JP2016512992A - 低侵襲挿入のための植え込み型医療デバイス - Google Patents

低侵襲挿入のための植え込み型医療デバイス Download PDF

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Abstract

一態様において、電気的に作動して開くように構成される1つ以上の格納リザーバを有するマイクロチップ素子、マイクロチップ素子に隣接して配置される電子プリント回路基板(PCB)またはシリコン基材、マイクロチップ素子またはPCB/シリコン基材に関連付けられた1つ以上の電子部品、およびマイクロチップ素子またはPCB/シリコン基材に関連付けられた第1誘導結合デバイスを含む、格納デバイスが提供され、この第1誘導結合デバイスは、1つ以上の電子部品と動作可能に通信している。別の態様において、能動的に制御された放出のために少なくとも1つの薬物ペイロードを収容する本体を含む植え込み型薬物送達デバイスが提供され、この少なくとも1つの薬物ペイロードの体積と植え込み型薬物送達デバイスの合計体積との比率は、約75μL/cc〜約150μL/ccである。【選択図】図3

Description

関連出願の相互参照
[0001] 本出願は、2013年2月28日出願の米国特許出願第61/770,486号に対する優先権および利益を主張し、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
[0002] 本開示は、概して、制御された放出またはそれらの曝露のために物質または小成分を閉じ込めるための格納リザーバを有する、植え込み型医療デバイス等の医療デバイスを含むが、これに限定されない、マルチリザーバ格納デバイスに関する。態様において、本開示は、低侵襲植え込みおよび動作のためのそのようなデバイスの改良された設計に関する。
[0003] 例えば、バイオセンサまたは薬物を格納するリザーバアレイを含む、マイクロチップに基づいた植え込み型医療デバイスは、当該分野では既知である。図1は、マイクロチップアセンブリ12を含む、植え込み型医療デバイス10内の部品の組み立てのための可能な従来の手法を示す。マイクロチップ素子とも称されるマイクロチップアセンブリ12は、マイクロリザーバを含み、そのそれぞれは、インビボでの制御された送達のための薬物またはインビボでの制御された曝露のためのセンサを格納してもよい。マイクロチップアセンブリ12は、筺体14に溶接されたフィードスルー16に取り付けられている。そのようなマイクロチップアセンブリまたは素子は、例えば、Uhlandらの米国特許第7,510,551号およびSantini Jr.らの米国特許第7,604,628号に記載されている。フィードスルー16は、アルミナディスク上およびそれを通して金属化表面に冶金的にろう付けされた導電性のピンを含む。一般的なピンカウントは、100超であり、より複雑な設計では、400超とされ得る。そのような設計の結果、各ピンの接続部が漏出点となり得る。
[0004] 更に、各フィードスルーピンは、筺体内の電子部品に電気的に接続されている。いくつかの設計は、ピンから回路までワイヤを利用する一方で、図示される設計は、フィードスルー16を従来のプラスチック回路基板18に直接取り付ける。これらの電気接続は、導通を確実にするために試験を必要とする。結果として、ピンカウントは、フィードスルーの費用に影響し、植え込み型デバイス内のフィードスルーピンの数が増加するにつれてその費用は増加する。したがって、この複雑な設計要件、結果として生じる製造、および必要とされる許容試験により、フィードスルーは、高価な部品である。
[0005] 更に、筺体部品に取り付けられるフィードスルーまたはヘッダに基づいた従来の植え込み型デバイス設計は、不利に、いくつかの別個の部品がアセンブリを構成するため、所望されるものよりも大きい、結果として得られるデバイスの総体積を有する。
[0006] 図1に示されるデバイスは、制御電子回路、電源、およびワイヤレス通信機能を含む。これらの内部機能の便益は、デバイスが、特定の時点で別個の投与量を自動的に放出するようにプログラムされ得ること、および投与スケジュールが、適宜無線で更新または修正され得ること、である。したがって、患者は、何の対応もする必要なく患者本人の薬を自動的に受け取ることができる。この自動薬物送達インプラントに対する不利点は、これらの機能の全てが有限体積を必要とすることである。しかしながら、i)デバイスを皮下に植え込むのに必要な切開を減少させるため、ii)デバイスを植え込むことができる可能性のある身体の部位を増加させるため、およびiii)患者にとってデバイスを侵入性が少ないものにするために、デバイスの体積を減少させる明確な要望が存在する。特に、機能性、単純性、および/または気密性を犠牲にすることなく、より小さなデバイス全体の体積を提供することが望ましいであろう。
[0007] 上述の必要性および/または問題のいくつかまたは全てが本開示の特定の実施形態により対処され得る。一実施形態において、電気的に作動して開くように構成される1つ以上の格納リザーバを備える細長いマイクロチップ素子を含む格納デバイスが提供される。格納デバイスはまた、生体適合性基材を含む細長い電子プリント回路基板(PCB)も含み得る。細長いPCBはまた、1つ以上の電子部品が固定される第1の側と、細長いマイクロチップ素子が1つ以上の電子部品に電気接続して固定される反対の第2の側と、を含み得る。更に、格納デバイスは、細長いPCBに固定される細長い筺体を含み得る。細長い筺体は、細長い筺体内に細長いPCBの1つ以上の電子部品を気密封止するように構成される。
[0008] 本発明の他の実施形態、態様、および特性は、以下の図面の簡単な説明、添付の図面、および添付の特許請求の範囲より当業者には明らかとなろう。
[0009] これより、添付の図面を参照するが、この図面は必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではない。
マイクロチップアセンブリを含む先行技術の格納デバイスの分解斜視図を概略的に図示する。 一実施形態に従うマイクロチップアセンブリを含む、組み立てられた格納デバイスの断面図を概略的に図示する。 図2Aに示される格納デバイスの分解断面図を概略的に図示する。 図2Aおよび図2Bに示される格納デバイスの上面図を概略的に図示する。 図2A〜図2Cに示す格納デバイスの透視図を概略的に図示する。 一実施形態に従う格納デバイスの一部の拡大断面図を概略的に図示する。 一実施形態に従うマイクロチップ素子アセンブリの断面図を概略的に図示する。 図5Aに示されるマイクロチップ素子アセンブリの分解断面図を概略的に図示する。 一実施形態に従うマイクロチップアセンブリを含む組み立てられた格納デバイスの一部の拡大断面図を概略的に図示する。 一実施形態に従うマイクロチップアセンブリを含む組み立てられた格納デバイスの一部の拡大断面図を概略的に図示する。 一実施形態に従うマイクロチップアセンブリを含む組み立てられた格納デバイスの一部の拡大断面図を概略的に図示する。 一実施形態に従う格納デバイスと無線で通信するように構成され得る外部通信機を概略的に図示する。 一実施形態に従う植え込まれた格納デバイスに隣接して配置される外部通信機を概略的に図示する。
