JP2016198953A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ヘッドに付着したインクの拭き残しの発生を抑制することができるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】インクジェット記録装置は記録ヘッド10と記録ヘッド10のインク吐出面17を清掃するためのワイパーブレード20と制御部とを備える。制御部はワイパーブレード20をインク吐出面17に押し当ててワイパーブレード20にインク吐出面17上のインクを拭き取らせる。インク吐出面17は、第1領域A1と、第1領域A1の一方端に隣接する第2領域A2とを含む。第1領域A1は、インクNfを吐出するノズル11が形成されるノズル形成領域12と、ノズル11の形成されない平面領域とを含む。第1領域A1の幅L2は、第2領域の幅L1より小さい。第1領域A1の幅L2及び第2領域A2の幅L1の各々は、往路方向D1に直交する方向に沿った幅を示す。
【選択図】図8

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
特許文献1に記載のインクジェット記録装置は、記録ヘッド及びワイパーを備える。記録ヘッドはインク吐出面を有する。インク吐出面は、記録媒体にインクを吐出するノズルが開口する第1領域と、第1領域の一方端に隣接する第2領域と、第1領域の他方端に隣接する第3領域とを含む。ワイパーは、第3領域から第1領域を経由して第2領域まで移動することでインク吐出面に付着したインクを拭き取る(ワイピング)。
特開2013−49205号公報
特許文献1に記載のインクジェット記録装置では、インクの拭き残しが発生し得る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、記録ヘッドに付着したインクの拭き残しの発生を抑制することができるインクジェット記録装置を提供することを目的としている。
本発明の一観点に係るインクジェット記録装置は、被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドのインク吐出面を清掃するためのワイパーブレードと、制御部とを備える。前記制御部は、前記ワイパーブレードを前記インク吐出面に押し当てて所定の移動方向へ移動させることにより、前記ワイパーブレードに前記インク吐出面上のインクを拭き取らせる。前記インク吐出面は、第1領域と、前記第1領域の一方端に隣接する第2領域とを含む。前記第1領域は、前記インクを吐出するノズルが形成されるノズル形成領域と、前記ノズルの形成されない平面領域とを含む。前記第1領域の幅は、前記第2領域の幅より小さい。前記第1領域の前記幅及び前記第2領域の前記幅の各々は、前記所定の移動方向に直交する方向に沿った幅を示す。
本発明によれば、記録ヘッドに付着したインクの拭き残しの発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置を示す構成図である。 本発明の実施形態に係るヘッド部を示す斜視図である。 (a)本発明の実施形態に係る記録ヘッドを示す側面図である。(b)本発明の実施形態に係る記録ヘッドのインク吐出面を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るインク吐出面に付着するインクを示す図である。 本発明の実施形態に係るワイパー部を示す構成図である。 (a)〜(e)本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置のワイパーの動作(往路)を示す図である。 (a)〜(d)本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置のワイパーの動作(復路)を示す図である。 (a)〜(c)本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置のワイピング時のインク形状の変化を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係るインクジェット記録装置の記録ヘッドを示す側面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明する構成要素の全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。複数の図を通じて同一の符号は、同一の構成要素を示している。本実施形態において、図中のX軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する。また、X軸及びY軸は水平面に平行であり、Z軸は鉛直線に平行である。
