JP2016155543A - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウインドシールドを含むフロントカバーが、ステアリング装置と共に回動しないタイプの鞍乗型車両において、ライセンスプレートとステアリング装置との干渉を回避し、フロントカバーの大型化を抑制しつつ、空気抵抗を低減すると共に、ライセンスプレートの高い被視認性を確保する。【解決手段】ステアリング装置7が回動した時、フロントカバーは回動しない。フロントカバーは、ウインドシールド37と、前面部38と、を含む。メータカバー36は、メータユニット26の前方に配置される。ウインドシールドは、メータカバーの前方に配置され、透光性を有する。前面部は、ウインドシールドの下方に配置される。ライセンスプレート45の少なくとも一部は、メータカバーとウインドシールドとの間の空間に配置され、車両正面視においてメータカバーと重なる。【選択図】図2
Description
本発明は、鞍乗型車両に関する。
鞍乗型車両には、ウインドシールドの前方にライセンスプレートが配置されるものがある。例えば、特許文献1の鞍乗型車両では、ライセンスプレートがウインドシールドの前方に配置されている。ライセンスプレートはステーに支持されており、ステーはウインドシールドの両側方においてフロントカバーの前面に固定されている。
一方、鞍乗型車両においては、走行風に対する空気抵抗を低減するために、ウインドシールドを含むフロントカバーの形状に様々な工夫が成されている。例えば、フロントカバーの車幅方向における中央部が、フロントカバーの左側部及び右側部よりも前方に位置するような形状とすることで、走行風を左右に流れ易くしている。また、フロントカバーの下部が、フロントカバーの上部よりも前方に位置するような形状とすることで、走行風を上方に流れ易くしている。
一般的に、ライセンスプレートは、被視認性を確保するために、ある程度の大きな形状を有している。従って、上記のようにライセンスプレートがフロントカバーの前方に配置されると、フロントカバーの形状を工夫しているにも関らず、ライセンスプレートによって空気抵抗が大きくなってしまう。また、ライセンスプレートが走行風を受けることによって、ライセンスプレートが振動したり、或いは風切り音が発生する虞もある。
一方、ウインドシールドを含むフロントカバーの形状を活かして空気抵抗を低減するために、ライセンスプレートをフロントカバーの前方に配置しないことが考えられる。例えば、特許文献2の鞍乗型車両では、フロントカバーの底面にライセンスプレートが取付けられ、フロントカバーより低い位置にライセンスプレートが配置されている。ライセンスプレートがフロントカバーの前方に配置されていないので、ライセンスプレートがフロントカバーの前方に配置されている場合と比較して、空気抵抗が低減される。しかしながら、ライセンスプレートが依然として走行風を受けるため、より空気抵抗を低減したいと発明者は考えた。
まず、特許文献2のようにフロントカバーより低い位置にライセンスプレートを配置しつつ、より後方の位置にライセンスプレートを配置することを考えた。即ち、より後方の位置にライセンスプレートを配置することで、ライセンスプレートが走行風を受け難くなると考えた。しかし、ステアリング装置がライセンスプレートの後方に位置しているため、ライセンスプレートを後方に移動させるのには限度があった。
また、特許文献2においては、フロントカバー及びライセンスプレートは、ステアリング装置と共に回動する。そのため、ステアリング装置が回動することによって、ライセンスプレートとステアリング装置が干渉することはない。しかし、ウインドシールドを含むフロントカバーが、ステアリング装置と共に回動しないタイプの鞍乗型車両の場合、ライセンスプレートを後方に移動する場合、ステアリング装置とライセンスプレートとの干渉が懸念される。
即ち、ウインドシールドを含むフロントカバーが、ステアリング装置と共に回動しないタイプの鞍乗型車両においては、ライセンスプレートの後方への移動はより制限される。そのため、発明者は、ウインドシールドを含むフロントカバーが、ステアリング装置と共に回動しないタイプの鞍乗型車両においては、ライセンスプレートをより後方に移動させることによって空気抵抗を低減することは特に難しいことに気づいた。
ウインドシールドを含むフロントカバーが、ステアリング装置と共に回動しないタイプの鞍乗型車両において、ライセンスプレートとステアリング装置との干渉を回避するためには、ライセンスプレートとステアリング装置との間の距離を大きく確保する必要がある。そのため、ライセンスプレートとステアリング装置との間の距離を確保しつつ、ライセンスプレートによる空気抵抗を低減するためには、フロントカバーを大型化することが考えられる。即ち、フロントカバーを大型化することによって、ライセンスプレートに走行風が当たりにくくなる。しかし、フロントカバーが大型化する問題が発生すると共に、ライセンスプレートがフロントカバーによって見え難くなることが懸念される。
本発明の課題は、ウインドシールドを含むフロントカバーが、ステアリング装置と共に回動しないタイプの鞍乗型車両において、ライセンスプレートとステアリング装置との干渉を回避し、フロントカバーの大型化を抑制しつつ、空気抵抗を低減すると共に、ライセンスプレートの高い被視認性を確保することにある。
本発明の一態様に係る鞍乗型車両は、ヘッドパイプと、シートと、ステアリング装置と、メータユニットと、メータカバーと、フロントカバーと、ライセンスプレートと、プレート固定部と、を備える。シートは、ヘッドパイプより後方に配置される。シートにはライダーが着座する。ステアリング装置は、ヘッドパイプに挿入されるステアリングシャフトと、ステアリングシャフトより下方に配置される前輪と、前輪を回動させるためにライダーによって操作されるハンドル部材と、を含む。メータユニットは、ハンドル部材より前方に配置される。メータカバーは、メータユニットの前方に配置される。フロントカバーは、ステアリングシャフトの前方に配置される。ライセンスプレートは、フロントカバーに配置される。プレート固定部には、ライセンスプレートが固定される。ステアリング装置が回動した時、フロントカバーは回動しない。フロントカバーの車幅方向における中央部は、フロントカバーの左側部及び右側部よりも前方に位置する。フロントカバーの下部は、フロントカバーの上部よりも前方に位置する。フロントカバーは、ウインドシールドと、前面部と、を含む。ウインドシールドは、メータカバーの前方に配置され、透光性を有する。前面部は、ウインドシールドの下方に配置される。ライセンスプレートの少なくとも一部は、メータカバーとウインドシールドとの間の空間に配置され、車両正面視においてメータカバーと重なる。
