JP2016219942A - 情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯型端末を所持した人が情報対象に関する情報を容易に受け取ることができ、しかも容易にかつ安価に情報提供システムを構築できるようにすることにある。【解決手段】情報対象に関する情報を携帯型端末で出力する情報提供システムにおいて、前記情報対象の近傍位置に固定配置されて情報対象の識別信号を所定範囲内に無線で連続的もしくは断続的に送信する識別信号送信手段と、複数の識別信号にそれぞれ対応する複数の情報対象の情報を保持するとともに特定の識別信号を与えられるとその識別信号に対応する情報対象の情報を出力する情報保持手段と、前記識別信号送信手段から識別信号を無線で受信すると前記情報保持手段に無線で接続してその受信した識別信号を与え、その情報保持手段から前記受信した識別信号に対応する情報対象の情報を受け取って出力する携帯型端末と、を具えることを特徴とするものである。【選択図】図1
Description
この発明は、案内板や展示物等の情報対象に関する情報を携帯電話機等の携帯型端末で提供する情報提供システムに関するものである。
上述の如き情報提供システムとしては、例えば特許文献1記載のものが知られており、この情報提供システムは、美術館等の展示施設の出入口に、無線通信機能と情報保持機能とを持つ入退場検出装置を配置し、この入退場検出装置は、所定の動作プログラムが作動している携帯電話機を常時探知しており、その携帯電話機を所持した人の入場を検知するとその携帯電話機に無線通信して、携帯電話機にその動作プログラムにより入場を認識させる。
入場を認識した携帯電話機は入退場検出装置から全ての展示物についての展示物のIDと情報との組と制御アプリケーションソフトウェアとを無線で受信して保存し、携帯電話機を所持した人が特定の展示物に近寄るとその展示物に付された発信機がIDを発信し、そのIDを受信した携帯電話機はIDに対応する展示物の保存している情報を、保存している制御アプリケーションソフトウェアによって文字、画像、音声等で出力する。
そして入退場検出装置は、上記携帯電話機を所持した人の退場を検知するとその携帯電話機に無線通信して、携帯電話機に上記動作プログラムにより退場を認識させ、退場を認識した携帯電話機は上記動作プログラムにより、保存していた展示物のIDと情報および制御アプリケーションソフトウェアを消去する、というものである。
しかしながら、上記従来の情報提供システムでは、展示施設の出入口に入退場検出装置を設置して携帯電話機に情報の保存と削除とを行わせる必要があるため、システムの構築に手間と費用が嵩むという問題があった。
一方、近年の携帯型端末は高い処理機能と通信機能と情報提供機能とを有しており、本発明者は、これらの機能を活用することで従来のシステムの課題を解決することを想到した。
この発明は上述の点に鑑みて従来の情報提供システムの課題を有利に解決するものであり、この発明の情報提供システムは、情報対象に関する情報を携帯型端末で出力する情報提供システムにおいて、前記情報対象の近傍位置に固定配置されて情報対象の識別信号を所定範囲内に無線で連続的もしくは断続的に送信する識別信号送信手段と、複数の識別信号にそれぞれ対応する複数の情報対象の情報を保持するとともに特定の識別信号を与えられるとその識別信号に対応する情報対象の情報を出力する情報保持手段と、前記識別信号送信手段から識別信号を無線で受信すると前記情報保持手段に無線で接続してその受信した識別信号を与え、その情報保持手段から前記受信した識別信号に対応する情報対象の情報を受け取って出力する携帯型端末と、を具えることを特徴とするものである。
かかるこの発明の情報提供システムにあっては、識別信号送信手段は、案内板や展示物等の情報対象の近傍位置に固定配置されてその情報対象の識別信号を所定範囲内に無線で連続的もしくは断続的に送信し、その一方で情報保持手段は、複数の識別信号にそれぞれ対応する複数の情報対象の情報を保持するとともに特定の識別信号を与えられるとその識別信号に対応する情報対象の情報を出力し、携帯型端末は、識別信号送信手段から所定範囲内に入ってその識別信号送信手段から識別信号を無線で受信すると、情報保持手段に無線で接続して識別信号送信手段から受信した識別信号を情報保持手段に与え、識別信号送信手段から受信した識別信号に対応する情報対象の情報を情報保持手段から受け取ってその情報を出力する。
