JP2016111656A - 固体撮像装置、撮像システム及び固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置、撮像システム及び固体撮像装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】テスト信号の送信終了からデジタル信号の送信開始までの待機期間を短縮することができる固体撮像装置及び固体撮像装置の駆動方法を提供することを課題とする。【解決手段】固体撮像装置は、アナログ信号を出力する画素領域と、前記アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部(13)と、テスト信号を送信し、その後に前記アナログデジタル変換部により変換された前記デジタル信号を送信する送信部(19)とを有し、前記アナログデジタル変換部は、前記送信部が前記テスト信号を送信している期間に、前記アナログ信号を前記デジタル信号に変換することを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、固体撮像装置、撮像システム及び固体撮像装置の駆動方法に関する。
CMOS型固体撮像装置の高速化及び多画素化に伴い、固体撮像装置の送信部と信号処理装置の受信部とのインターフェースに求められるデータの伝送容量が高まってきている。このような要求に応えるため、クロック線とデータ線を別にして送信する方式でなく、8b10b変換などの方式でデータを符号化して、データ信号にクロック情報を埋め込むクロック埋め込み方式が採用されている。
クロック埋め込み方式では、信号受信装置内のCDR(Clock Data Recovery)回路がクロック復元を行う。電源投入後や駆動モード切り替えにおいて、低消費電力化の目的のために送信部の信号出力を停止する場合には、送信部の動作再開時にはクロック復元のためのトレーニングシーケンスと呼ばれる信号を送信部から送る必要がある。特許文献1には、撮像モード切り替え時にトレーニングシーケンスを送信することが開示されている。
特開2012−120158号公報
しかしながら、特許文献1では、トレーニングシーケンス終了後から固体撮像装置の駆動を開始するため、トレーニングシーケンス終了後から画素データ出力開始までに待機期間が生じる。また、待機期間中もインターフェースのクロック位相のロックを保持するために、送信部はアイドルコードと呼ばれるコードを送る必要があり、固体撮像装置の画素出力までの待機期間増大につながるという課題がある。
本発明の目的は、テスト信号の送信終了からデジタル信号の送信開始までの待機期間を短縮することができる固体撮像装置、撮像システム及び固体撮像装置の駆動方法を提供することである。
本発明の固体撮像装置は、アナログ信号を出力する画素領域と、前記アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、テスト信号を送信し、その後に前記アナログデジタル変換部により変換された前記デジタル信号を送信する送信部とを有し、前記アナログデジタル変換部は、前記送信部が前記テスト信号を送信している期間に、前記アナログ信号を前記デジタル信号に変換することを特徴とする。
本発明によれば、テスト信号の送信終了からデジタル信号の送信開始までの待機期間を短縮することができる。
第1の実施形態の固体撮像装置の全体構成を示す図である。 第1の実施形態の固体撮像装置の画素アレイ構成を示す図である。 第1の実施形態の固体撮像装置の読み出しタイミングを示す図である。 固体撮像装置のモード切り替え時のタイミングチャートである。 固体撮像装置のモード切り替え時の詳細タイミングチャートである。 固体撮像装置のモード切り替え時の詳細タイミングチャートである。 固体撮像装置のトレーニングシーケンスの例を示す図である。 固体撮像装置の長秒蓄積時のタイミングチャートである。 固体撮像装置の長秒蓄積時のタイミングチャートである。 撮像システムの全体構成を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による固体撮像装置1000の構成例を示す図である。固体撮像装置1000は、画素領域10、垂直出力線11、列回路12、列アナログデジタル変換部(列AD変換部)13、列デジタルメモリ14、水平走査部15、垂直走査部16、制御部17、信号処理部18及び送信部19を有する。画素領域10は、光電変換部を有する有効画素100と、光電変換部を有さない非有効画素101を有する。図1では、説明の簡単化のために、有効画素100が3行4列、非有効画素101が1行4列で示されているが、実際には、より多くの行及び列を構成するように、より多くの画素が配列される。図1では、4行4列の画素を示している。
各列の垂直出力線11は、それぞれ、各列の画素100又は101に接続される。垂直走査部16は、画素100又は101の行を選択する。選択された行の画素100又は101は、それぞれ、各列の垂直出力線11にアナログ信号(アナログ電圧)を出力する。列回路12は、各列の垂直出力線11の信号をサンプルホールド処理する。なお、列回路12は、ゲイン増幅機能を備えてもよい。
列AD変換部13は、列回路12から出力された各列のアナログ信号をデジタル値に変換する。列AD変換部13は、例えば、カウンタとランプ信号生成部と各列のコンパレータを有するシングルスロープ型のAD変換部である。ランプ信号生成部は、時間と共にレベルが変化するランプ信号RAMP(図3)を生成する。ランプ信号生成部がランプ信号RAMPのレベル変化を開始すると、カウンタは、カウント値のカウントを開始する。各列のコンパレータは、ランプ信号RAMPと列回路12の各列のアナログ出力信号を比較する。各列のコンパレータの出力信号が反転した時点のカウンタのカウント値が各列のデジタル値として、列AD変換部13から出力される。これにより、列AD変換部13は、アナログデジタル変換を行う。
