JP2016132448A - 乗物用空調シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの広い範囲に空調作用を行き渡らせ得るとともに、サイドサポート部の吊り溝に近い位置であっても通気孔を形成することができる乗物用空調シートを提供する。【解決手段】本シートは、シートパッド5と、シートカバー6と、送風機7と、を備える乗物用空調シート1である。そして、シートパッドは、中央サポート部11と、サイドサポート部12と、を備え、シートパッドの着座者側の表面部には吊り溝17が中央サポート部とサイドサポート部とを仕切るように形成されている。また、空気通路Pは、中央サポート部の厚さ方向に貫通形成された中央通気孔14と、サイドサポート部の厚さ方向に貫通形成されたサイド通気孔15と、を備える。さらに、上記サイド通気孔は、サイドサポート部の着座者側の表面42に開口しサイドサポート部の裏側に向かって延びる第1孔部45を備え、第1孔部は、サイドサポート部の開口端から裏側に向かうにつれて吊り溝から左右方向に離れるように形成さている。【選択図】図2

Description

本発明は、乗物用空調シートに関し、さらに詳しくは、着座者に対して空調作用を付与することができる乗物用空調シートに関する。
従来の乗物用空調シートとして、例えば、図9に示すように、着座者を支持するシートパッド105と、シートパッド105の着座者側の表面を覆う通気性を有するシートカバー106と、シートパッド105に形成された空気通路Pに対して空気を吹き出すための送風機107と、を備えるものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。この乗物用空調シートでは、シートパッド105は、中央サポート部111と、中央サポート部111の左右外方に連なるサイドサポート部112と、を備え、シートパッド105の着座者側の表面部には、シートカバー106を吊り込むための吊り溝117が中央サポート部111とサイドサポート部112とを仕切るように形成されている。そして、上記空気通路Pは、中央サポート部111の厚さ方向に貫通形成された通気孔114と、中央サポート部111の裏面側に通気孔114と連結するように形成された通気溝131と、を備えている。なお、上記中央サポート部111の裏面側には、通気溝131を覆うように蓋板133が取り付けられ、この蓋板133の開口にダクトを介して送風機107が接続される。
実開昭61−174463号公報
しかし、上記従来の乗物用空調シートでは、中央サポート部111のみに通気孔114が形成されているので、空調エリアが狭い範囲に制限される。そこで、この問題を解決するシートクッションとして、例えば、図10に示すように、中央サポート部111に通気孔114を形成するとともに、サイドサポート部112にも通気孔115を形成してなるものが提案される。しかし、サイドサポート部112に上下方向に延びる通気孔115を形成すると、サイドサポート部112において吊り溝117と通気孔115との間に、座り心地や成形性などを考慮した十分な厚さ間隔を確保し難い。よって、サイドサポート部112の吊り溝117に近い位置に通気孔115を形成できない。
さらに、サイドサポート部112は、中央サポート部111より着座者側に突出するように形成されることが多い。この場合、サイドサポート部112に上下方向に延びる通気孔115を形成すると、サイドサポート部112の着座者側の表面142にかかる着座者の押圧力Fにより通気孔115が潰れ易い。