JP2016173288A - ねじ検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査時間の増大や検査装置のコストが増大するおそれを低減しつつ、ねじの検査精度を向上させる。【解決手段】検査位置Pを経由する搬送路53に沿ってねじBを搬送する搬送機構5と、検査位置Pを含む撮像範囲61を撮像するカメラと、撮像範囲61内において搬送路53を挟んで両側に振り分けられ、かつ検査位置Pを囲むように配置され、それぞれが検査位置Pに位置するねじBの側面の像B1,B2,B3,B4をカメラにより撮像可能に反射する反射面を有するミラーM1,M2,M3,M4と、カメラにより撮像された画像に基づき、ねじBの良否を判定する検査部とを備えた。【選択図】図4

Description

本発明は、ねじの外観検査を行うねじ検査装置に関する。
従来より、コンベアでねじを搬送し、送り出されたねじを側面からビデオカメラで撮影して、その画像情報を画像処理部で画像処理することにより、ねじを検査する検査装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−83853号公報
しかしながら、上述の技術では、ねじを一方向からしか撮像できないため、ねじの裏側など、ビデオカメラの死角となる領域が大きい。このようなビデオカメラの死角となる領域に不良箇所があると、ねじの不良を検出することができないので、検査精度が低下するという不都合があった。複数のカメラを用いて複数の方向からねじを撮像することも考えられるが、この場合はカメラが複数必要となり、検査装置のコストが増大するという不都合があった。ねじを回転させて、一台のカメラで複数回撮影することも考えられるが、この場合は検査時間が増大するという不都合があった。
本発明の目的は、検査時間の増大や検査装置のコストが増大するおそれを低減しつつ、ねじの検査精度を向上させることができるねじ検査装置を提供することを目的とする。
本発明に係るねじ検査装置は、予め設定された検査位置を経由する搬送路に沿ってねじを搬送する搬送部と、前記検査位置を含む撮像範囲を撮像する撮像部と、前記撮像範囲内において前記搬送路を挟んで両側に振り分けられ、かつ前記検査位置を囲むように配置され、それぞれが前記検査位置に位置する前記ねじの側面の像を前記撮像部により撮像可能に反射する反射面を有する複数の反射部材と、前記撮像部により撮像された画像に基づき、前記ねじの良否を判定する検査部とを備える。
この構成によれば、検査位置に位置する前記ねじの側面の像が、検査位置を囲むように配置された反射面を有する複数の反射部材によって撮像部により撮像可能に反射されるので、ねじの側面を複数方向から見た像が、一枚の画像として撮像される。検査部は、この画像に基づきねじの良否を判定するので、背景技術のようにねじを一方向から撮像する場合よりも撮像の死角になる領域が減少する結果、ねじの検査精度を向上させることができる。また、一つの撮像部によって、ねじ側面を複数方向から見た像を一枚の画像に撮像することができるので、撮像部を複数用いる必要がない結果、検査装置のコストが増大するおそれを低減することができる。また、ねじ側面を複数方向から見た像を一回の撮像動作で一枚の画像に撮像することができるので、ねじを回転させて複数回撮像する必要がない結果、検査時間が増大するおそれを低減することができる。
また、前記撮像部は、前記検査位置に位置するねじの軸線の延長線上から前記撮像を行い、前記各反射部材は、前記ねじから前記反射面で反射されて前記撮像部に至る光路長を反射光路長とし、前記各反射面で反射される像の位置に応じて生じる前記反射光路長の差が、前記撮像部の被写界深度以下になるように、前記反射面の前記軸線に対する傾斜角度が設定されていることが好ましい。
この構成によれば、各反射部材に写った像全体に撮像部のピントが合うので、撮像部は、ねじ側面を複数方向から見た像全体を一枚の画像に鮮明に撮像することが可能となる。
また、前記ねじの先端部から前記反射面を介さずに前記撮像部に至る光路長を直接光路長とし、前記撮像部は、前記複数の反射光路長及び前記直接光路長相互間の差以上の被写界深度を有することが好ましい。
