JP2016111737A - コルゲートチューブ装着治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線束から複数の枝線が近接して分岐する場合でも、隣り合う枝線部間で配置や移動が制限されない、作業性に優れたコルゲートチューブ装着治具を提供する。【解決手段】電線受け部11と、電線束1の軸線Cに対し傾斜しつつ電線受け部11に一体に支持された一対のガイドレール部12とを備え、一対のガイドレール部12によりコルゲートチューブ20をそのスリット21の延在方向に案内しつつスリット21を拡開させるコルゲートチューブ装着治具であって、電線受け部11が、電線束1を間に挟んで対向する一対の側板部分15を有しており、これらうち少なくとも一方が、電線束1に沿う一辺側部分15aで電線束1の周方向に湾曲するとともに、一対の側板部分15が、電線束1から離れる対向辺側部分15bであってスリット21に対する一対のガイドレール部12の挿入端部分13の近傍で互いに連結されている。【選択図】図1

Description

本発明は、コルゲートチューブ装着治具に関し、特にワイヤハーネスの電線束にコルゲートチューブを所定の外装姿勢に装着する際に用いるコルゲートチューブ装着治具に関する。
自動車用ワイヤハーネスの電線束(束状の電線群)に外装される部品の一つとしてコルゲートチューブが一般に使用されており、比較的長い電線束の途中や電線束から枝線(支線)が分岐した部分などにも外装可能なスリット付きのコルゲートチューブも多用されている。そして、このスリット付きのコルゲートチューブの電線束への装着作業を容易にするコルゲートチューブ装着治具が従来から知られている。
この種のコルゲートチューブ装着治具としては、手指で撓ませることができる程度の合成樹脂製の板材からなり、電線束に沿って電線束を収納可能な略U字形断面の電線受け部と、電線受け部の一対の側壁板部分の上辺側の端縁部分を電線束の軸線方向に対し傾斜させるとともに略U字形断面の入口の両外側方に屈曲させたガイドレール部を備えたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
この装着治具では、電線束を電線受け部に収納した状態で一対の側壁板部分の上辺側を接近させ、ガイドレール部をコルゲートチューブのスリット内に挿入するようにコルゲートチューブを電線束に対し移動させることで、コルゲートチューブをガイドレール部が挿入された一端側から順次電線束に外装することができる。
特開平09−237530号公報 特開平11−146529号公報
しかしながら、前述のような従来のコルゲートチューブ装着治具にあっては、電線受け部の一対の側壁板部分の上辺側の端縁部分を電線束の軸線方向に対し傾斜させてガイドレール部を配置するとともに、一対の側壁板部分を下辺側で結合して電線を受ける略U字形断面形状にする構成となっていた。
そのため、電線束から複数の枝線部が互いに近接して分岐するような場合に、電線束に沿ったコルゲートチューブ装着治具の移動や配置が隣り合う枝線部の間で制限されてしまい、その配置ができても、コルゲートチューブのうち電線束に最後に装着される装着完了端部でコルゲートチューブ装着治具を取り外し難くなるという問題があった。
また、近接する複数の枝線部を含む電線束の所定区間にコルゲートチューブを外装したい場合、コルゲートチューブ装着治具のガイドレール部をコルゲートチューブに挿入したままではコルゲートチューブ装着治具の電線受け部が装着完了端部側の枝線部に突き当たるため、コルゲートチューブ装着治具による容易な装着作業をコルゲートチューブの全長にわたって継続できないという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、電線束から複数の枝線部が近接して分岐しているような場合でも、隣り合う枝線部の間で配置や移動が制限されない、作業性に優れたコルゲートチューブ装着治具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的達成のため、電線束を受ける電線受け部と、前記電線束の軸線に対し傾斜しつつ前記電線束を間に挟んで対向するように前記電線受け部に一体に支持された一対のガイドレール部とを備え、前記一対のガイドレール部によりスリット付のコルゲートチューブを該スリットの延在方向に案内しつつ前記スリットを拡開させることで、前記コルゲートチューブを前記電線束に装着させるコルゲートチューブ装着治具であって、前記電線受け部が、前記電線束を間に挟んで対向するように保持される一対の側板部分を有しており、該一対の側板部分のうち少なくとも一方が、前記電線束に沿う一辺側で前記電線束を受けるよう前記電線束の周方向に湾曲するとともに、該一対の側板部分が、前記電線束から離れる対向辺側であって前記スリットに対する前記一対のガイドレール部の挿入端の近傍で互いに連結されているものである。
