JP2016518302A - 高効率海水蒸発装置及び蒸発ロープモジュール - Google Patents

高効率海水蒸発装置及び蒸発ロープモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】高効率海水蒸発装置、特に風と太陽熱を用いた高効率海水蒸発装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る高効海水蒸発装置の構成は、塩田4に設置されたシャワリングユニット30と;ホルダー32によって複数の蒸発ロープ34がグループに括られるように構成されるとともに、前記蒸発ロープ34は互いに一定の間隔で離隔した状態で上下方向に延びるように構成され、前記シャワリングユニットによって海水を前記それぞれの蒸発ロープ34に供給すると、上下方向に延びながら互いに間隔が確保されるように離隔している前記それぞれの蒸発ロープ34に沿って海水が流下して海水の蒸発が加速化されるようにする蒸発ロープモジュール30と;を含んでなることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、高効率海水蒸発装置及びこれに採用される蒸発ロープモジュールに係り、さらに詳しくは、海水の蒸発速度を加速化させて塩析出のための塩田の施設用地面積を減らすとともに塩生産性の増加などを期することができる高効率海水蒸発装置及び海水蒸発方法に関する。特に、本発明は、多数本に分岐された、上下方向に延設された蒸発ロープに海水を散布し、多数本の蒸発ロープに沿って海水が流下しながら水分が蒸発するようにすることにより、海水の蒸発断面積を極大化させて高塩濃度の海水を最大限に迅速かつ容易に得ることができる、新しい構成の高効率海水蒸発装置に関する。特に、本発明は、蒸発ロープにシャワリングされる海水全部を上から下に流下するようにしながら蒸発させる特殊構造を備えており、最大限迅速な天日塩の析出に相当役立てる新しい高効率海水蒸発装置に関する。
一般に、塩の製造方法としては、海水を塩田に引き込んだ後、乾燥(蒸発)させて天然塩を析出させる方法を多く採用する。言い換えれば、床にタイルやプラスチック製の敷板や陶器製の敷板を付着させて作った略四角形の塩田に海水をくみ揚げてきた後、自然状態で太陽熱によって海水を蒸発させると、塩田の結晶に塩が沈殿するが、このような海水の蒸発により析出した食塩、天然塩を収集して塩を生成する方法である。このように海水の蒸発により析出製造された天然塩や食塩は、カルシウム、マグネシウム及び微量の各種ミネラルを含有しており、人の健康に有益であると知られている。
ところが、塩田に海水を引き込んで蒸発させて塩を生産する方法は、略四角形の塩田を連続的に連なるように設置し、塩田に引き入れた海水がある一つの塩田から隣の塩田へ渡されながら蒸発する過程を経て塩を析出させる方法である。このような海水からの塩製造方法の場合、海水の蒸発速度などを勘案して比較的大面積の塩田用地を確保しなければならないので、塩田用地が制限された地域では塩田を設置し難いことがあり、海岸の開発により塩田用地の確保が益々難しくなっている実情であり、塩田の設置用地の制限などにより、塩の需要が多いときは突然塩田を増加させることができず、塩の需要が減少するときは突然塩田を減少させることができないため、塩生産量の管理が非効率的であり、海水の蒸発速度の遅延により塩の生産性(単位時間当たりの生産量)が低下するという問題を持っているのである。
一方、従来、蒸発シート紙(おむつ)を洗濯紐に複数段に引っ掛けて表面積を広めることにより海水蒸発率を高め、上部にホイストを設置して蒸発シートブロックを下げたり上げたりするように構成し、下部の貯蔵槽における海水の濃度が高くなるようにしたものがある。
ところが、上述した海水蒸発装置は、風が強く吹くと、抵抗が大きくなって装備保全(すなわち、蒸発シート紙など)に問題が発生し、前記海水蒸発装置が小型である場合には大きく問題にならないが、前記海水蒸発装置が大型である場合には台風や強風などによって蒸発シート紙が倒れて破損するなどの問題が発生するため、大型装置として採用することは不可能である。よって、最近、蒸発ロープを用いて海水を蒸発させ、台風などの強い風が吹く場合には、蒸発ロープを下げて強風などに備える海水蒸発装置が開発されている。
一方、海水を最大限日光と空気などに晒しながら同時に海水が動くようにすれば水分蒸発効率が極大化され、海水蒸発時間を極力少なくすることができる。海水を蒸発ロープに散布して水分をスムーズに蒸発させるためには海水が上から下に流下する移動をさせなければならないので、このような海水が上から下に流下しながら水分蒸発効率を極大化するための手段が求められる。
本発明の目的は、海水の蒸発速度を加速化させて塩析出のための塩田の施設用地を減らすとともに塩の生産効率性及び経済性などを極大化することができる、新しい構造の高効率海水蒸発装置を提供することにある。特に、本発明の目的は、海水蒸発装置の主要部である蒸発ロープを塩田の構造を変更することなく設置し、海水を蒸発ロープにまんべんなく散布するが、重力によって海水が蒸発ロープに沿って上から下へ流下しながら水分が蒸発するようにし且つ海水蒸発断面積は極大化させる特殊構造を備えることにより、下部の塩田(蒸発池)に高塩濃度の海水が溜まって蒸発速度が加速化できるようにすることに大きく寄与する高効率海水蒸発装置及びその蒸発ロープモジュールを提供することにある。
本発明は、蒸発ロープにシャワリングされる海水全部を上から下に流下するようにしながら蒸発させ、水平方向に停滞する海水は生じないようにする特殊な構造を備えており、塩濃縮時間などをできる限り早くにすることができるので、最大限迅速な天日塩の析出に相当役立てるうえ、天日塩の生産性も極大化させることができる新しい高効率海水蒸発装置を提供しようとする目的を充足させることができることに意味が大きい。
本発明は、塩田4に設置されたシャワリングユニット30と;ホルダー32によって複数の蒸発ロープ34がグループに括られるように構成されるとともに、前記蒸発ロープ34は互いに一定の間隔で離隔した状態で上下方向に延びるように構成され、前記シャワリングユニットによって海水を前記それぞれの蒸発ロープ34に供給すると、上下方向に延びながら相互間に間隔が確保されるように離隔している前記それぞれの蒸発ロープ34に沿って海水が流下して海水の蒸発が加速化されるようにする蒸発ロープモジュール30と;を含んでなる高効率海水蒸発装置を提供する。
本発明では、海水が重力によって蒸発ロープモジュールのそれぞれの蒸発ロープに沿って流下しながら水分が蒸発するが、前記蒸発ロープモジュールのそれぞれの蒸発ロープがホルダーによって互いに一定の間隔で離隔している状態であって、海水が蒸発ロープに沿って流下するときに海水が空気と日光に晒される蒸発表面積が極大化されるので、海水からの水分の蒸発速度が最大限に速くなり、このように海水の蒸発速度が最大限に速くなることにより海水の濃度(すなわち、海水に混ぜられた塩量の割合)が相当迅速に高くなるから、これにより海水の蒸発速度が加速化できる。海水が上から下に流下しながら海水の蒸発速度を最大限に加速化させることができるというのは、結晶池から塩を析出させる時間が最大限に短縮でき、塩析出時間が短縮される分だけ塩の生産性の面で非常に有利であることを意味する。