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、シートの広い範囲に空調作用を行き渡らせ得るとともに、サイドサポート部の吊り溝に近い位置であっても通気孔を形成することができる乗物用空調シートを提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、着座者を支持するシートパッドと、前記シートパッドの着座者側の表面を覆う通気性を有するシートカバーと、前記シートパッドに形成された空気通路に対して空気を吹き出す又は空気を吸い込むための送風機と、を備え、前記シートパッドは、中央サポート部と、該中央サポート部の左右外方に連なるサイドサポート部と、を備え、前記シートパッドの着座者側の表面部には、前記シートカバーを吊り込むための吊り溝が前記中央サポート部と前記サイドサポート部とを仕切るように形成されている乗物用空調シートであって、前記空気通路は、前記中央サポート部の厚さ方向に貫通形成された中央通気孔と、前記サイドサポート部の厚さ方向に貫通形成されたサイド通気孔と、を備え、前記サイド通気孔は、前記サイドサポート部の着座者側の表面に開口し該サイドサポート部の裏側に向かって延びる第1孔部を備え、前記第1孔部は、前記サイドサポート部の開口端から裏側に向かうにつれて前記吊り溝から左右方向に離れるように形成さていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記サイドサポート部は、前記中央サポート部より着座者側に突出するように形成され、前記第1孔部は、その中心軸が前記サイドサポート部の着座者側の表面に対して略直交するように形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記サイド通気孔は、前記第1孔部と、前記第1孔部の一端側から前記サイドサポート部の裏側に向かって延びる第2孔部と、を備え、前記第2孔部は、その中心軸が前記中央サポート部の着座者側の表面に対して略直交するように形成されていることを要旨とする。
本発明の乗物用空調シートによると、空気通路は、中央サポート部の厚さ方向に貫通形成された中央通気孔と、サイドサポート部の厚さ方向に貫通形成されたサイド通気孔と、を備える。そして、サイド通気孔は、サイドサポート部の着座者側の表面に開口しサイドサポート部の裏側に向かって延びる第1孔部を備え、第1孔部は、サイドサポート部の開口端から裏側に向かうにつれて吊り溝から左右方向に離れるように形成さている。このように、中央サポート部に中央通気孔を形成するとともに、サイドサポート部にサイド通気孔を形成することで、シートの広い範囲に空調作用を行き渡らせることができる。また、サイド通気孔の第1孔部が開口端から裏側に向かうにつれて吊り溝から左右方向に離れるので、サイドサポート部において吊り溝とサイド通気孔との間に、座り心地や成形性などを考慮した十分な厚さ間隔を確保できる。よって、サイドサポート部の吊り溝に近い位置であっても通気孔を形成できる。
また、前記サイドサポート部が、前記中央サポート部より着座者側に突出するように形成され、前記第1孔部が、その中心軸が前記サイドサポート部の着座者側の表面に対して略直交するように形成されている場合は、サイド通気孔の第1孔部がサイドサポート部の着座者側の表面にかかる着座者の押圧方向に延びることとなる。よって、サイドサポート部の着座者側の表面にかかる着座者の押圧力によりサイド通気孔が潰れ難い。
さらに、前記サイド通気孔が、前記第1孔部と、前記第1孔部の一端側から前記サイドサポート部の裏側に向かって延びる第2孔部と、を備え、前記第2孔部が、その中心軸が前記中央サポート部の着座者側の表面に対して略直交するように形成されている場合は、サイド通気孔が吊り溝を回り込むように屈曲形状となる。よって、サイド通気孔の通路長さを比較的短くすることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係る乗物用空調シートの正面図である。 図1のII−II線断面図である。 図2の要部拡大図である。 図3の要部拡大図である。 図1のV−V線断面図である。 図5の要部拡大図である。 図1のVII−VII線断面図である。 その他の形態に係る乗物用空調シートを説明するための説明図であり、(a)は中央サポート部及びサイドサポート部の着座者側の表面が略面一である形態を示し、(b)は略直線状のサイド通気孔を備える形態を示す。 従来の乗物用空調シートを説明するための説明図であり、(a)はシートパッドの着座者側からみた斜視図を示し、(a)はシートパッドの裏面側からみた斜視図を示す。 提案技術のシートクッションの縦断面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<乗物用空調シート>
