JP2016155542A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転状況に適した情報を表示するとともに、ヘッドアップディスプレイを実現するための装置規模の増加を抑制する技術を提供する。【解決手段】第1表示パネル16および第2表示パネル18は、車両のダッシュボードに備えられる枠部300に表示面の向きを異ならせて配置されている。変更部10は、枠部300を動作させ、第1表示パネル16の表示面がユーザに対向し第2表示パネル18の表示面がユーザに非対向となる第1表示形態と、第2表示パネル18の表示面がユーザに対向し第1表示パネル16の表示面が上方を向く第2表示形態との変更を行う。表示制御部28は、第2表示形態の場合、第2表示パネル18に情報を表示させるとともに、第1表示パネル16に、上方で表示内容が反射するような情報を表示させる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用表示技術に関し、特に車両の走行に使用される情報を表示する車両用表示装置に関する。
自動車等の車両に用いられるインストルメントパネルでは、これまで機構的指針による表示がなされてきた。近年、インストルメントパネルに対して、液晶パネル等を用いた表示装置への置き換えが進んでおり、表示内容や表示形態が任意に変更可能になる。例えば、走行速度に応じて表示形態が変更される(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−154749号公報
液晶パネル等の表示パネルを使用したインストルメントパネルは、様々な情報が表示可能であるが、常時必要とする情報はそれらの中の一部である場合が多い。また、前方など車外の目視に集中する走行状態においては、インストルメントパネルの多くの情報を目視することは少なく、表示内容は重要性の高い表示内容が簡素に表示されていることが望ましい。一方、運転者が少ない視線移動で適切な情報を視認できる装置として、ヘッドアップディスプレイも普及している。インストルメントパネルに加えてヘッドアップディスプレイがダッシュボード内に装着されている場合、各々の装置に対する光学系部材が必要となってしまう。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転状況に適した情報を表示するとともに、ヘッドアップディスプレイを実現するための装置規模の増加を抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用表示装置は、車両のダッシュボードに備えられ、異なった向きに配置されている第1表示パネルと第2表示パネルを備える枠部、枠部を動作させ、第1表示パネルの表示面がユーザに対向し第2表示パネルの表示面がユーザに非対向となる第1表示形態と、第2表示パネルの表示面がユーザに対向し第1表示パネルの表示面が上方を向く第2表示形態との変更を行う変更部と、変更部によって第2表示形態に変更された場合、第2表示パネルに情報を表示させるとともに、第1表示パネルに、上方で表示内容が反射するような情報を表示させる制御部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、運転状況に適した情報を表示するとともに、ヘッドアップディスプレイを実現するための装置規模の増加を抑制できる。
本発明の実施例1に係る車両用表示装置が搭載される車室内を後方から見た外観図である。 図1の車両用表示装置が搭載される車室内を後方から見た別の外観図である。 図1の車両用表示装置の構成を示す図である。 図3の車両用表示装置による第1表示形態を示す正面図である。 図4の第1表示パネルに表示される画面を示す図である。 図3の車両用表示装置による第2表示形態を示す正面図である。 図6の第2表示パネルに表示される画面を示す図である。 図8(a)−(e)は、図3の車両用表示装置による表示形態の変更の状況を示す側面図である。 図9(a)−(b)は、図3の車両用表示装置による第2表示形態を示す側面図である。 本発明の実施例2に係る車両用表示装置が搭載される車室内を後方から見た外観図である。 図10の車両用表示装置が搭載される車室内を後方から見た別の外観図である。 図12(a)−(b)は、本発明の実施例2に係る車両用表示装置による第1表示形態を示す側面図である。 本発明の実施例2に係る車両用表示装置による第2表示形態を示す側面図である。