したがって、本発明では、電線束に沿う一辺側で連結されない電線受け部の一対の側板部分が、その一辺側で開閉可能となり、電線束から複数の枝線部が近接して分岐しているような場合でも、枝線部の間で配置や移動が制限されずに済むことになる。
また、一対の側板部分が、電線束から離れる対向辺側であってガイドレール部の挿入端(挿入方向の先端)の近傍で互いに連結されているので、ガイドレール部の挿入端側をコルゲートチューブに挿入した状態でも、一対の側板部分を電線束を受ける状態に対向配置でき、その状態で一対の側板部分を片手で保持でき、作業性がよい。
本発明のコルゲートチューブ装着治具において、前記電線受け部の前記一対の側板部分は、前記電線束に沿う一辺側の一端部により、前記電線束から分岐する枝線部に前記電線束の長さ方向の一方側から係合する第1凹状部を形成し、前記電線束に沿う一辺側の他端部により、前記電線束から分岐する枝線部に前記電線束の長さ方向の他方側から係合する第2凹状部を形成しているとよい。
このようにすると、電線束から分岐している二本の隣り合う枝線部の間にコルゲートチューブ装着治具を配置した場合に、移動範囲が広がるとともに、各枝線部の分岐部分に対してコルゲートチューブ装着治具を位置決めでき、作業性がよい。
本発明のコルゲートチューブ装着治具においては、前記一対の側板部分が、前記対向辺側で一体に結合された合成樹脂製の弾性板部材によって構成されており、前記一辺側で所定間隔に離間する復帰姿勢と前記一辺側で前記電線束を間に挟んで対向する撓み姿勢とをとるようにするのが好ましい。
この場合、コルゲートチューブ装着治具が、電線束や、その電線束の外周に巻かれた絶縁テープ、あるいは、電線束に装着するコルゲートチューブ等を傷付け難いものとなる。しかも、コルゲートチューブ装着治具を、低コストに、かつ、コルゲートチューブ装着作業に最適な形状に容易に成形できる。
本発明によれば、電線束から複数の枝線部が近接して分岐しているような場合でも、隣り合う枝線部の間で配置や移動が制限されない、作業性に優れたコルゲートチューブ装着治具を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るコルゲートチューブ装着治具の使用状態の一例を示すそのコルゲートチューブ装着治具および電線束の正面図である。 本発明の一実施の形態に係るコルゲートチューブ装着治具の上面図である。 本発明の一実施の形態に係るコルゲートチューブ装着治具の電線受け部を構成する一対の側板部分の展開形状の説明図である。 本発明の一実施の形態に係るコルゲートチューブ装着治具を使用したコルゲートチューブ装着作業の作業手順を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1ないし図4に、本発明に係るコルゲートチューブ装着治具の一実施の形態を示している。本実施の形態のコルゲートチューブ装着治具は、自動車用ワイヤハーネスの電線束が互いに近接しつつ幹線部から分岐した複数の枝線部(支線部)を有しており、それら複数の枝線部の分岐部付近を含む電線束の所定の長さ区間の全域にコルゲートチューブを外装する場合に効果的に使用できるものである。
よって、以下、そのような場合を例に説明するが、本実施の形態のコルゲートチューブ装着治具は、枝線部が近接して隣り合うことがない電線束や、枝線部の無い電線束の所定長さ区間にコルゲートチューブを外装する場合にも好適に使用できるものである。
図1に示すように、本実施形態のコルゲートチューブ装着治具10は、スリット付きのコルゲートチューブ20を、電線束1に装着する作業に使用される治具であり、手指で撓ませることができる程度の可撓性を有している。
このコルゲートチューブ装着治具10は、電線束1をその外周面1fの一部で受ける電線受け部11と、電線束1の中心軸線Cに対し傾斜しつつ電線束1を間に挟んで対向するように電線受け部11に一体に支持された一対のガイドレール部12L、12Rと、これら一対のガイドレール部12L、12Rの常時隣接した挿入端を構成する挿入ガイド部13とを備えている。