本実施形態に係る乗物用空調シートは、着座者を支持するシートパッド(5、5A)と、シートパッドの着座者側の表面を覆う通気性を有するシートカバー(6、6A)と、シートパッドに形成された空気通路(P)に対して空気を吹き出す又は空気を吸い込むための送風機(7、7A)と、を備える乗物用空調シート(1)である(例えば、図1、図2、図5及び図8等参照)。そして、上記シートパッド(5、5A)は、中央サポート部(11、11A)と、中央サポート部の左右外方に連なるサイドサポート部(12、12A)と、を備え、シートパッド(5、5A)の着座者側の表面部には、シートカバー(6、6A)を吊り込むための吊り溝(17、17A)が中央サポート部(11、11A)とサイドサポート部(12、12A)とを仕切るように形成されている。また、上記空気通路(P)は、中央サポート部(11、11A)の厚さ方向に貫通形成された中央通気孔(14、14A)と、サイドサポート部(12、12A)の厚さ方向に貫通形成されたサイド通気孔(15、15A、15’)と、を備える。さらに、上記サイド通気孔(15、15A、15’)は、サイドサポート部(12、12A)の着座者側の表面(42、42A)に開口しサイドサポート部の裏側に向かって延びる第1孔部(45、45A、45’)を備え、第1孔部(45、45A、45’)は、サイドサポート部(12、12A)の開口端から裏側に向かうにつれて吊り溝(17、17A)から左右方向に離れるように形成さている(例えば、図3及び図6等参照)。
本実施形態に係る乗物用空調シートとしては、例えば、上記サイドサポート部(12、12A)は、中央サポート部(11、11A)より着座者側に突出するように形成され、第1孔部(45、45A、45’)は、その中心軸がサイドサポート部(12、12A)の着座者側の表面(42、42A)に対して略直交するように形成されている形態(例えば、図3及び図6等参照)を挙げることができる。なお、上記「略直交」とは、完全に直交する状態の他に、±5度以下の傾斜角度で交差する状態をも含むものとする。この点は、以下の実施形態においても同様に適用される。
上述の形態の場合、例えば、上記サイド通気孔(15、15A)は、上記第1孔部(45、45A)と、第1孔部の一端側からサイドサポート部(12、12A)の裏側に向かって延びる第2孔部(46、46A)と、を備え、第2孔部は、その中心軸が中央サポート部(11、11A)の着座者側の表面(41、41A)に対して略直交するように形成されていることができる(例えば、図3及び図6等参照)。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、自動車などの車両のフロントシートとして使用される乗物用空調シートを例示する。
(1)乗物用空調シートの構成
本実施例に係る乗物用空調シート1は、図1に示すように、着座者の背もたれとなるシートバック2と、着座者の着座部となるシートクッション3と、を備えている。先ず、シートクッション3の構成について説明する。このシートクッション3は、図2に示すように、着座者を支持するウレタンフォーム製のシートパッド5と、シートパッド5の着座者側の表面を覆う通気性を有するシートカバー6と、シートパッド5に形成された空気通路Pから空気を吸い込むための送風機7と、を備えている。
なお、上記シートパッド5は、シートクッション3の骨格をなすフレーム材(図示省略)に支持される。また、上記シートカバー6は、多数の細孔が形成されたレザーからなる表皮6aと、表皮6aの裏面側に接合されるウレタンフォーム製のパッド層6bと、を備えている(図4参照)。さらに、上記シートカバー6は、複数の分割材を縫い合わせて一枚のカバーとされている。