本態様に係る鞍乗型車両では、プレート固定部によって、ライセンスプレートの少なくとも一部が、メータカバーとウインドシールドとの間の空間に配置される。従って、ライセンスプレートが走行風を直接的に受けることを抑えることができる。そのため、空気抵抗を低減すると共に、ライセンスプレートの振動、或いは風切り音の発生を抑えることができる。
また、ウインドシールドには、走行風を受けることによって撓みが生じる。そのため、ウインドシールドが撓むことでメータカバーと摩擦して傷付くことを防ぐために、ウインドシールドとメータカバーとの間には空間が設けられることが好ましい。本発明では、そのような空間をライセンスプレートを配置するための空間としても利用することで、フロントカバーの大型化を抑制することができる。
さらに、そのような空間にライセンスプレートが配置されるので、ライセンスプレートとステアリング装置との干渉の問題は生じない。
また、ライセンスプレートは、透明なウインドシールドを介して前方から容易に視認することができる。そのため、ライセンスプレートの高い被視認性を確保することができる。さらに、ライセンスプレートは、車両正面視においてメータカバーと重なる。そのため、ウインドシールドとメータカバーとの間にライセンスプレートが配置されても、ライダーの視界にライセンスプレートが入ることが抑制される。即ち、ライダーの快適性が低下することを抑えることができる。
プレート固定部は、メータカバーとウインドシールドとの間の空間に設けられてもよい。この場合、ライセンスプレートの少なくとも一部を、メータカバーとウインドシールドとの間の空間に容易に配置できる。
車両正面視において、ライセンスプレートの上端は、メータカバーの上端より下方に位置してもよい。この場合、ライセンスプレートによってライダーの視界を妨げることを抑えることができる。
ライセンスプレートの少なくとも一部は、後方かつ上方に延びてもよい。フロントカバーは、ウインドシールドの下方に配置される孔を含んでもよい。孔は、メータカバーとウインドシールドとの間の空間に連通してもよい。この場合、走行風はウインドシールドによって受けられるが、走行風の一部は、孔を通ってメータカバーとウインドシールドとの間の空間に抜ける。それにより、走行風によるウインドシールドが走行風を受けることによる負荷を減らすことができる。また、ライセンスプレートの少なくとも一部が後方かつ上方に延びていることで、ライセンスプレートの少なくとも一部は、メータカバーとウインドシールドとの間の空間に抜けた走行風の流れに沿って配置される。それにより、ライセンスプレートが走行風の抵抗となることを抑えることができる。
フロントカバーは、上シールド固定部と下シールド固定部とを含んでもよい。上シールド固定部には、ウインドシールドが固定されてもよい。下シールド固定部は、上シールド固定部よりも下方に配置されてもよい。下シールド固定部に、ウインドシールドが固定されてもよい。プレート固定部は、上シールド固定部と下シールド固定部との間に配置されてもよい。ライセンスプレートは、上シールド固定部と下シールド固定部との間に配置されてもよい。この場合、ライセンスプレートを上シールド固定部と下シールド固定部との間にコンパクトに配置することができる。
プレート固定部は、メータカバーに設けられてもよい。この場合、ライセンスプレートを取り外すことなく容易にシールドを交換することができる。
鞍乗型車両は、ウインドシールドを固定するためのステーをさらに備えてもよい。ステーは、メータカバーに設けられてもよい。プレート固定部は、ステーに設けられてもよい。この場合、シールドを固定するためのステーとプレート固定部とを共通化することができる。
ステーは、車幅方向に離れて配置される左ステーと右ステーとを含んでもよい。左ステーは、左上シールド固定部と左下シールド固定部とを含んでもよい。左上シールド固定部には、ウインドシールドが固定されてもよい。左下シールド固定部は、左上シールド固定部よりも下方に配置されてもよい。左下シールド固定部には、ウインドシールドが固定されてもよい。右ステーは、右上シールド固定部と右下シールド固定部とを含んでもよい。右上シールド固定部には、ウインドシールドが固定されてもよい。右下シールド固定部は、右上シールド固定部よりも下方に配置される。右下シールド固定部には、ウインドシールドが固定される。プレート固定部は、左プレート固定部と右プレート固定部とを含んでもよい。左プレート固定部は、左上シールド固定部と左下シールド固定部との間に配置される。右プレート固定部は、右上シールド固定部と右下シールド固定部との間に配置される。この場合、ライセンスプレートをコンパクトに配置することができる。
ライセンスプレートは、左上シールド固定部と左下シールド固定部との間に配置され、且つ、右上シールド固定部と右下シールド固定部との間に配置されてもよい。この場合、ライセンスプレートをコンパクトに配置することができる。
ライセンスプレートは、左ステーと右ステーとに亘って配置されてもよい。この場合、ライセンスプレートをコンパクトに配置することができる。
プレート固定部は、ウインドシールドに設けられてもよい。この場合、ウインドシールドを取り外すことによって、ライセンスプレートも取り外すことができる。そのため、メータカバー等のメンテナンスを容易に行うことができる。
ライセンスプレートの車幅方向の寸法は、ライセンスプレートの上下方向の寸法よりも大きくてもよい。この場合、車幅方向に大きなライセンスプレートがウインドシールド後方に配置されるので、空気抵抗低減の効果が高い。
