルーを塗布することを除いて描画用ペン41aと同様であり、ペン軸部411及びペン先412についても、描画用ペン41aと同一の符号を用いる。グルーペン41bのペン先径は、例えば0.8〜1mmのものを用いることができる。グルーペン41bは、デザインに応じてXY平面内の移動及び昇降を行いながらグルーを爪Tの表面に塗布していく。
グルーペン41bの内部には、グリッター固定用の接着剤、例えばアクリル系樹脂を主成分とした接着剤が封入されている。画像情報に応じて、プロッタの移動動作に伴い、グルーペン41bが移動することにより、爪Tの表面にグルーのパターンを描画することができる。また、グルーに紫外線硬化剤を混ぜておき、或いは、グルーを紫外線硬化樹脂とし、グルーパターン上にグリッターを振りかけた後に、UVライトで硬化させることとしてもよい。
市販されているグルーペンとして、例えば、Quickie Glue(商標) Stock# 38480,58482,38481(SAKURA COLOR PRODUCTS OF AMERICA)等がある。
グリッターボトルペン41cは、描画対象面である爪Tの表面上にグリッターを振りかけるグリッター振りかけ部である。
図5(a)は、グリッターボトルペンの断面を示す模式図である。
グリッターボトルペン41cは、描画用ペン41a、グルーペン41bのペン軸部411とほぼ同様の太さ及び形状の軸部413と、この軸部413の先端側(図5(a)において下側)に設けられた開口部414とを備えている。軸部413の先端側は、開口部414に向けて狭窄する漏斗状に形成されている。
軸部413の内部には、グリッターが収容されている。グリッターボトルペン41cは、グルーで描画されたグルーパターンに対してグリッターを振りかける機能を有する。
グリッターは、ポリエステルフィルムにアルミ蒸着を施し、その上にカラー層を設けたメタリック調のフィルムを均一の形に裁断して作成されたフレーク状のものである。グリッターは、ラメ、ホログラム、パール等を含む。
また、グリッターのサイズは、光輝性を確保するため、概ね100μm以上のものが使用される。そのため、グリッターボトルペン41cの先端径が500μm程度であっても、ボトル(グリッターボトルペン41c)の先端を下に向けた使用状態で、グリッターはボトル内部からボトル先端部において静電気力やファンデルワールス力によって積み重なるように凝集するので、目詰まりしたようになる。すなわち、グリッターボトルペン41cの先端口が開放されていても、グリッターがこぼれ落ちることはない。また、残量(内容量)の変化によるグリッター落下量の変化はほとんどない。
また、グリッターボトルペン41cの開口部414と反対側の端部には、振動発生装置415が設けられている。振動発生装置415は、振動モータ415a、シャフト415b、おもり415cを備え、振動モータ415aは、ブラケット415dによりグリッターボトルペン41cの内壁に固定されている。振動発生装置415は、グリッターボトルペン41cの内部に収容されたグリッターを振動により落下させるものである。
図5(b)は、振動モータ近傍の拡大図である。
振動モータ415aは、円筒型の小型振動モータであり、描画制御部815(図6参照)により、画像情報に応じてON/OFFが制御される。振動モータ415aとおもり415cは、シャフト415bにより接続されている。振動モータ415aの回転により、おもり415cが回転し、バランスを崩すような不安定な動きによって、振動が発生する。この振動により、グリッターボトルペン41c全体が振動し、グリッターボトルペン41c内部のグリッターをグリッターボトルペン41cから爪Tの表面上に向かって落下させることができる。この振動(振動モータ415a)をON/OFFすることにより、グリッターボトルペン41cからのグリッターの振りかけ動作の開始/停止を制御することが可能になる。本実施形態では、グリッターボトルペン41cに振動を与える装置として、振動モータ415aを使用しているが、リニア振動アクチュエータ、超磁歪素子アクチュエータ等、小型で振動を発生させるタイプのアクチュエータであれば使用可能である。
また、グリッターボトルペン41cの軸部413には、外部から電源を供給するための外部接点(図示せず)が設けられており、グリッターボトルペン41cをペンホルダ42に装着した際に、ペンホルダ42に設けられた可動式接点(図示せず)と電気的に接続される。可動式接点は、例えばスプリング等で構成されている。
描画制御部815により、ペンホルダ42の可動式接点に対する電源供給が制御されることにより、振動モータ415aの回転のON/OFF、すなわち、振動発生装置415における振動のON/OFFが制御される。
振動発生装置415によって、グリッターボトルペン41cを振動させることで、開口部414からグリッターが落下する。振動発生装置415による振動が発生していない場合には、グリッターボトルペン41cがX方向、Y方向又は上下方向に移動中であっても、グリッターボトルペン41cからグリッターはこぼれない。
なお、グリッターの素材やサイズに応じて、振動発生装置415の振動幅を変更可能とすることとしてもよい。例えば、グリッターボトルペン41cの軸部413に振動モータ415aの回転数を制御するための制御線が設けられており、グリッターボトルペン41cをペンホルダ42に装着することで、この制御線を介して振動モータ415aと描画制御部815とが接続され、描画制御部815が振動発生装置415の振動幅を調整可能となる。