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例1は、車両のインストルメントパネルとして情報を表示する車両用表示装置に関する。車両用表示装置は、表示面の表示向きが異なった2種類の表示パネルを備える。2種類の表示パネルは、表示面積の異なる表示パネルを用い、表示目的に合わせて2種類の表示パネルのいずれかをユーザに対向させて用いる。実施例1においては、表示面の面積が大きい方の表示パネルを第1表示パネルとし、表示面の面積が小さい方の表示パネルを第2表示パネルして説明する。車両用表示装置は、車両の走行状況等に応じて、第1表示パネルと第2表示パネルとのうちの一方を運転者に対向させて、それに情報を表示する。ここで、車両用表示装置は、第2表示パネルを運転者に対向させている場合に、第1表示パネルをウィンドシールドに対向させており、第1表示パネルに表示された画像がウィンドシールドに反射してヘッドアップディスプレイとして使用される。
図1は、本発明の実施例1に係る車両用表示装置100が搭載される車室内を後方から見た外観図である。図1に示すように、x軸、y軸、z軸からなる直角座標系が規定される。x軸は、車両の長さ方向に延び、y軸は、車両の幅方向に延び、z軸は、車両の高さ方向に延びる。また、x軸、y軸、z軸のそれぞれの正の方向は、図1における矢印の方向に規定され、負の方向は、矢印と逆向きの方向に規定される。ここで、x軸の正方向が図1のステアリングホイール206から運転席に向かう方向であり、「正面側」ということもあり、x軸の負方向が図1のステアリングホイール206からウィンドシールド202に向かう方向であり、「背面側」ということもある。また、z軸の正方向を「上面側」といい、z軸の負方向を「下面側」ということもある。
本実施形態の説明は車両の右側にステアリングホイール206が配置される車両の例として説明するため、車室内の前方において、y軸の正方向側にステアリングホイール206が配置される。そのため、図示しない運転席もy軸の正方向側に配置され、助手席はy軸の負方向側に配置される。なお、ステアリングホイール206および運転席がy軸の負方向側に配置されてもよい。また、ステアリングホイール206のx軸の負方向側には車両用表示装置100が配置され、車両用表示装置100は、ダッシュボード204に取り付けられている。車両用表示装置100は、インストルメントパネルの機能を有する。
ダッシュボード204のx軸の負方向側には、ウィンドシールド202が配置され、ウィンドシールド202のz軸の正方向側には、リアビューミラー200が配置される。さらに、ステアリングホイール206のy軸の負方向側、例えばセンタコンソール208には、ナビゲーション画面210が設置される。ナビゲーション画面210は、車載用のナビゲーション端末装置の画面であり、カーナビゲーションシステムの画像等が表示される。
図2は、車両用表示装置100が搭載される車室内を後方から見た別の外観図である。図2は、図1と同様に構成されるが、車両用表示装置100の形状が図1と異なる。図1と図2における車両用表示装置100の形状については、後述するが、車両用表示装置100は、図1と図2のように、車室内を後方から見た場合の形状を変更させる。また、車両用表示装置100のz軸の正方向側であって、かつウィンドシールド202上には、HUD領域220が表示される。HUD領域220は、ヘッドアップディスプレイにおける表示領域であり、車両用表示装置100によって形成される。
図3は、車両用表示装置100の構成を示す。車両用表示装置100は、変更部10、第1表示パネル16、第2表示パネル18を含む。変更部10は、駆動制御部24、駆動部26、表示制御部28を含む。また、制御部14は、駆動制御部24、表示制御部28を含む。
第1表示パネル16は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示素子を用いて構成され、例えば、TFT(Thin Film Transistor)液晶によって構成される。本実施例においては、第1表示パネル16の表示面の面積は第2表示パネル18の表示面の面積よりも大きい組合せを用いる。第1表示パネル16は、インストルメントパネルの機能を有し、車両の運行に関する情報を中心に表示する。車両の運行に関する情報とは、車両の走行状態を示す走行速度やエンジン回転数、シフトポジション情報、さらには進行方向を示すナビゲーション情報を含む。以下では、インストルメントパネルを表示させるために第1表示パネル16を使用する形態を「第1表示形態」という。図4は、車両用表示装置100による第1表示形態を示す正面図である。これは、図1における車両用表示装置100の近傍を拡大した図に相当する。運転席に着席しているユーザが目視可能なように、第1表示パネル16が配置される。このように第1表示パネル16は、第1表示形態、つまり車両のダッシュボード204内に未格納などの状態である場合に、表示面をユーザに対向させた状態で情報を表示する。また、第1表示パネル16の周囲は、枠部300に固定されている。
