JP2017025614A - 住宅 - Google Patents

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JP2017025614A JP2015146334A JP2015146334A JP2017025614A JP 2017025614 A JP2017025614 A JP 2017025614A JP 2015146334 A JP2015146334 A JP 2015146334A JP 2015146334 A JP2015146334 A JP 2015146334A JP 2017025614 A JP2017025614 A JP 2017025614A
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悠 三谷
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Abstract

【課題】生活動線の効率の向上を図ることができ、子供が安心して勉強できる住宅を提供する。
【解決手段】本発明の住宅は、間仕切り壁で区画され、外壁部から離間したキッチンと、間仕切り壁の周方向に沿って設けられたリビング及びサニタリー室と、を備える。間仕切り壁の互いに対向する位置のそれぞれに、キッチンへの出入口が設けられ、該出入口の少なくとも一つは、リビングに通じる出入口となっている。住宅は、リビングに隣接するスタディースペースをさらに備え、玄関からリビングに至る経路に沿って、サニタリー室と、スタディースペースとが配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅に関し、特に、生活動線の効率化を考慮した住宅に関する。
集合住宅、一戸建て等の建物において、居住者の生活動線を考慮した住宅として、例えば、特許第5684696号公報(特許文献1)に記載のものがある。
特許文献1には、複数の部屋が、収納室を周回する方向に隣接して設けられた平屋建て住宅が記載されている。すなわち、かかる住宅では、収納室を中心として、キッチン、和室等の部屋が、収納室を周回する方向に隣接して設けられている。
この種の住宅では、複数の部屋は、隣接する部屋との間に設けられる出入口をそれぞれ備えている。収納室は、複数の部屋のうち少なくとも、この収納室の四方に位置する部屋との間に設けられる出入口を備えている。
このような構成により、複数の部屋のそれぞれに設けられた出入口と、収納室の出入口とを通じて、複数の部屋間と収納室とを容易に行き来することができるとともに、複数の部屋の物品を、一つの収納室に収納することができるようになっている。これによって、住宅内の自由な動線を確保しつつ、収納室への物品の収納しやすさを向上できるようになっている。
特許第5684696号公報 特許第5465460号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の住宅では、上述のように、収納のための動線に着目し、収納室への物品の収納しやすさを重視しているため、例えば、収納のための動線を重視しない場合、家事動線等の生活動線の効率化が全く考慮されていない、といった問題があった。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、家事動線の効率化を図ることができる住宅を提供することを目的とする。
本発明に係る住宅は、間仕切り壁で区画され、外壁部から離間したキッチンと、間仕切り壁の周方向に沿って設けられたリビング及びサニタリー室と、を備え、間仕切り壁の互いに対向する位置のそれぞれに、前記キッチンへの出入口が設けられ、該出入口の少なくとも一つは、前記リビングに通じる出入口となっている、ことを特徴とする。
上記構成の住宅によれば、間仕切り壁で区画され、外壁部から離間したキッチンと、間仕切り壁の周方向に沿って設けられたリビング及びサニタリー室と、を備え、間仕切り壁の互いに対向する位置のそれぞれに、キッチンへの出入口が設けられ、該出入口の少なくとも一つは、リビングに通じる出入口となっているため、リビングに通じる出入口を通って、キッチンからリビングやサニタリー室又は他の居住空間に出入りでき、他方の出入口を通って、サニタリー室や他の居住空間又はリビングからキッチンに出入りできる。