従って、この発明の情報提供システムによれば、携帯型端末を所持した人が案内板や展示物等の情報対象に近寄るだけで、携帯型端末からその情報対象に関する情報が文字や画像や音声等で出力されるので、携帯型端末を所持した人はその情報対象に関する情報を容易に受け取ることができる。
しかも、この発明の情報提供システムによれば、情報保持手段は携帯型端末と無線で接続できさえすればどこに設置されていてもよく、携帯型端末は情報対象の識別信号の、識別信号送信手段からの受信と情報保持手段への送信およびその識別信号に対応する情報対象の情報の受信および出力を行う機能を例えば動作プログラム(アプリケーションソフトウェア)として与えられていれば足りるので、容易に情報提供システムを構築でき、構築費用も安価に済ませることができる。
なお、この発明の情報提供システムにおいては、前記識別信号送信手段はBLE(Bluetooth Low Energy)であってもよく、前記情報保持手段はインターネットに常時接続されたサーバーであってもよく、そして前記携帯型端末はアプリケーションソフトウェアとしてビーコン(Beacon)ソフトウェアを搭載したスマートフォンであってもよい。
以下、本発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、本発明の情報提供システムの一実施形態の構成を模式的に示す説明図であり、図2は、上記実施形態の情報提供システムにおける携帯型端末の構成を模式的に示すブロック線図である。
この実施形態の情報提供システムは、図1に示すように、例えば公園内の特定箇所に設置されて情報としての地図情報Mを表示する情報対象としての案内板Gの背面に埋設固定された識別信号送信手段としての例えばBLE(Bluetooth Low Energy)1と、インターネットNに図示しないルーターを介して常時接続された情報保持手段としての例えばサーバー2と、BLE1からブルートゥース規格に基づき無線で識別信号を受信し得るとともに基地局Bおよび電話局Tを介してインターネットNに接続し得る携帯型端末としての例えばスマートフォン3とを具えている。
ここでのBLE1は、直径3cm程の円盤状をなすパッケージ内に無線送信回路とメモリと電池とを内蔵した既知のもので、メモリ内に記憶したそのBLE1を埋設された案内板Gを示す識別信号を無線送信回路により、当該BLE1から半径数メートルの範囲内に到達する、ブルートゥース規格に基づいた微弱な電波で、例えば毎秒1回ずつ断続的に送信するものであり、電池を交換しなくても数年間作動し続けることができる(例えばhttp://e−words.jp/w/BLE.html参照)。
また、ここでのサーバー2は、通常のコンピュータにより構成され、あらかじめ与えられたプログラムに基づき作動するもので、機能的には、上記案内板Gを示す識別信号を含む複数の識別信号にそれぞれ対応する複数の情報対象の情報を保持する情報保持部2aと、インターネットNを介して特定の情報端末から特定の識別信号を与えられるとその識別信号に対応する情報対象の情報を情報保持部2aから読み出してその特定の情報端末に出力するインターフェイス部2bとを有している。
そして、ここでのスマートフォン3は、マイクロコンピュータの如き演算処理機能と携帯電話機の如き無線通信機能とを有する通常のもので、アプリケーションソフトウェアとしてのいわゆるビーコン(Beacon)ソフトウェアを搭載し、そのビーコンソフトウェアを実行することにより、機能的には、図2に示すように、ブルートゥース規格に基づき無線でBLE1から、BLE1を固定設置された上記案内板Gの如き情報対象を示す識別信号を受信する識別信号受信部3aと、識別信号受信部3aが識別信号を受信すると携帯電話基地局Bと無線で接続し、その携帯電話基地局Bと電話局T内のパケット交換機およびゲートウェイとインターネット回線Nとを介してサーバー2に接続して、その識別信号をサーバー2に送信し、これを受けたサーバー2が逆の経路で送信するその識別信号に対応する情報対象の情報を受信して保存する識別信号対応情報取得部3bと、識別信号対応情報取得部3bが保存した情報をそれが文字や画像であればスマートフォン3のディスプレイ3dに表示し、それが音声であればスマートフォン3のスピーカーやイヤホンから出力する情報出力部3cとを有している。