[0023] これより、例示的な実施形態は、添付の図面を参照して、以下に更に完全に記述され、全てではないがいくつかの実施形態を示す。本開示に記載される代表的な実施形態は、多くの異なる形態で具体化されてもよく、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。同様の数字は、全体を通して同様の構成要素を指す。
[0024] 本明細書に記載される格納デバイスおよびアセンブリは、他の利点の中でも、組み立てられたデバイスの空間効率の大幅な向上を提供する。ある特定の実施形態において、デバイスおよび方法は、有利には、高価で複雑なフィードスルーの必要を排除し、フィードスルーの排除により薄い滑らかなインプラントを提供し、多くのフィードスルーピンおよび電気接続を排除することにより信頼性の向上を提供し、気密界面の数を削減することにより信頼性の向上を提供し、機能性を確認するための試験を簡略化し、より簡単な組み立てを提供する。これは、格納デバイスが、低侵襲挿入手段を介して、例えば、小切開、トロカール、カニューレ、注射器、または同様の医療器具を通して、ヒトまたは動物対象内における長期間の植え込み用の植え込み型医療デバイスである実施形態において特に重要であり得る。
[0025] 本発明は、能動的に制御される植え込みデバイスに関して以前に入手可能なものよりも、薬物体積対合計デバイス体積の比率がより高い、薬物送達インプラントを有利に提供する。例えば、デバイス体積がゼロである、理論上の完璧な薬物送達デバイスは、1000μL/ccの比率を有し得る。実際には、従来の薬物送達デバイスは、1μL/cc未満〜約65μL/ccの範囲であり得る。有利には、本明細書に記載される格納デバイスを提供することと、本明細書に記載されるように電源と制御機能とを外部通信機に再配置することとにより、約80μL/cc〜約120μL/ccまたはそれよりも高い薬物体積対合計デバイス体積の比率を有する薬物送達インプラントが、容易に達成可能である。一実施形態において、植え込み型薬物送達デバイスは、能動的に制御された放出のために薬物ペイロードを格納する本体を有し、そのデバイスは、約75μL/cc〜約150μL/ccの薬物ペイロードの体積対デバイスの合計体積の比率を有する。ある場合において、例えば、比率は、約85μL/cc〜約120μL/ccである。一実施形態において、植え込み型薬物送達デバイスの本体は、電気的に作動して開くように構成される1つ以上の格納リザーバを有するマイクロチップ素子、マイクロチップ素子に固定されるPCB、およびマイクロチップ素子またはPCBに関連付けられた第1の誘導結合デバイスを含み、第1の誘導結合デバイスは、1つ以上の電子部品と通信している。それにもかかわらず、薬物体積対合計デバイス体積の本質的にいずれの比率も、本明細書に記載されるデバイスおよびシステムと共に使用され得る。
[0026] 本明細書に提供される格納デバイスは、図2A〜図3に示される格納デバイス110を含む以下の例示的な実施形態を参照して更に理解され得る。格納デバイス110は、電気的に作動して開くことができる1つ以上の格納リザーバ114を含む細長いマイクロチップ素子112を含む。格納デバイス110はまた、細長い電子プリント回路基板(PCB)116も含む。細長いPCB116は、生体適合性基材を含み、1つ以上の電子部品120が固定される第1の側118と、マイクロチップ素子112が1つ以上の電子部品120に電気接続して固定される反対の第2の側122と、を有する。図4を参照して以下に説明されるように、PCB116の第1の側118上の電子部品120は、マイクロチップ素子112と電気(すなわち、作動可能に)通信している。
[0027] 格納デバイス110は任意の適切な数のマイクロチップ素子112(例えば、1〜6個)を含んでもよく、かつ各マイクロチップ素子112は複数の別個の格納リザーバ114(例えば、10〜750個のリザーバ)を含んでもよいことを理解されたい。1つの格納デバイス110につきより多数のマイクロチップ素子112、およびより少数またはより多数の格納リザーバ114もまた、想定される。更に、格納デバイス110が、任意の適切な数のPCB116を含んでもよいことを理解されたい。
[0028] 図2A〜図2Cに示されるように、患者への低侵襲挿入に特に適している実施形態は、密集した格納リザーバの細長いアレイを有する長く狭いマイクロチップ素子112を有し得る。図2Cは、2×28のリザーバアレイを示す。一実施形態において、細長いアレイは、20〜40個のリザーバを1〜4列有する。他の実施形態において、その他の数の列およびリザーバが想定される。
[0029] 「電子プリント回路基板」(PCB)は、当該技術分野で既知の導電性経路、トラック、または信号トレースを使用して電子部品を機械的に支持し、かつ電気的に接続する基板を指す。特定の実施形態において、PCBは、生体適合性の、気密性のある基板材料を含む。適切なそのような材料は、アルミナおよび窒化ケイ素等のセラミックを含む。多層アルミナPCBは、首尾よく設計され、製造されている。例えば、米国特許出願公開第2003/0034564号を参照のこと。これらの積層構造は、導電性層と、誘電層と、酸化アルミニウム(Al、アルミナ)とを低温同時焼成法において組み合わせた結果であり得る。アルミナは、低温同時焼成セラミック(LTCC)と称される。これらの生体適合性セラミックはまた、気密バリアとして機能し、場合によっては、従来の金属筺体要素の必要を排除する。記載される機能の全てまたはいくつかを行うことができる他の材料または材料の組み合わせも使用され得る。
[0030] 本明細書に使用される「生体適合性」という用語は、一般に、ヒトまたは動物対象、例えば、患者への長期間または短期間の植え込みに適している構築の材料を指す。そのような構造の材料は、植え込み型医療デバイスの技術分野において知られている。
[0031] 本明細書に使用される、「気密シール」という用語は、デバイスの有効寿命にわたり、我々の筺体であるデバイスリザーバ等のデバイスの1つ以上の隔室中にまたはそれらから化学物質(例えば、水蒸気、水、酸素等)の望ましくない侵入または侵出を防止することを指す。本明細書の目的では、ヘリウム(He)を1×10−9atm*cc/秒未満の速度で透過する材料/シールが気密と称される。
