JP2013136305A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー部材の継ぎ目からの水の浸入を抑えることができる鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】鞍乗型車両は、ヘッドパイプとフロントカバー組立体30とを備える。フロントカバー組立体は、複数のカバー部材を含み、ヘッドパイプを覆う。フロントカバー組立体は、フロントカバー組立体と別体に形成された別体カバー40をフロントカバー組立体に取り付けるための複数の固定部を含む。複数の固定部は、第1固定部と第2固定部とを含む。複数のカバー部材の境界が第1固定部と第2固定部との間に配置される。
【選択図】図9

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来、鞍乗型車両には、ヘッドパイプを覆うフロントカバー組立体が複数の別体のカバー部材で構成されているものがある。例えば、特許文献1に開示されている自動二輪車は、フロントカバーと、左右のメインパイプサイドカバーと、左右のレッグシールドとを備えている。左右のメインパイプサイドカバーは、フロントカバーに取り付けられる。左右のレッグシールドは、フロントカバー及び左右のメインパイプサイドカバーに取り付けられる。
特開2006−96233号公報
フロントカバー組立体が複数の別体のカバー部材で構成されている場合、降雨時や洗車時に、各カバー部材の継ぎ目に直接的に水が当たると、水が継ぎ目からフロントカバー組立体の内部に浸入する可能性がある。例えば、上記の特許文献1の自動二輪車では、フロントカバーとメインパイプサイドカバーとの継ぎ目から水がカバーの内部に浸入してしまう可能性がある。或いは、メインパイプサイドカバーと、左右のレッグシールドとの継ぎ目から水がカバーの内部に浸入してしまう可能性がある。カバーの内部には電装品が配置される場合があるので、カバーの内部への水の侵入は回避することが好ましい。
本発明の課題は、カバー部材の継ぎ目からの水の浸入を抑えることができる鞍乗型車両を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る鞍乗型車両は、ヘッドパイプとフロントカバー組立体とを備える。フロントカバー組立体は、複数のカバー部材を含み、ヘッドパイプを覆う。フロントカバー組立体は、フロントカバー組立体と別体に形成された別体カバーをフロントカバー組立体に取り付けるための複数の固定部を含む。複数の固定部は、第1固定部と第2固定部とを含む。複数のカバー部材の境界が第1固定部と第2固定部との間に配置される。なお、「境界が第1固定部と第2固定部との間に配置される」とは、車両側面視において、第1固定部と第2固定部とを結ぶ線分と境界とが交差することを意味する。
本発明の第2の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、複数のカバー部材は、第1カバーと第2カバーとを含む。第2カバーは、第1カバー部材に取り付けられる。第1固定部は、別体カバーと第1カバーとを固定する。第2固定部は、別体カバーと第2カバーとを固定する。
本発明の第3の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、フロントカバー組立体は、ヘッドライトを含む。複数のカバー部材は、第1カバー部材と第2カバー部材とを含む。第1カバー部材には、ヘッドライトが取り付けられる。第1カバー部材は、ヘッドパイプの少なくとも前方を覆う。第2カバー部材は、第1カバー部材に取り付けられる。別体カバーは、第1カバー部材と第2カバー部材との境界の少なくとも一部を覆う。
本発明の第4の態様に係る鞍乗型車両は、第3の態様の鞍乗型車両であって、第1カバー部材と第2カバー部材との境界は、車両側面視において表れる。
本発明の第5の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、別体カバーは、別体カバーの前端と後端との少なくとも一方が、境界よりも車両の車幅方向における中心線の近くに位置するように湾曲した形状を有する。
本発明の第6の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、複数のカバー部材の境界は、車幅方向において最も外方に位置する最外部を含む。別体カバーの少なくとも一部は、境界の最外部よりも車幅方向における内方に位置する。
本発明の第7の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、固定部は、フロントカバー組立体に形成された貫通孔を含む。別体カバーは、フロントカバー組立体の貫通孔に対向する位置に形成された貫通孔を含む。フロントカバー組立体の貫通孔と別体カバーの貫通孔とに固定部材が挿入されることによって、別体カバーがフロントカバー組立体に取り付けられる。
本発明の第8の態様に係る鞍乗型車両は、第7の態様の鞍乗型車両であって、固定部材は、別体カバーの貫通孔からフロントカバー組立体の貫通孔に向って挿入される。
本発明の第9の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、フロントカバー組立体は、互いに間隔を空けて配置された複数の凸部を含む。
本発明の第10の態様に係る鞍乗型車両は、第9の態様の鞍乗型車両であって、複数の固定部の少なくとも一部は、凸部の頂上部に形成されている。
本発明の第11の態様に係る鞍乗型車両は、第1の態様の鞍乗型車両であって、別体カバーとフロントカバー組立体との間に空気が通る空気通路が形成される。
本発明の第12の態様に係る鞍乗型車両は、第11の態様の鞍乗型車両であって、フロントカバー組立体は、互いに間隔を空けて配置された複数の凸部を含む。空気通路は、凸部の間の凹部と、別体カバーとの間に形成される。
本発明の第13の態様に係る鞍乗型車両は、第3の態様の鞍乗型車両であって、第1カバー部材は、前方へ向かって突出する突出部を含む。ヘッドライトは、突出部に取り付けられる。
