JP2016142376A - ボールねじ - Google Patents

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Abstract

【課題】3列以上の循環列を有する場合であっても、小型化、高負荷容量化を図りつつ、アウトボールを解消すると共に、組立性を向上させ、長寿命化と高効率を図ったボールねじを提供する。【解決手段】ナット3が1巻循環のねじ溝3aを有し、このナット3が複数個組み合わせてナットホルダー11に固定され、当該ナット3がカセット化されると共に、ナットホルダー11が円筒状に形成され、一端部に径方向内方に延びる鍔11aと、他端部に円板状の蓋部材12を備え、ナット3が鍔11aに密着させた状態で内嵌され、蓋部材12が固定ボルト13によって締結されてナット3が軸方向移動不可に固定されていている。【選択図】図1

Description

本発明は、放電加工機やタッピングセンター等の各種工作機械、あるいは自動車の電動パワーステアリングやトランスミッションおよびブレーキのアクチュエータ等に使用されるボールねじに関する。
ボールねじは、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成された転動路に収容された多数のボールと、転動路を周回経路とする循環機構とを備え、例えば、ナットを回転運動させることでねじ軸を直線運動させる運動変換機構として使用されている。
近年、自動車用のボールねじは、車両への搭載性や燃費向上等へのニーズからボールねじの小型化、高負荷容量化が求められている。こうした状況下で、1巻循環のボールねじにおいて、さらなる小型化、高負荷容量化が要求されており、ボールサイズの小型化、循環列の複列化が求められている。このようなボールねじでは、ボールを組み込む際、組立性が悪く、ボールが循環列から外れてしまうことがある。このように、循環列とはならない箇所、すなわち、本来ならばボールが存在してはならない箇所にボールが存在することをアウトボールと言われているが、このアウトボールは循環できないため、ボールねじに寿命低下や効率低下が生じる。
また、2列までの循環列のボールねじであれば、循環列の両側から検査器具を使ってアウトボールが発生していないかを確認することができるが、3列以上の循環列を有するボールねじでは、中央の循環列については検査ができないため、アウトボールの検出をするのが困難になる。
このような課題を解決したボールねじの代表的な一例を図4に示す。このボールねじは、回転ナット51の内ねじ溝52同士を連結する連結溝53を有する複数の駒部材54を回転ナット51に取り付けると共に、ボールねじ軸(図示せず)と内ねじ溝52との間に形成された転動路55には、複数のボール(図示せず)が連なって配置されている。転動路55のうち、駒部材54に挟まれてボールが循環しない非循環部56には、この非循環部56を埋める詰め物57が配置されている。これにより、非循環部56にボールが混入するのを防止することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−235829号公報
然しながら、このような従来のボールねじでは、衝撃や振動の際、詰め物57が内ねじ溝(循環溝)52に落下すると、効率や寿命の低下に繋がると共に、非循環部56全てを埋めるとなると材料の無駄が生じると共に、組立性に課題があるため、3列以上の循環列を有するボールねじにおいて、小型化、高負荷容量化を図りつつ、アウトボールを解消すると共に、組立性を向上させ、長寿命化と高効率を図ったボールねじが望まれていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、1巻循環ナットを組み合わせてナットをカセット化することに着目し、3列以上の循環列を有する場合であっても、小型化、高負荷容量化を図りつつ、アウトボールを解消すると共に、組立性を向上させ、長寿命化と高効率を図ったボールねじを提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、を備えたボールねじにおいて、前記ナットが1巻循環のねじ溝を有し、このナットが複数個組み合わされてナットホルダーに固定され、当該ナットがカセット化されている。
このように、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、を備えたボールねじにおいて、ナットが1巻循環のねじ溝を有し、このナットが複数個組み合わされてナットホルダーに固定され、当該ナットがカセット化されているので、3列以上の循環列を有する場合であっても、小型化、高負荷容量化を図ることができ、アウトボールを解消することができると共に、組立性を向上させ、長寿命化と高効率を図ったボールねじを提供することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記ナットホルダーが円筒状に形成され、一端部に径方向内方に延びる鍔と、他端部に円板状の蓋部材を備え、前記ナットが前記鍔に密着させた状態で内嵌され、前記蓋部材が固定ボルトによって締結されて前記ナットが軸方向移動不可に固定されていても良い。