鞍乗型車両は、上延伸部材と下延伸部材とをさらに備えてもよい。上延伸部材は、前輪の上方に配置され、車幅方向においてステアリングシャフトより左側方からステアリングシャフトより右側方まで延びてもよい。下延伸部材は、車両上下方向において、上延伸部材と前輪との間に配置され、車幅方向においてステアリングシャフトより左側方からステアリングシャフトより右側方まで延びてもよい。フロントカバーは、車幅方向において、上延伸部材及び下延伸部材の左側端より左側方から、上延伸部材及び下延伸部材の右側端より右側方まで延びてもよい。フロントカバーは、車両上下方向において、ハンドル部材より上方から下延伸部材の少なくとも一部より下方まで延びてもよい。このように大型のフロントカバーを備える鞍乗型車両において、フロントカバーを小型化できる効果が特に有効である。
鞍乗型車両は、ヘッドランプをさらに備えてもよい。ヘッドランプは、フロントカバーに設けられる。ヘッドランプの少なくとも一部は、メータユニットよりも下方に配置されてもよい。プレート固定部は、ヘッドランプよりも上方に配置されてもよい。この場合、フロントカバーの前方にヘッドライトを配置するものと比較して、ヘッドランプの配置の自由度を向上することができる。また、ヘッドランプを大型化することができる。
ウインドシールドとメータカバーとは、水平方向に対して後方且つ上方に向かって傾斜していてもよい。水平方向に対するメータカバーの延びる方向の角度は、水平方向に対するウインドシールドの延びる方向の角度よりも小さい。この場合、上方に行くほど、メータカバーとウインドシールドの間の隙間が大きくなる。そのため、ライセンスプレートを配置するためのスペースを確保し易い。
本発明によれば、ウインドシールドを含むフロントカバーが、ステアリング装置と共に回動しないタイプの鞍乗型車両において、ライセンスプレートとステアリング装置との干渉を回避し、フロントカバーの大型化を抑制しつつ、空気抵抗を低減すると共に、ライセンスプレートの高い被視認性を確保することができる。
以下、実施形態に係る鞍乗型車両1について図面を参照して説明する。図1は、鞍乗型車両1の側面図である。図2は、鞍乗型車両1の正面図である。図3は、鞍乗型車両1の背面図である。本実施形態に係る鞍乗型車両1は、スクータ型車両である。
なお、本明細書において、鞍乗型車両1の前後方向、鞍乗型車両1の上下方向、鞍乗型車両1の左右方向とは、鞍乗型車両1のライダーから見た前後、左右、上下の方向である。また、前後方向は、鞍乗型車両1の前後方向と平行な方向だけを示すものでなく、鞍乗型車両1の前後方向に対して±45°の範囲で傾斜している方向を含むものとする。言い換えると、左右方向および上下方向よりも前後方向に近い方向は、前後方向に含まれる。
同様に、上下方向とは、鞍乗型車両1の上下方向に対して±45°の範囲で傾斜している方向を含むものとする。言い換えると前後方向および左右方向よりも上下方向に近い方向は、上下方向に含まれる。
さらに、左右方向とは、鞍乗型車両1の左右方向に対して±45°の範囲で傾斜している方向を含むものとする。言い換えると、前後方向および上下方向よりも左右方向に近い方向は、左右方向に含まれる。
図1に示すように、鞍乗型車両1は、車体フレーム2と、前輪3と、シート4と、後輪5と、パワーユニット6と、ステアリング装置7と、車体カバー8と、を含む。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ11と、ダウンフレーム12と、ロアフレーム13と、リヤフレーム14とを含む。ダウンフレーム12は、ヘッドパイプ11から下方に延びている。ロアフレーム13は、ダウンフレーム12の下部に接続されている。ロアフレーム13は、ダウンフレーム12の下部から後方に延びている。リヤフレーム14は、ロアフレーム13に接続されている。リヤフレーム14は、ダウンフレーム12の後部から、後方且つ上方に延びている。
パワーユニット6は、シート4の下方に配置されている。パワーユニット6は、車体フレーム2に揺動可能に支持される。パワーユニット6は、エンジン15とトランスミッション16とを含む。パワーユニット6は、後輪5を回転可能に支持している。後輪5は、リアサスペンション17を介して車体フレーム2に支持されている。
ステアリング装置7は、ステアリングシャフト18と、ハンドル部材19と、左サスペンション20と、右サスペンション21と、上延伸部材22と、下延伸部材23と、を含む。ステアリングシャフト18は、ヘッドパイプ11に挿入されている。ステアリングシャフト18は、ヘッドパイプ11に左右に回動可能に支持される。ステアリングシャフト18の下部は、下延伸部材23を介して左右のサスペンション20,21に接続されている。
左右のサスペンション20,21は、前輪3を回転可能に支持している。前輪3は、ステアリングシャフト18より下方に配置される。前輪3の上方には、フロントフェンダー24が配置される。ステアリングシャフト18と左右のサスペンション20,21とは、上延伸部材22、及び、下延伸部材23によって連結されている。
上延伸部材22は、所謂アッパーブラケットである。上延伸部材22は、前輪3の上方に配置されている。上延伸部材22は、車幅方向においてステアリングシャフト18より左側方からステアリングシャフト18より右側方まで延びる。上延伸部材22は、車幅方向において左サスペンション20と右サスペンション21との間の距離よりも大きい。
下延伸部材23は、所謂ロアーブラケットである。下延伸部材23は、車両上下方向において、上延伸部材22と前輪3との間に配置される。下延伸部材23は、車幅方向においてステアリングシャフト18より左側方からステアリングシャフト18より右側方まで延びる。下延伸部材23は、車幅方向において左サスペンション20と右サスペンション21との間の距離よりも大きい。
ステアリングシャフト18の上部は、上延伸部材22を介してハンドル部材19に連結されている。ハンドル部材19は、前輪3を回動させるためにライダーによって操作される。ハンドル部材19は、左グリップ191と、右グリップ192と、ハンドルバー193(図3参照)とを含む。左右のグリップ191,192は、ハンドルバー193に取り付けられている。ハンドルバー193は、上延伸部材22を介してステアリングシャフト18に連結されている。
ハンドルバー193には、左ミラー194と右ミラー195とが取り付けられている。ハンドルバー193はハンドルカバー25で覆われている。図4は、ハンドル部材19の周囲を斜め後上方から見た図である。図4に示すように、ハンドル部材19より前方にはメータユニット26が配置される。メータユニット26は、速度等を表示する表示部53を含む。表示部53は、エンジン回転速度を表示する回転計を含んでもよい。表示部53は、燃料の残量表示、時刻、走行距離、或いは警告灯を表示してもよい。