本発明の第14の態様に係る鞍乗型車両は、第13の態様の鞍乗型車両であって、第1カバー部材は、突出部に接続されるリブを含む。
本発明の第15の態様に係る鞍乗型車両は、第3の態様の鞍乗型車両であって、ポジションライトとポジションライトカバーとをさらに備える。ポジションライトカバーには、ポジションライトが取り付けられる。ポジションライトカバーは、フロントカバー組立体と別体であり、第1カバー部材の前方に配置される。
本発明の第1の態様に係る鞍乗型車両では、別体カバーをフロントカバー組立体に取り付けるための第1固定部と第2固定部との間に、カバー部材の境界が配置される。従って、カバー部材の境界は、別体カバーによって覆われる。このため、カバー部材の境界に水が直接的に降りかかることを抑えることができる。これにより、カバー部材の継ぎ目からの水の浸入を抑えることができる。また、カバー部材の境界の片側に偏って固定部が配置される場合に比べて、別体カバーを強固に固定することができる。これにより別体カバーの意図しない振動による異音の発生を防止することができる。また、別体カバーの薄肉化及び軽量化が可能となる。
本発明の第2の態様に係る鞍乗型車両では、別体カバーを2つ以上のカバーに取り付けることでフロントカバー組立体に強固に固定することができる。これにより別体カバーの意図しない振動による異音の発生を防止することができる。また、別体カバーの薄肉化及び軽量化が可能となる。
本発明の第3の態様に係る鞍乗型車両では、ヘッドライトが取り付けられる第1カバー部材と、第2カバー部材との境界の少なくとも一部が、別体カバーによって覆われる。これにより、ヘッドライトの内部に水が到達することを抑えることができる。
本発明の第4の態様に係る鞍乗型車両では、第1カバー部材と第2カバー部材との境界は、車両側面視において表れる位置に配置されている。このような位置に配置された境界の少なくとも一部が別体カバーによって覆われるので、フロントカバー組立体の側方を流れる気流が境界においてフロントカバー組立体の表面から剥離することを抑えることができる。これにより、空気抵抗の増大及び風切り音の発生を抑えることができる。
本発明の第5の態様に係る鞍乗型車両では、別体カバーの前端と後端との少なくとも一方が、境界から離れた位置に配置される。これにより、境界からの水の浸入をさらに抑えることができる。
本発明の第6の態様に係る鞍乗型車両では、別体カバーの少なくとも一部は、境界の最外部よりも車幅方向における内方に位置する。従って、境界に対して斜め方向から侵入しようとする水に対してもより確実に侵入を防止できる。
本発明の第7の態様に係る鞍乗型車両では、別体カバーに形成された貫通孔と、フロントカバー組立体に形成された貫通孔とに固定部材を挿入することにより、別体カバーをフロントカバー組立体に容易に取り付けることができる。
本発明の第8の態様に係る鞍乗型車両では、別体カバーの外側から、別体カバーの貫通孔とフロントカバー組立体の貫通孔とに固定部材を挿入することができる。このため、別体カバーを容易に着脱することができる。
本発明の第9の態様に係る鞍乗型車両では、複数の凸部によって、フロントカバー組立体の剛性を向上させることができる。
本発明の第10の態様に係る鞍乗型車両では、複数の固定部の少なくとも一部は、凸部の頂上部に形成されている。このため、別体カバーの取付強度を向上させることができる。
本発明の第11の態様に係る鞍乗型車両では、別体カバーとフロントカバー組立体との間の空間を空気通路として利用することができる。別体カバーとフロントカバー組立体との間に空気が通ることによって、別体カバーとフロントカバーとの間の隙間に入った埃等を走行風によって外に排出することができる。
本発明の第12の態様に係る鞍乗型車両では、複数の凸部によって、フロントカバー組立体の剛性を向上させることができる。また、凸部の間の凹部と、別体カバーとの間の空間を空気通路として利用することができる。
本発明の第13の態様に係る鞍乗型車両では、ヘッドライトは突出部に取り付けられるので、境界からヘッドライトまでの距離を大きくすることができる。これにより、境界からフロントカバー組立体の内部に水が浸入した場合にも、水がヘッドライトに到達することを抑えることができる。
本発明の第14の態様に係る鞍乗型車両では、リブによって突出部の剛性を向上させることができる。特に突出部におけるヘッドライトの支持剛性を向上させることができる。
本発明の第15の態様に係る鞍乗型車両では、ポジションライトカバーは、フロントカバー組立体と別体であり、第1カバー部材の前方に配置される。このため、境界からポジションライトまでの距離を大きくすることができる。これにより、境界からフロントカバー組立体の内部に水が浸入した場合にも、水がポジションライトに到達することを抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の斜視図。 別体カバーが取り付けられていない状態の鞍乗型車両の左側面図。 別体カバーが取り付けられていない状態の鞍乗型車両の正面図。 別体カバーが取り付けられていない状態の鞍乗型車両の平面図。 第2カバー部材の背面図。 別体カバーが取り付けられていない状態のフロントカバー組立体の左側面図。 別体カバーが取り付けられている状態の鞍乗型車両の左側面図。 別体カバーが取り付けられている状態の鞍乗型車両の正面図。 別体カバーが取り付けられている状態のフロントカバー組立体の左側面図。 図9におけるA−A断面図。 図9におけるB−B断面図。 図9におけるC−C断面図。
