JP2016200251A - 軸受装置およびモータ - Google Patents

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丈典 川島
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Abstract

【課題】弾性部材に対する軸受部材の中心軸周りの回転を抑制できる。
【解決手段】この軸受装置25は、中心軸9に沿って上下に延びるシャフト31を回転可能に支持する環状の軸受部材と、軸受部材の径方向外側を取り囲み、軸受部材よりも高弾性である環状の弾性部材と、を有する。軸受部材の外周面と弾性部材の内周面とは、少なくとも部分的に接触する。軸受部材は、外周面から径方向外側へ向けて突出する突出部55を有する。一方、弾性部材は、内周面から径方向外側へ向けて凹む溝部62を有する。軸受部材の突出部は、弾性部材の溝部内に配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、軸受装置およびモータに関する。
従来、モータの内部には、1つまたは複数の軸受装置が搭載されている。従来の軸受装置については、例えば、特開平5−22893号公報に記載されている。特開平5−22893号公報に記載の軸受装置は、軸が挿通される軸受と軸受台との間に、緩衝弾性体を介在させている。当該軸受装置では、緩衝弾性体に対して軸受がすべり移動による回転を行うことで、軸の調芯がなされる(段落0009等参照)。
特開平5−22893号公報
しかしながら、特開平5−22893号公報の軸受装置の構造では、軸受が、軸の回転に伴って、緩衝弾性体に対して中心軸周りに回転することが、軸受部材と弾性部材との摩擦のみによって抑制されている。万が一、緩衝弾性体に対して軸受が回転すると、緩衝弾性体と軸受との間の摩擦によって、緩衝弾性体が摩耗する虞がある。その場合、緩衝弾性体から生じる細かなちりが、軸受と軸との間に入り込み、回転不良を引き起こす要因となり得る。
本発明の目的は、軸受部材と軸受部材を取り囲む弾性部材とを有する軸受装置において、弾性部材に対する軸受部材の回転を抑制できる技術を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、中心軸に沿って上下に延びるシャフトを回転可能に支持する環状の軸受部材と、前記軸受部材の径方向外側を取り囲み、前記軸受部材よりも高弾性である環状の弾性部材と、を有し、前記軸受部材の外周面と前記弾性部材の内周面とが、少なくとも部分的に接触し、前記軸受部材は、前記外周面から径方向外側へ向けて突出する突出部を有し、前記弾性部材は、前記内周面から径方向外側へ向けて凹む溝部を有し、前記突出部が、前記溝部内に配置される、軸受装置である。
本願の例示的な第2発明は、中心軸に沿って上下に延びるシャフトを回転可能に支持する環状の軸受部材と、前記軸受部材の径方向外側を取り囲み、前記軸受部材よりも高弾性である環状の弾性部材と、を有し、前記軸受部材の外周面と前記弾性部材の内周面とが、少なくとも部分的に接触し、前記軸受部材は、前記外周面から径方向内側へ向けて凹む溝部を有し、前記弾性部材は、前記内周面から径方向内側へ向けて突出する突出部を有し、前記突出部が、前記溝部内に配置される、軸受装置である。
本願の例示的な第1発明によれば、弾性部材の溝部に軸受部材の突出部が嵌ることにより、弾性部材に対する軸受部材の中心軸周りの回転を抑制できる。
本願の例示的な第2発明によれば、軸受部材の溝部に弾性部材の突出部が嵌ることにより、弾性部材に対する軸受部材の中心軸周りの回転を抑制できる。
図1は、第1実施形態に係るモータの縦断面図である。 図2は、第1実施形態に係るモータをクロスフローファンに連結した状態を示す概略図である。 図3は、第1実施形態に係る軸受装置の縦断面図である。 図4は、第1実施形態に係るスリーブの斜視図である。 図5は、第1実施形態に係るスリーブの横断面図である。 図6は、第1実施形態に係るスリーブの縦断面図である。 図7は、第1実施形態に係るスリーブの側面図である。 図8は、変形例に係るスリーブの側面図である。 図9は、変形例に係るスリーブの側面図である。 図10は、変形例に係るスリーブの側面図である。 図11は、変形例に係るスリーブの側面図である。 図12は、変形例に係るスリーブの側面図である。 図13は、変形例に係る軸受装置の縦断面図である。 図14は、変形例に係るスリーブ保持部材の縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、モータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、回路基板に対してステータ側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るモータの製造時および使用時の向きを限定する意図はない。
<1.第1実施形態>
