JP2010142274A - 車両用シート - Google Patents

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篤樹 佐々木
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Abstract

【課題】車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行う。
【解決手段】
シートクッション30及びシートバック20における着座者を支持する側の外形形状が、着座者を支持する中央部位が略平らな天板部20a、30aと、天板部20a、30aの両側部位が天板部20a、30aより盛り上がった土手部20b、30bとが形成されている。この車両用シート10には、空調装置50が備えられており、その構成は、吹出口52と、吸引口54と、ダクト70と、送風機とから構成されており、吹出口52と吸引口54は、シートクッション30又はシートバック20の何れかの土手部20b、30bに形成されており、吹出口52と吸引口54の位置は吹出口52から吹き出された吹出空気を吸引口54に吸引することのできる循環可能な位置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に設置される車両用シートに関する。特に車両用シートの周囲空間を空調するための空調装置を備えた車両用シートに関する。
従来より、特許文献1から特許文献4の車両用シートが知られている。
この車両用シートは、ヘッドレストの上部又は側部、あるいは車室天井に配設された吹出口から下方に吹出された冷気(又は暖気)をシートクッション及びシートバックに配設された吸引口で吸引し、その空気をダクトを通じて通気すると共に、熱交換器で冷却(又は加熱)して再び吹出口から吹出させるものである。このように熱交換器で冷却(又は加熱)した空気を循環させることで空調効率を向上させる技術が知られている。
特開平5−213056号公報 特開平5−301516号公報 特開平6−8726号公報 特開平5−286346号公報
しかしながら、ヘッドレストから下方に向かって吹出すように吹出口を配設する場合、吹出口として構成されるダクト端部をヘッドレストの上部又は側部に設置する必要があり、見栄えが悪い。また、ヘッドレストは、着座者の身長等の体格に応じて昇降させるため、ヘッドレストの昇降に応じて吹出口を上下に移動させる必要があり構造が複雑になるという問題がある。
また、吹出口を天井に配設する場合には、ダクトをシートと天井間に張り巡らす必要があり、車両レイアウトを考慮すると困難である。また、シートと天井間のダクトの距離が長くなるため、熱損失を防ぐためにダクトを断熱材で覆う等、ダクト内を通気する空気の温度変化を抑制する必要がある。そのため、構造面、コスト面においても問題を有している。また、シートクッション及びシートバックに設けられた吸引口が、着座者を支持する中央部位が略平らな天板部に設けられた場合、着座者が着座した際にこの天板部を覆ってしまい吸引口を塞ぐおそれがある。また、ヘッドレストの上部又は側部に配設される吹出口は、着座者の頭部によって空気の流れが遮られるおそれがある。
更に、ヘッドレストに配設された吹出口からの空気がシートクッション及びシートバックに設けられた吸引口によって吸引する構成においては、更なる問題を有している。すなわち、シートクッションとシートバックの周辺の空気は、温度が異なるが、それぞれの位置の温度設定をすることはできないという問題を有している。また、車両用シートの幅方向において、窓側と車室内側は車室内の温度が異なるが、それぞれの位置の車室内温度に合わせて温度設定することができないという問題を有している。
そこで、本発明者は鋭意検討の結果、車両用シートのシートクッション及びシートバックにおける着座者を支持する側の外形形状が、着座者を支持する中央部位が略平らな天板部と、着座者の側方を支持する、該天板部の両側部位が該天板部より盛り上がった土手部とから形成されていることに着目した。すなわち、天板部は着座者を支持する部位であるため着座者が着座すると着座者の体で覆われてしまうおそれがあるのに対し、土手部は、着座者の側方を支持するものであり、着座者が着座した際も着座者の体で覆われにくい部位である。この土手部の部位を有効に活用することができれば、車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環することができる。
而して、本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことにある。
上記課題を解決するため本発明に係る車両用シートは、次の手段を採用する。
本発明の第1の発明は、着座者の座面となるシートクッションと、着座者の背もたれとなるシートバックとを備えており、該シートクッション及びシートバックにおける着座者を支持する側の外形形状は、着座者を支持する中央部位が略平らな天板部と、着座者の側方を支持する、該天板部の両側部位が該天板部より盛り上がった土手部と、が形成される車両用シートであって、前記車両用シートには、前記車両用シートの周囲空間を空調するための空調装置が備えられており、該空調装置の構成は、空気を吹出す吹出口と、該吹出口から吹出される吹出空気を吸込む吸引口と、該吸引口から吸引された吸引空気が再び前記吹出口から吹き出させるまで通気可能に前記吹出口と前記吸引口を連結するダクトと、前記吸引口から吹出口までの前記ダクト間に配設された送風機とから構成されており、前記吹出口と前記吸引口は、前記シートクッション又は前記シートバックの何れかの土手部に形成されており、該土手部に形成される吹出口と吸引口の位置は吹出口から吹き出された吹出空気を吸引口に吸引することのできる循環可能な位置であることを特徴とする。
この第1の発明によれば、空調装置の構成は、空気を吹出す吹出口と、この吹出口から吹出される吹出空気を吸込む吸引口と、この吸引口から吸引された吸引空気が再び吹出口から吹き出させるまで通気可能に吹出口と吸引口を連結するダクトと、吸引口から吹出口までのダクト間に配設された送風機とから構成されている。吹出口と吸引口は、シートクッション又はシートバックの何れかの土手部に形成されている。その土手部に形成される吹出口と吸引口の位置は吹出口から吹き出された吹出空気を吸引口に吸引することのできる循環可能な位置である。すなわち、土手部に形成された吹出口と吸引口は、着座者が着座した際も着座者の体で覆われにくい部位に形成されている。そのため、吹出口から吹出された吹出空気は着座者の体に遮られることなく吸引口に吸引することができる。そのため、車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