図5は、第1表示パネル16に表示される画面の例を示す。第1表示パネル16の中央部分に、円形の回転数表示部406が配置され、回転数表示部406の円形の中心部分に、速度表示部408が配置される。また、回転数表示部406の左側に、油温表示部400、燃料表示部402、水温表示部404が配置される。さらに、回転数表示部406の右側に、シフトポジション表示部410、その他情報表示部412が配置される。その他情報表示部412には、例えば、時計、温度計が示される。各表示に表示される内容は公知の技術であるので、ここでは説明を省略する。図3に戻る。
表示制御部28は、第1表示パネル16に表示すべき内容、つまり油温表示部400からその他情報表示部412が示された画像(以下、「第1表示形態用画像」という)を生成し、生成した第1表示形態用画像を第1表示パネル16に表示させる。第1表示形態用画像は、通常走行時において、第1表示パネル16が露出されている状態など運転者に対向している場合に表示される。表示制御部28において生成される第1表示形態用画像には、走行距離、ターン・バイ・ターン、ナビゲーションシステムでの地図、ビデオ・カメラの映像(各方位カメラ、カメラの合成映像、赤外線カメラ)が含まれてもよい。
第2表示パネル18は、第1表示パネル16と同様に、LCDなどの表示素子を用いて構成され、例えば、TFT液晶によって構成される。本実施例においては、第2表示パネル18の表示面の面積は第1表示パネル16の表示面の面積より小さい。第2表示パネル18も第1表示パネル16と同様に、インストルメントパネルの機能を有し、車両の運行に関する情報を表示する。ただし、第2表示パネル18の表示面積は、第1表示パネル16の表示面積より小さいため、車両の運行に関する情報のうち、必要最小限の情報を表示する。ここで、第2表示パネル18は、第1表示パネル16が車両のダッシュボード204内に格納される場合などユーザに非対向である場合に、表示面がユーザに対向する。その際、第1表示パネル16の表示面は、z軸の正方向側である上方に向けられている。一方、第2表示パネル18は、第1表示パネル16が車両のダッシュボード204内に未格納などの状態である場合に、表示面がユーザに非対向になる。つまり、第2表示パネル18と第1表示パネル16とは、互いに異なった向きで配置され、それらのうちのいずれか一方だけが、ユーザに対向する。
以下では、第2表示パネル18をインストルメントパネルとして機能させる形態を「第2表示形態」という。第2表示形態は、第1表示形態よりもシンプルで目視に時間を要さない、または注視しなくとも情報の目視が可能な表示形態である。これについては後述する。
図6は、車両用表示装置100による第2表示形態を示す正面図である。これは、図2における車両用表示装置100の近傍を拡大した図に相当する。運転席に着席しているユーザが目視可能なように、第2表示パネル18が配置される。また、第2表示パネル18の周囲は、枠部300に固定されている。ここで、第2表示パネル18の表示面積は、第1表示パネル16の表示面積よりも小さい。前述のごとく、ウィンドシールド202上には、車両用表示装置100によって生成されたHUD領域220が表示されている。HUD領域220の生成については後述する。
図7は、第2表示パネル18に表示される画面の例を示す。第2表示パネル18の中央部分に、回転数表示部422が配置され、回転数表示部422の左側に、速度表示部420が配置され、回転数表示部422の右側に、シフトポジション表示部424が配置される。各表示に表示される内容は公知の技術であるので、ここでは説明を省略する。図3に戻る。