列デジタルメモリ14は、列AD変換部13によりアナログデジタル変換された各列のデジタル出力値を保持するメモリであり、SRAM、フリップフロップなどが用いられる。水平走査部15は、列デジタルメモリ14に保持された各列のデジタル値を順次、信号処理部18に出力する。水平走査部15には、シフトレジスタ、デコーダなどの回路が用いられる。垂直走査部16は、制御部17からの制御信号により、画素領域10の行を選択する。垂直走査部16には、シフトレジスタ、デコーダなどの回路が用いられる。制御部17は、列回路12、列AD変換部13、列デジタルメモリ14、水平走査部15、垂直走査部16、信号処理部18及び送信部19の動作を制御する。
信号処理部18は、画素信号処理部181、トレーニングシーケンス生成部182、選択部183及び8b10b変換部184を有する。画素信号処理部181は、列デジタルメモリ14から出力された各列のデジタル値に対して、相関2重サンプリング(CDS)処理、オフセット調整、ゲイン調整等の信号処理を行う。また、画素信号処理部181は、後段の8b10b変換部184での処理のために画素データを8ビット区切りのフォーマットに変換する。トレーニングシーケンス生成部182は、信号処理装置の受信部でクロック復元を行うためのトレーニングシーケンスデータ(テスト信号)を生成する回路であり、デジタルの固定値を生成する機能を有する。選択部183は、制御部17からの制御信号に基づき、画素信号処理部181の出力信号又はトレーニングシーケンス生成部182の出力信号を選択する。8b10b変換部184は、選択部183により選択された出力信号を8b10b変換し、10ビット単位のデータに変換したデータを送信部19に送信する。8b10b変換部184の回路構成は、メモリを用いたルックアップテーブル方式でのコード変換回路でもよいし、組み合わせ回路で構成してもよい。
送信部19は、信号処理部18から出力された10ビットデータをパラレルシリアル変換する回路と、シリアル化されたデータを差動信号として送信する回路とを有する。差動信号としては、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)方式でも、SLVS(Scalable Low Voltage Signaling)方式でもよい。
図2は、図1の画素領域10の構成例を示す回路図である。図2において、図1と同様の部材には同じ符号が示されている。画素領域10は、有効画素100、非有効画素101及び垂直出力線11を有する。なお、図2では、説明の簡単化のために、1行2列の有効画素100と、1行2列の非有効画素101が示されているが、実際には、より多くの行及び列の有効画素100及び非有効画素101が配列される。本実施形態では、有効画素100及び非有効画素101は、それぞれ、垂直走査部16が出力する駆動信号TX(n),RES(n),SEL(n)等によって駆動され、画素信号を垂直出力線11に出力する。
有効画素100は、光電変換部1001と、転送トランジスタ1002と、増幅トランジスタ1003と、フローティングディフュージョン部(FD部)1006とを含む。さらに、有効画素100は、リセットトランジスタ1004及び選択トランジスタ1005を含んでもよい。光電変換部1001は、例えば、フォトダイオードを有し、入射光を光電変換し、これによって発生した電荷を蓄積する。なお、光電変換部1001によって発生した電荷は、光電変換部1001とFD部1006との間に配された電荷保持部に保持されてもよい。転送トランジスタ1002は、光電変換部1001に蓄積された電荷をFD部1006に転送する。FD部1006の電位は、FD部1006に転送された電荷の量に応じて変化する。増幅トランジスタ1003は、ソースフォロワ(SF)回路を構成し、FD部1006の電圧をバッファし、選択トランジスタ1005を介して垂直出力線11に出力する。リセットトランジスタ1004は、FD部1006の電位を、電源線により供給されるリセット電圧にリセットする。選択トランジスタ1005は、増幅トランジスタ1003の出力ノードを垂直出力線11に接続する。
非有効画素101は、光電変換部1001を有さないこと以外は、有効画素100と同じである。すなわち、非有効画素101は、転送トランジスタ1002と、増幅トランジスタ1003と、リセットトランジスタ1004と、選択トランジスタ1005と、FD部1006とを有する。非有効画素101の信号により、光電変換部1001以外の回路成分の固定パタンノイズを除去することが可能となる。
第n行の信号TX(n)は、第n行の画素の転送トランジスタ1002のゲートに供給される。第n行の信号RES(n)は、第n行の画素のリセットトランジスタ1004のゲートに供給される。第n行の信号SEL(n)は、第n行の画素の選択トランジスタ1005のゲートに供給される。
第n+1行の信号TX(n+1)は、第n+1行の画素の転送トランジスタ1002のゲートに供給される。第n+1行の信号RES(n+1)は、第n+1行の画素のリセットトランジスタ1004のゲートに供給される。第n+1行の信号SEL(n+1)は、第n+1行の画素の選択トランジスタ1005のゲートに供給される。
図3は、固体撮像装置1000における1行分の画素の読み出す駆動方法を示す。有効画素100の読み出し方法と非有効画素101の読み出し方法は共に同じであるが、図3では有効画素100の読み出し方法を例示する。