本発明の第2の発明は、第1の発明に係る車両用シートにおいて、空調装置の構成として、前記ダクト内には、前記吸引口から吸引した吸引空気を、加熱又は冷却する熱交換器を有していることを特徴とする。
この第2の発明によれば、空調装置の構成として、ダクト内には、吸引口から吸引した吸引空気を、加熱又は冷却する熱交換器を有している。これにより、吸引口から吸引した吸引空気がダクト内を通気する間に熱交換器によって加熱又は冷却して再び吹出口にて吹出させることができるため、より一層車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことができるとともに、加熱又は冷却された空気をもう一度吸込み、循環させることでより少ない電力でシート周辺を空調することができる。
本発明の第3の発明は、第1の発明又は第2の発明に係る車両用シートにおいて、
前記吹出空気及び前記吸引空気が循環可能な配置構成は、前記吹出口と前記吸引口に設けられた送風機の向きを内向させる配置構成であることを特徴とする。
この第3の発明によれば、吹出空気及び吸引空気が循環可能な配置構成は、吹出口と吸引口に設けられた送風機の向きが内向させる配置構成である。これにより、吹出口から吹き出される吹出空気の流れと、吸引口に吸引された吸引空気の流れが交わることとなるため、吹出口から吹き出される吹出空気の流れをより吸引口に吸引することができる。そのため、より一層車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させることができ、車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
本発明の第4の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれかに係る車両用シートにおいて、前記空調装置は、前記シートクッション及び前記シートバックにそれぞれ設けられており、前記吹出口と前記吸引口は、車室内位置関係で見て車室のインナ側とアウタ側のシートクッション及びシートバックの土手部に並んで形成されており、シートクッション、シートバック各々で空気は循環可能とされていることを特徴とする。
この第4の発明によれば、空調装置は、シートクッションと、シートバックに個々に設けられている。そのため、シートクッション、シートバック各々で空気は循環可能とされているため、シートクッションと、シートバックの温度、風量を個々に設定することができる。また、吹出口と吸引口は、車室内位置関係で見て車室のインナ側とアウタ側のシートクッション及びシートバックの土手部に並んで形成されている。これは着座者が着座した際も着座者の体で覆われない部位に形成されている。そのため、吹出口から吹出された吹出空気は着座者の体に遮られることなく吸引口に吸引することができる。また、車両用シートの周囲空間を空調するための空気は、車両用シートの幅方向に循環する構成となる。これは、換言すれば、着座者の体に対し横方向に横断する方向で循環する構成である。そのため、車両用シートの周囲空間を空調するための空気は、着座者の頭部等によって遮られることなく循環することができる。これにより、車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
本発明の第5の発明は、第4の発明に係る車両用シートにおいて、前記吹出口と前記吸引口が、同一の側部側に配置形成されていることを特徴とする。
この第5の発明によれば、シートクッションと、シートバックにそれぞれに設けられた吹出口と吸引口が、同一の側部側に配置形成されている。そのため、車両用シートの周囲空間を空調するための空気は、車両用シートの幅方向に同一の流れ方向によって循環することができる(着座者の体に対し横方向に横断する方向)。これにより、車両の外の外気によって温度変化が著しい方向(例えば、吹出し口を窓側に配設する)から冷気(暖気)を吹出す構成とすることができる。そのため、車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
本発明の第6の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれかに係る車両用シートにおいて、前記空調装置は、前記車両用シートの両側部にそれぞれ設けられており、前記シートクッション又は前記シートバックのいずれか一方の土手部に前記吹出口が形成され、他方に前記吸引口が形成され、前記シートクッションと前記シートバックで循環可能に配置されていることを特徴とする。
この第6の発明によれば、空調装置は、車両用シートの両側部にそれぞれ設けられており、シートクッション又はシートバックのいずれか一方の土手部に吹出口が形成され、他方に吸引口が形成されて、シートクッションとシートバックで循環可能に配置されている。これによって、車両用シートの両側部のそれぞれ(換言すれば、着座者の左右)において温度、風量を個々に設定することができる。これにより、車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
本発明は上記各発明の手段をとることにより次の効果を得ることができる。
先ず、上記第1の発明の車両用シートによれば、土手部に形成された吹出口と吸引口は、着座者が着座した際も着座者の体で覆われない部位に形成されている。そのため、吹出口から吹出された吹出空気は着座者の体に遮られることなく吸引口に吸引することができる。そのため、車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
次に、上記第2の発明の車両用シートによれば、吸引口から吸引した吸引空気がダクト内を通気する間に熱交換器によって加熱又は冷却して再び吹出口にて吹出させることができるため、より一層車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことができるとともに、加熱又は冷却された空気をもう一度吸込み、循環させることでより少ない電力でシート周辺を空調することができる。
次に、上記第3の発明の車両用シートによれば、吹出口から吹き出される吹出空気の流れと、吸引口に吸引された吸引空気の流れが交わることとなるため、吹出口から吹き出される吹出空気の流れをより吸引口に吸引することができる。そのため、より一層車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させることができ、車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
