JP2016183518A - 集合宿泊施設 - Google Patents

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JP2016183518A JP2015064710A JP2015064710A JP2016183518A JP 2016183518 A JP2016183518 A JP 2016183518A JP 2015064710 A JP2015064710 A JP 2015064710A JP 2015064710 A JP2015064710 A JP 2015064710A JP 2016183518 A JP2016183518 A JP 2016183518A
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Kento Awanaka
建人 淡中
康誉 渡辺
Yasutaka Watanabe
康誉 渡辺
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【課題】移動動線を短くするとともに、他の移動動線との交わりを少なくし、廃棄物の臭気が居住部分へ発散及び充満することの防止できる集合宿泊施設を提供する。【解決手段】本発明の集合宿泊施設は、上下に隣り合う上階部及び下階部と、上階部から下階部に通じる階段室と、を備える。上階部及び下階部には、共通の壁を介して階段室と隣接された廃棄物処理室が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の居室の一角に廃棄物処理室を備えた集合宿泊施設に関する。
従来より、例えば、集合住宅、福祉施設、高齢者施設、病院、社員寮及びビジネスホテル等の複数の居室を備える集合宿泊施設が広く利用されている(例えば、特開2012−26185号公報(特許文献1)。集合宿泊施設には、居住者が廃棄したゴミや汚物等の廃棄物を処理するために、施設の管理者が使用するための廃棄物処理室が設けられている。
集合宿泊施設は、上階部及び下階部を有し、該上階部及び下階部の一角に廃棄物処理室が配置されている。また、福祉施設、高齢者施設等の集合宿泊施設では、廃棄物の種類によって、例えば、おむつや、衣服に付いた汚物等を予洗いするために、廃棄物処理室に洗濯室が設けられている場合がある。
この種の集合宿泊施設においては、上階部の廃棄物処理室から下階部の廃棄物処理室へ廃棄物を運ぶための階段室が設けられている。
集合宿泊施設の管理者が廃棄物を処理する場合、管理者は、まず、上階部の廃棄物処理室から階段室を通って下階部の廃棄物処理室に廃棄物を運ぶ。そして、管理者は、最下階の廃棄物処理室で廃棄物を纏めた後、例えば、最下階の廃棄物処理室に設けられた扉から廃棄物を屋外に搬出するようにしている。
特開2012−26185号公報
しかしながら、上記構成の集合宿泊施設では、廃棄物処理室が、階段室から離れて配置されていると、廃棄物を処理する際の移動動線が長くなるとともに、他の移動動線との交わりが多くなり、廃棄物の臭気が居住部分へ発散及び充満される、といった問題があった。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、廃棄物を処理する際の移動動線を短くするとともに、他の移動動線との交わりを少なくし、廃棄物の臭気が居住部分へ発散及び充満することを防止できる集合宿泊施設を提供することを目的とする。
本発明に係る集合宿泊施設は、上下に隣り合う上階部及び下階部と、前記上階部から前記下階部に通じる階段室と、を備え、前記上階部及び下階部には、共通の壁を介して前記階段室と隣接された廃棄物処理室が設けられている、ことを特徴とする。
上記構成の集合宿泊施設によれば、上階部及び下階部の廃棄物処理室と階段室との距離が最短となるように配置されるため、廃棄物を処理する際の移動動線を短くするとともに、他の移動動線との交わりを少なくでき、廃棄物の臭気が上階部及び下階部における居住部分へ発散及び充満されることを防止できる。
本発明の一態様として、前記廃棄物処理室には、前記階段室から出入りする仕切りが設けられているのが好ましい。
上記構成の集合宿泊施設によれば、廃棄物処理室には、階段室から出入りする仕切りが設けられているため、廃棄物処理室内の廃棄物の臭気が、階段室や居住部分へ発散及び充満することをさらに防止できる。