また、請求項3に記載の発明のように、前記ナットが一対組み合わされ、これらナットの間に少なくとも一つの間座が配設されていれば、低負荷容量仕様として、ナットに変えて間座が配設されているので、ボールねじの低コスト化ができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記ナットが複数個組み合わされ、これらナットの端部にシールが配設され、このシールが、内周に前記ねじ軸のねじ溝に係合する螺旋状の突部を備えると共に、この突部が前記ねじ溝の形状に沿った断面円弧状に形成され、僅かなすきまを介して当該ねじ溝と対向し、非接触シールを構成していれば、密封タイプとして、シールが配設されているので、ボールねじの防塵または防水やブレーキフルード等の飛沫侵入防止としたボールねじを提供することができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記ナットの端面にサーチャーが介装されていれば、ボールねじに予圧を適宜付与することができ、ナットの標準化による低コスト化と共に、設計自由度が高くなり適用範囲が一段と広がる。
また、請求項6に記載の発明のように、前記ボールねじが、前記ナットに穿設された駒窓に嵌合され、前記転動路を周回経路とする連結溝が形成された駒部材を備え、この駒部材が焼結合金からMIMによって成形されていれば、加工度が高く複雑な形状であっても容易に、かつ精度良く所望の形状・寸法に成形することができる。
本発明に係るボールねじは、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、を備えたボールねじにおいて、前記ナットが1巻循環のねじ溝を有し、このナットが複数個組み合わされてナットホルダーに固定され、当該ナットがカセット化されているので、3列以上の循環列を有する場合であっても、小型化、高負荷容量化を図ることができ、アウトボールを解消することができると共に、組立性を向上させ、長寿命化と高効率を図ったボールねじを提供することができる。
(a)は、本発明に係るボールねじを使用した電動アクチュエータを示す縦断面図、(b)は、(a)のナット単体を示す要部拡大図である。 図1(a)のボールねじの第2の実施形態を示す縦断面図である。 図1(a)のボールねじの第3の実施形態を示す縦断面図である。 従来のボールねじのナットの内径側を示す展開図である。
外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、前記ナットの胴部に穿設された駒窓に嵌合され、前記転動路を周回経路とする連結溝が形成された駒部材とを備えたボールねじにおいて、前記ナットが1巻循環のねじ溝を有し、このナットが複数個組み合わされてナットホルダーに固定され、当該ナットがカセット化されると共に、前記ナットホルダーが円筒状に形成され、一端部に径方向内方に延びる鍔と、他端部に円板状の蓋部材を備え、前記ナットが前記鍔に密着させた状態で内嵌され、前記蓋部材が固定ボルトによって締結されて前記ナットが軸方向移動不可に固定されていている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は、本発明に係るボールねじを使用した電動アクチュエータを示す縦断面図、(b)は、(a)のナット単体を示す要部拡大図である。
図1(a)に示すボールねじ1は、例えば、ギヤボックス等、大きな荷重が負荷される電動アクチュエータに使用され、図示しないハウジングに、後述するねじ軸2を収容するための袋孔が形成され、この袋孔にスリーブ6が嵌合されている。スリーブ6は、内周に軸方向に延び、周方向に対向して配設される凹溝6a、6aが研削加工によって形成されている。一方、駆動軸7は、ボールねじ1を構成するねじ軸2と一体に構成され、この駆動軸7の一端部(図中右端部)に係止ピン8、8が植設されている。そして、これらの係止ピン8、8がこの凹溝6a、6aにそれぞれ係合され、ねじ軸2、回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されている。
ボールねじ1は、ねじ軸2と、このねじ軸2にボール4を介して外挿されたナット3とを備えている。ねじ軸2は、外周に螺旋状のねじ溝2aが形成されている。一方、ナット3は、内周にねじ軸2のねじ溝2aに対応する螺旋状のねじ溝3aが形成され、これらねじ溝2a、3aとの間に多数のボール4が転動自在に収容されている。そして、ナット3は、ハウジング(図示せず)に対して、回転自在に、かつ軸方向移動不可に支承されている。5は、ナット3のねじ溝3aを連結して循環部材を構成する駒部材で、この駒部材5によって多数のボール4が無限循環することができる。