言い換えれば、本発明の主要部であるホルダーによって複数の蒸発ロープがグループに括られた蒸発ロープモジュールを備えることにより、海水が水平方向に停滞することなくすべて上から下へ動けるようにしたことが核心であるが、前記蒸発ロープモジュールをサポートフレームにハンガーに掛けるように引っ掛けて垂直方向に設置した状態で海水を供給すると、海水が全く停滞することなく、すべての海水が流下しながら蒸発するので、蒸発断面積の極大化により海水蒸発速度を著しく向上させる。海水蒸発速度が著しく向上するというのは、塩析出時間を著しく短縮させて作業性だけでなくコストの面で効率性を高めるなどの望ましい様々な効果を有することを意味する。蒸発ロープモジュールにおいてそれぞれの蒸発ロープが互いに離隔しているので、空気及び日光がそれぞれの蒸発ロープの間に入って海水の蒸発速度の向上効果をもたらし、海水が上から下に常に動くので、海水蒸発速度を極大化させることができる。水が水平方向に停滞して動かない構造と前述した本発明の構造とを比較するとき、その海水蒸発効率は比較さえできないのである。
本発明に係る高効率海水蒸発装置の一実施例の構成を概略的に示す図である。 本発明に係る高効率海水蒸発装置の他の実施例の構成を概略的に示すである。 本発明の主要部たる蒸発ロープモジュールの構成及び設置状態を示す斜視図である。 図3に示した主要部たるホルダーの斜視図である。 図4に示したホルダーに蒸発ロープが結合された蒸発ロープモジュールを一部拡大して示す斜視図である。 図4に示したホルダーに蒸発ロープが結合された蒸発ロープモジュールを一部拡大して示す斜視図である。 図3に示した蒸発ロープモジュールの設置状態を部分拡大して示す斜視図である。 本発明に係る高効率海水蒸発装置の主要部の構成を概略的に示す平面図である。 本発明の主要部たる蒸発ロープモジュールおよびシャワリングユニットの主要部たる海水ポンピング管体の構成を概略的に示す一側面図である。 本発明の主要部たるホルダーの変形実施例を示す斜視図である。 図10に示したホルダーに蒸発ロープが結合された状態を拡大して示す斜視図である。 本発明の主要部たるホルダーの変形実施例を示す平面図である。 本発明の主要部たるホルダーの変形実施例を示す平面図である。 本発明の主要部たるホルダーの変形実施例を示す平面図である。 本発明の主要部たるホルダーの変形実施例を示す平面図である。 本発明の主要部たるホルダーの変形実施例を示す平面図である。 本発明の主要部たるホルダーの変形実施例を示す平面図である。 本発明の主要部たるホルダーの変形実施例を示す平面図である。 本発明の主要部たるホルダーの変形実施例を示す平面図である。 本発明の他の実施例に係る主要部たる蒸発ロープを塩田に設置した状態を示す斜視図である。 本発明の別の実施例に係る主要部たる蒸発ロープを塩田に設置した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の高効率海水蒸発装置は、塩田4に設置されたシャワリングユニット30と;ホルダー32によって複数の蒸発ロープ34がグループに括られるように構成されるとともに、前記蒸発ロープ34は互いに一定の間隔で離隔した状態で上下方向に延びるように構成され、それぞれの蒸発ロープ34に沿って海水が流下して海水の蒸発が加速化されるようにする蒸発ロープモジュール30と;を含むことを特徴とする。
図面を参照すると、本発明に係る高効率海水蒸発装置は、塩田4で海水を蒸発させて塩8を製造する装置であって、塩田4に設置されたシャワリングユニット30と、ホルダー32によって複数の蒸発ロープ34がグループに括られるように構成されるとともに、前記蒸発ロープ34は互いに一定の間隔で離隔した状態で上下方向に延びるように構成され、前記シャワリングユニットによって海水をそれぞれの蒸発ロープ34へ供給すると、上下方向に延びながら相互間に間隔が確保されるように離隔しているそれぞれの蒸発ロープ34に沿って海水が流下して海水の蒸発が加速化される蒸発ロープモジュール30とを備えたもので、蒸発ロープ34に海水をシャワリングするときに相当量の海水が水平方向に停滞することなく、すべての海水が蒸発ロープ34に沿って上から下へ流下する移動をさせながら海水の水分が蒸発するようにするので、適正濃度の濃縮水を最大限迅速に作り、塩8の析出(特に、天日塩の析出)速度などを極大化させるうえ、少ない敷地でも所望する分だけの十分な量の塩8の析出が可能であって、比較的広くない敷地でも十分に塩8の析出が可能であるなどの有益な各種効果がある発明である。
前記シャワリングユニットは、塩田4の適正位置に、海水がポンプPによって上昇する海水ポンピング管体22に連結されて水平方向(塩田4の床面と向き合う方向)に配置され、互いに並んだ複数の分配管体24を備えることができる。塩田4の少なくとも4箇所のコーナー部に垂直方向に4つの海水ポンピング管体22を立て、塩田4の中心部を基準に前後左右方向に外郭部の分配管体24を設置し、外郭部の分配管体24と交差する方向に連結された複数の分配管体24を並んで設置することにより、塩田4の上部位置に一定の間隔で並びながら水平に配列された複数の分配管体24が備えられた構造を取ることができる。
また、塩田4のそれぞれのコーナー部に位置する垂直方向の海水ポンピング管体22には、塩田4の周囲部に沿って閉ループ状に配置された水平海水分配管体24を連結し、水平海水分配管体24には海水ポンピング動力源としてのポンプ(P)26(後述するオーバーフロー貯水槽50及び海水ポンピング管体22に連結されたポンプP)が連結されるようにすることができる。このような場合、ポンプ(P)26が作動すると、海水がポンピングされてそれぞれの垂直方向の海水ポンピング管体22の内部に沿って上がってそれぞれの分配管体24に海水が分配され、各分配管体24にポンピングされた海水は分配管体24に備えられたバルブとノズル管25を経て後述の蒸発ロープモジュール30にシャワリング(散布)できるようになる。このとき、本発明では、塩田4の上部位置にのみ水平方向に分配管体24を設置し、ポンプPをそれぞれの分配管体24に連結管などを媒介として直接連結してポンプPを介して直接海水を水平方向の分配管体24へ供給し、分配管体24に備えられたノズル管25を介して海水をシャワリングされるようにすることもできる。また、分配管体24を垂直方向に複数個立ててそれぞれの垂直方向の分配管体24に複数のノズル管25を設置し、垂直方向の分配管体24にはポンプPが連結されるように設置することにより、ポンプPによって垂直方向の分配管体24の内部に沿って上がってくる海水をそれぞれのノズル管25を介して蒸発ロープモジュール30にシャワリングされるようにすることもできる。このとき、分配管体24にはバルブ24aが設置されることが好ましいが、図1及び図2では分配管体24から分岐されたバルブ24aが設置されていることを示す。前記ノズル管25にそれぞれバルブ24aが設置されるか、或いは複数のノズル管25に共通で一つのバルブ24aが連結されることにより、バルブ24aを介して各ノズル管25へ海水が分配されて散布(シャワリング)されるようにすることができる。