以下、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る鞍乗型車両1の斜視図である。鞍乗型車両1は、スクータ型の自動二輪車である。図1に示すように、鞍乗型車両1には、別体カバー40が着脱可能に取り付けられる。図2は、別体カバー40が取り付けられていない状態の鞍乗型車両1の左側面図である。図3は、別体カバー40が取り付けられていない状態の鞍乗型車両1の正面図である。図4は、別体カバー40が取り付けられていない状態の鞍乗型車両1の平面図である。図2に示すように、鞍乗型車両1は、車体フレーム2と、ステアリングシャフト3と、フロントフォーク4と、前輪5と、シート6と、エンジンユニット7と、後輪8と、車体カバー9と、を含む。なお、以下の説明において、前後方向は、シート6に着座したライダーから視たときの車体前後方向をいうものとする。左右方向は、シート6に着座したライダーから視たときの車体左右方向をいうものとする。本実施形態において、「車幅方向における外方」とは、車幅方向における中心を通り前後方向に延びる車両の中心線(図4のC1参照)から遠ざかる方向を意味する。「車幅方向における内方」とは、車幅方向における中心を通り前後方向に延びる車両の中心線に近づく方向を意味する。
車体フレーム2は、鉄製のパイプにより形成されている。車体フレーム2は、ヘッドパイプ部21と、ダウンフレーム部22と、アンダーフレーム部23と、リアフレーム部24と、を備えている。なお、車体フレーム2は、曲げ加工等により一体的に成形されてもよく、或いは、複数の部品が溶接等によって一体化されることにより構成されてもよい。ヘッドパイプ部21は、車幅方向における車両中央に位置する。ヘッドパイプ部21には、ステアリングシャフト3が回転可能に挿入されている。ステアリングシャフト3の上部には、ハンドル部12が連結されている。図3に示すように、ハンドル部12には、左右のフラッシャ10a,10bと、車速を表示するスピードメータユニット11が取り付けられている。ステアリングシャフト3の下部には、フロントフォーク4が連結されている。
ダウンフレーム部22はヘッドパイプ部21に接続されている。ダウンフレーム部22は、ヘッドパイプ部21から下方に向かって延びている。アンダーフレーム部23は、ダウンフレーム部22の下端部に接続されている。アンダーフレーム部23は、ダウンフレーム部22から後方に向かって延びている。リアフレーム部24は、アンダーフレーム部23の後端部に接続されている。リアフレーム部24は、アンダーフレーム部23の後端部から、後方且つ上方に向かって延びている。シート6は、リアフレーム部24の上方に配置されている。シート6は、ヘッドパイプ部21より後方に位置している。シート6は、車体フレーム2に支持されている。具体的には、シート6は、リアフレーム部24に取り付けられている。
エンジンユニット7は、図示しないブラケットを介して車体フレーム2に揺動可能に取り付けられている。エンジンユニット7は、図示しない出力軸を有している。この出力軸には、後輪8が回転可能に支持されている。
フロントフォーク4は、前輪5を回転可能に支持する。フロントフォーク4は、本発明の支持部材に相当する。図3に示すように、フロントフォーク4は、第1支持部材13及び第2支持部材14とブラケット15(図2参照)とを含む。第1支持部材13及び第2支持部材14は、車幅方向に並んで配置されている。ブラケット15は、第1支持部材13と第2支持部材14とを支持する。ブラケット15は、ステアリングシャフト3に接続されている。具体的には、ステアリングシャフト3の下端は、ブラケット15に接続されている。また、第1支持部材13の上端及び第2支持部材14の上端は、ブラケット15に接続されている。ステアリングシャフト3は、ブラケット15から上方へ向かって延びている。
図2に示すように、車体カバー9は、フロントカバー組立体30と、サイドカバー36と、アンダーカバー33とを含む。車体カバー9は、樹脂で形成されている。フロントカバー組立体30は、ヘッドパイプ部21の前方と後方と両側方とを覆っている。
サイドカバー36は、シート6の下方に位置している。サイドカバー36は、シート6の下方に配置されるリアフレーム部24の前方及び両側方を覆っている。アンダーカバー33は、前後方向において、フロントカバー組立体30とサイドカバー36との間に位置している。アンダーカバー33は、フロントカバー組立体30とサイドカバー36とを連結する。アンダーカバー33は、上面部材331と底面部材332とを含む。アンダーカバー33は、フートボード33aを含む。具体的には、上面部材331は、フートボード33aを含む。フートボード33aは、前後方向において前輪5とシート6との間に位置している。フートボード33aは、シート6より下方に位置している。フートボード33aは、シート6に着座したライダーが走行中に足を載せる面である。フートボード33aは、アンダーフレーム部23の上方に位置している。フートボード33aは、前後方向において、ダウンフレーム部22とリアフレーム部24との間に位置している。フートボード33aは、車幅方向にわたって平坦に形成されている。ここで、「フートボード33aが平坦である」とは、ライダーが足載せ部のいずれの部分にも足をのせることができる程度に平坦であることを意味する。すなわち、フートボード33aには、例えば滑り止めのためなどの凹凸が形成されていてもよい。上面部材331は、中央突出部333を含む。中央突出部333は、上面部材331の前部において車幅方向における中央部に位置している。中央突出部333は、フートボード33aから上方へ向かって突出している。底面部材332は、上面部材331の下方に配置されている。
フロントカバー組立体30は、複数のカバー部材を含む。具体的には、フロントカバー組立体30は、第1カバー部材31と第2カバー部材32とを含む。第1カバー部材31は、ヘッドパイプ部21の少なくとも前方を覆う。具体的には、第1カバー部材31は、ヘッドパイプ部21とダウンフレーム部22とを前方から覆う。第1カバー部材31は、車両側面視において、後方へ向けて凹んだ凹部310を有する。図3に示すように、凹部310には、インナーフェンダ34が配置される。前輪5は、インナーフェンダ34の前方に配置される。前輪5の上方には、フロントフェンダ37が配置されている。フロントフェンダ37の後部は、凹部310に配置されている。
