JP6111042B2 - 電動リニアアクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、一般産業用の電動機、自動車等の駆動部に使用されるボールねじ機構を備えた電動リニアアクチュエータ、詳しくは、自動車のトランスミッションやパーキングブレーキ等で、電動モータからの回転入力をボールねじ機構を介して駆動軸の直線運動に変換する電動リニアアクチュエータに関するものである。
各種駆動部に使用される電動リニアアクチュエータにおいて、電動モータの回転運動を軸方向の直線運動に変換する機構として、台形ねじあるいはラックアンドピニオン等の歯車機構が一般的に使用されている。これらの変換機構は、滑り接触部を伴うため動力損失が大きく、電動モータの大型化や消費電力の増大を余儀なくされている。そのため、より効率的なアクチュエータとしてボールねじ機構が採用されるようになってきた。
従来の電動リニアアクチュエータとしては、例えば、ハウジングに支持された電動モータにより、ボールねじを構成するボールねじ軸を回転駆動自在とし、このボールねじ軸を回転駆動することによってナットに結合された出力部材を軸方向に変位可能としている。ボールねじ機構は、摩擦が非常に低く、出力部材側に作用するスラスト荷重によって簡単にボールねじ軸が回転してしまうので、電動モータが停止時に出力部材を位置保持する必要がある。
そこで、例えば、電動モータにブレーキ手段を設けたり、あるいは伝達手段としてウォームギアのような低効率なものを設けることがなされているが、その代表的なものとして、図11に示すような電動リニアアクチュエータが知られている。この電動リニアアクチュエータ50を構成する円筒状のハウジング51は、その内部に、ボールねじ機構を収容する空洞部51aと、同径のシリンダ部51bと、シリンダ部51bに連通する流体入口(図示せず)と流体出口51cとを有している。
ハウジング51の空洞部51aには、一端を、ハウジング51の外部の電動モータ(図示せず)に接続されたねじ軸52が延在している。ねじ軸52の外周面には、雄ねじ溝52aと、丸軸部52bと、それらの間に配置されたフランジ部52cが形成されている。丸軸部52bの外周には軸受53の内輪53aが嵌合され、フランジ部52cに、その内方端(図中右端)が突き当てられている。また、軸受53の外輪53bの外方端(図中左端)は、ハウジング51の空洞部51aに嵌め込まれた止め輪54に当接されている。したがって、ねじ軸52は、ハウジング51に対して軸受53により回転自在に支持されているが、軸方向に移動不能となっている。なお、軸受53の外輪53bの内方端と、ハウジング51の段部51dとの間には、一体化された間座55と板ばね(緩衝部材)56が挟持されている。
一方、ハウジング51に対して回転のみ可能に支持された円筒状のナット57は、ねじ軸52を包囲するように配置され、かつ内周面に雌ねじ溝57aが形成されている。そして、複数のボール58が、対向する両ねじ溝52a、57a間に形成された螺旋状の転走路内を転動自在となるように配置されている。これらねじ軸52と、ナット57と、ボール58とでボールねじ機構が構成されている。
ナット57の外周には、矩形板状部57bが半径方向に張り出すように一体成形されている。係合部である矩形板状部57bは、ハウジング51の空洞部51aにおける内周面に、軸線方向に沿って形成された矩形断面状の案内溝51e内に侵入し、係合可能となっている。矩形板状部57bの側面(係合面)57c、57cと、案内溝51eの対向する側面(案内面)51f、51fとの間には、所定のすきまδがそれぞれ形成されている。
矩形板状部57bは、平面状の最外面に、循環部材であるチューブ57dが取り付けられている。チューブ57dはブラケット57eにより、ナット57に対してねじ57fを用いて固定されており、ボールねじ機構の動作時に、両ねじ溝52a、57a間に形成された螺旋状の転走路の一端から他端へと、ボール58を戻す機能を有する。
ナット57の右端には、一端を閉止した中空円筒状のピストン部材59が取り付けられている。このピストン部材59の内部には、ねじ軸52が出し入れ自在の構成となっている。ピストン部材59の外周面は、ハウジング51のシリンダ部51bの内周に密着嵌合され、それに対して摺動自在となっている。ピストン部材59の右端近傍に形成された周溝59a内には、Oリング60が配置され、シリンダ部51b内に充填された流体が、ピストン部材59とシリンダ部51bとの間を通過して空洞部51a側に漏れないように機能している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−233997号公報