市販されているグリッターボトルペンとして、例えば、ボディジュエリーセルフ用キットA(株式会社アップヒルズ)、GRACIA(登録商標) グリッターアルファ GL−016(グラシイアジャパン株式会社)等がある。これら市販品は、手動でペンを振ってグリッターを振りかけるものである。市販品についても、ボトルを振っていない時にはペン先を下に向けてもボトル先端部において静電気力やファンデルワールス力の働きによりグリッターがこぼれ落ちることはない。
図4(b)に示すように、ペンホルダ42は、上下に開口し内部にペン41が挿通される筒状部材421と、筒状部材421の下側(図4(b)における下側)の開口を塞ぐように配置されたペン係止部材422と、ペン41とともに上下動する補助軸部材423とを備えている。
ペン係止部材422には、ペン41の軸部(ペン軸部411、軸部413)における先端側を係止する係止孔422aが形成されている。ペン41は、軸部(ペン軸部411、軸部413)の先端側がペン係止部材422の係止孔422aに嵌め込まれることによってペンホルダ42内に係止される。なお、軸部(ペン軸部411、軸部413)の先端側の外周面に図示しないねじ溝を形成し、係止孔422aの内周面に軸部のねじ溝と螺合可能な図示しないねじ溝を形成し、係止孔422a側のねじ溝に軸部(ペン軸部411、軸部413)側のねじ溝を螺着させることでペン41を係止孔422aに係止させてもよい。
本実施形態において、補助軸部材423はペン41を挟むように2本配置されている。各補助軸部材423の下端部はペン係止部材422に嵌め込まれており、これにより、補助軸部材423はペン41の軸部(ペン軸部411、軸部413)と平行となるように固定されている。
補助軸部材423には、ペン41の軸中心から離れる方向に突出する係止突起424が設けられている。
また、補助軸部材423の軸周りには、コイルバネ425が巻回されている。コイルバネ425は、外力が加わらない状態において補助軸部材423を上方向に付勢するものであり、非描画状態においてペン41の位置を、先端部が爪Tに当接しない位置に保持する。
ペンホルダ42の近傍には、ステッピングモータからなるペン上下用モータ426と、ペン上下用モータ426の回転軸に取り付けられた歯車427に歯合するギア428と、このギア428の回転に追従して回動する板バネ429とが設けられている。本実施形態では、これらペン上下用モータ426、歯車427、ギア428、板バネ429等によりペン41の昇降機構が構成されている。
ここで、板バネ429は、補助軸部材423に設けられた係止突起424に係合して、この係止突起424を押し下げることにより、ペン41を下方へと押し下げることができるようになっている。
すなわち、ペン上下用モータ426の回転に伴って板バネ429が回動して、板バネ429が係止突起424に係合し、係止突起424を下方へと押し下げると、ペン41はコイルバネ425の付勢力に抗して下方へと押し下げられる。
このように本実施形態では、板バネ429で直接ペン41を押し下げるのではなく、係止突起424を押し下げる構成とし、板バネ429がペン41の上方を覆わないため、ペン41の交換を容易に行うことができとともに、ペン昇降機構の高さを比較的低く抑え、省スペース化を図ることができる。
ここで、ペン41の昇降機構の動作について具体的に説明する。まず、描画対象面である爪Tの表面に接触して描画を施すタイプの描画用ペン41a及びグルーペン41bについて説明する。
非描画時においては、係止突起424に対して板バネ429が外力を加えない状態となっている。このように外力(板バネ429による押圧力)が加わっていない状態では、ペン41は、コイルバネ425の付勢力により、上方向(図1及び図4(b)において上方向)の位置に押し上げられ、ペン41の先端部(ペン先412)は描画対象面である爪Tの表面から離れ、当該表面に当接しない高さに保持されている。
これに対して、描画時には、ペン上下用モータ426を所定のステップ数で回転させ、板バネ429によって係止突起424を押し下げる。これにより、ペン41が押し下げられる。
ペン上下用モータ426を駆動させる際の所定のステップ数は、指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tの高さ等に応じて適宜設定される。
すなわち、本実施形態のネイルプリント装置1では、後述の爪情報を事前に取得しておく。そして、当該爪情報に基づいて、ペン41の先端部(ペン先412)が爪Tに当接する当接位置の爪Tの高さを認識し、その高さに応じてペン上下用モータ426のステップ数を決定する。こうして決定したステップ数でペン上下用モータ426を駆動させ、板バネ429によってペン41を押し下げることにより、ペン41の先端部(ペン先412)を爪Tの表面に近づけて接触させ、適正な筆圧を印加する。
なお、描画の際に、描画に伴って爪Tの高さが変化したときは、その都度ペン上下用モータ426のステップ数を増減してペン41の筆圧を調整し、筆圧が概ね一定になるように調整しながら描画を行う。ここで、ペン上下用モータ426のステップ数の増減による筆圧の調整は、爪Tの高さの変化が所定量(例えば、0.5mm)だけ変化する毎に行い、爪Tの高さの変化が所定量未満であるときには筆圧の調整を行わないが、このときには爪Tの形状に応じて板バネ429が撓み変形(弾性変形)することによって、ペン41が自動的に上下動するため、ペン41が爪Tに確実に当接すると同時に筆圧を適度な値に保つことができる。