次に、上記第4の発明の車両用シートによれば、シートクッション、シートバック各々で空気は循環可能とされているため、シートクッションと、シートバックの温度、風量を個々に設定することができる。また、吹出口と吸引口は、車室内位置関係で見て車室のインナ側とアウタ側のシートクッション及びシートバックの土手部に並んで形成されている。これは着座者が着座した際も着座者の体で覆われない部位に形成されている。そのため、吹出口から吹出された吹出空気は着座者の体に遮られることなく吸引口に吸引することができる。また、車両用シートの周囲空間を空調するための空気は、車両用シートの幅方向に循環する構成となる。これは、換言すれば、着座者の体に対し横方向に横断する方向で循環する構成である。そのため、車両用シートの周囲空間を空調するための空気は、着座者の頭部等によって遮られることなく循環することができる。これにより、車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
次に、上記第5の発明の車両用シートによれば、車両用シートの周囲空間を空調するための空気は、車両用シートの幅方向に同一の流れ方向によって循環することができる(着座者の体に対し横方向に横断する方向)。これにより、車両の外の外気によって温度変化が著しい方向(例えば、吹出し口を窓側に配設する)から冷気(暖気)を吹出す構成とすることができる。そのため、車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
次に、上記第6の発明の車両用シートによれば、車両用シートの両側部のそれぞれ(換言すれば、着座者の左右)において温度、風量を個々に設定することができる。これにより、車両用シートの周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シートの周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
始めに実施例1の車両用シートについて図1から図5を用いて説明する。図1は、本実施例1に係る車両用シートの概略構成を示した斜視図である。図2は、本実施例1に係る車両用シートにおける空調装置の取り付け構成を示した斜視図である。図3は、本実施例1に係る車両用シートの図1のIII−III線断面図である。(A)図は、空調装置として構成される吹出口及び吸引口における、吹出空気の流れと吸引空気の流れを示した断面図である。(B)図は、空調装置として構成される吹出口及び吸引口に設けられた送風機の向きが内向させる配置構成としての変形例を示した断面図である。
図4は、本実施例1に係る車両用シートの空調装置に構成される熱交換器の変形例の拡大断面図である。(A)図は、空調装置に構成される熱交換器の流れが図示上、右方向(図3における反時計回転方向)に流れるものを示した拡大断面図である。(B)図は、空調装置に構成される熱交換器の流れが図示上、左方向(図3における時計回転方向)に流れるものを示した拡大断面図である。図5は、本実施例1に係る車両用シートの空調装置の取付部分を拡大して示した分解斜視図である。
なお、本実施例の車両用シートにおいては、車両用シートに設けられた空調装置について特徴を有している。その他の部分については特に変更を要しないのでその説明及び図示は省略することがある。そのため、図1は、リクライニング装置40の構成については、図示を省略している。また、図2においては、車両用シートの骨格となるフレームにおける空調装置の取付け構成を図示するため、車両用シートに構成される構成品のうち、ヘッドレスト、支持ばね部材、シートパッド、シート表皮、バックボード等の組付け部品についての図示を省略している。また、各図において、矢印で示すFWD、UPRは車両用シートの前方、上方を示している。
本実施例の車両用シートは、車両の1列目に配設される運転席又は助手席、2列目や3列目に配設される後部座席の何れにおいても採用されるものである。なお、本実施例1の車両用シートは、車両の前部座席の運転席における構成を示したものである。
図1に示すように、車両用シート10は、車両に設置されるものであって、着座者の背もたれとなるシートバック20が、その下端の両側部に介装されたリクライニング装置40(図2参照)によって、着座者の座面となるシートクッション30と連結されている。また、着座者の頭もたれとなるヘッドレスト42は、そのヘッドレスト42下部から垂下状に延びた金属の棒状で構成されたステー(図示省略)を有している。そしてヘッドレスト42は、このステーがシートバック20の上部からシートバック20内に挿入されることにより支持されている。更に、この車両用シート10には、車両用シート10の周囲空間を空調するための空調装置50がシートバック20及びシートクッション30に備えられている。
シートバック20について説明する。
図1から図3に図示されるように、シートバック20は、着座者の背もたれ部として構成されるものであり、概略、バックフレーム22、補強部材22c、支持ばね部材22e、連結軸22d、シートパッド24、表皮26、バックボード28、を備えて構成されている。そして、このシートバック20に後述する空調装置50が備えられている。シートバック20に構成される各構成について説明する。
シートバック20に構成されるバックフレーム22について説明する。
図2に図示されるように、バックフレーム22は、シートバック20の骨組みを構成するものであって、全体が門形状に構成されている。このバックフレーム22は、金属板部材及び金属パイプが適宜に折曲加工されて形成されるものである。具体的に、バックフレーム22は、金属パイプがU字状に折曲加工されたアッパーフレーム22aと、金属板部材の上方を絞り加工されたサイドフレーム22bとを備え、これらアッパーフレーム22aとサイドフレーム22bとを適宜のスポット溶接により接続して構成される。
次に、シートバック20に構成される補強部材22c及び支持ばね部材22eについて説明する。
図2に図示されるように、補強部材22cは、バックフレーム22の剛性を高めるために設けられたものであり、また、シートパッド24を支える支持ばね部材22eが取付けられるものである。この補強部材22cは、金属板が適宜に折曲加工されて、バックフレーム22のサイドフレーム22bの下方部の両側部を架け渡すように固定して設置されている。
なお、図2及び図3の(A)図に図示されるように、支持ばね部材22eは、シートパッド24を支えるためのものであり、適宜のワイヤが折曲加工されて形成されてばね弾性を有しており、バックフレーム22と略平行に補強部材22cに取り付けられて支持されている。これによって、後述するシートパッド24の裏面側を支持することによって、シートパッド24を支持する構成となっている。
次に、シートバック20に構成される連結軸22dについて説明する。