第1カバー部材31は、前方へ向かって突出する突出部311を含む。図3及び図4に示すように、突出部311は、第1カバー部材31において車幅方向における中央部に配置されている。また、第1カバー部材31は、突出部311に接続される複数のリブ312a,313a,312b,313bを含む。具体的には、第1カバー部材31は、第1左リブ312aと第2左リブ313aと第1右リブ312bと第2右リブ313bとを含む。図3に示すように、第1左リブ312aと第2左リブ313aとは、それぞれ突出部311から車幅方向における外方且つ上方へ向かって斜め方向に延びている。すなわち、第1左リブ312aと第2左リブ313aとは、それぞれ突出部311から左側方且つ上方へ向かって斜め方向に延びている。第1右リブ312bと第2右リブ313bとは、それぞれ突出部311から車幅方向における外方且つ上方へ向かって斜め方向に延びている。すなわち、第1右リブ312bと第2右リブ313bとは、それぞれ突出部311から右側方且つ上方へ向かって斜め方向に延びている。また、図2に示すように、第1左リブ312aと第2左リブ313aとは、それぞれ突出部311から後方且つ上方へ向かって斜め方向に延びている。第1右リブ312bは、第1左リブ312aと左右対称に配置されている。また、第2右リブ313bは、第2左リブ313aと左右対称に配置されている。従って、第1右リブ312b及び第2右リブ313bは、それぞれ突出部311から後方且つ上方へ向かって斜め方向に延びている。第2左リブ313aは、第1左リブ312aの下方に位置している。第2右リブ313bは、第1右リブ312bの下方に位置している。
フロントカバー組立体30は、ヘッドライト35を含む。ヘッドライト35は、第1カバー部材31に取り付けられている。具体的には、ヘッドライト35は、突出部311に取り付けられている。図3に示すように、突出部311の前面には、開口316が形成されている。開口316は円形である。ヘッドライト35は、突出部311の開口316内に配置されている。正面視においてヘッドライト35の上方には、ポジションライト38とポジションライトカバー39とが配置されている。ポジションライト38及びポジションライトカバー39は、突出部311の上方に位置している。ポジションライト38は、第1カバー部材31において車幅方向における中央部に配置されている。ポジションライト38は、ポジションライトカバー39に取り付けられている。ポジションライトカバー39は、フロントカバー組立体30と別体である。ポジションライトカバー39は、第1カバー部材31に取り付けられている。ポジションライトカバー39は、第1カバー部材31の前方に配置されている。
第2カバー部材32は、少なくともヘッドパイプ部21を後方から覆う。具体的には、第2カバー部材32は、ヘッドパイプ部21とダウンフレーム部22とを後方から覆う。第2カバー部材32は、第1カバー部材31に取り付けられている。図5は、第2カバー部材32の背面図である。なお、図5では、後述する左別体カバー40aのみがフロントカバー組立体30に取り付けられた状態を示している。図5に示すように、第2カバー部材32は、複数の凸部321a−325a,321b−325bを含む。凸部321a−325a,321b−325bは、互いに間隔を空けて配置されている。具体的には、第2カバー部材32は、複数の左上凸部321a,322aと、複数の右上凸部321b,322bとを含む。より具体的には、第2カバー部材32は、2つの左上凸部321a,322aと、2つの右上凸部321b,322bとを含む。左上凸部321aと右上凸部321bとは、左右方向に互いに間隔を空けて配置されている。左上凸部322aと右上凸部322bとは、左右方向に互いに間隔を空けて配置されている。複数の左上凸部321a,322aは、上下方向に互いに間隔を空けて配置されている。複数の右上凸部321b,322bは、上下方向に互いに間隔を空けて配置されている。第2カバー部材32は、中央上部328を含む。中央上部328は、車幅方向において左上凸部321aと右上凸部321bとの間、及び、左上凸部322aと右上凸部322bとの間に位置している。中央上部328は、左上凸部321a,322a及び右上凸部321b,322bよりも後方へ突出している。図2に示すように、中央上部328は、上述したヘッドパイプ部21の後方に位置している。
また、図5に示すように、第2カバー部材32は、複数の左下凸部323a−325aと、複数の右下凸部323b−325bとを含む。具体的には、第2カバー部材32は、3つの左下凸部323a−325aと、3つの右下凸部323b−325bとを含む。左下凸部323a−325aと右下凸部323b−325bとは、左右方向に間隔を空けて配置されている。複数の左下凸部323a−325aは、上下方向に互いに間隔を空けて配置されている。複数の右下凸部323b−325bは、上下方向に互いに間隔を空けて配置されている。第2カバー部材32は、中央下部329を含む。中央下部329は、車幅方向において左下凸部323a−325aと右下凸部323b−325bとの間に位置している。中央下部329は、左下凸部323a−325a及び右下凸部323b−325bよりも後方へ突出している。中央下部329は、上述したダウンフレーム部22の後方に位置している。
図6は、別体カバー40が取り付けられていない状態のフロントカバー組立体30の左側面図である。図6に示すように、別体カバー40が取り付けられていない状態では、第1カバー部材31と第2カバー部材32との境界50は、側面視において表れる。なお、図6では理解の容易のために境界50を強調して図示している。側面視において、境界50は、屈曲した形状を有する。境界50は、第1境界部51と第2境界部52と第3境界部53とを含む。第1境界部51の上端は、フロントカバー組立体30の上面30aに達している。第1境界部51は、前方且つ下方へ向けて傾斜している。第1境界部51は、左上凸部321a,322aの前方に位置している。第1境界部51の下端は、第1カバー部材31の前端部314よりも上方に位置している。第2境界部52の上端は、第1境界部51の下端に連続している。第2境界部52は、後方且つ下方へ向けて傾斜している。第2境界部52は、左下凸部323a−325aの前方に位置している。第2境界部52の下端は、第1カバー部材31の前端部314よりも下方に位置している。第2境界部52の下端は、凹部310の後方に位置している。第3境界部53の上端は、第2境界部52の下端に連続している。第3境界部53は、前方且つ下方へ向けて傾斜している。