この構成によれば、撮像部は、各反射部材に写った像に加えてねじの先端部を含む像全体を一枚の画像に鮮明に撮像することが可能となる。
また、前記搬送部は、平坦な上面を有する搬送部材を有し、前記上面に前記ねじの頭部が載置されて前記ねじの軸が直立した状態で前記搬送部材を前記搬送路に沿って移動させることにより前記ねじを搬送し、前記複数の反射部材は、前記ねじの頭部及び軸部の側面の像を前記撮像部へ反射することが好ましい。
この構成によれば、ねじの頭部が搬送部材の上面に載置されて直立姿勢で搬送されるので、複数の反射部材に写る像には、頭部の側面が含まれる。従って、撮像部は、ねじの軸部と頭部の両方の側面を複数方向から見た像を、一回の撮影で一枚の画像に撮像することが可能となる。これにより、検査部は、撮像部で撮像された一枚の画像から、ねじの軸部と頭部とを検査することが可能となる
また、前記搬送部は、前記搬送部材の上面に載置された前記ねじを、直立状態に維持するための直立維持手段を含むことが好ましい。
この構成によれば、ねじの搬送速度を増大させることが容易となる。
また、前記直立維持手段は、前記搬送部材の上面に載置された前記ねじの揺れを低減するように前記搬送部材の移動を制御する制震制御を行うことが好ましい。
この構成によれば、直立維持手段として、例えば粘着剤や磁石のような部材を備えることなく、制御方法によって搬送部材の上面に載置されたねじを直立状態に維持することが容易となる。
また、前記搬送部は、前記ねじの頭部の直径よりも狭く、前記ねじの外径よりも広い間隔を有し、前記搬送路に沿って互いに平行に延びる一対の搬送ガイド部を有し、前記ねじは、前記頭部の座面が前記一対の搬送ガイド部で支持されて前記間隔から軸部が懸垂された状態で搬送され、前記複数の反射部材は、前記ねじの軸部の側面の像を前記撮像部へ反射することが好ましい。
この構成によれば、重力の作用によりねじの軸部が撮像部方向へ延びる姿勢となるので、ねじを、側面の像が複数の反射部材に写る姿勢にすることが容易である。
このような構成のねじ検査装置は、検査時間の増大や検査装置のコストが増大するおそれを低減しつつ、ねじの検査精度を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係るねじ検査装置の構成の一例を示す正面図である。 図1に示す検査ブロックとねじ分別ボックスとを、斜め上方から見た斜視図である。 図2に示す搬送ガイド部とミラーユニットとを斜め下方から見た斜視図である。 図2に示す搬送ガイド部とミラーユニットとを下方から見た下面図である。 図4のV−V断面を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るねじ検査装置の構成の一例を示す正面図である。 図6に示す検査ブロックを斜め上方から見た斜視図である。 図6、図7に示す搬送ベルトとミラーユニットとを上方から見た上面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るねじ検査装置1の構成の一例を示す正面図である。図1に示すねじ検査装置1は、大略的に、検査ブロック2、ねじ供給ブロック3、及びねじ分別ボックス4とを備えている。ねじ供給ブロック3は、検査対象のねじを検査ブロック2へ供給する。検査ブロック2は、ねじ供給ブロック3から供給されたねじを検査し、良品と不良品とに分別してねじ分別ボックス4へ排出する。
ねじ分別ボックス4は、検査ブロック2によって検査されたねじを検査ブロック2から受け取って収容する容器である。ねじ分別ボックス4は、図2に示すように、良品を収容する良品容器41と、不良品を収容する不良品容器42とを含む。
図2は、図1に示す検査ブロック2とねじ分別ボックス4とを、斜め上方から見た斜視図である。図2に示す検査ブロック2は、搬送機構5(搬送部)、カメラ6、ミラーユニット7、照明ユニット8、及びエアーガン9を備えている。
搬送機構5は、検査位置Pを経由する搬送路53に沿って、ねじ供給ブロック3から供給されたねじBを搬送する。搬送機構5は、ねじBの頭部Bhの直径よりも狭く、ねじBの外径よりも広い間隔を有し、搬送路53に沿って互いに平行に延びる一対の搬送ガイド部51,52を有している。一対の搬送ガイド部51,52は、直線状に略水平に延びるように設置されている。