図1は、実施形態に係るインクジェット記録装置1の構成図である。
インクジェット記録装置1は、トレイ200と、給送ローラー201と、第1搬送ユニット205と、ヘッド部3と、第2搬送ユニット212と、排出ローラー216と、ワイパー部60と、キャップユニット290と、制御部50とを備える。
トレイ200は、被記録媒体の一種である用紙Pを収納する。トレイ200は、第1搬送ユニット205よりも用紙Pの搬送方向D0の上流側(図1では右側)に配置される。トレイ200の搬送方向D0の下流端には、給送ローラー201が設けられる。給送ローラー201は、トレイ200に収容された用紙Pを一枚ずつ第1搬送ユニット205へ供給する。
第1搬送ユニット205は、給送ローラー201から供給された用紙Pを、第1搬送ベルト208に載置して搬送方向D0(図1では右から左へ向かう方向)へ向けて搬送する。第1搬送ユニット205は、第1駆動ローラー206と、第1従動ローラー207と、第1搬送ベルト208とを備える。第1搬送ベルト208は、第1駆動ローラー206及び第1従動ローラー207に掛け渡される。第1駆動ローラー206が図略のモーターによって回転駆動されることによって、第1搬送ベルト208が回転し、第1搬送ベルト208上に載置された用紙Pが搬送方向D0に沿って搬送される。
ヘッド部3は、第1搬送ユニット205に対向して配置される。ヘッド部3は、第1搬送ユニット205によって搬送される用紙Pに対してインクを吐出して用紙Pに画像を形成する。以下、図2及び図3を参照して、ヘッド部3及びヘッド部3に含まれる記録ヘッド10の構成を説明する。
図2は、実施形態に係るヘッド部3の斜視図である。
ヘッド部3は、ヘッドハウジング18と、複数種類(本実施形態では4種類)のラインヘッド10Y、10M、10C、10Kとを備える。ラインヘッド10Yは、イエロー色用のラインヘッドである。ラインヘッド10Mは、マゼンタ色用のラインヘッドである。ラインヘッド10Cは、シアン色用のラインヘッドである。ラインヘッド10Kは、ブラック色用のラインヘッドである。
複数種類のラインヘッド10Y、10M、10C、10Kは、ヘッドハウジング18に保持される。ラインヘッド10Y、10M、10C、10Kは、用紙Pの搬送方向D0の上流側から下流側へ向けて、ラインヘッド10K、ラインヘッド10C、ラインヘッド10M、ラインヘッド10Yの順に配置される。本実施形態において、ラインヘッド10Y、10M、10C、10Kは、それぞれ、搬送方向D0に直交する方向(本実施形態ではX軸方向)に沿って千鳥状に配置される3個の記録ヘッド10を含む。ラインヘッド10Yの3つの記録ヘッド10のそれぞれは、イエロー色のインクを吐出する。ラインヘッド10Mの3つの記録ヘッド10のそれぞれは、マゼンタ色のインクを吐出する。ラインヘッド10Cの3つの記録ヘッド10のそれぞれは、シアン色のインクを吐出する。ラインヘッド10Kの3つの記録ヘッド10のそれぞれは、ブラック色のインクを吐出する。
図3(a)は、実施形態に係る記録ヘッド10を示す側面図である。図3(b)は、実施形態に係る記録ヘッド10のインク吐出面17を示す平面図である。
記録ヘッド10の長手方向はX軸に沿っている。記録ヘッド10は、インク流入口13と、インク流出口15とを備える。記録ヘッド10は、インク吐出面17を有する。インク吐出面17は、例えば、撥水性の低いステンレスのような金属、又は親水性の高い合成樹脂により形成される。インク吐出面17は、第1領域A1と、第2領域A2と、第3領域A3とを含む。第2領域A2は、第1領域A1の一方端に隣接する。第3領域A3は、第1領域A1の他方端に隣接する。