これにより、キッチンを中心とした周方向の家事動線を形成することができ、キッチンから他の居住空間への家事動線の効率化を図ることができる。なお、サニタリー室とは、浴室、洗面室等の衛生に関連した部屋をいう。
本発明の一態様として、前記リビングに隣接するスタディースペースと、玄関と、をさらに備え、前記玄関から前記リビングに至る経路に沿って、前記サニタリー室と、前記スタディースペースとが配置されていることが好ましい。
上記構成の住宅によれば、リビングに隣接するスタディースペースと、玄関と、をさらに備え、玄関からリビングに至る経路に沿って、サニタリー室と、スタディースペースとが配置されているため、家事動線上に子供の生活動線があり、例えば、リビングやサニタリー室にいる親が、スタディースペースの子供から目の届く範囲にいることができるとともに、リビングやサニタリー室にいる親と、スタディースペースを使用する子供とが、空間の共有意識を持つことができ、子供が適度な緊張感を保ちつつ、安心して勉強することができる。
また、例えば、子供は、住宅に帰って玄関から住居内に入り、鞄やランドセル等を置いた後、サニタリー室(洗面室)で手を洗い、リビングでおやつを食べたり、親と話しをしたりした後、スタディースペースに行って勉強することができる。これにより、子供を中心とした生活動線を形成することができ、子供の生活動線の効率化を図ることができる。
本発明の他の態様として、キッチンと、前記キッチンに隣接するリビングと、前記リビングに隣接するスタディースペースと、前記スタディースペースに隣接するサニタリー室と、玄関と、を備え、前記玄関から前記リビングに至る経路に沿って、前記サニタリー室と、前記スタディースペースとが配置されている、ことを特徴とする。
上記構成の住宅によれば、キッチンと、キッチンに隣接するリビングと、リビングに隣接するスタディースペースと、スタディースペースに隣接するサニタリー室と、玄関と、を備え、玄関からリビングに至る経路に沿って、サニタリー室と、スタディースペースとが配置されているため、子供を中心とした生活動線を形成することができ、家事動線上に子供の生活動線があり、例えば、リビングやサニタリー室にいる親が、スタディースペースの子供から目の届く範囲にいることができるとともに、リビングやサニタリー室にいる親と、スタディースペースを使用する子供が、空間の共有意識を持つことができ、子供が適度な緊張感を保ちつつ、安心して勉強することができる。
また、玄関からリビングに至る経路に沿って、サニタリー室と、スタディースペースとが配置されているため、例えば、子供は、住宅に帰って玄関から住居内に入り、鞄やランドセル等を置いた後、サニタリー室(洗面室)で手を洗い、リビングでおやつを食べたり、親と話しをしたりした後、スタディースペースに行って勉強することができ、子供の生活動線の効率化を図ることができる。
本発明の一態様として、前記キッチンは、間仕切り壁で区画され、かつ、外壁部から離間しており、前記リビングおよび前記サニタリー室は、前記間仕切り壁の周方向に沿って設けられていることが好ましい。
上記構成の住宅によれば、キッチンは、間仕切り壁で区画され、かつ、外壁部から離間しており、リビングおよびサニタリー室は、間仕切り壁の周方向に沿って設けられているため、キッチンを中心とした周方向の家事動線を形成することができ、キッチンからリビングやサニタリー室、他の居住空間への家事動線の効率化を図ることができる。
本発明の一態様として、前記キッチンは、間仕切り壁で区画され、かつ、外壁部から離間しており、前記間仕切り壁の互いに対向する位置のそれぞれに、前記キッチンへの出入口が設けられ、該出入口の少なくとも一つは、前記リビングに通じる出入口となっていることが好ましい。
上記構成の住宅によれば、キッチンは、間仕切り壁で区画され、かつ、外壁部から離間しており、間仕切り壁の互いに対向する位置のそれぞれに、キッチンへの出入口が設けられ、該出入口の少なくとも一つは、リビングに通じる出入口となっているため、リビングに通じる出入口を通って、キッチンから、リビングやサニタリー室又は他の居住空間に出入りでき、他方の出入口を通って、サニタリー室や他の居住空間又はリビングからキッチンに出入りできる。これにより、キッチンを中心とした周方向の家事動線を形成することができ、キッチンから他の居住空間への家事動線の効率化を図ることができる。