搬送ガイド部51,52は、例えばステンレスなどの板状の部材である。搬送ガイド部51,52の互いに対向する辺に沿うように、無端ベルト511,521が取り付けられている。無端ベルト511は、プーリ512,513,514,515,516に掛け回されて、無端ベルト511の一部が搬送ガイド部51の、搬送ガイド部52と対向する辺に沿うようにされている。無端ベルト521は、プーリ522,523,524,525,526に掛け回されて、無端ベルト521の一部が搬送ガイド部52の、搬送ガイド部51と対向する辺に沿うようにされている。
そして、プーリ514,524が図略の搬送モータによって回転駆動されることにより、無端ベルト511,521が、搬送ガイド部51,52の間隔内で搬送方向Aに向かって走行するようにされている。エアーガン9の搬送ガイド部51,52の終端部付近両側には、搬送方向斜め前方に向かってエアーを吹き出すエアーガン9がそれぞれ配設されている。
ねじBは、頭部Bhの座面が搬送ガイド部51,52の上面で支持されて搬送ガイド部51,52の隙間からねじBの軸部Baが懸垂される。この状態で無端ベルト511,521が搬送方向Aに向かって走行することにより、搬送ガイド部51,52で支持されたねじBが搬送方向Aに向かって搬送される。
図3は、図2に示す搬送ガイド部51,52とミラーユニット7とを斜め下方から見た斜視図である。図4は、図2に示す搬送ガイド部51,52とミラーユニット7とを下方から見た下面図である。図3、図4に示すミラーユニット7は、外形が略正方形の枠体75と、枠体75の四方の角から枠体75の中央方向に予め設定された傾斜角度で傾斜して延設された反射部71,72,73,74とを含んでいる。反射部71,72,73,74の先端部で囲まれた領域内に検査位置Pが配置されている。
反射部71,72,73,74には、検査位置Pと対向する側の面にミラーM1,M2,M3,M4(反射部材)がそれぞれ取り付けられている。ミラーM1,M2,M3,M4は、カメラ6の撮像範囲61の範囲内に、その大部分が入るように配置されている。図4は、検査位置PにねじBが位置した状態を示している。ミラーM1,M2,M3,M4には、検査位置Pに位置したねじBの側面の像B1,B2,B3,B4が写っている。以下、ミラーM1,M2,M3,M4を総称してミラーMと称する。
図5は、図4のV−V断面を示す断面図である。図5では、反射部72の記載を省略している。図5に示すように、ミラーM1,M4は、ガラス板M11,M41の裏面に銀メッキ層M12,M42が形成されて構成されている。ミラーM2,M3についても、ミラーM1,M4と同様、ガラス板M21,M31の裏面に銀メッキ層M22,M32が形成されて構成されている。この場合、銀メッキ層M12,M22,M32,M42の表面が反射面の一例に相当している。
なお、反射部材は、光を鏡面反射するものであればよく、例えばプリズムを反射部材として用いてもよい。プリズムを反射部材として用いた場合、光を反射させるプリズムの面(界面)が反射面となる。
枠体75の下側には、照明ユニット8が取り付けられている。照明ユニット8は、反射部材81、円環部82、及び複数の発光ダイオード83を備えている。反射部材81は、側断面視で略半円形状の半球殻形状を有し、枠体75を覆うように取り付けられている。反射部材81の内面は、例えば白色の粗面とされており、光を拡散反射(乱反射)するようにされている。反射部材81の頂部付近には、カメラ6で撮像範囲61を撮像するための開口部84が形成されている。
円環部82は、円環形状の板状部材である。円環部82は、反射部材81の開口端から内側に突出するように取り付けられている。円環部82の下面には、当該下面全体に分布するように、複数の発光ダイオード83が取り付けられている。