図2に図示されるように、連結軸22dは、シートバック20の下端部の両側部位に備えられている左右のリクライニング装置40の間に架け渡されるようにして設けられている。この連結軸22dが両リクライニング装置40に連結されているため、一方側のリクライニング装置40の作動力は他方側のリクライニング装置40に伝達される構成となっている。したがって、両リクライニング装置40の作動状態を同期することができる。
次に、シートバック20に構成されるシートパッド24及び表皮26について説明する。
図3の(A)図に示されるように、シートパッド24は、発泡ウレタン等の弾性材料で形成されている。シートパッド24はバックフレーム22に被せ付けられており、その裏面が支持ばね部材22eにより支持されている。また、シートパッド24の表面はシートバック20の表面(背凭れ面)の外形形状として形成されており、表皮26で被覆されている。
図1に図示されるように、シートバック20の表面(背凭れ面)、すなわち着座者を支持する側の外形形状は、概略、天板部20aと土手部20bによって構成されている。この天板部20aは、着座者を支持する部位であり、中央部位が略平らに形成されている。そして土手部20bは、着座者の側方を支持する部位であり、天板部20aの両側部位が天板部20aより盛り上がった形状に形成されている。
本実施例1の車両用シート10は、車両の前部座席の運転席における構成を示したものである、この運転席のシーバック20の土手部20bの構成を説明する。
シートバック20の土手部20bのうち、図1の図示上、左側の土手部20b(着座者から見て右側)が車室内位置関係で見て車室のアウタ側の土手部20bとして構成されている。また、図1の図示上、右側の土手部20b(着座者から見て左側)が車室内位置関係で見て車室のインナ側の土手部20bとして構成されている。
表皮26は、シートパッド24の外形形状に沿うことができるように立体的に縫製されているとともに、吊り込み構造によりシートパッド24の外形形状に追従している。吊り込み構造は、表皮26の裏面側に設けられた吊り込みワイヤ(図示省略)をシートパッド24に埋設されたインサートワイヤ(図示省略)に係止することにより、シートパッド24の表面に形成された吊り込み溝(図示省略)に表皮26を吊り込む構成となっている。
次に、シートバック20に構成されるバックボード28について説明する。
図3の(A)図に図示されるように、このバックボード28は、シートバック20の背面側に配設されてシートバック20の背面側の意匠面を構成している。また、バックボード28の剛性によってシートバック20の背面側からの衝撃(例えば、後席者がシートバック20の背面側に膝をぶつけた場合)を防止して、空調装置50を保護すると共に、この衝撃を着座者に伝達しないようにするものである。このバックボード28は、合成樹脂によって形成された板状部材であり、外形形状は、バックフレーム22と略同一に形成されており、シートバック20の背面側を全面覆うように構成されている。そしてシートパッド24の取付面側とは、反対側であるシートバック20の背面側に嵌め込まれて固定されている。
次に、シートクッション30について説明する。
図1及び図2に図示されるように、シートクッション30は、着座者の座面として構成されるものであり、概略、クッションフレーム32、リンク機構33、支持ばね部材(図示省略)、シートパッド(図示省略)、表皮(図示省略)、を備えて構成されている。そして、このシートクッション30に後述する空調装置50が備えられている。シートクッション30に構成される各構成について説明する。
シートクッション30に構成されるクッションフレーム32について説明する。
図2に図示されるように、クッションフレーム32は、シートクッション30の骨組みを構成するものである。このクッションフレーム32は、断面略コの字型に成形された細長の板部材がシートクッション30と略同一幅のU字形に形成されており、リンク機構33を介してスライドレール35上に車両前後方向にスライド自在に支持されている。
また、図2において図示を省略されているが、支持ばね部材は、シートパッド(図示省略)を支えるためのものであり、適宜のワイヤが折曲加工されて形成されてばね弾性を有しており、クッションフレーム32と略平行にリンク機構33に架け渡されるように支持されている。これによって、後述するシートパッド(図示省略)の裏面側を支持することによって、シートパッド(図示省略)を支持する構成となっている。
シートクッション30に構成されるシートパッド(図示省略)及び表皮(図示省略)について説明する。
このシートパッド及び表皮は、上記シートバック20に構成されるシートパッド24及び表皮26と基本構成は同様である。図示を省略するが、シートパッドは、発泡ウレタン等の弾性材料で形成されている。シートパッドはクッションフレーム32に被せ付けられており、その裏面が支持ばね部材により支持されている。また、シートパッドの表面はシートクッション30の表面(座面)の外形形状として形成されており、表皮で被覆されている。
図1に図示されるように、シートクッション30の表面(座面)、すなわち着座者を支持する側の外形形状は、概略、天板部30aと土手部30bによって構成されている。この天板部30aは、着座者を支持する部位であり、中央部位が略平らに形成されている。そして土手部30bは、着座者の側方を支持する部位であり、天板部30aの両側部位が天板部30aより盛り上がった形状に形成されている。
本実施例1の車両用シート10は、車両の前部座席の運転席における構成を示したものである、この運転席のシートクッション30の土手部30bの構成を説明する。
シートクッション30の土手部30bのうち、図1の図示上、左側の土手部30b(着座者から見て右側)が車室内位置関係で見て車室のアウタ側の土手部30bとして構成されている。また、図1の図示上、右側の土手部30b(着座者から見て左側)が車室内位置関係で見て車室のインナ側の土手部30bとして構成されている。
表皮は、シートパッドの外形形状に沿うことができるように立体的に縫製されているとともに、吊り込み構造によりシートパッドの外形形状に追従している。吊り込み構造は、表皮の裏面側に設けられた吊り込みワイヤ(図示省略)をシートパッドに埋設されたインサートワイヤ(図示省略)に係止することにより、シートパッドの表面に形成された吊り込み溝(図示省略)に表皮を吊り込む構成となっている。
次に、シートバック20及びシートクッション30に備えられる空調装置50について説明する。
図1及び図3の(A)図に図示されるように、この空調装置50は、車両用シート10の周囲空間を空調するために構成されるものであり、概略、吹出口52、吸引口54、送風機60、ダクト70、熱交換器80から構成されている。また、この空調装置50は、シートクッション30及びシートバック20にそれぞれ設けられている。