<1−1.モータの構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るモータ1の断面図である。図2は、モータ1をクロスフローファン11に連結した状態を示す概略図である。このモータ1は、樹脂製のモータケーシング22の内部にステータ21が埋め込まれた、いわゆるモールドモータである。本実施形態のモータ1は、例えば、エアコン室内機のクロスフローファン11を駆動させるために使用される。ただし、本発明のモータは、クロスフローファン以外の用途に使用されるものであってもよい。例えば、本発明のモータは、エアコン以外の家電製品、自動車や鉄道等の輸送機器、OA機器、医療機器、工具、産業用の大型設備等に搭載されて、種々の駆動力を発生させるものであってもよい。
図1に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、エアコン室内機の枠体に固定される。回転部3は、静止部2に対して回転可能に支持される。
本実施形態の静止部2は、ステータ21、モータケーシング22、カバー23、回路基板24、2つの軸受装置25、上側防振部材26および下側防振部材27を有する。
ステータ21は、回路基板24から供給される駆動電流に応じて磁束を発生させる電機子である。ステータ21は、上下に延びる中心軸9の周りを環状に取り囲む。ステータ21は、ステータコア211、インシュレータ212、および複数のコイル213を有する。ステータコア211は、電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ステータコア211は、円環状のコアバック41と、コアバック41から径方向内側へ向けて突出する複数のティース42と、を有する。コアバック41は、中心軸9と略同軸に配置される。複数のティース42は、周方向に等間隔に配列される。
インシュレータ212は、ステータコア211に取り付けられる。インシュレータ212の材料には、絶縁体である樹脂が用いられる。インシュレータ212は、ティース42の軸方向の両端面および周方向の両端面を覆う。コイル213は、ティース42の周囲にインシュレータ212を介して巻かれた導線により構成される。
モータケーシング22は、ステータ21および上側の軸受装置25を保持する樹脂製の部材である。モータケーシング22は、ステータ21が収容された金型内の空洞に、樹脂を流し込んで硬化させることにより得られる。すなわち、モータケーシング22は、ステータ21をインサート部品とする樹脂成型品である。したがって、ステータ21は、少なくともその表面の一部がモータケーシング22に覆われる。
本実施形態のモータケーシング22は、壁部221、天板部222、および上側軸受保持部223を有する。壁部221は、軸方向に略円筒状に延びる。ステータ21は、壁部221を構成する樹脂に覆われる。ただし、ティース42の径方向内側の端面を含むステータ21の一部は、壁部221から露出している。また、壁部221の径方向内側には、後述するロータ32が配置される。
天板部222は、壁部221の上端から径方向内側へ向けて、板状に広がる。天板部222は、ステータ21およびロータ32よりも軸方向上側に位置する。上側軸受保持部223は、天板部222の内端から上方へ向けて略円筒状に延びる上筒部43と、上筒部43の上端から径方向内側へ広がる上底部44とを有する、カップ状の部位である。上側の軸受装置25および後述するシャフト31の上端部は、上側軸受保持部223内に配置される。
カバー23は、モータケーシング22の下方の開口を覆う。モータケーシング22およびカバー23により、ステータ21、回路基板24、および後述するロータ32を収容する筐体20が構成される。カバー23は、底板部231および下側軸受保持部232を有する。
底板部231は、ステータ21、モータケーシング22、回路基板24およびロータ32よりも軸方向下側において、中心軸9に対して略垂直に広がる。下側軸受保持部232は、底板部231の内端から下方へ向けて略円筒状に延びる下筒部45と、下筒部45の下端から径方向内側へ広がる下底部46とを有する、カップ状の部位である。下側の軸受装置25および後述するシャフト31の一部は、下側軸受保持部232内に配置される。
本実施形態では、モータケーシング22とカバー23とは、底板部231に設けられた段差部233の外周面が、壁部221の下端部の内周面に圧入されることにより、固定される。
回路基板24は、ステータ21およびロータ32よりも軸方向下側において、中心軸9に対して略垂直に配置される。回路基板24の下面には、コイル213に駆動電流を供給するための電気回路を構成する電子部品241が搭載される。コイル213を構成する導線の端部は、回路基板24上の電気回路と電気的に接続される。
モータケーシング22とカバー23との間には、周方向の一部に、リード線242が通る接続孔201が設けられる。接続孔201の内部には、モータケーシング22およびカバー23の接続孔201を構成する端面と接触し、かつ、リード線242が配置される配線溝を有するブッシング243が配置される。回路基板24から延びるリード線242は、接続孔201の内部においてブッシング243の配線溝を通って、筐体20の外部へ引き出される。そして、当該リード線242の端部が、外部電源に接続される。外部電源から供給される電流は、回路基板24上の電気回路を介して、コイル213へ流れる。