本発明の一態様として、前記リビングと前記スタディースペースとの間に、収納部を有する可動間仕切りが設けられていることが好ましい。
上記構成の住宅によれば、リビングとスタディースペースとの間に、収納部を有する可動間仕切りが設けられているため、リビングとスタディースペースとの間を、可動間仕切りを移動させて開放するか、可動間仕切りによって必要に応じて仕切ることができる。また、リビングやスタディースペースで必要なものを、必要に応じて可動間仕切りに整理して収納することができる。
本発明の一態様として、前記収納部は、前記リビングと前記スタディースペースとの両側から収納可能な収納部であることが好ましい。
上記構成の住宅によれば、収納部は、リビングとスタディースペースとの両側から収納可能な収納部であるため、リビング及びスタディースペースの両方で必要なもの、例えば、雑誌や書籍、教材、鞄、小物等を、収納部に必要に応じて整理して収納することができる。また、収納部がリビングとスタディースペースとの両側から収納可能であることで、収納物の隙間を介して視線、光、風が適度に通るため、スタディースペースに与える圧迫感を低減させることができる。
本発明の一態様として、前記可動間仕切りは、前記スタディースペースに座った状態では、前記リビング側を視認できず、前記スタディースペースに立った状態では、前記リビング側を視認できる高さを有することが好ましい。
上記構成の住宅によれば、可動間仕切り収納は、スタディースペースに座った状態では、リビング側を視認できず、スタディースペースに立った状態では、リビング側を視認できる高さを有するため、スタディースペースに座った状態では、子供は、リビング側から視認されにくく、リビング側からの視線を気にすることがない。また、スタディースペースに立った状態では、子供は、リビング側を視認できるため、空間の共有意識を持つことができ、安心して勉強することができる。
本発明の他の態様として、前記スタディースペースと前記サニタリー室との間に、収納室が配置されていることが好ましい。上記構成の住宅によれば、スタディースペースとサニタリー室との間に配置された収納室に、スタディースペースを使用する子供が必要なもの、例えば、書籍や教材、子供の持ち物、鞄、ランドセル、小物等や、サニタリー室で必要なもの、例えば、衣類やタオル等の身の回り品、洗髪料、洗顔料、洗剤や石鹸等の消耗品を整理して収納することができる。
本発明の別の態様として、前記スタディースペースは矩形状であり、少なくとも一辺は壁に囲われ、該壁には窓が設けられていることが好ましい。上記構成の住宅によれば、スタディースペースが適度な個人的空間でありつつ、開放的な雰囲気となる。このため、スタディースペースにいる子供に閉塞感がなく、壁に設けられた窓から外の景色を見たり、窓から空気の入れ替えをしたりすることができ、気分転換となり、勉強の効率化を図ることができる。
以上のように、本発明の住宅によれば、家事動線の効率化を図ることができる、といった優れた効果を奏し得る。また、本発明の住宅によれば、子供の生活動線の効率化を図ることができ、子供が安心して勉強できる、といった優れた効果を奏し得る。
本発明の一実施形態に係る住宅の概要を示す平面図である。 同実施形態に係る住宅の一階部分の概略構成を示す平面図であって、キッチンを中心とした周回りの生活動線を示す図である。 同実施形態に係る住宅の一階部分の概略構成を示す平面図であって、子供の生活動線を示す図である。 同実施形態に係る住宅のリビング及びスタディースペースの拡大平面図である。 同実施形態に係る住宅のリビング側からスタディースペースを見た斜視図である。 同実施形態に係る住宅のリビングに隣接されたスタディースペースで、子供が立った状態、及び座った状態を示す図である。 同実施形態に係る住宅のリビング及びスタディースペースの拡大平面図であっって、スタディースペースの壁に設けられた窓から外を眺めている様子を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る住宅の概略について、添付図面を参照して説明する。
