JP2016137976A - シート積載装置、および、これを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート積載装置、および、これを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】定型サイズおよび任意のサイズのシートの位置を精度良く規制することが可能なシート積載装置、および、これを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート積載装置1Aは、給紙カセット110と、規制機構110Tとを備える。規制機構110Tは、ガイド部110Hと、後端規制部50とを備える。ガイド部110Hは、複数種の定型サイズのシートに応じて間隔をおいて形成された複数の定型用孔部61と、任意のサイズのシートに応じて連続的に形成されたラックギアを備えた非定形用係止部62とを備える。後端規制部50は、定型サイズ用の係合突起53Aと、非定型(任意)サイズ用の係合爪52Eとを備える。後端規制部50の係合突起53Aが定型用孔部61に係合されると、係合爪52Eは非定形用係止部62の切欠き部63に対向して配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートが積載されるシート積載装置、およびこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、シートが積載されるシート積載装置として画像形成装置に備えられたものが知られている。シート積載装置は、シート収容部と、シートの位置を規制するカーソルとを備える。シート収容部にさまざまなサイズのシートが積載されるために、カーソルはシート収容部内でスライド移動可能とされる。
特開平6−127707号公報
上記の技術では、カーソルは、非定型サイズのシートに対応するために、任意の位置で固定可能とされる。また、定型サイズのシートに対応するために、予め設定された位置でも固定可能とされる。この場合、定型サイズに対応した固定位置において、カーソルの位置が安定しにくいという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、定型サイズおよび非定型サイズのシートの位置を精度良く規制することが可能なシート積載装置、および、これを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係るシート積載装置は、底部を備え、シートが積載されるシート積載部と、前記シート積載部に配置され、前記シートのうち第1方向に延びる端縁に当接し、前記シートの前記第1方向と交差する第2方向の位置を規制する規制機構と、を有し、前記規制機構は、前記第2方向に延びるように前記底部に形成されたガイド部と、前記ガイド部に沿って前記第2方向にスライド移動可能とされ、前記シートの前記端縁に当接する規制ユニットと、を備え、前記ガイド部は、複数種の定型サイズのシートの前記第2方向における長さに応じて、前記第2方向に沿って間隔をおいて形成された複数の第1被係合部と、任意のサイズのシートに応じて、前記第2方向に沿って連続的に形成されたラックギアを備えた第2被係合部と、を含み、前記規制ユニットは、前記スライド移動に伴って前記第1被係合部と係合可能な第1係合部と、前記スライド移動に伴って前記ラックギアと係合可能な第2係合部とを含み、前記第2被係合部は、前記複数種の前記定型サイズのシートの前記第2方向における長さに応じて、部分的に前記ラックギアが欠落された切欠き部を更に有し、前記第1係合部が前記第1被係合部に係合されると、前記第2係合部は前記切欠き部に対向して配置されることを特徴とする。
本構成によれば、規制ユニットの第1係合部および第2係合部と、ガイド部の第1被係合部および第2被係合部とによって、定型サイズおよび任意のサイズのシートの位置を規制することができる。更に、第1係合部が第1被係合部に係合されると、第2係合部は切欠き部に対向して配置される。このため、第2係合部がラックギアに当接することに起因して、第1係合部および第1被係合部による規制ユニットの規制位置がずれることが防止される。
上記の構成において、前記第2係合部は、隣接する複数の前記ラックギアに係合可能な、前記第2方向に隣接する複数の突起を有することが望ましい。
本構成によれば、任意のサイズのシートの規制位置では、複数の突起によって、第2係合部が安定してラックギアに係合する。また、定型サイズのシートの規制位置において、第2係合部の複数の突起が第2被係合部のラックギアに当接することが切欠き部によって抑止される。このため、第1係合部および第1被係合部による規制ユニットの規制位置がずれることが防止される。