こうした従来の電動リニアアクチュエータ50では、矩形板状部57bがナット57の半径方向に張り出すように一体成形され、この矩形板状部57bがハウジング51の空洞部51aにおける矩形断面状の案内溝51e内に侵入して係合しているので、ナット57の回り止めがなされているが、ハウジング51が鋼材であれば、耐摩耗性や強度が得られる反面、一体構造であるため、コスト面に課題を残している。また、軽量化のため、ハウジング51がアルミ合金からなる場合、耐摩耗性や強度が不足することがあり、改善が必要になってくる。さらに、ハウジング51がアルミ合金からなる場合、システムエラー等で制御不能となった時、荷重に押されてハウジング51の内壁にボールねじが慣性力で衝突することが考えられる。この場合、強度不足により故障する恐れがある。
本発明は、こうした従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ハウジングの損傷と摩耗の低減を図ると共に、簡単な構造でナットの回り止めを行い、軽量化を図りつつ、耐久性と強度を高めて信頼性の向上を図った電動リニアアクチュエータを提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ハウジングと、このハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータの回転力をモータ軸を介して伝達する減速機構と、この減速機構を介して前記電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、このボールねじ機構が、前記ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、このナットに多数のボールを介して内挿され、前記駆動軸と同軸状に一体化され、外周に前記ナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成され、前記ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動リニアアクチュエータにおいて、前記ハウジングに形成された袋孔に前記ねじ軸を回り止めするスリーブが軸方向に固定され、このスリーブの内周に軸方向に延びる凹溝が形成され、前記ねじ軸の端部に植設された係止ピンが前記凹溝に係合されると共に、前記ナットの端部が前記袋孔に入り込み、前記スリーブの端面に対向し、前記ナットの端部にテーパ状の面取り部が形成されている。
このように、電動モータの回転力を伝達する減速機構と、この減速機構を介して電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、ボールねじ機構が、ハウジングに装着された一対の支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、このナットに多数のボールを介して内挿され、駆動軸と同軸状に一体化され、外周にナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成され、ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動リニアアクチュエータにおいて、ハウジングに形成された袋孔にねじ軸を回り止めするスリーブが軸方向に固定され、このスリーブの内周に軸方向に延びる凹溝が形成され、ねじ軸の端部に植設された係止ピンが凹溝に係合されると共に、ナットの端部が袋孔に入り込み、スリーブの端面に対向し、ナットの端部にテーパ状の面取り部が形成されているので、ナットとスリーブの干渉を避けつつ、ナットとスリーブを近付け、係止ピンの脱落を確実に防止することができ、ハウジングの損傷と摩耗の低減を図ると共に、簡単な構造でナットの回り止めを行い、軽量化を図りつつ、耐久性と強度を高めて信頼性の向上を図った電動リニアアクチュエータを提供することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記ナットとスリーブとの間隔が前記係止ピンの半径よりも小さく設定されていれば、確実に係止ピンの脱落を防止することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記ハウジングに環状溝が形成され、この環状溝に装着された穴用の止め輪によって前記スリーブが抜け止めされると共に、前記止め輪の内径が前記係止ピンの全高さより大径に設定されていれば、ねじ軸が移動してもこの止め輪に干渉することなく、ナットの端面に当接し、干渉による止め輪の脱落を確実に防止することができると共に、ねじ軸の可動範囲を精度良く管理することができ、信頼性を高めることができる。