また、板バネ429のバネ定数はそれ程大きくなく、このバネ定数は、板バネ429による押圧力(外力)が爪Tにかかったときに爪Tに痛みなどを感じることがない程度の値に設定されている。また、描画を行う際には、板バネ429が適度に撓むことによりペン41の上下動による衝撃が吸収されるとともに、ペン先412に概ね一定の適度な筆圧がかかった状態を維持したままペン41が爪Tの高さに追従して上下動し、描画対象である爪Tの表面に所望のネイルデザインを綺麗に描画することができる。
以上、描画用ペン41a及びグルーペン41bの昇降機構の動作について説明したが、爪Tの表面に接触しないタイプのグリッターボトルペン41cについても、上下方向の移動の仕組みは同様である。
グリッターを振りかけない時には、係止突起424に対して板バネ429が外力を加えない状態となっており、グリッターボトルペン41cの先端部(開口部414)は描画対象面である爪Tの表面から離れ、当該表面に当接しない高さ(これを以下「第1の位置」という。)に保持されている。
これに対して、グリッターを振りかける時には、ペン上下用モータ426を所定のステップ数で回転させ、板バネ429によって係止突起424を押し下げる。これにより、グリッターボトルペン41cの先端部(開口部414)は、爪Tの表面からの距離が所定の距離となる高さ(これを以下「第2の位置」という。)に保持される。
ペン上下用モータ426を駆動させる際の所定のステップ数は、指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tの高さ等に応じて適宜設定される。
具体的には、事前に取得した爪情報に基づいて、グリッターボトルペン41cの先端部(開口部414)が爪Tの表面から所定の距離となる高さを認識し、その高さに応じてペン上下用モータ426のステップ数を決定する。
なお、本実施形態では、「第2の位置」が「第1の位置」より低い、すなわち、「第2の位置」におけるグリッターボトルペン41cの開口部414と爪Tの表面との距離が「第1の位置」におけるグリッターボトルペン41cの開口部414と爪Tの表面との距離より短いこととしたが、グリッターを振りかける高さとして適していれば、「第2の位置」が「第1の位置」と同じ高さであってもよい。
また、図1及び図2に示すように、ユニット支持部材44は、X方向移動ステージ45に取り付けられたX方向移動部451に固定されている。X方向移動部451は、X方向移動モータ46の駆動によりX方向移動ステージ45上を図示しないガイドに沿ってX方向に移動するようになっており、これにより、ユニット支持部材44に取り付けられている描画ヘッド43が、X方向(図1におけるX方向、ネイルプリント装置1の左右方向)に移動するようになっている。
また、X方向移動ステージ45は、Y方向移動ステージ47のY方向移動部471に固定されている。Y方向移動部471は、Y方向移動モータ48の駆動によりY方向移動ステージ47上を図示しないガイドに沿ってY方向に移動するようになっており、これにより、ユニット支持部材44に取り付けられている描画ヘッド43が、Y方向(図2におけるY方向、ネイルプリント装置1の前後方向)に移動するようになっている。
なお、本実施形態において、X方向移動ステージ45及びY方向移動ステージ47は、X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48と、図示しないボールネジ及びガイドとを組み合わせることで構成されている。
本実施形態では、X方向移動モータ46及びY方向移動モータ48等により、ペン41(爪Tに描画を施す描画用ペン41a、グルーペン41b、グリッターボトルペン41c)を備える描画ヘッド43をX方向及びY方向に駆動するXY駆動部としてのヘッド移動部49が構成されている。
描画部40におけるペン上下用モータ426、インクジェット描画部71、X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48、振動モータ415aは、後述する制御装置80の描画制御部815(図6参照)に接続され、該描画制御部815によって制御されるようになっている。
すなわち、ヘッド移動部49(X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48)は、グルーペン41b及びグリッターボトルペン41cをX方向及びY方向に移動させる移動機構であり、ペン上下用モータ426は、グルーペン41b及びグリッターボトルペン41cを上下方向(X方向及びY方向に直交する方向)に移動させる移動機構である。
また、撮影部50は、撮像装置51と、照明装置52とを備えている。
この撮影部50は、指受入部31内に挿入されて窓31eから見える印刷指U1の爪Tを照明装置52によって照明する。そして、撮像装置51によってその印刷指U1を撮影して、印刷指U1の爪Tの画像である爪画像(爪画像を含む指の画像)を得るものである。
本実施形態では、撮像装置51及び照明装置52は、描画部40の描画ヘッド43の側方(図1において描画ヘッド43の左側)に固定配置されている。
すなわち、図4(a)に示すように、描画部40の描画ヘッド43は、上面の一端側(図4(a)において左側)に、側方に張り出す張出部401を有しており、この張出部401に基板53が取り付けられている。撮影部50を構成する撮像装置51及び照明装置52は、この基板53の下面に、隔壁116に対向するように設けられている。