上記シートパッド5は、図1及び図2に示すように、中央サポート部11と、中央サポート部11の左右外方に連なるサイドサポート部12と、を備えている。この中央サポート部11は、着座者を主体的に支持する部位であり、サイドサポート部12は、着座者を補佐的に支持する部位である。また、中央サポート部11の着座者側の表面41は、略平坦状とされている。また、サイドサポート部12は、着座者を左右から包み込むように中央サポート部11より着座者側に突出するように形成されている。また、サイドサポート部12の着座者側の表面42は、図3に示すように、緩やかな湾曲面からなされている。そして、サイドサポート部12の着座者側の表面42において後述するサイド通気孔15の開口の中心の接平面を仮想表面43としたときに、仮想表面43は、中央サポート部11の着座者側の表面41に対して所定角度θ1(例えば、120〜160度)で傾斜している。
上記シートパッド5の着座者側の表面部には、図1及び図2に示すように、中央サポート部11とサイドサポート部12とを仕切るように縦方向に延びる吊り溝17が形成されている。さらに、シートパッド5の着座者側の表面部には、中央サポート部11を仕切るように横方向に延びる吊り溝18が形成されている。この吊り溝18の両端側は、左右の吊り溝17の中間部に連結されている。
なお、上記吊り溝17、18内には、図4に示すように、シートカバー6の裏面側に設けられた吊り部21が吊り込まれている。この吊り部21は、縫製部22と、縫製部22に縫着された吊り綿布23と、を備えている。この縫製部22は、シートカバー6を構成する各分割材が縫い合わされた端部である。また、吊り綿布23は、吊り溝17、18の長さに応じて長尺で袋状に形成されている。この吊り綿布23の下側には、吊りワイヤー24が保持されている。また、シートパッド5の吊り溝17、18の底側には、吊り溝17、18に沿ってインサート成形により吊りワイヤー25が埋設されている。この吊りワイヤー25は、シートパッド5の吊り溝17、18の底側の長手方向の所定箇所を穿設することで、一部が吊り溝17、18に露出している。そして、各吊りワイヤー24、25をC字状のリング26でカシメ固定することで、シートカバー6の吊り部21が吊り溝17、18内に引き込まれ、シートカバー6がシートパッド5の表面形状に追従して密接される。
上記空気通路Pは、図1及び図2に示すように、複数(図1中で3個)の中央通気孔14、複数(図1中で2個)のサイド通気孔15、及び単一の通気溝31を備えている。これら各中央通気孔14は、中央サポート部11の厚さ方向に貫通形成されている。また、各中央通気孔14は、その中心軸が中央サポート部11の着座者側の表面41に対して略直交するように形成さている。また、各サイド通気孔15は、各サイドサポート部12の厚さ方向に貫通形成されている。
上記各サイド通気孔15は、図3に示すように、第1孔部45及び第2孔部46を備えている。この第1孔部45は、サイドサポート部12の着座者側の表面42に開口しサイドサポート部12の裏側に向かって延びている。また、第1孔部45は、サイドサポート部12の開口端から裏側に向かうにつれて吊り溝17から左右方向に離れるように形成されている。さらに、第1孔部45は、その中心軸がサイドサポート部12の着座者側の表面42(仮想表面43)に対して略直交するように形成さている。さらに、第2孔部46は、第1孔部45の開口端と反対側の一端側に連なりその一端側からサイドサポート部12の裏側に向かって延びている。また、第2孔部46は、その中心軸が中央サポート部11の着座者側の表面41に対して略直交するように形成されている。
上記通気溝31は、図1及び図2に示すように、シートパッド5の裏面側に各通気孔14、15の一端側に連結するように形成されている。具体的に、通気溝31は、複数(図1中で3本)の分岐通気溝31a、31b、31cを有している。これら左右の分岐通気溝31a、31bは、吊り溝17と交差して延びており、その一端側にサイド通気孔15が連結されている。また、各分岐通気溝31a、31bの途中には、中央通気孔14が連結されている。また、中央の分岐通気溝31cは、吊り溝18と交差して延びており、その一端側に中央通気孔14が連結されている。さらに、上記シートパッド5の裏面側には、図2に示すように、通気溝31を覆うように蓋板33が取り付けられている。この蓋板33の開口には、一端側に送風機7が連結されたダクト34の他端側が接続されている。