軸受装置25は、モータケーシング22またはカバー23に対して、シャフト31を回転可能に支持する機構である。上側の軸受装置25は、後述するロータ32よりも上側に位置する。下側の軸受装置25は、後述するロータ32よりも下側に位置する。2つの軸受装置25は、上下を互いに反転させた姿勢で配置されるが、構造自体は同等である。軸受装置25の詳細な構造については、後述する。
上側防振部材26は、モータケーシング22の上側軸受保持部223の外周面を覆う。また、下側防振部材27は、カバー23の下側軸受保持部232の外周面を覆う。モータ1は、上側防振部材26および下側防振部材27を介して、エアコン室内機の枠体に固定される。これにより、モータ1の駆動時の振動が、エアコン室内機の枠体に伝達することが、抑制される。
回転部3は、シャフト31およびロータ32を有する。
シャフト31は、中心軸9に沿って配置された円柱状の部材である。シャフト31は、2つの軸受装置25に支持され、中心軸9を中心として回転する。シャフト31の下端部は、下側の軸受装置25およびカバー23よりも下側へ突出する。
図2に示すように、シャフト31は、クロスフローファン11の支持シャフト111の中心軸と同一軸線上に配置される。クロスフローファン11の支持シャフト111の上端部は、シャフト31の下端部に固定される。また、クロスフローファン11の支持シャフト111の下端部は、エアコン室内機の枠体に固定されたファン軸受112に、回転可能に支持される。ただし、シャフト31は、ギア等の動力伝達機構を介して、ファン以外の駆動部に連結されるものであってもよい。
なお、本発明のシャフト31は、モータケーシング22およびカバー23で構成される筐体20から下方へ向けて突出しているが、本発明はこの限りではない。シャフト31は、筐体20から上方へ向けて突出し、その上端部が駆動部と連結されるようになっていてもよい。また、シャフト31は、筐体20から上下に突出し、その上端部および下端部の双方が、それぞれ駆動部に連結されるようになっていてもよい。
ロータ32は、シャフト31に固定されて、シャフト31とともに回転する。ロータ32は、マグネット配合のプラスチック樹脂製であり、射出成型により形成される。図1に示すように、本実施形態のロータ32は、内側筒部321、外側筒部322、および連結部323を有する。
内側筒部321は、シャフト31に固定される略円筒状の部位である。シャフト31の外周面のうち、内側筒部321との固着面には、螺旋状の溝311が設けられている。ロータ32は、シャフト31をインサート部品とする射出成型により形成される。このため、ロータ32の射出成型時に、シャフト31の外周面に設けられた溝311内に、マグネット樹脂が流れ込む。これにより、シャフト31に対してロータ32が強固に固着される。また、モータ1の駆動時に、シャフト31に対してロータ32が相対回転することを抑制できる。
外側筒部322は、内側筒部321よりも径方向外側に配置される、略円筒状の部位である。外側筒部322の外周面は、ティース42の径方向内側の端面と、僅かな隙間を介して対向する。連結部323は、内側筒部321と外側筒部322とを連結する円板状の部位である。内側筒部321および外側筒部322の径方向の厚みは、連結部323との境界付近において最も大きくなる。また、内側筒部321および外側筒部322の径方向の厚みは、軸方向の両端へ向かうにつれて、徐々に小さくなる。
なお、本実施形態では、マグネット樹脂製のロータ32を使用しているが、本発明はこれに限られない。ロータ32は、複数のマグネットを、磁性体である円筒状のロータコアの外周面または内部に固定したものであってもよい。
モータ1の駆動時には、回路基板24上の電気回路からコイル213に、駆動電流が供給される。これにより、ステータコア211の複数のティース42に、磁束が生じる。そして、ティース42とロータ32との間の磁束が及ぼす作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、中心軸9を中心として回転部3が回転する。
<1−2.軸受装置の構造>
続いて、軸受装置25の詳細な構造について、図3〜図7を参照しながら説明する。上述の通り、2つの軸受装置25は、上下を互いに反転させた姿勢で配置されるものの、構造自体は同等である。このため、以下では、上側の軸受装置25のみについて説明する。
図3は、軸受装置25の縦断面図である。この軸受装置25は、いわゆるスリーブ軸受(すべり軸受)である。図3に示すように、軸受装置25は、スリーブ50と、スリーブ保持部材60とを有する。スリーブ50は、シャフト31を回転可能に支持する環状の軸受部材である。スリーブ保持部材60は、スリーブ50の径方向外側を取り囲む環状の弾性部材である。本実施形態のスリーブ50およびスリーブ保持部材60は、ともに樹脂製である。ただし、スリーブ保持部材60には、スリーブ50よりも高弾性の樹脂が用いられる。なお、スリーブ保持部材60は、ゴム製であってもよい。