[0032] 場合によっては、格納デバイス110は、細長い筐体124を含み得る。細長い筺体124は、細長い筺体124内に細長いPCB116の1つ以上の電子部品120を気密封止するように構成される。つまり、細長い筺体124は、細長いPCB116の第1の側118を取り囲むように構成される。このようにして、細長い筺体124および細長いPCB116は、1つ以上の電子部品120の周辺に気密封入物を集合的に形成する。望ましくは、細長い筺体124および細長いPCB114の第2の側122に面する外部の少なくとも一部は、生体適合性材料から形成される。例えば、場合によっては、細長い筺体124は、チタンまたはステンレス鋼等の生体適合性の金属または合金で作製され得る。他の例では、細長い筺体124は、生体適合性ポリマーで作製され得る。ある特定の実施形態において、細長い筺体124の少なくとも一部は、略円筒形の本体を備え得る。更に、細長い筺体124の遠位端136は、曲線的であり得る。
[0033] 細長い筺体124は、その中に1つ以上の電池128を格納するように設計される電池室126を含み得る。場合によっては、電池室126は、細長い筺体124内に別々の領域であり得る。他の例では、電池室126は、細長い筺体124により形成された単一の封入物の一部であり得る。一実施形態において、電池室126は、細長い筺体124の近位端130周辺に配置され得る。しかしながら、電池室126は、細長い筺体124内にいずれかの配置で位置し得る。更に、場合によっては、電池室126は省略される場合がある。例えば、デバイス電力は、誘導電荷により提供され得る。
[0034] ある特定の実施形態において、電池室126は、カバー132を含み得る。カバー132は、取り外し可能であっても、常在されていてもよい。カバー132は、電池128へのアクセスを提供し、かつ/または電池室126内に1つ以上の電池128を気密封止するように構成され得る。つまり、好ましい実施形態において、カバー132および細長い筺体124は、互いに取り付けられる場合に、気密シールを形成する。一例において、カバー132は、細長い筺体124の近位端130周辺に位置し得る。
[0035] 好ましい実施形態において、細長い筺体124と細長いPCB116との界面は、細長い筺体124内に1つ以上の電子部品120を絶縁する気密シールを形成する。場合によっては、細長い筺体124は細長いPCB116に溶接され得る。他の例では、生体適合性エポキシコーティング(例えば、エポキシ樹脂)または他の生体適合性コーティング材料等の生体適合性物質134は、細長いマイクロチップ素子112、細長いPCB116、および細長い筺体124の少なくとも一部の上に配置され得る。このコーティングは、多層であり得、かつそれは材料が電子部品120または電池128等の部品のいずれかの動作を妨げない限りは気密材料を含み得る。
[0036] ある特定の実施形態において、格納デバイス110は、滑らかな管状プロファイルを含み得る。例えば、格納デバイス110に関連付けられた部品のいくつかまたは全てが細長くてもよい。つまり、細長いマイクロチップ素子112、細長いPCB116、および細長い筺体124等の格納デバイス110の部品のいくつかまたは全てが、幅よりも長い全長を有し得る。更に、生体適合性コーティング物質134、細長いマイクロチップ素子112、および細長い筺体124は、格納デバイス110の略円形の断面および丸い遠位端136を集合的に形成し得る。部品は、集合的に組み合わされて、低侵襲的な様式においてヒトまたは動物対象に挿入され得る滑らかな管様構造物またはアセンブリを形成し得る。他の例では、格納デバイス110に関連付けられた部品のいくつかまたは全てが細長くない場合がある。
[0037] 生体適合性コーティング物質134は、格納デバイス110周辺に非外傷性の表面を作製し得る。実施形態において、格納デバイスの表面は、滑らかな物質から形成されるか、またはコーティングされて、目的とする組織部位へのデバイスの通過を促進する。
[0038] 格納デバイス110は、当該技術分野で既知の様々な技術により、治療、診断、または予防を必要とする患者等のヒトまたは動物対象に植え込まれ得る。好ましい実施形態において、このデバイスは、皮下の組織部位において患者に挿入される。様々な挿入ツールおよびシステムが、インプラントの特定の大きさおよび特定の医療目的のために望ましい植え込みの特定の部位に応じて使用され得る。格納デバイス110は、カニューレ、トロカール、皮下挿入、または銃のような注射器デバイスもしくはアセンブリを含む低侵襲医療器具のうちの1つ、または組み合わせによりヒトまたは動物対象に挿入、注入、あるいは設置され得る。一実施形態において、小さい(数ミリメートル)切開が、患者の皮膚に施され、直線的な低いプロファイル配置において格納デバイスの端を把持することができる長く狭い挿入ツールを用いて、格納デバイスが切開部を通って、皮膚の直下まで患者の体内を通過する。格納デバイスは、挿入ツールから放出され、挿入ツールの端部が切開部から取り出され、次いで、切開部が、例えば、1か所または数か所の縫合で閉口され得る。場合によっては、1つ以上の縫合ループに、筺体124および/またはキャップ132が与えられ得る。縫合ループは、皮下空間において格納デバイス110を定着させるように構成され得る。
[0039] 電子部品120は、格納デバイス110の多くの機能のいずれかを提供する。例には、リザーバ114を電気的に作動してそれを開き、かつ/例えば、リザーバ114内に設置されたセンサか、または格納デバイス110から遠隔的に設置された別のデバイスと通信させるための、制御装置(例えば、マイクロプロセッサ)および電源(例えば、電池またはコンデンサ)が含まれるが、これらに限定されない。他の電子部品は、例えば、遠隔測定ハードウェア、コンデンサ、トランジスタ、およびダイオード、ならびにリザーバキャップを作動させるための制御手段を含んでもよい。制御手段は、入力源、マイクロプロセッサ、タイマー、デマルチプレクサ(またはマルチプレクサ)を含んでもよい。一実施形態において、電子部品は、搭載ストレージコンデンサを充電するためのエネルギーを無線で受信するための部品を含み、これは、格納デバイスに搭載される電子部品の空間要件を更に低減し得る。場合によっては、電子部品はアンテナを含んでもよい。
[0040] マイクロチップ素子112の格納リザーバ114は、当該技術分野において知られ得る様々な方法で開く/作動するように構成され得る。一実施形態において、米国特許第7,510,551号明細書および米国特許第7,604,628号明細書(参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるように、格納リザーバ114は、電気的に作動して開くように構造化および構成されている。