次に、上記シートバック2の構成について説明するが、シートバック2もシートクッション3と基本的には略同じ構成であり、シートクッション3と略同じ構成部位には同じ符号の後に「A」を付けて、以下に概略を説明する。
上記シートバック2は、図1及び図5に示すように、着座者を支持するウレタンフォーム製のシートパッド5Aと、シートパッド5Aの着座者側の表面を覆う通気性を有するシートカバー6Aと、シートパッド5Aに形成された空気通路Pから空気を吸い込むための送風機7Aと、を備えている。
上記シートパッド5Aは、中央サポート部11A及びサイドサポート部12Aを備えている。この中央サポート部11Aの着座者側の表面41Aは、略平坦状とされている。また、サイドサポート部12Aは、着座者を左右から包み込むように中央サポート部11Aより着座者側に突出するように形成されている。また、サイドサポート部12Aの着座者側の表面42Aは、図6に示すように、緩やかな湾曲面からなされている。そして、サイドサポート部12Aの着座者側の表面42Aにおいて後述するサイド通気孔15Aの開口の中心の接平面を仮想表面43Aとしたときに、仮想表面43Aは、中央サポート部11Aの着座者側の表面41Aに対して所定角度θ2(例えば、120〜160度)で傾斜している。
上記シートパッド5Aの着座者側の表面部には、図1及び図5に示すように、縦方向の吊り溝17A及び横方向の吊り溝18Aが形成されている。これら各吊り溝17A、18A内には、シートカバー6Aの吊り部21Aが吊り込まれている。
上記空気通路Pは、複数(図1中で3個)の中央通気孔14A、複数(図1中で4個)のサイド通気孔15A、及び単一の通気溝31Aを備えている。これら各中央通気孔14Aは、中央サポート部11Aの厚さ方向に貫通形成されている。また、各中央通気孔14Aは、その中心軸が中央サポート部11Aの着座者側の表面41Aに対して略直交するように形成されている。また、各サイド通気孔15Aは、サイドサポート部12Aの厚さ方向に貫通形成されている。
上記各サイド通気孔15Aは、図6に示すように、第1孔部45A及び第2孔部46Aを備えている。この第1孔部45Aは、サイドサポート部12Aの着座者側の表面42Aに開口しサイドサポート部12Aの裏側に向かって延びている。また、第1孔部45Aは、サイドサポート部12Aの開口端から裏側に向かうにつれて吊り溝17Aから左右方向に離れるように形成さている。また、第1孔部45Aは、その中心軸がサイドサポート部12Aの着座者側の表面42A(仮想表面43A)に対して略直交するように形成されている。さらに、第2孔部46Aは、第1孔部45Aの開口端と反対側の一端側に連なりその一端側からサイドサポート部12Aの裏側に向かって延びている。また、第2孔部46Aは、その中心軸が中央サポート部11Aの着座者側の表面41Aに対して略直交するように形成されている。
(2)乗物用空調シートの作用
次に、上記構成の乗物用空調シート1の作用について説明する。シートクッション3において送風機7を作動させると、通気溝31を介して中央通気孔14及びサイド通気孔15からシートパッド5の裏面側に向かって空気が吸い込まれ、着座者に対して吸引気流が付与される。また、シートバック2において送風機7Aを作動させると、通気溝31Aを介して中央通気孔14A及びサイド通気孔15Aからシートパッド5Aの裏面側に向かって空気が吸い込まれ、着座者に対して吸引気流が付与される。
(3)実施例の効果
本実施例の乗物用空調シート1によると、空気通路Pは、中央サポート部11、11Aの厚さ方向に貫通形成された中央通気孔14、14Aと、サイドサポート部12、12Aの厚さ方向に貫通形成されたサイド通気孔15、15Aと、を備える。そして、サイド通気孔15、15Aは、サイドサポート部12、12Aの着座者側の表面42、42Aに開口しサイドサポート部12、12Aの裏側に向かって延びる第1孔部45、45Aを備え、第1孔部45、45Aは、サイドサポート部12、12Aの開口端から裏側に向かうにつれて吊り溝17、17Aから左右方向に離れるように形成さている。このように、中央サポート部11、11Aに中央通気孔14、14Aを形成するとともに、サイドサポート部12、12Aにサイド通気孔15、15Aを形成することで、シート1の広い範囲に空調作用を行き渡らせることができる。また、サイド通気孔15、15Aの第1孔部45、45Aが開口端から裏側に向かうにつれて吊り溝17、17Aから左右方向に離れるので、サイドサポート部12、12Aにおいて吊り溝17、17Aとサイド通気孔15、15Aとの間に、座り心地や成形性など考慮した十分な厚さ間隔を確保できる。よって、サイドサポート部12、12Aの吊り溝17、17Aに近い位置であっても通気孔を形成できる。
