JP2016144287A - 電線プロテクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な作業性と確実な取付性に加えて、高い汎用性をもってワイヤハーネスの外装材とコネクタの間に露呈した電線群を保護することができる、新規な構造の電線プロテクタを提供すること。
【解決手段】帯状部材12と、帯状部材12の一側縁部36から外方に突出する固定片14とを備えており、帯状部材12の長手方向の一方の端部に、長手方向の外方に延出して外面に複数の係止歯24が延出方向に配列されてなるバンド部20が突設されている一方、帯状部材12の長手方向の他方の端部側の外面30に、係止歯24に係止してバンド部20を抜け止め状態に保持する係止爪を内部に備えるバンド挿通孔32が突設されており、固定片14を外装材48の終端52に重ね合せてテープ巻固定した状態で、帯状部材12を電線群46の周囲に巻回して、電線群46の大きさに応じた挿通量でバンド挿通孔32へバンド部20を挿通するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、外装材で覆われたワイヤハーネスの端末にコネクタが装着されており、外装材の終端とコネクタの間に露呈された電線群を保護する電線プロテクタに関するものである。
従来から、自動車の内部には、バッテリーと各種電装品間を接続する多数の電線が結束されてなるワイヤハーネスが配索されている。このようなワイヤハーネスでは、他部材との干渉等による電線の損傷を防止する目的から、電線束の外周面に巻回される結束テープや、さらにその外周側に装着される合成樹脂製のコルゲートチューブ等の外装材により、各電線の保護を図ることが行われている。
ところで、ワイヤハーネスの端末にコネクタが装着される場合には、略円筒形に結束された電線束の端末を、長手矩形状のコネクタ内に整列配置された端子金具にそれぞれ接続させるために、電線束の端末を略扇状に広げた状態とする必要がある。それ故、ワイヤハーネスの外周面に装着される外装材は、その終端をコネクタから所定寸法離れた位置に設定して、各電線のコネクタ接続部分に、外装材による負荷が加えられることを抑制することが行われている。
さらに、外装材の端部から略扇状に広がって突出し、コネクタに接続される領域に配索される電線群についても、露出状態とせずにシート等で電線群の外周面を覆って保護したいという要請も多い。そこで、本出願人は、特開平11−213786号公報(特許文献1)において、外装材の終端とコネクタの間に扇状に広がって露呈された電線群を、特許文献1の図1(B)に示されるような扇形状を有する保護シートで覆うことを提案している。
しかしながら、このような保護シートでは、コネクタの形状や電線の本数等により変化する電線群の扇形状に応じて、多種多様の形状の保護シートが必要となり、汎用性等の観点から、未だ改良の余地があった。
また、保護シートを巻装状態に保持するために、電線端末を覆うように巻装した保護シートの巻付終端を粘着剤で保護シート外面に固着する必要があり、装着作業が煩雑となり易い。さらに、保護シートの外装材の終端に対する取り付け位置が作業者によってばらつき易く、取り付け位置によっては電線束の十分な保護が達成できないおそれもあった。
特開平11−213786号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、良好な作業性と確実な取付性に加えて、高い汎用性をもってワイヤハーネスの外装材とコネクタの間に露呈した電線群を保護することができる、新規な構造の電線プロテクタを提供することにある。
本発明の第一の態様は、外装材で覆われたワイヤハーネスの端末にコネクタが装着されており、前記外装材の終端と前記コネクタの間に露呈された電線群を保護する電線プロテクタであって、前記電線群の周囲を覆う湾曲可能な帯状部材と、該帯状部材の一側縁部から外方に突出する固定片とを備えており、前記帯状部材の長手方向の一方の端部に、前記長手方向の外方に延出して外面に複数の係止歯が延出方向に配列されてなるバンド部が突設されている一方、前記帯状部材の長手方向の他方の端部側の外面に、前記係止歯に係止して前記バンド部を抜け止め状態に保持する係止爪を内部に備えるバンド挿通孔が突設されており、前記固定片を前記外装材の終端に重ね合せてテープ巻固定した状態で、前記帯状部材を前記電線群の周囲に巻回して、前記電線群の大きさに応じた挿通量で前記バンド挿通孔へ前記バンド部を挿通するようになっていることを特徴とする。