表示制御部28は、第2表示パネル18に表示すべき内容、つまり速度表示部420からシフトポジション表示部424が示された画像(以下、「第2表示形態用画像」という)を生成し、生成した第2表示形態用画像を第2表示パネル18に表示させる。前述のごとく、第2表示パネル18の表示面積は、第1表示パネル16の表示面積よりも小さいので、第2表示形態用画像に表示される情報の情報量は、第1表示形態用画像に表示される情報の情報量よりも少ない。第2表示形態用画像は、通常走行時以外において、第2表示パネル18が露出されている場合に表示される。表示制御部28において生成される第2表示形態用画像には、シフトチェンジインジケータが含まれてもよく、少なくとも車両の走行速度が含まれていればよい。
このように表示制御部28は、第2表示パネル18に第2表示形態用画像を表示させるとともに、第1表示パネル16に、上方で表示内容が反射するような情報を表示させる。上方で表示内容が反射するような情報は、前述のHUD領域220で表示させる情報であり、ヘッドアップディスプレイとして表示させるための情報である。ヘッドアップディスプレイとして表示させるので、表示制御部28は、第2表示形態における第1表示パネル16に、情報を鏡像として表示させる。また、表示制御部28は、第2表示形態における第1表示パネル16の輝度を、第1表示形態における第1表示パネル16の輝度よりも高くする。
駆動制御部24は、第1表示パネル16と第2表示パネル18のいずれか一方がユーザに対向した状態となるように表示形態を変更させるために、駆動部26の動作を制御する。具体例を説明すると、駆動制御部24は、エンジンの動作を制御するECU(Electronic Control Unit)からエンジンの情報を受けつける。エンジンの情報がエンジン停止を示している場合、駆動制御部24は、第2表示形態を実現させる。一方、下記の条件のいずれかに合致する場合、駆動制御部24は、第1表示形態を実現させる。条件は、(1)運転席側のドアを開けた場合、(2)ユーザが運転席に着座した場合、(3)ユーザが運転席に着座してシートベルトを締めた場合、(4)エンジンを始動した場合であるが、これらの状態は図示しないセンサで検出され、駆動制御部24に入力される。さらに、第1表示形態が実現されている状況下において、走行速度がしきい値よりも高くなった場合に、駆動制御部24は、第2表示形態を実現させてもよい。なお、図示しないスイッチをユーザが操作することによって、第1表示形態、第2表示形態のいずれかが選択されてもよい。
第1表示形態を実現させる場合、駆動制御部24は、第1表示パネル16を使用するために、第1表示パネル16をユーザに対向させ、第2表示パネル18をユーザに非対向にさせる。一方、第2表示形態を実現させる場合、駆動制御部24は、第2表示パネル18を使用するために、第2表示パネル18をユーザに対向させ、第1表示パネル16をユーザに非対向にさせる。さらに具体的に説明すると、駆動制御部24は、第1表示パネル16を上方に向けさせる。そのため、表示形態を変更すべき場合、駆動制御部24は、第1表示形態から第2表示形態への変更を実行したり、第2表示形態から第1表示形態への変更を実行したりする。
駆動部26は、駆動制御部24に接続されており、駆動制御部24からの指示を受けつける。駆動部26は、受けつけた指示に応じて、第1表示形態と第2表示形態との間の変更を実行する。第1表示パネル16と第2表示パネル18の配置関係、および第1表示形態と第2表示形態との間の変更機構は任意であるが、ここでは、駆動部26の動作を説明するために、図8(a)−(e)を使用する。図8(a)−(e)は、車両用表示装置100による表示形態の変更の状況を示す側面図である。図8(a)は、第1表示形態である場合の車両用表示装置100の側面図である。車両用表示装置100は、枠部300、第1軸302、第2軸304、駆動部26、スライド摺動軸310、表示パネル格納部312を含む。また、枠部300には、第1表示パネル16、第2表示パネル18が取り付けられている。
x軸の負方向側、つまり背面側に表示パネル格納部312が配置される。表示パネル格納部312のz軸の正方向側、つまり上面側には、x軸方向に延びた棒状のスライド摺動軸310が固定される。スライド摺動軸310と平行に備えられている図示しないラックギアを備える。スライド摺動軸310には、駆動部26が取り付けられる。駆動部26は、図示しないモータ、モータのピニオンギアを備える。駆動部26のモータが回転することによって、ピニオンギアに回転力が加えられると、駆動部26は、スライド摺動軸310に沿ってラックギアがx軸方向に動く。そのため、駆動部26は、スライド摺動軸310に沿って、x軸方向にスライド動作する。