[0041] PCB/電子部品とマイクロチップ素子との間の電気接続の一実施形態を図4に示す。この図は、2つの格納リザーバ344を含むマイクロチップ素子312の一部を示す。各格納リザーバ344は、リザーバキャップ348により塞がれる開口部を有する。格納リザーバ344は、基板343内に少なくとも部分的に形成され、開口部に反対の閉端部とその間の側壁とを有する。マイクロチップ素子312は、PCB314の側に固着され、電子部品318は、PCB314の対向側に固着される。PCB314は、電子部品318をマイクロチップ素子312に電気的に接続するビア330を含む。ビア330は、PCB314上の金属化導電性表面332A、332Bに機械的かつ電気的に接続され、マイクロチップ素子312は、金属化導電性表面332Aにワイヤボンド接合334される。生体適合性コーティング物質336が接合部を固着かつ保護し、ワイヤボンド上に塗布され、一般に、PCB314の表面の一部、マイクロチップ素子312の一部、および筺体320の一部をコーティングするが、リザーバキャップ348はコーティングしない。コーティング物質336は、エポキシ等のポリマーまたは他の樹脂であってもよい。
[0042] 一実施形態において、米国特許第7,510,551号明細書および米国特許第7,604,628号明細書(参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるように、リザーバキャップ348は、電気的に作動して開くように構造化および構成されている。リザーバキャップ348は、単一層または積層構造を含んでもよい金属フィルムから形成されてもよい。例えば、リザーバキャップ348は、金、白金、チタン、またはそれらの組み合わせを含んでもよい。他の実施形態において、リザーバキャップ348は、機械的または電気的機構により作動されるまたは開かれるように構成することができる。
[0043] マイクロチップ素子の格納リザーバは、一般に、500μL以下(例えば、250μL未満、100μL未満、50μL未満、25μL未満、10μL未満等)の体積を有するリザーバを指す「マイクロリザーバ」であってもよい。別の実施形態において、格納リザーバは、一般に、500μL超(例えば、600μL超、750μL超、900μL超、1mL超等)および5mL未満(例えば、4mL未満、3mL未満、2mL未満、1mL未満等)の体積を有するリザーバを指す「マクロリザーバ」であってもよい。「リザーバ」および「格納リザーバ」という用語は、いずれか一方または他方に限定されることが明示的に示されない限り、マイクロリザーバおよびマクロリザーバの両方を含むことが意図される。
[0044] 第2の態様において、改良したマイクロチップ素子およびそれらの製造方法が提供される。好ましい実施形態において、マイクロチップデバイス素子は、ポリマーまたはガラスまたは他のセラミック材料から形成される比較的厚い主基材に接合される比較的薄いシリコン基材を含む。有利には、シリコン基材よりもむしろ主基材内にリザーバを画定することにより、リザーバは、ドライ反応性イオンエッチング(DRIE)以外の処理を用いて形成され得る。これは、DRIE処理が高額であるという理由のためだけでなく、従来の処理下においては、リザーバキャップフィルムの堆積後に実施されるDRIE処理によりリザーバキャップフィルムが後の処理に不必要に曝され、許容可能な(例えば、気密性のある)リザーバキャップの収率に悪影響を及ぼす恐れがあるという理由から重要である。
[0045] 更に、確実な密閉機能(positive sealing features)(例えば、金シーリングリング)をシリコン基材に添加することにより、これが高耐性のマイクロフィーチャの全てをシリコン基材のみに保持し、これが更には、他の潜在的に低い耐性の製造プロセスにより作製される主基材を利用可能にする。このようにして、リザーバをより深く作製することができ、それにより、単位リザーバペイロードを増加させる。一実施形態において、主基材は、従来のリザーバよりも深く、かつDRIEを使用することにより容易に可能となるものよりも平滑な側壁を有するリザーバの形成を可能にするセラミックまたはポリマー材料を使用した鋳造または成形処理により作製される。次いで、この鋳造または成形された基板は、シリコン基材上の確実な密閉機能との接合のために、その中に形成された密閉溝内およびその周辺に金めっきを施してもよい。
[0046] 細長いマイクロチップ素子の例示的な実施形態を図5Aおよび図5Bに示す。細長いマイクロチップ素子412は、主基材440およびシリコン基材442を含み、それらは互いに接合される。シリコン基材442は、第1の側と、反対の第2の側と、それを貫通して延在する開口部446と、を有する。各リザーバ444に対して3つの開口部446が示される。シリコン基材442の第1の側は、リザーバが開かれる必要があるまで開口部を塞ぐリザーバキャップ448を含む。好ましい実施形態において、リザーバキャップ448は、導電性である。例えば、リザーバキャップ448は、金属フィルムの形態であってもよい。シリコン基材442、開口部446、およびリザーバキャップ448は、当該技術分野で既知の微細加工技術を使用して作製することができる。例えば、金属リザーバキャップ448により塞がれるポリシリコン基材内の開口部446を形成するために、米国特許第7,604,628号明細書に記載されるフォトリソグラフィー、エッチング、および堆積技術を使用してもよい。
[0047] この図では、主基材440は、2つのリザーバ444を含むが、それより多い、または、それより少ないリザーバを含む場合がある。各リザーバ444は、閉鎖端壁と、開放端と、閉鎖端壁と開放端との間に延在する少なくとも1つの側壁とにより画定される。上述のように、主基材440はシリコンから形成され得る。他の実施形態において、基材は、メタロイド、ポリマー、ガラス、または他のセラミック材料から形成され得る。基材およびリザーバは、当該技術分野で既知の、成形、鋳造、超微細加工、および構築または積層技術を含むが、これらに限定されない任意の適切なプロセスにより作製され得る。一実施形態において、主基材440は、低温同時焼成セラミック(LTCC)で/により作製される。それは、例えば、気密性、生体適合性、接合、および/またはリザーバ内容物適合性、安定性、または放出を提供するまたは向上するために基板の全てまたは一部の上にコーティング層を更に含み得る。コーティング層の目的に応じて、それは、リザーバ444の内側、リザーバ444の外側、または両方に塗布され得る。可能なコーティング材料の例には、金等の生体適合性およびパリレン等のポリマーが含まれる。