一対のガイドレール部12L、12Rは、スリット付のコルゲートチューブ20をそのスリット21の延在方向であるガイドレール部12L、12Rの長さ方向に案内することができ、かつ、電線束1の周囲でスリット21を拡開させることができる湾曲形状をなしている。
また、図2に示すように、挿入ガイド部13は、コルゲートチューブ20のスリット21に対する挿入方向の先端側(図2中の右端側)が細くなっており、その挿入方向の後端側がガイドレール部12L、12Rに連続するか、近接している。
具体的には、図2に示すように、コルゲートチューブ装着治具10の電線受け部11は、電線束1を間に挟んで対向するように作業者の手で保持される一対の側板部分15、16を有している。
図3にそれらの平面展開形状を仮想線で示すように、一対の側板部分15、16は、挿入ガイド部13から電線束1の中心軸線Cに対し略対称に配置されており、一対の側板部分15、16の双方が、電線束1に沿うそれらの一辺側部分15a、16aで電線束1を受けるよう電線束1の周方向に湾曲しつつ互いに接近している。
また、一対の側板部分15、16は、電線束1から離れる対向辺側部分15b、16bであってスリット21に対する一対のガイドレール部12L、12Rの挿入端(挿入方向の先端)の近傍で、互いに一体に連結されている。
より具体的には、一対の側板部分15、16は、それらの対向辺側部分15b、16bで一体に結合された合成樹脂製の弾性板部材によって構成されている。
そして、一対の側板部分15、16は、通常は、それらの一辺側部分15a、16aで所定間隔に離間する復帰姿勢をとり、手指等によりそれらの一辺側部分15a、16aで電線束1を間に挟んで挟圧保持されるときには、電線束1の外周面1fに接触するようそれらの一辺側部分15a、16aを接近させる撓み姿勢をとるようになっている。
また、一対の側板部分15、16は、電線束1に沿う一辺側部分15a、16aの一端部15c、16cにより、電線束1の幹線部1aから分岐する枝線部1b(枝線部1cでもよい)に対して電線束1の長さ方向の一方側(図1中の右側)から係合する第1凹状部17を形成するようになっている。
さらに、一対の側板部分15、16は、電線束1に沿う一辺側部分15a、16aの他端部15d、16dにより、電線束1から分岐する枝線部1c(枝線部1bでもよい)に対して電線束1の長さ方向の他方側(図1中の左側)から係合する第2凹状部18を形成するようになっている。
加えて、一対の側板部分15、16には、電線束1を受ける際に電線束1に当接する壁面部分の近傍に、あるいは、一対の側板部分15、16の重心付近に位置する貫通穴15e、16eが形成されている。
これら貫通穴15e、16eは、コルゲートチューブ装着治具10の一対の側板部分15、16を電線束1に沿う一辺側部分15a、16aで圧接させつつ電線束1の外周面1fに沿って湾曲させるのに適した押圧位置に近接して配置されており、コルゲートチューブ装着治具10を使用しないときにワイヤハーネスの電線束1を配索用の図板上の突起等に係止するのに使用できるし、コルゲートチューブ装着治具10の使用時における電線束1の受け位置や手指等での保持位置の目安にもなり得る。
なお、配索用の図板とは、ワイヤハーネスの電線束1を構成する複数の電線を所定の配索パターン形状に布線する作業時に使用する治具付きの板状の作業台である。
次に、コルゲートチューブ装着治具10を使用するコルゲートチューブ20の電線束1への装着作業について説明する。
まず、図4(a)に示すように、電線束1の幹線部1aから分岐する枝線部1bの近傍にコルゲートチューブ装着治具10を配置する。
次いで、図4(b)に示すように、電線受け部11を構成する一対の側板部分15、16の一辺側部分15a、16aを電線束1の外周面1fに沿わせつつ圧接させ、電線受け部11の両側に第1凹状部17および第2凹状部18を形成する。そして、第1凹状部17を例えば電線束1の枝線部1bに対して電線束1の長さ方向の一方側(図4(b)中の右側)から係合させる。
この状態においては、コルゲートチューブ装着治具10の一対のガイドレール部12L、12Rが、コルゲートチューブ20をそのスリット21の延在方向であるそれらの長さ方向に案内でき、かつ、電線束1の周囲でスリット21を拡開させることができる略楕円形の湾曲形状をなしている。
このとき、コルゲートチューブ装着治具10の挿入ガイド部13をコルゲートチューブ20のスリット21に挿し込んでおいてもよい。