時刻t31では、制御部17は、垂直走査部16の選択信号PVをハイレベルにすることにより、行の選択を指示する。時刻t32では、垂直走査部16は、信号RES(1)をハイレベルにする。すると、第1行のリセットトランジスタ1004がオンし、第1行のFD部1006がリセット電圧にリセットされる。その後、垂直走査部16が信号RES(1)をローレベルにすることにより、第1行のリセットトランジスタ1004がオフし、FD部1006がリセット電圧でホールドされる。時刻t33では、垂直走査部16は、信号SEL(1)をハイレベルにする。すると、第1行の選択トランジスタ1005がオンすることにより、第1行の画素が選択される。第1行の増幅トランジスタ1003は、FD部1006のリセット電圧に基づくノイズ信号を垂直出力線11に出力する。
時刻t34では、制御部17は、列AD変換部13の信号CNT_ENをハイレベルにする。すると、列AD変換部13は、ランプ信号RAMPのレベル変化を開始し、カウント値のカウントを開始する。時刻t34から時刻t35までの期間では、列AD変換部13は、第1行の各列のFD部1006のリセット電圧に基づくノイズ信号をアナログデジタル変換する。すなわち、FD部1006のリセット電圧に基づくノイズ信号とランプ信号RAMPが同一となった時刻でコンパレータの出力信号が反転し、信号LATCHがハイレベルとなる。すると、列デジタルメモリ14内の書き込みメモリNMEM_Wには、列AD変換部13のカウント値がデジタル値N(1)として書き込まれる。このデジタル値N(1)は、リセット電圧に基づくノイズ信号がアナログからデジタルに変換された値である。
時刻t36では、垂直走査部16は、信号TX(1)をハイレベルにする。すると、第1行では、転送トランジスタ1002がオンし、光電変換部1001により光電変換された電荷がFD部1006に転送される。増幅トランジスタ1003は、FD部1006の電圧に基づく画素信号を出力する。
時刻t37では、制御部17は、列AD変換部13の信号CNT_ENをハイレベルにする。すると、列AD変換部13は、ランプ信号RAMPのレベル変化を開始し、カウント値のカウントを開始する。時刻t37から時刻t38までの期間では、列AD変換部13は、FD部1006の電圧に基づく画素信号をアナログデジタル変換する。すなわち、FD部1006の電圧に基づく画素信号とランプ信号RAMPが同一となった時刻でコンパレータの出力信号が反転し、信号LATCHがハイレベルとなる。すると、列デジタルメモリ14内の書き込みメモリSMEM_Wには、列AD変換部13のカウント値がデジタル値S(1)として書き込まれる。このデジタル値S(1)は、画素信号がアナログからデジタルに変換された値である。
時刻t39では、制御部17は、列デジタルメモリ14の信号MTXをハイレベルにする。すると、列デジタルメモリ14内の書き込みメモリNMEM_Wから読み出しメモリNMEM_Rにデジタル値N(1)が転送され、書き込みメモリSMEM_Wから読み出しメモリSMEM_Rにデジタル値S(1)が転送される。
時刻t310では、制御部17は、水平走査部15の信号PHSTをハイレベルにする。すると、水平走査部15は、走査を開始し、各列の信号PHを順に列デジタルメモリ14に出力する。時刻t310から時刻t311の期間では、信号PHをハイレベルにする度に、第1行の複数の列を順に選択する。これにより、第1行の画素の信号N(1)及びS(1)が列デジタルメモリ14内の読み出しメモリNMEM_R及びSMEM_Rから信号処理部18に出力される。
また、時刻t310から時刻t311までの期間では、上記の時刻t31から時刻t310までの第1行の読み出し処理と同様に、第2行の読み出し処理が行われる。
図4は、図1の固体撮像装置1000のモード切り替え時の駆動方法を示すタイミングチャートである。図4では、簡単化のために、4行の非有効画素101と6行の有効画素100の例を図示しているが、実際はより多くの行及び列の画素が配列される。
時刻t40では、読み出し動作を停止する。垂直走査部16、列回路12、列AD変換部13、水平走査部15、信号処理部18、送信部19の動作を停止する。時刻t41以降は、モードを切り替えた後の動作再開シーケンスを示している。
時刻t41では、トレーニングシーケンス生成部182のトレーニングシーケンス生成動作がオンになり、送信部19の出力が開始することにより、送信部19からトレーニングシーケンスデータが出力される。
時刻t42では、垂直走査部16及び列AD変換部13は動作を開始する。垂直走査部13は、非有効画素101の1行目を選択する。時刻t42から時刻t43までの期間では、列AD変換部13は、非有効画素101の1行目の信号に対してアナログデジタル変換を行う。列デジタルメモリ14は、アナログデジタル変換後のデジタル値N(1)及びS(1)を書き込みレジスタNMEM_W及びSMEM_Wに格納する。図4で、四角内に1と表しているのは、1行目のデジタル値N(1)及びS(1)を表している。具体的な読み出し期間は、図3の時刻t31から時刻t38までの期間である。水平走査部15はオフのままなので、画素信号処理部181の入力データは無効データのままである。
時刻t43から時刻t44までの期間では、非有効画素101の2行目の信号を読み出す。読み出し動作は、図3の時刻t31から時刻t38までの期間と同一の動作である。時刻t44では、列デジタルメモリ14は1列分しかないので、1行目のデジタル値N(1)及びS(1)は上書きされて、2行目のデジタル値N(2)及びS(2)が残る。時刻t44以降では、非有効画素101の3行目以降の信号が巡回して読み出される。
