JP2016167645A - 音声処理装置及び制御装置 - Google Patents

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一平 菅江
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Takayuki Nakadokoro
孝之 中所
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Abstract

【課題】低コスト化の要請を満たしつつ、車両の内外において発せられ得る音声に対して音声処理を的確に行い得る音声処理装置及び制御装置を提供する。
【解決手段】車両内に配された複数のマイクロフォン22の各々によって取得される受音信号に含まれる音声の発生源である音声源の方位を判定する音声源方位判定部16と、音声源の方位を含む方位範囲以外の方位範囲から到来する音を抑圧するビームフォーミングを行うビームフォーミング処理部12と、受音信号に混入されたノイズの除去処理を行うノイズ除去処理部14とを有し、車両内に乗員が存在しているか否かを示す第1の信号に基づいて、ビームフォーミング処理部によるビームフォーミングのオン/オフが設定される。
【選択図】図4

Description

本発明は、音声処理装置及び制御装置に関する。
自動車等の車両には、様々な機器が設けられている。これらの様々な機器に対する操作は、例えば、操作ボタンや操作パネル等を操作することにより行われている。
一方、近時では、音声認識技術を用いて車両の制御を行うことも提案されている(特許文献1、2)。
特開2006−189394号公報 特開2007−308887号公報
しかしながら、車両内のみならず、車両外においても、音声が発せられ得る。様々な箇所において発せられ得る音声を確実に検出すべく、様々な箇所にマイクロフォンを配した場合には、低コスト化の要請に反することとなる。
本発明の目的は、低コスト化の要請を満たしつつ、車両の内外において発せられ得る音声に対して音声処理を的確に行い得る音声処理装置及びその音声処理装置を用いた制御装置を提供することにある。
本発明の一観点によれば、車両内に配された複数のマイクロフォンの各々によって取得される受音信号に含まれる音声の発生源である音声源の方位を判定する音声源方位判定部と、前記音声源の前記方位を含む方位範囲以外の方位範囲から到来する音を抑圧するビームフォーミングを行うビームフォーミング処理部と、前記受音信号に混入されたノイズの除去処理を行うノイズ除去処理部とを有し、前記車両内に乗員が存在しているか否かを示す第1の信号に基づいて、前記ビームフォーミング処理部による前記ビームフォーミングのオン/オフが設定される、音声処理装置が提供される。
本発明によれば、車両内に乗員が存在しているか否かを示す第1の信号に基づいて、ビームフォーミングのオン/オフが設定される。このため、車両の外部に乗員が位置している場合であっても、かかる乗員が発する音声を、車両内に配されたマイクロフォンを用いて確実に検出することができる。車両の外部において発せられる音声を取得するためのマイクロフォンを、車両内に配されたマイクロフォンと別個に設けることを要しないため、低コスト化に寄与することができる。
車両の構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態による制御装置のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による車両を示す平面図である。 本発明の一実施形態による音声処理装置のシステム構成を示すブロック図である。 マイクロフォンの配置の例を示す概略図である。 音声源が遠方界に位置する場合と近傍界に位置する場合とを示す図である。 音楽の除去のアルゴリズムを示す概略図である。 音楽の除去前と除去後の信号波形を示す図である。 音声源の方位の判定のアルゴリズムを示す図である。 適応フィルタ係数、音声源の方位角、及び、音声信号の振幅を示す図である。 ビームフォーマの指向性を概念的に示す図である。 ビームフォーマのアルゴリズムを示す図である。 ビームフォーマにより得られる指向性の例を示すグラフである。 ビームフォーマと音声源方位判定キャンセル処理とを組み合わせた場合の角度特性を示す図である。 ビームフォーマにより得られる指向性の例を示すグラフである。 ノイズの除去のアルゴリズムを示す図である。 ノイズの除去前と除去後の信号波形を示す図である。 本発明の一実施形態による音声処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による音声処理装置における第1の動作モードでの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による音声処理装置における第2の動作モードでの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の変形例による音声処理装置における第2の動作モードでの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下で説明する図面において、同じ機能を有するものは同一の符号を付し、その説明を省略又は簡潔にすることもある。
[一実施形態]
本発明の一実施形態による音声処理装置及びその音声処理装置を用いた制御装置について図1乃至図19を用いて説明する。
本実施形態による音声処理装置及び制御装置について説明するに先立って、車両の構成について図1を用いて説明する。図1は、車両の構成を示す概略図である。
図1に示すように、車両(自動車)136の車体(車室)46の前部には、運転者用の座席である運転席40と助手席者用の座席である助手席44とが配されている。運転席40は、例えば車室46の右側に位置している。運転席40の前方には、ステアリングホイール(ハンドル)78が配されている。助手席44は、例えば車室46の左側に位置している。運転席40と助手席44とにより、前部座席が構成されている。運転席40の近傍には、運転者が音声を発する場合における音声源72aが位置する。助手席44の近傍には、助手席者が音声を発する場合における音声源72bが位置する。運転者も助手席者も座席40,44に着座した状態で上半身を動かし得るため、音声源72の位置は変化し得る。車体46の後部には、後部座席70が配されている。なお、ここでは、個々の音声源を区別しないで説明する場合には、符号72を用い、個々の音声源を区別して説明する場合には、符号72a、72bを用いることとする。
