JP2016130731A - 性能向上のための、コリオリ振動ジャイロスコープ(cvg)の再分配制御のための手法 - Google Patents

性能向上のための、コリオリ振動ジャイロスコープ(cvg)の再分配制御のための手法 Download PDF

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Abstract

【課題】バイアスを最小化するコリオリ振動ジャイロスコープ(CVG)を提供する。【解決手段】CVGの駆動軸xの周りに配設され、第1の揺動モードで振動部材405を振動させ、第1の揺動モードでの振動部材の振動を維持するに十分な電圧を提供するよう動作可能な、第1の複数のアクチュエータ410a、410bと、CVGの検知軸yの周りに配設され、回転軸の周りでのCVGの回転により生じる振動部材405の第2の揺動モードに基づいて電圧を検出するよう、かつ、第2の揺動モードに基づいて電圧を無効化するに十分な反対平衡信号を提供するよう動作可能な、第2の複数のアクチュエータ415a、415bとを含み、コントローラは、反対平衡信号に部分的に基づいて、CVGの回転の速度を決定するよう動作可能である。【選択図】図4

Description

本開示は概して、振動ジャイロスコープに関し、具体的には、振動ジャイロスコープに内のバイアスを電気的に補償するための方法及び装置に関する。
ジャイロスコープは、配向を測定及び/又は維持するために使用される。本書で使用する場合、「ジャイロスコープ」とは、慣性基準フレーム(慣性座標系)に対する対象物の角度運動を、検出及び測定するよう構成されたセンサである。更に、本書で使用する場合、「慣性基準フレーム(慣性座標系)」とは、非加速的な座標系又は軸の組でありうる。換言すると、慣性基準フレームとは、ニュートンの運動の第一法則が成立する基準フレームである。ニュートンの運動の第一法則は、物体の速度は、物体が外部から力を加えられない限り、一定に保たれるとしている。
コリオリ振動ジャイロスコープ(coriolis vibratory gyroscopecvg:CVG)は、第1軸に沿って振動するように駆動されるよう、構成される。コリオリ振動ジャイロスコープが、駆動軸と互いに一直線にされていない、例えば駆動軸に垂直な、固定された入力軸の周りを回転している間の、第1軸に沿った振動は、第2軸に沿った振動を誘起するコリオリの力を生成する。この振動は、固定された入力軸の周りでの、コリオリ振動ジャイロスコープの回転の角運動速度を決定するために、測定及び使用されうる。
しかし、バイアスが角運動速度の測定値に影響を与えうる。バイアスは、限定するわけではないが例としては、温度、部品の不一貫性、及び他の当てはまる要因などの要因による、測定における誤差でありうる。これらのジャイロスコープの、ジャイロスコープ製造中の校正は、所望されるほど正確ではないことがある。
例えば、製造プロセスにおけるこれらのジャイロスコープの校正には、実質的にリアルタイムのデータと対比して、試験データが使用されうる。具体的には、これらの校正技術は、ジャイロスコープが作動している環境における温度、及び/又は、ジャイロスコープが製造された時点から経時的に現れうる不一貫性の影響を、勘案していないことがある。更に、このバイアスを補償するために現在使用可能な一部のシステムは、これらの振動測定値から、選択された許容誤差内まで、バイアスを減少させることが可能ではないことがある。
従って、上述の問題のうちの一又は複数、並びに起こりうる他の問題を勘案した、方法及び装置を有することが望ましいだろう。
本開示の態様により、コリオリ振動ジャイロスコープ(CVG)が開示される。CVGは、振動部材と、コントローラと、振動部材に電気的に結合され、かつ、CVGの駆動軸の周りに配設された第1の複数のアクチュエータであって、コントローラから制御信号を取得するよう、かつ、第1の揺動モードで振動部材を振動させ、第1の揺動モードでの振動部材の振動を維持するに十分な電圧を提供するよう、動作可能な第1の複数のアクチュエータと、振動部材に電気的に結合され、かつ、CVGの検知軸の周りに配設された第2の複数のアクチュエータであって、回転軸の周りでのCVGの回転により生じる振動部材の第2の揺動モードに基づいて電圧を検出するよう、かつ、第2の揺動モードに基づいて電圧を無効化するに十分な反対平衡信号を提供するよう、動作可能な第2の複数のアクチュエータとを備えてよく、検知軸はモード基準フレーム(座標系)において駆動軸と直交しており、コントローラは、反対平衡信号に部分的に基づいて、CVGの回転の速度を決定するよう動作可能である。
いくつかの態様では、振動部材は、検知軸及び駆動軸に対して対称である。
いくつかの態様では、コントローラは、対応する複数の第1重み係数によって第1の複数のアクチュエータのうちの一又は複数への制御信号を修正するよう動作可能である。例えば、駆動軸及び/又は検知軸の周りにアクチュエータが2つの場合、2つの重み係数があってよく、その2つの重み係数は1つの単独のパラメータによって決定されうる。アクチュエータがn個の一般的な場合、調整のためにn個の重み係数があってよく、それらの重み係数の選択は、集合的な作動労力を維持するために、一定の制約を受ける。
いくつかの態様では、コントローラは、振動部材に対する第2の複数のアクチュエータのうちの一又は複数の配置におけるミスアライメントを補償するために、対応する複数の第2重み係数によって第2の複数のアクチュエータのうちの一又は複数への反対平衡信号を修正するよう、動作可能である。
いくつかの態様では、コントローラは、対応する複数の第1重み係数のうちの一又は複数と、対応する複数の第2重み係数のうちの一又は複数とを、同量だけ事前設定するよう動作可能である。
いくつかの態様では、コントローラは、制御信号と、駆動軸に関連付けられたピックオフにおいて測定された電圧との間の検出されたミスアライメントに基づいて、対応する複数の第1重み係数のうちの一又は複数を調整するよう動作可能である。
いくつかの態様では、コントローラは、駆動軸の物理的なミスアライメント及びCVGの制動非対称性により生じるバイアスが最小化又は排除されるように、対応する複数の第1重み係数のうちの一又は複数を調整するよう動作可能である。
いくつかの態様では、コントローラは、検知軸の物理的なミスアライメント及びCVGの制動非対称性により生じるバイアスが最小化又は排除されるように、対応する複数の第2重み係数のうちの一又は複数を調整するよう動作可能である。