上記の構成において、前記ガイド部は、前記ラックギアに対して前記第1方向に間隔をおいて配置され、前記第2方向に沿って延設されるガイド面を備え、前記第1被係合部は、前記ガイド面において前記第2方向に沿って間隔をおいて形成された凹部であって、前記規制ユニットは、下端部に前記第1係合部を備える第1支持部材と、前記第1支持部材を前記底部に向かって付勢する第1付勢部材と、下端部に前記第2係合部を備える第2支持部材と、前記第2支持部材に連結されるレバーと、前記第2支持部材を前記底部に向かって付勢する第2付勢部材と、を有し、前記レバーが把持されると、前記第2支持部材が前記第2付勢部材の付勢力に抗して上方に移動することで、前記第2係合部が前記ラックギアから離間するとともに、前記規制ユニットのスライド移動が可能となり、前記任意のサイズのシートの前記端縁が規制される位置で前記レバーの前記把持が開放されると、前記第2付勢部材の付勢力によって前記第2支持部材が下方へ移動することで、前記第2係合部が前記ラックギアに係合し、前記規制ユニットのスライド移動時には、前記第1付勢部材の前記付勢力をもって前記第1係合部が前記ガイド面に摺動することが望ましい。
本構成によれば、規制ユニットがスライド移動されると、第1付勢部材の付勢力をもって第1係合部が前記ガイド面に摺動する。このため、レバーが把持されるだけで、規制ユニットのスライド移動が容易に実現される。また、規制ユニットが定型サイズのシートの規制位置に至った際には、第1付勢部材の付勢力によって、第1係合部が第1被係合部にスムーズに係合することができる。
上記の構成において、前記規制ユニットの前記スライド移動に伴って、前記第1係合部が前記凹部に進入し、前記レバーの前記把持が開放されると、前記第2付勢部材の付勢力によって、前記第2係合部が前記切欠き部に配置されることが望ましい。
本構成によれば、定型サイズのシートの規制位置において、第1係合部が凹部に進入する際、第2係合部を確実に切欠き部に配置することができる。このため、第1係合部および第1被係合部による規制ユニットの規制位置がずれることが防止される。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、上記の何れか1に記載のシート積載装置と、前記シート積載部に積載された前記シートに画像を形成する画像形成部と、を有することを特徴とする。
本構成によれば、定型サイズのシートの規制位置において、第2係合部がラックギアに当接することがなく、第1係合部および第1被係合部による規制ユニットの規制位置がずれることが防止される。
本発明によれば、定型サイズおよび非定型サイズのシートの位置を精度良く規制することが可能なシート積載装置、および、これを備えた画像形成装置が提供される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 本発明の実施形態に係るシート収容部の斜視図である。 本発明の実施形態に係るシート積載装置の規制ユニットの斜視図(A)、(B)である。 本発明の実施形態に係る規制機構の第1係合部および第1被係合部の周辺の断面図である。 本発明の実施形態に係る規制機構の第2係合部および第2被係合部の周辺の断面斜視図である。 本発明の実施形態に係る規制機構の第2係合部および第2被係合部の周辺の断面図である。 本発明の実施形態に係る規制機構と比較される他の規制機構の断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部断面図である。図1に示される画像形成装置1は、いわゆるモノクロプリンター機であるが、他の実施形態において、画像形成装置は、カラープリンター、ファクシミリ装置、これらの機能を備える複合機やトナー画像をシートに形成するための他の装置であってもよい。尚、以下の説明で用いられる「上」や「下」、「前」や「後」、「左」や「右」といった方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とするものであり、画像形成装置の原理を何ら限定するものではない。また、以下の説明において、「シート」との用語は、コピー用紙、コート紙、OHPシート、厚紙、葉書、トレーシングペーパーや画像形成処理を受ける他のシート材料或いは画像形成処理以外の任意の処理を受けるシート材料を意味する。
画像形成装置1は、略直方体形状の主筐体2を含む。主筐体2は、略直方体形状の下部筐体21(筐体)と、下部筐体21の上方に配設される略直方体形状の上部筐体22と、下部筐体21と上部筐体22とを連結する連結筐体23とを含む。連結筐体23は、主筐体2の右縁及び背面縁に沿って延びる。下部筐体21、上部筐体22及び連結筐体23で囲まれる排出空間24に印刷処理が施与されたシートが排出される。特に、本実施形態では、下部筐体21の上面部に配置された排紙部241、および排紙部241の上方に配置される排紙トレイ242に、シートが排紙される。上部筐体22内には、主に原稿の画像を読み取るための機器や画像形成装置1の全体の制御を司る電子回路が収容されている。