前部座席40,44の前方には、複数のマイクロフォン22(22a〜22c)、即ち、マイクロフォンアレイが配されている。なお、ここでは、個々のマイクロフォンを区別しないで説明する場合には、符号22を用い、個々のマイクロフォンを区別して説明する場合には、符号22a〜22cを用いることとする。マイクロフォン22は、ダッシュボード42に配されていてもよいし、ルーフに近い部位に配されていてもよい。
前部座席40,44の音声源72とマイクロフォン22との間の距離は、数十cm程度である場合が多い。しかし、マイクロフォン22と音声源72との間の距離は、数十cmより小さくなることもあり得る。また、マイクロフォン22と音声源72との間の距離は、1mを超えることもあり得る。
車体46の内部には、車載音響機器(カーオーディオ機器)84(図2参照)のスピーカシステムを構成するスピーカ(ラウドスピーカ)76が配されている。スピーカ76から発せられる音楽(ミュージック)は、音声認識を行う上でのノイズとなり得る。
車体46には、車両136を駆動するためのエンジン80が配されている。エンジン80から発せられる音は、音声認識を行う上でのノイズとなり得る。
車両136の走行中に路面の刺激によって車室46内に発生する騒音、即ち、ロードノイズも、音声認識を行う上でのノイズとなり得る。また、車両136が走行する際に生ずる風切り音も、音声認識を行う上でのノイズ源となり得る。また、車体46の外部にも、ノイズ源82は存在し得る。外部ノイズ源82から発せられる音も、音声認識を行う上でのノイズとなり得る。
車体46に配された様々な機器に対する操作を、音声による指示によって行い得ると便利である。音声による指示は、例えば自動音声認識装置168(図2参照)を用いて認識される。本実施形態による音声処理装置102は、音声認識の精度の向上に資するものである。
図2は、本実施形態による制御装置を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態による制御装置100は、音声処理装置102、自動音声認識装置168、入力部114、制御部(CPU:Central Processing Unit)116、メモリ118、及び、出力部120を有している。音声処理装置102、自動音声認識装置168、入力部114、制御部116、メモリ118、及び、出力部120は、バスライン122を介して相互に信号を入出力し得る。
なお、音声処理装置102と自動音声認識装置168とが別個の装置であってもよいし、音声処理装置(音声処理部)102と自動音声認識装置(音声認識部)168とが一体になっていてもよい。音声処理装置102と自動音声認識装置168とが一体になった装置は、音声処理装置と称することもできるし、自動音声認識装置と称することもできる。
音声処理装置102には、複数のマイクロフォン22a〜22cの各々によって取得される信号が入力されるようになっている。また、音声処理装置102には、車載音響機器84からの信号が入力されるようになっている。
音声処理装置102によって処理が行われた音声信号が、音声出力として自動音声認識装置(音声認識装置)168に出力されるようになっている。
入力部114には、近接検知部(近接検知手段)126からの信号が入力されるようになっている。車両136への乗員の近接の有無を示す信号、即ち、近接検知信号が、近接検知部126から入力部114に入力されるようになっている。近接検知部126としては、例えば、スマートキー(認証キー)146から発せられる無線信号を受信し得る受信部(受信手段)等を用いることができる。近接検知部126は、例えば、スマートキーシステム用の受信部を兼ねていてもよいし、スマートキーシステム用の受信部と別個に設けられているものであってもよい。図3は、本実施形態による車両を示す平面図である。図3に示すように、開閉体134a〜134cの近傍にスマートキー146の通信エリア148が形成される。スマートキー146がスマートキーシステムの通信エリア148内に位置している際に、スマートキー146が通信エリア148内に位置していることを示す信号が、近接検知部126から入力部114に入力される。
なお、ここでは、スマートキー146から発せられる無線信号が近接検知部126により受信されたことに基づいて、車両136への乗員の近接の有無を判定したが、これに限定されるものではない。即ち、車両136への乗員の近接の有無を判定ために用いられる乗員側の機器は、スマートキー146に限定されるものではなく、ID認証が可能な携帯機器であればよい。ID認証が可能な様々な携帯機器と車載機器との間の通信の成立の有無に基づいて、車両136への乗員の近接の適宜判定することが可能である。
入力部114には、車両136内に乗員が存在するか否かを示す信号、即ち、乗員有無検知信号が、乗員検出部142から入力部114に入力されるようになっている。乗員検出部142としては、例えば、ドライバモニタや体重検知センサ等を用いることができる。ドライバモニタは、カメラ(図示せず)で撮影した画像に基づいて乗員の有無を検出し得る。体重検知センサは、例えば、運転席40に配され、体重検知センサによって検知された体重に基づいて乗員の有無を検出し得る。
制御部116は、制御装置100の全体の制御を司るものである。制御部116は、近接検知部126から入力部114を介して入力される近接検知信号を読み取る。制御部116は、スマートキー146を所持した乗員が車両136に近接した状態であるか否かを、近接検知信号に基づいて判断し得る。また、制御部116は、乗員検出部142から入力部114を介して入力される乗員有無検知信号を読み取る。制御部116は、車両136内に乗員が存在するか否かを、乗員有無検知信号に基づいて判断し得る。また、制御部116は、自動音声認識装置168からの出力情報、即ち、音声認識結果を読み取る。制御部116は、自動音声認識装置168による音声認識結果に基づいて、音声による乗員の指示を認識し得る。
制御部116は、自動音声認識装置168による音声認識結果に基づいて、車両136に搭載されている様々な機器等に対しての制御を行う。