図1に示すように、フロントカバー組立体30には、別体カバー40が着脱可能である。別体カバー40は、フロントカバー組立体30と別体に形成された部品である。図7は、別体カバー40が取り付けられている状態の鞍乗型車両の左側面図である。図8は、別体カバー40が取り付けられている状態の鞍乗型車両の正面図である。図9は、別体カバー40が取り付けられた状態のフロントカバー組立体30の左側面図である。図9に示すように、別体カバー40は、第1カバー部材31と第2カバー部材32との境界50の少なくとも一部を覆う。具体的には、別体カバー40は、第1境界部51と第2境界部52とを側方から覆っている。図1及び図8に示すように、別体カバー40は、左別体カバー40aと右別体カバー40bとを含む。左別体カバー40aと右別体カバー40bとは、フロントカバー組立体30に取り付けられた状態において、車幅方向に間隔を隔てて配置される。
図10は、図9におけるA−A断面図である。図10に示すように、左別体カバー40aは、左別体カバー40aの前端と後端とが、境界50よりも車両の車幅方向における中心線C1の近くに位置するように湾曲した形状を有する。また、左別体カバー40aとフロントカバー組立体30との間には、空気が通る空気通路P1が形成される。空気通路P1は、複数の左下凸部323a−325aの間の凹部と、左別体カバー40aとの間に形成される。第1カバー部材31と第2カバー部材32との境界50は、最外部50aを含む。最外部50aは、車幅方向において最も外方に位置する部分である。左別体カバー40aの少なくとも一部は、境界50の最外部50aよりも車幅方向における内方に位置している。すなわち、断面視において、左別体カバー40aの前端401aは、境界50の最外部50aよりも前方かつ車幅方向における内方に位置している。断面視において、左別体カバー40aの後端402aは、境界50の最外部50aよりも後方かつ車幅方向における内方に位置している。
図9に示すように、左別体カバー40aは、カバー上部41aとカバー下部42aと段部43aとを含む。カバー上部41aは、側面視において下方且つ前方へ向かって斜め方向に延びた形状を有する。カバー上部41aの上端は、フロントカバー組立体30の上面30aに達している。カバー上部41aの前端は、フロントカバー組立体30の前端部314(図6参照)の左側部を覆っている。カバー上部41aは、第1境界部51を側方から覆っている。また、カバー上部41aは、左上凸部321a,322aの前部を側方から覆っている。カバー上部41aの後縁部410aは、下方且つ前方へ向かって斜め方向に傾斜している。カバー上部41aの前面411aは、下方且つ前方へ向かって斜め方向に傾斜している。図8に示すように、カバー上部41aの前面411aの内縁部は、凹部412aと上内縁部413aと下内縁部414aとを含む。凹部412aは、上内縁部413aと下内縁部414aとの間に配置されている。カバー上部41aの外側面415aは、正面視において、下方且つ車幅方向における内方へ向かって傾斜している。
図9に示すように、カバー下部42aは、カバー上部41aの下方に配置されている。カバー下部42aは、第2境界部52を側方から覆っている。また、カバー下部42aは、左下凸部323a−325aを側方から覆っている。図8に示すように、カバー下部42aの外側面421aは、正面視において、下方且つ車幅方向における内方へ向かって傾斜している。段部43aは、カバー上部41aとカバー下部42aとの間に位置している。段部43aは、カバー上部41aの下端から車幅方向における外方へ突出している。図9に示すように、段部43aは、後方且つ上方へ向かって傾斜している。
図8に示すように、右別体カバー40bは、カバー上部41bとカバー下部42bと段部43bとを含む。右別体カバー40bのカバー上部41bは、左別体カバー40aのカバー上部41aと左右対称に配置されている。右別体カバー40bのカバー下部42bは、左別体カバー40aのカバー下部42aと左右対称に配置されている。右別体カバー40bの段部43bは、左別体カバー40aの段部43aと左右対称に配置されている。右別体カバー40bの構成は、左別体カバー40aと左右対称に配置されている点を除いて左別体カバー40aの構成と同様であるため、右別体カバー40bの構成については詳細な説明を省略する。
上述した突出部311は、左別体カバー40aの凹部412aと、右別体カバー40bの凹部412bと、ポジションライトカバー39の下縁部390とによって囲まれた開口を通って前方へ突出するように配置されている。左別体カバー40aの上内縁部413aは、ポジションライトカバー39の左側縁部391aに沿って配置されている。右別体カバー40bの上内縁部413bは、ポジションライトカバー39の右側縁部391bに沿って配置されている。左別体カバー40aの下内縁部414aと右別体カバー40bの下内縁部414bとは、車幅方向に互いに間隔を空けて配置されている。左別体カバー40aの下内縁部414aと右別体カバー40bの下内縁部414aとの間には、第1カバー部材31の前端部314の中央部が配置されている。