画像形成装置1は、給紙カセット110(シート積載部)と、給紙部11と、レジストローラー対116と、画像形成部120とを備える。給紙部11は、ピックアップローラー112と、給紙ローラー113と、を備える。給紙部11は、給紙カセット110からシートPを右方向(搬送方向)に向かってシート搬送路PPに給紙する。シート搬送路PPは、給紙部11から、レジストローラー対116を介して、画像形成部120内に配設された転写位置TPを通過するように配設された搬送路である。
給紙カセット110は、内部にシートPが積載される。給紙カセット110は、下部筐体21から正面方向(図1の紙面手前方向)に引き出し可能である。給紙カセット110は、シートPを支持するリフト板111を備える。リフト板111は、シートPの先頭縁を上方に押し上げるように傾斜する。
ピックアップローラー112は、リフト板111によって上方に押し上げられたシートPの先頭縁上に配置される。ピックアップローラー112が回転すると、シートPは給紙カセット110から引き出される。
給紙ローラー113は、ピックアップローラー112のシート搬送方向下流側に配設される。給紙ローラー113は、シートPを更にシート搬送方向の下流側に送り出す。なお、下部筐体21と、給紙部11と、給紙カセット110と、後記の規制機構110Tとによって、本実施形態に係るシート積載装置1A(図1)が構成される。シート積載装置1Aは、シートPを収容する。
レジストローラー対116は、シート搬送方向と直交する方向のシートの位置を規定する。レジストローラー対116は、画像形成部120において、シートPにトナー画像が転写されるタイミングに合わせて、シートPを画像形成部120に搬送する。
画像形成部120は、感光体ドラム121と、帯電器122と、露光装置123と、現像装置124と、トナーコンテナ125と、転写ローラー126と、クリーニング装置127と、を備える。
感光体ドラム121は、周面に静電潜像が形成されるとともに、該静電潜像に応じたトナー画像を担持する。帯電器122は、所定の電圧が印加され、感光体ドラム121の周面を略一様に帯電させる。露光装置123は、帯電器122によって帯電された感光体ドラム121の周面に、レーザー光を照射する。この結果、感光体ドラム121の周面には、画像データに対応する静電潜像が形成される。
現像装置124は、静電潜像が形成された感光体ドラム121の周面にトナーを供給する。トナーコンテナ125は、現像装置124へトナーを供給する。現像装置124がトナーを感光体ドラム121に供給すると、感光体ドラム121の周面に形成された静電潜像が現像(可視化)され、トナー画像が形成される。
転写ローラー126は、転写位置TPにおいて、感光体ドラム121の周面に対向して配設される。転写位置TPにおいて、感光体ドラム121の周面に形成されたトナー画像が、シートPに転写される。クリーニング装置127は、シートPへトナー画像が転写された後に、感光体ドラム121の周面に残るトナーを除去する。
画像形成装置1は、画像形成部120よりも搬送方向下流側に、シートP上のトナー画像を定着させる定着装置130を更に備える。定着装置130は、シートP上のトナーを溶融させる加熱ローラー131と、シートPを加熱ローラー131に密着させる圧力ローラー132と、を備える。シートPが加熱ローラー131と圧力ローラー132との間を通過すると、トナー画像は、シートPに定着される。
画像形成装置1は、定着装置130の下流に配設された搬送ローラー対133と、搬送ローラー対133の下流に配設された切り替え部70と、下排出ローラー134と、上排出ローラー135と、を更に備える。搬送ローラー対133は、定着装置130によって、定着処理が施されたシートPを、シート搬送方向下流側に搬送する。切り替え部70は、シートPの搬送方向を切り替える機能を備える。下排出ローラー134は、切り替え部70の左方に配置され、シートPを排紙部241に排出する。上排出ローラー135は、下排出ローラー134の上方に配置され、シートPを排紙部241の上方に装着された排紙トレイ242に排出する。
次に、本実施形態に係るシート積載装置1Aについて、更に詳述する。図2は、本実施形態に係る給紙カセット110の斜視図である。図3は、本実施形態に係るシート積載装置1Aの規制機構110Tの後端規制部50の斜視図(A)、(B)である。図4は、本実施形態に係る規制機構110Tの係合突起53Aおよび定型用孔部61の周辺の断面図である。図5および図6は、規制機構110Tの係合爪52Eおよび非定形用係止部62の周辺の断面斜視図および断面図である。なお、図4の断面は、図2のX−X線で示す位置に対応し、図5および図6の断面は、図2のY−Y線で示す位置に対応している。