また、本実施例では、サイドサポート部12、12Aは、中央サポート部11、11Aより着座者側に突出するように形成され、第1孔部45、45Aは、その中心軸がサイドサポート部12、12Aの着座者側の表面42、42Aに対して略直交するように形成されている。これにより、サイド通気孔15、15Aの第1孔部45、45Aがサイドサポート部12、12Aの着座者側の表面42、42Aにかかる着座者の押圧方向に延びることとなる。よって、サイドサポート部12、12Aの着座者側の表面42、42Aにかかる着座者の押圧力Fによりサイド通気孔15、15Aが潰れ難い。
さらに、本実施例では、サイド通気孔15、15Aは、第1孔部45、45Aと、第1孔部45、45Aの一端側からサイドサポート部12、12Aの裏側に向かって延びる第2孔部46、46Aと、を備え、第2孔部46、46Aは、その中心軸が中央サポート部11、11Aの着座者側の表面41、41Aに対して略直交するように形成されている。これにより、サイド通気孔15、15Aが吊り溝17、17Aを回り込むように屈曲形状となる。よって、サイド通気孔15、15Aの通路長さを比較的短くすることができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、サイドサポート部12、12Aが中央サポート部11、11Aより着座者側に突出する形態を例示したが、これに限定されず、例えば、図8(a)に示すように、中央サポート部11及びサイドサポート部12の各着座者側の表面41、42が略面一となる形態としてもよい。
また、上記実施例では、互いに交差して延びる第1孔部45、45A及び第2孔部46、46Aを備えて屈曲状に形成されたサイド通気孔15、15Aを例示したが、これに限定されず、例えば、図8(b)に示すように、第1孔部45’からなり直線状に形成されたサイド通気孔15’としてもよい。
また、上記実施例では、サイドサポート部12、12Aの着座者側の表面42、42Aに対して略直交する中心軸を持つ第1孔部45、45Aを例示したが、これに限定されず、例えば、サイドサポート部12、12Aの着座者側の表面42、42Aに対して略直交する方向と所定角度(例えば、5度以上の角度等)で交差する中心軸を持つ第1孔部としてもよい。
また、上記実施例では、サイドサポート部12、12Aの吊り溝17、17Aの近傍にサイド通気孔15、15Aを形成する形態を例示したが、これに限定されず、例えば、サイドサポート部12、12Aの吊り溝17、17Aから遠い位置(例えば、サイドサポート部12、12Aの左右外側)にサイド通気孔15、15Aを形成してもよい。
また、上記実施例では、直線状に延びる第1孔部45、45Aや第2孔部46、46Aを例示したが、これに限定されず、例えば、湾曲状に延びる第1孔部や第2孔部としてもよい。なお、上記実施例における通気孔14、14A、15、15A、通気溝31、31A、吊り溝17、17A、18、18Aの形成位置、大きさ、形状、個数等は特に限定されず、空調作用等を考慮して適宜選択できる。
また、上記実施例では、略平坦状の着座者側の表面41、41Aを持つ中央サポート部11、11Aを例示したが、これに限定されず、例えば、緩やかな湾曲状の着座者側の表面を持つ中央サポート部としてもよい。さらに、上記実施例では、緩やかな湾曲状の着座者側の表面42、42Aを持つサイドサポート部12、12Aを例示したが、これに限定されず、例えば、略平坦状の着座者側の表面を持つサイドサポート部としてもよい。