図1に示すように、車体カバー8は、リアカバー31と、ロアカバー32と、レッグシールド33と、フロントカバー34と、メータカバー36とを含む。リアカバー31は、リヤフレーム14の周囲を覆う。シート4は、リアカバー31の上方に配置される。シート4は、ヘッドパイプ11より後方に配置されている。シート4には、ライダーが着座する。シート4は、車体フレーム2に支持されている。シート4は、図示しないステーを介してリヤフレーム14に支持されている。
ロアカバー32は、フロントカバー34とリアカバー31との間に配置される。ロアカバー32は、ロアフレーム13の周囲を覆う。ロアカバー32の上面は、足載せ部321を含む。足載せ部321は、ライダーが足を置くように設けられる。足載せ部321は、シート4より下方、且つ、前方に配置されている。
レッグシールド33は、ヘッドパイプ11の後方を覆う。レッグシールド33は、ダウンフレーム12の後方を覆う。レッグシールド33は、シート4の前方に配置される。レッグシールド33の下端部は、足載せ部321に接続されている。レッグシールド33の上方にはハンドル部材19が配置される。
フロントカバー34は、レッグシールド33の前方に配置される。フロントカバー34は、メータユニット26及びステアリングシャフト18の前方に配置される。フロントカバー34は、車両上下方向において、ハンドル部材19より上方から下延伸部材23の少なくとも一部より下方まで延びている。
フロントカバー34には、ヘッドランプ35が取り付けられる。ヘッドランプ35の少なくとも一部は、メータユニット26よりも下方に配置される。ヘッドランプ35の全体が、メータユニット26よりも下方に配置されてもよい。なお、本実施形態では、左右に離れた2つのヘッドランプ35が設けられているが、ヘッドランプが1つのみであってもよい。
フロントカバー34は、車体フレーム2に支持されており、ステアリング装置7には支持されていない。従って、ステアリング装置7は、フロントカバー34から独立して回動可能に設けられている。すなわち、ステアリング装置7が回動した時、フロントカバー34は回動しない。
メータカバー36は、メータユニット26の前方に配置される。メータユニット26とメータカバー36とは、車両正面視で重なっている。メータカバー36の下部は、メータカバー36の上部よりも前方に位置している。すなわち、メータカバー36は上下方向に傾斜している。メータカバー36の上端部は、メータユニット26よりも上方に位置する。メータカバー36の上端部は、前面部38よりも上方に位置する。メータカバー36の上端部は、ハンドルカバー25よりも上方に位置する。
メータカバー36は、車幅方向において上延伸部材22よりも大きい。メータカバー36は、車幅方向において下延伸部材23よりも大きい。メータカバー36は、車幅方向においてフロントフェンダー24よりも大きい。また、メータカバー36は、車幅方向においてフロントフェンダー24よりも大きい。
図2に示すように、車両正面視において、メータカバー36の下縁部は、下方に向かって先細りの形状を有する。詳細には、メータカバー36の下縁部は、左下縁部361と右下縁部362とを含む。車両正面視において、左下縁部361と右下縁部362との間の車幅方向における距離は、下方に向かって小さくなる。左下縁部361は、下方に向かって車幅方向における車両中心に近づくように傾斜している。右下縁部362は、下方に向かって車幅方向における車両中心に近づくように傾斜している。
フロントカバー34は、ウインドシールド37と、前面部38と、を含む。ウインドシールド37は、メータカバー36の前方に配置される。ウインドシールド37とメータカバー36とは、車両正面視で重なっている。ウインドシールド37は、透光性を有する。ウインドシールド37は、樹脂製である。ウインドシールド37の下部は、ウインドシールド37の上部よりも前方に位置している。すなわち、ウインドシールド37は上下方向に傾斜している。ウインドシールド37は、ウインドシールド37の車幅方向における中央部がウインドシールド37の左右の側部よりも前方に位置するように、湾曲している。
ウインドシールド37の上端部は、メータカバー36よりも上方に位置する。ウインドシールド37の上端部は、左右のミラー194,195よりも上方に位置する。ウインドシールド37の下端部は、左右のグリップ191,192よりも下方に位置する。
ウインドシールド37は、車幅方向において上延伸部材22よりも大きい。ウインドシールド37は、車幅方向において下延伸部材23よりも大きい。ウインドシールド37は、車幅方向においてフロントフェンダー24よりも大きい。ウインドシールド37は、車幅方向においてフロントフェンダー24よりも大きい。
車両正面視において、ウインドシールド37の下縁部は、下方に向かって先細りの形状を有する。詳細には、ウインドシールド37の下縁部は、左下縁部371と右下縁部372と中央縁部373とを含む。車両正面視において、左下縁部371と右下縁部372との間の車幅方向における距離は、下方に向かって小さくなる。左下縁部371は、下方に向かって車幅方向における車両中心に近づくように傾斜している。右下縁部372は、下方に向かって車幅方向における車両中心に近づくように傾斜している。ウインドシールド37の左下縁部371と右下縁部372とは、前面部38に接続される。
中央縁部373は、左下縁部371と右下縁部372との間に位置する。中央縁部373は、前面部38に対して間隔をおいて配置される。このため、ウインドシールド37の中央縁部373の下方には孔374が設けられている。孔374は、メータカバー36とウインドシールド37との間の空間に連通している。
前面部38は、ウインドシールド37の下方に配置される。前面部38は、透光性を有さない。前面部38には、ヘッドランプ35が設けられる。前面部38には左右のフラッシャー43,44が設けられる。前面部38の車幅方向における中央部は、前面部38の左側部及び右側部よりも前方に位置する。前面部38の下部は、前面部38の上部よりも前方に位置する。