本開示のいくつかの態様では、コリオリ振動ジャイロスコープ(CVG)に内のバイアスを補償する方法が開示される。CVGは、振動部材と、コントローラと、振動部材に結合され、かつ、CVGの駆動軸の周りに配設された第1の複数のアクチュエータと、振動部材に結合され、かつ、CVGの検知軸の周りに配設された第2の複数のアクチュエータとを備え、駆動軸と検知軸は、モード基準フレームにおいて互いに直交している。方法は、コントローラから、第1の揺動モードで振動部材を振動させ、第1の揺動モードでの振動部材の振動を維持するに十分な電圧を提供するために、コントローラからの第1制御信号を取得することと、コントローラによって、回転軸の周りでのCVGの回転により生じる振動部材の第2の揺動モードに基づいて電圧を検出することと、コントローラによって、第2の揺動モードに基づいて電圧を無効化するに十分な反対平衡信号を提供することと、コントローラによって、反対平衡信号に部分的に基づいて、CVGの回転の速度を決定することとを含む。
いくつかの態様では、方法は更に、コントローラによって、振動部材に対する第1の複数のアクチュエータのうちの一又は複数の配置におけるミスアライメントを補償するために、対応する複数の第1重み係数により第1の複数のアクチュエータのうちの一又は複数への制御信号を修正することを含む。
いくつかの態様では、方法は更に、コントローラによって、振動部材に対する第2の複数のアクチュエータのうちの一又は複数の配置におけるミスアライメントを補償するために、対応する複数の第2重み係数により第2の複数のアクチュエータのうちの一又は複数への反対平衡信号を修正することを含む。
いくつかの態様では、方法は更に、コントローラによって、対応する複数の第1重み係数のうちの一又は複数と、対応する複数の第2重み係数のうちの一又は複数とを、同量に設定することを含む。
いくつかの態様では、方法は更に、コントローラによって、制御信号と、駆動軸に関連付けられたピックオフにおいて測定された電圧との間の検出されたミスアライメントに基づいて、対応する複数の第1重み係数のうちの一又は複数を調整することを含む。
いくつかの態様では、方法は更に、コントローラによって、物理的なミスアライメント及びCVGの制動非対称性により生じるバイアスが最小化又は排除されるように、対応する複数の第1重み係数のうちの一又は複数を調整することを含む。
いくつかの態様では、方法は更に、コントローラによって、物理的なミスアライメント及びCVGの制動非対称性により生じるバイアスが最小化又は排除されるように、対応する複数の第2重み係数のうちの一又は複数を調整することを含む。
本明細書に組み込まれ、かつ、本明細書の一部を構成する添付図面は、本教示の実施形態を例示しており、かつ、説明と共に、本教示の原理を明らかにするために役立っている。
例示的な一実施形態による、ジャイロスコープの機能モデルの図である。 例示的な実施形態による、ジャイロスコープのエレメントの軌道の図である。 本教示による、例示的なCVGモデルを示す。 本教示による、CVDの振動部材の第1振動モードにおける定振幅での振動を維持するよう動作可能な第1の複数のアクチュエータ、及び、回転軸の周りでのCVGの回転により生じるコリオリ効果による力をオフセットするよう動作可能な第2の複数のアクチュエータの、例示的な配設を示す。 本教示による、作動/ピックオフのミスアライメントの影響を少なくとも減少させ、可能であれば排除するために作動が分配されている、CVD制御のための例示的な閉ループ制御ループを示す。 図6Aから図6Dは、本教示による、第2モードの作動/ピックオフのミスアライメントを補正するために使用されうる、CVGの駆動軸及び検知軸のための例示的なモード切換を示す。
添付図面に示されている本教示の例示的な実施形態を、以下で詳しく参照する。可能な場合には、同じ又は類似の部品を参照するために、図面全体を通して同一の参照番号が使用される。
本教示による、CVG内のアクチュエータ、及び、ジャイロ性能に対する作動/ピックオフのミスアライメントと制動非対称性の影響を減少させるか、又は排除する方法の設計であって、(1)駆動(自動利得制御:automatic gain control(AGC))チャネルと検知(再均衡力:force−to−rebalance(FTR))チャネルの両方のために、単独で調整されうる複数のアクチュエータを設計し、(2)ミスアライメントの影響を排除し、(3)CVGの駆動チャネルと検知チャネルの両方のために、複数のアクチュエータ間で作動信号を再分配する、という特徴を伴う、設計が開示される。後者の2つの行為は、ジャイロ試験/校正フェーズ、及び/又は、ジャイロ稼働フェーズにおいて実施されうる。その利点には、従来から既知の手法によっては実現が困難な、ジャイロ性能の向上が含まれる。
CVGの性能を向上させるための課題の1つは、CVG構造の機械的及び電気的なトリミングである。材料不均一性、質量特性の不均衡、構造形状の誤差、及び、作動/検知デバイスの配置誤差は全て、剛性非対称性、制動非対称性、及び主軸のミスアライメントの原因になりうる。具体的には、FTR信号の復調が完全であり、かつ、直交バイアスがゼロである条件下では、CVGの制動非対称性、及び、駆動(AGC)チャネル及び検知(FTR)チャネルの作動とピックオフのミスアライメントが、ジャイロバイアスの主原因となる。本書では、制動非対称性及びミスアライメントの影響が排除されうるように操作可能な、分配駆動デバイスの設計が提供される。また本書では、CVGバイアス性能に対するミスアライメント及び制動非対称性の影響を減少させるか、又は排除するための方法であって、駆動チャネルと検知チャネルの両方のために単独で調整されうる、複数のアクチュエータを設計することと、ミスアライメント及び制動非対称性の影響を排除することと、ジャイロバイアスに対するミスアライメント及び制動非対称性の影響を補正するために、CVGの駆動チャネルと検知チャネルの両方のために、複数のアクチュエータ間で複数の作動信号を再分配することとを含む、方法が提供される。
典型的なCVGは、再均衡力(FTR)ループが慣性速度を検出している間に一定の振動モードを維持するために、自動利得制御(AGC)ループを用いる。様々な要因がジャイロバイアスの原因となり、ジャイロバイアスは、典型的には、外部支援を使用して校正される。また、ある原因によるバイアスの標示を反転させるために、CVGのモードの切換(又は反転)が示されてきたが、モード切換法は、作動/ピックオフのミスアライメントにより誘起されたジャイロバイアスを減少させることについては、限定的な効果しか有しない。