図2を参照して、給紙カセット110は、略直方体形状からなり、上面が開口されている。給紙カセット110の内部にシートPが収容される。給紙カセット110は、底部110Bを備える。底部110Bは、給紙カセット110の底面である。前述のリフト板111は、給紙カセット110の側壁に支持された一対のリフト板支点部111Sを支点として上下に回動される。なお、図2では、後側のリフト板支点部111Sだけが現れている。
シート積載装置1Aは、規制機構110Tを備える。規制機構110Tは、後端規制部50(規制ユニット)と、ガイド部110Hとを備える。規制機構110Tは、給紙カセット110に配置され、シートPのうち前後方向(第1方向)に延びる端縁に当接し、シートPの左右方向(第2方向)の位置を規制する。なお、本実施形態では、給紙カセット110に積載されたシートPは、ピックアップローラー112によって、右方に向かって搬送される。このため、規制機構110Tは、シートPの搬送方向後端側の端縁を規制する。また、給紙カセット110に収容されたシートPの左右方向に延びる端縁は、不図示の幅規制部材によって規制されている。当該幅規制部材は、給紙カセット110に収容されるシートPのサイズに応じてスライド移動可能とされている。
ガイド部110Hは、左右方向に延びるように底部110Bに形成されている。ガイド部110Hは、定型用孔部61(第1被係合部)と、摺動面61H(ガイド面)と、非定形用係止部62(第2被係合部)と、を備える。
定型用孔部61は、底部110Bの前後方向の略中央部において、左右方向に沿って複数配置されている。詳しくは、複数の定型用孔部61は、複数種の定型サイズのシートPの左右方向(搬送方向)における長さに応じて間隔をおいて形成されている。それぞれの定型用孔部61は、上下および左右方向を含む断面視で、三角形状からなる凹部である(図4参照)。摺動面61Hは、左右方向に延びるとともに、隣接する定型用孔部61の間に配置された細長状の平面部である。換言すれば、定型用孔部61は、摺動面61Hにおいて間隔をおいて形成された凹部である。摺動面61Hには、後記の係合突起53Aが摺動する。
非定形用係止部62は、複数の定型用孔部61の前方において、左右方向に延びるように配置されている。非定形用係止部62は、複数種の非定型サイズのシートPの左右方向における長さに応じて、連続的に形成されたラックギアを備えている。非定形用係止部62は、複数の定型用孔部61に対してシート幅方向(第1方向)に間隔をおいて配置されている。
非定形用係止部62は、切欠き部63を備える。切欠き部63は、複数種の定型サイズのシートPの左右方向における長さに応じて、部分的に非定形用係止部62のラックギアが欠落された領域である。図2に示すように、切欠き部63は、左右方向に間隔をおいて複数配置されている。また、本実施形態では、複数の切欠き部63は、前後方向において複数の定型用孔部61にそれぞれ対向して配置されている。
本実施形態では、定型用孔部61および切欠き部63は、定型サイズのシートPの長さに応じて形成されている。なお、ここでいう定型サイズとは、画像形成装置1の仕向け地において使用頻度が高く、予め定められたシートPのサイズに相当する。一例として、主に、センチ系のサイズのシートPが用いられる仕向け地では、定型サイズには、A4サイズ、A3サイズ、B4サイズなどが含まれ、非定型サイズには、14インチリーガルサイズ、11インチレターサイズなどが含まれる。また、主に、インチ系のサイズのシートPが用いられる仕向け地では、定型サイズには、14インチリーガルサイズ、11インチレターサイズなどが含まれ、非定型サイズには、A4サイズ、A3サイズ、B4サイズなどが含まれる。非定形用係止部62のラックギアは、画像形成装置1内を通紙可能な任意のサイズのシートPの長さに応じて連続的に形成されている。なお、ここでいう非定型サイズとは、画像形成装置1の仕向け地において使用頻度が低いシートPのサイズであって、定型サイズ以外のサイズに相当する。また、上記のようにラックギアは連続的に形成されているため、非定型サイズは、使用者が自ら裁断した固有のシートのサイズを含み、給紙カセット110に積載可能な任意のサイズである。
後端規制部50は、ガイド部110Hに沿って左右方向にスライド移動可能とされ、シートPの後端縁に当接する。図3(A)、(B)を参照して、後端規制部50の構造について更に説明する。なお、図3(B)は、図3(A)から後記の非定形用係合片52が取り外された状態を示している。後端規制部50は、規制部材51と、レバー52と、非定型用係合片52D(第2支持部材)と、定型用係合片53(第1支持部材)と、コイルばね54(第1付勢部材)と、トーションばね55(第2付勢部材)と、を備える。