本発明の他態様として、前記上階部に設けられた廃棄物処理室と、前記下階部に設けられた廃棄物処理室とは、上下に重複する位置に配置されているのが好ましい。
上記構成の集合宿泊施設によれば、上階部の廃棄物処理室と下階部の廃棄物処理室との距離が最短となるように配置されるため、廃棄物を処理する際の移動動線を短くするとともに、他の移動動線との交わりを少なくでき、廃棄物の臭気が居住部分へ発散及び充満することをさらにより一層防止できる。また、廃棄物処理室の設計レイアウトが容易となる。
本発明の他態様として、前記廃棄物処理室は、前記仕切りを有する洗濯室と、該洗濯室の奥側に設けられた廃棄物置き場と、を備えるのが好ましい。
上記構成によれば、廃棄される廃棄物の種類によって、例えば、おむつや、汚物の付着した衣服等は、階段室から仕切りを有する洗濯室に搬出されて予洗いされ、ゴミ等の他の廃棄物とともに廃棄物置き場に運ばれる。このため、廃棄物処理室内の廃棄物の臭気が、階段室や居住部分へ発散及び充満することをより一層防止できるとともに、廃棄物処理室内が汚染されるのを防ぐことができる。
本発明のさらに他の態様として、前記洗濯室と、前記廃棄物置き場との間には、仕切りが設けられているのが好ましい。
上記構成によれば、洗濯室と廃棄物置き場との間に設けられた仕切りによって、廃棄物置き場に搬出された廃棄物の臭気が、洗濯室や、階段室及び居住部分へ発散及び充満することをさらにより一層防止できるとともに、廃棄物が廃棄物処理室の外から視認されにくくなる。
本発明のさらに別の態様として、上下に隣り合う上階部及び下階部と、前記上階部から前記下階部に通じる屋外側の外部階段と、を備え、前記上階部及び下階部には、共通の壁を介して前記外部階段と隣接された廃棄物処理室が設けられていることを特徴とする。
上記構成の集合宿泊施設によれば、廃棄物処理室が、共通の壁を介して外部階段と隣接して配置されるため、外部階段と上階部及び下階部の廃棄物処理室との距離が最短となるように配置されることができ、廃棄物を処理する際の移動動線を短くするとともに、他の移動動線との交わりを少なくでき、廃棄物の臭気が居住部分へ発散及び充満することを防止できる。
本発明のさらに別の態様として、前記廃棄物処理室には、前記外部階段から出入りする仕切りが設けられているのが好ましい。
上記構成によれば、廃棄物処理室に設けられた仕切りによって、廃棄物処理室内の廃棄物の臭気が、居住部分へ発散及び充満することをさらに防止できる。
本発明のさらに別の態様として、前記上階部に設けられた廃棄物処理室と、前記下階部に設けられた廃棄物処理室とは、上下に重複する位置に配置されているのが好ましい。
上記構成によれば、上階部の廃棄物処理室と下階部の廃棄物処理室との距離が最短となるように配置されることができ、廃棄物を処理する際の移動動線を短くするとともに、他の移動動線との交わりを少なくでき、廃棄物の臭気が居住部分へ発散及び充満することをさらにより一層防止できる。また、廃棄物処理室の設計レイアウトが容易となる。
本発明のさらに別の態様として、前記廃棄物処理室は、前記仕切りを有する洗濯室と、該洗濯室の奥側に設けられた廃棄物置き場と、を備えるのが好ましい。
上記構成によれば、廃棄される廃棄物の種類によって、例えば、おむつや、汚物の付着した衣服等は、仕切りを有する洗濯室に運ばれて予洗いされ、ゴミ等の他の廃棄物とともに廃棄物置き場に運ばれるため、廃棄物処理室内の廃棄物の臭気が、外部階段や居住部分へ発散及び充満することをより一層防止できるとともに、廃棄物処理室内が汚染されるのを防ぐことができる。
本発明のさらに別の態様として、前記洗濯室と、前記廃棄物置き場との間には、仕切りが設けられているのが好ましい。
上記構成によれば、洗濯室と廃棄物置き場との間に設けられた仕切りによって、廃棄物置き場に運ばれた廃棄物の臭気が、洗濯室や居住部分へ発散及び充満することをさらにより一層防止できるとともに、廃棄物が廃棄物処理室の外から視認されにくくなる。
本発明のさらに別の態様として、前記集合宿泊施設は、福祉施設、高齢者施設、集合住宅、社員寮、ビジネスホテル又は病院であるのが好ましい。
上記構成によれば、福祉施設、高齢者施設、集合住宅、社員寮、ビジネスホテル又は病院等の多様な建物に、上記構成の廃棄物処理室を適用することができ、汎用性が高まる。