なお、基板53の大きさや基板53に取り付けられている撮像装置51及び照明装置52の位置は特に限定されない。
撮像装置51は、例えば、200万画素程度以上の画素を有する固体撮像素子とレンズ等を備えて構成された小型カメラである。
撮像装置51は、印刷指U1の爪Tの曲率等を検出するために、ヘッド移動部49による移動によって、少なくとも異なる2つの位置・角度から爪Tを撮影するように構成されている。これにより、少なくとも2枚の爪画像が取得され、これらの爪画像に基づいて、後述する爪情報検出部812が、爪Tの輪郭(爪Tの形状)や爪Tの湾曲形状(爪Tの曲率)、爪Tの垂直位置等の爪情報を検出する。
なお、本実施形態では、撮像装置51をヘッド移動部49によって指受入部31に挿入されている印刷指U1の爪Tの上方まで移動させて撮影することができるため、撮像装置51の撮影可能範囲は爪T1つ分をカバーすることができればよい。
照明装置52は、例えば白色LED等の照明灯である。
本実施形態では、撮像装置51の手前側と奥側とに撮像装置51を挟むように2つの照明装置52が配置されている。照明装置52は、下方に向けて光を照射して、撮像装置51の下方の撮影範囲を照明する。
なお、照明装置52を設ける数や、その配置等は図示例に限定されない。
この撮影部50は、後述する制御装置80の撮影制御部811(図6参照)に接続され、該撮影制御部811によって制御されるようになっている。
なお、撮影部50によって撮影された画像の画像データは、後述する記憶部82の爪画像記憶領域821に記憶される。
制御装置80は、例えば上部機枠12に配置された基板13等に設置されている。
図6は、本実施形態におけるネイルプリント装置の制御構成を示す要部ブロック図である。
制御装置80は、図6に示すように、図示しないCPU(Central Processing Unit)により構成される制御部81と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)で構成される記憶部82とを備えるコンピュータである。
記憶部82には、ネイルプリント装置1を動作させるための各種プログラムや各種データ等が格納されている。
具体的には、記憶部82のROMには、爪画像から爪Tの形状や爪Tの輪郭等の爪情報を検出するための爪情報検出プログラム、描画データを生成するための描画データ生成プログラム、描画処理を行うための描画プログラム等の各種プログラムが格納されており、これらのプログラムが制御部81によって実行されることによって、ネイルプリント装置1の各部が統括制御されるようになっている。
また、本実施形態において記憶部82には、撮影部50によって取得されたユーザの印刷指U1の爪Tの爪画像を記憶する爪画像記憶領域821、爪情報検出部812によって検出された爪情報(爪Tの輪郭や爪Tの傾斜角度等)が記憶される爪情報記憶領域822、及び爪Tに描画されるネイルデザインの画像データ(画像情報)を記憶するネイルデザイン記憶領域823が設けられている。
制御部81は、機能的に見た場合、撮影制御部811、爪情報検出部812、描画データ生成部813、表示制御部814、描画制御部815、ファン制御部816等を備えている。これら撮影制御部811、爪情報検出部812、描画データ生成部813、表示制御部814、描画制御部815、ファン制御部816等としての機能は、制御部81のCPUと記憶部82のROMに記憶されたプログラムとの共働によって実現される。
撮影制御部811は、撮影部50の撮像装置51及び照明装置52を制御して撮像装置51により、指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tの画像を含む指の画像(以下「爪画像」という。)を撮影させるものである。
本実施形態では、ヘッド移動部49を制御する描画制御部815によって撮像装置51を移動させ、撮影制御部811は、2つの異なる位置・角度(例えば、爪Tの真上と爪Tの斜め上方等)から少なくとも2枚の爪画像を取得させる。
撮影部50により取得された爪画像の画像データは、記憶部82の爪画像記憶領域821に記憶される。
爪情報検出部812は、撮像装置51によって撮影された指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tの画像に基づいて、印刷指U1の爪Tについての爪情報を検出するものである。
ここで、爪情報とは、例えば、爪Tの輪郭(爪形状、爪Tの水平位置)、爪Tの高さ(爪Tの垂直方向の位置)、爪Tの表面の、XY平面に対する傾斜角度(爪Tの傾斜角度、爪曲率)である。
爪情報検出部812は、異なる位置・角度(例えば、爪Tの真上と爪Tの斜め上方等)から撮影された複数の爪画像を用いて爪情報の検出を行うことにより、爪Tの曲率等についても正確に検出することができる。
描画データ生成部813は、爪情報検出部812により検出された爪情報に基づいて、描画ヘッド43により印刷指U1の爪Tに施される描画用のデータを生成する(フィッティング)。
具体的には、描画データ生成部813は、爪情報検出部812により検出された爪Tの形状等に基づいてネイルデザインの画像データを拡大、縮小、切出し等による合せ込み処理を行い、爪Tに描画を施すためのデータを生成する。
また、描画データ生成部813は、爪情報検出部812により検出された爪情報に応じて、ネイルデザインの画像データを爪Tの形状に合わせ込み、適宜曲面補正等を行う。