本実施形態に係る住宅は、例えば、集合住宅、一戸建て等の生活動線の効率化を考慮した住宅に用いられるものである。なお、本実施形態では、一戸建ての住宅について説明する。
図1に示すように、住宅100は、一階部分110と、二階部分120と、を備える。
図1〜3に示すように、本実施形態において、住宅100は、一階部分110において、間仕切り壁PWで区画され、外壁部Wから離間したキッチン10と、間仕切り壁PWの周方向に沿って設けられたリビング11及びサニタリー室12と、を備える。
本実施形態において、キッチン10は、例えば、流し台10a(シンク、給水設備、排水設備等)と、作業台10bと、加熱調理器10cと、収納庫(キャビネット)10dと、冷蔵庫10eと、換気設備(図示せず)と、を備える。
キッチン10は、間仕切り壁PWで完全に覆われている訳ではなく、間仕切り壁PWの互いに対向する位置のそれぞれに、キッチン10への出入口10f,10gが設けられている。該出入口10f、10gの少なくとも一つは、リビング11に通じる出入口となっている。本実施形態では、出入口10gは、リビング11に通じる出入口となっている。また、間仕切り壁PWの一部、すなわち、リビング11及び後述する収納部27に対向する壁は、腰壁となっている。
本実施形態において、リビング11は、リビングスペース11aとダイニングスペース11bと、を備える。リビングスペース11aは、例えば、テレビ13と、テレビ台14と、テーブル15と、ソファー16と、を備える。ダイニングスペース11bは、例えば、テーブル17と、椅子18,18・・・と、を備える。リビングスペース11a及びダイニングスペース11bの外壁部Wには、窓11c,11dが設けられている。
本実施形態において、サニタリー室12は衛生に関連した部室であり、浴室、洗面室等を兼ねた概念である。本実施形態では、サニタリー室12は、仕切り12aを有し、例えば、仕切り19aを有する浴室19と、仕切り20aを有する洗面室20と、を備える。
浴室19には、一般的な浴室と同様に、例えば、浴槽19b、洗面台19c、洗い場19d、窓19e、鏡(図示せず)、シャワー(図示せず)、及び洗髪料や洗顔料、石鹸等を置くための台座(図示せず)等が設けられている。
洗面室20には、一般的な洗面室と同様に、例えば、扉20aと、洗面台20bと、鏡(図示せず)と、洗濯機20c等が設けられている。
図1〜4に示すように、本実施形態において、住宅100は、一階部分110において、リビング11に隣接するスタディースペース21と、玄関22と、をさらに備える。本実施形態では、スタディースペース21は、子供が勉強や趣味、遊びをするスペースとして設けられている。スタディースペース21には、机21aと、椅子21b,21b・・・と、が設けられている。
なお、スタディースペース21には、子供が勉強や趣味、遊びをするスペースとして机21aや椅子21bが設けられているが、これに限定されるものではない。スタディースペース21には、机21aや椅子21b等が予め設けられてもよいし、机21aや椅子21b等が設置可能なスペースとして設けられ、机21aや椅子21b等が後で設置されてもよい。
特に図4に示すように、スタディースペース21は例えば平面視において矩形状であり、本実施形態では、少なくとも二辺は壁(外壁部)Wに囲われ、該壁(外壁部)Wには、窓21cが設けられている。なお、スタディースペース21は、一辺のみが壁(外壁部)Wに覆われている(壁(外壁部)Wと接している)構成でもよい。
図1〜4に戻り、本実施形態では、玄関22からリビング11に至る経路に沿って、サニタリー室12と、スタディースペース21とが配置されている。
玄関22は、例えば、玄関スペース22aと、靴箱22bと、植え込み22cと、玄関スペース22aに隣接した階段22dと、を備える。玄関22の配置及び構成は、適宜変更可能であり、例えば、収納部をさらに設けてもよい。
本実施形態では、一階部分110には、玄関22と共通の壁22eを介して、扉23aを有するトイレ23が設けられている。また、トイレ23と共通の壁23bを介して、階段部24が設けられている。