フロントカバー組立体30は、別体カバー40をフロントカバー組立体30に取り付けるための複数の固定部を含む。各固定部は、フロントカバー組立体30に形成された貫通孔である。具体的には、図6に示すように、フロントカバー組立体30は、第1左固定部61aと第2左固定部62aとを含む。第1左固定部61aは、第1カバー部材31に設けられている。第2左固定部62aは、第2カバー部材32に設けられている。従って、第1カバー部材31と第2カバー部材32との間の境界50が第1左固定部61aと第2左固定部62aとの間に配置されている。すなわち、第1左固定部61aと第2左固定部62aとは、境界50を挟んで別の部材に設けられている。また、フロントカバー組立体30は、第3左固定部63aと第4左固定部64aとを含む。第3左固定部63aは、第1カバー部材31に設けられている。第4左固定部64aは、第2カバー部材32に設けられている。従って、境界50は、第3左固定部63aと第4左固定部64aとの間に配置されている。すなわち、第3左固定部63aと第4左固定部64aとは、境界50を挟んで別の部材に設けられている。第1左固定部61aと第3左固定部63aとは、前後方向に間隔を空けて配置されている。また、第1左固定部61aと第3左固定部63aとは、上下方向に間隔を空けて配置されている。第2左固定部62aと第4左固定部64aとは、それぞれ左下凸部323a,325aの頂上部に形成されている。図9に示すように、左別体カバー40aには貫通孔71a−74aが形成されている。左別体カバー40aの貫通孔71a−74aは、フロントカバー組立体30の固定部61a−64a(図6参照)に対向する位置にそれぞれ配置されている。左別体カバー40aの貫通孔71aとフロントカバー組立体30の固定部61aの貫通孔とに、固定部材81aが挿入されている。左別体カバー40aの貫通孔72aとフロントカバー組立体30の固定部62aの貫通孔とに、固定部材82aが挿入されている。左別体カバー40aの貫通孔73aとフロントカバー組立体30の固定部63aの貫通孔とに、固定部材83aが挿入されている。左別体カバー40aの貫通孔74aとフロントカバー組立体30の固定部64aの貫通孔とに、固定部材84aが挿入されている。これによって、左別体カバー40aがフロントカバー組立体30に取り付けられている。固定部材81a−84aは例えば螺子である。固定部材81a−84aは、それぞれ左別体カバー40aの貫通孔71a−74aからフロントカバー組立体30の固定部61a−64aの貫通孔に向って挿入されている。
図6に示すように、フロントカバー組立体30は、左前固定部65aを含む。左前固定部65aは、第1カバー部材31の前端部314の左側部に形成されている。左前固定部65aは、第1左固定部61a及び第2左固定部62aよりも前方に位置している。左前固定部65aは、第3左固定部63a及び第4左固定部64aよりも前方に位置している。図11は、図9におけるB−B断面図である。図11に示すように、左別体カバー40aは貫通孔75aを含む。左別体カバー40aの貫通孔75aは、左前固定部65aに対向する位置に配置されている。左別体カバー40aの貫通孔75aと左前固定部65aの貫通孔とに螺子などの固定部材85aが挿入されることにより、左別体カバー40aがフロントカバー組立体30に取り付けられている。なお、固定部材85aは、左別体カバー40aの貫通孔75aから左前固定部65aの貫通孔に向かって挿入されている。さらに、図6に示すように、フロントカバー組立体30は、左下固定部66aを含む。左下固定部66aは、第2カバー部材32の下部に形成されている。左下固定部66aは、第1左固定部61a及び第2左固定部62aよりも下方に位置している。左下固定部66aは、第3左固定部63a及び第4左固定部64aよりも下方に位置している。図12は、図9におけるC−C断面図である。図12に示すように、左別体カバー40aは突起76aを含む。左別体カバー40aの突起76aは、左下固定部66aに対向する位置に配置されている。左別体カバー40aの突起76aは、左別体カバー40aの内面から車幅方向における内方へ向かって突出している。左別体カバー40aの突起76aが、弾性部材86aを介して左下固定部66aの貫通孔に挿入されることにより、左別体カバー40aがフロントカバー組立体30に取り付けられている。
図3に示すように、フロントカバー組立体30は、第1右固定部61bを含む。第1右固定部61bは、第1カバー部材31に設けられている。第1右固定部61bは、第1左固定部61aと左右対称に配置されている。また、フロントカバー組立体30は、第3右固定部63bを含む。第3右固定部63bは、第1カバー部材31に設けられている。第3右固定部63bは、第3左固定部63aと左右対称に配置されている。図5に示すように、フロントカバー組立体30は、第2右固定部62bを含む。第2右固定部62bは、第2カバー部材32に設けられている。第2右固定部62bは、第2左固定部62aと左右対称に配置されている。また、フロントカバー組立体30は、第4右固定部64bを含む。第4右固定部64bは、第2カバー部材32に設けられている。第4右固定部64bは、第4左固定部64aと左右対称に配置されている。また、図示を省略するが、フロントカバー組立体30は、左前固定部65aと左右対称に配置された右前固定部を含む。また、フロントカバー組立体30は、左下固定部66aと左右対称に配置された右下固定部を含む。第1〜第4右固定部61b−64bと右前固定部と右下固定部とは、第1〜第4左固定部61a−64aと左前固定部65aと左下固定部66aと左右対称に配置されていることを除いて同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る鞍乗型車両1は以下の特徴を有する。
鞍乗型車両1のライダーは、別体カバー40を鞍乗型車両1に容易に取り付けることができる。また、ライダーは、別体カバー40を鞍乗型車両1から容易に取り外すことができる。従って、ライダーは、別体カバー40が取り付けられた状態の鞍乗型車両1と別体カバー40が取り外された状態の鞍乗型車両1とを任意に選択して走行することができる。なお、別体カバー40が取り付けられていない鞍乗型車両1が使用される場合には、上述した固定部の貫通孔には、螺子或いは弾性体からなる閉塞部材が取り付けられることが好ましい。