一方、前記水平方向の分配管体24は、中央を基準として両側に傾くように配置された構造を持つことが好ましい。すなわち、水平方向の分配管体24は、中央が最も高く両端部は漸次低くなるように傾斜配置された構造を持つことが良い。水平方向の分配管体24は、一端部が相対的に高く、他端部は相対的に低くなるように傾斜配置された構造も可能である。水平方向の分配管体24は、支持強度を維持するように直交する方向に配置された連結支持バーによって相互連結した構造を持つことができる。すなわち、水平方向の分配管体24と連結支持バーが格子状に配列された構造を持つことができる。
一方、シャワリングユニット30は、フレキシブル材質のホースを蒸発ロープ20の上部にストラップなどを用いてバインディングして装着し、前記フレキシブル材質のホースに孔(微細孔)を形成し、フレキシブルホースにポンプPなどの海水ポンピング装置を連結してホースの孔を介して海水を散布する構成も可能である。
前記蒸発ロープモジュール30は、ホルダー32によって複数の蒸発ロープ34がグループに括られるように構成されるとともに、それぞれの蒸発ロープ34は互いに一定の間隔で離隔した状態で上下方向に延びるように構成される。蒸発ロープモジュール30における重要点は、水平方向に配置されている蒸発ロープ34は一本もなく、すべての蒸発ロープ34が上下方向を向くように配置されており、海水が重力によって上から下に移動しながら水分を蒸発させて濃縮水(塩8の含量が高い海水)が迅速に作られるようにすることである。
前記ホルダー32は様々な形状に構成できるが、このようなホルダー32の一つは、まるで星状の如く、中心部を基準として複数の三角形状部が放射方向に一定の間隔で配置され、三角形状部の内側には中心部を基準として放射方向に直線状に延びたブリッジ部を備える構造である。前記ホルダー32には上面から底面に貫いた複数個のロープホール32hが備えられている。ホルダー32の三角形状部とブリッジ部には上面から底面に貫いたロープホール32hが備えられているが、略37個のロープホール32hが形成されている。また、前記ホルダー32は、三角形状部とブリッジ部との間には上面から底面に連通した空間部が備えられている。ホルダー32の側面部には、中心部方向(すなわち、ホルダー32の内側方向)に凹設された溝部が備えられている。
前記ホルダー32の上面から底面に貫いたロープホール32hに蒸発ロープ34が一つずつ(一本ずつ)通過するように結合される。ホルダー32のロープホール32hが互いに一定の間隔で離隔しているので、それぞれの蒸発ロープ34が互いに接触しているのではなく、互いに一定の間隔で離隔した状態で配列される。
前記蒸発ロープ34は、上下方向に一定の間隔で配置された複数のホルダー32の各ロープホール32hを通過し、複数の蒸発ロープ34と複数のホルダー32とが結合された蒸発ロープモジュール30を形成する。それぞれの蒸発ロープ34は、それぞれのホルダー32の間に備えられたグリッピング部35によって中心部方向(すなわち、蒸発ロープモジュール30の中心部方向)にまとめられて括られるように構成される。蒸発ロープ34は、複数個の繊維材質の細い糸を撚り合わせて一般なロープ構造を成すか、或いはスポンジのような繊維材質などの様々な材質から構成できるが、前記グリッピング部35は、蒸発ロープ34と同じ材質でできた紐をそれぞれの蒸発ロープ34の外側で円形に結ぶ方式で備える。これにより、前記グリッピング部35によって蒸発ロープモジュール30の中心部の方向に複数個の蒸発ロープ34がまとめられて括られた構造を取ることができる。グリッピング部35は、環状のリング体からなり、それぞれの蒸発ロープ34を集められるように結ぶ構造を取ることもできる。それぞれの蒸発ロープ34を一緒に結ぶ方式でまとめる構造であればいずれもグリッピング部35として採用することができる。
このとき、グリッピング部35における重要点は、それぞれのホルダー32の間で複数の蒸発ロープ34を中央方向にまとめられるように括ることにより、それぞれのホルダー32が蒸発ロープ34に沿って流下せず、上下一定間隔のスペースを確保しながら安定的に蒸発ロープ34に結合された状態を維持するということである。前記グリッピング部35はそれぞれのホルダー32の間ですべての蒸発ロープ34を中央にまとめて括る構造であるから、このようなグリッピング部35によって、各蒸発ロープはそれぞれのホルダー32の間でまるで鼓状の如く括られた形状(結ばれた形状)をなしており、これによりそれぞれのホルダー32の上面と底面が蒸発ロープ34によって支持できるようになる。つまり、グリッピング部35によって各蒸発ロープ34がホルダー32の間で鼓状の如くまとめられるように構成されることにより、それぞれの蒸発ロープ34は上部支持ロープ部34aと下部支持ロープ部34bからなり、このような蒸発ロープ34の上部支持ロープ部34aと下部支持ロープ部34bがホルダー32を上下でそれぞれ支えている構造なので、それぞれのホルダー32が上下間で一定の間隔のスペースを確保した状態で所定の位置から逸脱することなく安定的に配列できるようになる。下部支持ロープ部34bは下からホルダー32を支え、上部支持ロープ部34aは上からホルダー32を支えているので、ホルダー32は定位置に安定的に固定され、各蒸発ロープ34はそれらの間に一定のスペースが確保された構造を持つことができる。このような蒸発ロープ34の各スペースの間に風や日光などが過ぎても入ってくることになり、海水蒸発表面積を極大化させる。
一方、図10及び図11に示すように、前記ホルダー32は、円板状(ディスク状)をし、前記蒸発ロープ34が上面から底面に貫くように構成できる。ディスク型ホルダー32のそれぞれのロープホール32hに蒸発ロープ34が一本ずつ通過するように結合され、複数の蒸発ロープ34が、互いに一定の間隔で離隔したスペースが確保されるよう配列でき、それぞれのホルダー32の間に備えられたグリッピング部35によって複数の蒸発ロープ34がまるで鼓状の如くまとめられた形状を成すことができる。
前述したように、本発明において、ホルダー32は、星状の如く複数の三角部が放射方向に分岐された形状やディスク形状の他にも、多様な形状に構成できる。
図12に示すように、前記ホルダー32は、中心部を基準に放射方向に配置された複数の三角錐状のアウターホルダー片と、このアウターホルダー片の内側の位置に放射方向に配置された複数のブリッジ片によって連結された環状のインナーホルダー片を備え、それぞれのアウターホルダー片とインナーホルダー片には上面から底面に貫いたロープホール32hが備えられた構造を取ることができる。