図4は、スリーブ50の斜視図である。図5は、スリーブ50の横断面図である。図6は、スリーブ50の縦断面図である。図4〜図6に示すように、スリーブ50の内周面であるスリーブ内周面51は、複数のシャフト対向部511と、複数のオイル保持溝512とを有する。シャフト対向部511は、シャフト31の外周面と微小な間隙を介して径方向に対向する。オイル保持溝512は、シャフト対向部511から径方向外側に凹むとともに、軸方向に延びる。また、複数のオイル保持溝512は、周方向に略等間隔に配置される。
シャフト31とスリーブ内周面51との径方向の間隙には、潤滑用のオイルが介在する。これにより、シャフト31は、スリーブ50に対して回転可能に支持される。特に、この軸受装置25では、オイル保持溝512内に潤滑用のオイルが満たされる。このため、モータ1の駆動時には、オイル保持溝512からシャフト31とシャフト対向部511との間へ、常に適量のオイルが供給される。これにより、シャフト31の滑らかな回転を継続させることができる。
図6に示すように、オイル保持溝512の下端部は、スリーブ50の底部52により塞がれる。一方、オイル保持溝512の上端部には、上方へ向けて開口する開口部513が設けられている。開口部513の上方には、開口部513を塞ぐ円環状のスリーブカバー53が配置される。オイルは、オイル保持溝512内の、底部52とスリーブカバー53との間に保持される。なお、スリーブカバー53は、スリーブ50とは別部材である。
図7は、スリーブ50の側面図である。図4〜図7に示すように、スリーブ50は、曲面状のスリーブ外周面54を有する。本実施形態では、スリーブ外周面54は、中心軸9上の点を中心とした球面形状となっている。また、スリーブ50は、スリーブ外周面54から径方向外側へ向けて突出する複数の突出部55を有する。複数の突出部55は、周方向に略等間隔に配置される。なお、図3および図5〜図7では、スリーブ外周面54と突出部55との位置関係を明示するために、突出部55の径方向内側において、スリーブ外周面54に相当する位置を破線で示している。
スリーブ50は、複数の突出部55を含む一繋がりの樹脂部材である。スリーブ50の製造時には、上述したシャフト対向部511、オイル保持溝512、底部52、スリーブ外周面54、および突出部55が、同時に射出成型される。これにより、複雑な形状のスリーブ50を、容易に作製できる。
図3に示すように、スリーブ保持部材60の内周面61は、スリーブ保持面611と、上側円筒面612と、下側円筒面613とを有する。スリーブ保持面611は、スリーブ外周面54に沿って、球面状に湾曲している。上側円筒面612は、スリーブ保持面611の上側に位置する。下側円筒面613はスリーブ保持面611の下側に位置する。上側円筒面612および下側円筒面613は、上下に延びる円筒状の面であり、シャフト31の外周面から径方向に間隔を空けて配置される。
スリーブ50のスリーブ外周面54と、スリーブ保持部材60のスリーブ保持面611とは、少なくとも部分的に接触する。本実施形態では、スリーブ外周面54の形状と、スリーブ保持面611の形状とが、略同一となっている。特に、この軸受装置25では、スリーブ外周面54およびスリーブ保持面611の中心軸9からの距離は、上端部から下方に向かうにつれて次第に大きくなり、その後次第に小さくなる。スリーブ外周面54およびスリーブ保持面611を、このような曲面にすると、スリーブ50が中心軸9に対して傾く方向に動きやすくなる。その結果、スリーブ50によるシャフト31の調芯性を向上させることができる。
また、本実施形態では、スリーブ外周面54およびスリーブ保持面611が、いずれも、中心軸9上の点を中心とする球面の一部となっている。このようにすれば、スリーブ50が中心軸9に対して傾く方向に、より動きやすくなる。したがって、スリーブ50によるシャフト31の調芯性を、より向上させることができる。
スリーブ保持部材60は、スリーブ保持面611から径方向外側へ向けて凹む複数の溝部62を有する。スリーブ50の複数の突出部55は、スリーブ保持部材60の複数の溝部62内に、それぞれ配置される。すなわち、各溝部62に突出部55が嵌まる。これにより、スリーブ保持部材60に対してスリーブ50が、中心軸9周りに回転することを抑制できる。特に、この軸受装置25では、突出部55と溝部62とが、略同一の形状を有し、かつ、互いに面接触する。これにより、スリーブ保持部材60に対するスリーブ50の回転が、より抑制される。
スリーブ保持部材60の外周面63は、上下に延びる略円筒状の面である。スリーブ保持部材60の当該外周面63は、上側軸受保持部223の上筒部43の内周面に嵌められている。これにより、上側軸受保持部223に対して、スリーブ保持部材60が固定される。