以上のように、本発明の集合宿泊施設によれば、廃棄物を処理する際の移動動線を短くするとともに、他の移動動線との交わりを少なくし、廃棄物の臭気が居住部分へ発散及び充満することを防止できる、といった優れた効果を奏し得る。
本発明の第一の実施形態に係る集合宿泊施設の二階部分の概略を示す平面図である。 本発明の第一の実施形態に係る集合宿泊施設の一階部分の概略を示す平面図である。 本発明の第二の実施形態に係る集合宿泊施設の二階部分の概略を示す平面図である。 本発明の第二の実施形態に係る集合宿泊施設の一階部分の概略を示す平面図である。
(第一の実施形態)
以下、本発明の第一の実施形態に係る集合宿泊施設の概略について、添付図面を参照して説明する。
本実施形態に係る集合宿泊施設は、例えば、福祉施設、高齢者施設、集合住宅、社員寮、ビジネスホテル又は病院等の複数の居室を備える建物の一角に、廃棄物処理室が設けられているものである。
本実施形態に係る集合宿泊施設において、廃棄物処理室は、集合宿泊施設の管理者が、居住者の廃棄した汚物、ごみ、生ごみ等の廃棄物を処理するために使用することを前提としている。なお、本実施形態に係る廃棄物処理室は、汚物処理室であるが、これに限定されるものではない。
本実施形態に係る集合宿泊施設は、上下に隣り合う上階部及び下階部と、上階部から下階部に通じる階段室と、を備える。上階部及び下階部には、共通の壁を介して階段室と隣接された廃棄物処理室が設けられている。
図1及び図2に示すように、本実施形態において、集合宿泊施設は、上下に隣り合う二階部100(図1を参照のこと)及び一階部200(図2を参照のこと)と、二階部100から一階部200に通じる階段室10,20(図1及び図2を参照のこと)と、を備える。二階部100及び一階部200には、共通の壁W1を介して階段室10,20と隣接された廃棄物処理室11,21が設けられている。
階段室10,20には、廃棄物処理室11,21の側に、仕切り10P,20Pが設けられている。本実施形態において、仕切り10P,20Pは、引き戸である。
廃棄物処理室11,21には、階段室10,20から出入りする仕切り11P,21Pが設けられている。本実施形態において、仕切り11P,21Pは、引き戸である。
本実施形態において、上階部(二階部)100に設けられた廃棄物処理室11と、下階部(一階部)200に設けられた廃棄物処理室21とは、上下に重複する位置に配置されている。
廃棄物処理室11,21は、仕切り11P,21Pを有する洗濯室12,22と、該洗濯室12,22の奥側に設けられた廃棄物置き場13,23と、を備える。
本実施形態において、洗濯室12及び22には、洗濯機12a,12a及び22a,22aと、例えば、おむつや汚物の付着した衣服等を予洗いするための予洗い台12b及び22b等が設けられている。
本実施形態において、廃棄物置き場13,23には、洗濯機13a,23a及び洗い台13b,23b等が設けられている。
一階に設けられた廃棄物置き場23には、同室内から屋外に通じる扉Dが設けられている。後述するように、各階で回収された廃棄物は、一階に設けられた廃棄物置き場23に集められ、同室内から屋外に通じる扉Dから室外に搬出される。
本実施形態において、洗濯室12及び22と、廃棄物置き場13及び23との間には、仕切り14,24が設けられている。
また、本実施形態においては、図1に示すように、二階部100には、階段室10と共通の壁を介して、収納庫30と、収納庫30に隣接されたトイレ31と、が設けられている。収納庫30には、仕切り30Pが設けられているとともに、トイレ31には、仕切り31Pが設けられている。本実施形態において、収納庫30及びトイレ31は、共用スペースとしての廊下Sに隣接されて配置されている。
さらに、本実施形態においては、図1に示すように、廃棄物処理室11は、壁W1と反対側の壁W2を介して、エレベータ32を備える。廃棄物処理室11及びエレベータ32は、廊下Sに隣接して配置されている。
本実施形態においては、図2に示すように、一階部200には、階段室20と共通の壁を介して、収納庫30と、収納庫30に隣接されたトイレ31と、が設けられている。なお、収納庫30及びトイレ31の構成については二階部100と同様のため、同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