通常、ジャイロスコープセンサは対象物の回転の速度を測定する。振動ジャイロスコープは、典型的には、角速度センサとして機能するために、共振時に駆動される。この方向は駆動方向と称される。デバイスが回転軸に沿って回転する時、コリオリの力が検知方向に誘起されて共振モードになる。検知方向は、駆動軸と回転軸の両方と直交している。ゆえに、ジャイロスコープは、二自由度(2DOF)の質量ばねダンパシステムであって、第1の自由度を駆動方向とし、かつ、第1の自由度と直交する第2の自由度を検知方向とする、質量ばねダンパシステムとみなされうる。
ここで図1を参照するに、例示的な一実施形態によるジャイロスコープの機能モデルの図が描かれている。この実施例では、モデル100はエレメント102及びフレーム103を含む。言うまでもなく、他の実施例では、モデル100は、図1に記載の構成要素に加えて、ジャイロスコープの他の構成要素も含みうる。
エレメント102は、x軸106の方向に沿ったばねの第1の組104によって、フレーム103に関連付けられる。エレメント102は、y軸110の方向に沿ったばねの第2の組108によって、フレーム103に関連付けられる。図示するように、x軸106及びy軸110は、平面112を形成するために使用される。エレメント102は、エレメント102のためのいくつかの共振振動数で、振動又は共振するよう構成されうる。場合によっては、いくつかの共振振動数は、エレメント102のためのいくつかの固有振動数に実質的に等しくなりうる。いくつかの固有振動数中の一固有振動数は、実質的に連続的な外力がエレメント102に印加されていない時に特定の軸に沿ってエレメント102が振動する、振動数でありうる。エレメント102は、この実施例では「プルーフマス」と称されうるか、又は、いくつかの実施例では共振器と称されうる。
エレメント102は、第1固有振動数でx軸106に沿って振動しうる。更に、エレメント102は、第2固有振動数でy軸110に沿って振動しうる。第1固有振動数は、実行形態に応じて、第2固有振動数と同じでありうるか、又は、それとは異なるものでありうる。x軸106に沿ったエレメント102の振動が第1モードでありうる一方で、y軸110に沿ったエレメント102の振動は、第2モードでありうる。第1モード及び第2モードは、例えば、それぞれ駆動モード及び検知モードと称されうる。
エレメント102は、この実施例では、フレーム103の動きとは無関係に、x軸106及び/又はy軸110に沿って振動しうる。具体的には、ばねの第1の組104及びばねの第2の組108は、エレメント102が、フレーム103の動きとは無関係にx軸106及びy軸110に沿って動くことを可能にしうる。
エレメント102の運動は、この実施例では、平面112内に制約される。一実施例では、制御ユニット130が、x軸106の方向に沿って振動するようにエレメント102を駆動しうる。フレーム103は、平面112と実質的に垂直なz軸111の周りを回転しうる。エレメント102がx軸106の方向に沿って動いている間の、z軸111の周りでのフレーム103の回転は、エレメント102をy軸110の方向に沿って振動させる、コリオリの力を生成する。
例えば、図1を参照するに、フレーム103が矢印116の方向にz軸111の周りを回転している間に、エレメント102がx軸106に沿って矢印114の方向に動く場合、エレメント102は、y軸110に沿って矢印118の方向に動きうる。フレーム103が矢印116の方向にz軸111の周りを回転している間に、エレメント102がx軸106に沿って矢印120の方向に動く場合、エレメント102は、y軸110に沿って矢印122の方向に動きうる。
同様に、フレーム103が矢印124の方向にz軸111の周りを回転している間に、エレメント102がx軸106に沿って矢印114の方向に動く場合、エレメント102は、y軸110に沿って矢印122の方向に動きうる。フレーム103が矢印124の方向にz軸111の周りを回転している間に、エレメント102がx軸106に沿って矢印120の方向に動く場合、エレメント102は、y軸110に沿って矢印118の方向に動きうる。
制御ユニット130は、一又は複数の力再均衡信号を使用して、第2軸、すなわちy軸110に沿ったエレメント102の振動の振幅を実質的にゼロにさせる。換言すると、制御ユニット130は、第1モード運動からのコリオリ結合による測定された第2モード運動に基づき、一又は複数の力再均衡信号を使用して、第2軸、すなわちy軸110に沿ったエレメント102の動きを実質的に無効化する。制御ユニット130は、一又は複数の力再均衡信号の一又は複数の測定値を生成する。力再均衡信号の一又は複数の測定値は、角運動速度を決定するために使用されうる。
一又は複数の測定値は、ジャイロスコープのバイアスが一又は複数の測定値に影響を与える時に、所望されるほどには正確でないことがある。バイアスとは、ジャイロスコープの誤差である。例えば、バイアスは、一又は複数の測定値と、実際に生成されるべき一又は複数の測定値との間の差でありうる。バイアスは、角運動速度が実質的にゼロである時には、一又は複数の測定値の素因となりうる。この様態では、バイアスはゼロ速度バイアスと称されうる。バイアスは、いくつかの異なる要因により生じうる。これらの要因は、限定するわけではないが例としては、温度、エレメント102の種々の構成要素の製造における不一貫性、エレメント102の特性、ジャイロスコープ内の検知システムの特性、制御ユニット130の特性、及び他の当てはまる要因を含みうる。これらの要因はまた、2つの主制動軸間及び主剛性軸間の、制動及び剛性の非対称性、公称の駆動軸と検知軸のアライメント(第1軸及び第2軸とは異なる場合)、駆動軸及び検知軸内の作動/ピックオフ軸のミスアライメント、及び/又は、他の当てはまる種類の非対称性を含みうる。
補償システム136は、バイアスを電気的に補償するために使用されうる。補償システム136は、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれら2つの組み合わせを使用して実装されうる。例えば、補償システム136は、コンピュータシステム138内に実装されうる。コンピュータシステム138は、いくつかのコンピュータを含みうる。コンピュータシステム138が1を上回る数のコンピュータを含む時、これらのコンピュータは互いに通信可能でありうる。
ここで図2を参照するに、例示的な一実施形態によるジャイロスコープのエレメントの軌道の図が描かれている。この実施例では、図1のエレメント102のようなエレメントの軌道200が、x軸202及びy軸204に関連して描かれている。x軸202は図1のx軸106と同じである。y軸は図1のx軸110と同じである。