また、図3に示すように、スリーブ保持部材60は、複数の第1凹部64と、複数の第2凹部65とを有する。複数の第1凹部64は、それぞれ、スリーブ保持部材60の上面から、下方に向かって凹む。また、複数の第1凹部64は、周方向に略等間隔に配列される。複数の第2凹部65は、スリーブ保持部材60の下面から、上方に向かって凹む。また、複数の第2凹部65は、周方向に略等間隔に配列される。このような第1凹部64および第2凹部65を有することにより、スリーブ保持部材60がより撓みやすくなる。したがって、スリーブ50とスリーブ保持部材60とを、より密着させることができる。
なお、スリーブ保持部材60は、上面および下面のいずれか一方のみに、複数の凹部を有していてもよい。また、スリーブ保持部材60は、複数の第1凹部64および複数の第2凹部65に代えて、上面から下面まで軸方向に貫通し、かつ、周方向に配列される複数の貫通孔を有していてもよい。
続いて、突出部55のより詳細な形状について、説明する。
図6および図7に示すように、突出部55は、上傾斜面711、下傾斜面712、および接続面713を有する。上傾斜面711は、突出部55の上端部701から軸方向に対して斜め下向きに広がる。中心軸9から上傾斜面711までの径方向の距離は、上端部701から軸方向下側へ向かうにつれて、次第に拡大する。下傾斜面712は、突出部55の下端部702から軸方向に対して斜め上向きに広がる。中心軸9から下傾斜面712までの径方向の距離は、下端部702から軸方向上側に向かうにつれて、次第に拡大する。
接続面713は、軸方向に対して略平行な面であり、上傾斜面711と下傾斜面712とを繋ぐ。このように、突出部55は、上端部701付近および下端部702付近に、傾斜面711,712を有する。このため、軸受装置25の製造工程において、スリーブ保持部材60の内部にスリーブ50を挿入する際に、突出部55が引っ掛かることを抑制できる。したがって、スリーブ保持部材60の内部にスリーブ50を容易に挿入できる。
また、上傾斜面711は、突出部55の上端部701から離れるにつれて、次第に中心軸9と平行になる曲面である。下傾斜面712は、突出部55の下端部702から離れるにつれて、次第に中心軸9と平行になる曲面である。接続面713は、上傾斜面711および下傾斜面712を滑らかに接続する曲面である。すなわち、上傾斜面711、接続面713、および下傾斜面712は、角の無い一繋がりの曲面となっている。このように、突出部55の表面を曲面状にすれば、スリーブ保持部材60の内側に、スリーブ50をより挿入しやすくなる。また、スリーブ保持部材60が、中心軸9に対して傾く方向に、より動きやすくなる。これにより、シャフト31の調心性をより向上させることができる。
ここで、スリーブ外周面54のうち、最も径方向外側に位置する点を、第1頂点540とする。一方、突出部55の外周面のうち、最も径方向外側に位置する点を第2頂点550とする。第2頂点550は、各突出部55の軸方向中央かつ周方向中央に位置する。また、第1頂点540と第2頂点550とは、同一の軸方向位置に配置される。このように、本実施形態では、スリーブ50の軸方向中央に、第1頂点540および第2頂点550が配置される。これにより、スリーブ50が中心軸9に対して傾く方向に、より動きやすくなる。したがって、スリーブ50によるシャフト31の調芯性を、より向上させることができる。
また、本実施形態では、突出部55が、スリーブ50の上端部から下端部までの範囲に亘って設けられている。すなわち、突出部55の上端部701は、スリーブ50の上端部と同一の軸方向位置に配置される。また、突出部55の下端部702は、スリーブ50の下端部と同一の軸方向位置に配置される。このようにすれば、スリーブ50の軸方向の範囲内において、突出部55の軸方向の長さを最大化できる。したがって、突出部55と溝部62との接触面積が広がる。これにより、スリーブ保持部材60に対してスリーブ50が中心軸9周りに回転することを、より抑制できる。
図7に示すように、突出部55を径方向外側から(すなわち、正面から)見たときの輪郭は、一対の上傾斜辺721,722と、一対の下傾斜辺731,732とを有する。一対の上傾斜辺721,722は、突出部55の上端部701から軸方向下側へ向かうにつれて、中心軸9からの径方向の距離が、次第に増加する。また、一対の上傾斜辺721,722は、突出部55の上端部701から軸方向下側へ向かうにつれて、互いに周方向に離れる。一対の下傾斜辺731,732は、突出部55の下端部702から軸方向上側へ向かうにつれて、中心軸9からの径方向の距離が、次第に増加する。また、一対の下傾斜辺731,732は、突出部55の下端部702から軸方向上側へ向かうにつれて、互いに周方向に離れる。
このように、本実施形態の突出部55は、上端部701および下端部702に近づくにつれて、周方向および径方向に縮小する。このため、スリーブ50が中心軸9に対して傾く方向に、より動きやすくなる。したがって、スリーブ50によるシャフト31の調芯性を、より向上させることができる。
特に、本実施形態では、一対の上傾斜辺721,722の上端部同士が、互いに1点で接続する。そして、一対の上傾斜辺721,722の上端部同士が、軸方向上側へ向けて尖った角部を形成する。また、一対の下傾斜辺731,732の下端部同士が、互いに1点で接続する。そして、一対の下傾斜辺731,732の下端部同士が、軸方向下側へ向けて尖った角部を形成する。これにより、シャフト31の調心性をより向上させることができる。また、スリーブ保持部材60に対して、スリーブ50をより挿入しやすくなる。