なお、上述したビーコンソフトウェアとして、例えばアップル社のスマートフォンであるアイフォンのオペレーティングソフトウェアであるアイオーエス7(iOS7:商品名)に搭載されたアイビーコン(iBeacon:商品名)を用いることができる(例えばhttps://support.apple.com/ja−jp/HT202880参照)。しかしながらこれに限られるものではない。
かかる構成を具えるこの実施形態の情報提供システムにあっては、BLE1は、案内板Gの背面に埋設固定されてその案内板Gを示す識別信号(ID)を半径数メートルの範囲内に無線で断続的に送信し、その一方でサーバー2は、複数の識別信号にそれぞれ対応する複数の情報対象の情報を情報保持部2aで保持するとともに特定の識別信号、例えば案内板Gを示す識別信号等をインターフェイス部2bに与えられるとその識別信号に対応する情報対象の情報、例えば案内板Gの地図情報M等を情報保持部2aから読み出してインターフェイス部2bから画像データ等として出力し、スマートフォン3は、ユーザーUに所持されて案内板GのBLE1から半径数メートルの範囲内に入って、識別信号受信部3aがそのBLE1から案内板Gを示す識別信号を無線で受信すると、識別信号対応情報取得部3bが、上記経路でサーバー2に接続し、BLE1から受信した案内板Gを示す識別信号をサーバー2に与えて、その識別信号に対応する情報対象である案内板Gの情報である地図情報Mをサーバー2から受け取り、情報出力部3cがその地図情報Mをディスプレイ3dに表示出力する。
従って、この実施形態の情報提供システムによれば、スマートフォン3を所持したユーザーUが案内板Gに近寄るだけで、スマートフォン3からその案内板Gの情報である地図情報Mが画像で出力されるので、スマートフォン3を所持したユーザーUはその案内板Gの地図情報Mを容易に受け取ることができ、スマートフォン3の画面表示機能でその地図情報Mを拡大・縮小したり、必要な間スマートフォン3に保存して必要がなくなったら削除したりすることができる。
しかもこの実施形態の情報提供システムによれば、サーバー2はスマートフォン3と無線で接続できさえすればどこに設置されていてもよく、あるいは複数台のサーバーで分散して情報を保持していてもよく、またスマートフォン3は情報対象の識別信号の、BLE1からの受信とサーバー2への送信およびサーバー2からのその識別信号に対応する情報対象の情報の受信およびその情報の出力を行う機能をアプリケーションソフトウェアとして与えられていれば足りるので、容易に情報提供システムを構築でき、構築費用も安価に済ませることができる。
さらに、この実施形態の情報提供システムによれば、このシステム用のサーバー2の情報保持部2aが情報対象の情報を保持し、スマートフォン3は、情報対象の情報が表示されたホームページでなくサーバー2の情報保持部2aからその情報を受け取るので、ホームページを持っていない情報提供者でもこのシステムを利用して情報対象の情報をスマートフォン3のユーザーUに提供することができ、しかもウイルスソフトウェアへの感染の危険を除去することが一般に困難であるホームページを用いないので、スマートフォン3のユーザーUは情報対象の情報を安全に受け取ることができる。
なお、サーバー2は、識別信号に対応する情報対象の情報を多言語で保持するかその情報の言語の変換機能を有していて、スマートフォン3から情報対象の識別信号と一緒に送信される言語情報に対応する言語で情報をスマートフォン3に送信してもよく、このようにすれば、スマートフォン3のユーザーUは地図情報等の文字を自国の言語で読んだり展示物の説明等を自国の言語で聞いたりすることができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えばこの発明の情報提供システムが情報を出力する情報対象は、上記案内板Gを含む屋外サインの他、屋内サインや、博物館・動物園等の文化・娯楽施設における説明表示、植物園における樹名板等であってもよい。また、識別信号送信手段は、BLE1でなく、赤外線等を用いて携帯型端末と光通信を行う機能を持つものでもよい。さらに、携帯型端末は、スマートフォン3でなく、インターネットに接続可能ないわゆるパッド型端末であってもよい。