[0048] 主基材440およびシリコン基材442は、リザーバ444を気密封止するための任意の適切な方法を用いて共に接合される。このようにして、リザーバ444の開放端は、リザーバ内容物の制御された放出または曝露のために開口部446と流体連通する。好ましい実施形態において、基板は、米国特許第8,191,756号明細書(参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるように、冷間圧接法を用いて互いに気密的に密閉される。
[0049] 図5Aおよび図5Bに示されるように、シリコン基材442の第2の側は、その上に形成されたリング構造452を含み、主基材440の第1の側は、溝450を含む。これらの結合機能部は、共に圧縮され、個々のリザーバ444を取り囲む、冷間圧接接合の気密シールを形成する。リング構造452は、シリコン基材442上に金または別の金属層を堆積させることにより形成してもよい。溝450は、シリコンにエッチングしてもよく、次いで、金属リングと同じ材料の金属化層でコーティングしてもよい。例えば、シリコン基材442および主基材440の界面表面のいずれかまたは両方の内/上に他の正および負の接合機能部が提供される、この実施形態の変形が想定される。
[0050] 主基材440は、一般に、シリコン基材442よりも比較的厚く、リザーバ側壁高さ(または深さ)の全てまたは少なくとも大部分(50%超)は、主基材440により画定される。一実施形態において、シリコン基材442は、基板の接合界面における主基材440の厚みの5%〜50%の厚みを有する。
[0051] 図4または図5Aには示されないが、リザーバ344および444は、それぞれ、その中に配置されるリザーバ内容物を含む。これらのリザーバは、選択した時間における気密格納および後の放出または曝露が必要な本質的にあらゆる物質またはデバイス構成要素を貯蔵するように設計され得る。リザーバ内容物は、例えば、化学試薬、製剤、またはセンサもしくは電極等のその構成要素であってもよい。一実施形態において、単一のデバイスは、バイオセンサを格納する少なくとも1つの格納リザーバと、製剤を含む少なくとも1つのリザーバとを含む。様々なリザーバ内容物の例は、例えば、米国特許第7,510,551号明細書、米国特許第7,497,855号明細書、米国特許第7,604,628号明細書、米国特許第7,488,316号明細書、および国際公開第WO2012/027137号に記載されている。
[0052] マイクロチップ素子612を含む格納デバイス600の例示的な実施形態を図6に示す。格納デバイス600は、電子部品618をマイクロチップ素子612に電気的に接続するビア630を有するセラミックPCB614を含む。電子部品618は、セラミックPCB614の第1の側に固着され、マイクロチップ素子612は、PCB614の反対の第2の側に固着される。ビア630は、PCB614の第1の側の金属化導電性表面632に電気的に接続する。マイクロチップ素子612の電気回路635は、ワイヤボンド634により金属化表面632に電気的に接続される。エポキシ633は、ワイヤボンド634、ならびにマイクロチップ素子612、セラミックPCB614、および筺体620の少なくとも一部分をコーティングする。このようにして、エポキシ633は、格納デバイス600にあらゆるアトラマチック(atramatic)表面がないことを確実にする。セラミックPCB614の第2の側はまた、電子部品618に電気的に接続される金属化導電性表面637も含む。この図に示されないが、格納デバイス600は、複数のマイクロチップ素子、ならびに複数のビア、電子部品、およびワイヤボンドを含んでもよい。更に、格納デバイス600は、エポキシ633により完全または部分的にコーティングされてもよい。
[0053] マイクロチップ素子612は、主基材640およびシリコン基材642を含む。主基材640およびシリコン基材642は、リング構造および溝構造舌部650/652の界面における/その隣接における冷間圧接により共に接合される。リザーバ644は、主基材640内に画定され、開放端はシリコン基材612を通して画定される開口部646と流体連通する。導電性のリザーバキャップ648は、開口部646およびリザーバ644を封止して被覆する。
[0054] 格納デバイス700の例示的な実施形態を図7に示す。格納デバイス700は、マイクロチップ素子712およびマイクロチップ素子712に固定されるセラミックPCB714を含む。マイクロチップ素子712の電気回路735は、ワイヤボンド734により金属化表面732に電気的に接続される。エポキシ733は、ワイヤボンド734、ならびにマイクロチップ素子712、セラミックPCB714、および/または金属化表面732の少なくとも一部分をコーティングする。このようにして、エポキシ733は、格納デバイス700にあらゆるアトラマチック表面がないことを確実にする。この図に示されないが、格納デバイス700は、複数のマイクロチップ素子、ならびに複数のビア、電子部品、およびワイヤボンドを含んでもよい。更に、格納デバイス700は、エポキシ733により完全または部分的にコーティングされてもよい。場合によっては、格納デバイス700は、比較的薄くてもよく、エポキシコーティングは、省略されてもよい。格納デバイス700は、任意の長さ対幅対厚さの比率を含んでもよい。つまり、格納デバイス700は、任意の好適な大きさであってもよい。
[0055] 場合によっては、PCB714は、MEMS製造プロセスを使用して製造されるシリコン材料を含んでもよい。他の例では、PCB714は、多層低温同時焼成セラミック(LTCC)を含んでもよい。更に他の例では、PCB714は、本明細書に記載される機能性を行うことができるプリント回路基板以外の基板を含んでもよい。例えば、素子714は、1つ以上の電気部品718をその中に格納するように構成されるシリコン基材等を含んでもよい。更には、電気部品718は、マイクロチップ素子712と通信していてもよい。
[0056] マイクロチップ素子712は、主基材740およびシリコン基材742を含む。主基材740およびシリコン基材742は、リング構造および溝構造舌部750/752の界面における/その隣接における冷間圧接により共に接合される。リザーバ744は、主基材740内に画定され、開放端はシリコン基材742を通して画定される開口部746と流体連通する。導電性のリザーバキャップ748は、開口部746およびリザーバ744を封止して被覆する。場合によっては、PCB714および主基材740は、単一のシリコン基材または別々のシリコン基材を含んでもよい。このようにして、PCB714および主基材740は、MEMSプロセスの一部として一緒に製造されてもよいか、または別々に製造されて一緒に組み立てられてもよい。