また、止め輪とスリーブの当接面が完全な円形となるため、止め輪の装着位置に拘わらず、止め輪の全ての回転位相で有効となり、両者の当接を確実にすることができると共に、スリーブの軸方向のガタを確実に防止することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記ナットの端部の面取り部における端面側の外径が前記止め輪の内径よりも小径に設定されていれば、ナットが止め輪に干渉するのを避けつつ、確実に係止ピンの脱落防止を図ることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記止め輪の角部が丸められてエッジが除去されていれば、ハウジングの環状溝に装着する際にコンタミが発生するのを防止することができる。
本発明に係る電動リニアアクチュエータは、ハウジングと、このハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータの回転力をモータ軸を介して伝達する減速機構と、この減速機構を介して前記電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、このボールねじ機構が、前記ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、このナットに多数のボールを介して内挿され、前記駆動軸と同軸状に一体化され、外周に前記ナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成され、前記ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動リニアアクチュエータにおいて、前記ハウジングに形成された袋孔に前記ねじ軸を回り止めするスリーブが軸方向に固定され、このスリーブの内周に軸方向に延びる凹溝が形成され、前記ねじ軸の端部に植設された係止ピンが前記凹溝に係合されると共に、前記ナットの端部が前記袋孔に入り込み、前記スリーブの端面に対向し、前記ナットの端部にテーパ状の面取り部が形成されているので、ナットとスリーブの干渉を避けつつ、ナットとスリーブを近付け、係止ピンの脱落を確実に防止することができ、ハウジングの損傷と摩耗の低減を図ると共に、簡単な構造でナットの回り止めを行い、軽量化を図りつつ、耐久性と強度を高めて信頼性の向上を図った電動リニアアクチュエータを提供することができる。
本発明に係る電動リニアアクチュエータの一実施形態を示す縦断面図である。 図1のアクチュエータ本体を示す縦断面図である。 図1の中間歯車部を示す要部拡大図である。 図3の変形例を示す要部拡大図である。 図1の要部拡大図である。 ねじ軸の可動範囲を示す説明図である。 図5のVII−VII線に沿った横断面図である。 図6の要部拡大図である。 (a)は、図1のスリーブを示す正面図、(b)は、(a)のIX−IX線に沿った横断面図、(c)は、スリーブの背面図である。 (a)は、図9のスリーブの底板を示す正面図、(b)は、(a)のX−X線に沿った横断面図、(c)は、底板の背面図である。 従来の電動リニアアクチュエータを示す縦断面図である。
アルミ合金製のハウジングと、このハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータの回転力をモータ軸を介して伝達する減速機構と、この減速機構を介して前記電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、このボールねじ機構が、前記ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、このナットに多数のボールを介して内挿され、前記駆動軸と同軸状に一体化され、外周に前記ナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成され、前記ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動リニアアクチュエータにおいて、前記ハウジングに形成された袋孔に焼結合金からなる円筒状のスリーブがこの袋孔の底部に密着するまで嵌合され、このスリーブの内周に軸方向に延び、対向する位置に一対の凹溝が形成され、前記ねじ軸の端部に植設された係止ピンが前記凹溝に係合されると共に、前記ナットの端部にテーパ状の面取り部が形成され、この面取り部の端面側の外径が前記凹溝の溝間距離よりも小径に設定されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電動リニアアクチュエータの一実施形態を示す縦断面図、図2は、図1のアクチュエータ本体を示す縦断面図、図3は、図1の中間歯車部を示す要部拡大図、図4は、図3の変形例を示す要部拡大図、図5は、図1の要部拡大図、図6は、ねじ軸の可動範囲を示す説明図、図7は、図5のVII−VII線に沿った横断面図、図8は、図6の要部拡大図、図9(a)は、図1のスリーブを示す正面図、(b)は、(a)のIX−IX線に沿った横断面図、(c)は、スリーブの背面図、図10(a)は、図9のスリーブの底板を示す正面図、(b)は、(a)のX−X線に沿った横断面図、(c)は、底板の背面図である。