各ねじ溝2a、3aの断面形状は、サーキュラアーク形状であってもゴシックアーク形状であっても良いが、ここではボール4との接触角が大きくとれ、アキシアルすきまが小さく設定できるゴシックアーク形状に形成されている。これにより、軸方向荷重に対する剛性が高くなり、かつ振動の発生を抑制することができる。
図1(b)に示すように、円筒状のナット3の胴部には、内外の周面に貫通してねじ溝3aの一部を切欠く断面略円形の駒窓9が穿設され、この駒窓9に対応して断面円形の駒部材5が嵌合されている。駒部材5の内方には、ねじ溝3aの隣り合う1周分同士を連結する連結溝5aが形成され、この連結溝5aとねじ溝3aの略1周の部分とでボール4の転動路を構成している。転動路内の内外のねじ溝2a、3a間に介在された多数のボール4は、ねじ溝2a、3aに沿って転動し、駒部材5の連結溝5aに案内されると共に、ねじ軸2のねじ山を乗り越えて隣り合うねじ溝3aに戻り、再びねじ溝2a、3aに沿って転動する。なお、ここでは、駒窓6および駒部材5が断面略円形に形成されたものを例示したが、円形に限らず、例えば、小判形形状であっても良い。
駒部材5の連結溝5aは、ナット3の隣り合うねじ溝3a、3a間を滑らかに接続するようにS字状に湾曲して形成されると共に、その深さは、ボール4が連結溝5a内でねじ軸2におけるねじ溝2aのねじ山を越えることができる深さとされている。さらに、駒部材5の両側には断面が略円形の丸棒状に形成されたアーム10が突設され、ナット3のねじ溝3aに僅かな径方向すきまを介して係合されている。このアーム10によって、駒部材5がナット3に対して軸方向に位置決めされると共に、駒部材5が駒窓9から径方向外方に抜け出すのを防止している。
本実施形態では、駒部材5は、金属粉末を可塑状に調整し、射出成形機で成形される焼結合金からなる。この射出成形に際しては、まず、金属粉と、プラスチックおよびワックスからなるバインダとを混練機で混練し、その混練物をペレット状に造粒する。造粒したペレットは、射出成形機のホッパに供給し、金型内に加熱溶融状態で押し込む、所謂MIM(Metal Injection Molding)により成形されている。こうしたMIMによって成形される焼結合金であれば、加工度が高く複雑な形状であっても容易に、かつ精度良く所望の形状・寸法に成形することができる。
前記金属粉として、後に浸炭焼入が可能な材質、例えば、C(炭素)が0.13wt%、Ni(ニッケル)が0.21wt%、Cr(クロム)が1.1wt%、Cu(銅)が0.04wt%、Mn(マンガン)が0.76wt%、Mo(モリブデン)が0.19wt%、Si(シリコン)が0.20wt%、残りがFe(鉄)等からなるSCM415を例示することができる。駒部材5は、浸炭焼入れおよび焼戻し温度を調整して行われる。また、駒部材5の材料としてこれ以外にも、Niが3.0〜10.0wt%含有し、加工性、耐食性に優れた材料(日本粉末冶金工業規格のFEN8)、あるいは、Cが0.07wt%、Crが17wt%、Niが4wt%、Cuが4wt%、残りがFe等からなる析出硬化系ステンレスSUS630であっても良い。このSUS630は、固溶化熱処理で20〜33HRCの範囲に表面硬さを適切に上げることができ、強靭性と高硬度を確保することができる。
ここで、本実施形態では、1巻循環からなるナット3を複数個(ここでは、4個)組み合わせてナットホルダー11に固定され、ナット3、3がカセット化されている。具体的には、ナットホルダー11は、SCM415やSCM420等の肌焼き鋼から円筒状に形成され、一端部に径方向内方に延びる鍔11aと、他端部に円板状の蓋部材12を備えている。そして、複数のナット3、3を鍔11aに密着させた状態でナットホルダー11に内嵌し、蓋部材12を固定ボルト13によって締結することにより、複数のナット3、3が軸方向移動不可に固定されている。なお、ナットホルダー11の材質は、これ以外にも、例えば、S55C等の中高炭素鋼やSK5等の工具鋼を例示することができる。
このように、本実施形態では、1巻循環からなるナット3を複数個組み合わせてナットホルダー11に固定し、ナット3、3がカセット化されているので、3列以上の循環列を有する場合であっても、小型化、高負荷容量化を図ることができ、アウトボールを解消することができると共に、組立性を向上させ、長寿命化と高効率を図ったボールねじ1を提供することができる。
また、図示はしないが、複数のナット3、3の端面間に所望のサーチャー(間座)を介装することにより、ボールねじ1に予圧を適宜付与することができ、ナット3の標準化による低コスト化と共に、設計自由度が高くなり適用範囲が一段と広がる。
なお、複数のナット3がナットホルダー11に内嵌され、それぞれが密着した状態で軸方向に固定されているので、連結溝5aとナット3のねじ溝3aとの位置決め手段を別途設けることにより、駒部材5のナット3の外径側への抜けを防止するためのアーム10は実質的に不要となる。また、多数のボール4を無限循環させるための循環部材としては、例示した駒部材5に限らず、図示しないが、ナットを軸方向に貫通する戻し通路を形成し、ナットの両側にナットのねじ溝と戻し通路とを連通する案内溝が形成されたエンドキャップを固定しても良い。