一対の上傾斜辺721,722は、上端部701から離れるにつれて、次第に中心軸9と平行になる曲線である。また、一対の下傾斜辺731,732は、下端部702から離れるにつれて、次第に中心軸9と平行になる曲線である。また、一方の上傾斜辺721の下端部と、一方の下傾斜辺731の上端部とは、互いに接続される。したがって、一方の上傾斜辺721および一方の下傾斜辺731の全体が、角の無い一繋がりの曲線となる。また、他方の上傾斜辺722の下端部と、他方の下傾斜辺732の上端部とは、互いに接続される。したがって、他方の上傾斜辺722および他方の下傾斜辺732の全体が、角の無い一繋がりの曲線となる。
このように、突出部55の表面を滑らかな形状にすれば、スリーブ50が中心軸9に対して傾く方向に、より動きやすくなる。したがって、スリーブ50によるシャフト31の調芯性を、より向上させることができる。
<2.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
図8は、一変形例に係るスリーブ50Aの側面図である。図8の例では、突出部55Aの上端部701Aが、スリーブ50Aの上端部よりも軸方向下側に位置する。また、突出部55Aの下端部702Aが、スリーブ50Aの下端部よりも軸方向上側に位置する。このように、突出部55Aがスリーブ50Aの軸方向の範囲の一部分にのみ設けられていてもよい。この場合であっても、突出部55Aにより、スリーブ保持部材に対してスリーブ50Aが中心軸周りに回転することを抑制できる。
図9は、他の変形例に係るスリーブ50Bの側面図である。図9の例では、突出部55Bの上端部701Bおよび下端部702Bが、1点に収束していない。突出部55Bの上端部701Bおよび下端部702Bは、周方向に延びる辺となっている。このような形状であっても、突出部55Bにより、スリーブ保持部材に対してスリーブ50Bが中心軸周りに回転することを抑制できる。
図10は、他の変形例に係るスリーブ50Cの側面図である。図10の例では、突出部55Cの上端部701Cおよび下端部702Cが、1点に収束していない。突出部55Bの上端部701Cおよび下端部702Cは、周方向に延びる辺となっている。また、図10の突出部55Cは、上端部701Cから軸方向に対して斜め下向きに広がる平面状の上傾斜面711Cと、下端部702Cから軸方向に対して斜め上向きに広がる平面状の下傾斜面712Cと、上傾斜面711Cおよび下傾斜面712Cを接続する平面状の接続面713Cとを有する。
また、図10の例では、突出部55Cを径方向外側から見たときの輪郭は、一対の直線状の上傾斜辺721C,722Cと、一対の直線状の下傾斜辺731C,732Cとを有する。一対の上傾斜辺721C,722Cは、上端部701Cから軸方向下側へ向かうにつれて、互いに周方向に離れる。一対の下傾斜辺731C,732Cは、下端部702Cから軸方向上側へ向かうにつれて、互いに周方向に離れる。このように、突出部55Cの表面は、複数の平面により構成されていてもよい。
図11は、他の変形例に係るスリーブ50Dの側面図である。図11の例では、突出部55Dは、上端部701Dから軸方向に対して斜め下向きに広がる平面状の上傾斜面711Dと、下端部702Dから軸方向に対して斜め上向きに広がる平面状の下傾斜面712Dとを有する。そして、上傾斜面711Dの下端部と、下傾斜面712Dの上端部とが、他の面を介することなく繋がっている。このように、突出部は、上傾斜面と下傾斜面との間に、軸方向に対して略平行な接続面を有していなくてもよい。
図12は、他の変形例に係るスリーブ50Eの側面図である。図12の例では、突出部55Eの上端部701Eおよび下端部702Eは、中心軸に対して略垂直な平面となっている。この突出部55Eは、スリーブ外周面54Eから径方向外側へ向けて、四角柱状に延びる。したがって、図12の例では、突出部55Eが、傾斜面および傾斜辺を有していない。このように、突出部55Eは、上端部および下端部に近づくにつれて、周方向および径方向に縮小する形状でなくてもよい。この場合であっても、突出部55Eにより、スリーブ保持部材に対してスリーブ50Eが中心軸周りに回転することを抑制できる。
図13は、他の変形例に係る軸受装置25Fの縦断面図である。図13の例では、スリーブ保持部材60Fが複数の突出部67Fを有し、スリーブ50Fが複数の溝部56Fを有する。複数の突出部67Fは、それぞれ、スリーブ保持部材60Fの内周面61Fから径方向内側へ向けて突出する。複数の溝部56Fは、それぞれ、スリーブ外周面54Fから径方向内側へ向けて凹む。そして、スリーブ保持部材60Fの複数の突出部67Fが、スリーブ50Fの複数の溝部56F内に、それぞれ配置される。このような構造であっても、各溝部56Fに突出部67Fが嵌まることにより、スリーブ保持部材60Fに対してスリーブ50Fが、中心軸周りに回転することを抑制できる。