かくしてこの発明の情報提供システムによれば、携帯型端末を所持した人が案内板や展示物等の情報対象に近寄るだけで、携帯型端末からその情報対象に関する情報が文字や画像や音声等で出力されるので、携帯型端末を所持した人はその情報対象に関する情報を容易に受け取ることができ、しかも、容易に情報提供システムを構築でき、構築費用も安価に済ませることができる。
1 BLE
2 サーバー
2a 情報保持部
2b インターフェイス部
3 スマートフォン
3a 識別信号受信部
3b 識別信号対応情報取得部
3c 情報出力部
3d ディスプレイ
B 携帯電話基地局
G 案内板
M 地図情報
N インターネット
T 電話局
U ユーザー
2 サーバー
2a 情報保持部
2b インターフェイス部
3 スマートフォン
3a 識別信号受信部
3b 識別信号対応情報取得部
3c 情報出力部
3d ディスプレイ
B 携帯電話基地局
G 案内板
M 地図情報
N インターネット
T 電話局
U ユーザー
この発明は、案内板や展示物等の情報対象物に関する情報を携帯電話機等の携帯型端末で提供する情報提供システムに関するものである。
この発明は上述の点に鑑みて従来の情報提供システムの課題を有利に解決するものであり、この発明の情報提供システムは、情報対象物に関する情報を携帯型端末で出力する情報提供システムにおいて、前記情報対象物に固定配置されてその情報対象物の識別信号を所定範囲内に無線で連続的もしくは断続的に送信する識別信号送信手段と、複数の識別信号にそれぞれ対応する複数の情報対象物の情報を保持するとともに特定の識別信号を与えられるとその識別信号に対応する情報対象物の情報を出力する情報保持手段と、前記識別信号送信手段から識別信号を無線で受信すると前記情報保持手段に無線で接続してその受信した識別信号を与え、その情報保持手段から前記受信した識別信号に対応する情報対象物の情報を受け取って出力する携帯型端末と、を具えることを特徴とするものである。
かかるこの発明の情報提供システムにあっては、識別信号送信手段は、案内板や展示物等の情報対象物に固定配置されてその情報対象物の識別信号を所定範囲内に無線で連続的もしくは断続的に送信し、その一方で情報保持手段は、複数の識別信号にそれぞれ対応する複数の情報対象物の情報を保持するとともに特定の識別信号を与えられるとその識別信号に対応する情報対象物の情報を出力し、携帯型端末は、識別信号送信手段から所定範囲内に入ってその識別信号送信手段から識別信号を無線で受信すると、情報保持手段に無線で接続して識別信号送信手段から受信した識別信号を情報保持手段に与え、識別信号送信手段から受信した識別信号に対応する情報対象物の情報を情報保持手段から受け取ってその情報を出力する。
従って、この発明の情報提供システムによれば、携帯型端末を所持した人が案内板や展示物等の情報対象物に近寄るだけで、携帯型端末からその情報対象物に関する情報が文字や画像や音声等で出力されるので、携帯型端末を所持した人はその情報対象物に関する情報を容易に受け取ることができる。
しかも、この発明の情報提供システムによれば、情報保持手段は携帯型端末と無線で接続できさえすればどこに設置されていてもよく、携帯型端末は情報対象物の識別信号の、識別信号送信手段からの受信と情報保持手段への送信およびその識別信号に対応する情報対象物の情報の受信および出力を行う機能を例えば動作プログラム(アプリケーションソフトウェア)として与えられていれば足りるので、容易に情報提供システムを構築でき、構築費用も安価に済ませることができる。
なお、この発明の情報提供システムにおいては、前記識別信号送信手段はBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)であってもよく、前記情報保持手段はインターネットに常時接続されたサーバーであってもよく、そして前記携帯型端末はアプリケーションソフトウェアとしてビーコン(Beacon)ソフトウェアを搭載したスマートフォンであってもよい。
また、この発明の情報提供システムにおいては、前記情報保持手段は、識別信号に対応する情報対象物の情報を多言語で保持するかまたはその情報の言語の変換機能を有していて、前記携帯型端末から情報対象物の識別信号と一緒に送信される言語情報に対応する言語で情報を前記携帯型端末に送信するものであってもよい。