[0057] 特定の実施形態において、より小さく、より少ない侵入性の格納デバイス700を提供するために、筐体は省略される。このようにして、電子部品718は、マイクロチップ素子712および/またはセラミックPCB714内に組み込まれる。つまり、電子部品718は、マイクロチップ素子712および/またはセラミックPCB714内またはそれを中心に配置されてもよい。場合によっては、電子部品718は、搭載ストレージコンデンサを充電するためのエネルギーを無線で受信するための部品および/または機能性を含み、これは、格納デバイス700に搭載される電子部品の空間要件を更に低減し得る。場合によっては、電子部品718は、アンテナ等を含んでもよい。更に、コイル等の誘導結合デバイス760は、マイクロチップ素子712および/またはセラミックPCB714内に組み込まれてもよい。特定の実施形態において、電子部品718および誘導結合デバイス760が組み込まれてもよい。他の実施形態において、電子部品718および誘導結合デバイス760は、互いに電気(すなわち、作動)連通している別々の構成要素であってもよい。誘導結合デバイス760は、電源および/またはコンピューティングデバイス等のような、植え込まれた格納デバイス700と外部通信機との間に誘導結合回路を形成してもよい。電子部品718および/または誘導結合デバイス760は、例えば、外部通信機から無線電力伝送を受け取る機能性、キャップ748を開くのに必要とされるエネルギーを貯蔵するコンデンサ、および/または適切なリザーバ744への電流の流れを管理する他の電子回路または回路を提供する。他の機能性はまた、電子部品718および/または誘導結合デバイス760により提供されてもよい。
[0058] 格納デバイス800の例示的な実施形態を図8に示す。格納デバイス800は、マイクロチップ素子812および上に記載されるものに類似の、セラミックPCB814を含む。つまり、セラミックPCB814は、マイクロチップ素子812に固定される。ビア830は、電子部品818をマイクロチップ素子812の一部に電気的に接続する。例えば、マイクロチップ素子812の電気回路835は、ビア830を経由して電子部品818に電気的に接続される。この図に示されないが、格納デバイス800は、複数のマイクロチップ素子、ならびに複数のビア、電子部品、ワイヤボンド、および/または格納デバイス800にあらゆるアトラマチック表面がないことを確実にするエポキシコーティングを含んでもよい(すなわち、格納デバイス800は、エポキシにより完全または部分的にコーティングされてもよい)。場合によっては、格納デバイスは、比較的薄く、エポキシコーティングは、省略されてもよい。格納デバイス800は、任意の長さ対幅対厚さの比率を含んでもよい。つまり、格納デバイス800は、任意の好適な大きさであってもよい。
[0059] 特定の実施形態において、PCB814は、MEMS製造プロセスを使用して製造されるシリコン材料を含んでもよい。他の例では、PCB814は、多層低温同時焼成セラミック(LTCC)を含んでもよい。更に他の例では、PCB814は、本明細書に記載される機能性を行うことができるプリント回路基板以外の基板を含んでもよい。例えば、素子814は、1つ以上の電気部品818をその中に格納するように構成されるシリコン基材等を含んでもよい。更には、電気部品818は、マイクロチップ素子812と通信していてもよい。
[0060] マイクロチップ素子812は、主基材840およびシリコン基材842を含む。主基材840およびシリコン基材842は、リング構造および溝構造舌部850/852の界面における/その隣接における冷間圧接により共に接合される。リザーバ844は、主基材840内に画定され、開放端はシリコン基材842を通して画定される開口部846と流体連通する。導電性のリザーバキャップ848は、開口部846およびリザーバ844を封止して被覆する。場合によっては、PCB814および主基材840は、単一のシリコン基材または別々のシリコン基材を含んでもよい。このようにして、PCB814および主基材840は、MEMSプロセスの一部として一緒に製造されてもよいか、または別々に製造されて一緒に組み立てられてもよい。
[0061] 図7に記載される実施形態と同様に、より小さく、より少ない侵入性の格納デバイス800を提供するために、筐体は省略される。結果として、電子部品818は、マイクロチップ素子812および/またはセラミックPCB814内に組み込まれる。つまり、電子部品818は、マイクロチップ素子812および/またはセラミックPCB814内またはそれを中心に配置されてもよい。場合によっては、電子部品818は、搭載ストレージコンデンサを充電するためのエネルギーを無線で受信するための部品および/または機能性を含み、これは、格納デバイス800に搭載される電子部品の空間要件を更に低減し得る。場合によっては、電子部品818は、アンテナ等を含んでもよい。更に、コイル等の誘導結合デバイス860は、マイクロチップ素子812および/またはセラミックPCB814内に組み込まれてもよい。特定の実施形態において、電子部品818および誘導結合デバイス860は、組み込まれてもよい。他の実施形態において、電子部品818および誘導結合デバイス860は、互いに電気(すなわち、作動)連通している別々の構成要素であってもよい。誘導結合デバイス860は、電源および/またはコンピューティングデバイス等のような、植え込まれた格納デバイス800と外部通信機との間に誘導結合回路を形成してもよい。電子部品818および/または誘導結合デバイス860は、例えば、外部通信機から無線電力伝送を受け取る機能性、キャップ848を開くのに必要とされるエネルギーを貯蔵するコンデンサ、および/または適切なリザーバ844への電流の流れを管理する他の電子回路または回路を提供する。他の機能性はまた、電子部品818および/または誘導結合デバイス860により提供されてもよい。
[0062] 外部通信機900(または、制御装置)の例示的な実施形態を図9に示す。特定の実施形態において、外部通信機900は、ディスプレイ902、電池904(または他の電力供給)、電力管理モジュール906、マルチプレクサ908、マイクロ制御装置910、入力/出力モジュール912、および/または電磁変調モジュール914を含む。更に、外部通信機900は、少なくとも1つのメモリに結合される1つ以上のプロセッサを含む。このようにして、本明細書に記載される種々の命令、方法、および技術は、1つ以上のコンピュータまたは他のデバイスにより実行される、プログラムモジュール等のコンピュータで実行可能な命令の一般的状況において考慮されてもよい。追加の部品および/またはモジュールが、含まれてもよい。更に、外部通信機900は、誘導結合デバイス916を含む。誘導結合デバイス916は、互いの近接域内にもたらされるとき、植え込まれた格納デバイスと外部通信機900との間に誘導結合回路を形成する。