図14は、他の変形例に係るスリーブ保持部材60Gの縦断面図である。このスリーブ保持部材60Gは、内周面61Gから径方向外側へ向けて凹む複数の溝部62Gと、内周面61Gから径方向内側へ向けて突出する複数のリブ68Gとを有する。リブ68Gは、溝部62Gとは異なる位置において、軸方向に延びる凸部である。リブ68Gは、スリーブの外周面に接触する。また、溝部62G内には、スリーブの外周面から径方向外側へ向けて突出する突出部が配置される。
このように、スリーブ保持部材60Gの内周面61Gに、複数のリブ68Gを設ければ、スリーブの外周面とスリーブ保持部材60Gの内周面61Gとが、リブ68Gにおいて接触する。したがって、スリーブの外周面とスリーブ保持部材60Gの内周面61Gとが、全体的に接触する場合と比べて、接触箇所において互いに径方向にかかる抗力が大きくなる。このため、スリーブ保持部材60Gに対するスリーブの周方向の滑りを抑制できる。その結果、スリーブ保持部材60Gに対してスリーブが中心軸周りに回転することを、さらに抑制できる。
なお、図14の例では、スリーブ保持部材60Gの内周面61Gにリブ68Gを設けているが、スリーブの外周面に、スリーブ保持部材の内周面に接触するリブを設けてもよい。その場合、当該リブは、スリーブが有する突出部または溝部と異なる位置に配置すればよい。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、軸受装置およびモータに利用できる。
1 モータ
2 静止部
3 回転部
9 中心軸
21 ステータ
22 モータケーシング
23 カバー
25,25F 軸受装置
31 シャフト
32 ロータ
50,50A,50B,50C,50D,50E,50F スリーブ
51 スリーブ内周面
52 底部
53 スリーブカバー
54,54E,54F スリーブ外周面
55,55A,55B,55C,55D,55E 突出部
56F 溝部
60,60F,60G スリーブ保持部材
61,61F,61G 内周面
62,62G 溝部
63 外周面
64 第1凹部
65 第2凹部
67F 突出部
68G リブ
511 シャフト対向部
512 オイル保持溝
513 開口部
540 第1頂点
550 第2頂点
611 スリーブ保持面
701,701A,701B,701C,701D,701E 上端部
702,702A,702B,702C,702D,702E 下端部
711,711C,711D 上傾斜面
712,712C,712D 下傾斜面
713,713C 接続面
721,722,721C,722C 上傾斜辺
731,732,731C,732C 下傾斜辺

Claims (25)

  1. 中心軸に沿って上下に延びるシャフトを回転可能に支持する環状の軸受部材と、
    前記軸受部材の径方向外側を取り囲み、前記軸受部材よりも高弾性である環状の弾性部材と、
    を有し、
    前記軸受部材の外周面と前記弾性部材の内周面とが、少なくとも部分的に接触し、
    前記軸受部材は、前記外周面から径方向外側へ向けて突出する突出部を有し、
    前記弾性部材は、前記内周面から径方向外側へ向けて凹む溝部を有し、
    前記突出部が、前記溝部内に配置される、軸受装置。
  2. 中心軸に沿って上下に延びるシャフトを回転可能に支持する環状の軸受部材と、
    前記軸受部材の径方向外側を取り囲み、前記軸受部材よりも高弾性である環状の弾性部材と、
    を有し、
    前記軸受部材の外周面と前記弾性部材の内周面とが、少なくとも部分的に接触し、
    前記軸受部材は、前記外周面から径方向内側へ向けて凹む溝部を有し、
    前記弾性部材は、前記内周面から径方向内側へ向けて突出する突出部を有し、
    前記突出部が、前記溝部内に配置される、軸受装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の軸受装置であって、
    前記軸受部材の前記外周面または前記弾性部材の前記内周面は、上方から下方に向かうにつれて前記中心軸からの距離が次第に大きくなり、その後次第に小さくなる曲面である、軸受装置。
  4. 請求項3に記載の軸受装置であって、
    前記軸受部材の前記外周面または前記弾性部材の前記内周面は、前記中心軸上の点を中心とする球面の一部である、軸受装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の軸受装置であって、
    前記突出部は、
    上端部から軸方向に対して斜め下向きに広がる上傾斜面と、
    下端部から軸方向に対して斜め上向きに広がる下傾斜面と、
    を有する、軸受装置。
  6. 請求項5に記載の軸受装置であって、
    前記上傾斜面は、前記突出部の上端部から軸方向下側へ向かうにつれて、前記中心軸からの距離が次第に変化する曲面であり、
    前記下傾斜面は、前記突出部の下端部から軸方向上側へ向かうにつれて、前記中心軸からの距離が次第に変化する曲面であり、
    前記突出部は、前記上傾斜面と前記下傾斜面とを繋ぐ接続面をさらに有する、軸受装置。