また、階段部24と共通の壁24aを介して、畳スペース25が設けられている。畳スペース25には、外壁部Wに窓25aが設けられている。なお、トイレ23、階段部24、畳スペース25の配置及び構成は、適宜変更可能である。
特に図4,図5に示すように、本実施形態では、一階部分110には、リビング11とスタディースペース21との間に、収納部26a,26bを有する可動間仕切り26が設けられている。本実施形態において、可動間仕切り26は、リビング11とスタディースペース21との境界領域の全域を塞がないように配置されている。
すなわち、間仕切り壁PWと可動間仕切り26との間、及び可動間仕切り26と外壁部Wとの間を行き来することで、リビング11とスタディースペース21とを自由に行き来することが可能となっている。
可動間仕切り26は、リビング11とスタディースペース21との両側から収納可能な収納部26a,26bを有する。より具体的には、可動間仕切り26のキッチン10側に収納部26aが設けられ、スタディースペース21側に収納部26bが設けられている。なお、図5においては、リビング11側から可動間仕切り26の収納部26aに物品(書籍)が収納されている様子を示す。
図6に示すように、可動間仕切り26は、スタディースペース21における椅子21bに座った状態では、リビング11側を視認できず、スタディースペース21に立った状態(椅子21bから立ち上がった状態)では、リビング11側を視認できる高さを有する。より具体的には、可動間仕切り26の高さは、例えば、110cm〜120cmの範囲である。
図1〜4に戻り、スタディースペース21とサニタリー室12との間に、収納室27が配置されている。収納室27には、スタディースペース21を使用する子供が必要なもの、例えば、書籍や教材、子供の持ち物、鞄、ランドセル、小物等や、サニタリー室12で必要なもの、例えば、衣類やタオル等の身の回り品、洗髪料、洗顔料、洗剤や石鹸等の消耗品を整理して収納することができる。なお、収納室27は、パントリーとして利用されてもよい。
図1に戻り、本実施形態では、二階部分120には、主寝室28と、該主寝室28に隣接した子供部屋29と、該子供部屋29に隣接した子供部屋30と、が設けられている。なお、主寝室28、子供部屋29及び子供部屋30の配置及び構成は、適宜変更可能である。
本実施形態では、主寝室28は、ベッド28a,28aと、扉28bと、窓28cと、扉28dと、を備える。子供部屋29は、ベッド29aと、机29bと、椅子29cと、収納部29dと、窓29eと、扉29fと、を備える。子供部屋30は、ベッド30aと、机30bと、椅子30cと、収納部30dと、窓30eと、扉30fと、窓30gと、を備える。
また、二階部分120には、主寝室28に隣接したクローゼット31と、該クローゼット31に隣接した収納部32と、該収納部32に隣接した階段部33と、子供部屋30に隣接したトイレ34と、子供部屋30及びトイレ34に隣接した洗面台35と、子供部屋30及びトイレ34に隣接したバルコニー36と、が設けられている。なお、二階部分120の部屋の配置、間取り及び家具の種類等は、適宜変更可能である。
クローゼット31は、収納部31aと、扉31bと、を備える。収納部32は、扉32aを備える。階段部33は、窓33aを備える。
トイレ34は、扉34a及び窓34b等を備え、一般的なトイレと同様である。洗面台35は、一般的な洗面台と同様に、壁側に鏡や収納部等を備えてもよい。
バルコニー36は、二階部分120の室内に通じる扉36aを備える。バルコニー36の配置及び構成は、適宜変更可能である。
本実施形態に係る住宅100の構成についての説明は以上の通りであり、次に、本実施形態に係る住宅100における家事動線及び子供の生活動線について、図2及び3を参照して説明する。
まず、キッチン10を中心とした家事動線について説明する。図2に示すように、例えば、キッチン10にいる親が、キッチン10から出入口10f又は出入口10gを通って、線Aで示す家事動線に沿って、リビング11やサニタリー室12、収納室27、スタディースペース21に、また、各部屋から、出入口10f又は出入口10gを通って、線Aで示す家事動線に沿って、キッチン10に行き来することが可能である。