[0063] 場合によっては、外部通信機900は、携帯型デバイスであってもよい。他の例では、外部通信機900は、コンピュータ等に関連付けられてもよい。更に他の例では、外部通信機900は、無線であってもよい。外部通信機900は、ユーザがそれらと対話することができるように、任意の数のインターフェースを含み得る。更に、外部通信機900は、外部通信機900が、無線で格納デバイスと対話することができるように、任意の数のインターフェースおよび/または機能性を含み得る。
[0064] 図10に示されるように、場合によっては、外部通信機1000は、患者体内に植え込まれる格納デバイス1002に隣接する皮膚1004の表面上またはそれを中心に配置されてもよい。例えば、一実施形態において、植え込みの部位は、患者の皮下および皮膚の付近である。外部通信機1000は、誘導結合デバイス1006等を含み、格納デバイス1002は、誘導結合デバイス1008等を含む。このようにして、外部通信機1000は、誘導結合デバイス1006と誘導結合デバイス1008との間の誘導結合を経由して必要とされる投与量または複数の投与量を放出するために制御命令および必要な電力の両方を伝達するように構成され得る。特定の実施形態において、外部通信機1000は、指定の放出される投与量および残りの投与量等の診断情報または確認情報を獲得するために、植え込まれた格納デバイス1002に問い合わせてもよい。
[0065] 外部通信機1000の使用は、有利には、電源および制御機能のうちのいくつかを格納デバイス1002から外部通信機1000に再配置することにより格納デバイス1002の全体的な大きさを著しく縮小させる。例えば、電力も制御信号もいずれも、誘導充電等の電磁結合を介して皮膚1004を通して伝送することができる。他の無線通信および接続はまた、外部通信機1000と格納デバイス1002との間にも組み込まれてもよい。このようにして、外部通信機1000は、遠隔的に、格納デバイス1002の1つ以上の態様を制御することができる。
[0066] 格納デバイス1002の大きさ(すなわち、体積)における縮小は、有益なことに、格納デバイス1002を皮膚1004下に植え込むために必要な切開の縮小につながる。格納デバイス1002の大きさにおける縮小はまた、有益なことに、格納デバイス1002を植え込むことができる可能性のある身体の部位を増加させ、それは、治療薬の局所送達およびまたはある領域への送達にとって重要なことであり得、および/または特定の治療のために送達される必要がある薬の量を低減することができる。更に、格納デバイス1002の大きさにおける縮小はまた、格納デバイス1002を患者にとって侵入性の少ないものにする。結果として、格納デバイス1002は、薬物体積対合計デバイス体積の比率がより高い薬物送達インプラントを含むことができる。
[0067] 本明細書に記載される方法およびデバイスの修正形態および変形形態が、前述の詳細な説明から当業者には明らかであろう。かかる修正形態および変形形態は、添付の特許請求の範囲内に入ることが意図される。

Claims (28)

  1. 格納デバイスであって、
    電気的に作動して開くように構成される1つ以上の格納リザーバを含むマイクロチップ素子と、
    前記マイクロチップ素子に固定された電子プリント回路基板(PCB)と、
    前記マイクロチップ素子または前記PCBに関連付けられた1つ以上の電子部品と、
    前記マイクロチップ素子または前記PCBに関連付けられた第1誘導結合デバイスであって、前記1つ以上の電子部品と通信する第1誘導結合デバイスと、を備える、格納デバイス。
  2. 医療用インプラントシステムであって、
    患者内の植え込みのために構成される、請求項1に記載の格納デバイスと、
    前記格納デバイスの近接域内にもたらされるとき、前記第1誘導結合デバイスと共に誘導結合回路を形成するように構成される第2誘導結合デバイスを備える、外部通信機と、を備える、医療用インプラントシステム。
  3. 前記PCBが生体適合性基材を備える、請求項1に記載の格納デバイス。
  4. 前記生体適合性基材がアルミナまたは別のセラミックを含む、請求項3に記載の格納デバイス。
  5. 前記PCBが、前記1つ以上の電子部品のうちの少なくとも1つを、細長い前記マイクロチップ素子に電気的に接続するように構成される少なくとも1つのビアを備える、請求項1に記載の格納デバイス。
  6. 前記マイクロチップ素子が、前記PCBの金属化導電性表面にワイヤボンド接合される、請求項1に記載の格納デバイス。
  7. 前記接続部を固着かつ保護し、前記格納デバイスの周囲に非外傷性の表面を作製するために前記ワイヤボンド上に生体適合性コーティング物質が配置される、請求項6に記載の格納デバイス。
  8. 前記1つ以上の格納リザーバが、製剤またはセンサ素子を格納するマイクロリザーバを備える、請求項1に記載の格納デバイス。
  9. 前記マイクロチップ素子が、
    シリコン基材であって、第1の側と、反対の第2の側と、当該シリコン基材を貫通して延在する少なくとも1つの開口部と、を有し、前記シリコン基材の前記第1の側が、前記少なくとも1つの開口部を塞ぐ導電性のリザーバキャップを備える、シリコン基材と、
    シリコンもしくは他の半金属、ポリマー、またはガラスもしくは他のセラミック材料から形成される主基材であって、閉鎖端壁、開放端、および前記閉鎖端壁と前記開放端との間に延在する少なくとも1つの側壁により画定される前記1つ以上のリザーバのうちの少なくとも1つを有する主基材と、
    前記少なくとも1つのリザーバ内に配置されるリザーバ内容物と、を備え、
    前記リザーバの前記開放端がリザーバ内容物の制御された放出または曝露のために前記少なくとも1つの開口部と流体連通するように、前記シリコン基材の前記第2の側が前記主基材に気密接合される、請求項1に記載の格納デバイス。
  10. 前記主基材が、前記主基材のポリマー、ガラス、または他のセラミック材料の少なくとも一部の上に金属コーティングを含む、請求項9に記載の格納デバイス。
  11. 前記金属コーティングが、前記少なくとも1つのリザーバの前記少なくとも1つの側壁および/または前記閉鎖端壁をコーティングする、請求項10に記載の格納デバイス。
  12. 前記シリコン基材の前記第2の側が、その上に形成された少なくとも1つのリング構造を含む、請求項9に記載の格納デバイス。
  13. 前記少なくとも1つのリング構造が金または別の金属を含む、請求項12に記載の格納デバイス。
  14. 前記主基材が少なくとも1つの溝構造を含み、前記少なくとも1つのリング構造および前記少なくとも1つの溝構造が気密接合部を形成するように構成される、請求項12に記載の格納デバイス。