これにより、描画用ペン41a、グルーペン41b、グリッターボトルペン41c、インクジェット描画部71によって描画されるネイルデザインの描画用のデータが生成される。
表示制御部814は、表示部26を制御して表示部26に各種の表示画面を表示させるものである。本実施形態では、表示制御部814は、例えばネイルデザインの選択画面やデザイン確認用のサムネイル画像、印刷指U1を撮影して取得した爪画像、各種の指示画面、操作画面等を表示部26に表示させるようになっている。
描画制御部815は、描画データ生成部813によって生成された描画データに基づいて描画部40に制御信号を出力し、爪Tに対してこの描画データにしたがった描画を施すように描画部40のX方向移動モータ46、Y方向移動モータ48、ペン上下用モータ426、振動モータ415a、インクジェット描画部71等を制御する制御部である。
描画制御部815は、描画データ(画像情報)に基づいて、ヘッド移動部49及びグルーペン41bが装着されたペンホルダ42に対応するペン上下用モータ426によりグルーペン41bを移動させてグルーペン41bにより爪Tの表面にグルーパターンを描画させ、描画データ(画像情報)に基づいて、ヘッド移動部49及びグリッターボトルペン41cが装着されたペンホルダ42に対応するペン上下用モータ426によりグリッターボトルペン41cを移動させてグリッターボトルペン41cによりグルーパターン上にグリッターを振りかけさせる。
描画用ペン41a又はグルーペン41bによって描画を施す場合、描画制御部815は、非描画時にはペン上下用モータ426を制御して、板バネ429により係止突起424が押し下げられない状態を維持し、描画時にはペン上下用モータ426を動作させて、板バネ429により係止突起424を押し下げ、ペン41(描画用ペン41a、グルーペン41b)の先端部(ペン先412)が爪Tの表面に当接するようにペン上下用モータ426の動作を制御する。
なお、爪Tの高さが大きく変化して板バネ429が撓み変形(弾性変形)するのみでは対応できない個所では、描画制御部815は適宜ペン上下用モータ426のステップ数を増減して描画用ペン41a、グルーペン41bの筆圧を調整し、筆圧が概ね一定になるように調整することが好ましい。
爪Tに形成されたグルーパターン上にグリッターを振りかける場合、グリッターボトルペン41cが爪Tの上方に移動すると、描画制御部815は、ペン上下用モータ426を動作させて、板バネ429により係止突起424を押し下げ、グリッターボトルペン41cの先端部(開口部414)が爪Tの表面から所定の距離となる位置(第2の位置)までグリッターボトルペン41cを下げる。
すなわち、グリッターボトルペン41cについては、グリッターを振りかける際(描画時)にも、非描画時にも、グリッターボトルペン41cが爪Tの表面に接触しない位置となる。
ファン制御部816は、指固定部30内に設けられているドライヤー91及び排気用ファン92を動作させて、指受入部31内の乾燥・換気を行わせるものである。
ファン制御部816は、例えば、爪Tへのグリッターの振りかけ動作が完了したタイミングでドライヤー91及び排気用ファン92を一定時間動作させる。
次に、図7を参照して、本実施形態におけるネイルプリント装置1の動作及び描画方法について説明する。
本発明のグリッター描画は、爪Tにインクジェット描画部71や描画用ペン41aで描画を行った後でも、インクジェット描画部71や描画用ペン41aで描画を行わなかった場合でも、どちらでも実施できるが、ここでは、インクジェット描画部71や描画用ペン41aで描画を行わなかった場合を例にして説明する。
このネイルプリント装置1により描画を行う場合、ユーザはまず、電源スイッチを入れて制御装置80を起動させる。
表示制御部814は、表示部26にデザイン選択画面を表示させる。ユーザは操作部25の操作釦等を操作して、デザイン選択画面に表示された複数のネイルデザインの中から所望のネイルデザインを選択する。これにより、操作部25から選択指示信号が出力されて爪Tに描画すべきネイルデザインが選択される(ステップS1)。
次に、制御部81は、印刷指U1を指受入部31に挿入するよう促す指示画面を表示部26に表示させる(ステップS2)。ユーザは、この指示に従って印刷指U1を指受入部31に挿入し、非印刷指U2を指退避部32に挿入して、印刷指U1を固定した上で、描画開始釦を操作する。
描画開始釦から指示が入力されると、描画動作を開始する前に、まず描画制御部815がヘッド移動部49を制御して、撮影部50(撮像装置51及び照明装置52)を描画エリア(すなわち、爪Tが配置されているエリア)に移動させる(ステップS3)。次に、撮影制御部811が撮影部50を制御して、照明装置52により印刷指U1を照明しながら撮像装置51により印刷指U1を撮影させる。具体的には、撮影制御部811は、ヘッド移動部49を制御する描画制御部815によって撮影部50の位置を移動させながら、指受入部31に挿入された印刷指U1の爪Tの画像(爪画像)を少なくとも2つ取得する。そして、爪情報検出部812は、爪画像に基づいて爪Tの輪郭(爪形状)や爪Tの傾斜角度(爪曲率)等の爪情報を検出する(ステップS4)。
爪情報検出部812により爪Tの輪郭(爪形状)や爪Tの傾斜角度(爪曲率)が検出されると、これらの爪情報に基づいて、描画データ生成部813が、ネイルデザインの画像データの爪Tへの合せ込み処理を行う。