この電動リニアアクチュエータ1は、図1に示すように、円筒状のハウジング2と、このハウジング2に取り付けられた電動モータ(図示せず)と、この電動モータのモータ軸3aに取付けられた入力歯車3に噛合する中間歯車4と、入力歯車3と中間歯車4、およびこの中間歯車4に噛合する出力歯車5からなる減速機構6と、この減速機構6を介して電動モータの回転運動を駆動軸7の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構8と、このボールねじ機構8を備えたアクチュエータ本体9とを備えている。
ハウジング2はA6063TEやADC12等のアルミ合金からアルミダイカストによって形成され、第1のハウジング2aと、その端面に衝合された第2のハウジング2bとからなり、固定ボルト(図示せず)によって一体に固定されている。第1のハウジング2aには電動モータが取り付けられると共に、これら第1のハウジング2aと第2のハウジング2bの衝合部には、ねじ軸10を収容するための袋孔11、12が形成されている。
電動モータのモータ軸3aは、その端部に入力歯車3が圧入により相対回転不能に取り付けられ、第2のハウジング2bに装着された深溝玉軸受からなる転がり軸受13によって回転自在に支持されている。平歯車からなる中間歯車4に噛合する出力歯車5は、後述するボールねじ機構8を構成するナット18にキー14を介して一体に固定されている。
駆動軸7は、ボールねじ機構8を構成するねじ軸10と一体に構成され、この駆動軸7の一端部(図中右端部)に係止ピン15、15が植設されている。また、第2のハウジング2bの袋孔12には後述するスリーブ17が嵌合され、このスリーブ17の内周に軸方向に延びる凹溝17a、17aが研削加工によって形成されている。そして、凹溝17a、17aは周方向に対向して配設されてねじ軸10の係止ピン15、15がそれぞれ係合され、ねじ軸10が、回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されている。なお、スリーブ17は、円筒状のスリーブ本体31と、このスリーブ本体31の一端部に嵌着される底板32から構成されている。
ボールねじ機構8は、図2に拡大して示すように、ねじ軸10と、このねじ軸10にボール19を介して外挿されたナット18とを備えている。ねじ軸10は、外周に螺旋状のねじ溝10aが形成されている。一方、ナット18は、内周にねじ軸10のねじ溝10aに対応する螺旋状のねじ溝18aが形成され、これらねじ溝10a、18aとの間に多数のボール19が転動自在に収容されている。そして、ナット18は、ハウジング2a、2bに対して、2つの支持軸受20、20を介して回転自在に、かつ軸方向移動不可に支承されている。21は、ナット18のねじ溝18aを連結して循環部材を構成する駒部材で、この駒部材21によって多数のボール19が無限循環することができる。
各ねじ溝10a、18aの断面形状は、サーキュラアーク形状であってもゴシックアーク形状であっても良いが、ここではボール19との接触角が大きくとれ、アキシアルすきまが小さく設定できるゴシックアーク形状に形成されている。これにより、軸方向荷重に対する剛性が高くなり、かつ振動の発生を抑制することができる。
ナット18はSCM415やSCM420等の肌焼き鋼からなり、真空浸炭焼入れによってその表面に55〜62HRCの範囲に硬化処理が施されている。これにより、熱処理後のスケール除去のためのバフ加工等を省略することができ、低コスト化を図ることができる。一方、ねじ軸10はS55C等の中炭素鋼あるいはSCM415やSCM420等の肌焼き鋼からなり、高周波焼入れ、あるいは浸炭焼入れによってその表面に55〜62HRCの範囲に硬化処理が施されている。
ナット18の外周面18bには減速機構6を構成する出力歯車5がキー14を介して固定されると共に、この出力歯車5の両側に2つの支持軸受20、20が所定のシメシロを介して圧入されている。これにより、駆動軸7からスラスト荷重が負荷されても支持軸受20、20と出力歯車5の軸方向の位置ズレを防止することができる。また、2つの支持軸受20、20は、両端部にシールド板20a、20aが装着された密封型の深溝玉軸受で構成され、軸受内部に封入された潤滑グリースの外部への漏洩と、外部から摩耗粉等が軸受内部に侵入するのを防止している。