エレメント102は、x軸202とy軸204との交点における原点205の周りで揺動しうる。エレメント102の揺動は、振り子式挙動に従いうる。この様態では、軌道200は、この実施例において振り子軌道でありうる。
軌道200のためのパラメータは、振り子角度206、主振幅208、直交振幅210、及び位相212を含む。図示するように、振り子角度206(θ)は、x軸202に関連する角度であり、x軸202(それに沿ってエレメント102が振動しうる)に対して軸を画定する。主振幅208(A)は、振り子角度206によって画定された軸に沿ったエレメント102の振動の振幅である。
直交振幅210(q)は、振り子角度206によって画定された軸に直交する軸に沿ったエレメント102の振動の振幅である。換言すると、直交振幅210は、振り子角度206によって画定された軸に実質的に直交する軸に沿った、エレメント102の振動の振幅である。更に、位相202(φ´)は、軌道200の位相である。
図1の制御ユニット130のような制御ユニットは、図1のエレメント102及び/又はフレーム103に印加される外力構成要素を制御して、振り子角度206、主振幅208、直交振幅210、及び位相212を制御するよう構成されうる。例えば、制御ユニットは、エレメント102にかかる力がエレメント102の固有振動数の位相と同じ位相を有するように、それらの力を制御しうる。
更に、制御ユニットは、主振幅208(A)が、いかなる制動力にも抗して、ジャイロスコープの稼働中に実質的に一定に保たれるように、エレメント102にかかる力を制御しうる。制動によって主振幅208(A)が低減する速度は、A/τに比例し、ここで、τは制動時定数である。加えて、制御ユニットは、振り子角度206及び直交振幅210が、ジャイロスコープの稼働中に選択された許容誤差を伴って実質的にゼロに保たれるように、エレメント102にかかる力を制御しうる。
図3は、本教示による、例示的なCVGモデルを示している。第1座標系では、+xが右に、+yが上向きに、+z(回転軸)がページの外に向かう。CVGモデルは、駆動(x軸)の周りでの振動モード(ω)及び、検知(y軸)の周りでのCVGの回転の結果として生成される振動モード(ω)が90度オフセットされているモード座標(別名一般座標又は主座標)を有する、モード空間(別名モード基準フレーム又はモード座標系)内に表されて、示されている。物理的な空間(図示せず)において、振動の2つのモード(ω)及び(ω)は45度オフセットされるだろう。点線で示す軸y’は、公称駆動軸からの公称検知軸のミスアライメントを表す。例えば、駆動軸と検知軸の公称軸は、駆動軸と検知軸のピックオフ軸として画定されうる。上述のように、CVGは、2DOF質量ばねダンパシステムとして表されうる。制動されるシステム(τ及びτで表される)によって、CVGは、一定の振動モードでのCVGの振動部材の振動を維持するために力の入力を必要とする。駆動軸の周りのアクチュエータが、この必要な入力を提供する。閉ループFTR制御を用いる場合、検知軸の周りのアクチュエータは、角速度に関する情報を包含する。CVGがz軸の周りで回転を行っていない間には、振動部材の振動は、ω方向に留まる傾向がある。しかし、CVGが回転している場合、ω方向の振動は、検知軸の周りに配置されたセンサによって次いで検出されうるω方向に、結合される傾向がある。加えて又は代替的には、回転速度は、ω運動をゼロにする(ω方向の力と反対の再均衡力)ために、制御信号が提供されるプロセスによって、測定されうる。CVGは、製造中にωとωとを可能な限り近く、例えば互いの約5%以内、又は3%以内、又は2%以内、又は1%以内にするように、設計されうる。CVG内への様々なアクチュエータの配設において内在する困難によって、図3に示すように、アクチュエータに提供されるAGCのための力(f)は、駆動軸のピックオフ方向からオフセットされる。同様にFTR(f)も、図1に示すように、検知軸のピックオフ方向からオフセットされる。
図4は、CVDの振動部材405の第1振動モードにおける定振幅での振動を維持する(AGC)よう動作可能な第1の複数のアクチュエータ410、及び、z軸(回転軸)の周りでのCVGの回転により生じるコリオリ効果による力をオフセットする(FTR)よう動作可能な第2の複数のアクチュエータ415の、例示的な配設を示している。図示するように、振動部材405はリングの形態であるが、他の配設が使用されることもある。配設は、座標系に関連して示されており、この座標系では、図の右側への+xは駆動軸であり、上向き方向の+yは検知軸であり、かつ、+zは回転軸であり、ページの外に向かっている。第1の複数のアクチュエータ410のうちの2つのアクチュエータ410a、410bは、説明を容易にするために図4に示されているにすぎない。同様に、第2の複数のアクチュエータ415のうちの2つのアクチュエータ415a、415bも示されているが、第1の複数のアクチュエータ410及び第2の複数のアクチュエータ415は、特定の用途及びジャイロスコープの要件に応じて、2を上回る数のアクチュエータを含みうる。アクチュエータ410a、410bは、駆動軸の周りに配設され、駆動軸からオフセットされている。例えば、アクチュエータ410aは、駆動軸から角距離ρだけオフセットされうる。他のアクチュエータ410b、415a、及び415bも、同様に、駆動軸又は検知軸のいずれかからρだけオフセットされうる。駆動軸に沿った電圧は、センサ(駆動軸のピックオフ(AGC))420によって測定されてよく、検知軸に沿った電圧は、センサ(検知軸のピックオフ(FTR))425によって測定されうる。
第1の複数のアクチュエータのうちの一又は複数の配置におけるミスアライメント、温度や振動部材405の材料不均一性などによる振動部材405の形状の変化によって、第1の複数のアクチュエータ410の各アクチュエータ410a、410bに印加される電圧、ひいては、振動部材の振動モードをAGCに維持するための力(f)が、アクチュエータ410a、410bの各々間で均等に分配されないことがある。従って、アクチュエータ410a、410bの各々に供給される電圧、ひいては各アクチュエータのためのACGfx1、fx2は、連続的にモニタされ、制御されることが必要になりうる。第1重み係数αは、アクチュエータ410a、410bの各々に供給される電圧を調整するために使用されうる。同様に、第2の複数のアクチュエータ415の各アクチュエータ415a、415bに供給される電圧、ひいては、回転軸の周りでのCVGの回転により生成されるコリオリの力を、再均衡させる力(f)、及びオフセットする力が、アクチュエータ415a、415bの各々間で均等に分配されないことがある。従って、アクチュエータ415a、415bの各々に供給される電圧、ひいては各アクチュエータのためのFTRfy1、fy2も、連続的にモニタされ、制御されることが必要になりうる。第2重み係数βは、アクチュエータ415a、415bの各々に供給される電圧を調整するために使用されうる。第1重み係数αと第2重み係数βはそれぞれ、以下の式によって表されうる。