図13に示すように、ホルダー32は、三角形状のアウターホルダー片と、このアウトトホルダー片の内側の位置にブリッジ片によって連結されて配置されたインナーホルダー片とを備え、アウターホルダー片およびインナーホルダー片には上面から底面に貫いた複数のロープホール32hが備えられた構造を持つことができる。
図14に示すように、ホルダー32は、四角形の閉ループ状のアウターホルダーボディと、このアウターホルダーボディの内側に複数のブリッジ片によって連結されて配置されたインナーホルダーボディとを備え、アウターホルダーボディとインナーホルダーボディには上面から底面に貫いた複数のロープホール32hが備えられた構造を持つことができる。
図15に示すように、前記ホルダー32は、菱形の閉ループ状のアウターホルダーボディと、このアウターホルダーボディの内側に複数のブリッジ片によって連結されて配置され、菱形板状からなるインナーホルダーボディとを備え、アウターホルダーボディおよびインナーホルダーボディにロープホール32hが形成できる。
図16に示すように、ホルダー32は、六角形の閉ループ状のアウターホルダーボディの内側にブリッジ片を介して連結された六角形の閉ループ状のインナーホルダーボディを備え、六角形の閉ループ状のアウターホルダーボディおよびインナーホルダーボディにはロープホール32hが形成できる。
図17に示すように、前記ホルダー32は、円形のアウターリング体の内側に円形のインナーリング体が複数のブリッジ部を介して連結されて配置され、アウターリング体およびインナーリング体に複数のロープホール32hが形成された構造を持つことができる。
図18に示すように、前記ホルダー32は、四角形の枠ホルダーボディに十字形のホルダーボディが備えられ、枠ホルダーボディと十字形のホルダーボディに複数のロープホール32hが形成された構造を取ることができる。
また、図19に示すように、前記ホルダー32は、中心部を基準としてまるでヒトデ状の如く複数のホルダーボディ片が放射方向に分岐された形状をし、それぞれのホルダーボディ片に複数のロープホール32hが形成された構造を持つことができる。
前述した様々な形状のホルダー32は、実施例の一部であって、ホルダー32における重要点は、いずれも上面から底面に貫いた複数のロープホール32hが形成され、それぞれのロープホール32hに蒸発ロープ34が一本ずつ通過するように結合されることにより、それぞれの蒸発ロープ34が互いに離隔した状態で配置されるように支持する機能を持つことであり、このような点において、前述したホルダー32がすべて共通の特徴を持つ。
本発明では、前記蒸発ロープモジュール30の上端部がサポートフレーム40に支持されて上下方向に設置され、複数の蒸発ロープモジュール30はサポートフレーム40によって塩田4に前後左右立方体状に配置される。すなわち、複数の蒸発ロープモジュール30が塩田4の上方から見たとき、行方向と列方向に一定の間隔をなして配置されるのである。
具体的に、前記塩田4にはサポートフレーム40が設置され、サポートフレーム40には、塩田4の地面と向き合う方向に配置されるように上下方向のサポートポスト42と交差する方向に延設され、蒸発ロープモジュール30の上端部を引っ掛けて支持するための複数のサポートハンガーバー44が備えられる。すなわち、塩田4には垂直方向にサポートポスト42が設置され、サポートポスト42は塩田4に沿って一定の間隔で配置され、それぞれのサポートポスト42にはサポートハンガーバー44の両端部が連結され、複数のサポートハンガーバー44が一定の間隔で塩田4と向き合う方向に配置されている。好ましくは、図示していないが、前記サポートハンガーバー44には交差する方向に少なくとも一つの支持バーが連結され、各サポートハンガーバー44が支持バーを媒介として互いに堅固に連結された構造を取るようにする。少なくとも2つの支持バーとそれぞれのサポートハンガーバー44が格子状に連結された構造を取ると、前記蒸発ロープモジュール30を複数個引っ掛けて支持するサポートフレーム40(特に、サポートハンガーバー44の部分)の支持構造をより安定化させることができてより好ましい。
前記サポートフレーム40のそれぞれのサポートハンガーバー44に蒸発ロープモジュール30の上端部を固定することにより、各蒸発ロープモジュール30が塩田4に垂直方向に立設される。蒸発ロープモジュール30の最も上側には、複数の蒸発ロープ34のうち、一本の蒸発ロープ34が他の蒸発ロープ34を中央にまとめて括るように1本の蒸発ロープ34をそれぞれの蒸発ロープ34の外周面に適正の回数だけ巻回し、蒸発ロープ34の巻回した括りロープ部の下から前記1本の蒸発ロープ34を他の複数の蒸発ロープ34と括りロープ部との間を通過させて上方に取り出し、このように蒸発ロープモジュール30の上方に延長させた一本の蒸発ロープ34を前記サポートフレーム40のサポートハンガーバー44に結ぶと、それぞれの蒸発ロープモジュール30の上端部がサポートハンガーバー44に固定されて塩田4に垂直方向に配置された構造を持つことができる。少なくとも一本の蒸発ロープ34に略フック状のハンガー部材を備え、このハンガー部材をサポートフレーム40のサポートハンガーバー44に引っ掛ける方式でそれぞれの蒸発ロープモジュール30を塩田4に垂直方向に設置されるようにすることもできる。この他に、前記蒸発ロープモジュール30をサポートフレーム40のサポートハンガーバー44に固定して塩田4に垂直設置することが可能なハンガー手段はいずれも、蒸発ロープモジュール30の立設固定手段として採用することができる。
また、前記サポートフレーム40は、少なくともサポートハンガーバー44の部分が上下に昇降可能に備えられるようにすることが好ましい。たとえば、サポートフレーム40は、塩田4に下端部が固定されて垂直に配置された固定フレームスリーブと、この固定フレームスリーブに相対昇降可能に結合され、前記サポートハンガーバー44が連結されている昇降フレームバーとを含んでなり、前記昇降フレームバーにロープを媒介として連結された巻き上げ機などの昇降作動手段によって昇降フレームバーおよびそれに連結されたサポートハンガーバー44を上げたり下げたりすることができるようにする。巻き上げ機は支持台(図示せず)に取り付けられ、巻き上げ機にはロープを媒介として昇降フレームバーに連結されることにより、巻き上げ機を作動させるにつれて昇降フレームバー及びこれに備えられたサポートハンガーバー44が昇降し、サポートハンガーバー44が昇降するにつれて蒸発ロープモジュール30が垂直方向に広げられて立てられるか或いはコンパクトに折り畳まれることができる。前述のように、巻き上げ機を、蒸発ロープモジュール30を支持したサポートハンガーバー44を支持する昇降フレームバーにロープなどの連結体を媒介として連結し、巻き上げ機によってサポートハンガーバー44を上げて蒸発ロープモジュール30を垂直に立てた後、前記支持台(図示せず)に備えられた階段に乗って人が上がって、前記昇降フレームバーに連結されたロープのハンガークリップを支持台40の固定リング52に引っ掛けると、蒸発ロープモジュール30が自らの荷重などにより堅固に支持台に結合され、垂直方向に広げられた状態を維持するように構成することができる。このとき、前記サポートハンガーバー44にそれぞれ連結された支持バーを備えた場合には、格子状のサポートハンガーバー44のセクターを一挙に昇降させることができる。一方、本発明では、塩田4の上方に設置されたそれぞれのサポートハンガーバー44に蒸発ロープモジュール30の上端部を固定した構造を持つことができる。巻き上げ機以外に、他の昇降手段として、昇降フレームバーに連結されたサポートハンガーバー44を昇降させる構成であればいずれでも採用することができる。