第1領域A1は、複数のノズル形成領域12と、平面領域AHとを含む。複数のノズル形成領域12は、記録ヘッド10の長手方向に沿って千鳥状に配置される。本実施形態において、複数のノズル形成領域12のそれぞれは台形状である。ノズル形成領域12には、インクを吐出する複数のノズル11が形成される。ノズル11は、用紙Pに画像を形成するためのインクを吐出する。ノズル11は、パージ処理において、記録ヘッド10内の不要物と共にインクを排出する。画像形成時又はパージ処理時にノズル11によって吐出又は排出されるインクは、図略のインクタンクからインク流入口13を経由して記録ヘッド10内に流入される。インクは、インクタンク内において、その揮発成分の蒸発が防止されている。従って、ノズル11から吐出又は排出されるインクは、増粘していないフレッシュなインクNf(図5参照)である。
平面領域AHには、ノズル11が形成されない。平面領域AHは、物質40でコーティングされている。物質40は、第2領域A2の撥水性よりも大きい撥水性を有する。従って、平面領域AHは、第2領域A2よりも高い撥水性を有する。撥水性を有する物質40は、例えば、フルオロ基を有するシランカップリング剤である。本実施形態において、物質40は斜線で示されている。なお、平面領域AHの撥水性は、ノズル形成領域12の撥水性より低い。
第2領域A2は、平面領域AHをコーティングする物質40でコーティングされていない。従って、第2領域A2は、第1領域A1より撥水性が低い。第3領域A3は、物質40でコーティングされている。従って、第3領域A3は、第2領域A2よりも高い撥水性を有する。本実施形態において、第3領域A3の撥水性は、平面領域AHの撥水性と同等である。
図4は、実施形態に係るインク吐出面17に付着するインクNfを示す。
インクNfの接触角θが大きい程、インクNfの接着している面の撥水性は高い。接触角θは、インクNfが接着している面に接する部位から、インクNfの曲面に接線Sを引いたとき、インクNfが接着している面と接線Sとのなす角度である。接触角θを基準としてインクNfの接着している面の撥水性が高いか否かが判断される。
例えば、接触角θが60度以上であれば、インクNfの接着している面の撥水性は高いと判断される。本実施形態において、インクNfは、接触角θが70度になるようにインク吐出面17に付着している。従って、インク吐出面17の撥水性は高いと判断される。インク吐出面17のうち、平面領域AH及び第3領域A3は、インクNfの接触角θが60度以上であるような物質40でコーティングされている。
図1に戻り、インクジェット記録装置1の説明を続ける。第2搬送ユニット212は、第1搬送ユニット205よりも搬送方向D0の下流側(図1では左側)に配置される。第2搬送ユニット212は、第2駆動ローラー213と、第2従動ローラー214と、第2搬送ベルト215とを備える。第2搬送ベルト215は、第2駆動ローラー213及び第2従動ローラー214に掛け渡される。第2駆動ローラー213が図略のモーターによって回転駆動されることによって、第2搬送ベルト215が回転し、第2搬送ベルト215上に載置された用紙Pが搬送方向D0に沿って搬送される。
ヘッド部3によって画像が形成された用紙Pは、第2搬送ユニット212へ送られ、用紙Pが第2搬送ユニット212を通過する間に、用紙Pの表面に付着したインクが乾燥される。排出ローラー216は、第2搬送ユニット212によって搬送されてきた用紙Pを、インクジェット記録装置1の外部へ排出する。
ワイパー部60及びキャップユニット290は、第2搬送ユニット212の下方に配置される。ワイパー部60は、ワイパーブレード20を用いて、記録ヘッド10のインク吐出面17に付着したインクの拭き取り(ワイピング)を行う。インク吐出面17に付着したインクの拭き取りとは、すなわち、インク吐出面17を清掃することである。キャップユニット290は、記録ヘッド10が一定時間以上利用されない場合に、記録ヘッド10のインク吐出面17に装着される。これにより、記録ヘッド10内のインクの乾燥が防止される。
制御部50は、インクジェット記録装置1全体の動作を制御する。制御部50は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリーとを有する。メモリーには、CPUによって実行される種々のコンピュータープログラムが記憶される。CPUが、メモリーに記憶された各種のコンピュータープログラムを実行することにより、制御部50の機能が実現される。