なお、この空調装置50の構成は、シートバック20、シートクッション30において、同じ構成であるため代表としてシートバック20について説明する。先ず、空調装置50に構成される各構成について説明する。
空調装置50に構成される吹出口52及び吸引口54について説明する。
図1に図示されるように、この吹出口52は、後述のダクト70内を通気して熱交換器80によって加熱又は冷却された空気をシート外方に吹出すために設けられるものである。
この吹出口52の形成位置は、シートバック20の土手部20bに形成されている。図3及び図5に詳しく図示されているように、この土手部20bに対応する位置のシートパッド24には貫通孔56が複数形成されている。そして、表皮26には、この貫通孔56に対応する位置に、複数の通気孔58が形成されている。これによって、ダクト70内を通気して熱交換器80によって加熱又は冷却された空気がシート外方に吹出すことができる構成となっている。
図1に図示されるように、吸引口54は、吹出口52から吹出される吹出空気を吸込んで、ダクト70内に取り入れて後述の熱交換器80に送り込むためのものである。
この吸引口54の形成位置は、シートバック20の土手部20bに形成されている。図3及び図5に詳しく図示されているように、吹出口52と同様に、土手部20bに対応する位置のシートパッド24には貫通孔56が複数形成されている。そして、表皮26には、この貫通孔56に対応する位置に、複数の通気孔58が形成されている。これによって、吹出口52から吹出される吹出空気を吸込んで、ダクト70内に取り入れて熱交換器80に送り込むことができる構成となっている。
次に、吹出口52と吸引口54における吹出口52から吹き出された吹出空気を吸引口54に吸引することのできる循環可能な配設構成について説明する。
本実施例1の車両用シート10は、車両の前部座席の運転席における構成を示したものであるので、この運転席についての吹出口52と吸引口54の配置構成をシートバック20を代表して詳しく説明する。
図1に図示されるように、この吹出口52と吸引口54は、車室内位置関係で見て車室のインナ側とアウタ側のシートバック20の土手部20bに形成されている。
ここで、吹出口52と吸引口54は、シートバック20の土手部20bのうち、図1の図示上、左側の土手部20b(着座者から見て右側)が車室内位置関係で見て車室のアウタ側の土手部20bとして構成されている。このアウタ側の土手部20bに吹出口52が形成されている。
また、図1の図示上、右側の土手部20b(着座者から見て左側)が車室内位置関係で見て車室のインナ側の土手部20bとして構成されている。このインナ側の土手部20bに吸引口54が形成されている。
また吹出口52と吸引口54は、シートバック20のインナ側の土手部20bとアウタ側の土手部20bに並んで形成されている。これは、車両用シート10の周囲空間を空調するための空気が、車両用シート10の幅方向に循環する構成である。これを換言すると、着座者の体に対し横方向に横断する方向で循環する構成である。
また、図3の(A)図に図示されるように、吹出口52と吸引口54に設けられた空調装置50に構成される送風機60の向きを内向させる配置構成であり、吹出口52と吸引口54の位置は、互いに向き合った方向に形成されている。これを更に詳細に説明すると、三次元の位置関係で見て、吹出口52から吹き出される吹出空気の流れの中心軸と、吸引口54に吸引された吸引空気の流れの中心軸が交わる配置構成である。これにより、吹出口52から吹き出された吹出空気を吸引口54に吸引することのできる循環可能な位置となっている。
なお、このシートバック20についての空調装置の構成は、シートクッション30においても同様に構成されている。そのため、シートクッション30、シートバック20各々で空気は循環可能とされている。
また、シートクッション30及びシートバック20の土手部30b、20bに形成された吹出口52と吸引口54が、同一の側部側に配置形成されている。そのため、シートクッション30及びシートバック20共に、空調装置50の空気が同一方向から循環される構成である。
次に、空調装置50に構成される送風機60について説明する。
図2に図示されるように、この送風機60は、車両用シート10の周囲空間を空調するための空気が吹出口52、吸引口54を経由して循環させるために構成されているものである。
この送風機60は、シートパッド24内に構成される吹出口52の出口部位及び吸引口54の入り口部位に配設されている。この送風機60は、シートバック20のバックフレーム22のサイドフレーム22bにブラケット62を介して取付けられている。このブラケット62は、金属製の板状部材であり、ブラケット62をサイドフレーム22bへ結合するための結合面と送風機60を取付けるための取付面とを有している。そして、ブラケット62の結合面が、サイドフレーム22bにボルト、ナットによる締結によって剛結合されている。なお、溶接等の他の結合でもよい。そして、送風機60は、取付面上にボルト、ナットの締結によって取付けられている。なお、ねじによる締結、溶接等の他の取付方法でもよい。
図5に図示されるように、送風機60がサイドフレーム22bに固定された状態でシートパッド24及び表皮26に被せ付けられ、シートパッド24の貫通孔56、表皮26の通気孔58と重なった状態で配置される。なお、送風機60は、シートバック20の土手部20bの内部に配設可能な大きさの軸流ファンが選択されている。
次に、空調装置50に構成されるダクト70について説明する。
図2及び図3に図示されるように、このダクト70は、吹出口52と吸引口54を連結して、吸引口54から吸引された吸引空気が再び吹出口52から吹き出させるまで通気可能にするものである。このダクト70は、合成ゴム、合成樹脂等によって管状に形成されており、シートバック20のシートパッド24における裏面側と、バックボード28の間に配設されている。このダクト70の配設構成について詳しく説明する。先ず、ダクト70の一端は、図2の図示上、左側に図示された吹出口52の出口部位に配設される送風機60の外方側から接続されている。そして、バックフレーム22のサイドフレーム22bを巻き込むようにして、シートバック20のシートパッド24(図3参照)の裏面側に導かれ、反対側に配設されているサイドフレーム22bまで架け渡されている。そして、図2の図示上、右側に図示された吸引口54の入り口部位に配設される送風機60の外方側に接続している。
次に、空調装置50に構成される熱交換器80について説明する。