時刻t45から時刻t47までの期間では、トレーニングシーケンス動作から画素出力動作への切り替えを行う。時刻t45では、非有効画素101の1行目の信号の読み出し動作を開始する。非有効画素101の1行目の信号の読み出し中の時刻t46では、信号処理装置の受信部でのクロック復元が完了し、画素信号を受信する準備ができた段階で、信号処理装置の受信部は制御部17に有効画素を読み出す通知を行う。制御部17は、時刻t46時点で、非有効画素101の1行目の信号のアナログデジタル変換が終わっている場合は、時刻t46から時刻t47までの期間に、非有効画素101の1行目のデジタル値N(1)及びS(1)の水平走査動作を開始する。すると、水平走査部15は、列デジタルメモリ14の1行目のデジタル値N(1)及びS(1)を信号処理部18に出力させる。時刻t46で非有効画素101の1行目の信号のアナログデジタル変換が終了していない場合には、非有効画素101の1行目の信号のアナログデジタル変換が完了してから、非有効画素101の1行目のデジタル値N(1)及びS(1)の水平走査動作を開始する。
時刻t47では、非有効画素の2行目の信号の読み出しが開始し、トレーニングシーケンス生成部182は、トレーニングシーケンス生成動作をオフし、列デジタルメモリ14から画素信号処理部181にデータが出力される。さらに、制御部17は、信号処理部18内の選択部183を、トレーニングシーケンス生成部182の出力信号の選択を終了し、画素信号処理部181の出力信号の選択を開始する。これにより、送信部19の出力信号は、トレーニングシーケンスから画素出力信号に切り替わる。列デジタルメモリ14は、切り替え前にアナログデジタル変換を行った際の1行目のデジタル値N(1)及びS(1)を保持しているので、トレーニングシーケンス終了後から待機期間をおくことなく、送信部19は画素出力信号を出力することが可能となる。
以上のように、送信部19は、時刻t41〜t47でトレーニングシーケンスデータ(テスト信号)を送信し、その後の時刻t47以降で列AD変換部13により変換されたデジタル値に基づくデジタル信号を送信する。列AD変換部13は、送信部19がトレーニングシーケンスデータを送信している時刻t42〜tt47の期間に、アナログ信号をデジタル値に変換する。これにより、送信部19は、トレーニングシーケンスデータの送信を終了した後、列AD変換部13により変換されたデジタル値に基づくデジタル信号をすぐに送信することができる。
送信部19は、時刻t46で信号処理装置の受信部からクロック復元完了通知(テスト完了通知)を入力すると、時刻t47で、トレーニングシーケンスデータの送信を終了し、列AD変換部13により変換されたデジタル値に基づくデジタル信号の送信を開始する。画素領域10内の非有効画素101は、送信部19がトレーニングシーケンスデータを送信している時刻t42〜t47の期間に、列回路12を介して列AD変換部13にアナログ信号を出力する。画素領域10内の非有効画素101は、送信部19がトレーニングシーケンスデータの送信を開始した時刻t41の後に、時刻t42で、列回路12を介して列AD変換部13にアナログ信号の出力を開始する。
画素領域10は、各々がアナログ信号を出力する行列状に配列された複数の画素100及び101を有する。垂直走査部16の制御により、複数の画素100及び101は、行単位で順に、列回路12を介して列AD変換部13にアナログ信号を出力する。また、画素領域10は、光電変換部1001を含む有効画素100の行及び光電変換部1001を含まない非有効画素101の行を有する。非有効画素101の行は、送信部19がトレーニングシーケンスデータを送信している時刻t42〜t47の期間に、列回路12を介して列AD変換部13にアナログ信号を出力する。
8b10b変換部184は、トレーニングシーケンスデータ又は列AD変換部13により変換されたデジタル値に基づくデジタル信号に対して8b10b変換を行う。送信部19は、時刻t41〜t47で上記の8b10b変換されたトレーニングシーケンスデータを送信し、その後の時刻t47以降で上記の8b10b変換されたデジタル信号を送信する。
図5は、図4の時刻t45から時刻t47までの期間における各回路の動作タイミングを詳細に示すタイミングチャートである。時刻t50では、非有効画素101の1行目の信号の読み出しが開始する。時刻t51では、信号処理装置の受信部は、クロック復元通知を制御部17に出力する。時刻t51では、列デジタルメモリ14内の読み出しメモリNMEM_R及びSMEM_Rには、前行のデジタル値N(4)及びS(4)が書き込まれているため、すぐに水平走査動作を開始することができない。
時刻t52では、制御部17は、列デジタルメモリ14の信号MTXをハイレベルにして、列デジタルメモリ14内の読み出しメモリNMEM_R及びSMEM_Rに、非有効画素101の1行目のデジタル値N(1)及びS(1)を書き込む。時刻t53では、制御部17は、水平走査部15の信号PHSTをハイレベルにする。すると、水平走査部15は、各列の信号PHを順にハイレベルにすることで、列デジタルメモリ14内の読み出しメモリNMEM_R及びSMEM_Rから信号処理部18にデジタル値N(1)及びS(1)が出力される。画素信号処理部181は、CDS処理により、デジタル値S(1)からデジタル値N(1)を減算した値S(1)−N(1)を出力する。画素信号処理部181の処理にはレイテンシがあるため、時刻t54で、送信部19は、トレーニングシーケンス送信を終了するとともに、画素出力信号S(1)−N(1)の送信を開始する。