前面部38は、車幅方向において、上延伸部材22及び下延伸部材23の左側端より左側方から、上延伸部材22及び下延伸部材23の右側端より右側方まで延びている。すなわち、前面部38は、車幅方向において上延伸部材22よりも大きい。また、前面部38は、車幅方向において下延伸部材23よりも大きい。前面部38の下方には、フロントフェンダー24が配置される。
フロントカバー34は、左側面部41と右側面部42とを含む。車両正面視において、左側面部41は、前輪3の左側方に配置される。車両正面視において、右側面部42は、前輪3の右側方に配置される。車両正面視において、左側面部41と右側面部42とは、前面部38から下方に延びている。左側面部41と右側面部42とは、下延伸部材23よりも下方の位置まで延びている。左側面部41と右側面部42とは、フロントフェンダー24の前端よりも下方の位置まで延びている。左側面部41と右側面部42とは、前輪3の回転軸よりも下方の位置まで延びている。左側面部41と右側面部42とは、ロアカバー32に接続されている。
図2に示すように、フロントカバー34には、ライセンスプレート45が配置されている。詳細には、ライセンスプレート45の少なくとも一部は、メータカバー36とウインドシールド37との間の空間に配置され、車両正面視においてメータカバー36と重なる。ライセンスプレート45は、ウインドシールド37の後方に配置されており、ウインドシールド37を通して前方から視認可能である。なお、ライセンスプレート45の全体が、メータカバー36とウインドシールド37との間の空間に配置され、車両正面視においてメータカバー36と重なってもよい。
ライセンスプレート45の車幅方向の寸法は、ライセンスプレート45の上下方向の寸法よりも大きい。ライセンスプレート45は、後方かつ上方に延びている。
車両正面視において、ライセンスプレート45の上端は、メータカバー36の上端より下方に位置する。ライセンスプレート45の一部は、メータカバー36の上縁より上方に位置する。ライセンスプレート45の上端は、ウインドシールド37の上端より下方に位置する。ライセンスプレート45は、孔374よりも上方に配置される。ライセンスプレート45は、ウインドシールド37の左下縁部371と右下縁部372との間に配置される。
ライセンスプレート45の下縁及び左右側縁は、車両正面視において、ウインドシールド37と重なっている。ライセンスプレート45の全てが、車両正面視において、ウインドシールド37と重なっている。ライセンスプレート45の全てが、ウインドシールド37を通して視認可能である。
図5は、図2におけるV−V断面図である。図6は、図2におけるVI−VI断面図である。図5及び図6に示すように、ライセンスプレート45は直線状である。ただし、ライセンスプレート45は湾曲していてもよい。図5に示すように、ウインドシールド37は、前方に凸に湾曲している。
メータカバー36において、少なくとも車両正面視でライセンスプレート45と重なる部分、すなわち、ライセンスプレート45の後方に位置する部分は、直線状である。メータカバー36の前方にはウインドシールド37が位置しているので、走行風はウインドシールド37に主に当たり、メータカバー36には当たりにくい。従って、メータカバー36が直線状であっても、走行抵抗が大きくなることが抑制される。なお、メータカバー36は直線状に限らず、湾曲していてもよい。
図6に示すように、ウインドシールド37とメータカバー36とは、水平方向に対して傾斜している。ただし、水平方向に対するメータカバー36の延びる方向の角度は、水平方向に対するウインドシールド37の延びる方向の角度よりも小さい。従って、上方に行くほど、メータカバー36とウインドシールド37の間の隙間が大きくなる。ライセンスプレート45の少なくとも一部は、メータカバー36の上部の前方に配置されている。そのため、ライセンスプレート45を配置するためのスペースを確保しやすく、ライセンスプレート45を配置し易い。
図6に示すように、メータユニット26は、表示部53が配置されるボックス部54を含む。ボックス部54は、表示部53を視認可能に形成された透光性を有するカバー部55を含む。
フロントカバー34は、ウインドシールド37を固定するためのステー46,47を含む。図7は、ステー46,47を示す斜視図である。図6及び図7に示すように、ステー46,47は、メータカバー36に設けられる。ステー46,47は、ウインドシールド37とメータカバー36との間の空間に配置される。ステー46,47は、メータカバー36に取り付けられる。或いは、ステー46,47は、メータカバー36を通して、メータカバー36の内部の車体フレーム2に取り付けられてもよい。
ステー46,47は、左ステー46と右ステー47とを含む。左ステー46と右ステー47とは、車幅方向に離れて配置される。左ステー46は、左上突出部461と、左下突出部462と、左凹部463と、を有する。左上突出部461と左下突出部462とは、左凹部463から突出している。左凹部463は、左上突出部461と左下突出部462との間に位置する。
左ステー46は、左ステー46をメータカバー36に固定するための左上固定部464と左下固定部465とを含む。左上固定部464と左下固定部465とには、それぞれネジ孔が設けられている。左上固定部464と左下固定部465とのネジ孔は、左凹部463において開口している。
左ステー46は、ウインドシールド37を固定するための左上シールド固定部466及び左下シールド固定部467を含む。左下シールド固定部467は、左上シールド固定部466よりも下方に配置される。左上シールド固定部466及び左下シールド固定部467はそれぞれネジ孔を含む。左上シールド固定部466は、左上突出部461に設けられる。左下シールド固定部467は、左下突出部462に設けられる。
右ステー47は、右上突出部471と、右下突出部472と、右凹部473と、を有する。右上突出部471と右下突出部472とは、右凹部473から突出している。右凹部473は、右上突出部471と右下突出部472との間に位置する。
右ステー47は、右ステー47をメータカバー36に固定するための右上固定部474と右下固定部475とを含む。右上固定部474と右下固定部475とには、それぞれネジ孔が設けられている。右上固定部474と右下固定部475とのネジ孔は、右凹部473において開口している。