複数の発光ダイオード83から出力された光は、反射部材81の内面へ出射され、反射部材81の内面で拡散反射されてねじBが照明される。これにより、ねじBが拡散光により照明されるので、ねじBに当たる照明光には、様々な角度でねじBに当たる光が含まれることとなる。その結果、このような照明光で照明されたねじBの像をミラーユニット7でカメラ6に反射し、カメラ6で撮像することによって、撮像された画像から、ねじBに生じた傷などの不良を検出することが容易となる。
カメラ6は、撮像レンズ62と、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)画像センサ等とを用いて構成されている。撮像レンズ62は、ねじBの軸線の延長線上に設けられ、すなわち撮像レンズ62の光軸上にねじBの先端部が位置するように配置されている。これにより、カメラ6は、開口部84を介してねじBを中心とする撮像範囲61を撮像する。
ねじBのねじ首下部からミラーMを介して撮像レンズ62に到達する光路を撮像光路K1、ねじBのねじ胴部からミラーMを介して撮像レンズ62に到達する光路を撮像光路K2、ねじBの先端部側面からミラーMを介して撮像レンズ62に到達する光路を撮像光路K3とする。撮像光路K1,K2,K3の各光路長である反射光路長K1L,K2L,K3Lは、ミラーMの反射面R1,R2,R3,R4の、撮像レンズ62の光軸に対する(ねじBの軸線に対する)傾斜角度によって変化する。
そこで、反射面R1,R2,R3,R4の傾斜角度は、反射光路長K1L,K2L,K3L相互間の差が、カメラ6の被写界深度以下になるように設定されている。これにより、ミラーM1,M2,M3,M4に写った像B1,B2,B3,B4全体にカメラ6のピントが合うので、カメラ6は、ねじB側面を四方向から見た像を一枚の画像に鮮明に撮像することが可能となる。
なお、ねじBの先端部端面からミラーMを介さず直接撮像レンズ62に到達する撮像光路K4の光路長を直接光路長K4Lとしたとき、反射光路長K1L,K2L,K3L及び直接光路長K4L相互間の差が、カメラ6の被写界深度以下になるようにカメラ6の被写界深度と反射面R1,R2,R3,R4の傾斜角度とを設定するようにしてもよい。この場合、カメラ6は、ねじB側面を四方向から見た像に加えて、ねじB先端部の像を一枚の画像に鮮明に撮像することが可能となる。
ねじ検査装置1は、カメラ6により撮像された画像に基づき、ねじBの良否を判定する図略の検査部を備えている。検査部は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成されており、例えばカメラ6により撮像された画像と良品の画像とを比較することにより、ねじBの良否を判定する。検査部は、良品と判定したねじBについては搬送機構5によって搬送、排出させると共に、搬送ガイド部52側のエアーガン9から圧縮空気を放出させることにより、搬送機構5から排出されたねじBを良品容器41に収納させる。一方、不良と判定したねじBについては、搬送機構5によって搬送、排出させると共に、搬送ガイド部51側のエアーガン9から圧縮空気を放出させることにより、搬送機構5から排出されたねじBを不良品容器42に収納させる。
以上、ねじ検査装置1によれば、ねじB側面を四方向から見た像を一枚の画像に撮像することができるので、ねじを一方向から撮像する場合よりも撮像の死角になる領域が減少する結果、ねじBの検査精度を向上させることができる。また、1台のカメラ6によって、ねじB側面を四方向から見た像を一枚の画像に撮像することができるので、複数のカメラを用いる必要がない結果、検査装置のコストが増大するおそれを低減することができる。また、ねじB側面を四方向から見た像を一回の撮像動作で一枚の画像に撮像することができるので、ねじを回転させて複数回撮像する必要がない結果、検査時間が増大するおそれを低減することができる。
なお、搬送路53を挟んで一方の側に二つのミラーM1,M2を配置し、他方の側に二つのミラーM3,M4を配置する例を示したが、ミラーの数は、搬送路53の両側にそれぞれ一つでもよく、それぞれ三つ以上であってもよい。ミラーの数を増やすほど、ねじBの側面の歪みや死角の少ない像を撮像することが可能となり、従って検査精度が向上する。一方、ミラーを増やせばコストの増大を招く。従って、必要とされる検査精度とコストのバランスにより、適宜ミラーの数を決定すればよい。