図2は、図1(a)のボールねじの第2の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した第1の実施形態と基本的には、ナット3の個数が異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同様の機能を有する部品や部位には同じ符合を付して詳細な説明を省略する。
図2に示すボールねじ14は、1巻循環からなるナット3が両端部に一対組み合わされ、これらナット3、3の間に一対の間座15、15が配設されている。そして、ナット3と間座15がナットホルダー11に固定され、一対のナット3、3と間座15、15がカセット化されている。このように、本実施形態では、低負荷容量仕様として、前述したナット3、3に変えて間座15、15が配設されているので、ボールねじ14の低コスト化ができる。
図3は、図1(a)のボールねじの第3の実施形態を示す縦断面図である。なお、この実施形態は、前述した第1の実施形態と基本的には、ナット3の個数とシールの有無が異なるだけで、その他同一部品同一部位あるいは同様の機能を有する部品や部位には同じ符合を付して詳細な説明を省略する。
図3に示すボールねじ16は、1巻循環からなるナット3が複数個(ここでは、3個)組み合わされ、これらナット3、3の一端部にシール17が配設されている。そして、ナット3とシール17がナットホルダー11に固定され、複数のナット3、3とシール17がカセット化されている。
シール17は、内周にねじ軸2のねじ溝2aに係合する螺旋状の突部18を備えている。この突部18はねじ溝2aの形状に沿った断面円弧状に形成され、僅かなすきまを介してねじ溝2aと対向し、非接触シールを構成している。
シール17は、PA66(ポリアミド66)等の合成樹脂からなり、所望の形状・寸法に射出成形または切削加工によって形成されている。このように、本実施形態では、密封タイプとして、前述した端部のナット3に変えてシール17が配設されているので、ボールねじ16の防塵または防水やブレーキフルード等の飛沫侵入防止としたボールねじ16を提供することができる。なお、循環部材としてエンドキャップを採用し、このエンドキャップの内径部にこのシール17を固定しても良い。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係るボールねじは、自動車のギヤボックス等、大きな荷重が負荷される用途に使用されるボールねじに適用することができる。
1、14、16 ボールねじ
2 ねじ軸
2a、3a ねじ溝
3 ナット
4 ボール
5 駒部材
5a 連結溝
6 スリーブ
6a 凹溝
7 駆動軸
8 係止ピン
9 駒窓
10 アーム
11 ナットホルダー
11a 鍔
12 蓋部材
13 固定ボルト
15 間座
17 シール
18 突部
51 回転ナット
52 内ねじ溝
53 連結溝
54 駒部材
55 転動路
56 非循環部
57 詰め物

Claims (6)

  1. 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
    このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
    対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、を備えたボールねじにおいて、
    前記ナットが1巻循環のねじ溝を有し、このナットが複数個組み合わされてナットホルダーに固定され、当該ナットがカセット化されていることを特徴とするボールねじ。
  2. 前記ナットホルダーが円筒状に形成され、一端部に径方向内方に延びる鍔と、他端部に円板状の蓋部材を備え、前記ナットが前記鍔に密着させた状態で内嵌され、前記蓋部材が固定ボルトによって締結されて前記ナットが軸方向移動不可に固定されている請求項1に記載のボールねじ。
  3. 前記ナットが一対組み合わされ、これらナットの間に少なくとも一つの間座が配設されている請求項1または2に記載のボールねじ。
  4. 前記ナットが複数個組み合わされ、これらナットの端部にシールが配設され、このシールが、内周に前記ねじ軸のねじ溝に係合する螺旋状の突部を備えると共に、この突部が前記ねじ溝の形状に沿った断面円弧状に形成され、僅かなすきまを介して当該ねじ溝と対向し、非接触シールを構成している請求項1乃至3いずれかに記載のボールねじ。
  5. 前記ナットの端面にサーチャーが介装されている請求項1乃至4いずれかに記載のボールねじ。
  6. 前記ボールねじが、前記ナットに穿設された駒窓に嵌合され、前記転動路を周回経路とする連結溝が形成された駒部材を備え、この駒部材が焼結合金からMIMによって成形されている請求項1に記載のボールねじ。
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