Figure 2016130731
Figure 2016130731
アクチュエータが2つの場合のAGCのための合力(f)は、以下の式で表されうる。
Figure 2016130731
アクチュエータが2つの場合の再均衡させるための合力(FTR)(f)は、以下の式で表されうる。
Figure 2016130731
図5は、本教示による、作動/ピックオフのミスアライメントの影響を少なくとも減少させ、可能であれば排除するために作動が分配されている、CVD制御のための例示的な閉ループ制御ループを示している。CVGは、CVGの振動部材の第1振動モード(ω)における定振幅での振動を維持するために第1の複数のアクチュエータに適用される、自動利得制御(AGC)に関する入力の第1の組、及び、z軸(回転軸)の周りでのCVGの回転により生じるコリオリ効果による力をオフセットするために第2の複数のアクチュエータに適用される、再均衡力(FTR)に関する入力の第2の組を、受信する。
入力505a、505b、及び505nの第1の組は、図4に示すアクチュエータ405a及び405b(入力505nのためのアクチュエータは図示せず)を駆動して、CVG525の振動部材を第1振動モード(ω)で振動させる力を生成するために印加される、電圧である。アクチュエータ405a及び405bの各々の全体により生成される、x軸に沿った合力(f)は、電圧をもたらして、アクチュエータ405a及び405bの各々が第1振動モード(ω)の定振幅を維持するための力510a、510b、510nを引き起こすために、対応する重み係数(α、α、…、α)によって修正されうる。
入力515a、515b、及び515nの第2の組は、z軸の周りでの回転の影響下にある時に振動部材を第2振動モード(ω)で振動させるコリオリ効果により生成される力に対抗する力を生成するために、図4に示す検知アクチュエータ415a及び415b(入力515nのためのアクチュエータは図示せず)に印加される電圧である。アクチュエータ415a及び415bの各々の全体に提供される、y軸に沿った反対平衡合力(f)(入力515a、515b、及び515n)は、電圧をもたらして、アクチュエータ415a及び415bの各々が第2振動モード(ω)の定振幅を維持するための反対平衡力520a、520b、520nを生成するために、対応する重み係数(β、β、…、β)によって修正されうる。
第1スイッチ570及び第2スイッチ575は、図5に示すように、モード切換機能を提供するために、530及び540からの出力電圧を受け、かつ切り換えるよう配設されうる。電圧530は、駆動軸のピックオフ420において測定され、AGC535に提供されて、505a、505b、505nへの入力として提供される。電圧540は、検知軸のピックオフ425において測定され、FTR545に提供されて、515a、515b、515nへの入力として提供される。駆動軸のピックオフにおいて測定される電圧530の位相が位相外れである場合、位相モジュール550が、電圧430における位相オフセットを補正しうる。復調モジュール555は、位相モジュール550から位相情報を、かつFTR545から電圧を取得して、復調電圧を生成し、復調電圧は次いで、フィルタ560によってフィルタリングされる。CVGの角運動速度が次いで、取得され、出力565されうる。
AGCの作動とピックオフとの間のミスアライメントaを伴う変調FTR信号は、次の式で表されうる。
Figure 2016130731
Figure 2016130731
慣性速度が(工場校正のために)既知である場合、バイアスは測定されうる。
Figure 2016130731
次の式のように、AGC制御の作動が意図的に再分配される。
Figure 2016130731
Figure 2016130731
そのため、AGC作動(制御)は、物理的なミスアライメント及び制動非対称性により誘起されたバイアスを補償するために、意図的なミスアライメントを有する。
Figure 2016130731
変動するアルファ(及び
Figure 2016130731
)による有効なミスアライメント(物理的及び意図的なミスアライメントが組み合わされたもの)は、次のようになる。
Figure 2016130731
検知の作動/ピックオフのミスアライメントも、同様に、駆動角度が90度切り換えられるモード反転技術によって取得されうる。この場合、ミスアライメントがbであれば、
Figure 2016130731
慣性速度が(工場校正のために)既知である場合、バイアスは測定されうる。
Figure 2016130731
そのため、AGC(制御)は、物理的なミスアライメント及び制動非対称性により誘起されたバイアスを補償するために、意図的なミスアライメントを有する。
Figure 2016130731
変動するβ(及び
Figure 2016130731
)による有効なミスアライメント(物理的及び意図的なミスアライメントが組み合わされたもの)は、次のようになる。
Figure 2016130731
図6Aから図6Dは、本教示による、第2モードの作動/ピックオフのミスアライメントを補正するために使用されうる、CVGの駆動軸及び検知軸のための例示的なモード切換を示している。図6Aは、駆動軸に沿った第1振動モードω(AGC)を示しており、図6Bは、検知軸に沿った第2振動モードω(FTR)を示している。第1の複数のアクチュエータ410及び第2の複数のアクチュエータ415は、図6Cに示すように第2振動モードω(FTR)が駆動軸に沿い、図6Dに示すように第1振動モードωが検知軸に沿うよう、反転されうる。
稼働においては、第1の揺動モードで振動部材を振動させ、第1の揺動モードでの振動部材の振動を維持するに十分な電圧を提供するために、第1制御信号がコントローラから取得されうる。次いで、回転軸の周りでのCVGの回転により生じる振動部材の第2の揺動モードに基づいて、電圧が検出されうる。次いで、第2の揺動モードに基づいて、電圧を無効化するに十分な反対平衡信号が提供されうる。次いで、反対平衡電圧に部分的に基づいて、CVGの回転の速度が決定されうる。