また、本実施形態においては、図2に示すように、廃棄物処理室21は、壁W1と反対側の壁W2を介してエレベータ32を備える。廃棄物処理室21及びエレベータ32は、廊下Sに隣接して配置されている。
また、一階部200には、階段室20の収納庫30及びトイレ31と反対側には、ポンプ室33が隣接して配置されている。ポンプ室33には、仕切り33Pが設けられている。
本実施形態において、二階部100の居室や共用スペースから廃棄物処理室11に回収された廃棄物は、廃棄される廃棄物の種類によって、例えば、おむつや、汚物の付着した衣服等は、まず、洗濯室12に運ばれて予洗いされ、予洗いの必要のないゴミ、生ごみ等の他の廃棄物とともに、廃棄物置き場13に運ばれて一時保管される。
また、一階部200の居室や共用スペースから廃棄物処理室21に回収された廃棄物は、二階部100と同様にして、洗濯室22及び廃棄物置き場23に運ばれて一時保管される。
そして、集合宿泊施設の管理者が廃棄物を処理する場合、廃棄物置き場13に置かれていた廃棄物を、図1に示す矢印の方向に、洗濯室12の仕切り11Pを開けて運び出し、一階部200に通じる階段室10,20を通って、一階部200の廃棄物処理室21に回収する。
そして、廃棄物処理室21に回収された廃棄物は、廃棄物置き場23に保管されていた廃棄物と一緒に、廃棄物置き場23に設けられた扉Dから屋外に運ばれて処理される。
以上のように、本実施形態に係る集合宿泊施設によれば、階段室10,20と廃棄物処理室11,21との距離が最短となるように配置されることができ、廃棄物を処理する際の移動動線を短くするとともに、他の移動動線との交わりを少なくでき、廃棄物の臭気が居住部分へ発散及び充満することを防止できる。
また、廃棄物処理室11,21に設けられた仕切り11P,22Pによって、廃棄物処理室11,21内の廃棄物の臭気が、階段室や居住部分へ発散及び充満することをさらに防止できる。
また、上階部(二階部)100の廃棄物処理室11と、下階部(一階部)200の廃棄物処理室21とが、上下に重複する位置に配置されていることで、廃棄物処理室11と廃棄物処理室21との距離が最短となるように配置されることができ、廃棄物を処理する際の移動動線を短くするとともに、他の移動動線との交わりを少なくでき、廃棄物の臭気が居住部分へ発散及び充満することをさらにより一層防止できる。また、廃棄物処理室11,21の設計レイアウトが容易となる。
また、廃棄される廃棄物の種類によって、例えば、おむつや、汚物の付着した衣服等は、階段室10,20から仕切り11P,21Pを有する洗濯室12,22に運ばれて予洗いされ、ゴミ等の他の廃棄物とともに廃棄物置き場13,23に運ばれるため、廃棄物処理室11,21内の廃棄物の臭気が、階段室10,20や居住部分へ発散及び充満することをより一層防止できるとともに、廃棄物処理室11,21内が汚染されることを防止することができる。
また、洗濯室12,22と廃棄物置き場13,23との間に設けられた仕切り14,24によって、廃棄物置き場13,23に運ばれた廃棄物の臭気が、洗濯室12,22や、階段室10,20及び居住部分へ発散及び充満することをさらにより一層防止できるとともに、廃棄物が廃棄物処理室11,21の外から視認されにくくなる。
(第二の実施形態)
以下、本発明の第二の実施形態に係る集合宿泊施設の概略について、添付図面を参照して説明する。なお、本実施形態において、第一の実施形態に係る集合宿泊施設と同様の構成については、同一の参照符号を付して説明する。
本実施形態に係る集合宿泊施設は、第一の実施形態の場合と同様に、例えば、福祉施設、高齢者施設、集合住宅、社員寮、ビジネスホテル又は病院等の複数の居室を備える建物の一角に、廃棄物処理室が設けられているものである。
本実施形態に係る集合宿泊施設において、廃棄物処理室は、集合宿泊施設の管理者が、居住者の廃棄した汚物、ごみ、生ごみ等の廃棄物を処理するために使用することを前提としている。なお、本実施形態に係る廃棄物処理室は、汚物処理室であるが、これに限定されるものではない。
本実施形態に係る集合宿泊施設は、上下に隣り合う上階部及び下階部と、上階部から下階部に通じる屋外側の外部階段と、を備える。上階部及び下階部には、共通の壁を介して外部階段と隣接された廃棄物処理室が設けられている。