本態様によれば、電線プロテクタが、電線群を覆う帯状部材の一側縁部から外方に突出する固定片を備えており、かかる固定片を外装材の終端に重ね合せてテープ巻固定するだけの簡単な作業により、電線プロテクタをワイヤハーネスの外装材に装着固定することができる。しかも、固定片は帯状部材の一側縁部から突出していることから、作業者は固定片と帯状部材の境界を明確に認識することができ、固定片を外装材に重ね合せるだけの簡単な作業により、外装材に対する電線プロテクタの位置決めが可能である。それ故、外装材の終端とコネクタの間で露呈する電線群の露呈長さが厳しく管理されるような場合でも、作業者間のばらつきを抑制して高精度に組み付けることが可能となる。要するに、帯状部材の一側縁部から外方に突出する固定片を採用したことにより、電線プロテクタのワイヤハーネス端末への装着作業の良好な作業性と確実な取り付け性の両立を図ることができるのである。
加えて、固定片を外装材の終端に重ね合せてテープ巻固定した状態で、帯状部材を電線群の周囲に巻回して、電線群の大きさに応じた挿通量でバンド挿通孔へバンド部を挿通することで、装着できるようになっている。要するに、ワイヤハーネスの外装材の終端とコネクタとの間に露呈される電線群の大きさの違いをバンド部のバンド挿通孔への挿通量により吸収することができる。従って、一定範囲で大きさの異なる種々の電線群を覆うことが可能であり、電線プロテクタの汎用性の飛躍的な向上を図ることができる。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記帯状部材の前記長手方向の前記他方の端部側に、非可撓性の基板部が設けられており、該基板部の外面に前記バンド挿通孔が突設されている一方、前記基板部の一側縁部に前記固定片が突設されているものである。
本態様によれば、帯状部材における非可撓性の基板部にバンド挿通孔や固定片が設けられていることから、外装材への固定片のテープ巻固定作業やバンド挿通孔へのバンド部の挿通作業の際に基板部が把持し易く、更なる良好な作業性や位置決め性を得ることができる。
本発明の第三の態様は、前記第二の態様に記載のものにおいて、前記帯状部材の前記長手方向の前記他方の端部側において、前記基板部よりも前記他方の端部側に、可撓性の延長部が設けられているものである。
本態様によれば、帯状部材において、基板部よりも他方の端部側に可撓性の延長部が設けられていることから、仮に、電線プロテクタで覆う電線群のサイズが大きく、バンド部のバンド挿通孔への挿入量が少ない場合には、帯状部材の一方の端部と基板部との間に生じる隙間を延長部により覆うことができる。これにより、汎用性の向上と電線束の確実な保護の両立を図ることができる。
本発明の第四の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記基板部の一側縁部に複数の前記固定片が設けられており、該複数の固定片が前記長手方向で相互に離隔しているものである。
本態様によれば、基板部の一側縁部に、長手方向で相互に離隔位置して複数の固定片が設けられていることから、外装材への電線プロテクタの固定箇所を長手方向で分散させることができ、より安定した電線プロテクタの外装材への固定が実現され得る。従って、多極コネクタ等の横長形状のコネクタが設けられたワイヤハーネスの端部の露呈電線群を保護する大型の電線プロテクタも安定して外装材に装着することができる。
本発明によれば、電線プロテクタが固定片を備えており、かかる固定片を外装材の終端に重ね合せてテープ巻固定するだけの簡単な作業により、電線プロテクタをワイヤハーネスの外装材に装着固定できる。しかも、固定片は帯状部材の一側縁部から突出していることから、作業者は固定片と帯状部材の境界を明確に認識でき、外装材に対する電線プロテクタの位置決めが可能である。それ故、外装材の終端とコネクタの間で露呈する電線群の露呈長さが厳しく管理されるような場合でも、作業者間のばらつきを抑制して高精度に組み付けることが可能となる。加えて、固定片を外装材の終端に重ね合せてテープ巻固定した状態で、帯状部材を電線群の周囲に巻回して、電線群の大きさに応じた挿通量でバンド挿通孔へバンド部を挿通することで、装着できる。従って、一定範囲で大きさの異なる種々の電線群を覆うことができ、電線プロテクタの汎用性を飛躍的に向上できる。