図3の(A)図に図示されるように、この熱交換器80は、吸引口54から吸引した吸引空気を加熱又は冷却するものである。ここで、本実施例の車両用シート10における空調装置50の熱交換器80には、熱電素子の一種であるペルチェ素子88が選択されている。ペルチェ素子88は、2種類の金属の接合部に電流を流すと、片方の金属からもう片方へ熱が移動するというペルチェ効果を利用した板状の半導体素子である。このペルチェ素子88に直流電流を流すと、一方の面が吸熱し反対面に発熱が起こる。また、電流の極性を逆転させると吸熱、発熱の関係が反転する。本実施例の熱交換器80は、この素子にヒートシンク86を取付けて吸引空気を通気させることにより加熱又は冷却を行う構成のものである。
図3の(A)図に図示されるように、この熱交換器80は、吸引口54と吹出口52の間に配設されたダクト70内に配設されており、概略、仕切り壁82、第一熱交換流路84a、第二熱交換流路84b、ヒートシンク86、ペルチェ素子88、吸引空気導入口83a、供給口83b、排出口83c、から構成されている。詳しくは、ダクト70内部が、仕切り壁82によって第一熱交換流路84aと第二熱交換流路84bの二つの流路に仕切られている。この仕切り壁82の中央部には、ヒートシンク86が吸引空気が通気可能に配置されると共に、その両ヒートシンク86間にペルチェ素子88が配置されている。ペルチェ素子88は、その相反する熱交換面が両ヒートシンク86に接触接続され、両ヒートシンク86間、つまり、第一熱交換流路84aと第二熱交換流路84bの間において、ペルチェ素子88の通電方向に応じた熱交換を行うようになっている。
なお、図1に図示されるように、送風機60とペルチェ素子88の通電電流はコントローラ90によって制御される。
上記構成からなる本実施例における車両用シート10の作動は次の通りである。
図1に図示されるように、コントローラ90によって、送風機60とペルチェ素子88を通電させる。
吸引口54に配設された送風機60が作動して、車両用シート10の周囲空間の空気の吸引が開始する。そして、吸引された吸引空気はダクト70を通じて、ダクト70内に備えられた熱交換器80に送風される。そして、熱交換器80に送風された吸引空気は、熱交換器80の吸引空気導入口83aから導入されて、第一熱交換流路84a及び第二熱交換流路84bへ共に導入される。そして、第一熱交換流路84aと第二熱交換流路84bの間において、ペルチェ素子88の通電方向に応じた熱交換が行われる。
そして、第一熱交換流路84aにおいてペルチェ素子88による熱交換が行われて加熱又は冷却された吸引空気は、供給口83bからダクト70を通じて吹出口52まで導かれ、この吹出口52に配設された送風機60によって、車両用シート10の土手部20bから外部に吹出空気として吹出される。
一方、第二熱交換流路84aにおいてペルチェ素子88による熱交換を行った吸引空気は排出口83cから熱交換器80の外部に排出し、車両用シート10の外部に排出される。
そして、吹出口52から吹出された吹出空気が車両用シート10の周囲空間を冷房又は暖房する。そして、再び、吸引口54に吸引されて上記と同様、熱交換器80による熱交換が行われる。これらの一連の作動が繰り返されることによって、車両用シート10の周囲空間の空気を循環させて空調し、温度調節を行う。
これらの構成によれば、空調装置50の構成は、空気を吹出す吹出口52と、この吹出口52から吹出される吹出空気を吸込む吸引口54と、この吸引口54から吸引された吸引空気が再び吹出口52から吹き出させるまで通気可能に吹出口52と吸引口54を連結するダクト70と、吸引口54から吹出口52までのダクト70間に配設された送風機60とから構成されている。吹出口52と吸引口54は、シートクッション30又はシートバック20の何れかの土手部20b、30bに形成されている。その土手部20b、30bに形成される吹出口52と吸引口54の位置は吹出口52から吹き出された吹出空気を吸引口54に吸引することのできる循環可能な位置である。すなわち、土手部20b、30bに形成された吹出口52と吸引口54は、着座者が着座した際も着座者の体で覆われにくい部位に形成されている。そのため、吹出口52から吹出された吹出空気は着座者の体に遮られることなく吸引口54に吸引することができる。そのため、車両用シート10の周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シート10の周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
また、空調装置50の構成として、ダクト70内には、吸引口54から吸引した吸引空気を、加熱又は冷却する熱交換器80を有している。これにより、吸引口54から吸引した吸引空気がダクト70内を通気する間に熱交換器80によって加熱又は冷却して再び吹出口52にて吹出させることができるため、より一層車両用シート10の周囲空間の温度調節を効果的に行うことができるとともに、加熱又は冷却された空気をもう一度吸込み、循環させることでより少ない電力でシート周辺を空調することができる。
吹出空気及び吸引空気が循環可能な配置構成は、吹出口52と吸引口54に設けられた送風機60の向きが内向させる配置構成である。これにより、吹出口52から吹き出される吹出空気の流れと、吸引口54に吸引された吸引空気の流れが交わることとなるため、吹出口52から吹き出される吹出空気の流れをより吸引口54に吸引することができる。そのため、より一層車両用シート10の周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させることができ、車両用シート10の周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
また、空調装置50は、シートクッション30と、シートバック20に個々に設けられている。そのため、シートクッション30、シートバック20各々で空気は循環可能とされているため、シートクッション30と、シートバック20の温度、風量を個々に設定することができる。また、吹出口52と吸引口54は、車室内位置関係で見て車室のインナ側とアウタ側のシートクッション30及びシートバック20の土手部20bに並んで形成されている。これは着座者が着座した際も着座者の体で覆われない部位に形成されている。そのため、吹出口52から吹出された吹出空気は着座者の体に遮られることなく吸引口54に吸引することができる。また、車両用シート10の周囲空間を空調するための空気は、車両用シート10の幅方向に循環する構成となる。これは、換言すれば、着座者の体に対し横方向に横断する方向で循環する構成である。そのため、車両用シート10の周囲空間を空調するための空気は、着座者の頭部等によって遮られることなく循環することができる。これにより、車両用シート10の周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シート10の周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