前述のステップは、記載されたのと同じ順序で、又は同程度区別された状態で、実行される必要はない。様々なステップは、同一又は類似の目的或いは強化を実現するための必要性に応じて、省略されるか、反復されるか、組み合わされるか、又は分割されうる。従って、本開示は、上述の実施形態に限定されず、その代わり、付随する特許請求の範囲の同等物の全範囲を踏まえた上で、付随する特許請求の範囲により規定される。更に上記において、及び下記の特許請求の範囲において、別途明記されない限り、「実行する(execute)」という用語及びその変形語は、コンパイルされるか、インタプリットされるか、又は他の技術を使用して実行されるかを問わず、デバイス上でのプログラムコード又は指令の任意のオペレーションに係るものとして、解釈されるものとする。
更に、本開示は下記の条項による実施形態を含む。
条項1.コリオリ振動ジャイロスコープ(100)(CVG)であって、
振動部材(112)と、
コントローラ(130)と、
振動部材(405)に電気的に結合され、かつ、CVGの駆動軸の周りに配設された第1の複数のアクチュエータ(410)であって、コントローラ(130)から制御信号を取得するよう、かつ、第1の揺動モードで振動部材(405)を振動させ、第1の揺動モードでの振動部材(405)の振動を維持するに十分な電圧を提供するよう動作可能な、第1の複数のアクチュエータ(410)と、
振動部材(405)に電気的に結合され、かつ、CVGの検知軸の周りに配設された第2の複数のアクチュエータ(415)であって、回転軸の周りでのCVGの回転により生じる振動部材(405)の第2の揺動モードに基づいて電圧を検出するよう、かつ、第2の揺動モードに基づいて電圧を無効化するに十分な反対平衡信号を提供するよう動作可能な、第2の複数のアクチュエータ(415)とを備え、検知軸はモード基準フレームにおいて駆動軸と直交しており、
コントローラは、反対平衡信号に部分的に基づいて、CVGの回転の速度を決定するよう動作可能である、CVG。
条項2.振動部材(405)は検知軸及び駆動軸に対して対称である、条項1に記載のCVG。
条項3.コントローラ(130)は、振動部材に対する第1の複数のアクチュエータのうちの一又は複数の配置におけるミスアライメントを補償するために、対応する複数の第1重み係数によって第1の複数のアクチュエータのうちの一又は複数への制御信号を修正するよう動作可能である、条項1に記載のCVG。
条項4.コントローラ(130)は、振動部材に対する第2の複数のアクチュエータのうちの一又は複数の配置におけるミスアライメントを補償するために、対応する複数の第2重み係数によって第2の複数のアクチュエータのうちの一又は複数への反対平衡信号を修正するよう動作可能である、条項3に記載のCVG。
条項5.コントローラ(130)は、対応する複数の第1重み係数のうちの一又は複数と、対応する複数の第2重み係数のうちの一又は複数を、同量だけ事前設定するよう動作可能である、条項4に記載のCVG。
条項6.コントローラ(130)は、制御信号と、駆動軸に関連付けられたピックオフにおいて測定された電圧との間の検出されたミスアライメントに基づいて、複数の第1重み係数のうちの一又は複数を調整するよう動作可能である、条項3に記載のCVG。
条項7.コントローラ(130)は、CVGのバイアスが最小化又は排除されるように、複数の第1重み係数のうちの一又は複数、並びに、物理的なミスアライメント及び制動非対称性を調整するよう動作可能である、条項3に記載のCVG。
条項8.コントローラ(130)は、CVGのバイアスが最小化又は排除されるように、複数の第2重み係数のうちの一又は複数、並びに、物理的なミスアライメント及び制動非対称性を調整するよう動作可能である、条項4に記載のCVG。
条項9.コリオリ振動ジャイロスコープ(CVG)内のバイアスを補償する方法であって、CVGは、振動部材(405)と、コントローラ(130)と、振動部材(405)に結合され、かつ、CVGの駆動軸の周りに配設された第1の複数のアクチュエータ(410)と、振動部材(405)に結合され、かつ、CVGの検知軸の周りに配設された第2の複数のアクチュエータ(415)とを備え、駆動軸と検知軸は、モード基準フレームにおいて互いに直交しており、方法は、
コントローラ(130)から、第1の揺動モードで振動部材(405)を振動させ、第1の揺動モードでの振動部材(405)の振動を維持するに十分な電圧を提供するために、コントローラからの第1制御信号を取得することと、
コントローラ(130)によって、回転軸の周りでのCVGの回転により生じる振動部材(405)の第2の揺動モードに基づいて、電圧を検出することと、
コントローラ(130)によって、第2の揺動モードに基づいて、電圧を無効化するに十分な反対平衡信号を提供することと、
コントローラ(130)によって、反対平衡信号に部分的に基づいて、CVGの回転の速度を決定することとを含む、方法。
条項10.振動部材(405)は検知軸及び駆動軸に対して対称である、条項9に記載の方法。
条項11.更に、コントローラ(130)によって、振動部材に対する第1の複数のアクチュエータのうちの一又は複数の配置におけるミスアライメントを補償するために、対応する複数の第1重み係数により第1の複数のアクチュエータのうちの一又は複数への制御信号を修正することを含む、条項9に記載の方法。
条項12.更に、コントローラによって、振動部材に対する第2の複数のアクチュエータのうちの一又は複数の配置におけるミスアライメントを補償するために、対応する複数の第2重み係数により第2の複数のアクチュエータのうちの一又は複数への反対平衡信号を修正することを含む、条項11に記載の方法。
条項13.更に、コントローラによって、対応する複数の第1重み係数のうちの一又は複数と、対応する複数の第2重み係数のうちの一又は複数を、同量に設定することを含む、条項12に記載の方法。
条項14.更に、コントローラによって、制御信号と、駆動軸に関連付けられたピックオフにおいて測定された電圧との間の検出されたミスアライメントに基づいて、複数の第1重み係数のうちの一又は複数を調整することを含む、条項11に記載の方法。
条項15.更に、コントローラによって、CVGのバイアスが最小化又は排除されるように、複数の第1重み係数のうちの一又は複数、並びに、物理的なミスアライメント及び制動非対称性を調整することを含む、条項11に記載の方法。