駆動部26には、第1軸302も備えられており、第1軸302を介して、枠部300が回動可能に取り付けられる。駆動部26は、図示しないモータを備え、モータとギア機構により、第1軸302を回動軸として、枠部300を回動させる。枠部300は、第1表示パネル16と第2表示パネル18とを互いに異なった面に配置する。図8(a)では、枠部300の正面側に第1表示パネル16が配置され、枠部300の下面側に第2表示パネル18が配置される。そのため、第1表示パネル16の少なくとも一部は、第1表示形態においてユーザと車両の前方視界との間に介在し、第2表示パネル18は、第1表示形態においてユーザと車両のダッシュボード204との間に介在する。枠部300には、第1軸302と並んで第2軸304も設けられる。
図8(b)から図8(d)では、駆動部26が駆動することによって、第1軸302を中心にして、枠部300が回動する。その際、駆動部26は、x軸の負方向側へ移動する。図8(a)から開始された枠部300の回動が終了すると、図8(d)の状態になる。図8(d)では、第2表示パネル18が正面側を向き、第1表示パネル16が上側を向くように枠部300が配置される。
図8(d)から図8(e)では、駆動部26は、枠部300を回動させず、スライド摺動軸310をx軸の負方向に移動する。また、駆動部26の移動とともに、枠部300もx軸の負方向に移動し、表示パネル格納部312の内部に侵入する。なお、表示パネル格納部312の上側面は開放されている。図8(e)は、第2表示形態である場合の車両用表示装置100の側面図である。このように、第1表示形態から第2表示形態への変更が実行される場合、図8(a)から図8(e)の順に車両用表示装置100が動作する。一方、第2表示形態から第1表示形態への変更が実行される場合、図8(e)から図8(a)の順に車両用表示装置100が動作する。図8(a)から図8(e)までの動作に伴い、第1軸302および第2軸304は、表示パネル格納部312の側壁内部に備えられた各々の軸の軌跡に対応する溝に係合して移動する。
図9(a)−(b)は、車両用表示装置100による第2表示形態を示す側面図である。ここでは、ヘッドアップディスプレイとしての構成を明瞭にするために、ウィンドシールド202、ダッシュボード204、枠部300を示す。ダッシュボード204には、透過部222が設けられる。透過部222は、ヘッドアップディスプレイを実現するために、第1表示パネル16からの画像を透過させる。透過部222は、開口、透過板、電子シャッタ等によって構成される。電子シャッタを用いる場合は、ヘッドアップディスプレイとしての機能を実施するときは光を透過させ、それ以外のときは光を非透過とする。
図9(a)は、図8(e)の構成である場合に相当する。第1表示パネル16からの画像は、透過部222を透過して、ウィンドシールド202で反射される。ウィンドシールド202において反射される位置にHUD領域220が形成される。ここで、ウィンドシールド202の縦方向中央部にHUD領域220が位置し、HUD領域220に反射映像が表示される。ユーザは、HUD領域220に表示された反射画像が目視可能となる。この場合、表示制御部28は、車両の運行に必要な情報の表示ではなく、一時的に必用な情報、例えば、警告を表示させる。警告は、文字のテロップなどでもよい。なお、ヘッドアップディスプレイのための反射は、ウィンドシールド202に限らず、コンバイナによる反射であってもよい。図9(a)は、枠部300の配置により第1表示パネル16がz軸の正方向を向いているが、第1表示パネル16からの画像をヘッドアップディスプレイとして用いる際は、第1表示パネル16の画像がウィンドシールド202に反射してユーザが視認可能な角度に枠部300を配置させることが好ましい。このような角度は、ウィンドシールド202の傾斜角によって異なる。また、ユーザの視点位置によっても調整を必要とするため、枠部300の角度は微調整できることが好ましい。
図9(b)は、第2表示形態であるが、枠部300が配置される角度が図9(a)とは異なる。ここで、ウィンドシールド202の下部にHUD領域220が位置し、HUD領域220に反射映像が表示される。この場合、表示制御部28は、数字による速度表示、簡易的なナビ情報(方向矢印)など車両の運行に必要最小限の表示を行う。表示制御部28は、このような情報を常時表示させてもよい。