また、本実施形態では、ナット18を回転自在に支持する支持軸受20が同じ仕様の深溝玉軸受で構成されているので、前述した駆動軸7からスラスト荷重および出力歯車5を介して負荷されるラジアル荷重の両方を負荷することができると共に、組立時に誤組み防止のための確認作業を簡便化することができ、組立作業性を向上させることができる。なお、ここで、同じ仕様の深溝玉軸受とは、軸受の内径、外径、幅寸法をはじめ、転動体サイズ、個数および軸受内部すきま等が同一なものを言う。
また、一対の支持軸受20、20のうち一方の支持軸受20がリング状の弾性部材からなるワッシャ27を介して第1のハウジング2aに装着されている。このワッシャ27は、強度や耐摩耗性が高いオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)、あるいは防錆処理された冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて形成されたウェーブワッシャからなる。そして、その内径Dが支持軸受20の内輪外径dよりも大径に形成されている。これにより、一対の支持軸受20、20の軸方向ガタをなくすことができ、円滑な回転性能を得ることができると共に、ワッシャ27が、支持軸受20の外輪のみに当接して回転輪となる内輪とは干渉しないため、逆スラスト荷重が生じてナット18が第1のハウジング2a側に押し付けられても支持軸受20の内輪がハウジング2aに当接して摩擦力が上昇するのを防止し、ロック状態になるのを確実に防止することができる。
ここで、減速機構6を構成する中間歯車4について説明する。図3に示すように、歯車軸22は第1、第2のハウジング2a、2bに植設され、中間歯車4は、転がり軸受23を介してこの歯車軸22に回転自在に支承されている。歯車軸22の端部のうち、例えば、第1のハウジング2a側の端部を圧入する場合、第2のハウジング2b側の端部をすきま嵌めに設定することにより、ミスアライメント(組立誤差)を許容して円滑な回転性能を確保することができる。転がり軸受23は、中間歯車4の内径4aに圧入される鋼板プレス製の外輪24と、保持器25を介して外輪24に転動自在に収容された複数の針状ころ26とを備えた、所謂シェル型の針状ころ軸受で構成されている。これにより、軸受の入手性が高く、低コスト化を図ることができる。
また、中間歯車4の両側にはリング状のワッシャ28、28が装着され、中間歯車4が直接第1、第2のハウジング2a、2bに接触するのを防止している。ここで、中間歯車4の歯部4bの幅が歯幅よりも小さく形成されている。これにより、ワッシャ28との接触面積を小さくすることができ、回転時の摩擦抵抗を抑えて円滑な回転性能を得ることができる。ここで、ワッシャ28は、強度や耐摩耗性が高いオーステナイト系ステンレス鋼板、あるいは防錆処理された冷間圧延鋼板からプレス加工にて形成された平ワッシャからなる。なお、これ以外にも、例えば、黄銅や焼結金属、または、GF(グラス繊維)等の繊維状強化材が所定量充填されたPA(ポリアミド)66等の熱可塑性の合成樹脂で形成されていても良い。
さらに、転がり軸受23の幅が中間歯車4の歯幅よりも小さく設定されている。これにより、摩擦による軸受側面の摩耗や変形を防止することができ、円滑な回転性能を得ることができる。
図4に、図3の変形例を示す。歯車軸22は第1、第2のハウジング2a、2bに植設され、中間歯車29は、滑り軸受30を介してこの歯車軸22に回転自在に支承されている。本実施形態では、中間歯車29は、歯部29bの幅が歯幅と同一に形成されると共に、滑り軸受30は、中間歯車29の内径29aに圧入され、グラファイト微粉末を添加した多孔質金属からなる含油軸受(NTN商品名;ベアファイト(登録商標))で構成されている。そして、中間歯車29の歯幅よりも大きく設定されている。これにより、ワッシャを装着しなくても中間歯車29が第1、第2のハウジング2a、2bに接触して摩耗するのを防止し、回転時の摩擦抵抗を抑えて円滑な回転性能を得ることができると共に、部品点数増加を抑えて低コスト化を図ることができる。なお、滑り軸受30は、これ以外にも、例えば、射出成形を可能にした熱可塑性ポリイミド樹脂で形成されていても良い。