本発明はオーバーフロー貯水槽50をさらに含む。前記オーバーフロー貯水槽50は、塩田4の周囲の土地を掘って形成することにより水を貯水することが可能な水槽構造である。このとき、オーバーフロー貯水槽50は塩田4の床より相対的に低い位置に形成され、塩田4の床とオーバーフロー貯水槽50とはバイパス水路52を介して連結され、図1及び図2に示すように、前記蒸発ロープモジュール30に沿って流下した海水における、泥(マッド)は塩田4の床に積もり、水はバイパス水路52を介してオーバーフロー貯水槽50に流入する。結局、塩田4の床にはオーバーフロー貯水槽50が連結され、オーバーフロー貯水槽はパイプなどを介して貯蔵槽12(海水保管用貯蔵槽ともいえる)に連結され、前記貯留槽12とオーバーフロー貯水槽50とを連結するパイプなどにはバルブが備えられる。前記パイプ上にポンプPが備えられてもよい。このとき、貯蔵槽12は、第1貯蔵槽12aと第2貯蔵槽12から構成でき、第2貯蔵槽12がオーバーフロー貯水槽50に連結された構造である。第1貯蔵槽12aは、海水を引き込んだ貯水池11に連結されるか、或いは海に直接連結され得る。
前記ポンプPは、オーバーフロー貯水槽50と、前記蒸発ロープモジュール30に海水を供給するシャワリングユニットとの間に連結される。すなわち、オーバーフロー貯水槽50に連結された海水ポンピング管体22上にポンプPが備えられ、前記蒸発ロープモジュール30へ海水を供給する水平方向の分配管体24ごとにポンプPが連結された構造を持っている。また、前記シャワリングユニットは、塩田4の次の結晶池6に連結される。シャワリングユニットのそれぞれの分配管体24が連結管体28を介して結晶池6に連結され、各分配管体24に入ってくる海水が蒸発ロープモジュール30の各蒸発ロープ34に沿って流下して濃縮水を作り、前記シャワリングユニットの海水ポンピング管体22に接続された連結管体28を介して結晶池6へ濃縮水が供給され得る。一方、前記分配管体24には個別的にバルブ28aが備えられ、バルブ28aの開閉に応じて、分配管体24へ供給される濃縮水を供給または供給遮断するように構成できる。一方、前記結晶池6に渡される濃縮水は塩8の濃度が重量部で15%〜25%程度であるが、以下、便宜上、濃縮水も海水と称する。
前記シャワリングユニットの分配管体24と結晶池6との間の連結管体28上にはバルブが備えられ、このバルブはシャワリングユニットの分配管体24と結晶池6との間の連結管体28上に配置された塩度計27に連結されることにより、塩度計27が検知する塩8の濃度に応じて塩度計27と連動してバルブが開閉されるように構成できる。塩度計27によって海水の塩8の濃度が15%〜25%程度であると検知されると、バルブが開いて結晶池6に海水(濃縮水)が渡される。
一方、海水を海から引き込んで貯水池に貯蔵するが、本発明では、貯水池にパイプなどで連結された貯蔵槽12を備え、貯蔵槽12にはオーバーフロー貯水槽50がパイプなどで連結され、前記貯蔵槽12とオーバーフロー貯水槽50とを連結するパイプなどにはポンプPとバルブが備えられ得る。このとき、貯蔵槽12は、貯水池とパイプなどを介して連結された第1貯蔵槽12aと、この第1貯蔵槽12aにパイプなどで連結された第2貯蔵槽12とを備えることができる。第1貯蔵槽12aと第2貯蔵槽12との間を連結するパイプなどにはポンプPとバルブなどが設置できる。
前記第2貯蔵槽12にオーバーフロー貯水槽50がパイプなどによって連結できる。第2貯蔵槽12とオーバーフロー貯水槽50との間を連結するパイプにはバルブ54が設置される。バルブ54は、貯蔵槽12、図1では第2貯蔵槽12bに貯水されている海水をオーバーフロー貯水槽50に対して供給または供給遮断するように開閉される。前記オーバーフロー貯水槽50は第3貯蔵槽ともいえるが、このような第3貯蔵槽、第1貯蔵槽12a及び第2貯蔵槽12が本発明の貯蔵槽12を構成することができる。前記オーバーフロー貯水槽50とシャワリングユニットのそれぞれの分配管体24とは、塩田4に設置された海水ポンピング管体22を介して連結され、海水ポンピング管体22をオーバーフロー貯水槽50に連結する中間連結管体28にポンプPが備えられるか、或いは海水ポンピング管体22自体にポンプPが備えられ、前記オーバーフロー貯水槽50に満たされている海水をポンプPを介してポンピングして分配管体24を経てそれぞれの蒸発ロープモジュール30へ供給されるようにすることができる。このとき、中間連結管体28は塩田4の周囲に配置され、それぞれの海水ポンピング管体22の下端部に連通するよう連結されると同時にオーバーフロー貯水槽50に連結される構造を取ることもできる。
また、本発明では、塩8を析出する結晶池6に、前記蒸発ロープモジュール30とオーバーフロー貯水槽12の構造を再び備えることができる。すなわち、結晶池6の床の上部位置には前記サポートフレーム40によって支持される複数の蒸発ロープモジュール30が垂直方向に設置され、前記結晶池6にはバイパス水路52を通じて他のオーバーフロー貯水槽50が連結され、オーバーフロー貯水槽50に貯水された海水は前記結晶池6に再び備えられたシャワリングユニットによってそれぞれの蒸発ロープモジュール30へ供給されるようにすることができる。前記塩田4から渡された海水の水分を蒸発ロープモジュール30を用いてさらに蒸発させた後、結晶池6で塩8を析出させる構造を持っている。
前記オーバーフロー貯水槽50は塩田4の周辺の土地を掘って形成するが、オーバーフロー貯水槽50にはボールタップ(浮き具)が設置されており、ボールタップによって水位を検知するセンサーが備えられ、ボールトップが基準水位以上であれば、オーバーフロー貯水槽50に満たされている海水をポンプPとシャワリングユニットを介してそれぞれの蒸発ロープモジュール30へ供給するように構成することができる。
オーバーフロー貯水槽50と蒸発ロープモジュール30との間の海水循環が続けられると、塩8の濃度はさらに上がり、適正の塩8濃度(約15%〜25%程度の塩8濃度)を持つ海水(濃縮水)を結晶池6に渡す。