図3及び図4に示すように、本実施形態において、集合宿泊施設は、上下に隣り合う二階部300(図3を参照のこと)及び一階部400(図4を参照のこと)と、二階部300から一階部400に通じる外部階段50と、を備える。二階部300及び一階部400には、共通の壁W3を介して外部階段50と隣接された廃棄物処理室51,61が設けられている。
外部階段50には、廃棄物処理室51,61の側の出入り口に、仕切り50P,60Pが設けられている。本実施形態において、仕切り50P,60Pは、引き戸である。
廃棄物処理室51,61には、外部階段50から出入りする仕切り51P,61Pが設けられている。本実施形態において、仕切り51P,61Pは、引き戸である。
また、本実施形態において、二階部300に設けられた廃棄物処理室51と、一階部400に設けられた廃棄物処理室61とは、上下に重複する位置に配置されている。
廃棄物処理室51,61は、仕切り51P,61Pを有する洗濯室52,62と、該洗濯室52,62の奥側に設けられた廃棄物置き場53,63と、を備える。
本実施形態において、洗濯室52及び62には、洗濯機52a,52a及び62a,62aと、例えば、おむつや汚物の付着した衣服等を予洗いするための予洗い台52b,62b等が設けられている。
本実施形態において、廃棄物置き場53,63には、洗濯機53a,63a及び洗い台53b,63b等が設けられている。
本実施形態において、洗濯室52,62と、廃棄物置き場53,63との間には、仕切り54,64が設けられている。
また、本実施形態においては、図3に示すように、二階部300には、外部階段50と共通の壁W3を介して、収納庫70と、収納庫70に隣接されたトイレ71と、が設けられている。収納庫70には、仕切り70aが設けられているとともに、トイレ71には、仕切り71aが設けられている。本実施形態において、収納庫70及びトイレ71は、共用スペースとしての廊下Sに隣接して配置されている。
また、本実施形態においては、図3に示すように、収納庫70及びトイレ71に隣接して、浴室72及び脱衣室82が設けられている。
浴室72には、一般的な浴室と同様に、例えば、浴槽73、洗い場74、洗面台75、鏡76、シャワー(図示せず)、及び洗髪料や洗顔料、石鹸等を置くための台座(図示せず)等が設けられている。
脱衣室82には、洗面台83が設けられている。また、脱衣室82には、例えば、衣服やタオル等の身の回り品を収納する収納箱(図示せず)や、洗髪料や化粧品等の消耗品を収納するための収納棚(図示せず)が設けられてもよい。
また、二階部300には、廃棄物処理室51と共通の壁W4を介して、トイレ90と、トイレ90に隣接された倉庫91と、が設けられている。トイレ90には、仕切り90aが設けられているとともに、倉庫91には、仕切り91aが設けられている。本実施形態において、トイレ90及び倉庫91は、共用スペースとしての廊下Sに隣接して配置されている。
一階部400には、二階部300と同様に、収納庫70と、収納庫70に隣接されたトイレ71と、収納庫70及びトイレ71に隣接された浴室72及び脱衣室82が設けられている。なお、収納庫70、トイレ71、浴室72及び脱衣室82については、二階部300の構成と同様であるため、同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
また、一階部400には、廃棄物処理室61と共通の壁W4を介して、トイレ90と、トイレ90に隣接された静養室92と、が設けられている。トイレ90には、仕切り90aが設けられている。静養室92には、仕切り92aが設けられているとともに、ベッド93,93が設けられている。本実施形態において、トイレ90及び静養室92は、共用スペースとしての廊下Sに隣接して配置されている。
本実施形態において、二階部300の居室や共用スペースから廃棄物処理室51に回収された廃棄物は、廃棄される廃棄物の種類によって、例えば、おむつや、汚物の付着した衣服等は、洗濯室52に運ばれて予洗いされ、予洗いの必要のないゴミ、生ごみ等の他の廃棄物とともに、廃棄物置き場53に運ばれて一時保管される。
また、一階部400の居室や共用スペースから廃棄物処理室61に回収された廃棄物は、二階部300と同様にして、洗濯室62及び廃棄物置き場63に運ばれて一時保管される。
そして、集合宿泊施設の管理者が廃棄物を処理する場合、廃棄物置き場53に置かれていた廃棄物を、図3に示す矢印の方向に、仕切り51Pを開けて洗濯室52から運び出し、仕切り51Pを開けて外部階段50を通って屋外に搬出する。