図9(a)および図9(b)の形態は、HUD領域220に表示する情報によって切換えることとしてもよい。例えば、図9(b)の状態ではユーザから見てウィンドシールドの低い位置にHUD領域220が設定されるため、例えばターン・バイ・ターンなどの簡易地図を表示させる。ユーザに対して警告を提示する必要が生じた場合は、図9(a)のようにユーザから見てウィンドシールドの高い位置に警告を提示させる。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
本発明の実施例によれば、第1表示パネルがユーザに対向する第1表示形態と、第2表示パネルがユーザに対向する第2表示形態との変更を行うので、運転状況に適した情報を表示できる。また、第2表示形態において、第2表示パネルに情報を表示させるとともに、第1表示パネルに、上方で表示内容が反射するような情報を表示させるので、ヘッドアップディスプレイを実現できる。また、第1表示パネルは、第1表示形態においてユーザに対向して情報を表示し、第2表示形態においてヘッドアップディスプレイを実現するので、ヘッドアップディスプレイを実現するための装置規模の増加を抑制できる。
また、ヘッドアップディスプレイによって警告を表示するので、警告による注意喚起を促すことができる。また、第2表示形態における第1表示パネルに、情報を鏡像として表示させるので、ヘッドアップディスプレイを実現できる。また、第2表示形態における第1表示パネルの輝度を、第1表示形態における第1表示パネルの輝度よりも高くするので、ヘッドアップディスプレイの際の視認性を向上できる。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2も、実施例1と同様に、車両のインストルメントパネルとして情報を表示する車両用表示装置に関する。実施例2においては、表示面の面積が小さい方の表示パネルを第1表示パネルとし、表示面の面積が大きい方の表示パネルを第2表示パネルとして説明する。また、実施例2においては、第1表示形態の際に、第1表示パネルの表示面がユーザに対向するとともに第2表示パネルの表示面がユーザに非対向となる。また、第2表示形態の際に、第2表示パネルの表示面がユーザに対向するとともに第1表示パネルの表示面が上方を向きヘッドアップディスプレイの表示を行う。ここでは、実施例1との差異を中心に説明する。
図10は、本発明の実施例2に係る車両用表示装置100が搭載される車室内を後方から見た外観図である。図10は、図1と同様に構成されるが、車両用表示装置100のz軸の正方向側であって、かつウィンドシールド202上には、HUD領域220が表示される。前述のごとく、HUD領域220は、ヘッドアップディスプレイにおける表示領域であり、車両用表示装置100によって形成される。図11は、車両用表示装置100が搭載される車室内を後方から見た別の外観図である。図11は、図2と同様に構成されるが、HUD領域220が表示されない。
図12(a)−(b)は、本発明の実施例2に係る車両用表示装置100による第2表示形態を示す側面図である。図12(a)は、図9(a)に対応した構成である。ここでは、第2表示パネル181が正面側を向き、第1表示パネル161が上面側を向くように配置される。第1表示パネル161からの画像は、透過部222を透過して、図示しないウィンドシールド202で反射される。ウィンドシールド202において反射される位置にHUD領域220が形成される。この場合でも、ウィンドシールド202の上部にHUD領域220が位置し、HUD領域220に反射映像が表示される。図12(b)は、図9(b)に対応した構成であり、枠部300が配置される角度が図12(a)とは異なる。この場合でも、ウィンドシールド202の下部にHUD領域220が位置し、HUD領域220に反射映像が表示される。
図13は、本発明の実施例2に係る車両用表示装置100による第1表示形態を示す側面図である。ここでは、第1表示パネル161が正面側を向き、第2表示パネル181が下面側を向くように配置される。
本発明の実施例によれば、第2表示形態において第1表示パネル161の表示画像でヘッドアップディスプレイを実現するので、ヘッドアップディスプレイとしての表示を行う際に、ユーザに対向するインストルメントパネルとして表示可能な情報量を増加できる。また、第2表示形態においてヘッドアップディスプレイを実現するので、構成の自由度を向上できる。