例えば、制御部116は、開閉体134に対しての制御を行う。具体的には、制御部116は、開閉体駆動装置132を制御するための制御信号を、出力部120を介して開閉体駆動装置132に出力する。開閉体駆動装置132は、開閉機構を有する構造体である開閉体134を駆動するためのものである。制御部116は、開閉体駆動装置132を介して開閉体134を自動で開作動等させる。車両136には、サイドドア134a、134bやバックドア134c等の様々な開閉体が配されているが。図2においては、個々の開閉体を区別せず、複数の開閉体のうちの1つを符号134を用いて図示している。
また、制御部116は、ブレーキ140に対しての制御を行う。具体的には、制御部116は、ブレーキ制御装置138を制御するための制御信号を、出力部120を介してブレーキ制御装置138に出力する。ブレーキ制御装置138は、ブレーキ140を制御するためのものである。制御部116は、ブレーキ制御装置138を介してブレーキ140を制御する。
図4は、本実施形態による音声処理装置のシステム構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態による音声処理装置102は、前処理部10と、処理部12と、後処理部14と、音声源方位判定部16と、適応アルゴリズム決定部18と、ノイズモデル決定部20とを含む。
前処理部10には、複数のマイクロフォン22a〜22cの各々によって取得される信号、即ち、受音信号が入力されるようになっている。マイクロフォン22としては、例えば、無指向性のマイクロフォンが用いられる。
図5は、マイクロフォンの配置の例を示す概略図である。図5(a)は、マイクロフォン22の数が3個の場合を示している。図5(b)は、マイクロフォン22の数が2個の場合を示している。複数のマイクロフォン22は、直線上に位置するように配されている。
図6は、音声源が遠方界に位置する場合と近傍界に位置する場合とを示す図である。図6(a)は、音声源72が遠方界に位置する場合を示しており、図6(b)は、音声源72が近傍界に位置する場合を示している。dは、音声源72からマイクロフォン22までの距離の差を示している。θは、音声源72の方位を示している。
図6(a)に示すように、音声源72が遠方界に位置する場合には、マイクロフォン22に到達する音声は、平面波とみなすことができる。このため、本実施形態では、音声源72が遠方界に位置する場合には、マイクロフォン22に到達する音声を平面波として取り扱って、音声源72の方位(方向)、即ち、音源方位(DOA:Direction Of Arrival)を判定する。マイクロフォン22に到達する音声を平面波として扱うことが可能なため、音声源72が遠方界に位置する場合には、2個のマイクロフォン22を用いて音声源72の方位を判定し得る。なお、音声源72の位置やマイクロフォン22の配置によっては、マイクロフォン22の数が2個の場合であっても、近傍界に位置する音声源72の方位を判定し得る。
図6(b)に示すように、音声源72が近傍界に位置する場合には、マイクロフォン22に到達する音声は、球面波とみなすことができる。このため、本実施形態では、音声源72が近傍界に位置する場合には、マイクロフォン22に到達する音声を球面波として扱って、音声源72の方位を判定する。マイクロフォン22に到達する音声を球面波として扱うことを要するため、音声源72が近傍界に位置する場合には、少なくとも3個のマイクロフォン22を用いて音声源72の方位を判定する。ここでは、説明の簡略化のため、マイクロフォン22の数を3個とする場合を例に説明する。
マイクロフォン22aとマイクロフォン22bとの距離L1は、比較的長く設定されている。マイクロフォン22bとマイクロフォン22cとの距離L2は、比較的短く設定されている。
本実施形態において距離L1と距離L2とを異ならせているのは、以下のような理由によるものである。即ち、本実施形態では、各々のマイクロフォン22に到達する音声(受音信号の到来時間差(TDOA:Time Delay Of Arrival)に基づいて、音声源72の方位を特定する。周波数が比較的低い音声は波長が比較的長いため、周波数が比較的低い音声に対応するためには、マイクロフォン22間の距離を比較的大きく設定することが好ましい。このため、本実施形態では、マイクロフォン22aとマイクロフォン22bとの間の距離L1を比較的長く設定している。一方、周波数が比較的高い音声は波長が比較的短いため、周波数が比較的高い音声に対応するためには、マイクロフォン22間の距離を比較的小さく設定することが好ましい。そこで、本実施形態では、マイクロフォン22bとマイクロフォン22cとの間の距離L2を比較的短く設定している。
マイクロフォン22aとマイクロフォン22bとの間の距離L1は、例えば3400Hz以下の周波数の音声に対して好適とすべく、例えば5cm程度とする。マイクロフォン22bとマイクロフォン22cとの間の距離L2は、例えば3400Hzを超える周波数の音声に対して好適とすべく、例えば2.5cm程度とする。なお、距離L1、L2は、これらに限定されるものではなく、適宜設定し得る。
本実施形態において、音声源72が遠方界に位置する場合に、マイクロフォン22に到達する音声を平面波として扱うのは、音声を平面波として扱う場合の方が、音声を球面波として扱う場合よりも、音声源72の方位を判定するための処理が簡略なためである。このため、本実施形態では、音声源72が遠方界に位置する場合には、マイクロフォン22に到達する音声を平面波として扱う。マイクロフォン22に到達する音声を平面波として扱うため、遠方界に位置する音声源72の方位を判定する際には、音声源72の方位を判定するための処理の負荷を軽くすることができる。
なお、音声源72の方位を判定するための処理の付加は重くなるが、音声源72が近傍界に位置する場合には、マイクロフォン22に到達する音声を球面波として扱う。音声源72が近傍界に位置する場合には、マイクロフォン22に到達する音声を球面波として扱わないと、音声源72の方位を正確に判定し得ないためである。
このように、本実施形態では、音声源72が遠方界に位置する場合には、音声を平面波として扱って音声源72の方位を判定し、音声源72が近傍界に位置する場合には、音声を球面波として扱って音声源72の方位を判定する。
図4に示すように、複数のマイクロフォン22によって取得される受音信号が、前処理部10に入力されるようになっている。前処理部10では、音場補正が行われる。音場補正においては、音響空間である車室46の音響特性を考慮したチューニングが行われる。