本発明の第一の実施形態としての電線プロテクタを示す斜視図。 本実施形態の電線プロテクタの展開図。 露呈された電線群に対して、本実施形態の電線プロテクタを取り付ける様子を説明するための斜視図((a)取り付け前、(b)取り付け後)。 本発明の第二の実施形態としての電線プロテクタを示す斜視図。 本実施形態の電線プロテクタの展開図。 露呈された電線群に対して、本実施形態の電線プロテクタを取り付ける様子を説明するための斜視図((a)取り付け前、(b)取り付け後)。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜2には、本発明の第一の実施形態としての電線プロテクタ10が示されている。電線プロテクタ10は、図2に示されているように、帯状部材12と、帯状部材12に一体的に設けられた固定片14と、を備えて構成されている。なお、電線プロテクタ10は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)等の合成樹脂により射出成形等によって一体形成されている。
帯状部材12は、図1〜2に示されているように、平面視で略横長矩形状とされており、複数の縦長の帯状材16が長手方向に配列されて相互にヒンジ連結されて形成されている。より詳細には、帯状部材12は、帯状材16が台形断面形状で延出される一方、下底側において隣接する他の帯状材16と薄肉板部16aを介して連結されることにより、隣接する帯状材16が薄肉板部16aを中心に相互に回転変位可能な状態にヒンジ連結されている。これにより、帯状部材12は、板厚方向(図1中、上下方向)に湾曲可能とされているのである。
また、帯状部材12の長手方向の一方の端部(図2中、右端部)には、長手方向の外方に向かって延出する略長方形断面の細長い平板形状とされたバンド部20が設けられている。バンド部20は板厚方向(図1中、上下方向)に湾曲変形可能とされている一方、バンド部20には、厚さ方向の一方となる外面22において、鋸歯状の係止歯24がバンド部20の延出方向に多数並んで形成されている。
一方、帯状部材12の長手方向の他方の端部(図2中、左端部)側には、略矩形平板状とされ且つ取付作業中に曲がらない程度の非可撓性を有する基板部28が一体的に設けられている。基板部28の外面30には、帯状部材12の長手方向に貫通するバンド挿通孔32を有する平面視で略矩形状の基部34が突設されている一方、バンド挿通孔32の内部には、バンド部20に設けられた係止歯24に係止してバンド部20を抜け止め状態に保持する図示しない係止爪が設けられている。加えて、基板部28の幅方向の一側縁部36には、一側縁部36の長手方向中央部から幅方向外方に向かって突出する略矩形平板状の固定片14が設けられている。
さらに、帯状部材12の長手方向の他方の端部側であって、基板部28よりも他方の端部側(図2中、左側)には、長手方向の外方に向かって延出する平面視で略縦長矩形状とされた可撓性の延長部40が設けられている。延長部40は、複数の縦長の帯状材42が長手方向に配列されて相互にヒンジ連結されて構成されている。より詳細には、帯状材42が、台形断面形状で延出される一方、下底側において隣接する他の帯状材42と薄肉板部42aを介して連結されることにより、隣接する帯状材42が薄肉板部42aを中心に相互に回転変位可能な状態にヒンジ連結されている。これにより、帯状部材42が、板厚方向(図1中、上下方向)に湾曲可能となっている。