右ステー47は、ウインドシールド37を固定するための右上シールド固定部476及び右下シールド固定部477を含む。右下シールド固定部477は、右上シールド固定部476よりも下方に配置される。右上シールド固定部476及び右下シールド固定部477はそれぞれネジ孔を含む。右上シールド固定部476は、右上突出部471に設けられる。右下シールド固定部477は、右下突出部472に設けられる。
ウインドシールド37は、左上シールド固定部466と左下シールド固定部467とにネジによって固定される。これにより、ウインドシールド37が左ステー46に固定される。ウインドシールド37は、右上シールド固定部476と右下シールド固定部477とにネジによって固定される。これにより、ウインドシールド37が右ステー47に固定される。
ステー46,47には、ライセンスプレート45を固定するためのプレート固定部48−51が設けられる。ライセンスプレート45は、左ステー46と右ステー47とに亘って配置される。プレート固定部48−51は、メータカバー36とウインドシールド37との間の空間に設けられる。プレート固定部48−51は、ヘッドランプ35よりも上方に配置される。プレート固定部48−51の少なくとも一部は、メータカバー36の上端部よりも下方に配置される。プレート固定部48−51の全体が、メータカバー36の上端部よりも下方に配置されてもよい。
プレート固定部48−51は、左上プレート固定部48と左下プレート固定部49とを含む。左下プレート固定部49は、左上プレート固定部48よりも下方に配置される。左上プレート固定部48と左下プレート固定部49とは、左上シールド固定部466と左下シールド固定部467との間に配置される。左上プレート固定部48と左下プレート固定部49とは、それぞれネジ孔を含む。左上プレート固定部48と左下プレート固定部49とは、左凹部463に設けられる。左上プレート固定部48は、左上シールド固定部466と左上固定部464との間に位置する。左下プレート固定部49は、左下シールド固定部467と左下固定部465との間に位置する。
プレート固定部48−51は、右上プレート固定部50と右下プレート固定部51とを含む。右下プレート固定部51は、右上プレート固定部50よりも下方に配置される。右上プレート固定部50と右下プレート固定部51とは、右上シールド固定部476と右下シールド固定部477との間に配置される。右上プレート固定部50と右下プレート固定部51とは、それぞれネジ孔を含む。右上プレート固定部50と右下プレート固定部51とは、右凹部473に設けられる。右上プレート固定部50は、右上シールド固定部476と右上固定部474との間に位置する。右下プレート固定部51は、右下シールド固定部477と右下固定部475との間に位置する。
左上固定部464と左下固定部465とは、ネジによってメータカバー36に固定される。これにより、左ステー46がメータカバー36に固定される。右上固定部474と右下固定部475とは、ネジによってメータカバー36に固定される。これにより、右ステー47がメータカバー36に固定される。
ライセンスプレート45は、ネジによって左上プレート固定部48と左下プレート固定部49とに固定される。これにより、ライセンスプレート45が左ステー46に固定される。すなわち、ライセンスプレート45が、左ステー46を介してメータカバー36に固定される。ライセンスプレート45は、左上シールド固定部466と左下シールド固定部467との間の左凹部463に配置される。
ライセンスプレート45は、ネジによって右上プレート固定部50と右下プレート固定部51とに固定される。これにより、ライセンスプレート45が右ステー47に固定される。すなわち、ライセンスプレート45が、右ステー47を介してメータカバー36に固定される。ライセンスプレート45は、右上シールド固定部476と右下シールド固定部477との間の右凹部473に配置される。
以上のように、ライセンスプレート45は、ステー46,47を介してメータカバー36に固定される。これにより、ライセンスプレート45は、メータカバー36とウインドシールド37との間の空間に配置される。
以上説明した本実施形態に係る鞍乗型車両1では、プレート固定部48−51によって、ライセンスプレート45の少なくとも一部が、メータカバー36とウインドシールド37との間の空間に配置される。従って、ライセンスプレート45が走行風を直接的に受けることを抑えることができる。そのため、空気抵抗を低減すると共に、ライセンスプレート45の振動、或いは風切り音の発生を抑えることができる。
また、ウインドシールド37には、走行風を受けることによって撓みが生じる。そのため、ウインドシールド37が撓むことでメータカバー36と摩擦して傷付くことを防ぐために、ウインドシールド37とメータカバー36との間には空間が設けられることが好ましい。本実施形態に係る鞍乗型車両1では、そのような空間をライセンスプレート45を配置するための空間としても利用することで、フロントカバー34の大型化を抑えることができる
さらに、そのような空間にライセンスプレート45が配置されるので、ライセンスプレート45とステアリング装置7との干渉の問題は生じない。それによっても、フロントカバー34の大型化を抑えることができる。
さらに、そのような空間にライセンスプレート45が配置されるので、ライセンスプレート45とステアリング装置7との干渉の問題は生じない。それによっても、フロントカバー34の大型化を抑えることができる。
また、ライセンスプレート45は、透明なウインドシールド37を介して前方から容易に視認することができる。そのため、ライセンスプレート45の高い被視認性を確保することができる。さらに、ライセンスプレート45は、車両正面視においてメータカバー36と重なる。そのため、ウインドシールド37とメータカバー36との間にライセンスプレート45が配置されても、ライダーの視界にライセンスプレート45が入ることが抑制される。即ち、ライダーの快適性が低下することを抑えることができる。