マイクロフォン22によって取得される受音信号に音楽が含まれている場合には、前処理部10は、マイクロフォン22によって取得される受音信号から音楽を除去する。前処理部10には、参照用音楽信号(参照信号)が入力されるようになっている。前処理部10は、マイクロフォン22によって取得される受音信号に含まれている音楽を、参照用音楽信号を用いて除去する。
図7は、音楽の除去のアルゴリズムを示す概略図である。車載音響機器84によって音楽が再生されている際には、マイクロフォン22によって取得される受音信号には音楽が含まれる。マイクロフォン22によって取得される音楽を含む受音信号は、前処理部10内に設けられた音楽除去処理部24に入力されるようになっている。また、参照用音楽信号が、音楽除去処理部24に入力されるようになっている。参照用音楽信号は、例えば、車載音響機器84のスピーカ76から出力された音楽を、マイクロフォン26a、26bによって取得することにより得ることが可能である。また、スピーカ76によって音に変換される前の音楽ソース信号を、参照用音楽信号として、音楽除去処理部24に入力するようにしてもよい。
音楽除去処理部24からの出力信号は、前処理部10内に設けられたステップサイズ判定部28に入力されるようになっている。ステップサイズ判定部28は、音楽除去処理部24の出力信号のステップサイズの判定を行うものである。ステップサイズ判定部28によって判定されたステップサイズは、音楽除去処理部24にフィードバックされるようになっている。音楽除去処理部24は、参照用音楽信号を用い、ステップサイズ判定部28により判定されたステップサイズに基づき、周波数領域の正規化最小二乗法(NLMS:Normalized Least-Mean Square)のアルゴリズムによって、音楽を含む信号から音楽を除去する。車室46内における音楽の反響成分をも十分に除去すべく、十分な処理段数で音楽の除去の処理が行われる。
図8は、音楽の除去前と除去後の信号波形を示す図である。横軸は時間を示しており、縦軸は振幅を示している。図8(a)は音楽の除去前を示しており、図8(b)は音楽の除去後を示している。図8から分かるように、音楽が確実に除去されている。
このようにして音楽が除去された信号が、前処理部10の音楽除去処理部24から出力され、処理部12に入力される。なお、前処理部10において音楽を十分に除去し得ない場合には、後処理部14においても、音楽の除去の処理を行うようにしてもよい。
音声源方位判定部16では、音声源の方位の判定が行われる。図9は、音声源の方位の判定のアルゴリズムを示す図である。複数のマイクロフォン22のうちのあるマイクロフォン22からの信号が、音声源方位判定部16内に設けられた遅延部30に入力されるようになっている。複数のマイクロフォン22のうちの他のマイクロフォン22からの信号が、音声源方位判定部16内に設けられた適応フィルタ32に入力されるようになっている。遅延部30の出力信号と適応フィルタ32の出力信号とが、減算点34に入力されるようになっている。減算点34においては、遅延部30の出力信号から適応フィルタ34の出力信号が減算される。減算点34において減算処理が行われた信号に基づいて、適応フィルタ32が調整される。適応フィルタ32からの出力は、ピーク検出部36に入力されるようになっている。ピーク検出部36は、適応フィルタ係数のピーク(最大値)を検出するものである。適応フィルタ係数のピークに対応する到来時間差τが、目的音の到来方位に対応する到来時間差τである。従って、こうして求められた到来時間差τに基づいて、音声源72の方位、即ち、目的音の到来方位を判定することが可能となる。
音の速度をc[m/s]、マイクロフォン間の距離をd[m]、到来時間差をτ[秒]とすると、音声源72の方向θ[度]は、以下のような式(1)によって表される。なお、音速cは、340[m/s]程度である。
θ = (180/π)×arccos(τ・c/d) ・・・(1)
図10は、適応フィルタ係数、音声源の方位角、及び、音声信号の振幅を示す図である。図10(a)では、適応フィルタ係数がピークとなる部分にハッチングを付している。図10(b)は、到来時間差τに基づいて判定された音声源72の方位を示している。図10(c)は、音声信号の振幅を示している。なお、図10は、運転者と助手席者とで交互に音声を発した場合を示している。ここでは、運転者が音声を発する場合の音声源72aの方位は、α1とした。助手席者が音声を発する場合の音声源72bの方位は、α2とした。
図10(a)に示すように、適応フィルタ係数w(t,τ)のピークに基づいて、到来時間差τを検出することが可能である。運転者が音声を発した場合には、適応フィルタ係数のピークに対応する到来時間差τは、例えば−t1程度となる。そして、到来時間差τに基づいて音声源72aの方位角を判定すると、音声源72aの方位角は例えばα1程度と判定される。一方、助手席者が音声を発した場合には、適応フィルタ係数のピークに対応する到来時間差τは、例えばt2程度となる。そして、到来時間差τに基づいて音声源72bの方位角を判定すると、音声源72bの方位角は例えばα2度程度と判定される。なお、ここでは、α1の方位に運転者が位置しており、α2の方位に助手席者が位置している場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。音声源72が近傍界に位置する場合であっても、音声源72が遠方界に位置する場合であっても、到来時間差τに基づいて、音声源72の位置を特定することが可能である。但し、音声源72が近傍界に位置する場合には、上述したように、マイクロフォン22が3個以上必要であるため、音声源72の方位を求めるための処理の負荷は重くなる。
音声源方位判定部16の出力信号、即ち、音声源72の方位を示す信号が、適応アルゴリズム決定部18に入力されるようになっている。適応アルゴリズム決定部18は、音声源72の方位に基づいて適応アルゴリズムを決定するものである。適応アルゴリズム決定部18によって決定された適応アルゴリズムを示す信号が、適応アルゴリズム決定部18から処理部12に入力されるようになっている。