例えば、制御部50は、ワイパー部60にインク吐出面17のワイピングを行わせる。具体的には、制御部50は、ワイパーブレード20をインク吐出面17に押し当てて所定の移動方向へ移動させることにより、ワイパーブレード20にインク吐出面17のワイピングを行わせる。なお、制御部50は、ワイパー部60にインク吐出面17のワイピングを行わせる前に、第1搬送ユニット205を下降させる。そして、制御部50は、ワイパー部60を水平移動させてヘッド部3の下方の待機位置(ヘッド部3と第1搬送ユニット205との間の位置)に位置させる。
また、例えば、制御部50は、記録ヘッド10のインク吐出面17をキャッピングする前に、第1搬送ユニット205を下降させる。その後、制御部50は、キャップユニット290を水平移動させてヘッド部3の下方に位置させる。そして、制御部50は、キャップユニット290を上方に移動させて記録ヘッド10のインク吐出面17に装着させる。
図5は、実施形態に係るワイパー部60の構成図である。
ワイパー部60は、ワイパーブレード20と、移動機構30とを含む。図5では、説明の便宜上、ワイパーブレード20が1つだけ示されているが、実際には、ワイパー部60は、複数の記録ヘッド10のそれぞれに対応する複数のワイパーブレード20を備える。複数のワイパーブレード20のうちの一のワイパーブレード20は、対応する記録ヘッド10のインク吐出面17のワイピングを行う。
移動機構30は、制御部50の指示に応じて、ワイパーブレード20を移動させる。本実施形態において、移動機構30は、往路方向D1、復路方向D2、上昇方向D3、及び下降方向D4へワイパーブレード20を移動させることができる。往路方向D1及び復路方向D2のそれぞれは、X軸に沿う方向、すなわちインク吐出面17の延びる方向である。復路方向D2は、往路方向D1と逆向きである。上昇方向D3及び下降方向D4のそれぞれは、Z軸に沿う方向である。下降方向D4は、上昇方向D3と逆向きである。
ワイパーブレード20は、弾性を有し、平板状である。ワイパーブレード20は、例えば、弾性部材、具体的には合成ゴム又は合成樹脂により構成される。移動機構30は、ワイパーブレード20が撓みを有するように、ワイパーブレード20をインク吐出面17に押し当てる。ワイパーブレード20は、インク吐出面17に押し当てられつつ、所定の移動方向として往路方向D1又は復路方向D2に沿って移動されることで、インク吐出面17を拭き取る。すなわち、ワイパーブレード20はインク吐出面17をワイピングする。従って、ワイパーブレード20は、ノズル11から排出されインク吐出面17に付着したインクNfを拭き取ることができる。また、ワイパーブレード20は、インクNfと伴にインク吐出面17に付着した不要物も拭き取る。以下、ワイパーブレード20がインク吐出面17上のインクを拭き取っている状態を「拭き取り状態」という。なお所定の移動方向としての往路方向D1及び復路方向D2に直交する方向は、用紙Pの搬送方向D0(図1参照)に沿っている。
ワイパーブレード20の前面20Aは、ワイパーブレード20が往路方向D1へ移動する際にインク吐出面17上のインクを運ぶ面である。本実施形態において、ワイパーブレード20は、前面20Aに、往路方向D1に向かって突出する突出部21Aを有する。突出部21Aは、例えば、ワイパーブレード20に一体に形成される。突出部21Aは、ワイパーブレード20の往路方向D1に交差する方向、すなわちインク吐出面17の短手方向に沿って延びる。本実施形態においては、突出部21Aは、ワイパーブレード20の往路方向D1に直交する方向に沿って延びる。突出部21Aは、インク保持面22Aを有する。インク保持面22Aは、拭き取り状態においてインク吐出面17に所定間隔を隔てて対向する。
拭き取り状態において、インク保持面22Aと、インク吐出面17と、前面20Aとによって、インク吐出面17上のインクNfを収容するポケットが形成される。これにより、ワイパーブレード20は、往路方向D1へワイピングする際に、突出部21Aが設けられない場合に比べて、より多くのインクNfを運搬できるようになる。なお、インク吐出面17に対向するインク保持面22Aの面積が大きいほど、ワイパーブレード20は、より多くのインクNfを運搬できるようになる。
次に、図3(b)、図6及び図7を参照して、ワイパーブレード20の動作について説明する。図6(a)〜図6(e)は、ワイピングの往路におけるワイパーブレード20の動作を示す。ワイパーブレード20は、制御部50に制御されて駆動する移動機構30によって、次のように動作する。