クロック復元通知を入力してから垂直走査を開始した場合は、トレーニングシーケンス終了から画素出力信号の出力までの待機期間が時刻t50〜時刻t54までかかるのに対し、本実施形態では、時刻t51からt53までの期間に短縮することが可能となる。
クロック復元通知が、ある行の読み出し動作の開始から近い場合には、図5の読み出し動作では、待機期間の低減効果は小さくなる。そこで、別の読み出し方法も実施形態として適用される。
図6は、トレーニングシーケンスから画素出力信号への切り替えタイミングの別の例を示すタイミングチャートである。時刻t60では、非有効画素101の2行目の信号の読み出しを開始する例である。時刻t61では、制御部17は、水平走査部15の信号PHSTをハイレベルにする。すると、水平走査部15は、各列の信号PHを順にハイレベルにして、列デジタルメモリ14内の読み出しメモリNMEM_R及びSMEM_Rから信号処理部18へ、非有効画素101の1行目のデジタル値N(1)及びS(1)が出力される。画素信号処理部181は、CDS処理により、デジタル値S(1)からデジタル値N(1)を減算した値S(1)−N(1)を出力する。画素信号処理部181の処理にはレイテンシがあるため、時刻t62では、送信部19は、トレーニングシーケンス送信を終了するとともに、画素出力信号S(1)−N(1)の送信を開始する。
時刻t63は、通常の1行読み出し(図5)時の列デジタルメモリ14の信号MTXをハイレベルにするタイミングである。しかし、通常の1行読み出し(図5)のタイミングと比較して、水平走査部15の読み出し開始時刻t61が画素読み出し開始時刻t60より遅れている。そのため、信号MTXをハイレベルにすると、水平走査部15が読み出している読み出しメモリNMEM_R及びSMEM_Rのデジタル値N(1)及びS(1)を上書きしてしまう。したがって、時刻t63では、制御部17は、信号MTXをハイレベルにせず、1行目のデジタル値N(1)及びS(1)の水平走査が完了する時刻t64で信号MTXをハイレベルにする。
時刻t65では、制御部17は、水平走査部15をリセットし、水平走査部15の信号PHSTをハイレベルにする。すると、水平走査部15は、各列の信号PHを順にハイレベルにし、非有効画素101の2行目のデジタル値N(2)及びS(2)を、読み出しメモリNMEM_R及びSMEM_Rから信号処理部18へ出力させる。
クロック復元通知が入力された際の行読み出しのタイミングを変更する必要はあるが、クロック復元通知が入力されてから垂直走査を開始した場合は、トレーニングシーケンス終了から画素出力信号の出力までの待機期間が時刻t60から時刻t65までかかる。これに対し、本実施形態では、時刻t61から時刻t62までの期間に短縮することが可能となる。
図7(a)〜(c)は、トレーニングシーケンス生成部182が出力するトレーニングシーケンスデータを例示する図である。トレーニングシーケンス生成部182の出力データは、信号処理装置の受信部でクロック復元できるように送受信のプロトコルで規定されている。図7(a)は、トレーニングシーケンス生成部182が出力する8b10b変換前の8ビットデータで示している。K28.5は、Kコードと呼ばれる8b10b変換の規格で規定されるコードである。図7(c)の2列目に書かれている「10111100」が実際の8ビットコードである。トレーニングシーケンス生成部182は、この8ビットデータとKコードであることを示すKフラグをハイレベルにして8b10b変換部184に送信する。すると、8b10b変換部184は、上記の8ビットデータを図7(c)の3列目に示される10ビットコードに変換する。図7(c)のRD−とRD+は、8b10b変換部184の10ビット変換結果が2種類あることを示している。RD−とRD+のどちらになるかはランニングディスパリティと呼ばれる前データの変換結果により決まる符号で決まる。ランニングディスパリティは、前変換データの10ビットに含まれる0と1の個数が同数である場合には前の符号のままで、0と1の個数が異なる場合には、ランニングディスパリティのハイレベルとローレベルを切り替える。こうすることで、連続する0と1が6個以上にならない。
図7(a)において、次のクロック信号CLKでは、トレーニングシーケンス生成部182は、D10.2コードを出力する。D10.2コードは、図7(c)の2列目に示す8ビットコードである。これはKコードではないため、Kフラグはローレベルである。以降、トレーニングシーケンス生成部182は、クロック信号CLKに同期して、D10.2コード及びD10.2コードを順に出力する。トレーニングシーケンス生成部182は、クロック信号CLKの4個のパルスを1単位として繰り返し出力する。
図7(b)は、トレーニングシーケンス生成部182が出力するデータの別の例を示している。トレーニングシーケンス生成部182は、クロック信号CLKの4個のパルスに同期して、K28.5コード、K28.0コード、K28.0コード、K28.0コードを出力する。トレーニングシーケンス生成部182は、この単位を1単位として繰り返し出力する。K28.5コード及びK28.0コードの具体的なコードは、図7(c)の2列目に示している。