また、この発明の情報提供システムにおいては、前記情報保持手段は、識別信号に対応する情報対象物の情報を多言語で保持するかまたはその情報の言語の変換機能を有していて、前記携帯型端末から情報対象物の識別信号と一緒に送信される言語情報に対応する言語で情報を前記携帯型端末に送信するものであってもよい。
この実施形態の情報提供システムは、図1に示すように、例えば公園内の特定箇所に設置されて情報としての地図情報Mを表示する情報対象物としての案内板Gの背面に埋設固定された識別信号送信手段としての例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)1と、インターネットNに図示しないルーターを介して常時接続された情報保持手段としての例えばサーバー2と、BLE1からブルートゥース(登録商標)規格に基づき無線で識別信号を受信し得るとともに基地局Bおよび電話局Tを介してインターネットNに接続し得る携帯型端末としての例えばスマートフォン3とを具えている。
また、ここでのサーバー2は、通常のコンピュータにより構成され、あらかじめ与えられたプログラムに基づき作動するもので、機能的には、上記案内板Gを示す識別信号を含む複数の識別信号にそれぞれ対応する複数の情報対象物の情報を保持する情報保持部2aと、インターネットNを介して特定の情報端末から特定の識別信号を与えられるとその識別信号に対応する情報対象物の情報を情報保持部2aから読み出してその特定の情報端末に出力するインターフェイス部2bとを有している。
そして、ここでのスマートフォン3は、マイクロコンピュータの如き演算処理機能と携帯電話機の如き無線通信機能とを有する通常のもので、アプリケーションソフトウェアとしてのいわゆるビーコン(Beacon)ソフトウェアを搭載し、そのビーコンソフトウェアを実行することにより、機能的には、図2に示すように、ブルートゥース(登録商標)規格に基づき無線でBLE1から、BLE1を固定設置された上記案内板Gの如き情報対象物を示す識別信号を受信する識別信号受信部3aと、識別信号受信部3aが識別信号を受信すると携帯電話基地局Bと無線で接続し、その携帯電話基地局Bと電話局T内のパケット交換機およびゲートウェイとインターネット回線Nとを介してサーバー2に接続して、その識別信号をサーバー2に送信し、これを受けたサーバー2が逆の経路で送信するその識別信号に対応する情報対象物の情報を受信して保存する識別信号対応情報取得部3bと、識別信号対応情報取得部3bが保存した情報をそれが文字や画像であればスマートフォン3のディスプレイ3dに表示し、それが音声であればスマートフォン3のスピーカーやイヤホンから出力する情報出力部3cとを有している。
かかる構成を具えるこの実施形態の情報提供システムにあっては、BLE1は、案内板Gの背面に埋設固定されてその案内板Gを示す識別信号(ID)を半径数メートルの範囲内に無線で断続的に送信し、その一方でサーバー2は、複数の識別信号にそれぞれ対応する複数の情報対象物の情報を情報保持部2aで保持するとともに特定の識別信号、例えば案内板Gを示す識別信号等をインターフェイス部2bに与えられるとその識別信号に対応する情報対象物の情報、例えば案内板Gの地図情報M等を情報保持部2aから読み出してインターフェイス部2bから画像データ等として出力し、スマートフォン3は、ユーザーUに所持されて案内板GのBLE1から半径数メートルの範囲内に入って、識別信号受信部3aがそのBLE1から案内板Gを示す識別信号を無線で受信すると、識別信号対応情報取得部3bが、上記経路でサーバー2に接続し、BLE1から受信した案内板Gを示す識別信号をサーバー2に与えて、その識別信号に対応する情報対象物である案内板Gの情報である地図情報Mをサーバー2から受け取り、情報出力部3cがその地図情報Mをディスプレイ3dに表示出力する。
しかもこの実施形態の情報提供システムによれば、サーバー2はスマートフォン3と無線で接続できさえすればどこに設置されていてもよく、あるいは複数台のサーバーで分散して情報を保持していてもよく、またスマートフォン3は情報対象物の識別信号の、BLE1からの受信とサーバー2への送信およびサーバー2からのその識別信号に対応する情報対象物の情報の受信およびその情報の出力を行う機能をアプリケーションソフトウェアとして与えられていれば足りるので、容易に情報提供システムを構築でき、構築費用も安価に済ませることができる。