規制部材51は、後端規制部50の本体部分であって、前後方向から見て、略L字型形状を備えている。また、規制部材51は、前後方向に所定の幅を有する。規制部材51のうち上下方向に立設される壁面が、シートPの後端縁に当接する。規制部材51は、収容部51Hと、支点部52Aと、を備える。収容部51Hは、規制部材51のうちシートPの後端を規制する規制面とは反対側の面の下端部に配置され、箱型形状からなる。収容部51Hには、定型用係合片53が収容されている。支点部52Aは、規制部材51の左側の側面であって、収容部51Hよりも上方かつ後方において、左方に向かって突設された軸部である。支点部52Aは、レバー52の回動における支点部となる。
レバー52は、規制部材51の左側の側面に沿って配置されている。レバー52は、支点部52Aを支点として回動可能とされる。レバー52は、把持部52Bと、アーム部52Cと、を備える。把持部52Bは、支点部52Aに支持された領域から後方に向かって突設されている。把持部52Bの後端縁は、規制部材51の後端部よりも後方に突出している。シート積載装置1Aの使用者は、規制部材51とともに把持部52Bを把持することで、係合爪52Eと非定形用係止部62のラックギアとの係合を解除し、後端規制部50をスライド移動させることができる。アーム部52Cは、支点部52Aに対して把持部52Bの反対側に配置されている。すなわち、アーム部52Cは、支点部52Aに支持された領域から前方に向かって延設されている。
非定型用係合片52Dは、アーム部52Cの先端部に連結されている。なお、本実施形態では、非定型用係合片52Dは、レバー52と一体的に構成されている。非定型用係合片52Dは、上下方向に延びるように配置され、下端部に係合爪52E(第2係合部)を備えている。
係合爪52Eは、後端規制部50のスライド移動に伴って、非定形用係止部62のラックギアと係合可能とされている。すなわち、係合爪52Eは、後端規制部50を非定型サイズのシートPの規制位置に固定する固定部材である。係合爪52Eは、隣接する複数のラックギアに係合可能な、左右方向に隣接する複数の突起を有する(図3(A)、図6参照)。本実施形態では、係合爪52Eは、隣接する3つの突起形状(複数の突起)を備えている。このため、任意のサイズのシートPの規制位置では、複数の突起からなる係合爪52Eが安定して非定形用係止部62のラックギアに係合することができる。
定型用係合片53は、収容部51Hの内部に配置される棒状部材である。定型用係合片53は、上下方向に延びるように配置され、下端部に係合突起53A(第1係合部)を備えている。
係合突起53Aは、後端規制部50のスライド移動に伴って、定型用孔部61と係合可能とされている。すなわち、係合突起53Aは、後端規制部50を定型サイズのシートPの規制位置に固定する固定部材である。上下および左右方向を含む断面視において、係合突起53Aは、下端を頂点とする三角形状を有する。したがって、係合突起53Aは、コイルばね54の付勢力によって定型用孔部61に確実に係合される。
コイルばね54は、収容部51Hの内部において、定型用係合片53に外嵌されたばね部材である。コイルばね54の上端は、収容部51Hの上面部に係止されている。また、コイルばね54の下端は、定型用係合片53に設けられた不図示の鍔部に係止されている。コイルばね54は、定型用係合片53を底部110Bに向かって付勢する。
トーションばね55は、図3(B)に示すように、レバー52の内部において、支点部52A回りに配置されている。トーションばね55の一端である第1端部55Aは、収容部51Hの上面部に係止されている。一方、トーションばね55の他端である第2端部55Bは、アーム部52Cに係止されている。この結果、トーションばね55は、レバー52に連結された非定型用係合片52Dを底部110Bに向かって付勢する。
図2では、後端規制部50は、ガイド部110Hの左端部に配置されている。この場合、後端規制部50は非定型サイズのシートPに対応する規制位置に配置されている。すなわち、係合爪52Eは、非定形用係止部62のラックギアに係合している。一方、当該規制位置には、定型用孔部61が形成されていない。このため、係合突起53Aは、摺動面61H上に配置されている。この際、コイルばね54の付勢力によって、定型用係合片53が摺動面61Hに向けて付勢されている。