次に、子供を中心とした生活動線について説明する。図3に示すように、例えば、子供は、線Bで示す家事動線に沿って、住宅100に帰って玄関22から住居内に入り、サニタリー室12(洗面室20)で手を洗い、可動間仕切り26に鞄やランドセル等を収納し、リビング11(リビングスペース11a及びダイニングスペース11b)でおやつを食べたり、親や家族と話しをしたりした後、スタディースペース21に行って、勉強することができる。
このような子供を中心とした生活動線が確保されていることで、子供が学校から帰宅し、リビング11(リビングスペース11a及びダイニングスペース11b)で勉強するまでの一連の流れをスムーズに行うことができる。また、親は、料理や洗濯、掃除といった家事をしながら、スタディースペース21にいる子供に目が届き、スタディースペース21にいる子供は、親や家族との空間の共有意識を持つことができ、適度な緊張感を保ちつつ、安心して勉強することができる。
以上のように、本実施形態に係る住宅100によれば、リビング11に通じる出入口10gを通って、キッチン10からリビング11やサニタリー室12又は他の居住空間に出入りでき、他方の出入口10fを通って、サニタリー室12や他の居住空間又はリビング11からキッチン10に出入りできる。
これにより、キッチン10を中心とした周方向の家事動線を形成することができ、キッチン10から他の居住空間への家事動線の効率化を図ることができる。
また、家事動線上に子供の生活動線があり、例えば、リビング11やサニタリー室12にいる親が、スタディースペース21の子供から目の届く範囲にいることができるとともに、リビング11やサニタリー室12にいる親と、スタディースペース21を使用する子供とが、空間の共有意識を持つことができ、子供が安心して勉強することができる。
また、例えば、子供は、住宅100に帰って玄関22から住居内に入り、ランドセル等を置いた後、サニタリー室12(洗面室20)で手を洗い、リビング11でおやつを食べたり、親と話しをしたりした後、スタディースペース21に行って勉強することができる。これにより、子供を中心とした生活動線を形成することができ、子供の生活動線の効率化を図ることができる。
また、リビング11とスタディースペース21との間を、可動間仕切り26を移動させて開放するか、可動間仕切り26によって必要に応じて仕切ることができる。また、リビング11やスタディースペース21で必要なものを、必要に応じて可動間仕切り26に整理して収納することができる。
また、リビング11及びスタディースペース21の両方で必要なもの、例えば、雑誌や書籍、教材、鞄、小物等を、可動間仕切り26(収納部26a,26b)に必要に応じて整理して収納することができる。また、収納部26a,26bがリビング11とスタディースペース21との両側から収納可能であることで、収納部26a,26bの隙間を介して視線、光、風が適度に通るため、スタディースペース21に与える圧迫感を低減させることができる。
また、可動間仕切り26は、スタディースペース21における椅子21bに座った状態では、リビング11側を視認できず、スタディースペース21に立った状態(椅子21bから立ち上がった状態)では、リビング11側を視認できる高さを有するため、スタディースペース21における椅子21bに座った状態では、子供は、リビング11側から視認されにくく、リビング11側からの視線を気にすることがない。また、スタディースペース21における椅子21bに立った状態では、子供は、リビング11側を視認できるため、空間の共有意識を持つことができ、安心して勉強することができる。
また、スタディースペース21とサニタリー室12との間に配置された収納室27に、スタディースペース21を使用する子供が必要なもの、例えば、書籍や教材、子供の持ち物、鞄、ランドセル、小物等や、サニタリー室12で必要なもの、例えば、衣類やタオル等の身の回り品、洗髪料、洗顔料、洗剤や石鹸等の消耗品を整理して収納することができる。なお、収納室27は、パントリーとして利用されてもよい。