処理部12は、適応的に指向性を形成する信号処理である適応ビームフォーミングを行うものである(適応ビームフォーマ、ビームフォーミング処理部)。ビームフォーマとしては、例えばFrostビームフォーマを用いることができる。なお、ビームフォーミングは、Frostビームフォーマに限定されるものではなく、様々なビームフォーマを適宜適用することができる。処理部12は、適応アルゴリズム決定部18によって決定された適応アルゴリズムに基づいて、ビームフォーミングを行う。本実施形態において、ビームフォーミングを行うのは、目的音の到来方位に対しての感度を確保しつつ、目的音の到来方向以外の感度を低下させるためである。目的音は、例えば運転者から発せられる音声である。運転者は運転席40に着座した状態で上半身を動かし得るため、音声源72aの位置は変化し得る。音声源72aの位置の変化に応じて、目的音の到来方位は変化する。良好な音声認識を行うためには、目的音の到来方向以外の感度を確実に低下させることが好ましい。そこで、本実施形態では、上記のようにして判定される音声源72の方位に基づいて、当該方位を含む方位範囲以外の方位範囲からの音声を抑圧すべく、ビームフォーマを順次更新する。
図11は、ビームフォーマの指向性を概念的に示す図である。図11は、音声認識の対象とすべき音声源72aが運転席40に位置している場合のビームフォーマの指向性を概念的に示している。図11におけるハッチングは、到来音が抑圧(抑制、低減)される方位範囲を示している。図11に示すように、運転席40の方位を含む方位範囲以外の方位範囲から到来する音が抑圧される。
なお、音声認識の対象とすべき音声源72bが助手席44に位置している場合には、助手席44の方位を含む方位範囲以外の方位範囲から到来する音が抑圧されるようにすればよい。
図12は、ビームフォーマのアルゴリズムを示す図である。マイクロフォン22a〜22cによって取得される受音信号が、前処理部10(図4参照)を介して、処理部12内に設けられた窓関数/高速フーリエ変換処理部48a〜48cにそれぞれ入力されるようになっている。窓関数/高速フーリエ変換処理部48a〜48cは、窓関数処理及び高速フーリエ変換処理を行うものである。本実施形態において、窓関数処理及び高速フーリエ変換処理を行うのは、周波数領域での計算は時間領域での計算より速いためである。窓関数/高速フーリエ変換処理部48aの出力信号X1,kとビームフォーマの重みテンソルW1,k とが、乗算点50aにおいて乗算されるようになっている。窓関数/高速フーリエ変換処理部48bの出力信号X2,kとビームフォーマの重みテンソルW2,k とが、乗算点50bにおいて乗算されるようになっている。窓関数/高速フーリエ変換処理部48bの出力信号X3,kとビームフォーマの重みテンソルW3,k とが、乗算点50cにおいて乗算されるようになっている。乗算点50a〜50cにおいてそれぞれ乗算処理された信号が、加算点52において加算されるようになっている。加算点52において加算処理された信号Yは、処理部12内に設けられた逆高速フーリエ変換/重畳加算処理部54に入力されるようになっている。逆高速フーリエ変換/重畳加算処理部54は、逆高速フーリエ変換処理及び重畳加算(OLA:OverLap-Add)法による処理を行うものである。重畳加算法による処理を行うことにより、周波数領域の信号が時間領域の信号に戻される。逆高速フーリエ変換処理及び重畳加算法による処理が行われた信号が、逆高速フーリエ変換/重畳加算処理部54から後処理部14に入力されるようになっている。
図13は、ビームフォーマにより得られた指向性(角度特性)を示す図である。横軸は方位角を示しており、縦軸は出力信号パワーを示している。図13から分かるように、例えば方位角β1と方位角β2とにおいて出力信号パワーが極小となる。方位角β1と方位角β2との間においても、十分な抑圧が行われている。図13に示すような指向性のビームフォーマを用いれば、助手席から到来する音を十分に抑圧することができる。一方、運転席から到来する音声は、殆ど抑圧されることなくマイクロフォン22に到達する。
本実施形態では、音声源72から到来する音声の大きさよりも、音声源72の方位を含む方位範囲以外の方位範囲から到来する音の方が大きい場合には、音声源72の方位の判定を中断する(音声源方位判定キャンセル処理)。例えば、運転者からの音声を取得するようにビームフォーマが設定されている場合において、運転者からの音声よりも助手席者からの音声の方が大きい場合には、音声源の方位の推定を中断する。この場合、マイクロフォン22によって取得される受音信号を十分に抑圧する。図14は、ビームフォーマと音声源方位判定キャンセル処理とを組み合わせた場合の指向性(角度特性)を示す図である。実線は、ビームフォーマの指向性を示している。一点鎖線は、音声源方位判定キャンセル処理の角度特性を示している。例えばγ1より小さい方位から到来する音声、又は、例えばγ2より大きい方位から到来する音声が、運転者からの音声よりも大きい場合には、音声源方位判定キャンセル処理が行われる。なお、ここでは、運転者からの音声を取得するようにビームフォーマが設定されている場合を例に説明したが、助手席者からの音声を取得するようにビームフォーマが設定されていてもよい。この場合には、助手席者からの音声よりも運転者からの音声の方が大きい場合には、音声源の方位の推定を中断する。
図15は、マイクロフォンが2個の場合におけるビームフォーマにより得られる指向性を示すグラフである。横軸は方位角であり、縦軸は出力信号パワーである。マイクロフォン22が2個であるため、極小値となる角度が1箇所のみである。図15から分かるように、例えば方位角β1においては著しい抑圧が可能であるが、音声源72の方位の変化に対するロバスト性はあまり高くない。
こうして、音声源72の方位を含む方位範囲以外の方位範囲から到来する音が抑圧された信号が、処理部12から出力される。処理部12からの出力信号は、後処理部14に入力されるようになっている。