また、ミラーユニット7、照明ユニット8、及びカメラ6を、搬送ガイド部51,52の下方に備え、ねじBの軸部Baを検査する例を示したが、ミラーユニット7、照明ユニット8、及びカメラ6を、上下反転した配置で搬送ガイド部51,52の上方に備え、ねじBの頭部Bhを検査する構成としてもよい。また、ミラーユニット7、照明ユニット8、及びカメラ6を、搬送ガイド部51,52の上下に備え、ねじBの軸部Baと頭部Bhとを検査する構成としてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るねじ検査装置1aについて説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係るねじ検査装置1aの構成の一例を示す正面図である。図6に示すねじ検査装置1aと図1に示すねじ検査装置1とでは、下記の点で異なる。
すなわち、図6に示すねじ検査装置1aは、検査ブロック2及びねじ供給ブロック3の代わりに検査ブロック2a及びねじ供給ブロック3aを備える。また、良品容器41及び不良品容器42の代わりに良品排出口43及び不良品排出口44を備える。検査ブロック2aは、搬送機構5a、カメラ6、ミラーユニット7、照明ユニット8、及び図略の不良品排出用エアーガンを備えている。
検査部は、良品と判定したねじBについては搬送機構5aによって良品排出口43へ搬送、排出させる。一方、不良と判定したねじBについては、搬送機構5aによって搬送させつつ、不良品排出用エアーガンから圧縮空気を放出させることにより、ねじBを不良品排出口44へ排出させる。
図7は、図6に示す検査ブロック2aを斜め上方から見た斜視図である。図6,図7を参照して、検査ブロック2aでは、搬送機構5aがベルトコンベヤにより構成されている。搬送機構5aは、搬送ベルト54(搬送部材)が、ドライブプーリ55とテールプーリ56との間に架け回されて構成されている。搬送ベルト54の上面は平坦にされている。搬送ベルト54上面のベルト幅方向の略中央部が、ねじBの頭部Bhよりわずかに大きい幅を有し、搬送方向に沿って検査位置Pを経由して延びる搬送路53とされている。
ねじ供給ブロック3aは、搬送路53の上流端で、ねじBの頭部Bhを下にしてねじBを搬送ベルト54上面に載置する。搬送機構5aは、ねじBを、頭部Bhを下にした倒立姿勢のまま搬送方向に向けて搬送する。
検査ブロック2aは、搬送ベルト54の上面に載置されたねじBの揺れを低減するように搬送ベルト54の移動を制御する制震制御を行うことにより、ねじBを直立状態に維持する図略の搬送制御部(直立維持手段)を備えている。搬送機構5a及び搬送制御部は、搬送部の一例に相当している。
搬送制御部は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成されている。制震制御の方法としては、例えば、オムロン株式会社発行の「搬送時間短縮効果事例集」(カタログ番号SBCZ−037A)に記載の技術や、山梨大学工学部機械工学科機械力学研究室の論文発表などの公知の制御技術を用いることができる。
なお、直立維持手段は、必ずしも搬送制御部に限らない。例えば、搬送ベルト54の上面にねじBの頭部Bhを吸着する吸着手段を直立維持手段として備えてもよい。吸着手段としては、例えば粘着剤を搬送ベルト54の上面に塗布することにより得られた粘着層や、磁気により搬送ベルト54の上面にねじBの頭部Bhを吸着する磁石などを用いることができる。
また、直立維持手段を備えず、搬送ベルト54の走行速度を低下させることにより、ねじBの軸が直立した状態で搬送するようにしてもよい。しかしながら、直立維持手段を備えることにより、ねじBの搬送速度を増大させることが可能となる点で、直立維持手段を備えることがより好ましい。
また、搬送制御部を備えることにより、ねじBの頭部Bhに粘着剤が付着したり、ねじBが磁化されたりすることなく、ねじBを直立状態に維持しつつ、ねじBの搬送速度を増大させることが可能となる点で、直立維持手段として搬送制御部を備えることがより好ましい。
その他の構成については、ねじ検査装置1aは、図1に示すねじ検査装置1と同様に構成されているのでその説明を省略する。