本実施形態では、図5に示すように、第2のハウジング2bの袋孔12の開口部に環状溝33が形成され、この環状溝33に装着された穴用の止め輪34によってスリーブ17の軸方向の抜け止めがなされている。止め輪34は冷間圧延鋼板からプレス加工にて形成され、スリーブ17の端面を押圧するように装着されていると共に、第2のハウジング2bの環状溝33に装着する際にコンタミが発生するのを防止するため、角部が丸められエッジが除去されている。これにより、スリーブ17の軸方向のガタを確実に防止することができる。なお、止め輪34の内径Hsは、係止ピン15の全高さHpより大径に設定されている。そして、図6に示すように、ねじ軸10(7)が図中左側(矢印にて示す)に移動しても止め輪34に干渉することなく、ナット18の端面に当接するように設定されている。これにより、干渉による止め輪34の脱落を確実に防止することができると共に、ねじ軸10の可動範囲Lを精度良く管理することができ、信頼性を高めることができる。また、図7に示すように、止め輪34とスリーブ17の当接面が完全な円形となるため、止め輪34の装着位置に拘わらず、止め輪34の全ての回転位相で有効となり、両者の当接を確実にすることができる。
また、図8に示すように、係止ピン15がスリーブ17の凹溝17a、17aから脱落しないように、ナット18とスリーブ17との間隔が設定されると共に、ナット18の端部にテーパ状の面取り部18cが形成され、この面取り部18cの端面側の外径が凹溝17a、17aの溝間距離よりも小径に設定されている。特に、ナット18とスリーブ17との間隔を係止ピン15の半径よりも小さくすることにより、確実に係止ピン15がスリーブ17の凹溝17a、17aから脱落するのを防ぐことができる。これにより、ナット18が止め輪34やスリーブ17に干渉することなく、スリーブ17に接近させて配置することができ、コンパクト化を図ることができる。
ここで、スリーブ17は、金属粉末を可塑状に調整し、射出成形機で成形される焼結合金からなる。この射出成形に際しては、まず、金属粉と、プラスチックおよびワックスからなるバインダとを混練機で混練し、その混練物をペレット状に造粒する。造粒したペレットは、射出成形機のホッパに供給し、金型内に加熱溶融状態で押し込む、所謂MIM(Metal Injection Molding)により成形されている。こうしたMIMによって成形される焼結合金であれば、加工度が高く複雑な形状であっても容易に、かつ精度良く所望の形状・寸法に成形することができる。
前記金属粉として、後に浸炭焼入が可能な材質、例えば、C(炭素)が0.13wt%、Ni(ニッケル)が0.21wt%、Cr(クロム)が1.1wt%、Cu(銅)が0.04wt%、Mn(マンガン)が0.76wt%、Mo(モリブデン)が0.19wt%、Si(シリコン)が0.20wt%、残りがFe(鉄)等からなるSCM415を例示することができる。スリーブ17は、浸炭焼入れおよび焼戻し温度を調整して行われる。また、スリーブ17の材料としてこれ以外にも、Niが3.0〜10.0wt%含有し、加工性、耐食性に優れた材料(日本粉末冶金工業規格のFEN8)、あるいは、Cが0.07wt%、Crが17wt%、Niが4wt%、Cuが4wt%、残りがFe等からなる析出硬化系ステンレスSUS630であっても良い。このSUS630は、固溶化熱処理で20〜33HRCの範囲に表面硬さを適切に上げることができ、強靭性と高硬度を確保することができる。
ねじ軸10を回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持するスリーブ17は、第2のハウジング2bの袋孔12に嵌合されるが、このスリーブ17はカップ状に形成され、図9に示すように、円筒状のスリーブ本体31と、このスリーブ本体31の一端部に嵌着される底板32とで構成されている。そして、袋孔12の底部に密着するまで嵌合されている。このスリーブ本体31のスリーブ本体31の内周に軸方向に延びる凹溝17a、17aが研削加工によって形成され、スリーブ本体31の外周には対向する位置に平坦面35、35が形成されている。なお、この平坦面35は凹溝17a、17aと略直交する位置に形成されている。これにより、薄肉となる部分をなくし、スリーブ17自体の強度を確保することができると共に、2体構造によりスリーブ17の構造が簡素化され、量産性が一段と向上する。
スリーブ17の底板32は、図10に示すように、スリーブ本体31の形状に沿った形状に形成され、スリーブ本体31の端部に嵌合される側面に一対の突起32a、32aが一体に形成されている。これらの突起32a、32aがスリーブ本体31の凹溝17a、17aに係合することにより底板32がスリーブ本体31に嵌着される。
一方、凹溝17aに係合する係止ピン15は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼あるいはSCr435等の浸炭軸受鋼で形成され、その表面には、炭素含有量0.80wt%以上、58HRC以上の浸炭窒化層が形成されている。なお、係止ピン15に針状ころ軸受に使用される針状ころを適用することにより、58HRC以上の表面硬さが得られ、耐摩耗性が優れていると共に、入手性が良く、低コスト化を図ることができる。