後処理部(後処理適応フィルタ)14においては、ノイズの除去が行われる。かかるノイズとしては、例えばエンジンノイズ、ロードノイズ、風切り音等が挙げられる。図16は、ノイズの除去のアルゴリズムを示す図である。ノイズモデル決定部20内に設けられた基本波判定部56によって、ノイズの基本波が判定される。基本波判定部56は、ノイズの基本波に基づいた正弦波を出力する。基本波判定部56から出力される正弦波は、ノイズモデル決定部20内に設けられたモデリング処理部58に入力されるようになっている。モデリング処理部58は、非線形マッピング処理部60と、線形フィルタ62と、非線形マッピング処理部64とを有している。モデリング処理部58は、Hammerstein-Wiener非線形モデルによるモデリング処理を行うものである。モデリング処理部58には、非線形マッピング処理部60、線形フィルタ62及び非線形マッピング処理部64が設けられている。モデリング処理部58は、基本波判定部56から出力される正弦波に対してモデリング処理を行うことにより、参照用ノイズ信号を生成する。モデリング処理部58から出力される参照用ノイズ信号は、ノイズが含まれた信号からノイズを除去するための参照信号となる。参照用ノイズ信号は、後処理部14内に設けられたノイズ除去処理部66に入力されるようになっている。ノイズ除去処理部66には、処理部12からのノイズを含む信号も入力されるようになっている。ノイズ除去処理部66は、参照用ノイズ信号を用い、正規化最小二乗法のアルゴリズムによって、ノイズを含む信号からノイズを除去する。ノイズ除去処理部66からは、ノイズが除去された信号が出力される。
図17は、ノイズの除去前と除去後の信号波形を示す図である。横軸は時間を示しており、縦軸は振幅を示している。図17(a)はノイズ除去前を示しており、図17(b)はノイズ除去後を示している。図17から分かるように、ノイズが確実に除去されている。
後処理部14においては、歪低減処理も行われる。なお、ノイズの除去は、後処理部14においてのみ行われるわけではない。マイクロフォン22を介して取得された音に対して、前処理部10、処理部12及び後処理部14において行われる一連の処理によって、ノイズの除去が行われる。
こうして、後処理部14によって後処理が行われた信号が、自動音声認識装置168に音声出力として出力される。目的音以外の音が抑圧された良好な目的音が自動音声認識装置168に入力されるため、自動音声認識装置168は、音声認識の精度を向上することができる。自動音声認識装置168による音声認識結果に基づいて、車両136に搭載されている機器等に対しての操作が自動で行われる。
次に、本実施形態による音声処理装置及びその音声処理装置を用いた制御装置の動作について図18乃至図20を用いて説明する。図18は、本実施形態による音声処理装置の動作を示すフローチャートである。
まず、図18に示すように、車両136内に乗員が存在するか否かを判定する(ステップS1)。車両136内に乗員が存在するか否かは、例えば、乗員検出部142からの乗員有無検知信号に基づいて判断し得る。
車両136内に乗員が存在する場合には(ステップS1においてYES)、音声処理装置102を第1の動作モードで動作させる。第1の動作モードは、車両136内に乗員が存在していることを前提とした動作モードである。第1の動作モードにおいては、音声源方位判定、ビームフォーミング処理、ノイズ除去処理、音楽除去処理等が行われる。
第1の動作モードにおける音声処理装置の動作を、図19を用いて説明する。図19は、本実施形態による音声処理装置における第1の動作モードでの動作を示すフローチャートである。
まず、ノイズ除去処理及び音楽除去処理が開始される(ステップS10)。即ち、ノイズ除去処理及び音楽除去処理がオンに設定される。ノイズ除去処理及び音楽除去処理は、この後、継続して行われる。なお、車載音響機器84が音楽を出力していない場合や、音楽の音量が極めて小さい場合等には、音楽除去処理を行わなくてもよい。上述したように、前処理部10、処理部12及び後処理部14において行われる一連の処理によって、ノイズの除去が行われる。また、上述したように、音楽除去処理は、前処理部10に設けられた音楽除去処理部24等によって行われる。
乗員による呼びかけが音声処理装置102に対して行われる前においては(ステップS11においてNO)、ノイズ除去処理、音楽除去処理等は行われるが、音声源方位判定、ビームフォーミング等は行われない。
乗員による呼びかけが音声処理装置102に対して行われると(ステップS11においてYES)、音声源方位判定処理及びビームフォーミング処理がオンに設定され、呼びかけを発した音声源72の方位が判定される(ステップS12)。音声源72の方位の判定は、上述したように、音声源方位判定部16等によって行われる。呼びかけは、例えば、運転者によって行われる。なお、呼びかけは、運転者が行わなくてもよい。例えば、助手席者が呼びかけを行ってもよい。また、呼びかけは、特定の言葉であってもよいし、単なる発声であってもよい。
次に、音声源72の方位に応じて、ビームフォーマの指向性が設定される(ステップS13)。ビームフォーマの指向性の設定は、上述したように、適応アルゴリズム決定部18、処理部12等によって行われる。
音声源72の方位を含む所定の方位範囲以外の方位範囲から到来する音の大きさが、音声源72から到来する音声の大きさ以上である場合には(ステップS14においてYES)、音声源72の方位の判定を中断する(ステップS15)。
一方、音声源72の方位を含む所定の方位範囲以外の方位範囲から到来する音の大きさが、音声源72から到来する音声の大きさ以上でない場合には(ステップS14においてNO)、ステップS12、S13を繰り返し行う。
こうして、音声源72の位置の変化に応じて、ビームフォーマが適応的に設定され、目的音以外の音が確実に抑制される。ノイズ除去処理や音楽除去処理等が行われ、且つ、目的音以外の音が抑圧された、良好な目的音が自動音声認識装置168に入力されるため、自動音声認識装置168は音声認識の精度を向上することができる。自動音声認識装置168による音声認識結果に基づいて、車両136に搭載されている機器等に対しての操作、例えば、ドア、ウィンドウ、ワイパー、ウインカー等に対しての操作が自動で行われる。
一方、車両136内に乗員が存在しない場合には(ステップS1においてNO)、音声処理装置102を第2の動作モードで動作させる。第2の動作モードは、車両136内に乗員が存在しないことを前提とした動作モードである。第2の動作モードにおいては、ノイズ除去処理、音楽除去処理等は行われるが、音声源方位判定やビームフォーミング処理等は行われない。
第2の動作モードにおける音声処理装置の動作を、図20を用いて説明する。図20は、本実施形態による音声処理装置における第2の動作モードでの動作を示すフローチャートである。