一方、オーバーフロー貯水槽50の海水が結晶池6に渡されると、さらに貯蔵槽12に貯蔵されている海水をオーバーフロー貯水槽50に再投入して前述の蒸発ロープモジュール30とオーバーフロー貯水槽50との間の海水循環過程を繰り返し行う。新しい海水がオーバーフロー貯水槽50に供給されると、海水の塩8濃度は低くなり、塩8濃度が低い海水を蒸発ロープモジュール30とオーバーフロー貯水槽50との間で繰り返し循環させる過程を繰り返して濃縮水を作るのである。このとき、前記蒸発ロープモジュール30とオーバーフロー貯水槽50との間の海水循環過程が行われる間、前記貯蔵槽12とオーバーフロー貯水槽との間を連結するパイプ等のバルブはロック状態を維持する。これにより、蒸発ロープモジュール30とオーバーフロー貯水槽50との間のみに海水が循環して海水を適正の塩8濃度を持つ濃縮水に作って結晶池6へ供給されるようにすることができる。このとき、オーバーフロー貯水槽50は、貯蔵槽12及び塩田4よりもさらに低い位置に備えられ、海水が自然圧(すなわち、水圧差)によってオーバーフロー貯水槽50に流入するようにすることができる。一方、本発明では、前記貯蔵槽12から直接シャワリングユニットの各分配管体24へ海水を供給して貯蔵槽12側から直接各蒸発ロープモジュール30へ海水を散布することにより、直ちに適正の塩8濃度(すなわち、15%〜25%程度の塩8濃度)を持つ海水(濃縮水)を作って結晶池6に渡すことができるのは当然である。
本発明の構造をまとめると、前記塩田4から蒸発ロープ34に沿って流下して塩8の濃度が高くなった濃縮水を渡される結晶池6を含み、前記塩田4と結晶池6との間には塩田4側で濃縮される海水(濃縮水)の塩度を測定する塩度計27が備えられる。
前記シャワリングユニットは、蒸発ロープモジュール30の上部位置に配置された複数の分配管体24を含み、前記分配管体24には少なくとも2つの蒸発ロープモジュール30に隣接するように延びた少なくとも2つのノズルが備えられることにより、前記ノズルは隣接のそれぞれの蒸発ロープモジュール30に海水が供給されるようにするが、好ましくは、それぞれのノズルは基端部から先端部の方向に行くほど断面積が益々小さくなる噴射推進スリーブ部を備え、前記噴射推進スリーブ部の端部には噴射孔が設けられる。
このような構成の本発明によれば、前記蒸発ロープモジュール30をサポートフレーム40によって支持して垂直方向に広げられるように配置した状態で、シャワリングユニット30(正確にはそれぞれの分配管体24)を介して供給される海水が各蒸発ロープ34、22の表面に沿って重力によって上から下に流下しながら蒸発することが可能な蒸発表面積を極大化させるので、海水の蒸発速度を最大限に加速化させることができ、蒸発ロープモジュール30の下の塩田4には濃度が高くなった海水(言い換えれば、塩8の量の割合が高い海水)が溜まって塩田4でも海水の蒸発速度が加速化できる。前記蒸発ロープモジュール30自体は、複数の蒸発ロープ34が互いに離隔した状態で配置されており、各蒸発ロープ34の間の空き空間に日光が入りながらも海風が過ぎるので、蒸発ロープモジュール30が海風によって揺れるなどの影響を受けることが最小化されながらも、海水の水分蒸発断面積は極大化させて塩8析出のための海水蒸発時間の短縮効率を極大化させることができる。
本発明では、2%〜3%程度の塩分の海水からポンプ(P)34を用いて海水蒸発装置の上部の蒸発ロープモジュール30に沿って連続的に供給し、重力によってそれぞれの蒸発ロープ34に沿って海水が流下しながら水分が蒸発するので、塩8の濃度が高い海水を得ることができる。約15%〜25%程度の塩8濃度を持つ海水(濃縮水)を得ることができ、このような高濃度の海水を結晶池6に渡して塩8(特に、天日塩)が析出できるようにする。
また、前記蒸発ロープモジュール30は、支持台40に結合されて広げられた状態では六面体形状(すなわち、上下面、前後面及び左右面が備えられた立方体ロープブロック形態、いわばサイコロブロック形態に維持される一方で、多数の蒸発ロープ34、22が編み合わせられた構造の特性上、フラットな形態(すなわち、平たい形態)に折り畳まれ得るため、台風が吹くときは巻き上げ機などを用いて蒸発ロープ34を下降させて平たく折り畳むことができるので、台風によって蒸発ロープ34が倒れたり飛んだり破れたりするような破損が生じなくなる。
特に、本発明では、海水が重力によって蒸発ロープモジュール30のそれぞれの蒸発ロープ34に沿って流下しながら水分が蒸発するが、前記蒸発ロープモジュール30がホルダー32によってそれぞれの蒸発ロープ34が互いに一定の間隔で離隔している状態であるから、海水が蒸発ロープ34に沿って流下するときに海水が空気と日光に晒される蒸発表面積が極大化されるので、海水からの水分の蒸発速度が最大限に速くなり、このように海水の蒸発速度が最大限に速くなることにより、海水濃度(すなわち、海水に混ぜられた塩8の量の割合)が相当迅速に高くなるので、これにより海水の蒸発速度が加速化できるようになる。海水が上から下に流下しながら海水蒸発速度を最大限に加速化させることができるというのは、結晶池6で塩8を析出させる時間が最大限に短縮でき、塩8の析出時間が短縮される分だけ、塩8の生産性面で非常に有利であることを意味する。
言い換えれば、本発明のホルダー32によって複数の蒸発ロープ34がグループに括られた蒸発ロープモジュール30を備えることにより、海水が水平方向に停滞せず、すべて上から下に動けるようにしたことが核心であるが、前記蒸発ロープモジュール30をサポートフレーム40にハンガーに掛けるように引っ掛けて垂直方向に設置した状態で海水を供給すると、海水が少しも停滞せず、すべて海水が流下しながら蒸発するので、蒸発断面積の極大化により海水蒸発速度を非常に向上させる。海水蒸発速度が非常に向上するというのは、塩8の析出時間を短縮させて作業性またはコストの面で効率性を高めるなどの望ましい様々な効果がある。蒸発ロープモジュール30においてそれぞれの蒸発ロープ34が互いに離隔しているので、空気や日光がそれぞれの蒸発ロープ34の間に入って海水蒸発速度の向上効果をもたらし、特に、海水が下から下に常に動くので、海水蒸発速度を極大化させることができる。水が水平方向に停滞して動かない構造と前述した本発明の構造とを比較するとき、その海水蒸発効率は比較さえもできない。
また、本発明において、海水を供給するそれぞれの分配管体24は、傾くように配置されており、海水に混ぜられた泥成分が分配管体24の内部に積もることなく外部に流下して排出されるので、分配管体24が泥成分によって詰まって正常に作動しない場合を確実に防止することができる。