第1左固定部61aと第2左固定部62aとの間に、第1カバー部材31と第2カバー部材32との境界50が配置される。すなわち、第1左固定部61aと第2左固定部62aとは、境界50を挟んでそれぞれ別の部材に設けられている。従って、フロントカバー組立体の左側面に表れる境界50は、左別体カバー40aによって覆われる。このため、境界50に水が直接的に降りかかることを抑えることができる。このため、境界50に水が直接的に降りかかることを抑えることができる。これにより、第1カバー部材31と第2カバー部材32との継ぎ目からの水の浸入を抑えることができる。また、第1カバー部材31にはヘッドライト35が取り付けられるが、ヘッドライト35の内部に水が到達することを抑えることができる。さらに、ヘッドライト35は突出部311に取り付けられるので、境界50からヘッドライト35までの距離を大きくすることができる。これにより、境界50からフロントカバー組立体30の内部に水が浸入した場合にも、水がヘッドライト35に到達することを抑えることができる。また、ポジションライトカバー39は、フロントカバー組立体30と別体であり、第1カバー部材31の前方に配置される。このため、境界50からポジションライト38までの距離を大きくすることができる。これにより、境界50からフロントカバー組立体30の内部に水が浸入した場合にも、水がポジションライト38に到達することを抑えることができる。
左右の別体カバー40a,40bは、それぞれ第1カバー部材31と第2カバー部材32とに固定されるので、一方のカバー部材にのみ固定される場合と比べて、別体カバー40a,40bを強固に固定することができる。これにより別体カバー40a,40bの意図しない振動による異音の発生を防止することができる。また、別体カバー40a,40bの薄肉化及び軽量化が可能となる。
第1カバー部材31と第2カバー部材32との境界50は、車両側面視において表れる位置に配置されている。このような位置に配置された境界50の少なくとも一部が別体カバー40によって覆われるので、フロントカバー組立体30の側方を流れる気流が境界50においてフロントカバー組立体30の表面から剥離することを抑えることができる。これにより、空気抵抗の増大及び風切り音の発生を抑えることができる。
固定部材81a−84aが、左別体カバー40aに形成された貫通孔71a−74aと、フロントカバー組立体30に形成された固定部61a−64aの貫通孔とに挿入される。この場合、左別体カバー40aの外側から固定部材81a−84aを各貫通孔に挿入することができる。これにより、左別体カバー40aをフロントカバー組立体30に容易に取り付けることができる。また、左別体カバー40aと同様に、右別体カバー40bもフロントカバー組立体30に容易に取り付けることができる。
第2カバー部材32に複数の凸部321a−325aが形成されていることによって、第2カバー部材32の剛性を向上させることができる。また、左下固定部62a−64aは、それぞれ左下凸部323a,325aの頂上部に形成されている。このため、別体カバー40の取付強度を向上させることができる。さらに、左下凸部323a−325aの間の凹部と、別体カバー40との間の空間を空気通路P1として利用することができる。
別体カバー40の前端401aと後端402aとが境界50から離れた位置に配置される。また、別体カバー40の前端401aと後端402aとは、境界50よりも車幅方向における内方に位置している。これにより、境界50からの水の浸入をさらに抑えることができる。また、別体カバー40の前端401a及び後端402aは、境界50の最外部50aよりも車幅方向における内方に位置する。従って、フロントカバー組立体30の側方において境界50に対して斜め方向からフロントカバー組立体30の内部に水が浸入することを、より確実に防止することができる。
フロントカバー組立体30の右側面にも上記と境界50と同様の境界が表れる。この右側面の境界は、右別体カバー40bによって覆われることにより、境界50と同様に保護される。
第1カバー部材31にリブ312a,313a,312b,313bが形成されているので、突出部311の剛性を向上させることができる。特に突出部311によるヘッドライト35の支持剛性を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
鞍乗型車両は、自動二輪車に限らず、三輪車、不整地走行用車両(ALL−TERRAIN VEHICLE)、スノーモービルを含む。また、自動二輪車は、スクータに限らず、モペット或いはスポーツ型の自動二輪車を含む。
上記の実施形態では、別体カバー40は、フロントカバー組立体30を前後に分割する第1カバー部材31と第2カバー部材32との境界50を覆っている。しかし、別体カバー40は、他のカバー部材の境界を覆ってもよい。例えば、別体カバー40は、フロントカバー組立体30を上下或いは左右に分割するカバー部材の境界を覆ってもよい。カバー部材の境界は、側面視に限らず正面視、或いは、平面視において表れてもよい。
上記の実施形態では、別体カバー40は、左右の別体カバー40a,40bを含む。すなわち、別体カバー40は、複数の別体の部品を含む。しかし、別体カバー40は一体的に形成された一部品であってもよい。
上記の実施形態では、別体カバー40の前端401aと後端402aとの両方が、境界50よりも車両の車幅方向における中心線の近くに位置している。しかし、別体カバー40の前端と後端との一方のみが、境界50よりも車両の車幅方向における中心線の近くに位置してもよい。或いは、別体カバー40の前端と後端との両方が、境界50よりも車両の車幅方向における中心線の近くに位置していなくてもよい。ただし、境界50に水が直接的に降りかかることを防止するためには、上記の実施形態のように、別体カバー40の前端と後端との両方が、境界50よりも車両の車幅方向における中心線の近くに位置していることが好ましい。
固定部は、貫通孔に限らず、貫通していない孔、或いは、突起などの他の形態によって構成されてもよい。固定部の数及び配置は上記の実施形態の数及び配置に限られない。固定部は、凸部に限らず、他の部分に形成されてもよい。或いは、フロントカバー組立体30に凸部が形成されなくてもよい。ただし、カバー部材の剛性を向上させるためには、凸部が形成されることが好ましい。