また、描画データ生成部813は、これら爪情報に基づいて、ネイルデザインの画像データにつき曲面補正を行う。これにより描画データが生成される(ステップS5)。
次に、描画制御部815は、グルーペン41bを選択し、ヘッド移動部49を動作させてグルーペン41bを描画エリアに移動させる(ステップS6)。そして、描画制御部815は、グルーペン41bが装着されたペンホルダ42に対応するペン上下用モータ426の動作を制御し、グルーペン41bを爪Tに当接する位置まで押し下げ、描画データ(画像情報)に基づいて、ヘッド移動部49を制御して、グルーペン41bを爪Tの表面に接触させながら、爪Tの表面にグルーパターンを描画させる(ステップS7)。グルーペン41bが爪Tの表面に接触することにより、爪T上にグルーが塗布されて、グルーパターンが形成される。
次に、描画制御部815がヘッド移動部49を制御して、撮影部50を描画エリアに移動させる(ステップS8)。撮影制御部811は、撮影部50を制御して、照明装置52により印刷指U1を照明しながら撮像装置51により印刷指U1を撮影させ、爪Tの画像(爪画像)を取得する。そして、爪情報検出部812は、爪画像に基づいて、爪T上に形成されたグルーパターンの位置を確認する(ステップS9)。具体的には、爪情報検出部812は、爪画像から認識されたグルーパターンの位置(実際の位置)と、描画データに含まれるグルーの描画位置(理想的な位置)とを比較して、両者が一致していることを確認する。
なお、グルーは透明であるため、グルーパターンを撮影する際には、グルーの境界面における鏡面反射を利用して、グルーが塗布されている領域と塗布されていない領域とを検出することにより、グルーパターンの位置を認識する。
ここで、爪Tの画像を表示部26に表示させ、ユーザが表示部26に表示された画像を見てグルーパターンの位置を確認することとしてもよい。例えば、グルーパターンの位置が確認された場合に、操作部25(OK釦等)を操作して、次の工程に進む。
次に、描画制御部815は、グリッターボトルペン41cを選択し、ヘッド移動部49を動作させてグリッターボトルペン41cを描画エリアに移動させる(ステップS10)。そして、描画制御部815は、グリッターボトルペン41cが装着されたペンホルダ42に対応するペン上下用モータ426の動作を制御し、グリッターボトルペン41cをその先端部(開口部414)が爪Tの表面から所定の距離となる位置(第2の位置)まで下げ、描画データ(画像情報)に基づいて、ヘッド移動部49及び振動モータ415aを制御して、グリッターボトルペン41cを振動させながら、グルーパターン上にグリッターを振りかける(ステップS11)。グリッターボトルペン41cがグルーパターン上を非接触で移動しながら、グリッターボトルペン41cに設けられた振動モータ415aのON/OFFが制御され、グリッターがグルーで形成されたデザイン上に落下することにより、グリッターデザインが形成される。
グルーパターン上にグリッターを落下させた後、描画制御部815は、ヘッド移動部49を動作させて描画ヘッド43をホームエリア60に移動させる(ステップS12)。グルー上に落下したグリッターは、時間の経過とともにグルーが硬化するのに伴い、爪T上に固定され、爪T上にグリッターデザインが完成する。
描画ヘッド43がホームエリア60に移動した後、ファン制御部816は、ドライヤー91を制御して、爪T上に送風を行わせるとともに、排気用ファン92を駆動させ、爪T上から除去されたグリッターを回収させる(ステップS13)。この時のドライヤー91に求められる機能は、グルーの乾燥ではなく、不要な部分に落下したグリッターを吹き飛ばすことである。すなわち、ドライヤー91は、ドライヤー91中のヒータがOFFの状態でファンの回転による送風のみを行う。ドライヤー91からの送風により、爪T上から不要なグリッターが除去される。
ファン制御部816は、ドライヤー91及び排気用ファン92を一定時間動作させた後、ドライヤー91及び排気用ファン92を停止させる(ステップS14)。
以上で、描画処理が終了する。
なお、複数の指の爪Tに描画を施す場合には、1つの指の爪Tについて描画処理が終了した後、当該描画済みの爪Tの指を指受入部31から抜いて次に描画すべき爪Tの指を印刷指U1として指受入部31に挿入し、上記の処理を繰り返す。
また、上記描画処理において、爪Tの表面から不要なグリッターを除去した後、描画用ペン41aによりトップコートを塗布することとしてもよい。
以上のように、本実施形態のネイルプリント装置1は、爪Tの表面に接触して爪Tにグルーを塗布するグルーペン41bと、爪Tの表面上にグリッターを振りかけるグリッターボトルペン41cと、グルーペン41b及びグリッターボトルペン41cを移動させるヘッド移動部49及びペン上下用モータ426と、画像情報に基づいて、ヘッド移動部49及びペン上下用モータ426によりグルーペン41bを移動させてグルーペン41bにより爪Tの表面にグルーパターンを描画させ、画像情報に基づいて、ヘッド移動部49及びペン上下用モータ426によりグリッターボトルペン41cを移動させてグリッターボトルペン41cによりグルーパターン上にグリッターを振りかけさせる描画制御部815と、を備えている。
本実施形態によれば、従来は手作業で行っていたグルーの塗布及びグリッターの振りかけを自動で行うことにより、再現性が高く複雑なデザインを簡易に得るとともに、グルーが塗布された位置を狙ってグリッターを振りかけるので、手作業の場合と比較して不要なグリッターの発生を抑えることができる。