また、本発明では、塩田4に上下方向に設置された蒸発ロープモジュール30のそれぞれの蒸発ロープ34に沿って流下する海水(このとき、海水は塩8、泥及び水などが一緒に混ぜられたものである)が塩田4の床に積もるが、塩田4には別途のオーバーフロー貯水槽50が連結され、塩田4では泥が空気に晒され、オーバーフロー貯水槽50には泥を除いた海水が排出されて貯蔵され、このようなオーバーフロー貯水槽50に貯蔵される海水はさらにポンプPを介してシャワリングユニットの各分配管体24にポンピングされてそれぞれの蒸発ロープモジュール30へ再供給されるので、海水蒸発加速度をより一層高める。本発明では、オーバーフロー貯水槽50への海水の貯蔵、オーバーフロー貯水槽50の海水を蒸発ロープモジュール30へ再供給する循環過程を繰り返し行うことができるので、いわゆる、海水を停止させずに循環させ続けることにより、海水蒸発加速度を極大化させる機能をより確実に行うことができる。
また、本発明では、塩田4と結晶池6との間には、塩田4側で濃縮される海水(濃縮水)の塩度を測定する塩度計27がさらに備えられており、海水の濃縮程度を正確に検知して結晶池6に渡すことができるので、塩8の析出効率性をさらに高める。前記オーバーフロー貯水槽50と塩田4側の蒸発ロープモジュール30へ海水を循環させ続けて海水を蒸発させる過程を繰り返し行うことにより、必要な塩8の濃度(例えば、塩8の濃縮比率が15%〜25%程度となる)で濃縮された海水を作り、このような繰り返される海水循環過程で塩度計27が適正の塩8濃度を検知すると、塩度計27によってバルブが開放されて結晶池6に海水(濃縮水)を渡すので、塩8の析出作業における精度を確実に高めることができる。
また、本発明では、それぞれの蒸発ロープモジュール30へ海水を供給する分配管体24の各ノズルには、先端部に断面積が益々小さくなる噴射推進スリーブ部が備えられ、前記噴射推進スリーブ部の端部に噴射孔が備えられており、海水をポンピングするポンプPの圧力が多少低い場合でも、すべての蒸発ロープモジュールに均一に海水が供給(散布)される効果もある。このとき、前記ノズルの長さを次第に長くし、先端部は次第に平たくする構成(前記噴射推進スリーブの構成)を持つようにすると、海水をポンピングするポンプPを1つだけ使用しても十分な圧力が出てくるので、構成上、より良い効果がある。
そして、本発明では、蒸発ロープモジュール30の各蒸発ロープ34が括られた形態で支持するホルダー32自体に、上面から底面に貫いた複数の空間部がところどころに備えられており、前記シャワリングユニットによって海水が供給されて蒸発ロープモジュール30に沿って流下するときに海水の荷重をホルダー32が受けようとしても、ホルダー32に備えられた空間部を介してスムーズに下方に抜けるので、ホルダー32の部分に加えられる過度な海水の荷重によって蒸発ロープモジュール30が下方に弛んだりすることがないので、構造的にさらに安定化を期することができる。
また、本発明では、各蒸発ロープモジュール30を引っ掛けて支持するサポートフレーム40の各サポートハンガーバー44を、上方に膨らんだアーチ状に構成することにより、格別な効果を持つ。
建物の天井をアーチ状にする理由は、荷重にさらによく耐えるようにしてより堅固な構造の建築物を実現しようとすることであるが、本発明でも、サポートハンガーバー44自体をアーチ状に採用することにより、蒸発ロープモジュール30をより堅固な力で支持することができるという利点がある。本発明の海水蒸発装置を設置した後、比較的相当の期間が過ぎても、アーチ状のサポートハンガーバー44が、各蒸発ロープモジュール30が下方に弛まないようにより堅固に安定的に支持しているので、その寿命が延長されるなどの非常に望ましい効果を得る。
一方、前記サポートフレーム40、正確にはサポートポスト42とサポートハンガーバー44(支持バーがある場合には支持バーまでを含む)の部分がすべて竹からなるのがよい。竹は、特性上、塩8によって容易に腐食することがないため、本発明の海水蒸発装置を塩田4に設置してからその寿命を著しく高めるという利点を持つ。また、竹は外周面に一定の間隔で節があって、前記蒸発ロープモジュール30を、一本の蒸発ロープ34で結ぶなどの方式で固定するとき、竹の節部分が、蒸発ロープ34が竹の表面から滑ることを防止する支持突部の機能を果たすので、容易かつ安定的に蒸発ロープモジュール30の定位置を維持する付随的な効果も期待することができる。
また、本発明の他の実施例では、塩田4の上部に水平方向に配置された分配管体24に連結されて上下方向に配置された海水ポンピング管体22が備えられ、前記海水ポンピング管体22は一側にドレンガイド部が備えられ、前記ドレンガイド部にはバルブが設置された構造を持つこともできる。
本発明の他の実施例では、海水ポンピング管体22に一側に下方傾斜するように延びたドレンガイド部22aのバルブ22bを開くと、海水に混ぜられた泥成分がドレンガイド部22aの内部に沿って流下してバルブ22bを介して海水ポンピング管体22の外部に排出されるので、海水ポンピング管体22の内部に泥が溜まって作動がまともに行われない場合を防止することができる。
一方、図20に示した本発明の別の実施例によれば、塩田4に設置されたシャワリングユニット30と、前記塩田4に上下方向に配置されて互いに一定の間隔で離隔した状態でシャワリングユニットによって海水を供給すると、海水が流下して海水の蒸発が誘導されるようにする複数の蒸発ロープ34を含むことができる。
本発明の別の実施例では、それぞれの蒸発ロープ34が、独立して塩田4に設置されたサポートフレーム40のそれぞれのサポートハンガーバー44に連結されて上下方向に配置された以外は、前述した実施例と同様の構造を有し、それぞれの蒸発ロープ34に沿って海水が流下しながら、海水の蒸発加速度が高くなる。
また、図21に示した本発明の第3実施例では、複数の上下方向の蒸発ロープ34と、前記蒸発ロープ34のうちの隣り合う二つの間にジグザグ方向に配置されて第1方向の傾斜ロープ部38aと第2方向の傾斜ロープ部38bを形成する複数の連結蒸発ロープ38とを含み、前記蒸発ロープ34と連結蒸発ロープ38によって網状の蒸発ロープセグメントを形成し、このような網状の蒸発ロープセグメントがサポートフレーム40のそれぞれのサポートハンガーバー44に連結されて上下方向に配置される。
本発明の第3実施例の場合、網状の蒸発ロープセグメントで上下方向の各蒸発ロープ34に沿って海水が上から下に流下するのはもちろんのこと、一方の方向(正面から見たとき、左方向)に傾いた第1方向の傾斜ロープ部38aと他方の方向(正面から見たときの右方向)に傾いた第2方向の傾斜ロープ部38bに沿って海水が上から下に流下する構造であって、やはり海水蒸発効率の極大化を図ることができる。
また、本発明では、蒸発ロープモジュール30の各蒸発ロープ34に沿って海水が流下して塩田4の床に泥が積もるが、オーバーフロー貯水槽50に常に海水が排出されて泥は常に空気と接触するように構成される。このように塩田4に積もった泥が常に空気と接触することにより、有益な各種生物が生息する最適の条件が活性化できるという利点があり、結果的に、塩田4自体を生きている干潟に造成するので、客土を必要としない利点を持つ。