次いで、図4(c)に示すように、一対のガイドレール部12L、12Rをコルゲートチューブ20のスリット21に挿入するとともに、コルゲートチューブ20をガイドレール部12L、12Rの長手方向に押し込む。
このとき、一対のガイドレール部12L、12Rが、コルゲートチューブ20をそのスリット21の延在方向であるそれらの長さ方向に案内しつつ、電線束1の周囲でスリット21を拡開させる。
したがって、コルゲートチューブ20をガイドレール部12L、12Rの長手方向に深く押し込むのに伴って、コルゲートチューブ20がその一端側から順次電線束1に外装されるとともに所定の位置まで電線束1に沿って軸線方向に送られる。
コルゲートチューブ20のスリット21が枝線部1bに対応する拡幅部21aを有する場合、その拡幅部21aに枝線部1bが収納可能な程度にコルゲートチューブ20を押し込んだ後、コルゲートチューブ装着治具10を電線束1に沿って枝線部1bから離れるように移動させつつ、拡幅部21a内に枝線部1bを収納させる。
電線束1の他の枝線部1cが枝線部1bに近接していなければ、それ以後、コルゲートチューブ装着治具10を電線束1に沿って移動させることで、コルゲートチューブ20を他端側まで全長にわたって容易に装着することができる。
一方、電線束1の他の枝線部1cが枝線部1bに近接していた場合、コルゲートチューブ装着治具10を第2凹状部18が枝線部1cに係合する位置まで移動させた時点で、一対の側板部分15、16の一辺側部分15a、16aを圧接させる保持状態を解き、一対の側板部分15、16の一辺側部分15a、16aを所定間隔に離間する復帰姿勢に戻す。
この状態においては、コルゲートチューブ装着治具10を枝線部1cを越えて枝線部1b、1cから離隔する方向に移動させることができ、それ以後、コルゲートチューブ20を他端側まで全長にわたって容易に装着することができる。
次に、作用を説明する。
上述のように構成された本実施の形態のコルゲートチューブ装着治具10においては、電線束1に沿う一辺側部分15a、16aで連結されない電線受け部11の一対の側板部分15、16が、その一辺側部分15a、16aで開閉可能となり、電線束1の幹線部1aから複数の枝線部1b、1cが近接して分岐しているような場合でも、枝線部1b、1cの間でコルゲートチューブ装着治具10の配置や移動が制限されずに済むことになる。
また、一対の側板部分15、16が、電線束1から離れる対向辺側部分15b、16bであってガイドレール部12L、12Rの挿入端である挿入ガイド部13の近傍で互いに一体に連結されているので、ガイドレール部12L、12Rの挿入端側をコルゲートチューブ20に挿入した状態でも、一対の側板部分15、16を電線束1を受ける状態に対向配置でき、その状態で一対の側板部分15、16を片手で保持することができる。したがって、作業性がよい。
また、本実施形態では、電線受け部11の一対の側板部分15、16は、電線束1に沿う一辺側部分15a、16aの一端部15c、16cによって、電線束1から分岐する枝線部1bまたは1cに電線束1の長さ方向の一方側から係合する第1凹状部17を形成し、電線束1に沿う一辺側の他端部15d、16dによって、電線束1から分岐する枝線部1cまたは1bに電線束1の長さ方向の他方側から係合する第2凹状部18を形成している。
したがって、電線束1の幹線部1aから分岐している二本の隣り合う枝線部1b、1cの間にコルゲートチューブ装着治具10を配置した場合に、その移動範囲が広がるとともに、各枝線部1b、1cの分岐部分に対してコルゲートチューブ装着治具10を容易に位置決めでき、作業性がよい。
さらに、本実施形態では、一対の側板部分15、16が、それらの対向辺側部分15b、16bで一体に結合された合成樹脂製の弾性板部材によって構成されており、一辺側部分15a、16aで所定間隔に離間する復帰姿勢と、一辺側部分15a、16aで電線束1を間に挟んで対向する撓み姿勢とをとり得る。
したがって、コルゲートチューブ装着治具10が、電線束1や、その電線束1の外周に巻かれた絶縁テープT、あるいは、電線束に装着するコルゲートチューブ20等を傷付け難いものとなる。しかも、コルゲートチューブ装着治具10を、低コストに、かつ、コルゲートチューブ装着作業に最適な形状に容易に成形できる。
このように、本実施形態においては、電線束1の幹線部1aから複数の枝線部1b、1cが近接して分岐しているような場合でも、隣り合う枝線部1b、1cの間で配置や移動が制限されない、作業性に優れたコルゲートチューブ装着治具10を提供することができる。