  15. 前記少なくとも1つの溝構造内のおよび/または前記少なくとも1つの溝構造に隣接する前記主基材の前記表面が金属コーティングを含む、請求項14に記載の格納デバイス。
  16. 前記金属コーティングが金を含む、請求項15に記載の格納デバイス。
  17. 能動的に制御された放出のために、前記1つ以上の格納リザーバ内に配置される少なくとも1つの薬物ペイロードを更に備える、請求項1〜16のいずれか一項に記載の格納デバイス。
  18. 前記少なくとも1つの薬物ペイロードの体積と前記格納デバイスの合計体積との比率が、約75μL/cc〜約150μL/ccである、請求項17に記載の格納デバイス。
  19. 前記少なくとも1つの薬物ペイロードの体積と前記格納デバイスの合計体積との比率が、約85μL/cc〜約120μL/ccである、請求項17に記載の格納デバイス。
  20. 格納デバイスを組み立てる方法であって、
    電気的に作動して開くように構成される1つ以上の格納リザーバを含む細長いマイクロチップ素子を提供することと、
    前記細長いマイクロチップ素子を、生体適合性基材を含む電子プリント回路基板(PCB)に固定することと、
    前記細長いマイクロチップ素子を1つ以上の電子部品に電気的に接続することと、
    第1誘導結合デバイスを前記マイクロチップ素子または前記PCBと関連付けることであって、前記第1誘導結合デバイスが前記1つ以上の電子部品と通信する、関連付けることと、を含む、方法。
  21. 前記細長いマイクロチップ素子を提供することが、
    シリコン基材であって、第1の側と、反対の第2の側と、当該シリコン基材を貫通して延在する少なくとも1つの開口部と、を有するシリコン基材を微細加工することであって、前記第1の側が、前記少なくとも1つの開口部を塞ぐ導電性のリザーバキャップを備える、微細加工することと、
    ポリマーもしくはガラスもしくは他のセラミック材料を鋳造または成形して、閉鎖端壁、開放端、および前記閉鎖端壁と前記開放端との間に延在する少なくとも1つの側壁により画定される前記1つ以上のリザーバのうちの少なくとも1つを有する主基材を形成することと、
    リザーバ内容物を前記少なくとも1つのリザーバ内に提供することと、
    前記リザーバの前記開放端が前記少なくとも1つの開口部と流体連通しているように、前記シリコン基材を前記主基材に接合することと、を更に含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記微細加工するステップが、前記シリコン基材の前記第2の側に少なくとも1つのリング構造を形成することを更に含む、請求項21に記載の方法。
  23. 薬物送達、バイオセンシング、または薬物送達とバイオセンシングとの両方のためのシステムであって、
    植え込み型構成要素であって、
    電気的に作動して開くように構成される1つ以上の格納リザーバを含むマイクロチップ素子であって、前記1つ以上の格納リザーバが、薬物、バイオセンサ、またはそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを格納する、マイクロチップ素子と、
    前記マイクロチップ素子に固定された電子プリント回路基板(PCB)と、
    前記マイクロチップ素子または前記PCBに関連付けられた1つ以上の電子部品と、
    前記マイクロチップ素子または前記PCBに関連付けられた第1誘導結合デバイスであって、前記1つ以上の電子部品と通信する第1誘導結合デバイスと、を備える、植え込み型構成要素と、
    前記植え込み型構成要素の近接域内にもたらされるとき、前記第1誘導結合デバイスと共に誘導結合回路を形成するように構成される第2誘導結合デバイスを備える、外部構成要素と、を備える、システム。
  24. 前記植え込み型構成要素が、当該植え込み型構成要素を必要とする患者内への皮下挿入のために構成される、請求項23に記載のシステム。
  25. 格納デバイスであって、
    電気的に作動して開くように構成される1つ以上の格納リザーバを含むマイクロチップ素子と、
    前記マイクロチップ素子に隣接して配置されるシリコン基材と、
    前記シリコン基材内に配置される1つ以上の電子部品であって、前記マイクロチップ素子と通信する1つ以上の電子部品と、
    前記マイクロチップ素子または前記シリコン基材に関連付けられた第1誘導結合デバイスであって、前記1つ以上の電子部品と通信する第1誘導結合デバイスと、を備える、格納デバイス。
  26. 医療用インプラントシステムであって、
    患者内の植え込みのために構成される、請求項25に記載の格納デバイスと、
    前記格納デバイスの近接域内にもたらされるとき、前記第1誘導結合デバイスと共に誘導結合回路を形成するように構成される第2誘導結合デバイスを備える、外部通信機と、を備える、医療用インプラントシステム。
  27. 薬物送達、バイオセンシング、または薬物送達とバイオセンシングとの両方のためのシステムであって、
    植え込み型構成要素であって、
    電気的に作動して開くように構成される1つ以上の格納リザーバを含むマイクロチップ素子であって、前記1つ以上の格納リザーバが、薬物、バイオセンサ、またはそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを格納する、マイクロチップ素子と、
    前記マイクロチップ素子に隣接して配置されるシリコン基材と、
    前記シリコン基材内に配置される1つ以上の電子部品であって、前記マイクロチップ素子と通信する1つ以上の電子部品と、
    前記マイクロチップ素子または前記シリコン基材に関連付けられた第1誘導結合デバイスであって、前記1つ以上の電子部品と通信する第1誘導結合デバイスと、を備える、植え込み型構成要素と、
    前記植え込み型構成要素の近接域内にもたらされるとき、前記第1誘導結合デバイスと共に誘導結合回路を形成するように構成される第2誘導結合デバイスを備える、外部構成要素と、を備える、システム。
  28. 格納デバイスを組み立てる方法であって、
    電気的に作動して開くように構成される1つ以上の格納リザーバを含む細長いマイクロチップ素子を提供することと、
    前記細長いマイクロチップ素子をシリコン基材に隣接して配置することと、
    前記細長いマイクロチップ素子を1つ以上の電子部品に電気的に接続することと、
    第1誘導結合デバイスを前記マイクロチップ素子または前記シリコン基材と関連付けることであって、前記第1誘導結合デバイスが前記1つ以上の電子部品と通信する、関連付けることと、を含む、方法。
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