また、本発明では、シャワリングユニット50に海水を一定の時間間隔で噴射するコントロール部が連結された構造を持つ。コントロール部はシャワリングユニット50を構成するそれぞれの分配管体24に連結されたメイン海水管体のメインバルブに連結され、メインバルブはコントロール部によって自動開閉調節されるバルブからなる。前記コントロール部によってメインバルブを一定の時間間隔で開放することにより、蒸発ロープモジュール30に海水を間歇的に分配することができる。
したがって、海水を蒸発ロープモジュール30に間歇的に分配すると、海水蒸発効率がさらに高くなり、これにより塩析出効率もさらに高めることができるので、様々な面でより望ましい結果を期待することができる。
本発明は、蒸発ロープにシャワリングされる海水全部を上から下に流下するようにしながら蒸発させる特殊な構造を備えており、最大限迅速な天日塩の析出に相当役立てる新しい高効率海水蒸発装置であって、産業上の利用可能性がある。

Claims (15)

  1. 塩田4に設置されたシャワリングユニット30と;
    ホルダー32によって複数の蒸発ロープ34がグループに括られるように構成されるとともに、前記蒸発ロープ34は互いに一定の間隔で離隔した状態で上下方向に延びるように構成され、前記シャワリングユニットによって海水を前記それぞれの蒸発ロープ34に供給すると、上下方向に延びながら相互間に間隔が確保されるように離隔している前記それぞれの蒸発ロープ34に沿って海水が流下して海水の蒸発が加速化されるようにする蒸発ロープモジュール30と;を含んでなることを特徴とする、高効率海水蒸発装置。
  2. 前記蒸発ロープモジュール30は、縦横に離隔するように前記塩田4に複数配置されてそれぞれの蒸発ロープモジュール30が前記塩田4に立方体形態で配置され、前記それぞれの個別蒸発ロープモジュール30において前記それぞれの蒸発ロープ34に沿って海水が流下する下降移動をさせながら海水の水分蒸発速度を加速化させることを特徴とする、請求項1に記載の高効率海水蒸発装置。
  3. 前記塩田4にはサポートフレーム40が設置され、前記サポートフレーム40には前記塩田4の地面と向き合う方向に配置されるように上下方向のサポートポスト42と交差する方向に延び、前記蒸発ロープモジュール30の上端部を引っ掛けて支持するための複数のサポートハンガーバー44が備えられ、前記サポートハンガーバー44は、中間部分が上方に膨らみ、両端部側は相対的にさらに下方に位置するアーチ状に構成されたことを特徴とする、請求項2に記載の高効率海水蒸発装置。
  4. 前記ホルダー32は、上面から底面に貫いた複数のロープホール32hが一定の間隔で離隔するように形成され、前記ロープホール32hを通過する前記蒸発ロープ34が、相互間の間隔が確保されるように配置されたことを特徴とする、請求項1に記載の高効率海水蒸発装置。
  5. 前記ホルダー32は、前記蒸発ロープの上下方向に沿って一定の間隔で複数配置され、複数の前記ホルダー32の間に配置された蒸発ロープ34を前記蒸発ロープモジュール30の中心部の方向にまとめられるように括ることにより、前記ホルダー32の上面と底面が前記蒸発ロープ34によって支持(上部支持ロープ部34aと下部支持ロープ部34bを形成して支持)されるようにするグリッピング部35をさらに含むことを特徴とする、請求項4に記載の高効率海水蒸発装置。
  6. 前記塩田4に連結され、前記蒸発ロープモジュール30の各蒸発ロープ34に沿って流下する濃縮水が前記塩田4から渡されて貯蔵されるようにするオーバーフロー貯水槽50と;
    前記オーバーフロー貯水槽50から前記蒸発ロープモジュール30の上部側へ濃縮水をさらに供給されるようにポンピングするポンプP;をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の高効率海水蒸発装置。
  7. 前記塩田4から前記蒸発ロープ34に沿って流下して塩8の濃度が高くなった濃縮水を渡される結晶池6をさらに含み、前記塩田4と前記結晶池6との間には、前記塩田4側で濃縮される濃縮水の塩度を測定する塩度計27がさらに備えられたことを特徴とする、請求項6に記載の高効率海水蒸発装置。
  8. 前記シャワリングユニットは、前記蒸発ロープモジュール30の上部位置に配置された複数の分配管体24を含み、前記分配管体24には少なくとも2つの蒸発ロープモジュール30に隣接するように延びた少なくとも2つのノズルが備えられ、前記ノズルは隣接するそれぞれの蒸発ロープモジュール30に海水が供給されるようにすることを特徴とする、請求項1に記載の高効率海水蒸発装置。
  9. 前記ノズルは、基端部から先端部の方向に行くほど断面積が漸次小さくなる噴射推進スリーブ部を備え、前記噴射推進スリーブ部の端部には噴射孔が備えられたことを特徴とする、請求項8に記載の高効率海水蒸発装置。
  10. 前記分配管体24に連結されて上下方向に配置された海水ポンピング管体22が備えられ、前記海水ポンピング管体22は一側にドレンガイド部が備えられ、前記ドレンガイド部にはバルブが設置されたことを特徴とする、請求項8に記載の高効率海水蒸発装置。
  11. 塩田4に設置されたシャワリングユニット30と;
    前記塩田4に上下方向に配置され、互いに一定の間隔で離隔した状態で前記シャワリングユニットによって海水を供給すると、海水が流下して海水の蒸発が誘導されるようにする複数の蒸発ロープ34;を含むことを特徴とする、高効率海水蒸発装置。
  12. 前記蒸発ロープ34は、ジグザグ方向に配置されて第1方向の傾斜ロープ部38aと第2方向の傾斜ロープ部38bを形成する複数の連結蒸発ロープ38に結合されることにより、前記蒸発ロープ34と前記連結蒸発ロープ38によって網状の蒸発ロープセグメントを形成することを特徴とする、請求項11に記載の高効率海水蒸発装置。
  13. 塩田4で海水を蒸発させて塩8を製造する装置であって、
    前記塩田4に上下方向に配置されるように設置される複数の蒸発ロープ34と;
    前記複数の蒸発ロープ34をグループにまとめられるように括って支持して前記それぞれの蒸発ロープ34に散布するとき、上下方向に延びながら互いに間隔が確保されるように離隔している前記それぞれの蒸発ロープ34に沿って海水が流下して海水の蒸発が誘導されるようにする複数のホルダー32と;を含む、海水蒸発装置用蒸発ロープモジュール30。
  14. 前記ホルダー32は、上面から底面に貫いた複数のロープホール32hを備え、前記複数の蒸発ロープ34が1つずつ前記ロープホール32hを通過するように結合され、互いに離隔する間隔が確保されるように構成されたことを特徴とする、請求項13に記載の海水蒸発装置用蒸発ロープモジュール30。
  15. 前記シャワリングユニット50には海水を一定の時間間隔で噴射するコントロール部が連結されたことを特徴とする、請求項1に記載の高効率海水蒸発装置。
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