また、シートクッション30及びシートバック20にそれぞれ設けられた吹出口52と吸引口54が、同一の側部側に配置形成されている。そのため、車両用シート10の周囲空間を空調するための空気は、車両用シート10の幅方向に同一の流れ方向によって循環することができる(着座者の体に対し横方向に横断する方向)。これにより、車両の外の外気によって温度変化が著しい方向(例えば、吹出し口を窓側に配設する)から冷気(暖気)を吹出す構成とすることができる。そのため、車両用シート10の周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シート10の周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
次に、実施例2の車両用シート10の構成について、図6を用いて説明する。図6は、本実施例2に係る車両用シートの概略構成を示した斜視図である。なお、実施例2では、実施例1の車両用シート10と実質的に同様の構成及び作用を奏する箇所については同一の符号を付して説明を省略し、相違する箇所について詳しく説明をする。
図6に図示されるように、実施例2は、実施例1で示した車両用シート10と各構成は同一であるが、空調装置50の配置構成について異なるものである。すなわち、実施例2は、空調装置50が車両用シート10の両側部にそれぞれ設けられている構成である。詳しくは、シートバック20の両側部の土手部20bに吹出口52が配設されており、シートクッション30の両側部の土手部30bに吸引口54が配設されている。そして、この吹出口52と吸引口54を連結するダクト70は、シートバック20のシートパッド24(図3(A)参照)における裏面側とバックボード28(図3(A)参照)の間を通って、シートクッション30のシートパッド(図示省略)の下面側に配設されている。そして、ダクト70の両端部が、吹出口52の出口部位に配設される送風機60(図2参照)と、吸引口54の入り口部位に配設される送風機60(図2参照)に接続されている。なお、実施例2において、ダクト70は、ジャバラダクト等の可撓性のものが選択されている。これは、車両用シート10が、リクライニング装置40によって、シートバック20がシートクッション30に対して起立、倒伏する際に、シートの角度変位に追従可能とするための構成である。
なお、上記構成からなる実施例2における車両用シート10の作動は、実施例1で示した作動と同様である。
これらの構成によれば、車両用シート10の両側部のそれぞれ(換言すれば、着座者の左右)において温度、風量を個々に設定することができる。これにより、車両用シート10の周囲空間を空調するための空気を効率的に循環させて、車両用シート10の周囲空間の温度調節を効果的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を2つの実施例について説明したが、本発明の車両用シートは、本実施の形態に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、本実施例の車両用シート10にあっては、シートバック20と、シートクッション30、ヘッドレスト42と、とを備えて構成されるものについて示した。しかしながら、これに限定されることなく、これにアームレスト等が加えられて構成されるものであってもよい。
また、本実施例における車両用シート10にあっては、空調装置50の熱交換器80にはペルチェ素子88が構成されるものについて示した。しかしながら、これに限定されることなく、熱交換器は、ペルチェ素子以外の種々の熱交換器を選択し適用できるものである。
また、本実施例における車両用シート10にあっては、空調装置50は熱交換器80が構成されるものについて示した。しかしながら、これに限定されることなく、空調装置50は熱交換器80を有しない構成であってもよい。すなわち、送風機60によって、車両用シート10の周囲空間の空気を循環させるのみの構成においても適用できるものである。
また、本実施例における車両用シート10にあっては、送風機60の配設の構成として、吹出口52の出口部位、吸引口54の入り口部位に配設する構成について示した。しかしながら、これに限定されることなく、送風機60の配設位置は空気が通気する流路沿いに配設されていればよく、例えば、ダクトの途中に配設されているものでもよい。また、送風機60は、1つのみの構成でもよいし、2つ以上の構成であってもよい。
また、本実施例における車両用シート10にあっては、送風機60として軸流ファンが選択されるものであったが、本発明に係る車両用シートに設けられる送風機としては、これに限定されることなく、遠心ファンが選択されるものであってもよい。
また、本実施例1における車両用シート10にあっては、吹出口52、吸引口54は、シート幅方向に並んで配設された構成のものについて示した。しかしながら、これに限定されることなく、例えば、シート幅方向において並ばないで構成のものとして、シートバック20の土手部20bにおいて、吹出口は着座者の肩部に相当する位置に配設され、吸引口54は着座者の腰部に相当する位置に配設される構成でもよい。
また、吹出口52と吸引口54は、一対の構成について示したが、これに限定されることなく、吹出口52と吸引口54の数に相違があってもよい。例えば、吹出口52が一つの構成に対し、吸引口を3つ設ける構成等であってもよい。
また、本実施例1における車両用シート10にあっては、2つの空調装置を配設した構成について示したが、これに限定されることなく、1つの空調装置を配置した構成であってもよいし、2つ以上の空調装置を配設した構成でもよい。
また、ダクトを枝分れした構成にし、一つの熱交換器80に対して複数の吹出口52、吸引口54によって分配する構成のものでもよい。
また、本実施例における車両用シート10にあっては、吹出口52、吸引口54の配置構成を特定して示した。しかしながら、これに限定されることはなく、吹出口52の出口部位に配設される送風機60と、吸引口54の入り口部位に配設される送風機60の回転方向を逆転させることによって、吹出口52、吸引口54の配置構成を反対にすることもできる。例えば、実施例2においては、シートバック20の土手部20bに吹出口52を、シートクッション30の土手部30bに吸引口54を配設する構成について示した。この構成は、冷房時において、熱交換器によって冷却された空気をシートバック20側から吹出すことができるため効果的である。これに対し、暖房時には、過熱された空気は、シートバック20側からではなく、シートクッション30側から吹出す構成であった方が効果的である。このような場合に、吹出口52と、吸引口54の配置構成を反対にすることによって、車両用シート10の周囲空間の温度調節をより一層効果的に行うことができる。