まず、ノイズ除去処理及び音楽除去処理が開始される(ステップS20)。ノイズ除去処理及び音楽除去処理は、この後、継続して行われる。第2の動作モードにおいては、音声源方位判定、ビームフォーミング等は行われない。即ち、第2の動作モードにおいては、音声源方位判定処理やビームフォーミング処理が、オフに設定される。なお、上述したように、車載音響機器84が音楽を出力していない場合や、音楽の音量が極めて小さい場合等には、音楽除去処理を行わなくてもよい。また、上述したように、前処理部10、処理部12及び後処理部14において行われる一連の処理によって、ノイズの除去が行われる。また、上述したように、音楽除去処理は、前処理部10に設けられた音楽除去処理部24等によって行われる。
第2の動作モードにおいては、ノイズ除去処理、音楽除去処理等が行われた良好な音声信号が、音声処理装置102から出力される。第2の動作モードにおいて、音声源方位判定処理やビームフォーミング処理がオフに設定されるのは、以下のような理由によるものである。即ち、車両136外に乗員が存在する場合には、車両136外における乗員の位置を正確且つ確実に特定するのは必ずしも容易ではない。このため、誤った方向にビームフォーミングが行われることも考えられる。誤った方向にビームフォーミングが行われている状態で、乗員から音声が発せられた場合には、当該乗員から発せられた音声が抑圧されてしまい、当該乗員から発せられた音声を取得し得ない虞がある。そこで、本実施形態では、第2の動作モードにおいては、ビームフォーミングを行わないようにしている。ビームフォーミングを行わないため、本実施形態では、ビームフォーミングを行うために必要となる音声源方位判定も行われない。ノイズ除去処理や音楽除去処理等が行われた良好な音声信号が自動音声認識装置168に入力されるため、自動音声認識装置168は高い精度で音声認識を行うことができる。自動音声認識装置168による音声認識結果に基づいて、車両136に搭載されている機器等に対しての操作が自動で行われる。
第2の動作モードにおいて、例えば「開け」や「閉まれ」等の所定のワードが自動音声処理装置168によって検出された場合には、車両136の外部に位置する乗員が、開閉体134の開作動や閉作動を欲していると考えられる。また、近接検知部126からの近接検知信号が入力部114に入力されている場合には、所定のワードを発したのは乗員であると考えられる。このため、車両136内に乗員が存在していないことを乗員有無検知信号が示しており、且つ、近接検知部126からの近接検知信号が入力部114に入力されている状態において、「開け」や「閉まれ」等の所定のワードが自動音声処理装置168によって検出された場合には、制御部116は、開閉体134の開作動又は閉作動のための制御を行う。具体的には、制御部116は、出力部120を介して開閉体駆動装置132を制御することにより、開閉体134の開作動又は閉作動を行う。
第2の動作モードにおいて、例えば「止まれ」という所定のワードが自動音声処理装置168によって検出された場合には、車両136の外部に位置する乗員が、車両136の停止を欲していると考えられる。例えば、坂道に停車させた車両136が動き始めてしまった場合には、車両136の外部に位置している乗員が、車両136の停止を欲する。このため、車両136内に乗員が存在していないことを乗員有無検知信号が示しており、且つ、車両136が移動している状態において、「止まれ」等の所定のワードが検出された場合には、制御部116は、車両136を停止させるための制御を行う。具体的には、制御部116は、出力部120を介してブレーキ制御装置138を制御することにより、ブレーキ140を動作させ、これにより、車両136を停止させる。
このように、本実施形態によれば、車両136内に乗員が存在しているか否かを示す乗員有無検知信号に基づいて、ビームフォーミングのオン/オフが設定される。このため、車両136の外部に乗員が位置している場合であっても、かかる乗員が発する音声を、車両136内に配されたマイクロフォン22を用いて確実に検出することができる。車両136の外部において発せられる音声を取得するためのマイクロフォンを、車両136内に配されたマイクロフォン22と別個に設けることを要しないため、低コスト化に寄与することができる。従って、本実施形態によれば、低コスト化の要請を満たしつつ、車両の内外において発せられ得る音声に対して音声処理を的確に行い得る音声処理装置及びその音声処理装置を用いた制御装置を提供することができる。
(変形例)
次に、本実施形態の変形例による音声処理装置及びその音声処理装置を用いた制御装置について図18、図19及び図21を用いて説明する。図21は、本変形例による音声処理装置における第2の動作モードでの動作を示すフローチャートである。
本変形例による音声処理装置は、車両136の外部に位置している乗員が所定のワードを発した後においては、当該乗員に対してビームフォーミングを行うようにするものである。
まず、図18を用いて上述した一実施形態による音声処理装置と同様にして、車両136内に乗員が存在するか否かの判定が行われる(ステップS1)。
車両136内に乗員が存在する場合には(ステップS1においてYES)、音声処理装置102を第1の動作モードで動作させる。第1の動作モードにおける音声処理装置の動作は、図19を用いて上述した一実施形態による音声処理装置の第1の動作モードにおける動作と同様であるため、説明を省略する。
一方、車両136内に乗員が存在しない場合には(ステップS1においてNO)、音声処理装置102を第2の動作モードで動作させる。第2の動作モードは、上述したように、車両136内に乗員が存在しないことを前提とした動作モードである。第2の動作モードにおいては、所定のワードが自動音声認識装置168によって検出される前においては、ノイズ除去処理、音楽除去処理等は行われるが、音声源方位判定、ビームフォーミング等は行われない。即ち、所定のワードが自動音声認識装置168によって検出される前においては、音声源方位判定処理やビームフォーミング処理が、オフに設定される。
第2の動作モードにおける音声処理装置の動作を、図21を用いて説明する。図21は、本変形例による音声処理装置における第2の動作モードでの動作を示すフローチャートである。
まず、ノイズ除去処理及び音楽除去処理が開始される(ステップS30)。ノイズ除去処理及び音楽除去処理は、この後、継続して行われる。第2の動作モードにおいては、音声源方位判定、ビームフォーミング等は行われない。なお、上述したように、車載音響機器84が音楽を出力していない場合や、音楽の音量が極めて小さい場合等には、音楽除去処理を行わなくてもよい。また、上述したように、前処理部10、処理部12及び後処理部14において行われる一連の処理によって、ノイズの除去が行われる。また、上述したように、音楽除去処理は、前処理部10に設けられた音楽除去処理部24等によって行われる。