図8は、図6、図7に示す搬送ベルト54とミラーユニット7とを上方から見た上面図である。ねじ検査装置1aによれば、ねじBの頭部Bhが搬送ベルト54の上面に載置されて直立姿勢で搬送されるので、図8に示すように、ミラーM1,M2,M3,M4に写る像B1,B2,B3,B4には、頭部Bhの側面が含まれる。従って、カメラ6は、ねじBの軸部Baと頭部Bhの両方の側面を四方向から見た像を、一回の撮影で一枚の画像に撮像することが可能となる。これにより、上述の検査部は、カメラ6で撮像された一枚の画像から、ねじBの軸部Baと頭部Bhとを検査することが可能となる。
1,1a 検査装置
2,2a 検査ブロック
3,3a 供給ブロック
4 分別ボックス
5,5a 搬送機構(搬送部)
6 カメラ(撮像部)
7 ミラーユニット
8 照明ユニット
9 エアーガン
41 良品容器
42 不良品容器
43 良品排出口
44 不良品排出口
51,52 搬送ガイド部
53 搬送路
54 搬送ベルト
55 ドライブプーリ
56 テールプーリ
61 撮像範囲
62 撮像レンズ
71,72,73,74 反射部
75 枠体
81 反射部材
82 円環部
83 発光ダイオード
84 開口部
511,521 無端ベルト
A 搬送方向
B ねじ
B1,B2,B3,B4 像
Ba 軸部
Bh 頭部
K1,K2,K3,K4 撮像光路
K1L,K2L,K3L 反射光路長
K4L 直接光路長
M1,M2,M3,M4 ミラー
M11,M21,M31,M41 ガラス板
M12,M22,M32,M42 銀メッキ層
P 検査位置
R1,R2,R3,R4 反射面

Claims (7)

  1. 予め設定された検査位置を経由する搬送路に沿ってねじを搬送する搬送部と、
    前記検査位置を含む撮像範囲を撮像する撮像部と、
    前記撮像範囲内において前記搬送路を挟んで両側に振り分けられ、かつ前記検査位置を囲むように配置され、それぞれが前記検査位置に位置する前記ねじの側面の像を前記撮像部により撮像可能に反射する反射面を有する複数の反射部材と、
    前記撮像部により撮像された画像に基づき、前記ねじの良否を判定する検査部とを備えるねじ検査装置。
  2. 前記撮像部は、前記検査位置に位置するねじの軸線の延長線上から前記撮像を行い、
    前記各反射部材は、前記ねじから前記反射面で反射されて前記撮像部に至る光路長を反射光路長とし、前記各反射面で反射される像の位置に応じて生じる前記反射光路長の差が、前記撮像部の被写界深度以下になるように、前記反射面の前記軸線に対する傾斜角度が設定されている請求項1記載のねじ検査装置。
  3. 前記ねじの先端部から前記反射面を介さずに前記撮像部に至る光路長を直接光路長とし、
    前記撮像部は、前記複数の反射光路長及び前記直接光路長相互間の差以上の被写界深度を有する請求項2記載のねじ検査装置。
  4. 前記搬送部は、平坦な上面を有する搬送部材を有し、前記上面に前記ねじの頭部が載置されて前記ねじの軸が直立した状態で前記搬送部材を前記搬送路に沿って移動させることにより前記ねじを搬送し、
    前記複数の反射部材は、前記ねじの頭部及び軸部の側面の像を前記撮像部へ反射する請求項1〜3のいずれか1項に記載のねじ検査装置。
  5. 前記搬送部は、前記搬送部材の上面に載置された前記ねじを、直立状態に維持するための直立維持手段を含む請求項4記載のねじ検査装置。
  6. 前記直立維持手段は、前記搬送部材の上面に載置された前記ねじの揺れを低減するように前記搬送部材の移動を制御する制震制御を行う請求項5記載のねじ検査装置。
  7. 前記搬送部は、前記ねじの頭部の直径よりも狭く、前記ねじの外径よりも広い間隔を有し、前記搬送路に沿って互いに平行に延びる一対の搬送ガイド部を有し、
    前記ねじは、前記頭部の座面が前記一対の搬送ガイド部で支持されて前記間隔から軸部が懸垂された状態で搬送され、
    前記複数の反射部材は、前記ねじの軸部の側面の像を前記撮像部へ反射する請求項1〜3のいずれか1項に記載のねじ検査装置。
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