なお、かかる場合、熱交換器80の吸引空気導入口83a、供給口83b、排出口83cの配置構成も反対の構成にすることが必要である。例えば、図4に図示されるように、切替弁89を設けることによって、吸引空気導入口83a、供給口83b、排出口83cの配置構成を反対にすることが考えられる。
また、本実施例における車両用シート10にあっては、土手部20b、30bは、可動しないものについて示したが、これに限定されることなく、引出し式の土手部の構成や、可動式の構成(可動式サイドサポート)にも適用できるものである。かかる場合、ダクトは、伸縮性、可撓性のものを選択することが考えられる。
また、本実施例における車両用シート10にあっては、吹出口52、吸引口54の対応する位置の表皮には、通気孔58が設けられている構成について示したが、空気が通気可能であれば通気孔を設けない構成のものでもよい。
また、本実施例における車両用シート10にあっては、
吹出口52と吸引口54に設けられた空調装置50に構成される送風機60の向きを内向させる配置構成として、吹出口52と吸引口54の配置位置は、互いに向き合った方向に形成されているものについて示した。しかしながら、これに限定されることなく、例えば、図3の(B)図に図示されるように、送風機60の向きを内向させる配置構成であれば、吹出口52と吸引口54が、互いにFWD方向に傾斜させた配置構成でもよい。
本実施例1に係る車両用シートの概略構成を示した斜視図である。 本実施例1に係る車両用シートにおける空調装置の取り付け構成を示した斜視図である。 本実施例1に係る車両用シートの図1のIII−III線断面図である。(A)図は、空調装置として構成される吹出口及び吸引口における、吹出空気の流れと吸引空気の流れを示した断面図である。(B)図は、空調装置として構成される吹出口及び吸引口に設けられた送風機の向きが内向させる配置構成としての変形例を示した断面図である。 本実施例1に係る車両用シートの空調装置に構成される熱交換器の変形例の拡大断面図である。(A)図は、空調装置に構成される熱交換器の流れが図示上、右方向(図3における反時計回転方向)に流れるものを示した拡大断面図である。(B)図は、空調装置に構成される熱交換器の流れが図示上、左方向(図3における時計回転方向)に流れるものを示した拡大断面図である。 本実施例1に係る車両用シートの空調装置の取付部分を拡大して示した分解斜視図である。 本実施例2に係る車両用シートの概略構成を示した斜視図である。
符号の説明
10 車両用シート
20 シートバック
20a 天板部
20b 土手部
22 バックフレーム
22a アッパーフレーム
22b サイドフレーム
22c 補強部材
22d 連結軸
22e 支持ばね部材
24 シートパッド
26 表皮
28 バックボード
30 シートクッション
30a 天板部
30b 土手部
32 クッションフレーム
33 リンク機構
35 スライドレール
40 リクライニング装置
42 ヘッドレスト
50 空調装置
52 吹出口
54 吸引口
56 貫通孔
58 通気孔
60 送風機
62 ブラケット
70 ダクト
80 熱交換器
82 仕切り壁
83a 吸引空気導入口
83b 供給口
83c 排出口
84a 第一熱交換流路
84b 第二熱交換流路
86 ヒートシンク
88 ペルチェ素子
90 コントローラ
FWD 車両用シートの前方
UPR 車両用シートの上方

Claims (6)

  1. 着座者の座面となるシートクッションと、着座者の背もたれとなるシートバックとを備えており、
    該シートクッション及びシートバックにおける着座者を支持する側の外形形状は、着座者を支持する中央部位が略平らな天板部と、着座者の側方を支持する、該天板部の両側部位が該天板部より盛り上がった土手部と、が形成される車両用シートであって、
    前記車両用シートには、前記車両用シートの周囲空間を空調するための空調装置が備えられており、
    該空調装置の構成は、空気を吹出す吹出口と、該吹出口から吹出される吹出空気を吸込む吸引口と、
    該吸引口から吸引された吸引空気が再び前記吹出口から吹き出させるまで通気可能に前記吹出口と前記吸引口を連結するダクトと、
    前記吸引口から吹出口までの前記ダクト間に配設された送風機とから構成されており、
    前記吹出口と前記吸引口は、前記シートクッション又は前記シートバックの何れかの土手部に形成されており、該土手部に形成される吹出口と吸引口の位置は吹出口から吹き出された吹出空気を吸引口に吸引することのできる循環可能な位置であることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    空調装置の構成として、前記ダクト内には、前記吸引口から吸引した吸引空気を、加熱又は冷却する熱交換器を有していることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用シートにおいて、
    前記吹出空気及び前記吸引空気が循環可能な配置構成は、前記吹出口と前記吸引口に設けられた送風機の向きを内向させる配置構成であることを特徴とする車両用シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用シートにおいて、
    前記空調装置は、前記シートクッション及び前記シートバックにそれぞれ設けられており、
    前記吹出口と前記吸引口は、車室内位置関係で見て車室のインナ側とアウタ側のシートクッション及びシートバックの土手部に並んで形成されており、
    シートクッション、シートバック各々で空気は循環可能とされていることを特徴とする車両用シート。
  5. 請求項4に記載の車両用シートにおいて、
    前記吹出口と前記吸引口が、同一の側部側に配置形成されていることを特徴とする車両用シート。
  6. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用シートにおいて、
    前記空調装置は、前記車両用シートの両側部にそれぞれ設けられており、
    前記シートクッション又は前記シートバックのいずれか一方の土手部に前記吹出口が形成され、他方に前記吸引口が形成され、前記シートクッションと前記シートバックで循環可能に配置されていることを特徴とする車両用シート。
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