また、上記実施例では、シートパッド5、5Aの通気孔14、14A、15、15Aから空気を吸い込む送風機7、7Aを例示したが、これに限定されず、例えば、シートパッド5、5Aの通気孔14、14A、15、15Aに空気を吹き出す送風機としてもよい。上記送風機としては、例えば、各種のファン、ブロア等を採用できる。
また、上記実施例では、吊りワイヤー24、25をC字状のリング26でカシメ固定することで、吊り部21、21Aを吊り込み固定するようにしたが、これに限定されず、例えば、シートカバー6、6Aの裏面側に縫着された係止具を吊りワイヤー25に係止することで、吊り部21、21Aを吊り込み固定するようにしてもよい。
また、上記実施例では、孔あき皮革(例えば、天然皮革、合成皮革等)を備えるシートカバー6、6Aを例示したが、これに限定されず、例えば、布帛(例えば、織物、編物、不織布等)、メッシュシート等を備えるシートカバーとしてもよい。
さらに、上記実施例では、シートバック2及びシートクッション3のサイドサポート部12、12Aにサイド通気孔15、15Aを形成してなる乗物用空調シート1を例示したが、これに限定されず、例えば、シートバック2及びシートクッション3のいずれか一方のサイドサポート部のみにサイド通気孔を形成してなる乗物用空調シートとしてもよい。さらに、ヘッドレストやアームレストのサイドサポート部にサイド通気孔を形成してなる乗物用空調シートとしてもよい。さらに、上記実施例では、車両のフロントシートを例示したが、これに限定されず、例えば、車両の2列目以降のリアシートとしてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
本発明は、乗用車、バス、トラック等の他、汽車、電車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両や航空機などの乗物用空調シートに関する技術として好適に利用される。
1;乗物用空調シート、5,5A;シートパッド、6,6A;シートカバー、7,7A;送風機、11,11A;中央サポート部、12,12A;サイドサポート部、14,14A;中央通気孔、15,15A,15’;サイド通気孔、17,17A;吊り溝、41,41A;中央サポート部の着座者側の表面、42,42A;サイドサポート部の着座者側の表面、45,45A,45’;第1孔部、46,46A;第2孔部。

Claims (3)

  1. 着座者を支持するシートパッドと、前記シートパッドの着座者側の表面を覆う通気性を有するシートカバーと、前記シートパッドに形成された空気通路に対して空気を吹き出す又は空気を吸い込むための送風機と、を備え、前記シートパッドは、中央サポート部と、該中央サポート部の左右外方に連なるサイドサポート部と、を備え、前記シートパッドの着座者側の表面部には、前記シートカバーを吊り込むための吊り溝が前記中央サポート部と前記サイドサポート部とを仕切るように形成されている乗物用空調シートであって、
    前記空気通路は、前記中央サポート部の厚さ方向に貫通形成された中央通気孔と、前記サイドサポート部の厚さ方向に貫通形成されたサイド通気孔と、を備え、
    前記サイド通気孔は、前記サイドサポート部の着座者側の表面に開口し該サイドサポート部の裏側に向かって延びる第1孔部を備え、前記第1孔部は、前記サイドサポート部の開口端から裏側に向かうにつれて前記吊り溝から左右方向に離れるように形成さていることを特徴とする乗物用空調シート。
  2. 前記サイドサポート部は、前記中央サポート部より着座者側に突出するように形成され、前記第1孔部は、その中心軸が前記サイドサポート部の着座者側の表面に対して略直交するように形成されている請求項1記載の乗物用空調シート。
  3. 前記サイド通気孔は、前記第1孔部と、前記第1孔部の一端側から前記サイドサポート部の裏側に向かって延びる第2孔部と、を備え、前記第2孔部は、その中心軸が前記中央サポート部の着座者側の表面に対して略直交するように形成されている請求項2に記載の乗物用空調シート。
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