すなわち、図6(a)に示すように、ワイパーブレード20は、待機位置から第3領域A3に向かって上昇方向D3に上昇する。そして、ワイパーブレード20は、撓むように第3領域A3に押し当てられる。図6(b)に示すように、ノズル11はインクNfを排出し、インクNfは第1領域A1に残留する。ワイパーブレード20は、上下方向の位置を一定に維持したまま、すなわち、撓んだ状態を維持したまま、第3領域A3から第2領域A2に向かって往路方向D1に移動する。その結果、ワイパーブレード20によって第1領域A1に残留したインクNfが拭き取られる。
図6(c)に示すように、ワイパーブレード20は、第2領域A2まで移動し停止する。すなわち、ワイパーブレード20は、第1領域A1に残留したインクNfを、第2領域A2まで移動させる。第1領域A1に残留したインクNfは、新鮮であり粘度が低い。第2領域A2は、第1領域A1の平面領域AHより低い撥水性を有する。従って、平面領域AHと比較して、第2領域A2には新鮮であり粘度が低いインクNfが付着し易い。
図6(d)に示すように、ワイパーブレード20は、第2領域A2まで移動した後、下降方向D4に下降して停止する。図6(e)に示すように、ワイパーブレード20は、図6(d)で下降して停止した位置から、往路方向D1に移動してインク吐出面17の端部までの間の下方で停止する。
図7(a)〜図7(d)は、ワイピングの復路におけるワイパーブレード20の動作を示す。図7(a)に示すようにワイパーブレード20は、図6(e)で停止した位置から第2領域A2に向かって上昇方向D3に上昇する。そして、ワイパーブレード20は、撓むように第2領域A2に押し当てられる。
図7(b)に示すように、ワイパーブレード20は、上下方向の位置を一定に維持したまま、すなわち、撓んだ状態を維持したまま、第2領域A2から第3領域A3に向かって復路方向D2に移動し、第2領域A2に付着したインクNfを拭き取る。従って、第2領域A2に付着したインクNfが、乾燥及び増粘して第2領域A2に堆積することを抑制できる。その結果、堆積したインクによる記録媒体Tの汚染を抑制できる。ワイパーブレード20は、第2領域A2に付着したインクNfを伴って移動することで、インク吐出面17上に付着した不要物(例えば、残留インク、ゴミ、及び/又は埃)を拭き取る。
図7(d)に示すように、インク吐出面17の端部に到達したワイパーブレード20は、下降方向D4に下降する。そして、ワイパーブレード20は、待機位置に戻り、ワイピングを終了する。
以上、本実施形態によれば、ワイパーブレード20は、ワイピングの往路において、往路方向D1へ移動し、第1領域A1で排出されたインクNfを第2領域A2に移動させる。そして、ワイパーブレード20は、第2領域A2に移動させた粘度の低いインクNfを伴って、ワイピングの復路において、復路方向D2へ移動する。ワイピングの復路では、粘度の低いインクNfが第2領域A2に付着しているため、第2領域A2からのインクの引き伸ばしを抑制できる。また、ワイピングの復路において、第2領域A2に付着した粘度の低いインクNfによって、ワイピングの往路で引き伸ばされたインクを効果的に拭き取ることができる。
インクの引き伸ばしとは、インク吐出面17に接触しながら移動中のワイパーブレード20の先端から移動方向の反対方向に、インクが引き伸ばされることである。インクの引き伸ばしは、粘度の高いインクで発生し易いため、本実施形態では、第2領域A2に粘度の低いインクNfを付着させることにより、インクの引き伸ばしを抑制している。インクの引き伸ばしを抑制することによって、インク吐出面17に乾燥及び増粘したインクが堆積することを抑制できる。その結果、堆積したインクが垂れ落ちることによって用紙Pが汚染されることを抑制できる。また、増粘したインクによってノズル11が塞がれることを抑制できる。従って、インクの吐出不良を抑制できると伴に、用紙Pに吐出されるインクの飛翔精度の低下を抑制できる。その結果、用紙Pに形成される画像の品質低下を抑制できる。
また、本実施形態によれば、第2領域A2の有する撥水性は、第1領域A1の有する撥水性より低い。従って、ワイピングの復路におけるインク吐出面17を拭き取るために利用できるインク量が多くなる。その結果、ワイパーブレード20は効果的にインク吐出面17に付着したインクを拭き取ることができる。