なお、上述の一実施の形態では、一対の側板部分15、16の双方が、電線束1に沿う一辺側部分15a、16aで電線束1を受けるよう電線束1の周方向に湾曲しつつ互いに接近しているものとしたが、一対の側板部分15、16のうちいずれか一方が、電線束1に沿う一辺15aまたは16a側で電線束1を受けるよう電線束1の周方向に湾曲した略J字形断面形状をなし、他方が電線束1を間に挟んで一対の側板部分15、16のうちいずれか一方と対向する形状をなしていてもよい。
また、上述の一実施の形態では、一対のガイドレール部12L、12Rの挿入端に一対の側板部分15、16の結合部分に沿う挿入ガイド部13を独立して設けていたが、挿入ガイド部13が無く、一対の側板部分15、16の結合部分が略逆U字形状に湾曲していてもよい。また、ガイドレール部12L、12Rの成形や曲げ加工を容易化するために、ガイドレール部12L、12Rのそれぞれを複数のガイド部に分断してもよい。
さらに、コルゲートチューブ装着治具10は、一対の側板部分15、16を一辺側部分15a、16aで開閉可能であれば、樹脂以外の素材で形成されてもよい。一対の側板部分15、16の一辺側部分15a、16aにおける下向きフランジ状の圧接部分に切込みや曲げ形状追加して鉤状にしたり凹凸係合可能にしたりして、一辺側部分15a、16a同士をコルゲートチューブの装着作業の開始時に簡単に結合しておき、枝線部の分岐部分を乗り越える際や作業終了時にその結合を解くようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、電線束から複数の枝線部が近接して分岐しているような場合でも、隣り合う枝線部の間で配置や移動が制限されない、作業性に優れたコルゲートチューブ装着治具を提供することができるものである。かかる本発明は、イヤハーネスの電線束にコルゲートチューブを所定の外装姿勢に装着する際に用いるコルゲートチューブ装着治具全般に有用である。
1 ワイヤハーネスの電線束
1a 幹線部
1b、1c 枝線部
1f 外周面
10 コルゲートチューブ装着治具
11 受け部
12L、12R ガイドレール部
13 挿入ガイド部
15、16 一対の側板部分
15a、16a 一辺側部分
15b、16b 対向辺側部分
15c、16c 一端部
15d、16d 他端部
15e、16e 貫通穴
17 第1凹状部
18 第2凹状部
20 コルゲートチューブ
21 スリット
21a 拡幅部

Claims (3)

  1. 電線束を受ける電線受け部と、前記電線束の軸線に対し傾斜しつつ前記電線束を間に挟んで対向するように前記電線受け部に一体に支持された一対のガイドレール部とを備え、前記一対のガイドレール部によりスリット付のコルゲートチューブを該スリットの延在方向に案内しつつ前記スリットを拡開させることで、前記コルゲートチューブを前記電線束に装着させるコルゲートチューブ装着治具であって、
    前記電線受け部が、前記電線束を間に挟んで対向するように保持される一対の側板部分を有しており、
    該一対の側板部分のうち少なくとも一方が、前記電線束に沿う一辺側で前記電線束を受けるよう前記電線束の周方向に湾曲するとともに、該一対の側板部分が、前記電線束から離れる対向辺側であって前記スリットに対する前記一対のガイドレール部の挿入端の近傍で互いに連結されていることを特徴とするコルゲートチューブ装着治具。
  2. 前記電線受け部の前記一対の側板部分は、前記電線束に沿う一辺側の一端部により、前記電線束から分岐する枝線部に前記電線束の長さ方向の一方側から係合する第1凹状部を形成し、前記電線束に沿う一辺側の他端部により、前記電線束から分岐する枝線部に前記電線束の長さ方向の他方側から係合する第2凹状部を形成していることを特徴とする請求項1に記載のコルゲートチューブ装着治具。
  3. 前記一対の側板部分が、前記対向辺側で一体に結合された合成樹脂製の弾性板部材によって構成されており、前記一辺側で所定間隔に離間する復帰姿勢と前記一辺側で前記電線束を間に挟んで対向する撓み姿勢とをとることを特徴とする請求項1または2に記載のコルゲートチューブ装着治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112154583A (zh) * 2018-05-21 2020-12-29 株式会社永木精机 简易型防护管***器

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