そして、廃棄物置き場63に保管されていた廃棄物は、図4に示す矢印の方向に、洗濯室62に設けられた仕切り60Pを開けて屋外に搬出される。
以上のように、本実施形態に係る集合宿泊施設によれば、外部階段50と廃棄物処理室51,61との距離が最短となるように配置されることができ、廃棄物を処理する際の移動動線を短くするとともに、他の移動動線との交わりを少なくでき、廃棄物の臭気が居住部分へ発散及び充満することを防止できる。
また、廃棄物処理室51,61に設けられた仕切り51P,61Pによって、廃棄物処理室51,61内の廃棄物の臭気が、外部階段50や居住部分へ発散及び充満することをさらに防止できる。
また、上階部(二階部300)の廃棄物処理室51と、下階部(一階部400)の廃棄物処理室61とは、上下に重複する位置に配置されていることで、廃棄物処理室51と廃棄物処理室61との距離が最短となるように配置されることができ、廃廃棄物を処理する際の移動動線を短くするとともに、他の移動動線との交わりを少なくでき、廃棄物の臭気が居住部分へ発散及び充満することをさらにより一層防止できる。また、廃棄物処理室51,61の設計レイアウトが容易となる。
また、廃棄される廃棄物の種類によって、例えば、おむつや、汚物の付着した衣服等は、外部階段50から仕切り51P,61Pを有する洗濯室52,62に運ばれて予洗いされ、ゴミ等の他の廃棄物とともに廃棄物置き場53,63に運ばれるため、廃棄物処理室51,61内の廃棄物の臭気が、居住部分へ発散及び充満することをより一層防止できるとともに、廃棄物処理室51,61内が汚染されるのを防ぐことができる。
また、洗濯室52,62と廃棄物置き場53,63との間に設けられた仕切り54,64によって、廃棄物置き場53,63に運ばれた廃棄物の臭気が、洗濯室52,62や居住部分へ発散及び充満することをさらにより一層防止できるとともに、廃棄物が廃棄物処理室51,61の外から視認されにくくなる。
また、福祉施設、高齢者施設、集合住宅、社員寮、ビジネスホテル又は病院等の多様な建物に、上記構成の廃棄物処理室51,61を適用することができ、汎用性が高まる。
尚、本発明の集合宿泊施設は、上記第一及び第二の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更し得ることは勿論のことである。
上記第一の実施形態において、仕切り10P,11P,20P,21P,30P,31P,33Pとして引き戸が設けられているが、これに限定されるものではなく、例えば、仕切りとして、アコーディオン扉、折戸扉等が設けられてもよい。
上記第一の実施形態において、洗濯室12及び22と、廃棄物置き場13,23との間には、仕切り14,24が設けられているが、これに限定されるものではなく、仕切りは設けられなくてもよい。ただ、廃棄物置き場13,23からの廃棄物の臭気が居住部分や共用スペースに発散及び充満するのをさらに防ぐために、仕切りが設けられるのが好ましい。
上記第一の実施形態において、上階部(二階部)100の廃棄物処理室11と、下階部(一階部)200の廃棄物処理室21とは、上下に重複する位置に配置されているが、これに限定されるものではなく、例えば、廃棄物処理室11と、廃棄物処理室21とは、上下に重複しない位置に配置されてもよい。ただ、移動動線を最短にするとともに、他の移動動線との交わりを少なくするために、廃棄物処理室11と、廃棄物処理室21とは、上下に重複する位置に配置されているのが好ましい。
なお、上記第一の実施形態において、洗濯室12,22及び廃棄物置き場13,23の配置及び構成は、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。また、収納庫30、トイレ31、エレベータ32、ポンプ室33及び廊下S等の配置及び構成は、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。要は、階段室10,20と、廃棄物処理室11,21とが、共通の壁を介して隣接されるような構成であればよい。
上記第二の実施形態において、仕切り50P,60P,51P,61P,70P,71P,82P,90P,91P、92Pとして引き戸が設けられているが、これに限定されるものではなく、例えば、仕切りとして、アコーディオン扉、折戸扉等が設けられてもよい。