実施例2においては、第1表示パネル161がHUD表示に用いられる。第1表示パネル161は、実施例1で説明した第1表示パネル16よりも面積が小さいため、HUD領域220に表示する内容は、警告や文字のテロップなどが適切である。つまり、実施例2においては、実施例1の第1表示パネル16の役割を第1表示パネル161が担い、実施例1の第2表示パネル18の役割を第2表示パネル181が担う。また、実施例2においては、実施例1の第1表示形態に対応する表示形態は、第1表示パネル161がユーザに対向するとともに、実施例1の第2表示形態に対応する表示形態は、第2表示パネル181がユーザに対向し第1表示パネル161に上方で表示内容が反射するような情報が表示される。
図12(a)および図12(b)の形態は、HUD領域220に表示する情報によって切換えることとしてもよい。例えば、図12(b)の状態ではユーザから見てウィンドシールドの低い位置にHUD領域220が設定されるため、例えばEメールの受信テキストや道路交通情報などのテキストをテロップとして表示させる。ユーザに対して警告を提示する必要が生じた場合は、図12(a)のようにユーザから見てウィンドシールドの縦方向中央部に警告を提示させる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例1、2において、次の構成が追加されてもよい。
(1)車両用表示装置100の左右に照度センサを配置し、周囲の明るさに対応して画面の輝度を自動調整する。
(2)画面の輝度調整では手動で任意の明るさに調整可能とする。
(3)画面の光が車両のウィンドシールド202に映り込んで運転者の視界の妨げにならないように車両用表示装置100の内部もしくは外部に視野角を制御するフィルタを配置する。これにより、画面の光のウィンドシールド202への映り込みが抑制される。
10 変更部、 14 制御部、 16 第1表示パネル、 18 第2表示パネル、 24 駆動制御部、 26 駆動部、 28 表示制御部、 100 車両用表示装置。

Claims (7)

  1. 車両のダッシュボードに備えられ、異なった向きに配置されている第1表示パネルと第2表示パネルを備える枠部、 前記枠部を動作させ、前記第1表示パネルの表示面がユーザに対向し前記第2表示パネルの表示面がユーザに非対向となる第1表示形態と、前記第2表示パネルの表示面がユーザに対向し前記第1表示パネルの表示面が上方を向く第2表示形態との変更を行う変更部と、
    前記変更部によって第2表示形態に変更された場合、前記第2表示パネルに情報を表示させるとともに、前記第1表示パネルに、上方で表示内容が反射するような情報を表示させる制御部と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記変更部は、前記第2表示形態に変更された場合、前記第1表示パネルの表示内容が前記車両のウィンドシールドに反射して前記車両の運転者が視認可能な角度に保持することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記第1表示パネルの表示面積は、前記第2表示パネルの表示面積より小さく、
    前記制御部は、前記第2表示形態においては、前記第1表示パネルに文字を中心とした情報を表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記第1表示パネルの表示面積は、前記第2表示パネルの表示面積より大きく、
    前記制御部は、前記第2表示形態においては、前記第2表示パネルに前記車両の運行に関する情報を中心とした情報を表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用表示装置。
  5. 前記制御部は、前記第2表示形態においては、前記第1表示パネルに警告情報を表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用表示装置。
  6. 前記制御部は、第2表示形態における前記第1表示パネルに、情報を鏡像として表示させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記制御部は、第2表示形態における前記第1表示パネルの輝度を、第1表示形態における前記第1表示パネルの輝度よりも高くすることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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