条項16.更に、コントローラによって、CVGのバイアスが最小化又は排除されるように、複数の第2重み係数のうちの一又は複数、並びに、物理的なミスアライメント及び制動非対称性を調整することを含む、条項12に記載の方法。
本開示は、この出願に記載されている特定の実施形態に限定されるものではなく、かかる特定の実施形態は、様々な態様の例示であることが意図されている。当業者には自明となるように、本開示の本質及び範囲から逸脱することなく、多数の修正例及び変形例を行うことが可能である。上記の説明から、本書に記載されている方法及び装置に加えて、本開示の範囲内の機能的に同等な方法及び装置が、当業者には自明となろう。かかる修正例及び変形例は、付随する特許請求の範囲内に含まれると意図されている。本開示は、付随する特許請求の範囲の条件、並びに、かかる特許請求の範囲が認められる同等物の全範囲によってのみ、限定されるものとする。また、本書で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するためのものであり、限定する意図はないと理解されたい。
本書における、実質的にいかなる複数形及び/又は単数形の用語の使用に関しても、当業者は、文脈及び/又は用途に適切であるように、複数形から単数形に、及び/又は、単数形から複数形に、変換することが可能である。様々な単数形/複数形の置換が、明確性のために、本書に明示的に記載されうる。
通常、本書、特に付随する特許請求の範囲(例えば付随する特許請求の範囲の本文)で使用される用語は概して、「オープン」ターム(”open”term)として意図されている(例えば、「含んでいる(including)」という用語は、「〜を含んでいるがそれだけに限定されない」と解釈されるべきであり、「有する(having)」という用語は、「少なくとも〜を有する」と解釈されるべきであり、「含む(include)」という用語は、「〜を含むがそれだけに限定されない」と解釈されるべきである、等)と、当業者には理解されよう。更に、特定の数の導入される請求項記載(introduced claim recitation)が意図される場合、かかる意図は特許請求の範囲において明示的に記載され、かかる記載がなければかかる意図は存在しないことになると、当業者には理解されよう。例えば、理解の一助としては、下記の付随する特許請求の範囲は、請求項記載を導入するために、「少なくとも1つ(at least one)」及び「一又は複数(one or more)」という導入フレーズの使用を包含しうる。しかし、かかるフレーズの使用は、たとえ同一の請求項が「一又は複数」又は「少なくとも1つ」という導入フレーズ、及び、「1つの(a又はan)」という不定冠詞を含む時であっても、不定冠詞「1つの」による請求項記載の導入により、かかる導入される請求項記載を包含する特定の請求項のいずれかが、1つのかかる記載のみを包含する実施形態に限定されることを暗示すると、解釈されるべきではない(例えば、「1つの」は、「少なくとも1つ」又は「一又は複数」を意味すると解釈すべきである)。請求項記載を導入するために使用される定冠詞の使用についても、同じことが言える。加えて、たとえいくつかの特定の導入される請求項記載が明示的に記載されていても、当業者には、かかる記載が、少なくとも記載されている数を意味すると解釈されるべきであることが、認識されよう(例えば、他の修飾語句を伴わない単なる「2つの記載」という記載は、少なくとも2つの記載、又は2を上回る数の記載を意味する)。また更に、「A、B及びC等のうちの少なくとも1つ」に類似する従来用法が使用される事例においては、通常、かかる構文は、当業者がその従来用法を理解するであろう意味において、意図されている(例えば、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つを有するシステム」とは、Aだけを有するシステム、Bだけを有するシステム、Cだけを有するシステム、AとBを共に有するシステム、AとCを共に有するシステム、BとCを共に有するシステム、及び/又は、AとBとCをまとめて有するシステム等を含むことになるが、それらだけに限定されるわけではない)。「A、B又はC等のうちの少なくとも1つ」に類似する従来用法が使用される事例においては、通常、かかる構文は、当業者がその従来用法を理解するであろう意味において、意図されている(例えば、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つを有するシステム」とは、Aだけを有するシステム、Bだけを有するシステム、Cだけを有するシステム、AとBを共に有するシステム、AとCを共に有するシステム、BとCを共に有するシステム、及び/又は、AとBとCをまとめて有するシステム等を含むことになるが、それらだけに限定されるわけではない)。更に、明細書、特許請求の範囲、又は図面のいずれにおいても、事実上、2を上回る数の代替事項を提示する離接語及び/又はフレーズのいずれもが、それらの事項のうちの1つか、それらの事項のいずれかか、又は両方の事項を含む可能性を考慮していると理解されるべきであると、当業者には理解されよう。例えば、「A又はB」というフレーズは、「A」又は「B」、或いは、「A及びB」である可能性を含むと理解されよう。
加えて、本開示の特徴及び態様がマーカッシュグループ形式で記述されている場合、本開示もそれにより、マーカッシュグループの個別の項目又は項目のサブグループのいずれかに関して記述されると、当業者には認識されよう。
当業者は理解するように、ありとあらゆる目的のために、例えば、文書形式の明細書を提供することに関して、本書で開示されている全範囲は、そのありとあらゆる可能な部分範囲、及び部分範囲の組み合わせも網羅する。列挙された範囲のいずれも、同一の範囲が少なくとも均等な1/2、1/3、1/4、1/5、1/10等に細分化されることを、十分に説明し、かつそれを可能にするものであると、容易に認識されうる。非限定的な例としては、本書に記載されている各範囲は、下側1/3、真ん中1/3、及び上側1/3等に容易に細分化されうる。また当業者は理解するように、「最大で〜まで(up to)」、「少なくとも」、「〜よりも大きい(greater than)」、「〜よりも小さい(less than)」などの文言は全て、上述のように、記載された数を含み、後に部分範囲に細分化されうる範囲を表す。最後に、当業者は理解するように、範囲は個別の項目の各々を含む。