次に、図3を用いて、図1〜2に示す電線プロテクタ10によりワイヤハーネス44において露呈された電線群46を保護するやり方について説明する。ここで、ワイヤハーネス44は、多数の図示しない電線束の外周面を例えば結束テープやコルゲートチューブからなる外装材48でまとめ、端末に電線束に接続された長手矩形状のコネクタ50を取り付けたものである。かかるワイヤハーネス44において、外装材48の終端52とコネクタ50の間には、電線群46が露呈されている。この露呈された電線群46の外周面を電線プロテクタ10で保護するために、先ず、図1〜2に示す電線プロテクタ10の固定片14を外装材48の終端52に重ね合せた状態で、固定片14を外装材48の終端52に対して結束テープ53によりテープ巻固定する。次に、露呈された電線群46の周囲に帯状部材12を巻回して、露呈された電線群46の大きさに応じた挿通量で以ってバンド部20をバンド挿通孔32へ挿通固定する。この結果、バンド部20に設けられた係止歯24が図示しない係止爪に係止されてバンド部20が抜け止め状態とされることにより、露呈された電線群46の周囲が帯状部材12によって覆われた状態に保持される。なお、固定後のバンド部20はその先端部を切り取られ、図示しない他部材との接触を防止できるようにされている。
このような構成とされた電線プロテクタ10によれば、電線プロテクタ10が、露呈された電線群46の周囲を覆う帯状部材12の一側縁部36から外方に向かって突出する固定片14を備えている。それ故、固定片14を外装材48の終端52に重ね合せた状態で、固定片14を外装材48の終端52に対して結束テープ53によりテープ巻固定するだけの簡単な作業により、電線プロテクタ10をワイヤハーネス44の外装材48に装着固定できる。しかも、固定片14が帯状部材12の一側縁部36から外方に向かって突設されていることから、作業者は固定片14と帯状部材12の境界を明確に認識することができ、外装材48に対する電線プロテクタ10の位置決めも容易且つ確実に行うことができる。それ故、作業者間のばらつきを抑制して高精度に電線プロテクタ10を組み付けることが可能となり、外装材48の終端52とコネクタ50間に露呈された電線群46の露呈長さが厳しく管理されるような場合にも対応できる。さらに、本実施形態では、非可撓性の基板部28にバンド挿通孔32や固定片14が設けられていることから、外装材48に対して固定片14をテープ巻固定する作業やバンド部20をバンド挿通孔32へ挿通する作業の際に基板部28を把持し易く、更なる良好な作業性や位置決め性を得ることができる。
また、露呈された電線群46の周囲に帯状部材12を巻回して、露呈された電線群46の大きさに応じた挿通量で以って、バンド部20をバンド挿通孔32へ挿通固定できるようになっている。それ故、一定範囲で大きさの異なる種々の露呈された電線群46の周囲を保護することが可能であり、電線プロテクタ10の汎用性の飛躍的な向上を図ることができる。
加えて、帯状部材12において、基板部28よりも他方の端部側(図2中、左側)には、可撓性の延長部40が設けられている。これにより、電線プロテクタ10で覆う露呈された電線群46のサイズが大きい場合に、バンド部20のバンド挿通孔32への挿入量が少なくなり、帯状部材12の一方の端部と基板部28との間に隙間が生じたとしても、延長部40によりかかる隙間を覆うことができる。それ故、電線プロテクタ10の汎用性の向上と露呈された電線群46の確実な保護の両立を図ることができる。
なお、本実施形態では、露呈された電線群46のサイズが比較的小さいことから、バンド部20のバンド挿通孔32への挿入量が多くなって、帯状部材12の一方の端部と基板部28との間に隙間が生じない。それ故、帯状部材12の一方の端部と基板部28間の隙間を覆うために設けられている延長部40は不要とされるが、延長部40は可撓性を有していることから帯状部材12の一方の端部と電線群46との間に巻き込むことができ、組み付けに際して邪魔になることはない。
次に、図4〜6を用いて、本発明の第二の実施形態としての電線プロテクタ54について詳述するが、上記実施形態と同様な構造とされた部材および部位については、図中に、上記実施形態と同一の符号を付することにより、それらの詳細な説明を省略する。すなわち、かかる電線プロテクタ54は、基板部28の幅方向の一側縁部36に2つの固定片14が長手方向で相互に離隔して設けられている点に関して、上記第一の実施形態と異なる実施形態を示すものである。これにより、外装材48への電線プロテクタ54の固定箇所を長手方向で分散させることができることから、より安定した電線プロテクタ54の外装材48に対する固定が実現され得る。しかも、本実施形態では、コネクタ56や露呈された電線群58のサイズが上記第一の実施形態に比して大きくされていることから、露呈された電線群58を覆う電線プロテクタ54も上記第一の実施形態に比して大きくされている。このような大型の電線プロテクタ54に対しても、基板部28の幅方向の一側縁部36に2つの固定片14が長手方向で相互に離隔して設けられていることから、安定的に外装材48に対して固定することができるのである。