使用者が後端規制部50をスライド移動させる場合、一例として、使用者の親指が後端規制部50(規制部材51)の前側の端縁を押さえ、使用者の中指が把持部52Bを押さえながら、後端規制部50が把持される。この結果、トーションばね55の付勢力に抗して、レバー52が回動し、非定型用係合片52Dが上方に移動することで、係合爪52Eがラックギアから離間する。これによって、後端規制部50のスライド移動が可能となる。使用者は、引き続き、把持部52Bを把持した状態で、後端規制部50をスライド移動させる。この時、コイルばね54の付勢力に抗しながら、係合突起53Aが摺動面61Hに摺動する。このため、レバー52が把持されるだけで、後端規制部50のスライド移動が容易に実現される。
後端規制部50がスライド移動され、再び、非定型サイズのシートPの後端縁が規制される規制位置で、把持部52Bの把持が開放されると、トーションばね55の付勢力によって、係合爪52Eがラックギアに係合する。
一方、後端規制部50のスライド移動が継続されると、やがて、後端規制部50が定型サイズのシートPの規制位置に至る。この際、まず、コイルばね54の付勢力によって係合突起53Aが定型用孔部61に進入する(図4)。使用者は、この時の後端規制部50のクリック感によって、後端規制部50が定型サイズ用の規制位置に至ったことを認識することができる。なお、後端規制部50には、不図示のインジケータが配置されている。このため、使用者は、当該インジケータを見ながら、凡その定型サイズの規制位置を予め把握することができる。
係合突起53Aが定型用孔部61に進入した規制位置で、使用者によって把持部52Bの把持が開放されると、トーションばね55の付勢力によって、非定型用係合片52Dが底部110Bに向かって下降する。本実施形態では、定型サイズのシートPの規制位置では、係合爪52Eに対向するように切欠き部63が配置されている。このため、非定型用係合片52Dの下降に伴って、係合爪52Eが切欠き部63に進入する(図5、図6)。
図7は、本実施形態と比較される他の態様であって、給紙カセット110Zの非定形用係止部62には、本実施形態のような切欠き部63が備えられていない。この場合、定型サイズのシートPに対応して、定型用係合片53Eが定型用孔部61に係合する(図4)際にも、係合爪52Eが非定形用係止部62のラックギアに係合する(図7)。定型サイズのシートPの一例として、11インチサイズのシートPの長さは279.4mmであり、5.5インチサイズのシートPの長さは139.7mmである。また、8.5インチサイズのシートPの長さは215.9mmである。これらのすべての定型サイズのシートPの後端縁の位置を精度良く規制するためには、後端規制部50を位置決めするためのラックギアのピッチは、0.1mmピッチで配置される必要がある(上記の3種のシートPの小数点第1位の数字が異なるため)。しかしながら、ラックギアのピッチが0.1mmに設定された場合、製造上の困難性に加え、ラックギアのギア歯の破損などが生じやすい。
このため、ラックギアのピッチは、一例として2mmに設定されることが好ましい。しかしながら、定型サイズのシートPの規制位置において、係合爪52Eが非定形用係止部62に係合していると、本来の規制部である係合突起53Aが定型用孔部61に精度良く嵌りこまず、後端規制部50の規制位置がずれてしまうという問題が生じる。この場合、シートPの搬送不良や画像ずれがもたらされる。
一方、本実施形態では、前述のように、定型サイズのシートPの規制位置では、係合爪52Eに対向して切欠き部63が配置されている(図5、図6)。すなわち、係合爪52Eが非定形用係止部62のラックギアに係合することがない。したがって、係合突起53Aが正確に定型用孔部61に係合され、シートPの規制位置が精度良く保持される。
特に、本実施形態では、非定型サイズのシートPの規制位置では、係合爪52Eの複数の突起が非定形用係止部62のラックギアに係合するため、後端規制部50が安定して固定される。更に、定型サイズのシートPの規制位置では、切欠き部63によって、係合爪52Eの複数の突起が非定形用係止部62のラックギアに当接することが抑止される。このため、係合突起53Aおよび定型用孔部61による後端規制部50の規制位置がずれることが防止される。
また、本実施形態によれば、定型サイズのシートPの規制位置において、係合突起53Aが定型用孔部61に進入する際、トーションばね55の付勢力によって、係合爪52Eを確実に切欠き部63に配置することができる。
以上、本発明の実施形態に係るシート積載装置1Aおよび画像形成装置1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記の実施形態では、非定型用係合片52Dがレバー52と一体とされる態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。非定型用係合片52Dはレバー52と別体からなるものでもよい。この場合、非定型用係合片52Dを底部110B側に直接付勢する他の付勢部材が配置されることが望ましい。そして、レバー52が把持されると、前記付勢部材の付勢力に抗して、非定型用係合片52Dが上方に引き上げられれば良い。