さらに、本実施形態によれば、ワイピングの復路では、ワイピングの往路で移動されたインクNfを利用する。従って、ワイピングの復路において、新たなインクを消費しない。その結果、ユーザーにとってインク購入の費用を抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、ワイパーブレード20は、前面20Aに、往路方向D1に向かって突出する突出部21Aを有する。従って、ワイパーブレード20は、突出部21Aが設けられない場合に比べて、より多くのインクNfを運搬できるようになる。その結果、ワイパーブレード20は、効果的にインク吐出面17に付着した不要物を拭き取ることができる。
さらに、本実施形態によれば、高い撥水性を有する物質40で第1領域A1の平面領域AHをコーティングし、第2領域A2を物質40でコーティングしないことによって、インクNfの引き伸ばしを抑制しつつ記録ヘッド10のインク吐出面17に付着した不要物を拭き取ることができる。
すなわち、ワイピングの往路において、粘度の低いインクNfを伴ったワイパーブレード20が第2領域A2まで移動する(図6(b)及び図6(c))。第2領域A2には、物質40でコーティングされる場合よりも多くのインクNfが残留する。従って、ワイピングの復路において、ワイパーブレード20の先端に粘度の低い十分な量のインクNfを伴って、ワイパーブレード20を復路方向D2に移動させることができる(図6(c))。
その結果、第2領域A2からのインクNfの引き伸ばしを抑制しつつ、効果的にインク吐出面17を拭くことができる。つまり、復路方向D2の下流側においてワイパーブレード20の先端に付着して移動するインクNfの粘度が低いため、第2領域A2からのインクNfの引き伸ばしを抑制できる。インクNfの引き伸ばしが抑制されるため、引き伸ばされたインクのインク吐出面17への堆積が抑制される。従って、インク吐出面17に堆積したインクが垂れ落ちることによる記録媒体Tの汚染を抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、制御部50は、ワイパーブレード20が第3領域A3から第1領域A1を経由して第2領域A2で停止するように、移動機構30にワイパーブレード20を移動させる(図6(b)及び図6(c))。従って、第2領域A2に残留するインクNfの量が更に多くなる。従って、ワイピングの復路において、ワイパーブレード20の先端に粘度の低い更に十分な量のインクNfを伴って、ワイパーブレード20を移動させることができる。その結果、インクNfの引き伸ばしを更に抑制しつつ、更に効果的にインク吐出面17を拭くことができる。
さらに、本実施形態によれば、制御部50は、ワイパーブレード20がノズル11から排出されて第1領域A1に残留したインクNfを第2領域A2まで移動させるように、移動機構30にワイパーブレード20を移動させる(図6(b)〜図6(d))。従って、ワイパーブレード20は、粘度の低いインクNfを第2領域A2に付着させることができる。その結果、ワイピングの復路におけるインクNfの引き伸ばしを抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、制御部50は、ワイパーブレード20が記録ヘッド10に対して上昇又は下降するように、移動機構30にワイパーブレード20を移動させる(図6(a)、図6(d)、図7(a)、及び図7(d))。従って、移動機構30は、ワイパーブレード20をインク吐出面17に接触させつつ移動させることもできるし、ワイパーブレード20をインク吐出面17に接触させずに往路方向D1又は復路方向D2に移動させることもできる。
さらに、本実施形態によれば、ワイピングの復路においてパージ処理を実行しなくてよい。従って、パージ処理に使用されるインクNfの消費量を抑制できる。
次に、図8(a)〜図8(c)を参照して、第1領域A1及び第3領域A3の幅L2と第2領域A2の幅L1とワイパーブレード20の幅L3との関係、及び復路におけるワイピング時のインクNfの状態を説明する。図8(a)に示すように、第1領域A1及び第3領域A3の幅L2は、第2領域A2の幅L1より小さい。インク吐出面17の短手方向に沿ったワイパーブレード20の幅L3は、第2領域A2の幅L1よりも大きい。なお、ワイパーブレード20の幅L3は、第2領域A2の幅L1と同一であってもよい。ここで、第2領域A2の幅L1、第1領域A1及び第3領域A3の幅L2、及びワイパーブレード20の幅L3の各々は、往路方向D1及び復路方向D2に直交する方向に沿った幅を示す。すなわち、第2領域A2の幅L1、第1領域A1及び第3領域A3の幅L2、及びワイパーブレード20の幅L3は、それぞれ記録ヘッド10の短手方向に沿っている。記録ヘッド10の短手方向はY軸に沿っている。