ここで示したトレーニングシーケンスは一例であり、信号処理装置の受信部のプロトコルにより変更されうるので、この限りではない。第1の実施形態において、トレーニングシーケンス送信期間中に読み出す画素は、非有効画素101であることが望ましい。その理由について以下に述べる。トレーニングシーケンスの送信期間は、信号処理装置の受信部がトレーニングシーケンスにより、クロック復元が完了するまでの期間で決まるが、クロック復元が完了する時刻は送受信のインターフェースの状態により前後する不確定性がある。したがって、トレーニングシーケンス終了前にデジタル値を列デジタルメモリ14に格納するためには、垂直走査部16による画素選択及び出力動作をトレーニングシーケンスの時間の不確定性を加味して開始する必要がある。トレーニングシーケンス終了に読み出し1行分以上の時間がかかった場合、1行目の画素の信号は送信部19に読み出せないままとなる。有効画素100の場合、光電変換部1001の電荷を破壊して読み出すので1行目の画素の信号は完全に無効となるが、非有効画素101の場合、光電変換部1001が存在せず非破壊読み出しとなるため、再度の読み出しが可能である。したがって、トレーニングシーケンス送信期間中に読み出す画素は、非有効画素101であることが望ましい。
図4において、時刻t40で、画素の読み出し動作を停止し、垂直走査部16、列回路12、列AD変換部13、水平走査部15、信号処理部18及び送信部19の動作を停止するとしたが、これに限定されない。時刻t40の後に時間を空けずに、時刻t41でトレーニングシーケンス生成動作をオンしてもよい。つまり、時刻t40と時刻t41は同時であっても構わない。この場合が本実施形態での最速の動作となる。
図8は、図1の固体撮像装置1000の長秒蓄積時のタイミングチャートである。図4では、簡単化のために、4行の非有効画素101及び6行の有効画素100の場合を図示しているが、実際はより多くの行及び列の画素が配列される。時刻t80では、シャッタ動作を停止する。時刻t80において、垂直走査部16、列回路12、列AD変換部13、水平走査部15、信号処理部18及び送信部19の動作は停止した状態である。時刻t81以降が読み出しのシーケンスを示している。時刻t81では、トレーニングシーケンス生成部182のトレーニングシーケンス生成動作をオンするとともに、送信部19の出力を開始することにより、送信部19からトレーニングシーケンスデータが出力される。
時刻t82では、垂直走査部16及び列AD変換部13の動作を開始する。垂直走査部16は、非有効画素101の1行目を選択する。時刻t82から時刻t83までの期間では、非有効画素101の1行目の信号を読み出し、列AD変換部13はその1行目の信号に対してアナログデジタル変換を行う。アナログデジタル変換後のデジタル値N(1)及びS(1)は、列デジタルメモリ14内の書き込みメモリNMEM_W及びSMEM_Wを書き込まれる。図8の四角内に1と表しているのは、1行目の画素のデジタル値N(1)及びS(1)を表している。具体的な読み出し動作は、図3の時刻t31から時刻t38までの期間の動作となる。水平走査部15は、オフのままなので、画素信号処理部181の入力データは無効データのままである。
時刻t83から時刻t84までの期間では、非有効画素101の2行目の信号を読み出す。読み出し動作は、図3の時刻t31から時刻t38までの期間と同一の動作である。時刻t84では、列デジタルメモリ14は1列分しかないので、1行目のデジタル値N(1)及びS(1)は上書きされて、2行目のデジタル値N(2)及びS(2)が残る。時刻t84以降では、非有効画素101の3行目以降を巡回して読み出す。
時刻t85から時刻t87において、トレーニングシーケンスから画素出力動作への切り替えを行う。時刻t85では、非有効画素101の1行目の信号の読み出し動作を開始する。非有効画素101の1行目の信号の読み出し中の時刻t86では、信号処理装置の受信部は、クロック復元を完了し、画素信号を受信する準備ができた段階で、制御部17に有効画素100を読み出す通知を行う。制御部17は、時刻t86時点で、非有効画素101の1行目の信号のアナログデジタル変換が終わっている場合は、時刻t86から時刻t87までの間の期間に、水平走査部15は水平走査動作を開始する。時刻t86時点で非有効画素101の1行目の信号のアナログデジタル変換が終了していない場合には、非有効画素101の1行目の信号のアナログデジタル変換が完了してから、水平走査部15は水平走査動作を開始する。
時刻t87では、非有効画素101の2行目の信号の読み出しを開始し、トレーニングシーケンス生成部182はトレーニングシーケンス生成動作をオフし、列デジタルメモリ14から画素信号処理部181にデジタル値N(1)及びS(1)を出力する。さらに、制御部17の制御により、信号処理部18内の選択部183は、トレーニングシーケンス生成部182の出力信号の出力を終了し、画素信号処理部181の出力信号の出力を開始する。すると、送信部19の出力信号は、トレーニングシーケンスデータから画素出力信号に切り替えられる。列デジタルメモリ14は、切り替え前にアナログデジタル変換を行った際の1行目のデジタル値N(1)及びS(1)を保持しているので、トレーニングシーケンス終了後から待機期間をおくことなく、送信部19は画素出力信号を出力することが可能となる。時刻t85〜t87の期間の読み出し動作は、図5の時刻t50〜t57の期間の読み出し動作と同じである。信号処理装置の受信部のクロック復元のタイミングによっては、時刻t85〜t87の期間の読み出し方法は、図6の時刻t60〜t65の読み出し方法でもよい。これにより、長秒蓄積開始から読み出し開始までの待機期間を短縮することが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態による固体撮像装置1000の構成は、第1の実施形態の図1と同じであり、画素領域10の構成も第1の実施形態の図2と同じである。