また、振動発生装置415により、グリッターボトルペン41cの内部に収容されたグリッターを振動により落下させるので、グルーパターン上を狙って正確にグリッターを振りかけることが可能となる。
また、ドライヤー91により、爪Tの表面のグルーパターン上に接着されたグリッター以外の余分なグリッターを吹き飛ばすので、画像情報に基づく位置以外に落下したグリッターを除去することができ、グリッターによるネイルデザインを美しく仕上げることができる。
上記処理では、ドライヤー91として、不要なグリッターを除去するための送風機能のみを使用したが、ヒータを動作させ、温風を爪T上に吹き付けることにより、グルーの乾燥を促進することも可能である。
また、本実施形態では、グリッターを1種類のみ使用する場合について説明したが、複数種類のグリッターボトルペン41cをネイルプリント装置1に装着すれば、より加飾性の高いデザインを爪T上に形成することが可能になる。
また、インクジェット方式で爪上にデザインを描画した後にもグリッターによる装飾を実施できるので、加飾性が高いネイルデザインを得ることが可能になる。
また、グルーペン41b、グリッターボトルペン41cを描画用ペン41aと共通のペンホルダ42に差し替え可能となっているので、グルーペン41b専用のペンホルダ、グリッターボトルペン41c専用のペンホルダを設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、グリッターボトルペン41cが振動発生装置415を備える構成としたが、ネイルプリント装置1の描画ヘッド43側にグリッターボトルペン41cを振動させる振動発生装置が設けられていることとしてもよい。
また、描画用ペン41aが直液式のペンである場合には、描画用ペン41aと同一の描画ヘッド43に装着されたグリッターボトルペン41cが有する振動発生装置415の振動を、インクの撹拌に利用することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、ヘッド移動部49により、描画用ペン41a、グルーペン41b、グリッターボトルペン41c、インクジェット描画部71を備える描画ヘッド43を移動させることとしたが、各ペン41及びインクジェット描画部71を個別に移動させる移動機構を備えていてもよい。
また、上記実施形態では、描画ヘッド43にペンホルダ42が3つ設けられ、3本のペン41を同時に保持できるようになっている場合を例示したが、描画ヘッド43に設けられるペンホルダ42の数はこれに限定されず、さらに多くのペン41を保持できるように構成されていてもよい。また、必要な色分の描画用ペン41aを保持することとしてもよい。
また、描画ヘッド43にペンホルダ42を1つのみ備え、各ペン41を適宜取り替えながら保持させるようにしてもよい。この場合には、描画ヘッド43をさらに小型化することが可能となる。
ペンホルダ42に保持させるペン41は、ユーザが適宜手動で交換してもよいし、ホームエリア60等にペン41を待機させておく待機スペースを設けて、図示しないペン交換機構により必要なペン41を自動的に待機スペース内から取得してペンホルダ42に差し替えるようにしてもよい。
また、本実施形態では、描画ヘッド43に撮像装置51や照明装置52が搭載されている場合を例示したが、撮像装置51や照明装置52を設ける位置はこれに限定されない。
例えばネイルプリント装置1の天井部分等に撮像装置51及び照明装置52が固定配置されていてもよい。この場合には、爪情報として爪Tの形状や曲率等を検出するための爪画像を2つ以上の異なった位置・角度から撮影するために、位置をずらして2つ以上の撮像装置51を設けることが好ましい。
また、本実施形態では、爪情報として爪Tの曲率等を検出し、これに基づいて描画データを生成する場合を例としたが、爪Tの曲率等を検出することは本発明の必須の構成要素ではない。例えば、爪Tの中程にワンポイント柄を描画する場合のように、描画を行う上で爪Tのおよその位置が分かれば足りる場合であれば、正確に爪Tの形状や曲率等を認識する必要はなく、爪形状等の検出を行うことなく描画を行うことも可能である。
また、上記実施形態では、指を1本ずつ装置に挿入して順次描画を行うネイルプリント装置1を例としたが、複数本の指に対して、各指を抜き差しすることなく、連続的に描画を行うことのできる装置に本発明を適用することも可能である。
例えば、ペン41の稼動範囲を広げて描画可能範囲を大きくすることにより、複数の印刷指U1に同時に挿入した状態で、各指の爪Tに連続的に描画を施すことも可能となる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
描画対象面に接触して当該描画対象面にグルーを塗布するグルー塗布部と、
前記描画対象面上にグリッターを振りかけるグリッター振りかけ部と、
前記グルー塗布部及び前記グリッター振りかけ部を移動させる移動機構と、
画像情報に基づいて、前記移動機構により前記グルー塗布部を移動させて前記グルー塗布部により前記描画対象面にグルーパターンを描画させ、前記画像情報に基づいて、前記移動機構により前記グリッター振りかけ部を移動させて前記グリッター振りかけ部により前記グルーパターン上にグリッターを振りかけさせる制御部と、
を備えることを特徴とする描画装置。
<請求項2>