本実施形態に係る鞍乗型車両1では、ハンドル部材19と共にウインドシールド37が回動しない。もし、ハンドル部材と共にウインドシールドが回動するタイプの鞍乗型車両において、ライセンスプレート45がウインドシールド37に取り付けられると、ウインドシールド37と共にライセンスプレート45も動くことになる。その場合、見る角度によっては、他者からのライセンスプレート45の被視認性が低下する虞がある。これに対して、本実施形態に係る鞍乗型車両1では、大型化を抑制しつつライセンスプレート45の被視認性を確保することができる。
また、ハンドルマウントのフロントカバーでは、ライセンスプレート45がウインドシールド37に取り付けられると、ハンドル部材への荷重が増大する。そのため、ハンドル部材の操作性が低下することが懸念される。これに対して、本実施形態に係る鞍乗型車両1では、ハンドル部材19と共にウインドシールド37が回動しない車両においてライセンスプレート45がウインドシールド37に取り付けられている。そのため、ハンドル部材19の操作性が低下することを回避することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
鞍乗型車両には、モーターサイクル、不整地走行用車両(ALL−TERRAIN VEHICLE)、スノーモービルが含まれる。また、モーターサイクルには、スポーツタイプのモーターサイクル、モペットが含まれる。
鞍乗型車両1の前輪3の数は1つに限らず、2つ以上であってもよい。或いは、鞍乗型車両1の後輪5の数は1つに限らず、2つ以上であってもよい。
ステアリング装置の構造は、上記の実施形態のものに限らず変更されてもよい。例えば、延伸部材が1つだけ設けられ、延伸部材にステアリングシャフトの下端と左右のサスペンションの上端とが接続されていてもよい。
フロントカバー34の構造は、上記の実施形態の構造に限らず変更されてもよい。例えば、ウインドシールド37の構造が上記の実施形態の構造から変更されてもよい。メータカバー36の構造が上記の実施形態の構造から変更されてもよい。
プレート固定部の構造が上記の実施形態の構造から変更されてもよい。例えば、図8は、変形例に係るプレート固定部を示す図である。図8に示すように、プレート固定部48,49は、ウインドシールド37に設けられてもよい。図示を省略するが、プレート固定部48,49と同様に、プレート固定部50,51が、ウインドシールド37に設けられてもよい。
或いは、ライセンスプレート45は、ステー46,47を介さずに、メータカバー36に直接的に固定されてもよい。すなわち、プレート固定部がメータカバー36に直接的に設けられてもよい。或いは、プレート固定部は、ウインドシールド37を固定するためのステー46,47とは別に設けられたライセンスプレート45を固定するためのステーに設けられてもよい。
ウインドシールド37は、ステー46,47を介さずに直接的にメータカバー36、或いは、前面部38に取り付けられてもよい。或いは、プレート固定部は、メータカバー36とウインドシールド37との間の空間以外の場所に設けられてもよい。
ライセンスプレート45は、ネジ以外の固定手段によって固定されてもよい。プレート固定部の数は、上記の実施形態のように4つに限らず、4より少ない、或いは4つより多くてもよい。シールド固定部の数は、上記の実施形態のように4つに限らず、4より少ない、或いは4つより多くてもよい。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
本発明によれば、ウインドシールドを含むフロントカバーが、ステアリング装置と共に回動しないタイプの鞍乗型車両において、ライセンスプレートとステアリング装置との干渉を回避し、フロントカバーの大型化を抑制しつつ、空気抵抗を低減すると共に、ライセンスプレートの高い被視認性を確保することができる。
11 ヘッドパイプ
4 シート
7 ステアリング装置
26 メータユニット
34 フロントカバー
45 ライセンスプレート
36 メータカバー
37 ウインドシールド
39 前面部
374 孔
466 左上シールド固定部
467 左下シールド固定部
476 右上シールド固定部
477 右下シールド固定部
46 左ステー
47 右ステー
48 左上プレート固定部
50 右上プレート固定部
49 左下プレート固定部
51 右下プレート固定部
22 上延伸部材
23 下延伸部材
35 ヘッドランプ
4 シート
7 ステアリング装置
26 メータユニット
34 フロントカバー
45 ライセンスプレート
36 メータカバー
37 ウインドシールド
39 前面部
374 孔
466 左上シールド固定部
467 左下シールド固定部
476 右上シールド固定部
477 右下シールド固定部
46 左ステー
47 右ステー
48 左上プレート固定部
50 右上プレート固定部
49 左下プレート固定部
51 右下プレート固定部
22 上延伸部材
23 下延伸部材
35 ヘッドランプ
Claims (15)
- ヘッドパイプと、
前記ヘッドパイプより後方に配置され、ライダーが着座するためのシートと、
前記ヘッドパイプに挿入されるステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトより下方に配置される前輪と、前記前輪を回動させるために前記ライダーによって操作されるハンドル部材と、を含むステアリング装置と、
前記ハンドル部材より前方に配置されるメータユニットと、
前記メータユニットの前方に配置されるメータカバーと、
前記ステアリングシャフトの前方に配置されるフロントカバーと、
前記フロントカバーに配置されるライセンスプレートと、
前記ライセンスプレートを固定するためのプレート固定部と、
を備え、
前記ステアリング装置が回動した時、前記フロントカバーは回動せず、
前記フロントカバーの車幅方向における中央部は、前記フロントカバーの左側部及び右側部よりも前方に位置し、
前記フロントカバーの下部は、前記フロントカバーの上部よりも前方に位置し、
前記フロントカバーは、
前記メータカバーの前方に配置され、透光性を有するウインドシールドと、
前記ウインドシールドの下方に配置される前面部と、
を含み、
前記ライセンスプレートの少なくとも一部は、前記メータカバーと前記ウインドシールドとの間の空間に配置され、車両正面視において前記メータカバーと重なる、
鞍乗型車両。 - 前記プレート固定部は、前記メータカバーと前記ウインドシールドとの間の空間に設けられる、