なお、上記第二の実施形態において、洗濯室52,62及び廃棄物置き場53,63の配置及び構成は、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。また、収納庫70、トイレ71、浴室72及び脱衣室82、トイレ90、倉庫91、静養室92及び廊下Sの配置及び構成は、これに限定されるものではなく、適宜変更可能である。要は、外部階段50と、廃棄物処理室51,61とが、共通の壁を介して隣接して配置されるような構成であればよい。
上記第二の実施形態において、二階部300に設けられた廃棄物処理室51と、一階部400に設けられた廃棄物処理室61とは、上下に重複する位置に配置されているが、これに限定されるものではない。例えば、廃棄物処理室51と、廃棄物処理室61とは、上下に重複しない位置に配置されてもよい。ただ、移動動線を最短にするとともに、他の移動動線との交わりを少なくするために、上下に重複する位置に配置されているのが好ましい。
上記各実施形態において、集合宿泊施設は、福祉施設、高齢者施設、集合住宅、社員寮、ビジネスホテル又は病院であるが、これに限定されるものではなく、複数の居室の一角に廃棄物処理室を備えるものであればよい。
本発明の集合宿泊施設は、複数の居室を備える建物の一角に廃棄物処理室が設けられている場合に有効に適用される。
10,20 階段室、10P,11P,20P,21P 仕切り、11,21 廃棄物処理室、12,22 洗濯室、12a,13a,22a,23a 洗濯機、12b,22b 予洗い台、13,23 廃棄物置き場、13b,23b 洗い台、14,24 仕切り、30 収納庫、31 トイレ、32 エレベータ、33 ポンプ室、30P,31P,33P 仕切り、51,61 廃棄物処理室、52,62 洗濯室、52a,53a,62a,63a 洗濯機、52b,62b 予洗い台、53,63 廃棄物置き場、53b,63b 洗い台、50P,60P,51P,61P,54,64 仕切り、70 収納庫、71,90 トイレ、70P,71P,82P,90P,91P,70a,71a,90a,91a,92a 仕切り、S 廊下(共用スペース)。

Claims (11)

  1. 上下に隣り合う上階部及び下階部と、
    前記上階部から前記下階部に通じる階段室と、を備え、
    前記上階部及び下階部には、共通の壁を介して前記階段室と隣接された廃棄物処理室が設けられている、集合宿泊施設。
  2. 前記廃棄物処理室には、前記階段室から出入りする仕切りが設けられている、請求項1に記載の集合宿泊施設。
  3. 前記上階部に設けられた廃棄物処理室と、前記下階部に設けられた廃棄物処理室とは、上下に重複する位置に配置されている、請求項1又は2に記載の集合宿泊施設。
  4. 前記廃棄物処理室は、前記仕切りを有する洗濯室と、該洗濯室の奥側に設けられた廃棄物置き場と、を備える、請求項1〜3の何れかに記載の集合宿泊施設。
  5. 前記洗濯室と、前記廃棄物置き場との間には、仕切りが設けられている、請求項1〜4の何れかに記載の集合宿泊施設。
  6. 上下に隣り合う上階部及び下階部と、
    前記上階部から前記下階部に通じる屋外側の外部階段と、を備え、
    前記上階部及び下階部には、共通の壁を介して前記外部階段と隣接された廃棄物処理室が設けられている、集合宿泊施設。
  7. 前記廃棄物処理室には、前記外部階段から出入りする仕切りが設けられている、請求項6に記載の集合宿泊施設。
  8. 前記上階部に設けられた廃棄物処理室と、前記下階部に設けられた廃棄物処理室とは、上下に重複する位置に配置されている、請求項6又は7に記載の集合宿泊施設。
  9. 前記廃棄物処理室は、前記仕切りを有する洗濯室と、該洗濯室の奥側に設けられた廃棄物置き場と、を備える、請求項6〜8の何れかに記載の集合宿泊施設。
  10. 前記洗濯室と、前記廃棄物置き場との間には、仕切りが設けられている、請求項6〜9の何れかに記載の集合宿泊施設。
  11. 前記集合宿泊施設は、福祉施設、高齢者施設、集合住宅、社員寮、ビジネスホテル又は病院である、請求項1〜10の何れかに記載の集合宿泊施設。
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