本書では様々な態様及び実施形態が開示されているが、他の態様及び実施形態も、当業者には自明となろう。本書で開示されている様々な態様及び実施形態は、例示を目的とするものであって限定を意図しておらず、下記の特許請求の範囲により示される真の範囲及び本質を伴う。

Claims (15)

  1. コリオリ振動ジャイロスコープ(100)(CVG)であって、
    振動部材(112)と、
    コントローラ(130)と、
    前記振動部材(405)に電気的に結合され、かつ、前記CVGの駆動軸の周りに配設された第1の複数のアクチュエータ(410)であって、前記コントローラ(130)から制御信号を取得するよう、かつ、第1の揺動モードで前記振動部材(405)を振動させ、前記第1の揺動モードでの前記振動部材(405)の振動を維持するに十分な電圧を提供するよう動作可能な、第1の複数のアクチュエータ(410)と、
    前記振動部材(405)に電気的に結合され、かつ、前記CVGの検知軸の周りに配設された第2の複数のアクチュエータ(415)であって、回転軸の周りでの前記CVGの回転により生じる前記振動部材(405)の第2の揺動モードに基づいて電圧を検出するよう、かつ、前記第2の揺動モードに基づいて前記電圧を無効化するに十分な反対平衡信号を提供するよう動作可能な、第2の複数のアクチュエータ(415)とを備え、前記検知軸はモード基準フレームにおいて前記駆動軸と直交しており、
    前記コントローラは、前記反対平衡信号に部分的に基づいて、前記CVGの前記回転の速度を決定するよう動作可能である、CVG。
  2. 前記振動部材(405)は前記検知軸及び前記駆動軸に対して対称である、請求項1に記載のCVG。
  3. 前記コントローラ(130)は、前記振動部材に対する前記第1の複数のアクチュエータのうちの一又は複数の配置におけるミスアライメントを補償するために、対応する複数の第1重み係数によって前記第1の複数のアクチュエータのうちの一又は複数への前記制御信号を修正するよう動作可能である、請求項1に記載のCVG。
  4. 前記コントローラ(130)は、前記振動部材に対する前記第2の複数のアクチュエータのうちの一又は複数の配置におけるミスアライメントを補償するために、対応する複数の第2重み係数によって前記第2の複数のアクチュエータのうちの一又は複数への前記反対平衡信号を修正するよう動作可能である、請求項3に記載のCVG。
  5. 前記コントローラ(130)は、前記対応する複数の第1重み係数のうちの一又は複数と、前記対応する複数の第2重み係数のうちの一又は複数を、同量だけ事前設定するよう動作可能である、請求項4に記載のCVG。
  6. 前記コントローラ(130)は、前記制御信号と、前記駆動軸に関連付けられたピックオフにおいて測定された電圧との間の検出されたミスアライメントに基づいて、前記複数の第1重み係数のうちの一又は複数を調整するよう動作可能である、請求項3に記載のCVG。
  7. 前記コントローラ(130)は、前記CVGのバイアスが最小化又は排除されるように、前記複数の第1重み係数のうちの一又は複数、並びに、物理的なミスアライメント及び制動非対称性を調整するよう動作可能である、請求項3に記載のCVG。
  8. 前記コントローラ(130)は、前記CVGのバイアスが最小化又は排除されるように、前記複数の第2重み係数のうちの一又は複数、並びに、物理的なミスアライメント及び制動非対称性を調整するよう動作可能である、請求項4に記載のCVG。
  9. コリオリ振動ジャイロスコープ(CVG)内のバイアスを補償する方法であって、前記CVGは、振動部材(405)と、コントローラ(130)と、前記振動部材(405)に結合され、かつ、前記CVGの駆動軸の周りに配設された第1の複数のアクチュエータ(410)と、前記振動部材(405)に結合され、かつ、前記CVGの検知軸の周りに配設された第2の複数のアクチュエータ(415)とを備え、前記駆動軸と前記検知軸は、モード基準フレームにおいて互いに直交しており、前記方法は、
    前記コントローラ(130)から、第1の揺動モードで前記振動部材(405)を振動させ、前記第1の揺動モードでの前記振動部材(405)の振動を維持するに十分な電圧を提供するために、前記コントローラからの第1制御信号を取得することと、
    前記コントローラ(130)によって、回転軸の周りでの前記CVGの回転により生じる前記振動部材(405)の第2の揺動モードに基づいて、電圧を検出することと、
    前記コントローラ(130)によって、前記第2の揺動モードに基づいて、前記電圧を無効化するに十分な反対平衡信号を提供することと、
    前記コントローラ(130)によって、前記反対平衡信号に部分的に基づいて、前記CVGの前記回転の速度を決定することとを含む、方法。
  10. 前記振動部材(405)は前記検知軸及び前記駆動軸に対して対称である、請求項9に記載の方法。
  11. 更に、前記コントローラ(130)によって、前記振動部材に対する前記第1の複数のアクチュエータのうちの一又は複数の配置におけるミスアライメントを補償するために、対応する複数の第1重み係数により前記第1の複数のアクチュエータのうちの一又は複数への前記制御信号を修正することを含む、請求項9に記載の方法。
  12. 更に、前記コントローラによって、前記振動部材に対する前記第2の複数のアクチュエータのうちの一又は複数の配置におけるミスアライメントを補償するために、対応する複数の第2重み係数により前記第2の複数のアクチュエータのうちの一又は複数への前記反対平衡信号を修正することを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 更に、前記コントローラによって、前記対応する複数の第1重み係数のうちの一又は複数と、前記対応する複数の第2重み係数のうちの一又は複数を、同量に設定することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 更に、前記コントローラによって、前記制御信号と、前記駆動軸に関連付けられたピックオフにおいて測定された電圧との間の検出されたミスアライメントに基づいて、前記複数の第1重み係数のうちの一又は複数を調整することを含む、請求項11に記載の方法。
  15. 更に、前記コントローラによって、前記CVGのバイアスが最小化又は排除されるように、前記複数の第1重み係数のうちの一又は複数、並びに、物理的なミスアライメント及び制動非対称性を調整することを含む、請求項11に記載の方法。
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