また、スタディースペース21が適度な個人的空間でありつつ、開放的な雰囲気となる。このため、スタディースペース21にいる子供に閉塞感がなく、外壁部Wに設けられた窓21cから外の景色を見たり、窓21cから空気の入れ替えをしたりすることができ、気分転換となり、勉強の効率化を図ることができる。
なお、居住空間としてのリビングと、該リビングに隣接されたキッチンと、リビングに隣接し、リビングに面する側を除いて壁で囲まれた床上げ空間と、を備える住宅が、特許第5465460号公報(特許文献2)に記載されている。
上記特許文献2に記載の住宅では、床上げ空間には、利用者がリビング側に背を向けて着座可能な掘り込み式の座卓部が設けられている。このような構成により、床上げ空間を、例えば、子供の遊び場や勉強部屋として利用でき、子供の居場所を固定できるため、子供の様子を伺うことができるとともに、子供によって他の居住空間が散らかされることを防ぐようになっている。
しかしながら、この種の住宅では、上述のように、床上げ空間に子供の居場所を固定させているため、子供の生活動線の効率化については全く考慮されていない、といった問題があった。
それに対して、本実施形態に係る住宅100には、上述のように、玄関22からリビング11に至る経路に沿って、サニタリー室12と、スタディースペース21とが配置されているため、子供を中心とした生活動線が確保されていることで、子供が学校から帰宅し、リビング11(リビングスペース11a及びダイニングスペース11b)で勉強するまでの一連の流れをスムーズに行うことができる。これにより、子供の生活動線の効率化を図ることができ、子供が安心して勉強できる、といった優れた効果を奏し得る。
尚、本発明の住宅100は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更し得ることは勿論のことである。
上記実施形態において、住宅100は、一戸建ての住宅について説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、住宅100は、集合住宅、平屋住宅、長屋等であってもよい。
上記実施形態において、間仕切り壁PWで区画され、外壁部Wから離間したキッチン10と、間仕切り壁PWの周方向に沿って設けられた11及びサニタリー室12と、を備えるようにしたが、これに限定されるものではなく、キッチン10は、間仕切り壁PWで区画されていなくてもよい。
すなわち、キッチンに隣接するリビング11と、リビング11に隣接するスタディースペース21と、スタディースペース21に隣接するサニタリー室12と、玄関22と、を備え、玄関22からリビング11に至る経路に沿って、サニタリー室12と、スタディースペース21とが配置されてもよい。
上記実施形態において、キッチン10は、例えば、流し台10a(シンク、給水設備、排水設備等)と、作業台10bと、加熱調理器10cと、収納庫(キャビネット)10dと、冷蔵庫10eと、換気設備(図示せず)と、を備えるが、これに限定されるものではなく、キッチン10の構成及び設備等は、適宜変更可能である。
上記実施形態において、リビング11は、リビングスペース11aとダイニングスペース11bと、を備えるが、これに限定されるものではなく、例えば、リビングスペース11aとダイニングスペース11bとは、それぞれ独立して、リビング、ダイニングとして設けられてもよい。
上記実施形態において、サニタリー室12は、例えば、仕切り19aを有する浴室19と、仕切り20aを有する洗面室20と、を備えるが、これに限定されるものではなく、例えば、サニタリー室12は、トイレを含んでもよい。
上記実施形態において、スタディースペース21は、例えば、子供が使用していない場合、子供以外の親や家族等が、仕事や家事、趣味等の目的で使用することも可能である。
また、上記実施形態において、スタディースペース21は、部屋ではなく、リビング11の一区画に設けられてもよいし、別のスペースとして設けられてもよい。スタディースペース21は、特に間仕切り等で仕切られたものではなく、机21aや椅子21bを置くと、そこがスタディースペース21として使用できるようなものであってもよい。
また、上記実施形態において、将来のスタディースペース21としての利用を見据えて、スタディースペース21となる予定の場所にダウンライトや本棚等が設けられていてもよい。