図8(a)〜図8(c)は、復路におけるワイピング時のインク形状の変化を示す。図8(a)に示すように、ワイパーブレード20は第2領域A2であって、インク吐出面17の端部に近い位置でインクNfに接触している。インクNfは、第2領域A2に付着している。第2領域A2に付着したインクNfは、ノズル11から排出されたインクNfであり、往路方向D1に移動するワイパーブレード20によって第1領域A1から第2領域A2に移動させられたインクNfである。インクNfは、第2領域A2への移動に伴って、記録ヘッド10の短手方向に沿って拡がり、第1領域A1及び第3領域A3の幅L2よりもインクNfの記録ヘッド10の短手方向に沿った幅が大きくなっている。
また、インクNfの拡がりは均一ではない。すなわち、インクNfの幅方向(Y軸方向)における両端部は湾曲しているため、インクNfの短手方向の幅は、Y軸に沿って不均一である。インクNfの両端部を除く部分については、インクNfの短手方向の幅は略均一である。インクNfの短手方向はX軸に沿っている。加えて、図示は省略したが、インクNfをX軸方向から見た場合に、インクNfの両端部は湾曲しているため、インクNfの高さは、Y軸に沿って不均一である。インクNfの両端部を除く部分については、インクNfの高さは略均一である。インクNfの高さは、インク吐出面17からの高さを示す。インクNfの高さ方向はZ軸に沿っている。
図8(b)及び図8(c)に示すように、制御部50は、ワイパーブレード20が第2領域A2から第1領域A1を経由して第3領域A3まで移動するように、移動機構30にワイパーブレード20を移動させる。つまり、ワイパーブレード20は、復路方向D2に移動し、インクNfを第2領域A2から第1領域A1を経由して第3領域A3に向かって移動させる。インクNfのうち、インク吐出面17と接触している部分、つまり、図8(a)に示したインクNfの両端部を除く部分はインク吐出面17に付着し、インク吐出面17に沿って移動される。一方、幅L1は幅L2より大きいため、インクNfのうち、インク吐出面17と接触していない部分、つまり、図8(a)に示したインクNfの両端部は落下する。
すなわち、インクNfは、短手方向の幅及び高さが略均一になるように整形され、正面視で矩形状である。従って、インクNfのうち短手方向の幅及び高さが略均一である、インクNfの両端部を除く部分によって、つまり、インク量が略均一に分布したインクNfによって、第1領域A1、及び第3領域A3が拭かれる。その結果、インク吐出面17に付着したインクを均一に拭き取ることができる。
本実施形態によれば、ワイパーブレード20の幅L3は、第2領域A2の幅L1より大きく、又は幅L1と同一である。従って、ワイパーブレード20がインクNfを第1領域A1から第2領域A2に移動させるときに、インクNfは、記録ヘッド10の短手方向に沿って拡がり、第1領域A1の幅L2よりも大きくなる。つまり、インクNfのうち両端部を除くインクNfの略均一な部分が拡がる。その結果、ワイパーブレード20及びインク量が略均一に分布したインクNfによって第1領域A1及び第3領域A3が包含され、インク吐出面17を均一に拭くことができる。
次に、図9を参照して、本発明の実施形態に係る変形例について説明する。以下、主に実施形態に係る記録ヘッド10と変形例に係る記録ヘッド10との相違点を説明する。図9は、本発明の実施形態の変形例に係る記録ヘッド10を示す側面図である。
変形例に係る記録ヘッド10のインク吐出面17の第2領域A2は、平面部W1と、傾斜部W2とを含む。平面部W1は、第1領域A1に連続する。平面部W1は、第1領域A1に対して平行である。傾斜部W2は、第1領域A1に対して平面部W1よりも外側に配置される。平面部W1と傾斜部W2とは隣接する。傾斜部W2は、第1領域A1に対して斜め上方に傾斜している。
本変形例によれば、平面部W1と傾斜部W2とは隣接する。従って、ワイピングの復路において、傾斜部W2から平面部W1へワイパーブレード20を円滑に移動できる。