ヘッドライト35が取り付けられる突出部311は省略されてもよい。或いは、突出部311に接続されるリブ312a,313a,312b,313bは省略されてもよい。ただし、境界50からヘッドライト35までの距離を大きく確保するためには、突出部311が設けられることが好ましい。また、突出部311の剛性を向上させるためにはリブ312a,313a,312b,313bが形成されることが好ましい。
ポジションライトカバー39は、フロントカバー組立体30と一体に形成されてもよい。ただし、境界50からフロントカバー組立体30の内部に水をポジションライト38に到達し難くするためには、ポジションライトカバー39は、フロントカバー組立体30と別体であり、第1カバー部材31の前方に配置されることが好ましい。
本発明によれば、フロントカバーの撓みを抑えることができる鞍乗型車両を提供することができる。
21 ヘッドパイプ部
30 フロントカバー組立体
40 別体カバー
61a 第1左固定部
62a 第2左固定部
50 境界
35 ヘッドライト
31 第1カバー部材
32 第2カバー部材
81a 第1固定部材
323a−325a 左下凸部
323b−325b 右下凸部
P1 空気通路
50a 最外部
311 突出部
312a,313a,312b,313b リブ
38 ポジションライト
39 ポジションライトカバー

Claims (15)

  1. ヘッドパイプと、
    複数のカバー部材を含み、前記ヘッドパイプを覆うフロントカバー組立体と、
    を備え、
    前記フロントカバー組立体は、前記フロントカバー組立体と別体に形成された別体カバーを前記フロントカバー組立体に取り付けるための複数の固定部を含み、
    前記複数の固定部は、第1固定部と第2固定部とを含み、複数の前記カバー部材の境界が前記第1固定部と前記第2固定部との間に配置される、
    鞍乗型車両。
  2. 前記複数のカバー部材は、第1カバーと、前記第1カバー部材に取り付けられる第2カバーとを含み、
    前記第1固定部は、前記別体カバーと前記第1カバーとを固定し、
    前記第2固定部は、前記別体カバーと前記第2カバーとを固定する、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記フロントカバー組立体は、ヘッドライトを含み、
    前記複数のカバー部材は、
    前記ヘッドライトが取り付けられ、前記ヘッドパイプの少なくとも前方を覆う第1カバー部材と、
    前記第1カバー部材に取り付けられる第2カバー部材と、
    を含み、
    前記別体カバーは、前記第1カバー部材と前記第2カバー部材との境界の少なくとも一部を覆う、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記第1カバー部材と前記第2カバー部材との境界は、車両側面視において表れる、
    請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記別体カバーは、前記別体カバーの前端と後端との少なくとも一方が、前記境界よりも車両の車幅方向における中心線の近くに位置するように湾曲した形状を有する、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  6. 複数の前記カバー部材の境界は、車幅方向において最も外方に位置する最外部を含み、
    前記別体カバーの少なくとも一部は、前記境界の最外部よりも車幅方向における内方に位置する、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記固定部は、前記フロントカバー組立体に形成された貫通孔を含み、
    前記別体カバーは、前記フロントカバー組立体の貫通孔に対向する位置に形成された貫通孔を含み、
    前記フロントカバー組立体の貫通孔と前記別体カバーの貫通孔とに固定部材が挿入されることによって、前記別体カバーが前記フロントカバー組立体に取り付けられる、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記固定部材は、前記別体カバーの貫通孔から前記フロントカバー組立体の貫通孔に向って挿入される、
    請求項7に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記フロントカバー組立体は、互いに間隔を空けて配置された複数の凸部を含む、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  10. 複数の前記固定部の少なくとも一部は、前記凸部の頂上部に形成されている、
    請求項9に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記別体カバーと前記フロントカバー組立体との間に空気が通る空気通路が形成される、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記フロントカバー組立体は、互いに間隔を空けて配置された複数の凸部を含み、
    前記空気通路は、前記凸部の間の凹部と、前記別体カバーとの間に形成される、
    請求項11に記載の鞍乗型車両。
  13. 前記第1カバー部材は、前方へ向かって突出する突出部を含み、
    前記ヘッドライトは、前記突出部に取り付けられる、
    請求項3に記載の鞍乗型車両。
  14. 前記第1カバー部材は、前記突出部に接続されるリブを含む、
    請求項13に記載の鞍乗型車両。
  15. ポジションライトと、
    前記ポジションライトが取り付けられるポジションライトカバーと、
    をさらに備え、
    前記ポジションライトカバーは、前記フロントカバー組立体と別体であり、前記第1カバー部材の前方に配置される、
    請求項3に記載の鞍乗型車両。
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