また、本実施形態のように、電線プロテクタ54で覆う露呈された電線群58のサイズが大きい場合には、バンド部20のバンド挿通孔32への挿入量が少なくなり、帯状部材12の一方の端部と基板部28との間に隙間が生じる場合がある。このような場合であっても、可撓性の延長部40によりかかる隙間を覆うことができることから、電線プロテクタ54の汎用性の向上と露呈された電線群58の確実な保護の両立を図ることができるのである。
なお、本実施形態の電線プロテクタ54においても、上記第一の実施形態に比して固定片14が2つ設けられている点が異なるだけであることから、上記第一の実施形態の電線プロテクタ10と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、かかる実施形態における具体的な記載によって、本発明は、何等限定されるものでない。例えば、上記実施形態では、帯状部材12に基板部28が設けられ、基板部28にバンド挿通孔32や固定片14が設けられていたが、基板部28は必ずしも必要ではなく、帯状材16からなる帯状部材12に対してバンド挿通孔32や固定片14を設けるようにしてもよい。また、上記第二の実施形態では、固定片14が2つ設けられていたが、固定片14の個数は用いられる電線プロテクタ54のサイズ等によって任意の個数に設定可能である。
また、上記実施形態では、帯状部材12や延長部40はそれぞれ複数の帯状材16,42が下底側において隣接する他の帯状材16,42と薄肉板部16a,42aを介してヒンジ連結されることにより構成されていたが、例えば合成樹脂製の平板に対して幅方向に延びる凹溝を微小ピッチで長手方向に連接して設けることにより比較的無段階に板厚方向に撓み変形可能にしたもの等、板厚方向に撓み変形可能なものであれば任意の形状が採用可能である。
10,54:電線プロテクタ、12:帯状部材、14:固定片、20:バンド部、24:係止歯、28:基板部、30:外面、32:バンド挿通孔、36:一側縁部、40:延長部、44:ワイヤハーネス、46、58:電線群、48:外装材、50,56:コネクタ、52:終端

Claims (4)

  1. 外装材で覆われたワイヤハーネスの端末にコネクタが装着されており、前記外装材の終端と前記コネクタの間に露呈された電線群を保護する電線プロテクタであって、
    前記電線群の周囲を覆う湾曲可能な帯状部材と、該帯状部材の一側縁部から外方に突出する固定片とを備えており、
    前記帯状部材の長手方向の一方の端部に、前記長手方向の外方に延出して外面に複数の係止歯が延出方向に配列されてなるバンド部が突設されている一方、
    前記帯状部材の長手方向の他方の端部側の外面に、前記係止歯に係止して前記バンド部を抜け止め状態に保持する係止爪を内部に備えるバンド挿通孔が突設されており、
    前記固定片を前記外装材の終端に重ね合せてテープ巻固定した状態で、前記帯状部材を前記電線群の周囲に巻回して、前記電線群の大きさに応じた挿通量で前記バンド挿通孔へ前記バンド部を挿通するようになっている
    ことを特徴とする電線プロテクタ。
  2. 前記帯状部材の前記長手方向の前記他方の端部側に、非可撓性の基板部が設けられており、該基板部の外面に前記バンド挿通孔が突設されている一方、前記基板部の一側縁部に前記固定片が突設されている請求項1に記載の電線プロテクタ。
  3. 前記帯状部材の前記長手方向の前記他方の端部側において、前記基板部よりも前記他方の端部側に、可撓性の延長部が設けられている請求項2に記載の電線プロテクタ。
  4. 前記基板部の一側縁部に複数の前記固定片が設けられており、該複数の固定片が前記長手方向で相互に離隔している請求項2又は3に記載の電線プロテクタ。
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