さらに、本変形例によれば、傾斜部W2は、平面部W1に対して斜め上方に傾斜している。従って、ワイパーブレード20は、傾斜部W2から平面部W1に移動する際に、傾斜部W2の傾斜に応じてワイパーブレード20の先端部を徐々に湾曲させながら平面部W1に進入できる。その結果、ワイパーブレード20を平面部W1に向かって上昇方向D3に上昇させ平面部W1に押し当てることによって、ワイパーブレード20の先端部を湾曲させる場合と比較して、ワイパーブレード20へのダメージを抑制できる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態及び変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(2))。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1を参照して説明したように、被記録媒体は、用紙Pであったが、これに限られず、記録ヘッド10によって画像が形成されるその他の媒体、例えば、封筒や布帛であってもよい。
(2)図5を参照して説明したように、ワイパーブレード20は、往路方向D1に向かって突出する突出部21Aを有した。ただし、ワイパーブレード20は、復路方向D2に向かって突出する突出部をさらに有してもよい。また、ワイパーブレード20は、突出部21Aを有しなくてもよい。
1 インクジェット記録装置
10 記録ヘッド
11 ノズル
12 ノズル形成領域
17 インク吐出面
20 ワイパーブレード
21A 突出部
22A インク保持面
40 物質
50 制御部
A1 第1領域
A2 第2領域
A3 第3領域
AH 平面領域
D1 往路方向
D2 復路方向
L1 幅(第1領域及び第3領域)
L2 幅(第2領域)
L3 幅(ワイパーブレード)
P 用紙
W1 平面部
W2 傾斜部

Claims (6)

  1. 被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドのインク吐出面を清掃するワイパーブレードと、
    前記ワイパーブレードを前記インク吐出面に押し当てて所定の移動方向へ移動させることにより、前記ワイパーブレードに前記インク吐出面上の前記インクを拭き取らせる制御部と、
    を備え、
    前記インク吐出面は、第1領域と、前記第1領域の一方端に隣接する第2領域とを含み、
    前記第1領域は、
    前記インクを吐出するノズルが形成されるノズル形成領域と、前記ノズルの形成されない平面領域とを含み、
    前記第1領域の幅は、前記第2領域の幅より小さく、
    前記第1領域の前記幅及び前記第2領域の前記幅の各々は、前記所定の移動方向に直交する方向に沿った幅を示す、インクジェット記録装置。
  2. 前記平面領域は、前記第2領域の撥水性よりも大きい撥水性を有する物質でコーティングされている、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ワイパーブレードの幅は、前記第2領域の前記幅より大きく、又は前記第2領域の前記幅と同一であり、
    前記ワイパーブレードの前記幅及び前記第2領域の前記幅は、前記所定の移動方向に直交する方向に沿った幅を示す、請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記インク吐出面は、前記第1領域の他方端に隣接し、前記物質でコーティングされている第3領域をさらに含み、
    前記制御部は、前記ワイパーブレードが前記第2領域から前記第1領域を経由して前記第3領域まで移動するように、前記ワイパーブレードを移動させる、請求項2から請求項3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記ワイパーブレードは、前記所定の移動方向に向かって突出する突出部を有し、
    前記突出部は、前記ワイパーブレードが前記インク吐出面上の前記インクを拭き取っている状態で前記インク吐出面に所定間隔を隔てて対向するインク保持面を有する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第2領域は、
    前記第1領域に連続する平面部と、
    前記第1領域に対して前記平面部よりも外側に配置され、前記平面部に対して斜め上方に傾斜している傾斜部と
    を含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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