さらに、この実施形態の情報提供システムによれば、このシステム用のサーバー2の情報保持部2aが情報対象物の情報を保持し、スマートフォン3は、情報対象物の情報が表示されたホームページでなくサーバー2の情報保持部2aからその情報を受け取るので、ホームページを持っていない情報提供者でもこのシステムを利用して情報対象物の情報をスマートフォン3のユーザーUに提供することができ、しかもウイルスソフトウェアへの感染の危険を除去することが一般に困難であるホームページを用いないので、スマートフォン3のユーザーUは情報対象物の情報を安全に受け取ることができる。
なお、サーバー2は、識別信号に対応する情報対象物の情報を多言語で保持するかまたはその情報の言語の変換機能を有していて、スマートフォン3から情報対象物の識別信号と一緒に送信される言語情報に対応する言語で情報をスマートフォン3に送信してもよく、このようにすれば、スマートフォン3のユーザーUは地図情報等の文字を自国の言語で読んだり展示物の説明等を自国の言語で聞いたりすることができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えばこの発明の情報提供システムが情報を出力する情報対象物は、上記案内板Gを含む屋外サインの他、屋内サインや、博物館・動物園等の文化・娯楽施設における説明表示、植物園における樹名板等であってもよい。また、識別信号送信手段は、BLE1でなく、赤外線等を用いて携帯型端末と光通信を行う機能を持つものでもよい。さらに、携帯型端末は、スマートフォン3でなく、インターネットに接続可能ないわゆるパッド型端末であってもよい。
かくしてこの発明の情報提供システムによれば、携帯型端末を所持した人が案内板や展示物等の情報対象物に近寄るだけで、携帯型端末からその情報対象物に関する情報が文字や画像や音声等で出力されるので、携帯型端末を所持した人はその情報対象物に関する情報を容易に受け取ることができ、しかも、容易に情報提供システムを構築でき、構築費用も安価に済ませることができる。
Claims (4)
- 情報対象に関する情報を携帯型端末で出力する情報提供システムにおいて、
前記情報対象の近傍位置に固定配置されて情報対象の識別信号を所定範囲内に無線で連続的もしくは断続的に送信する識別信号送信手段と、
複数の識別信号にそれぞれ対応する複数の情報対象の情報を保持するとともに特定の識別信号を与えられるとその識別信号に対応する情報対象の情報を出力する情報保持手段と、
前記識別信号送信手段から識別信号を無線で受信すると前記情報保持手段に無線で接続してその受信した識別信号を与え、その情報保持手段から前記受信した識別信号に対応する情報対象の情報を受け取って出力する携帯型端末と、
を具えることを特徴とする情報提供システム。 - 前記識別信号送信手段はBLEであることを特徴とする、請求項1記載の情報提供システム。
- 前記情報保持手段はインターネットに常時接続されたサーバーであることを特徴とする、請求項1または2記載の情報提供システム。
- 前記携帯型端末はアプリケーションソフトウェアとしてビーコンソフトウェアを搭載したスマートフォンであることを特徴とする、請求項1から3までの何れか1項記載の情報提供システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015100936A JP2016219942A (ja) | 2015-05-18 | 2015-05-18 | 情報提供システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015100936A JP2016219942A (ja) | 2015-05-18 | 2015-05-18 | 情報提供システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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- 2015-05-18 JP JP2015100936A patent/JP2016219942A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170222 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20171025 |