図9は、本発明の第2の実施形態による固体撮像装置1000の長秒蓄積時のタイミングチャートである。図9では、簡単化のために、4行の非有効画素101及び6行の有効画素100の場合を図示しているが、実際はより多くの行及び列の画素が配列される。時刻t90では、シャッタ動作を停止する。時刻t90において、垂直走査部16、列回路12、列AD変換部13、水平走査部15、信号処理部18及び送信部19の動作は停止した状態である。時刻t91以降が読み出しのシーケンスを示している。時刻t91では、トレーニングシーケンス生成部182は、トレーニングシーケンス生成動作をオンするとともに、送信部19は出力を開始する。これにより、送信部19からトレーニングシーケンスデータが出力される。
時刻t92では、垂直走査部16及び列AD変換部13の動作を開始する。垂直走査部16は、非有効画素101の1行目を選択する。時刻t92から時刻t93までの期間では、非有効画素101の1行目の信号を読み出し、列AD変換部13はその1行目の信号に対してアナログデジタル変換を行う。アナログデジタル変換後のデジタル値N(1)及びS(1)は、列デジタルメモリ14内の書き込みメモリNMEM_W及びSMEM_Wに書き込まれる。図9の四角内に1と表しているのは、1行目のデジタル値N(1)及びS(1)を表している。具体的な読み出し動作は、図3の時刻t31から時刻t38までの期間の動作となる。水平走査部15はオフのままなので、画素信号処理部181の入力データは無効データのままである。
時刻t93以降では、垂直走査部16の非有効画素101の走査と列AD変換部13のアナログデジタル変換動作を止める。これにより、画素走査とアナログデジタル変換動作の更なる消費電力低減が可能となる。
時刻t94から時刻t95において、トレーニングシーケンスから画素出力動作への切り替えを行う。時刻t94では、信号処理装置の受信部は、クロック復元を完了し、画素信号を受信する準備ができた段階で、制御部17に有効画素100を読み出す通知を行う。制御部17は、時刻t94時点で非有効画素101の1行目の信号のアナログデジタル変換が終わっている場合は、時刻t94から時刻t95までの期間に、水平走査部15は水平走査動作を開始する。時刻t94時点で非有効画素101の1行目の信号のアナログデジタル変換が終了していない場合には、1行目の信号のアナログデジタル変換が完了してから、水平走査部15は水平走査動作を開始する。
時刻t95では、非有効画素101の2行目の信号の読み出しを開始し、トレーニングシーケンス生成部182はトレーニングシーケンス生成動作をオフするとともに、列デジタルメモリ14から画素信号処理部181にデータを出力する。さらに、制御部17の制御により、信号処理部18内の選択部183は、トレーニングシーケンス生成部182の出力信号の出力を終了し、画素信号処理部181の出力信号の出力を開始する。これにより、送信部19の出力データは、トレーニングシーケンスデータから画素出力信号に切り替えられる。列デジタルメモリ14は、切り替え前にアナログデジタル変換を行った際の非有効画素101の1行目のデジタル値N(1)及びS(1)を保持している。そのため、トレーニングシーケンス終了後から待機期間をおくことなく、送信部19は画素出力信号を出力することが可能となる。
時刻t94〜t95の読み出し動作は、図5の時刻t50〜t57の読み出し動作と同じである。信号処理装置の受信部のクロック復元のタイミングによっては、時刻t94〜t95の読み出し動作は、図6の時刻t60〜t65の読み出し動作でもよい。これにより、長秒蓄積開始から読み出し開始までの待機期間を短縮することが可能となる。また、トレーニングシーケンス送信時に列AD変換部13のアナログデジタル変換動作を止めるため、消費電力低減も可能となる。
以上のように、列AD変換部13は、送信部19がトレーニングシーケンスデータを送信している時刻t92〜t93の期間に、1行の非有効画素101が出力したアナログ信号をデジタル値に変換した後に変換動作を停止する。その後、列AD変換部13は、送信部19が列AD変換部13により変換されたデジタル値に基づくデジタル信号の送信を開始する際に、時刻t95で変換動作を再開する。
第1及び第2の実施形態によれば、撮像モード切り替え時や長秒蓄積駆動時の有効画素出力までの待機期間を短縮することができる。
(第3の実施形態)
上記の各実施形態で述べた固体撮像装置は、種々の撮像システムに適用可能である。撮像システムの一例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダー、監視カメラなどがあげられる。図10に、撮像システムの一例としてデジタルスチルカメラに、上述した実施形態のいずれかの固体撮像装置1000を適用した撮像システムの図を示す。図10の固体撮像装置154は、上記の固体撮像装置1000に対応する。図10に例示した撮像システムは、固体撮像装置154、レンズ152の保護のためのバリア151、被写体の光学像を固体撮像装置154に結像させるレンズ152、及びレンズ152を通過する光量を可変にするための絞り153を有する。レンズ152及び絞り153は固体撮像装置154に光を集光する光学系である。また、図10に例示した撮像システムは、固体撮像装置154の送信部19より出力される出力信号の処理を行う出力信号処理部155を有する。出力信号処理部155は、固体撮像装置154の送信部19が出力するデジタル信号に基づいて画像を生成する。具体的には、出力信号処理部155は、その他、必要に応じて、各種の補正及び圧縮を行って、画像データを出力する。