  7. 請求項6に記載の軸受装置であって、
    前記接続面は曲面状である、軸受装置。
  8. 請求項7に記載の軸受装置であって、
    前記上傾斜面、前記接続面、および前記下傾斜面が、角の無い一繋がりの曲面である、軸受装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の軸受装置であって、
    前記軸受部材の前記外周面は、最も径方向外側に位置する第1頂点を有し、
    前記第1頂点は、前記突出部の軸方向中央と同一の軸方向位置に配置される、軸受装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の軸受装置であって、
    前記突出部の上端部は、前記軸受部材の上端部と同一の軸方向位置に配置され、
    前記突出部の下端部は、前記軸受部材の下端部と同一の軸方向位置に配置される、軸受装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の軸受装置であって、
    前記突出部を正面から見たときの輪郭は、
    上端部から軸方向下側へ向かうにつれて、互いに周方向に離れる一対の上傾斜辺と、
    下端部から軸方向上側へ向かうにつれて、互いに周方向に離れる一対の下傾斜辺と、
    を有する、軸受装置。
  12. 請求項11に記載の軸受装置であって、
    一方の前記上傾斜辺の下端部と、一方の前記下傾斜辺の上端部とが、接続し、
    他方の前記上傾斜辺の下端部と、他方の前記下傾斜辺の上端部とが、接続する、軸受装置。
  13. 請求項12に記載の軸受装置であって、
    前記一対の上傾斜辺は、前記突出部の上端部から軸方向下側へ向かうにつれて、前記中心軸からの距離が次第に変化する曲線であり、
    前記一対の下傾斜辺は、前記突出部の下端部から軸方向上側へ向かうにつれて、前記中心軸からの距離が次第に変化する曲線である、軸受装置。
  14. 請求項13に記載の軸受装置であって、
    一方の前記上傾斜辺と、一方の前記下傾斜辺とが、角の無い一繋がりの曲線であり、
    他方の前記上傾斜辺と、他方の前記下傾斜辺とが、角の無い一繋がりの曲線である、軸受装置。
  15. 請求項14に記載の軸受装置であって、
    前記一対の上傾斜辺の上端部同士が、接続し、
    前記一対の下傾斜辺の下端部同士が、接続する、軸受装置。
  16. 請求項15に記載の軸受装置であって、
    前記一対の上傾斜辺の上端部同士が、軸方向上側へ向けて尖った角部を形成し、
    前記一対の下傾斜辺の下端部同士が、軸方向下側へ向けて尖った角部を形成する、軸受装置。
  17. 請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載の軸受装置であって、
    前記突出部と前記溝部とが、略同一の形状を有し、互いに面接触する、軸受装置。
  18. 請求項1に記載の軸受装置であって、
    前記軸受部材は、前記突出部を含む一繋がりの樹脂部材である、軸受装置。
  19. 請求項1から請求項18までのいずれか1項に記載の軸受装置であって、
    前記突出部を複数有し、
    前記複数の突出部は、周方向に等間隔に配置されている、軸受装置。
  20. 請求項1から請求項19までのいずれか1項に記載の軸受装置であって、
    前記軸受部材の内周面は、複数のオイル保持溝を有し、
    前記オイル保持溝内に、潤滑用のオイルが満たされる、軸受装置。
  21. 請求項20に記載の軸受装置であって、
    前記軸受部材は、
    前記オイル保持溝の上端部に設けられた開口部と、
    前記オイル保持溝の下端部を塞ぐ底部と、
    を有し、
    前記軸受部材とは別部材であるスリーブカバーをさらに有し、
    前記スリーブカバーは、前記開口部を塞ぐ、軸受装置。
  22. 請求項1から請求項21までのいずれか1項に記載の軸受装置であって、
    前記軸受部材の前記外周面および前記弾性部材の前記内周面のどちらか一方は、前記突出部および前記溝部とは異なる位置に、径方向に突出する複数の凸部を有し、
    前記凸部は、前記軸受部材の前記外周面および前記弾性部材の前記内周面の他方に接触する、軸受装置。
  23. 請求項1から請求項22までのいずれか1項に記載の軸受装置であって、
    前記弾性部材は、上面および下面の少なくとも一方に、複数の凹部を有し、
    前記複数の凹部は周方向に配列される、軸受装置。
  24. 請求項1から請求項22までのいずれか1項に記載の軸受装置であって、
    前記弾性部材は、軸方向に貫通する複数の貫通孔を有し、
    前記複数の貫通孔は周方向に配列される、軸受装置。
  25. 請求項1から請求項24までのいずれか1項に記載の軸受装置を有する静止部と、
    前記シャフトを有する回転部と、
    を有するモータ。
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