所定のワードが自動音声認識装置168によって検出されると(ステップS31においてYES)、音声源方位判定処理及びビームフォーミング処理がオンに設定され、所定のワードを発した音声源72の方位が判定される(ステップS32)。音声源72の方位の判定は、上述したように、音声源方位判定部16等によって行われる。所定のワードとしては、例えば、驚嘆したときに発せられる音声である「あ」を挙げることができる。かかる所定ワードが発せられた場合には、車両136の外部に位置している乗員が驚いていると考えられる。このため、所定ワードが自動音声認識装置168によって検出された場合には(ステップS31においてYES)、所定ワードを発した当該乗員から発せられる音声をより確実に取得すべく、ステップS32以降の動作が行われる。
次に、音声源72の方位に応じて、ビームフォーマの指向性を設定する(ステップS33)。ビームフォーマの指向性の設定は、上述したように、適応アルゴリズム決定部18、処理部12等によって行われる。
音声源72の方位を含む所定の方位範囲以外の方位範囲から到来する音の大きさが、音声源72から到来する音声の大きさ以上である場合には(ステップS34においてYES)、音声源72の方位の判定を中断する(ステップS35)。
一方、音声源72の方位を含む所定の方位範囲以外の方位範囲から到来する音の大きさが、音声源72から到来する音声の大きさ以上でない場合には(ステップS34においてNO)、ステップS32、S33を繰り返し行う。
このように、本変形例によれば、所定のワードが検出された後においては、音声源方位判定処理やビームフォーミング処理等がオンに設定されるため、目的音以外の音が抑圧されたより良好な音声信号が自動音声認識装置168に入力される。このため、本変形例によれば、音声認識の精度をより向上することができ、車両136に搭載されている機器等に対しての操作をより正確且つ確実に行うことが可能となる。
[変形実施形態]
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、マイクロフォン22の数が3個である場合を例に説明したが、マイクロフォン22の数は3個に限定されるものではなく、4個以上であってもよい。多くのマイクロフォン22を用いれば、音声源72の方位をより高精度に判定し得る。
22,22a〜22c、26a、26b…マイクロフォン
40…運転席
42…ダッシュボード
44…助手席
46…車体、車室
72、72a、72b…音声源
76…スピーカ
78…ステアリングホイール
80…エンジン
82…外部ノイズ源
84…車載音響機器
100…制御装置
102…音声処理装置
134、134a〜134c…開閉体
136…車両
148…通信エリア

Claims (9)

  1. 車両内に配された複数のマイクロフォンの各々によって取得される受音信号に含まれる音声の発生源である音声源の方位を判定する音声源方位判定部と、
    前記音声源の前記方位を含む方位範囲以外の方位範囲から到来する音を抑圧するビームフォーミングを行うビームフォーミング処理部と、
    前記受音信号に混入されたノイズの除去処理を行うノイズ除去処理部とを有し、
    前記車両内に乗員が存在しているか否かを示す第1の信号に基づいて、前記ビームフォーミング処理部による前記ビームフォーミングのオン/オフが設定される、音声処理装置。
  2. 前記第1の信号にかかわらず、前記ノイズ除去処理部によって前記ノイズの除去処理が行われる、請求項1記載の音声処理装置。
  3. 前記車両内に前記乗員が存在していないことを前記第1の信号が示している場合には、前記ビームフォーミング処理部による前記ビームフォーミングがオフに設定される、請求項1又は2記載の音声処理装置。
  4. 前記車両内に前記乗員が存在していないことを前記第1の信号が示している場合には、所定のワードが検出される前においては、前記ビームフォーミングがオフに設定され、前記所定のワードが検出された後においては、前記ビームフォーミングがオンに設定される、請求項1又は2記載の音声処理装置。
  5. 前記受音信号に混入された音楽信号を、音響機器から取得された参照用音楽信号を用いて除去する音楽除去処理部を更に有し、
    前記第1の信号にかかわらず、前記音楽除去処理部によって前記音楽信号の除去が行われる、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の音声処理装置。
  6. 車両内に配された複数のマイクロフォンの各々によって取得される受音信号に含まれる音声の発生源である音声源の方位を判定する音声源方位判定部と、前記音声源の前記方位を含む方位範囲以外の方位範囲から到来する音を抑圧するビームフォーミングを行うビームフォーミング処理部と、前記受音信号に混入されたノイズの除去処理を行うノイズ除去処理部とを含む音声処理部と、
    前記音声処理部を用いて取得される音声認識結果に基づいた制御を行う制御部とを有し、
    前記制御部は、前記車両内に乗員が存在しているか否かを示す第1の信号に基づいて、前記ビームフォーミング処理部による前記ビームフォーミングのオン/オフを設定する
    を有する制御装置。
  7. 前記車両内に前記乗員が存在していないことを前記第1の信号が示している状態において、所定のワードが検出された場合には、前記制御部は、前記所定のワードに基づいた制御を行う、請求項6記載の制御装置。
  8. 前記車両内に前記乗員が存在していないことを前記第1の信号が示しており、且つ、前記車両が移動している状態において、前記所定のワードが検出された場合には、前記制御部は、前記車両を停止させる、請求項7記載の制御装置。
  9. 前記車両内に前記乗員が存在していないことを前記第1の信号が示しており、且つ、前記車両に前記乗員が近接していることを第2の信号が示している状態において、前記所定のワードが検出された場合には、前記制御部は、前記車両に設けられた開閉体の開作動又は閉作動を行う、請求項7記載の制御装置。
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