前記グリッター振りかけ部は、当該グリッター振りかけ部の内部に収容されたグリッターを振動により落下させる振動発生装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
<請求項3>
前記描画対象面の前記グルーパターン上に接着されたグリッター以外の余分なグリッターを吹き飛ばす送風部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の描画装置。
<請求項4>
前記グルー塗布部及び前記グリッター振りかけ部は軸部を有したペンであり、
前記グルー塗布部及び/又は前記グリッター振りかけ部を保持する描画ヘッドを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の描画装置。
<請求項5>
前記描画ヘッドは、前記グルー塗布部及び/又は前記グリッター振りかけ部の他に前記描画対象面に描画を施す描画用のペンを保持していることを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
<請求項6>
前記グリッター振りかけ部は、前記軸部の先端側に開口部を備え、
前記軸部の先端側は、前記開口部に向けて狭窄するように形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の描画装置。
<請求項7>
描画対象面に接触して当該描画対象面にグルーを塗布するグルー塗布部と、
前記描画対象面上にグリッターを振りかけるグリッター振りかけ部と、
前記グルー塗布部及び前記グリッター振りかけ部を移動させる移動機構と、
を備える描画装置の描画方法であって、
画像情報に基づいて、前記移動機構により前記グルー塗布部を移動させて前記グルー塗布部により前記描画対象面にグルーパターンを描画させ、
前記画像情報に基づいて、前記移動機構により前記グリッター振りかけ部を移動させて前記グリッター振りかけ部により前記グルーパターン上にグリッターを振りかけさせることを特徴とする描画装置の描画方法。
1 ネイルプリント装置
31 指受入部
41 ペン
41a 描画用ペン
41b グルーペン
41c グリッターボトルペン
42 ペンホルダ
43 描画ヘッド
46 X方向移動モータ
48 Y方向移動モータ
49 ヘッド移動部
50 撮影部
71 インクジェット描画部
80 制御装置
81 制御部
82 記憶部
91 ドライヤー
92 排気用ファン
411 ペン軸部
412 ペン先
413 軸部
414 開口部
415 振動発生装置
426 ペン上下用モータ
T 爪
U1 印刷指

Claims (7)

  1. 描画対象面に接触して当該描画対象面にグルーを塗布するグルー塗布部と、
    前記描画対象面上にグリッターを振りかけるグリッター振りかけ部と、
    前記グルー塗布部及び前記グリッター振りかけ部を移動させる移動機構と、
    画像情報に基づいて、前記移動機構により前記グルー塗布部を移動させて前記グルー塗布部により前記描画対象面にグルーパターンを描画させ、前記画像情報に基づいて、前記移動機構により前記グリッター振りかけ部を移動させて前記グリッター振りかけ部により前記グルーパターン上にグリッターを振りかけさせる制御部と、
    を備えることを特徴とする描画装置。
  2. 前記グリッター振りかけ部は、当該グリッター振りかけ部の内部に収容されたグリッターを振動により落下させる振動発生装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  3. 前記描画対象面の前記グルーパターン上に接着されたグリッター以外の余分なグリッターを吹き飛ばす送風部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の描画装置。
  4. 前記グルー塗布部及び前記グリッター振りかけ部は軸部を有したペンであり、
    前記グルー塗布部及び/又は前記グリッター振りかけ部を保持する描画ヘッドを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の描画装置。
  5. 前記描画ヘッドは、前記グルー塗布部及び/又は前記グリッター振りかけ部の他に前記描画対象面に描画を施す描画用のペンを保持していることを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
  6. 前記グリッター振りかけ部は、前記軸部の先端側に開口部を備え、
    前記軸部の先端側は、前記開口部に向けて狭窄するように形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の描画装置。
  7. 描画対象面に接触して当該描画対象面にグルーを塗布するグルー塗布部と、
    前記描画対象面上にグリッターを振りかけるグリッター振りかけ部と、
    前記グルー塗布部及び前記グリッター振りかけ部を移動させる移動機構と、
    を備える描画装置の描画方法であって、
    画像情報に基づいて、前記移動機構により前記グルー塗布部を移動させて前記グルー塗布部により前記描画対象面にグルーパターンを描画させ、
    前記画像情報に基づいて、前記移動機構により前記グリッター振りかけ部を移動させて前記グリッター振りかけ部により前記グルーパターン上にグリッターを振りかけさせることを特徴とする描画装置の描画方法。
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