図10に例示した撮像システムは、さらに、画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリ部156、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)157を有する。さらに、撮像システムは、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体159、記録媒体159に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)158を有する。なお、記録媒体159は、撮像システムに内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
さらに、撮像システムは、各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部1510、固体撮像装置154と出力信号処理部155に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部1511を有する。ここで、タイミング信号などは、外部から入力されてもよく、撮像システムは少なくとも固体撮像装置154と、固体撮像装置154から出力された出力信号を処理する出力信号処理部155とを有すればよい。
以上のように、本実施形態の撮像システムは、固体撮像装置154を適用して撮像動作を行うことが可能である。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 画素領域、100 有効画素、101 非有効画素、13 列AD変換部、19 送信部

Claims (11)

  1. アナログ信号を出力する画素領域と、
    前記アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    テスト信号を送信し、その後に前記アナログデジタル変換部により変換された前記デジタル信号を送信する送信部とを有し、
    前記アナログデジタル変換部は、前記送信部が前記テスト信号を送信している期間に、前記アナログ信号を前記デジタル信号に変換することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記送信部は、テスト完了通知を入力すると、前記テスト信号の送信を終了し、前記アナログデジタル変換部により変換されたデジタル信号の送信を開始することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記画素領域は、前記送信部が前記テスト信号を送信している期間に、前記アナログデジタル変換部に前記アナログ信号を出力することを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 前記画素領域は、前記送信部が前記テスト信号の送信を開始した後に、前記アナログデジタル変換部に前記アナログ信号の出力を開始することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記画素領域は、各々がアナログ信号を出力する行列状に配列された複数の画素を有し、
    前記複数の画素は、行単位で順に前記アナログデジタル変換部に前記アナログ信号を出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記画素領域は、光電変換部を含む有効画素の行及び光電変換部を含まない非有効画素の行を有し、
    前記非有効画素の行は、前記送信部が前記テスト信号を送信している期間に、前記アナログデジタル変換部に前記アナログ信号を出力することを特徴とする請求項5記載の固体撮像装置。
  7. 前記アナログデジタル変換部は、前記送信部が前記テスト信号を送信している期間に、1行の前記画素が出力したアナログ信号をデジタル信号に変換した後に変換動作を停止し、前記送信部が前記アナログデジタル変換部により変換されたデジタル信号の送信を開始する際に、変換動作を再開することを特徴とする請求項5又は6記載の固体撮像装置。
  8. 前記アナログデジタル変換部は、前記送信部が前記テスト信号を送信している期間に、1行の前記非有効画素が出力したアナログ信号をデジタル信号に変換した後に変換動作を停止し、前記送信部が前記アナログデジタル変換部により変換されたデジタル信号の送信を開始する際に、変換動作を再開することを特徴とする請求項6記載の固体撮像装置。
  9. さらに、テスト信号又は前記アナログデジタル変換部により変換されたデジタル信号に対して8b10b変換を行う8b10b変換部を有し、
    前記送信部は、前記8b10b変換されたテスト信号を送信し、その後に前記8b10b変換されたデジタル信号を送信することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置の前記送信部から出力される前記デジタル信号に基づいて画像を生成する出力信号処理部とを有することを特徴とする撮像システム。
  11. アナログ信号を出力する画素領域と、
    前記アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部とを有する固体撮像装置の駆動方法であって、
    送信部により、テスト信号を送信するステップと、
    前記アナログデジタル変換部により、前記送信部が前記テスト信号を送信している期間に、前記アナログ信号をデジタル信号に変換するステップと、
    前記送信部により、前記テスト信号の送信を終了し、その後に前記アナログデジタル変換部により変換された前記デジタル信号を送信するステップと
    を有することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
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