請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 車両正面視において、前記ライセンスプレートの上端は、前記メータカバーの上端より下方に位置する、
請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。 - 前記ライセンスプレートの少なくとも一部は、後方かつ上方に延び、
前記フロントカバーは、前記ウインドシールドの下方に配置される孔を含み、
前記孔は、前記メータカバーと前記ウインドシールドとの間の前記空間に連通している、
請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記フロントカバーは、
前記ウインドシールドが固定される上シールド固定部と、
前記上シールド固定部よりも下方に配置され、前記ウインドシールドが固定される下シールド固定部と、
を含み、
前記プレート固定部は、前記上シールド固定部と前記下シールド固定部との間に配置され、
前記ライセンスプレートは、前記上シールド固定部と前記下シールド固定部との間に配置される、
請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記プレート固定部は、前記メータカバーに設けられる、
請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記メータカバーに設けられ前記ウインドシールドを固定するためのステーをさらに備え、
前記プレート固定部は、前記ステーに設けられる、
請求項6に記載の鞍乗型車両。 - 前記ステーは、車幅方向に離れて配置される左ステーと右ステーとを含み、
前記左ステーは、
前記ウインドシールドを固定するための左上シールド固定部と、
前記左上シールド固定部よりも下方に配置され、前記ウインドシールドを固定するための左下シールド固定部と、
を含み、
前記右ステーは、
前記ウインドシールドを固定するための右上シールド固定部と、
前記右上シールド固定部よりも下方に配置され、前記ウインドシールドを固定するための右下シールド固定部と、
を含み、
前記プレート固定部は、
前記左上シールド固定部と前記左下シールド固定部との間に配置される左プレート固定部と、
前記右上シールド固定部と前記右下シールド固定部との間に配置される右プレート固定部と、
を含む、
請求項7に記載の鞍乗型車両。 - 前記ライセンスプレートは、前記左上シールド固定部と前記左下シールド固定部との間に配置され、且つ、前記右上シールド固定部と前記右下シールド固定部との間に配置される、
請求項8に記載の鞍乗型車両。 - 前記ライセンスプレートは、前記左ステーと前記右ステーとに亘って配置される、
請求項8又は9に記載の鞍乗型車両。 - 前記プレート固定部は、前記ウインドシールドに設けられる、
請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記ライセンスプレートの車幅方向の寸法は、前記ライセンスプレートの上下方向の寸法よりも大きい、
請求項1から11のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記前輪の上方に配置され、車幅方向において前記ステアリングシャフトより左側方から前記ステアリングシャフトより右側方まで延びる上延伸部材と、
車両上下方向において、前記上延伸部材と前記前輪との間に配置され、車幅方向において前記ステアリングシャフトより左側方から前記ステアリングシャフトより右側方まで延びる下延伸部材と、
をさらに備え、
前記フロントカバーは、車幅方向において、前記上延伸部材及び前記下延伸部材の左側端より左側方から、前記上延伸部材及び前記下延伸部材の右側端より右側方まで延び、
前記フロントカバーは、車両上下方向において、前記ハンドル部材より上方から前記下延伸部材の少なくとも一部より下方まで延びる、
請求項1から12のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記フロントカバーに設けられるヘッドランプをさらに備え、
前記ヘッドランプの少なくとも一部は、前記メータユニットよりも下方に配置され、
前記プレート固定部は、前記ヘッドランプよりも上方に配置される、
請求項1から13のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記ウインドシールドと前記メータカバーとは、水平方向に対して後方且つ上方に向かって傾斜しており、
水平方向に対する前記メータカバーの延びる方向の角度は、水平方向に対する前記ウインドシールドの延びる方向の角度よりも小さい、
請求項1から14のいずれかに記載の鞍乗型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP16152136.4A EP3059148B1 (en) | 2015-02-23 | 2016-01-20 | Straddled vehicle |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015032806 | 2015-02-23 | ||
JP2015032806 | 2015-02-23 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016155543A true JP2016155543A (ja) | 2016-09-01 |
Family
ID=56824767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015247314A Pending JP2016155543A (ja) | 2015-02-23 | 2015-12-18 | 鞍乗型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016155543A (ja) |
-
2015
- 2015-12-18 JP JP2015247314A patent/JP2016155543A/ja active Pending
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