上記実施形態において、玄関22からリビング11に至る動線(経路)が複数ある場合、何れかの動線(経路)に沿って、サニタリー室12とスタディースペース21とが配置されていればよい。
本発明の住宅は、生活動線の効率化を考慮した住宅に有効に利用される。
10 キッチン、10a 流し台、10b 作業台、10c 加熱調理器、10d 収納庫(キャビネット)、10e 冷蔵庫、10f、10g 出入口、11 リビング、11a リビングスペース、11b ダイニングスペース、11c,11d 窓、12 サニタリー室、12a 仕切り、13 テレビ、14 テレビ台、15 テーブル、16 ソファー、17 テーブル、18,18・・・ 椅子、19 浴室、19a 仕切り、19b 浴槽、19c 洗面台、19d 洗い場、19e 窓、20 洗面室、20a 仕切り、20b 洗面台、20c 洗濯機、21 スタディースペース、21a 机、21b,21b・・・ 椅子、21c 窓、22 玄関、22a 玄関スペース、22b 靴箱、22c 植え込み、22d 階段、22e 壁、23トイレ、23a 扉、23b 壁、24 階段部、24a 壁、25 畳スペース、26 可動間仕切り、26a,26b 収納部、27 収納室、28 主寝室、28a,28a ベッド、28b 扉、29、30 子供部屋、29a ベッド、29b 机、29c 椅子、29d 収納部、29e 窓、29f 扉、30a ベッド、30b 机、30c 椅子、30d 収納部、30e 窓、30f 扉、30g 窓、31 クローゼット、32 収納部、33 階段部、34 トイレ、35 洗面台、36 バルコニー、100 住宅、110 一階部分、120 二階部分、PW 間仕切り壁、W 外壁部(壁)。

Claims (10)

  1. 間仕切り壁で区画され、外壁部から離間したキッチンと、
    前記間仕切り壁の周方向に沿って設けられたリビング及びサニタリー室と、を備え、
    前記間仕切り壁の互いに対向する位置のそれぞれに、前記キッチンへの出入口が設けられ、
    該出入口の少なくとも一つは、前記リビングに通じる出入口となっている、住宅。
  2. 前記リビングに隣接するスタディースペースと、
    玄関と、をさらに備え、
    前記玄関から前記リビングに至る経路に沿って、前記サニタリー室と、前記スタディースペースとが配置されている、請求項1に記載の住宅。
  3. キッチンと、
    前記キッチンに隣接するリビングと、
    前記リビングに隣接するスタディースペースと、
    前記スタディースペースに隣接するサニタリー室と、
    玄関と、を備え、
    前記玄関から前記リビングに至る経路に沿って、前記サニタリー室と、前記スタディースペースとが配置されている、住宅。
  4. 前記キッチンは、間仕切り壁で区画され、かつ、外壁部から離間しており、
    前記リビングおよび前記サニタリー室は、前記間仕切り壁の周方向に沿って設けられている、請求項3に記載の住宅。
  5. 前記キッチンは、間仕切り壁で区画され、かつ、外壁部から離間しており、
    前記間仕切り壁の互いに対向する位置のそれぞれに、前記キッチンへの出入口が設けられ、該出入口の少なくとも一つは、前記リビングに通じる出入口となっている、請求項3に記載の住宅。
  6. 前記リビングと前記スタディースペースとの間に、収納部を有する可動間仕切りが設けられている、請求項2又は3に記載の住宅。
  7. 前記収納部は、前記リビングと前記スタディースペースとの両側から収納可能である、請求項6に記載の住宅。
  8. 前記可動間仕切りは、前記スタディースペースに座った状態では、前記リビング側を視認できず、前記スタディースペースに立った状態では、前記リビング側を視認できる高さを有する、請求項6又は7に記載の住宅。
  9. 前記スタディースペースと前記サニタリー室との間に、収納室が配置されている、請求項2〜8の何れかに記載の住宅。
  10. 前記スタディースペースは矩形状であり、少なくとも一辺は壁に囲われ、該壁には窓が設けられている、請求項2〜9の何れかに記載の住宅。
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