ここで、図7に示すように、第2のハウジング2bの袋孔12には、スリーブ17の平坦面35、35に対応して平面部36、36が形成されている。そして、この平面部36とスリーブ17の平坦面35が嵌合することによって、スリーブ17の回り止めがなされている。これにより、スリーブ17の形状が簡素化でき、軽量化を図りつつ、加工工数の削減による低コスト化ができると共に、第2のハウジング2bの損傷と摩耗の低減を図ると共に、耐久性と強度を高めて信頼性の向上を図った電動リニアアクチュエータを提供することができる。なお、ここでは、スリーブ17の平坦面32は対向する2面とされているが、負荷されるトルクによって1面であっても良い。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る電動リニアアクチュエータは、一般産業用の電動機、自動車等の駆動部に使用され、電動モータからの回転入力を、ボールねじ機構を介して駆動軸の直線運動に変換するボールねじ機構を備えた電動リニアアクチュエータに適用できる。
1 電動リニアアクチュエータ
2 ハウジング
2a 第1のハウジング
2b 第2のハウジング
3 入力歯車
3a モータ軸
4、29 中間歯車
4a、29a 中間歯車の内径
4b、29b 歯部
5 出力歯車
6 減速機構
7 駆動軸
8 ボールねじ機構
9 アクチュエータ本体
10 ねじ軸
10a、18a ねじ溝
11、12 袋孔
13、23 転がり軸受
14 キー
15 係止ピン
17 スリーブ
17a 凹溝
18 ナット
18b ナットの外周面
18c ナットの面取り部
19 ボール
20 支持軸受
20a シールド板
21 駒部材
22 歯車軸
24 外輪
25 保持器
26 針状ころ
27、28 ワッシャ
30 滑り軸受
31 スリーブ本体
32 底板
32a 突起
33 環状溝
34 止め輪
35 平坦面
36 平面部
50 電動リニアアクチュエータ
51 ハウジング
51a 空洞部
51b シリンダ部
51c 流体出口
51d 段部
51e 案内溝
51f 案内溝の側面
52 ねじ軸
52a 雄ねじ溝
52b 丸軸部
52c フランジ部
53 軸受
53a 内輪
53b 外輪
54 止め輪
55 間座
56 板ばね
57 ナット
57a 雌ねじ溝
57b 矩形板状部
57c 矩形板状部の側面
57d チューブ
57e ブラケット
57f ねじ
58 ボール
59 ピストン部材
59a 周溝
60 Oリング
D ワッシャの内径
d 支持軸受の内輪外径
L ねじ軸の可動範囲
δ 矩形板状部の側面と案内溝の対向する側面との間のすきま

Claims (5)

  1. ハウジングと、
    このハウジングに取り付けられた電動モータと、
    この電動モータの回転力をモータ軸を介して伝達する減速機構と、
    この減速機構を介して前記電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、
    このボールねじ機構が、前記ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
    このナットに多数のボールを介して内挿され、前記駆動軸と同軸状に一体化され、外周に前記ナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成され、前記ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動リニアアクチュエータにおいて、
    前記ハウジングに形成された袋孔に前記ねじ軸を回り止めするスリーブが軸方向に固定され、このスリーブの内周に軸方向に延びる凹溝が形成され、前記ねじ軸の端部に植設された係止ピンが前記凹溝に係合されると共に、
    前記ナットの端部が前記袋孔に入り込み、前記スリーブの端面に対向し、
    前記ナットの端部にテーパ状の面取り部が形成されていることを特徴とする電動リニアアクチュエータ。
  2. 前記ナットとスリーブとの間隔が前記係止ピンの半径よりも小さく設定されている請求項1に記載の電動リニアアクチュエータ。
  3. 前記ハウジングに環状溝が形成され、この環状溝に装着された穴用の止め輪によって前記スリーブが抜け止めされると共に、前記止め輪の内径が前記係止ピンの全高さより大径に設定されている請求項1に記載の電動リニアアクチュエータ。
  4. 前記ナットの端部の面取り部における端面側の外径が前記止め輪の内径よりも小径に設定されている請求項3に記載の電動リニアアクチュエータ。
  5. 前記止め輪の角部が丸められてエッジが除去されている請求項3または4に記載の電動リニアアクチュエータ。
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