(2)また、上記の実施形態では、後端規制部50は、シートPの後端縁を規制する態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の規制部材は、シートPの幅方向を規制するものでもよい。
1 画像形成装置
1A シート積載装置
11 給紙部
110 給紙カセット(シート積載部)
110B 底部
110H ガイド部
110T 規制機構
111 リフト板
111S リフト板支点部
50 後端規制部(規制ユニット)
51 規制部材
51H 収容部
52 レバー
52A 支点部
52B 把持部
52C アーム部
52D 非定型用係合片(第2支持部材)
52E 係合爪(第2係合部、複数の突起)
53 定型用係合片(第1支持部材)
53A 係合突起(第1係合部)
54 コイルばね(第1付勢部材)
55 トーションばね(第2付勢部材)
55A 第1端部
55B 第2端部
61 定型用孔部(第1被係合部)
61H 摺動面(ガイド面)
62 非定形用係止部(第2被係合部)
63 切欠き部

Claims (5)

  1. 底部を備え、シートが積載されるシート積載部と、
    前記シート積載部に配置され、前記シートのうち第1方向に延びる端縁に当接し、前記シートの前記第1方向と交差する第2方向の位置を規制する規制機構と、
    を有し、
    前記規制機構は、
    前記第2方向に延びるように前記底部に形成されたガイド部と、
    前記ガイド部に沿って前記第2方向にスライド移動可能とされ、前記シートの前記端縁に当接する規制ユニットと、
    を備え、
    前記ガイド部は、複数種の定型サイズのシートの前記第2方向における長さに応じて、前記第2方向に沿って間隔をおいて形成された複数の第1被係合部と、任意のサイズのシートに応じて、前記第2方向に沿って連続的に形成されたラックギアを備えた第2被係合部と、を含み、
    前記規制ユニットは、前記スライド移動に伴って前記第1被係合部と係合可能な第1係合部と、前記スライド移動に伴って前記ラックギアと係合可能な第2係合部とを含み、
    前記第2被係合部は、前記複数種の前記定型サイズのシートの前記第2方向における長さに応じて、部分的に前記ラックギアが欠落された切欠き部を更に有し、
    前記第1係合部が前記第1被係合部に係合されると、前記第2係合部は前記切欠き部に対向して配置されることを特徴とするシート積載装置。
  2. 前記第2係合部は、隣接する複数の前記ラックギアに係合可能な、前記第2方向に隣接する複数の突起を有することを特徴とする請求項1の記載のシート積載装置。
  3. 前記ガイド部は、前記ラックギアに対して前記第1方向に間隔をおいて配置され、前記第2方向に沿って延設されるガイド面を備え、
    前記第1被係合部は、前記ガイド面において前記第2方向に沿って間隔をおいて形成された凹部であって、
    前記規制ユニットは、
    下端部に前記第1係合部を備える第1支持部材と、
    前記第1支持部材を前記底部に向かって付勢する第1付勢部材と、
    下端部に前記第2係合部を備える第2支持部材と、
    前記第2支持部材に連結されるレバーと、
    前記第2支持部材を前記底部に向かって付勢する第2付勢部材と、
    を有し、
    前記レバーが把持されると、前記第2支持部材が前記第2付勢部材の付勢力に抗して上方に移動することで、前記第2係合部が前記ラックギアから離間するとともに、前記規制ユニットのスライド移動が可能となり、前記任意のサイズのシートの前記端縁が規制される位置で前記レバーの前記把持が開放されると、前記第2付勢部材の付勢力によって前記第2支持部材が下方へ移動することで、前記第2係合部が前記ラックギアに係合し、
    前記規制ユニットのスライド移動時には、前記第1付勢部材の前記付勢力をもって前記第1係合部が前記ガイド面に摺動することを特徴とする請求項1または2に記載のシート積載装置。
  4. 前記規制ユニットの前記スライド移動に伴って、前記第1係合部が前記凹部に進入し、前記レバーの前記把持が開放されると、前記第2付勢部材の付勢力によって、前記第2係合部が前記切欠き部に配置されることを特徴とする請求項3に記載のシート積載装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のシート積載装置と、
    前記シート積載部に積載された前記シートに画像を形成する画像形成部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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